JP2019204752A - 照明装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前面板と裏面板とが積層されてなる意匠板と光照射手段とを備える照明装置であって;
前面板の両面が平坦であり、
前記裏面板の一方の表面が複数の凹凸を有し、他方の表面が平坦であり、
前記意匠板の表面に前記凹凸が配置され、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに配置されてなり、
前記前面板を構成する樹脂の全光線透過率(X)が20〜95%/2mmであり、前記裏面板を構成する樹脂の全光線透過率(Y)が0.01〜40%/2mmであり、かつ
全光線透過率(X)と全光線透過率(Y)との差(X−Y)が10%以上であることを特徴とする照明装置を提供することによって解決される。
共通型と第1交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記裏面板と第2交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する照明装置の製造方法を提供することによっても解決される。
共通型と第1交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記前面板と第2交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する照明装置の製造方法を提供することによっても解決される。
方法(i)は、共通型と第1交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記裏面板と第2交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する方法である。
方法(ii)は、共通型と第1交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記前面板と第2交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する方法である。
・PC−1:帝人株式会社製の、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂「パンライト L1225Y(ブラック)」 鉛筆硬度:2B
・PC−2:帝人株式会社製の、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂「パンライト L1225Y(クリア)」 鉛筆硬度:2B
・PC−3:三菱化学株式会社製の、イソソルビドに由来する構造単位を含むポリカーボネート樹脂「DURABIO D7340(スモーク)」 鉛筆硬度:F
ABS−1:日本エイアンドエル株式会社のABS樹脂「クララスティック(ブラック)」
ABS−2:日本エイアンドエル株式会社のABS樹脂「クララスティック(クリア)」
(意匠板の作製)
一色目用の樹脂射出路と二色目用の成形樹脂射出路を有する共通型と、第1交換型と、第2交換型とを備える二色成形用射出成形機を用いた。共通型の表面には凹凸模様が付されている。表面に凹凸模様が付された共通型を用いることにより、裏面板の一方の表面に凹凸模様が転写される。
図4(a)に示すLED照明を準備した。このLED照明は、光拡散板の裏側に白色LED光源を配してなり、拡散光を照射することのできる照明である。本実施例では光拡散板から照射される光の一部を遮光するために、光拡散板の表面に遮光テープを2本貼り付けた(図4(b)の矢印)。そして、このLED照明と前記意匠板を用い、意匠板の凹凸とLED照明とを対向する向きに設置することにより照明装置を得た。
(全光線透過率の測定)
裏面板又は前面板となる樹脂を用い、射出成形機で射出成形して厚さ2mmの試験片を作製した。そして、JIS K7361−1(1997)に準じて全光線透過率を測定した。結果を表1に示す。
LED照明を点灯させずに意匠板を目視にて観察し下記の評価基準にて評価した。結果を表1に示す。
A:深みのある黒色であった。
B:黒色であったが、若干白っぽく見えた。
C:黒色ではなかった。
A:外面は平坦であり、凹凸に由来する波模様はほとんど確認されなかった。
B:凹凸に由来する波模様が少し確認された。
C:凹凸に由来する波模様が目立ち、意匠板自体も撓んでいた。
LED照明を点灯させて意匠板を目視にて観察し下記の評価基準にて評価した。結果を表1に示す。また、当該評価時に撮影した意匠板における外側の面(ユーザー側に配置される面)の写真を図5に示す。図5の(a)は当該外側の面を真上から撮影したときの写真であり、図5の(b)は当該外側の面を斜め上から撮影したときの写真である(以下の写真において同様)。
A:立体感のある凹凸模様が確認された。
B:凹凸模様が立体感を有するものの、その立体感は不十分であった。
C:立体感のある凹凸模様を確認することができなかった。
樹脂の種類を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして意匠板及び照明装置を得た。そして、実施例1と同様にして照明装置を評価した。結果を表1に示すとともに、外観評価において拡散光を照射したときの外観写真を図6に示す。
樹脂の種類を表1に示すように変更し、シリンダー設定温度、金型温度、射出スピード、射出圧力を表2に示すように変更し、前面板の厚さを1.5mmとした以外は実施例1と同様にして意匠板及び照明装置を得た。そして、実施例1と同様にして照明装置を評価した。結果を表1に示すとともに、外観評価において拡散光を照射したときの外観写真を図7に示す。
実施例1と同様にして裏面板に相当する一次成形体を成形した後、共通型から一次成形体を取り出した。そして、表面が平滑な共通型に取り替えた後、上記一次成形体を、その平滑な面が共通型に接する向きになるようにして、この共通型にセットした。その後、実施例1と同様にして意匠板及び照明装置を得た。このとき得られた意匠板の断面図を図8に示す。図8に示すように凹凸は意匠板の表面に配置されておらず前面板と裏面板との境界に配置されている。そして、裏面板とLED照明とが対向する向きになるように意匠板を設置した。照明装置の評価結果を表1に示すとともに、外観評価において拡散光を照射したときの外観写真を図9に示す。
