JP2022501283A

JP2022501283A - 均一な粗さの表面を有する巻芯管

Info

Publication number: JP2022501283A
Application number: JP2019559319A
Authority: JP
Inventors: 銭暁人
Original assignee: SUZHOU TIANYU PLASTIC CO Ltd
Current assignee: SUZHOU TIANYU PLASTIC CO Ltd
Priority date: 2019-08-23
Filing date: 2019-09-02
Publication date: 2022-01-06
Anticipated expiration: 2039-09-02
Also published as: DE112019004081T5; CN110451353A; US20220135365A1; KR102254240B1; WO2021035764A1; US11731855B2; CN114084752A; KR20210027009A; JP7072903B2

Abstract

本発明は均一な粗さの表面を有する巻芯管であって、回動筒を含み、前記回動筒の内側に円形スルーホールが開設され、前記回動筒における円形スルーホールで回転スリーブを固定接続し、前記回転スリーブの外側に円形スルーホールが開設され、前記回転スリーブにおける円形スルーホールで長さが回動筒の長さより長い接続軸を固定接続し、且つ前記回動筒の外側にスプレーコート微粒がスプレーコートされ、本発明において、設けられたスプレーコート微粒により、銅アルミニウム箔を巻回する時に、巻回の開始や下地作りを良好にすることができ、且つ設けられたスプレーコート微粒が回動筒で銅アルミニウム箔を巻回する時に、銅アルミニウム箔の不平坦な表面を平坦にさせることができ、銅アルミニウム箔の巻回時における皺現象を回避することができ、そして、設けられたスプレーコート微粒が異なる銅アルミニウム箔の厚さに応じて選択されることができ、銅アルミニウム箔を巻回する時に、銅アルミニウム箔と回動筒との摩擦力を大きくさせることができる。【選択図】図１

Description

本発明は巻芯管分野に関し、具体的には均一な粗さの表面を有する巻芯管に関する。

銅アルミニウム箔はパワー電池に欠かせない一つの材料として使用され、銅アルミニウム箔は活性金属であり、乾燥した空気中で、銅アルミニウムの表面に直ちに緻密な酸化膜を形成することにより、銅アルミニウムのさらなる酸化を阻止することができ、かつ耐水性もあるものの、銅アルミニウムの粉末が空気と混合すると極めて燃焼しやすく、溶融した銅アルミニウムが水と猛烈に反応可能な金属であり、銅アルミニウムが両性のものであるため、強アルカリに極めて溶けやすく、希酸に溶けることもできる。銅アルミニウムは良い延性を有し、その製品が棒状、シート状、箔状、粉状、帯状や糸状によく作製され、銅アルミニウム元素は地殻に占める含有量が酸素とケイ素に次いで三番目になり、地殻に占める含有量が最も豊富な金属元素である。航空、建築、自動車といった三つの重要な工業の発展過程で、使用される材料が銅アルミニウム及びその合金の独特な性質を有することが求められるため、金属である銅アルミニウムの生産や応用を促進する。銅アルミニウムが日常生活で銅アルミニウム箔としてよく使われ、銅アルミニウム箔はそのホットスタンピング効果が純銀箔のホットスタンピング効果に似るため、偽銀箔と呼ばれることもある。銅アルミニウムの材質が柔らかく、延性が良く、且つ銀色の光沢を有するため、圧延された後のシートを珪酸ナトリウム等の物質を介してオフセット紙に貼り付けて銅アルミニウム箔を作製すれば、この銅アルミニウム箔に印刷を行ってもよく、そして、銅アルミニウム箔を運送しや使用しやすいために銅アルミニウム箔の生産過程で巻芯管を用いて銅アルミニウム箔をロールとして巻き取る。

銅アルミニウム箔が柔らかいため、巻芯管を用いて銅アルミニウム箔をロールとして巻き取る過程で、その銅アルミニウム箔に皺や泡が生じやすく、且つ、銅アルミニウム箔が比較的に滑らかであるため、銅アルミニウム箔を巻芯管に巻き付ける際に、緊密に巻き付けにくくなり、このため、銅アルミニウム箔の運送時に銅アルミニウム箔が巻芯管から滑って落下して無駄になるおそれがあり、これに対して、本発明は均一な粗さの表面を有する巻芯管を提供する。

