JP2023005378A - 吐出キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、逆止弁が確実に動作するとともに、容器内部から弁室への吸引力が強い構成でも、弁室内の内容物のみを確実に回収可能且つ、外気の容器内部への流入を防止可能な吐出キャップを提供すること。【解決手段】吐出キャップ100であって、嵌合部112と、内容物Pを吐出する吐出筒113と、弁室130とを有し、弁室130には、内容物Pを取り出す供給筒137および弁座134を有する底部145と、逆止弁132とが設けられ、逆止弁132は供給筒137の軸線方向に移動可能に設けられ、弁座134と当接可能な弁シール面138を有し、逆止弁132と底部145とは、供給筒138の軸線方向に延びるガイドピン139によって案内可能に接続され、逆止弁132の少なくとも一部は、吐出時にガイドピン139による接続が解除されない位置で本体天面111に接触すること。【選択図】図1
Description
本発明は、容器口部に嵌合され、容器内部に収容された内容物を吐出する吐出キャップに関する。
従来、容器内部に収容された液状内容物または粘性を有する流動性内容物を吐出する吐出キャップとして、容器内部と吐出口との間に逆止弁が設けられている吐出キャップが公知である。
この吐出キャップは、容器から内容物を吐出する際に、容器の外部から加圧された内容物が逆止弁を弁座から離脱させることで、容器内部から吐出口へ内容物が通過し吐出するとともに、内容物への加圧を解除することで、逆止弁が弁座に密着し容器を密閉するため、容器内部を外気から遮断でき、容器内部に残っている内容物の乾燥や酸化等の劣化を防ぐことができる。
この吐出キャップは、容器から内容物を吐出する際に、容器の外部から加圧された内容物が逆止弁を弁座から離脱させることで、容器内部から吐出口へ内容物が通過し吐出するとともに、内容物への加圧を解除することで、逆止弁が弁座に密着し容器を密閉するため、容器内部を外気から遮断でき、容器内部に残っている内容物の乾燥や酸化等の劣化を防ぐことができる。
例えば、特許文献1で公知の吐出キャップ(ヒンジキャップ1)は、容器口部(口筒部28)と嵌合する嵌合部(組付き筒3)と、容器(容器体27)内部に収容された内容物(内容液N)を吐出する吐出口(5)とを有するとともに、容器(容器体27)内部と吐出口(5)との間に区画された弁室(11)をさらに有し、弁室(11)には、容器(容器体27)内部と連通し、内容物(内容液N)を取り出す供給孔(弁口12)及び弁座(弁座面14)と、弁座(弁座面14)の周囲から上下方向に延びる弁筒10と、逆止弁(9)とが設けられ、弁筒10の内周面には、横方向への変位を規制した状態で、逆止弁(9)の弁体(17)を自由に移動させる複数の縦リブ15が設けられている。
この特許文献1等で公知の吐出キャップ(ヒンジキャップ1)は、弁体(17)として球体を使用しており、内容物(内容液N)の自重による自然流下や、可撓性の容器に取り付けて使用する場合は容器を握る等して圧力をかけることで弁体(17)が弁座(弁座面14)から離脱し、内容物(内容液N)を縦リブ(15)を介して吐出口(5)から吐出するものであり、閉栓時は弁体(17)は上蓋(蓋体21)に設けられた押さえピン(24)によって押されて弁座(弁座面14)に密着して供給孔(弁口12)を閉塞することで、逆止弁(9)を閉弁状態に保持することにより、容器の閉状態を安定して確実に維持することができるものである。
また、逆止弁を閉じる際に弁室内の内容物を容器内に回収可能な吐出キャップが、特許文献2で公知である。
この特許文献2で公知の吐出キャップには、弁室(130)の内周面下部に、供給孔(135)以外に弁室(130)と内部容器とを連通する細長い開口部である回収流路(142)が設けられており、弾性体で構成された外部容器が元の形状に戻ろうとした際に発生する負圧が発生し、供給孔(135)が逆止弁(132)によって閉塞されていても、回収流路(142)から弁室(130)内の内容物(P)を内部容器に回収することができるものである。
また、弁室(130)内の内容物(P)を回収後も、回収流路(142)内には表面張力により内容物(P)が留まるため、内部容器内に外気(G)が流入することがないものである。
また、弁室(130)内の内容物(P)を回収後も、回収流路(142)内には表面張力により内容物(P)が留まるため、内部容器内に外気(G)が流入することがないものである。
しかしながら、特許文献1等で公知の吐出キャップには、未だ改善の余地があった。
すなわち、特許文献1で公知の吐出キャップは、弁室内に縦リブ等の複雑な形状を形成する必要があり、金型作成等、成形時のコストが増加してしまう虞があった。
また、特許文献1で公知の吐出キャップは、上蓋からピンで弁体を押さえて供給孔を閉塞するため、ピンを弁室内の弁体まで届くように長く形成する必要があり、上蓋の開閉時にピンが吐出口等に引っかかって破損してしまう虞があった。
すなわち、特許文献1で公知の吐出キャップは、弁室内に縦リブ等の複雑な形状を形成する必要があり、金型作成等、成形時のコストが増加してしまう虞があった。
