JP2023009572A - 燃料電池ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】貯水タンク内で凍結した水を効率良く解凍できる燃料電池ユニットを提供すること。【解決手段】燃料電池ユニット10は、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスを、導入流路25から貯水タンク17の内部に直接導入する。このため、貯水タンク17に貯留された水が凍結している場合であっても、凍結した水には、加熱されたカソードオフガスが直接吹き付けられる。よって、カソードオフガスの熱を、例えば配管を介して貯水タンク17内の水に伝える場合と比べると、凍結した水を効率良く解凍できる。【選択図】図2
Description
本発明は、燃料電池ユニットに関する。
従来、燃料電池ユニットは、燃料電池と、貯水タンクと、を有する。貯水タンクは、燃料電池から排出された水を貯留する。
例えば、燃料電池ユニットが低温下で長時間継続して停止した場合、貯水タンクに貯留された水が凍結する虞がある。例えば、特許文献1に開示される燃料電池システムは、凍結した水を解凍する。特許文献1に開示される燃料電池システムは、燃料電池装置と、水タンクとを備える。燃料電池システムは、燃料電池装置から排出される排出空気を水タンクに案内するダクトを備える。
例えば、燃料電池ユニットが低温下で長時間継続して停止した場合、貯水タンクに貯留された水が凍結する虞がある。例えば、特許文献1に開示される燃料電池システムは、凍結した水を解凍する。特許文献1に開示される燃料電池システムは、燃料電池装置と、水タンクとを備える。燃料電池システムは、燃料電池装置から排出される排出空気を水タンクに案内するダクトを備える。
水タンクは、上下にチャンバを有するとともに、両チャンバを連通する複数の細管を有する。そして、ダクト内の排出空気は、細管の間を通過する。これにより、排出空気がダクトにより水タンクを暖気するようになっている。その結果、水タンク内の水が凍結していても、その水を解凍できる。
ところが、凍結した水の解凍を効率良く行うことが常に望まれている。
上記課題を解決するための燃料電池ユニットは、燃料電池と、前記燃料電池の発電に伴って生成された水を貯留する貯水タンクと、を有し、前記燃料電池のカソード極から排出されたカソードオフガスを前記貯水タンクの内部に導入する導入流路を有する。
これによれば、燃料電池では、水素と酸素との化学反応によりカソード極では水が生じるとともに、カソードオフガスは、化学反応で生じる熱により加熱される。そして、加熱されたカソードオフガスは、導入流路を経由して貯水タンクの内部に直接導入される。このため、貯水タンクに貯留された水が凍結している場合であっても、凍結した水には、加熱されたカソードオフガスが直接吹き付けられる。つまり、カソードオフガスの熱を、凍結された水に直接伝えることができる。よって、カソードオフガスの熱を、例えば配管を介して貯水タンク内の水に伝える場合と比べると、凍結した水を効率良く解凍できる。
上記燃料電池ユニットにおいて、前記燃料電池のアノード極から排出されたアノードオフガスに含まれる水素を希釈する希釈器を有し、前記希釈器と前記貯水タンクとは、鉛直方向に交差する方向に並んで配置されているとよい。
これによれば、希釈器が、貯水タンクよりも鉛直方向上側に配置されている場合のように、貯水タンクに貯留された水によって、希釈器と貯水タンクとの連通路が塞がれることを抑制できる。
上記燃料電池ユニットにおいて、前記希釈器と前記貯水タンクとは、一体成形されているとよい。
これによれば、希釈器と貯水タンクとを接続する配管を燃料電池ユニットに設ける必要がない。このため、燃料電池ユニットが配管を有する場合に比べて、部品点数を削減できる。
これによれば、希釈器と貯水タンクとを接続する配管を燃料電池ユニットに設ける必要がない。このため、燃料電池ユニットが配管を有する場合に比べて、部品点数を削減できる。
この発明によれば、貯水タンク内で凍結した水を効率良く解凍できる。
以下、燃料電池ユニットを具体化した一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。
<燃料電池ユニット10の全体構成>
図1に示すように、燃料電池ユニット10は、図示しない産業車両に搭載される。燃料電池ユニット10は、筐体11を有する。筐体11は、底板11aと、天板11bと、周壁11cと、を有する。
<燃料電池ユニット10の全体構成>