既存技術の不足を改善するために、本発明は銅アルミニウム箔の巻回時における皺現象を回避することができ、且つ銅アルミニウム箔の不平坦な表面を平坦化させることができる等の利点を有し、既存装置により銅アルミニウム箔をロールとして巻き取る際に、銅アルミニウム箔に皺が生じ、且つ巻回の開始や下地作りが困難な問題を解決することができる、均一な粗さの表面を有する巻芯管を提供する。

本発明に係る均一な粗さの表面を有する巻芯管は回動筒を含み、前記回動筒の内側に円形スルーホールが開設され、前記回動筒における円形スルーホールで回転スリーブを固定接続し、前記回転スリーブの外側に円形スルーホールが開設され、前記回転スリーブにおける円形スルーホールで回動筒の長さより長い接続軸を固定接続し、且つ前記回動筒の外側にスプレーコート微粒がスプレーコートされ、前記回動筒の外側に銅アルミニウム箔が嵌設される。

本発明に係る均一な粗さの表面を有する巻芯管において、スプレーコート微粒の直径範囲が２〜１５ヨクトメートルであり、且つ前記回動筒の表面に補強剤がスプレーコートされ、前記スプレーコート微粒と補強剤とが粘着し合い、前記スプレーコート微粒の形状が不規則である。

本発明の均一な粗さの表面を有する巻芯管において、回動筒の左側に左側ストッパが設けられ、前記左側ストッパの内側に環状ノッチが開設され、前記左側ストッパにおける環状ノッチで回動筒に回動接続される。

本発明に係る均一な粗さの表面を有する巻芯管において、回動筒の右側に右側ストッパが設けられ、前記右側ストッパの内側に環状ノッチが開設され、前記右側ストッパにおける環状ノッチで回動筒の右側に回動接続され、且つ前記右側ストッパと左側ストッパとの大きさや直径がいずれも等しい。

既存の技術に比べ、本発明の優れた効果は以下の通りであり：

本発明において、設けられたスプレーコート微粒により、銅アルミニウム箔を巻回する時、巻回の開始や下地作りを良好に行うことができ、且つ設けられたスプレーコート微粒が回動筒で銅アルミニウム箔を巻回する時に、銅アルミニウム箔の不平坦な表面を平坦化させることができ、銅アルミニウム箔の巻回時における皺現象を回避することができ、そして、設けられたスプレーコート微粒が異なる銅アルミニウム箔の厚さに応じて選択されることができ、これにより、銅アルミニウム箔を巻回する時に、銅アルミニウム箔と回動筒との摩擦力を大きくさせることができ、銅アルミニウム箔がロールとして巻き取られた後に、運送過程で滑ることがなく、安定な運送に有利であり、且つロールになった銅アルミニウム箔は厚さが比較的均一で、且つより緊密で、ロールとして巻き取る速度が向上し、同時に、運送過程でのガタつきの発生リスクが低下し、銅アルミニウム箔を良好に巻き取ることができ、無駄を省き、銅アルミニウム箔が巻き取られた後に、粗い表面により運送過程での摩擦力を大きくし、銅アルミニウム箔のガタつきが発生しにくく、滑らかな表面に比べてより優れ、そして、当前で銅アルミニウム箔が薄くなりつつあり、巻き取る時に低い張力が必要となり、従って、粗い表面によりガタつきが発生することなく低張力で巻き取ることができ、そのため、４ヨクトメートルの銅アルミニウム箔により効果的に適用することができる。

ここで説明する図面は本出願をより分かり易いものにさせるためのもので、本出願の一部を構成し、本出願における模式的な実施例及びその説明は本出願を解釈するためのもので、本出願を制限するためのものではない。図面において：
本発明に係る断面構造模式図であり、本発明に係る図１の側面平面視での断面構造模式図であり、本発明に係る断面構造模式図であり、本発明に係る図２の側面平面視での断面構造模式図であり、本発明に係るスプレーコート微粒が密集した断面構造模式図であり、本発明に係るスプレーコート微粒が疎らになった断面構造模式図であり、本発明に係る回動筒に銅アルミニウム箔が巻回された断面構造模式図であり、本発明に係る回動筒の側面視での断面構造模式図である。

