JP2023009804A - 商品情報読取システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ECサイト利用の際のユーザの手間を軽減することを目的とする。【解決手段】近距離無線通信によってデジタルデバイスと商品読取装置との通信が可能である場合、認証情報の入力を省略し、発注画面を出力部に表示させるよう制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、商品情報読取システム及びプログラムに関する。
ECサイトでの商品の購入作業を支援する技術がある。特許文献1には、ECサイトで繰り返し購入する日用品に対し、ユーザの重視したい項目(受取回数が少なくなる、合計金額が少なくなる、品質を重視する等)にあわせた商品発注計画の作成の他、家族構成、日常会話、生活習慣等を考慮に入れて、適切な商品発注計画を作成し、ユーザに発注タイミングを提示する技術が開示されている。特許文献1では、商品購入時のユーザ認証には声紋認証、もしくは画像認証を用いて行われる。
国際公開第2018/034034号公報
ECサイトを利用する際に、ユーザの認証のため、認証情報、ユーザの音声、ユーザの画像等の既定の情報の入力が求められる場合がある。このような情報の入力は、ユーザにとって手間がかかり煩わしい。
本発明は、前記課題に鑑みなされたもので、ECサイト利用の際のユーザの手間を軽減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、デジタルデバイスと、持ち運び可能な商品読取装置と、を備える商品情報読取システムであって、前記デジタルデバイスは、近距離無線通信によって前記商品読取装置と通信を行う第1の通信制御部と、認証情報の入力に応じてECサイトへの発注画面を出力部に表示させる表示制御部と、を備え、前記商品読取装置は、商品を読み取る読取制御部と、近距離無線通信によって前記デジタルデバイスと通信を行う第2の通信制御部と、を備え、前記表示制御部は、近距離無線通信によって前記デジタルデバイスと前記商品読取装置との通信が可能である場合、前記認証情報の入力を省略し、前記発注画面を前記出力部に表示させるよう制御する。
上記商品情報読取システムは、商品読取装置と近距離無線通信により通信が可能な範囲に入れるデジタルデバイスを特定のユーザのデジタルデバイスであるとみなし、デジタルデバイスが商品読取装置と近距離無線通信により通信が可能な場合に、ユーザの認証を省略し、ECサイトへの発注画面を表示する。これにより、ユーザの認証情報の入力の手間が軽減される。
商品情報読取システムの構成を示す図である。 ログイン画面を示す図である。 発注画面を示す図である。 ログイン画面を示す図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 商品情報送信処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る商品情報送信処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る表示制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)第1の実施形態:
(1-1)商品情報読取システムの構成:
(1-2)表示制御処理等:
(2)第2の実施形態:
(3)他の実施形態:
(1)第1の実施形態:
(1-1)商品情報読取システムの構成:
図1は、第1の実施形態に係る商品情報読取システム1の構成図である。商品情報読取システム1は、デジタルデバイス10及び商品読取装置20を備える。デジタルデバイス10及び商品読取装置20は、近距離無線通信により通信を行う。また、デジタルデバイス10は、インターネット、LAN等のネットワークを介して、外部のEC(Electronic Commerce)サイトへアクセスする。以下では、デジタルデバイス10がアクセスするこのECサイトを、単にECサイトと称する。デジタルデバイス10のユーザは、ECサイトに利用者として登録されている。なお、ECサイトとの通信は、ハードウェアとしては、ECサイトを実現するウェブサーバとの通信である。以下では、ECサイトを実現するウェブサーバとの通信を、ECサイトとの通信として説明する。
デジタルデバイス10は、商品読取装置20により読み取られた商品の発注をECサイトへ行うデバイスである。本実施形態では、デジタルデバイス10は、片手で保持可能なスマートホンである。ただし、デジタルデバイス10は、片手で保持できないデバイスであってもよい。
商品読取装置20は、購入対象の商品の情報を読み取り、読み取った情報をデジタルデバイス10に近距離無線通信で送信するデバイスである。ここで、商品の情報は、発注対象の商品を特定するための情報であり、例えば、商品の識別情報、商品の属性情報(例えば、名称、メーカ等)等である。本実施形態では、商品読取装置20は、商品のバーコードを読み取る片手で保持可能なバーコードリーダである。ただし、商品読取装置20は、片手で保持できないデバイスであってもよい。このように広く普及するバーコードを用いることで、高齢者や子供等の利用者でも商品読取装置20を用いた商品の読取を行い、発注すべき商品の特定を行うことが容易となる。本実施形態では、商品読取装置20がECサイトの利用者として登録されているデジタルデバイス10のユーザの自宅に存在する。ただし、商品読取装置20は、デジタルデバイス10のユーザの職場、親族の自宅等の他の場所に存在してもよい。
