JP2022546367A - 張力印加方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、バンドの張力印加方法及び装置に関する。特に所定の張力レベルが実現されたらすぐに、当該装置の張力印加モーター及び張力印加手段は自動的に反対方向に作動される。【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば商品を固定するためにバンドに張力を印加する方法及び装置-ストラッピングバンド及びラッシングバンド-に関する。
本発明は特に、バッテリー駆動張力印加装置を用いた輸送中での貨物のラッシングに関する。しかし本発明は概してストラッピングとラッシングの両方に関し得る。
ストラッピングは、輸送可能な物を生成するのに用いられる。ラッシングは、ずれ及び/又は傾きを最小限にするために輸送用貨物を固定するのに用いられる。
ストラッピング用張力印加装置は、特許文献1~3で開示されてきた。第1に、ストラップは物体の周りで引っ張られる。第2にある種のシールが付される。特に特許文献1は、張力をあるレベルにまで印加し得る張力印加装置を提供している。
既知の張力印加装置に関しては以下のような多数の問題がある。
- 使用者は一般的に、バンド内での張力に詳しくない。そのため使用者はよく、限界を超え及び/又は実際に必要なレベルの張力を超えるまで張力印加装置を起動させ続ける。後者は有効ではないが、確実にバッテリー及び電気モーターの寿命に影響を及ぼす。
- シール機構(溶接シール、クリンプシール、インターロックシール、セルフロックバックル)に依存して、使用者はその後、バンドの自由端で張力を解放することを要求されることが起こり得る。これは追加の操作を要求することになる。
- 場合によっては電源が突然失われることがある(たとえば張力印加装置が所定の張力レベルで突然不稼働になるとき)。その後バンドの自由端部は張力印加手段(たとえば張力印加ホイール又はウインドラス)を張力発生方向とは反対の方向にある程度「引き戻す」だろう。これにより、張力印加モーターは発電機として機能し得る。電流及び/又は電圧は高レベルに到達し得る。課題としては、その装置は、そのような電流及び/又は電圧に対応しなければならない。
- 使用者は一般的に、バンド内での張力に詳しくない。そのため使用者はよく、限界を超え及び/又は実際に必要なレベルの張力を超えるまで張力印加装置を起動させ続ける。後者は有効ではないが、確実にバッテリー及び電気モーターの寿命に影響を及ぼす。
- シール機構(溶接シール、クリンプシール、インターロックシール、セルフロックバックル)に依存して、使用者はその後、バンドの自由端で張力を解放することを要求されることが起こり得る。これは追加の操作を要求することになる。
- 場合によっては電源が突然失われることがある(たとえば張力印加装置が所定の張力レベルで突然不稼働になるとき)。その後バンドの自由端部は張力印加手段(たとえば張力印加ホイール又はウインドラス)を張力発生方向とは反対の方向にある程度「引き戻す」だろう。これにより、張力印加モーターは発電機として機能し得る。電流及び/又は電圧は高レベルに到達し得る。課題としては、その装置は、そのような電流及び/又は電圧に対応しなければならない。
本発明は、上述の問題の1つ以上を解決することを目的とする。
そのような目的のため、本発明は、ストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する請求項1に記載の方法を提供する。特に所定の張力レベルに達するとすぐに、張力印加モーター及び張力印加手段(たとえばスロット型ウインドラス又はテンションホイール)は自動的に反対の回転方向に作動する。
前記張力印加手段の即時自動逆動作つまりバンドの自由端部の即時張力緩和が起こる。これは、時間節約と使用者の便宜の両方の点で非常に有利である。使用者は手動でテンショナーを反対方向に切り替えることを要しない。これは時間の節約になる。また前記使用者は、前記所定の張力レベルを超えて前記バンドをさらに張力印加することができなくなる。
好適には実際の張力レベルは張力印加中監視される。前記バンド内での張力が所定の張力レベルに到達するとき、テンショナーモーターは、(バックルに関して)前記張力印加手段を逆方向に動作させることで前記バンドの自由端部での張力を解放するように自動的、即時、及び能動的に反対方向に作動する。セルフロックバックル(たとえばラダーバックル、カムバックル、又はワイヤーバックル)が用いられるので、別個のシールが設けられる必要はない。前記バンドの自由端部での張力は即時解放され得る。前記バンドの本体部での張力は前記セルフロックバックルによって維持される。
さらなる利点は、エネルギーのより効率的な使用、モーター、バッテリー及び/又は駆動電子機器に害を与える電流/電圧のピークがないこと、並びに前記使用者にとって時間の節約に関する。特に、前記モーターは逆方向に作動されるので、生じる可能性のある電流/電圧のピークは、前記モーター、バッテリー及び/又は駆動電子機器への害は小さくなり得る。
本願発明者らは、特に、より剛性の高いラッシングバンドが採用され、かつ、より高い張力レベルが関与し得るラッシングシステムでは、特にスロット型ウインドラスが張力印加手段として用いられる場合に、前記ウインドラスの逆回転を介して前記自由端部分を解放することが、前記ウインドラスから前記(ラッシング)バンドを解放するのに極めて有効であることを見出した。しかも前記ウインドラスを解放する代替方法-たとえば前記バンドの前記自由端部分の切断-は、ラッシングの場合にはあまり実用的でない場合がある。上述したように、ラッシングバンドは一般的に、より強く、より高い剛性を有する。そのようなラッシングバンドの自由端部分を切断することは、ラッシング作業に不当に負担をかける可能性がある。しかし本発明は一般に、張力印加装置がそのような(複数の)切断機構を有するか否かでは限定されない。
