JP2023006691A - 印刷システム、及びサーバシステム、情報処理装置、印刷装置 - Google Patents

Abstract

【課題】簡易な構成で誤印刷を防止する。
【解決手段】印刷装置と、サーバシステムとを有する印刷システムであって、サーバシステムは、サーバシステムと通信可能な情報処理装置からアップロードされたファイルを記憶部に保存し、情報処理装置からの印刷ジョブの発行依頼に基づいて、プリントコードを生成して、前記生成されたプリントコードを送信し、印刷装置から送信されたプリントコードを受信し、前記受信されたプリントコードに紐づけられた前記ファイルに基づき印刷ジョブを生成し、生成された印刷ジョブに基づく印刷指示を行う。印刷装置は、ユーザからのプリントコードの入力を受け付ける画面を表示部に表示させ、入力されたプリントコードを送信し、印刷指示に基づく印刷を実行する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、印刷システム、及びサーバシステム、情報処理装置、印刷装置に関する。

近年、出社することなく自宅から会社のイントラネット環境に接続し、自宅のＰＣで会社内の資料を扱って業務を行うリモートワーク、在宅ワークなどが急速に普及している。このようなリモートワークを実現するソリューションとして、例えば、デスクトップ仮想化技術（ＶＤＩ接続）がある。更に近年、ネットワークの速度、セキュリティなどの技術の向上により、自宅にいても会社の作業が遜色なく行えるようになっている。このようなリモートワークの需要が高まるにつれて、自宅のＰＣとプリンタを使用して、会社内のファイルを印刷する需要も高まりつつある。この需要に対しては、会社のイントラネットにＶＤＩ接続し、ファイルをインターネット経由で自宅のプリンタで印刷できる印刷システム（ジョブ管理サービス）がある。このサービスを利用することで、ユーザは自宅にいながらでも会社のファイルの印刷物を取得できるようになった。

特許文献１には、クライアントから印刷出力した印刷ジョブがプリントサーバに記憶され、プリンタのカードリーダにユーザカードをかざすと、そのカードに記憶されたユーザ情報で認証されたユーザの印刷ジョブが記憶されたプリントサーバを特定する。そして、その特定したプリントサーバに対して、そのユーザに対する印刷ジョブを要求し、プリントサーバが印刷ジョブを検索し、その検索した印刷ジョブの一覧を表示させて、ユーザに所望の印刷ジョブを選択させて印刷するサービスが記載されている。

特許第０４８７２６３１号公報

印刷装置を所有する企業が、ユーザに印刷装置をレンタルするようなビジネスモデルがある。特許文献１に記載の技術を採用することにより、ユーザ認証用の機器を接続し、その機器を介してカード認証やパスワードを入力することで、認証されたユーザの印刷のみが実行されるため、誤印刷が防止される。しかし、そのような認証用の機器を印刷装置に接続して印刷装置を管理すると、印刷装置をレンタルする企業への負担が大きくなる。

本発明の目的は、簡易な構成により、誤印刷を防止できる技術を提供することにある。

上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
印刷装置と、サーバシステムとを有する印刷システムであって、
前記サーバシステムは、
前記サーバシステムと通信可能な情報処理装置からアップロードされたファイルを記憶部に保存する保存手段と、
前記情報処理装置からの印刷ジョブの発行依頼に基づいて、プリントコードを生成して、前記生成されたプリントコードを送信する第１送信手段と、
前記印刷装置から送信されたプリントコードを受信し、前記受信されたプリントコードに紐づけられた前記ファイルに基づき印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成された印刷ジョブに基づく印刷指示を行う指示手段と、
を備え、
前記印刷装置は、
ユーザからのプリントコードの入力を受け付ける画面を表示部に表示させる表示制御手段と、
前記入力されたプリントコードを送信する第２送信手段と、
前記印刷指示に基づく印刷を実行する印刷手段と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、簡易な構成で誤印刷を防止できるという効果がある。

本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。

添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図。 実施形態に係る情報端末のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る印刷装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係るジョブ管理サーバによるユーザと印刷装置の情報の関係を説明する概念図。 実施形態に係るジョブ管理サーバにおいて、ユーザの認証情報と印刷装置の情報とを基にプリントコードを発行する構成を説明する概念図。 実施形態に係る印刷装置、情報端末、ジョブ管理サーバ及び印刷装置管理サーバとの間で実行される印刷装置の登録処理の流れを説明するシーケンス図（Ａ）、印刷装置の表示部に表示される登録コードを表示する画面例を示す図（Ｂ），Ｓ６０６の登録コードの入力時点で登録コードを入力する画面例を示す図（Ｃ）。 実施形態に係る印刷装置、情報端末、ジョブ管理サーバ及び印刷装置管理サーバとの間で留め置き印刷を行うときの流れを説明するシーケンス図。 実施形態に係る印刷システムで、情報端末がジョブ管理サーバに対してファイルをアップロードして印刷ジョブの発行依頼を行うときに情報端末に表示される画面例を示す図。 実施形態に係る情報端末で表示されるプリントコードの表示画面例を示す図（Ａ）、実施形態に係る情報端末で表示される、その情報端末のユーザが登録したプリントコードの一覧を表示する画面例を示す図（Ｂ）、印刷装置で表示されるプリントコードの入力画面例を示す図（Ｃ）。 実施形態に係るジョブ管理サーバが、アップロードされたファイルを保存し、プリントコードを生成して保存するときの処理を説明するフローチャート。 実施形態に係るジョブ管理サーバが、印刷装置からプリントコードを受け取った（Ｓ７０７）ときの処理を説明するフローチャート。 実施形態に係るジョブ管理サーバと印刷装置管理サーバの機能構成を説明する機能ブロック図（Ａ）と、実施形態に係るジョブ管理サーバで保存されているプリントコード情報ＤＢの一例を示す図（Ｂ）。

