JP2023014986A - ステータ構造体の製造方法及びモータの製造方法 - Google Patents

ステータ構造体の製造方法及びモータの製造方法 Download PDF

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純 石丸
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Abstract

【課題】軸受の電食を抑制する。【解決手段】ステータ構造体(4)は、軸受ハウジング(40)と、ステータ(50)と、樹脂(60)と、を備えている。軸受ハウジング(40)は、導電性である。また、軸受ハウジング(40)は、玉軸受(21、22)を保持する。ステータ(50)は、軸受ハウジング(40)の径方向外側に配置される。ステータ(50)は、ステータコア(51)と、このステータコア(51)に巻回されたコイル(52)と、を含む。樹脂(60)は、軸受ハウジング(40)とステータコア(51)との間に配置される。樹脂(60)は、絶縁性である。【選択図】図4

Description

ステータ構造体、モータ、送風機、冷凍装置、ステータ構造体の製造方法及びモータの製造方法に関する。
特許文献1(特開2018-148606号公報)には、軸受ハウジングと、この軸受ハウジングの径方向外側に配置されたステータと、このステータの径方向外側に配置されたロータと、を備えるモータが開示されている。
しかしながら、特許文献1の図4では、ステータのステータコアが軸受ハウジングと接している。軸受ハウジングが導電性材料で構成される場合には、軸受ハウジングとステータとは絶縁されない。このため、軸受ハウジングの内周面の上部及び下部に設けられている軸受の外輪の電位が高くなるので、軸受の内輪の電位と外輪の電位との電位差が大きくなる。したがって、軸受に電食が発生する場合がある。
第1観点に係るステータ構造体は、軸受ハウジングと、ステータと、樹脂と、を備えている。軸受ハウジングは、導電性である。また、軸受ハウジングは、玉軸受を保持する。ステータは、軸受ハウジングの径方向外側に配置される。ステータは、ステータコアと、このステータコアに巻回されたコイルと、を含む。樹脂は、軸受ハウジングとステータコアとの間に配置される。樹脂は、絶縁性である。
第1観点のステータ構造体によれば、軸受ハウジングとステータコアとの間に配置される樹脂によって、軸受ハウジングとステータコアとを絶縁接続させる。このため、軸受ハウジングが導電性材料で構成されていても、樹脂により、軸受ハウジングとステータコアとの絶縁性を確保できる。このため、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる。
第2観点に係るステータ構造体は、第1観点のステータ構造体であって、軸受ハウジングの径方向外側に位置する外面は、軸方向の一方側において樹脂から突出する。
第2観点のステータ構造体では、軸受ハウジングの外面を、モールド成形時に金型に固定して、ステータ構造体を製造することができる。この場合、金型と軸受ハウジングとの同軸度を確保することができるので、ステータ構造体の品質を向上できる。
第3観点に係るモータは、第1観点または第2観点のステータ構造体と、玉軸受と、シャフトと、ロータと、を備えている。玉軸受は、軸受ハウジングに保持される。シャフトは、軸方向に延び、かつ玉軸受に支持される。ロータは、ステータの径方向外側に配置される。
第3観点のモータでは、上記ステータ構造体を備えることによって、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる。
第4観点の送風機は、第3観点のモータと、ファンと、を備えている。ファンは、シャフトに接続される。
第4観点の送風機では、上記モータを備えることによって、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる。
第5観点の冷凍装置は、第4観点の送風機と、凝縮器と、蒸発器と、膨張機構と、を有する冷媒回路を備えている。
第5観点の冷凍装置では、上記送風機を備えることによって、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる。
第6観点に係るステータ構造体の製造方法は、ステータを配置する工程と、軸受ハウジングを配置する工程と、ステータコアを接続する工程と、を備えている。ステータを配置する工程は、ステータコアと、このステータコアに巻回されたコイルと、を含むステータを配置する。軸受ハウジングを配置する工程は、ステータの径方向内側に、玉軸受を保持する、導電性の軸受ハウジングを配置する。ステータコアを接続する工程は、軸受ハウジングとステータコアとの間に、絶縁性の樹脂を配置して、樹脂により軸受ハウジングとステータコアとを接続する。
