JP2023000090A - 画像評価方法および画像評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分光画像と基準画像とが一致したか否かの判断を迅速かつ正確に行うことができる画像評価方法および画像評価装置を提供すること。【解決手段】対象物を含む分光画像を取得する取得ステップと、取得した前記分光画像と、複数の基準画像との色情報またはスペクトル情報による色評価を実施する色評価ステップと、前記色評価に基づいて抽出された前記基準画像と前記分光画像との前記色情報または前記スペクトル情報による画像構造評価を実施する画像構造評価ステップと、前記画像構造評価の結果に基づいて前記分光画像と前記基準画像とが一致したか否かを判断する判断ステップと、を有することを特徴とする画像評価方法。【選択図】図5

Description

本発明は、画像評価方法および画像評価装置に関する。
例えば、印刷物において、真贋判定の基準となる基準画像と、比較対象である対象画像と、が一致しているか否かを判定する画像処理装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されている画像処理装置は、対象画像としての原稿画像に応じた画像信号と、基準画像である特定画像の有する色味分布情報との類似度を、1画素ごとに判定する。そして、この判定結果に基づいて、色味分布情報のそれぞれに対応した類似画素数を計数し、この計数された各色味分布情報ごとの類似画素数に応じて、原稿画像と特定画像との類似度を判定する。このような方法により上記判定を行うことができる。
特開平9-44669号公報
画像処理では、認識精度と処理時間との両立が求められるが、特許文献1に記載されている画像処理方法では、原稿画像と特定画像とを1画素毎に判定するために処理に時間がかかってしまう。
本発明の画像評価方法は、対象物を含む分光画像を取得する取得ステップと、
取得した前記分光画像と、複数の基準画像との色情報またはスペクトル情報による色評価を実施する色評価ステップと、
前記色評価に基づいて抽出された前記基準画像と前記分光画像との前記色情報または前記スペクトル情報による画像構造評価を実施する画像構造評価ステップと、
前記画像構造評価の結果に基づいて前記分光画像と前記基準画像とが一致したか否かを判断する判断ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の画像評価装置は、対象物を含む分光画像と、基準画像と、を比較し、評価する画像評価部を備え、
前記画像評価部は、前記分光画像と、複数の基準画像との色情報またはスペクトル情報による色評価を実施し、前記色評価に基づいて抽出された前記複数の基準画像のうちの抽出基準画像と前記分光画像との前記色情報または前記スペクトル情報による画像構造評価を実施し、
前記画像構造評価の結果に基づいて前記分光画像と前記基準画像とが一致したか否かを判断することを特徴とする。
図1は、本発明の画像評価装置の実施形態の機能ブロック図である。 図2は、図1に示す分光部の断面図である。 図3は、分光画像および基準画像を示す図である。 図4は、分光画像および基準画像の色割合を示す表である。 図5は、本発明の画像評価方法の一例を説明するためのフローチャートである。
<実施形態>
図1は、本発明の画像評価装置の実施形態の機能ブロック図である。図2は、図1に示す分光部の断面図である。図3は、分光画像および基準画像を示す図である。図4は、分光画像および基準画像の色割合を示す表である。図5は、本発明の画像評価方法の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の画像評価装置および画像評価方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.画像評価装置
図1に示す画像評価装置1は、本発明の画像評価方法を実行する装置であり、撮像対象Xの画像である分光画像Pxが、基準画像Psと一致しているか否かを検査する装置である(図3参照)。具体的には、撮像対象Xで反射した反射光を分光し、複数の波長の光に基づく分光画像、および、分光画像から求められるスペクトルを生成し、これらの情報に基づいて、上記検査を行う装置である。撮像対象Xとしては、特に限定されず、例えば、紙に印刷されたパターンや、模様のある布地やタイル等が挙げられる。