デジタルデバイス10は、制御部11と、通信部12と、入力部13と、出力部14と、記録媒体15と、位置センサ16と、を備える。制御部11は、プロセッサ、RAM、ROM等を備え、記録媒体15やROMに記憶された種々のプログラムを実行することができる。通信部12は、外部の装置との間での近距離無線通信、及び、ネットワークを介した外部サイトへのアクセスを行うための装置である。制御部11は、通信部12を介して、商品読取装置20と近距離無線通信による通信を行う。入力部13は、ユーザからの情報の入力に用いられる装置であり、ハードボタン、ハードキー、タッチパネルの操作部、マウス、キーボード、マイクロホン等である。出力部14は、情報の出力に用いられる装置であり、液晶パネル、モニタ、スピーカ、ランプ等である。記録媒体15は、ECサイトへの商品の発注を支援する処理を実現するためのEC支援プログラム110等の各種プログラム、商品の発注を行う場所として予め登録された場所(例えば、自宅、職場等)を示す登録場所151等の各種設定情報等を記録する。本実施形態では、登録場所151が示す場所は、商品読取装置20が存在する場所と同じ、デジタルデバイス10のユーザの自宅である。位置センサ16は、GNSS(Global Navigation Satellite System)の信号を受信するセンサである。制御部11は、位置センサ16を介して航法衛星からの電波を受信し、デジタルデバイス10の位置を特定する。
商品読取装置20は、制御部21と、通信部22と、読取部23と、記録媒体24と、を備える。制御部21は、プロセッサ、RAM、ROM等を備え、記録媒体24やROMに記憶された種々のプログラムを実行することができる。通信部22は、外部の装置との間での近距離無線通信を行うための装置である。制御部21は、通信部22を介して、デジタルデバイス10と近距離無線通信による通信を行う。読取部23は、光源、撮像素子を含み、購入対象の商品のバーコードを読み取る装置である。読取部23の光源から定期的に読取のための光が出力されており、バーコードが光源からの光の出力方向に配置されると、バーコードから反射、散乱した光がセンサで検出され、バーコードが読み取られる。制御部21は、読み取られたバーコードをデコードし、商品の情報に変換する。制御部21は、取得した商品の情報を、商品情報241として記録媒体24に記録する。制御部21は、ユーザにより商品読取装置20が操作され読取部23を商品のバーコードに向けられる場合に、読取部23を介して、商品のバーコードを読み取ることで、商品の情報を取得する。記録媒体24は、デジタルデバイス10との通信を行う処理を実現するための通信プログラム210等の各種プログラム、商品情報241等を記録する。
本実施形態のデジタルデバイス10の制御部11は、記録媒体15に記録されたEC支援プログラム110を実行することで、第1の通信制御部111、現在地取得部112、表示制御部113の機能を実現する。なお、本実施形態のEC支援プログラム110は、ECサイトを用いた取引に用いられるアプリケーション(以下では、ECアプリとする)に含まれるプログラムである。
第1の通信制御部111は、商品読取装置20と近距離無線通信による通信を行う機能である。制御部11は、第1の通信制御部111の機能により、通信部12を介して、商品読取装置20と近距離無線通信による通信を行う。本実施形態では、制御部11は、商品読取装置20を含む外部の装置に対してブロードキャストで識別情報の返信要求を行い、特定の通信相手の識別情報を取得する。制御部11は、商品読取装置20の識別情報を取得し、取得した識別情報が示す商品読取装置20に対して既定の情報の返信要求をおこなう。制御部11は、この返信要求に対して既定の情報が返信されたら、商品読取装置20と通信可能と判定する。
また、制御部11は、商品読取装置20から、商品読取装置20により購入対象の商品として読み取られた商品の情報を受信する。
現在地取得部112は、デジタルデバイス10の現在地を取得する機能である。制御部11は、現在地取得部112の機能により、位置センサ16を介してGNSS信号を受信し、受信したGNSS信号に基づいて、デジタルデバイス10の現在地を取得する。ただし、他の例として、制御部11は、他の処理で現在地を取得してもよい。例えば、複数の既定位置それぞれから送信されるビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号の強度から各既定位置からの距離を特定し、特定した各既定位置からの距離に基づいて、デジタルデバイス10の現在地を取得してもよい。また、制御部11は、ユーザからの現在地の入力を受け付けて、現在地を取得してもよい。また、制御部11は、WiFi規格(WiFiは登録商標)による通信、携帯基地局との通信を利用した位置特定方法を用いて、現在地を取得してもよい。
表示制御部113は、デジタルデバイス10のユーザの認証情報の入力に応じてECサイトへの発注画面を出力部に表示させる機能である。また、表示制御部113は、デジタルデバイス10の現在地が、登録場所151が示す場所であり、且つ、近距離無線通信によってデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能である場合、認証情報の入力を省略し、発注画面を出力部14に表示させるよう制御する機能である。なお、登録場所151として、複数の場所の情報が登録されてもよい。例えば、デジタルデバイス10のユーザの自宅とユーザの親族の自宅との2つの場所が設定されてもよい。制御部11は、現在地取得部112の機能により取得された現在地と、登録場所151が示す場所と、を比較することで、デジタルデバイス10の現在地が、登録場所151が示す場所か否かを判定する。制御部11は、例えば、現在地取得部112の機能により取得された現在地と登録場所151が示す場所とが座標値、緯度経度等で表される場合、これらの値の差が閾値以下である場合、デジタルデバイス10の現在地が、登録場所151が示す場所と判定する。
制御部11は、デジタルデバイス10の現在地が既定の場所でない場合、又は、近距離無線通信によりデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能でない場合、の少なくとも一方が満たされる場合、表示制御部113の機能により、以下のようにして、ECサイトへのユーザのログイン、及び、ECサイトへの発注画面の出力部14への表示を制御する。
制御部11は、表示制御部113の機能により、ECサイトへのログインに用いられるログイン画面300を出力部14に表示させる。図2は、本実施形態のログイン画面300を示す図である。本実施形態では、制御部11は、通信部12を介して、ECサイトにログイン画面300の情報を要求し、要求に応じてECサイトから送信された情報に基づいてログイン画面300を表示させる。ただし、制御部11は、ログイン画面300を表示させるために、他の処理を行ってもよい。例えば、制御部11は、記録媒体15にログイン画面300の情報が予め記録されている場合、記録媒体15からログイン画面300の情報を取得し、取得した情報に基づいてログイン画面300を表示させてもよい。