本発明は、請求項10に記載の張力印加装置及び請求項15に記載の張力印加キットさらに供する。
本発明は貨物を固定する方法及び装置に関する。
特に定義しない限り、技術用語および科学用語を含む、本発明を開示する際に用いられる全ての用語は、本発明が属する技術分野における通常の技術者によって一般的に理解されている意味を有する。さらなる指針として、本発明の教示をよりよく理解するために、用語の定義が含まれる。
本明細書で使用される場合、以下の用語は、以下の意味を有する。
本明細書で使用される不定冠詞および定冠詞は、文脈から明らかにそうでないと判断されない限り、単数および複数の参照語の両方を指す。例として、「区画」は、1つ以上の区画を指す。
パラメータ、量、時間的持続時間などの測定可能な値を指す本明細書で使用される「約」は、開示される本発明で実行するのに適切である限りにおいて、規定値の±20%以下、好ましくは±10%以下、より好ましくは±5%以下、さらに好ましくは±1%以下、さらにより好ましくは±0.1%以下の変動を包含することが意図されている。ただし、修飾語「約」が指す値自体も具体的に開示されていることが理解される。
本明細書で使用される「備える(Comprise, comprising, comprises, comprised of)」は、「含む(include, includes)」又は「有する(contain, containing)」と同義であり、例えば構成要素に続くものの存在を規定する包括的な又は制限のない用語であり、当技術分野で知られているか、あるいは本願明細書に開示されている追加の、記載されていない構成要素、特徴、要素、部材、工程の存在を排除又は除去することはない。
さらに、本明細書および特許請求の範囲における第1、第2、第3などの用語は、指定されない限り、同様の要素を区別するために用いられ、必ずしも連続的または時系列的な順序を記述するためではない。そのように使用される用語は、適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載される本発明の実施形態は、本明細書に記載または図示される以外の順序で動作可能であることが理解される。
終点による数値範囲の記載は、記載された終点と同様に、その範囲内に包含される全ての数値及び分数を含む。
「%重量」、「重量%」、「%wt」または「wt%」という表現は、他で定義されない限り、本明細書全体において、製剤の全体重量に基づくそれぞれの成分の相対重量を意味する。
「1つ以上」又は「少なくとも1つ」という用語-たとえば一群の部材のうちの1つ以上又は少なくとも1つの部材-はそれ自体明確であるのに対し、さらなる例示により、この用語は、特に、前記部材のうちの任意の1つ又は前記部材のうちの任意の2つ以上、例えば、前記部材のうちの任意の≧3、≧4、≧5、≧6または≧7など、さらには前記部材のすべてへの参照を包含している。
特に定義しない限り、技術用語および科学用語を含む、本発明を開示する際に使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野における通常の技術者が一般的に理解するような意味を有する。さらなる指針として、本発明の教示をよりよく理解するために、本明細書で使用される用語の定義が含まれる。本明細書で使用される用語または定義は、本発明の理解を助けるためにのみ提供されるものである。
本明細書を通じて「一実施形態」または「ある実施形態」を参照することは、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書中の様々な場所での「一実施形態において」または「ある実施形態において」という語句の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指すわけではないが、同じであってもよい。さらに、特定の特徴、構造又は特性は、本開示から当業者に明らかなように、1つ以上の実施形態において、任意の好適な方法で組み合わされてもよい。さらに、本明細書に記載された一部の実施形態は、他の実施形態に含まれるいくつかの特徴を含むが、他の特徴は含まないが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、本発明の範囲内であり、当業者によって理解されると思われるように、異なる実施形態を形成することを意味する。例えば、以下の請求項において記載された実施形態のいずれかを任意の組み合わせで使用することができる。
好適には「セルフロックバックル」は一般に、少なくとも1つのバンド係合部分を提供する任意の型のバンドフィッティングとして理解される。前記バックルに通されたバンドは、該バンドの少なくとも1つの自由端部分を介して張力印加され、前記自由端部分は前記バックルから離れる。具体的には主バンド部分での張力は、前記自由端部分を解放するときに、前記バックルによって実質的に維持される。すなわち前記バックルは「セルフロック」している。セルフロックバックルの非限定的な実施形態には、ラダーバックル、ワイヤーバックル、およびカムバックルが含まれる。しかし第一に、本発明は、これらのいずれにも限定されない。