画像評価装置1は、分光計測部10と、制御部60と、表示部15と、入力部16と、記憶部17と、を備えている。以下、各部について順次説明する。
1.1.分光計測部
分光計測部10は、光源31と、撮像素子21と、分光部41と、を有している。
光源31は、撮像対象Xに光を照射する素子である。撮像対象Xに照射され、反射した光は、反射光として後述する分光部41を経て撮像素子21に入射する。なお、光源31は、画像評価装置1とは別に設けられていてもよい。
光源31としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子、有機EL(Electro Luminescence)素子、キセノンランプ、ハロゲンランプ等が挙げられる。また、光源31には、後述する分光部41において分光可能な波長域全体に光強度を有する光源が好ましく用いられ、具体的には、可視光領域の全体に光強度を有する白色光を出射可能な光源が好ましく用いられる。また、光源31は、白色光以外の波長域の光、例えば赤外光等の可視光以外の光を照射可能な素子であってもよい。
撮像素子21は、撮像対象Xで反射した反射光を撮像する素子である。撮像素子21としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が挙げられる。
分光部41は、入射光から特定波長領域の光を選択的に出射(透過)させる機能を有する光学素子である。分光部41から出射した光は、撮像素子21に入射する。図2に示す分光部41は、出射する光の波長領域、つまり特定波長領域を変更可能な波長可変干渉フィルターである。
波長可変干渉フィルターとしては、例えば、波長可変型のファブリーペローエタロンフィルター、音響光学チューナブルフィルター(AOTF)、リニアバリアブルフィルター(LVF)、液晶チューナブルフィルター(LCTF)等が挙げられる。このうち、波長可変干渉フィルターとしては、波長可変型のファブリーペローエタロンフィルターが好ましく用いられる。波長可変型のファブリーペローエタロンフィルターでは、後述する静電アクチュエーター45等により2つのフィルター(ミラー)間のギャップの大きさを調整することができる。これにより、特定波長領域を変更することができる。
また、ファブリーペローエタロンフィルターは、2つのフィルターによる多重干渉を利用して、特定波長領域の光を取り出す。各フィルターを薄くすることが可能であるため、ファブリーペローエタロンフィルターが適用された分光部41を、十分に薄くすることができる。具体的には、分光部41の厚さを、2.0mm以下に設定することが可能となる。そのため、分光部41、ひいては画像評価装置1の小型化を図ることができる。
図2には、波長可変干渉フィルターとして波長可変型のファブリーペローエタロンフィルターが適用された分光部41を示している。
図2に示す分光部41は、図2の上下に延在する光軸OAを有し、光軸OAに対して交差する方向に広がる板状の部材である。このような分光部41は、固定基板410と、可動基板420と、固定反射膜411と、可動反射膜421と、固定電極412と可動電極422と、接合膜414と、を備えている。固定基板410および可動基板420は、互いに積層された状態で、接合膜414を介して一体的に接合されている。
固定基板410は、光軸OA上の位置からの平面視において、中央部に位置する反射膜設置部415と、その周りを取り囲む溝413と、を有している。固定基板410のうち、反射膜設置部415に対応する部分の光軸OAに沿った長さ、つまり厚さは、溝413に対応する部分よりも厚くなっている。反射膜設置部415の可動基板420側の面には、固定反射膜411が設けられている。固定反射膜411は、ファブリーペローエタロンフィルターの光学要素の1つである固定光学ミラーとして機能する。
可動基板420は、光軸OA上の位置からの平面視において、中央部に位置する反射膜設置部425と、その周りを取り囲む溝423と、を有している。可動基板420のうち、反射膜設置部425に対応する部分の光軸OAに沿った長さ、つまり厚さは、溝423に対応する部分よりも厚くなっている。そして、反射膜設置部425の固定基板410側の面には、可動反射膜421が設けられている。可動反射膜421も、ファブリーペローエタロンフィルターの光学要素の1つである可動光学ミラーとして機能する。
