JP2023013051A - 洗浄システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に装備されたセンサの洗浄中に、除去された付着物および洗浄液が周囲に飛散することを防止する。【解決手段】車両10に装備されたセンサ500を洗浄する洗浄システム100は、センサに流体を射出することによりセンサに付着した付着物を除去する除去部110と、センサの周囲の空間を閉じる閉鎖部130と、を備える。閉鎖部は、付着物を除去する前に、空間を閉じる。除去部は、閉じられた空間の内部で、付着物をセンサから除去する。【選択図】図2

Description

本開示は、洗浄システムに関する。
車両に設けられたセンサに汚れが付着した場合に、センサを洗浄する装置がある。例えば、特許文献1の技術においては、カメラのレンズ上のユーザが指定した位置に付着している付着物に、レンズ付近に設けたノズルを向け、洗浄液をレンズに噴射する。その結果、付着物が除去される。
特開2019-184946号公報
特許文献1に開示された構成では、除去された付着物および洗浄液が周囲に飛散する。この場合、例えば、車両の周囲にいる人に、付着物および洗浄液が付いてしまう。また、車両の窓、ドアが開いている場合には、車内にいる人に、付着物および洗浄液が付くことが想定される。車両に複数のセンサが備えられている場合、洗浄されたセンサの近くにある他のセンサに、付着物および洗浄液が付くことも想定される。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の形態によれば、車両(10)に装備されたセンサ(500)を洗浄する洗浄システム(100)が提供される。この洗浄システムは、センサに流体を射出することによりセンサに付着した付着物を除去する除去部(110)と、センサの周囲の空間を閉じる閉鎖部(130)と、を備える。閉鎖部は、付着物を除去する前に、空間を閉じる。除去部は、閉じられた空間の内部で、付着物をセンサから除去する。
このような態様によれば、センサの洗浄中に、センサの周囲の空間を閉じることにより、除去された付着物および洗浄液がセンサの周囲の空間の外部に飛散することを防止できる。
センサが備えられた車両の側面図である。 第1実施形態に係る洗浄システムの機能構成を表した図である。 除去部およびセンサの外観を表した図である。 センサが撮影した画像の一例を示す図である。 閉鎖部の蓋が閉じた状態を表した図である。 閉鎖部の蓋が開いた状態を表した図である。 洗浄処理のフローチャートである。 センサの洗浄処理の流れを表す図である。 付着物の有無の判定に使用されるマーカの例を示す図である。 マーカを使用して、付着物の有無を判定する方法を説明するための図である。 第2実施形態に係る洗浄処理のフローチャートである。 他の実施形態に係る閉鎖部の構成を表した図である。
A.第1実施形態
本実施形態において、車両に装備されたセンサを洗浄する洗浄システムについて説明する。
図1に示す車両10は、自動で走行することが可能な自律運転車両である。車両10は、車両10に装備されたセンサ500が取得した情報に基づいて走行する。このため、車両10には、複数のセンサ500が装備されている。センサ500は、カメラ、ミリ波レーダ、LiDAR(Light Detection And Ranging)等である。ミリ波レーダは、電波を放射し、その電波が物体に当たって戻ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離を測定するセンサである。LiDARは、レーザ光を照射し、その光が物体に当たって戻ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離を測定するセンサである。
例えば、センサ500がカメラである場合、車両10に搭載されているECU(Electronic Control Unit)が、カメラが撮影した画像から、信号、白線、標識等を検出する。また、センサ500がステレオ方式のカメラである場合、ECUが、カメラが撮影した画像から対象物までの距離を測定する。
センサ500は、車両10において、左右のフロントフェンダーの内側、フロントバンパーの左右の内側、リアバンパーの左右の内側、ルーフの上に、備えられている。センサ500が設けられる位置はこれらに限られない。センサ500は、例えば、フロントグリルの中央の内側に設けられてもよい。
これらのセンサ500は、少なくともその一部が、車両10の外部に露出させられている。このため、例えば、車両10が走行している間に、センサ500に付着物が付くことがある。付着物は、例えば、泥、落ち葉、虫、雪、雨である。このような付着物がセンサ500に付いた場合、センサ500は、外部の環境を認識するための情報を十分に取得することができない可能性がある。このため、センサ500の付着物を除去することが好ましい。
図2に示す洗浄システム100は、車両10に装備されたセンサ500を洗浄する。以下、複数のセンサ500のうち、カメラがセンサ500である例を説明する。ここで、洗浄システム100の洗浄対象となるのは、センサ500の、車両10の外部に露出している部位である。