ログイン画面300は、ID入力欄301、パスワード入力欄302、ログインボタン303、メッセージ304、メッセージ305を含む。
ID入力欄301は、ユーザのログインIDが入力される欄である。パスワード入力欄302は、ユーザのパスワードが入力される欄である。ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302に入力されるログインIDとパスワードとの情報は、ECサイトへのログインに用いられるユーザの認証情報の一例である。ログインボタン303は、ECサイトへのログインの指示に用いられるボタンである。制御部11は、ログインボタン303の選択を検知すると、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302に入力されたログインIDとパスワードとの情報を、認証情報として、ECサイトへ送信する。
メッセージ304は、ECサイトのお試し利用に用いられる画面への遷移の指示に用いられるメッセージである。制御部11は、メッセージ304の選択を検知すると、ECサイトのお試し利用に用いられる画面を出力部14に表示させる。メッセージ305は、ECサイトの初めての利用に用いられる画面への遷移の指示に用いられるメッセージである。制御部11は、メッセージ305の選択を検知すると、ECサイトの初めての利用に用いられる画面を出力部14に表示させる。
ログインボタン303の選択に応じて認証情報がECサイトに送信される場合、ECサイトにおいて、送信された認証情報に基づいて、ユーザの認証が行われる。
ECサイトは、送信された認証情報が予め登録された認証情報と合致した場合、購入対象の商品の発注に用いられる発注画面400の情報をデジタルデバイス10に送信する。制御部11は、送信された情報に基づいて、発注画面400を出力部14に表示させる。図3は、本実施形態の発注画面400を示す図である。
発注画面400は、ユーザ表示欄401、発注ボタン402、発注内容表示欄403、配送状況確認ボタン404、発注履歴確認ボタン405を含む。
ユーザ表示欄401は、ログインしたユーザの情報が表示される欄である。発注ボタン402は、選択した商品の発注の指示に用いられるボタンである。制御部11は、発注ボタン402の選択を検知すると、選択中の商品の発注をECサイトに対して送信する。
発注内容表示欄403は、購入対象として選択されている商品の情報が表示される欄である。図3の例では、発注内容表示欄403には、2件の商品が購入対象として選択されていることを示すテキストが表示されている。ただし、制御部11は、発注内容表示欄403に対して、他の情報を表示してもよい。例えば、制御部11は、選択されている商品それぞれの情報(例えば、名前、写真、値段等)、選択されている商品の合計の値段等を表示してもよい。
制御部11は、商品読取装置20から商品の情報を受信した場合、表示制御部113の機能により、受信した情報が示す商品を購入対象として決定し、受信した情報に基づいて、発注画面400における発注内容表示欄403の内容を更新する。例えば、制御部11は、発注内容表示欄403が示す購入対象の商品の件数を1つ増やすように更新する。
配送状況確認ボタン404は、発注済みの商品の配送状況の確認に用いられる画面への遷移の指示に用いられるボタンである。制御部11は、配送状況確認ボタン404の選択を検知すると、発注済みの商品の配送状況の確認に用いられる画面を出力部14に表示させる。発注履歴確認ボタン405は、過去に発注した商品の履歴の確認に用いられる画面への遷移の指示に用いられるボタンである。制御部11は、発注履歴確認ボタン405の選択を検知すると、過去に発注した商品の履歴の確認に用いられる画面を出力部14に表示させる。
以上のように、近距離無線通信によりデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能でない場合における、ECサイトへのユーザのログイン、及び、発注画面400の出力部14への表示制御が行われる。このように、デジタルデバイス10は、商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能でない場合には、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302への認証情報の入力に応じて発注画面400を出力部14に表示させる。
続いて、デジタルデバイス10の現在地が登録場所151の示す場所であり、且つ、近距離無線通信によりデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能である場合における、ECサイトへのユーザのログイン、及び、ECサイトへの発注画面の出力部14への表示の処理を説明する。
制御部11は、表示制御部113の機能により、入力部13を介してユーザからECサイトへのアクセスの要求を受け付けると、ECサイトへのログインに用いられるログイン画面300を出力部14に表示させる。図4は、デジタルデバイス10の現在地が登録場所151の示す場所であり、且つ、近距離無線通信によりデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能である場合に表示される本実施形態のログイン画面300を示す図である。制御部11は、近距離無線通信によりデジタルデバイス10と商品読取装置20との通信が可能である場合にも、可能でない場合と同様に、ECサイトからログイン画面300の情報を取得し、取得した情報に基づいてログイン画面300を表示させる。ただし、制御部11は、ログイン画面300を表示させるために、他の処理を行ってもよい。例えば、制御部11は、記録媒体15にログイン画面300の情報が予め記録されている場合、記録媒体15からログイン画面300の情報を取得し、取得した情報に基づいてログイン画面300を表示させてもよい。
図4のログイン画面300は、図2に示すログイン画面300と比べて、通信表示ボタン306を含む点で異なる。
