JP2022541374A - 有機過酸化物の水性エマルジョン - Google Patents

有機過酸化物の水性エマルジョン Download PDF

Info

Publication number
JP2022541374A
JP2022541374A JP2021572672A JP2021572672A JP2022541374A JP 2022541374 A JP2022541374 A JP 2022541374A JP 2021572672 A JP2021572672 A JP 2021572672A JP 2021572672 A JP2021572672 A JP 2021572672A JP 2022541374 A JP2022541374 A JP 2022541374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tert
ethoxylated
sorbitan
emulsion
ethoxylated sorbitan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021572672A
Other languages
English (en)
Inventor
イザベル タルタリン,
ユルゲン ローア,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema France SA
Original Assignee
Arkema France SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkema France SA filed Critical Arkema France SA
Publication of JP2022541374A publication Critical patent/JP2022541374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation
    • C08F2/24Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents
    • C08F2/30Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents non-ionic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/28Oxygen or compounds releasing free oxygen
    • C08F4/32Organic compounds
    • C08F4/34Per-compounds with one peroxy-radical
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C407/00Preparation of peroxy compounds
    • C07C407/003Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C407/006Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F14/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F14/02Monomers containing chlorine
    • C08F14/04Monomers containing two carbon atoms
    • C08F14/06Vinyl chloride

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、少なくとも1つのペルオキシエステル、少なくとも1つの不凍液、ならびに非エトキシル化ソルビタンエステル、エトキシル化ソルビタンエステルおよびエトキシル化脂肪アルコールからなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせを含む、ペルオキシエステルの水性エマルジョンに関する。【選択図】なし