第6観点のステータ構造体の製造方法によれば、軸受ハウジングとステータコアとの間に樹脂を配置して、軸受ハウジングとステータコアとを絶縁接続させる。このため、軸受ハウジングが導電性材料で構成されていても、樹脂により、軸受ハウジングとステータコアとを絶縁性を確保できる。このため、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる、ステータ構造体を製造することができる。
第7観点に係るステータ構造体の製造方法は、第6観点に係るステータ構造体の製造方法であって、ステータ構造体は、金型にステータ及び軸受ハウジングを配置して、樹脂を射出するモールド成形により製造される。軸受ハウジングの外面が金型に押し当たるようにモールド成形する。
第7観点に係るステータ構造体の製造方法では、軸受ハウジングの外面で、モールド成形時に金型に固定することができる。このため、金型と軸受ハウジングとの同軸度を確保することができる。
第8観点に係るステータ構造体の製造方法は、第7観点に係るステータ構造体の製造方法であって、軸受ハウジングを構成する材料の熱膨張係数は、金型を構成する材料の熱膨張係数よりも大きい。
第8観点に係るステータ構造体の製造方法では、モールド成形時に軸受ハウジングが熱膨張して、金型に沿うように軸受ハウジングが外周側に広がるため、軸受ハウジングと金型との同軸度を高めることができる。
第9観点に係るステータ構造体の製造方法は、第7観点または第8観点に係るステータ構造体の製造方法であって、金型は、モールド成形時に、軸受ハウジングの外面を径方向内側に向けて押す面を有する。
第9観点に係るステータ構造体の製造方法では、金型の上記面によって、モールド成形時に熱膨張した軸受ハウジングの外面を、軸方向中心に向かって押すことができるので、軸受ハウジングと金型との同軸度を高めることができる。
第10観点に係るステータ構造体の製造方法は、第7観点から第9観点のいずれかに係るステータ構造体の製造方法であって、軸受ハウジングを配置する工程は、軸受ハウジングの外面と金型との間に隙間を設けて、軸受ハウジングを金型にセットする工程を含む。
第10観点に係るステータ構造体の製造方法では、モールド成形時に、隙間に軸受ハウジングが熱膨張できるので、軸受ハウジングと金型との同軸度を高めることができる。
第11観点に係るモータの製造方法は、第6観点から第10観点のいずれかに係るステータ構造体の製造方法によりステータ構造体を製造する工程と、保持する工程と、支持する工程と、配置する工程と、を備えている。保持する工程は、軸受ハウジングに、玉軸受を保持する。支持する工程は、玉軸受に、軸方向に延びるシャフトを支持する。配置する工程は、ステータの径方向外側にロータを配置する。
第11観点に係るモータの製造方法では、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制するモータを製造することができる。
第12観点の冷凍装置は、第11観点のモータの製造方法により製造されたモータと、凝縮器と、蒸発器と、膨張機構と、を有する冷媒回路を備えている。
第12観点の冷凍装置では、上記モータの製造方法によって製造されたモータを備えることによって、軸受ハウジングに保持される玉軸受の電食を抑制することができる。
本開示の一実施形態に係るステータ構造体及びモータを備える送風機を示す正面図である。 図1の断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体を示す正面図である。 図3の断面図である。 本開示の一実施形態に係る軸受ハウジングを示す正面図である。 図5の断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体の製造工程を示す断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体の製造工程を示す断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体の製造工程を示す断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体の製造工程を示す断面図である。 本開示の一実施形態に係るステータ構造体、モータ及び送風機の製造工程を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る冷凍装置の概略構成図である。
以下、本開示の一実施形態のステータ構造体、モータ、送風機、及びこれらの製造方法、並びに冷凍装置について説明する。以下の説明において、「軸方向」とは、モータ3の中心軸A、つまりシャフト5が延びる方向であり、「径方向」とは、中心軸Aに直交する方向であり、「周方向」とは、中心軸Aの軸回りの方向である。ただし、本実施形態における軸方向、径方向及び周方向は、位置関係を特定するために用いるためであって、実際の方向を限定するものではない。
(1)冷凍装置の構成
図12に示す冷凍装置200は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用して、建物等の室内の空調を行う空気調和装置である。なお、冷凍装置200の種類は、空気調和装置に限定されるものではなく、給湯装置、床暖房装置、冷蔵装置等であってもよい。
