JP2023004842A - 液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023004842000001
【課題】液体吐出部のクリーニング後に発生する吐出異常の影響を抑制すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る液体吐出装置は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部をクリーニングするクリーニング部と、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取る読取部と、前記クリーニング部により前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる制御部と、を備え、前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラムに関する。
従来、液体吐出部を有する液体吐出装置では、液体吐出部から液体が吐出されない不吐出や所望の方向とは異なる方向に吐出される吐出曲がり等の吐出異常を防ぐために、所定の時期に液体吐出部をクリーニングするものが知られている。
このような液体吐出装置として、液体吐出部から吐出された液体により記録媒体に形成された画像に異常があると判断した場合には、更に画像異常が画像データの補正によって修正可能であるか否かを判断し、修正不可能であると判断された場合には、液体吐出部に回復処理を施す構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、液体吐出部のクリーニング等の回復処理を施しても、液体吐出部の吐出異常が回復しない場合がある。特許文献1は、回復処理を施しても液体吐出部の吐出異常が回復しない場合について開示していないため、液体吐出部のクリーニング後に発生する吐出異常の影響を抑制できない。
本発明は、液体吐出部のクリーニング後に発生する吐出異常の影響を抑制することを目的とする。
本発明の一態様に係る液体吐出装置は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部をクリーニングするクリーニング部と、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取る読取部と、前記クリーニング部により前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる制御部と、を備え、前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む。
本発明によれば、液体吐出部のクリーニング後に発生する吐出異常の影響を抑制できる。
実施形態に係る画像形成装置の全体構成を例示する図である。 実施形態に係る画像形成装置の画像形成部の構成を例示する図である。 実施形態に係る画像形成装置の制御部のハードウェア構成の図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成例の図である。 第1実施形態に係る画像形成装置による動作例のフローチャートである。 クリーニング部による吸引動作を示す図である。 クリーニング部によるウェブワイピング動作を示す図である。 クリーニング部によるゴムワイピング動作を示す図である。 クリーニング部によるフラッシング動作を示す図である。 吐出異常の一例である不吐出を説明する図である。 吐出異常による画像異常の一例を説明する図である。 補正部による画像異常の補正動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成例の図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の制御部による処理を例示するフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置による第1のクリーニングの動作を例示するフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置による第3のクリーニングの動作を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
実施形態に係る液体吐出装置は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、液体吐出部をクリーニングするクリーニング部と、を備えるものである。このような液体吐出装置は、例えば液体吐出方式(インクジェット方式)により記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタである。
液体吐出装置では、吐出された液体により液体吐出部が汚染されること等によって不吐出や吐出曲がり等の吐出異常が発生し、この吐出異常に応じて、記録媒体に形成される画像に画像異常が発生する場合がある。
クリーニング部は、所定の時期に液体吐出部をクリーニングすることにより、吐出異常が生じている液体吐出部の状態を、正常に吐出が行われる状態に回復させる機能を有する。しかしながら、クリーニングにより液体吐出部による吐出状態が確実に正常な状態に回復するとは限らず、クリーニングした後にも吐出異常が発生する場合がある。
実施形態に係る液体吐出装置は、液体吐出部から吐出された液体により記録媒体に形成された所定のパターンを読み取る読取部と、クリーニング部により液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、液体吐出部から吐出された液体により記録媒体に形成された上記パターンを、読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる制御部と、を備える。この複数の処理は、液体吐出部から吐出された液体により記録媒体に形成される画像の補正、クリーニング部による液体吐出部の第2のクリーニング、及び所定情報の報知を含む。第1のクリーニングが行われた後に、液体吐出部の状態に応じた処理を実行させることにより、実施形態に係る液体吐出装置は、クリーニングした後に吐出異常が発生する場合においても、吐出異常の影響を抑制することができる。
以下、液体吐出部から吐出された液体により記録媒体に画像を形成する画像形成装置を、液体吐出装置の一例として実施形態を詳細に説明する。なお、実施形態の用語における画像形成、記録、印字、印写、印刷は何れも同義語とする。
<画像形成装置1の構成例>
図1及び図2を参照して、実施形態に係る画像形成装置1の構成を説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を例示する図である。図2は、画像形成装置1が備える画像形成部30の構成を例示する図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙部10と、前処理部20と、画像形成部30と、乾燥部50と、後処理部60と、排紙部70と、操作部90と、制御部100と、を備えている。
