JP6623873B2 - 画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、およびプログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、およびプログラムに関する。
近年、専用の認証サーバーを利用した複合機(画像形成装置)で、自身の印刷ジョブを他人に印刷の権利を委譲して、印刷物を他人にとってきてもらう代行印刷の技術が知られている。この技術は、複合機に印刷ジョブを投入したユーザーが予め代行人を指定しておくことで、ユーザー本人の認証情報(パスワード)を他人に知らせることなく、代行人が印刷できる権利を受けられる技術であり、離れたところにある複合機の印刷を他人に依頼することを可能としている。
例えば、ユーザーが代行者を予め複合機に登録しておくことで、ユーザーの印刷ジョブを代行者でも印刷可能になる印刷装置が開示されている(特許文献1参照)。この印刷装置では、ユーザー自身の印刷物を他人に取ってきてもらう代行印刷を可能としている。その結果、ユーザーが離れた場所に設置している複合機まで出向く必要がなくなるなどの利便性の向上を図っている。
しかしながら、上記に示される従来の印刷装置にあっては、ユーザーが信頼できる代行者を予め複合機に登録しておく作業が必要になる。すなわち、同一部署内では同じメンバーを代行人に指定する可能性が高く、登録作業には煩雑な作業になることが想定される。また、組織変更などで代行人が別部署に異動した場合は、再度信頼できる代行人を指定する必要があるなど、同じく煩雑な作業が必要になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザーの煩雑な作業を軽減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、サーバーと、前記サーバーとネットワークを介して通信可能な画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、前記サーバーは、ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与、及び、前記サーバーの管理者によって指定された特定のユーザーに対する、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与を行う印刷権付与部と、前記画像形成装置から、前記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷データ送受信部と、を備え、前記画像形成装置は、ユーザーのログインを認証する認証部と、前記サーバーに対して、前記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する要求部と、前記要求部による要求に応じて前記サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、ユーザーの煩雑な作業を軽減することができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成例を示す説明図である。 図2は、図1のシステムにおける機能構成を示すブロック図である。 図3は、認証サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、PCのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、認証サーバーの機能構成を示すブロック図である。 図7は、PCにおけるプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。 図8は、複合機の機能構成を示すブロック図である。 図9は、PCからプリンタドライバを介して行う印刷処理の流れを示す説明図である。 図10−1は、認証サーバーを介して複合機から印刷処理(1)を行う例を示す説明図である。 図10−2は、認証サーバーを介して複合機から印刷処理(2)を行う例を示す説明図である。 図11は、認証サーバーが管理しているディレクトリサービスのデータ構造と階層構造例を示す説明図である。 図12は、複合機の画面表示(ユーザーAがログインしている場合)例を示す説明図である。 図13は、特定ユーザーの代理可能な他のユーザーまたは他組織の設定画面例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、およびプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成例を示す説明図である。本システム構成は、サーバーとしての認証サーバー100、複数の端末装置としてのPC200、および画像形成装置としての複合機300などが、ネットワークであるLAN(Local Area Network)400を介して接続されている。また、ネットワークは、LAN400以外にも、例えば、WAN(Wide Area Network)などの通信手段であってもよい。
認証サーバー100は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)などのディレクトリサービスに対応した認証機能を持つサーバーである。ディレクトリサービスとは、LAN400の利用者に関する情報やLAN400に接続された機器、資源に関する情報を認証サーバー100上のデータベースで一元管理する仕組みであり、検索性に優れている。
