JP2023006157A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、蒸気孔から粘着物(オネバ)の噴き出しを抑えつつ、汚れ難い調圧空間を有する加熱調理器を提供する。【解決手段】本発明に係る加熱調理器10は、内鍋30と、前記内鍋を収容する本体20と、前記本体を塞ぐ蓋体40と、を具え、前記蓋体は、前記内鍋内で発生する粘着物を含む蒸気が通過する調圧空間60が形成され、前記調圧空間は、前記内鍋と蒸気導入孔61で連通し、前記蓋体の上面に形成された蒸気孔64により外気と連通する加熱調理器であって、前記調圧空間には、前記内鍋と連通し、前記調圧空間内で液状化した前記粘着物を前記内鍋内に戻す戻し孔62と、前記戻し孔を前記内鍋側から開閉可能に塞ぎ、前記内鍋内の加圧力により前記戻し孔を塞ぐ調圧弁63と、を具え、前記戻し孔は、前記蒸気導入孔と前記蒸気孔との間に形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、食材を加熱調理する炊飯器などの加熱調理器に関するものであり、より具体的には、放出される蒸気に含まれる粘着物(オネバ)を好適に回収できる加熱調理器に関するものである。
炊飯器などの加熱調理器では、食材が投入された内鍋を本体内に配置して蓋体で閉じ、内鍋を加熱している。食材から発生する蒸気は、蓋体の上面の蒸気孔から放出される。蒸気には、食材から出る粘着物、たとえば、炊飯では米のデンプン質が溶出した粘り気のあるオネバが含まれる。
オネバが蒸気と共に蒸気孔から放出されると、蒸気孔にオネバが付着、固着し、また、放出されたオネバが蓋体の上面や周辺に飛散して固まってしまう。
そこで、蓋体内に調圧空間を設け、内鍋から発生するオネバを含む蒸気を調圧空間で冷却し、蒸気とオネバを分離するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
調圧空間は、蒸気経路を確保して、蒸気を冷却するために内部に多数のリブを設け、蒸気を迂回させるようにしている。
特開2009-55937号
しかしながら、調圧空間内に迂回用のリブを設けると、リブにオネバが付着、固着して残るから、調圧空間を清潔に保つことが困難である。調圧空間をユニット化して取り外し可能であれば水洗い等を行なうことが容易であるが、調圧空間を蓋体に一体化して内装した加熱調理器では、調圧空間のお手入れも難しい。
本発明の目的は、蒸気孔から粘着物(オネバ)の噴き出しを抑えつつ、汚れ難い調圧空間を有する加熱調理器を提供することである。
本発明の加熱調理器は、
内鍋と、前記内鍋を収容する本体と、前記本体を塞ぐ蓋体と、を具え、
前記蓋体は、前記内鍋内で発生する粘着物を含む蒸気が通過する調圧空間が形成され、前記調圧空間は、前記内鍋と蒸気導入孔で連通し、前記蓋体の上面に形成された蒸気孔により外気と連通する加熱調理器であって、
前記調圧空間には、前記内鍋と連通し、前記調圧空間内で液状化した前記粘着物を前記内鍋内に戻す戻し孔と、前記戻し孔を前記内鍋側から開閉可能に塞ぎ、前記内鍋内の加圧力により前記戻し孔を塞ぐ調圧弁と、を具え、
前記戻し孔は、前記蒸気導入孔と前記蒸気孔との間に形成されている。
前記調圧空間の底面は、前記戻し孔に向けて傾斜して形成することができる。
前記蒸気導入孔は、前記調圧空間の天面に向けて前記粘着物を含む前記蒸気を噴き出す構成とすることができる。
前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
前記蒸気導入孔は、前記戻し孔よりも高い位置に形成している。
前記蒸気導入孔は、横方向に長い長孔にすることができる。
前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
前記蒸気導入孔は、前記案内空間から側方に向けて開設され、前記調圧空間と連通する構成とすることができる。
前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