例えば、図1に示すように、センサ500が、車両10の進行方向に向かって右側のフロントバンパーの内側に配置されているとする。車両10のフロントバンパーには、カメラのレンズ501を露出するための開口11が形成されている。レンズ501は、フロントバンパーに形成された開口11から、露出させられている。このとき、レンズ501が洗浄対象である。
図2に示すように、洗浄システム100は、除去部110と、判定部120と、閉鎖部130と、制御部140と、を備える。
除去部110は、制御部140の制御に従って、レンズ501の付着物を除去する。除去部110は、タンク111と、ポンプ112と、ホース113と、ノズル114と、駆動部115と、を有する。
タンク111には、洗浄液が貯められている。ポンプ112は、制御部140の制御に従って、タンク111に貯められている洗浄液をノズル114に供給する。ポンプ112は、制御部140の制御に応じて、洗浄液の射出圧を変更できる。ホース113は、ポンプ112から供給された洗浄液の流路である。ポンプ112から供給された洗浄液は、ホース113を介して、ノズル114に供給される。ノズル114は、ホース113の先端に接続されている。駆動部115は、ステッピングモータを備える。駆動部115は、制御部140の制御に従って、ノズル114の向きを変更する。
図3に示すように、除去部110のノズル114は、カメラのレンズ501近傍であって、レンズ501の上方に配置されている。ポンプ112の駆動により、タンク111に貯められた洗浄液が、ホース113を介して、ノズル114に供給される。従って、洗浄液がノズル114からレンズ501に向けて射出される。このようにして、レンズ501に付いた付着物が除去される。また、駆動部115がノズル114の向きを変えると、洗浄液の射出方向が変えられる。これにより、除去部110は、洗浄液を、レンズ501の特定の位置に射出することもできる。制御部140の制御によりポンプ112が停止すると、ノズル114からの洗浄液の噴射が止まる。洗浄液を流体とも呼ぶ。
図2に示す、判定部120は、洗浄対象であるレンズ501に付着物が付いているか否かを判定する。判定部120の機能は、例えば、車両10に設けられているECU(Electronic Control Unit)によって実現される。
判定部120は、制御部140から、付着物の有無を判定する旨の指示を、センサ500が直前に撮影した画像とともに、受け取る。判定部120は、受信した画像から、レンズ501に付着物が付いているか否かを判定する。判定部120は、あらかじめ決められた条件である判定条件が満たされているときに、センサ500に付着物が付いていると判定する。判定部120は、判定条件が満たされていないときに、センサ500に付着物が付いていないと判定する。第1実施形態において、判定条件は、制御部140から受信した画像に、センサ500の前方にある物体を認識できない範囲が含まれていることである。
例えば、判定部120が、制御部140から、図4に示すようなセンサ500により撮影された画像を受信したとする。判定部120は、画像に、センサ500の前方にある物体を認識できない範囲R1、R2が含まれていることを検出したとする。この場合に、判定部120は、センサ500に付着物が付いていると判定する。判定部120は、センサ500に付着物が付いている旨を、制御部140に通知する。
さらに、判定部120は、除去部110が付着物を取り除くことができる範囲のうち、付着物が付いている範囲を判定してもよい。この範囲を対象範囲とも呼ぶ。判定部120は、センサ500に付着物が付いている旨、および、対象範囲を示す情報を、制御部140に通知してもよい。
一方、判定部120は、画像からセンサ500に付着物がついていないと判定すると、その旨を制御部140に通知する。なお、判定部120による、付着物の有無の判定は、上記の方法に限らない。判定部120は、既存の他の手法を採用して、付着物の有無を判定してもよい。
図2に示すように、閉鎖部130は、制御部140の制御に従って、洗浄対象であるレンズ501の周囲の空間を閉じる。閉鎖部130は、蓋131と、アクチュエータ132と、を有する。
ここで、図1に示すレンズ501は、その前面が、車両10のボディの外周面から外側に飛び出さないよう、開口11の内側に配置されている。蓋131は、開口11を閉じることにより、レンズ501の周囲の空間を閉じる。
蓋131は、スライド式の蓋である。開口11の上部において、ボディの裏に、溝部が形成されている。蓋131は、溝部に沿ってスライドすることができる。アクチュエータ132は、蓋131を開閉する機構である。アクチュエータ132は、制御部140の制御に従って、蓋131を上下にスライド移動させる。
図5に示すように、蓋131が閉じられているとき、蓋131はレンズ501の対向する位置に配置されている。図6に示すように、蓋131が開けられているとき、蓋131は、レンズ501の上方に配置されている。このとき、蓋131は、開口11の上部であって、ボディの裏側に収容されてもよい。
洗浄前に、アクチュエータ132が動作することにより、蓋131が下げられる。蓋131が決められた位置まで降下すると、アクチュエータ132が停止する。このとき、図5に示すように、蓋131により、洗浄対象であるレンズ501の周囲の空間が閉じられる。
