現代人は、肉体的・精神的な健康により、幸せおよび美しく楽しい人生のための現代的余暇活動として家族同伴の長期間の長距離旅行をして観光地とリゾートで野営して浪漫と休憩を楽しむために住居設備を兼ねたキャンピングカーの需要が次第に増加しており、これに伴い、キャンピング族のための家族単位のキャンピング場が脚光を浴びている。
人類は、数千年間先祖代々から続いて、現在のような衛生的で居住生活に便利な構造を有する住宅で生活しており、住宅の平面配置構造は、居住生活による動線を減らし、冷・暖房による熱損失など、効率性と便利性を考慮して、部屋が1列に配置された一軒家よりも2列に配置された両通家(house with several wings)の配置構造が普遍化している。
住居空間配置構造は、間ごとに隔壁を設置して部屋と部屋を分離遮断することで、料理と炊事より発生する煙とニオイおよび騒音などを遮断して、衛生と健康を考慮しており、料理と炊事のためのキッチンと睡眠と休憩のための居室および用足しと洗面、シャワーなどのための浴室が区別された部屋を構成することで、用途と目的による衛生と便利性を高めた。
これは、長年の経験と習慣から進化したものであって、かかる居住生活に最適化した構造と形式の部屋が使用されているにもかかわらず、ほとんどのキャンピングカーとトレーラーハウスおよび移動式住宅などは、道路幅の制約によって部屋を区分することができず、キッチンと居室が区分されておらず、料理と炊事および睡眠と休憩、業務などのための住居空間が同じ空間であるため、煙とニオイおよび騒音によって、居住生活環境が非衛生的で不便な状況である。
一方、一般道路を経由して移動するすべての車両は、車線の幅と道路の高さおよび曲線半径など、道路構造の条件によって、長さ13.0m、全幅2.5m、高さ4.0mを超える車両は、道路を運行することができず、車幅が2.5m以下に作製されるため、車両を用いて移動するキャンピングカーとトレーラーハウスおよび移動式住宅などの居住空間の幅は、最大2.5mを超えず狭小で、居住生活による住居環境は、住宅に比べて非衛生的であり、長期間居住するか、生活するには不便で劣悪な状況である。
キャンピングカーは、室内にキッチン設備や宿泊施設、トイレ施設といった便利施設を揃えたハウス(ブースともいう)形態に作製され、ハウスを車両の荷台コンテナ上に搭載(以下、「搭載型キャンピングカー」とする)するか、車両に連結して牽引(以下、「牽引型キャンピングカー」とする)する形態がある。
搭載型キャンピングカーは、随時に移動する旅行でより便利に活用可能であり、牽引型キャンピングカーは、所望の場所で長期間滞留して余暇を楽しむ旅行に有効であるという利点がある。
上述の搭載型キャンピングカーや牽引型キャンピングカーは、希望する場所に自由に移動可能であり、ハウス内に設けられた各種の便利施設によって野外でも家庭で生活するような心地よさを覚えることができるという利点があるが、ハウスのサイズは、道路に設置された各種の施設物の保護と障害物からの車両の保護のために、所定サイズ以上を超えることができないため、ハウスの室内空間が非常に狭小であるという欠点がある。これを解決する方法として、トレーラのようにハウスの長さを長く延長することを、ハウスの空間狭小の問題の解決策として検討することができるが、製造コストが増加し、車両の運転が難しくなるという別の問題が派生するため、適切な解決策にならない。
搭載型キャンピングカーの一例としては、韓国特許出願第10-2004-0071690号の「キャンピングカー」と、韓国登録特許第10-0983626号の「側面パネルが拡張するキャンピングカー」と、韓国登録実用新案第20-0402023の「キャンピングカー」および韓国登録特許第10-0794475号の「貨物車の荷台コンテナに搭載されるキャンピングハウス」を参照することができ、牽引型キャンピングカーの一例としては、韓国登録特許第10-0732386号の「牽引型キャンピングカー」と、韓国登録特許第10-1260794号の「トレーラー型キャンピングカー」と、韓国公開特許第10-2013-0095887号の「移動型簡易宿所」および韓国登録特許第10-1048471号の「キャンピングカー用室内空間可変機構」などを参照することができる。
上述のキャンピングカーのうち、韓国登録特許第10-0794475号の「貨物車の荷台コンテナに搭載されるキャンピングハウス」では、車両にハウスを搭載し、自由に移動が可能であり、ハウスの側面を開放して必要時に日よけとして使用可能であり、底面の中から側方向に延びる延長板を引き出して使用空間を拡張可能としたことを特徴としている。