また、特許文献1で公知の吐出キャップは、上蓋からピンで弁体を押さえて供給孔を閉塞するため、ピンを弁室内の弁体まで届くように長く形成する必要があり、上蓋の開閉時にピンが吐出口等に引っかかって破損してしまう虞があった。
また、特許文献1で公知の吐出キャップは、ピンで弁体を押さえて供給孔を閉塞するため、弁体を押さえる力が強すぎると供給孔に弁体が嵌まり、次回使用時に容器を傾けても弁体が動作しなくなる虞や、可撓性の容器を使用している場合は、通常使用時以上の力で容器を押圧して弁体を動作させようとするため、弁体が供給孔から外れた際に内容物が必要以上に多く吐出されてしまう虞があった。
また、特許文献2で公知の吐出キャップは、また細長い回収流路が常時開放状態であるため、内容器の材質をPET樹脂のような復元力の強いもので構成した際に、使用後に発生する負圧が大きすぎてしまい、表面張力で回収流路内に内容物を留めることができず、外気も内容器内に流入させてしまう虞があった。
また、特許文献2で公知の吐出キャップは、また細長い回収流路が常時開放状態であるため、内容器の材質をPET樹脂のような復元力の強いもので構成した際に、使用後に発生する負圧が大きすぎてしまい、表面張力で回収流路内に内容物を留めることができず、外気も内容器内に流入させてしまう虞があった。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡単な構成で、逆止弁が確実に動作するとともに、容器内部から弁室への吸引力が強い構成でも、弁室内の内容物のみを確実に回収可能且つ、外気の容器内部への流入を防止可能な吐出キャップを提供することを目的とするものである。
本発明の吐出キャップは、容器口部に嵌合され、容器内部に収容された内容物を吐出する吐出キャップであって、前記吐出キャップは、本体天面と前記本体天面から垂下し前記容器口部と嵌合する嵌合部と、前記本体天面から上方に延出し、容器内部に収容された内容物を吐出する吐出筒と、前記容器内部と前記本体天面との間に区画された弁室とを有し、前記吐出筒の先端には吐出時に傾斜した際に下方に位置する吐出誘導部が設けられており、前記弁室には、容器内部と連通し内容物を取り出す供給筒および弁座を有する底部と、逆止弁とが設けられ、前記逆止弁は前記供給筒の軸線方向に移動可能に設けられ、前記逆止弁は前記弁座と当接可能な弁シール面を有し、前記逆止弁と前記底部とは、前記供給筒の軸線方向に延びるガイドピンによって案内可能に接続され、前記逆止弁の少なくとも一部は、吐出時に前記ガイドピンによる前記逆止弁と前記底部との接続が解除されない位置で前記弁室内の前記本体天面に接触することにより、前記課題を解決するものである。
請求項1に係る吐出キャップによれば、逆止弁は弁座と当接可能なシール面を有し、逆止弁と底部とは、供給筒の軸線方向に延びるガイドピンによって案内可能に接続されているため、内容物の吐出時は、逆止弁は内容物が供給筒から弁室に流れ込む勢いによってガイドピンに沿って確実に上昇して弁シール面と弁座との当接を解除できる。
また、逆止弁は内容物の吐出後も弁室から供給筒を通って内容器内へ回収される内容物の勢いや逆止弁の自重でガイドピンに沿って下降して再び弁シール面と弁座とを当接して安定したシール性を確保でき、逆止弁を付勢するような付勢部材を別途設けることなく供給筒を閉塞できる。
また、逆止弁に球体等を使用する場合に比べて、ガイドピンに位置を案内されながら逆止弁を所定の位置にセットでき、セット時に弁シール面に過度な力を与えることがないため、弁シール面を傷つけてしまうことがない。
また、逆止弁を付勢する付勢部材を用いない場合、逆止弁は下降しても弁室内の内容物が弁シール面と弁座との間を通過して内容器内に吸引されるまで供給筒を完全に閉塞することはなく、弁室内の内容物を回収した後で逆止弁が吸引されて供給筒を閉塞するため、確実に内容物を回収可能且つ、内容器内への外気の流入を防止できる。
また、逆止弁の少なくとも一部は、吐出時にガイドピンによる逆止弁と底部との接続が解除されない位置で弁室内の本体天面に接触するため、逆止弁の中心軸と底部の中心軸との位置ずれを発生することなく逆止弁の供給筒の軸線方向への移動量を規制できる。
すなわち、弁シール面が弁座から離脱する移動量を所定の範囲内に留めることができ、過度に逆止弁が上昇して吐出口を塞いだり、ガイドピンによる逆止弁と弁座との接続を解除してしまうことがなく、確実に供給孔を再閉塞することができる。
また、逆止弁は内容物の吐出後も弁室から供給筒を通って内容器内へ回収される内容物の勢いや逆止弁の自重でガイドピンに沿って下降して再び弁シール面と弁座とを当接して安定したシール性を確保でき、逆止弁を付勢するような付勢部材を別途設けることなく供給筒を閉塞できる。
また、逆止弁に球体等を使用する場合に比べて、ガイドピンに位置を案内されながら逆止弁を所定の位置にセットでき、セット時に弁シール面に過度な力を与えることがないため、弁シール面を傷つけてしまうことがない。
また、逆止弁を付勢する付勢部材を用いない場合、逆止弁は下降しても弁室内の内容物が弁シール面と弁座との間を通過して内容器内に吸引されるまで供給筒を完全に閉塞することはなく、弁室内の内容物を回収した後で逆止弁が吸引されて供給筒を閉塞するため、確実に内容物を回収可能且つ、内容器内への外気の流入を防止できる。