樹脂の種類を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして意匠板及び照明装置を得た。そして、実施例1と同様にして照明装置を評価した。結果を表1に示すとともに、外観評価において拡散光を照射したときの外観写真を図10に示す。
樹脂の種類を表1に示すように変更し、二次成型体を裏面板上に成形しなかった以外は実施例1と同様にして意匠板を得た。得られた意匠板は一次成形体のみからなるものである。そして、実施例1と同様にして照明装置を作製し評価した。結果を表1に示すとともに、外観評価において拡散光を照射したときの外観写真を図11に示す。
2 前面板
3 裏面板
Claims (11)
- 前面板と裏面板とが積層されてなる意匠板と、光照射手段とを備える照明装置であって;
前面板の両面が平坦であり、
前記裏面板の一方の表面が複数の凹凸を有し、他方の表面が平坦であり、
前記意匠板の表面に前記凹凸が配置され、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに配置されてなり、
前記前面板を構成する樹脂の全光線透過率(X)が20〜95%/2mmであり、前記裏面板を構成する樹脂の全光線透過率(Y)が0.01〜40%/2mmであり、かつ
全光線透過率(X)と全光線透過率(Y)との差(X−Y)が10%以上であることを特徴とする照明装置。 - 前記前面板の厚みが1〜10mmであり、
前記裏面板における凹部の厚み(A)が0.1〜5mmであり、
前記裏面板における、前記凹部の厚み(A)と凸部の厚み(B)の比(A/B)が0.1〜0.95である請求項1に記載の照明装置。 - 前記凹凸のピッチが1〜20mmである請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記前面板及び前記裏面板の少なくとも一方が、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、及びアクリル樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種からなる請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
- 前記光照射手段が拡散光を照射する請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置。
- 前記光照射手段が光拡散板と光源とを有する請求項5に記載の照明装置。
- 前記光照射手段と前記意匠板との間に、該光照射手段から照射される光の一部を遮光する遮光手段を、さらに有する請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置。
- 前記光照射手段と前記意匠板との間に、該光照射手段から照射される光を着色するカラーフィルタを、さらに有する請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の照明装置からなる自動車用内装部品。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の照明装置の製造方法であって;
共通型と第1交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記裏面板と第2交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する照明装置の製造方法。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の照明装置の製造方法であって;
共通型と第1交換型の間に形成される前面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記前面板を形成する工程1と、
第1交換型を第2交換型に交換する工程2と、
前記前面板と第2交換型の間に形成される裏面板用キャビティに樹脂を射出して充填して前記裏面板を形成する工程3と、
前記共通型及び前記第2交換型を冷却して、該共通型及び第2交換型から前記意匠板を取り出す工程4と、
前記凹凸が前記光照射手段と対向する向きに前記意匠板を配置する工程5を有する照明装置の製造方法。
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JP2018100911A JP7084614B2 (ja) | 2018-05-25 | 2018-05-25 | 照明装置及びその製造方法 |
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JP2018100911A Active JP7084614B2 (ja) | 2018-05-25 | 2018-05-25 | 照明装置及びその製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2008132688A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Shinzen:Kk | 彩光機能に優れた硝子板及びこれを用いたインテリア照明 |
JP2009006668A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Nissha Printing Co Ltd | 2色成形同時絵付け品およびその製造方法並びに製造装置 |
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2018
- 2018-05-25 JP JP2018100911A patent/JP7084614B2/ja active Active
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JP2009006668A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Nissha Printing Co Ltd | 2色成形同時絵付け品およびその製造方法並びに製造装置 |
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