ユーザーA,ユーザーB,ユーザーCは、それぞれ自身のPC(パーソナルコンピュータ)200を利用する際、認証サーバー100に対してシングルサインオン(Single Sign On)でログインすることが可能である。ユーザーがシングルサインオンでログインすると、ユーザーが複合機300などにログインした際も、同一ユーザーとして認識することができる。この機能を応用したものとして、ロケーションフリー印刷という技術がある。ユーザーがPC200から印刷指示を出した印刷ジョブを、認証サーバー100側で蓄積しておき、ユーザーが複合機300にログインした際に蓄積している印刷ジョブを引き取り、印刷出力することができる。その結果、ユーザーは認証サーバー100に接続されているどの複合機300でも自身の印刷ジョブを引取ることが可能となる。
複数のPC200は、同一組織に所属するPC200と他組織に所属するPC環境を想定しており、全てのPC200は認証サーバー100に接続されている。なお、同一組織とは、例えば、企業、団体などの会社組織、部署(**部、**課、**室など)を意味する。それぞれのユーザーはPC200にログインする際、シングルサインオンでログインすることができる。ユーザーはPC200から印刷指示を実行すると、プリンタドライバを介して印刷データの生成と送信を行う。印刷データは、複合機300などが解釈できるPDL(ページ記述言語)と呼ばれるデータであり、生成した印刷データを認証サーバー100に送信する。
複合機300は、認証サーバー100による一元管理されている複合機である。複合機300は、認証サーバー100に蓄積しているユーザーの印刷ジョブを引取る。ユーザーは、自身のPC200から印刷指示を出すと、印刷ジョブを認証サーバー100へ送信する。この際、認証サーバー100ではPC200から送信された印刷ジョブをユーザー情報と紐付けた状態で蓄積しておき、ユーザーが複合機300にログインした時点で、ユーザー情報(ユーザーID)をキーにして蓄積された印刷データのリストを取得する。複合機300は、取得したリストを印刷可能リストとして操作パネルに表示し、ユーザーが印刷可能リストから必要なデータを選択すると印刷出力を行う。
また、複合機300は、ログインしたユーザーの詳細情報から組織情報を取得し、同一組織に所属するユーザーの保留中の印刷ジョブを認証サーバー100に問合せすることができる。また、複合機300は、ユーザーが検索対象の組織を事前に指定している場合は、その組織も含めた範囲の印刷ジョブを検索することを可能とする。なお、上記同一組織は、特定の人が予め定めるグループを意味する。
上記組織情報とは、企業内の所属を表す情報であり、一般的に階層構造になっている(図11参照)。複合機300は、上述したLDAPなどの汎用プロトコルを用いて、認証サーバー100に対して問合せを行い、認証サーバー100に保留中の他ユーザーの印刷ジョブのリストを表示し、複合機300にログインしているユーザーに表示する。
図2は、図1のシステムにおける機能構成を示すブロック図である。認証サーバー100は、印刷権付与部10、印刷データ処理部11、印刷データ送受信部12を有する。PC200は、認証部20、印刷データ処理部21を有する。複合機300は、操作処理部30、認証部31、要求部32、印刷処理部33を有する。なお、認証サーバー100の詳細な機能構成を図7に、PC200の詳細な機能構成を図8に、複合機300の詳細な機能構成を図9に示す。なお、認証部31、要求部32、印刷処理部33の各部は、ソフトウェアで構成してもよいし、一部または全部をハードウェア回路で構成してもよい。
印刷権付与部10は、ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利を付与する。印刷データ処理部11は、PC200から送られる印刷ジョブを、上記同一組織のユーザー名を含むユーザー情報と、紐付けて蓄積する。印刷データ送受信部12は、複合機300から、上記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより蓄積された印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを複合機300へ送信する。
認証部31は、後述するように、ユーザーのログインを認証する。要求部32は、後述する図8に示すように、WebAPI処理部36、印刷ジョブ検索処理部37、印刷データ管理部38、排他処理部39の機能を含むものである。要求部32は、認証サーバー100に対して、上記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する。印刷処理部33は、要求部32による要求に応じて認証サーバー100から送信された印刷ジョブを印刷する。
上記構成により、LDAPなどのディレクトリサービスに対応した認証サーバー100を利用する複合機300において、代行印刷するための代行者の権利を付与でき、ユーザーの登録作業を不要とすることが可能となる。
また、複合機300は、認証サーバー100に蓄積してある一つの印刷ジョブが複数の複合機300から印刷されないよう排他制御を行う排他処理部(後述する図8参照)を有する。なお、以下、印刷を行う複合機300が特定した印刷ジョブを印刷する際に、当該印刷ジョブを、当該複合機300以外の他の複合機300から重複して印刷されないよう制御する、という動作について適宜、「排他」、「排他処理」、「排他制御」と記述する。
また、印刷権付与部10の代行印刷できる権限は、認証サーバー100の管理者によって付与することができる。すなわち、印刷権付与部10の代行印刷できる権限は、セキュリティ上認められた認証サーバー100の管理者によって付与する。例えば、認証サーバー100の上記管理者は、後述する図13に示すように、代理印刷権設定画面を操作して印刷権限を付与する。