また、逆止弁の少なくとも一部は、吐出時にガイドピンによる逆止弁と底部との接続が解除されない位置で弁室内の本体天面に接触するため、逆止弁の中心軸と底部の中心軸との位置ずれを発生することなく逆止弁の供給筒の軸線方向への移動量を規制できる。
すなわち、弁シール面が弁座から離脱する移動量を所定の範囲内に留めることができ、過度に逆止弁が上昇して吐出口を塞いだり、ガイドピンによる逆止弁と弁座との接続を解除してしまうことがなく、確実に供給孔を再閉塞することができる。
請求項2に記載の構成によれば、弁シール面の上端は、前記本体天面に接触可能に構成され、弁シール面の上部には、半径方向内方から外方に向かう弁側間欠溝が所定の間隔で配置されているため、本体天面が平坦に形成され、弁シール面の上端が本体天面に接触していても、内容物が吐出口へ通過するための流路を確実に確保することができる。
請求項3に記載の構成によれば、本体天面の、少なくとも弁シール面の上端と接触する位置には、半径方向内方から外方に向かう天面側間欠溝が所定の間隔で配置されているため、弁シール面の上端が平坦に形成され、本体天面に弁シール面の上端が接触していても、内容物が吐出口へ通過するための流路を確実に確保することができる。
請求項3に記載の構成によれば、本体天面の、少なくとも弁シール面の上端と接触する位置には、半径方向内方から外方に向かう天面側間欠溝が所定の間隔で配置されているため、弁シール面の上端が平坦に形成され、本体天面に弁シール面の上端が接触していても、内容物が吐出口へ通過するための流路を確実に確保することができる。
請求項4に記載の構成によれば、ガイドピンは、底部の中心から上方に延びる棒状に形成され、逆止弁の中心には、案内部が設けられているため、ガイドピンが案内部に挿入されていれば、逆止弁が上昇しても逆止弁の中心軸と弁座の中心軸とが大きくずれてしまうことを確実に防止できる。
請求項5に記載の構成によれば、ガイドピンは、逆止弁の中心から下方に延びる棒状に形成され、底部の中心には、案内部が設けられているため、ガイドピンが案内部に挿入されていれば、逆止弁が上昇しても逆止弁の中心軸と弁座の中心軸とが大きくずれてしまうことを確実に防止できる。
請求項5に記載の構成によれば、ガイドピンは、逆止弁の中心から下方に延びる棒状に形成され、底部の中心には、案内部が設けられているため、ガイドピンが案内部に挿入されていれば、逆止弁が上昇しても逆止弁の中心軸と弁座の中心軸とが大きくずれてしまうことを確実に防止できる。
請求項6に記載の構成によれば、ガイドピンには抜け止め部が設けられ、案内部には係止部が設けられ、係止部の内径は、抜け止め部の外径よりも小さいため、逆止弁が上昇しても抜け止め部に係止部が干渉して係止し、ガイドピンが案内部から抜けてしまうことを確実に防止できる。
請求項7に記載の構成によれば、弁座は、供給筒の中心に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面で形成され、弁シール面は弧状面で形成されているため、供給孔閉塞時に弁シール面と弁座とはリング状の線シールとなり、弁座と弁シール面との接触面積が小さくなるため、逆止弁開放時に簡単に逆止弁を押し上げることができる。
また、弁座は、供給筒の中心に向かうに従って下方に傾斜しているため、吐出後は迅速に弁室内の内容物を回収することができる。
請求項7に記載の構成によれば、弁座は、供給筒の中心に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面で形成され、弁シール面は弧状面で形成されているため、供給孔閉塞時に弁シール面と弁座とはリング状の線シールとなり、弁座と弁シール面との接触面積が小さくなるため、逆止弁開放時に簡単に逆止弁を押し上げることができる。
また、弁座は、供給筒の中心に向かうに従って下方に傾斜しているため、吐出後は迅速に弁室内の内容物を回収することができる。
請求項8に記載の構成によれば、弁室は、キャップ本体の係合壁部に中栓が嵌合することで形成されるため、各部の形状の設計自由度が高く、例えば、中栓側のみを形状変更して底部の形状を変更する場合、同じキャップ本体を形状の異なる中栓に対して使用することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係る吐出キャップ100について、図面に基づいて説明する。
なお、吐出キャップ100に嵌合する容器200は、容器口部201周辺のみを図示する。
また、上蓋120は、図1を除いて図示しない。
なお、吐出キャップ100に嵌合する容器200は、容器口部201周辺のみを図示する。
また、上蓋120は、図1を除いて図示しない。
本発明の一実施形態に係る吐出キャップ100は、容器200の容器口部201に嵌合され、内容物Pを収容する可撓性の内容器200bおよび内容器200bを内方する弾性を備えた外容器200aとで構成された二重容器である容器200の内部に収容された内容物Pを吐出するものであり、図1および図2に示すように、キャップ本体110と、上蓋120と、弁室130とが設けられている。