通信表示ボタン306は、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302への認証情報の入力が省略されたECサイトへのログインの指示に用いられるボタンである。本実施形態では、通信表示ボタン306は、通信可能な商品読取装置20の識別情報を含む。この識別情報は、例えば、商品読取装置20のID、商品読取装置20の機種名等である。これにより、ユーザは、近距離無線通信による通信可能なデバイスが何であるかを把握できる。ただし、他の例として、通信表示ボタン306は、この識別情報を含まないこととしてもよい。
制御部11は、通信表示ボタン306の選択を検知すると、以下のようにして、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302の情報を用いずに、ユーザのログインを行う。すなわち、制御部11は、ECサイトへ認証情報を送信せずに、既定の情報を送信することでデジタルデバイス10のユーザについて、認証情報なしのログインを要求する。本実施形態では、この既定の情報は、デジタルデバイス10のユーザと対応付けられた情報であって、認証情報なしのログインの要求を示す情報である。ECサイトは、この情報を受け付けると、この情報が示すユーザが、認証情報なしのログインが許可されるユーザとして登録されているか否かを判定し、登録されている場合、このユーザのログインを許可する。そして、ECサイトは、発注画面400の情報をデジタルデバイス10に送信する。制御部11は、ECサイトから発注画面400の情報を取得し、取得した情報に基づいて、図3に示す発注画面400を出力部14に表示させる。これにより、認証情報の入力を要さない、ユーザのログインが実現できる。
ただし、制御部11は、通信表示ボタン306の選択を検知した場合、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302への認証情報の入力を要さない他の処理を行ってもよい。例えば、記録媒体15に予めユーザの認証情報が記録されている場合、制御部11は、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302から情報を取得せずに、記録媒体15からユーザの認証情報を取得し、取得した認証情報をECサイトに送信してユーザのログインを要求してもよい。その場合、ECサイト(ウェブサーバ)において、認証情報を用いたログインが行われる。
本実施形態では、商品読取装置20は、デジタルデバイス10のユーザの自宅に存在する。そのため、商品読取装置20と近距離無線通信が可能なデバイスは、この自宅の住人のデバイスである可能性が他のデバイスである可能性よりも高い。そこで、本実施形態では、制御部11は、デジタルデバイス10が商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能な場合、デジタルデバイス10のユーザがECサイトに登録済みのユーザであるとして、認証情報の入力が省略されたログインを行うよう制御する。
続いて、本実施形態の商品読取装置20の機能及び処理について説明する。制御部21は、記録媒体24に記録された通信プログラム210を実行することで、読取制御部211、第2の通信制御部212の機能を実現する。
読取制御部211は、商品を読み取る機能である。商品読取装置20の制御部21は、読取制御部211の機能により、読取部23を介して、購入対象の商品のバーコードを読み取り、商品の情報を商品情報241として取得し、取得した商品情報を記録媒体24に記録する。また、制御部21は、商品情報241がデジタルデバイス10に送信された場合、記録媒体24から、デジタルデバイス10に送信された商品情報241を削除する。
第2の通信制御部212は、近距離無線通信によってデジタルデバイス10と通信を行う機能である。制御部21は、第2の通信制御部212の機能により、通信部22を介して、デジタルデバイス10と近距離無線通信による通信を行う。制御部21は、デジタルデバイス10と通信可能であり、未送信の商品情報241が存在する場合、読取制御部211の機能により取得された商品の情報を、デジタルデバイス10に送信する。デジタルデバイス10の制御部11は、送信された情報を受信すると、受信した情報が示す商品を購入対象として決定し、発注画面400における発注内容表示欄403の内容を更新する。
以上のように、本実施形態のデジタルデバイス10は、デジタルデバイス10の現在地が登録された場所であり、且つ、商品読取装置20と近距離無線通信が可能な場合、デジタルデバイス10がECサイトに登録済みのユーザであるとして、ユーザによる認証情報の入力を省略し、ECサイトへのログインを行うよう制御する。これにより、デジタルデバイス10は、ECサイト利用の際におけるユーザによる認証情報の入力の手間を軽減できる。
本実施形態では、制御部11は、デジタルデバイス10の現在地が既定の場所であり、さらに、デジタルデバイス10と商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能である場合に、通信表示ボタン306を含むログイン画面300を表示させる。すなわち、制御部11は、このような場合に、認証情報の入力を省略し、ユーザのECサイトへのログインを行い、発注画面400を出力部14に表示させる。商品読取装置20が存在する場所がユーザの自宅等の既定の場所である場合には、たとえば集合住宅の同一階や上下階などにおいてデジタルデバイス10の現在地がユーザの自宅の住所と隣家の住所を区別できない状況が生じていても、商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能なことに応じて、より安全に認証情報を省略し得る。
また、商品読取装置20は、デジタルデバイス10に送信した商品の情報を、記録媒体24から削除する。これにより、商品読取装置20は、誤って同じ商品の情報を再度、デジタルデバイス10に送信する事態を防ぐことができる。
また、本実施形態では、商品の読取に商品読取装置20が用いられる。例えば、デジタルデバイス10に備え付けのカメラを用いて商品の読取を行う場合、デジタルデバイス10のOSやバージョンによって、レイアウトや操作方法が変わった際、デジタルデバイス10に不慣れなユーザ(例えば、高齢者等)は対応できない可能性がある。そこで、商品読取装置20を用いることで、デジタルデバイス10に不慣れなユーザによる商品の読取が可能となる。
