JP2023012478A5 - - Google Patents

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JP2023012478A5
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Description

本出願は、2016年12月7日出願の米国仮特許出願第62/431,342号明細書の利益を主張するものであり、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願を通して各種の刊行物が引用される。本明細書で参照される文献および刊行物の開示は、参照によりその全体が本出願に組み込まれる。
本発明の主題は、農業における病害虫防除用途で使用するための農薬配合物に関する。具体的には、本発明の主題は、冷水および硬水における改良された分散性ならびに肥料との相溶性を示す安定な農薬配合物を提供する。
多くの農薬配合物が固体配合物の形態であり、それらは、各種の条件下ならびに/または助剤および肥料などの他の添加物と共に施用される。これらの農業用配合物は、その調製、保存および施用プロセス中に優れた化学的安定性および高いレベルの物理的安定性を示さなければならない。
しかしながら、多くの固体配合物は、特に硬水および/または冷水などの過酷な条件下では多くの農薬および肥料との物理的な混和性に乏しいため、その性質は、予測不可能で複雑である。この非相溶性は、散布タンク内での農薬中の固体粒子の凝結、凝集、ゲル化または沈降のために凝集物の生成を招き得る。これらの配合物は、一般的に水中への分散性が乏しく、その結果、散布装置のノズルおよびフィルターの目詰まりを起こす。
粉体の形態の配合物は、多くの場合、タンクに水を加えることにより、網目を通して散布タンクに導入される。農家が利用できる水は、冷たい硬水であり得る。水の硬度は、炭酸カルシウムの350ppm~1000ppmであり得る。硬水の温度は、冷たく、4~6℃であり得る。そのような冷たい水は、活性成分を分散させにくく、そのため散布タンクの金網が目詰まりを起こし、農薬の損失の原因となる。場合により、目詰まりのために散布タンクに必要な農薬量の全部を仕込むことが全く不可能となる。
例えば、キャプタンおよびホルペットを含むいくつかの粒状の配合物は、散布タンクに加えて激しく撹拌すると、大量の泡を発生する。泡の発生が激しいと、散布溶液の損失を招き、散布プロセスの効率が低下する。
そのため、これらの配合物は、散布性能が低下し、作物にダメージを与え、および/または処理の非効率をもたらし得る。この物理的な非相溶性は、界面活性剤、湿潤剤および分散剤を含む組合せを使用するか、または各種の相溶化剤を添加することにより、ある程度まで克服可能であることが認識されている。
農薬および肥料の非相溶性の問題の一般的な解決法が存在しないという事実に基づき、当技術分野では、改良された分散性、物理的安定性を有し、肥料と相溶性でもある新規な農薬配合物が必要とされている。
農薬を高電解質環境に適用すると、巨大な量の泡が発生し、そのため組成物を希釈または散布することが困難となる。上で述べた側面に基づき、当技術分野では、高い相溶特性と良好な環境安全性プロファイルとの両方を有する、補助薬品の組合せおよび適用を含む新規な農薬配合物が必要とされている。
配合物を冷水および/または硬水と混合する場合、生成する粒子を崩壊および分散させて粒子の分散性を高める必要がある。
冷水中での粒状物の崩壊および分散を促進するために発泡剤を使用し、分散剤および湿潤剤の量を増やすことが当技術分野で知られている。
米国特許第6,274,156号明細書は、農薬の粒状物と混合した発泡性粒状物を開示している。
米国特許第5,516,529号明細書は、水を吸収することが可能な非水溶性物質を含む発泡性粒状物を開示している。
しかしながら、配合物中の分散剤および発泡剤の量を多くするほど、水の存在下での泡立ちが大きくなり、消泡剤の使用量を増やすことにつながる。消泡剤は、例えば、温度および電解質などの環境条件の影響を受けやすい。
最近の10年間にわたり、高い性能を有する新規な農薬配合物の必要性が一層高まっている。
配合物の調製、貯蔵および施用プロセス中に高い安定性を有する物理的に高度に安定な配合物を開発する必要がある。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)有効量の農薬、
b)有効量の固体または液体のオイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)有効量の農薬、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水の存在下で施用するように配合される、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の固体または液状オイルベースの消泡剤、および
c)配合物の全重量を基準にして少なくとも3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、液体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法も提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬および有効量の発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、液体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスも提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬および有効量の発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)有効量の農薬、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、
c)有効量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性であるか、または冷水および/または硬水の存在下で施用するために配合され、発泡系対消散系の比率は、20:1~1:10である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の固体または液状オイルベースの消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)配合物の全重量を基準にして少なくとも3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の固体または液状オイルベースの消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、液体のオイルベースの消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体の配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬および発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、液体のオイルベースの消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬および有効量の発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を摩砕して粉体を得る工程
を含む。
本発明は、植物またはそれらの生長物質上で植物病原性真菌によって引き起こされる病害を防除または防止する方法であって、植物、それらのローカスまたはそれらの生長物質を本明細書で規定される配合物の少なくとも1種の有効量と接触させることを含む方法をさらに提供する。
別の態様では、本発明は、望ましくない植生を防除する方法であって、望ましくない植生のローカスに対して、本明細書で規定される配合物の少なくとも1種の有効量を施用することを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、望ましくない昆虫を防除する方法であって、前記昆虫が蔓延している領域に対して、本明細書で規定される配合物の少なくとも1種の有効量を施用することを含む方法を提供する。
定義
本明細書において使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明の主題が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。明確にするために以下に定義を述べる。
本明細書において使用される場合、「農薬」という用語は、害虫を防除および/または殺すために使用され得る薬剤を広く指す。その用語は、殺真菌剤、殺虫剤、線虫駆除剤、除草剤、ダニ駆除剤、駆虫薬または他の防除剤などを含むが、それらに限定されないことを理解されたい。化学的分類および応用ならびにそれぞれの分類の具体的な化合物については、“The Pesticide Manual Thirteenth Edition”(British Crop Protection Council,Hampshire,UK,2003)および“The e-Pesticed Manural,Version3”(British Crop Protection Council,Hampshire,UK,2003-04)(これらのそれぞれの内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)を参照されたい。
本明細書において使用される場合、「植物」または「作物」という用語は、植物全体、植物の器官(例えば、葉、茎、小枝、根、幹、大枝、新芽、果実など)、植物の細胞または植物の種子への参照を含む。この用語は、植物の収穫物、例えば果実および野菜も包含する。いくつかの実施形態では、「植物」という用語は、それらの生長物質も含み得、それらは、植物の繁殖に使用され得る植物のすべての生殖部位、例えば種子および植物の生長性物質、例えば切穂および塊茎などを含み得る。これは、種子、塊茎、胞子、球茎、球根、根茎、新芽、ベイサルシュート、匍匐枝およびつぼみならびに植物の他の部位、例えば若木および苗などを含み、これらは、発芽後、すなわち土から出た後に移植される。
本明細書において使用される場合、「ローカス」という用語は、害虫が既に存在する領域だけでなく、害虫が依然として発生していない領域および栽培下の領域も含む。
本明細書において使用される場合、「混合物」または「組合せ」という用語は、任意の物理的形態、例えばブレンド物、溶液などの組合せを指すが、これらに限定されない。
本明細書において使用される場合、「安定な」という用語は、発泡系を含む固体配合物を特徴付けるために使用される場合、発泡系が湿らされる前に実質的に反応しないことを意味する。例えば、発泡系は、空気中に40%RH未満のみ存在する湿分または湿らされる前の配合物中の湿分に曝露されたときに実質的に反応しない。
本明細書において使用される場合、「低泡立ち性」という用語は、固体配合物を特徴付けるために使用される場合、持続性の泡のレベルがSANCOの標準試験の限度以内であることを意味する。
本明細書において使用される場合、「自己分散性」という用語は、液相中のミクロ粒子を分散させるのに撹拌する必要がないことを指す。
本発明の主題の配合物は、それらの配合物が自己分散性であり、冷水および/または硬水の存在下で低泡立ち性であるために有利である。
本明細書において使用される場合、「発泡性」という用語は、水性溶液からのガスの抜けを指す。
本明細書において使用される場合、「消散」という用語は、水中に粒状物を散逸させて、活性成分のミクロ化された固体一次粒子(これから粒状物が構築される)とすることを指す。
本明細書において使用される場合、「液体粒状化助剤」という用語は、粒子間の摩擦を低減させ、粒状物の製造中の温度を下げることによって粒状化プロセスを改良し、配合成分の安定性を向上させる添加物を指す。
本明細書において使用される場合、「組成物」という用語は、施用前の、本明細書において開示された未希釈の配合物を指す。
本明細書において使用される場合、「最終使用組成物」という用語は、施用前の、本明細書において開示された希釈された配合物を指す。
本明細書において使用される場合、「農業的に許容されるキャリヤー」という文言は、農業または園芸で使用するための配合物を形成するための、当技術分野で公知でありかつ受容されているキャリヤーを意味する。
本明細書において使用される場合、「1つの(a)」または「1つの(an)」という不定冠詞は、本明細書において使用される場合、特に断らない限り、単数と複数とを意味する。したがって、「1つの(a)」、「1つの(an)」および「少なくとも1種」という用語は、本出願では相互に言い換え可能に使用することができる。
本出願を通じて、各種の実施形態の記述で「含む」という用語が使用される。しかしながら、いくつかの特定の例において、実施形態は、代わりに「から実質的になる」または「からなる」という語を使用して記載され得ることが当業者によって理解される。
本発明の教示をよりよく理解するために、かつ教示の範囲を決して限定せずに、それぞれの数値パラメーターは、報告された有意な桁の数の観点から、通常の「丸め」技術を適用して解釈されるべきである。これに関連して、本明細書における「約」という用語の使用は、提示された数値の±10%の範囲を含む。さらに、本明細書における同一の成分または性質についてのすべての範囲の終点は、それらの終点を含み、独立して組み合わされ得、すべての中間点および中間の範囲を含む。
農薬配合物
冷水および高電解質環境で使用するための配合物は、泡の形成の影響を極めて受けやすく、泡の形成を調節することは、分散剤、水の温度および電解質の濃度のために困難である。これらは、すべて消泡剤の効果および濃度に劇的に影響する。
加えて、発泡系を含む配合物は、湿分の影響を受けやすく、安定性を確保するために、そのような固体配合物は、極めて限られた量の水のみを含むべきである。