このように、代行印刷を行う権限を認証サーバー100の管理者によって付与することにより、むやみに他ユーザーの印刷ジョブを閲覧および印刷できないようにすることができる。また、実際に印刷したいユーザーの作業を煩わせることなく代理印刷可能な権利を付与できるようになるため、ユーザーの利便性を向上させることが可能になる。
また、印刷権付与部10は、認証サーバー100の管理者によって指定された特定のユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利を付与する(図13参照)。
したがって、同一組織に所属するユーザー同士であれば、代行印刷できる権利を同じメンバーで付与することが予想されるため、組織単位で代行印刷できる権利が付与できることが望ましい。また、他組織に所属するユーザーの印刷ジョブであっても、ユーザー同士で認可している状況であれば、組織を跨いで代行印刷が可能な権利を付与できるようにすることも可能になる。
また、複合機300にログインしているユーザーと同一組織の他ユーザーの情報を取得するだけでなく、他の組織に所属している他ユーザーの情報も認証サーバー100から取得できるようになる。
要求部32は、複合機300にログインしているユーザーの情報を元に、認証サーバー100からX.500プロトコルを利用してユーザー情報に含まれるユーザーの所属名を示す組織情報の送信を要求する。要求部32は、送信された組織情報を元に、同一組織に属する保留中の印刷ジョブのリストの送信を要求し、送信されたリストに含まれる印刷ジョブを取得する。X.500プロトコルとは、ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)が定めた、ネットワーク上での分散ディレクトリサービスに関する規格である。このX.500プロトコルでは、ネットワーク上の情報資源を単一のツリー構造のデータベースに格納し、一意な名前によって識別および参照する方法が定められている。
このように、複合機300にログインしているユーザーと同一組織に所属する他ユーザーの保留中の印刷ジョブのリストを取得できるようになる。
後述する排他処理部39(図8参照)は、取得した保留中の印刷ジョブにおいて、他の複合機300でも重複して印刷出力されないように排他制御を実行する。これにより、同一組織の複数のユーザーが複数の複合機300から同じ印刷ジョブを印刷できないようにする。
図3は、認証サーバー100のハードウェア構成を示すブロック図である。認証サーバー100は、バス110上に、CPU101、メモリユニット102、記憶装置制御ユニット103、ネットワーク制御部104、入出力装置制御ユニット105が接続されている。記憶装置制御ユニット103には記憶装置106が接続されている。入出力装置制御ユニット105には外部メディア入出力装置107、各種インターフェース108が接続されている。
CPU(Central Processing Unit)101は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。CPU101は、主記憶部に記憶されたプログラムを実行する演算装置で、入力装置や記憶装置106からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置106に出力する。
メモリユニット102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、演算処理装置が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶または一時保存する記憶装置である。
記憶装置制御ユニット103は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置106と接続して制御する。記憶装置106は、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。また、各種情報(例えば、ユーザー情報など)が格納され、データベース、ファイルシステムなどの機能により管理される。
ネットワーク制御部104は、イーサネット(登録商標)コントローラなどであり、LAN400やWANを用いて他のコンピュータと通信を行うための機能がある。
入出力装置制御ユニット105は、外部メディア入出力装置107や各種インターフェース108の管理を行い、外部機器からのデータの入出力を行う。
外部メディア入出力装置107は、USB(Universal Serial Bus)メディアやCF(Compact Flash)、SD(Secure Digital)カードなどの外部メディアを制御してデータ入出力を行う。各種インターフェース108は、シリアルポートやUSBポート、IEEE1394などの外部機器を接続するためのインターフェースである。各種インターフェース108により汎用的な入出力装置も使用できる。
図4は、PC200のハードウェア構成を示すブロック図である。PC200は、バス210上に、CPU201、メモリユニット202、記憶装置制御ユニット203、ネットワーク制御部204、入出力装置制御ユニット205が接続されている。記憶装置制御ユニット203には記憶装置206が接続されている。入出力装置制御ユニット205には外部メディア入出力装置207、各種インターフェース208が接続されている。
CPU201は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。CPU201は、主記憶部に記憶されたプログラムを実行する演算装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置206に出力する。
