JP2022512317A - 医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒およびそれを提供するための方法 - Google Patents

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Abstract

とりわけ作用物質含有溶液を尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に導入するための、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒(1)を提供する。適用注射筒(1)は、シクロオレフィンコポリマー(COC)から作製されたシリンダ状の外皮(2)であって、当該外皮(2)と一体的に構成され、かつ出口開口部(5)を有するシリンジカバー(3)によって閉鎖されている外皮を有する。適用注射筒(1)は、さらに、とりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンゴムから作製されたプランジャを含む。医学的作用物質を含む滅菌溶液は、シリンジカバー(3)を備えるシリンダ状の外皮(2)とプランジャとによって画定される中空空間(6)内に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、特に尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に溶液を導入するための、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒に関する。本発明はさらに、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒を提供するための方法に関する。
1つまたは複数の医学的作用物質を含む溶液を、医学的治療のために適用注射筒に充填し、医師または自己投薬のために患者に提供することが公知である。
例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤が、過活動膀胱の治療に使用される。とりわけ、例えばオキシブチニン塩酸塩のような、このような副交感神経遮断剤は、患者において膀胱の弛緩に使用され、患者は自分の膀胱から、自然のやり方で排尿することがもはやできず、排尿するために、尿道に密に案内されたカテーテルを介するよう指導される。このような患者には、例えば特に対麻痺の患者が属する。
まさにオキシブチニン塩酸塩含有薬のような副交感神経遮断剤は、ここでは特に経口投与される。この剤形の問題は、胃腸管を介する吸収の遅延により作用が遅延することであり、さらにこの剤形で観察される副作用にある。この副作用には、口の渇き、便秘、倦怠感、および眩暈が挙げられる。とりわけ重症の場合、例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤によってせん妄が引き起こされる場合もある。
これに関して、すでにさらなる投与可能性も開発されており、これは経口投与ではなく、例えば経皮パッチまたはゲルにより作用物質を経皮投与する。作用物質のこの形式の投与は、確かに副作用を低減することができるが、しかし医薬品の作用をさらに遅延する。
さらにすでに、例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤含有薬品を溶液の形態で、特にカテーテルを介して排尿した後、排尿のために既に使用されているカテーテルを通して膀胱に直接点滴するという試みおよび実用的実現も存在した。この投与形態は、副作用が格段に低減されるだけでなく、とりわけ医薬品の作用が非常に即効であり、十分に直接的であるという大きな利点を有する。なぜなら膀胱の領域に直接投与され、血液循環を介して輸送する必要がないからである。
副交感神経遮断剤含有、例えばオキシブチニン塩酸塩含有溶液を適用注射筒で投与し、この溶液を使用者が自分で、膀胱を排尿した後、使用されている膀胱カテーテルを介して投与できる、この形式のこれまでの適用では、単純な適用注射筒が使用されていた。この適用注射筒は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)から作製されたものであり、プランジャを単純なゴム材料製のシリンジスタンプに有する。さらに、出口開口部を取り囲むルアーロック式接続部を有するこの適用注射筒では、患者により自分の膀胱から排尿するためにそれぞれ使用されるカテーテルと接続するために、適合するアダプタ円錐部がねじ留めされたものが使用されていた。