本発明は、発泡系、消散系および消泡剤を含む農薬配合物を提供し、配合物中での湿分の量は、限定され、配合物は、安定である。いくつかの実施形態では、配合物中の湿分は、3%未満である。好ましくは、配合物中の湿分は、1%未満である。
本発明は、通常の貯蔵条件下で化学的および物理的安定性を示し、また水中で改良された分散性を示し、肥料と混合したときに相溶性である農薬配合物に関する。
化学的および物理的安定性は、配合物が下記のCIPAC試験に合格する場合に一般的に「良好」と考えられ、その試験は、貯蔵安定性試験の前後において関連する業界の標準である(54℃で2週間または均等なもの - 40℃で8週間後)。
1.活性成分(AI)濃度が、当技術分野で許容される数値に従って安定である(例えば、50%AI±25gr/kg(公表含量)より高い濃度)、
2.pH(1%溶液中)安定で±2、
3.持続性の泡(0.5%)(温度=5℃)、1分間後に<60mL、
4.MT185-ウェットシーブ試験、<1%(10%、75μm)、
5.懸濁性(0.5%)>60%、
6.湿潤性(10%)(温度=5℃)、5秒以内、および
7.PSD、D90<21μ
通常の貯蔵条件は、室温で2年の貯蔵であるか、または加速貯蔵安定性試験におけるものである:54℃で2週間後もしくは均等なもの - 40℃で8週間後もしくは35℃で12週間後。
本発明は、限定された少ない量の泡のみを生成する農薬配合物を提供する。
いくつかの実施形態では、泡の量は、標準CIPAC試験により試験する。いくつかの実施形態では、消泡剤は、標準CIPAC試験下、冷水および/または硬水中で0.5%配合物の持続性の泡を低減させるのに有効である。持続性の泡は、標準寸法のメスシリンダー中で配合物を希釈して、均一または不均一な混合物を作成し、メスシリンダー中の混合物を決められた回数だけ反転させることにより測定することができる。生成した持続性の泡の量と、ある時間が経過した後に残っている泡の量とを測定する。例えば、「0.5%配合物」とは、持続性の泡を評価するために、0.5重量%の安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を含む均一または不均一な混合物を使用したことを意味する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)有効量の農薬、
(b)有効量の消泡剤、および
(c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
いくつかの実施形態では、消泡剤は、固体の消泡剤である。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)有効量の農薬、
(b)有効量の固体の消泡剤、および
(c)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)有効量の農薬、
(b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、および
(c)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
1つの実施形態では、配合物は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
(b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の固体の消泡剤、および
(c)配合物の全重量を基準にして少なくとも3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物である。
1つの実施形態では、配合物は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
(b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の液状のオイルベースの消泡剤、および
(c)配合物の全重量を基準にして3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物である。
いくつかの実施形態では、液体のオイルベースの消泡剤は、水を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、液体のオイルベースの消泡剤は、水を含まない。
いくつかの実施形態では、配合物は、ある量の消散系をさらに含む。いくつかの実施形態では、消散系の量は、配合物の全重量を基準にして最大で45重量%である。いくつかの実施形態では、消散系の量は、配合物の全重量を基準にして0.5重量%よりも多い。いくつかの実施形態では、消散系の量は、配合物の全重量を基準にして最大で25重量%である。いくつかの実施形態では、消散系の量は、配合物の全重量を基準にして約7.5重量%~約16重量%である。
いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約20:1~約1:10である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約15:1~約1:1、好ましくは約14:1~約1:1、より好ましくは約7:1~約1:1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1~約1:10、好ましくは約1:10~約1:5である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、7:1~1:5である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:2~約1:4.9である。発泡系と消散系との間の重量比は、極めて重要であり、泡の形成速度とその量とに影響する。
いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1.7である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:4.9である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:2である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1.1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約7:1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1.1:1である。
さらなる実施形態では、農薬配合物は、消泡剤および消散系が既に組み込まれ、散布タンクに追加の外部成分を添加する必要がないという利点を有する。
自己分散性配合物は、可溶性配合物にも有利である。
いくつかの実施形態では、発泡系は、酸および塩基、好ましくは弱酸および弱塩基を含む。しかしながら、本明細書に記載の配合物と共に使用され得る発泡系は、酸と塩基との組合せに限定されない。
酸と塩基との間の化学反応は、発泡系を水と組み合わせて湿らせたときに急速かつ自発的にCOガスの発生をもたらすことができる。インサイチューでのガスの発生は、固体の崩壊および/または粒子の分散を促進する。
酸としては、有機酸および無機酸が挙げられるが、これらに限定されない。無機酸は、弱酸であり得る。有機酸としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:カルボン酸、例えばクエン酸、フマル酸、フタル酸、マレイン酸、リンゴ酸、シュウ酸、アジピン酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、コハク酸および酒石酸またはそれらの任意の組合せ。
塩基としては、有機塩基および無機塩基が挙げられるが、これらに限定されない。無機塩基は、弱塩基であり得る。無機塩基としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アルカリ金属の炭酸塩または重炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウムまたはそれらの任意の組合せ。
いくつかの実施形態では、消散系は、少なくとも1種の分散剤および少なくとも1種の湿潤剤を含む。
分散剤としては、低泡立ち性界面活性剤が挙げられるが、これに限定されない。
低泡立ち性界面活性剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アルキルナフタレンスルホネート、ホルムアルデヒド縮合物、縮合メチルナフタレンスルホネート、ナトリウム塩、脂肪族アルコールエトキシレート、アルコキシル化アルコール、シリコーン界面活性剤、疎水変性ポリアクリレート、アルコールアルコキシレート、リグノスルホネートおよびそれらの混合物。
湿潤剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ナトリウムフェノールスルホン酸ホルムアルデヒドポリ縮合物、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリアルコキシル化ブチルエーテルおよびポリアリールフェニルエーテルホスフェート。
本発明の配合物を冷水および/または硬水と混合する場合、生成する粒子を崩壊および分散させて粒子の懸濁性を高める必要がある。
いくつかの実施形態では、分散剤対湿潤剤の重量比は、約1:10~約10:1である。別の実施形態では、分散剤対湿潤剤の重量比は、約1:2~約6:1である。いくつかの実施形態では、分散剤対湿潤剤の重量比は、1:2である。いくつかの実施形態では、分散剤対湿潤剤の重量比は、2:1である。いくつかの実施形態では、分散剤対湿潤剤の重量比は、6:1である。
1つの実施形態では、配合物中の酸対塩基のモル比は、1:10~10:1である。別の実施形態では、酸対塩基のモル比は、約1:5~5:1である。1つの特定の実施形態では、酸対塩基のモル比は、約1:2~2:1である。1つの特定の実施形態では、酸対塩基のモル比は、約1:0.5~1:6である。1つの特定の実施形態では、酸対塩基のモル比は、約1:1.5~1:4である。1つの特定の実施形態では、酸対塩基のモル比は、約1:1.5~約1:2である。
いくつかの実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして少なくとも1重量%、または2重量%、または3重量%、または5重量%、または10重量%、または15重量%、または20重量%、または25重量%、または30重量%、または35重量%、または40重量%である。別の実施形態では、発泡系は、配合物の全重量を基準にして約1~40重量%の量で配合物中に存在する。別の特定の実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして約2~約30重量%である。別の特定の実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして約3~約30重量%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして約5重量%~約25重量%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして約3重量%~約25重量%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する発泡系の量は、配合物の全重量を基準にして約3重量%~約5重量%である。
本発明は、消泡剤を含み、それらは、液体のオイルベースの消泡剤または固体の消泡剤であり得る。いくつかの実施形態では、消泡剤は、Rhodorsil(登録商標)EP
6703、Geronol AF80またはSAG 1538ではない。消泡剤は、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤であることが好ましい。シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤は、粒状化プロセス、貯蔵および電解質環境において不活性化しやすいことがよく知られている。
いくつかの実施形態では、好適な消泡剤は、押出加工プロセスの操作条件に耐えられなければならない。いくつかの実施形態では、消泡剤は、50℃より高い温度に耐えることができる。いくつかの実施形態では、消泡剤は、40℃より高い温度に耐えることができる。いくつかの実施形態では、消泡剤は、35℃より高い温度に耐えることができる。さらに、本発明の配合物は、例えば、肥料などの無機塩と混合され得るため、消泡剤は、そのような混合物において配合物の泡立ちを抑制する。
別の実施形態では、配合物中の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして0.1重量%、または0.2重量%、または0.5重量%、または1重量%、2重量%、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%である。
別の実施形態では、配合物中の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.1~30重量%である。別の実施形態では、配合物中の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.1~20重量%である。別の特定の実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.2~約5%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.5~約5%である。なおさらなる実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.5~約3%である。なお別の実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.2~5重量%である。なおさらなる実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.5~約2.5%である。なおさらなる実施形態では、配合物中に存在する消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約1~約2%である。