Description

本発明は、エチレン性不飽和モノマー、特に塩化ビニルの重合または共重合に使用することができる、ペルオキシエステルの水性エマルジョンに関する。
有機過酸化物の不安定性に固有の予防措置が、当業者に周知の知識の必須部分をなしている。さらに有機過酸化物は、その不安定な性質ゆえに、ビニルモノマーの重合のための開始剤としてとりわけ使用されている。
反応性の最も高い有機過酸化物は通常、不凍液の存在下で、水性エマルジョンの形態でコンディショニングされる。このコンディショニングにより、起こり得る過酸化物分解の発生時に生成されるエネルギーを吸収し散逸させること、および-10℃未満、一般的に-20℃未満の温度で液状のエマルジョンを維持することの両方が可能となる。したがってこのコンディショニングは、過酸化物の意図されない分解を制限する。
有機過酸化物のエマルジョンは一般的に、水相と有機過酸化物との間の接触面張力を低下させて、その液滴の形態での分散を促進し、長期にわたってこれらの液滴を安定化(液滴サイズの維持)させるための乳化剤を、水および不凍液に加えて含む。
有機過酸化物エマルジョンの安定性は、安全性(生成、輸送および保存中)の観点からだけでなく、重合中の使用のためにも不可欠である。
これは、ビニルモノマーのエマルジョンまたは懸濁液において、重合開始剤として不均一な有機過酸化物エマルジョンを使用すると、最終生成物の不均一性が生じ得るためである。不均一性は一般的に、溶解した形態での活用中にほとんどゲル化しないポリマー粒子(「フィッシュアイ」、硬質な粒)を特徴とする。ところで、硬質な粒の存在により、ポリマー材料は不透明になる。ゆえに、これらの安定性を考慮することは、最終生成物の透明性が肝要である用途、とりわけ医学的用途において非常に重要である。
したがって、有機過酸化物エマルジョンの良好な安定性を、その使用時期まで保持することが肝要である。
しかし、エマルジョンは時間とともに不安定化し、過酸化物液滴の平均サイズが増大する。液滴サイズの増大は、相の分離を引き起こすおそれがある。過酸化物エマルジョンは一般的に、平均液滴サイズが5μmを超えず、最大液滴サイズが20μmを超えず、液滴サイズ分布が均一であれば十分であると考えられる。
さらに、中間体保存サイロ内の有機過酸化物エマルジョンを出し、ポンプで汲み上げ、重合反応器に導入する工程は、得られるポリマーの質および重合方法の信頼性にとって重要な工程である。これらの工程は、可能な限り迅速に実施されなければならない。これを成すために、有機過酸化物エマルジョンが、エマルジョンの流れが可能な限り促進されるように低い粘度を有することが非常に重要である。ゆえに、有機過酸化物エマルジョンは、-10℃で、せん断速度100s-1に対し最大動的粘度1000mPa.s(ミリパスカル-秒)を有しなければならない(動的粘度測定は、例えば基準DIN53019に従って、せん断を生み出す共軸円筒を使用して行われる)。
ところで当業者は、この種類のエマルジョンでは、液滴サイズを低下させようとすると、粘度の増大に寄与することになると知っている(J.P.CanselierおよびM.Pouxによる論文、「Procedes d’emulsification-Mecanisme de formation des emulsions[Emulsification processes-emulsion formation mechanism]」Techniques de l’Ingenieur J2 152、1~12頁、2004年6月10日発行の、パラグラフ1.4を参照のこと)。
ゆえに、これら2つの主な目標を同時に実現することは、当業者が想定することになる、相反する選択ゆえに、当業者にとってかなりの困難である。
WO99/05101は、ペルオキシエステルの水性エマルジョンにおける、16超のHLB(親水性-親油性バランス)値を有する非イオン性界面活性剤と組み合わせた、コロイド剤としての部分加水分解ポリ酢酸ビニル(PVA)の使用について開示している。過酸化物エマルジョンには低粘度が必要である。ゆえに、前記文献は、HLB16未満を有する界面活性剤では、エマルジョンの最終粘度が増大し得ると述べている。
同様に、WO03/095500は、ペルオキシジカーボネートまたはジアシル過酸化物の水性エマルジョンにおける、15超のHLB値を有する非イオン性界面活性剤と組み合わせた、部分加水分解PVAの使用について開示している。前記文献も、10未満のHLBを有する界面活性剤の添加は有害な効果を有し、有機過酸化物エマルジョンの最終粘度を増大させると述べている。
本出願人は、2つの特定の乳化剤の組み合わせの使用が、驚くべきことに有機過酸化物の水性エマルジョンを安定化させ、同時に、エマルジョンの良好な活用を可能にする粘度を有することを発見した。
したがって、本発明は、
- 少なくとも1つのペルオキシエステル、
- 少なくとも1つの不凍液、
- 下記:
- 非エトキシル化ソルビタンエステル、
- エトキシル化ソルビタンエステル、
- エトキシル化脂肪アルコール
からなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせ
を含む、ペルオキシエステルの水性エマルジョンに関する。
ゆえに本発明は、生成後または-20℃での数ヶ月間の保存中に平均液滴サイズ(d50)5μm未満を含むエマルジョンの生成を可能にする。本発明によるエマルジョンは、非常に短い流下時間を可能にする非常に低い粘度を有するため、エチレン性不飽和誘導体、特に塩化ビニルモノマーなどのビニルモノマーの重合と適合性である。