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。

図１は、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。

この印刷システムは、ジョブ管理サーバ１０４，印刷装置管理サーバ１０５、情報端末（情報処理装置）１０１及び印刷装置１０２を有する。情報端末１０１は、ユーザが所持するＰＣやスマートフォン等の情報端末である。この情報端末１０１には、Ｗｅｂブラウザ１０６がインストールされて利用可能になっている。印刷装置１０２は、ユーザが所有している印刷装置である。この印刷装置１０２には、インターネットを通じてリクエストが行えるリクエスト部１０７（Ｗｅｂブラウザ）がインストールされており、利用可能になっている。尚、実施形態では、印刷装置１０２は、ブラウザ上のＷｅｂアプリケーションでジョブ管理サーバ１０４と通信するとしたが、印刷装置１０２に搭載されているファームウェアからでも良く、本実施形態に限定されるものではない。

ジョブ管理サーバ１０４は、ユーザがアップロードしたファイルの保存、プリントコードの発行、プリントコード付き印刷ジョブの作成、プリントコードの受付、受け付けたプリントコードに基づいて印刷ジョブを作成する機能等を提供する。ここでプリントコードは、ユーザがアップロードしたファイルに基づく印刷ジョブの発行を情報端末１０１がジョブ管理サーバ１０４に依頼することで、ジョブ管理サーバ１０４が発行する一意のコードである。こうしてジョブ管理サーバ１０４で発行されたプリントコードは情報端末１０１に通知され、後述するように印刷装置１０２から印刷を指示するときに、このプリントコードが使用される。

プリントコードを受け取ったジョブ管理サーバ１０４が、そのプリントコードに基づいて印刷ジョブを生成して印刷装置管理サーバ１０５に印刷を依頼する。これにより印刷装置管理サーバ１０５は、印刷装置１０２に印刷ジョブを送信して印刷を実行させる。印刷装置管理サーバ１０５はまた、印刷装置１０２に関する情報を保存している。ここで、上述したサーバや装置などはＷｅｂ１０３を通じて接続され、情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６は、ジョブ管理サーバ１０４と通信を行いながら以下の処理を行う。

ユーザが情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６を通して、印刷物を生成するためのファイルをジョブ管理サーバ１０４にアップロードすると、そのファイルはジョブ管理サーバ１０４に保存される。ジョブ管理サーバ１０４は、ユーザがファイルのアップロードと印刷設定とを行った後に印刷を指示することにより、印刷命令を発行する。これによりジョブ管理サーバ１０４は、プリントコードの発行、プリントコード付き印刷ジョブ（以下、プリントコード情報）の生成・保存、及び情報端末１０１へのプリントコードの通知等を行う。

印刷装置１０２のリクエスト部（Ｗｅｂブラウザ）１０７は、ジョブ管理サーバ１０４と通信を行いながら以下の処理を行う。ジョブ管理サーバ１０４は、印刷装置１０２のリクエスト部１０７を通して入力されたプリントコードを受け取ると、そのプリントコードに対応するファイルを検索する。こうしてファイルが見つかると、それに基づいて印刷ジョブを生成し、印刷装置管理サーバ１０５にその生成した印刷ジョブを送信して印刷を依頼する。これにより印刷装置管理サーバ１０５は、その印刷ジョブを受け取って、その印刷ジョブに従った印刷を印刷装置１０２に指示することで印刷を行うことができる。

尚、本例では、ジョブ管理サーバ１０４と印刷装置管理サーバ１０５とはそれぞれ別々のサーバとして設けられているが、１つのサーバ装置が、ジョブ管理サーバ１０４と印刷装置管理サーバ１０５の機能を実行してもよい。また、ジョブ管理サーバ１０４は複数台のサーバ装置から構成されていてもよい。つまり、複数台のサーバ装置が連携して動作することによりジョブ管理サーバ１０４の機能を実行してもよい。印刷装置管理サーバ１０５も同様に複数台のサーバ装置から構成されてもよい。本開示では、１つのサーバ装置もしくは複数台のサーバ装置からなる構成をサーバシステムと呼ぶ。

図２は、実施形態に係る情報端末１０１のハードウェア構成を説明するブロック図である。尚、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４及び印刷装置管理サーバ１０５のハードウェア構成も基本的には、このハードウェア構成と同じであるため、それらの説明を省略する。