手間暇の掛かる実験で、発明者は、この公知の解決策は種々の欠点を伴うことを確認した。とりわけ発明者は、これまで使用されていた適用注射筒では、特にこれが最終滅菌のために蒸気圧処理を受け、その際にそこで典型的には少なくとも120℃(例えば121℃)の通常の温度に加熱される場合、作用物質の、例えばオキシブチニン塩酸塩の、適用注射筒に含まれる溶液中の濃度が変化し、この濃度が低下することを確認せざるを得なかった。発明者は、作用物質濃度のこの低下が、さらなる手間暇の掛かる実験において、これまで使用されていた適用注射筒の材料、一方で注射筒本体自体の材料、すなわちPPとPE、他方で栓あるいはプランジャの材料、すなわち通常のゴムが、蒸気圧滅菌の際に、溶液中に含まれる作用物質、例えばオキシブチニン塩酸塩を吸収し、蒸気圧処理の後にもそこに結合したままであることによるものだと認定することができた。
この問題に対処し、医学的作用物質を備える溶液、とりわけ副交感神経遮断剤含有溶液、とりわけオキシブチニン塩酸塩含有溶液を含む適用注射筒を提供し、この適用注射筒が、蒸気圧方法で滅菌可能であり、その際に溶液中の医学的作用物質の濃度が変化しないようにすることが、発明者に課せられた課題である。
この課題は、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒であって、とりわけ医薬を尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に導入するための適用注射筒によって解決され、この適用注射筒は、外皮と一体的に構成され、出口開口部を有するシリンジカバーにより片側が閉鎖されており、かつシクロオレフィンコポリマー(COC)から作製された外皮と、とりわけハロゲン化、イソブテン-イソプレンゴム(ブチルゴムとも称される)製のプランジャとを備え、この適用注射筒では、医学的作用物質を含む溶液が、シリンジカバーを備えるシリンダ状の外皮とプランジャとによって画定される中空空間内に配置されている。
すなわち、手間暇の掛かる実験において発明者は、今や発明者により適用注射筒に対して、正確にはシリンジカバーを備えるその外皮に対して、並びにプランジャに対して意図された材料である、COC、および、とりわけハロゲン化、イソブテン-イソプレンゴムは、適用注射筒が最終蒸気圧滅菌のために使用されるような状況、とりわけ温度においても、医学的作用物質、例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤を吸収せず、いずれにせよ蒸気圧滅菌後に、そのように処理された適用注射筒に含まれる、医学的作用物質を含む溶液中の作用物質濃度が変化しないことを発見した。
これにより初めて、最終蒸気圧滅菌に基づく滅菌への要求に対応する製品を提供することが可能になり、この製品は、医学的作用物質を備える滅菌溶液を充填された濃度で含み、これにより、治療者または当該患者の望む作用をもって自己治療に使用することができる。
滅菌溶液は、とりわけ医学的作用物質として、副交感神経遮断剤、とりわけオキシブチニン塩酸塩を含むことができる。
本発明の適用注射筒の特別の有利な発展形態では、外皮およびシリンジカバーと一体的に構成されたステップ円錐部にある出口開口部が、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つのシリンダ状部分によって構成されており、これらのシリンダ状部分は、ステップ円錐部の先端に向かって小さくなる、異なる直径を有する。この構成により、例えば、適用注射筒を種々異なって構成され、異なる接続円錐部を有するカテーテル、例えば膀胱排尿のためのカテーテルと連結することができる。さらに、ステップ円錐部を外皮およびシリンジカバーと一体的に構成することにより、ルアーロック式接続部を介して適用注射筒に固定されたアダプタ円錐部を備える公知の構造形式と比較して格段の改善が得られる。これも発明者が実験で確認したことであるが、これは、アダプタ円錐部と接続された充填済適用注射筒の最終蒸気圧滅菌の際に十分に密閉が維持されず、そのためここでも同様に、適用注射筒内に配置された、医学的作用物質を含む溶液が変化し得るためである。本発明により外皮およびシリンジカバーと一体的に構成されたステップ円錐部の有利な改善形態において、多数のカテーテル、例えば膀胱排尿用のカテーテルを可及的に柔軟に接続できるようにするために、ステップ円錐部は、多数のシリンダ状部分を有することができ、このシリンダ状部分は、ステップ円錐部の先端に向かって小さくなる、種々異なる直径を備え、このようなシリンダ状部分が、例えば10から15個、とりわけ例えば12個ある。