本発明は、ペルオキシエステルの水性エマルジョンを調製する方法であって、
- 少なくとも1つの不凍液、
- 1)非エトキシル化ソルビタンエステル、2)エトキシル化ソルビタンエステル、および3)エトキシル化脂肪アルコールからなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせ、
- 水、
- 少なくとも1つのペルオキシエステル
を混合する工程a)を含む、方法にも関する。
本発明は、エチレン性不飽和モノマーの重合のための、先に定義されたエマルジョンの使用にも関する。
本発明のその他の特性および利点は、明細書および以下の実施例を読めばより明確に分かるであろう。
以下の文脈において、別に示されない限り、値の範囲の限界値はこの文献に含まれる。
「少なくとも1つの」という表現は、「1つまたは複数の」という表現と同等である。
エマルジョン
好ましくは、前記少なくとも1つのペルオキシエステルは、組成物の総重量に対して30重量%と70重量%との間、好ましくは35重量%~65重量%、より優先的には40重量%~60重量%の含有量で存在する。
好ましくは、ペルオキシエステルは、
- ペルオキシネオデカノエート、例えばα-クミルペルオキシネオデカノエート、2,4,4-トリメチルペンチル2-ペルオキシネオデカノエート、3-ヒドロキシ-1,1-tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、tert-アミルペルオキシネオデカノエート、ジメチルブチルペルオキシネオデカノエートおよび3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエート、
- ペルオキシネオヘプタノエート、例えば3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオヘプタノエート、α-クミルペルオキシネオヘプタノエートおよびtert-ブチルペルオキシネオヘプタノエート、
- ペルオキシピバレート、例えばtert-アミルペルオキシピバレートおよびtert-ブチルペルオキシピバレート、
- ペルオキシエチルヘキサノエート、例えばtert-アミル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、tert-ブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、1,1,3,3-テトラメチルブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、
- tert-ブチルペルオキシイソブチレート、
およびそれらの混合物
からなる群から選択される。
特に好ましくは、ペルオキシエステルはペルオキシピバレート、特にtert-ブチルペルオキシピバレートまたはtert-アミルペルオキシピバレートであり、より優先的にはtert-ブチルペルオキシピバレートである。
tert-ブチルペルオキシピバレートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)11であってもよい。
tert-アミルペルオキシピバレートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)554であってもよい。
あるいは、特に好ましくは、ペルオキシエステルは、tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、tert-アミルペルオキシネオデカノエート、α-クミルペルオキシネオデカノエートおよび3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエートからなる群から特に選択されるペルオキシネオデカノエートであり、より優先的には、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエートである。
特に好ましくは、ペルオキシエステルは、tert-ブチルペルオキシピバレート、tert-アミルペルオキシピバレート、tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエート、tert-アミルペルオキシネオデカノエートおよびα-クミルペルオキシデカノエートからなる群から選択される。
3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)610であってもよい。
α-クミルペルオキシデカノエートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)188であってもよい。
tert-アミルペルオキシネオデカノエートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)546であってもよい。
tert-ブチルペルオキシネオデカノエートは、例えば、ArkemaのLuperox(登録商標)10であってもよい。
好ましくは、ペルオキシエステルは室温で液体である。
温度-10℃未満、優先的には-20℃未満での保存を可能にするため、本発明による組成物は少なくとも1つの不凍液を含む。