固定基板410が有する溝413の可動基板420側の面には、固定電極412が設けられている。また、可動基板420が有する溝423の固定基板410側の面には、可動電極422が設けられている。固定電極412および可動電極422は、これらの間に電圧が印加されることにより、静電引力を生じさせ、固定反射膜411と可動反射膜421との間のギャップの大きさを調整する。これにより、固定電極412および可動電極422は、静電アクチュエーター45を構成する。また、可動電極422が溝423に対応する位置に設けられているため、静電引力が生じたときの可動反射膜421の変位量を大きくすることができる。
なお、固定基板410の厚さおよび可動基板420の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下程度であるのが好ましい。このような厚さであれば、分光部41全体の厚さを2.0mm以下に抑えることが可能である。これにより、分光計測部10の小型化を実現することができる。
ここで、固定反射膜411と可動反射膜421とは、ギャップを介して対向配置されている。また、固定電極412と可動電極422とも、ギャップを介して対向配置されている。前述したように、固定電極412および可動電極422は、固定反射膜411と可動反射膜421との間のギャップの大きさを調整する静電アクチュエーター45を構成する。具体的には、固定電極412と可動電極422との間に電圧を印加すると、静電引力が生じ、可動基板420に撓みが生じる。その結果、固定反射膜411と可動反射膜421との間のギャップの大きさ、すなわち距離を変化させることができる。そして、このギャップの大きさを適宜設定することにより、光軸OAに沿って分光部41を透過する光の波長領域を選択することができる。つまり、特定波長領域を変更することができる。また、固定反射膜411および可動反射膜421の構成を変えることにより、透過する光の半値幅、すなわちファブリーペローエタロンフィルターの分解能を制御することもできる。
固定基板410および可動基板420の各構成材料としては、例えば、ソーダガラス、結晶性ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラス等の各種ガラス、水晶等が挙げられる。
接合膜414は、固定基板410と可動基板420とを接合している。接合膜414としては、特に限定されないが、一例として、シロキサンを主材料とするプラズマ重合膜が挙げられる。
固定反射膜411および可動反射膜421としては、それぞれ、例えば、Ag、Ag合金等の金属膜の他、高屈折層と低屈折層とを備える誘電体多層膜等が挙げられる。
固定電極412および可動電極422の各構成材料としては、例えば、各種導電性材料が挙げられる。
図1に示す分光計測部10は、さらに、分光部側光学系81および撮像素子側光学系83を有している。
分光部側光学系81は、撮像対象Xと分光部41との間に配置されている。図1に示す分光部側光学系81は、入射光学系としての入射レンズ811と、投射レンズ812と、を備えている。このような分光部側光学系81は、撮像対象Xで反射した反射光を分光部41に導く。
撮像素子側光学系83は、分光部41と撮像素子21との間に配置されている。図1に示す撮像素子側光学系83は、入出射レンズ831を備えている。このような撮像素子側光学系83は、分光部41から出射した出射光を撮像素子21に導く。
このような分光部側光学系81および撮像素子側光学系83のうちの少なくとも1つを分光計測部10に設けることにより、撮像対象Xで反射した反射光の、撮像素子21による集光率を高めることができる。
なお、分光部側光学系81および撮像素子側光学系83の少なくとも一方は、撮像素子21による集光率に応じて省略されていてもよい。
また、分光部側光学系81は、図1に示す位置の他、分光部41と撮像素子側光学系83との間に配置されていてもよい。
以上、分光計測部10について説明したが、分光部41の位置は図1に示す位置に限定されない。具体的には、図1に示す分光計測部10では、撮像対象Xと撮像素子21との間に分光部41が配置されているが、分光部41は、撮像対象Xと光源31との間に配置されていてもよい。