ＣＰＵ２０１は、以下の各部を制御するための中央演算装置である。記憶部２０２は、ＣＰＵ２０１が読み出すアプリケーションプログラム２１２やデータベース２１３、ＯＳの他各種ファイルを格納する。外部記憶媒体読取部２０３は、例えばＳＤカード等の外部記憶媒体に格納されたファイルなどの情報を読み出す。メモリ２０４は例えばＲＡＭなどで構成され、ＣＰＵ２０１が必要に応じて、メモリ２０４にデータの一時的格納やバッファリング等を行う。表示部２０５は、例えば液晶表示部を有し、各種の情報を表示する。操作部２０６は、ユーザが各種の入力操作を行うためのキーボードやポインティングデバイス等を含む。ネットワーク通信部２０７は、ネットワーク接続部２０８を介してインターネット等のネットワークと接続され、そのネットワークを介して各種通信を行う。ネットワーク通信部２０７は有線ＬＡＮや無線ＬＡＮに対応し、有線ＬＡＮ対応の場合のネットワーク接続部２０８は有線ＬＡＮのケーブルを接続するためのコネクタを含む。また無線ＬＡＮ対応の場合のネットワーク接続部２０８はアンテナ等を含む。尚、ネットワーク接続部２０８は、有線ＬＡＮ及び無線ＬＡＮの両者に対応していても良い。ＵＳＢ通信部２０９は、各種周辺装置とＵＳＢ接続部２１０を介して接続されて各種通信を行う。そして、上述の各部はバス２１１で相互に接続されている。

図３は、実施形態に係る印刷装置１０２のハードウェア構成を説明するブロック図である。尚、実施形態では、印刷機能を有する装置であれば他の形態の印刷装置が用いられても良い。例えば、複合機、画像処理装置、複写機、ファクシミリ等であっても良い。

印刷装置１０２において、印刷機能はプリンタ部３０１で実現され、スキャン機能はスキャナ部３０２で実現され、ストレージ機能はメモリカード装着部３０３及びメモリカード３０４で実現される。上述した各部はバス３１４を介して相互に接続される。

プリンタ部３０１は、外部から受信した画像データやメモリカード３０４に記憶されている画像データなどを、インクジェット記録方式や電子写真方式などの記録方式によって印刷用紙等の記録媒体に記録（印刷）する。またプリンタ部３０１は、消耗部材に関する情報、例えば、インク残量を含むインク情報や、積載用紙の枚数等の用紙情報を管理している。プリンタ部３０１は更に、インクジェット記録方式の場合、インクジェット記録方式におけるヘッドクリーニング等のメンテナンス機能を有していてもよい。

スキャナ部３０２は、原稿台（不図示）にセットされた原稿を光学的に読み取って電子データに変換する。そして印刷装置１０２は、指定されたファイル形式に変換した画像データを、ネットワーク経由で外部装置に送信、或いはＨＤＤ３１６等の記憶領域に格納する。コピーサービスでは、スキャナ部３０２が原稿台に置かれた原稿をスキャナ部３０２で読み取って生成した画像データをプリンタ部３０１へ転送し、プリンタ部３０１が印刷用紙等の記録媒体にその画像データに基づいて印刷を行う。

メモリカード装着部３０３に装着されたメモリカード３０４には、各種ファイルデータが記憶される。このファイルデータは、ネットワークを介して外部装置から読み出されて編集される場合もある。また外部装置からメモリカード３０４にファイルデータが格納される場合もある。

更に、印刷装置１０２は、ＣＰＵ３０５、プログラムメモリ３０６、ワークメモリ３０７、表示部３０８、操作部３０９、ネットワーク通信部３１０、ネットワーク接続部３１１、フラッシュメモリ３１２を有する。ＣＰＵ３０５は、印刷装置１０２の各部を統括的に制御するための中央演算装置である。プログラムメモリ３０６は、例えばＲＯＭ等を含み、各種のプログラムコードや、外部のサーバと通信するためなどのアプリケーション３１５等を記憶している。プログラムメモリ３０６は、印刷装置１０２の個体を特定可能な識別情報（ＩＤ）を保持する。またアプリケーション３１５は、プリンタ部３０１にアクセスして、インクや用紙などの消耗品情報を取得することも可能である。ワークメモリ３０７はＲＡＭなどを含み、各サービスの実行時に画像データなどを一時格納したり、バッファリングするのに使用される。表示部３０８は、例えば液晶表示部を含み、ユーザインタフェース画面等、各種の情報を表示する。また操作部３０９は、キーボードやポインティングデバイス（タッチパネル）、スイッチ等を含み、ユーザからの指示や操作を受付可能である。ネットワーク通信部３１０は、ネットワーク接続部３１１を介して印刷装置１０２をネットワークに接続して各種通信を行う。ネットワーク接続部３１１は、有線ＬＡＮや無線ＬＡＮ等のネットワーク媒体に対応し、有線ＬＡＮ対応の場合は、例えば有線ＬＡＮのケーブルを接続するためのコネクタを含む。また無線ＬＡＮ対応の場合は、例えばアンテナ等を含む。尚、ネットワーク接続部３１１が、有線ＬＡＮ及び無線ＬＡＮの両者に対応していても良い。フラッシュメモリ３１２は、ネットワーク通信部３１０が受信した画像データ等を格納するための不揮発性のメモリである。そして、上述した各部は、バス３１３を介して相互に接続される。またバス３１４とバス３１３との間でデータ変換を行うブロックがあっても良い。

実施形態に係る印刷装置１０２の動作は、例えば、ＣＰＵ３０５が処理に必要なプログラムをプログラムメモリ３０６からワークメモリ３０７に展開して実行することで実現される。

尚、図２、図３に示す構成は一例であり、各装置は、図示された以外のハードウェアを含んでも良い。また図２、図３の各図において、複数のブロックが一つのブロックにまとめられてもよいし、一つのブロックが二つ以上のブロックに分割されてもよい。即ち、図２、図３に示す各装置は、後述する実施形態に係る処理を実行可能であれば他の構成であっても良い。