メモリユニット202は、ROMやRAMなどであり、演算処理装置が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶または一時保存する記憶装置である。
記憶装置制御ユニット203は、HDDなどの記憶装置206を制御する。記憶装置206は、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。また、各種情報(例えば、ユーザー情報など)が格納され、データベース、ファイルシステムなどの機能により管理される。
ネットワーク制御部204は、イーサネットコントローラなどであり、LANやWANを用いて他のコンピュータと通信を行うための機能がある。
入出力装置制御ユニット205は、外部メディア入出力装置207や各種インターフェース208の管理を行い、外部機器からのデータの入出力を行う。
外部メディア入出力装置207は、USBメディアやCF、SDカードなどの外部メディアを制御してデータ入出力を行う。各種インターフェース208は、シリアルポートやUSBポート、IEEE1394などの外部機器を接続するためのインターフェースである。各種インターフェース208により汎用的な入出力装置も使用できる。
図5は、複合機300のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機300は、バス310上に、CPU301、ROM302、RAM303、補助記憶装置304、操作パネル305、カードリーダI/F306、ネットワークI/F307、エンジン部308が接続されている。
CPU301は、複合機300を制御する各種プログラムを実行する。ROM302は、CPU301の制御プログラムなどを格納する。RAM303は、CPU301のワーキングメモリとして用いる。このようにROM302,RAM303は、複合機300の動作中にプログラムやデータを一時的に格納する記憶媒体であり、当該プログラムやデータは複合機300の起動時に補助記憶装置304からロードされる。
補助記憶装置304は、プログラムやデータなどを格納するHDDなどの記憶媒体である。また、補助記憶装置304は、印刷、スキャン、ファクシミリなどによって生成されたデータも格納される。
操作パネル305は、ユーザーからの操作によって印刷ジョブの設定や実行要求、メンテナンス動作の実行要求、その他の要求を受け付けるものであり、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。また、操作パネル305は、各種の設定の入力を行う操作画面などの各種画面やユーザーに対するメッセージなどを表示する。
カードリーダI/F306は、ユーザーの持つICカードから、ユーザー情報を非接触で読み取ることのできる装置であり、主に複合機300へのログインに利用される。ICカードによるログインを行わない場合は、ユーザーは操作パネル305からユーザー情報を入力するなどして複合機300へログインすることができる。
ネットワークI/F307は、イーサネットコントローラなどであり、LAN400やWANを用いて他のコンピュータと通信を行う。
エンジン部308は、複合機300の作像系、給紙搬送系などを制御して、印刷やスキャン動作を実行する。
図6は、認証サーバー100の機能構成を示すブロック図である。認証処理部13は、ログインおよびログアウトなどのユーザー認証を司る処理部であり、ユーザー情報を管理するユーザー情報管理部16と共に利用される。シングルサインオンの環境では、ユーザーが自身のPC200にログインする際の認証は主に認証サーバー100によって認証される。この認証サーバー100は、ユーザーのPC200への認証と、複合機300への認証(ユーザーのIDなどを入力するログイン形態)を同一のセッションとして管理することができる。そのため、ユーザーが自身のPC200から印刷指示を出した印刷データは、同じユーザーがログインする複合機300でも同じ印刷データを共有することが可能となる。
プロトコル処理部14は、ディレクトリサービスに対応したX.500プロトコルを解釈する処理部であり、LAN400を介して指定したユーザーの検索や、指定した組織のユーザーリストなどを取得することを可能とする。
WebAPI処理部15は、複合機300と保留印刷ジョブ情報に関して通信するための処理部であり、HTTP(S)などの汎用プロトコルを用いて通信が実現される。データフォーマットはXMLなどの汎用フォーマットを用いることとし、プラットフォームなどに依存しないようにする。保留印刷ジョブは、複数のユーザーが同じ印刷ジョブにアクセスする場合もあるため、重複して印刷されないよう排他処理を行う必要がある。なお、HTTPは、Hyper Text Transfer Protocolの略称であり、XMLは、Extensible Markup Languageの略称である。
印刷データ送受信部12は、PC200のプリンタドライバが生成した印刷データを受信し、複合機300が要求した際に送信する処理部である。
ユーザー情報管理部16は、ユーザー情報を管理しており、認証処理部13と共に利用される。また、ユーザー情報にはユーザー名およびユーザーの所属名などを表す組織情報も管理されているため、プロトコル処理部14から指定された組織のユーザー一覧などを取得する際にも利用される。
排他処理部17は、1つの保留印刷ジョブが複数の複合機300から重複して印刷出力されないよう排他処理を行う処理部であり、WebAPI処理部15から利用される。保留の印刷ジョブが排他される期間は、複合機300から印刷ジョブの引取り要求がきてから印刷データが引取られるまでの期間とする。例えば、排他処理部17は、複合機300から印刷ジョブの引取り要求があった場合に、蓄積されている印刷ジョブのうち、印刷ジョブの送信を要求する複合機300にのみ送信し、他の複合機300には当該印刷ジョブを重複して送信しないように制御する。