好ましくは、前記少なくとも1つの不凍液はアルコールであり、好ましくはエタノール、エチレングリコール、イソプロパノール、n-プロパノール、1,2-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、グリセロール、1-ブタノール、2-ブタノール、1,3-ブタンジオールおよび1,4-ブタンジオールおよびそれらの混合物からなる群から選択され、好ましくはイソプロパノール、エタノール、プロパンジオールおよびそれらの混合物からなる群から選択される。特に好ましくは、前記少なくとも1つの不凍液は、任意選択で、好ましくはエチレングリコール、イソプロパノール、n-プロパノール、1,2-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、グリセロール、1-ブタノール、2-ブタノール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオールおよびそれらの混合物からなる群から選択される別のアルコールと組み合わせたエタノールである。
有利には、前記少なくとも1つの不凍液は、エタノールおよびプロパンジオールの混合物を含み、特に、エタノールおよびプロパンジオールの混合物からなる。好ましくは、プロパンジオールは1,2-プロパンジオールである。
好ましくは、本発明による水性エマルジョンは、水性エマルジョンの総重量に対して5重量%と25重量%との間の不凍液、好ましくは10重量%と20重量%との間の不凍液を含む。
好ましくは、本発明による水性エマルジョンは、エマルジョンの総重量に対して0と10重量%との間のメタノール、好ましくは0と5重量%との間のメタノール、好ましくは0と4重量%との間のメタノール、好ましくは0と3重量%との間のメタノール、好ましくは0と2重量%との間のメタノール、より優先的には0と1重量%との間のメタノールを含み、特に好ましくはメタノールを含まない。
本発明の目的のため、「乳化剤」という用語は、水相と、有機過酸化物を含む有機相との接触面の表面張力に影響を及ぼす化合物を意味する。
本発明の目的のため、「非エトキシル化ソルビタンエステル、エトキシル化ソルビタンエステルおよびエトキシル化脂肪アルコールからなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせ」という表現は、組み合わせが、
- 少なくとも1つの非エトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化ソルビタンエステル、
- 少なくとも1つの非エトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化脂肪アルコール、または
- 少なくとも1つのエトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化脂肪アルコール
を含まなければならないことを意味する。
好ましくは、組み合わせは、
- 少なくとも1つの非エトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化ソルビタンエステル、
または
- 少なくとも1つの非エトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化脂肪アルコール
を含む。
特定の一実施形態において、組み合わせは、少なくとも1つの非エトキシル化ソルビタンエステル、1つのエトキシル化ソルビタンエステルおよび1つのエトキシル化脂肪アルコールを含んでいてよい。
好ましくは、前記少なくとも2つの乳化剤の組み合わせは、13未満、好ましくは12以下、好ましくは11以下、より好ましくは10以下のHLBを有する。
好ましくは、前記少なくとも2つの乳化剤の組み合わせは、5超、好ましくは6以上、より好ましくは7以上のHLBを有する。
好ましくは、前記少なくとも2つの乳化剤の組み合わせは、5と13との間、好ましくは6と12との間、より優先的には7と11との間のHLBを有する。
「HLB」または「HLB値」という用語は、乳化剤の水への溶解度の評価を可能にする親水性-親油性バランスを意味する。好ましくは、HLBは、Griffinにより提唱された方法(Journal of the Society of Cosmetic Chemists、5(4)、(1954)、249~256)に従って決定される。
前記少なくとも2つの乳化剤の組み合わせのHLBは、乳化剤の質量比から算出され得る。
好ましくは、本発明による乳化剤は、部分加水分解ポリ酢酸ビニルを含まず、より優先的にはポリ酢酸ビニルを含まず、より優先的にはポリ酢酸ビニルもセルロースエステルも含まない。これにより、とりわけ、固体状のポリ酢酸ビニルが事前の溶解工程を必要とすることから、産業上の調製時間の減少が可能となり、かつ粉末の取り扱いに関連するリスクを最小限にすることが可能となる。
好ましくは、エトキシル化脂肪アルコールは、C~C30、好ましくはC~C20、より好ましくはC16~C18の線状または分岐状、環式または非環式、飽和または不飽和、芳香族または非芳香族脂肪アルコールである。