商品情報読取システム1の想定される使用例として、既定の位置(例えば、ゴミ箱の前等)に商品読取装置20を常設し、商品パッケージを捨てるタイミングで商品のバーコードの読取が行われる態様が想定される。この際に、デジタルデバイス10のユーザが片手で商品パッケージを持ちつつ、もう一方の手で商品読取装置20を操作し、商品の読取を行い、その商品読取情報がデジタルデバイス10に送信される態様が考えられる。このように、商品情報読取システム1は、簡易な商品の読取、及び、商品の発注を実現できる。
また、その他の付随効果として、利用者に商品読取装置20を既定の位置で視認させることで、商品パッケージを捨てるタイミングで購入に対する注意喚起ができ、購入忘れを防止できるという効果がある。
(1-2)表示制御処理等:
図5を用いて、本実施形態のデジタルデバイス10が実行する表示制御処理を説明する。制御部11は、ECアプリの起動のタイミングで、図5の処理を開始する。ただし、制御部11は、ECサイトへのアクセスの指示がされたタイミング等の他のタイミングで、図5の処理を開始してもよい。
ステップS100において、制御部11は、現在地取得部112の機能により、位置センサ16を介してGNSS信号を受信し、受信したGNSS信号に基づいて、デジタルデバイス10の現在地を取得する。そして、制御部11は、処理をステップS105に進める。
ステップS105において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ステップS100で取得されたデジタルデバイス10の現在地が、登録場所151が示す場所であるか否かを判定する。制御部11は、ステップS100で取得された現在地が、既定の場所であると判定した場合、処理をステップS110に進める。制御部11は、ステップS100で取得された現在地が、既定の場所でないと判定した場合、処理をステップS115に進める。
ステップS110において、制御部11は、第1の通信制御部111の機能により、商品読取装置20の識別情報を取得し、商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能か否かを判定する。制御部11は、商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能であると判定した場合、処理をステップS125に進める。制御部11は、商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能でないと判定した場合、処理をステップS115に進める。
ステップS115において、制御部11は、表示制御部113の機能により、図2のログイン画面300を出力部14に表示させる。制御部11は、表示させたログイン画面300に対する入力部13を介した入力を受け付ける。制御部11は、例えば、入力部13のタッチパネルを介し、タッチ入力を受け付け、受け付けた位置とボタンの位置とに応じて指示内容(例えば、ボタン選択指示、文字入力指示)を特定する。
そして、制御部11は、処理をS120に進める。
ステップS120において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ステップS115で表示されたログイン画面300のログインボタン303の選択を検知したか否かを判定する。制御部11は、ログインボタン303の選択を検知したと判定した場合、処理をステップS145に進める。制御部11は、ログインボタン303の選択を検知していないと判定した場合、ログイン画面300への入力の受け付けが可能な状態で、ステップS120の処理を繰り返す。
ステップS125において、制御部11は、表示制御部113の機能により、通信表示ボタン306を含む図4のログイン画面300を出力部14に表示させる。具体的には、制御部11は、ステップS110で取得した商品読取装置20の識別情報を取得し、取得した識別情報を示す通信表示ボタン306を含むログイン画面300を表示させる。そして、制御部11は、処理をステップS130に進める。
ステップS130において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ステップS125で表示されたログイン画面300の通信表示ボタン306の選択を検知したか否かを判定する。制御部11は、通信表示ボタン306の選択を検知したと判定した場合、処理をステップS135に進める。制御部11は、通信表示ボタン306の選択を検知していないと判定した場合、処理をステップS140に進める。
ステップS135において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302の情報を用いずに、ユーザのログインを行い、発注画面400の情報をECサイトから取得する。そして、制御部11は、発注画面400を出力部14に表示させる。
ステップS140において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ステップS125で表示されたログイン画面300のログインボタン303の選択を検知したか否かを判定する。制御部11は、ログインボタン303の選択を検知したと判定した場合、処理をステップS145に進める。制御部11は、ログインボタン303の選択を検知していないと判定した場合、ログイン画面300への入力の受け付けが可能な状態で、処理をステップS130に進める。
ステップS145において、制御部11は、表示制御部113の機能により、ID入力欄301、及び、パスワード入力欄302に入力された認証情報をECサイトに送信し、ECサイトへのユーザのログインを行う。そして、制御部11は、発注画面400の情報をECサイトから取得し、発注画面400を出力部14に表示させる。
以上が、表示制御処理の詳細である。
続いて、図6を用いて、本実施形態の商品読取装置20が実行する商品情報送信処理を説明する。制御部21は、商品読取装置20の電源がONになったタイミングに応じて、図6の処理を開始する。ただし、制御部21は、開始を指示されたタイミング等の他のタイミングで、図6の処理を開始してもよい。