次に、ジョブ管理サーバ１０４が、ユーザと印刷装置１０２を管理する管理方法について説明する。

図４は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４によるユーザと印刷装置１０２の情報の関係を説明する概念図である。

情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６から入力されるユーザの認証情報４０１は、ジョブ管理サーバ１０４で管理されている。具体的には、サービスを受けたいユーザにより、ユーザ登録のため、ユーザ認証情報４０１（例えばユーザのメールアドレス等）が登録される。このユーザ認証情報４０１の登録により、ジョブ管理サーバ１０４はユーザＩＤを発行する。これにより、ユーザ情報データベース（ＤＢ）４０２は、ユーザの認証情報４０１とユーザＩＤとを紐付けて記憶する。

また印刷装置情報データベース（ＤＢ）４０３は、印刷装置の識別情報（ＩＤ）及びユーザＩＤを紐付けて記憶している。更にプリントコード情報データベース（ＤＢ）４０４は、ユーザＩＤ、印刷装置の識別情報とプリントコードとを紐付けて記憶している。印刷装置情報は、印刷装置とユーザとの紐づけを示す情報であり、印刷装置の識別情報とユーザＩＤを含んでいる。そしてジョブ管理サーバ１０４は、印刷装置１０２のリクエスト部１１０７からプリントコードを受け取ると、そのプリントコードに対応する印刷ジョブを作成する。

図５は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４において、ユーザの認証情報４０１と印刷装置１０２の情報とを基にプリントコード５０２を発行する構成を説明する概念図である。

ジョブ管理サーバ１０４は、ユーザ毎に、そのユーザが所有している印刷装置１０２のＩＤ５０１を管理している。あるユーザが情報端末１０１からジョブ管理サーバ１０４にファイルをアップロードすると、ジョブ管理サーバ１０４は、そのユーザの認証情報４０１を基に、そのユーザが所有している印刷装置のＩＤ５０１がユーザ管理ＤＢ４０２に登録されているかどうか検索する。そして、登録されていると判断するとプリントコード５０２を発行する。

次に、実施形態に係る印刷システムをユーザが利用するために、ユーザと印刷装置１０２とを関連付ける登録処理について説明する。

図６（Ａ）は、実施形態に係る印刷装置１０２、情報端末１０１、ジョブ管理サーバ１０４及び印刷装置管理サーバ１０５との間で実行される印刷装置の登録処理の流れを説明するシーケンス図である。なお、この図６（Ａ）のフローが実行される前に予めユーザは、このサービスを受けるためのユーザ登録を行っているものとする。つまり、このユーザ登録により、図４に示すユーザ認証情報とユーザＩＤがジョブ管理サーバ１０４に登録されるため、図６（Ａ）のフローは、ユーザ認証情報とユーザＩＤがジョブ管理サーバ１０４に登録されている状態で実行される。

Ｓ６０１で印刷装置１０２がネットワークに接続されると、Ｓ６０２で印刷装置管理サーバ１０５に、その印刷装置１０２の装置情報が登録される。この装置情報は、印刷装置１０２の識別情報（ＩＤ）を含んでいる。次にＳ６０３で、印刷装置１０２から印刷装置管理サーバ１０５に対して、印刷装置１０２の登録とその印刷装置１０２の登録コードを要求する。これによりＳ６０４で印刷装置管理サーバ１０５は登録コードを発行し、その印刷装置１０２の識別情報と登録コードとをセットにして登録コード情報として登録する。そしてＳ６０５で、印刷装置管理サーバ１０５は、その生成した登録コードを印刷装置１０２に通知して印刷装置１０２に表示させる。

次にＳ６０６で、情報端末１０１のユーザは、印刷装置１０２で表示された登録コードを情報端末１０１から入力し、情報端末１０１は、その登録コードをジョブ管理サーバ１０４に通知する。これによりＳ６０７でジョブ管理サーバ１０４は、印刷装置管理サーバ１０５に登録コードを送り、その登録コードに対応する印刷装置の識別情報（ＩＤ）を取得するように依頼する。これにより印刷装置管理サーバ１０５はＳ６０８で、ジョブ管理サーバ１０４から送信された登録コードに基づいて、その登録コードに対応する印刷装置のＩＤを取得してジョブ管理サーバ１０４に返却する。これによりジョブ管理サーバ１０４はＳ６０９で、その返却された印刷装置のＩＤを基に、印刷装置のＩＤと、予め登録されていたユーザＩＤとを紐づけ、印刷装置情報として登録する。このようにして登録された印刷装置のＩＤが、図５における印刷装置のＩＤ５０１に対応する。

図６（Ｂ）は、図６（Ａ）のＳ６０５の登録コードの表示の際に印刷装置１０２の表示部３０８に表示される、印刷装置１０２とジョブ管理サーバ１０４との紐づけに必要な登録コードを表示する画面例を示す図である。

登録コード発行画面６２０は、ＧＵＩの枠組みを示し、エリア６２１に登録コードが表示されている。

図６（Ｃ）は、実施形態に係る情報端末１０１の表示部に表示される、図６（Ａ）のＳ６０６の登録コードの入力のための画面例を示す。

プリンタ登録画面６３０は、ＧＵＩの枠組みを示し、エリア６３１は、印刷装置１０２で発行した登録コードを入力するエリアである。ユーザは、このエリア６３１に、印刷装置１０２の表示部に表示された登録コードを入力して登録ボタン６３２を押す。これにより、印刷装置１０２とユーザとを紐づける登録コードがジョブ管理サーバ１０４に登録される。尚、後述する印刷実行のための画面（図８）では、ジョブ管理サーバ１０４で印刷装置１０２と情報端末１０１との紐づけが行われていない場合は、情報端末１０１からファイルのアップロードや印刷ジョブの発行は行えない。