プランジャの材料は、とりわけオートクレーブ可能なブロモブチルゴムとすることができる。
とりわけ本発明によれば、滅菌溶液に含まれる医学的作用物質は、副交感神経遮断剤、とりわけオキシブチニン塩酸塩とすることができる。とりわけこの作用物質は、患者の膀胱を弛緩する適用のために選択され、滅菌溶液中に相応に調量することができる。
適用注射筒に充填された滅菌溶液により実行すべき、過活動膀胱の弛緩のための投薬に対しては、とりわけ副交感神経遮断剤、特にオキシブチニン塩酸塩を含む滅菌溶液が、前記作用物質を0.01~1.0重量%、好ましくは0.05~0.5重量%、とりわけ0.08~0.12重量%、有利には0.1重量%の割合で有すると適切であることが判明した。
有利には、適用注射筒の中空空間内に配置された滅菌溶液は、オキシブチニン塩酸塩含有NaCl溶液とすることができる。ここでこれは特に、オキシブチニン塩酸塩含有アイソトニックNaCl溶液とすることができる。
医学的作用物質を含む滅菌溶液の、一度の投薬に適切な量、適切な体積は、とりわけ1~50ml、好ましくは5~20ml、とりわけ8~12ml、特に有利には10mlとすることができる。このことは特に、前に示した副交感神経遮断剤、とりわけオキシブチニン塩酸塩を、前に示した割合で含む滅菌溶液に対しても当てはまる。
医学的作用物質を含む滅菌溶液が充填された適用注射筒は、出荷状態でその出口開口部が閉鎖要素、とりわけ閉鎖栓または閉鎖キャップにより閉鎖されており、この閉鎖要素が、とりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンゴムからなると有利である。これは特に、オートクレーブ可能なブロモブチルゴムから形成することができる。閉鎖要素は、医学的作用物質を含む滅菌溶液が適用注射筒の中空空間から早期に漏出することを阻止し、閉鎖栓または閉鎖キャップにより覆われた出口開口部の周囲の領域が微生物汚染から保護され、滅菌過程後、適用注射筒が、例えばブリスターパックに梱包するまで無菌に留まることを保証する。閉鎖栓または閉鎖キャップに対する前記の材料選択は、さらに、閉鎖要素が、最終蒸気圧滅菌プロセスで作用物質、例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤を溶液から吸収せず、したがって滅菌溶液中の作用物質濃度が変化しないようにする。
医学的作用物質を含む滅菌溶液が充填された本発明の適用注射筒は、とりわけプロセス中に最終滅菌され、引き続き例えばブリスターパックに梱包される。したがって、ユーザが適用直前に適用注射筒をパックから取り出す時に、衛生かつ無菌であり、したがって例えば膀胱の治療時に細菌が尿管および膀胱管に侵入することが阻止される。
本発明によりさらに、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒を、とりわけ滅菌溶液を尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に導入するために提供する方法が提供され、この適用注射筒は、前に記載のように形成されている。ここでこの方法は以下のステップを含む。
材料と一体的に構成され、出口開口部を有するシリンジカバーにより片側が閉鎖されており、かつシクロオレフィンコポリマー(COC)から作製されたシリンダ状の外皮と、とりわけハロゲン化、イソブテン-イソプレンゴム製のプランジャとを有する滅菌適用注射筒が提供される。さらに医学的作用物質、例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤を含む溶液が提供される。医学的作用物質を含むこの溶液は、とりわけ前の適用注射筒の説明の際の記載に対応して調製することができ、したがって、とりわけアイソトニック、NaCl溶液により、および/または作用物質として、オキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤の前に記載した濃度で調製することができる。シリンジカバーを備えるシリンダ状の外皮とプランジャとにより画定される、適用注射筒の中空空間には、作用物質含有溶液が充填される。これは特に、前に適用注射筒の説明の際に記載した体積の溶液による中空空間の充填とすることができる。適用注射筒の出口開口部は、とりわけハロゲン化、イソブテン-イソプレンゴム、例えばオートクレーブ可能なブロムブチルゴム製の閉鎖要素により閉鎖される。このようにして形成されたユニット、すなわち作用物質含有溶液が充填され、その出口開口部が閉鎖された適用注射筒は、引き続きオートクレーブで蒸気圧滅菌される。