冷凍装置200は、主として、室外機220と、室内機230と、室外機220と室内機230とを接続する液冷媒連絡管240及びガス冷媒連絡管250と、を有している。そして、冷凍装置200の蒸気圧縮式の冷媒回路210は、室外機220と室内機230とが液冷媒連絡管240及びガス冷媒連絡管250を介して接続されることによって構成されている。
(1-1)室外機
室外機220は、室外(建物の屋上や建物の外壁面近傍等)に設置されている。室外機220は、上記のように、液冷媒連絡管240及びガス冷媒連絡管250を介して室内機230に接続されており、冷媒回路210の一部を構成している。室外機220は、主として、圧縮機221と、流路切換機構222と、室外熱交換器223と、膨張機構224と、を有している。
圧縮機221は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機構である。
流路切換機構222は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換える機構である。流路切換機構222は、冷房運転時には、圧縮機221の吐出側と室外熱交換器223のガス側とを接するとともに、ガス冷媒連絡管250を介して室内熱交換器231(後述)のガス側と圧縮機221の吸入側とを接続する(図12における流路切換機構222の実線を参照)。また、流路切換機構222は、暖房運転時には、ガス冷媒連絡管250を介して圧縮機221の吐出側と室内熱交換器231のガス側とを接続するとともに、室外熱交換器223のガス側と圧縮機221の吸入側とを接続する(図12における流路切換機構222の破線を参照)。
室外熱交換器223は、冷房運転時には冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器223は、その液側が膨張機構224に接続されており、ガス側が流路切換機構222に接続されている。
膨張機構224は、冷房運転時には室外熱交換器223において放熱した高圧の液冷媒を室内熱交換器231に送る前に減圧し、暖房運転時には室内熱交換器231において放熱した高圧の液冷媒を室外熱交換器223に送る前に減圧する機構である。
また、室外機220には、送風機1が設けられている。送風機1は、ファン2と、モータ3と、を含む。ファン2は、室外機220内に室外空気を吸入して、室外熱交換器223に室外空気を供給した後に、室外機220外に排出する。このため、室外熱交換器223は、室外空気を冷却源又は加熱源として冷媒を放熱や蒸発させる。ファン2は、モータ3によって回転駆動される。送風機1、ファン2及びモータ3についての詳細は、後述する。
(1-2)冷媒連絡管
冷媒連絡管240、250は、冷凍装置200を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管240の一端は、膨張機構224側に接続され、液冷媒連絡管240の他端は、室内熱交換器231の液側に接続されている。ガス冷媒連絡管250の一端は、流路切換機構222側に接続され、ガス冷媒連絡管250の他端は、室内熱交換器231のガス側に接続されている。
(1-3)室内機
室内機230は、室内(建物内)に設置されている。室内機230は、上記のように、液冷媒連絡管240及びガス冷媒連絡管250を介して室外機220に接続されており、冷媒回路210の一部を構成している。室内機230は、主として、室内熱交換器231と、送風機232と、を有している。
室内熱交換器231は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。室内熱交換器231は、その液側が液冷媒連絡管240に接続されており、ガス側がガス冷媒連絡管250に接続されている。
送風機232は、ファン233と、モータ234と、を含む。ファン233は、室内機230内に室内空気を吸入して、室内空気を供給した後に、室内機230外に排出する。このため、室内熱交換器231は、室内空気を冷却源又は加熱源として冷媒を放熱や蒸発させる。ファン233は、モータ234によって回転駆動される。
(1-4)動作
(1-4-1)冷房運転
冷凍装置200が冷房運転を行う場合、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒は、圧縮機221に吸入され、冷凍サイクルにおける高圧まで圧縮された後に吐出される。圧縮機221から吐出された高圧の冷媒は、流路切換機構222を通じて、室外熱交換器223に送られる。室外熱交換器223に送られた高圧の冷媒は、室外熱交換器223において、ファン2によって供給される室外空気と熱交換を行って放熱する。室外熱交換器223において放熱した高圧の冷媒は、膨張機構224に送られて、冷凍サイクルにおける低圧まで減圧される。膨張機構224において減圧された低圧の冷媒は、液冷媒連絡管240を通じて、室内熱交換器231に送られる。室内熱交換器231に送られた低圧の冷媒は、室内熱交換器231において、ファン233によって供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却されて室内に吹き出される。室内熱交換器231において蒸発した低圧の冷媒は、ガス冷媒連絡管250及び流路切換機構222を通じて、再び、圧縮機221に吸入される。