画像形成装置1は、給紙部10から給紙されるシート材としての記録媒体である用紙Pに対し、前処理部20により前処理を施した後、画像形成部30により画像形成用の液体であるインクを吐出して用紙Pに付着させることにより、用紙Pに画像を形成する。そして、用紙P上に付着したインクを乾燥部50より乾燥させた後、用紙Pに後処理部60により後処理を施し、その後、排紙部70により用紙Pを排紙する。
(給紙部)
給紙部10は、複数の用紙Pが積載される給紙トレイ11A及び11Bと、給紙トレイ11A及び11Bの各々から用紙Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12A及び12Bと、を備えている。給送装置12A及び12Bには、ローラやコロを用いた装置や、エア吸引を利用した装置等の如何なる給送装置を用いることもできる。給送装置12A及び12Bにより給紙トレイ11A及び11Bから送り出された用紙Pは、搬送方向2に沿って搬送され、前処理部20に送り出される。なお、本実施形態において、給紙部10は、前処理部20へ用紙Pを送り出すものであれば、その構成に制限はない。
(前処理部)
前処理部20は、給紙部10から給紙されてきた用紙Pに対し、画像形成のための前処理を施す。前処理部20としては、例えば、インクと反応して滲みを抑制するための処理液を用紙Pに塗布する処理液塗布処理を行うもの等が挙げられる。但し、前処理の内容については特に制限はない。前処理部20は、用紙Pを画像形成部30へ送り込むレジストローラ対21を備える。前処理が施された用紙Pがレジストローラ対21に到達した後、レジストローラ対21が所定のタイミングで駆動することにより、用紙Pは画像形成部30へ給紙される。
(画像形成部)
図1及び図2に示すように、画像形成部30は、前処理部20から給紙されてきた用紙Pを受け取る受け取り胴34と、受け取り胴34によって搬送された用紙Pを外周面に担持して搬送する用紙担持ドラム31と、を備えている。また画像形成部30は、用紙担持ドラム31に担持された用紙Pにインクを吐出する液体吐出部32と、用紙担持ドラム31によって搬送された用紙Pを乾燥部50へ受け渡す受け渡し胴35と、クリーニング部36と、インラインセンサ40と、を備えている。
前処理部20から画像形成部30へ搬送されてきた用紙Pは、受け取り胴34の表面に設けられた用紙グリッパによって先端が把持され、受け取り胴34の表面移動に伴って搬送される。受け取り胴34により搬送された用紙Pは、用紙担持ドラム31に向き合う位置で用紙担持ドラム31へ受け渡される。
用紙担持ドラム31の表面には用紙グリッパが設けられており、用紙Pの先端が用紙グリッパによって把持される。また、用紙担持ドラム31の表面には、複数の吸引孔が分散して形成されており、各吸引孔には、用紙担持ドラム31の内部に設けられている吸引装置によって用紙担持ドラム31の内側へ向かう吸い込み気流が発生する。受け取り胴34から用紙担持ドラム31へ受け渡された用紙Pは、用紙グリッパによって先端が把持されると共に、吸い込み気流によって用紙担持ドラム31の表面に吸着して、用紙担持ドラム31の表面移動に伴って搬送される。
液体吐出部32は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインクを吐出して画像を形成するものである。液体吐出部32は、インクの色ごとに個別の液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dを備えている。なお、液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dを特に区別しない場合には、液体吐出ヘッド33と総称する。
液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dの各々には、搬送方向2に略直交する用紙Pの幅方向3における用紙Pの全幅にわたって画像を形成可能に、インクを吐出する複数のノズルが用紙Pの全幅にわたって設けられている。これにより、画像形成装置1は、液体吐出部32を移動させない所謂ライン型装置を構成している。なお、用紙Pの全幅にわたって画像を形成できるように、液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dの各々が幅方向3に沿って複数設けられていてもよい。また以降では、液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dを区別しない場合には、液体吐出ヘッド33と総称表記する場合がある。
液体吐出ヘッド33は、液体を吐出するものであればその構成に制限はなく、あらゆる構成のものを採用できる。必要に応じて、白色、金色、銀色等の特殊なインクを吐出する液体吐出ヘッドを設けたり、表面コート液などの画像を構成しない液体を吐出する液体吐出ヘッドを設けたりしてもよい。
クリーニング部36は、インクの吐出に伴って発生するミスト等により汚染された液体吐出部32を、吸引キャップや吸引ポンプ、ウェブ、ゴムブレード等を用いてクリーニングする。クリーニング部36は、液体吐出部32に含まれる液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dの各々をクリーニング可能に液体吐出ヘッドごとに設けられている。
液体吐出ヘッド33は、画像データに応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。用紙担持ドラム31に担持された用紙Pが液体吐出部32に向き合う領域を通過する際に、液体吐出ヘッド33A,33B,33C,33Dから各色のインクが吐出され、画像データに応じた画像が用紙Pに形成される。本実施形態において、画像形成部30は、用紙P上に液体を付着させることにより画像を形成するものであれば、その構成に制限はない。
搬送方向2における液体吐出部32の下流側には、インラインセンサ40が設けられている。インラインセンサ40は、液体吐出部32から吐出されたインクによって用紙Pに形成されたパターンである画像を読み取る読取部の一例である。なお、搬送方向2は、画像形成部30においては、用紙担持ドラム31の回転方向に対応する。
インラインセンサ40は、幅方向3における用紙Pの全幅にわたって設けられた複数の読取画素を含む。例えばインラインセンサ40は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含み、読取画素は、受光した光強度に応じた電気信号を出力する撮像素子の画素である。
本実施形態では、インラインセンサ40は、受光したR(赤)、G(緑)及びB(青)の各色の光強度に応じた電気信号を出力する読取画素を有し、複数のパッチ画像を読み取ったカラーの読取画像を出力する。
(乾燥部)
図1に示すように、乾燥部50は、画像形成部30から搬送されてくる用紙Pを搬送する搬送機構51と、画像形成部30で用紙P上に付着したインクを乾燥させるための加熱手段52と、を備えている。加熱手段52は例えばハロゲンヒータやセラミックヒータ等のヒータである。画像形成部30から搬送されてきた用紙Pは、搬送機構51に受け取られた後、加熱手段52を通過するように搬送され、後処理部60に受け渡される。加熱手段52を通過する際、用紙P上のインクには加熱処理が施され、これによりインク中の水分等の液分が蒸発し、用紙P上にインクが固着するとともに、用紙Pのカールが抑制される。