蒸気圧滅菌に続いて、滅菌された作用物質を含む溶液が充填され、閉鎖要素により閉鎖された適用注射筒は、出荷、保存、および患者までの搬送のために、場合によりそこに保管するために梱包される。
とりわけ、外皮およびシリンジカバーと一体的に構成されたステップ円錐部であって、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つのシリンダ状部分を備え、これらシリンダ状部分がステップ円錐部の先端に向かって小さくなる、種々異なる直径により構成された出口開口部を備える、ステップ円錐部を有する、前に説明した適用注射筒を提供することができる。ステップ円錐部は、ここでさらにとりわけ、前に適用注射筒の記載に基づいて示し、説明したように構成することができる。
オートクレーブでの蒸気圧滅菌は、少なくとも10分間、とりわけ少なくとも15分間、特に20分間実行され、好ましくは少なくとも115℃、とりわけ少なくとも120℃、特にちょうど121℃で行われる。
本発明の重要な作用を証明するために、例えばオキシブチニン塩酸塩溶液が充填された、ポリイソプレン製プランジャ栓を備えるポリプロピレン製注射筒と、対応して充填された、ブロモブチル製プランジャ栓を備えるシクロオレフィンコポリマー(COC)製注射筒とで、オートクレーブについて比較実験を行った。異なるプランジャ栓は、それぞれそれらの適切な形状に対応して、あるいは対応の注射筒本体に対して直径が選択された。対応の注射筒には、0.1%オキシブチニン塩酸塩溶液が充填され、30分間、121℃でパススルーオートクレーブにおいて蒸気滅菌した。結果が表1と表2に示されている。
ここではオートクレーブに続いて、溶液のオキシブチンニン含量を目標含量(0.1%)と比較するだけでなく、どのような環境で、注射筒内の溶液のオートクレーブによってオキシブチンニン溶液の不純物が形成されるかを調べた。
(表1)0.1%オキシブチニン塩酸塩溶液が充填された、ポリイソプレン製プランジャ栓を備えるポリプロピレン製注射筒のオートクレーブについての結果
Figure 2022512317000002
(表2)0.1%オキシブチニン塩酸塩溶液が充填された、ブロムブチルゴム製プランジャ栓を備えるCOC製注射筒のオートクレーブについての結果
Figure 2022512317000003
表1と表2には、“仕様”により、完成製品に当てはまるものが記載されている。
ポリプロピレン製注射筒は、充填状態でオートクレーブするのに適性を有しないことが明らかである。なぜなら作用物質の有意な割合が、オートクレーブ中に注射筒により吸収され、および/または分解されるからである。検査は、元の作用物質濃度、とりわけオキシブチニン濃度の約90%しか、オートクレーブ後に維持されず、したがって95%の規定の最低割合を下回ることを示した。さらに、約0.7%の高濃度の不純物を、この注射筒でオートクレーブされた溶液中に発見することができた。これは、最大0.2%の規定値を格段に上回る。したがって検査されたポリプロピレン製注射筒は、作用溶液を充填してオートクレーブするにはまったく適さない。
これに対して実験は、作用物質、とりわけオキシブチニンを充填してオートクレーブするためのCOC製注射筒の適性を確認する。元の作用物質濃度の約99%により、注射筒による作用物質の吸収および/または分解がほとんどなく、約0.07%の不純物は規定値に十分に達する。
プランジャ材料が異なるので、プランジャ材料の影響を定性的に評価するため、これらをさらに別個に、注射筒材料を残さずにテストした。そのために、両方の材料のそれぞれのプランジャ栓を、0.1%オキシブチニン塩酸塩溶液内に置き、これを30分間、121℃でパススルーオートクレーブにおいて、注射筒全体と同じ条件の下で蒸気滅菌した。プランジャ材料の検討結果は、プランジャ材料の影響に関する定性的な情報しか得られておらず、定量的な情報は得られていないことに注意されたい。これは、作用物質溶液と、プランジャ栓が作用物質溶液中に置かれた場合のプランジャ材料との接触面積が、作用物質溶液と、注射筒に挿入されたプランジャ栓との接触面積よりも何倍も大きくなるからである。結果が表3に示されている。