(1-4-2)暖房運転
冷凍装置200が暖房運転を行う場合、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒は、圧縮機221に吸入され、冷凍サイクルにおける高圧まで圧縮された後に吐出される。圧縮機221から吐出された高圧の冷媒は、流路切換機構222及びガス冷媒連絡管250を通じて、室内熱交換器231に送られる。室内熱交換器231に送られた高圧の冷媒は、室内熱交換器231において、ファン233によって供給される室内空気と熱交換を行って放熱する。これにより、室内空気は加熱されて室内に吹き出される。室内熱交換器231において放熱した高圧の冷媒は、液冷媒連絡管240を通じて、膨張機構224に送られて、冷凍サイクルにおける低圧まで減圧される。膨張機構224において減圧された低圧の冷媒は、室外熱交換器223に送られる。室外熱交換器223に送られた低圧の冷媒は、室外熱交換器223において、ファン2によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器223において蒸発した低圧の冷媒は、流路切換機構222を通じて、再び、圧縮機221に吸入される。
(2)送風機
図1及び図2に示すように、送風機1は、ファン2と、モータ3と、を備えている。モータ3は、ファン2を回転駆動する。ファン2は、例えば、軸流ファンである。
(3)モータ
モータ3は、アウターロータ型である。図2~図6に示すように、モータ3は、ステータ構造体4と、シャフト5と、ロータ10と、玉軸受21、22と、カバー30と、を備えている。
(3-1)シャフト
シャフト5は、ファン2に接続されている。シャフト5は、軸方向に延びる、棒状部材である。
(3-2)ロータ
ロータ10は、シャフト5に接続されている。ロータ10は、中心軸Aを中心に回転する。ロータ10の回転に伴って、シャフト5が回転する。
ロータ10は、本体部11と、マグネット12と、ヨーク13と、を含む。本体部11は、シャフト5と接続されている。本体部11は、例えば樹脂で構成されている。
マグネット12及びヨーク13は、本体部11の径方向の内側端部に接続されている。マグネット12及びヨークは、軸方向に延び、環状である。マグネット12は、周方向にN極とS極とが並ぶように構成されている。ヨーク13は、マグネット12の径方向外側に配置されている。
(3-3)玉軸受
玉軸受21、22は、シャフト5を支持する。玉軸受21、22は、例えば金属などの導電性材料で構成されている。ここでは、玉軸受21は、軸方向の一方側(図2における上側)に配置されている。玉軸受22は、軸方向の他方側(図2における下側)配置されている。玉軸受22は、玉軸受21よりも大きい。
(3-4)カバー
カバー30は、ロータ10を覆う。カバー30は、軸方向の一方側に配置される。
(4)ステータ構造体
図2~図4に示すように、ステータ構造体4は、軸受ハウジング40と、ステータ50と、樹脂60と、を備えている。
(4-1)軸受ハウジング
図2に示すように、軸受ハウジング40は、玉軸受21、22を保持する。軸受ハウジング40は、玉軸受21、22の径方向外側に配置されている。
図4~図6に示すように、軸受ハウジング40は、筒状部41と、延出部42と、を含む。筒状部41と、延出部42は、一体である。筒状部41は、軸方向に延びる。延出部42は、筒状部41における軸方向の他方側(図4~図6における下側)の端部から、径方向外側に延びる。
軸受ハウジング40は、径方向外側に位置する外面43を有する。ここでは、外面43は、筒状部41の径方向外側の面である。
外面43は、軸方向の一方側において樹脂60から突出する。具体的には、外面43の軸方向の一方側の端部は、樹脂60から突出する突出部44を構成する。突出部44は、樹脂60と接触しない。ここでは、突出部44は、露出している。
外面43の軸方向の一方側の端縁は、周方向に揃っていてもよいが、図5では、周方向に分離している。換言すると、突出部44は、周方向に連続してもよいが、図5では、周方向に断続的に位置している。
軸受ハウジング40は、金属などの導電性材料で構成されている。金属は、例えば、アルミニウム、SUSなどである。
(4-2)ステータ
ステータ50は、軸受ハウジング40の径方向外側に配置されている。また図2に示すように、ステータ50は、ロータ10のマグネット12及びヨーク13の径方向内側に配置されている。ステータ50は、円環状である。ステータ50の中心は、モータ3の中心軸Aと一致する。図4に示すように、ステータ50は、ステータコア51と、コイル52とを含む。
ステータコア51は、導電性材料で構成されている。例えば、ステータコア51は、磁性鋼板を軸方向に積層して形成されている。ステータコア51は、環状である。