ステップS200において、制御部21は、読取制御部211の機能により、読取部23を介した購入対象の商品のバーコードの読み取りが行われたか否かを判定する。制御部21は、読取部23の検出範囲にバーコードが来ることで商品の情報の読取が行われたら、読取部23を介した購入対象の商品の情報のバーコードの読み取りが行われたと判定する。制御部21は、読取部23を介した購入対象の商品の情報のバーコードの読み取りが行われたと判定した場合、読み取られたバーコードから商品の情報を取得し、処理をステップS205に進める。制御部21は、読取部23を介した購入対象の商品の情報のバーコードの読み取りが行われていないと判定した場合、処理をステップS210に進める。
ステップS205において、制御部21は、読取制御部211の機能により、直前のステップS200で取得されたと判定された商品の情報を記録媒体24に、商品情報241として記録する。そして、制御部21は、処理をステップS210に進める。
ステップS210において、制御部21は、第2の通信制御部212の機能により、デジタルデバイス10と近距離無線通信による通信が可能か否かを判定する。本実施形態では、制御部21は、ブロードキャストで送信されるデジタルデバイス10から識別情報の要求を受信した場合、デジタルデバイス10と近距離無線通信による通信が可能と判定する。制御部21は、デジタルデバイス10との近距離無線通信による通信が可能であると判定した場合、処理をステップS215に進める。制御部21は、デジタルデバイス10との近距離無線通信による通信が可能でないと判定した場合、処理をステップS200に進める。
ステップS215において、制御部21は、第2の通信制御部212の機能により、商品情報241が記録媒体24に記録されている場合、記録媒体24に記録されている商品情報241を、通信部22を介した近距離無線通信でデジタルデバイス10に送信する。デジタルデバイス10の制御部11は、商品読取装置20から商品情報241を受信すると、受信した商品情報241が示す商品を購入対象として決定し、発注画面400における発注内容表示欄403の内容を更新する。そして、制御部21は、処理をステップS220に進める。
ステップS220において、制御部21は、読取制御部211の機能により、直前のステップS215でデジタルデバイス10に送信された商品情報241を、記録媒体24から削除する。そして、制御部21は、処理をステップS200に進める。
以上が、商品情報送信処理の詳細である。
(2)第2の実施形態:
第2の実施形態の商品情報読取システム1について、第1の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態では、デジタルデバイス10とデジタルデバイス10と近距離無線通信が可能でない場合に商品読取装置20による商品の読み取りが行われる際の処理について説明する。
本実施形態の商品読取装置20の読取制御部211に係る処理について説明する。
制御部21は、デジタルデバイス10と近距離無線通信が可能でない場合、読取制御部211の機能により、読取部23を介した商品のバーコードの読み取りが行われると、読み取られた商品の情報を取得し、取得した商品の情報を、記録媒体24に記録する。制御部21は、読取部23を介した商品のバーコードの読み取りが行われるたびに以上の処理を繰り返すことで、記録媒体24に商品の情報を蓄積する。
そして、制御部21は、デジタルデバイス10の現在地が既定の場所であり、且つ、デジタルデバイス10との近距離無線通信による通信が可能となった場合、記録媒体24に蓄積された商品の情報を、デジタルデバイス10に送信する。デジタルデバイス10の制御部11は、第1の実施形態と同様に、デジタルデバイス10の現在地が既定の場所であり、且つ、デジタルデバイス10との近距離無線通信による通信が可能となった場合、ECサイトへのログインを行う。また、本実施形態の制御部11は、商品読取装置20から送信された商品の情報を受信すると、商品の情報を受信したことを示す受信確認を、商品読取装置20に送信する。また、制御部11は、受信した情報が示す商品を購入対象として決定し、発注画面400を表示する際に、受信した情報を発注内容表示欄403に反映させる。
制御部21は、デジタルデバイス10から商品の情報の受信確認を受信した場合、記録媒体24から、デジタルデバイス10に送信した商品の情報を削除する。ただし、他の例として、制御部21は、デジタルデバイス10に商品の情報を送信した場合に、受信確認を受信したか否かに関わらず、記録媒体24から、送信した商品の情報を削除してもよい。また、制御部21は、デジタルデバイス10に商品の情報を送信した場合に、記録媒体24から、送信した商品の情報を削除しなくてもよい。
以上のように、本実施形態の商品情報読取システム1では、デジタルデバイス10と商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能でない場合には、商品読取装置20は、商品の読取が行われるたびに、読み取られた商品の情報を記録媒体24に蓄積する。そして、商品読取装置20は、デジタルデバイス10と近距離無線通信による通信が可能となった場合に、記録媒体24に蓄積した商品の情報を、デジタルデバイスに送信する。
デジタルデバイス10のユーザが、商品読取装置20が備えられている場所に不在である場合に、このユーザと異なる既定の利用者による商品読取装置20の利用が要望される場合がある。例えば、商品読取装置20がデジタルデバイス10のユーザの自宅に備えられている場合、このユーザの同居人(家族等)が、購入したい商品を、商品読取装置20を用いて予め選択したいと要望する場合がある。本実施形態の商品情報読取システム1は、このような要望に対応し、デジタルデバイス10のユーザと異なる利用者による購入対象の商品の選択を可能にすることができる。
また、商品読取装置20は、デジタルデバイス10から商品の情報の受信確認を受信した場合、受信確認に対応する商品の情報を、記録媒体24から削除する。これにより、商品読取装置20は、デジタルデバイス10が受信済みの商品の情報を記録媒体24から削除することで、誤って同じ商品の情報を再度、デジタルデバイス10に送信する事態を防ぎつつ、デジタルデバイス10が受信していない商品の情報が消失する事態を防ぐことができる。