キャップ本体110は、本体天面111と、本体天面111から上方に突出形成された吐出筒113と、本体天面111から下方に垂下する嵌合部112と、嵌合部112より内側で本体天面111から下方に円筒状に垂下する係合壁部114と、本体天面111の周縁部から下方に垂下するスカート壁115とを有している。
吐出筒113は、筒状に形成され、後述する弁室130と容器200の外部とを連通する吐出口113aと、吐出誘導部113bとを有している。
吐出筒113は、筒状に形成され、後述する弁室130と容器200の外部とを連通する吐出口113aと、吐出誘導部113bとを有している。
また、本体天面111の、キャップ本体110の嵌合部112とスカート壁115との間には、外気供給弁150が取り付けられている。
嵌合部112およびスカート壁115は容器口部201と嵌合するように構成され、外気供給弁150は、容器200の外容器200aと内容器200bとの間の空間と連通する。
また、係合壁部114の下端部には内方に突出する突条114aが形成されている。
嵌合部112およびスカート壁115は容器口部201と嵌合するように構成され、外気供給弁150は、容器200の外容器200aと内容器200bとの間の空間と連通する。
また、係合壁部114の下端部には内方に突出する突条114aが形成されている。
上蓋120は、キャップ本体110の、吐出方向とは反対側にヒンジ接続されており、上蓋天面121と、上蓋天面121から垂下した閉塞栓122とを有している。
中栓131は、底部145と、底部145の外周縁付近から下方に延びる係合筒部136とを有し、底部145の中央には、容器200の内部と連通する供給孔135が設けられた底面部133と、底面部133の中央から上方に延びるガイドピン139と、底面部133の外周縁から上方に延びる供給筒137と、供給筒137の上部からさらに上方に延びる接続筒140とを有している。
このように、弁座134の上部に接続筒140を設けることで、中栓131をキャップ本体110に取り付ける際に、係合筒部136が突条114aを乗り越えるために中栓131が一時的に歪んでも、係合筒部136から接続筒140を介して下方に遠ざけた弁座134の歪みを逆止弁132による供給孔135の閉塞に影響しない程度まで確実に抑制できる。
このように、弁座134の上部に接続筒140を設けることで、中栓131をキャップ本体110に取り付ける際に、係合筒部136が突条114aを乗り越えるために中栓131が一時的に歪んでも、係合筒部136から接続筒140を介して下方に遠ざけた弁座134の歪みを逆止弁132による供給孔135の閉塞に影響しない程度まで確実に抑制できる。
供給筒137は、底面部133と、後述する逆止弁132の弁シール面138と当接する弁座134で構成されており、弁シール面138は、供給筒137の中心に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面で形成されている。
逆止弁132は、エラストマーまたは低密度ポリエチレンの如き比較的軟質である合成樹脂から形成され、下方に開放した案内部143を形成する弁体筒部144と、弁体筒部144の下部から半径方向外方に延びる弁シール面138と、弁体筒部144の上部から上方に延びる接触凸部146とを有し、弁シール面138は、半径方向外方に向かうに従って徐々に上方に延びる弧状面で構成されている。
すなわち、供給孔135を逆止弁132で閉塞する際、弁シール面138と弁座134とはリング状の線シールとなる。
これによって、弁シール面138と弁座134とが密着する面積を少なくすることができるため、逆止弁132開放時に逆止弁132を小さな力で簡単且つ迅速に開放することができる。
すなわち、供給孔135を逆止弁132で閉塞する際、弁シール面138と弁座134とはリング状の線シールとなる。
これによって、弁シール面138と弁座134とが密着する面積を少なくすることができるため、逆止弁132開放時に逆止弁132を小さな力で簡単且つ迅速に開放することができる。
また、弁シール面138の上部には、半径方向内方から外方に向かう弁側間欠溝147が所定の間隔で配置されている。
なお、案内部143の内径は、ガイドピン139の外径よりも大きく形成されているため、案内部143にガイドピン139を挿入可能に構成されている。
なお、案内部143の内径は、ガイドピン139の外径よりも大きく形成されているため、案内部143にガイドピン139を挿入可能に構成されている。
また、図6に示すように、ガイドピン139の外周面から半径方向外方に突出した抜け止め部141を設け、案内部143の内周面から半径方向内方に突出し、抜け止め部141の外径よりも小さい内径の係止部142を設けて、逆止弁132の供給筒137の軸線方向への移動量を規制するように構成してもよい。
これによって、逆止弁132が上昇しても抜け止め部141に係止部142が干渉して係止し、ガイドピン139が案内部143から抜けてしまうことを確実に防止することもできる。
また、接触凸部146は、上蓋120を閉じた際、吐出口113aよりも上方に位置する閉塞栓122と接触する。
これによって、逆止弁132は上蓋120を閉じた状態で確実に弁シール面138を弁座134に密着でき、供給孔135からの内容物Pの流出を防止できる。
