以下の考察は、本教示の具体的な実装および実施形態に焦点を合わせるであろう。詳細な説明は、ある特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示および本教示の範囲または適用性に対する限定として解釈されるべきではない。他の実施形態を、本明細書に提供された本開示および本教示に基づいて使用することができることが理解されるであろう。
用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、またはその任意の他の変形は、非排他的包含を含むことを意図する。例えば、特徴のリストを備える方法、物品、または装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されず、そのような方法、物品、または装置に明示的にリスト化されないかまたは固有ではない他の特徴を含んでもよい。さらに、明示的にそうではないことが述べられていない限り、「または(or)」は、包含的な「または」を指し、排他的な「または」を指さない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満たされる。Aは真(または存在する)かつBは偽(または存在しない)、Aは偽(または存在しない)かつBは真(または存在する)、およびAとBの両方が真(または存在する)である。
また、「1つ(a)」または「1つ(an)」の使用は、本明細書に記載の要素および構成要素を説明するために用いられる。これは単に便宜上および本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、他を意味することが明確でない限り、1つ、少なくとも1つ、または複数も含む単数形、またはその逆を含むように読む必要がある。例えば、本明細書で単一の物品が説明される場合、単一の物品の代わりに複数の物品を使用することができる。同様に、本明細書で複数の物品が説明される場合、それらの複数の物品に代えて単一の物品が使用され得る。
本明細書に記載の実施形態は、概して、接着剤組成物および接着剤組成物を形成する方法、より具体的には、優れた接着特性を有する接着剤組成物およびそれを形成する方法に関する。
例示を目的として、図1は、本明細書に記載の特定の実施形態による接着剤組成物形成方法を示す図を含む。接着剤組成物形成方法100は、プレ接着剤混合物を提供する第1のステップ110と、プレ接着剤混合物を混合する第2のステップ120と、プレ接着剤混合物を重合して接着剤組成物を形成する第3のステップ130と、を含み得る。
第1のステップ110を参照すると、特定の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、形成混合物に添加される前に完全に重合されるプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、形成混合物に添加される前に重合されていないプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含み得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(Tg)プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(Tg)プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、または約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、プレ接着剤モノマー成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2を含み得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性極性モノマーであり得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性モノマーを含み得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され得、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分a1を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分a2を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、プレ接着剤モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、プレ接着剤モノマー成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分a3を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、プレ接着剤モノマー成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2を含み得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分b1を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分b2を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、プレ接着剤モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分b3は、プレ接着剤モノマー成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のプレ接着剤モノマー成分b3を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤粘着付与剤成分を含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を参照すると、接着剤組成物は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
特定の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
特定の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、または約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性極性モノマーであり得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性モノマーを含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤は、テープを形成するために基材上の接着剤層として適用され得る。より特定の実施形態によれば、テープの基材は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、エチレンテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンプロピレン、アルミニウム箔、またはそれらの組み合わせの群から選択される任意の材料を含み得る。
ここで単層フォームテープを参照すると、本明細書に記載の実施形態は、概して、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を含む単層フォームテープにさらに関連し得る。
例示を目的として、図2は、本明細書に記載の実施形態に従って形成された単層フォームテープ200の構成を示す図を含む。図2に示されるように、単層フォームテープ200は、フォームコア210を含み得る。フォームコア210は、接着剤組成物230内に中空の微小球220を含み得る。
特定の実施形態によれば、単層フォームテープ200は、特定の厚さを有し得る。例えば、単層フォームテープ200は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、単層フォームテープ200は、約0.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。単層フォームテープ200の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。単層フォームテープ200の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、フォームコア210は、特定の厚さを有し得る。例えば、フォームコア210は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、フォームコア210は、約0.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。フォームコア210の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。フォームコア210の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、中空の微小球220は、特定の材料であり得る。例えば、中空の微小球220は、ガラスビーズであり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球220は、ポリマー微小球であり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球220は、ガラスビーズとポリマー微小球との組み合わせであり得る。
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物230を参照すると、接着剤組成物230は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。以下、またはさらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性極性モノマーであり得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性モノマーを含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物230中の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230中の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
ここで、フォームテープを参照すると、本明細書に記載の実施形態は、概して、フォームコアと、フォームコアの第1の表面を覆う少なくとも第1の接着剤層であって、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を含む、第1の接着剤層と、を含むフォームテープにさらに関連し得る。
