JP2008080614A - ラインヘッドの配線構造およびそれを用いた画像形成装置とラインヘッドの配線方法 - Google Patents

ラインヘッドの配線構造およびそれを用いた画像形成装置とラインヘッドの配線方法 Download PDF

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浄士 辻野
Nozomi Inoue
望 井上
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亨 丹生
Masanori Nakada
将範 中田
Takeshi Ikuma
健 井熊
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Abstract

【課題】ラインヘッドの配線構造およびそれを用いた画像形成装置とラインヘッドの配線方法を提供すること。
【解決手段】FFC81、82は同様の形状をした折曲構造としている。FFC81は、ラインヘッド23の底面(電気接続部)から垂直方向に延在するAa部(第1の部分)、Aa部と直交方向(水平方向)に延在するAb部(第2の部分)、Ab部を斜め線Axで裏面側に折り曲げ、ラインヘッド23の軸方向と平行に延在するAc部(第3の部分)、Ac部を下方に折り曲げて垂直方向に延在するAd部(第4の部分)、を設けている。Aa部(第1の部分)には、端子ピン、ソケットなどの電気接続端子が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線構造を改善したラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置とラインヘッドの配線方法に関する。
一般に、電子写真方式のトナー像形成手段は、外周面に感光層を有する像担持体としての感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段とを有している。
カラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置としては、上記のようなトナー像形成手段を、中間転写ベルトに対して、複数個(例えば4個)配置する。これら単色トナー像形成手段による感光体上のトナー像を順次中間転写ベルトに転写して、中間転写ベルト上で複数色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒))のトナー像を重ね合わせ、中間転写ベルト上でカラー画像を得る中間転写ベルト形式のものがある。
タンデム方式のカラー画像形成装置(プリンター)において、前記露光手段(ラインヘッド)の配線構造に、FFC(フレキシブルフラットケーブル)を用いる技術が知られている。例えば、特許文献1には、ラインヘッドに設けた電気部品と制御基板とをFFCで接続することが記載されている。また、ラインヘッドに設けた発光素子の電気回路と、本体側に設けた制御部とをFFCで接続することは、例えば製品番号LS−C5016N(京セラ三田株式会社)で実施されている。
特開2000−272111公報
この種の画像形成装置においては、ラインヘッドの保守点検、部品交換などの際に、昇降機構によりラインヘッドを移動させる場合がある。このため、本体制御部とラインヘッド間を接続しているFFCには、ラインヘッドの移動に対応できるように若干の余裕をもたせて配線がなされている。しかしながら、前記特許文献1に記載のものや、実施品においては、ラインヘッドの移動に十分には対応できず、特に、ラインヘッドの差込口とFFCの電気接続端子とが外れてしまい、両者の再接合に手間取るという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラインヘッドの昇降移動に対応できる構成とした、ラインヘッドの配線構造およびそれを用いた画像形成装置とラインヘッドの配線方法を提供することにある。
本発明のラインヘッドは、像担持体を露光するラインヘッドの電気回路、および本体制御部とをFFC(フレキシブルフラットケーブル)により電気的に接続する構成であって、前記FFCを前記ラインヘッドの主走査方向の両側に2本に区分して設け、各FFCは、先端に電気接続端子を有し、前記ラインヘッドの底面に設けた電気的接続部に前記電気接続端子を対向させて垂直方向に延在させる第1の部分と、前記第1の部分を折り曲げて像担持体の周方向に延在させる第2の部分と、前記第2の部分を斜め線で折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行に延在させる第3の部分と、前記第3の部分を折り曲げて前記像担持体方向に延在させる第4の部分とを設け、前記第3の部分は、各FFCで向かい合わせとなるように同一線上に配置したことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの配線構造は、前記第3の部分は、前記第2の部分を斜め線で裏側に折り曲げて形成したことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの配線構造は、前記第4の部分を折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行な第5の部分を延在させることを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの配線構造は、前記2本のFFCの幅を変えて、一方のFFCで伝達する情報量を他方のFFCで伝達する情報量よりも多く設定したことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの配線構造は、前記発光素子は有機EL発光素子であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記像担持体の周囲に帯電手段と、前記いずれかに記載の配線構造を有するラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、静電潜像を担持可能に構成された像担持体と、ロータリ現像ユニットと、前記いずれかに記載の配線構造を備えたラインヘッドとを有し、前記ロータリ現像ユニットは、複数のトナーカートリッジに収納されたトナーをその表面に担持するとともに、所定の回転方向に回転することによって異なる色のトナーを順次前記像担持体との対向位置に搬送し、前記像担持体と前記ロータリ現像ユニットとの間に現像バイアスを印加して、前記トナーを前記ロータリ現像ユニットから前記像担持体に移動させることで、前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、中間転写部材を備えたことを特徴とする。
本発明のラインヘッドの配線方法は、ラインヘッドの電気回路と本体制御部とをFFC(フレキシブルフラットケーブル)により電気的に接続する方法であって、前記FFCを前記ラインヘッドの主走査方向の両側に2本に区分して、各FFCには、ラインヘッド側と本体制御部側の両端に電気接続端子を設け、前記ラインヘッド側に設けた電気接続端子を前記ラインヘッドの底面に設けた電気的接続部に対向させて垂直方向に延在させる第1の段階と、前記第1の段階で延在させた部分を像担持体の周方向に延在させる第2の段階と、前記第2の段階で延在させた部分を斜め線で折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行に延在させる第3の段階と、前記第3の段階で延在させた部分を像担持体方向に延在させる第4の段階とからなり、前記第3の段階で延在させた部分は、各FFCで向かい合わせとなるように同一線上に配置したことを特徴とする。
以下、図により本発明を説明する。図3は、本発明が適用されるタンデム型の画像形成装置の例を示す縦断側面図である。本実施形態の画像形成装置1は、ハウジング本体2と、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された第1の開閉部材3と、ハウジング本体2の上面に開閉自在に装着された第2の開閉部材(排紙トレイを兼用している)4とを有している。前記第1の開閉部材3は、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された開閉蓋3'を備えている。ハウジング本体2内には、電源回路基板及び制御回路基板を内蔵する電装品ボックス5、画像形成ユニット6、送風ファン7、転写ベルトユニット9、給紙ユニット10が配設される。また、第1の開閉部材3内には、二次転写ユニット11、定着ユニット12、記録媒体搬送手段13が設けられている。
転写ベルトユニット9は、ハウジング本体2の下方に配設されており図示を省略した駆動源により回転駆動される駆動ローラ14と、駆動ローラ14の斜め上方に配設される従動ローラ15と、この2本のローラ14、15間に張架されて、前記駆動ローラ14と従動ローラ15により、矢視方向(図の例では一次転写部材21の当接面が下方向)へ循環駆動される中間転写ベルト16とを備えている。クリーニング手段17は、中間転写ベルト16の表面に離間、当接される。
画像形成ユニット6は、複数(本実施形態では4色)の異なる色の画像を形成する画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。各画像形成ステーションY、M、C、Kには、それぞれ、感光体ドラムからなる感光体20、感光体20の周囲に配設された、帯電手段22、像書込手段であるラインヘッド23及び現像手段24を有している。各色に対応する画像形成ステーションY、M、C、Kの感光体20に対向して、板バネ電極からなる一次転写部材21がその弾性力で当接され、一次転写部材21には転写バイアスが印加されている。駆動ローラ14に近接した位置には、テストパターンセンサ18が設置されている。