別の実施形態では、配合物中の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして5重量%未満である。
本発明の配合物中で使用され得る消泡剤の適切で非限定的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:流動性のあるキャリヤー粉体の上のシリコン(シリコーン)、例えば中性キャリヤー上のポリシロキサン。本発明の配合物中で使用され得る液体のオイルベースの消泡剤の一例は、ポリジメチルシロキサンオイルをベースとする液体およびシリカである。好ましい実施形態では、固体の消泡剤は、Silfoam(登録商標)SP 150である。Silfoam(登録商標)SP 150は、Wacker Chemie AGから販売されているポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤である。
いくつかの実施形態では、農薬および発泡系を含む混合物に固体の消泡剤を添加してから微粉砕および粒状化を行う。
別の実施形態では、本発明の配合物中の固体の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして少なくとも0.1重量%、0.2重量%、0.5重量%、または1重量%、または5重量%、または10重量%、または15重量%、20重量%、または30重量%である。別の実施形態では、配合物中に存在する固体の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.2~5重量%である。別の実施形態では、配合物中に存在する固体の消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約1重量%~約2重量%である。
別の実施形態では、本発明の配合物中の液体のオイルベースの消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして少なくとも0.1重量%、0.2重量%、0.5重量%、または1重量%、または5重量%、または10重量%、または15重量%、20重量%、または30重量%である。別の実施形態では、配合物中に存在する液体のオイルベースの消泡剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.2~5重量%である。
いくつかの実施形態では、配合物は、粉体形態である。いくつかの実施形態では、配合物は、粒状物形態である。いくつかの実施形態では、配合物は、錠剤形態である。いくつかの実施形態では、錠剤は、可溶性の錠剤である。いくつかの実施形態では、錠剤は、分散可能な錠剤である。配合物は、水分散可能な粒状物(WDG)、可溶性の粒状物(SG)、水和性の粉体(WP)または可溶性の粉体(SP)の形態であり得る。配合物は、水分散可能な粒状物の形態であることが好ましい。
1つの実施形態では、農薬は、固体の形態である。
本発明の配合物は、少なくとも70℃、少なくとも75℃、少なくとも80℃、少なくとも85℃、少なくとも90℃、少なくとも95℃または少なくとも100℃の融点を有する農薬を含み得る。本発明の主題の農薬は、少なくとも100℃の融点を有することが好ましい。
農薬とは、殺真菌剤、除草剤、殺虫剤および線虫駆除剤ならびにそれらの組合せを指す。
殺真菌剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:ストロビルリン、フタルイミド殺真菌剤、アゾール殺真菌剤またはそれらの任意の組合せ。
具体的な実施形態では、殺真菌剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アゾキシストロビン、ブプロフェジン、キャプタン、メルパン、ホルペット、クロロサロニル、シモキサニル、サイアゾファミド、ジフルベンズロン、ジメトモルフ、フィプロニル、フォセチルアルミニウム、プロクロラズ(亜鉛錯体)、テブコナゾールまたはそれらの任意の組合せ。
殺虫剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:オルガノクロリド、ネオニコチノイド、ピレスロイド、エバーメクチン、ジノテフランまたはそれらの任意の組合せ。
具体的な実施形態では、殺虫剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:イミダクロプリド、ノバルロン、ピメトロジン、チアメトキサム、カルタップ、エマメクチンベンゾエートまたはそれらの任意の組合せ。
除草剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:イミダゾリノン、スルホニル尿素、カルバメート、トリアジンまたはそれらの任意の組合せ。
具体的な実施形態では、除草剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アトラジン、DCPA、ニコスルフロンまたはそれらの任意の組合せ。
いくつかの実施形態では、農薬は、キャプタンである。いくつかの実施形態では、農薬は、ホルペットである。いくつかの実施形態では、農薬は、ホセチル-アルミニウム、ホルペットおよびジメトモルフの組合せである。いくつかの実施形態では、農薬は、カルタップとエマメクチンベンゾエートとの組合せである。いくつかの実施形態では、農薬は、メルパンである。いくつかの実施形態では、農薬は、ピメトロジンとジノテフランとの組合せである。
1つの実施形態では、配合物中の農薬の量は、配合物の全重量を基準にして約0.1~99重量%、約0.1~95重量%または約0.1~90重量%である。1つの特定の実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして少なくとも20重量%、30重量%、40重量%、50重量%、60重量%、70重量%、80重量%、90重量%の濃度で存在する。1つの特定の実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして好ましくは少なくとも70重量%、少なくとも75重量%、少なくとも80重量%、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%の濃度で存在する。1つの実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして約70~95%の濃度で存在する。1つの実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして約40~95%の濃度で存在する。1つの実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして約25~85%の濃度で存在する。1つの実施形態では、農薬は、配合物の全重量を基準にして約80~85%の濃度で存在する。
いくつかの実施形態では、本発明の配合物は、湿潤剤をさらに含む。
本発明の主題において使用される湿潤剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:低泡立ち性の界面活性剤、例えばアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ナトリウムフェノールスルホン酸ホルムアルデヒドポリ縮合物、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリアルコキシル化ブチルエーテルおよびポリアリールフェニルエーテルホスフェート。
いくつかの実施形態では、配合物中の湿潤剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.1~15重量%である。別の特定の実施形態では、配合物中に存在する湿潤剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.5~約12%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する湿潤剤の量は、配合物の全重量を基準にして約0.5~約6%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する湿潤剤の量は、配合物の全重量を基準にして約2.5~約4.5%である。
別の実施形態では、配合物中の湿潤剤の量は、配合物の全重量を基準にして10重量%未満である。
湿潤剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ナトリウムフェノールスルホン酸ホルムアルデヒドポリ縮合物、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリアルコキシル化ブチルエーテルおよびポリアリールフェニルエーテルホスフェート。
いくつかの実施形態では、配合物は、分散剤をさらに含む。
分散剤としては、低泡立ち性界面活性剤が挙げられるが、これに限定されない。
低泡立ち性界面活性剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アルキルナフタレンスルホネート、ホルムアルデヒド縮合物、アルコキシル化アルコール、シリコーン界面活性剤、縮合メチルナフタレンスルホネート、ナトリウム塩、脂肪族アルコールエトキシレート、シリコーン界面活性剤、疎水変性ポリアクリレート、リグノスルホネートおよび混合物。
いくつかの実施形態では、配合物中の分散剤の量は、配合物の全重量を基準にして30重量%未満である。いくつかの実施形態では、配合物中の分散剤の量は、配合物の全重量を基準にして20重量%未満である。別の特定の実施形態では、配合物中に存在する分散剤の量は、配合物の全重量を基準にして約1~約20%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する分散剤の量は、配合物の全重量を基準にして約2~約16%である。さらなる実施形態では、配合物中に存在する分散剤の量は、配合物の全重量を基準にして約2.5~約11%である。
いくつかの実施形態では、配合物は、粒状化助剤をさらに含む。粒状化助剤は、潤滑剤として機能し、粒状化プロセスにおける摩擦を低減させ、その結果、粒状化中の温度を下げる。
粒状化助剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールでアルキル化したポリアルコキシル化グリコール。
いくつかの実施形態では、粒状化助剤は、固体である。いくつかの実施形態では、粒状化助剤は、液体である。いくつかの実施形態では、粒状化助剤は、粒状化水中の溶液として調製され得る。
別の実施形態では、配合物中の粒状化助剤の量は、配合物の全重量を基準にして少なくとも0.1重量%、または0.2重量%、または0.5重量%、または1重量%、または1.5重量%、または2重量%、または2.5重量%である。別の実施形態では、粒状化助剤の量は、配合物の全重量を基準にして10重量%未満である。別の実施形態では、粒状化助剤の量は、配合物の全重量を基準にして約2重量%未満である。
いくつかの実施形態では、配合物は、添加物をさらに含む。いくつかの実施形態では、配合物は、充填剤をさらに含む。1つの実施形態では、充填剤は、固体の充填剤である。いくつかの実施形態では、配合物は、農業的に許容されるキャリヤーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、配合物は、緩衝剤、乾燥剤、加工助剤、助剤、毒性緩和剤、接着剤、中和剤、粘結剤、金属イオン封鎖剤、安定剤、抗酸化剤またはそれらの混合物などをさらに含む。
いくつかの実施形態では、緩衝剤は、クエン酸塩、リン酸塩、酢酸塩またはそれらの混合物である。いくつかの実施形態では、乾燥剤は、アルミノケイ酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、加工助剤は、非晶質シリカ、ヒュームドシリカまたはそれらの混合物である。
さらなる実施形態では、本明細書において論じられる農薬の農業用配合物は、
(a)配合物の全重量を基準にして少なくとも25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
(b)配合物の全重量を基準にして0.5重量%~30重量%の量の固体の消泡剤、および
(c)配合物の全重量を基準にして3~25重量%の量の発泡系
を含む農薬配合物である。
さらなる実施形態では、本明細書において論じられる農薬の農業用配合物は、
(a)配合物の全重量を基準にして少なくとも25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
(b)配合物の全重量を基準にして0.5重量%~30重量%の量の液体のオイルベースの消泡剤、および
(c)配合物の全重量を基準にして3~25重量%の量の発泡系
を含む農薬配合物である。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の固体の消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の固体の消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、および
c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)有効量の農薬、
b)有効量の固体の消泡剤、
c)有効量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)有効量の農薬、
b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、
