JP2022191931A - 眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着感、フィット感に優れており、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない上、装着した際の外観が良好な眼鏡を提供する。【解決手段】眼鏡Gのフレーム1は、各モダン部4a,4bが、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように上向きの凸状に屈曲しているとともに、各テンプル部3a,3bを装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、各モダン部4a,4bと各テンプル部3a,3bとの接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態になっている。そして、各モダン部4a,4bの基端側には、それぞれ、装着者の頬骨弓の後端際の上部を押圧するための押圧突起13が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、視力を矯正する目的や日差しを遮断する目的の他、ファッションアイテムとしても用いられる眼鏡に関するものである。
一般的な眼鏡は、左右一対のレンズを保持するためのフロント部分(所謂、ワタリ部分)と、フロント部分の左右両端から延びるテンプル部分と、テンプル部分の後方に連続的に設けられるモダン部分とを有している。そして、装着時にフロント部分がずれ落ちる事態を防止するために、鼻の付け根に当接させるための鼻パッド(あるいは鼻当て)がフロント部分の中央に設けられている。ところが、そのように鼻パッドを設けた眼鏡は、長時間に亘って装着していると、鼻の付け根にフロント部分の荷重が加わり続けるために、装着者に不快感を与えてしまうことがある。その上、取り外したときに、鼻の付け根に鼻パッドの装着痕が形成されてしまうこともあり、美容の面でも問題がある。
そのような問題に鑑み、フロント部分に鼻パッドを設けず、テンプル部の内側に装着者のこめかみに当接させるテンプルパッドを突設し、当該テンプルパッドによってフロント部分の荷重を支えるように構成された眼鏡が開発されている(特許文献1)。
特開2020-95243号公報
しかしながら、こめかみは、装着者が口を開ける動作を行う際に筋肉が大きく動く部分であるため、特許文献1の如きこめかみに当接させるテンプルパッドによってフロント部分の荷重を支える眼鏡は、装着感が良好であるとは言い難い。また、装着者が口を開ける動作を繰り返す毎にずれ落ちてしまい易い。さらに、特許文献1の如き眼鏡は、テンプルパッドの内側への突出度合いやテンプルパッドの特性(弾性等)によっては、装着者に痛みを与えてしまったり、反対に、装着強度が不十分となってずれ落ちてしまったりする。加えて、特許文献1の如き眼鏡においては、フロント部分の荷重をテンプルパッドで安定的に支えるためにはテンプルパッドを大きくせざるを得ず、そのようにテンプルパッドを大きくすると、装着した際の外観の悪化を引き起こしてしまう。
本発明の目的は、上記特許文献1の如き従来の眼鏡が有する問題点を解消し、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、装着感、フィット感に優れており、装着者に痛みを感じさせたりせず、頭部への装着強度(ずれ落ちにくさ)が高く、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、フロント部の位置ずれを発生させたりしない上、装着した際の外観が良好で実用的な眼鏡を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、左右一対のレンズを保持するためのレンズ保持部と、そのレンズ保持部の左右の両端から後方に伸張したテンプル部と、それらのテンプル部の各先端際に設けられたモダン部とを有する眼鏡であって、前記各モダン部が、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように上向きの凸状に屈曲しており、前記各テンプル部を装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、前記各モダン部と前記各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態(すなわち、各モダン部の基端際(前端際)が各テンプル部の直線状の部分に対して上方へ折れ曲がった状態)になっているとともに、前記各モダン部の基端側(上向きに凸状の屈曲部分より前側)に、装着者の頬骨弓の後端際の上部(すなわち、耳珠の上側の前方)を押圧するための押圧突起が設けられていることを特徴とするものである。
各モダン部と各テンプル部との接続部分における屈曲形状(下向きの凸状の屈曲形状)は、装着者の頭部の形状や大きさにより違いがあるが、屈曲点(屈曲の中心部分)と各モダン部の最上位置との高さの差(すなわち、変曲点同士の上下差)が15mm以上40mm以下になるように調整するのが好ましい。各モダン部と各テンプル部との接続部分をそのように屈曲させることにより、各テンプル部をより正確に装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させることが可能となる。各モダン部と各テンプル部との接続部分における屈曲点と各モダン部の最上位置との高さの差が20mm以上30mm以下になるように調整するとより好ましい。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記押圧突起が、前記各モダン部の長手方向に沿って内向きに突出した略半円柱状体であることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または2に記載された発明において、前記各テンプル部の内側に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の眼鏡は、各モダン部が、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように上向きの凸状になっているとともに、各モダン部の基端側に、装着者の頬骨弓の後端際の上部を押圧するための押圧突起が設けられているため、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、非常にフィット性が高く、装着者が開口動作を繰り返した場合でも装着感が良好である上、ずれ落ちにくい。また、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない。