好ましくは、エトキシル化脂肪アルコールは、エトキシル化オクチルドデカノール、エトキシル化デカノール、エトキシル化ラウリルアルコール、エトキシル化オレオセチルアルコール、エトキシル化イソデカノール、エトキシル化カプリルアルコール、アルコールであるエトキシル化イソトリデカノール、エトキシル化セトステアリルアルコール、エトキシル化カプリリルアルコール、エトキシル化ミリスチルアルコール、エトキシル化ヘキサデカノイルつまりパルミチルアルコール、エトキシル化ステアリルアルコール、エトキシル化エイコサノイルつまりアラキジルアルコール、エトキシル化ベヘニルアルコール、エトキシル化オレイルアルコール、エトキシル化エイコセノイルつまりガドリニル(gadolinyl)アルコール、エトキシル化ドコセノイルアルコール、エトキシル化リシノレイルアルコール、エトキシル化リノレイルアルコールおよびエトキシル化リノレニルアルコール、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、脂肪アルコールは、3と80との間の酸化エチレン基、好ましくは20と40との間、優先的には22と30との間、より優先的には25の酸化エチレン基を含む。
特に好ましくは、脂肪アルコールは、C~C30、好ましくはC~C20、好ましくはC16~C18の線状または分岐状、環式または非環式、飽和または不飽和、芳香族または非芳香族脂肪アルコールであり、3と80個との間の酸化アルキレン単位、好ましくは20と40個との間、優先的には22と30個との間、より優先的には25個の酸化アルキレン基を含有する。有利には、脂肪アルコールは23~25の酸化エチレン基を含むC16~C18アルコールである。脂肪アルコールは、有利には、ArkemaのSurfaline(登録商標)OC23Lなどの、23の酸化エチレン基を含むC18アルコールであってもよい。脂肪アルコールは、有利には、ArkemaのSurfaline(登録商標)CS25Lなどの、25の酸化エチレン基を含むC18アルコールであってもよい。
好ましくは、非エトキシル化ソルビタンエステルは、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノパルミテートおよびソルビタントリパルミテートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
ソルビタンモノオレエートは、商標名Span80(登録商標)(Croda製)として入手可能である。
好ましくは、エトキシル化ソルビタンエステルは、3と40との間の酸化エチレン基、好ましくは5と20との間の酸化エチレン基を含む。
好ましくは、エトキシル化ソルビタンエステルは、エトキシル化ソルビタンモノステアレート、エトキシル化ソルビタントリステアレート、エトキシル化ソルビタンモノラウレート、エトキシル化ソルビタントリラウレート、エトキシル化ソルビタンモノオレエート、エトキシル化ソルビタントリオレエート、エトキシル化ソルビタンモノパルミテート、エトキシル化ソルビタントリパルミテートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
ソルビタンモノオレエート20OEは、商標名Surfaline SE80(登録商標)(Arkema製)またはTween80(登録商標)(Croda製)として入手可能である。
好ましくは、少なくとも2つの乳化剤の組み合わせは、先に定義された非エトキシル化ソルビタン、および5と20との間の酸化エチレン基を含むエトキシル化ソルビタンを含む。
好ましくは、少なくとも2つの乳化剤の組み合わせは、先に定義された非エトキシル化ソルビタン、および22と30との間の酸化エチレン基を含むC16~C22エトキシル化アルコールを含む。
好ましくは、前記少なくとも2つの乳化剤は、エマルジョンの0.05重量%~5重量%の範囲、好ましくは1重量%~2重量%の範囲の含有量で存在する。「2つの乳化剤は、エマルジョンの0.05重量%~5重量%の範囲、好ましくは1重量%~2重量%の範囲の含有量で存在する」という表現は、2つの薬剤の総含有量が、エマルジョンの0.05重量%~5重量%、好ましくはエマルジョンの1重量%~2重量%の範囲にあることを意味する。
本発明によるエマルジョンは、特定の性質/特性の最終熱可塑性組成物をもたらすことを特に意図され得る、1つまたは複数の添加剤も含んでいてよい。
好ましくは、前記添加剤は、抗酸化剤;UV保護剤;脂肪アミド、ステアリン酸およびその塩、エチレンビス(ステアルアミド)またはフッ素ポリマーなどの、使用されると最終的な外観を改善する機能を有する加工剤;防曇剤;シリカまたはタルクなどのブロッキング防止剤;炭酸カルシウムなどの充填剤、およびナノ充填剤、例えば粘土;シランなどのカップリング剤;帯電防止剤;核剤;顔料;染料;可塑剤;水酸化アルミニウムまたは水酸化マグネシウムなどの流動化剤および難燃性添加剤;ホスフェートおよびシトレートバッファーなどのpH調整剤;キレート剤;殺生物剤、例えば殺真菌剤;オゾン劣化防止剤、抗酸化剤;劣化防止剤、膨潤剤および離型剤からなる群から選択される。
好ましくは、前記添加剤は、溶液の均一性に対し作用を有しない。
前記添加剤は、通常使用される、当業者に公知の量で添加されてよい。これらの添加剤は一般的に、エマルジョンの重量に対し10重量ppmと10000重量ppmとの間の含有量で使用される。
好ましくは、本発明によるエマルジョンは、組成物の残部をなすように(100%まで)水を含む。好ましくは、水は脱イオン水または蒸留水である。
本発明による水性エマルジョンは、好ましくは、1000mPa・s未満、優先的には700mPa・s未満、より優先的には500mPa・s未満の-10℃および100s-1での動的粘度を有する(粘度測定値は、例えば、当業者に周知の基準DIN53019に従って、Viscotester Haake VT550などの機器を用いて、-10℃およびせん断速度100s-1で測定される)。