しかし、上述の搭載型キャンピングカーは、宿泊時にハウス荷台コンテナの側壁を展開すると、日よけの効果があるが、側壁自体が金属材であり、柔軟性がなくて、日よけ機能の他にテントとしての機能を果たすことができないだけでなく、製造コストが非常に高く、旅行後に保管場所を要するという欠点があり、広く普及されていない。
また、搭載型キャンピングカーは、ハウスを荷台コンテナに取り外しするためには、クレーンのような特殊装置が求められるため、ハウスは、常に車両の荷台コンテナの上に搭載された状態で車両とともに移動する。そのため、製造コストが非常に高いだけでなく、旅行の後、ハウスを長期間保管するための適切な保管場所が必要であり、旅行をしない場合にも車両を分離して使用することが難しいという欠点がある。
一方、牽引型キャンピングカーは、車両によって牽引されるため、旅行をしない場合、車両とハウスを分離することができ、車両を使用できるという利点があるが、これもまたハウスを保管するための適切な保管場所が求められるという欠点があり、非常に高価である。
上述のように、搭載型キャンピングカーと牽引型キャンピングカーは、形態に応じて利点および欠点があるが、両キャンピングカーは、利用空間が狭小であるという同一の問題を抱えていた。
韓国特許出願第10-2004-0071690号
韓国登録特許第10-0983626号
以下、本文書の様々な実施形態について、添付の図面を参照して記載する。しかし、これは、本文書に記載の技術を特定の実施形態に対して限定するものではなく、本文書の実施形態の様々な変更(modifications)、均等物(equivalents)、および/または代替物(alternatives)を含むものと理解すべきである。図面の説明と関連し、類似する構成要素に対しては類似する参照符号が使用され得る。
本発明は、車両のトップを構成する荷台コンテナ室内空間には、居住と住居生活に必要な家具と家財道具などの生活に必要な什器を配置し、料理と炊事および睡眠と休憩および業務などの活動のための可変型の活動空間を作るための可変部材をさらに備え、キャンピングまたは居住などのために使用する時には、荷台コンテナに備えられた可変部材と可変装置より発生した活動空間で居住活動と住居生活をし、移動する時には、可変部材を荷台コンテナ室内空間の可変部材配置空間に収納して、ウィングボディトラックとして運行するキャンピングカー活動空間可変拡張装置に関し、図1~図12のように、荷台コンテナ10と、移動式ウィングボディ20と、ローラ式オーニング72と、垂直側壁体配置空間43および水平可変部材配置空間44と、前方垂直部材45と、上部パネル41および下部パネル42を備える水平可変部材40と、駆動部とを含んでなる。
本発明のキャンピングカーの活動空間可変拡張装置を実現するために、先ず、図1および図2のように、前記荷台コンテナ10は、箱形の室内空間15が形成されるように、前方壁体11、後方壁体12、天井体13、床体14が連結されて備えられて構成される。
前記荷台コンテナ10は、車両に一体に設置される搭載型キャンピングカーの形態に形成され、前後および上下側を前方壁体11、後方壁体12、天井体13、床体14で連結して備え、両側部には、室内空間15の可変拡張のために、図4のように開放部95を形成する。
図2および図4のように、前記荷台コンテナ10の開放部95側の縁部の所定の空間には、室内空間15の可変拡張手段である水平可変部材40を配置するための水平可変部材配置空間44を設定し、前記水平可変部材配置空間44以外の左側と右側および後尾に細分し、その実施形態として、左側または右側のいずれか一側にはキッチン空間92が形成されるようにし、他の一側には居室空間93が形成されるようにし、後尾には浴室空間91が形成されるように境界壁98、99を設置してそれぞれ区分けすることで、それぞれ独立した部屋構造を有するようにする。
また、前記キッチン空間92には、キッチンで使用する家具と家財道具のキッチン什器を配置し、前記居室空間93には、居室で使用する家具と家財道具の居室什器を配置し、前記浴室空間91には、浴室で使用する洗面と用足し、シャワーに関する浴室什器を配置するようにし、区分けされた空間の間には、互いに往き来することができるドア54が備えられるようにする。
この際、前記ドア54は、浴室空間91の両側に設置して、浴室空間91を通じてキッチン空間92と居室空間93を往き来するようにすることが好ましく、すなわち、前記浴室空間91は、活動空間を兼ねて移動通路の機能を果たすようになり、また、図1のように、前記浴室空間91の後面外壁、すなわち、後方壁体12上には、換気と採光のための建具52が設置されるようにすることが好ましく、前記建具52は、後述する左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32、前方垂直部材45上にも設置されるようにすることが好ましい。