c)有効量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の固体の消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)配合物の全重量を基準にして3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)配合物の全重量を基準にして25~85重量%の量の少なくとも1種の農薬、
b)配合物の全重量を基準にして最大で10重量%の量の液状のオイルベースの消泡剤、c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)配合物の全重量を基準にして3~25重量%の量の発泡系
を含み、冷水および/または硬水と相溶性である、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の固体の消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種の農薬、
b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の固体の消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明は、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
a)少なくとも1種のフタルイミド殺真菌剤、
b)有効量の液体のオイルベースの消泡剤、
c)配合物の全重量を基準にして最大で45重量%の量の消散系、および
d)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物をさらに提供する。
本発明の1つの実施形態では、配合物は、粒状化助剤をさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、配合物は、固体の充填剤および/または農業的に許容されるキャリヤーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、粒状化助剤を溶液として調製してから粒状化させることができる。
他の成分、例えば接着剤、中和剤、粘結剤、金属イオン封鎖剤、安定剤、緩衝剤および/または抗酸化剤も本発明の配合物に添加されて、配合物の安定性を向上させ得る。
本発明の配合物と相溶性である肥料は、一般的に電解質であり、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、無水アンモニア、硝酸尿素カルシウム、オキサミド、硝酸カリウム、尿素、尿素硫酸塩、アンモニア化過リン酸塩、リン酸二アンモニウム、硝酸リン酸塩、炭酸カリウム、メタリン酸カリウム、塩化カルシウム、リン酸アンモニウムマグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウム、硫酸カリウム。そのような肥料は、当業者に公知である。
本発明の配合物は、例えば、ホウ素、コバルト、銅、鉄、マグネシウム、モリブデン、カリウム、ナトリウム、硫黄および亜鉛イオンなどの元素を含む微量栄養素配合物とも実質的に相溶性である。
肥料が電解質的な性質を有するため、本明細書において論じられる配合物をそれらの肥料と混合すると、その結果としての高電解質混合物は、配合物のある種の成分と共存しにくくなり得る。したがって、上述の配合物のそれぞれの成分は、電解質水溶液と相溶性であるようにするべきである。
本明細書における農業用配合物は、水および/または肥料と混合され得、所望のローカスの出芽前および/または出芽後に例えば航空機用散布タンク、背負い型散布タンク、家畜浸漬槽、地上散布で使用する農場用装置(例えば、ブーム散布器、ハンド散布器)などの任意の手段により施用され得る。望ましいローカスは、土壌、植物などである。
本発明の方法で使用する場合、本明細書において論じられる配合物は、肥料と共に施用され得るか、または肥料に続けて施用され得る。すなわち、農薬配合物と肥料とは、同時にまたは順次施用され得る。
さらに、本明細書における農業用配合物は、望ましくない害虫の幅広い品種を防除する目的で1種または複数の他の農薬と組み合わせて使用され得る。他の農薬と組み合わせて使用する場合、本明細書において述べる配合物は、他の農薬と共に配合され得、他の農薬とタンク混合され得、または他の農薬と順次施用され得る。さらに、本明細書において述べる配合物は、任意選択的に、他の農薬配合物と組み合わされるかまたはブレンドされ得る。この農薬のブレンド物を使用して、収穫環境および非収穫環境で害虫を防除することができる。
本発明の配合物は、さらなる作物保護剤、例えば生物刺激剤、軟体動物駆除剤、生長調整物質、生物剤、肥料またはそれらの混合物を含み得る。追加の作物保護剤と組み合わせて使用する場合、配合物は、それらの助剤と共に配合され得、助剤とタンク混合され得、または助剤と順次施用され得る。
いくつかの実施形態では、農薬配合物は、空気中に湿分が40%RH未満で存在するときに安定である。いくつかの実施形態では、配合物は、空気中に湿分が40%RH以上存在するときに安定である。いくつかの実施形態では、配合物は、空気中に湿分が40%RH~50%RHで存在するときに安定である。いくつかの実施形態では、配合物は、空気中に湿分が50%RH~60%RHで存在するときに安定である。
いくつかの実施形態では、農薬配合物は、温度54℃で少なくとも2週間貯蔵したときに安定である。
1つの実施形態では、農薬配合物を硬水中で容易に分散させることができる。いくつかの実施形態では、水は、炭酸カルシウムの120~1000ppmの硬度を有する。いくつかの実施形態では、水は、炭酸カルシウムの180~1000ppmの硬度を有する。いくつかの実施形態では、水は、炭酸カルシウムの300~1000ppmの硬度を有する。
1つの実施形態では、農薬配合物を冷水中で容易に分散させることができる。いくつかの実施形態では、冷水は、9℃未満の温度を有する。いくつかの実施形態では、冷水は、5~9℃の温度を有する。いくつかの実施形態では、冷水は、2~8℃の温度を有する。いくつかの実施形態では、冷水の温度は、4~6℃ほどに冷たいか、または4℃未満である。
本発明の主題の配合物は、押出加工プロセスを使用して加工され得る。代わりに、以下の方法の1つまたは複数を使用して配合物を加工し得る:(1)混合凝集化、(2)パンもしくはドラムによる粒状化、(3)流動床粒状化。
1つの実施形態では、本明細書において開示された配合物は、改良された分散性能を有する。いくつかの実施形態では、農薬配合物は、10分以内、好ましくは5分以内に分散し、より好ましくは、農薬配合物は、水(硬水および/または冷水を含む)と接触させると直ちに分散する。
本発明は、本明細書に記載の配合物のいずれか1つを含むパッケージも提供し、そのパッケージは、湿分不透過性である。本明細書において使用される場合、「不透過性」という用語は、パッケージの特性を示すのに使用する場合、パッケージが湿分に対する十分な不透過性を有するため、パッケージを湿った空気に曝露しても、パッケージに含まれる配合物中に含まれる発泡系が実質的に反応しないことを意味する。例えば、パッケージは、アルミニウム金属膜を含む積層フィルムで作られ得る。
分散可能な安定な配合物の調製
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
いくつかの実施形態では、その方法は、工程(i)中にある量の消散系を混合することをさらに含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスを提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤、消散系および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む。
本発明は、液体のオイルベースの消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体の配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬および発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、液体の消泡剤を含む本発明の配合物の製造プロセスも提供し、そのプロセスは、
(i)有効量の農薬および有効量の発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
本発明は、液体のオイルベースの消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物のための製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、消散系および有効量の発泡系を混合する工程、
(ii)混合物を粒状化して粒状物を得る工程、および
(iii)そのようにして得られた粒状物に有効量の液体のオイルベースの消泡剤を適用する工程
を含む。
いくつかの実施形態では、有効量の液体のオイルベースの消泡剤を、そのようにして得られた粒状物に適用して粒状物の表面上に吸収させる。いくつかの実施形態では、有効量の液体のオイルベースの消泡剤を、そのようにして得られた粒状物に適用して粒状物の表面の上に液体の層を形成する。
いくつかの実施形態では、有効量の液体のオイルベースの消泡剤をスプレー法で適用する。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法もさらに提供し、その方法は、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を摩砕して粉体を得る工程
を含む。
いくつかの実施形態では、その方法は、工程(i)中にある量の消散剤を混合することをさらに含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスを提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を摩砕して粉体を得る工程
を含む。
本発明は、固体の消泡剤を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物の製造プロセスもさらに提供し、その製造プロセスは、
(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤、消散系および有効量の発泡系を混合する工程、および
(ii)混合物を摩砕して粉体を得る工程
を含む。
いくつかの実施形態では、プロセスは、工程(ii)の実施前に工程(i)の混合物を微粉砕して所望の粒径分布にする工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、所望の粒径分布は、D(90)<35ミクロンである。いくつかの実施形態では、所望の粒径分布は、D(90)<26ミクロンである。いくつかの実施形態では、所望の粒径分布は、D(90)<22ミクロンである。いくつかの実施形態では、所望の粒径分布は、D(90)<20ミクロンである。いくつかの実施形態では、所望の粒径分布は、D(90)<19ミクロンである。
いくつかの実施形態では、製造プロセスは、工程(ii)の実施前に消散系を工程(i)の混合物と混合する工程をさらに含む。
いくつかの実施形態では、消散系は、少なくとも1種の分散剤および少なくとも1種の湿潤剤を含む。
いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約20:1~約1:10である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約15:1~約1:1、好ましくは約14:1~約1:1、より好ましくは約7:1~約1:1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1~約1:10、好ましくは約1:10~約1:5、好ましくは7:1~1:5である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:2~約1:4.9である。発泡系と消散との間の重量比は、極めて重要であり、泡の形成速度とその量とに影響する。
いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1.7である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:4.9である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:2である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1:1.1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約7:1である。いくつかの実施形態では、発泡系対消散系の重量比は、約1.1:1である。
いくつかの実施形態では、製造プロセスは、工程(ii)の実施前に分散剤を工程(i)の混合物と混合する工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、プロセスは、工程(ii)の実施前に湿潤剤を工程(i)の混合物と混合する工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、プロセスは、工程(i)の混合物に粒状化助剤を添加する工程をさらに含む。
いくつかの実施形態では、農薬を摩砕した後に工程(i)を実施する。
いくつかの実施形態では、方法または製造プロセスは、そのようにして得られた粒状物または粉体を圧縮して錠剤を得る工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、方法または製造プロセスは、そのようにして得られた粒状物を圧縮して錠剤を得る工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、方法または製造プロセスは、そのようにして得られた粉体を圧縮して錠剤を得る工程をさらに含む。
使用方法