本発明による水性エマルジョンは、好ましくは、200秒未満、優先的には100秒未満の流下時間を有する(流下時間測定は、例えば、コンシストメーターカップ技法DIN53211、粘度カップ直径4mm、温度5℃を用いて行われてよい)。
方法
本発明は、ペルオキシエステルの水性エマルジョンを調製する方法であって、
- 少なくとも1つの先に定義された不凍液、
- 先に定義された、1)非エトキシル化ソルビタンエステル、2)エトキシル化ソルビタンエステル、および3)エトキシル化脂肪アルコールからなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせ、
- 水、
- 少なくとも1つの先に定義されたペルオキシエステル
を混合する工程a)を含む、方法にも関する。
好ましくは、工程a)は、前記少なくとも1つの有機過酸化物を、前記少なくとも1つの不凍液および前記少なくとも2つの乳化剤を含む水溶液と混合させることにより実施される。
好ましくは、工程a)は乳化工程である。好ましくは工程a)は、温度5℃未満、好ましくは0℃未満、さらにより優先的には温度-5℃未満で実施される。このような温度の使用により、有機過酸化物の早期劣化を制限することが可能となる。
好ましくは、水性エマルジョンは脱イオン水または蒸留水を用いて調製される。
好ましくは、混合工程は、水相中の過酸化物を可能な限り分割および/または均一化するために高せん断ミキサーを用いて実施される。言及され得るミキサーの例は、機械式回転パドルおよびアンカー型撹拌器、インペラー型撹拌器、ターボミキサー、超音波ミキサーおよびローターステーター型ミキサーを含む。
エマルジョンの使用
本発明は、エチレン性不飽和モノマーの重合のための、先に定義されたエマルジョンの使用にも関する。
本発明の目的のため、「重合」という用語は、エチレン性不飽和モノマー単独の重合、またはそれらのコモノマーとの共重合を意味する。
好ましくは、重合は開始温度45℃と70℃との間で実施される。
言及され得るエチレン性不飽和モノマーは、ブタジエン、アクリル酸塩、ビニルエステル、塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル、ビニルエーテル、ならびにスチレンなどの芳香族ビニル化合物、ならびに塩化ビニリデンおよびフッ化ビニリデンなどのハロゲン化ビニリデンを含む。好ましくは、エチレン性不飽和モノマーは塩化ビニルである。
重合方法
本発明は、エチレン性不飽和モノマーを重合させる方法であって、先に定義されたエマルジョンの存在下で重合させる工程を含む、方法にも関する。
以下の実施例は、本発明を限定することなく本発明を説明するのに役立つ。
試験組成物の配合物の生成:
以下のプロトコールに従ってエマルジョンを調製した:
乳化剤、不凍液および水を含有する水相を500と1000rpmとの間(毎分回転数)で撹拌し、-5℃(摂氏)で維持する。この水/乳化剤/不凍液混合物を含有する反応器に有機過酸化物を徐々に添加する。撹拌を2000rpmで3分間維持する。次いで、Ultra-Turrax S-25N 18G混合機などの機器を使用して、9500rpmで2分間全体を激しく撹拌し、次いでパドルを使用して1000rpmで1分間撹拌する。各乳化は、合計200gで実施する。
以下のエマルジョンを生成した:
- 全体濃度16%の、エタノール/1,2-プロパンジオールの質量比60/40のアルコール混合物である不凍液系、
- 40%の、以下の有機過酸化物のうちの1つ:Arkemaの、Luperox(登録商標)11(tert-ブチルペルオキシピバレート)、Luperox(登録商標)610(3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエート)、Luperox(登録商標)10(tert-ブチルペルオキシネオデカノエート)およびLuperox(登録商標)554(tert-アミルペルオキシピバレート))、
- 乳化剤または乳化剤の組み合わせ、
- 残部は蒸留水である。
Figure 2022541374000001
実施された試験:
-20℃での6ヶ月間の保存の後、以下の測定を行った:
Viscotester Haake VT550機器などの粘度計を使用して動的粘度測定を行う。基準DIN53019を参照して、測定装置はSV-DIN53019である。せん断を生み出す共軸円筒を使用して測定を行う。エマルジョン5~10ml(ミリリットル)を、-10℃に維持された測定チャンバーに導入する。以下の実施例で示す値はせん断速度100s-1に対応し、mPa・sで表す。
当業者に周知の基準DIN53211(粘度カップ直径:4mm)に従って、コンシストメーターカップを使用して流下時間測定を行う。+5℃でのコンディショニングの後、エマルジョン100gで測定を行う。流下時間測定値は秒で表す。
光散乱技法を使用する従来の手段により、液滴サイズを決定する。Malvern Mastersizer 2000(登録商標)装置を使用して、室温で測定を行う。±0.5μm(マイクロメートル)の精度で液滴サイズd50またはd100を決定する。
試料の上層から取り出した標本およびエマルジョン試料の底から取り出した別の標本について、HPLCにより有機過酸化物濃度を測定する。試料の上層と底の濃度で観察される差が4%未満の場合に、エマルジョンは安定と考えられる。
結果を以下の表2に示す。
Figure 2022541374000002