(後処理部)
後処理部60は、乾燥部50により加熱処理が施された用紙Pに対して後処理を施す。本実施形態では、後処理部60は、用紙反転搬送処理部61を備える。用紙反転搬送処理部61は、画像形成部30で画像が形成された用紙Pを反転させ、反転経路62を通して再び画像形成部30へ送り、用紙Pの両面に画像を形成するものである。
画像形成装置1は、後処理部60としては、用紙反転搬送処理部の他、綴じ処理部、矯正機構及び冷却機構等を備えることもできる。綴じ処理部は、画像が形成された複数枚の用紙を綴じる処理を行うものである。また強制機構は用紙変形を矯正させ、冷却機構は用紙を冷却させるものである。但し、後処理の内容についても特に制限はない。
(排紙部)
排紙部70は、複数の用紙Pが積載される排紙トレイ71を備えている。後処理部60から搬送されてくる用紙Pは、排紙トレイ71上に順次積み重ねられて保持される。なお、本実施形態において、排紙部70は、用紙Pを排紙するものであれば、その構成に制限はない。
(操作部)
操作部90は、タッチパネルやキーボード等を含んで構成されており、画像形成装置1を操作する操作者による画像形成装置1への操作入力を受け付ける。また操作部90は、画像形成装置1の操作者等に報知する情報を表示するためのディスプレイ等の表示部を含んでいる。なお、図1では、操作部90は画像形成部30に設けられているが、操作部90は、画像形成装置1の内部又は外部におけるどの位置に設置されてもよい。
(制御部)
制御部100は、画像形成装置1全体の動作を制御する。図1では、制御部100は画像形成部30に設けられているが、制御部100は、画像形成装置1の内部又は外部におけるどの位置に設置されてもよい。
<制御部100の詳細構成例>
(ハードウェア構成)
図3は、制御部100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)/SSD(Solid State Drive)104と、I/F(Interface)105と、を備える。これらは、システムバスBを介して相互に電気的に接続しており、また液体吐出部32、インラインセンサ40、クリーニング部36及び操作部90の各々に対し、システムバスBを介してデータ及び信号を送受可能に接続している。
CPU101は、RAM103を作業領域として使用し、ROM102に格納されているプログラムを実行する。HDD/SSD104は、記憶部として使用され、予め設定された設定値を格納している。HDD/SSD104に格納されている情報は、CPU101が読み出しプログラム実行時に使用することもある。I/F105は、画像形成装置1と外部PC(Personal Computer)110とを通信可能にするインターフェースである。
[第1実施形態]
(機能構成)
図4は、制御部100の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部100は、吐出制御部111と、検出部112と、判定部113と、クリーニング制御部114と、チャート画像データ生成部115と、決定部116と、補正部117と、報知部118と、を備える。これらの機能は、図3のCPU101がROM102等に格納されている所定のプログラムを実行すること等により実現される。
画像形成装置1等の液体吐出装置では、液体吐出部32により吐出されたインク量に比例して発生するミスト等により液体吐出部32が汚染され、液体吐出部32において吐出異常が発生しやすくなる。
本実施形態では、制御部100は、検出部112により、液体吐出部32により吐出された累積のインク量(累積吐出量という)を検出する。また制御部100は、判定部113により、検出部112により検出された累積吐出量が所定の閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定された場合には、クリーニング制御部114により、クリーニング部36に液体吐出部32の第1のクリーニングを実行させる。
また、第1のクリーニングを行っても液体吐出部32による吐出状態が確実に正常な状態に回復するとは限らず、第1のクリーニングを行った後にも吐出異常が発生する場合がある。
本実施形態では、制御部100は、チャート画像データ生成部115により生成されたチャート画像データに基づき、吐出制御部111により、液体吐出部32に吐出異常ノズル検出用のチャート画像(所定のパターン)を用紙Pに形成させる。ここで、吐出異常ノズルとは、液体吐出部32に含まれているノズルのうち、不吐出や吐出曲がり等の吐出異常が発生したノズルをいう。
制御部100は、クリーニング部36により液体吐出部32の第1のクリーニングが行われた後に、吐出異常ノズル検出用のチャート画像を、インラインセンサ40が読み取った読取結果に基づき、画像形成装置1に複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる。
この複数の処理は、本実施形態では、液体吐出部32から吐出されたインクにより用紙Pに形成される画像の補正部117による補正、クリーニング部36による液体吐出部32の第2のクリーニング、及び報知部118による所定情報の報知を含む。
図4において、吐出制御部111は液体吐出部32による吐出動作を制御する。
検出部112は、液体吐出部32によるインクの累積吐出量を検出する。例えば、液体吐出部32により画像形成に寄与しない空吐出を行ったインク量と、発生するミストの発生量と、の間には、正の相関があり、空吐出を行ったインク量の増加に応じてミストの発生量も増加する。
画像形成装置1は、吐出制御部111の制御信号を監視することにより液体吐出部32による空吐出の回数をカウントし、累積吐出回数としてHDD/SSD104等に記憶する。検出部112は、HDD/SSD104等に記憶された累積吐出回数情報を取得し、該累積吐出回数に1回の吐出当たりに吐出されるインク量を乗算することにより、累積吐出量を検出する。
ミスト量は、インクの色、温湿度、用紙、液体吐出部32を駆動させるための駆動波形の波形形状、又は液体吐出部32による吐出周波数等に応じて異なる。そのため、画像形成装置1は、これらの情報に対応する係数を配列パラメータに格納し、該配列パラメータをHDD/SSD104等に記憶する。検出部112は、この配列パラメータに格納された係数をさらに用いることにより、累積吐出量をより正確に検出することができる。なお、検出部112は、累積吐出量に代えて、或いは加えて、ミストの発生量を検出することもできる。
判定部113は、検出部112により検出された累積吐出量が所定の閾値以上であるか否かを判定し、判定結果をクリーニング制御部114に出力する。なお、判定部113は、検出部112により検出されたミストの発生量に基づき、累積吐出量が所定の閾値以上であるか否かを判定し、判定結果をクリーニング制御部114に出力することもできる。
クリーニング制御部114は、液体吐出部32の第1のクリーニング又は第2のクリーニングをクリーニング部36に実行させる。具体的には、クリーニング制御部114は、累積吐出量が閾値以上であると判定部113により判定された場合に、クリーニング部36に第1のクリーニングを実行させる。また後述する所定の条件下において、クリーニング制御部114は、クリーニング部36に第2のクリーニングを実行させる。