一方、図1および図3のように、前記天井体13の上部側には、蝶番171によって垂直移動と水平移動は固定され、回転運動は自由なヒンジ21で両側に対称して備えられ、天井体13および前方壁体11、後方壁体12、床体14の内面が対向して六面体が形成される荷台コンテナ10の室内空間15の両側開放部95を閉鎖した状態で、ヒンジ21によって回転しながら開放されて、ウィングボディ移動レール179に沿って移動する移動式ウィングボディ20を備える。
前記移動式ウィングボディ20の内側には、移動式ウィングボディ20の移動によって直射光線と雨水を遮断し、移動式ウィングボディ20と連動して引き出され引き込まれるローラ式オーニング72が備えられる。
前記移動式ウィングボディ20の側壁部によって前記開放状態の荷台コンテナ10の両側を取り締まるようになり、前記荷台コンテナ10の両側部に位置した移動式ウィングボディ20の内側には、図3のように垂直側壁体30と水平可変部材40をなすが、前記垂直側壁体30と水平可変部材40を用いて、活動空間61を形成し、可変拡張装置を収納する垂直側壁体配置空間43および水平可変部材配置空間44と、前記垂直側壁体配置空間43には、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32および前方垂直部材45が配置され、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の両側開放部95の外側の方に形成されたヒンジ37を中心にそれぞれ90゜回転開放される左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32が備えられる。
前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の開放状態は、図4~図7に図示されており、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32を荷台コンテナ10の両側部に、前、後直交する方向に位置するようにする。
また、前記垂直側壁体配置空間43に配置され、内側の左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の90゜回転開放の後、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の内面のガイドローラ34に沿って荷台コンテナ10の室内空間15の両側部にそれぞれ水平移動する前方垂直部材45がさらに備えられ、前記前方垂直部材45の下端部両側には、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32から展開したガイドレール34に沿って前方垂直部材45の出入りと引き出しが容易になるように、移動ローラ35が構成される。
前記前方垂直部材45の内側には水平可変部材40が、外側には右側垂直支持部材32が位置し、前記前方垂直部材45は、垂直側壁体30に含まれる。
前記前方垂直部材45は、図4~図7のように、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の90゜回転開放の後、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32内面のガイドレール34に沿って荷台コンテナ10の室内空間15の両側に引き出され引き込まれる前方壁面を形成する垂直壁体であって、水平可変部材40と連動して引き出され引き込まれる構造を実現するために、前方垂直部材45の上部面は上部パネル41の外側に、下部面は下部パネル42の外側に90゜回転するヒンジ37によって取り付けられ備えられる。
前記水平可変部材40は、図3、図4および図6のように、一側は、水平可変部材配置空間44の上部天井体13の上部支持ストッパ121に、他側は、垂直側壁体配置空間43に配置された前方垂直部材45の上端部にそれぞれヒンジ連結され、連続折りたたみ式に展開する上部パネル41と、前記水平可変部材配置空間44の上部パネル41の下部に配置され、一側は床体14の下部支持ストッパ122に、他側は前方垂直部材45の下端部にそれぞれヒンジ連結されて連続折りたたみ式に展開する下部パネル42と、前記水平可変部材40は、荷台コンテナ10の室内空間15の外側天井体13と床体42に、上、下対称するようにそれぞれ備えられ、前記下部パネル42は、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32から展開したガイドレール34に挿入されて垂直側壁体30と下部パネル42を結合し、強固な構造の活動空間61を形成するレール結合溝177が構成される。