本明細書で使用される「積載計画」は、一般に、固定される物品又は貨物に関する情報(例えば、質量、体積...)及び前記物品又は貨物が適用される貨物の構成/パターンに関連する情報を含む。いずれの場合も、必要なバンドの種類、バックルの種類、及び張力印加レベルを決定するためには、積載計画に含まれる情報で十分でなければならない。この情報は、いわゆる(デジタル)出荷書類に含まれてもよい。例えば、必要なバンドの種類、バックルの種類、及び張力レベルは、前記積載計画に含まれる情報によって計算され得る。しかし本発明は一般に、これに限定されない。
本明細書で使用される「張力印加方向」は、一般に、(前記張力印加手段によって係合される)バンドの一部が引っ張られる前記張力印加手段の移動方向に関する。本明細書で使用される「逆方向」は、一般に、前記バンドの前記部分が少なくとも部分的に解放又は緩和される前記張力印加手段の移動方向に関する。前記逆方向は、前記張力方向と実質的に反対であってもよいし、そうでなくてもよい。当業者には、「移動方向」と「移動感覚」とが同義語として使用され得ることが一般に理解される。
前記張力印加手段が回転式張力印加手段である非限定的な実施形態では、前述の移動方向は、好ましくは回転移動方向である。上記実施形態での前記張力方向は、好ましくは、前記バンドの前記部分が引張られる回転方向又は感覚に対応する。また、好ましくは、上記実施形態での前記逆方向は、前記バンドの前記部分が少なくとも部分的に解放若しくは緩和される回転方向又は感覚に対応する。前記回転方向は、互いに実質的に反対であってもよい。
第1態様において、本発明は、セルフロックバックルに通されたストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する方法を提供する。当該方法は、
張力印加装置の張力印加手段を介してバンドの自由端部分を係合する段階であって、前記張力印加装置は、前記張力印加手段に動作可能に接続された張力印加モーターを含む、段階と、
前記張力印加モーターを引張方向に作動させることによって前記バンドに張力を印加することで前記張力印加手段を駆動し、それによって前記バックルを通して前記バンドの自由端部分を引っ張る段階と、を含む。
張力印加装置の張力印加手段を介してバンドの自由端部分を係合する段階であって、前記張力印加装置は、前記張力印加手段に動作可能に接続された張力印加モーターを含む、段階と、
前記張力印加モーターを引張方向に作動させることによって前記バンドに張力を印加することで前記張力印加手段を駆動し、それによって前記バックルを通して前記バンドの自由端部分を引っ張る段階と、を含む。
特に、所定の張力レベルに達するとすぐに、前記張力印加モーター及び前記張力印加手段は、自動的に逆方向に作動される。
第2態様において、本発明は、ストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する張力印加装置を提供する。当該装置は、本体、張力印加モーター、及び張力印加手段を備える。前記張力印加モーターは前記張力印加手段に動作可能に接続される。当該装置が、有形非一時的コンピュータ可読記憶媒体及び処理装置をさらに備える。前記記憶媒体は、前記処理装置によって実行されると、当該装置に、前記張力印加モーターを張力方向に作動させて、それにより前記張力印加手段を駆動する段階を実行させる命令を含む。特に前記記憶媒体は、前記処理装置によって実行されるときに、所定の張力レベルに達するとすぐに、当該装置に、前記張力印加モーター及び前記張力印加手段を逆向きに自動的に作動させる命令をさらに含む。任意で、電流(I)、電圧(V)、及び/又はモーター速度が、工具が所定の最大張力に達したか否かを判断するために使用され得る(下記参照)。しかし本発明はこれに限定されない。
本明細書を通じて説明される前記張力印加装置は、本明細書を通じて説明される方法を実行するために特に適合されてもされなくてもよい。本明細書を通じて説明される方法は、本明細書を通じて説明される装置を採用してもよいし、採用しなくてもよい。したがって、装置と方法の特性は交換可能であり、対応する利点も同様に適用される。
前記テンショナーを自動モード(本発明が提供するように前記モーターが自動的に逆動作される)と手動モード(前記モーターが自動的に逆動作されない)の間で切り替えることは可能であってよいし、あるいは不可能であってもよい。モード間の切り替えは、一部の非限定的な実施形態において、前記張力印加装置に含まれる直接的なユーザーインターフェースを介して、又は前記張力印加装置と通信可能にペアリングされるモバイルユーザー機器を介して行われてもよい。可能な非限定的な実施形態において、当該装置は、手動で操作可能な逆動作ボタン又はスイッチを提供してもよい。これは、前記使用者が、張力の印加を止めざるを得ない状況では有利である。
最大張力は、駆動電子機器にプログラムされ得る。このことは、2つ以上の最大張力が前記駆動電子機器にプログラム可能で、ユーザーインターフェース制御部を用いて選択可能であることを意味する。このように、逆機能は、さらに使用者によって選択された設定に依存して作動され得る。
非限定的な実施形態によれば、自動モードであっても、当該張力印加装置は、いつでも停止させることができる。例えば、(所定の張力レベルまで自動的に張力をかけ、その後、モーターおよび張力印加手段を逆転させるために)作動スイッチを押し下げ、かつ、解放することによって作動される張力印加装置が考えられ得る。張力印加中はいつでも、前記作動スイッチを再び押し下げ、かつ、解放することによって、当該張力印加装置を停止させることができる。また、張力印加中はいつでも、前記作動スイッチを押し下げ、かつ、前記作動スイッチを保持することによって、当該張力印加装置を逆に動作させることができる。前記作動スイッチは、緊急停止装置として機能してよいし、あるいは、しなくてもよい。別個の非常停止装置は、設けられてもよいし、あるいは設けられなくてもよい。しかし本発明は一般に、自動モードで常に停止することができる張力印加装置に限定されない。