チャート画像データ生成部115は、第1のクリーニングが行われた後に吐出異常ノズル検出用のチャート画像を用紙Pに形成するためのチャート画像データを生成する。
決定部116は、チャート画像データに基づいて用紙Pに形成された吐出異常ノズル検出用のチャート画像をインラインセンサ40が読み取った読取結果を入力する。決定部116は、この読取結果に基づいて、補正部117による補正、クリーニング部36による第2のクリーニング、及び報知部118による報知のうちの何れか1つを決定して実行させる。
具体的には、決定部116は、チャート画像の読取結果に基づいて、液体吐出部32における吐出異常ノズルを特定し、吐出異常ノズルに伴う画像異常を補正部117により補正可能であるか否かを判定する。決定部116は、補正可能と判定した場合には、以降に画像形成装置1が用紙Pに形成する画像に対して補正部117に補正を実行させる。一方、補正できないと判定した場合には、決定部116は、クリーニング制御部114により、クリーニング部36に第2のクリーニングを実行させる。
また決定部116は、用紙Pに形成される画像を補正部117により補正できないと判定した場合には第2のクリーニングを繰り返し実行させ、第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えた場合には、報知部118に所定情報を報知させる。
補正部117は、液体吐出部32から吐出されたインクにより用紙Pに形成される画像の補正を行う。具体的には補正部117は、用紙Pにおいて、吐出異常ノズルに対応する異常位置に幅方向3に沿って隣接する隣接ドットを形成するインクの量を、隣接ドット以外のドットを形成するインクの量よりも多くすることにより、画像の補正を行う。
報知部118は、用紙Pに形成される画像を補正部117により補正できず、且つ第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えた場合に、操作部90における表示部に、第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えたことを示すアラームを表示させることにより、画像形成装置1の操作者等に報知する。このアラームは所定情報の一例である。
<画像形成装置1による動作例>
図5は、画像形成装置1による液体吐出部32のクリーニング動作及びクリーニングに関連する動作の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1は、起動された状態で、予め定められた時期、或いは操作部90を介して操作者が行った動作開始の操作入力等に応じて、図5の動作を開始する。予め定められた時期は、例えば画像形成を開始する直前等である。
まず、ステップS51において、画像形成装置1は、検出部112により、液体吐出部32によるインクの累積吐出量を検出する。
続いて、ステップS52において、画像形成装置1は、判定部113により、累積吐出量が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS52において、累積吐出量は閾値以上でないと判定された場合には(ステップS52、No)、画像形成装置1は、ステップS51の動作を再度行う。一方、ステップS52において、累積吐出量は閾値以上であると判定された場合には(ステップS52、Yes)、ステップS53において、画像形成装置1は、クリーニング制御部114により、クリーニング部36に第1のクリーニングを実行させる。
第1のクリーニングが終了した後、ステップS54において、画像形成装置1は、チャート画像データ生成部115により、吐出異常ノズル検出用のチャート画像データを生成し、吐出制御部111により用紙Pにこのチャート画像を形成させる。なお、チャート画像データ生成部115によるチャート画像データの生成は、ステップS54のタイミングより前のステップで行われてもよい。また、チャート画像データ生成部115は、図5の動作を開始する前にチャート画像データを生成し、HDD/SSD104等に記憶させることもできる。この場合には、画像形成装置1は、HDD/SSD104等に記憶されたチャート画像データを読み出すことにより、チャート画像データを取得できる。
続いて、ステップS55において、画像形成装置1は、用紙Pに形成されたチャート画像をインラインセンサ40により読み取り、読取結果に基づいて、決定部116により、吐出異常があるか否かを判定する。
ステップS55において、吐出異常はないと判定された場合には(ステップS55、No)、画像形成装置1は動作を終了する。一方、吐出異常があると判定された場合には(ステップS55、Yes)、ステップS56において、画像形成装置1は、決定部116により、吐出異常ノズルを特定し、吐出異常ノズルに伴う画像異常を補正部117により補正可能であるか否かを判定する。
ステップS56において、補正可能であると判定された場合には(ステップS56、Yes)、ステップS57において、画像形成装置1は、決定部116により吐出異常ノズルを登録する。これにより、画像形成装置1は、登録された吐出異常ノズルの情報に基づき、以降の画像形成において、吐出異常ノズルに伴う画像異常を補正部117により補正できる。その後、画像形成装置1は動作を終了する。
一方、ステップS56において、画像を補正できないと判定された場合には(ステップS56、No)、ステップS58において、画像形成装置1は、決定部116により、クリーニング部36による第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えたか否かを判定する。
ステップS58において、所定回数を超えていないと判定された場合には(ステップS58、No)、ステップS59において、画像形成装置1は、クリーニング制御部114により、クリーニング部36に第2のクリーニングを実行させる。第2のクリーニングが終了した後、画像形成装置1は、第2のクリーニングの実行回数をインクリメントし、その後、ステップS54以降の動作を再度行う。
一方、ステップS58において、第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えたと判定された場合には(ステップS58、Yes)、ステップS60において、画像形成装置1は、報知部118により、操作部90に第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えたことを示すアラームを表示させる。これにより、画像形成装置1は、画像形成装置1の操作者等にアラームを視認させ、画像形成装置1による画像形成を継続させるか否かを選択させることができる。また画像形成装置1は、操作者等に液体吐出部32のさらなるクリーニングや、液体吐出ヘッド33の交換等を促すことができる。画像形成装置1は、アラームを表示させた後に動作を終了する。
このようにして、画像形成装置1は、液体吐出部32のクリーニング動作及びクリーニングに関連する動作を行うことができる。
<クリーニング部36による動作例>
クリーニング部36によるクリーニング動作について説明する。クリーニング部36は、吸引、ウェブワイピング、ゴムワイピング及びフラッシングの各動作を行うことにより、液体吐出部32の液体吐出ヘッドに対して、第1のクリーニング及び第2のクリーニングを行う。本実施形態では、第1のクリーニングと第2のクリーニングは、実行タイミングのみが異なり、動作は同じである。但し、これに限定されるものではなく、実行タイミング及び動作とも異なっていてもよい。以下、各動作の詳細を説明する。