1.2.表示部
表示部15は、撮像素子21で撮像された分光画像を可視化した画像、および、その他の任意の情報を表示する。表示部15としては、例えば、液晶表示素子、有機EL表示素子等が用いられる。
1.3.入力部
入力部16は、画像評価装置1のユーザーにより、制御部60の作動に必要なデータの入力を受け付ける。
入力部16としては、例えば、タッチパネル、スライドパッド、キーボード、マウス等が用いられる。なお、入力部16は、表示部15と組み合わされ、表示部15と一体になっていてもよい。
1.4.記憶部
記憶部17は、制御部60の各機能部の作動に必要なプログラムおよびデータ、分光計測部10で取得されたデータ、表示部15に表示させるのに必要なデータ、入力部16で入力されたデータ等の各種情報を記憶する。
記憶部17には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリーが用いられる。
1.5.制御部
図1に示す制御部60は、光源制御部601と、分光制御部602と、画像生成部603と、画像評価部604と、表示制御部605と、を有している。これらの各機能部の作動は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサー、メモリーおよび外部インターフェース等のハードウェアの組み合わせにより実現される。例えば、制御部60は、記憶部17に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各機能部を作動させ、その機能を実現する。
光源制御部601は、入力部16に入力された情報、記憶部17に記憶されている情報等に基づいて、光源31の点灯、消灯、出射光の波長、強度等を制御する。
分光制御部602は、記憶部17に記憶されている情報に基づき、分光部41から出射される光の特定波長領域に対応する駆動電圧を取得する。そして、取得した駆動電圧を分光部41の静電アクチュエーター45に印加させるための制御信号を出力する。これにより、分光制御部602は、分光部41の作動を制御して、分光部41から出射される光の特定波長領域を制御することができる。
画像生成部603は、分光計測部10の作動を制御し、分光部41を介して撮像素子21に入射する光を撮像させる。そして、撮像素子21から得られた撮像データに基づいて分光画像を生成する。また、生成した分光画像を、記憶部17に記憶させる。分光画像は撮像対象Xで反射した反射光から、複数の波長が選択され、各波長における分光画像を含んでいる。なお、画像生成部603は、分光画像を記憶部17に記憶させる際に、かかる分光画像が生成されたときの特定波長領域も、併せて記憶部17に記憶させる。
なお、画像生成部603は、分光画像とともに、分光画像を可視化してなる可視化画像を記憶部17に記憶させるようにしてもよいし、そのまま表示部15に表示させるようにしてもよい。
画像評価部604は、取得部604Aと、色判定部604Bと、画像構造評価部604Cと、判定部604Dと、を有する。
取得部604Aは、対象物である撮像対象Xを含む分光画像Pxを取得する。
色判定部604Bは、分光画像Pxと、各基準画像Psとの色評価を行う。色判定部604Bは、色情報またはスペクトル情報に基づいて色評価を行う。本実施形態では、色判定部604Bは、マハラノビス距離による評価を行う。マハラノビス距離とは、多変数間の相関に基づくものであり、多変量解析に用いられる距離のことを言う。色判定部604Bは、分光画像Pxと、基準画像Psとの平均スペクトルまたは色情報のマハラノビス距離を算出する。
画像構造評価部604Cは、色評価によって一致とみなされた基準画像Psと分光画像Pxとの画像構造評価を行う。画像構造評価は、色割合、スペクトル情報等を用いて基準画像Psと分光画像Pxとが一致しているか否かを評価することを言う。以下、色評価を用いて画像構造評価を行う場合について説明する。
図4に示すように、型番X_1、型番X_2、型番X_3、型番Y_1、型番Y_2および型番Y_3の6種類の分光画像Pxと、型番X、型番Yの2種類の基準画像Psとにおいて、各型番の代表色を設定し、それに応じて上記画像の各画素を分類する。図4に示す表では、型番Xの基準画像Psの代表色がグレーおよび白であり、型番Yの基準画像Psの代表色が金、白およびグレーである。そして、図4に示す表には、分光画像Pxの画素と、基準画像Psの画素とが、どれだけの数、一致しているかの数値が記入されている。