コイル52は、ステータコア51に巻回されている。コイル52は、ステータコア51を励磁する。
(4-3)樹脂
図2及び図4に示すように、樹脂60は、軸受ハウジング40とステータコア51との間に配置される。樹脂60は、軸受ハウジング40とステータコア51とを接続する。
樹脂60は、絶縁性である。本実施形態の樹脂60は、熱硬化性樹脂である。熱硬化性樹脂は、特に限定されないが、例えば、BMC(Bulk Molding Compound)が用いられる。
本実施形態の樹脂60は、軸受ハウジング40とステータコア51との間の全体に配置される。軸受ハウジング40全体は、ステータコア51と、樹脂60により絶縁接続されている。なお、軸受ハウジング40とステータコア51との間の少なくとも一部に樹脂60が配置されていれば、これに限定されず、軸受ハウジング40とステータコア51との間の一部に樹脂60が配置されていなくてもよい。樹脂60が配置されていない領域は、絶縁性であることが好ましく、例えば、空間である。
また、図4では、樹脂60は、ステータコア51の径方向内側面の全体、及びコイル52の軸方向の一方側及び他方側のエンド部の全体を被覆している。それに加えて、樹脂60は、軸受ハウジング40における突出部44を除く外面43全体を被覆している。このため、樹脂60は、軸受ハウジング40とステータ50との間を、軸方向に延びるように配置されている。さらに、図4では、樹脂60は、軸受ハウジング40の延出部42とステータ50との間を、径方向に延びるように配置されている。さらには、樹脂60は、軸方向の一方側においても、ステータ50を被覆するために、径方向に延びるように配置されている。
(5)ステータ構造体、モータ及び送風機の製造方法
次に、図1及び図2に示す送風機1及びモータ3と、図2~図4に示すステータ構造体4との製造方法について、図1~図11を参照して、説明する。
本実施形態では、金型100を用いたモールド成形により、ステータ構造体4を製造する。図7~図10に示すように、金型100は、固定型101と、可動型102とを含む。固定型101は、成形時に固定される、固定側金型である。可動型102は、移動が可能な、可動側金型である。
軸受ハウジング40を構成する材料の熱膨張係数は、金型100を構成する材料の熱膨張係数よりも大きい。ここでは、固定型101及び可動型102を構成する材料は、例えば、鋼である。
図7及び図11に示すように、まず、ステータコア51と、このステータコア51に巻回されたコイル52と、を含むステータ50を配置する工程(ステップS1)を実施する。この工程(S1)では、図7に示すように、ステータ50を固定型101にセットする。ここでは、固定型101のキャビティに向けて、ステータ50を図7の上方から配置する。なお、工程(S1)を実施するときには、固定型101は加熱されて、高温(例えば150℃)になっている。
次に、ステータ50の径方向内側に、玉軸受21、22を保持する、導電性の軸受ハウジング40を配置する(ステップS2)。この工程(S2)では、図7に示すように、軸受ハウジング40を固定型101にセットする。この状態では、軸受ハウジング40は、固定型101のキャビティ内において径方向の移動が可能である。また、軸受ハウジング40及びステータ50は、固定型101から抜き出すことも可能である。
本実施形態では、軸受ハウジング40の外面43と金型100との間に隙間を設けて、軸受ハウジング40を金型100にセットする。詳細には、外面43の突出部44と固定型101との間に隙間を設けて、軸受ハウジング40を固定型101にセットする。
次に、図8に示すように、固定型101と可動型102とを型締めする(ステップS3)。この工程(S3)では、可動型102を固定型101に向けて移動して、固定型101と可動型102とを合わせる。
次に、図9に示すように、軸受ハウジング40とステータコア51との間に、絶縁性の樹脂60を配置して、樹脂60により軸受ハウジング40とステータコア51とを接続する(ステップS4)。この工程(S4)では、固定型101と可動型102とで形成される空間において、軸受ハウジング40とステータコア51との間に樹脂60を射出する。ここでは、溶融された状態の樹脂60が、軸受ハウジング40とステータ50との間に流し込まれる。
本実施形態では、軸受ハウジング40の外面43が金型100に押し当たるようにモールド成形する。換言すると、軸受ハウジング40は、モールド成形時に金型100に押し当たる外面43を有する。ここでは、軸方向の一方側(図9の下側)の端部に位置する外面43の突出部44が、モールド成形時に固定型101に押し当たる。
金型100は、このモールド成形時に、軸受ハウジング40の外面43を径方向内側に向けて押す面101aを有する。この面101aは、径方向内側に向く。ここでは、モールド成形時に、軸受ハウジング40の突出部44と固定型101の面101aとは、接触する。