図6は、クリーニング部36による吸引動作の一例を説明する図である。吸引は、液体吐出部32による吐出異常の要因を排除するために行われる動作である。図6において、液体吐出ヘッド33は、内部にインク流路331を備えている。液体吐出ヘッド33に供給されるインクは、インク流路331を通って、ノズル面332に設けられている複数のノズルNの各々から吐出される。ノズル面332は、用紙Pに向き合うようにして液体吐出ヘッド33に設けられている面である。複数のノズルNは、幅方向3に沿って配列してノズル面332に形成されている。
吸引においては、クリーニング部36は、キャップ361をノズル面332に接触させることにより、ノズルNを封止する。その後、クリーニング部36は、液体吐出ヘッド33内のインクを吸引可能にキャップ361に接続された吸引ポンプ362を駆動させる。吸引ポンプ362の駆動によりキャップ361内に発生した負圧の作用により、液体吐出ヘッド33内からインクが吸い出される。これにより、液体吐出ヘッド33の内部又はノズルNの近傍に存在する気泡や、増粘したインク、異物等の吐出異常を発生させる要因が排除される。
図7は、クリーニング部36によるウェブワイピング動作の一例を示す図である。ウェブワイピングは、吸引により液体吐出ヘッド33から吸い出されたインクのうち、ノズル面332に付着して残留したインクをウェブで払拭することにより除去する動作である。ウェブとは、繊維を含んで構成された薄い膜状のシートをいう。
図7に示すように、ウェブワイピングの際には、液体吐出ヘッド33からキャップ361が取り外された状態で、ノズル面332に接触するようにウェブ363が配置される。
ウェブ363は、ウェブ363の一部が露出した状態において、ウェブ収容部364の内部に収容されている。ウェブ363は、ウェブ収容部364の内部に設けられているローラに架け回されており、ローラの回転に伴って、ウェブ363の露出した部分が変化するように設けられている。
ウェブ363の露出する部分には、ウェブ363がノズル面332に接触するように配置される前に洗浄液が塗布される。クリーニング部36は、ウェブ363に洗浄液が塗布されることにより、ノズル面332に固着したインクを除去しやすくなる。
クリーニング部36は、ノズル面332に付着又は固着した残留インク372をウェブ363に染み込ませつつ、幅方向3に略平行である払拭方向373に沿ってウェブ収容部364を移動させることにより、ノズル面332の残留インク372を払拭して除去する。
図8は、クリーニング部36によるゴムワイピング動作の一例を示す図である。ゴムワイピングは、ウェブワイピングにより除去しきれなかった残留インク372を除去するために行われる動作である。
図8に示すように、クリーニング部36は、払拭方向373に沿ってゴムブレード365を移動させることにより、ウェブワイピングにより除去しきれなかった残留インク372を払拭して除去する。
吸引、ウェブワイピング及びゴムワイピング等を行った後には、ノズルNにおけるインクと大気との界面であるメニスカスの状態が不安定になる場合があり、そのまま直ちに画像形成を行うことができない。そのため、クリーニング部36は、フラッシングによりメニスカスの安定化を行う。
フラッシングとは、画像形成に寄与しない吐出を意味する。なお、フラッシングという用語は、空吐出、予備吐出、パージ又はダミージェット等の用語に置き換えることもできる。
図9は、クリーニング部36によるフラッシング動作の一例を示す図である。図9に示すように、クリーニング部36は、ノズル面332に近接して配置されたキャップ361に向けて、液体吐出ヘッド33により所定の滴数のインクを吐出させることによってフラッシングを行う。
以上説明したクリーニング動作において、各動作を行う回数は1回に限定されるものではなく、クリーニング部36は、液体吐出ヘッド又はインクの種類等に応じて、各動作を行う回数を適宜変更できる。また、より強力なクリーニング作用を得るために、クリーニング部36は、吸引動作においてインクを吸引する時間を長くしたり、吸引する圧力を大きくしたりすることができる。また、クリーニング部36は、フラッシング動作において、吐出するインクの滴数を増やしたり、インクを吐出させるための駆動波形における電圧の高低差を大きくしたりすることができる。
<補正部117による動作例>
図10乃至図12を参照して、補正部117による動作について説明する。図10は、液体吐出部32による吐出異常の一例である不吐出を説明する図である。図11は、吐出異常による画像異常の一例を説明する図である。図12は、補正部117による画像異常の補正動作の一例を説明する図である。
図10において、ノズル面332Aは、液体吐出ヘッド33Aのノズル面332Aの平面視を示し、ノズル面332Bは、液体吐出ヘッド33Bのノズル面332Bの平面視を示している。ノズル面332A及び332Bには、ノズルN1乃至N7を含むノズルNが設けられている。
図10において、用紙Pは、液体吐出ヘッド33A及び33Bの各々から吐出されたインクにより異常吐出検出用のチャート画像Cが形成された用紙の平面視を示している。チャート画像Cは、搬送方向2に沿って延伸する線パターンC1乃至C7を含んでいる。
画像形成装置1では、ノズル面332A及び332Bと用紙Pは向き合って配置されるが、図10では、ノズルNのうちの吐出異常ノズルと、用紙Pに形成されるチャート画像Cとの対応関係を説明する便宜のため、ノズル面332A及び332Bと用紙Pの両方の平面視を示している。図10における幅方向3及び搬送方向2は、用紙Pを平面視する方向に対応している。
線パターンC1はノズルN1、線パターンC3はノズルN3、線パターンC4はノズルN4、線パターンC5はノズルN5、線パターンC6はノズルN6、線パターンC7はノズルN7から、各々吐出されたインクにより形成される。吐出異常ノズルN2は、吐出異常である不吐出が発生したノズルである。用紙Pでは、吐出異常ノズルN2に対応する位置に形成されるべき線パターンC2が形成されず、画像抜けが生じる。
決定部116は、インラインセンサ40がこのチャート画像Cを読み取った読取結果である読取画像に対して画像処理等を施すことにより、不吐出が発生している吐出異常ノズルN2を特定する。画像形成装置1は、チャート画像Cを色ごとに形成し、液体吐出ヘッド33における吐出異常ノズルを色ごとに特定できる。
図11及び図12において、液滴Eは、液体吐出部32に含まれる複数のノズルNから吐出された液体により形成される液滴を表している。ノズル抜けFは、図10における吐出異常ノズルN2に対応して液滴が抜けている箇所を表している。ドットDは、液滴Eが用紙Pに着弾することにより、用紙P上に形成されるドットを表している。液滴Eは、ノズルNから吐出される液体の吐出方向に対して直交する方向から視たものを示し、ドットDは用紙Pを平面視したものを示している。図11及び12における幅方向3及び搬送方向2は、用紙Pを平面視する方向に対応している。