感光体20は、矢視方向(時計回り方向)に回転駆動される。帯電手段22は、高電圧発生源に接続された導電性ブラシローラで構成され、ブラシ外周が感光体20に対して逆方向(反時計回り方向)で、かつ、感光体20の2〜3倍の周速度で感光体20に当接回転して、感光体20の表面を一様に帯電させる。ラインヘッド23は、図4に示すように、複数の有機EL発光素子61を感光体20の軸方向(主走査方向)にライン状に2列(図2の72、73)配列した、有機EL発光素子ラインを用いている。有機EL発光素子ラインを用いたラインヘッド23は、レーザ走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、しかも、感光体20に対して近接配置が可能であるので、装置全体を小型化できるという利点を有する。また、レーザ走査光学系のように部品点数が多くないので、構成が簡略化される。本実施形態においては、各画像形成ステーションY、M、C、Kの感光体20、帯電手段22及びラインヘッド23を1つの感光体ユニット25としてユニット化している。
次に、現像手段24の詳細について、画像形成ステーションKを例として説明する。現像手段24は、トナー(図のハッチング部)を貯留するトナー貯留容器26と、このトナー貯留容器26内に形成されたトナー貯留部27と、トナー貯留部27内に配設されたトナー撹拌部材29と、トナー貯留部27の上部に区画形成された仕切部材30を有している。また、仕切部材30の上方に配設されたトナー供給ローラ31と、仕切部材30に設けられトナー供給ローラ31に当接されるブレード32と、トナー供給ローラ31及び像担持体20に当接するように配設される現像ローラ33と、現像ローラ33に当接される規制ブレード34とが設けられている。
次に、記録媒体PPの搬送経路に設けられている部材について説明する。給紙ユニット10は、記録媒体PPが積層保持されている給紙カセット35と、給紙カセット35から記録媒体PPを一枚ずつ給送するピックアップローラ36とからなる給紙部を備えている。第1の開閉部材3内には、二次転写部への記録媒体PPの給紙タイミングを規定するレジストローラ対37と、駆動ローラ14及び中間転写ベルト16に圧接される二次転写手段としての二次転写ユニット11と、定着ユニット12と、記録媒体搬送路13と、排紙ローラ対39と、両面プリント用搬送路40を備えている。記録媒体に両面プリントする場合には、片面に画像データを転写、定着した記録媒体を排紙ローラ対39の位置から逆送して両面プリント用搬送路40を搬送し、レジストローラ対37から再度記録媒体搬送路13で搬送する。
定着ユニット12は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ45と、この加熱ローラ45を押圧付勢する加圧ローラ46と、加圧ローラ46に揺動可能に配設されたベルト張架部材47と、加圧ローラ45とベルト張架部材47間に張架された耐熱ベルト49を有している。記録媒体に二次転写されたカラー画像は、加熱ローラ45と耐熱ベルト49で形成するニップ部で所定の温度で記録媒体に定着される。図3の例では、画像形成装置は、像担持体の周囲に帯電手段と、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うものである。
図4は、本発明のラインヘッド23を拡大して示す概略の斜視図である。図4において、発光部63は、ガラス基板62上に発光素子61を主走査方向にライン状に配列した有機EL発光素子ライン72、73を有している。この発光部63は、主走査方向に長尺状に設けられているハウジング60中に保持されている。本実施形態では、主走査方向に2ラインの発光素子ラインを設けているが、有機EL発光素子ラインは3列以上の複数ラインとすることが可能である。
図4に示す実施形態においては、感光体ユニット25に取り付けられた各感光体20に対して、ラインヘッド23を正確に位置決めするために、位置決めピン69とねじ挿入孔68を設けている。位置決めピン69を、図示を省略したラインヘッド23のケースの対向する位置決め穴に嵌入させる。位置決めピン69と位置決め穴とは主走査方向に若干の隙間を持って嵌入され、ラインヘッド23の主走査方向への位置調整が可能に設定されている。また、長尺のハウジング60の両端に設けたねじ挿入孔68を通して、固定ねじを前記ラインヘッド23のケースのねじ穴にねじ込んで固定することにより、各ラインヘッド23が所定位置に固定される。
屈折率分布型ロッドレンズアレイ65は結像光学系を構成し、発光部63の前面に配置される屈折率分布型ロッドレンズ66を俵積みしている。本実施形態においては、結像光学系として屈折率分布型ロッドレンズ66を採用しているが、結像光学系としてマイクロレンズを採用しても良い。ハウジング60は、ガラス基板62の周囲を覆い、感光体20に面した側は開放する。このようにして、屈折率分布型ロッドレンズ66から感光体(像担持体)20に光線Rを射出する。
図2は、図4で説明したラインヘッド23の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。前記したように、この実施形態においては、ガラス基板62に、主走査方向に多数の有機EL素子を用いた発光素子を配列した有機EL発光素子ライン72、73を、副走査方向に間隔Laを介して設けている。各発光素子ライン72、73の発光素子61は、主走査方向の位置をずらして設けられており、各発光素子61に対する配線72a、73aが容易に行なえる。71は、各発光素子61の駆動回路であり、例えばTFTにより各発光素子61を制御する。
81、82は、ラインヘッド23の軸方向(主走査方向)両側に分離して設けたFFCで、一端に形成した端子部83、84を、図示されていないラインヘッドの電気接続部と接合する。例えば、端子部83、84に端子ピン(電気接続端子)を設け、ラインヘッドの電気接続部は当該端子ピンの差込口とすることができる。また、FFC81、82の他端にも電気接続端子を設け、図示されていない本体側の制御部と電気的に接続する。
図1は、本発明の実施形態にかかるラインヘッドにFFCを接続した状態を示す斜視図である。図1において、FFC81、82は同様の形状をした折曲構造としている。FFC81は、ラインヘッド23の底面(電気接続部)から垂直方向に延在するAa部(第1の部分)、Aa部と直交方向(水平方向)に延在するAb部(第2の部分)、Ab部を斜め線Axで裏面側に折り曲げ、ラインヘッド23の軸方向と平行に延在するAc部(第3の部分)、Ac部を下方に折り曲げて垂直方向に延在するAd部(第4の部分)、を設けている。Aa部(第1の部分)には、図2(b)で説明したような端子ピン、ソケットなどの電気接続端子が設けられている。Ab部(第2の部分)は、像担持体(感光体)の周方向に延在させている。また、Ad部(第4の部分)は、Ac部(第3の部分)からラインヘッド23とは反対方向、すなわち、像担持体方向に延在させている。
FFC82は、ラインヘッド23の底面(電気接続部)から垂直方向に延在するBa部、Ba部と直交してBa部より水平方向に延在するBb部、Bb部を斜め線Bxで裏面側に折り曲げ、ラインヘッド23の軸方向と平行に延在するBc部、Bc部を下方に折り曲げて垂直方向に延在するBd部、を設けている。ここで、前記FFC81のAc部とFFC82のBc部とは、互いにラインヘッドの主走査方向で向き合うように同一線上に配線される。
図1のように各FFC81、82を配置してから、各FFC81、82の両端に設けた電気接続端子の一方をラインヘッドの電気接続部と接続し、他方の電気接続端子を本体側に設けた制御部の電気接続部と接続する。本体側に設けた制御部の電気接続部は適宜の位置に設けられるが、ラインヘッド23の側面に設ける場合には、第4の接続部Ad、Bdを折り返して、さらにラインヘッド23の主走査方向と平行に第5の部分Ae、Beを延在させる構成とすることができる。この場合には、第5の部分Ae、Beは図示上側にBe、下側にAeを配置する。
FFCをこのような構造としているので、ラインヘッド23を昇降機構により、上下方向に移動した場合には、FFC81、82の斜めの折曲げ線Ax、BxでFFC81、82の伸縮を吸収する。特に、斜め線Ax、BxでFFC81、82の裏側に折り曲げているので、ラインヘッド23が上下に昇降する際に、斜め線Ax、Bxを基準として、水平部分Ab、Bbはラインヘッドの主走査線方向と平行な部分Ac、Bcから、支障なく離間、または接近する。このため、ラインヘッドの電気接続部とFFC81、82の電気接続端子(コネクタ)との連結が外れないようにすることができる。斜め線Ax、Bxで表側に折り曲げると、前記平行な部分Ac、Bcに遮られて、水平部分Ab、Bbの上下方向への伸縮作用は制限される。
また、FFC81、82は、ラインヘッド23の下方の空きスペースを巧みに利用して設置されているので、省スペース化が図れる。なお、図1ではFFC81、82の幅を同じものとして説明しているが、一方の幅を他方よりも広くしても良い。この場合には、広い幅のFFCには、光量補正データの制御線を設けるなどして、2つのFFCの情報量を変えることができる。このため、多様な用途に対応できる。
