JP2022550041A - 半透明の金属化意匠表面 - Google Patents

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Abstract

本発明は、透明な熱可塑性層と、ディフューザー層と、金属層とを含む多層体であって、装飾的な構造化された可視面にもかかわらず、優れた鮮明さ及び明るさをもってその背後の投写ユニットから情報を伝達することができる、多層体に関する。対応する要素は、例えば、car-to-X通信において使用され得る。

Description

本発明は、装飾多層体と、情報を伝達する光源との組合せに関する。本発明はまた、そのような要素の使用に関する。
車両に使用される熱可塑性材料を基礎とする車体コンポーネントは、例えばガラス又は金属等の他の材料から作られた車体コンポーネントに比べて大きな利点をもたらす。これらの利点としては、例えば、乗用車の場合に道路交通事故における乗員のより高い安全性及びより低い燃料消費量を可能にする衝撃強度の向上、高い耐破壊性、及び/又は減量が挙げられる。最後に、熱可塑性材料は、より成形し易いため車体取り付け部品について大幅に設計の自由度を拡大することを可能にする。熱可塑性材料は、自動車をより空力的に設計することができ、それらの設計が従来の内燃車両とより大きく区別可能であるため、部分電気駆動及び完全電気駆動の分野における直近の開発の結果としてますます重要になってきている。新しい空力設計の既知の例は、表面領域全体にわたって閉じた熱可塑性成形品からなるフロントグリルである。さらに、透明な熱可塑性ポリマー、透明着色された熱可塑性ポリマー、及び半透明の熱可塑性ポリマーは、ヘッドライト又はフロントグリル等の取り付け部品にライト機能を与えるのに適している。車両のパーソナライゼーション及び高度に自動化された自動運転に向けた開発に助長されて、車両とその周囲との通信(「car-to-X」)をより高いレベルまで高める表示灯及び装飾灯のより多くの新しい別形が求められている。
この点において、ディスプレイ機能、ライト機能、及びライト設計を空力的に閉じた装飾熱可塑性成形品へと一体化することが技術的な課題である。
従来技術では、一体化された電子ディスプレイを備えた車両の閉じたフロントグリルが既に記載されている。特許文献1に記載される解決手段は、電子ディスプレイが閉じたカバーシートの背後に配置されており、この場合に、装飾的なタスクと情報を伝えるタスクとの両方を遂行することができるという利点を有する。記載されるディスプレイは、一次光源とともに、ディスプレイパネルを照らすだけでなく、グリルの中央に位置するブランドロゴを際立たせる光も提供する導光板を有する。装飾灯の光色及び光強度は電子的に制御され得る。この種類の技術的解決手段は、ディスプレイによって確保された車体表面が現実の、つまりデジタル表示されたものではない装飾要素にもはや利用可能でないという大きな不利点を有する。これは、電子ディスプレイが、自然の環境光によって生み出される装飾の動的な見た目を十分にシミュレートすることができないからである。装飾の自然に変化する光、影、及び色の揺らめきと、電子的に作り出された画像との違いはいつでも顕著であり、特に電子的に作り出された画像が3次元又は金属反射表面をシミュレートすることを目的とする場合には煩わしく感じる場合がある。更なる不利点は、電子ディスプレイが常に電気エネルギーを消費することである。したがって、装飾的なタスクを遂行することのみを目的とするディスプレイの連続動作はエネルギーの観点から不利である。
そのようなコンポーネントをどのように調達するべきかについて、従来技術から手法を導き出すことはできない。特許文献2は、金属コーティングを製造する蒸着法及びスパッタリング法を記載している。特許文献3は、そのような方法を使用して製造された、金属コーティングが設けられた第1の接着促進層を有するディスプレイ要素を備えた金属化プラスチックコンポーネントを開示している。背面照明することが可能となるように、それ自体不透明な金属コーティングがレーザーで部分的に除去されている。しかしながら、そのような系は、照らされる装飾要素を超えることはない。2次元の背面投写の場合に、金属コーティングの残りの不透明な部分は、情報ディスプレイにおいて暗欠陥として現れることとなる。したがって、画像歪みがない可変情報のディスプレイは不可能である。
特許文献4は、十分に薄い蒸着又はスパッタリングされた金属層がLED光を部分的に透過するため、金属層の背後にある不透明な塗料層と組み合わせると、背面照明を起動した場合にシンボルを照らすことができ、背面照明が停止した場合に金属光沢の結果としてシンボルが見えなくなることを示している。ディスプレイ要素を製造する方法として、組み合わされた作業工程における不透明なフィルムの多成分射出成形法又はインモールドコーティングが挙げられている。しかしながら、このコンポーネントは、「オン/オフ」回路を備えたLEDシンボルディスプレイとしてしか使用することができず、可変画像コンテンツ及び可変色を伴って移り変わるディスプレイとしては使用することができない。
独国特許出願公開第102010008334号 独国特許出願公開第10337456号 独国特許出願公開第102005006459号 国際公開第2008/034610号
本発明の課題は、車両の装飾車体コンポーネントとして使用するのと同時に、(好ましくはカラーの)移り変わるディスプレイとして使用するのに適した、装飾構造を有するシート状の熱可塑性成形品を提供することである。特に、可能な限り多くの領域が、すなわち、トポグラフィー的にデザインされた装飾要素にわたって、際立った輪郭を持ったディスプレイスクリーンとして使用可能であるべきである。この場合に、乗用車の外装ディスプレイの安全面が考慮されるべきであり、その画像情報及び動画情報は、コントラストに富んだ誤りのない様式で広い視野にわたって認識可能であるべきである。
驚くべきことに、請求項1に記載の照明ユニットによって、構造を有する装飾表面にもかかわらず、光を介して正確な輪郭を持った情報を伝達することができ、上記課題が解決されることが判明した。
本発明の文脈において、照明ユニットは、以下の要素:
可視面、及び該可視面とは反対側を向いた面を有する透明な熱可塑性層であって、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された10%以上の透過率Tyを有し、かつ可視面と反対側を向いた面に3次元構造化表面を有する、透明な層と、