商品情報読取システム1の使用例として、商品が無くなった際に商品読取装置20の利用者が、商品パッケージを捨てるタイミングで商品を読み取ることが想定される。読み取られた情報は、商品読取装置20、又は、デジタルデバイス10で一元管理されるため、従来のように特定人物(例えば、主婦等)が家庭内の商品在庫管理、商品の購入を行う場合に比べてこの特定人物の負担を低減できる。例えば、商品が無くなったとき等、追加で商品を購入するニーズが生じた場合、それに気付いた人が、商品の情報の読取を行う。このように読取が行われ得る状況において、特定人物のデジタルデバイス10と商品読取装置20とが近距離無線通信により通信可能になれば、過去に読み取られた商品の情報もデジタルデバイス10に送信される。これにより、特定人物による商品の読取操作の手間が軽減される。また、商品読取装置20には読み取られた商品の情報が記録されるので、発注対象の商品を忘れてしまう事態が低減される。
図7は、本実施形態の商品読取装置20が実行する商品情報送信処理を示すフローチャートである。
図7の処理は、図6の処理と比べて、ステップS201の処理を含む点、ステップS220の処理の内容等が異なる。図7の処理のうち図6の処理と異なる点を説明する。
本実施形態では制御部21は、ステップS200で、読取部23を介した購入対象の商品のバーコードの読み取りが行われていないと判定した場合、処理をステップS201に進める。
ステップS201において、制御部21は、読取制御部211の機能により、記録媒体24に商品情報241に残っているか否かを判定する。制御部21は、記録媒体24に商品情報241が残っていると判定した場合、処理をステップS210に進める。制御部21は、記録媒体24に商品情報241が残っていないと判定した場合、処理をステップS200に進める。
このように、制御部21は、記録媒体24に商品情報241が残っていない場合、デジタルデバイス10と通信の必要が無いため、ステップS210の処理を省略し、再度、ステップS200の処理を行う。これにより、制御部21は、不要な処理の負担を低減できる。
ステップS220において、制御部21は、読取制御部211の機能により、ステップS215で送信した商品の情報の受信確認をデジタルデバイス10から受信することに応じて、記録媒体24からステップS215で送信した商品の情報を削除する。そして、制御部21は、処理をステップS200に進める。
図8は、本実施形態の表示制御処理を示すフローチャートである。図8の処理は、図5の処理と比べて、ステップS110とステップS125との間に、ステップS111の処理が入る点で異なる。図8の処理のうち、図5と異なる点を説明する。
ステップS111において、制御部11は、第1の通信制御部111の機能により、商品読取装置20でステップS215の処理が実行された場合に送信される商品の情報を受信する。また、制御部11は、商品の情報を受信したことを示す受信確認を商品読取装置20に送信する。そして、制御部11は、処理をステップS125に進める。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、デジタルデバイス10は、複数の装置(例えば、クライアントサーバシステム等)によって実現されるシステムであってもよい。
さらに、表示制御処理、及び、商品情報送信処理の少なくとも一部が省略されたり、実行順序が変更されたり、他の処理が追加されたりしてもよい。
例えば、上述の各実施形態では、制御部11は、通信表示ボタン306を含むログイン画面300を表示し、通信表示ボタン306の選択を検知する場合に、認証情報の入力を省略して、ECサイトへのユーザのログイン及び、発注画面400の表示を行った。ただし、制御部11は、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能である場合、ログイン画面300を表示せずに、ECサイトへのユーザのログイン及び、発注画面400の表示を行ってもよい。
上述の各実施形態では、デジタルデバイス10は、スマートホンである。ただし、デジタルデバイス10は、タブレット装置、パーソナルコンピュータ(PC)等の他のデバイスでもよい。
また、上述の各実施形態では、商品読取装置20は、バーコードリーダである。ただし、商品読取装置20は、2次元コードを読み取るリーダ、撮影した画像から商品を検出する機能を備えたカメラ等の他の装置でもよい。
また、上述の各実施形態では、デジタルデバイス10は、ブロードキャストで送信した信号に応答した外部の装置と通信を行う。ただし、デジタルデバイス10は、近距離無線通信により通信可能か否かを判定する対象の装置を、特定の装置(例えば、予め登録された複数の商品読取装置等)に限定してもよい。これにより、デジタルデバイス10は、特定のユーザが発注しようとしていることを高い確率で特定可能である。
また、上述の実施形態では、制御部11は、デジタルデバイス10の現在地が予め登録された場所であり、且つ、デジタルデバイス10と商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能である場合、認証情報の入力を省略し、ECサイトへのログイン、発注画面400の表示を行う。例えば、商品読取装置20が特定の場所(例えば、デジタルデバイス10のユーザの自宅等)で利用される場合、商品読取装置20と近距離無線通信可能な範囲にデジタルデバイス10を持ち込むユーザが、特定の人物(その場所の住人等)である蓋然性が高い。そこで、制御部11は、デジタルデバイス10と商品読取装置20との近距離無線通信による通信が可能である場合、デジタルデバイス10のユーザをECサイトへのログイン可能な適切なユーザであるとして、認証情報の入力を省略し、ECサイトへのログイン、発注画面400の表示を行ってもよい。例えば、制御部11は、図5におけるステップS100、ステップS105の処理を実行しなくてもよい。