本明細書に記載の配合物は、望ましくない植生、菌類病原体、細菌、昆虫または線虫の防除に適している。本発明の主題の農薬配合物を使用する方法は、農薬配合物をキャリヤー(例えば、水)に添加することと、そのようにして得られた農薬配合物を含む分散体または溶液を散布施用に使用して、収穫環境または非収穫環境における望ましくない植生、菌類病原体、細菌または昆虫を防除することとを含む。
農薬配合物の有効散布量を一般的に決めることはできず、なぜなら、それは、農薬のタイプ、目標とする害虫、天候条件および作物のタイプなどの各種の条件に依存して変化するからである。
1つの実施形態では、配合物は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約1~100kgの農薬配合物の割合で希釈される。さらなる実施形態では、配合物は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約1~30kgの農薬配合物の割合で希釈される。さらに別の実施形態では、配合物は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約5~15kgの農薬配合物の割合で希釈される。1つの実施形態では、キャリヤーは、水である。
いくつかの実施形態では、配合物を肥料と共に施用する。いくつかの実施形態では、配合物を肥料とタンク混合する。いくつかの実施形態では、配合物を肥料と順次に施用する。
1つの実施形態では、肥料は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約1~100kgの割合で希釈される。さらなる実施形態では、肥料は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約1~30kgの割合で希釈される。さらに別の実施形態では、肥料は、キャリヤー中において1000Lのキャリヤーあたり約2~20kgの割合で希釈される。いくつかの実施形態では、キャリヤーは、水である。
最終使用組成物の調製および施用
本発明は、本明細書に記載の配合物の最終使用組成物も提供する。
本発明の最終使用組成物は、本明細書に記載の配合物をキャリヤー(例えば、水)で希釈することにより得ることができる。
固体配合物は、タンクに水を加えた後にタンクに添加され得る。
固体配合物は、タンク上に置いた金網の上で配合物を洗浄することによってタンクに加えられ得る。
本発明の配合物は、水で希釈してから、水性組成物を作成するのに使用され、それが作物の保護において使用される。いくつかの実施形態では、作物の保護において使用される水性組成物は、溶液である。いくつかの実施形態では、作物の保護において使用される水性組成物は、分散液である。
いくつかの実施形態では、最終使用組成物は、溶液である。いくつかの実施形態では、最終使用組成物は、分散液である。
いくつかの実施形態では、希釈前に配合物を湿らせて懸濁状態の濃縮物配合物を形成する。
いくつかの実施形態では、希釈前に配合物を湿らせて濃縮液体配合物を形成する。
本明細書において開示されたそれぞれの実施形態は、他の開示された実施形態のそれぞれにも適用可能であると考えられる。したがって、本明細書に記載の各種の要素のすべての組合せが本発明の範囲に包含される。さらに、配合物の実施形態に記載された要素は、本明細書に記載の方法、プロセスおよび使用の実施形態でも使用され得、その逆も同様である。
配合実施例1
配合の1つの例示的実施形態を以下の表1に示す。
この配合物は、キャプタンをSupragil(登録商標)MNS/90、Supragil(登録商標)WP、クエン酸、重炭酸ナトリウムおよびSilfoam(登録商標)SP150とミキサー中において、粉体が均質に分散するまで混合することにより調製した。次いで、プレミックスをd90<22ミクロンの粒径分布が得られるまで摩砕した。プレミックスの一部を、Micronizerジェットミルを用いて摩砕し、遠心ミルを用いて第2の部分を摩砕した。
摩砕したプレミックスをミキサー中において、9%のETHYLAN(登録商標)NS500LQを含む粒状化水を用いて湿らせた。湿らせた粉体を、エクストルージョングラニュレーターで0.8~2mmのスクリーンを通して押出成形し、粒状物は、流動床乾燥機中で乾燥させた。次いで、乾燥させた粒状物を篩別した。
配合物は、以下の圃場施用条件下で良好な分散性および低泡立ち性を示した:硬水(水(D)342PPM)、冷水温度(5~9℃)、15kg-肥料/1000Lまでの量で混合;肥料はカルシウム(例えば、Fertilizer Ca(NO-Calcinit(Ca+2:19%;CaO:26.5%)を含んだ。結果を表2~3に示す。
配合実施例2
配合の1つの例示的実施形態を以下の表4に示す。
この配合物は、ホルペットをAgrilan(登録商標)789、Supragil(登録商標)WP、クエン酸、重炭酸ナトリウムおよびSilfoam(登録商標)SP150とミキサー中において、粉体が均質に分散するまで混合することにより調製した。次いで、プレミックスをd90<19ミクロンの粒径分布が得られるまで摩砕した。プレミックスの一部を、Micronizerジェットミルを用いて摩砕し、遠心ミルを用いて第2の部分を摩砕した。微粉砕のタイプは、本明細書で以下において説明する結果に大きい影響を有さなかった。
摩砕したプレミックスをミキサー中において、4.5%のETHYLAN(登録商標)NS500LQを含む粒状化水を用いて湿らせた。湿らせた粉体を、エクストルージョングラニュレーターで0.8~2mmのスクリーンを通して押出成形し、粒状物は、流動床乾燥機中で乾燥させた。次いで、乾燥させた粒状物を篩別した。
配合物は、以下の圃場施用条件下で良好な分散性および低泡立ち性を示した:硬水(水(D)342PPM)、冷水温度(5~9℃)、15kg-肥料/1000Lまでの量で混合;肥料はCalcium(例えば、Fertilizer Ca(NO-Calcinit(Ca+2:19%;CaO:26.5%)を含んだ。結果を表5~6に示す。
配合実施例3
配合の1つの例示的実施形態を以下の表7に示す。
この配合物は、ホセチル-アルミニウム、ホルペットおよびジメトモルフをベロール08、Supragil(登録商標)WP、クエン酸、重炭酸ナトリウムおよびSilfoam(登録商標)SP150とミキサー中において、粉体が均質に分散するまで混合することにより調製した。次いで、プレミックスをd90<19ミクロンの粒径分布が得られるまで摩砕した。プレミックスの一部を、Micronizerジェットミルを用いて摩砕し、遠心ミルを用いて第2の部分を摩砕した。微粉砕のタイプは、本明細書で以下において説明する結果に大きい影響を有さなかった。
摩砕したプレミックスをミキサー中において、4.5%のETHYLAN(登録商標)NS500LQを含む粒状化水を用いて湿らせた。湿らせた粉体を、エクストルージョングラニュレーターで0.8~2mmのスクリーンを通して押出成形し、粒状物は、流動床乾燥機中で乾燥させた。次いで、乾燥させた粒状物を篩別した。
配合物は、以下の圃場施用条件下で良好な分散性および低泡立ち性を示した:硬水(水(D)342PPM)、冷水温度(5~9℃)、15kg-肥料/1000Lまでの量で混合;肥料はCalcium(例えば、Fertilizer Ca(NO-Calcinit(Ca+2:19%;CaO:26.5%)を含んだ。結果を表8~9に示す。
配合実施例4
配合の1つの例示的実施形態を以下の表10に示す。
1.ステージA:プレミックスの調製:
カルタップHCl(Tech)およびエマメクチンベンゾエート(Tech)をSupragil(登録商標)WP、クエン酸、重炭酸ナトリウム、Silfoam(登録商標)SP150、Ionol(登録商標)CPおよびラクトースと混合してプレミックスを調製した。プレミックスを摩砕してd90<20ミクロンの粒径分布とした。
2.ステージB:粒状化:
4%のETHYLAN(登録商標)NS500LQを含む粒状化水をほぼ13%用いてプレミックスを湿らせた(溶液は事前に準備された)。0.8mmのスクリーンを通したエクストルージョングラニュレーションを実施し、粒状物を流動床乾燥機中で乾燥させた。乾燥させた粒状物を篩別した。
この配合物についての安定性試験の結果を以下の表11にまとめた。
配合実施例5
配合の1つの例示的実施形態を以下の表12に示す。
この配合物は、メルパンをAgrilan(登録商標)789、Supragil(登録商標)WP、Morwet D500、Ufoxan 3A、硫酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、コーンスターチおよびSilfoam(登録商標)SP150とミキサー中において、粉体が均質に分散するまで混合することにより調製した。次いで、プレミックスをd90<19ミクロンの粒径分布が得られるまで摩砕した。プレミックスの一部を、Micronizerジェットミルを用いて摩砕し、遠心ミルを用いて第2の部分を摩砕した。微粉砕のタイプは、本明細書で以下において説明する結果に大きい影響を有さなかった。
摩砕したプレミックスをミキサー中において、4.5%のETHYLAN(登録商標)NS500LQを含む粒状化水を用いて湿らせた。湿らせた粉体を、エクストルージョングラニュレーターで0.8~2mmのスクリーンを通して押出成形し、粒状物は、流動床乾燥機中で乾燥させた。次いで、乾燥させた粒状物を篩別した。
配合実施例6
配合の1つの例示的実施形態を以下の表14に示す。
調製手順:
ステージA:摩砕プレミックスの調製
この配合物は、ピメトロジン(Tech)およびジノテフラン(Tech)をUfoxan 3A、Agrilan(登録商標)789、Supragil(登録商標)WP、Silfoam(登録商標)SP150、硫酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、エアロジル(Aerosil)150、Tixosil 43、DOW PAC ULVおよびコーンスターチと混合することにより調製した。次いで、プレミックスをd90<19ミクロンの粒径分布が得られるまで摩砕した。
ステージB:水和溶液の調製
7.5%のBreak-THRU S 240、7.5%のAtlox 4913、および7.5%のEmulsogen TS 540、および77.5%の水を含む水和溶液を調製した。
ステージC:水和および湿潤化
ステージAからの摩砕したプレミックスを、14%のステージBからの水和溶液を用いて湿潤化させた(1000kgのプレミックスに対して140kgの水和溶液)。プレミックスを30分かけて混合し(混合物は約35℃に加熱された)、(最低)2時間かけて放冷した。
プレミックスを、追加の(10~12%)の粒状化水を用いて湿らせ、1.2mmのスクリーンを通したエクストルージョングラニュレーションを実施し、粒状物を流動床乾燥機(空気温度、65℃)中で乾燥させた。乾燥させた粒状物を篩別した。
配合実施例7:配合の1つの例示的実施形態を以下の表16に示す。
調製手順:
1.ステージA:プレミックスの調製
メルパン(tech)をAgrilan(登録商標)789、Supragil(登録商標)WP、Morwet D-500、Ufoxane 3A、硫酸アンモニウム、重炭酸ナトリウムおよびコーンスターチと混合してプレミックスを調製する。プレミックスを摩砕してd90<20ミクロンの粒径分布とする。
2.ステージB:湿潤液の調製
100kgのETHYLAN(登録商標)NS500LQを800Lの水に溶解させ、溶液を形成した。
3.ステージC:メルパン78 WPGの粒状化
プレミックスを、湿潤液Bを用いて湿らせる。0.8mmのスクリーンを通したエクストルージョングラニュレーションを実施し、粒状物を流動床乾燥機中で乾燥させる。乾燥させた粒状物を篩別する。
4.ステージD:液状消泡剤の適用
乾燥した粒状物を2%のSILCOLAPSE(登録商標)416(液状消泡剤)と共にスプレーして最終配合物を形成する。
本明細書に含まれる情報を用いて、下記の請求項の趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明の主題の精密な記述からの各種の展開形態が可能であることは、本発明の主題が関連する技術分野の当業者に容易に明らかであろう。本発明の主題は、規定された手順、性能または成分の範囲に限定されると考えてはならず、なぜなら、その好ましい実施形態および他の記述は、本発明で提供される主題の特定の態様を説明することのみを目的とするからである。実際に、当技術分野または関連する技術分野の当業者に明らかであるように、本発明の主題を実施するための記載された態様の各種の修形態は、下記の請求項の範囲内と考えられる。
本明細書に記載されるすべての刊行物、特許および特許出願は、本明細書において参照することにより、それぞれ個々の刊行物、特許および特許出願が具体的かつ個別に参照により本明細書に組み込まれるかのようにそれらの全体が本明細書に組み込まれる。

本出願は例えば以下の発明を提供する。
[1] 安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物であって、
(a)有効量の農薬、
(b)有効量の消泡剤、および
(c)有効量の発泡系
を含む、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物。
[2] 前記消泡剤は、固体の消泡剤である、[1]に記載の配合物。
[3] 消散系をさらに含む、[1]または[2]に記載の配合物。
[4] 前記消散系の量は、前記配合物の全重量を基準にして最大で45重量%である、[
3]に記載の配合物。
[5] 前記消散系の量は、前記配合物の全重量を基準にして約7.5重量%~約16重量
%である、[3]または[4]に記載の配合物。
[6] 前記消散系は、少なくとも1種の分散剤および少なくとも1種の湿潤剤を含む、[
3]~5]のいずれか一項に記載の配合物。
[7] 前記分散剤対前記湿潤剤の重量比は、約1:10~約10:1である、[6]に記載
の配合物。
[8] 前記分散剤対前記湿潤剤の重量比は、約2:1である、[7]に記載の配合物。
[9] 前記分散剤は、低泡立ち性の界面活性剤である、[6]~[8]のいずれか一項に記載
の配合物。