前記上部パネル41は、荷台コンテナ10の天井体13に、下部パネル42は、荷台コンテナ10の床体42にそれぞれ90゜回転するヒンジ37によって取り付けられる。
したがって、前記前方垂直部材45が、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の内面に沿って荷台コンテナ10の室内空間15の両側に完全に引き出されると、下部パネル42は水平に展開し、下部パネル42の底面のレール結合溝177に左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32から展開したガイドレール34が挿入され、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32と下部パネル42が結合し、下部パネル42の荷重を左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32のガイドレール34に伝達する。
前記水平可変部材40の上部パネル41および下部パネル42は、図7のように拡張した部屋の骨組みをなす天井と床として形成され、前記前方垂直部材45は、活動空間の前面壁体をなす。前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32からなる垂直側壁体30と、前方垂直部材45は、上部パネル41および下部パネル42からなる水平可変部材40の可変作動によって可変拡張された活動空間61が荷台コンテナ10の両側に形成される。
この際、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の対向する内側下部に、開閉型ガイドレール収納部178と、ガイドレール34がさらに備えられ、前記前方垂直部材45の下端部両側には、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32から展開したガイドレール34に沿って前方垂直部材45の出入りと引き出しが容易であるように移動ローラ35を備え、前記水平可変部材配置空間44に配置される下部パネル42の側部底面に前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32ガイドレール収納部178で回転したガイドレール34に挿入され垂直側壁体30と下部パネル42を結合するためのレール結合溝177を備えることで、前記ガイドレール34内で摺動する移動ローラ35によって前方垂直部材45が移動する時に、上部パネル41と下部パネル42の上、下部に取り付けられたヒンジ37のヒンジによって水平可変部材40が連動して自動展開する。
この際、前記ガイドレール34は、ガイドレール収納部178内にヒンジ171結合して回転する回転台172上に形成される。
前記図1および図2の荷台コンテナ10を構成している移動式ウィングボディ20の内側面に垂直側壁体30、前記垂直側壁体30の内側に水平可変部材40が配置され、前記前方垂直部材45の上部には、折りたたみ式オーニング102、下部は折りたたみ式床104などがさらに備えられる。
前記垂直側壁体30として構成された前方垂直部材33は、可変活動空間61の前面の壁を形成する壁体として、採光と換気および眺望のために、ほとんどの壁体が建具52として設置してもよく、前記左側垂直支持部材31と右側垂直支持部材32は、可変活動空間の左、右側の壁面を形成する壁体として、採光と換気のための建具52が設置されることが好ましい。
前記水平可変部材40として構成された上部パネル41は、可変活動空間61の天井を形成し、下部パネル42は、可変活動空間61の床を形成する。
前記垂直側壁体30として構成される前方垂直部材45と左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の長さおよび高さは、荷台コンテナ10の長さおよび高さと同一に作製し、荷台コンテナ10側面に、内側から、前方垂直部材45と左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の順に配置される。
前記水平可変部材40として構成された上部パネル41と下部パネル42の長さと幅は、荷台コンテナ10の長さと荷台コンテナの水平可変部材40の配置空間幅を合算した値と同一である。
前記水平部材配置40の空間の幅は、パネルの厚さと小分けされた連続折りたたみ式パネルの数に応じて算術的に定められる。