センサ500の洗浄対象の周囲の空間を閉じるとは、センサ500の洗浄対象の周囲の空間を、その外部の空間から分けることをいう。これにより、センサ500の洗浄対象の洗浄中に除去された付着物および洗浄液が、レンズ501の周囲の空間の外部に飛散することを防止できる。
なお、蓋131が閉じられたとき、レンズ501の周囲の空間は完全に密閉されていない。例えば、開口11の下部において、隙間が空いている。これにより、洗浄液を排出することができる。あるいは、センサ500の下部に、洗浄液を排出するための溝が設けられてもよい。
洗浄後、アクチュエータ132が動作することにより、蓋131が上げられる。蓋131が決められた位置まで上昇すると、アクチュエータ132が停止する。このとき、図6に示すように、レンズ501の周囲の空間が開放させられる。よって、レンズ501が露出させられる。センサ500は、再び、外部から情報を取得することが可能となる。
図2に示す、制御部140は、除去部110、判定部120、および閉鎖部130を制御する。制御部140の機能は、例えば、車両10に設けられているECUによって実現される。
制御部140は、レンズ501に付着物がある場合に、除去部110に、レンズ501を洗浄させる。制御部140は、除去部110に、レンズ501のうち付着物が付いている範囲だけを洗浄させてもよい。具体的には、制御部140は、判定部120から通知された対象範囲のうち少なくとも一部に洗浄液を射出するように、除去部110を制御してもよい。
さらに、制御部140は、対象範囲以外の範囲(以下、対象外範囲)のうちの、少なくとも一部に洗浄液を射出しないように、除去部110を制御してもよい。より好ましくは、制御部140は、対象外範囲のすべてに洗浄液を射出しないよう、除去部110の駆動部115を制御してもよい。
制御部140は、判定部120に、センサ500が直前に撮影した画像から、レンズ501への付着物の有無を判定させる。
制御部140は、レンズ501の洗浄前に、閉鎖部130に、洗浄対象であるレンズ501の周囲の空間を閉じさせる。具体的には、制御部140は、アクチュエータ132を制御することにより、蓋131を閉じる。制御部140は、レンズ501の洗浄後に、閉鎖部130に、レンズ501の周囲の空間を開放させる。具体的には、制御部140は、アクチュエータを制御することにより、蓋131を開ける。
以下、洗浄システム100の洗浄処理の流れを説明する。制御部140は、洗浄を開始する条件としてあらかじめ決められた条件が満たされたときに、センサ500の洗浄処理を開始する。あらかじめ決められた条件を、開始条件とも呼ぶ。第1実施形態において、開始条件は、車両10が停止していることである。車両10が停止しているときは、すべてのセンサ500が使用されなくてもよい。このため、制御部140は、車両10が停止していることを検出すると、センサ500の洗浄処理を開始する。例えば、制御部140は、決められた時刻、あるいは、決められた時間間隔で、車両10の車速を取得する。制御部140は、取得した車速から、車両10が停止していると判定すると、洗浄処理を開始する。
しかしながら、開始条件は、車両10が停止していることに限られない。例えば、前回の洗浄から一定期間が経過したときを開始条件としてもよい。あるいは、前回の洗浄から一定期間が経過し、かつ、車両10が停止していることを開始条件としてもよい。
制御部140は、車両10が停止していることを検出すると洗浄処理を開始する。図7に示すように、ステップS101において、制御部140は、センサ500から車両10の外部の情報を示すデータを取得する。具体的には、制御部140は、センサ500に車両10の周囲を撮影させる。制御部140は、センサ500が撮影した画像を取得する。このとき、レンズ501は露出させられている(図8:フェーズ0参照)。
図7に示すように、ステップS102において、制御部140は、判定部120に、レンズ501への付着物の有無を判定させる。具体的には、制御部140は、判定部120に、センサ500への付着物の有無を判定する旨の指示を、センサ500が直前に撮影した画像のデータとともに、送信する。判定部120は、画像からセンサ500に付着物があるか否かを判定する。判定部120は、制御部140に判定結果を送信する。
ステップS103において、制御部140は、判定部120から受信した判定結果が、センサ500に付着物が付いていることを示すか否かを判定する。判定結果がセンサ500に付着物が付いていることを示す場合、(ステップS103;YES)、制御部140は、ステップS104の処理を実行する。
ステップS104において、制御部140は、アクチュエータ132に蓋131を閉じさせる。従って、蓋131が閉じられる(図8:フェーズ1参照)。
図7に示すように、ステップS105において、制御部140は、除去部110に、センサ500を洗浄させる。除去部110は、指示を受けると、閉じられた空間の内部でセンサ500を洗浄する(図8:フェーズ2参照)。除去部110は、洗浄が完了すると、洗浄を完了したことを制御部140に通知する。このとき、レンズ501の周囲の空間は閉じられたままである(図8:フェーズ3参照)。