(表3)個々の注射筒並びに栓材料の比較結果
Figure 2022512317000004
確かに、ブロムブチル製プランジャ栓は、ポリイソプレン製プランジャ栓よりも改善された特性を有することが明らかであるが、これはテストされた2つの注射筒間の改善と比較してさほど目立たない。ポリイソプレン製プランジャ栓を備えるポリプロピレン製注射筒を考察すると、完全な注射筒により行った実験で得られた作用物質割合は、プランジャ栓を分離して行った実験で得られるものよりも小さいことが分かる。とりわけ有意な差は、不純物の濃度において得られる。したがって作用物質の吸収および/または分解は、実質的にポリプロピレン製注射筒の注射筒材料に起因する。
COC製注射筒に対しては反対の図が得られ、ここではプランジャ栓を分離すると、完全なプランジャ栓よりも悪化した特性を示す。したがってここでもCOCが、作用物質が充填され、引き続きオートクレーブされる注射筒に対して適することが明らかな結果となっている。とりわけ、プランジャ材料の影響は、注射筒内の接触面積の割り当てが小さいので、小さいと推定しなければならない。
特にこのことは、測定された不純物含量からも明らかである。ここではポリプロピレン製注射筒だけが高い値を示し、これは、作用物質と注射筒表面とが、例えば作用物質の分解のため有害に相互作用するためである。
結果から、注射筒材料としてのCOCが、プランジャ材料とは関係なく、作用物質が充填され、引き続きオートクレーブされる注射筒に対して有利であることが明らかである。
本発明のさらなる利点および特徴は、添付図面に基づく実施例の以下の説明から得られる。
本発明による適用注射筒(プランジャを備えるシリンジスタンプ無し)の斜視図である。 図1に示した適用注射筒(ここでもプランジャを備えるシリンジスタンプ無し)の断面図である。 図2にIIIにより示した領域の拡大図である。図面には、本発明の適用注射筒の可能な実施例が基本図で示されている。
ここで図は縮尺通りではなく、適用注射筒の構成に必要な全ての要素を含まずに図示されている。とりわけ図には、適用注射筒に属するシリンジスタンプとそれに配置されたプランジャが図示されていない。しかし、そのようなシリンジスタンプの形状は、当業者には十分に公知であり、したがって公知の形態を参照することができる。本発明の適用注射筒の特異性は、形状ではなく、むしろプランジャの材料である。
適用注射筒(既に述べたようにプランジャを備えるシリンジスタンプ無しで図示されている)は、図において一般的に参照符号1により示されている。この適用注射筒1は、シリンジカバー3と一体的に構成された外皮2を含む。さらにシリンジカバー3には、図示の実施例ではステップ円錐部4が一体的に成形されており、このステップ円錐部4は、順次に載置されたシリンダ状部分から統合されており、シリンダ状部分は、シリンジカバー3から始まってステップ円錐部4の先端までそれぞれ小さくなる直径を有する。図示の実施例では、これは全部で12のそのような部分8であり、シリンジカバー3の頸部にわたって一体的に移行する。
シリンジカバー3に一体的に成形され、したがって外皮2と結合されたこのステップ円錐部4により、適用注射筒1と、カテーテル、例えば膀胱から排尿するためのカテーテルのまったく形状の異なる円錐形接続開口部とを接続することができる。
本発明の適用注射筒1の特異性は、これが、一方では外皮2、シリンジカバー3およびステップ円錐部4と一体的であり、特別の材料、すなわちシクロオレフィンコポリマー(COC)から作製されており、例えば射出成形されており、特殊ゴム、すなわちとりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンゴム、例えばオートクレーブ可能なブロムブチルゴム製の(図示されていないが通常は、外皮2に後方端部7から密に挿入される)プランジャを有することである。さらに特異なことに、この適用注射筒1には、外皮2、シリンジカバー3、および詳細に図示しないプランジャにより画定される中空空間6内に、医学的作用物質を含む滅菌溶液、とりわけ例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤を含む溶液、特にオキシブチニン塩酸塩含有NaCl溶液、とりわけオキシブチニン塩酸塩含有アイソトニックNaCl溶液が充填されている。