図11に示すように、用紙Pにおいて、吐出異常ノズルN2に対応する異常位置Gではドットが形成されていない。これにより、用紙Pに形成される画像には、画像が抜けている部分が搬送方向2に延伸する画像異常であるスジが発生する。
図12に示すように、補正部117は、用紙Pにおいて、吐出異常ノズルN2に対応する異常位置Gに隣接する隣接ドットD1及びD3を形成する隣接液滴E1及びE3の各々のインク量を、隣接ドットD1及びD3以外のドットD0を形成する液滴Eのインク量とは異ならせる。
より詳しくは、補正部117は、用紙Pにおいて、隣接ドットD1及びD3を形成する隣接液滴E1及びE3のインク量を、隣接ドットD1及びD3以外のドットD0を形成する液滴Eのインク量よりも多くする。これにより、用紙Pにおいて異常位置Gを埋めるように隣接ドットD1及びD3を形成できるため、用紙Pに形成される画像のスジが目立たなくなる。
ここで、補正部117による補正ができない場合には、幅方向3におけるスジの幅が広く、両隣のドットを形成するインク量を多くしても異常位置を埋めきれない場合や、異常位置が用紙Pの端部であり、両隣にドットを形成できない場合等が挙げられる。これらは用紙Pに形成された画像におけるスジの状態から判断できるため、決定部116は、インラインセンサ40による読取画像におけるスジの状態から、補正部117により補正可能であるか否かを判定することができる。
<画像形成装置1の作用効果>
以上説明したように、画像形成装置1(液体吐出装置)は、液体吐出部32から吐出されたインク(液体)により用紙P(記録媒体)に形成された吐出異常ノズル検出用のチャート画像C(所定のパターン)を読み取るインラインセンサ40読取部を備える。また画像形成装置1は、クリーニング部36により液体吐出部32の第1のクリーニングが行われた後に、液体吐出部32から吐出されたインクにより用紙Pに形成されたチャート画像Cを、読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを実行させる制御部100と、を備える。この複数の処理は、液体吐出部32から吐出されたインクにより用紙Pに形成される画像の補正、クリーニング部36による液体吐出部32の第2のクリーニング、及びアラーム(所定情報)の報知を含む。
例えば、第1のクリーニングが行われた後に吐出異常が発生し、且つ用紙Pに形成される画像において、読取画像に基づいて特定される吐出異常ノズルに伴って生じる画像異常を補正できない場合には、制御部100は、クリーニング部36に第2のクリーニングを実行させる。これにより、液体吐出部のクリーニング後に発生する吐出異常が発生する場合に、第2のクリーニングにより、液体吐出部32の吐出状態を正常な状態に回復させることができる。
画像異常を補正可能である場合には、制御部100は、補正部117に補正させることにより、以降の画像形成において画像異常を目立たなくすることができる。
さらに、第2のクリーニングを行っても液体吐出部32の吐出状態を正常な状態に回復せず、第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えた場合には、制御部100は、報知部118に所定回数を超えたことを示すアラームを報知させる。これにより、画像形成装置1の操作者等に画像形成を中止するか否かの判断を促し、また液体吐出部32の交換や手動によるクリーニング等を促すことができる。
以上により、画像形成装置1は、液体吐出部32のクリーニング後に発生する吐出異常の影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、液体吐出部32は、インクを吐出する複数のノズルNを備え、制御部100は、補正部117により用紙Pにおいて、複数のノズルNのうちの吐出異常ノズルN2に対応する異常位置Gに隣接する隣接ドットD1及びD3を形成する隣接液滴E1及びE3の各々のインク量を、隣接ドットD1及びD3以外のドットDを形成する液滴Eのインク量とは異ならせる。
より具体的には、複数のノズルNは幅方向3(配列方向)に沿って配列しており、制御部100は、補正部117により、用紙Pにおいて、吐出異常ノズルN2に対応する異常位置Gに幅方向3に沿って隣接する隣接ドットD1及びD3を形成する隣接液滴E1及びE3のインク量を、隣接ドットD1及びD3以外のドットDを形成する液滴Eのインク量よりも多くする。これにより、用紙Pにおいて異常位置Gを埋めるように隣接ドットD1及びD3を形成できるため、画像のスジを目立たなくすることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、液体吐出部32によるインクの累積吐出量を検出する検出部112を備え、制御部100は、検出部112による検出結果に基づいて、クリーニング部36に第1のクリーニングを実行させる。これにより、インクの吐出に伴って発生するミストによる吐出異常を正常な状態に回復させることができる。
また、本実施形態では、用紙Pは搬送方向2に沿って搬送され、インラインセンサ40は、搬送方向2における液体吐出部32の下流側に設けられている。これにより、チャート画像Cが形成された後、直ちにインラインセンサ40により読取画像を取得することができるため、吐出異常の発生の有無をより正確に判定することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1aについて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成部には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
画像形成装置では、ミストによるノズル抜けや、吐出曲がり等の画像異常が発生する場合がある。このような現象は、印刷枚数が多ければ多いほど、発生しやすいため、画像形成装置が1日の印刷動作を終了するタイミングには、第1のクリーニングおよび第2のクリーニングよりもクリーニング性能が高い第3クリーニングとしての終業時クリーニングを液体吐出部に対して行うことが好ましい。
本実施形態では、画像形成装置1aが備える制御部100aは、ユーザによる第3のクリーニングの実行忘れ防止のため、画像形成装置1aの電源のオンまたはオフ、あるいは画像形成装置1aによる印刷開始前のいずれかのタイミングに、累積吐出回数情報を参照し、該累積吐出回数情報が所定の閾値以上である場合には、第1のクリーニングに代えて第3のクリーニングを行う。
図13は、画像形成装置1aが備える制御部100aの機能構成の一例を示すブロック図である。制御部100aは、指示受付部119と、カウント部120と、を備える。
指示受付部119は、画像形成装置1aが1日の印刷動作の終了時に行う終了時クリーニングの実行指示を、画像形成装置1aのユーザ(以下、単にユーザという)から受け付ける。例えば、指示受付部119は、操作部90を用いたユーザによる終了時クリーニングの実行指示を受け付ける。
カウント部120は、液体吐出ヘッド33によるインクの吐出回数をカウントし、累積吐出回数情報を保持する。
図14は、制御部100aによる処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS141において、制御部100aは、画像形成装置1aの電源のオンまたはオフ、あるいは画像形成装置1aによる印刷開始前のいずれかのタイミングであるか否かを判定する。