図7に示すように、ステップS106において、制御部140は、洗浄が完了した旨の通知を受けると、アクチュエータ132に蓋131を開けさせる。従って、蓋131が開けられる。この結果、レンズ501は、再び露出させられる(図8:フェーズ4参照)。
一方、ステップS103において、制御部140は、判定部120から受信した判定結果が、センサ500に付着物が付いていないことを示す場合(ステップS103;NO)、洗浄処理を終了する。
以上説明したように、洗浄システム100は、洗浄対象であるレンズ501の周囲の空間を閉じた状態で、レンズ501の付着物を除去する。よって、除去された付着物および洗浄液が、レンズ501の周囲の空間の外部に飛散することを防止できる。
さらに、洗浄システム100は、レンズ501の洗浄後に、レンズ501の周囲の空間を再び開放する。よって、センサ500は、外部から情報を取得できる。
また、洗浄システム100は、レンズ501に付着物が付着していない場合には、レンズ501の周囲の空間を閉じず、レンズ501を洗浄しない。この場合、レンズ501は露出させられたままである。よって、センサ500は、引き続き外部から情報を取得できる。
自律運転車両である車両10は、センサ500に付着物が付いていると、周囲の状況を正確に把握することができない可能性がある。第1実施形態に係る構成は、車両10が自律運転車両である場合に、特に好適である。
B.第2実施形態
第2実施形態に係る洗浄システム101は、付着物が除去できていない場合には、洗浄を繰り返す。第2実施形態の他の点は、第1実施形態と同じである。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。以下の説明において、複数のセンサ500のうち、カメラであるセンサ500を例に説明する。
第2実施形態においては、判定部120は、図9に示すようなマーカ150を使用してセンサ500への付着物の有無を判定する。マーカ150は、蓋131の、センサ500と対向する面に設けられている。マーカ150は、カメラの校正用のパターン画像が印刷された板である。蓋131が閉じられているとき、マーカ150は、センサ500と対向する位置に配置される。マーカ150の大きさは、カメラのフレームにちょうど収まる程度の大きさであってもよい。
判定部120は、センサ500が撮影したマーカ150の画像に、特徴点検出の処理を実行する。ここで、判定部120は、マーカ150の交点の位置座標を示す情報をあらかじめ有しているものとする。判定部120は、特徴点検出の処理を実行した結果、交点を検出することができなかった範囲を特定する。
判定部120は、図10に示すように、チェッカーパターンの交点が写っていない範囲R3に付着物が付いていると判定する。判定部120は、制御部140に判定結果を送信する。
第2実施形態においては、判定部120は、蓋131の、センサ500に対向する面に設けられているマーカ150を使用して、センサ500への付着物の有無を判定する。よって、判定部120は、簡易な方法でセンサ500に付着物が付いているか否かを判定することができる。
制御部140は、判定部120による判定結果が、洗浄を終了する条件としてあらかじめ決められた条件を満たすまで、センサ500の洗浄を繰り返す。あらかじめ決められた条件を終了条件とも呼ぶ。第2実施形態において、終了条件は、判定部120が、センサ500に付着物が付いていないと判定することである。
以下、図11を参照しながら、洗浄システム101の洗浄処理の流れを説明する。まず、制御部140は、アクチュエータ132に蓋131を閉じさせる(ステップS201)。従って、蓋131が閉じられる。この結果、レンズ501と対向する位置に、マーカ150が配置される。
ステップS202において、制御部140は、センサ500から画像データを取得する。具体的には、制御部140は、センサ500に、マーカ150の画像を撮影させる。制御部140は、センサ500が撮影した画像を取得する。
ステップS203において、制御部140は、判定部120に、レンズ501への付着物の有無を判定させる。具体的には、制御部140は、判定部120に、レンズ501への付着物の有無を判定する旨の指示を、センサ500が直前に撮影した画像のデータとともに、送信する。ここで、制御部140は、図10に示すようなマーカ150を撮影した画像を送信する。
判定部120は、制御部140から受信した画像に特徴点検出の処理を実行する。判定部120は、特徴点検出の処理の実行により、交点を検出することができなかった範囲を検出する。判定部120は、レンズ501において、この範囲に付着物が付いていると判定する。この範囲を対象範囲とも呼ぶ。判定部120は、制御部140に、付着物が付いている旨、および、対象範囲を示す情報を、通知する。一方、すべての交点を検出することができた場合、判定部120は、レンズ501に付着物がついていない旨を制御部140に通知する。
図11に示すように、ステップS204において、制御部140は、判定部120から受信した判定結果が、終了条件を満たすか否かを判別する。第2実施形態においては、制御部140は、判定結果が、レンズ501に付着物が付いていないことを示すか否かを判定する。終了条件が満たされている場合(ステップS204;YES)、制御部140は、ステップS206の処理を実行する。ステップS206において、制御部140は、アクチュエータ132に蓋131を開けさせる。その後、制御部140は、洗浄処理を終了する。