次に、本発明に係る画像形成装置に係る他の実施の形態について説明する。図5は、画像形成装置の縦断側面図である。図5において、画像形成装置160には主要構成部材として、ロータリ構成の現像装置161、像担持体として機能する感光体ドラム165、有機ELアレイが設けられている像書込手段(ラインヘッド)167、中間転写ベルト169、用紙搬送路174、定着器の加熱ローラ172、給紙トレイ178が設けられている。
現像装置161は、現像ロータリ161aが軸161bを中心として矢視A方向に回転する。現像ロータリ161aの内部は4分割されており、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の像形成ユニットが設けられている。162a〜162dは、前記4色の各像形成ユニットに配置されており、矢視B方向に回転する現像ローラ、163a〜163dは、矢視C方向に回転するトナ−供給ローラである。また、164a〜164dはトナーを所定の厚さに規制する規制ブレードである。
165は、前記のように像担持体として機能する感光体ドラム、166は一次転写部材、168は帯電器、167は像書込手段で有機ELアレイが設けられている。感光体ドラム165は、図示を省略した駆動モータ、例えばステップモータにより現像ローラ162aとは逆方向の矢視D方向に駆動される。
中間転写ベルト169は、従動ローラ170bと駆動ローラ170a間に張架されており、駆動ローラ170aが前記感光体ドラム165の駆動モータに連結されて、中間転写ベルトに動力を伝達している。当該駆動モータの駆動により、中間転写ベルト169の駆動ローラ170aは感光体ドラム165とは逆方向の矢視E方向に回動される。
用紙搬送路174には、複数の搬送ローラと排紙ローラ対176などが設けられており、用紙を搬送する。中間転写ベルト169に担持されている片面の画像(トナー像)が、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に転写される。二次転写ローラ171は、クラッチにより中間転写ベルト169に離当接され、クラッチオンで中間転写ベルト169に当接されて用紙に画像が転写される。
上記のようにして画像が転写された用紙は、次に、定着ヒータを有する定着器で定着処理がなされる。定着器には、加熱ローラ172、加圧ローラ173が設けられている。定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢視F方向に進行する。この状態から排紙ローラ対176が逆方向に回転すると、用紙は方向を反転して両面プリント用搬送路175を矢視G方向に進行する。177は電装品ボックス、178は用紙を収納する給紙トレイ、179は給紙トレイ178の出口に設けられているピックアップローラである。印字される記録紙の枚数は、給紙トレイ近傍など、給紙搬送路の適宜の位置に設けられるセンサによりカウントされる。
用紙搬送路において、搬送ローラを駆動する駆動モータは、例えば低速のブラシレスモータが用いられる。また、中間転写ベルト169は色ずれ補正などが必要となるのでステップモータが用いられている。これらの各モータは、図示を省略している制御手段からの信号により制御される。
図の状態で、イエロー(Y)の静電潜像が感光体ドラム165に形成され、現像ローラ62aに高電圧が印加されることにより、感光体ドラム165にはイエローの画像が形成される。イエローの裏側および表側の画像がすべて中間転写ベルト169に担持されると、現像ロータリ161aが矢視A方向に90度回転する。中間転写ベルト169は1回転して感光体ドラム165の位置に戻る。次にシアン(C)の2面の画像が感光体ドラム165に形成され、この画像が中間転写ベルト169に担持されているイエローの画像に重ねて担持される。以下、同様にして現像ロータリ161の90度回転、中間転写ベルト169への画像担持後の1回転処理が繰り返される。
4色のカラー画像担持には中間転写ベルト169は4回転して、その後に更に回転位置が制御されて二次転写ローラ171の位置で用紙に画像を転写する。給紙トレー178から給紙された用紙を搬送路174で搬送し、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に前記カラー画像を転写する。片面に画像が転写された用紙は前記のように排紙ローラ対176で反転されて、搬送径路で待機している。その後、用紙は適宜のタイミングで二次転写ローラ171の位置に搬送されて、他面に前記カラー画像が転写される。ハウジング180には、排気ファン181が設けられている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る画像形成装置を示す縦断側面図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の画像形成装置を示す縦断側面図である。
符号の説明
1・・・画像形成装置、2・・・ハウジング本体、3・・・第1の開閉部材、6・・・画像形成ユニット、9・・・転写ベルトユニット、10・・・給紙ユニット、11・・・二次転写ユニット、12・・・定着ユニット、13・・・記録媒体搬送路、16・・・中間転写ベルト、20・・・感光体(像担持体)、21・・・一次転写部材、22・・・帯電手段、23・・・ラインヘッド、24・・・現像手段、25・・・感光体ユニット、33・・・現像ローラ、60・・・ハウジング、61・・・有機EL発光素子、62・・・ガラス基板、63・・・発光部、65・・・屈折率分布型ロッドレンズアレイ、66・・・屈折率分布型ロッドレンズ、71・・・駆動回路、72、73・・・有機EL発光素子ライン、81、82・・・FFC、83、84・・・端子部

Claims (9)

  1. 像担持体を露光するラインヘッドの電気回路、および本体制御部とをFFC(フレキシブルフラットケーブル)により電気的に接続する構成であって、前記FFCを前記ラインヘッドの主走査方向の両側に2本に区分して設け、各FFCは、先端に電気接続端子を有し、前記ラインヘッドの底面に設けた電気的接続部に前記電気接続端子を対向させて垂直方向に延在させる第1の部分と、前記第1の部分を折り曲げて像担持体の周方向に延在させる第2の部分と、前記第2の部分を斜め線で折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行に延在させる第3の部分と、前記第3の部分を折り曲げて前記像担持体方向に延在させる第4の部分とを設け、前記第3の部分は、各FFCで向かい合わせとなるように同一線上に配置したことを特徴とする、ラインヘッドの配線構造。
  2. 前記第3の部分は、前記第2の部分を斜め線で裏側に折り曲げて形成したことを特徴とする、請求項1に記載のラインヘッドの配線構造。
  3. 前記第4の部分を折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行な第5の部分を延在させることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のラインヘッドの配線構造。
  4. 前記2本のFFCの幅を変えて、一方のFFCで伝達する情報量を他方のFFCで伝達する情報量よりも多く設定したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のラインヘッドの配線構造。
  5. 前記発光素子は有機EL発光素子であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラインヘッドの配線構造。
  6. 前記像担持体の周囲に帯電手段と、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の配線構造を有するラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする、画像形成装置。
  7. 静電潜像を担持可能に構成された像担持体と、ロータリ現像ユニットと、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の配線構造を備えたラインヘッドとを有し、前記ロータリ現像ユニットは、複数のトナーカートリッジに収納されたトナーをその表面に担持するとともに、所定の回転方向に回転することによって異なる色のトナーを順次前記像担持体との対向位置に搬送し、前記像担持体と前記ロータリ現像ユニットとの間に現像バイアスを印加して、前記トナーを前記ロータリ現像ユニットから前記像担持体に移動させることで、前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  8. 中間転写部材を備えたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. ラインヘッドの電気回路と本体制御部とをFFC(フレキシブルフラットケーブル)により電気的に接続する方法であって、前記FFCを前記ラインヘッドの主走査方向の両側に2本に区分して、各FFCには、ラインヘッド側と本体制御部側の両端に電気接続端子を設け、前記ラインヘッド側に設けた電気接続端子を前記ラインヘッドの底面に設けた電気的接続部に対向させて垂直方向に延在させる第1の段階と、前記第1の段階で延在させた部分を像担持体の周方向に延在させる第2の段階と、前記第2の段階で延在させた部分を斜め線で折り曲げて前記ラインヘッドの主走査方向と平行に延在させる第3の段階と、前記第3の段階で延在させた部分を像担持体方向に延在させる第4の段階とからなり、前記第3の段階で延在させた部分は、各FFCで向かい合わせとなるように同一線上に配置したことを特徴とする、ラインヘッドの配線方法。
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