準備に続いて、ステップ円錐部4に載置された、とりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンゴム、好ましくはオートクレーブ可能なブロムブチルゴムからなるキャップによって出口開口部5が閉鎖される前に、本発明の適用注射筒1は、最終ステップで滅菌され、特にオートクレーブにおいて例えば20分間、121℃で蒸気圧滅菌される。一体的に成形されたシリンジカバー3を備える外皮2およびステップ円錐部4の材料、およびプランジャ(並びに任意選択で使用可能な、閉鎖キャップの形態の閉鎖部)の材料に対する特別の材料選択によって、この最終滅菌過程において、中空空間6内に含まれる作用物質が、とりわけ滅菌溶液中のその濃度に関して変化しないようにすることができる。選択された材料は、蒸気圧滅菌中に調整される温度においても、この作用物質、例えば副交感神経遮断剤、例えばオキシブチニン塩酸塩を溶液から摂取せず、そしてこれを吸収せず、したがって従来技術から公知の適用注射筒において観察される、溶液中の作用物質の作用物質濃度の変化が発生しない。
例えばオキシブチニン塩酸塩のような副交感神経遮断剤含む滅菌溶液の、中空空間6内の濃度は、とりわけ0.01重量%から1.0重量%の間とすることができる。ここに記載した実施例では、濃度は好ましくは0.1重量%である。中空空間6に収容された滅菌溶液の体積は、特に1mlから50mlの間とすることができ、図示の実施例では、好ましくは10mlである。
ステップ円錐部4がシリンジカバー3と一体的に構成されていることの利点は、この箇所では、従来技術から公知の適用注射筒で観察される漏れが発生し得ないことである。したがってここでも最終蒸気圧滅菌ステップで、中空空間6内に存在する溶液、とりわけその中に溶解された、例えば副交感神経遮断剤の形態の医学的作用物質、例えばオキシブチニン塩酸塩が影響を受けることはない。
実施例の前記説明から、医学的作用物質を含む滅菌溶液が充填された適用注射筒1を、オートクレーブでの蒸気圧滅菌ステップにおいて最終滅菌することが可能であり、その際に、適用注射筒1に充填された溶液およびその中に溶解された作用物質が障害を受けないという特別の利点が再度明らかになった。
1 適用注射筒
2 外皮
3 シリンジカバー
4 ステップ円錐部
5 出口開口部
6 中空空間
7 後方端部
8 シリンダ状部分

Claims (15)

  1. とりわけ作用物質含有溶液を尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に導入するための、医学的作用物質を含む滅菌溶液を備えた適用注射筒(1)であって、
    ・前記適用注射筒(1)は、シクロオレフィンコポリマー(COC)から作製されたシリンダ状の外皮(2)と、とりわけハロゲン化、イソブテン-イソプレンゴムから作製されたプランジャとを有し、前記外皮(2)は、該外皮(2)と一体的に構成され、かつ出口開口部(5)を有するシリンジカバー(3)によって閉鎖されており、
    ・医学的作用物質を含む前記滅菌溶液は、前記シリンジカバー(3)を備える前記シリンダ状の外皮(2)と前記プランジャとによって画定される中空空間(6)内に配置されている、適用注射筒(1)。
  2. 医学的作用物質として副交感神経遮断剤、とりわけオキシブチニン塩酸塩が前記滅菌溶液中に含まれている、ことを特徴とする請求項1に記載の適用注射筒(1)。
  3. 前記副交感神経遮断剤、とりわけオキシブチニン塩酸塩は、0.01~1.0重量%、好ましくは0.05~0.5重量%、特に0.1重量%の割合で前記滅菌溶液に含まれている、ことを特徴とする請求項2に記載の適用注射筒(1)。
  4. 前記医学的作用物質を含む前記滅菌溶液は、オキシブチニン塩酸塩含有NaCl溶液である、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  5. 前記医学的作用物質を含む前記滅菌溶液は、オキシブチニン塩酸塩含有アイソトニックNaCl溶液である、ことを特徴とする請求項4に記載の適用注射筒(1)。