一方、終了条件が満たされない場合(ステップS204;NO)。制御部140は、ステップS205の処理を実行する。ステップS205において、制御部140は、除去部110に、センサ500を洗浄させる。このとき、制御部140は、除去部110に、センサ500を洗浄する旨の指示を、対象範囲を示す情報とともに、送信する。
従って、除去部110は、レンズ501の対象範囲を洗浄する。具体的には、ポンプ112の駆動により、洗浄液がノズル114から射出される。さらに、洗浄液の射出中に、駆動部115が駆動することにより、ノズル114の向きが変えられる。よって、洗浄液が、レンズ501における対象範囲に射出される。ここで、除去部110は、付着物が付いていない範囲は、洗浄しない。このようにして、効率よくセンサ500を洗浄することができる。
あるいは、除去部110は、レンズ501全体を洗浄してもよい。除去部110は、まずはレンズ501全体を洗浄し、その後、レンズ501において付着物が残っている部分を局所的に洗浄してもよい。さらに、除去部110は、マーカ150も洗浄してもよい。例えば、マーカ150に付着物が付いている場合、センサ500が撮影した画像に、マーカ150への付着物も写りこむ。除去部110がマーカ150を洗浄することにより、マーカ150の付着物を除去できる。よって、制御部140は、センサ500が撮影した画像に含まれる付着物が付いている範囲を、レンズ501に付着物が付いている範囲であると判定することができる。
制御部140は、あらかじめ決められた時刻に、除去部110にマーカ150を洗浄させてもよい。また、制御部140は、車両10の停車を検出すると、除去部110にマーカ150を洗浄させてもよい。
あるいは、制御部140は、レンズ501において付着物が付いている範囲を判定する前に、マーカ150を洗浄するような制御を行ってもよい。具体的には、まず、制御部140は、判定部120に、レンズ501への付着物の有無を判定させる。制御部140は、判定部120によりレンズ501に付着物が付いていると判定された場合、除去部110にレンズ501を洗浄させる。その後、制御部140は、判定部120に、レンズ501において付着物が付いている範囲を判定させるようにしてもよい。
除去部110は、洗浄が完了すると、洗浄を完了したことを制御部140に通知する。制御部140は、再びステップS202の処理を実行する。制御部140は、センサ500に、マーカ150の画像を撮影させる。ステップS202において、制御部140は、センサ500が撮影した画像を取得する。ステップS203において、制御部140は、判定部120に、センサ500が撮影した画像からセンサ500の付着物の有無を判定させる。
判定部120は、制御部140から受信した画像に特徴点検出の処理を実行する。このとき、判定部120は、前回の特徴点検出の処理で、交点を検出できなかった範囲だけに、特徴点検出の処理を実行してもよい。あるいは、判定部120は、画像全体について、特徴点検出の処理を実行してもよい。
すべての交点を検出することができた場合、判定部120は、センサ500に付着物がついていない旨を制御部140に通知する。一方、交点を検出することができなかった範囲がある場合、判定部120は、センサ500に付着物が付いている旨、および、その範囲を示す情報を、制御部140に通知する。
ステップS204において、制御部140は、判定部120から受信した判定結果が、終了条件を満たすか否かを判別する。判定結果が終了条件を満たす場合(ステップS204;YES)、制御部140はステップS206の処理を実行する。ステップS206において、制御部140は、閉鎖部130に蓋131を開けさせる。その後、制御部140は、洗浄処理を終了する。
一方、判定結果が終了条件を満たさない場合(ステップS204;NO)、制御部140は、ステップS205以降の処理を再度実行する。制御部140は、終了条件が満たされるまで、洗浄と判定とを繰り返す。
第2実施形態に係る洗浄システム101においても、第1実施形態と同様に、レンズ501の洗浄中に、レンズ501の周囲の空間が蓋131によって閉じられる。よって、除去された付着物および洗浄液が、レンズ501の周囲の空間の外部に飛散することを防止できる。
さらに、センサ500の洗浄の後、判定部120が再び判定した結果が、終了条件を満たさないことを示す場合、除去部110がセンサ500を再び洗浄する。よって、付着物を十分に除去することができる。
C.他の実施形態
(C1)第1実施形態、第2実施形態においては、洗浄システム100の洗浄対象は、カメラのレンズ501であった。しかしながら、洗浄システム100の洗浄対象はレンズ501に限られない。レンズ501にフィルタが取り付けられている場合には、洗浄システム100は、フィルタに付いている付着物を除去する。