これによって、逆止弁132が上昇しても抜け止め部141に係止部142が干渉して係止し、ガイドピン139が案内部143から抜けてしまうことを確実に防止することもできる。
また、接触凸部146は、上蓋120を閉じた際、吐出口113aよりも上方に位置する閉塞栓122と接触する。
これによって、逆止弁132は上蓋120を閉じた状態で確実に弁シール面138を弁座134に密着でき、供給孔135からの内容物Pの流出を防止できる。
弁室130は、本体天面111の下面側に設けられており、係合筒部136の下端を係合壁部114の突条114aによって係止することで、本体天面111と、係合壁部114(係合筒部136)と、中栓131とで区画された空間として形成される。
容器200は、内容物Pの吐出に伴い減少した外容器200a内の体積を、外気供給弁150から外気を内容器200bと外容器200aとの間に吸引することで復元するものである。
容器200は、内容物Pの吐出に伴い減少した外容器200a内の体積を、外気供給弁150から外気を内容器200bと外容器200aとの間に吸引することで復元するものである。
次に、本実施形態における吐出キャップ100による、内容物Pの吐出および弁室130内に残った内容物Pの容器200内への回収動作について、図3乃至図5を用いて説明する。
なお、説明のため、容器200は静置したままの図を用いる。
なお、説明のため、容器200は静置したままの図を用いる。
まず、内容物Pの吐出手順を説明する。
容器200を吐出方向である吐出筒113の吐出誘導部113b側に傾け、外側から押圧すると、容器200は変形し、外気供給弁150は、上昇して内容器200bと外容器200aとの間の空間に空気が流入しないようにシールする。
そして、内容器200b内の加圧された内容物Pが逆止弁132の弁シール面138を押し上げ、弁シール面138と弁座134との間を通り、弁室130内へ流入する。
このとき、逆止弁132を下方に付勢する付勢部材がないため、大きな力をかけることなく簡単に弁シール面138を弁座134から離脱させることができ、逆止弁132の開放のために大きな力で容器200を押圧して内容物Pが必要以上に飛び出してしまうことがない。
容器200を吐出方向である吐出筒113の吐出誘導部113b側に傾け、外側から押圧すると、容器200は変形し、外気供給弁150は、上昇して内容器200bと外容器200aとの間の空間に空気が流入しないようにシールする。
そして、内容器200b内の加圧された内容物Pが逆止弁132の弁シール面138を押し上げ、弁シール面138と弁座134との間を通り、弁室130内へ流入する。
このとき、逆止弁132を下方に付勢する付勢部材がないため、大きな力をかけることなく簡単に弁シール面138を弁座134から離脱させることができ、逆止弁132の開放のために大きな力で容器200を押圧して内容物Pが必要以上に飛び出してしまうことがない。
さらに容器200への押圧を続けると、内容物Pは吐出口113aを通り、吐出誘導部113bに沿って吐出キャップ100外へ吐出される。
このとき、逆止弁132は供給孔135から弁室130内へ流入する内容物Pの勢いによって押し上げられ続けるが、弁シール面138の上部を弁室130の天面(本体天面111)に押し付けられることで、逆止弁132はガイドピン139から抜けることがない。
また、弁シール面138の上部には弁側間欠溝147が設けられているため、弁シール面138の上部を本体天面111に押し付けていても、内容物Pは弁側間欠溝147を通過できるため、内容物Pの吐出を阻害することがない。
このとき、逆止弁132は供給孔135から弁室130内へ流入する内容物Pの勢いによって押し上げられ続けるが、弁シール面138の上部を弁室130の天面(本体天面111)に押し付けられることで、逆止弁132はガイドピン139から抜けることがない。
また、弁シール面138の上部には弁側間欠溝147が設けられているため、弁シール面138の上部を本体天面111に押し付けていても、内容物Pは弁側間欠溝147を通過できるため、内容物Pの吐出を阻害することがない。
なお、弁側間欠溝147の形成間隔や形状によって、内容物Pの吐出する勢いを調整することもできる。
また、抜け止め部141および係止部142を形成していない場合は、ガイドピン139の外面および案内部143の内面をストレート面に形成することができるため、ガイドピン139の外面の外径と案内部143の内面の内径とのクリアランスを小さく設計することで、逆止弁132の中心軸と底部145の中心軸との位置ズレの発生を軽減することもできる。
また、抜け止め部141および係止部142を形成していない場合は、ガイドピン139の外面および案内部143の内面をストレート面に形成することができるため、ガイドピン139の外面の外径と案内部143の内面の内径とのクリアランスを小さく設計することで、逆止弁132の中心軸と底部145の中心軸との位置ズレの発生を軽減することもできる。
次に、弁室130内の内容物Pの容器200内への回収動作を説明する。
内容物Pの吐出は、容器200内の内容物Pへの加圧が解除されることで止まるとともに、逆止弁132の弁シール面138を押し上げる力はなくなり、逆止弁132はガイドピン139に沿って自重で徐々に下降する。