  6. 前記外皮(2)および前記シリンジカバー(3)と一体的に構成されたステップ円錐部(4)にある前記出口開口部(5)は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つのシリンダ状部分(8)により構成されており、前記シリンダ状部分は、前記ステップ円錐部(4)の先端に向かって小さくなる、異なる直径を有する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  7. 前記ステップ円錐部(4)は、当該ステップ円錐部(4)の先端に向かって小さくなる、異なる直径を有する10から15のシリンダ状部分(8)を有する、ことを特徴とする請求項6に記載の適用注射筒(1)。
  8. 前記プランジャは、オートクレーブ可能なブロムブチルゴムから作製されている、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  9. 前記オキシブチニン塩酸塩含有溶液は、1~50ml、好ましくは5~25ml、特に10mlの体積で前記中空空間(6)内に配置されている、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  10. 前記出口開口部(5)は、とりわけハロゲン化イソブタン-イソプレン製の閉鎖要素、とりわけ閉鎖キャップにより閉鎖されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  11. 前記適用注射筒は、滅菌されて梱包されている、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)。
  12. 医薬を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の適用注射筒(1)を、前記医薬を尿道カテーテルおよび/または膀胱カテーテルを介して患者の膀胱に導入するために提供する方法であって、
    ・外皮(2)と一体的に構成され、出口開口部(5)を有するシリンジカバー(3)によって片側が閉鎖されており、かつシクロオレフィンコポリマー(COC)から作製された前記シリンダ状の外皮(2)と、とりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンから作製されたプランジャとを有する滅菌適用注射筒(1)を提供するステップと、
    ・オキシブチニン塩酸塩含有溶液を医薬として提供するステップと、
    ・シリンジカバー(3)を備える前記シリンダ状の外皮(2)と前記プランジャとにより画定された前記適用注射筒(1)の中空空間(6)に前記オキシブチニン塩酸塩含有溶液を充填するステップと、
    ・前記適用注射筒(1)の前記出口開口部(5)を、イソブテン-イソプレンゴム製の閉鎖要素により閉鎖するステップと、
    ・前記オキシブチニン塩酸塩含有溶液が充填され、前記閉鎖要素により閉鎖された適用注射筒(1)を、オートクレーブで蒸気圧滅菌するステップと、を有する方法。
  13. 前記外皮(2)と一体的に構成され、出口開口部(5)を有するシリンジカバー(3)によって片側が閉鎖されており、かつシクロオレフィンコポリマー(COC)から作製された前記シリンダ状の外皮(2)と、とりわけハロゲン化、イソブタン-イソプレンから作製されたプランジャとを有する前記滅菌適用注射筒(1)を提供する前記ステップは、前記外皮(2)および前記シリンジカバー(3)と一体的に構成されたステップ円錐部(4)であって、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つのシリンダ状部分(8)を備え、これらシリンダ状部分が前記ステップ円錐部(4)の先端に向かって小さくなる、種々異なる直径により構成された出口開口部(5)を備える、滅菌適用注射筒(1)を提供することを含む、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記オートクレーブにおける蒸気圧滅菌は、少なくとも10分間、とりわけ少なくとも15分間、特に20分間、少なくとも115℃で、とりわけ少なくとも120℃で、特に121℃で実行される、ことを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
  15. さらに、前記オキシブチニン塩酸塩含有溶液が充填され、前記閉鎖要素により閉鎖された、蒸気圧滅菌済の適用注射筒(1)を梱包するステップを含む、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
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