印刷データ管理部18は、PC200のプリンタドライバが生成した印刷データを蓄積しておく管理部であり、主にデータ保存用ストレージなどに保存しておく。印刷データ管理部18は、印刷データ送受信部12によって印刷データが引き取られて印刷出力が成功した場合には、データ保存領域19から削除し、ストレージ領域を節約する。
認証サーバー100のデータ保存領域19には、ユーザー名およびユーザーの所属名を含むユーザー情報、保留印刷ジョブ情報、印刷データなどが格納される。印刷データ処理部11のユーザー情報管理部16はデータ保存領域19にユーザー情報を、排他処理部17はデータ保存領域19に保留印刷ジョブ情報を、印刷データ管理部18はデータ保存領域19に印刷データをそれぞれ格納する。
図7は、PC200におけるプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。認証処理部22は、ユーザーが自身のPC200にログインした際のセッション情報を元に、認証サーバー100の認証処理部13に対してユーザー認証を行う処理部であり、ユーザーが複合機300にログインした際のセッションと統一的に扱うことが可能になる。これは統合認証システムやシングルサインオンなどと呼ばれる認証システムであり、一元管理されたユーザー情報、および認証システムによって実現され、同じユーザーで同じアカウント情報でログインされるLAN400内であれば、同一組織のユーザーとして扱うことができるようになる。
GUI処理部23は、プリンタドライバのGUI画面を処理する。GUI画面はユーザーと対話型操作が可能であり、ユーザーからの要求も受付ける。GUI画面では、プリンタの印刷設定や用紙後処理装置の例えばフィニッシャの条件などが設定できる。なお、GUIは、Graphical User Interfaceの略称である。
印刷データ送信部24は、プリンタドライバが作成した印刷データを認証サーバー100に送信する処理部である。
印刷データ生成部25は、ユーザーから指定されたドキュメントの印刷データを生成する。ドキュメントとはテキストファイルやMS WORD(マイクロソフト社のワープロソフト:登録商標)、または、画像ファイルなどであり、印刷データとは、複合機(プリンタ)300が解釈できるPDL、および、それに付随するデータである。生成した印刷データは、認証サーバー100に送られるが、データ作成中やLAN400で送信する直前は一時的にストレージ領域に保存される。
印刷データ管理部26は、印刷データ生成部25で作成した印刷データを管理する。ユーザーは複数のドキュメントの印刷を要求した場合は、ドキュメントごと、またはドキュメントのページ単位で印刷データが生成されるため、このセットを管理する。
PC200のデータ保存領域27には、ドキュメント、印刷データなどが格納される。印刷データ処理部21の印刷データ生成部25は、ドキュメントをデータ保存領域27に格納し、また、印刷データ処理部21の印刷データ管理部26は、印刷データをデータ保存領域27に格納する。
図8は、複合機300の機能構成を示すブロック図である。操作処理部30は、ユーザーが操作する操作画面を操作パネル305に表示したり、ユーザーからの入力を受け付けるGUIである。操作処理部30は、ユーザーからの操作によって複合機300にジョブを実行させる要求を受け付ける。
ユーザー情報取得部34は、ディレクトリサービスに対応したX.500プロトコルを利用し、LAN400を介して指定したユーザーの検索や、指定した組織のユーザーリストなどを取得することを可能とする。また、ログインしているユーザーの組織情報から、同一組織の情報を抽出し、保留印刷ジョブの検索に必要な情報を取得する。
認証処理部35は、ユーザーが操作パネル305からログイン操作をした際に入力された認証情報(主にユーザーID)を元に認証サーバー100に問合せを行う処理部である。認証処理部35は、ユーザーのログインを認証するため、ユーザーのログイン操作に応じて、認証サーバー100への問合せにより複合機300へのログイン処理を行い、認証サーバー100から印刷ジョブの引取りを可能とする。
WebAPI処理部36は、認証サーバー100と保留印刷ジョブ情報に関して通信するための処理部であり、HTTP(S)などの汎用プロトコルを用いて通信が実現される。保留印刷ジョブは、複数のユーザーが同じ印刷ジョブにアクセスする場合もあるため、重複して印刷されないよう排他処理を行う必要がある。
印刷ジョブ検索処理部37は、複合機300にログインしているユーザーと同一組織に所属するユーザーのリストのうち、保留中の印刷ジョブがないか検索を行う処理部である。印刷ジョブ検索処理部37は、複合機300へログインしているユーザー情報から組織情報を認証サーバー100から取得し、同一組織に所属するユーザーリストの取得と、取得したユーザーリストのうち、保留中の印刷ジョブがないかを確認する。
印刷データ管理部38は、複合機300にログインしたユーザーの印刷ジョブのデータを蓄積しておく管理部である。また、ログインしているユーザーと同一組織に所属する他ユーザーの印刷ジョブのうち、ユーザーが印刷出力すると決定した印刷ジョブのデータを蓄積する。ログインしているユーザーが他ユーザーの印刷ジョブを印刷すると決定するまでは印刷ジョブを引取らず、どの複合機300からでも印刷が実行できるようにしておく。
排他処理部39は、認証サーバー100に蓄積している印刷ジョブが複数の複合機300から印刷されないよう排他を行う処理部である。認証サーバー100側で排他用のリソース(ハードウェア、ソフトウェア)を管理するため、複合機300の排他処理部39は、排他用のリソースが取得できるかどうかのみ管理する。