前記案内空間に、前記内鍋内の圧力を測定するスチームセンサーを配置することができる。
前記蓋体の底面に、着脱可能に円盤状の放熱板が装着され、
前記調圧空間の幅は、前記放熱板の直径と略一致している構成とすることができる。
本発明の加熱調理器は、蒸気導入孔は別に液状化した粘着物(オネバ)を内鍋内に戻す戻し孔を設けており、当該戻し孔を蒸気導入孔と蒸気孔との間に形成したことで、調圧空間内で液状化した粘着物(オネバ)は蒸気導入孔に戻って蒸気導入孔を塞ぐことなく、戻し孔から内鍋内に戻すことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る炊飯器を縦断面した斜視図である。 図2は、炊飯器の縦断面図である。 図3は、調圧空間の拡大断面図である。 図4は、上カバーと調圧空間の天面を構成する調圧蓋を取り外した蓋体の平面図であって、取り外された調圧蓋を並べて示している。 図5は、上カバーと調圧蓋を取り外した蓋体の斜視図である。 図6は、放熱板、蒸気導入孔、調圧空間、戻し孔、蒸気孔の幅、大きさ、位置関係を示す透視図である。 図7は、放熱板の平面図である。
以下、本発明の加熱調理器を炊飯器10に適用した実施形態について説明を行なう。なお、加熱調理器は、加圧式の炊飯器や圧力鍋や無水鍋等であってもよい。
図1は、本実施形態に係る炊飯器10を縦断面した斜視図、図2は縦断面図である。炊飯器10は、有底円筒状の本体20に碗状の内鍋30を収容したものであり、本体20及び内鍋30の上面開口は、蓋体40により開閉可能となっている。蓋体40には、炊飯器10を操作する操作ボタン等の操作部41(図1参照)が設けられている。なお、適宜、操作部41側を「前」と称する。
本体20は、内鍋30を収容可能な有底筒状体であって、内鍋30の側面、底面と対向する位置にワークコイル等のヒーター21,22が配設されて、内鍋30を加熱可能となっている。また、本体20は、底面の中央から内鍋30に向けて温度センサー23が配置されており、内鍋30の温度及び有無を検知する。本体20には、制御基板24が配置されており、操作部41の操作に基づいて、炊飯器10、たとえばヒーター21,22等の制御を行なう。
内鍋30は、金属鍋や土鍋を例示でき、食材(炊飯器10の場合は米など)を収容する。内鍋30は、本体20に着脱される。内鍋30の上縁には、外向きにフランジ31が形成されており、蓋体40の内蓋パッキン45と当接して閉じられる。
蓋体40は、本体20に開閉可能に装着され、内鍋30を塞ぐ。たとえば、蓋体40は、本体20の後面側でヒンジ接続されて回動可能に配置することができ、所定の角度に傾けて引っ張ることで本体20から取り外すことができる。蓋体40は、外面視すると、上記した操作部41が前上面に設けられる他、上カバー42には、蒸気孔64が設けられている。蒸気孔64は、図示では左右方向に長い孔である。蓋体40は、本体20に対して常時開き方向に付勢されており、上カバー42に設けられた開閉用のレバー43によって閉じ状態で保持することができる。
蓋体40の下面には、内蓋44が装着される。内蓋44は、外周に内鍋30のフランジ31と当接する内蓋パッキン45が取り付けられた円板体である。内蓋44の中央には、複数の蒸気通過孔47が形成された下向き凸の蒸気通過部46が形成されている。また、内蓋44の直上には、蒸気通過部46を囲むように円盤状の放熱板50が設けられており、放熱板50には環状の蓋ヒーター51が設置されている。蓋ヒーター51も制御基板24に電気的に接続される。放熱板50の中央の開口52には下向きにリップが突出したパッキン53が装着されている(図7も参照)。パッキン53は内蓋44に当たって蒸気通過部46を囲み、蒸気通過部46から進入した蒸気の流れを上(本実施形態では案内空間66)に向かうよう規制している。