ステップS141において、いずれのタイミングでもないと判定された場合には(ステップS141、NO)、制御部100aはステップS141の処理を再度行う。一方、いずれかのタイミングであると判定された場合には(ステップS141、YES)、制御部100aは、ステップS142において、カウント部120による累積吐出回数を参照し、該累積吐出回数が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS142において、累積吐出回数が所定の閾値以上ではないと判定された場合には(ステップS142、NO)、制御部100aは処理を終了する。一方、累積吐出回数が所定の閾値以上であると判定された場合には(ステップS142、YES)、制御部100aは、ステップS143において、第3のクリーニングを実行し、その後、処理を終了する。
以上のように、制御部100aは第3のクリーニングを実行できる。
ここで、図15は、画像形成装置1aによる第1のクリーニングの動作を例示するフローチャートである。例えば画像形成装置1aは、指示受付部119がユーザによる第1のクリーニング開始指示を受け付けたタイミングに図15の動作を開始する。
まず、ステップS151において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、吸引動作を行う。
続いて、ステップS152において、画像形成装置1aは、ウェブへの洗浄液塗布動作を行う。
続いて、ステップS153において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、ウェブによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS154において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、ワイパーブレードによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS155において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33により、フラッシング動作を行う。
以上のように、画像形成装置1aは第1のクリーニングを行うことができる。なお、第1のクリーニングと第2のクリーニングの基本動作は同じであるため、図15の動作は、第2のクリーニングの動作であるということもできる。但し、第1のクリーニングおよび第2のクリーニングごとで、各ステップにおける吸引時間や、フラッシング量、フラッシング滴数、ワイピングの回数を異ならせることができる。
図16は、画像形成装置1aによる第3のクリーニングの動作を例示するフローチャートである。画像形成装置1aは、図14におけるステップS143のタイミングに図16の動作を開始する。
まず、ステップS161において、画像形成装置1aは、ウェブへの洗浄液塗布動作を行う。
続いて、ステップS162において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、ウェブによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS163において、画像形成装置1aは、制御部100aにより、ウェブによるノズル面の払拭動作を指定回数実行したか否かを判定する。
ステップS163において、指定回数実行していないと判定された場合には(ステップS163、NO)、画像形成装置1aは、ステップS162の動作を再度行う。一方、指定回数実行したと判定された場合には(ステップS163、YES)、画像形成装置1aは、ステップS164において、液体吐出ヘッド33に対し、ワイパーブレードによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS165において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、吸引動作を行う。
続いて、ステップS166において、画像形成装置1aは、ウェブへの洗浄液塗布動作を行う。
続いて、ステップS167において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、ウェブによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS168において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33に対し、ワイパーブレードによるノズル面の払拭動作を行う。
続いて、ステップS169において、画像形成装置1aは、液体吐出ヘッド33により、フラッシング動作を行う。
以上のように、画像形成装置1aは第3のクリーニングを行うことができる。
<画像形成装置1aの作用効果>
以上説明したように、画像形成装置1aは、第3のクリーニング(終業時クリーニング)を確実に実行できるため、吐出異常画像を抑制できる。
[その他の好適な実施形態]
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実施形態に係る液体吐出装置は、記録媒体の被乾燥面に向けて液体を吐出する液体吐出部を備え、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像を可視化する画像形成装置等に限定されるものではない。例えば、実施形態に係る液体吐出装置には、それ自体意味を持たないパターン等を形成するものも含まれる。
記録媒体は、材質を限定されるものではなく、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど、液体が一時的でも付着可能なものであればよく、例えば、フィルム製品、衣料用等の布製品、壁紙や床材等の建材、皮革製品等に使用されるものであってもよい。
「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液等の用途で用いることができる。
「画像形成装置」には、液体吐出部を移動させるシリアル型装置や、液体吐出部を移動させないライン型装置等が含まれる。
また、液体吐出部とは、吐出孔(ノズル)から液体を吐出・噴射する機能部品である。液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどの吐出エネルギー発生手段を使用することができるが、使用する吐出エネルギー発生手段が限定されるものではない。