印刷処理部33は、複合機300に蓄積した印刷データを実際に印刷するための処理部である。また、複合機300のデータ保存領域40には印刷データ管理部38によって印刷データが保存される。
図9は、PC200からプリンタドライバを介して行う印刷処理の流れを示す説明図である。本動作は、前述した構成されるPC200および認証サーバー100によって実行される。まず、ユーザーは、自身のPC200の電源を投入しログインを実施する(ステップS1)。ログイン処理は、シングルサインオンと呼ばれる統合認証機能が利用され、OS28によって認証サーバー100に問合せが発生し、一元管理されたユーザー情報との照合が行われる(ステップS2〜S4)。認証情報との照合が正常であれば、そのままPC200にログインすることが可能であり、認証できない場合はPC200へのログインが不能となる。
ユーザーはPC200のアプリケーションによってドキュメントの印刷処理を実施する(ステップS5)。アプリケーションとはMS WORDなどの文書編集ソフトや画像編集ソフトなどであり、アプリケーションはプリンタドライバ29を起動(ステップS6)させて印刷プレビューの画面や各種印刷設定などを表示する(ステップS7〜S8)。
プリンタドライバ29は印刷データ生成後、OS28のAPIを用いてスプール処理を実施し、印刷データを認証サーバー100に送信する準備を行う(ステップS9)。OS28は、認証サーバー100の印刷データ送受信部12に印刷データを送信する(ステップS10)。印刷データ送受信部12は、印刷データが認証サーバー100に送信されると印刷データ管理部18に印刷データの蓄積を要求する(ステップS11)。印刷データ管理部18は、印刷データをユーザー情報のユーザー名および所属名ごとに対応させて蓄積することにより、ユーザー情報と紐付けて管理する(ステップS12〜S13)。スプール処理,および認証サーバー100への印刷データの送信が正常に完了すると、印刷データ送受信部12は、プリンタドライバ29のGUIに成功の旨のメッセージを表示する。
図10-1、図10−2は、認証サーバー100を介して複合機300から印刷処理を行う例を示す説明図である。すなわち、図10-1、図10−2では、ユーザーが複合機300から印刷出力する際にディレクトリサービスを利用した認証サーバー100から他のユーザーの保留された印刷ジョブを表示および引き取る際の処理の流れを示している。この処理は、前述した図6の認証サーバー100の各機能ブロック、および図8に示した複合機300が有する各機能ブロックによって実行される。図10−1のユーザーが複合機300にログインする認証処理部35の処理は、前述の図9のシーケンスにおけるログイン処理とほぼ同様に行う(ステップS21〜S25)。
ユーザーは、複合機300の操作パネル305を操作し、印刷画面を表示させる(ステップS26)。このとき複合機300(要求部32の印刷ジョブ検索処理部37)は、ログインユーザーの保留中の印刷ジョブがないか認証サーバー100へ問合せる(ステップS27〜S29)。操作処理部30は、保留中の印刷ジョブが存在する場合に印刷ジョブのリストを操作パネル305に表示する(ステップS30)。
また、複合機300(印刷ジョブ検索処理部37)は、ログインユーザーの組織情報を取得するため非同期で認証サーバー100へ問合せを行う(ステップS31)。認証サーバー100への問合せは、ディレクトリサービス固有のプロトコル(例えばX.500)を利用し、ユーザーの所属名が分かる組織情報をツリー情報として取得する(ステップS32)(図11参照)。
図11は、認証サーバー100が管理しているディレクトリサービスのデータ構造と階層構造例を示す説明図である。図11ではエントリの階層構造と、エントリ階層ごとにディレクトリサービスにおける一意の名前が付けられている。この図11に示すように、国名に会社、部署というように組織名(部署名)、所属ユーザーという属性で構成するエントリの構造となっている。
例えば、ログインユーザー名(例えば”user_001”)をキーにしてldapsearchコマンドで検索を行うと、図11に示す例では、”uid=user_a, ou=1st_sec,dc=development_dept,dc=company,dc=jp”が得られる。これはuser_001の所属がdevelopment_dept/1st_secを意味している。このように、ディレクトリサービスを利用することで、ログインユーザー名からユーザー名および所属名を示す組織情報を取得することができる(表1参照)。
Figure 0006623873
次に、ユーザー情報取得部34は、取得した組織情報を元に、同一組織のユーザーリストを取得する(ステップS33)ため、上記で取得した組織情報をキーにして同様に検索する(ステップS34)と、同一組織に所属しているユーザーリストが取得できる(表2参照)。
Figure 0006623873
このとき、ログインユーザーが自身の組織だけでなく、他の組織の印刷ジョブも取得したい場合は、予めユーザーが認証サーバー100に読取り権限を追加しておくことで可能とする。これには、認証サーバー100の管理者(または、それぞれの組織の所属長など)によって、他組織への読取り権限をユーザーに与えておくこととし、セキュリティ上、誰でも追加できないようにする(図13参照)。
図13は、特定ユーザーの代理可能な他のユーザーまたは他組織の設定画面例を示す説明図である。図13では管理者のPCから特定のユーザーの代理印刷可能な他の組織を設定する場合のPC画面について示している。ここでは代理印刷権設定画面として、組織階層が「第2層」におけるユーザーリスト、現在選択されているユーザー、印刷権限が与えられているユーザーリストについて示している。