蓋体40の内部には、内鍋30内から発生するオネバ(粘着物)を含む蒸気を冷却し、蒸気とオネバを分離する調圧空間60が形成されている。調圧空間60は、蒸気導入孔61を介して、本実施形態では、蒸気導入孔61、案内空間66及び蒸気通過孔47を介して内鍋30と連通しており、内鍋30内の蒸気が導入される。また、調圧空間60は、蓋体40の上カバー42の蒸気孔64により外気と連通し、調圧空間60内の蒸気は蒸気孔64を通じて外気に放出可能となっている。
調圧空間60は、本実施形態では、上カバー42と放熱板50との間に配置されたシャーシ48によって側面60a及び底面60bを形成し、シャーシ48の上面に装着された調圧蓋65が調圧空間60の天面60cを構成している。
調圧空間60には、調圧空間60内で液状化したオネバを内鍋30内に戻す戻し孔62が開設されている。戻し孔62には、戻し孔62を開閉可能とする調圧弁63が装着されている。調圧弁63は、内鍋30が加圧された状態では上移動して戻し孔62を内鍋30側から塞ぎ、蒸気が内鍋30から戻し孔62を通って逆流することを防止する。また、内鍋30の加圧が済むと、調圧弁63は重力作用で下移動し、戻し孔62を開放する。なお、調圧弁63は、バネ付勢された弁体等であっても構わない。
本実施形態の炊飯器10は、調圧空間60でより効果的に蒸気からオネバを分離し、分離されたオネバが効率よく内鍋30内に戻されるように、蒸気導入孔61、蒸気孔64及び戻し孔62の位置、向き、形状、さらには調圧空間60の形状を調整している。
まず、蒸気導入孔61、蒸気孔64及び戻し孔62の位置関係について、蒸気導入孔61と蒸気孔64の間に戻し孔62を設けている。より詳細には、図3等に示すように、蓋体40内には、調圧空間60よりも前方側(図3中左側)に、上向きに凹んだ案内空間66を形成している。案内空間66は、蒸気通過部46から蓋体40内に進入した蒸気が誘導される空間であり、内鍋30側から勢いよく蒸気通過孔47を通過した蒸気の勢いを抑えることができる。案内空間66には、図1乃至図4に示すように、蒸気導入孔61が貫通開設されている。
一方、蒸気孔64は、調圧空間60の後端側の天面60cに貫通開設している。本実施形態では、図4に最もよく表わされるように、蒸気孔64は、調圧蓋65に開設している。
そして、戻し孔62は、蒸気導入孔61と蒸気孔64の間の調圧空間60の底面60bに開設している。
このように、蒸気導入孔61と蒸気孔64の間に戻し孔62を形成したことで、調圧空間60内では、図3の矢印Pに示すように、オネバを含む蒸気の流れが形成される。オネバを含む蒸気は、調圧空間60内で泡状に広がり、蒸気導入孔61から蒸気孔64に向かう間に調圧空間60内で冷却されてオネバは液状化し、図3の矢印Qで示すように、戻し孔62の周縁に誘導される。
蒸気導入孔61は、内鍋30側から調圧空間60の天面60cに向けて蒸気を噴き出す構成とすることが望ましい。具体的には、図3に示すように蒸気導入孔61は、天面60cに向けて開口し、下側に位置する内鍋30から案内空間66内に進入した蒸気を蒸気導入孔61から矢印Rに示すように斜め上向きに放出させる。これにより、蒸気は、一部が天面60cに当たって調圧空間60内に乱流を発生させる。その結果、調圧空間60内の気流を拡散、撹拌することができ、また、蒸気が調圧空間60内で天面60c、側面60a及び底面60bに当たって効率良く冷却されて、オネバを液状化できる。
蒸気導入孔61は、図3に示すように、戻し孔62よりも高い位置に形成することが好適である。図示では、案内空間66の上端側、すなわち、調圧空間60の天面60cに近い位置に蒸気導入孔61を開設している。また、戻し孔62は、調圧空間60の底面60bに開設している。調圧空間60内で液状化したオネバは、重力によって底面60b側に落下、或いは、側面60aを伝って底面60b側に移動する。蒸気導入孔61は高い位置にあるから、調圧空間60内でオネバが溜まっても、蒸気導入孔61を通って調圧空間60に進入する蒸気の流れの妨げになることはなく、蒸気導入孔61の詰まりや逆流を防止できる。