Claims (15)

  1. 少なくとも1つのペルオキシエステルと、
    少なくとも1つの不凍液と、
    下記:
    非エトキシル化ソルビタンエステル、
    エトキシル化ソルビタンエステル、
    エトキシル化脂肪アルコール
    からなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせと
    を含む、有機過酸化物の水性エマルジョン。
  2. 前記少なくとも2つの乳化剤の組み合わせが、13未満、好ましくは12以下、好ましくは11以下、より好ましくは10以下のHLBを有することを特徴とする、請求項1に記載のエマルジョン。
  3. 非エトキシル化ソルビタンエステルが、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタントリパルミテートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のエマルジョン。
  4. エトキシル化ソルビタンエステルが、エトキシル化ソルビタンモノステアレート、エトキシル化ソルビタントリステアレート、エトキシル化ソルビタンモノラウレート、エトキシル化ソルビタントリラウレート、エトキシル化ソルビタンモノオレエート、エトキシル化ソルビタントリオレエート、エトキシル化ソルビタンモノパルミテート、エトキシル化ソルビタントリパルミテートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  5. エトキシル化脂肪アルコールが、C~C30、好ましくはC~C20、好ましくはC16~C18の線状または分岐状、環式または非環式、飽和または不飽和、芳香族または非芳香族脂肪アルコールであり、3と80個との間の酸化アルキレン単位、好ましくは20と40個との間、優先的には22と30個との間、より優先的には25個の酸化アルキレン基を含有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  6. 前記少なくとも2つの乳化剤が、エマルジョンの0.05重量%~5重量%の範囲、好ましくは1重量%~2重量%の範囲の含有量で存在することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  7. 前記少なくとも1つの有機過酸化物が、組成物の総重量に対して30重量%と70重量%との間、好ましくは35重量%~65重量%、より優先的には40重量%~60重量%の含有量で存在することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  8. 前記少なくとも1つのペルオキシエステルが、
    ペルオキシネオデカノエート、例えばα-クミルペルオキシネオデカノエート、2,4,4-トリメチルペンチル2-ペルオキシネオデカノエート、3-ヒドロキシ-1,1-tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、tert-アミルペルオキシネオデカノエート、ジメチルブチルペルオキシネオデカノエートおよび3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエート、
    ペルオキシネオヘプタノエート、例えば3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオヘプタノエート、α-クミルペルオキシネオヘプタノエートおよびtert-ブチルペルオキシネオヘプタノエート、
    ペルオキシピバレート、例えばtert-アミルペルオキシピバレートおよびtert-ブチルペルオキシピバレート、
    ペルオキシエチルヘキサノエート、例えばtert-アミル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、tert-ブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、1,1,3,3-テトラメチルブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル2-ペルオキシエチルヘキサノエート、
    tert-ブチルペルオキシイソブチレート、
    およびそれらの混合物
    からなる群から選択され、
    好ましくは、ペルオキシエステルが、tert-ブチルペルオキシピバレート、tert-アミルペルオキシピバレート、tert-ブチルペルオキシネオデカノエート、3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチルペルオキシネオデカノエート、tert-アミルペルオキシネオデカノエートおよびα-クミルペルオキシデカノエートからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  9. 前記少なくとも1つの不凍液が、エタノール、エチレングリコール、イソプロパノール、n-プロパノール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、グリセロール、1-ブタノール、2-ブタノール、1,3-ブタンジオールおよび1,4-ブタンジオールおよびそれらの混合物からなる群から選択され、好ましくはイソプロパノール、エタノール、プロパンジオールおよびそれらの混合物からなる群から選択され、より優先的にはエタノールおよびプロパンジオールまたはそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  10. メタノールを含まないことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  11. 水性エマルジョンの総重量に対して5重量%と25重量%との間、好ましくは10重量%~20重量%の不凍液を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  12. ペルオキシエステルの水性エマルジョンを調製する方法であって、
    少なくとも1つの不凍液と、
    1)非エトキシル化ソルビタンエステル、2)エトキシル化ソルビタンエステル、および3)エトキシル化脂肪アルコールからなる群から選択される少なくとも2つの乳化剤の組み合わせと、
    水と、
    少なくとも1つのペルオキシエステルと
    を混合する工程a)を含む、方法。
  13. エチレン性不飽和モノマーの重合のための、請求項1から11のいずれか一項に記載のエマルジョンの使用。
  14. エチレン性不飽和モノマーが塩化ビニルを含むことを特徴とする、請求項13に記載の組成物の使用。
  15. エチレン性不飽和モノマーを重合させる方法であって、請求項1から11のいずれか一項に記載のエマルジョンの存在下で重合させる工程を含む、方法。
JP2021572672A 2019-07-22 2020-07-17 有機過酸化物の水性エマルジョン Pending JP2022541374A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1908298A FR3099161B1 (fr) 2019-07-22 2019-07-22 Emulsion aqueuse de peroxyde organique
FR1908298 2019-07-22
PCT/FR2020/051297 WO2021014083A1 (fr) 2019-07-22 2020-07-17 Emulsion aqueuse de peroxyde organique