このようにして、情報端末１０１のユーザは、印刷装置１０２とユーザとを紐づけた印刷装置情報をジョブ管理サーバ１０４に登録することができる。

次に、ユーザが印刷実行命令を発行するまでのプリントコードの発番やジョブの発行などの処理について説明する。

図７は、実施形態に係る印刷装置１０２、情報端末１０１、ジョブ管理サーバ１０４及び印刷装置管理サーバ１０５との間で留め置き印刷を行うときの流れを説明するシーケンス図である。

まずＳ７０１で、情報端末１０１からジョブ管理サーバ１０４へ、ユーザＩＤとともにファイルがアップロードされると、Ｓ７０２で、ジョブ管理サーバ１０４が、そのファイルを保存する。次にＳ７０３で、情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６からジョブ管理サーバ１０４へ印刷ジョブの発行依頼が行われる。これによりＳ７０４でジョブ管理サーバ１０４は、プリントコードを発行し、Ｓ７０５で、そのプリントコード情報をジョブ管理サーバ１０４に登録する。そしてＳ７０６で、そのプリントコードを情報端末１０１に返却する。これにより情報端末１０１の表示部に、例えば図９（Ａ）に示す画面が表示される。ここでジョブ管理サーバ１０４に登録されたプリントコード情報には、印刷を依頼したユーザのＩＤ、プリントコード及び印刷対象のファイル情報が含まれる。

次にＳ７０７で、ユーザが印刷装置１０２にそのプリントコードを入力すると、ジョブ管理サーバ１０４に、その印刷装置のＩＤとともにプリントコードが通知される。これによりＳ７０８でジョブ管理サーバ１０４は、前述のプリントコード情報に基づいて、そのプリントコードに関連するファイルを検索する。そしてＳ７０９でジョブ管理サーバ１０４は、その検索により見つかったファイルに基づいて印刷ジョブを生成する。このときプリントコード情報ＤＢ４０４に印刷装置のＩＤを加えるように更新する。そしてＳ７１０でジョブ管理サーバ１０４は、その生成した印刷ジョブと印刷装置のＩＤとを含む印刷指示を印刷装置管理サーバ１０５に送信する。これにより印刷装置管理サーバ１０５はＳ７１１で、その印刷ジョブを基に、ジョブ管理サーバ１０４から送信された印刷装置ＩＤに対応する印刷装置１０２に対して印刷命令を発行する。

このようにしてユーザが情報端末１０１からアップロードしたファイルを、そのユーザが認識している、例えば近くにある印刷装置で印刷させることができる。

図８は、実施形態に係る印刷システムで、情報端末１０１と印刷装置１０２との紐づけが完了した後に、情報端末１０１がジョブ管理サーバ１０４に対してファイルをアップロードして印刷ジョブの発行依頼を行うために、情報端末１０１に表示される画面例を示す図である。具体的には、ジョブ管理サーバ１０４に、ファイルのアップロード、印刷設定及び印刷ジョブの生成指示を行うために情報端末１０１で表示される画面例を示す。

画面アップロード画面８００は、ＧＵＩの枠組みを示す。エリア８０１は、ファイルのアップロードを行う所定のエリアであり、このエリア８０１に、ファイルのアイコンをドラッグアンドドロップすることで、ユーザが印刷したいファイルをアップロードできる。印刷装置情報８０２は、印刷装置情報を表示するエリアである。印刷装置情報８０２には、印刷装置のＩＤが表示される。または印刷装置のＩＤを表示せずに情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６上に保持しておいても良い。また登録した印刷装置１０２は複数あっても良く、複数の印刷装置から対象の印刷装置１０２を選択できるようにしても良い。印刷設定８０３は、印刷部数、用紙サイズ、レイアウト、両面印刷設定、印刷カラーの設定、印刷範囲等を含む。尚、印刷設定８０３に表示される情報は、印刷部数、用紙サイズ、レイアウト、両面印刷設定、印刷カラーの設定及び印刷範囲に限定しない。また印刷設定は、入力ボックス又は選択ボックスで入力を受け付ける機能を実装しても良い。こうしてユーザがファイルをアップロードし、印刷設定８０３の設定を編集して、印刷ボタン８０４を押すことで、ジョブ管理サーバ１０４がプリントコードを発番してプリントコード情報を登録できる。

図７と図８との関連を説明する。

ユーザがエリア８０１にファイルのアップロードを行うと、図７のＳ７０１の処理が実行され、Ｓ７０２で、ジョブ管理サーバ１０４に、そのファイルが保存される。そしてユーザが印刷設定８０３を編集し、印刷ボタン８０４を押下するとＳ７０３で、情報端末１０１からジョブ管理サーバ１０４に印刷ジョブの発行依頼が送信される。これによりジョブ管理サーバ１０４は、Ｓ７０４のプリントコードの発行と、Ｓ７０５のプリントコード情報の登録を行う。そして、その後、情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６へプリントコードが返却される。

図９（Ａ）は、実施形態に係る情報端末１０１で表示されるプリントコードの表示画面例を示す図である。

この画面は、Ｓ７０６でジョブ管理サーバ１０４がプリントコードを情報端末１０１に返却されることで表示される。プリントコード表示画面９００は、プリントコード表示画面のＧＵＩの枠組みを示し、エリア９０１はプリントコードの表示欄である。ジョブ管理サーバ１０４からプリントコードが返却されると、情報端末１０１のＷｅｂブラウザ１０６により、この画面９００が表示されてプリントコードをユーザに提示する。

図９（Ｂ）は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４が情報端末１０１に返却することで情報端末１０１で表示される、その情報端末１０１のユーザが登録したプリントコードの一覧を表示する画面例を示す図である。

プリントコード一覧画面９１０は、発行済みのプリントコード一覧画面のＧＵＩの枠組みを示す。リスト９１１は、発行済みのプリントコードの一覧を表示する表示欄である。このプリントコードの一覧には、他ユーザのプリントコードは表示されない。情報端末１０１のユーザは、この画面からプリントコードを確認し、印刷したいファイルに対応するプリントコードを印刷装置１０２に入力する。このリスト９１１には、プリントコード、プリントコードの有効期限、ファイル名が表示される。尚、ここで表示される項目は、これらプリントコード、プリントコードの有効期限、ファイル名に限定しない。

図９（Ｃ）は、実施形態に係る印刷装置１０２でユーザがプリントコードを入力する（Ｓ７０７）ときに印刷装置１０２で表示される画面例を示す図である。

プリントコード入力画面９２０は、印刷装置１０２でのＧＵＩの枠組みを示す。ユーザは入力欄９２１にプリントコードを入力して印刷開始ボタン９２２を押下すると、この入力されたプリントコードと印刷装置のＩＤ５０１がジョブ管理サーバ１０４に送信される（Ｓ７０７）。ジョブ管理サーバ１０４は、このプリントコードと印刷装置のＩＤ５０１を受け取ると、そのＩＤ５０１とプリントコードとに基づいて、前述のプリントコード管理ＤＢ４０３のプリントコード情報を検索する。ジョブ管理サーバ１０４は、この検索により得られたプリントコード情報から、対応するファイル（図９（Ｂ）の例では、「＊＊＊＊．ｄｏｃｘ」）を取得して印刷ジョブを生成する。そして印刷装置管理サーバ１０５に、その印刷ジョブを送信して印刷依頼を行う（Ｓ７１０）。これにより印刷装置管理サーバ１０５は、印刷装置１０２に対して印刷ジョブに基づく印刷実行命令を発行する（Ｓ７１１）。

次に実施形態に係るＤＢの管理方法や具体的な動作について説明する。

図１０は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４が、アップロードされたファイルを保存し、プリントコードを生成して情報端末１０１に返却するまでの処理を説明するフローチャートである。図７の対応する処理を括弧内に示す。

この処理は、ユーザが情報端末１０１を使用してファイルをアップロードする（Ｓ７０１）ことにより開始され、Ｓ１００１で、ジョブ管理サーバ１０４は、そのアップロードされたファイルを保存する。次にユーザが印刷ジョブの発行依頼（Ｓ７０３）を行うと、ジョブ管理サーバ１０４はＳ１００２で、プリントコードを生成する（Ｓ７０４）。次にＳ１００３に進みジョブ管理サーバ１０４は、その生成したプリントコード、印刷装置のＩＤ５０１、ファイルの格納場所をプリントコード管理ＤＢ４０３に保存（Ｓ７０５）する。次にＳ１００４に進みジョブ管理サーバ１０４は、その生成したプリントコードを情報端末１０１に返却（Ｓ７０６）して、この処理を終了する。

図１１は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４が、印刷装置１０２からプリントコードを受け取った（Ｓ７０７）ときの処理を説明するフローチャートである。

この処理は、ユーザが印刷装置１０２からプリントコードが入力することにより開始され、Ｓ１１０１でジョブ管理サーバ１０４は、入力されたコード値を基にプリントコード管理ＤＢ４０４を検索して、このプリントコードがプリントコード管理ＤＢ４０４に登録されているかどうか判定する。ここで、入力されたプリントコードがプリントコード管理ＤＢ４０４に存在しないと判定するとＳ１１０８に進んで、印刷装置１０２へエラーコードを送信して、この処理を終了する。

一方、プリントコードが存在すると判定したときはＳ１１０２に進み、ジョブ管理サーバ１０４は、印刷装置１０２から送信された印刷装置のＩＤ５０１が、そのプリントコード管理ＤＢ４０４に登録されているかどうか判定する。ここで印刷装置１０２のＩＤが登録されていないときはＳ１１０８に進み、印刷装置１０２にエラーコードを送信して、この処理を終了する。

Ｓ１１０２で印刷装置のＩＤが登録されていると判定したときはＳ１１０３に進み、ジョブ管理サーバ１０４は、入力されたプリントコードが有効期限内であるかどうか判定する。有効期限内でないときはＳ１１０８に進み、印刷装置１０２へエラーコードを送信して、この処理を終了する。

Ｓ１１０３で入力されたプリントコードが有効期限内であると判定するとＳ１１０４に進みジョブ管理サーバ１０４は、そのプリントコード情報が、ユーザ情報ＤＢ４０２に登録されているユーザから発行されたかどうか判定する。ユーザ情報ＤＢ４０２に登録されているユーザから発行されたプリントコードであると判定するとＳ１１０５に進み、そうでないときはＳ１１０８に進んで印刷装置１０２へエラーコードを送信して、この処理を終了する。Ｓ１１０５でジョブ管理サーバ１０４は、そのユーザの情報がジョブ管理サーバ１０４から削除されているかどうか判定し、削除されているときはＳ１１０８に進んで、印刷装置１０２へエラーコードを送信して、この処理を終了する。