さらに、図4及び図5に示すように、蒸気導入孔61は、横方向に長い長孔とすることが好適である。蒸気導入孔61を長孔の形態とすることで、蒸気は、図5に矢印Sで示すように放射状に広がって調圧空間60に進入する。調圧空間60内で蒸気を放射状に拡散できたことで、調圧空間60内を有効に蒸気の冷却空間として利用することができ、効率的にオネバを液状化できる。
一方、戻し孔62に液状化したオネバを集中して戻すことができるように、調圧空間60は、底面60bを図3に示すように戻し孔62に向けて傾斜させることが望ましい。傾斜角度は5~15°程度とすることが好適である。調圧空間60の底面60bを傾斜させたことで、液状化したオネバは、図3の矢印Tに示すように、底面60bを伝って戻し孔62に向けて流れる。これにより、好適にオネバを戻し孔62に集めて内鍋30に戻すことができる。
加えて、調圧空間60は、幅広な空間とすることが好適である。図6に示すように、調圧空間60の横幅Wは、放熱板50の幅(直径)W1内で可能な限り大きく採る。望ましくは、調圧空間60の幅Wと放熱板50の幅(W1)を略同じにする。放熱板50自体の形状を図7に示す。調圧空間60の幅Wをできる限り大きくして調圧空間60の容積を確保することで、流入する蒸気の勢いを抑えることができる。調圧空間60の天面60cを高くするのではなく、幅Wを広くして調圧空間60の容積を採ることで、蒸気を調圧空間60の天面60cに当てて勢いを抑えることができ、また、調圧空間60内に流入したオネバを含む蒸気の泡切れをよくすることができる。
放熱板50の直上に調圧空間60を設け、調圧空間60の幅Wを放熱板50の幅W1に近づけたことで、調圧空間60は底面60bが放熱板50により効率良く加熱される。その結果、調圧空間60で液状化したオネバは、調圧空間60の底面60bで冷却されて固まってしまうことなく、液状化したまま戻し孔62に誘導される。従って、調圧空間60内でオネバが固まって堆積することを防止できるから衛生的である。
案内空間66も、横幅を広くすることが好適である。案内空間66の容積を大きくすることで、案内空間66で蒸気の勢いを抑えることができるから、調圧空間60に流入する蒸気の勢いも抑えることができる。
案内空間66には、図3に示すようにスチームセンサー67を配置することができる。これにより、案内空間66は、蒸気の勢いを抑える空間として機能するだけでなく、をスチームセンサー67の配置空間として利用することができる。
上記のように、蒸気導入孔61や戻し孔62の位置関係を設定し、形状を特定したことで、本発明の炊飯器10は、次の作用効果を発揮する。
蓋体40を閉じた状態で、食材の投入された内鍋30をヒーター21,22,51で加熱すると、内鍋30内にオネバ(粘着物)を含む蒸気が発生する。加熱により内鍋30内は加圧され、調圧弁63は当該加圧力により上移動し、戻し孔62を塞ぐ。そして、発生した蒸気は、蒸気通過孔47を通って案内空間66に流入する。案内空間66は、比較的容積のある空間であるから、蒸気通過孔47を通って案内空間66に進入した蒸気の勢いはある程度抑えられる。
続いて、蒸気は、案内空間66から蒸気導入孔61を通って、調圧空間60に進入する(図3の矢印P)。蒸気導入孔61は、天面60cに向けて蒸気流が形成されるように開設されており、また、横長に形成しているから、流入した蒸気は、調圧空間60の天面60cに向けて放出されると共に、調圧空間60の側面60aに向けて放射状に放出される(図3の矢印R、図5の矢印S)。その結果、蒸気は、調圧空間60の天面60c、側面60aに当たって勢いが抑えられ、冷却されてオネバが液状化して分離される。液状化したオネバは、調圧空間60の側面60aを伝って底面60b側に誘導される(図3の矢印Q)。調圧空間60の底面60bは、戻し孔62に向けて傾斜しているから、オネバは、図3の矢印Tに示すように、戻し孔62側に集まる。調圧空間60は、放熱板50により適度に暖められているから、オネバは液状のまま固化することなく、調圧弁63で塞がれた戻し孔62及びその周縁に溜まる。なお、蒸気は、調圧空間60を通って蒸気孔64から外気に放出される(図3の矢印P)。