したがって、水平可変部材40は、荷台コンテナ10長さと同一の一つの幅が広いパネルを荷台コンテナ10の高さの1/2以内に均等に多数個に小分けし、前記小分けしたそれぞれのパネルは、面と面が対向するように折りたたまれ、展開するように、180゜回転する蝶番171でZ字状の連続折りたたみ式の上、下部パネル41、42を作製し、前記作製した連続折りたたみ式の上、下部パネル41、42のうち上部パネル41の一側は、荷台コンテナ10の水平可変部材配置空間44の天井体13の上部支持ストッパ121に、他側は、前方垂直部材45の上部に、それぞれ90゜回転する蝶番171でW字状に下向き配置されるように取り付け、前記下部パネル42の一側は、前記上部パネル41と同一の水平可変部材上部パネル41下部の床体14の下部支持ストッパ122に、他側は、前方垂直部材45の下部に、それぞれ90゜回転する蝶番171でM字状に下向き配置されるように取り付けて、荷台コンテナ10の室内空間15の水平可変部材40の空間で上下対称するように配置する。
前記水平可変部材配置空間44に配置された上部パネル41と下部パネル42は、移動式ウィングボディ20を展開し、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32を荷台コンテナ10の外部に90゜回転させて展開し、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の下部壁体のガイドレール収納空間36に挿入されたガイドレール34を回転させた後、荷台コンテナの前方垂直部材45を引き出すと、前方垂直部材45の下部の移動ローラ35が、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の内面のガイドレール34に沿って引き出されて、水平可変部材40となっている上部パネル41と下部パネル42が同時に連動して展開し、この際、移動式ウィングボディ20もウィングボディ移動レール179に沿って引き出され、前記移動式ウィングボディ20は、荷台コンテナ10左側と右側に双峰の屋根を形成した拡張型の活動空間61が形成される。
この際、上部パネル41と下部パネル42が完全に展開すると、水平可変部材40である下部パネル42は、自重によって下部パネル42のガイドレール挿入部43に、左、右側垂直支持部材31、32の下部内側面の前方垂直部材45が移動したガイドレール34が挿入され結合することで、前方垂直部材45はヒンジ37で、上部は上部パネル41に、下部は下部パネル42に固定されて結合することで、可変拡張装置30、40として構成される垂直側壁体30と水平可変部材40が結合し、壁体と天井および床が一体化した本発明の活動空間61が形成される。
前記水平可変部材40と垂直側壁体30は、住居生活に使用される所定規模の活動空間61を追加拡張構成するための重要な構造材として、運搬が容易で操作が便利になるように、軽量で強度に優れ、冷、暖房による断熱が検証された公知の建築物と冷凍トラックに広く使用されているウレタン素材を使用することが好ましく、冷凍トラックに使用される同厚さである約6.0cmにすることが好ましい。
したがって、前方壁体11、後方壁体12、天井体13、床体14のパネル材料も水平可変部材40と垂直側壁体30と同種の製品を使用することが好ましい。
また、前記ウレタン素材で作製される水平可変部材40と垂直側壁体30と前方壁体11、後方壁体12、天井体13、床体14の外部面は、剛性と審美性を考慮して、外部面は金属性外装材を使用し、内部面は高級で華麗な原木パネルなどの装飾材を施したウレタン複合パネルを使用することが好ましく、なお、前記連続折りたたみ式上部パネル41および連続折りたたみ式下部パネル42は、ウレタン複合パネルに、引張力に優れた鋼材などを補強して使用することが好ましい。
この際、前記上部パネル41および下部パネル42は、連続折りたたみ式の形態を実現するために、それぞれの上部パネル41および下部パネル42の間に180゜回転される蝶番49を取り付けて使用する。
また、図8のように、前記左側垂直支持部材31、右側垂直支持部材32または前方垂直部材45の上端外側部には、蝶番171によって回転する折りたたみ式オーニング102が備えられ、前記折りたたみ式オーニング102の上部面には、キャンピングと住居活動および居住生活に必要な電力を供給するために太陽光パネル106をさらに構成し、前記左側垂直支持部材31、右側垂直支持部材32または前方垂直部材45の下端外側部には、折りたたみ式床104を備えて、ベランダまたはバルコニーとして使用されるように構成し、この際、前記折りたたみ式オーニング102は、180゜内に回転する蝶番171を取り付けて太陽の位置に応じて太陽光パネル106の角度を調節するようにし、前記折りたたみ式床104は、90゜内に回転する蝶番171を取り付けて、前記折りたたみ式床104には地面支持台152がさらに備えられるように構成することができる。