例示を目的として、図3は、本明細書に記載の実施形態に従って形成されたフォームテープ300の構成を示す図を含む。フォームテープ300は、フォームコア310と、フォームコア310の第1の表面312を覆う第1の接着剤層340と、を含み得る。フォームコア310は、フォーム材料330内に中空の微小球320を含み得る。第1の接着剤層340は、第1の接着剤組成物350を含み得る。
特定の実施形態によれば、フォームテープ300は、特定の厚さを有し得る。例えば、フォームテープ300は、少なくとも約0.10mm、例えば、少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.20mmまたは少なくとも約0.25mmまたは少なくとも約0.30mmまたは少なくとも約0.35mmまたは少なくとも約0.40mmまたは少なくとも約0.45mmまたはさらに少なくとも約0.50mmの厚さを有し得る。フォームコア300の厚さは、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。フォームテープ300の厚さは、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、フォームコア310は、特定の厚さを有し得る。例えば、フォームコア310は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、フォームコア310は、約0.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。フォームコア310の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。フォームコア310の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、中空の微小球320は、特定の材料であり得る。例えば、中空の微小球320は、ガラスビーズであり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球320は、ポリマー微小球であり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球320は、ガラスビーズとポリマー微小球との組み合わせであり得る。
さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、特定の材料であり得る。例えば、フォーム材料330は、アクリル材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、ポリウレタン材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、ポリエチレン材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、PVC材料であり得る。他の実施形態によれば、フォーム材料330は、アクリル材料、ポリウレタン材料、ポリエチレン材料、またはPVC材料の任意の組み合わせであり得る。
さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、アクリルフォームであり得る。さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、ポリウレタンフォームであり得る。
特定の実施形態によれば、第1の接着剤層340は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1の接着剤層340は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤層340は、約0.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。第1の接着剤層340の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤層340の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された第1の接着剤層340の第1の接着剤組成物350を参照すると、第1の接着剤組成物350は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、または約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性極性モノマーであり得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性モノマーを含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、第0.1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
例示を目的として、図4は、本明細書に記載の実施形態に従って形成されたフォームテープ400の構成を示す図を含む。フォームテープ400は、フォームコア410と、フォームコア410の第1の表面412を覆う第1の接着剤層440と、フォームコア410の第2の表面414を覆う第2の接着剤層460と、を含み得る。フォームコア410は、フォーム材料430内に中空の微小球420を含み得る。第1の接着剤層440は、第1の接着剤組成物450を含み得、第2の接着剤層460は、第2の接着剤組成物470を含み得る。
図4に示されるようなフォームテープ400を参照して説明されるフォームテープ400およびすべての構成要素は、図3に示される対応する構成要素に関して本明細書に記載される特性のいずれかを有し得ると理解されるであろう。特に、図4に示される、フォームテープ400、フォームコア410、中空の微小球420、フォーム材料430、第1の接着剤層440、および第1の接着剤組成物450の特性は、図3に示される、フォームテープ300、フォームコア310、中空の微小球320、フォーム材料330、第1の接着剤層340、および第1の接着剤組成物350に関して本明細書に記載される対応する特性のいずれかを有し得る。
特定の実施形態によれば、第2の接着剤層360は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2の接着剤層360は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤層360は、約0.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。第2の接着剤層360の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤層360の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された第2の接着剤層460の第2の接着剤組成物470を参照すると、第2の接着剤組成物470は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、または約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性極性モノマーであり得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性モノマーを含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定されない。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、第0.5の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第0.1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物350の特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態のいくつかが本明細書に記載される。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様および実施形態が例示にすぎず、本発明の範囲を限定しないことを理解するであろう。実施形態は、以下にリスト化される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従うことができる。
実施形態1.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、接着剤組成物。
実施形態2.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、接着剤組成物。
実施形態3.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、接着剤組成物。
実施形態4.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態2および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態5.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態6.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態7.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態3に記載の接着剤組成物。
実施形態8.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態3に記載の接着剤組成物。
実施形態9.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態1および2のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態10.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態11.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態3および9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態12.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態3および9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態13.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態12に記載の接着剤組成物。
実施形態14.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態13に記載の接着剤組成物。