また、実施形態は、液体吐出方法も含む。例えば液体吐出方法は、液体吐出装置が、液体吐出部により、記録媒体に液体を吐出し、クリーニング部により、前記液体吐出部をクリーニングし、読取部により、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取り、制御部により、前記クリーニング部によって前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させ、前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む。このような液体吐出方法により、上述した画像形成装置1と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態は、プログラムも含む。例えばプログラムは、液体吐出部により、記録媒体に液体を吐出し、クリーニング部により、前記液体吐出部をクリーニングし、読取部により、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取り、制御部により、前記クリーニング部によって前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる手順を液体吐出装置に実行させ、前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む。このようなプログラムにより、上述した画像形成装置1と同様の効果を得ることができる。
実施形態の説明で用いた序数、数量等の数字は、全て本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係をこれに限定するものではない。
実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 画像形成装置(液体吐出装置の一例)
2 搬送方向
3 幅方向(配列方向の一例)
10 給紙部
20 前処理部
30 画像形成部
31 用紙担持ドラム
32 液体吐出部
33、33A、33B、33C、33D 液体吐出ヘッド
36 クリーニング部
40 インラインセンサ(読取部の一例)
50 乾燥部
60 後処理部
70 排紙部
90 操作部
100 制御部
111 吐出制御部
112 検出部
113 判定部
114 クリーニング制御部
115 チャート画像データ生成部
116 決定部
117 補正部
118 報知部
119 指示受付部
120 カウント部
P 用紙(記録媒体の一例)
N ノズル
N2 吐出異常ノズル
C チャート画像(所定のパターンの一例)
D ドット
D1、D3 隣接ドット
E 液滴
E1、E3 隣接液滴
F ノズル抜け
G 異常位置
特開2009‐172966号公報

Claims (10)

  1. 記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    前記液体吐出部をクリーニングするクリーニング部と、
    前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取る読取部と、
    前記クリーニング部により前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成された前記パターンを前記読取部が読み取った読取結果に基づいて、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる制御部と、を備え、
    前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、前記記録媒体に形成される画像において、前記読取結果に基づいて特定される吐出異常ノズルに伴って生じる画像異常を補正できない場合には、前記クリーニング部に前記第2のクリーニングを実行させる請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、前記記録媒体に形成される画像において、前記読取結果に基づいて特定される吐出異常ノズルに伴って生じる画像異常を補正できない場合には、前記クリーニング部に前記第2のクリーニングを繰り返し実行させ、前記第2のクリーニングの実行回数が所定回数を超えた場合には、前記報知部に前記所定情報を報知させる請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記液体吐出部は、前記液体を吐出する複数のノズルを備え、
    前記制御部は、前記記録媒体において、前記複数のノズルのうちの、前記読取結果に基づいて特定される吐出異常ノズルに対応する異常位置に隣接する隣接ドットを形成する前記液体の量を、前記隣接ドット以外のドットを形成する前記液体の量とは異ならせる補正部を含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記複数のノズルは配列方向に沿って配列しており、
    前記補正部は、前記記録媒体において、前記配列方向に沿って前記異常位置に隣接する前記隣接ドットを形成する前記液体の量を、前記隣接ドット以外のドットを形成する前記液体の量よりも多くする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出部による前記液体の累積吐出量を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記クリーニング部に前記第1のクリーニングを実行させる請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、前記液体吐出装置の電源のオンまたはオフ、或いは前記記録媒体への印刷開始前のいずれかのタイミングに、累積吐出回数情報を参照し、該累積吐出回数情報が所定の閾値以上である場合には、前記第1のクリーニングに代えて第3のクリーニングを行う請求項1乃至6の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記記録媒体は、搬送方向に沿って搬送され、
    前記読取部は、前記搬送方向における前記液体吐出部の下流側に設けられている請求項1乃至7の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 液体吐出装置が、
    液体吐出部により、記録媒体に液体を吐出し、
    クリーニング部により、前記液体吐出部をクリーニングし、
    読取部により、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取り、
    制御部により、前記クリーニング部によって前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させ、
    前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含む液体吐出方法。
  10. 液体吐出部により、記録媒体に液体を吐出し、
    クリーニング部により、前記液体吐出部をクリーニングし、
    読取部により、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された所定のパターンを読み取り、
    制御部により、前記クリーニング部によって前記液体吐出部の第1のクリーニングが行われた後に、前記液体吐出部から吐出された前記液体によって前記記録媒体に形成された前記パターンを、前記読取部が読み取った読取結果に基づき、複数の処理のうちの何れか1つを選択的に実行させる手順を液体吐出装置に実行させ、
    前記複数の処理は、前記液体吐出部から吐出された前記液体により前記記録媒体に形成される画像の補正、前記クリーニング部による前記液体吐出部の第2のクリーニング、及び報知部による所定情報の報知を含むプログラム。
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