内鍋30内がヒーター21,22,51により加熱されている状態では、内鍋30内は高圧であるから、戻し孔62の調圧弁63は戻し孔62を塞いだままである。しかしながら、調理が完了し、加熱が止むと、内鍋30内は外気とほぼ同じ圧力まで戻る。その結果、調圧弁63は重力作用によって下移動し、戻し孔62を開放する。これにより、戻し孔62の周縁の液状化したオネバは、戻し孔62を通って内鍋30内に落下する。
このように、本発明の炊飯器10によれば、蒸気導入孔61や戻し孔62の位置関係を設定し、形状を特定したことで、調圧空間60内に迂回用のリブなどの構造物を設けることなく、調圧空間60で効率良く蒸気とオネバを分離でき、オネバを戻し孔62から内鍋30に戻すことができる。調圧空間60には、リブなどの構造物を不要にすることができるから。これらにオネバが付着、固着することもないから、調圧空間60を清潔に保つことができる。従って、本発明の構成は、調圧空間60を蓋体40と一体化して内装した炊飯器10のように、調圧空間60を直接お手入れできない加熱調理器に適用することが特に好適である。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、案内空間66に公知の調圧ボールを下向きに付勢して配置し、内鍋30を加圧している間に、内鍋30内を加圧状態で維持するような加圧・加熱調理器にも本発明は適用可能である。
10 炊飯器
20 本体
30 内鍋
40 蓋体
60 調圧空間
61 蒸気導入孔
62 戻し孔
64 蒸気孔
66 調圧空間

Claims (8)

  1. 内鍋と、前記内鍋を収容する本体と、前記本体を塞ぐ蓋体と、を具え、
    前記蓋体は、前記内鍋内で発生する粘着物を含む蒸気が通過する調圧空間が形成され、前記調圧空間は、前記内鍋と蒸気導入孔で連通し、前記蓋体の上面に形成された蒸気孔により外気と連通する、
    加熱調理器であって、
    前記調圧空間には、前記内鍋と連通し、前記調圧空間内で液状化した前記粘着物を前記内鍋内に戻す戻し孔と、前記戻し孔を前記内鍋側から開閉可能に塞ぎ、前記内鍋内の加圧力により前記戻し孔を塞ぐ調圧弁と、を具え、
    前記戻し孔は、前記蒸気導入孔と前記蒸気孔との間に形成されている、
    加熱調理器。
  2. 前記調圧空間の底面は、前記戻し孔に向けて傾斜して形成される、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記蒸気導入孔は、前記調圧空間の天面に向けて前記粘着物を含む前記蒸気を噴き出す、
    請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
    前記蒸気導入孔は、前記戻し孔よりも高い位置に形成している、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の加熱調理器。
  5. 前記蒸気導入孔は、横方向に長い長孔である、
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
    前記蒸気導入孔は、前記案内空間から側方に向けて開設され、前記調圧空間と連通する、
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の加熱調理器。
  7. 前記蓋体には、前記内鍋に向けて開口する案内空間が設けられており、
    前記案内空間に、前記内鍋内の圧力を測定するスチームセンサーを配置している、
    請求項1乃至請求項6の何れかに記載の加熱調理器。
  8. 前記蓋体の底面に、着脱可能に円盤状の放熱板が装着され、
    前記調圧空間の幅は、前記放熱板の直径と略一致している、
    請求項1乃至請求項7の何れかに記載の加熱調理器。
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