また、上述の各実施形態では、デジタルデバイス10は、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能である場合、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能であることを示す通信表示ボタン306を出力部14に出力させる。ただし、制御部11は、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能であることを示す異なる情報を出力してもよい。
例えば、制御部11は、EC支援プログラム110を実行することで、さらに、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能となった場合に、この通信が可能であることを示す通知情報を出力部14に出力させる出力制御部の機能を実現するとしてもよい。制御部11は、出力制御部の機能により、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能となった場合に、この通信が可能であることを示すアラームを、出力部14のスピーカに出力させてもよい。また、制御部11は、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能となった場合に、この通信が可能であることを示す点滅信号を、出力部14のランプに出力させてもよい。制御部11は、このようにすることで、デジタルデバイス10と商品読取装置20と近距離無線通信による通信が可能であることを、ユーザに通知できる。
第1の通信制御部、及び、第2の通信制御部は、Near field communication(NFC)による通信が可能であればよい。
近距離無線通信は、通信可能範囲が限定されており、通信可能範囲内に存在するデジタルデバイスと商品読取装置とが、同一人や同一世帯に属する人等によって利用されていると見なすことができるような通信規格であればよい。例えば、近距離無線通信は、既定の場所内(例えば、ユーザの自宅内、特定位置から既定の半径(100m、50m等)の領域等)のみに通信電波が届く通信規格であればよい。
発注画面は、ECサイトへの発注に寄与する機能を有する画面であればよい。例えば、発注画面は、発注を指示するための画面であってもよく、発注対象の商品の選択に用いられる画面でもよい。
さらに、本発明は、上述の各実施形態、変形例に限定されず、例えば、各実施形態、変形例を適宜組み合わせてもよい。また、本発明は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、各種の態様を含むものである。例えば、以上のようなシステムで実現される方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
1…商品情報読取システム、10…デジタルデバイス、11…制御部、12…通信部、13…入力部、14…出力部、15…記録媒体、16…位置センサ、20…商品読取装置、21…制御部、22…通信部、23…読取部、24…記録媒体、111…第1の通信制御部、112…現在地取得部、113…表示制御部、211…読取制御部、212…第2の通信制御部

Claims (5)

  1. デジタルデバイスと、持ち運び可能な商品読取装置と、を備える商品情報読取システムであって、
    前記デジタルデバイスは、
    近距離無線通信によって前記商品読取装置と通信を行う第1の通信制御部と、
    認証情報の入力に応じてECサイトへの発注画面を出力部に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記商品読取装置は、
    商品を読み取る読取制御部と、
    近距離無線通信によって前記デジタルデバイスと通信を行う第2の通信制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、近距離無線通信によって前記デジタルデバイスと前記商品読取装置との通信が可能である場合、前記認証情報の入力を省略し、前記発注画面を前記出力部に表示させるよう制御する商品情報読取システム。
  2. 前記デジタルデバイスは、
    前記デジタルデバイスの現在地を取得する現在地取得部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記現在地取得部により取得された前記デジタルデバイスの現在地が予め登録された場所であり、且つ、前記デジタルデバイスと前記商品読取装置との通信が可能である場合、前記認証情報の入力を省略し、前記発注画面を前記出力部に表示させるよう制御する請求項1に記載の商品情報読取システム。
  3. 前記商品読取装置は、
    前記読取制御部により読取られた前記商品の情報を記憶する記録媒体をさらに備え、
    前記第2の通信制御部は、前記記録媒体に記憶された前記商品の情報を前記デジタルデバイスに送信し、
    前記第1の通信制御部は、前記デジタルデバイスと前記商品読取装置との通信が可能な場合、前記商品読取装置から送信される前記商品の情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記デジタルデバイスと前記商品読取装置との通信が可能な場合、前記認証情報の入力を省略し、前記第1の通信制御部により受信された情報が示す前記商品の発注に用いられる前記発注画面を前記出力部に表示させるよう制御する請求項1又は2に記載の商品情報読取システム。
  4. 前記デジタルデバイスは、
    前記第1の通信制御部により前記商品読取装置と通信が可能となったことに応じて、前記デジタルデバイスのユーザに対する通知情報を前記出力部に出力させるよう制御する出力制御部をさらに備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の商品情報読取システム。
  5. 商品を読み取る持ち運び可能な商品読取装置と近距離無線通信によって通信を行う通信部と、認証情報の入力に応じてECサイトへの発注画面を出力部に表示させるよう制御する制御部と、を備えるコンピュータに、
    近距離無線通信によって前記コンピュータと前記商品読取装置との通信が可能な場合、前記認証情報の入力を省略し、前記発注画面を前記出力部に表示させるよう制御する表示制御ステップを実行させるためのプログラム。
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