図1に示すように、燃料電池ユニット10は、図示しない産業車両に搭載される。燃料電池ユニット10は、筐体11を有する。筐体11は、底板11aと、天板11bと、周壁11cと、を有する。
燃料電池ユニット10が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zともいい、X軸と平行な方向を奥行方向Xともいう。また、Y軸と平行な方向を水平方向Yともいう。したがって、水平方向Yは、奥行方向X及び鉛直方向Zの両方に直交する方向である。筐体11において、底板11aと天板11bとは鉛直方向Zに対向する。周壁11cは、奥行方向Xに対向する第1側壁11d及び第2側壁11eと、水平方向Yに対向する第3側壁11f及び第4側壁11gと、を有する。
図1又は図3に示すように、燃料電池ユニット10は、燃料電池12と、水素タンク13と、エアコンプレッサ14と、気液分離器15と、希釈器16と、貯水タンク17と、を有する。燃料電池12と、水素タンク13と、エアコンプレッサ14と、気液分離器15と、希釈器16と、貯水タンク17と、は、筐体11内に収容されている。
図1又は図2に示すように、燃料電池12は、複数の電池セルが積層されることにより構成された燃料電池スタックである。燃料電池12は、例えば、固体高分子型燃料電池である。燃料電池12は、アノード極12aと、カソード極12bと、図示しない電解質膜と、を有する。燃料電池12は、アノード極12aに供給される燃料ガスとしての水素と、カソード極12bに供給される酸化剤ガスとしての酸素と、を化学反応させることにより発電する。燃料電池12では、水素と酸素とが化学反応することにより水が生成される。
図1又は図3に示すように、水素タンク13は、第4側壁11gに近接している。水素タンク13は、第1側壁11d寄りで底板11aに支持されている。水素タンク13の長手軸は、奥行方向Xに延びている。水素タンク13には、燃料電池12に供給するための水素が貯留されている。
エアコンプレッサ14は、奥行方向Xで第1側壁11dと燃料電池12との間に配置されている。エアコンプレッサ14は、大気中の空気を燃料電池12に供給する。
気液分離器15は、希釈器16に内蔵されている。気液分離器15は、燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスの水素と水を分離する。
気液分離器15は、希釈器16に内蔵されている。気液分離器15は、燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスの水素と水を分離する。
希釈器16は、ケース16aの内部に気液分離器15を有する。ケース16a内でのガスの流通方向において、気液分離器15より下流に希釈器16として機能する部分が配置されている。希釈器16には、燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスが導入されるとともに、貯水タンク17からカソードオフガスが導入される。希釈器16は、燃料電池12から排出されたアノードオフガスを、貯水タンク17から排出されたカソードオフガスと混合させることにより、水素を希釈する。
貯水タンク17は、鉛直方向Zにおいて、燃料電池12の下方に配置されている。貯水タンク17と希釈器16とは、水平方向Yに並んで配置されている。したがって、希釈器16と貯水タンク17とは、鉛直方向Zに交差する方向に並んで配置されている。貯水タンク17は、燃料電池12によって生成された水を貯留する。
図2に示すように、燃料電池ユニット10は、水素供給路20と、水素循環路21と、空気供給路22と、第1流路23と、第2流路24と、導入流路25と、ガス排出路26と、水排出路27と、を有する。
水素供給路20は、配管である。水素供給路20は、アノード極12aと水素タンク13とを接続している。水素タンク13に貯留された水素は、水素供給路20を経由して燃料電池12のアノード極12aに供給される。水素供給路20には、開閉弁20aが設けられている。開閉弁20aは、水素供給路20を開閉させる。水素供給路20は、燃料電池12に水素を供給する流路である。
水素循環路21は、配管である。水素循環路21は、燃料電池12と、水素供給路20と、を接続している。水素循環路21は、燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスを水素供給路20に循環させる。アノードオフガスは、燃料電池12で未反応の水素と、燃料電池12で生成された水とが含まれる排気である。