一方、本発明は、前記移動式ウィングボディ20、前方垂直部材45、水平可変部材40を作動させる駆動部を含む。この際、駆動部は、機械的または電気、電子的駆動装置として実現され得、かかる駆動装置なしにユーザが直接手で作動させることもできる。
前記開放状態の移動式ウィングボディ20は、図6のように、前方垂直部材45、上部パネル41および下部パネル42からなる水平可変部材40の展開移動過程で、前方垂直部材45に係止されて、前方垂直部材45に沿って移動するように構成し、この際、詳細には、前記移動式ウィングボディ20の端部内側に輪141が形成され、前記前方垂直部材45の上端部前方面に溝部142が形成され、互いに係止されるように構成し、また、前記移動式ウィングボディ20のヒンジ21は、水平支持板82上に設置され、前記水平支持板82は、天井体13の上部面に形成されたローラ式オーニング72に沿って移動するように構成することで、前方垂直部材45の移動によって係止され、同時に移動式ウィングボディ20の外側に連動される。
この際、前記ローラ式オーニング72の前方側端部には、水平支持板82の外部への離脱を防止するために、図7のように、止め具74が備えられることが好ましい。
一方、他の実施形態として、図5のように、前記左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32それぞれの外側面には、地面支持台152が回転可能に備えられ、前記地面支持台152が回転して、その下端部が地面3に固定されるようにすることで、前方垂直部材45、上部パネル41および下部パネル42が展開して設置される左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32の荷重を支持するように構成することができる。
さらに他の実施形態として、図12のように、前記荷台コンテナ10は、左右両側がそれぞれ多数の間に区分けされ、前記荷台コンテナ10ごとに移動式ウィングボディ20、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32、水平可変部材40がそれぞれ備えられ、多数の間のうち必要な間だけ選択的に使用可能になるように構成することができ、図2および図3のように、前記荷台コンテナ10の室内空間15の内側に最奥に位置する上部パネル41の上端部は、天井体13の下部側に形成された上部支持ストッパ121によって内側への進入が制限され、前記下部パネル42の下端部は、床体14の上部側に形成された下部支持ストッパ122によって内側への進入が制限されるように構成することができる。
上記のように構成される本発明において、前記荷台コンテナ10は、道路を経由移動するキャンピングカー、トレーラーハウス、移動式住宅のいずれか一つとして構成され、前記荷台コンテナ10の室内空間15には、キャンピングと居住生活に必要な家具および家財道具などの什器19が配置され、前記垂直側壁体30および水平可変部材40の拡張設置により、料理と炊事、睡眠と休憩、業務活動のための可変型の拡張型活動空間61が形成され、移動時には、前記移動式ウィングボディ20を閉鎖してウィングボディトラックとして運行可能にし、キャンピングまたは居住時には、前記拡張型活動空間61を通じて居住活動と住居生活を実施するように構成される。
本発明は、以下のように実施形態を挙げて説明し、理解を容易にするために、車両の長さ5.0m、全幅2.5m、荷台コンテナの長さ5.0m、荷台コンテナの幅2.1m、トップの高さ2.65mのウィングボディトラックについて諸元を特定して説明しており、他の諸元でも作製可能である。
前記図2の荷台コンテナ10を構成している移動式ウィングボディ20の内部左右側面それぞれの0.2mは、垂直側壁体30が収納される空間であり、左側垂直支持部材31および右側垂直支持部材32と前方垂直部材45が配置される。
この際、前方垂直部材45の上部には、折りたたみ式オーニング102が、折りたたみ式オーニング102上部面には、太陽光パネル106がさらに構成され、前記前方垂直部材45の下部には、折りたたみ式床104がさらに構成される。