通常の作動スイッチとは別に、前記工具は、別個の逆動作ボタンを有してよい。この逆動作ボタンは通常、ほとんど本発明で説明する機能のように動作する。逆動作は、通常の‘運転’速度以下の速度で動作するようにプログラムすることができる。しかし、前記逆ボタンはスマート化されてよい。例えば、前記逆ボタンを短く係合させると、前記ウインドラスは前記バンドを当てるのに理想的な位置に自動的に位置付けられる(下記を参照)。この位置はあらかじめプログラムされ得る。この位置は例えば、(前記逆ボタンを使って)前記ウインドラッシュを所望の位置に回転させ、その後、プログラムボタンを係合することによって、又は、前記逆ボタンと順ボタンを同時に数秒間押すことによっても、プログラム可能である。しかし本発明は、一般にこれに限定されない。
本発明は一般に、バッテリー駆動の張力印加装置に限定されない。例えば当該装置は、電気的、空気圧的、油圧的、またはそれらの任意の組合せを介して駆動され得る。しかし好ましくは、当該装置は、少なくとも電気的に駆動される処理装置を有する。例えば、油圧モーターの空気圧の場合に自動逆運動を得る機械的な等価物を設計することが想定できる。(前記モーターへの流れ及び/又は圧力弁を通る流れにおける)空気流、流体流、及び/又は圧力は、前記モーターがその最大に達したことが示唆されたときに自動的に逆動作を起動するための手段として使用できる。これは、電気モーターの場合において、電流とモーターの速さを使用するのと同様である。本発明は、これらのいずれにも限定されない。
他の又は代替実施形態では、前記テンショナーとモバイルユーザー機器(例えば、スマートフォン)との間で無線通信を行うことができる。あらゆる種類のデータは、前記テンショナー及び/又は前記モバイルユーザー機器によって収集されてもよいし、あるいは収集されなくてもよい。例えば、性能データを収集することが可能であってもよい。例えば、(例えば使用者によってその使用者のスマートフォンに導入される)動作パラメータを収集することが可能であり得る。収集されたすべての種類のデータは、前記モバイルユーザー機器上で実行されるアプリケーションプログラムから参照されてよいし、あるいは参照されなくてもよい。すべての種類の動作パラメータは、前記モバイルユーザー機器上で実行されるアプリケーションプログラムを通じて操作されてよいし、あるいは操作されなくてもよい。
前記通信は、前記モバイルユーザー機器が前記張力印加装置に向けて情報を送信することを含んでよいし、あるいは含まなくてもよい。非限定的な例は、使用者が選択する特定の張力印加プログラムに関連する情報、前記使用者が指定する当該張力印加装置の所望の設定に関連する情報、前記使用者が指定するバンドの種類及び/若しくは採用されるシーリングの種類に関連する情報、並びに/又は所望の張力レベルを指定するユーザに関連する情報を含んでよい。前記通信は、当該張力印加装置が前記モバイルユーザー機器に情報を送信することを含んでよいし、あるいは含まなくてもよい。非限定的な例は、サービス間隔に関連する情報、残りのバッテリー電力に関連する情報、及び/又はサイクル数に関連する情報を含んでもよい。本発明は、これらのいずれにも限定されない。可能な実施形態では、前記無線通信は、前記モバイルユーザー機器と当該張力印加装置との間の双方向通信を含んでもよい。
前記通信は、無線型の通信であってもよいし、あるいは有線通信であってもよい。前記通信は、任意の適切な通信プロトコルに従って、任意の種類の無線通信を提供してもよい。非限定的な実施形態は、WIFI、ブルートゥース、及び/又は赤外線を含んでよい。一部の実施形態において、前記テンショナーを遠隔で監視及び/又は制御することが可能であり得る。特に好ましい実施形態において、少なくとも所定の張力レベルは、モバイルユーザー機器によって、前記使用者によって調節されてよい。しかし本発明は一般に、これに限定されない。
他の又は代替の実施形態によれば、前記工具によって実行された張力印加動作の数(すなわち、張力が印加されたバンドの数)が追跡される。任意で前記テンショナーは、前記カウントに基づいて、保守が必要であるか否かを示す予防保守表示を提供し得る。任意でそのような保守は、前記カウントに基づいて、モバイルユーザー機器上で実行されるアプリケーションソフトウェアによって、前記使用者に推奨され得る。
他の又は代替の実施形態によれば、前記モバイルユーザー機器及び/又は当該張力印加装置は、任意の数の他の装置と(例えば、無線又は有線で)通信し得る。例えば、張力検知装置(=力インジケータ)は、前記ユーザデバイス及び/又は張力印加装置とさらに通信してもよい。前記張力検知装置は、バンドと相互作用し(又は前記バンドに含まれ)、かつ、前記バンドにおける実際の張力レベルを計測する。
非限定的な実施形態によれば、外部張力感知装置は、前記バンドの主要部分と直接係合してもよいし、あるいは、前記バンドに含まれてもよい。さらに又は他の実施形態では、一体型張力検知装置は、当該張力印加装置に含まれてよいので、したがって前記工具自体に統合されてもよい(下記参照)。張力は、直接張力検知装置を介して直接決定されてもよいし、あるいは間接的に計算されてもよい。
外部装置は、
- 前記駆動電子機器が逆動作するタイミングを判断及び計算する際に参考にする測定された張力、又は、
- ある張力に達すると発せられて、前記駆動電子機器を直ちに逆動作させる停止信号、のいずれかと通信する。しかし、本発明は一般に、両者のいずれにも限定されない。
- 前記駆動電子機器が逆動作するタイミングを判断及び計算する際に参考にする測定された張力、又は、