ここで、工程(S2~S4)における金型100及び軸受ハウジング40について、説明する。工程(S4)の実施前に、金型100の温度は、軸受ハウジング40の温度よりも高い。また、軸受ハウジング40を構成する材料の熱膨張係数は、固定型101を構成する材料の熱膨張係数よりも大きい。このため、固定型101の熱が軸受ハウジング40に伝達されることによって、軸受ハウジング40が熱膨張する。これにより、固定型101に沿うように、軸受ハウジング40が径方向外側に広がる。このとき、固定型101の面101aは、熱膨張した軸受ハウジング40の突出部44を、軸方向中心に向かって押す。このため、軸受ハウジング40の外面43の突出部44によって、固定型101に固定することができる。また、工程(S2)において軸受ハウジング40の外面43と固定型101との間に隙間が設けられていると、この隙間を埋めるように軸受ハウジング40が熱膨張する。このように、軸受ハウジング40を金型100に沿うように締り嵌めとすることで、軸受ハウジング40と金型100との同軸度を確保できる。
次に、図10に示すように、型開きして、ステータ構造体を取り出す(ステップS5)。この工程(S5)では、可動型102を固定型101から離れるように移動する。金型100の冷却、または、型開きによる大気によって、軸受ハウジング40を冷却する。これにより、軸受ハウジング40が縮むので、軸受ハウジング40とステータ50とが樹脂60で接続されたステータ構造体4を、固定型101から取り出す。
上記工程(S1~S5)を実施することによって、軸受ハウジング40、ステータ50及び樹脂60を備えるステータ構造体4を製造することができる。
次に、シャフト組立体を準備する(ステップS6)。この工程(S6)では、図2を参照して、シャフト5に、ロータ10及び玉軸受21を取り付ける。具体的には、シャフト5を支持するように、玉軸受21を配置する。また、シャフト5にロータ10の本体部11を接続する。
次に、金型100から取り出したステータ構造体4に、シャフト組立体を取り付ける(ステップS7)。具体的には、軸受ハウジング40に、玉軸受21を保持する。また、ステータ50の径方向外側にロータ10を配置する。
次に、軸受ハウジング40に、玉軸受22を嵌め込む(ステップS8)。
上記工程(S6~S8)によって、軸受ハウジング40に玉軸受21、22を保持する工程と、玉軸受21、22にシャフト5を支持する工程と、ステータの径方向外側にロータを配置する工程とが実施される。このため、上記工程(S6~S8)を実施することによって、ステータ構造体4、玉軸受21、22、シャフト5、及びロータ10を備えるモータ3を製造することができる。
次に、シャフト5にファン2を取り付ける(ステップS9)。これにより、モータ3及びファン2を備える送風機1を製造することができる。
(6)特徴
(6-1)
本実施形態のステータ構造体4は、軸受ハウジング40と、ステータ50と、樹脂60と、を備えている。軸受ハウジング40は、導電性である。また、軸受ハウジング40は、玉軸受21、22を保持する。ステータ50は、軸受ハウジング40の径方向外側に配置される。ステータ50は、ステータコア51と、このステータコア51に巻回されたコイル52と、を含む。樹脂60は、軸受ハウジング40とステータコア51との間に配置される。樹脂60は、絶縁性である。
本実施形態のステータ構造体4によれば、軸受ハウジング40とステータコア51との間に配置される樹脂60によって、軸受ハウジング40とステータコア51とを絶縁接続させる。このため、軸受ハウジング40が導電性材料で構成されていても、樹脂60により、軸受ハウジング40とステータコア51との絶縁性を確保できる。これにより、ステータ構造体4の動作中に、ステータ50の高い電位が軸受ハウジング40に伝わることを抑制できるので、玉軸受21、22の外輪の電位が高くなることを抑制できる。したがって、玉軸受21、22の内輪の電位は変わらず、玉軸受21、22の外輪の電位のみが高くなることを抑制できるので、玉軸受21、22の内外輪の電位差が大きくなることを抑制できる。よって、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる。
このように、本実施形態のステータ構造体4は、玉軸受21、22の電食を抑制できるので、例えば、金属製の軸受ハウジング40を用いることができる。金属製の軸受ハウジングの強度は、樹脂製の軸受ハウジングよりも高いため、ステータ構造体4の強度を向上することもできる。
(6-2)
本実施形態のステータ構造体4において好ましくは、軸受ハウジング40の径方向外側に位置する外面43は、軸方向の一方側において樹脂60から突出する。
これにより、軸受ハウジング40の外面43を、モールド成形時に金型100に固定して、ステータ構造体4を製造することができる。この場合、金型100と軸受ハウジング40との同軸度を確保することができるので、ステータ構造体4の品質を向上できる。
(6-3)
本実施形態のモータ3は、ステータ構造体4と、玉軸受21、22と、シャフト5と、ロータ10と、を備えている。玉軸受21、22は、軸受ハウジング40に保持される。シャフト5は、軸方向に延び、かつ玉軸受21、22に支持される。ロータ10は、ステータ50の径方向外側に配置される。