このとき、加圧を解除された外容器200aは弾性体で構成されており、元の形状に戻ろうとするため、外容器200aと内容器200bとの間の空間は負圧となり、外気供給弁150が開放され、外気を外容器200aと内容器200bとの間に吸引する。
内容物Pの吐出は、容器200内の内容物Pへの加圧が解除されることで止まるとともに、逆止弁132の弁シール面138を押し上げる力はなくなり、逆止弁132はガイドピン139に沿って自重で徐々に下降する。
このとき、加圧を解除された外容器200aは弾性体で構成されており、元の形状に戻ろうとするため、外容器200aと内容器200bとの間の空間は負圧となり、外気供給弁150が開放され、外気を外容器200aと内容器200bとの間に吸引する。
また、外容器200aと内容器200bとの間の空間の負圧によって、弁室130内の内容物Pを容器200内へ回収する力にもなる。
これによって、図4に示すように、弁室130内の内容物Pが底部145側から供給孔135を通って容器200内へ回収される勢いによって、逆止弁132は弁シール面138と弁座134とは接触せずに若干量浮いた状態を維持する。
これによって、図4に示すように、弁室130内の内容物Pが底部145側から供給孔135を通って容器200内へ回収される勢いによって、逆止弁132は弁シール面138と弁座134とは接触せずに若干量浮いた状態を維持する。
また、弁座134は傾斜面で形成され、弁シール面138は弧状面で形成されており、弁座134と弁シール面138との間の最も狭まる箇所、すなわち、逆止弁閉塞時に線シールをしていた箇所から迅速に弁室130内の内容物Pを容器200内に回収することができる。
また、底部145全体を供給筒137の中心に向かうに従って下方に傾斜させれば、弁室130内に内容物Pが溜まることなく迅速且つ確実に供給孔135側へ流れることができる。
また、底部145全体を供給筒137の中心に向かうに従って下方に傾斜させれば、弁室130内に内容物Pが溜まることなく迅速且つ確実に供給孔135側へ流れることができる。
弁室130内の内容物Pを容器200内へ回収し終えると、図5に示すように、逆止弁132は下降して弁シール面138を弁座134とを当接させ、容器200内を密封する。
このとき、外気供給弁150から外容器200aと内容器200bとの間の空間に十分に空気を吸引する前に弁室130内の内容物Pを回収し終えていた場合であっても、供給孔135から逆止弁132を吸引する力が発生し、弁シール面138と弁座134との密着が強固になるため、供給孔135から空気を容器200内へ吸引することはない。
また、逆止弁132を下方に付勢する付勢部材を用いなくても、確実に弁シール面138を弁座134に密着させ、供給孔135を再閉塞することができ、容器200内の内容物Pの劣化を防ぐことができる。
このとき、外気供給弁150から外容器200aと内容器200bとの間の空間に十分に空気を吸引する前に弁室130内の内容物Pを回収し終えていた場合であっても、供給孔135から逆止弁132を吸引する力が発生し、弁シール面138と弁座134との密着が強固になるため、供給孔135から空気を容器200内へ吸引することはない。
また、逆止弁132を下方に付勢する付勢部材を用いなくても、確実に弁シール面138を弁座134に密着させ、供給孔135を再閉塞することができ、容器200内の内容物Pの劣化を防ぐことができる。
なお、弁室130はキャップ本体110の係合壁部114に中栓131が嵌合することで形成されるため、中栓131の各部の形状の設計自由度が高く、例えば、中栓131側のみを形状変更して底部145の形状を変更する場合、同じ形状のキャップ本体110を形状の異なる中栓に対して使用することもでき、吐出キャップ全体の金型を別途作製する必要がなく、金型製造コストの増加を抑制することもできる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
なお、上述した実施形態では、容器は内容物を収容する可撓性の内容器と、内容器を内方する弾性を備えた外部容器とで構成されているものとして説明したが、容器の構成はこれに限定されず、例えば、可撓性を有さない内容器の底部に上下動可能なピストンを設けて、内容器内容積が可変となるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、吐出キャップにはヒンジ接続された上蓋が設けられているものとして説明したが、吐出キャップの形態はこれに限定されず、例えば、上蓋がなくてもよく、キャップ本体とは別体のスクリューキャップ式の上蓋として設けてもよい。
また、上述した実施形態では、吐出キャップにはヒンジ接続された上蓋が設けられているものとして説明したが、吐出キャップの形態はこれに限定されず、例えば、上蓋がなくてもよく、キャップ本体とは別体のスクリューキャップ式の上蓋として設けてもよい。
また、上述した実施形態では、上蓋は、キャップ本体の、吐出方向とは反対側にヒンジ接続されているものとして説明したが、上蓋とキャップ本体との接続状態はこれに限定されず、例えば、キャップ本体の、吐出方向と90度向きを変えた位置に接続されていてもよい。