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022541374A true JP2022541374A (ja) 2022-09-26

Family

ID=69743277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021572672A Pending JP2022541374A (ja) 2019-07-22 2020-07-17 有機過酸化物の水性エマルジョン

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20230141531A1 (ja)
EP (1) EP4004061A1 (ja)
JP (1) JP2022541374A (ja)
CN (1) CN113993907A (ja)
FR (1) FR3099161B1 (ja)
MX (1) MX2021014908A (ja)
TW (1) TW202116819A (ja)
WO (1) WO2021014083A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MA55920A (fr) 2020-05-20 2022-03-16 Arkema France Emulsion de peroxyde organique avec ethanol
WO2022243610A1 (fr) * 2021-05-20 2022-11-24 Arkema France Emulsion de peroxyde organique
FR3145754A1 (fr) * 2023-02-10 2024-08-16 Arkema France Composition comprenant au moins un peroxyde organique, au moins un émulsifiant, et au moins un sel

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR208425A1 (es) * 1975-03-14 1976-12-27 Akzo Nv Procedimiento para la preparacion de una suspension acuosa conteniendo un peroxido organico solido a una temperatura de aproximadamente 20 c
SE435843B (sv) * 1980-01-28 1984-10-22 Kenogard Ab Sett vid polymerisation av vinylklorid och vattendispersion for anvendning vid polymerisation av vinylklorid
JPH09143214A (ja) * 1995-11-28 1997-06-03 Nippon Oil & Fats Co Ltd 有機過酸化物の水性エマルション及び重合開始剤
TW426707B (en) 1997-07-24 2001-03-21 Akzo Nobel Nv Emulsions of peroxyesters
JPH11171914A (ja) * 1997-12-16 1999-06-29 Kayaku Akzo Corp 有機過酸化物のエマルション配合物
JP2001064312A (ja) * 1999-08-30 2001-03-13 Kayaku Akzo Corp 有機過酸化物エマルション配合物。
BR0311441B1 (pt) 2002-05-08 2013-09-24 emulsão aquosa e processo
JP5770729B2 (ja) * 2009-08-06 2015-08-26 アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップAkzo Nobel Chemicals International B.V. 高い活性酸素含有率を有する貯蔵安定かつ安全な過酸化物乳剤
FR3027236B1 (fr) * 2014-10-17 2020-01-03 Arkema France Emulsion aqueuse de peroxyde de dialkyle

Also Published As

Publication number Publication date
FR3099161B1 (fr) 2022-10-07
CN113993907A (zh) 2022-01-28
TW202116819A (zh) 2021-05-01
MX2021014908A (es) 2022-01-18
EP4004061A1 (fr) 2022-06-01
US20230141531A1 (en) 2023-05-11
WO2021014083A1 (fr) 2021-01-28
FR3099161A1 (fr) 2021-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022541374A (ja) 有機過酸化物の水性エマルジョン
KR101869142B1 (ko) 유기 퍼옥시드의 수성 에멀전 조성물
KR102189565B1 (ko) 콜로이드 작용제가 없는 유기 과산화물의 조성물
KR100984714B1 (ko) 낮은 화학적 산소 요구량 값을 가지며 안정하고 안전한 고농도의 디아실 퍼옥시드와 퍼옥시디카르보네이트 유탁액
US20230183392A1 (en) Organic peroxide emulsion with ethanol
US10138350B2 (en) Aqueous emulsion of dialkyl peroxide
JP2001510859A (ja) パーオキシエステルのエマルジョン
TW201736468A (zh) 儲存安定之水性有機過氧化物乳化液
PT932631E (pt) Processo para fabricar composicoes iniciadoras que compreendem alcool polivinilico e agente tensioactivo
EA045459B1 (ru) Водная эмульсия органического пероксида
JPH0286837A (ja) 水性エマルション化有機過酸化物
US20240239927A1 (en) Organic peroxide emulsion
US20230167054A1 (en) Di-sec-butyl peroxydicarbonate emulsion
JP2005015602A (ja) 有機過酸化物水性エマルションおよび乳化重合用重合開始剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240730