本実施形態のモータ3によれば、上記ステータ構造体4を備えることによって、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる。
(6―4)
本実施形態の送風機1は、モータ3と、ファン2と、を備えている。ファン2は、シャフト5に接続される。
本実施形態の送風機1によれば、上記モータ3を備えることによって、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる。
(6-5)
本実施形態の冷凍装置200は、送風機1と、凝縮器(図1では、室外熱交換器223または室内熱交換器231)と、蒸発器(図1では、室内熱交換器231または室外熱交換器223)と、膨張機構224と、を有する冷媒回路210を備えている。
本実施形態の冷凍装置200によれば、上記送風機1を備えることによって、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる。
(6-6)
本実施形態のステータ構造体4の製造方法は、以下の工程を実施する。ステータコア51と、このステータコア51に巻回されたコイル52と、を含むステータ50を配置する(ステップS1)。そして、ステータ50の径方向内側に、玉軸受21、22を保持する、導電性の軸受ハウジング40を配置する(ステップS2)。そして、軸受ハウジング40とステータコア51との間に、絶縁性の樹脂60を配置して、樹脂60により軸受ハウジング40とステータコア51とを接続する(ステップS4)。
本実施形態のステータ構造体4の製造方法によれば、軸受ハウジング40とステータコア51との間に樹脂60を配置して、軸受ハウジング40とステータコア51とを絶縁接続させる。このため、軸受ハウジング40が導電性材料で構成されていても、樹脂60により、軸受ハウジング40とステータコア51とを絶縁性を確保できる。このため、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる、ステータ構造体4を製造することができる。
(6-7)
本実施形態のステータ構造体4の製造方法において好ましくは、ステータ構造体4は、金型100にステータ50及び軸受ハウジング40を配置して、樹脂60を射出するモールド成形により製造される。軸受ハウジング40の外面43が金型に押し当たるようにモールド成形する。
これにより、軸受ハウジング40の外面43で、モールド成形時に金型100に固定することができる。このため、金型100と軸受ハウジング40との同軸度を確保することができる。
なお、軸受ハウジング40の径方向内側に位置する内面は、他の部材と接触しないので、モールド成形時に広がるため、同軸度を確保することが難しい。このため、本実施形態では、軸受ハウジング40の外面43を、金型100の固定位置としている。
(6-8)
本実施形態のステータ構造体4の製造方法において好ましくは、軸受ハウジング40を構成する材料の熱膨張係数は、金型100を構成する材料の熱膨張係数よりも大きい。
これにより、モールド成形時に軸受ハウジング40が熱膨張して、金型100に沿うように軸受ハウジング40が外周側に広がるため、軸受ハウジング40と金型100との同軸度を高めることができる。
(6-9)
本実施形態のステータ構造体4の製造方法において好ましくは、金型100は、モールド成形時に、軸受ハウジング40の外面43を径方向内側に向けて押す面101aを有する。
これにより、金型100の上記面101aによって、モールド成形時に熱膨張した軸受ハウジング40の外面43を、軸方向中心に向かって押すことができるので、軸受ハウジング40と金型100との同軸度を高めることができる。
(6-10)
本実施形態のステータ構造体4の製造方法において好ましくは、軸受ハウジング40を配置する工程(ステップS2)は、軸受ハウジング40の外面43と金型100との間に隙間を設けて、軸受ハウジング40を金型100にセットする工程を含む。
これにより、モールド成形時に、隙間に軸受ハウジング40が熱膨張できるので、軸受ハウジング40と金型100との同軸度を高めることができる。
(6-11)
本実施形態のモータ3の製造方法は、以下の工程を備える。上記ステータ構造体4を製造する(ステップS1~5)。そして、軸受ハウジング40に、玉軸受21、22を保持する(ステップS6~8)。そして、玉軸受21、22に、軸方向に延びるシャフト5を支持する(ステップS6~8)。そして、ステータ50の径方向外側にロータ10を配置する(ステップS6~8)。
本実施形態のモータ3の製造方法によれば、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制するモータ3を製造することができる。
(6-12)
本実施形態の送風機1の製造方法は、以下の工程を備える。上記モータ3を製造する(ステップS1~S8)。そして、シャフト5にファン2を接続する(ステップS9)。
本実施形態の送風機1の製造方法によれば、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制する送風機1を製造することができる。