前記特定された車両の荷台コンテナ10の幅2.5mのうち左右側面それぞれの幅0.24mは、連続折りたたみ式水平可変部材40配置空間になる。前記水平可変部材40の配置空間以外の荷台コンテナ10の幅1.62m、荷台コンテナ10長さ5.0mの空間を先ず横に2等分して、荷台コンテナ10の前面3.5m以内、荷台コンテナ10の後面1.5m以内にし、また、荷台コンテナ10の前面を2等分して左右側面92、93に分けると、荷台コンテナ10は、図4のように、3分91、92、93に室内空間15が区分けされる。
前記荷台コンテナ10の前面の一側の幅0.9mをキッチン什器配置空間93とし、荷台コンテナ前面の他側の0.72mを居室什器配置空間92とし、荷台コンテナ10の室内空間15の後面1.5m以内を浴室空間91と決めて、各空間の境目は、境界壁98、99を設置してそれぞれの空間を分離し、前記水平可変部材配置空間40の外側面の水平可変部材40の収納のための開放部95以外の境界面11、12を壁を設置してそれぞれ独立した居室什器配置空間92とキッチン什器配置空間93および浴室空間91を形成すると、居室什器配置空間92は、長さ3.44m、幅0.87m、キッチン什器配置空間93は、長さ3.44m、幅0.69m、浴室空間91は、長さ0.69m、幅1.52mである。
前記垂直側壁体30および水平可変部材40によって可変拡張される居室活動空間61とキッチン活動空間61は、本発明で示した活動空間61であり、長さ5.0m、幅5.0m、面積25.0m2の2個の部屋が荷台コンテナ10の両側面に形成され、50.0m2の新たな拡張活動空間61が荷台コンテナ10外側に発生し、荷台コンテナ10に対して400%の活動空間61が形成される。
前記部屋の天井と床として形成される水平可変部材40が配置される空間の幅は0.24mであり、連続折りたたみ式上部パネル41と連続折りたたみ式下部パネル42の幅は、それぞれ、荷台コンテナの長さに水平可変部材配置空間44の幅を合算した長さ5.24mであり、全幅は10.48mである。
前記水平可変部材として区分される上部パネル41と下部パネル42の長さは、荷台コンテナ10の水平可変部材配置空間40に対して2,183%であり、水平可変部材配置空間40の幅に対して4.6%に過ぎない窮屈な荷台コンテナ10の水平可変部材配置空間44の21倍が超える連続折りたたみ式上部パネル41と連続折りたたみ式下部パネル42を荷台コンテナ10の水平可変部材404の狭い空間に配置する方法と手段が、本発明の最大の核心課題且つ技術である。
したがって、本発明は、活動空間61を形成するために、前方壁面の壁体と左、右両側面の壁体を形成する垂直側壁体30と天井と床を形成する水平可変部材40を荷台コンテナ10の室内空間15の左、右外側に配置し、荷台コンテナ10の内側には、住居活動と居住生活による家財道具と什器等の便利施設を配置した本発明の活動空間61の可変拡張装置を有するキャンピングカーは、目的地でキャンピング活動と住居生活する時に、誰でも特別な装置と熟練された技術なしに荷台コンテナ10に配置された可変型の垂直側壁体10として構成された左側垂直支部材31と右側垂直支持部材32を開放し、前方垂直部材45を引き出すと、簡単且つ迅速に広くて衛生的で快適な住宅と環境が同等な活動空間に造成されることで、長期間心地よく衛生的な住居環境を提供し、余暇活動およびキャンピング文化に大きく寄与することが予想される。
上述のような本発明によると、車両のトップを構成する荷台コンテナ10の室内空間15には、生活に必要な什器と可変型の活動空間61を形成するための垂直壁体30と水平可変部材40を備え、前記キャンピングまたは居住などのために使用する時には、荷台コンテナ10に備えられた垂直側壁体30と水平可変部材40および可変装置より発生した活動空間61を料理と炊事および睡眠と休憩および業務などの活動空間61として使用し、移動する時には、垂直側壁体30と水平可変部材40を荷台コンテナ10の室内空間15の垂直側壁体配置空間43と水平可変部材配置空間44に収納して、ウィングボディトラックとして運行するようにし、キャンピングカー荷台コンテナの室内空間構成と活動空間を実現することができる。
以上で説明した本発明は、図面に図示されている一実施形態を参照して説明しているが、これは例示的なものに過ぎず、本技術分野において通常の知識を有する者であれば、これより様々な変形および均等な他の実施形態が可能である点を明確にしなければならない。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付の請求の範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にあるすべての技術的思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈すべきである。