JP2022529097A - 製織の間における布の欠陥のリアルタイム同定のための装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)であって、布(24)が織られている間、前記布(24)の画像を撮るための少なくとも1つのビデオカメラ(20)を支持するクロスバー(16)に取り付けられている支持フレーム(12)と、少なくとも1つの前記ビデオカメラ(20)を移動させるための移動手段(40)と、処理及び制御ユニット(44)とを備えており、前記処理及び制御ユニット(44)は、前記布(24)が形成される製織ステップに続いて、横糸方向(X-X)に沿って前記ビデオカメラ(20)をリアルタイムで自動的に移動させるように前記移動手段(40)を制御するステップと、形成される前記布(24)の形状を予め得ると共に、比較のための少なくとも1つの理論寸法パラメータ、及び前記理論寸法パラメータのための許容限界値を設定するステップと、リアルタイムで形成される前記布(24)の画像を撮るステップと、形成される前記布(24)の実寸法パラメータを得て、前記実寸法パラメータを前記理論寸法パラメータと比較するように前記画像を処理するステップと、前記実寸法パラメータと前記理論寸法パラメータとの間の差が前記許容限界値よりも大きいとき、製織のエラーがあることを検出するステップと、製織のエラー又は欠陥を有して、対応する布部(48)の座標を保存するステップとを行うようにプログラムされている。【選択図】 図1
Description
本発明は、布の欠陥のリアルタイム検出のための装置及びその方法に関する。
リアルタイム検出は、製織の後ではなく、製織の間において、検出が行われることを意味する。
布の同定検出のための品質管理プロセスは、一般的に、布の製造プロセスの下流で行われる。
布は、織機と呼称される機械で製造される。この織機は、作業者によって布のデザインに基づいて設定される予め決められたパターンに従って横糸と縦糸を織ることにより、布を製造すると共に、所望の量が製造されたとき、作動の終了時に取り除かれるワープビームに該布を巻き付けることにより、該布を保管する。
一般的な無人製造段階の間において、機械は、制御ユニットのプログラムセットに従うことにより、独立して作動する。
作業者は、時々、生産状況を入手して、検査し得る。
機械の停止は、プロセスの間の深刻な問題の場合、起こる。布の製造段階の間、生じ得る欠陥は検出されない。機械を停止させる欠陥だけが観測される。製造の間、欠陥を同定して分類する方法も、欠陥の位置を示す方法もない。布が製造された後、他の準備又は仕上げ作業が行われる。また、結果として生じるロールは、検査のため、検査機に送られる。この検査において、作業者は、布の状態の100%の目視検査を行い、欠陥を印で示す。
製織作業は、織機によって自動的に行われるプロセスであり、以下の特徴を有する。
製織作業は、織機と呼称される特殊な自動機械の使用を必要とする低速で高価な作業である。
製織プロセスの間、抜き取り検査以外の人間の勤務がない。
布の製造プロセスの遅さを前提として、製織室と呼称される専用室内に共に位置する多くの機械が用いられる。
それぞれの製織室は、数個のユニットから数百個の織機を含んでもよい。また、それぞれの作業者は、効率と操作性を保証するため、多くの機械に取り組まなければならないと共に、製造を停止する深刻な問題が起こるときだけ、取り組む。
布の品質管理は、織機で行われない一方、布の検査装置による下流の作業で行われる。
製織作業は、織機と呼称される特殊な自動機械の使用を必要とする低速で高価な作業である。
製織プロセスの間、抜き取り検査以外の人間の勤務がない。
布の製造プロセスの遅さを前提として、製織室と呼称される専用室内に共に位置する多くの機械が用いられる。
それぞれの製織室は、数個のユニットから数百個の織機を含んでもよい。また、それぞれの作業者は、効率と操作性を保証するため、多くの機械に取り組まなければならないと共に、製造を停止する深刻な問題が起こるときだけ、取り組む。
布の品質管理は、織機で行われない一方、布の検査装置による下流の作業で行われる。
このため、欠陥を検査して同定するための作業のコストは、該作業が製造プロセスの下流で作業者によって視覚的に行われるため、従来大きい。これにより、欠陥が発生源で修正されることができない。
織機において品質管理を自動的に直接行うシステムを有することは、下流のプロセスにおける多くの時間を節約して、作業者がこの作業を行わなければならないことを防いで、多くの布の製造の下流プロセスを自動化させ得る布の欠陥のマップをもたらす。また、これによって、製造の間において修正して、且つ繰り返されることを防ぐことにより遭遇する欠陥の数を減少させる。
織機に特有の低速な製造速度を前提として、布が形成されるとき、画像取得作業は機械的な観点から特に負担とならない。電気モータの助けにより、布の製造速度に追随して、製造を100%スキャンできる装置を構築することは容易である。