(6-13)
本実施形態の冷凍装置200は、上記送風機1の製造方法(ステップS1~S9)により製造された送風機1と、凝縮器(図1では、室外熱交換器223または室内熱交換器231)と、蒸発器(図1では、室内熱交換器231または室外熱交換器223)と、膨張機構224と、を有する冷媒回路210を備えている。
本実施形態の冷凍装置200では、上記送風機1の製造方法によって製造された送風機1を備えることによって、軸受ハウジング40に保持される玉軸受21、22の電食を抑制することができる。
(7)変形例
(7-1)変形例1
上記実施形態では、金型100を構成する材料と、軸受ハウジング40を構成する材料とが、異なっているが、これに限定されない。本変形例では、金型100を構成する材料と軸受ハウジング40を構成する材料とが同じである。この場合、モールド成形時に、軸受ハウジング40を局所的に加熱する。
(7-2)変形例2
上記実施形態では、ステータ50と軸受ハウジング40の延出部42との軸方向の間に、径方向に延びる樹脂60が配置されているが、これに限定されない。軸受ハウジング40及びステータ50の構造に応じて、樹脂60は、ステータコア51と軸受ハウジング40との間に配置される。本変形例では、軸受ハウジング40の延出部42が省略されているので、樹脂60の径方向に延びる部分が省略されている。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 :送風機
3 :モータ
4 :ステータ構造体
5 :シャフト
10 :ロータ
21,22:玉軸受
40 :軸受ハウジング
43 :外面
50 :ステータ
51 :ステータコア
52 :コイル
60 :樹脂
100 :金型
101a :面
200 :冷凍装置
特開2018-148606号公報

Claims (11)

  1. 玉軸受(21、22)を保持する、導電性の軸受ハウジング(40)と、
    前記軸受ハウジングの径方向外側に配置され、かつ、ステータコア(51)と、前記ステータコアに巻回されたコイル(52)と、を含むステータ(50)と、
    前記軸受ハウジングと前記ステータコアとの間に配置される、絶縁性の樹脂(60)と、
    を備える、ステータ構造体(4)。
  2. 前記軸受ハウジングの径方向外側に位置する外面(43)は、軸方向の一方側において前記樹脂から突出する、請求項1に記載のステータ構造体。
  3. 請求項1または2に記載のステータ構造体と、
    前記軸受ハウジングに保持される玉軸受と、
    軸方向に延び、かつ前記玉軸受に支持されるシャフト(5)と、
    前記ステータの径方向外側に配置されたロータ(10)と、
    をさらに備える、モータ(3)。
  4. 請求項3に記載のモータと、
    前記シャフトに接続されたファン(2)と、
    を備える、送風機(1)。
  5. 請求項4に記載の送風機と、凝縮器(223、231)と、蒸発器(231、223)と、膨張機構(224)と、を有する冷媒回路(210)を備える、冷凍装置(200)。
  6. ステータコア(51)と、前記ステータコアに巻回されたコイル(52)と、を含むステータ(50)を配置する工程と、
    前記ステータの内側に、玉軸受(21、22)を保持する、導電性の軸受ハウジング(40)を配置する工程と、
    前記軸受ハウジングと前記ステータコアとの間に、絶縁性の樹脂(60)を配置して、前記樹脂により前記軸受ハウジングと前記ステータコアとを接続する工程と、
    を備える、ステータ構造体(4)の製造方法。
  7. 前記ステータ構造体は、金型(100)に前記ステータ及び前記軸受ハウジングを配置して、前記樹脂を射出するモールド成形により製造され、
    前記軸受ハウジングの外面(43)が前記金型に押し当たるようにモールド成形する、請求項6に記載のステータ構造体の製造方法。
  8. 前記軸受ハウジングを構成する材料の熱膨張係数は、前記金型(100)を構成する材料の熱膨張係数よりも大きい、請求項7に記載のステータ構造体の製造方法。
  9. 前記金型は、モールド成形時に、前記軸受ハウジングの前記外面を径方向内側に向けて押す面(101a)を有する、請求項7または8に記載のステータ構造体の製造方法。
  10. 前記軸受ハウジングを配置する工程は、前記軸受ハウジングの前記外面と前記金型との間に隙間を設けて、前記軸受ハウジングを前記金型にセットする工程を含む、請求項7または8に記載のステータ構造体の製造方法。
  11. 請求項6~8のいずれか1項に記載のステータ構造体の製造方法によりステータ構造体を製造する工程と、
    前記軸受ハウジングに、玉軸受を保持する工程と、
    前記玉軸受に、軸方向に延びるシャフト(5)を支持する工程と、
    前記ステータの径方向外側にロータ(10)を配置する工程と、
    を備える、モータ(3)の製造方法。
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