また、上述した実施形態では、弁室は、本体天面と、係合壁部と、中栓とで区画された空間として形成されているものとして説明したが、弁室の形成方法はこれに限定されず、例えば、キャップ本体とは別体の弁室を用意し、キャップ本体の所定の位置に弁室を嵌合させて吐出キャップを構成するようにしてもよく、容器口部の先端に中栓を設け、キャップ本体と容器口部を嵌合することで弁室を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、弁室は、本体天面と、係合壁部と、中栓とで区画された空間として形成されているものとして説明したが、弁室の形成方法はこれに限定されず、例えば、キャップ本体とは別体の弁室を用意し、キャップ本体の所定の位置に弁室を嵌合させて吐出キャップを構成するようにしてもよく、容器口部の先端に中栓を設け、キャップ本体と容器口部を嵌合することで弁室を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、ガイドピンは中栓の底面部に形成され、案内部は逆止弁に形成されているものとして説明したが、ガイドピンと案内部の形成位置はこれに限定されず、例えば、逆止弁の下部中央から下方に延びるガイドピンを形成し、ガイドピンを相通可能な大きさの案内部を底面部の中央から下方に延びるように形成してもよい。
また、上述した実施形態では、中栓の供給筒の上部には、上方に延びる接続筒が設けられているものとして説明したが、中栓の形状はこれに限定されず、例えば、接続筒がなくてもよく、供給筒が直接係合筒部に延びて接続するように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、中栓の供給筒の上部には、上方に延びる接続筒が設けられているものとして説明したが、中栓の形状はこれに限定されず、例えば、接続筒がなくてもよく、供給筒が直接係合筒部に延びて接続するように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁には接触凸部が形成され、吐出口よりも上方で上蓋の閉塞栓と接触するものとして説明したが、逆止弁と上蓋との関係はこれに限定されず、例えば、閉塞栓や接触凸部がなくてもよい。
また、上述した実施形態では、弁シール面の上部には弁側間欠溝が形成され、内容物が逆止弁と本体天面との間を通過する際の流路として機能するものとして説明したが、流路の形成方法はこれに限定されず、例えば、弁シール面の上部に半径方向に貫通する通過穴を形成してもよく、弁側間欠溝を設けずに、本体天面の弁シール面の上端と接触する位置に半径方向内方から外方に向かう天面側間欠溝を所定の間隔で配置してもよい。
また、上述した実施形態では、弁シール面の上部には弁側間欠溝が形成され、内容物が逆止弁と本体天面との間を通過する際の流路として機能するものとして説明したが、流路の形成方法はこれに限定されず、例えば、弁シール面の上部に半径方向に貫通する通過穴を形成してもよく、弁側間欠溝を設けずに、本体天面の弁シール面の上端と接触する位置に半径方向内方から外方に向かう天面側間欠溝を所定の間隔で配置してもよい。
また、上述した実施形態では、抜け止め部および係止部を設けた場合は、逆止弁が上昇した際に抜け止め部に係止部が干渉して係止するものとして説明したが、抜け止め部および係止部の構成はこれに限定されず、例えば、抜け止め部と係止部とが、逆止弁が最大限上昇しても互いに干渉しない位置に形成し、ガイドピンと案内部との径方向のクリアランス調整のために設けてもよい。
100 ・・・ 吐出キャップ
110 ・・・ キャップ本体
111 ・・・ 本体天面
112 ・・・ 嵌合部
113 ・・・ 吐出筒
113a ・・・ 吐出口
113b ・・・ 吐出誘導部
114 ・・・ 係合壁部
114a ・・・ 突条
115 ・・・ スカート壁
116 ・・・ 係止リブ
120 ・・・ 上蓋
121 ・・・ 上蓋天面
122 ・・・ 閉塞栓
130 ・・・ 弁室
131 ・・・ 中栓
132 ・・・ 逆止弁
133 ・・・ 底面部
134 ・・・ 弁座
135 ・・・ 供給孔
136 ・・・ 係合筒部
137 ・・・ 供給筒
138 ・・・ 弁シール面
139 ・・・ ガイドピン
140 ・・・ 接続筒
141 ・・・ 抜け止め部
142 ・・・ 係止部
143 ・・・ 案内部
144 ・・・ 弁体筒部
145 ・・・ 底部
146 ・・・ 接触凸部
147 ・・・ 弁側間欠溝
150 ・・・ 外気供給弁
200 ・・・ 容器
200a ・・・ 外容器
200b ・・・ 内容器
201 ・・・ 容器口部
P ・・・ 内容物
110 ・・・ キャップ本体
111 ・・・ 本体天面
112 ・・・ 嵌合部
113 ・・・ 吐出筒
113a ・・・ 吐出口
113b ・・・ 吐出誘導部
114 ・・・ 係合壁部
114a ・・・ 突条
115 ・・・ スカート壁
116 ・・・ 係止リブ
120 ・・・ 上蓋
121 ・・・ 上蓋天面
122 ・・・ 閉塞栓
130 ・・・ 弁室
131 ・・・ 中栓
132 ・・・ 逆止弁
133 ・・・ 底面部
134 ・・・ 弁座
135 ・・・ 供給孔
136 ・・・ 係合筒部