判定部604Dは、色評価による判定を行うとともに、画像構造評価による判定を行う。すなわち、判定部604Dは、分光画像Pxと、基準画像Psとのマハラノビス距離が閾値以下であるか否かを判断する。判定部604Dは、マハラノビス距離が閾値以下であった場合、分光画像Pxと基準画像Psとが一致していると判断し、マハラノビス距離が閾値超であった場合、分光画像Pxと基準画像Psとが一致していないと判断する。
また、判定部604Dは、画像構造評価において、分光画像Pxの画素と、基準画像Psの画素との一致数が、閾値以上であった場合、分光画像Pxと基準画像Psとが一致していると判断し、一致数が、閾値未満であった場合、分光画像Pxと基準画像Psとが一致していないと判断する。
なお、画像構造評価としては、例えば、圧縮符号化により生じたノイズをSNR(Signal to Noise Ratio)、PSNR(Peak Signal to Noise Ratio)、SSIM(Structual SIMilarity)等の手法で定量的に表し、画像同士の一致度を算出する方法を用いてもよい。
なお、色評価および画像構造評価における閾値はユーザーからの指示に基づいて決定することができる。
次に、図5に示すフローチャートに基づいて、本発明の画像評価方法の一例について説明する。
まず、ステップS101において、撮像対象Xを撮像し、分光画像Pxを取得する。なお、ステップS101において、取得した分光画像Pxのうちの任意の範囲のみを抽出してもよい。
次いで、ステップS102において、上述した色評価を行う。すなわち、ステップS101で取得した分光画像Pxと、予め記憶部17に記憶されている複数の基準画像Psの各々に対し、色評価を行う。本実施形態では、マハラノビス距離を算出する。
次いで、ステップS103において、マハラノビス距離が閾値、例えば、1.0以下の基準画像Psが複数あったか否かを判断する。ステップS103において、マハラノビス距離が1.0以下の基準画像Psが複数あったと判断した場合、ステップS104に移行する。一方、マハラノビス距離が1.0以下の基準画像Psが複数なかった、すなわち、1つまたは0であった場合、ステップS105に移行する。マハラノビス距離が1.0以下であると判断された基準画像Psが、抽出された基準画像Psである。
ステップS104では、上述したように、画像構造評価を行う。本実施形態では、色割合が、一番近い型番を判定結果とする。なお、本実施形態では、分光画像Pxと基準画像Psとの全画素のスペクトルを用いて上述した色割合を求め、判定を行う。
次いで、ステップS105において、判定結果を決定する。ステップS105では、ステップS104において、一番近い型番を判定結果とする。一方、ステップS103において、マハラノビス距離が1.0以下の基準画像Psが1つまたは0であった場合、ステップS105では、分光画像Pxと基準画像Psとが一致しなかったと判断する。
このように、本発明の画像評価方法は、対象物である撮像対象Xを含む分光画像Pxを取得する取得ステップと、取得した分光画像Pxと、複数の基準画像Psとの色情報またはスペクトル情報による色評価を実施する色評価ステップと、色評価に基づいて抽出された基準画像Psと分光画像Pxとの色情報またはスペクトル情報による画像構造評価を実施する画像構造評価ステップと、画像構造評価の結果に基づいて分光画像Pxと基準画像Psとが一致したか否かを判断する判断ステップと、を有する。このように、一旦、色評価を実施して、一致する基準画像Psの候補を抽出し、抽出した基準画像Psに対してさらに画像構造評価を実施したうえで分光画像Pxと基準画像Psとが一致したか否かを判断することにより、迅速かつ正確な判断を行うことができる。また、切り取り箇所によって模様が異なる対象物や色味が僅かに異なる対象物であっても、正確な判断が可能となる。