空気供給路22は、配管である。空気供給路22は、エアコンプレッサ14と、燃料電池12と、を接続している。大気中の酸素を含む空気は、エアコンプレッサ14によって、空気供給路22を経由して燃料電池12のカソード極12bに供給される。空気供給路22は、燃料電池12に空気を供給する流路である。
ガス排出路26は、配管である。ガス排出路26の第1端26aは、希釈器16に接続されている。ガス排出路26の第1端26aは、希釈器16の内部に向けて開口している。ガス排出路26の第2端26bは大気開放されている。つまり、希釈器16は、ガス排出路26によって大気開放されているといえる。ガス排出路26は、希釈器16によって希釈された水素を含むガスを外部へ排出する流路である。
第1流路23は、配管である。第1流路23の第1端23aは、燃料電池12のアノード極12aに接続されている。第1流路23の第2端23bは希釈器16に接続されている。第1流路23の第2端23bは、希釈器16の内部に向けて開口している。希釈器16は大気開放されているため、燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスは、第1流路23を経由して希釈器16の内部に導入される。アノードオフガスは、希釈器16に内蔵された気液分離器15に導入される。第1流路23は、アノードオフガスを気液分離器15に導入する流路である。
第1流路23には、図示しない開閉弁が配置されている。開閉弁は、間隔を空けて又は任意の時点で開閉される。このため、アノードオフガスは、間隔を空けて又は任意の時点で希釈器16に導入される。
第2流路24は、配管である。第2流路24の第1端24aは、希釈器16に接続されている。第2流路24の第1端24aは、希釈器16の内部に向けて開口している。第2流路24の第2端24bは、貯水タンク17に接続されている。第2流路24の第2端24bは、貯水タンク17の内部に向けて開口している。第2流路24は、気液分離器15によって分離された水を貯水タンク17へ排出する。また、希釈器16は大気開放されているため、貯水タンク17の内部に向けて開口している。第2流路24は、貯水タンク17に導入されたカソードオフガスを希釈器16へ導入する。
導入流路25は、配管である。導入流路25の第1端25aは、燃料電池12のカソード極12bに接続されている。導入流路25の第2端25bは、貯水タンク17の内部に向けて開口している。貯水タンク17は、第2流路24を介して希釈器16に接続されている。希釈器16は大気開放されているため、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスは、導入流路25を経由し貯水タンク17の内部に導入される。導入流路25は常時、貯水タンク17と連通しているため、燃料電池12の発電中は、カソードオフガスは常時、貯水タンク17の内部に導入される。貯水タンク17の内部に導入されたカソードオフガスは、第2流路24を経由して希釈器16に導入される。
水排出路27は、配管である。水排出路27の第1端27aは、貯水タンク17に接続されている。水排出路27の第2端27bは大気開放されている。水排出路27には、排水弁28が設けられている。排水弁28は、水排出路27を開閉させる。排水弁28を閉じて水排出路27を閉じることで、貯水タンク17に水が貯留される。排水弁28を開いて水排出路27を開くことで、貯水タンク17に貯留された水が外部へ排出される。
上記したように、燃料電池ユニット10は、希釈器16に接続されたガス排出路26によって、希釈器16によって希釈された水素を含むガスを外部へ排出できる。このため、燃料電池ユニット10は、希釈された水素を含むガスと、貯水タンク17に貯留された水と、を別々の経路によって外部へ排出できる。
燃料電池ユニット10では、貯水タンク17を設けずに、燃料電池12で生成された水を希釈器16及びガス排出路26を経由して外部に排出することも可能である。しかし、ガス排出路26は常時大気開放されているため、水は常時外部に排出されることになる。このような水の常時排出を回避するため、燃料電池ユニット10に貯水タンク17、水排出路27及び排水弁28を設けている。排水弁28を閉じることで、貯水タンク17に水を貯留できるとともに、水の常時排出を回避できる。そして、排水弁28を開閉する時点を選択することで、水を外部に排出する時点及び場所を選択できるようになっている。
<作用>
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、排水弁28が閉じられることにより、水排出路27は閉じられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、排水弁28が閉じられることにより、水排出路27は閉じられている。
燃料電池12のアノード極12aから排出されたアノードオフガスは、第1流路23を経由して希釈器16に導入される。希釈器16内に導入されたアノードオフガスは、希釈器16に内蔵された気液分離器15によって水素と水とが分離される。アノードオフガスから分離された水は、第2流路24を経由して貯水タンク17に自重により導入されるとともに、貯水タンク17に貯留される。
また、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスは、導入流路25を経由して貯水タンク17に導入される。貯水タンク17に導入されたカソードオフガスは、貯水タンク17によって空気と水とが分離される。
貯水タンク17によって分離された空気がカソードオフガスとして第2流路24を経由して希釈器16に導入される。希釈器16では、分離された空気がアノードオフガスから分離された水素と混合されることにより、水素が希釈される。希釈された水素を含むガスは、ガス排出路26を経由して燃料電池ユニット10の外部へ排出される。カソードオフガスから分離された水は、貯水タンク17に貯留される。そして、アノードオフガスから分離された水とともに、貯水タンク17に貯留される。
燃料電池ユニット10が搭載される産業車両が低温下に長時間停車される等、低温下で燃料電池ユニット10の停止状態が長時間継続した場合、貯水タンク17内で水が凍結することがある。
燃料電池ユニット10が始動すると、燃料電池12では、水素と酸素との化学反応によりカソード極12bでは水が生じるとともに、カソードオフガスは、化学反応で生じる熱により加熱される。そして、加熱されたカソードオフガスは、導入流路25を経由して貯水タンク17の内部に直接導入される。このため、凍結した水には、加熱されたカソードオフガスが直接吹き付けられる。つまり、カソードオフガスの熱を、凍結された水に直接伝えることができる。その結果、貯水タンク17内で凍結した水が解凍される。
例えば、カソードオフガスが、気液分離器15を経由して貯水タンク17に導入される場合を比較例とする。比較例では、燃料電池12と気液分離器15とを接続する配管、及び気液分離器15を経由して貯水タンク17に導入される。この場合、カソードオフガスは、燃料電池12と気液分離器15とを接続する配管、及び気液分離器15を通過する間に温度が低下する場合がある。
これに対して、本実施形態では、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスは、気液分離器15を経由せずに貯水タンク17に直接導入されるため、カソードオフガスの温度が低下しにくい。そのため、カソードオフガスは、高い温度を維持した状態で貯水タンク17に導入される。その結果、貯水タンク17に貯留された水が凍結している場合であっても、高い温度を維持した状態のカソードオフガスによって解凍できる。
<効果>
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)燃料電池ユニット10は、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスを、導入流路25から貯水タンク17の内部に直接導入する。このため、貯水タンク17に貯留された水が凍結している場合であっても、凍結した水には、加熱されたカソードオフガスが直接吹き付けられる。よって、カソードオフガスの熱を、例えば配管を介して貯水タンク17内の水に伝える場合と比べると、凍結した水を効率良く解凍できる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)燃料電池ユニット10は、燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスを、導入流路25から貯水タンク17の内部に直接導入する。このため、貯水タンク17に貯留された水が凍結している場合であっても、凍結した水には、加熱されたカソードオフガスが直接吹き付けられる。よって、カソードオフガスの熱を、例えば配管を介して貯水タンク17内の水に伝える場合と比べると、凍結した水を効率良く解凍できる。
(2)燃料電池12のカソード極12bから排出されたカソードオフガスは、気液分離器15を経由せずに貯水タンク17に直接導入される。よって、カソードオフガスの熱を、例えば配管や気液分離器15を経由して貯水タンク17内の水に伝える場合と比べると、カソードオフガスの温度が低下しにくい。したがって、凍結した水をさらに効率良く解凍できる。
(3)希釈器16と、貯水タンク17と、は、水平方向Yに並んで配置されている。これによれば、希釈器16が、貯水タンク17よりも鉛直方向Z上側に配置されている場合のように、貯水タンク17に貯留された水によって、希釈器16と貯水タンク17との連通路となる第2流路24が塞がれることを抑制できる。その結果、貯水タンク17から希釈器16にカソードオフガスを供給でき、希釈器16で水素を希釈できる。
(4)燃料電池ユニット10は、導入流路25によって、カソードオフガスを気液分離器15や希釈器16に導入する前に貯水タンク17に導入する。これによれば、貯水タンク17によってマフラー効果が付与される。そのため、例えば、カソードオフガスが気液分離器15や希釈器16を経由して貯水タンク17に導入される場合に比べて、カソードオフガスが通過する際に生じる脈動が低減される。したがって、産業車両の静音性を向上できる。
(5)燃料電池12の発電中は、カソードオフガスは、常時、燃料電池12から貯水タンク17に導入される。このため、アノードオフガスのように、間隔を空けたり、任意の時点で燃料電池12から排出されたりする場合と比べると、凍結した水を解凍しやすい。
(6)燃料電池ユニット10は、導入流路25により、カソードオフガスを気液分離器15や希釈器16に導入する前に貯水タンク17に導入する。そして、貯水タンク17では、カソードオフガスから水が分離される。そして、希釈器16は、大気開放されているため、貯水タンク17のカソードオフガスを希釈器16に導入できる。このため、カソードオフガスを貯水タンク17に直接導入する構成であっても、カソードオフガスを気液分離できる。
<変更例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 図4に示すように、希釈器16と貯水タンク17とが一体成形されていてもよい。これによれば、希釈器16と貯水タンク17とを接続する第2流路24を燃料電池ユニット10に設ける必要がない。このため、燃料電池ユニット10が第2流路24を有する場合に比べて、部品点数を削減できる。
○ 実施形態において、希釈器16と貯水タンク17とは、例えば、鉛直方向Zに重なるように配置されていてもよい。
○ 実施形態において、気液分離器15は、希釈器16に内蔵されていなくてもよい。つまり、気液分離器15と希釈器16とが別々に配置されており、配管によって接続されている構成であればよい。気液分離器15と希釈器16との配置関係については、特に限定されない。
○ 実施形態において、気液分離器15は、希釈器16に内蔵されていなくてもよい。つまり、気液分離器15と希釈器16とが別々に配置されており、配管によって接続されている構成であればよい。気液分離器15と希釈器16との配置関係については、特に限定されない。
○ 実施形態において、筐体11内における燃料電池12、水素タンク13、エアコンプレッサ14、気液分離器15、希釈器16、及び貯水タンク17の配置される位置は、適宜変更してもよい。
○ 実施形態において、燃料電池ユニット10は、筐体11を有していなくてもよい。
10…燃料電池ユニット、12…燃料電池、12a…アノード極、12b…カソード極、16…希釈器、17…貯水タンク、25…導入流路、Z…鉛直方向。
Claims (3)
- 燃料電池と、
前記燃料電池の発電に伴って生成された水を貯留する貯水タンクと、を有する燃料電池ユニットであって、
前記燃料電池のカソード極から排出されたカソードオフガスを前記貯水タンクの内部に導入する導入流路を有することを特徴とする燃料電池ユニット。 - 前記燃料電池のアノード極から排出されたアノードオフガスに含まれる水素を希釈する希釈器を有し、
前記希釈器と前記貯水タンクとは、鉛直方向に交差する方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。 - 前記希釈器と前記貯水タンクとは、一体成形されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池ユニット。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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