Ｓ１１０５でジョブ管理サーバ１０４は、そのユーザの情報がジョブ管理サーバ１０４から削除されていないと判定するとＳ１１０６に進む。Ｓ１１０６でジョブ管理サーバ１０４は、保存されているプリントコードとプリントコード情報ＤＢ４０４及びファイル情報ＤＢ１２０３から印刷ジョブを生成する。次にＳ１１０７に進みジョブ管理サーバ１０４は、その印刷ジョブの印刷依頼を印刷装置管理サーバ１０５に発行して、この処理を終了する。

尚、Ｓ１１０８では、各エラーの原因に応じて、互いに異なるエラーステータスコードを生成して印刷装置１０２へ送信する。そして印刷装置１０２はエラーステータスコードを基にエラーメッセージを表示する。

図１２（Ａ）は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４と印刷装置管理サーバ１０５の機能構成を説明する機能ブロック図である。

ジョブ管理サーバ１０４は、Ｗｅｂ１０３を通じて、データの受信、目的のサーバにデータを送信する。印刷装置管理サーバ１０５も同じく、送受信機能を持っている。ジョブ管理サーバ１０４は、印刷ジョブ情報を含んだプリントコード情報ＤＢ４０４と、ユーザのＩＤや認証情報４０１を保存するユーザ情報ＤＢ４０２を有している。更に、アップロードされたファイルの格納位置を保存するファイル情報ＤＢ１２０３、ユーザと紐づけられた印刷装置１０２の情報を保存する印刷装置情報ＤＢ４０３を有している。

印刷装置管理サーバ１０５は、印刷装置固有の情報を保存する印刷装置情報ＤＢ１２１０、印刷装置情報ＤＢの情報と登録コードを含んだ登録コード情報ＤＢ１２１１を有している。

図１２（Ｂ）は、実施形態に係るジョブ管理サーバ１０４で保存されているプリントコード情報ＤＢ４０４の一例を示す図である。

このプリントコード情報ＤＢ４０４では、印刷装置のＩＤ毎に有効期限付きでプリントコードが管理されている。プリントコード情報ＤＢ４０４には、印刷装置のＩＤ、プリントコード、ユーザＩＤ、有効期限と印刷ジョブ情報が保存されている。このプリントコードは、有効期限を超えると利用できなくなる。そのため印刷装置１０２に有効期限切れのプリントコードを入力しても、図１１のＳ１１０３でチェックされて印刷できない。

図１２（Ｂ）の例では、一人のユーザ（Ｕ００００１）が複数の印刷装置のそれぞれに対してプリントコードを登録している。ここでプリントコードは、各印刷装置のＩＤごとに一意に決定され登録されている。

以上説明したように実施形態によれば、印刷ジョブは印刷装置のＩＤとユーザ情報及びプリントコードに紐づけて生成される。その結果、ユーザが印刷装置からプリントコードを入力すると、そのユーザＩＤ、プリントコード及び印刷装置のＩＤがジョブ管理サーバ１０４に送信される。ジョブ管理サーバ１０４は、そのプリントコード情報に基づいて、対象の印刷ジョブを検索し、対象の印刷ジョブが見つかると印刷装置に対して、その印刷ジョブの印刷命令を発行する。これによりユーザは、煩雑な認証作業や別途の認証装置などを必要とすることなく、ユーザはプリントコードを入力するだけで留め置き印刷を実行させることができる。これにより、例えば、ユーザに印刷装置をレンタルするようなビジネスモデルにおいても、誤印刷を防止できる。

尚、上記実施形態では、ジョブ管理サーバ１０４と印刷装置管理サーバ１０５とを設ける例で説明したが、上述したとおり、一つのサーバが、これら２つのサーバの機能を有してもよい。また、ジョブ管理サーバ１０４は１台のサーバ装置（情報処理装置）により実行される例に限定されず、複数のサーバ装置により実現されてもよい。つまり、ジョブ管理サーバ１０４は、１台以上のサーバからなるサーバシステムにより実現されるとよい。印刷装置管理サーバ１０５についても同様に１台以上のサーバ装置からなるサーバシステムにより実現されるとよい。

（その他の実施形態）
本発明は、上述の実施形態の１以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。

本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

１０１…情報端末、１０２…印刷装置、１０４…ジョブ管理サーバ、１０５…印刷装置管理サーバ、２０１…ＣＰＵ（情報端末及びサーバ）、３０５…ＣＰＵ（印刷装置）、３０８…表示部、４０２…ユーザ情報ＤＢ、４０３…印刷装置情報ＤＢ、４０４…プリントコード情報ＤＢ

Claims (17)

1. 印刷装置と、サーバシステムとを有する印刷システムであって、
   前記サーバシステムは、
   前記サーバシステムと通信可能な情報処理装置からアップロードされたファイルを記憶部に保存する保存手段と、
   前記情報処理装置からの印刷ジョブの発行依頼に基づいて、プリントコードを生成して、前記生成されたプリントコードを送信する第１送信手段と、
   前記印刷装置から送信されたプリントコードを受信し、前記受信されたプリントコードに紐づけられた前記ファイルに基づき印刷ジョブを生成する生成手段と、
   前記生成された印刷ジョブに基づく印刷指示を行う指示手段と、
   を備え、
   前記印刷装置は、
   ユーザからのプリントコードの入力を受け付ける画面を表示部に表示させる表示制御手段と、
   前記入力されたプリントコードを送信する第２送信手段と、
   前記印刷指示に基づく印刷を実行する印刷手段と、
   を備えることを特徴とする印刷システム。
2. 前記サーバシステムにより送信されたプリントコードは前記情報処理装置により提示され、
   前記情報処理装置により提示されたプリントコードに基づき、前記印刷装置に表示された画面に前記プリントコードの入力が行われることを特徴とする請求項１に記載の印刷システム。
3. 前記生成手段は、
   前記受信されたプリントコードが登録されているか判定し、
   前記受信されたプリントコードが登録されている場合、前記受信されたプリントコードに紐づけられた前記ファイルに基づき前記印刷ジョブを生成し、
   前記受信されたプリントコードが登録されていない場合、印刷ジョブは生成しないことを特徴とする請求項１又は２に記載の印刷システム。
4. 前記サーバシステムは、
   前記印刷装置の識別情報を受信する受信手段と、
   前記印刷装置の登録コードを発行する発行手段と、
   前記情報処理装置から送信された登録コードを受信し、前記受信された登録コードに紐づけられた前記印刷装置の識別情報を送信する第３送信手段と、
   を備え、
   前記印刷装置の前記表示制御手段は、前記発行手段により発行された前記登録コードを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の印刷システム。
5. 前記印刷装置の前記表示部に表示された前記登録コードに基づき、前記情報処理装置の表示を介して入力された登録コードが前記サーバシステムに送信されることを特徴とする請求項４に記載の印刷システム。
6. 前記ファイルは、前記情報処理装置のユーザが、表示画面の所定のエリアに前記ファイルのアイコンをドラッグアンドドロップすることで、前記サーバシステムにアップロードされることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の印刷システム。
7. 前記生成されたプリントコードは、有効期限付きで記憶され、
   前記生成手段は、前記有効期限を超えたプリントコードに対応するファイルの印刷ジョブは生成しないことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の印刷システム。
8. 前記サーバシステムは、ユーザの認証情報と、前記プリントコードと、を紐づけて記憶することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の印刷システム。
9. 前記生成手段は、前記印刷装置から送信された前記プリントコードに紐づけられた印刷装置の識別情報が登録されている場合、前記印刷ジョブを生成し、
   前記指示手段は、前記印刷装置の識別情報に対応する印刷装置に、前記生成された前記印刷ジョブに基づく印刷を実行させるための印刷指示を行うことを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の印刷システム。
10. 前記指示手段により行われた前記印刷指示に基づいて、前記印刷装置の識別情報に対応する前記印刷装置に印刷命令が実行され、
    前記印刷装置は、前記印刷命令を受信することにより、前記印刷ジョブに基づく印刷を実行することを特徴とする請求項９に記載の印刷システム。
11. 印刷装置と通信可能なサーバシステムであって、
    前記サーバシステムと通信可能な情報処理装置からアップロードされたファイルを記憶部に保存する保存手段と、
    前記情報処理装置からの印刷ジョブの発行依頼に基づいて、プリントコードを生成して、前記生成されたプリントコードを送信する手段と、
    前記印刷装置から送信されたプリントコードを受信し、前記受信されたプリントコードに紐づけられた前記ファイルに基づき印刷ジョブを生成する生成手段と、
    前記生成された印刷ジョブに基づく印刷指示を行う指示手段と、
    を備えることを特徴とするサーバシステム。
12. 前記生成されたプリントコードは、有効期限付きで記憶され、
    前記生成手段は、前記有効期限を超えたプリントコードに対応するファイルの印刷ジョブは生成しないことを特徴とする請求項１１に記載のサーバシステム。
13. 前記サーバシステムは、ユーザの認証情報と、前記プリントコードと、を紐づけて記憶することを特徴とする請求項１１又は１２に記載のサーバシステム。
14. 前記生成手段は、前記印刷装置から送信された前記プリントコードに紐づけられた印刷装置の識別情報が登録されている場合、前記印刷ジョブを生成し、
    前記指示手段は、前記印刷装置の識別情報に対応する印刷装置に前記生成された前記印刷ジョブに基づく印刷を実行させるための印刷指示を行うことを特徴とする請求項１１乃至１３のいずれか１項に記載のサーバシステム。
15. 印刷装置の識別情報を受信する受信手段と、
    前記印刷装置の登録コードを発行する発行手段と、
    情報処理装置から送信された登録コードを受信し、前記受信された登録コードに紐づけられた前記印刷装置の識別情報を送信する手段と、
    を備えることを特徴とするサーバシステム。
16. サーバシステムと通信可能な情報処理装置であって、
    ファイルを前記サーバシステムにアップロードするアップロード手段と、
    前記ファイルを印刷するための印刷ジョブの発行依頼を前記サーバシステムに依頼する依頼手段と、
    前記発行依頼に応じて前記サーバシステムから送信されるプリントコードを受信して、提示部に提示させる提示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
17. サーバシステムと通信可能な印刷装置であって、
    情報処理装置からの印刷ジョブの発行依頼に応じて前記サーバシステムから前記情報処理装置に送信されるプリントコードの入力を受け付ける画面を表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部に入力された前記プリントコードを前記サーバシステムに送信する手段と、
    前記プリントコードに対して前記サーバシステムから送信される印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。

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