また、本発明の画像評価装置1は、対象物である撮像対象Xを含む分光画像Pxと、基準画像Psと、を比較し、評価する画像評価部604を備える。画像評価部604は、分光画像Pxと、複数の基準画像Psとの色情報またはスペクトル情報による色評価を実施し、色評価に基づいて抽出された基準画像Psと分光画像Pxとの色情報またはスペクトル情報による画像構造評価を実施し、画像構造評価の結果に基づいて分光画像Pxと基準画像Psとが一致したか否かを判断する。このように、一旦、色評価を実施して、一致する基準画像Psの候補を抽出し、抽出した基準画像Psに対してさらに画像構造評価を実施したうえで分光画像Pxと基準画像Psとが一致したか否かを判断することにより、迅速かつ正確な判断を行うことができる。また、切り取り箇所によって模様が異なる対象物や色味が僅かに異なる対象物であっても、正確な判断が可能となる。
また、色評価ステップでは、マハラノビス距離を用いて色評価を行う。これにより、より正確な色評価を簡単な処理で行うことができる。
また、画像構造評価では、色割合を用いて画像構造評価を行う。これにより、より正確な画像構造評価を簡単な処理で行うことができる。
また、色割合による比較は、基準画像Psと分光画像Pxの全画素において、代表色が含まれる画素の割合を比較する。これにより、さらに正確な画像構造評価を簡単な処理で行うことができる。
また、色評価での基準画像Psの抽出の際に用いる閾値は、ユーザーからの指示に基づいて決定する。これにより、対象物の種類に応じて、ユーザーが適切な閾値を設定することができる。よって、さらに正確な色評価を簡単な処理で行うことができる。
以上、本発明の画像評価方法および画像評価装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、画像評価方法および画像評価装置の各ステップ、各構造物は、同様の機能を発揮し得る任意のステップ、構造物と置換することができる。また、任意のステップ、構造物が付加されていてもよい。
1…画像評価装置、10…分光計測部、15…表示部、16…入力部、17…記憶部、21…撮像素子、31…光源、41…分光部、45…静電アクチュエーター、60…制御部、81…分光部側光学系、83…撮像素子側光学系、410…固定基板、411…固定反射膜、412…固定電極、413…溝、414…接合膜、415…反射膜設置部、420…可動基板、421…可動反射膜、422…可動電極、423…溝、425…反射膜設置部、601…光源制御部、602…分光制御部、603…画像生成部、604…画像評価部、604A…取得部、604B…色判定部、604C…画像構造評価部、604D…判断部、605…表示制御部、811…入射レンズ、812…投射レンズ、831…入出射レンズ、OA…光軸、Ps…基準画像、Px…分光画像、X…撮像対象

Claims (6)

  1. 対象物を含む分光画像を取得する取得ステップと、
    取得した前記分光画像と、複数の基準画像との色情報またはスペクトル情報による色評価を実施する色評価ステップと、
    前記色評価に基づいて抽出された前記基準画像と前記分光画像との前記色情報または前記スペクトル情報による画像構造評価を実施する画像構造評価ステップと、
    前記画像構造評価の結果に基づいて前記分光画像と前記基準画像とが一致したか否かを判断する判断ステップと、を有することを特徴とする画像評価方法。
  2. 前記色評価ステップでは、マハラノビス距離を用いて前記色評価を行う請求項1に記載の画像評価方法。
  3. 前記画像構造評価では、色割合を用いて前記画像構造評価を行う請求項1に記載の画像評価方法。
  4. 前記色割合による比較は、前記基準画像と前記分光画像の全画素において、代表色が含まれる画素の割合を比較する請求項3に記載の画像評価方法。
  5. 前記色評価での前記基準画像の抽出の際に用いる閾値は、ユーザーからの指示に基づいて決定する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像評価方法。
  6. 対象物を含む分光画像と、基準画像と、を比較し、評価する画像評価部を備え、
    前記画像評価部は、前記分光画像と、複数の基準画像との色情報またはスペクトル情報による色評価を実施し、前記色評価に基づいて抽出された前記基準画像と前記分光画像との前記色情報または前記スペクトル情報による画像構造評価を実施し、
    前記画像構造評価の結果に基づいて前記分光画像と前記基準画像とが一致したか否かを判断することを特徴とする画像評価装置。
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