- ある張力に達すると発せられて、前記駆動電子機器を直ちに逆動作させる停止信号、のいずれかと通信する。しかし、本発明は一般に、両者のいずれにも限定されない。
さらなる又は代替の実施形態によれば、前記ラッシング又はストラッピング(の近傍)に識別装置が設けられる。前記ラッシング又はストラッピングシステムは、当該張力印加装置及び/又は(例えば、張力印加、輸送、調査...を注視するユーザの)任意の数のモバイルユーザー機器と識別情報を交換してよい。可能な非限定的実施形態において、そのような識別装置は、RFID-タグを含んでよい。しかし本発明はこれに限定されるものではない。
これは、前記積荷計画に応じて、異なる最大張力が作用する場合に特に興味深い。そのような場合では、バッテリーテンショナー及び張力測定装置が前記積荷計画に従って相互作用する必要がある。特に、これらの装置の1つ以上は、前記最大張力を「知っている」必要がある。しかし本発明はこれに限定されるものではない。
非常に有利なことに、個々のラッシングバンド又はストラッピングバンドに関するデータは収集及び保存され得る。そのような情報は、特定のバンドに印加された張力、バンドの位置、バンドの種類、適用されたバックルの種類等を含んでよいが、一般にこれらに限定されない。このような情報は、(例えば、ローカル又はクラウドに)保存されてもよい。このような情報は、検査、認証等のために、ユーザが利用できるようにされてもよい。本発明は、これに限定されるものではない。
前記ラッシングバンド又はストラッピングバンドの自由端部分を切断するための切断機構は、存在してよいし、あるいは存在しなくてもよい。上記を参照すると、前記張力印加手段は直ちに自動的に逆動作されるので、このような切断機構は、前記自由端部分をと前記張力印加手段(例えばスロット型ウインドラス)から解放するためには必要ない。
さらなる又は代替の実施形態では、(例えば、前記張力印加モーターによって引き出された電流に基づくか、又は張力検知装置を介した直接測定に基づく)実際の張力レベルが、所定又は所望の張力レベルと比較される。
任意で前記実際の張力レベルは、当該張力印加装置自体によって間接的に決定される。そのような目的のために、当該装置は、前記バンド内-好ましくは前記バンドの主要部分内-での実際の張力を決定することを可能にする情報を収集及び/又は結合する。前記バンド内での張力は、前記モーターによって発生するトルクに大きく依存する。そのような依存関係では、ギア比、並びに、前記張力印加手段の直径及び前記張力印加手段に巻き付けられたバンド層の数(ウインドラスの場合)が考慮される。モータートルクは、モーター回転速さ及びモーター電流を介して測定され得る。任意で、前記モーター、ギアボックス、可能なウォームホイール、張力印加手段、及び/又はバックルにおけるあらゆる種類の効率損失が考慮され得る。特に、前記張力レベルは、前記バンドとバックルの間の相互作用による、前記バックルに入る前記バンドの主要部分(すなわち、前記商品又は貨物の周りに張力が印加されているバンドのループ)と、前記バックルを出る前記バンドの自由端部分との間での張力レベルの低下を考慮してもよい。当業者は、そのような張力レベルの低下は、任意の他の方法で推定、測定、又は決定され得ることを確認するであろう。その際、前記バックルに関する情報(材料、形状、サイズ、粗さ...)及び前記バンドに関する情報(材料、厚さ、伸び、圧縮性...)が任意で考慮されてもよい。前記モーター速さは、前記モーターに結合されたホールセンサによって収集されたパルスのパルスカウントから計算され得る。
グリッパー脚部の下での前記バンドの滑りが考慮されてもよい。電池の容量、残量、及び寿命が考慮されてもよい。任意で温度(例えば、モーター効率との関連)も考慮される。
例えば非限定的な実施形態によれば、実際の張力レベルは、モーター特性、電流レベル、電流の速さ、モーター伝送の型又はモデル、ウインドラスの型又はモデル、ラッシング又はストラッピングバンドの型(例えば、バンドの材料及び厚さ)、バックルの型(例えば、表面粗さ及びバックル損失)、バックル-バンド構成などの群から選択される情報を用いて決定されてもよい。本発明は、これらのいずれにも限定されない。前記実際の張力レベルは、モバイルユーザー機器上で実行されるアプリケーションソフトウェアプログラム、及び/又は、当該張力印加装置自体の処理装置によって計算されてもよい。前記情報の少なくとも一部は、前記アプリケーションソフトウェアプログラムに供給される又は前記アプリケーションソフトウェアプログラムから選択される積載計画から得られてよい。しかしこれは必ずしもそうではない。
加えて又は代わりに、前記実際の張力レベルは、好ましくは前記バンドの主要部分において、直接張力検知装置を介して直接測定される。前記直接張力検知装置は、当該張力印加装置(例えば、前記グリッパー脚部の近傍)に取り付けられてもよい。あるいは外部張力感知装置(=外力インジケータ)が採用される。
任意で、前記所定の張力レベルは、使用者によって設定される。加えて又は代わりに、前記所定の張力レベルは、前記貨物とラッシング/ストラッピングシステムに関する情報-例えば前記積載計画に含まれる情報-に基づいて決定されてもよい。貨物のストラッピングまたはラッシングに本発明を使用する場合、前記所定の張力レベルは好ましくは、安全なラッシング/ストラッピングを保証しなければならない。
前記所定の張力レベルを決定するために含まれ得る情報は、以下の通りである。
- 前記バックルに関連する情報(型、材料、形状、サイズ、粗さ...)
- 前記バンドに関する情報(材質、厚さ、伸び、圧縮性、バンドの長さ、線膨張強度...)
- 前記ラッシング又はストラッピングシステムに関する情報(バンドとバックルの相互位置、セトリング/スリップ、システムの破壊強度、前記ラッシング/ストラッピングの長さ、前記貨物の圧縮性など)
- 前記バックルに関連する情報(型、材料、形状、サイズ、粗さ...)
- 前記バンドに関する情報(材質、厚さ、伸び、圧縮性、バンドの長さ、線膨張強度...)
- 前記ラッシング又はストラッピングシステムに関する情報(バンドとバックルの相互位置、セトリング/スリップ、システムの破壊強度、前記ラッシング/ストラッピングの長さ、前記貨物の圧縮性など)
この情報の少なくとも一部は、システム上-例えば前記バンド又はバックル上-に設けられた識別タグから自動的に読み込まれてよい。加えて又は代わりに、この情報の少なくとも一部は、積載計画から得られてもよい。加えて又は代わりに、この情報の少なくとも一部は、直接又は間接的に測定されてもよい。
一般に、前記所定の張力レベルを決定する際に、初期張力レベルの3分の1に相当する経時的な張力損失が考慮されてもよい。
他の又は代替の実施形態において、前記張力印加手段は、張力印加ホイール又はスロット型ウインドラスのような回転式張力印加手段である。スロット型ウインドラスは、ラッシングバックルを介してラッシングバンドに張力を印加するのに特に有用である。前記モーターが前記張力印加手段に「作動可能に接続」されていることは、前記モーターが前記張力印加手段を駆動するように適合されていることに相当する。前記張力印加手段が回転式張力印加手段である場合、前記モーターは、好ましくは、前記張力印加手段を回転させるように適合されている。
当該装置は、前記バックル及び/又はバンドに対する当該装置の位置を実質的に維持する固定手段を含んでよいし、あるいは含んでいなくてもよい。可能な実施形態は、前記バンドの主要部分に固定され得る「グリッパー脚部」、前記バックルを迂回し、第1自由バンド部分とは反対側の第2自由バンド部分に係合するバイパスアーム、又は張力印加中に前記バックルに隣接するアバットメント部材を含む。本発明は、これらのいずれかに限定されるものではない。
他の又は代替の実施形態において、本発明による自動化方法は、(I)前記バンドの主要部分を(例えばグリッパー脚部によって)固定する段階と、(ii)前記張力印加手段を介して前記バンドに張力を印加する段階と、(iii)前記張力印加モーター及び張力印加手段を逆方向に自動的に作動させ、その後及び/又は同時に前記バンドの前記主要部分を固定解除する段階とを含む。可能な実施形態では、前記バンドの主要部分は、逆方向の前記作動に続いてしか固定解除されない。
他の又は代替の実施形態において、前記張力印加手段は、前記張力印加モーターによって回転可能に駆動されるスロット型ウインドラスである。前記所定の張力レベルに達するとすぐに、前記ウインドラスは、該ウインドラスの開始位置に戻って逆方向に駆動される。任意で逆方向での駆動は、前記ウインドラスの回転位置の決定を含む。適切な「開始位置」は、以降で特定される通りである。
任意で前記ウインドラスは、該ウインドラスから前記バンドを十分に巻き戻すために、十分な数の逆回転だけ逆方向に駆動される。前記逆回転は、前記バンドの自由端部分の係合解除を簡便に行うことを可能にし得る。逆回転の回数は、前記バンドの型及び張力レベルに応じて、1回未満、約1回、又は1回より多い回数であってよい。任意で当該張力印加装置は、(例えば後述するようにホールセンサによって)張力印加中に前記張力印加手段によって移動された角度距離を測定している。この測定値に基づいて、当該張力印加装置は前記十分な数の逆回転を決定することができる。
前記ウインドラス回転位置の決定は、直流モーターローターの位置を決定するために時々使用されるホールセンサによって行われてよい。任意で1つ以上のホールセンサが、前記ロータの位置の決定、つまりは前記ウインドラスの位置を決定するのに用いられ得る(前記ウインドラスは前記ロータに機械的に接続されているため)。前記ウインドラスの開始位置は、前記バンド材料を供給せず、(必要であれば)再供給するのに最も便利な位置に対応し得る。これにより、時間を節約することができる(手動で逆回転させる操作も、手動で前記ウインドラスの位置を変更する必要もない)。
その際、モーター管理システムは、所望の又は最大の張力を達成すると、前記バンドを取り出すためにモーターが自動的に再度巻かれ、好ましくは(再)供給のための最適な位置になるように処理する。最適な開始/不供給/(再)供給位置は、前記バンドの延伸方向に対して0°~90°の角度で、かつ前記バックルから実質的に離れるように延びる対角状のスロットを提供する前記スロット型ウインドラスに関してよい。好ましくは、角度は0°~90°の間、より好ましくは5°~85°の間、より好ましくは10°~80°の間、より好ましくは15°~75°の間、より好ましくは35°~55°の間の値を有する。例えば、実質的に20°、30°、40°、50°、60°、又は70°である。特に、前記角度は、約45°であってよい。
他の又は代替の実施形態において、前記張力印加モーター及び張力印加手段(必ずしもスロット型ウインドラスではない)は、少なくとも張力が所定の低減された張力レベルまで低減されるまで、逆方向に駆動される。他の又は代替の実施形態では、前記張力印加モーター及び張力印加手段(必ずしもスロット型ウインドラスではない)は、少なくとも所定の期間だけ逆方向に駆動される。本発明は一般に、これに限定されない。
一の可能な非限定的な実施形態では、作動スイッチの押し下げ及び解放をすることにより、動作サイクルが開始される。前記バンドに張力が印加され、前記バンドの自由端部分は、直ちにその後、能動的に緩和される。特に、セルフロックバックルが採用されているので、中間封止サイクルは必要ない。また、張力を維持しながら同時に前記モーターを外すある種のブレーキ機構を設ける必要もない。一般に、そのようなブレーキ機構はあってもよいし、あるいはなくてもよい。もちろん、前期機構は、何らかの作動スイッチを押したり離したりすることに限らず、自動的に、あるいは他の方法で作動され得る。
他の又は代替の実施形態によれば、前記モーターによって生成された(すなわち、前記モーターが発電機として機能する結果としての)電力は、他の目的-例えば駆動を逆方向にすることだがそれに限定されない-のために使用され得る。
本発明は、本発明をさらに説明する以下の非限定的な例によって説明され、これらは、本発明の範囲を限定することを意図しておらず、また、そのように解されてもならない。
図1は、物体4の周りにバンド2、3に張力を印加するのに用いられる本発明の実施形態による張力印加装置1を表す。バンド2、3の主要部分2は、対象物4の周囲にバンドループを形成する。このループは、セルフロックバックル5によって閉じられる。本実施例では、前記バックル5は、ワイヤーバックルである。ワイヤーバックルは、よくストラッピングに使用されることに注意されたい。対照的に、ラッシングでは、ラダーバックルがむしろ採用される。しかし、本発明は、両者のいずれにも限定されない。
バックル5は、2つのストラップ係合部6を有する。バンド2、3の対応する自由端部分3は、実質的に反対方向にバックル5を離れる。前記主要部分2によって形成されたループは、ここでは、自由端部分3の少なくとも1つに引っ張り力を印加することによって張力を印加され得る。そうすることで、前記端部部分3は、バックル5を通して引っ張られる。ループは締め付けられる。
張力印加装置1は、本体7と、張力印加モーター(図示せず)と、張力印加手段8を備える。スロット型ウインドラス8'形態の回転式張力印加手段8が示されている。張力印加装置1は、軸受板9と、該軸受板9をバンド2,3の前記主部2に固定できるグリッパー脚部10をさらに備える。
バンド2,3に張力を印加するために、バンド2,3の自由端部分3は、装置1の案内手段11を通って導かれ、その後、スロット型ウインドラス8'に供給される。より具体的には、バンド2、3の自由端部分3は、前記スロット型ウインドラス8'のスロット12に挿入される。ここでは、モーターをその張力印加方向に作動させると、スロット型ウインドラス8'はその張力印加方向に回転し、その結果、バンド2,3に張力が印加される。前記張力印加方向は、時計回りでよいし、あるいは反時計回りでもよい。
特に、所定の張力レベルが実現されるとすぐに、張力印加モーター及びスロット型ウインドラス8'は、前記張力印加方向とは逆の方向に自動的に作動される。その際、バンド2,3の自由端部分3は緩和される。バンド2,3の主要部分2の張力は、バックル5によって実質的に維持される。
任意でウインドラス8'は自動的に反対方向に駆動され、ウインドラス8'の開始位置に戻される。可能な開始位置は図1に示されている。能な開始位置は好ましくは、バンド2,3の不供給及び再供給にとって最も便利な位置に相当する。特に前述のスロット12は、バックル5から実質的に離れて、主バンド伸長方向15に対して約45°の角度14へ伸びる方向13を有する。
任意で、バンドの自由端部分3が容易に引き出せるように十分緩和するように、ウインドラス8'は1回転以上自動的に逆駆動される。
図2は、張力印加装置1によってセルフロックバックル5を介して張力印加されているバンド2、3の概略を示す図である。そのような目的のために、バンド2、3の自由端部分3は、張力印加装置1の張力印加手段8(例えば、スロット型ウインドラス8')に供給される。張力印加装置1自体は、バンド2、3の主要部分に固定される。
張力印加装置1は、多数の他の装置と相互作用することができる。第一に、張力印加装置1は、ラッシング/ストラッピングを施す人のモバイルユーザー機器16と通信可能にペアリング17がなされてよい。モバイルユーザー機器16は例えば、スマートフォン又はタブレットであってよい。前記モバイルユーザー機器16上で実行されるアプリケーションプログラムを介して、1つ以上の操作パラメータ(例えば、所定の張力レベル)が設定されてもよく、(例えばバンドへ張力を印加している進捗を示す)1つ以上の性能データが参照されてもよい。張力印加装置1は、前記モバイルユーザー機器1から部分的に制御されてもよい。好ましくは張力印加装置1とモバイルユーザー機器16との間に双方向通信17が存在する。
モバイルユーザー機器16はさらに、直接圧力検知装置18から情報を収集してもよい。直接圧力検知装置18は、外部装置18'、及び/又は張力印加装置1に取り付けられた装置18 "であってよい。いずれにせよ、そのような直接圧力感知装置18は好ましくは、バンド2の主要部分2、3と直接相互作用する。好ましくは、圧力検知装置18からモバイルユーザー機器16への少なくとも一方向の通信17が存在する。
モバイルユーザー機器16は、1つ以上の識別装置19-たとえばRFIDタグ-とさらに相互作用してもよい。好ましくは識別装置19は、電子的に記憶された情報を含む。識別装置19は、バックル5及び/又はバンド2、3に設けられてもよい。任意で識別装置19は、アプリケーションが、正しい型のバンド/バックルが採用されたかどうかを検証することを可能にし得る。任意で識別装置19は、アプリケーションが各バンド/バックルに個々の張力印加情報を記憶することを可能にし得る。好ましくは、モバイルユーザー機器16とそのような識別装置19との間に双方向通信17が存在する。
上述したいずれかの装置と情報を交換するために、さらなる装置20が想定され得る。
また、第2モバイルユーザー機器16'は、そこに格納された情報を参照するために、識別装置19とペアリングされ得る。これは、結果として得られるラッシング/ストラップの認証及び/又は承認のために有利となり得る。
本発明は、実施例に記載された、および/または図に示された実施形態に決して限定されるものではない。それどころか、本発明による方法は、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの異なる方法で実現され得る。
1 張力印加装置
2 バンドの本体部
3 バンドの端部
4 対象物
5 バックル
6 ストラップ係合部
7 本体
8 張力印加手段
9 ベアリングプレート
10 グリッパーフット
11 案内手段
12 スロット
13 スロットの方向
14 角度
15 主要方向
16 モバイルユーザー機器
17 無線通信
18 圧力検知装置
19 識別装置
20 他の装置
2 バンドの本体部
3 バンドの端部
4 対象物
5 バックル
6 ストラップ係合部
7 本体
8 張力印加手段
9 ベアリングプレート
10 グリッパーフット
11 案内手段
12 スロット
13 スロットの方向
14 角度
15 主要方向
16 モバイルユーザー機器
17 無線通信
18 圧力検知装置
19 識別装置
20 他の装置
Claims (15)
- セルフロックバックルに通されたストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する方法であって、
張力印加装置の張力印加手段を介して前記バンドの自由端部分を係合する段階であって、前記張力印加装置は、前記張力印加手段に動作可能に接続された張力印加モーターを含む、段階と、
前記張力印加モーターを引張方向に作動させることによって前記バンドに張力を印加することで前記張力印加手段を駆動し、それによって前記バックルを通して前記バンドの自由端部分を引っ張る段階と、を含み、
所定の張力レベルが実現されたらすぐに、前記張力印加モーター及び前記張力印加手段は自動的に反対方向に作動される、
ことを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記張力印加手段は、前記張力印加モーターによって回転駆動されるスロット型ウインドラスである、方法。
- 請求項2に記載の方法であって、前記所定の張力レベルが実現されたらすぐに、前記ウインドラスは、逆方向に駆動されて前記ウインドラスの開始位置に戻される、方法。
- 請求項1~3のいずれかに記載の方法であって、
実際の張力レベルが決定され、かつ、
前記実際の張力レベルは前記所定の張力レベルと比較される、
方法。 - 請求項4に記載の方法であって、前記実際の張力レベルは、前記張力印加モーターが発生させる電流レベルによって決定される、方法。
- 請求項4に記載の方法であって、前記実際の張力レベルは、前記バンドと相互作用する張力検知装置によって決定される、方法。
- 請求項1~6のいずれかに記載の方法であって、前記張力印加装置は、モバイルユーザー機器と通信可能にペアリングされ、
前記張力印加装置の1つ以上の操作パラメータが前記モバイルユーザー機器によって設定され、
前記張力印加装置に関する1つ以上の性能データが前記モバイルユーザー機器から参照される、
方法。 - 請求項7に記載の方法であって、前記所定の張力レベルは、前記モバイルユーザー機器を用いて使用者によって調節される、方法。
- 請求項7に記載の方法であって、前記所定の張力レベルは、前記モバイルユーザー機器に供給される又は前記モバイルユーザー機器から選択される積載計画に基づいて自動的に決定される、方法。
- ストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する張力印加装置であって、本体、張力印加モーター、及び張力印加手段を備え、
前記張力印加モーターは前記張力印加手段に動作可能に接続され、
当該張力印加装置は、有形非一時的コンピュータ可読記憶媒体及び処理装置をさらに備え、
前記記憶媒体は、前記処理装置によって実行されると、当該張力印加装置に、前記張力印加モーターを張力方向に作動させて、それにより前記張力印加手段を駆動する段階を実行させる命令を含み、
前記記憶媒体は、前記処理装置によって実行されるときに、所定の張力レベルに達するとすぐに、当該張力印加装置に、前記張力印加モーター及び前記張力印加手段を逆向きに自動的に作動させる命令をさらに含むことを特徴とする張力印加装置。 - 請求項10に記載の張力印加装置であって、前記張力印加手段は、前記張力印加モーターによって回転駆動されるスロット型ウインドラスである、張力印加装置。
- 請求項10又は11に記載の張力印加装置であって、前記張力印加装置の1つ以上の操作パラメータを設定し、及び/又は、前記張力印加装置に関する1つ以上の性能データを参照するためのユーザーインターフェースをさらに備える、張力印加装置。
- 請求項10~12のいずれかに記載の張力印加装置であって、モバイルユーザー機器との通信に適合する無線通信モジュールをさらに備える、張力印加装置。
- 請求項10~13のいずれかに記載の張力印加装置であって、請求項1~9のいずれかに記載の方法を実行するように構成される、張力印加装置。
- ストラッピングバンド又はラッシングバンドに張力を印加する張力印加キットであって、請求項10~14のいずれかに記載の張力印加装置と、少なくとも1つの張力検知装置をさらに備える、張力印加キット。
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