車両10に装備されているセンサ500は、ミリ波レーダユニットあるいはLiDARユニットでもよい。センサ500が、ミリ波レーダユニットあるいはLiDARユニットである場合、信号の送信器および受信機は、筐体に収容されている。筐体には、信号が透過可能な窓が設けられている。この窓の部分が、車両10の外部に露出している。この窓は、レドームとも呼ばれる。この場合、洗浄システム100は、筐体の窓を洗浄する。
(C2)第1実施形態、第2実施形態においては、閉鎖部130の蓋131により、センサ500の洗浄対象の周囲の空間が閉じられる例を説明した。しかしながら、閉鎖部130は、他の方法により、センサ500の洗浄対象の周囲の空間を閉じてもよい。
図12に示すように、他の実施形態C2において、閉鎖部130は、蓋131の代わりに、エアカーテン133を備える。閉鎖部130は、制御部140の制御に従って、センサ500の洗浄前に、エアカーテン133を動作させる。従って、エアカーテン133から噴出された気流Aにより、センサ500の洗浄対象の周囲の空間が、その外部の空間から分けられる。このようにして、閉鎖部130は、センサ500の洗浄対象の周囲の空間を閉じる。これにより、センサ500の洗浄中に除去された付着物および洗浄液が飛散することを防止できる。
図示する例では、エアカーテン133が、センサ500の上に設けられている。エアカーテン133は、下に向けてエアーを噴出させている。しかしながら、エアーの噴出方向は、センサ500の右から左に向く方向あるいはその逆であってもよい。あるいは、エアーの噴出方向は、センサ500の下から上に向く方向であってもよい。
(C3)第1実施形態においては、判定部120は、画像内に、カメラの前方にある物体を認識できない範囲があることを検出した場合に、その範囲に付着物が付いていると判定した。しかしながら、付着物の有無の判定方法は他の方法であってもよい。
判定部120は、画像内に、物体を認識できない箇所を複数検出した場合に、その数が、決められた閾値を超えている場合に、付着物があると判定してもよい。あるいは、判定部120は、画像内に、物体を認識できない範囲の面積が閾値を超えている場合に、付着物があると判定してもよい。この場合、判定部120は、画像内に、物体を認識できない範囲が複数あるときには、その範囲の合計が閾値を超えている場合に、付着物があると判定してもよい。
また、判定部120は、次のように付着物の有無を判定してもよい。判定部120は、画像内に物体を認識できない箇所があるか否かの検出の処理を、一定期間毎に実行する。判定部120は、複数回の検出の処理において、例えば、画像内において物体を認識できない箇所を同じ位置に検出した場合、その箇所に付着物が付いていると判定してもよい。これにより、付着物の有無の判定結果の信頼度を向上させることができる。
(C4)第1実施形態、第2実施形態においては、センサ500がカメラである場合に、判定部120が、カメラが撮影した画像から、センサ500の付着物の有無を判定する例を説明した。例えば、センサ500が、ミリ波レーダ、あるいはLiDARである場合、判定部120は、制御部140から、ミリ波レーダ、あるいはLiDARが取得した点群データを、付着物の有無を判定する旨の指示とともに、受け取る。判定部120は、受信した点群データから、付着物の有無を判定する。例えば、判定部120は,点群データから、センサ500の至近距離に決められた数を超える点を検出した場合、センサ500に付着物が付いていると判定する。センサ500の至近距離は、例えば、センサ500から蓋131までの距離より、短い距離である。あるいは、判定部120は、点群データに、点が全くない範囲が含まれている場合、その範囲に付着物が付いていると判定してもよい。
(C5)第2実施形態において説明した、マーカ150を使用した付着物の有無の判定の方法は、センサ500がLiDARである場合にも採用することができる。LiDARは、各点において反射光及び背景光の強度を取得できる。マーカ150にレーザ光が照射された場合、マーカ150の白色の範囲と黒色の範囲とで、反射光及び背景光の強度が異なる。よって、LiDARは、反射光及び背景光の強度から、マーカ150の交点を認識することができる。
(C6)第2実施形態においては、判定部120が、マーカ150を撮影した画像に、特徴点検出の処理を実行した結果、交点を検出することができなかった範囲を特定する例を説明した。判定部120は、チェッカーパターンの交点が写っていない範囲を、付着物が付いている範囲であると判定した。しかしながら、判定部120は、特徴点検出の処理を実行しなくてもよい。判定部120は、図10に示すようなマーカ150を撮影した画像から、チェッカーパターンが写っていない範囲R3を、付着物が付いている範囲であると判定してもよい。
また、判定部120は、付着物が付いていないマーカ150の画像と、センサ500が直前に撮影した画像とを比較してもよい。例えば、判定部120は、前回の洗浄の直後に撮影されたマーカ150の画像を保存しておく。判定部120は、洗浄の直後に撮影されたマーカ150の画像と、センサ500が直前に撮影した画像とを比較して、違いがある部分を付着物が付いている範囲であると判定してもよい。
また、マーカ150は、図9に示すようなチェッカーパターンを表示するボードでなくてもよい。マーカ150は、QRコード(登録商標)といった2次元コード、あるいは、バーコードを表示するものであってもよい。
(C7)第2実施形態においては、センサ500の洗浄後、判定部120は、マーカ150の交点を検出することができなかった範囲がある場合に、センサ500に付着物があると判定した。しかしながら、判定部120は、マーカ150の、検出できなかった交点またはエッジの数が閾値を超えている場合に、センサ500に付着物があると判定してもよい。
(C8)第2実施形態において、制御部140は、判定部120からセンサ500に付着物がないという判定結果を受け取るまで、除去部110にセンサ500の洗浄を繰り返させた。あるいは、制御部140は、判定部120からセンサ500に付着物がないという判定結果を受け取っていなくても、センサ500の洗浄を繰り返した回数が、決められた回数を超えた場合に、洗浄の処理を終了してもよい。
(C9)第1実施形態、第2実施形態においては、洗浄システム100、101は、センサ500を洗浄した後、蓋131を開けた。しかしながら、洗浄システム100、101は、洗浄の後、あらかじめ決められた条件が満たされているとき、蓋131を閉じたままにしてもよい。あらかじめ決められた条件が満たされているときとは、例えば、車両10が止まっているときである。車両10が停止しているときは、すべてのセンサ500が使用されなくてもよい。蓋131を閉じることにより、車両10が停止しているときに、センサ500に付着物が付くことを予防することができる。
(C10)洗浄システム100、101は、洗浄の後に限らず、例えば、車両10が止まっていることを検知したとき、蓋131を閉じてもよい。洗浄システム100、101は、車両10の発進時、あるいは、車両10のエンジンが始動されたときに、蓋131を開ける。車両10の停車中に、蓋131を閉じることにより、センサ500に付着物が付くことを予防することができる。さらに、センサ500の盗難を予防することができる。また、プライバシー保護の観点からは、車両10の停車中に、センサ500による周囲の撮影を停止することが望ましい場合もある。車両10の停車中に蓋131を閉じることは、このような場合にも好ましい。
(C11)車両10が止まっているときに、蓋131を閉じる場合、洗浄システム100、101は、すべてのセンサ500に対応する蓋131を閉じないようにしてもよい。こうすることで、常時、車両10が外部の環境を認識することができる。例えば、洗浄システム100、101は、車両10の前方を撮影するためのカメラに対応する蓋131を閉じない。よって、車両10は、カメラにより、車両10の前方の信号機の表示を認識することができる。車両10は、前方の信号機の表示が進行可能であるサインに変わったと認識したときに、発進することができる。あるいは、周囲を観測するLiDARにより、近くにある他の車両の移動を認識したときに、車両10は発進することができる。
(C12)第1実施形態、第2実施形態においては、車両10が停止しているときに、センサ500を洗浄する例を説明した。しかしながら、車両10が走行中に、センサ500を洗浄してもよい。自律運転車両である車両10が備える複数のセンサ500には、同様の機能を備え、同じ外界領域を観測するセンサ500が2つ以上含まれていることがある。例えば、車両10が、同様の機能を備え、同じ外界領域を観測するためのセンサ500を2つ有するとする。この場合、一方のセンサ500を洗浄したとしても、車両10の走行に影響を与えない。このような場合には、車両10が走行中であっても、センサ500を洗浄することができる。
(C13)第1実施形態、第2実施形態においては、閉鎖部130が有する蓋131は、縦開きのシャッター式の蓋であった。しかしながら、蓋131は、横開きのシャッター式の蓋であってもよい。
(C14)第1実施形態、第2実施形態においては、除去部110が駆動部115を備える例を説明した。しかしながら、除去部110は、駆動部115を備えなくてもよい。また、第1実施形態、第2実施形態においては、除去部110がノズル114を1つ備える例を説明した。しかしながら、除去部110は、複数のノズル114を備えてもよい。この場合、複数のノズル114それぞれが、洗浄対象において異なる範囲を洗浄するために用いられてもよい。
(C15)第1実施形態、第2実施形態においては、除去部110が洗浄液によりセンサ500を洗浄する例を説明した。しかしながら、除去部110は、エアーの射出により,センサ500に付いている付着物を除去してもよい。この場合、閉鎖部130は、エアカーテン133ではなく、蓋131を備えていることが好ましい。
あるいは、除去部110は、センサ500の洗浄対象の付着物を除去するワイパーを備えていてもよい。例えば、センサ500に雨、雪が付着した場合、除去部110は、ワイパーにより、雨、雪をセンサ500から除去することができる。
あるいは、除去部110は、洗浄液の射出によりセンサ500を洗浄した後、ワイパーにより、センサ500の洗浄対象をから拭きしてもよい。また、あるいは、除去部110は、さらに、センサ500の洗浄対象に温風を吹き付けるヒータを備えていてもよい。例えば、センサ500に雪が付着した場合、除去部110は、ヒータにより除雪することができる。