透明な層の直上の可視面とは反対側を向いた面上の金属層であって、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された4%以上の透過率Tyを有する、金属層と、
ここで、金属層と透明な層との組合せの透過率Tyは、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定されて、少なくとも3.0%である;
金属層から5mm以下の距離が置かれており、かつDIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された少なくとも50%を超える透過率Tyを有し、かつDIN 5036:1978(光強度に基づく)に準拠して決定された0゜<x<70゜の半値角を有する、ディフューザー層と、
情報を伝達し、かつディフューザー層から80cm未満、好ましくは50cm未満、特に好ましくは15cm未満、非常に特に好ましくは5cm未満の距離が置かれている、光源と、
をこの順序で含む。
本発明による照明ユニットの個々の要素を以下でより詳細に説明する。
照明ユニットは、可視面、及び可視面とは反対の面を有する透明な層を含む。本発明の文脈における透明とは、層が、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された、10%以上、好ましくは50%以上、より好ましくは65%以上、更により好ましくは65%以上、特に好ましくは75%までの光透過率Tyを有することを意味する。透過率は、それぞれの厚さでのそれぞれの層に関連している。例えば、層が2mmの厚さを有するならば、透過率の値は2mm厚の層で読み取られるべきである。本発明によれば、透明な層のヘイズは、ASTM D1003:2013に準拠して決定されて、好ましくは5%未満、より好ましくは3%未満、特に好ましくは2.0%未満である。透明な層は、好ましくは、照明ユニットの可視面、すなわち、人工光源とは反対側を向いた面において滑らかである。本発明の文脈において、「滑らか」とは、高光沢表面が存在することを意味する。そのような表面の最大粗さRaは、DIN EN ISO 1302:2002-06に準拠して決定されて、好ましくは0.1μm未満、特に好ましくは0.05μm未満、非常に特に好ましくは0.025μm未満である。透明な層の可視面とは反対の面は3次元構造化されている。
透明な層は、熱可塑性材料からなる。熱可塑性材料は、好ましくは以下のポリマー:コポリカーボネート、ポリエステルカーボネートを含む芳香族ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、例えば透明なポリスチレン-アクリロニトリル(PSAN)等のスチレンコポリマー、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)等のポリアルキレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)等の芳香族ポリエステル、PET-シクロヘキサンジメタノールコポリマー(PETG)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリアクリレート、コポリアクリレート、特にポリメチルメタクリレート(PMMA)等のポリメチルメタクリレート若しくはコポリメチルメタクリレート、ポリイミド(例えばPMMI)、ポリエーテルスルホン、熱可塑性ポリウレタン、環状オレフィンポリマー若しくは環状オレフィンコポリマー(COP又はCOC)の1つ、又は挙げられた成分の混合物(これらの混合物が透明である限りは)に基づき、好ましくは芳香族ポリカーボネート及び/又はポリメチルメタクリレートに基づき、特に好ましくは芳香族ポリカーボネートに基づく。
本発明の文脈において、ポリカーボネートという用語は、ホモポリカーボネート及びコポリカーボネートの両方を含む。ポリカーボネートは、既知のように線状又は分岐状であり得る。本発明の文脈において「ポリカーボネート」について言及される場合に、これは、明示的に挙げられていなくても常に芳香族ポリカーボネートを意味すると理解される。
ポリカーボネートは、既知のように、ジヒドロキシアリール化合物、炭酸誘導体、並びに任意に連鎖停止剤及び分岐剤から製造される。
ポリカーボネートの生成の詳細は、過去約40年の間に多くの特許明細書に記載されている。本明細書では、例えば、Schnell, "Chemistry and Physics of Polycarbonates", Polymer Reviews, Volume 9, Interscience Publishers, New York, London, Sydney 1964、及びD. Freitag, U. Grigo, P.R. Mueller, H. Nouvertne, BAYER AG, "Polycarbonates" in Encyclopedia of Polymer Science and Engineering, Volume 11, Second Edition, 1988, pages 648-718、及び最後に、Drs. U. Grigo, K. Kirchner and P.R. Mueller "Polycarbonate [Polycarbonates]" in Becker/Braun, Kunststoff-Handbuch [Plastics Handbook], Volume 3/1, Polycarbonate, Polyacetale, Polyester, Celluloseester [Polycarbonates, polyacetals, polyesters, cellulose esters], Carl Hanser Verlag Munich, Vienna 1992, pages 117-299が参照され得る。
ポリカーボネートの生成に適したジヒドロキシアリール化合物は、例えば、ヒドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、α,α’-ビス(ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン、イサチン又はフェノールフタレインの誘導体由来のフタルイミジン、並びに環アルキル化、環アリール化及び環ハロゲン化化合物である。
好ましいジヒドロキシアリール化合物は、4,4’-ジヒドロキシジフェニル、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルエタン、1,3-ビス[2-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン(ビスフェノールM)、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-p-ジイソプロピルベンゼン、2,2-ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)メタン、2,2-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)スルホン、2,4-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルブタン、1,1-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-p-ジイソプロピルベンゼン、2,2-ビス(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、1,3-ビス[2-(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン、及び1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン(ビスフェノールTMC)、並びに式(I)~式(III):
Figure 2022550041000002
(式中、それぞれの場合のR’は、C~C-アルキル基、アラルキル基、又はアリール基、好ましくは、メチル基又はフェニル基、最も好ましくはメチル基を表す)のビスフェノールである。
特に好ましいジヒドロキシアリール化合物は、4,4’-ジヒドロキシジフェニル、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルエタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、及び1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン(ビスフェノールTMC)、並びに式(I)、式(II)、及び/又は式(III)のジヒドロキシアリール化合物である。
これらの適切なジヒドロキシアリール化合物及び他の適切なジヒドロキシアリール化合物は、例えば、米国特許第2999835号、米国特許第3148172号、米国特許第2991273号、米国特許第3271367号、米国特許第4982014号、及び米国特許第2999846号、独国特許出願公開第1570703号、独国特許出願公開第2063050号、独国特許出願公開第2036052号、独国特許出願公開第2211956号、及び独国特許出願公開第3832396号、仏国特許出願公開第1561518号、モノグラフ「H. Schnell, Chemistry and Physics of Polycarbonates, Interscience Publishers, New York 1964, p. 28 ff. and p. 102 ff.」及び「D.G. Legrand, J.T. Bendler, Handbook of Polycarbonate Science and Technology, Marcel Dekker New York 2000, p. 72 ff.」に記載されている。
ホモポリカーボネートの場合、ジヒドロキシアリール化合物は1種のみ用いられる。コポリカーボネートの場合、2種以上のジヒドロキシアリール化合物が用いられる。
好適な炭酸誘導体の例は、ホスゲン又はジフェニルカーボネートである。
ポリカーボネートの製造に使用可能な適切な連鎖停止剤としては、モノフェノール及びモノカルボン酸の両方が挙げられる。適切なモノフェノールは、例えば、フェノール自体、クレゾール、p-tert-ブチルフェノール、クミルフェノール、p-n-オクチルフェノール、p-イソオクチルフェノール、p-n-ノニルフェノール、及びp-イソノニルフェノール等のアルキルフェノール、p-クロロフェノール、2,4-ジクロロフェノール、p-ブロモフェノール、及び2,4,6-トリブロモフェノール、2,4,6-トリヨードフェノール、p-ヨードフェノール等のハロフェノール、並びにそれらの混合物である。
さらに、好ましい連鎖停止剤は、線状又は分岐状の、好ましくは非置換のC~C30アルキル基又はtert-ブチルで一置換又は多置換されているフェノールである。特に好ましい連鎖停止剤は、フェノール、クミルフェノール、及び/又はp-tert-ブチルフェノールである。
さらに、適切なモノカルボン酸は、安息香酸、アルキル安息香酸、及びハロ安息香酸である。
使用される連鎖停止剤の量は、それぞれの場合に使用されるジヒドロキシアリール化合物のモル数に対して、好ましくは0.1mol%~5mol%である。連鎖停止剤の添加は、炭酸誘導体との反応の前に、その間に、又はその後に行われ得る。
好適な分岐剤は、ポリカーボネート化学で既知の三官能以上の化合物、特に3つ以上のフェノール性OH基を有する化合物である。
適切な分岐剤は、例えば、フロログルシノール、4,6-ジメチル-2,4,6-トリ(4-ヒドロキシフェニル)ヘプタ-2-エン、4,6-ジメチル-2,4,6-トリ(4-ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5-トリ(4-ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1-トリ(4-ヒドロキシフェニル)エタン、トリ(4-ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2-ビス[4,4-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキシル]プロパン、2,4-ビス(4-ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、2,6-ビス(2-ヒドロキシ-5’-メチルベンジル)-4-メチルフェノール、2-(4-ヒドロキシフェニル)-2-(2,4-ジヒドロキシフェニル)プロパン、ヘキサ-(4-(4-ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェニル)オルトテレフタレート、テトラ(4-ヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4-(4-ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノキシ)メタン、及び1,4-ビス((4’、4’’-ジヒドロキシトリフェニル)メチル)ベンゼン、並びに2,4-ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸クロリド、及び3,3-ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロインドールである。
使用される任意の分岐剤の量は、またしてもそれぞれの場合に使用されるジヒドロキシアリール化合物のモル数に対して、好ましくは0.05mol%~2.00mol%である。
分岐剤は、ジヒドロキシアリール化合物及び連鎖停止剤とともにアルカリ性水相中に初期電荷を形成し得るか、又は、ホスゲン化前に有機溶媒中に溶解して添加され得る。エステル交換法の場合、分岐剤はジヒドロキシアリール化合物とともに用いられる。本発明による組成物中に存在する芳香族ポリカーボネートは、好ましくは、界面法によって製造される。
線状ポリカーボネートを使用することが好ましい。
本発明の芳香族ポリカーボネートは、好ましくは、10000g/molから50000g/molの間、より好ましくは14000g/molから40000g/molの間、更により好ましくは15000g/molから35000g/molの間、特に好ましくは18000gmolから32000g/molの間、非常に特に好ましくは20000g/molから28000g/molの間の重量平均分子量Mを有する。その値は、溶離液としてジクロロメタンを使用し、PSS Polymer Standards Service GmbH(ドイツ)製の既知のモル質量分布の(ビスフェノールA及びホスゲンから構成された)線状ポリカーボネートによる較正、Currenta GmbH & Co. OHG(レバークーゼン)からの方法2301-0257502-09D(2009年、ドイツ語版)による較正を使用したゲル浸透クロマトグラフィーによる決定に当てはまる。較正用の溶離液は、同様にジクロロメタンである。架橋スチレン-ジビニルベンゼン樹脂のカラム組合せ。分析カラムの直径:7.5mm;長さ:300mm。カラム材料の粒子サイズ:3μm~20μm。溶液の濃度:0.2重量%。流速:1.0ml/分、溶液の温度:30℃。屈折率(RI)検出器を使用した検出。
300℃及び1.2kgでISO 1133:2012-03に準拠して測定された芳香族ポリカーボネートのMVR値は、好ましくは5cm/(10分)~35cm/(10分)、より好ましくは10cm/(10分)~20cm/(10分)である。
報告されるM値及びMVR値は、組成物中に存在する芳香族ポリカーボネートのその全体に基づくものである。
特に好ましいポリカーボネートは、ビスフェノールAに基づくホモポリカーボネート、1,3-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンに基づくホモポリカーボネート、並びにビスフェノールA及び1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンの2種のモノマーに基づくコポリカーボネートである。
「~に基づく」とは、熱可塑性材料の全組成の、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、更により好ましくは少なくとも80重量%が、対応するポリマーであることを意味する。挙げられる1つ以上のポリマーに加えて、熱可塑性材料は、好ましくは、更なる慣用の添加剤を含む。これらの例としては、難燃剤、帯電防止剤、UV吸収剤、安定剤、酸化防止剤、及び離型剤が挙げられる。適切な紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール、トリアジン、ベンゾフェノン、及び/又はアリール化シアノアクリレートである。好ましい安定剤としては、ホスファイト及びホスホナイト、並びにホスフィンが挙げられる。アルキルホスフェート、例えば、モノヘキシルホスフェート、ジヘキシルホスフェート、及びトリヘキシルホスフェート、トリイソオクチルホスフェート、並びにトリノニルホスフェートを使用することも可能である。使用可能な酸化防止剤としては、アルキル化モノフェノール、アルキル化チオアルキルフェノール、ヒドロキノン、及びアルキル化ハイドロキノン等のフェノール系酸化防止剤が挙げられる。適切な離型剤は、例えば、脂肪酸エステルに基づく離型剤、好ましくはステアリン酸エステルに基づく離型剤、特に好ましくはペンタエリスリトールに基づく離型剤である。ペンタエリスリトールテトラステアレート(PETS)及び/又はグリセロールモノステアレート(GMS)を使用することが好ましい。
上記組成物は、特に好ましくは、0.1重量%未満の散乱添加剤、例えばアクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ガラス、酸化アルミニウム及び/又は二酸化ケイ素に基づく散乱添加剤を含有し、非常に特に好ましくは、該組成物はこれらを含まない。さらに、上記組成物は、特に好ましくは、0.1重量%未満の白色顔料又は類似の顔料、例えば二酸化チタン、カオリン、硫酸バリウム、硫化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、石英粉、干渉顔料及び/又は真珠光沢顔料、すなわち、小板状の粒子、例えばコーティングされた及び/又はコーティングされていない雲母、黒鉛、タルク、SiO、チョーク及び/又は二酸化チタンを含有し、非常に特に好ましくはこれらを含まない。
さらに、上記組成物は、特に好ましくは、0.1重量%未満の金属粒子、金属酸化物粒子等のナノ粒状物系を含有し、非常に特に好ましくは、該組成物はこれらを含まない。上記組成物はまた、好ましくは、0.1重量%未満の、例えば独国特許出願公開第10057165号及び国際公開第2007/135032号に記載されるような不溶性顔料に基づく顔料を含有し、特に好ましくはこれらを含まない。
透明な材料に着色剤を加えて、色印象を変えることができる。熱可塑性材料は、好ましくは透明着色され、特に好ましくは中性灰色に透明着色される。これは、透明な層の背後に位置し、情報を伝達し、例えばディスプレイであり得る光源の色空間を保持するという利点を有する。そのような中性灰色に着色された組成物は、例えば、透明な熱可塑性層に好ましい材料を記載している欧州特許出願公開第2652029号に記載されている。対応するポリカーボネート組成物は、以下:
I.(1a)及び/又は(1b)及び(4)及び(2a)及び/又は(2b)、
II.(1a)及び/又は(1b)及び(5)及び(2a)及び/又は(2b)、
III.(1a)及び/又は(1b)及び(7)、
IV.(1a)及び/又は(1b)及び(4)及び(7)、
V.(1a)及び/又は(1b)及び(5)及び(7)、
VI.(4)及び(2a)及び/又は(2b)、
VII.(5)及び(2a)及び/又は(2b)、
VIII.(2a)及び/又は(2b)及び(4)及び(6)、
IX.(2a)及び/又は(2b)及び(5)及び(6)、
X.(3)及び(4)、
XI.(3)及び(5)、
XII.(3)及び(4)及び(6)、
XIII.(3)及び(5)及び(6)、
XIV.(3)及び(4)及び(7)、
XV.(3)及び(5)及び(7)、
XVI.(3)及び(4)及び(2a)及び/又は(2b)、
XVII.(3)及び(5)及び(2a)及び/又は(2b)、
XVIII.(6)及び(1a)及び/又は(1b)、
XIX.(6)及び(1a)及び/又は(1b)及び(7)、
XX.(1a)及び/又は(1b)及び(8)、
XXI.(7)及び(4)、
XXII.(7)及び(5)、
XXIII.(1a)及び/又は(1b)、
XXIV.(2a)及び/又は(2b)、
XXV.(7)、
XXVI.(2a)及び/又は(2b)及び(7)、
から選択される構造の着色剤又は着色剤の組合せを含有し、ここで、構造は以下:
Figure 2022550041000003
(式中、
Ra及びRbは、独立して、線状又は分岐状のアルキル基又はハロゲンであり、
nは、それぞれのRとは独立して、0から3の間の自然数であり、n=0の場合に基は水素である)
Figure 2022550041000004
(式中、
Rc及びRdは、独立して、線状又は分岐状のアルキル基又はハロゲンであり、
nは、それぞれのRとは独立して、0から3の間の自然数であり、n=0の場合に基は水素である)
Figure 2022550041000005
(式中、Rは、H及びp-メチルフェニルアミン基からなる群より選択される)
Figure 2022550041000006
(式中、
R3は、ハロゲンであり、
n=4である)
Figure 2022550041000007
(式中、
R1及びR2は、独立して、線状又は分岐状のアルキル基又はハロゲンであり、
nは、0から4の間の自然数である)
Figure 2022550041000008
(式中、
基R(5~20)は、それぞれの場合に互いに独立して、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、t-ヘキシル(thexyl)、フッ素、塩素、臭素、スルホン、又はCNであり、かつ、
Mは、アルミニウム、ニッケル、コバルト、鉄、亜鉛、銅、及びマンガンからなる群より選択される)の通りであり、
ここで、構造(1a)、構造(1b)、構造(2a)、構造(2b)、構造(3)の着色剤、及び構造(4)、構造(5)、構造(6)、構造(7)、構造(8a/b)の着色剤は、それぞれ個々の成分に基づき、熱可塑性ポリマー組成物中において、ポリマー組成物全体に対して0.000001重量%~1.000000重量%の量で使用される。
透明な層は、好ましくは、射出成形プロセスによって製造される。熱成形も原則として考えられる。
透明な層の厚さは、好ましくは2mmから8mmの間、特に好ましくは2.5mmから6mmの間、非常に特に好ましくは3mmから4mmの間の範囲である。
透明な熱可塑性層は、3次元構造化表面を有する。「3次元構造化表面」という用語は、観察者に光学的意匠の視覚的印象を生ずる、特に表面に導入された個々の構造要素の空間的配置及び分布を含むパターン、テクスチャ、及び粒子を包含する。この目的のために、構造要素は、好ましくは少なくとも1mm、より好ましくは3mmを超える、特に好ましくは5mmを超える寸法を有する横方向の範囲で存在する。さらに、これらの構造要素の表面法線は、好ましくは、隣接する構造要素の表面法線に対して0.5゜を超える、好ましくは2.5゜を超える、特に好ましくは10゜を超える角度偏差を有する。さらに、3次元構造要素の高さは、好ましくは、0.1mmから4mmまでの範囲、好ましくは0.2mmから1.5mmまでの範囲、特に好ましくは0.5mmから1mmまでの範囲である。ここでの「から」/「まで」には、挙げられた下限/上限が含まれる。ここでの3次元構造物の高さは、構造物の最高点と最低点との間の差を指し、これはコンポーネントの断面に関しては最小壁厚と最大壁厚と間の差に対応する。3次元構造化表面の表面は、好ましくは、複数の相互に区別可能な面を有する。より好ましくは、少なくとも2面、更により好ましくは10面より多く、特に好ましくは50面より多くが存在する。
構造物は、好ましくは、射出圧縮成形によって表面に導入されるか、又は射出成形工程において既に導入されている。
金属層は、透明な熱可塑性層の可視面とは反対にある面、つまり3次元構造化表面を有する面に適用されている。金属層は、その3次元形状に関して、典型的には、透明な熱可塑性層の3次元構造化表面に沿っている。金属層は、好ましくは、スパッタリング技術によって、又はオーバーモールド成形された金属箔、金属コーティングを備えた転写フィルム、若しくは金属スプレーコーティング系を介して適用される。
金属層は、好ましくは、以下の金属又は半金属:Y、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、B、Al、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Biの少なくとも1つを含む。当然ながら、金属層は、これらの元素の合金又は混合層を含むこともできる。金属層は、好ましくは、これらの金属/半金属/遷移金属の1つ及び/又はこれらの元素の合金及び/又は混合層のみからなる。当然ながら、金属層は、通常の不純物も含み得る。金属層は、単一の層、又は2つ以上の異なる金属層の層配列である。
最も単純な場合には、金属層は鏡面層と同様に全反射の構成を有する。金属層の適用に関連する真空法、特にスパッタリング法と同様に、他の考えられる方法はメッキ法及び湿式化学堆積法である。
上記方法は、例えば、"Vakuumbeschichtung Bd.1 bis 5"(Vacuum Coating Vol. 1 to 5), H. Frey, VDI-Verlag Duesseldorf 1995、又は"Oberflaechen- und Duennschicht-Technologie" (Surface and Thin-Film Technology) Part 1, R.A. Haefer, Springer Verlag 1987に詳細に記載されている。
より良好な金属接着を達成するために、そして基材表面を清浄化するために、コーティングされる表面をプラズマ前処理にかけることができる。プラズマ前処理は、状況によってはポリマーの表面特性を変える場合がある。これらの方法は、例えば、"Metallized plastics 5&6: Fundamental and applied aspects"、及びH. Gruenwald et al. "Surface and Coatings Technology, 111 (1999), 287-296"に記載されている。
金属層と透明な層との組合せの透過率Tyは、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定されて、少なくとも3.0%、より好ましくは少なくとも7.5%、更により好ましくは少なくとも10%、特に好ましくは少なくとも14%である。
保護層は、好ましくは、金属層にディフューザー層を向いた面で適用される。1つ以上の個々の層から構成され得る保護層は、金属層を外部の影響から保護する、つまり腐食又は更にその他の外部の影響から保護する保護層を意味する。このような保護層は、PECVD(プラズマ励起化学気相堆積)プロセス又はプラズマ重合プロセスにおいて適用され得る。この場合に、低沸点前駆体、特にシロキサンベースの前駆体は、気化してプラズマ化され、したがって活性化されるため、これらは被膜を形成することができる。ここでの典型的な物質は、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)、テトラメチルジシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、及びトリメトキシメチルシランであり、特にヘキサメチルジシロキサンが好ましい。最も好ましくは、上記層は、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)を含む層である。
保護層の総厚さは、100nm以下、より好ましくは100nm未満、特に好ましくは50nm未満、非常に特に好ましくは35nm未満である。
一実施の形態においては、保護層は、電導性層から、例えばインジウムスズ酸化物(ITO)含有層から形成され得る。特に好ましくは、この層は、50重量%を超えるITOを含む。更なる有用な電導性層は、硫化亜鉛、塩化銀、セレン化亜鉛、及びテルル化カドミウムの電導性層である。この特定の実施の形態においては、層厚は最大5μmであり得る。
好ましくは、透明な熱可塑性層の背面、つまり可視面と反対側を向いた面の少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%、非常に特に好ましくは背面全体が金属で覆われている。
金属層は、透明な熱可塑性層の可視面でも上記透明な熱可塑性層を通して識別可能な金属光沢を生ずる。これは日光の可視反射によって生じ、ここで、総反射は、ASTM E 1331:2015に準拠して決定されて、少なくとも10%である。金属層の表面は、反射性又は半光沢のいずれかであり得る。
一実施の形態においては、金属層はまた、周囲光又は入射白色光を色的に反射することによって色効果又は有色の光の揺らめきを与える。このような効果は、好ましくは、着色された透明な熱可塑性層によって達成される。これは、既に記載された透明な熱可塑性層又はそれに接合された層であり得る。
金属層の、又は2つ以上の個々の金属層の場合には、全ての金属層の全体の性質及び厚さは、金属層が、DIN ISO 13468-2:2006に準拠した4%以上、好ましくは8%以上、より好ましくは10%以上、特に好ましくは15%以上、非常に特に好ましくは25%以上の可視透過率Ty(D65、10゜)を有するように選択されるべきである。これにより、光源により発された情報がディフューザー層を通過するだけでなく、金属層を通過した後に透明な層を通過することも保証される。この透明性のため、金属層は、光源/画像源から発された色スペクトル全体を透過させることができる。
ディフューザー層は、金属層から5mm以下、好ましくは2mm未満の距離を置いて配置されている。これには、ディフューザー層が金属層と直接隣接する場合も含まれる。ディフューザー層の距離を大きくすることは原則として可能であるが好ましくはない。それというのも、ともすれば、明るさ、画像の鮮明さ、及び視野角が失われるからである。
ディフューザー層は、白色光を散乱する層であり、好ましくは、少なくとも450nmから670nmまで、より好ましくは400nmから780nmまでの波長範囲の光を散乱する層である。
原則的に、様々な種類のディフューザー層が使用され得る。これらは、表面ディフューザー、体積ディフューザー(volumetric diffusers)、又はホログラフィックディフューザーである。
ディフューザー層は、フィルム又はコーティングであり得る。
ディフューザー内の能動的に散乱する層の厚さは、好ましくは2mm未満、より好ましくは1mm未満、更により好ましくは650μm未満、特に好ましくは500μm以下、非常に特に好ましくは100μm未満である。
ディフューザー層は、DIN ISO 13468-2:2006に準拠して決定された、50%を超える、好ましくは75%を超える、より好ましくは80%を超える、特に好ましくは85%を超える透過率を少なくとも有する。
さらに、ディフューザー層は、DIN 5036:1978(光強度に基づく)に準拠して測定された10゜~50゜、好ましくは15゜~30゜、より好ましくは18゜~25゜の半値角を有する。
ディフューザー層は、等方的に又は異方的に散乱し得る。異方性的に散乱するディフューザー層は、半値角で測定されるより大きな広がりが水平視差にあり、より小さな広がりが垂直視差にあることを特徴とする。
原則として、本発明による構造物におけるディフューザー層としては、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された少なくとも50%を超える透過率Ty、及びDIN 5036:1978(光強度に基づく)に準拠して決定された10゜≦x≦50゜の半値角を有する限り、あらゆるディフューザー層が適している。
ディフューザー層の面積は、照明ユニットの最大画像面積に対応する。
3次元構造化表面を有する透明な熱可塑性層と、金属層と、多層体に対して直接的な接続又は機能指向型の接続を有するディフューザー層とを含む照明ユニットの多層体は、更なる層、特に保護層及び/又は接続層を備えていてもよい。特に芳香族ポリカーボネートに基づく透明な熱可塑性層は、好ましくは、照明ユニットの可視面に配置される保護層、特に耐引掻性コーティングを有する。この保護層の代わりに、又はそれより好ましくは、ディフューザー層は、光源を向いた面に保護層を有する。
更により好ましくは、更なる層は存在しない。
光源は、好ましくはLED光源である。本発明の文脈において、「LED光源」は、200nmから3000nmまでの範囲で発される強度の70%超がスペクトルの可視範囲にある放射特性を有する光を発する光源を意味すると理解されるべきである。本発明の文脈において、可視範囲は、360nmから780nmまでの波長範囲として定義される。強度の5%未満が360nm未満の範囲にある場合が特に好ましい。360nmから500nmまでの範囲を考慮すると、本発明の文脈におけるLED光は、360nm~460nm、より好ましくは400nm~460nm、特に好ましくは430nm~460nm、或いは特に好ましくは400nm~405nmの、その強度に関するピーク波長(つまり、最大強度の波長)を有する。ピーク波長を決定するために、放射線等価パラメーター(radiation-equivalent parameter)、例えば放射線束がスペクトル分解されて測定され、直交座標系においてプロットされる。y軸には放射線等価パラメーターがプロットされ、x軸には波長がプロットされる。この曲線の絶対最大値が「ピーク波長」である(DIN 5031-1(1982)による定義)。「~から~まで」という用語には、特定された閾値が含まれる。「LED光」は、好ましくは、60nm以下、より好ましくは45nm以下、更により好ましくは30nm以下の半値全幅を有する狭い発光幅を有し、ここで、単色光が特に好ましい。この場合に、半値全幅は、強度の半分の高さでの発光ピークの全幅である。
このような発光特性は、とりわけ、光源として半導体又はレーザーを使用することによって達成される。今日では、例えばLED(発光ダイオード)、有機LED(OLED)、及びエレクトロルミネッセンスフィルムにおいて、しばしば半導体技術が使用される。
情報を伝達する光源は、投写ユニットである。本発明によれば、「情報を伝達し得る」とは、例えば、光源によって動画が発され得ることを意味する。適切な投写ユニットは、例えば、LEDマイクロプロジェクター、好ましくは近縁プロジェクター(near-edge projector)(短距離プロジェクター)、特にコンポーネントの形状に適合された光学システムを備えたもの、又はフラットディスプレイスクリーン、例えばLCD型若しくは有機LED型若しくはマイクロLED型のものである。フラットディスプレイスクリーンは、好ましくは、そのパネルの前面にそれ自体のディフューザーを有しないが、その代わりに、照明ユニットの多層体のディフューザー要素を使用する。
光源は、照明ユニットの他の要素に必ずしも機械的に直接接合されているとは限らない。光源は、他の要素に単に機能的に接合してユニットを形成することもできる。しかしながら、機械的に接合された組合せも同様に関係し得る。
本発明による照明ユニットの視野は、好ましくは(それぞれ水平方向で)-90゜から+90゜まで、好ましくは-70゜から+70゜まで、特に-60゜から+60゜までの範囲である。視野を拡げることが望まれる場合には、これは、透明な熱可塑性層に可視面で凸状の湾曲を与えることによって達成され得る。
本発明による照明ユニットは、好ましくは、起動状態でcar-to-X通信において使用され、スイッチを切った状態(スイッチが切られた光源)でパッシブデザイン要素として使用される。背面の3次元表面構造及び適用された金属化により、乗用車の外装領域で使用されることが好ましいコンポーネントは、非常に上質な見た目を有する。考えられる用途は、例えばフロントパネル、サイドパネル、リアスポイラー、又はテールゲートである。起動状態では、すなわち背面投写により、最初に光及び意匠効果を作り出すことができ、これが3次元構造物と調和して、コンポーネントに更により上質で上品な見た目を与えることができる。これは、例えば出迎え機能として使用され得る。第二に、コンポーネントの表面全体をcar-to-X通信用のディスプレイとして使用することもできる。これは、自動運転車両にとって特に重要である。本発明による照明ユニットが車両の前面モジュールに位置する場合に、例えば、歩行者が横断歩道で横断するのを許可されていて、車両が待機していることを歩行者に示すことができる。本発明による照明ユニットが車両の後部領域に位置する場合に、後方を走行する道路利用者は、例えば、渋滞又は建設現場等の危険な状況に早い段階で気付くことができる。その他の考えられる用途は、例えば、電気車両の場合は充電状態、又は自動運転タクシーの場合は空席数等の状態表示である。しかしながら、本発明による照明ユニットはまた、建物のファサード、標識、又は建物内装における装飾要素及び/又は情報を伝える要素としても使用され得る。
例示的な実施の形態に基づき、図1を参照して、本発明を以下に説明する。
本発明による照明ユニットを示す図である。
図1は、多層体と、情報を通信する光源600とを有する本発明による照明ユニットを示している。多層体は、可視面、及び可視面とは反対の背面を有する透明な熱可塑性層300を含む。透明な熱可塑性層300の可視面に耐引掻性コーティング500が適用されている。
透明な熱可塑性層300の背面に3次元構造が配置されている。透明な熱可塑性層300の背面に3次元構造の凹凸に沿った金属層200が直接適用されている。ディフューザー層100は、金属層200から距離を置いて配置されており、その間に空間400がある。この背後に、投写要素である光源600がある。
表1に記載される例を、以下のように製造し、測定し、評価した:
試験のために、背面の3次元表面構造及び200mm×150mm×3mmの寸法を有する射出成形された試料プレートを、ポリカーボネート組成物から製造した。様々な透過率を得るために、Covestro Deutschland AGからのクリアの透明なポリカーボネート(Makrolon(商標)AG2677/550396)及び暗色の透明着色されたポリカーボネート(Makrolon AG2677/18F123MA03)の様々な混合比を設定した。暗色のポリカーボネートの割合は、5重量%から75重量%の間であった。引き続き、様々な透過率Ty(1%~25%)を有するアルミニウム層を、スパッタリングプロセスによって真空下で試料プレートに適用した。透過率を、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して、参照試料(小さなガラスプレート)において事前に決定した。これにより、様々な透過率についての適切なスパッタリングプロセスの時間が得られた。最後に、金属化層を有する場合及び有しない場合の射出成形された試料プレートの透過率を、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して測定し、視覚的に評価した(表中の%値)。金属化を有しない場合の試料は参照としてのみ利用される。ディフューザーフィルム(300μmの厚さ、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠した86%の透過率、及びDIN 5036:1978(光強度に基づく)に準拠した20゜の半値角を有するCovestro Deutschland AGからのMakrofol(商標)LM 309)を、金属化されたプレートの背面に直接適用し、これらを背面から、つまり熱可塑性透明層とは反対側を向いた面から2000ルーメンの光量を有するプロジェクターによって照らした。試料プレートの前面を直射日光に曝した。次に、試料プレートを通して投写された画像の光量及び色の鮮やかさを特に評価した。視覚的評価を良い(++)と、適切(+)と、悪い(-)とに分けた。良い及び適切と評定されたプレートは、本発明による実施形態に対応する。プロジェクターによって伝達された情報は、良好ないし十分に認識可能であった。
Figure 2022550041000009

Claims (15)

  1. 以下の要素:
    可視面、及び該可視面とは反対側を向いた面を有する透明な熱可塑性層(300)であって、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された10%以上の透過率Tyを有し、かつ前記可視面と反対側を向いた面に3次元構造化表面を有する、透明な層(300)と、
    前記透明な層(300)の直上の前記可視面とは反対側を向いた面上の金属層(200)であって、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された4%以上の透過率Tyを有する、金属層(200)と、
    ここで、前記金属層(200)と前記透明な層(300)との組合せの透過率Tyは、DIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定されて、少なくとも3.0%である;
    前記金属層から5mm以下の距離が置かれており、かつDIN ISO 13468-2:2006(D65、10゜)に準拠して決定された少なくとも50%を超える透過率Tyを有し、かつDIN 5036:1978(光強度に基づく)に準拠して決定された10゜≦<x≦50゜の半値角を有する、ディフューザー層(100)と、
    情報を伝達し、かつ前記ディフューザー層から80cm未満の距離が置かれている、光源(600)と、
    をこの順序で含む、照明ユニット。
  2. 前記金属層(200)は、前記透明な層(300)に蒸着又は適用されている、請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記ディフューザー層(100)は、前記金属層(200)の直上に配置されている、請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. 前記ディフューザー層(100)は、前記金属層(200)の背面に面している、請求項1~3のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  5. 前記光源(600)は、プロジェクターである、請求項1~4のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  6. 前記ディフューザー層(100)の透過率は、DIN ISO 13468-2:2006に準拠して決定されて80%超である、請求項1~5のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  7. 前記3次元構造化表面は、少なくとも1mmの横方向範囲を有する構造要素を有し、ここで、これらの構造要素の表面法線は、隣接する構造要素の表面法線に対して、0.5゜を超える角度偏差を有し、かつこれらの構造要素の高さは、0.1mmから4mmまでの範囲である、請求項1~6のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  8. 前記透明な熱可塑性層(300)の前記3次元構造化表面の表面は、10面より多くの相互に区別可能な面を有する、請求項7に記載の照明ユニット。
  9. 前記透明な熱可塑性層(300)の材料は、芳香族ポリカーボネートに基づいている、請求項1~8のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  10. 前記照明ユニットの前記可視面における前記透明な熱可塑性層(300)は、DIN EN ISO 1302:2002-06に準拠して決定された0.1μm未満の最大粗さを有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  11. 前記ディフューザー層(100)は、前記金属層(200)に直接適用されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  12. 前記透明な熱可塑性層(300)は、中性灰色の色を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  13. 請求項1~12のいずれか一項に記載の照明ユニットを備えた、乗用車の外装領域からのコンポーネント。
  14. 前記コンポーネントは、フロントパネル、サイドパネル、リアスポイラー、テールゲート、又はこれらの要素の部分領域である、請求項14に記載のコンポーネント。
  15. car-to-X通信用に設計されている、請求項13又は14に記載のコンポーネント。
JP2022518850A 2019-09-26 2020-09-21 半透明の金属化意匠表面 Pending JP2022550041A (ja)

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