137 ・・・ 供給筒
138 ・・・ 弁シール面
139 ・・・ ガイドピン
140 ・・・ 接続筒
141 ・・・ 抜け止め部
142 ・・・ 係止部
143 ・・・ 案内部
144 ・・・ 弁体筒部
145 ・・・ 底部
146 ・・・ 接触凸部
147 ・・・ 弁側間欠溝
150 ・・・ 外気供給弁
200 ・・・ 容器
200a ・・・ 外容器
200b ・・・ 内容器
201 ・・・ 容器口部
P ・・・ 内容物
Claims (8)
- 容器口部に嵌合され、容器内部に収容された内容物を吐出する吐出キャップであって、
前記吐出キャップは、本体天面と前記本体天面から垂下し前記容器口部と嵌合する嵌合部と、前記本体天面から上方に延出し、容器内部に収容された内容物を吐出する吐出筒と、前記容器内部と前記本体天面との間に区画された弁室とを有し、
前記吐出筒の先端には吐出時に傾斜した際に下方に位置する吐出誘導部が設けられており、
前記弁室には、容器内部と連通し内容物を取り出す供給筒および弁座を有する底部と、逆止弁とが設けられ、
前記逆止弁は前記供給筒の軸線方向に移動可能に設けられ、
前記逆止弁は前記弁座と当接可能な弁シール面を有し、
前記逆止弁と前記底部とは、前記供給筒の軸線方向に延びるガイドピンによって案内可能に接続され、
前記逆止弁の少なくとも一部は、吐出時に前記ガイドピンによる前記逆止弁と前記底部との接続が解除されない位置で前記弁室内の前記本体天面に接触することを特徴とする吐出キャップ。 - 前記弁シール面の上端は、前記本体天面に接触可能に構成され、
前記弁シール面の上部には、半径方向内方から外方に向かう弁側間欠溝が所定の間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出キャップ。 - 前記本体天面の、少なくとも弁シール面の上端と接触する位置には、半径方向内方から外方に向かう天面側間欠溝が所定の間隔で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吐出キャップ。
- 前記ガイドピンは、前記底部の中心から上方に延びる棒状に形成され、
前記逆止弁の中心には、下方に開放し前記ガイドピンを挿入可能且つ案内可能な案内部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吐出キャップ。 - 前記ガイドピンは、前記逆止弁の中心から下方に延びる棒状に形成され、
前記底部の中心には、上方に開放し前記ガイドピンを挿入可能且つ案内可能な案内部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吐出キャップ。 - 前記ガイドピンには、前記ガイドピンの外周面から半径方向外方に突出した抜け止め部が設けられ、
前記案内部には、前記案内部の内周面から半径方向内方に突出した係止部が設けられ、
前記係止部の内径は、前記抜け止め部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の吐出キャップ。 - 前記弁座は、前記供給筒の中心に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面で形成され、
前記弁シール面は弧状面で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吐出キャップ。 - 前記吐出キャップは、キャップ本体と、中栓と、逆止弁とで構成され、
前記キャップ本体は、本体天面と、前記本体天面から上方に延出する吐出筒と、前記本体天面から垂下し容器口部と嵌合する嵌合部と、前記本体天面から垂下する係合壁部とを有し、
前記中栓は、前記係合壁部と係合可能に構成されるとともに、前記弁座および前記供給筒が設けられた底部を有し、
前記逆止弁は、前記弁座と当接可能に構成されるとともに、前記供給筒の軸線方向に移動可能な前記弁シール面を有し、
前記弁室は、前記本体天面と前記係合壁部と前記底部とによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吐出キャップ。
Priority Applications (1)
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JP2021107238A JP2023005378A (ja) | 2021-06-29 | 2021-06-29 | 吐出キャップ |
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---|---|---|---|
JP2021107238A JP2023005378A (ja) | 2021-06-29 | 2021-06-29 | 吐出キャップ |
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JP2021107238A Pending JP2023005378A (ja) | 2021-06-29 | 2021-06-29 | 吐出キャップ |
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