[10] 前記低泡立ち性の界面活性剤は、アルキルナフタレンスルホネートホルムアルデ
ヒド縮合物、アルコキシル化アルコール、シリコーン界面活性剤、縮合メチルナフタレン
スルホネート、ナトリウム塩、脂肪族アルコールエトキシレート、疎水変性ポリアクリレ
ート、リグノスルホネートおよびそれらの混合物から選択される、[9]に記載の配合物。
[11] 前記分散剤の量は、前記配合物の全重量を基準にして約2.5%~約11%であ
る、[6]~[10]のいずれか一項に記載の配合物。
[12] 前記湿潤剤は、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ナトリウムフェノー
ルスルホン酸ホルムアルデヒドポリ縮合物、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリアルコキシル
化ブチルエーテル、ポリアリールフェニルエーテルホスフェートおよびそれらの混合物か
ら選択される、[6]~[11]のいずれか一項に記載の配合物。
[13] 前記湿潤剤の量は、前記配合物の全重量を基準にして約2.5%~約4.5%で
ある、[6]~[12]のいずれか一項に記載の配合物。
[14] 前記発泡系対前記消散系の重量比は、約20:1~約1:10である、[3]~[
13]のいずれか一項に記載の配合物。
[15] 前記発泡系対前記消散系の重量比は、約1:2~約1:4.9である、[3]~[
14]のいずれか一項に記載の配合物。
[16] 前記発泡系は、前記配合物の全重量を基準にして3~30重量%の量で前記配合
物中に存在する、[1]~[15]のいずれか一項に記載の配合物。
[17] 前記発泡系は、前記配合物の全重量を基準にして3~5重量%の量で前記配合物
中に存在する、[16]に記載の配合物。
[18] 前記発泡系は、弱酸および弱塩基を含む、[1]~[17]のいずれか一項に記載の
配合物。
[19] 前記酸は、無機弱酸、またはクエン酸、フマル酸、フタル酸、マレイン酸、リン
ゴ酸、シュウ酸、アジピン酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、コハク酸および酒石
酸ならびにそれらの任意の組合せを含む群から選択されるカルボン酸である、[18]に記
載の配合物。
[20] 前記弱塩基は、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、重炭酸カリウムおよびそれらの任意の組合せを含む群から選択されるアルカリ金属の
炭酸塩または重炭酸塩である、[18]または[19]に記載の配合物。
[21] 前記酸対前記塩基のモル比は、約1:0.5~1:6である、[18]~[20]の
いずれか一項に記載の配合物。
[22] 前記酸対前記塩基のモル比は、約1:1.5~1:2である、[21]に記載の配
合物。
[23] 前記固体の消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)
である、[2]~[22]のいずれか一項に記載の配合物。
[24] 流動性のあるキャリヤー粉体上の前記シリコン(シリコーン)は、中性キャリヤ
ー上のポリシロキサンである、[23]に記載の配合物。
[25] 前記消泡剤は、35℃よりも高い温度による影響を受けず、かつ無機塩の存在下
で活性である、[1]~[24]のいずれか一項に記載の配合物。
[26] 前記消泡剤は、前記配合物の全重量を基準にして0.1~30重量%の濃度で前
記配合物中に存在する、[1]~[25]のいずれか一項に記載の配合物。
[27] 前記消泡剤は、前記配合物の全重量を基準にして0.2~5重量%の濃度で存在
する、[1]~[26]のいずれか一項に記載の配合物。
[28] 前記消泡剤は、前記配合物中のすべての成分の全重量を基準にして1重量%~2
重量%の濃度で前記配合物中に存在する、[1]~[27]のいずれか一項に記載の配合物。
[29] 前記農薬は、殺真菌剤、殺虫剤、除草剤および線虫駆除剤ならびにそれらの任意
の組合せを含む群から選択される、[1]~[28]のいずれか一項に記載の配合物。
[30] 前記農薬は、アゾキシストロビン、ブプロフェジン、キャプタン、クロロサロニ
ル、シモキサニル、サイアゾファミド、ジフルベンズロン、ジメトモルフ、ジノテフラン
、フィプロニル、ホルペット、フォセチルアルミニウム、イミダクロプリド、ノバルロン
、プロクロラズ(亜鉛錯体)、ピメトロジン、テブコナゾール、チアメトキサム、カルタ
ップ、エマメクチンベンゾエートおよびそれらの任意の組合せを含む群から選択される、
[1]~[29]のいずれか一項に記載の配合物。
[31] 前記農薬は、前記配合物の全重量を基準にして約25~95重量%の濃度で前記
配合物中に存在する、[1]~[30]のいずれか一項に記載の配合物。
[32] 前記農薬は、前記配合物の全重量を基準にして約80~85%の濃度で存在する
、[1]~[31]のいずれか一項に記載の配合物。
[33] ある量の粒状化助剤をさらに含む、[1]~[32]のいずれか一項に記載の配合物

[34] 前記粒状化助剤は、液体である、[33]に記載の配合物。
[35] 前記粒状化助剤の量は、前記配合物の全重量を基準にして10重量%未満である
、[33]または[34]に記載の配合物。
[36] 前記粒状化助剤の量は、前記配合物の全重量を基準にして約2重量%である、[
33]~[35]のいずれか一項に記載の配合物。
[37] ある量の分散剤および/またはある量の湿潤剤をさらに含む、[1]~[36]のい
ずれか一項に記載の配合物。
[38] 粉体、粒状物または錠剤形態である、[1]~[37]のいずれか一項に記載の配合
物。
[39] 水分散可能な粒状物、水和性粉体、可溶性の粒状物または可溶性の粉体の形態で
ある、[1]~[38]のいずれか一項に記載の配合物。
[40] 冷水と相溶性である、[1]~[39]のいずれか一項に記載の配合物。
[41] 前記冷水は、9℃未満の温度を有する、[40]に記載の配合物。
[42] 硬水と相溶性である、[1~[41]のいずれか一項に記載の配合物。
[43] 前記硬水は、炭酸カルシウムの120~1000ppmの硬度を有する、[42]
に記載の配合物。
[44] 電解質と相溶性である、[1]~[43]のいずれか一項に記載の配合物。
[45] 前記電解質は、肥料および/または微量栄養素である、[44]に記載の配合物。
[46] 肥料をさらに含む、[1]~[45]のいずれか一項に記載の配合物。
[47] 充填剤および農業的に許容されるキャリヤーを含まない、[1]~[46]のいずれ
か一項に記載の配合物。
[48] 緩衝剤、乾燥剤、加工助剤、助剤、毒性緩和剤、接着剤、中和剤、粘結剤、金属
イオン封鎖剤、安定剤、抗酸化剤またはそれらの任意の混合物をさらに含む、[1]~[4
7]のいずれか一項に記載の配合物。
[49] (a)前記緩衝剤は、クエン酸塩、リン酸塩、酢酸塩またはそれらの混合物であ
り、(b)前記乾燥剤は、アルミノケイ酸ナトリウムであり、および/または
(c)前記加工助剤は、非晶質シリカ、ヒュームドシリカまたはそれらの混合物である、
[48]に記載の配合物。
[50] 肥料配合物であって、[1]~[49]のいずれか一項に記載の配合物のいずれか1
つと、肥料とを含む肥料配合物。
[51] 前記肥料は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネ
シウム、ホウ素塩およびそれらの組合せを含む群から選択される、[50]に記載の肥料配
合物。
[52] 前記微量栄養素は、亜鉛である、[45]~[51]のいずれか一項に記載の配合物

[53] 固体配合物であって、
a)前記配合物の全重量を基準にして少なくとも25重量%の量の殺真菌剤または殺虫剤

b)前記配合物の全重量を基準にして少なくとも0.5重量%の量の消泡剤、および
c)前記配合物の全重量を基準にして少なくとも1重量%の量の発泡系
を含む固体配合物。
[54] 前記農薬は、殺真菌剤である、[53]に記載の配合物。
[55] 前記殺真菌剤は、キャプタンまたはホルペットである、[54]に記載の配合物。
[56] 最終使用組成物であって、[1]~[55]のいずれか一項に記載の配合物と、水と
を含む最終使用組成物。
[57] 溶液または分散液である、[56]に記載の最終使用組成物。
[58] 植物またはそれら生長物質上で植物病原性真菌によって引き起こされる病害を防
除または防止する方法であって、前記植物、それらのローカスまたはそれらの生長物質を
[1]~[57]のいずれか一項に記載の配合物または最終使用組成物の有効量と接触させる
ことを含む方法。
[59] 望ましくない植生を防除する方法であって、前記望ましくない植生のローカスに
対して、[1]~[57]のいずれか一項に記載の配合物または最終使用組成物の有効量を施
用することを含む方法。
[60] 望ましくない昆虫を防除する方法であって、前記昆虫が蔓延している領域に対し
て、[1]~[57]のいずれか一項に記載の配合物または最終使用組成物の有効量を施用す
ることを含む方法。
[61] 肥料の施用をさらに含む、[58]~[60]のいずれか一項に記載の方法。
[62] 前記配合物および前記肥料は、合わせてまたは順次施用される、[61]に記載の
方法。
[63] 安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法であっ
て、(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)前記混合物を粒状化して粒状物を得る工程
を含む方法。
[64] 前記粒状物は、錠剤を得るために圧縮される、[63]に記載の方法。
[65] 安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の固体配合物を調製する方法であっ
て、(i)有効量の農薬、有効量の固体の消泡剤および発泡系を混合する工程、および
(ii)前記混合物を摩砕して粉体を得る工程
を含む方法。
[66] 前記粉体は、錠剤を得るために圧縮される、[65]に記載の方法。
[67] [1]~[55]のいずれか一項に記載の配合物を含むパッケージであって、湿分を
透過しない、パッケージ。



Claims (37)

  1. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして0.1~95重量%の農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.1~30重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして1~40重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組み合わせのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー(粉体)上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記酸は、無機弱酸であるか、硫酸アンモニウムであるか、またはクエン酸、フマル酸、フタル酸、マレイン酸、リンゴ酸、シュウ酸、アジピン酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、コハク酸、酒石酸およびこれらの任意の組合せの群から選択されるカルボン酸であり、
    前記塩基は、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウムおよびそれらの任意の組合せからなる群から選択されるアルカリ金属の炭酸塩または重炭酸塩である、
    前記農薬は、アゾキシストロビン、ブプロフェジン、キャプタン、クロロサロニル、シモキサニル、サイアゾファミド、ジフルベンズロン、ジメトモルフ、ジノテフラン、フィプロニル、ホルペット、フォセチルアルミニウム、イミダクロプリド、ノバルロン、プロクロラズ(亜鉛錯体)、ピメトロジン、テブコナゾール、チアメトキサム、カルタップ(HClとして)、エマメクチンベンゾエート、メルパン、エバーメクチン、アトラジン、DCPA、ニコスルフロンおよびこれらの2種以上の組合せからなる群から選択される、
    粒状物。
  2. 請求項1に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも20重量%の前記農薬であって、アゾキシストロビン、ブプロフェジン、キャプタン、クロロサロニル、シモキサニル、サイアゾファミド、ジフルベンズロン、ジメトモルフ、ジノテフラン、フィプロニル、ホルペット、フォセチルアルミニウム、イミダクロプリド、ノバルロン、プロクロラズ(亜鉛錯体)、ピメトロジン、テブコナゾール、チアメトキサム、カルタップ(HClとして)、エマメクチンベンゾエート、メルパン、エバーメクチン、アトラジン、DCPA、ニコスルフロンおよびこれらの2種以上の組合せからなる群から選択される前記農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組み合わせのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体からなる群から選択され、
    前記パッケージは、選択された前記農薬以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  3. 前記農薬は、前記粒状物の全重量を基準に各々、
    (a)約25~95重量%、
    (b)約25~85重量%、
    (c)約40~85重量%、
    (d)約75~95重量%、
    (e)約80~85重量%、
    (f)少なくとも85重量%、
    (g)少なくとも90重量%、および
    (h)少なくとも95重量%
    からなる群から選択される濃度で前記粒状物中に存在する、請求項1または2のいずれかに記載の粒状物。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして70±10~95±10重量%の、キャプタンおよびホルペットからなる群から選択される1つの農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)3%未満の水分