あるいは、判定部120が、付着物が何であるかを判定してもよい。判定部120が判定した結果に応じて、除去部110は、洗浄液の射出、ワイパーの動作、温風の吹き付け、のうちの、少なくとも1つの方法を使用して、センサ500から付着物を除去してもよい。
(C16)洗浄システム100、101は、付着物の有無を判定せずに、センサ500を洗浄してもよい。洗浄システム100、101は、例えば、車両10が停止しているときに、付着物の有無を判定せずに、センサ500を洗浄してもよい。また、洗浄システム100、101は、車両10が走行中であっても、あらかじめ決められた条件が満たされたときに、付着物の有無を判定せずに、センサ500を洗浄してもよい。ここで、あらかじめ決められた条件とは、車両10の走行に影響を与えないことを担保するものである。
(C17)第1実施形態、第2実施形態においては、車両10が自律運転車両である例を説明した。しかしながら、上記の実施形態に係る構成は、自律運転車両以外の車両にも適用可能である。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…車両、100,101…洗浄システム、110…除去部、111…タンク、112…ポンプ、113…ホース、114…ノズル、115…駆動部、120…判定部、130…閉鎖部、131…蓋、132…アクチュエータ、133…エアカーテン、140…制御部、150…マーカ、500…センサ、501…レンズ、A…気流、R1,R2,R3…範囲

Claims (8)

  1. 車両(10)に装備されたセンサ(500)を洗浄する洗浄システム(100)であって、
    前記センサに流体を射出することにより前記センサに付着した付着物を除去する除去部(110)と、
    前記センサの周囲の空間を閉じる閉鎖部(130)と、
    を備え、
    前記閉鎖部は、前記付着物を除去する前に、前記空間を閉じ、
    前記除去部は、閉じられた前記空間の内部で、前記付着物を前記センサから除去する、
    洗浄システム。
  2. 請求項1に記載の洗浄システムであって、
    前記閉鎖部は、開閉可能な蓋(131)を含み、
    前記閉鎖部は、前記付着物を除去する前に、前記蓋を閉じることによって、前記空間を閉じ、
    前記閉鎖部は、前記センサの洗浄後に、前記蓋を開けることによって、前記センサが外部から情報を取得する面を露出させる、
    洗浄システム。
  3. 請求項2に記載の洗浄システムであって、
    前記センサへの前記付着物の有無を判定する判定部(120)、
    をさらに備え、
    前記判定部が前記センサに前記付着物が付いていると判定したこと、を含むあらかじめ定められた条件が満たされた場合に、前記閉鎖部は、前記空間を閉じ、前記除去部は、閉じられた前記空間の内部で、前記付着物を前記センサから除去し、
    前記判定部が前記センサに前記付着物が付いていないと判定すると、前記閉鎖部は、前記空間を閉じず、前記除去部は、閉じられた前記空間の内部で、前記付着物を前記センサから除去する処理を行わない、
    洗浄システム。
  4. 請求項3に記載の洗浄システムであって、
    前記判定部は、さらに、前記除去部が前記付着物を取り除くことができる範囲のうち、前記付着物が付いている範囲である対象範囲を判定し、
    前記除去部は、前記対象範囲の少なくとも一部に前記流体を射出し、前記対象範囲ではない範囲の少なくとも一部には前記流体を射出しない、
    洗浄システム。
  5. 請求項4に記載の洗浄システムであって、
    前記蓋の、前記センサが外部から情報を取得する前記面に対向する面には、前記判定部による判定のためのマーカが設けられており、
    前記判定部は、前記蓋が閉じた後に前記センサにより取得された前記マーカの画像において、前記マーカが写っていない範囲を、前記対象範囲であると判定する、
    洗浄システム。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の洗浄システムであって、
    前記判定部は、前記センサの洗浄後に、前記センサに前記付着物が付いているか否かを再び判定し、
    前記判定部が再び判定した結果が、洗浄を終了する条件である終了条件を満たす場合、前記閉鎖部は前記空間を開放し、
    前記判定部が再び判定した前記結果が、前記終了条件を満たさない場合、前記閉鎖部は前記空間を閉じた状態で、前記除去部は前記センサを再び洗浄する、
    洗浄システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の洗浄システムであって、
    前記閉鎖部は、前記センサを使用する必要がないことを示すあらかじめ決められた条件が満たされたときに、前記空間を閉じ、前記除去部は、閉じられた前記空間の内部で、前記付着物を前記センサから除去する、
    洗浄システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の洗浄システムであって、
    前記センサは、前記車両の走行中に使用され、
    前記車両は、自動で走行することが可能な自律運転車両である、
    洗浄システム。
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