一方、糸のサイズと幾何学的構成は、この行動を複雑にして、非常に高感度の光学系、及び非常に精密な焦点長さと高解像度を有するビデオカメラの使用を必要とする。
これらの特性は、画像取得プロセスを中断し得るコムの移動によって生じる大きな振動があることを含む織機の特殊性と対立している。
ビデオカメラは、限定領域の高解像度画像を非常に狭い間隔ですぐに生成する能力を有していなければならない。機械システムはまた、布形成速度に追随しなければならないことに加えて、機械によって生じる振動をできる限り吸収できなければならない。この振動は、撮られる画像を不鮮明又は判読不能にすることによって、撮られる画像の品質に悪影響を及ぼし得る。
すべての公知の機械システムは、同じ形態、すなわちビデオカメラを支持すると共に案内するクロスバーに取り付けられているビデオカメラを移動させるための電気モータを用いる。画像を撮ることは、織機から行われる。また、画像は、画像を分析する処理ユニットに送られる。
これらの公知のシステムは、使用されるビデオカメラの数、及び光学センサの取得の種類と感度において、互いに異なり得る。
これらのシステムは、一般的に、適切なトレーニングの後に実施される欠陥認識に基づくアルゴリズムを有する。これは、アルゴリズムが、かなり長い画像取得期間において欠陥を認識する方法を教えられる必要があること、及び説明と併せて、画像が、画像を分類して、且ついずれかに欠陥がないこと、及びいずれかに欠陥があることを決める作業者によって評価されることを意味する。
データベースが形成されるとき、予め知られていると共に分類されている画像と比較することによって、アルゴリズムは効率的に作動することができる。
従来市販されている欠陥検査のための視覚システムは、かなり高価であり、検出される必要がある欠陥を視覚システムに教えるため、一般的に長いトレーニング段階が最初に完了するときだけ、うまく機能する。また、アルゴリズムによって機能するように用いられ得る非常に大きく煩雑なデータベースが形成される。
したがって、従来技術を参照して記載された欠点と制約を克服する要求がある。
従来技術の欠点と制約を克服する要求が、請求項1に記載の欠陥検出装置、及び請求項11に記載の欠陥検出方法によって満たされる。
本発明のさらなる特徴と利益が、以下の好ましい非限定的な実施形態の記載から明確に理解される。
図1は、本発明の好ましい実施形態に記載の布の欠陥を同定するための装置の部分斜視図を示す。
図2aは、本発明のさらに考えられる実施形態に記載の布の欠陥を同定するための装置の部分図を示す。
図2bは、本発明のさらに考えられる実施形態に記載の布の欠陥を同定するための装置の部分図を示す。
図2cは、本発明のさらに考えられる実施形態に記載の布の欠陥を同定するための装置の部分図を示す。
図2dは、本発明のさらに考えられる実施形態に記載の布の欠陥を同定するための装置の部分図を示す。
図3aは、様々な種類の欠陥がない布の図を示す。
図3bは、様々な種類の欠陥がある布の図を示す。
図4は、本発明に記載の同定装置によって見つけられ得る考えられる欠陥のさらなる図を示す。
図5は、本発明に記載の同定装置によって見つけられ得る考えられる欠陥のさらなる図を示す。
図6は、本発明に記載の同定装置によって見つけられ得る考えられる欠陥のさらなる図を示す。
図7は、本発明に記載の同定装置によって見つけられ得る考えられる欠陥のさらなる図を示す。
以下に記載されている実施形態の間において共通である要素又は要素の一部は、同じ符号で示す。
上述の図を参照して、符号4は、製織機又は織機の全体像を示す。この製織機又は織機は、本発明に記載の布の欠陥同定装置8と結合している。
特に、製織機又は織機4は、本発明の目的のためのいずれかの種類及び/又はサイズであってもよい。
布の検出同定装置8は、布24が織られている間、布24の画像を撮るための少なくとも1つのビデオカメラ20を支持するクロスバー16が取り付けられている支持フレーム12を備える。
欠陥同定装置8を支持する支持フレーム12が、独立し得る、又は機械的に分離し得る、若しくは製織機4のフレームと結合し得ることに留意する必要がある。
好ましくは、欠陥同定装置8を支持する支持フレーム12は、製織プロセスの間において生じる振動からできる限り分離されるように、製織機4のフレームから独立している。この場合、支持フレーム12はまた、例えば、床面から生じる振動から支持フレーム12を分離するように、減衰手段36を有する1対のポスト28を備えてもよい。
図示するように、代替として、クロスバー16は製織機4と直接結合し得る。
より詳しくは、ある実施形態によれば、移動手段40(一般的に台車56)を支持するクロスバー16が取り付けられている支持フレーム12は、独立しており、布24を製織する製織機4と機械的に接続されていない。
ビデオカメラ20を支持する支持フレーム12を製織機4から分離するための多くの理由がある。
例えば、この意図は、システムを汎用的にして、且つ一方の製織機4から他方の製織機4に向かう移動を容易にすることである。すなわち、上述の支持フレーム12は、例えば同じ工場において、容易に移動して、且つ異なる製織機4と共に用いられ得る。