複合機300(印刷ジョブ検索処理部37)は、上記で取得したユーザーリストをキーにして認証サーバー100に問合せを実施し、ユーザーごとの保留中の印刷ジョブの有無を問い合わせる(ステップS35〜S37)(表3参照)。複合機300は、取得した印刷ジョブのリストを操作パネル305に表示し、ログインユーザーに選択できるようにする(図12参照)。
図12は、複合機300の画面表示(ユーザーAがログインしている場合)例を示す説明図である。この図12の印刷画面(コピー画面)では、複合機300の操作パネル305に、ユーザーAの保留中の印刷ジョブのリスト、他ユーザーの保留中の印刷ジョブのリストを表示している。
Figure 0006623873
複合機300の操作パネル305に、自身の印刷ジョブのリストと、他ユーザーの印刷ジョブのリストが表示されると、ログインユーザーは、実際に印刷出力する印刷ジョブにチェックを入れて(ステップS38)、印刷を開始する(ステップS39)。印刷を開始すると、最初に印刷ジョブのデータを認証サーバー100から取得するため、排他処理部39は、他の複合機300でも同じジョブを印刷しないよう排他処理を行う(ステップS40〜S41)。排他処理は、同じ印刷ジョブを対象として重複した印刷を回避するものである。排他処理部39は、例えば操作パネル305上の印刷ジョブのリストにおいて、印刷出力する印刷ジョブの示す名称をマーカーで表示し、一方、上記重複していない他の印刷ジョブではマーカー表示をしない、といった異なる表示を行う。
ここで、排他処理が開始されると、複合機300は認証サーバー100から印刷ジョブをダウンロードし(ステップS42〜S44)、複合機300内のデータ保存領域40に印刷データを蓄積する。印刷データを印刷出力するまでは、ダウンロードと蓄積、印刷処理を継続的に実行しており(ステップS45)、その間、同じ印刷ジョブを重複して印刷出力しないようにする排他処理を行う。これにより他の複合機300から同じ印刷ジョブが印刷されないようにする。印刷出力されると、その印刷ジョブのデータは不要となるため、複合機300内の印刷データと認証サーバー100の印刷データを削除し、同時に印刷結果を認証サーバー100に登録する(ステップS46〜S47)。一つの印刷ジョブが印刷終了すると排他処理を解除する(ステップS48〜S49)。
ステップS40において、既に他の複合機300で印刷出力されている場合は印刷ジョブが削除されている場合も考えられる。このときは、複合機300の操作パネル305上に他の複合機300で印刷出力されている旨のメッセージを表示することとし、残りの印刷ジョブの印刷処理を実施する。ログインユーザーの印刷処理と同様に、他ユーザーの印刷ジョブも同様に処理を行う(ステップS50〜S59)。このように図10-1、図10−2では、要求部32の印刷ジョブ検索処理部37は、ログインユーザー自身および他ユーザーの保留中の印刷ジョブを検索して取得し、印刷処理部33は、上記取得された印刷ジョブの印刷処理を実行する。
以上、説明してきた実施の形態によれば、ディレクトリサービスに対応した認証サーバー100を利用する複合機300において、代行印刷するための代行者の権利を自動的に付与できるものとし、ユーザーの登録作業を不要とすることができる。また、LDAPなどのディレクトリサービスに対応した認証サーバー100を利用した複合機300において、ユーザーと同一組織(またはユーザーが指定した組織)に所属する他ユーザーの保留中の印刷ジョブを自動的に検索し、存在する場合に引き取って代行印刷することができる。
ところで、本実施の形態の情報処理システムで実行されるプログラムは、メモリユニット102,202等に予め組み込まれて提供される。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
さらに、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)101,201が上記メモリユニット102,202からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上述してきた実施の形態は本発明を実現するための一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 印刷権付与部
11 印刷データ処理部
12 印刷データ送受信部
13,35 認証処理部
14 プロトコル処理部
15,36 WebAPI処理部
16 ユーザー情報管理部
17,39 排他処理部
18 印刷データ管理部
20,31 認証部
21 印刷データ処理部
22 認証処理部
23 GUI処理部
24 印刷データ送信部
25 印刷データ生成部
26,38 印刷データ管理部
30 操作処理部
32 要求部
33 印刷処理部
34 ユーザー情報取得部
37 印刷ジョブ検索処理部
100 認証サーバー
101,201 CPU
102,202 メモリユニット
200 PC
300 複合機
400 LAN
特開2009−66929号公報

Claims (7)

  1. サーバーと、前記サーバーとネットワークを介して通信可能な画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記サーバーは、
    ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与、及び、前記サーバーの管理者によって指定された特定のユーザーに対する、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与を行う印刷権付与部と、
    前記画像形成装置から、前記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷データ送受信部と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    ユーザーのログインを認証する認証部と、
    前記サーバーに対して、前記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する要求部と、
    前記要求部による要求に応じて前記サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷処理部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置は、前記印刷処理部が印刷ジョブを印刷する際に、当該印刷ジョブを、他の画像形成装置から印刷されないよう制御する排他処理部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記要求部は、前記画像形成装置にログインしているユーザーの情報を元に、前記サーバーに対してユーザーの所属名を示す組織情報の送信を要求し、要求に応じて送信された前記組織情報を元に、前記同一組織に属する保留中の印刷ジョブの送信を要求することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記要求部は、前記画像形成装置にログインしているユーザーの情報を元に、前記サーバーに対して、前記ユーザーが事前に登録したユーザーの印刷ジョブの送信を要求することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
  5. サーバーと、前記サーバーとネットワークを介して通信可能な画像形成装置と、を備えるシステムの画像形成方法であって、
    前記サーバーは、
    ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与、及び、前記サーバーの管理者によって指定された特定のユーザーに対する、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与を行う印刷権付与工程と、
    前記画像形成装置から、前記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷データ送受信工程と、
    を含み、
    前記画像形成装置は、
    ユーザーのログインを認証する認証工程と、
    前記サーバーに対して、前記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する要求工程と、
    前記要求工程による要求に応じて前記サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷処理工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  6. ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与、及び、サーバーの管理者によって指定された特定のユーザーに対する、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与を行う印刷権付与部と、画像形成装置から、前記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷データ送受信部と、を備えたサーバーとネットワークを介して通信可能な画像形成装置であって、
    ユーザーのログインを認証する認証部と、
    前記サーバーに対して、前記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する要求部と、
    前記要求部による要求に応じて前記サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷処理部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. ディレクトリサービスに登録された同一組織に所属するユーザーに対して、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与、及び、サーバーの管理者によって指定された特定のユーザーに対する、印刷ジョブの代行印刷を行う代行者の権利の付与を行う印刷権付与部と、画像形成装置から、前記代行印刷を行う代行者の権利が付与されたユーザーにより印刷ジョブの送信の要求があった場合、要求された印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷データ送受信部と、を備えたサーバーとネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
    ユーザーのログインを認証する認証ステップと、
    前記サーバーに対して、前記ログインしているユーザーが所属する同一組織の印刷ジョブのリストの送信を要求し、要求に応じて送信されたリストに含まれる印刷ジョブのうち指定された印刷ジョブの送信を要求する要求ステップと、
    前記要求ステップによる要求に応じて前記サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷処理ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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