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とし、前記パッケージはキャプタン、ホルペット以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフおよびこれらの2つまたは3つの組合せからなる群から選択される農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、ならびに
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体からなる群から選択され、
    前記パッケージは、フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフ以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  6. 請求項5に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして70±10~95±10重量%の、フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフおよびこれらの組合せからなる群から選択される1つの農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とし、
    前記パッケージは、フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフ以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  7. 請求項1~3のいずれか1項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)カルタップHCl、エマメクチンベンゾエートおよびこれらの組合せからなる群から選択される農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、ならびに
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記パッケージは、カルタップHCl、エマメクチンベンゾエート以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  8. 請求項7に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして25±10~85±10重量%の、カルタップHClおよびエマメクチンベンゾエートの組合せからなる農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とし、
    前記パッケージは、カルタップHCl、エマメクチンベンゾエート以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  9. 請求項1~3のいずれか1項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも40重量%の、メルパンからなる1つの農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、からなる群から選択され、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とし、
    前記パッケージは、メルパン以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  10. 請求項1~3のいずれか1項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)ピメトロジン、ジノテフランおよびこれらの組合せからなる群から選択される農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、ならびに
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、の群から選択され、
    前記パッケージは、ピメトロジン、ジノテフラン以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  11. 請求項10に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして25±10~85±10重量%の、ピメトロジンおよびジノテフランの組合せからなる農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、ならびに
    (d)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、押出成形した粒状物、乾燥させた粒状物、水分散可能な粒状物、可溶性の粒状物、およびこれらの組合せのいずれかのものとして特徴付けられ、
    前記消泡剤は、流動性のあるキャリヤー粉体上のシリコン(シリコーン)、中性キャリヤー上のポリシロキサン、ポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体、の群から選択され、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とし、
    前記パッケージは、ピメトロジン、ジノテフラン以外の追加の農薬を含まない、粒状物。
  12. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも75重量%の、キャプタンからなる農薬を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のパッケージされた粒状物。
  13. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも75重量%の、ホルペットからなる農薬を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のパッケージされた粒状物。
  14. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも75重量%の農薬および5%未満の水を含み、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、請求項5に記載のパッケージされた粒状物。
  15. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも75重量%の農薬を含み、
    前記農薬は、前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも40重量%のフォセチルアルミニウム、前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも20重量%のホルペット、およびジメトモルフの組合せからなるものである、請求項6に記載のパッケージされた粒状物。
  16. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも30重量%の農薬および5%未満の水を含み、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、請求項7に記載のパッケージされた粒状物。
  17. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも30重量%の農薬を含み、
    前記農薬が、前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも20重量%のカルタップHClと、エマメクチンベンゾエートとの組合せからなる、請求項8に記載のパッケージされた粒状物。
  18. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも30重量%の農薬および5%未満の水を含み、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、請求項10に記載のパッケージされた粒状物。
  19. 前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも40重量%の農薬を含み、前記農薬が、前記粒状物の全重量を基準にして少なくとも20重量%ピメトロジンと、ジノテフランとの組合せからなる、請求項11に記載のパッケージされた粒状物。
  20. 前記粒状物の全重量を基準にして0.1~2.5重量%の粒状化助剤を含み、
    前記粒状化助剤は、固体の粒状化助剤、液体の粒状化助剤、または粒状化水溶液中の固体もしくは液体の粒状化助剤の溶液のいずれかであり、
    前記粒状化助剤は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールでアルキル化したポリアルコキシル化グリコール、およびこれらの組合せの群から選択される、請求項1~19のいずれか一項に記載の粒状物。
  21. 請求項1~20のいずれか一項に記載の粒状物および水の溶液または分散液。
  22. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物を製造する方法であって、
    (i) キャプタンおよびホルペットからなる群から選択される農薬、消泡剤、発泡系、および粒状化水を混合して、湿らせた粉体混合物を調製する工程であって、前記粒状水が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールでアルキル化したポリアルコキシル化グリコールおよびこれらの組合せからなる群から選択される粒状化助剤を含む、工程、
    (ii) 前記湿らせた粉体混合物を粒状化して粒状物を得る工程、
    (iii)前記粒状物を、水分量5%未満に乾燥させる工程、
    (iv) 前記粒状物をパッケージにパッケージングする工程であって、前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度(RH)40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合にまたは前記粒状物中の水分に対して前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しない、工程
    を含み、
    前記粒状物は、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして70~95重量%の、キャプタンおよびホルペットからなる群から選択される1つの農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、中性キャリヤー上のポリシロキサン、またはポリジメチルシロキサンオイルとシリカとをベースとする液体を含む、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、(d)5%未満の水、ならびに
    (e)前記粒状物の全重量を基準にして0.5~25重量%の、分散剤および湿潤剤を含む消散系
    を含むものであり、
    前記パッケージは、キャプタンおよびホルペットからなる群から選択される1つの農薬を含むものである、方法。
  23. 工程(ii)が押出成形して押出成形した粒状物を得ることを含む、請求項22に記載の方法。
  24. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物を製造する方法であって、
    (i) フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフ、消泡剤、発泡系、および粒状化水を混合して、湿らせた粉体混合物を調製する工程であって、前記粒状水が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールでアルキル化したポリアルコキシル化グリコールおよびこれらの組合せからなる群から選択される粒状化助剤を含む、工程、(ii) 前記湿らせた粉体混合物を粒状化して粒状物を得る工程、
    (iii)前記粒状物を、水分量5%未満に乾燥させる工程、
    (iv) 前記粒状物をパッケージにパッケージングする工程であって、前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度(RH)40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合にまたは前記粒状物中の水分に対して前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しない、工程
    を含み、
    前記粒状物は、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして70~95重量%の、フォセチルアルミニウム、ホルペットおよびジメトモルフの組合せからなる農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、(d)5%未満の水、ならびに
    (e)前記粒状物の全重量を基準にして0.5~25重量%の、分散剤および湿潤剤を含む消散系であって、前記分散剤が、アルキルナフタレンスルホネート ホルムアルデヒド縮合物、アルコキシル化アルコール、シリコーン界面活性剤、縮合メチルナフタレンスルホネート、ナトリウム塩、脂肪族アルコールエトキシレート、疎水変性ポリアクリレート、リグノスルホネートおよびこれらの混合物から選択される低泡立ち性界面活性剤である、消散系
    を含むものであり、
    前記パッケージは、フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフ以外の追加の農薬を含まないものである、方法。
  25. 工程(ii)が押出成形して押出成形した粒状物を得ることを含む、請求項24に記載の方法。
  26. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物を製造する方法であって、
    (i) カルタップHCl、エマメクチンベンゾエート、消泡剤、発泡系、および粒状化水を混合して、湿らせた粉体混合物を調製する工程であって、前記粒状水が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールでアルキル化したポリアルコキシル化グリコールおよびこれらの組合せからなる群から選択される粒状化助剤を含む、工程
    (ii) 前記湿らせた粉体混合物を粒状化して粒状物を得る工程、
    (iii)前記粒状物を、水分量5%未満に乾燥させる工程、
    (iv) 前記粒状物をパッケージにパッケージングする工程であって、前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度(RH)40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合にまたは前記粒状物中の水分に対して前記粒状物中の前記発泡系が実質的に反応しない、工程
    を含み、
    前記粒状物は、
    (a)前記粒状物の全重量を基準にして25±10~85±10重量%の、カルタップHClおよびエマメクチンベンゾエートの組合せからなる農薬、
    (b)前記粒状物の全重量を基準にして0.2~5重量%の、シリコン(シリコーン)ベースの消泡剤、
    (c)前記粒状物の全重量を基準にして3~25重量%の、酸および塩基を含む発泡系、(d)5%未満の水、ならびに
    (e)前記粒状物の全重量を基準にして0.5~25重量%の消散系
    を含むものであり、
    前記消散系は、分散剤および湿潤剤を含むものであり、
    前記分散剤は、アルキルナフタレンスルホネート ホルムアルデヒド縮合物、アルコキシル化アルコール、シリコーン界面活性剤、縮合メチルナフタレンスルホネート、ナトリウム塩、脂肪族アルコールエトキシレート、疎水変性ポリアクリレート、リグノスルホネートおよびこれらの混合物から選択される低泡立ち性界面活性剤であり、
    前記パッケージは、カルタップHCl、エマメクチンベンゾエート以外の農薬を含まないものである、方法。
  27. 工程(ii)は押出成形して押出成形した粒状物を得ることを含む、請求項26に記載の方法。
  28. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、(a)78±10重量%のキャプタン、
    (b)縮合メチルナフタレンスルホネート、ナトリウム塩(Supragil(登録商標) NMS/90)、
    (c)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(d)クエン酸/クエン酸塩、
    (e)重炭酸ナトリウム、
    (f)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(g)非イオン性ポリアルコキシル化ブチルエーテル界面活性剤(ETHYLAN(登録商標) NS 500 LQ)、
    (h)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、キャプタン以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  29. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物であって、(a)80±10重量%のホルペット、
    (b)疎水変性ポリアクリレート/アクリルコポリマー(Agrilan(登録商標) 789)、(c)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(d)クエン酸/クエン酸塩、
    (e)重炭酸ナトリウム、
    (f)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(g)非イオン性ポリアルコキシル化ブチルエーテル界面活性剤(ETHYLAN(登録商標) NS 500 LQ)、
    (h)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、ホルペット以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  30. 請求項28に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性のキャプタン粒状物を製造する方法であって、
    (i) キャプタンをSupragil(登録商標) NMS/90)、Supragil(登録商標) WP、クエン酸/クエン酸塩、重炭酸ナトリウム、およびSilfoam(登録商標) SP 150と混合して、プレミックスを得る工程、
    (ii) 前記プレミックスを摩砕して、摩砕したプレミックスを得る工程、
    (iii)前記摩砕したプレミックスを、9%のETHYLAN(登録商標) NS 500 LQを含む粒状化水で湿らせて、湿らせた粉体を得る工程、
    (iv) 前記湿らせた粉体をエクストルージョングラニュレーターで押出成形して、押出成形した粒状物を得る工程、
    (v) 前記押出成形した粒状物を、水分量5%未満に乾燥させる工程、
    (vi) 前記乾燥した粒状物を篩別する工程、ならびに
    (vii)前記粒状物をパッケージにパッケージングする工程であって、前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度(RH)40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合にまたは前記粒状物中の水分に対して前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しない、工程
    を含む、方法。
  31. 請求項29に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性のホルペット粒状物を製造する方法であって、
    (i) ホルペットを、Agrilan(登録商標) 789)、Supragil(登録商標) WP、クエン酸/クエン酸塩、重炭酸ナトリウム、およびSilfoam(登録商標) SP 150と混合して、プレミックスを得る工程、
    (ii) 前記プレミックスを摩砕して、摩砕したプレミックスを得る工程、
    (iii)前記摩砕したプレミックスを、4.5%のETHYLAN(登録商標) NS 500 LQを含む粒状化水で湿らせて、湿らせた粉体を得る工程、
    (iv) 前記湿らせた粉体をエクストルージョングラニュレーターで押出成形して、押出成形した粒状物を得る工程、
    (v) 前記押出成形した粒状物を、水分量5%未満に乾燥させる工程、
    (vi) 前記乾燥した粒状物を篩別する工程、ならびに
    (vii)前記粒状物をパッケージにパッケージングする工程であって、前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度(RH)40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合にまたは前記粒状物中の水分に対して前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しない、工程
    を含む、方法。
  32. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の農薬粒状物であって、
    (a)50±10重量%のフォセチルアルミニウム、
    (b)25±10重量%のホルペット、
    (c)5±10重量%のジメトモルフ、
    (d)脂肪族アルコールエトキシレート(Berol(登録商標) 08)、
    (e)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(f)クエン酸/クエン酸塩、
    (g)重炭酸ナトリウム、
    (h)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(i)非イオン性ポリアルコキシル化ブチルエーテル界面活性剤(ETHYLAN(登録商標) NS 500 LQ)、
    (j)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、フォセチルアルミニウム、ホルペット、ジメトモルフ以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  33. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の農薬粒状物であって、
    (a)25±10重量%のカルタップHCl、
    (b)1±10重量%のエマメクチンベンゾエート、
    (c)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(d)重炭酸ナトリウム、
    (e)クエン酸/クエン酸塩
    (f)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(g)抗酸化剤(ブチル化ヒドロキシトルエン、Ionol(登録商標) CP)、
    (h)非イオン性ポリアルコキシル化ブチルエーテル界面活性剤(ETHYLAN(登録商標) NS 500 LQ)、
    (i)ラクトース、および
    (j)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、カルタップHCl、エマメクチンベンゾエート以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  34. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の農薬粒状物であって、
    (a)50±10重量%のメルパン、
    (b)疎水変性ポリアクリレート/アクリルコポリマー(Agrilan(登録商標) 789)、(c)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(d)ナフタレンスルホン酸ナトリウムとブロックコポリマーとの縮合物(Morwet(登録商標) D-500)、
    (e)リグノスルホン酸ナトリウム(Ufoxan(登録商標) 3A)、
    (f)硫酸アンモニウム、
    (g)重炭酸ナトリウム、
    (h)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(i)非イオン性ポリアルコキシル化ブチルエーテル界面活性剤(ETHYLAN(登録商標) NS 500 LQ)、
    (j)コーンスターチ、および
    (k)5%未満の水
    を含み、
    前記消泡剤(h)は、ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、およびポリジメチルシロキサンオイルとシリカとの液体消泡剤(SILCOLAPSE(登録商標) 416)の群から選択され、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、メルパン以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  35. パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の農薬粒状物であって、
    (a)29±10重量%のピメトロジン(二水和物)、
    (b)12±10重量%のジノテフラン、
    (c)リグノスルホン酸ナトリウム(Ufoxan(登録商標) 3A)、
    (d)疎水変性ポリアクリレート/アクリルコポリマー(Agrilan(登録商標) 789)、(e)ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Supragil(登録商標) WP)、(f)ポリシロキサンシリコーンベースの粉体消泡剤(Silfoam(登録商標) SP 150)、(g)硫酸アンモニウム、
    (h)重炭酸ナトリウム、
    (i)二酸化ケイ素(Aerosil(登録商標) 150)、
    (j)沈降シリカ(Tixosil(登録商標) 43)、
    (k)ポリエーテル変性ポリシロキサン(Break-THRU(登録商標) S 240)、(l)親水性メタクリル酸メチルグラフトコポリマー(Atlox(登録商標) 4913)、(m)54個のEOを有する2,4,6-トリ-(1-フェニルエチル)-フェノールポリグリコールエーテル(Emulsogen(登録商標) TS 540)、
    (n)ポリアニオン性セルロース(DOW PAC ULV)、
    (o)コーンスターチ、および
    (p)5%未満の水
    を含み、
    前記粒状物は、乾燥され押出成形した粒状物であり、
    前記パッケージは、ピメトロジン、ジノテフラン以外の追加の農薬を含まないものであり、
    前記パッケージは、十分に湿分不透過性であり、相対湿度40%未満で空気中に存在する水分に曝露した場合に前記パッケージされた粒状物中の発泡系が実質的に反応しないことを特徴とする、粒状物。
  36. 3%未満の水分を含む、請求項1~20、28、29および32~34のいずれか一項に記載のパッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物。
  37. 前記パッケージされた、安定であり、自己分散性であり、低泡立ち性の粒状物が3%未満の水分を含む、請求項22~27、30および31のいずれか一項に記載の、前記粒状物を調製する方法。
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