また、製織機4から機械的に独立している支持フレーム12により、製織機4の様々な種類の構成による強い振動及び取り付けと関連がある外乱も減少し得る。
支持フレーム12は、床面に配置される、又は製織機4の構造部品に固定されて、ビデオカメラ20により完全な画像をフレーム化するように布24から正しい焦点距離で特殊なスペーサ37により配置されている。
また、画像取得プロセスを妨げない、且つゆがんだ画像及び/又は判読不能な画像を形成しないように、振動を減衰させて、且つ振動をビデオカメラ20の支持フレーム12に伝達させない目的を果たすスペーサ37に取り付けられている減衰脚部36がある。
例えば、減衰手段36は、ビデオカメラ20を支持する支持フレーム12に対する振動の伝達を防ぐことができる吸収性材料から形成されている脚部を用いる。支持フレーム12の全体構造は、システムが布24の横方向の幅全体に渡って(すなわち、横糸方向X-Xに沿って)適切に機能し得るように、ビデオカメラ20の焦点長さにより設定されている正しい距離に配置されている。
布24により距離を設定するスペーサ37は、ビデオカメラ20の要件に対して明確に調整され得る。正しい距離が分かると、スペーサ37は、位置が変わらないように固定される。
さらに別の実施形態は、布24を製織するための製織機4のフレームの耐荷重性部品に配置され得る支持フレーム12の修正版を含む。
この方法によって、より小さな設置ができる。この位置は、支持の頑丈さと位置決め精度を確実にするため、布24を製織するための製織機4のフレームの耐荷重性構造にあってもよい。焦点長さを設定すると共に、製織機4により生じる振動を減衰させるように上述されている同じ種類のスペーサ37と振動減衰手段は、布24の画像が得られるとき、ビデオカメラ20の作動を妨げることなく、用いられる。
欠陥同定装置8は、製織プロセスをリアルタイムでフレーム化するように少なくとも1つのビデオカメラ20を移動させるための移動手段40を備える。
特に、製織プロセスは、形成される(織られる)布24の横糸(方向X-X)と縦糸(方向Y-Y)に沿ってフレーム化されて観察される必要がある。
これは、移動手段40により、ビデオカメラ20が、常に、移動手段40の横糸と縦糸に沿った移動に従うことによって、形成される布を効率的にフレーム化できることを意味する。
この移動は、クロスバー16に沿う移動を意味する。このクロスバー16は横糸と平行である。横糸と垂直な縦糸に沿う移動に関して、布24は製織機により移動する一方、ビデオカメラは移動しない。また、少なくとも部分的に、横糸方向X-Xと平行な回転軸周りの角度傾斜移動を含み、縦糸方向に沿ってビデオカメラ20を移動させ得る移動手段を用いることができる。
ビデオカメラ20の移動手段40は、様々な構成要素を備えてもよい。例えば、この構成要素は、互いにスライドするガイドと共に台車56を支持するクロスバー16に位置する台車56を含んでもよい。閉回路内の2つのプーリ60に巻き付けられたベルト58は、台車56に繋がれ、台車56をクロスバー16上で横方向に移動させる。ベルト58は、モータ62、すなわち一般的に電気モータによって駆動されて、台車56のクロスバー16の一方の側に配置される。このモータ62は、2つの横プーリ60の一方を駆動させる。好ましくは、ベルト58は歯付きのベルトである。
布24をフレーム化するビデオカメラ20は、台車56に取り付けられている。
一方の実施形態によれば、ビデオカメラ20用の電源供給、及びデータと信号のケーブルは、台車56の移動に従う柔軟な「ケーブルチェーン」64の内側を通る。
このように、布24はビデオカメラ20の前で製造方向、すなわち縦糸方向Y-Yに通過し得る。一方、横糸方向X-Xと平行な横方向移動を有するビデオカメラ20は、ビデオカメラが取り付けられている台車56の移動により、布24の幅全体をスキャンできる。
有利であるように、欠陥同定装置8は、以下を行うようにプログラムされた処理及び制御ユニット44を備える。
製織プロセスに続いて、ビデオカメラ20をリアルタイムで移動させるように移動手段40を制御するステップ。
形成される布24の形状を予め得ると共に、比較のための少なくとも1つの理論寸法パラメータ、及び該理論寸法パラメータのための許容限界値を設定するステップ。
リアルタイムで形成される布24の画像を撮るステップ。
形成される布24に対して得られて、理論寸法パラメータに対応する実寸法パラメータを得て、実寸法パラメータを理論寸法パラメータと比較するように上記画像を処理するステップ。
実寸法パラメータと理論寸法パラメータとの間の差が許容限界値よりも大きいとき、製織のエラーがあることを検出するステップ。
製織のエラーを有して、対応する布部48の座標を保存するステップ。
製織プロセスに続いて、ビデオカメラ20をリアルタイムで移動させるように移動手段40を制御するステップ。
形成される布24の形状を予め得ると共に、比較のための少なくとも1つの理論寸法パラメータ、及び該理論寸法パラメータのための許容限界値を設定するステップ。
リアルタイムで形成される布24の画像を撮るステップ。
形成される布24に対して得られて、理論寸法パラメータに対応する実寸法パラメータを得て、実寸法パラメータを理論寸法パラメータと比較するように上記画像を処理するステップ。
実寸法パラメータと理論寸法パラメータとの間の差が許容限界値よりも大きいとき、製織のエラーがあることを検出するステップ。
製織のエラーを有して、対応する布部48の座標を保存するステップ。
処理及び制御ユニット44は、実施される理論的な製織、すなわち織機で行われる特定の横糸及び縦糸の製織と、実際の製織、すなわち得られる実際の結果との間の比較を行い、少なくとも1つの予め決められた寸法パラメータが、定められた許容限界値、すなわち理論的な値と比べて最大の差に収まるか否かに応じて、エラーの有無を決めることに留意する必要がある。
「製織のエラーを有して、対応する布部48の座標を保存するステップ」という語句は、エラーを有する上記布部48の横糸と縦糸の値が保存されることを意味すると理解される。したがって、製織は通常通りに実施する。一方、処理及び制御ユニット44は、欠陥を有するすべての布部48を保存する。
また、製織の間において形成されるエラーの対応するデータベースを形成するように、製織のエラーを有する布部48の画像を保存できる処理及び制御ユニット44を有することができる。
理論寸法パラメータは、製織のエラーがあることを同定するように観察されるため、横糸T及び/又は縦糸Oの理論密度、及び/又は横糸T及び/又は縦糸Oの厚み、及び/又は互いに交差する2つの連続横糸T’,T’’と2つの連続縦糸O’,O’’の交差によって形成される穴Hの領域Sを備えてもよい。
最後に、理論寸法パラメータは、穴Hの側部の大きさを備えてもよい。
上述の例の理論寸法パラメータは互いに代替的又は排他的ではないこと、すなわち上述の1つの寸法パラメータだけではなく、2つ以上の寸法パラメータを互いに組み合わせて観察できることを示す必要がある。
得られる布と製織の特定の種類に応じて、観察される複数の種類の理論寸法パラメータの間の階層を定めることができる。または、この階層に関して、すなわちそれぞれの寸法パラメータの重要性に関して、最大許容公差又は差を変えることができる。
例えば、寸法パラメータの重要性が上がるとき、または下がるとき、より小さな公差が割り当てられ得る。
考えられる実施形態によれば、処理及び制御ユニット44は、不適合な理論寸法パラメータの数と種類に基づいて欠陥の種類を分類するステップを行うようにプログラムされている。
処理及び制御ユニット44は、差の量と差に従って欠陥の種類を分類するステップを行うようにプログラムされることを要求することができる。
例えば、布の欠陥同定装置8は、エラー又は欠陥Dを有する布部48を表示するための少なくとも1つのスクリーンを備えてもよい。
考えられる実施形態によれば、処理及び制御ユニット44は、布24を、欠陥がある領域と、欠陥がない領域とに分割するステップを備える。このステップは、数及び/又は欠陥に応じて、欠陥がある領域を分類するステップを要求する。
製織のエラー又は欠陥Dの複数の種類があり得ることに留意する必要がある。
添付の図面において、上述の種類の一部を示す。
例えば、図3bは、複数の種類の欠陥Dの概観を示す。
より詳しくは、図4は、製織において、糸があることによる欠陥Dを示す。また、図5は、横糸バーの欠陥Dを示す一方、図6は、二重横糸を有する欠陥Dを示す。
本発明に記載の欠陥検出装置の作業を示す。
なによりも、光学系を用いる織機における布用のリアルタイム品質制御システムは、リアルタイムで布の画像を収集、生成、及び処理することを求める。これを行うため、光学系は、物理的に布24を生じる製織機4による布の製織に正確に従う必要がある。
製織機4は、相対的に低速な布24の製造速度を有する。これは、布24をスキャンするビデオカメラ20を支持するための耐荷重性構造又は支持フレーム構造12を用いてスキャンするステップ、及びビデオカメラ20を移動させるために用いられる付属部品の作業を容易にする。
織機における布の品質制御のための視覚システムは、1つ以上のビデオカメラ20が取り付けられているクロスバー16を有する機械的支持部から形成されている。上述のビデオカメラは、布の幅全体に沿って移動するとき、製造の100%をスキャンする。
つまり、光学系、すなわちビデオカメラ20は、移動手段40、一般的に上述のクロスバー16上で横方向にスライドし得る台車に取り付けられている。このクロスバー16は、布24を製造する製織機4と同じくらいの幅がある。このように、ビデオカメラ20を支持する台車は、横方向にスライドできて、布24が製造されるとき、布24の幅全体に及ぶことができる。
(移動手段40のような)1つ以上の電気モータにより、ビデオカメラ20は、布24の幅全体を常にフレーム化するように、クロスバー16上で移動する。ビデオカメラ20は、移動するとき、画像を撮る。この画像は、処理及び制御ユニット44に送られる。
したがって、ビデオカメラは、上述の横糸方向X-Xと平行な交互線形横移動を備える。同時に、製織機4によって動かされて形成される布24は、縦糸方向Y-Yに移動する。
製織機4は、布24の製造速度(1分間あたりのピック)に関する情報を、ビデオカメラ20を支持する移動手段40に与える。このデータ伝送は、例えば、CANBUSプロトコルを用いて行われる。
処理及び制御ユニット44はまた、製織機4から、布の横糸における情報(すなわち、布のセンチメートルあたりに挿入される横糸の直径と密度)を受け取る。このように、処理及び制御ユニット44は、製織機4によって、1分間あたりに何センチメートルの布24が製造されるか(センチメートル毎分)を計算して、布24が形成されるとき、すなわちリアルタイムで、ビデオカメラ20を支持する移動手段40が布24の幅全体に及ぶように、支持フレーム12の一方の側から他方の側に向けて横方向にスライドする必要がある速度を与え得る。
このように、ビデオカメラ20を支持する移動手段40、すなわち台車は、布24がリアルタイムで製造されるとき、ビデオカメラ20が布24の幅全体をフレーム化できる横方向の速度を常に有して、布24が製造されるとき、いずれかの部分を飛ばすことなく、布24の画像をうまく撮る。
明らかに、ビデオカメラ20は、特有の視野(すなわち、ビデオカメラ20がフレーム化できる領域のサイズ)を備える光学系を有する。上述の視野は、ビデオカメラ20のデータの公知の一部である。このことから、横糸方向X-Xに沿った最大並進速度を推定できる。この最大並進速度において、ビデオカメラ20を支持する移動手段40(すなわち、台車)は、布24が形成されるとき、布24の全体スキャンをリアルタイムで成功するように移動し得る。
最大許容速度は、リアルタイムでの布24の全体スキャンに対して十分ではない。1つ以上のビデオカメラ24は、取り付けられることを必要として、ビデオカメラ24を支持するクロスバー16上の(移動手段40のような)複数の台車を意味する。上述のそれぞれの移動手段40は、他の移動手段40と独立して、スキャンをするための布の予め決められた領域を有して、この予め決められた領域において、交互線形移動と共に、横糸方向X-Xに沿って移動し得る。
また知られているように、固定パラメータは、ビデオカメラ20が、正しく布24をフレーム化して、且つ焦点を合わせて画像を撮るために必要な距離を決めるビデオカメラ20の焦点長さである。
支持フレーム12は、作業全体の間、システムの剛性と正しい位置決めを確実にすると共に、製織プロセスの間において生じる振動の影響を減衰させる。
画像は、処理及び制御ユニット44に送られた後、画像が放出される場合、欠陥がある場所、また欠陥がない場所を決めるアルゴリズムによって処理される。すなわち、欠陥を有する画像だけが、以降の検査のため、データベースに保存される。
また、欠陥を含む布部48は、マップ化される。すなわち、処理及び制御ユニット44は、布に関する横糸と縦糸の座標を保存する。
システムは、支持フレーム12と接続することによって、欠陥の位置マップを形成する。この支持フレーム12は、布の製造が始まる位置に基づいて、X軸(横糸)とY軸(縦糸)の座標を与えることにより、すぐに位置を位置マップに与える。
マップ化により、欠陥が位置する場所を把握するため、実質的にピースを見に行くこと、及び衣類の形成のための下流のシステムによる以降の切断を位置決めすることができる。欠陥のマップにより、製造の後、別の検査を実施することなく、ピースに向かいすぐに検査することができる。以降のプロセスは、時間とコストを減らすため、最適化され得る。
このように、プロセスの後の作業者による検査機を用いる検査は削除される。
このように、処理及び制御ユニットは、欠陥の座標、また分類と意図された目的に基づいて布を切断するための座標を提供できることに留意する必要がある。
例えば、布部に完全に欠陥がないとき、布の部分は、以降の使用において、シャツの前部のような可視部に対して用いられ得る。一方、布部が(適切に分類された)欠陥を有するとき、例えばシャツの袖口のような小さな可視部において、布の切断が用いられ得る。
まさにデザインにより、処理及び制御ユニットにより実施されるアルゴリズムは、上述の理論寸法パラメータと実寸法パラメータによって、布の形状の幾何学的計算を直接行うため、いずれかの指示を必要としない一方、機能して、布の欠陥をすぐに見つけ得ることに留意する必要がある。
実際には、横糸と縦糸との間の製織の形状、領域、及び寸法を計算することによって、アルゴリズムは、画像が完全であること、及び布に欠陥がないこと、又は不規則性と欠陥が布にあることを決め得る。
一般的な欠陥の集まりは、要件に基づいて欠陥を分類し得るデータベースを形成するため、収集され得る。
欠陥を同定すると、システムは、該欠陥を示し得る、又は分類及び製織機に与えられる指示に基づいて製造を停止し得る。
システムは、位置を同定して、且つ製造に従うプロセスの間、ピースの欠陥のある領域と正常な領域を同定できるようにするため、欠陥のマップを形成する。このように、以降の作業が、付随するコストと時間の節約と共に、最適化され得る。
より詳しくは、布24が形成されるとき、布24の品質制御のため、処理及び制御ユニット44により実施されるアルゴリズムは、布24の構成の幾何学的検証の原理に主に基づいている。
布24は、横糸と縦糸との間に「穴」を残す。この「穴」は、布24が製織機4で製造される方法のため、(同じ状態を保つ横糸と縦糸により)同じサイズを明確に常に有する。これにより、「穴」は形状に関して非常に均一になり、また確認と検査が容易になる。
上述のように、ビデオカメラ20は、連続的な布24の画像をリアルタイムで撮る。また、上述の画像は、布の領域をビデオカメラ20の視野のサイズにフレーム化する。
布24のこの部分において、横糸Tと縦糸Oの寸法に応じる数Nの穴又は開口部Hがある。開口部又は穴Hの数は、開口部又は穴Hのサイズを決める。したがって、システムのビデオカメラ20のサイズは、フレーム化される穴Hのサイズに基づいて決まる必要がある。
開口部又は穴Hが横糸Tと縦糸Oとの間に形成されているこれらの布の領域は、互いに隣接して配置されているとき、製造される布24の完全な画像を形成する。
ビデオカメラ20は、画像をフレーム化して、画像を撮る(図示しない)センサに投影するだけである。(このセンサはビデオカメラ20の後方のシステムの内側にある。)画像が撮られるとき、処理及び制御ユニット44は、作業を画像に行い、画像を白黒に変換して、開口部又は穴Hが完全に見えるように画像を配置する。
この時点では、画像は、上述の穴Hに対応する一連の小さな黒い正方形のように見える。検査アルゴリズムは、それぞれの正方形(又は、すべての正方形)を解析して、それぞれの正方形に対して、領域Sと重心C(領域Sの中点)を計算するだけである。
この計算により、処理及び制御ユニット44により実施されるアルゴリズムは、正方形又は穴Hが、有するはずの寸法に対応するか否か、また広範な欠陥を同定するため、互いに隣接する正方形Hと相関があるか否かを検査する。
重心Cと領域Sが、有するはずの寸法に基づく理論計算に応じないとき、欠陥があり、正方形Hを欠陥として印で示すことを意味する。このプロセス全体は、布24の製造の間、リアルタイムで起こる。
正方形Hにおけるいずれかの変形、又は正方形Hの側部の誤った測定は、重心Cの計算が、この種類の検証を暗黙の内に含むため、既に検査されて、アルゴリズムの解析に含まれる。すなわち、重心Cの理論的な位置からのずれは、開口部又は穴Hの変形、また側部の変形を意味する。図7において、重心Cのずれの例を示す。(左側の)理論的な穴Hの重心Cと右側の実際の穴H’の重心C’との間において、差「e」がある。
上述から分かるように、この発明は、従来技術の欠点を克服する。
実際には、本発明は、ビデオカメラを用いる製造の間に生じる欠陥のリアルタイム同定により、織機における布の品質制御を行うための安価なシステムを提供する。装置は、単純であり、いずれかの織機、顧客が既に有する織機にも取り付けられ得る。したがって、既存の織機に改造作業を行うことができる。
欠陥を評価及び同定するアルゴリズムは、特殊なデータベースがない場合であっても、欠陥を同定する一方、単純且つ独立した方法で機能できる。生成された画像は、以降の検査に対する欠陥を含むとき、保存されるだけである。また、ピースが、事後の欠陥を速やか且つ容易に同定するように、マップ化される。
利点は、公知の方法と比べて純粋に多く、明白である。したがって、この利点により、以下を行うことができる。
布が形成されるとき、すなわちリアルタイムで、欠陥を検出するため、織機における布をスキャンすること。
検査機における作業者による以降の検査を削除すること。
欠陥のあるピースの製造による無駄を削除すること。
工程所要時間全体を減らすこと。
手作業を減らして、且つ布の検査機の作業を減らすこと。
欠陥が検出されるとすぐに、機械上で欠陥を修正すること。
プロセスにより生じる繰り返される欠陥を防ぐため、機械を停止する、又は警報を出すこと。
リアルタイムで欠陥を検出すること。
トレーニングを必要としない独立した欠陥検出アルゴリズムを得ること。(したがって、システムを設定するための時間とコストを減らすこと。)
実施のコストと時間に関連する課題と共に、欠陥認識のためのデータベースを必要としないこと。
プロセスに対する欠陥を容易に分類すること。
以降の評価とプロセスのため、ピースをマップ化すること。
布が形成されるとき、すなわちリアルタイムで、欠陥を検出するため、織機における布をスキャンすること。
検査機における作業者による以降の検査を削除すること。
欠陥のあるピースの製造による無駄を削除すること。
工程所要時間全体を減らすこと。
手作業を減らして、且つ布の検査機の作業を減らすこと。
欠陥が検出されるとすぐに、機械上で欠陥を修正すること。
プロセスにより生じる繰り返される欠陥を防ぐため、機械を停止する、又は警報を出すこと。
リアルタイムで欠陥を検出すること。
トレーニングを必要としない独立した欠陥検出アルゴリズムを得ること。(したがって、システムを設定するための時間とコストを減らすこと。)
実施のコストと時間に関連する課題と共に、欠陥認識のためのデータベースを必要としないこと。
プロセスに対する欠陥を容易に分類すること。
以降の評価とプロセスのため、ピースをマップ化すること。
また、アルゴリズムは、穴の寸法を計測して、また実際の欠陥自体を越えて、布の品質の連続的な寸法評価のためのツールを与え得る。
要するに、アルゴリズムは、欠陥を独立して検出して、データベース又はトレーニングを必要としない。アルゴリズムは、欠陥の種類に応じない一方、従来技術と比べて徹底的に汎用的な方法ですべての欠陥を明らかにするように管理する。
特定の付随する要件を満たすための取り組みにおいて、当業者は、上述の装置と方法に対して、多くの変更をなしてもよい。すべての変更は、添付の請求項に定められるような発明の範囲に含まれる。
Claims (25)
- 布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)であって、
布(24)が織られている間、前記布(24)の画像を撮るための少なくとも1つのビデオカメラ(20)を支持するクロスバー(16)に取り付けられている支持フレーム(12)と、
製織プロセスをリアルタイムでフレーム化するように少なくとも1つの前記ビデオカメラ(20)を移動させるための移動手段(40)と、
処理及び制御ユニット(44)とを備えており、
前記処理及び制御ユニット(44)は、
前記布(24)が形成される製織ステップに続いて、横糸方向(X-X)に沿って前記ビデオカメラ(20)をリアルタイムで自動的に移動させるように前記移動手段(40)を制御するステップと、
形成される前記布(24)の形状を予め得ると共に、比較のための少なくとも1つの理論寸法パラメータ、及び前記理論寸法パラメータのための許容限界値を設定するステップと、
リアルタイムで形成される前記布(24)の画像を撮るステップと、
形成される前記布(24)に対して得られて、前記理論寸法パラメータに対応する実寸法パラメータを得て、前記実寸法パラメータを前記理論寸法パラメータと比較するように前記画像を処理するステップと、
前記実寸法パラメータと前記理論寸法パラメータとの間の差が前記許容限界値よりも大きいとき、製織のエラーがあることを検出するステップと、
製織のエラー又は欠陥を有して、対応する布部(48)の座標を保存するステップとを行うようにプログラムされており、
前記座標は、前記布(24)の横糸(T)と縦糸(O)に関連していることを特徴とする、布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。 - 前記処理及び制御ユニット(44)は、製織のエラー又は欠陥を有する前記布部(48)の画像を保存するステップを行うようにプログラムされていることを特徴とする、請求項1に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記理論寸法パラメータは、前記横糸及び/又は前記縦糸の理論密度を備えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記理論寸法パラメータは、前記横糸及び/又は前記縦糸の厚みを備えることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記理論寸法パラメータは、互いに交差する2つの連続横糸(T’,T’’)と2つの連続縦糸(O’,O’’)の交差から生じる穴(H)の領域を備えることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記理論寸法パラメータは、前記穴(H)の側部の大きさを備えることを特徴とする、請求項5に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記処理及び制御ユニット(44)は、不適合な前記理論寸法パラメータの数と種類に基づいて欠陥(D)の種類を分類するステップを行うようにプログラムされていることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記処理及び制御ユニット(44)は、前記差の大きさにより、欠陥(D)の種類を分類するステップを行うようにプログラムされていることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記欠陥同定装置(8)の前記支持フレーム(12)は、製織機(4)のフレームから機械的に分離されていることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記支持フレーム(12)は、床面に配置される、又は製織機(4)の構造部品に固定されて、前記ビデオカメラ(20)により完全な画像をフレーム化するように前記布(24)から正しい焦点距離で特殊なスペーサ(37)により配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記スペーサ(37)に固定されている減衰脚部(36)は、振動を減衰させて、且つ振動を前記ビデオカメラ(20)の前記支持フレーム(12)に伝達させないように設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記処理及び制御ユニット(44)は、前記布(24)の焦点画像を撮るため、前記ビデオカメラ(20)の焦点長さ及び/又は視野に従ってフレーム化されるように、前記ビデオカメラ(20)と前記布(24)との間の正しい焦点長さを決めるステップを行うようにプログラムされていることを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記処理及び制御ユニット(44)は、前記布(24)の生産速度、及び/又は形成される布の横糸の種類、及び/又は前記ビデオカメラ(20)の視野に応じて、前記横糸方向(X-X)における前記ビデオカメラ(20)の並進速度を設定するステップを行うようにプログラムされていることを特徴とする、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 前記布(24)の欠陥を同定するための前記欠陥同定装置(8)は、少なくとも欠陥(D)を有する前記布部(48)を表示するための少なくとも1つのスクリーンを備えることを特徴とする、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の布(24)の欠陥を同定するための欠陥同定装置(8)。
- 布の欠陥を同定するための方法であって、
形成される布(24)の形状を予め得ると共に、比較のための少なくとも1つの理論寸法パラメータ、及び前記理論寸法パラメータのための許容限界値を設定するステップと、
形成される前記布(24)に従い、前記布(24)の横糸方向(X-X)に沿ってリアルタイムで自動的に移動するビデオカメラ(20)を用いて、リアルタイムで形成される前記布(24)の画像を撮るステップと、
形成される前記布(24)の実寸法パラメータを得て、前記実寸法パラメータを前記理論寸法パラメータと比較するように前記画像を処理するステップと、
前記実寸法パラメータと前記理論寸法パラメータとの間の差が前記許容限界値よりも大きいとき、製織のエラーがあることを検出するステップと、
製織のエラー又は欠陥(D)を有して、対応する布部(48)の座標を保存するステップとを備える、方法。 - 製織の前記エラー又は前記欠陥(D)を有する前記布部(48)の前記画像を保存するステップを備える、請求項15に記載の方法。
- 前記理論寸法パラメータは、横糸(T)及び/又は縦糸(O)の理論密度を備えることを特徴とする、請求項15又は請求項16に記載の方法。
- 前記理論寸法パラメータは、横糸(T)及び/又は縦糸(O)の厚みを備えることを特徴とする、請求項15、請求項16、又は請求項17に記載の方法。
- 前記理論寸法パラメータは、互いに交差する2つの連続横糸(T’,T’’)と2つの連続縦糸(O’,O’’)の交差から生じる穴(H)の領域(S)を備えることを特徴とする、請求項15から請求項18のいずれか1項に記載の方法。
- 前記理論寸法パラメータは、前記穴(H)の側部の大きさを備えることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
- 前記理論寸法パラメータは、重心(C)、すなわち前記穴(H)の前記領域(S)の中点を備えることを特徴とする、請求項19又は請求項20に記載の方法。
- 不適合な前記理論寸法パラメータの数と種類に応じて前記欠陥(D)の種類を分類するためのステップを備える、請求項15から請求項20のいずれか1項に記載の方法。
- 前記差の大きさに応じて、前記欠陥(D)の種類を分類するステップを備える、請求項15から請求項22のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、前記布(24)を、前記エラー又は前記欠陥(D)がない領域と、前記エラー又は前記欠陥(D)がある領域とに分割するステップを備えており、
前記分割するステップは、前記エラー又は前記欠陥(D)の数及び/又は種類に応じて、前記エラー又は前記欠陥(D)がある領域を分類するために設けられていることを特徴とする、請求項15から請求項23のいずれか1項に記載の方法。 - 前記布(24)の生産速度、及び/又は形成される布の横糸の種類、及び/又は前記ビデオカメラ(20)の視野に応じて、前記横糸方向(X-X)における前記ビデオカメラ(20)の並進速度を設定するためのステップを備える、請求項15から請求項24のいずれか1項に記載の方法。
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