実施形態15.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態3および9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態16.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態15に記載の接着剤組成物。
実施形態17.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態3および10のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態18.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態17に記載の接着剤組成物。
実施形態19.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態20.接着剤組成物を形成する方法であって、完全に重合されているプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、重合されていないプレ接着性(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含むプレ接着剤混合物を提供することと、プレ接着剤混合物を混合することと、プレ接着剤混合物を重合して接着剤組成物を形成することと、を含む、方法。
実施形態21.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態20に記載の方法。
実施形態22.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下のプレ接着剤粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、プレ接着剤モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
実施形態23.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、プレ接着剤モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
実施形態24.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態22および23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態25.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態21、22、および23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態26.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態21、22、および23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態27.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態23に記載の方法。
実施形態28.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態23に記載の方法。
実施形態29.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態21および23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態30.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、プレ接着剤モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態21、22、および23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態31.プレ接着剤モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態23および30のいずれか1つに記載の方法。
実施形態32.プレ接着剤モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態23および30のいずれか1つに記載の方法。
実施形態33.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態32に記載の方法。
実施形態34.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態33に記載の方法。
実施形態35.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a3をさらに含み、プレ接着剤モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、プレ接着剤モノマー成分a3が、プレ接着剤モノマー成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態23および29のいずれか1つに記載の方法。
実施形態36.プレ接着剤モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態35に記載の方法。
実施形態37.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b3をさらに含み、プレ接着剤モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、プレ接着剤モノマー成分b3が、プレ接着剤モノマー成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態23および30のいずれか1つに記載の方法。
実施形態38.プレ接着剤モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態37に記載のプレ接着剤混合物。
実施形態39.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態20に記載の方法。
実施形態40.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
実施形態41.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
実施形態42.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態40および41のいずれか1つに記載の方法。
実施形態43.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態39、40、および41のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
実施形態44.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態39、40、および41のいずれか1つに記載の方法。
実施形態45.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態41に記載の方法。
実施形態46.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態41に記載の方法。
実施形態47.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態39および41のいずれか1つに記載の方法。
実施形態48.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態39、40、および41のいずれか1つに記載の方法。
実施形態49.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態41および47のいずれか1つに記載の方法。
実施形態50.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態41および47のいずれか1つに記載の方法。
実施形態51.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態50に記載の方法。
実施形態52.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態51に記載の方法。
実施形態53.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態41および47のいずれか1つに記載の方法。
実施形態54.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態53に記載の方法。
実施形態55.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態41および48のいずれか1つに記載の方法。
実施形態56.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態55に記載の接着剤組成物。
実施形態57.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォームテープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、単層フォームテープ。
実施形態58.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォームテープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、単層フォームテープ。
実施形態59.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォームテープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、単層フォームテープ。
実施形態60.単層フォームテープが、少なくとも約0.125mmの厚さを有する、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態61.単層フォームテープが、約0.25mm以下の厚さを有する、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態62.中空の微小球が、ガラスビーズ、ポリマー微小球、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態63.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態58および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態64.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態65.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態66.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態59に記載の単層フォームテープ。
実施形態67.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態59に記載の単層フォームテープ。
実施形態68.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態57および58のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態69.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態70.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態59および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態71.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態59および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態72.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態71に記載の単層フォームテープ。
実施形態73.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態72に記載の単層フォームテープ。
実施形態74.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態59および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態75.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態74に記載の単層フォームテープ。
実施形態76.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態59および69のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態77.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態76に記載の単層フォームテープ。
実施形態78.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
実施形態79.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤層が、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、フォームテープ。
実施形態80.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤組成物が、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、フォームテープ。
実施形態81.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤組成物が、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、フォームテープ。
実施形態82.第1の接着剤層が、少なくとも約0.125mmの厚さを有する、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態83.第1の接着剤層が、約0.25mm以下の厚さを有する、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態84.フォーム材料が、アクリル材料、ポリウレタン材料、ポリエチレン材料、PVC材料、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態85.フォーム材料が、アクリルフォームまたはポリウレタンフォームを含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態86.中空の微小球が、ガラスビーズ、ポリマー微小球、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態87.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態80および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態88.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態89.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態90.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態81に記載のフォームテープ。
実施形態91.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態81に記載のフォームテープ。
実施形態92.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態79および80のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態93.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態94.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態81および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態95.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態81および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態96.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態95に記載のフォームテープ。
実施形態97.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態96に記載のフォームテープ。
実施形態98.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態81および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態99.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態98に記載のフォームテープ。
実施形態100.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態81および93のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態101.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態100に記載のフォームテープ。
実施形態102.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態103.フォームコアの第2の表面を覆う第2の接着剤層をさらに含み、第2の接着剤層が、第2の接着剤組成物を含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態104.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態103に記載のフォームテープ。
実施形態105.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態103に記載のフォームテープ。
実施形態106.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態103に記載のフォームテープ。
実施形態107.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態105および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態108.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10%未満である、実施形態104、105、および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態109.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子量を有する、実施形態104、105、および106のいずれか1つのフォームテープ。
実施形態110.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態106に記載のフォームテープ。
実施形態111.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態106に記載のフォームテープ。
実施形態112.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態104および105のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態113.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態104、105、および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
実施形態114.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、実施形態112に記載のフォームテープ。
実施形態115.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、実施形態112に記載のフォームテープ。
実施形態116.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態115に記載のフォームテープ。
実施形態117.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態116に記載のフォームテープ。
実施形態118.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態112に記載のフォームテープ。
実施形態119.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態98に記載のフォームテープ。
実施形態120.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態113に記載のフォームテープ。
実施形態121.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの組み合わせ、を含む、実施形態120に記載のフォームテープ。
実施形態122.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態104、105、および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
本明細書に記載の概念は、以下の実施例においてさらに説明されるが、これは、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定しない。
試験方法
以下の試験方法を使用して、本発明の接着剤を評価した。実施例を含む明細書内のすべてのパーセンテージ、部品および比率、ならびに特許請求の範囲は、特に明記しない限り、重量によるものである。
試験方法A1:陽極酸化アルミニウムのストリップ(19mm××200mm×0.125mmで測定)を、幅10mm、少なくとも100mmで測定されたテープ試料の非試験接着面に配置する。6.8kgのローラで圧延することによりアルミニウムに圧力をかける。次に、試料の反対側の面(試験側)を、ヘプタンまたはイソプロピルアルコールで事前に洗浄した、ポリプロピレンまたはポリプロピレン-エチレンプロピレンジエンターポリマーパネルのいずれかにしっかりと接着する。室温および相対湿度50%で24時間コンディショニングした後、アルミニウムストリップを接着面に対して90°で30.5cm/分の速度で引っ張ることにより試料を取り外す。試験値は、プラスチックパネルからテープを取り外すか、テープを分割するために必要な力によって報告される。フォーム裁断(FS)は、基材への接着がフォーム層の内部強度よりも強いことを示すため、最も望ましい不良モードである。
試験方法A2:テープ試料は、陽極酸化アルミニウムのストリップではなく、2ミルのPETフィルムで支持される。それ以外はすべて試験方法A1と同じである。
試験方法B1:2.54cm×2.54cmのフォームテープ片の非試験接着面を、7.62cm×5.08cmのアルミニウムパネルの長辺に沿って中央に配置し、6.8Kgの重りで圧延する。フォームテープの反対側(試験側)を7.62cm×5.08cmの、ヘプタンまたはイソプロピルアルコールで事前に洗浄した、ポリプロピレンまたはポリプロピレン-エチレンプロピレンジエンターポリマーパネルに貼り付け、再度圧延する。室温および相対湿度50%で24時間コンディショニングした後、アセンブリを70℃まで予熱した空気循環オーブンに垂直から2度で15分間吊るし、プラスチックパネルの事前に開けられた穴を通して500グラムの重りを直ちに取り付ける。重りが下降する時間は時間単位で記録される。10,000分経過しても不良が発生しない場合、試験は中止される。
試験方法B2:試験条件は、オーブンが代わりに80℃まで予熱されていることを除いて同じである。
試験方法C:試験条件は、室温および相対湿度50%で24時間コンディショニングした後、アセンブリを80℃の空気循環オーブン内に72時間放置することを除いて、試験方法A2と同様である。次に、アセンブリをオーブンから取り出し、室温および相対湿度50%で1時間冷却し、試験する。
試験方法D:試料の平均分子量Mと多分散度PDIは、溶離液のTHFで測定される。
原材料:すべての化学物質は、さらに精製または処理することなく、受け取ったままの状態で使用された。
接着剤は、50ミクロンのPETフィルム上に、または約10重量%のアクリル酸、90重量%のアクリル酸2-エチルヘキシル、微小球、他の一般的な材料で作られた0.9mm独自のアクリルフォームコア上にコーティングおよび硬化される。
実施例1:試料S1~S4
試料接着剤組成物S1~S4は、本明細書に記載の実施形態に従って形成された。試料接着剤組成物S1~S4の組成物を、以下の表1に要約する。
試料接着剤組成物S1について、成分Aは、165×149mmのジップバッグ内で1.00pphのBDKおよび1.00pphのIOTGの存在下で、室温の水に浸し、バッグの両側で365nm、5mW/cm2のUV光に8分間曝露して、2.00pphのHEAA、1.00pphの2-HEA、98.00pphのIBOAの40グラムの混合物を共重合することによって作成された。固形物は、さらに使用する前に微粉末に粉砕された。成分Bは、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365nm、5mW/cm2のUV光下で、1.00pphのHEAA、4.00pphの2-HEA、および95.00pphの2-EHAの300グラムの混合物を共重合することによって作製された。混合物は、UV曝露の前に30分間窒素ガスでフラッシュされ、UV曝露後の粘度は約5000cPであった。表1に示す量の成分A、成分B、粘着付与剤、IBOA、BDK、およびHDDAを混合し、300RPMで1時間撹拌して、シロップS1を作製した。シロップを2本の棒の間で前述の0.9mmアクリルフォームコアまたは50ミクロンPETフィルム上にコーティングし、365nm、5mW/cm2のUV光下で8分間硬化させて、約100ミクロンの厚さの接着剤コーティングを形成した。
試料接着剤組成物S2、S3、およびS4について、成分AおよびBは、表1に示されるように異なる種および原材料の比率が使用されたことを除いて、試料接着剤組成物S1と同じ方式で作製された。
実施例2:比較試料C1およびC2
比較試料接着剤組成物C1およびC4は、試料組成物と比較するために形成された。比較試料接着剤組成物C1およびC2の組成物を、以下の表2に要約する。
比較試料C1は、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365 nm、5mW/cm2のUV光下で、10.00pphのAAおよび90.00pphの2-EHAの300グラムの混合物を共重合することによって作製された。混合物は、UV曝露の前に30分間窒素ガスでフラッシュされ、UV曝露後の粘度は約5000cPであった。表2に示す量のBDKおよびHDDAを混合物に加え、300RPMで1時間撹拌して、シロップC1を作製した。シロップを2本の棒の間で前述の0.9mmアクリルフォームコアまたはフィルム上にコーティングし、365nm、5mW/cm2のUV光下で5分間硬化させて、約100ミクロンの厚さの接着剤コーティングを形成した。
比較試料C2は、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365nm、5mW/cm2のUV光下で、0.61pphのHEAA、1.69pphの2-HEA、20.44pphのIBOA、および77.26pphの2-EHAの300グラムの混合物を共重合することによって作製された。表2に示す量のArkon P-125、BDK、およびHDDAを混合物に加え、C1と同じ方式で処理した。なお、各モノマー、架橋剤、粘着付与剤の量で測定したC2の全体的な組成は、試料S2と同じである。
試料S1~S4と比較試料C1~C2の特性と性能を以下の表2に要約する。略語ADは、接着不良を表し、略語FSは、フォーム裁断を表す。
データは、酸性度がない(S1~S3)または非常に低い酸レベル(S4-0.3%の全体的な酸性モノマー使用)を有する本発明の接着剤が、優れた剥離接着性、ならびに、高温での静的せん断試験で実証されたように、優れた凝集性能および耐熱性を有することを明確に示す。
実施例3:試料S5~S9
試料接着剤組成物S5~S9は、本明細書に記載の実施形態に従って形成した。試料接着剤組成物S5~S9の組成物を、以下の表4に要約する。
試料S5~S9は、表4に示されるように異なる種および原材料の比率を使用されたことを除いて、試料S1と同じ方式で作製された。
試料S5~S9の特性と性能を以下の表5に要約した。略語ADは、接着不良を表し、略語FSは、フォーム裁断を表す。
成分Aと成分Bの組み合わせを選択することにより、本発明の接着剤は、剥離接着およびせん断凝集の異なるプロファイルを達成し得る。
実施例4:試料S10~S13
試料接着剤組成物S10~S13は、本明細書に記載の実施形態に従って形成した。試料接着剤組成物S10~S13の組成物を、以下の表6に要約する。
試料S10~S13は、異なる種および原材料の比率を使用されたことを除いて、試料S1と同じ方式で作製された。
実施例S2およびS10~S13の特性および性能を表7に要約した。
データは、本発明の接着剤が長期間にわたって高温に曝露されたときに優れた安定性を有することを明確に示す。
上記の一般的な説明または例で説明した機能のすべてが必要なわけではなく、特定の機能の一部は必要でない場合があり、説明した機能に加えて1つ以上の機能を実行することができることに留意されたい。さらにまた、機能が記載される順序は、必ずしも実行される順序ではない。
利益、他の利点、および問題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上記で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、および任意の利益、利点、もしくは解決策が発生またはより顕著になる可能性のある任意の特徴(複数可)は、いずれかまたはすべての特許請求の範囲の重要な、必須の、または本質的な特徴として解釈されるべきではない。
本明細書に記載された実施形態の明細書および例示は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図する。明細書および例示は、本明細書に記載の構造または方法を使用する装置およびシステムのすべての要素および特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態はまた、単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよく、逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴もまた、別個にまたは任意の副組み合わせで提供されてもよい。さらに、範囲で述べられた値への言及は、その範囲内のありとあらゆる値を含む。本明細書を読んだだけで、多くの他の実施形態が当業者には明らかであり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、または別の変更を行うことができるように、本開示から他の実施形態が使用され、かつ導出され得る。したがって、本開示は限定的ではなく、例示的とみなされるべきである。