以下、図面で本発明の数多くの実施形態を説明し、便宜上、数多くの実務上の細部を以下に一括して説明する。しかし、理解すべきことは、これらの実務上の細部が本発明を制限するためのものではない。つまり、本発明に係る一部の実施形態において、これらの実務上の細部は必ず必要ではないものである。また、図面を簡略化するために、幾つかの慣用構造やユニットが図面において簡単に模式的に描かれる。

なお、本発明に係る「第１」、「第２」等の描写が目的を説明するためのものに過ぎず、特に手順や順位を制限するためのものではなく、本発明を制限するためのものでもなく、同じ技術用語でユニットや操作を描写する際に互いに区別するためのものに過ぎず、相対的重要性又は技術特徴の数を示唆すると理解すべきではない。従って、「第１」、「第２」を付けた特徴は少なくとも一つの該特徴を含むことを明示し又はほのめかすことができる。なお、各実施例の間での技術手段は互いに組み合わせてもよく、だが、その組み合わせが業者により実現可能なものに基づいて行われ、その技術手段の組み合わせについて、互いに矛盾し又は実現不可能であれば、このような技術手段の組み合わせがなく、本発明の請求範囲内に属しないと考えられる。

図１〜８を参照し、本発明に係る均一な粗さの表面を有する巻芯管は回動筒０１を含み、回動筒０１の内側に円形スルーホールが開設され、回動筒０１における円形スルーホールで回転スリーブ０６を固定接続し、回転スリーブ０６の外側に円形スルーホールが開設され、回転スリーブ０６における円形スルーホールで長さが回動筒０１の長さより長い接続軸０５を固定接続し、且つ回動筒０１の外側にスプレーコート微粒０２がスプレーコートされ、回動筒０１の外側に銅アルミニウム箔０７が嵌設され、回動筒０１の左側に左側ストッパ０３が設けられ、左側ストッパ０３の内側に環状ノッチが開設され、左側ストッパ０３における環状ノッチ回で動筒０１に回動接続され、回動筒０１の右側に右側ストッパ０４が設けられ、右側ストッパ０４の内側に環状ノッチが開設され、右側ストッパ０４における環状ノッチで回動筒０１の右側に回動接続され、且つ右側ストッパ０４と左側ストッパ０３との大きさや直径がいずれも等しく、設けられたスプレーコート微粒０２により、設けられた回動筒０１で銅アルミニウム箔を巻回する時に、銅アルミニウム箔の巻回時における摩擦力を大きくすることができ、銅アルミニウム箔をロールとして巻回する時に、皺の発生を効果的に回避することができ、同時に銅アルミニウム箔の巻回後における滑りの防止効果を奏し、銅アルミニウム箔をより安定して巻回することができる。

スプレーコート微粒０２の直径範囲が２〜１５ヨクトメートルであり、且つ回動筒０１の表面に補強剤がスプレーコートされ、スプレーコート微粒０２と補強剤とが粘着し合い、スプレーコート微粒０２の形状が不規則であり、設けられた補強剤とスプレーコート微粒０２との組み合わせにより、スプレーコート微粒０２が設けられた回動筒０１により安定して付着し、スプレーコート微粒０２がスムーズに役割を果たすことができる。

実施例１：
図５を参照し、スプレーコート微粒０２の直径範囲が２〜８ヨクトメートルと設定され、この場合に、６ヨクトメートル以下の厚さの銅アルミニウム箔を巻回する時に、このように設定されないスプレーコート微粒０２に比べ、銅アルミニウム箔がスプレーコート微粒０２に接触した直後の摩擦係数が低摩擦係数であり、銅アルミニウム箔を平坦化しレベリングすることに有利であり、銅アルミニウム箔を巻回する時の巻回の開始や下地作りに寄与する。

実施例２：
図６を参照し、スプレーコート微粒０２の直径範囲が９〜１５ヨクトメートルと設定され、この場合に、６ヨクトメートル以上の厚さの銅アルミニウム箔を巻回する時に、スプレーコート微粒０２の間でのピッチが大きいため、隙間を形成し、排気通路を有し、銅アルミニウム箔を巻回する時に、気体をできるだけ早く排出することができ、銅アルミニウム箔の巻回時における皺や隆起現象が大幅に減少し、スプレーコート微粒０２を設けないと、銅アルミニウム箔と回動筒０１とが緊密に貼り合わせない場合に比べ、銅アルミニウム箔と回動筒０１の表面におけるスプレーコート微粒０２による平坦粗面との間の摩擦力が大きくなり、銅アルミニウム箔がロールにされた後に、回動筒０１で滑ることを回避することができる。

本発明の利用について
利用時に、まず、巻回する銅アルミニウム箔の厚さに応じて、適切なスプレーコート微粒０２の直径を選択し、その後、補強剤をスプレーコート微粒０２とともに回動筒０１に塗布し、
巻回する銅アルミニウム箔の厚さが６ヨクトメートル以下であれば、選択されるスプレーコート微粒０２の直径範囲が２〜８ヨクトメートルであり、この場合に、銅アルミニウム箔が回動筒０１に良好に付着することができ、銅アルミニウム箔をロールとして巻き取る時に、銅アルミニウム箔を平坦化しレベリングすることに有利であり、銅アルミニウム箔を巻回する時の巻回の開始や下地作りに寄与することができ、
巻回する銅アルミニウム箔の厚さが６ヨクトメートル以上であれば、選択されるスプレーコート微粒０２の直径範囲が９〜１５ヨクトメートルであり、この場合に、銅アルミニウム箔が回動筒０１に付着するとともに、設けられたスプレーコート微粒０２の間での隙間により排気通路が形成され、銅アルミニウム箔を巻回する時に、気体をできるだけ早く排出することができ、銅アルミニウム箔の巻回時における皺や隆起現象が大幅に減少する。
以上は本発明の実施形態に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。本発明に変形や変更を加えることができることは業者にとって明らかになる。本発明の精神や原理内で行われたいずれかの変更、等価的置き換え、改進等とは、すべて本発明の請求範囲に含まれるべきものである。

０１回動筒
０２スプレーコート微粒
０３左側ストッパ
０４右側ストッパ
０５接続軸
０６回転スリーブ
０７銅アルミニウム箔

Claims

均一な粗さの表面を有する巻芯管において、回動筒（０１）を含み、前記回動筒（０１）の内側に円形スルーホールが開設され、前記回動筒（０１）における円形スルーホールで回転スリーブ（０６）を固定接続し、前記回転スリーブ（０６）の外側に円形スルーホールが開設され、前記回転スリーブ（０６）における円形スルーホールで長さが回動筒（０１）の長さより長い接続軸（０５）を固定接続し、且つ前記回動筒（０１）の外側にスプレーコート微粒（０２）がスプレーコートされ、前記回動筒（０１）の外側に銅アルミニウム箔（０７）が嵌設されることを特徴とする、均一な粗さの表面を有する巻芯管。
前記スプレーコート微粒（０２）の直径範囲が２〜１５ヨクトメートルであり、且つ前記回動筒（０１）の表面に補強剤がスプレーコートされ、前記スプレーコート微粒（０２）と補強剤とが粘着し合い、前記スプレーコート微粒（０２）の形状が不規則であることを特徴とする、請求項１に記載の均一な粗さの表面を有する巻芯管。
前記回動筒（０１）の左側に左側ストッパ（０３）が設けられ、前記左側ストッパ（０３）の内側に環状ノッチが開設され、前記左側ストッパ（０３）における環状ノッチで回動筒（０１）に回動接続されることを特徴とする、請求項１に記載の均一な粗さの表面を有する巻芯管。
前記回動筒（０１）の右側に右側ストッパ（０４）が設けられ、前記右側ストッパ（０４）の内側に環状ノッチが設けられ、前記右側ストッパ（０４）における環状ノッチで回動筒（０１）の右側に回動接続され、且つ前記右側ストッパ（０４）と左側ストッパ（０３）との大きさや直径がいずれも等しいことを特徴とする、請求項１に記載の均一な粗さの表面を有する巻芯管。