JP2023009391A - 乗物用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置から出射する光が乗員に直接視認され難い乗物用内装材を提供する。【解決手段】ドアトリム1であって、加飾パネル10と、加飾パネル10から車室内側に膨出したアームレスト6と、複数の内壁21,22,23,24を有し、アームレスト6の上面6Aから下方に窪んでなるプルハンドル20と、複数の内壁21,22,23,24のうち少なくとも一つの底壁部21に向けて光を出射可能な構成とされる光出射部30と、を備え、底壁部21は、光出射部30から出射された光を加飾パネル10に向けて反射させること。【選択図】図2

Description

本開示は、乗物用内装材に関する。
従来、乗物用内装材として、特許文献1に記載の技術が知られている。具体的には、特許文献1には、乗物用内装材が、アッパーボードと、アッパーボードの下方に配されるロアボードと、アッパーボードとロアボードとの間の車両前後方向に長い収容空間に収容された照明装置と、を備え、照明装置が、車両前後方向に延び光を車室内に出射可能な導光棒を備えること、が記載されている。
特開2017-136945号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、乗員の姿勢や目線等によっては、照明装置(導光棒)が乗員から直接視認される可能性が考えられる。一方、アッパーボードとロアボードとの間の収容空間に、車両前後方向に延びた導光棒を備える照明装置が収容されているため、アッパーボードやロアボード等の形状や構造が、照明装置によって制限され得る。また、照明装置から出射する光の照射範囲を広げるために導光棒を長くすることが考えられるが、その場合、コストがかかる。
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、照明装置から出射する光が乗員に直接視認され難い乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。また、他部材の形状等を制限し難い照明装置を備える乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。さらに、照明装置から出射する光の照射範囲が好適である乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。
本開示は、乗物用内装材であって、ボード部材と、前記ボード部材から乗物室内側に膨出したアームレストと、複数の内壁を有し、前記アームレストの上面から下方に窪んでなるプルハンドルと、前記複数の内壁のうち少なくとも一つの第1内壁に向けて光を出射可能な構成とされる照明装置と、を備え、前記第1内壁は、前記照明装置から出射された光を前記ボード部材に向けて反射させることに特徴を有する。
このような乗物用内装材によると、第1内壁において反射した光によってボード部材を間接的に照らし出すことができる。また、照明装置から出射する光の方向は、アームレストの上面から下方に窪んでなるプルハンドルにおいて少なくとも第1内壁の方向に向かうこととなる。従って、照明装置において光が出射する部分(例えば光源や導光体の出射面等。以下、光出射部と呼ぶことがある)が乗員に直接視認され難い乗物用内装材とすることができる。
上記構成において、前記第1内壁は、前記プルハンドルの底を構成し、前記複数の内壁は、前記第1内壁の後側から立ち上がる第2内壁を含み、前記照明装置は、前記第2内壁側から前記第1内壁側へ光を出射可能な構成としてもよい。
このような乗物用内装材によると、照明装置が、プルハンドルの底を構成する第1内壁に向けて光を出射するので、光出射部を乗員からより直接視認され難くしつつ、ボード部材を間接的に照らし出すことができる。また、照明装置は、第2内壁側から第1内壁側へ光を出射可能な構成とされるので、ボード部材側に当該照明装置を設ける必要がない。従って、例えばボード部材においてプルハンドルの上方に位置する上部の形状や構造等が照明装置により制限されることを回避することができる。
上記構成において、前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、前記第1内壁は、前記照明装置から出射された光を前記ボード部材及び前記第3内壁に向けて反射させるものとされ、前記第3内壁は、前記第1内壁において反射した光を前記ボード部材に向けて反射させることとしてもよい。このような乗物用内装材によると、第1内壁において反射する光を、第3内壁を介してさらに反射させることができる。これにより、ボード部材においてプルハンドルの後方を含んだ部分を間接的に照らし出すことが可能となる。
上記構成において、前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、前記第3内壁は、上方に向かうほど前方に傾き、前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、前方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなしていてもよい。
このような乗物用内装材によると、第1内壁や第3内壁において反射する光の範囲を、プルハンドルの前方や上方に広げることができる。また、ボード部材の上部が、前方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなしているため、第1内壁や第3内壁から反射する光がボード部材の上部に当たりやすくなり、当該上部が好適に照らし出されることとなる。
上記構成において、前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、前記第3内壁は、上方に向かうほど後方に傾き、前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、後方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなしていてもよい。
このような乗物用内装材によると、第1内壁や第3内壁において反射する光の範囲を、プルハンドルの後方にさらに広げることができる。また、ボード部材の上部が、後方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなしているため、第1内壁や第3内壁から反射する光がボード部材の上部に当たりやすくなり、当該上部が好適に照らし出されることとなる。
上記構成において、前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、上方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなしていてもよい。このような乗物用内装材によると、第1内壁において反射する光によってボード部材の上部をより好適に照らし出すことができる。
本開示によれば、照明装置から出射する光が乗員に直接視認され難い乗物用内装材を提供することができる。また、他部材の形状等を制限し難い照明装置を備える乗物用内装材を提供することができる。さらに、照明装置から出射する光の照射範囲が好適である乗物用内装材を提供することができる。
実施形態1に係るドアトリムを車室内側から視た正面図 加飾パネル付近を拡大した断面図(図3のII-II線断面) アームレストを上方から視た断面図(図1のIII-III線断面) プルハンドル等の断面図(図1のIV-IV線断面) 実施形態2に係るドアトリムの加飾パネル付近を拡大した断面図(図6のV-V線断面) アームレストを上方から視た断面図(加飾パネルの上部を前後方向に切断した切断面)
<実施形態1>
本開示の実施形態1を図1から図4によって説明する。本実施形態では、乗物としての自動車(車両)のドアに取り付けられるドアトリム(乗物用内装材)1を説明する。尚、矢印方向FRを前方、矢印方向RRを後方、矢印方向Uを上方、矢印方向Dを下方、矢印方向INを車室内側、矢印方向OUTを車室外側として各図を説明する。
図1に示すように、ドアトリム1は、前後方向と上下方向に広がる板状のボード部材2を備える。ボード部材2は、アッパーボード3と、アッパーボード3の下側に位置するロアボード4と、アッパーボード3の中央部分に配された加飾パネル10と、を備える。また、ドアトリム1は、加飾パネル10の下側から車室内側に膨出したアームレスト6を備える。
図1及び図3に示すように、アームレスト6は、乗員が腕を載置可能な上面6Aと、車室内側の面である側面6Bと、を備え、前後方向に延びた形をなしている。また、アームレスト6は、上面6Aの前後方向における中央部分よりもやや前側であって加飾パネル10側(車室外側)において、上面6Aから下方に窪んでなるプルハンドル20と、上面6Aにおいてプルハンドル20の前方に設けられたスイッチ7と、側面6Bにおいて前後方向における中央部分よりもやや前側に設けられたインサイドハンドル8と、を備える。プルハンドル20は、乗員が手指を掛けてドアトリム1(ドア)を開閉する部分とされる。スイッチ7は、例えばウインドウ(不図示)の昇降を乗員が操作する部分とされる。インサイドハンドル8は、ドアのロックを解除する部分とされる。
図2から図4に示すように、加飾パネル10は、前後方向に延びた正面視かまぼこ状をなしており、その車室内側面が平滑化されていたりシボ加工等により凹凸形状が付与されていたりする等により加飾されている。加飾パネル10は、プルハンドル20の上側に位置する上部11において、プルハンドル20の直上に位置する中央部13と、中央部13の前側に位置する前側部12と、中央部13の後側に位置する後側部14と、を備える。
図4に示すように、中央部13は、上方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしており、アームレスト6の側面6Bの上方に至るまで傾いている。図3に示すように、後側部14は、前後方向に延びている。中央部13及び前側部12は前方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。中央部13は、後側部14よりも車室内側に位置している。前側部12は、中央部13よりも車室内側に位置している。前側部12は、アームレスト6の上面6A前側において車室内外方向における中央部分6A1に至るまで車室内側に傾いている。加飾パネル10の上部11は、全体として、上方に向かうほど車室内側に傾き、前方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。尚、加飾パネル10の上部11の形は、上方(前方)に向かうほど車室内側に曲がった形をなしていてもよい。
図2及び図3に示すように、プルハンドル20は、その凹形状を構成する複数の内壁21,22,23,24を備える。具体的には、プルハンドル20は、下側に位置し当該プルハンドル20の底を構成する底壁部(第1内壁)21と、底壁部21の後側から立ち上がる後壁部(第2内壁)22と、底壁部21の前側から立ち上がる前壁部(第3内壁)23と、底壁部21の車室内側から立ち上がる内壁部24と、を備える。図4に示すように、プルハンドル20の車室外側の内壁10A(第5内壁)であって、底壁部21の車室外側から立ち上がる内壁10Aは、加飾パネル10の下側部分とされる。
各内壁21,22,23,24,10Aの素材としては、ポリプロピレン等の樹脂を採用することができる。図4に示すように、底壁部21は、車室内側に向かうほど下方に傾いている。底壁部21の上面には、光の反射を著しく妨げることのない素材からなる不織布27が設けられている。内壁部24は、アームレスト6の上面6Aから立ち下がった部分である内壁上部24Aと、内壁上部24Aよりも下方であり車室内側に位置する内壁下部24Bと、を備える。
図2に示すように、後壁部22は、上方に向かうほど後方に傾いた形をなしている。
前壁部23は、上方に向かうほど前方に傾いた形をなしている。即ち、プルハンドル20は、上方に向かうほど開口幅(後壁部22と、前壁部23との間の距離)が大きくなる。
より具体的には、後壁部22は、底壁部21との間の角度(底壁部21に対して立ち上がる角度)が90度を超えて後方に傾いている。当該角度は、135度以下としてもよく、120度以下としてもよく、100度以下としてもよく、95度以下としてもよい。前壁部23は、底壁部21との間の角度(底壁部21に対して立ち上がる角度)が90度を超えて前方に傾いている。当該角度は、135度以下としてもよく、120度以下としてもよく、100度以下としてもよく、95度以下としてもよい。このような範囲によると、後述する光出射部30から出射した光をプルハンドル20の内部において好適に反射させて加飾パネル10の上部11を上手く照らし出すことができる。
後壁部22の下側であり車室内側には、光を出射する光出射部(照明装置)30が設けられている。光出射部30は、例えば光の照射角度が比較的広い広角型のLEDを含んで構成されている。光出射部30は、後壁部22側(プルハンドル20内における後側)から底壁部21側(プルハンドル20内における前側)へ光を出射可能とされ、より具体的には、底壁部21、前壁部23、内壁部24(内壁下部24B)、及び第5内壁10Aに向けて光を出射することができる。
図2では、光出射部30から底壁部21に向けて出射され、底壁部21において反射する3つの光の軌跡を破線L1、一点鎖線L2、及び二点鎖線L3で表している。これら3つの光L1,L2,L3は、光出射部30から出射される角度が異なるものとされる。底壁部21は、光出射部30から出射された光を、加飾パネル10の上部11における中央部13や前側部12に向けて反射させたり(軌跡L1)、前壁部23に向けて反射させたりする(軌跡L2,L3)。前壁部23は、底壁部21において反射した光を、上部11における中央部13や後側部14に向けて反射させたり(軌跡L2)、後壁部22に向けて反射させたりする(軌跡L3)。後壁部22は、前壁部23において反射した光を、上部11における中央部13や前側部12に向けて反射させる(軌跡L3)。
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、ドアトリム1であって、加飾パネル10と、加飾パネル10から車室内側に膨出したアームレスト6と、複数の内壁21,22,23,24を有し、アームレスト6の上面6Aから下方に窪んでなるプルハンドル20と、複数の内壁21,22,23,24のうち少なくとも一つの底壁部21に向けて光を出射可能な構成とされる光出射部30と、を備え、底壁部21は、光出射部30から出射された光を加飾パネル10に向けて反射させる、ドアトリム1を示した。
このようなドアトリム1によると、底壁部21において反射した光によって加飾パネル10を間接的に照らし出すことができる。また、光出射部30から出射する光の方向は、アームレスト6の上面6Aから下方に窪んでなるプルハンドル20において少なくとも底壁部21の方向に向かうこととなる。従って、光出射部30が乗員に直接視認され難いドアトリム1とすることができる。
底壁部21は、プルハンドル20の底を構成し、複数の内壁21,22,23,24は、底壁部21の後側から立ち上がる後壁部22を含み、光出射部30は、後壁部22側から底壁部21側へ光を出射可能な構成とされる。
このようなドアトリム1によると、光出射部30が、プルハンドル20の底を構成する底壁部21に向けて光を出射するので、光出射部を乗員からより直接視認され難くしつつ、加飾パネル10を間接的に照らし出すことができる。また、光出射部30は、後壁部22側から底壁部21側へ光を出射可能な構成とされるので、加飾パネル10側(例えばプルハンドル20の上方に位置する部材)に当該光出射部30を設ける必要がない。従って、例えばアッパーボード3や加飾パネル10の形状や構造等が光出射部30により制限されることを回避することができる。
複数の内壁21,22,23,24は、底壁部21の前側から立ち上がる前壁部23を含み、底壁部21は、光出射部30から出射された光を加飾パネル10及び前壁部23に向けて反射させるものとされ、前壁部23は、底壁部21において反射した光を加飾パネル10に向けて反射させる構成とされる。このようなドアトリム1によると、底壁部21において反射する光を、前壁部23を介してさらに反射させることができる。これにより、加飾パネル10において後側部14を含んだ部分を間接的に照らし出すことが可能となる。
複数の内壁21,22,23,24は、底壁部21の前側から立ち上がる前壁部23を含み、前壁部23は、上方に向かうほど前方に傾き、加飾パネル10は、プルハンドル20の上方に位置する上部11が、前方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。
このようなドアトリム1によると、底壁部21や前壁部23において反射する光の範囲を、加飾パネル10の上部11における中央部13や前側部12(プルハンドル20の上方や前方)に広げることができる。また、加飾パネル10の上部11が、前方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしているため、底壁部21や前壁部23から反射する光が加飾パネル10の上部11に当たりやすくなり、当該上部11が好適に照らし出されることとなる。
加飾パネル10は、プルハンドル20の上方に位置する上部11が、上方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。このようなドアトリム1によると、底壁部21において反射する光によって加飾パネル10の上部11をより好適に照らし出すことができる。
<実施形態2>
次に、本開示の実施形態2を図5および図6によって説明する。本実施形態では、上記実施形態と同じ部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
図5に示すように、加飾パネル210は、プルハンドル220の上側に位置する上部211において、プルハンドル220の直上に位置する中央部213と、中央部213の前側に位置する前側部212と、中央部213の後側に位置する後側部214と、を備える。図6に示すように、前側部212は、前後方向に延びている。中央部213及び後側部214は後方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。中央部213は、前側部212よりも車室内側に位置している。後側部214は、中央部213よりも車室内側に位置している。後側部214は、アームレスト6の上面6A後側において車室内外方向における中央部分6A2に至るまで車室内側に傾いている。加飾パネル210の上部211は、全体として、上方に向かうほど車室内側に傾き、後方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしている。尚、加飾パネル210の上部211の形は、上方(後方)に向かうほど車室内側に曲がった形をなしていてもよい。
図5に示すように、プルハンドル220において、後壁部222は、上方に向かうほど前方に傾いた形をなしている。前壁部223は、上方に向かうほど後方に傾いた形をなしている。即ち、プルハンドル220は、上方に向かうほど開口幅(後壁部222と、前壁部223との間の距離)が小さくなる。
より具体的には、後壁部222は、底壁部221との間の角度(底壁部221に対して立ち上がる角度)が90度よりも小さい角度で前方に傾いている。当該角度は、45度以上としてもよく、60度以上としてもよく、75度以上としてもよく、85度以上としてもよい。前壁部223は、底壁部221との間の角度(底壁部221に対して立ち上がる角度)が90度よりも小さい角度で後方に傾いている。当該角度は、45度以上としてもよく、60度以上としてもよく、75度以上としてもよく、85度以上としてもよい。このような範囲によると、光出射部30から出射した光をプルハンドル220の内部において好適に反射させて加飾パネル210の上部211を上手く照らし出すことができる。
図5では、光出射部230から底壁部221に向けて出射され、底壁部221において反射する3つの光の軌跡を破線L4、一点鎖線L5、及び二点鎖線L6で表している。これら3つの光L4,L5,L6は、光出射部230から出射される角度が異なるものとされる。底壁部221は、光出射部230から出射された光を、加飾パネル210の上部211における中央部213や前側部212に向けて反射させたり(軌跡L4)、前壁部223に向けて反射させたりする(軌跡L5,L6)。前壁部223は、底壁部221において反射した光を、上部211における中央部213や後側部214に向けて反射させる(軌跡L5,L6)。
このようなドアトリムによると、底壁部221や前壁部223において反射する光の範囲を、プルハンドル220の後方(後側部214)を含む部分にさらに広げることができる。また、加飾パネル210の上部211が、後方に向かうほど車室内側に傾いた形をなしているため、底壁部221や前壁部223から反射する光が加飾パネル210の上部211に当たりやすくなり、当該上部211が好適に照らし出されることとなる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されず、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、ボード部材の構成は適宜変更可能である。例えば、ボード部材は、アッパーボードと、アッパーボードの下側に位置するミドルボードと、ミドルボードの下側に位置するロアボードと、を備えていてもよく、1枚の板状部材(メインボードのみ)により構成されていてもよい。ボード部材においてアームレストが膨出する部分は特に限定されない。例えば、アームレストは、アッパーボードやミドルボードから膨出していてもよい。その場合、プルハンドルは、照明装置から出射した光を、内壁で反射して当該アッパーボードやミドルボードを照らし出すこととしてもよい。
(2)上記実施形態以外にも、照明装置の構成は適宜変更可能である。例えば、照明装置は、光源と、光源から出射する光をプルハンドルの後壁部まで導光する導光体と、を備え、導光体は、プルハンドルの後壁部から底壁部に向けて光を出射する出射面を備えた構成であってもよい。また、照明装置は、光の照射角度が比較的狭い狭角型のLEDを含んで構成されていてもよく、少なくとも光を底壁部に出射可能な構成であればよい。
(3)上記実施形態以外にも、プルハンドルの複数の内壁の構成は適宜変更可能である。例えば、プルハンドルは、前壁部が上方に向かうほど前方に傾き、後壁部が上方に向かうほど前方に傾いたものや、前壁部が上方に向かうほど後方に傾き、後壁部が上方に向かうほど後方に傾いたものでもよい。
(4)上記実施形態で例示した乗物用内装材は、車両用に限られず、種々の乗物において提供されてもよい。例えば、地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物についても上記乗物用内装材を適用することができる。
1…ドアトリム(乗物用内装材)、2…ボード部材、6…アームレスト、6A…上面、10,210…加飾パネル(ボード部材の一部)、11,211…上部、20,220…プルハンドル、21,221…底壁部(第1内壁)、22,222…後壁部(第2内壁)、23,223…前壁部(第3内壁)、30,230…光出射部(照明装置)

Claims (6)

  1. 乗物用内装材であって、
    ボード部材と、
    前記ボード部材から乗物室内側に膨出したアームレストと、
    複数の内壁を有し、前記アームレストの上面から下方に窪んでなるプルハンドルと、
    前記複数の内壁のうち少なくとも一つの第1内壁に向けて光を出射可能な構成とされる照明装置と、を備え、
    前記第1内壁は、前記照明装置から出射された光を前記ボード部材に向けて反射させることを特徴とする乗物用内装材。
  2. 前記第1内壁は、前記プルハンドルの底を構成し、
    前記複数の内壁は、前記第1内壁の後側から立ち上がる第2内壁を含み、
    前記照明装置は、前記第2内壁側から前記第1内壁側へ光を出射可能な構成とされることを特徴とする請求項1に記載の乗物用内装材。
  3. 前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、
    前記第1内壁は、前記照明装置から出射された光を前記ボード部材及び前記第3内壁に向けて反射させるものとされ、
    前記第3内壁は、前記第1内壁において反射した光を前記ボード部材に向けて反射させることを特徴とする請求項2に記載の乗物用内装材。
  4. 前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、
    前記第3内壁は、上方に向かうほど前方に傾き、
    前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、前方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗物用内装材。
  5. 前記複数の内壁は、前記第1内壁の前側から立ち上がる第3内壁を含み、
    前記第3内壁は、上方に向かうほど後方に傾き、
    前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、後方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなすことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗物用内装材。
  6. 前記ボード部材は、前記プルハンドルの上方に位置する上部が、上方に向かうほど乗物室内側に傾いた形をなすことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
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