さらに、請求項1に記載の眼鏡は、各モダン部と各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲しており、装着時に各テンプル部が装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置されるため、各テンプル部の内面に突起体を内向きの水平状に突出するように(すなわち、左右のテンプル部を含む水平面内において内向きに突出するように)設けて、それらの突起体の先端を装着者の頬骨弓の上縁に押し当てるように構成することによって、容易にフィット性を向上させることができる。その上、各テンプル部の内面に突起体を内向きに突出するように設けて装着者の頬骨弓の上縁に押し当てるように構成することによって、それらの突起体が変形しにくいものとなるので、長期間に亘ってメンテナンスをすることなく、その高いフィット性を持続させることが可能となる。
請求項2に記載の眼鏡は、押圧突起が各モダン部の長手方向に沿って内向きに突出した略半円柱状体であり、装着者の頬骨弓の後端際の上部を広い面積で押圧するので、装着者の耳輪の付け根の周りに係止された各モダン部の基端際(前端際)の部分が高い拘束力で位置決めされるため、きわめてフィット性が高く、非常にずれ落ちにくい。また、それにもかかわらず、押圧突起が外部から見えにくいため、デザイン性に優れている。
請求項3に記載の眼鏡は、装着時に、当接部が装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接した状態となるため、左右のレンズを保持する機能に優れており、左右のレンズを正しいアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)でずれないように保持することができる。
眼鏡を示す説明図(正面図)である。 眼鏡を示す説明図(背面図)である。 眼鏡を示す説明図(平面図)である。 眼鏡を示す説明図(右側面図)である。 テンプル部の連結部材の設置部位を示す説明図である(aは平面図であり、bは右側面図である)。 頭部の骨の構造の概要を示す説明図(側面図)である。 押圧突起を示す説明図(鉛直断面図)である(aは図1におけるA-A線端面図であり、bは図1におけるB-B線端面図である)。 当接部を示す説明図である(aは正面図であり、bは平面図であり、cは右側面図である)。 装着者が眼鏡を装着した状態を示す説明図(平面図)である。 装着者が眼鏡を装着した状態を示す説明図(右側面図)である。 眼鏡の変更例を示す説明図である(aは当接部の設置部分の平面図であり、bは当接部の設置部分をテンプル部の内側から見た側面図である)。 当接部の変更例を示す説明図である(aは当接部の設置部分を内側から見た側面図(図1における矢印C方向から見た側面図)であり、bは当接部の設置部分の平面図である)。 眼鏡の変更例を示す説明図(モダン部の右側面図)である。
以下、本発明に係る眼鏡の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
<眼鏡の構造>
図1~図4は、それぞれ、眼鏡の正面、背面、平面および右側面を示したものであり、眼鏡Gは、左右一対のレンズL,Lとそれらを保持するためのフレーム1とによって構成されている。そして、フレーム1は、レンズL,Lを保持するためのレンズ保持部2と、そのレンズ保持部2の左右の両端から後方に伸張したテンプル部3a,3bと、それらのテンプル部3a,3bの各後端際に連設されたモダン部4a,4bとによって構成されている。
レンズ保持部2は、所謂、ワタリとして機能するものであり、金属(チタン)によって形成されている。そして、連結アーム5、左右のレンズL,Lを保持するためのリムである保持枠6a,6b、左右のテンプル部3a,3bと連結させるためのヨロイ部7a,7b、左右のテンプル部3a,3bを折り曲げ可能に保持するためのヒンジ8,8等によって構成されている。
連結アーム5は、中央部分を前方へ膨出させた湾曲した棒状に形成されている。また、保持枠6a,6bは、各レンズL,Lの外周縁(上下および左右の端縁)に沿うように略矩形状に形成されており、連結アーム5の左右に固着された状態になっている。そして、それらの保持枠6a,6bによって、レンズL,Lが保持されている。さらに、各保持枠6a,6bの外側には、略くの字状に屈曲したヨロイ部7a,7bが連設されており、それぞれの先端が後方へ突出した状態になっている。そして、それらのヨロイ部7a,7bの内側には、ヒンジ8,8が固着されている。
一方、左右のテンプル部3a,3bは、いずれも、金属(チタン)によって略直線状に形成されており、前後の長さを調節するための長さ調節機構が設けられている。すなわち、右側のテンプル部3bは、上下に幅広な帯状の前側部材31bの後端に、当該前側部材31bより若干幅広な帯状の連結部材33bが固着されており、その連結部材33bによって、上下に幅狭な略棒状の後側部材32bが、前後にスライド可能に連結されている。
図5は、左側の連結部材33bの設置部分を示したものであり、連結部材33bは、後端際に、長手方向に沿った挿入孔34が穿設されているとともに、下面には、挿入孔34に至るようにネジ孔35が穿設されており、そのネジ孔35に押さえボルト36が螺合した状態になっている。そして、右側のテンプル部3bにおいては、後側部材32bの前端縁際の部分を、連結部材33bの挿入孔34に任意の長さだけ挿入した状態で、押さえボルト36を連結部材33bの下面からねじ込んで後側部材32bの前端縁際の部分を押止することによって、後側部材32bの前端縁際の部分を連結部材33bに対して固定することができるようになっている。なお、左側のテンプル部3aにも、右側のテンプル部3bと同様な長さ調節機構が、左右対称に設けられている。
また、各テンプル部3a,3bの前側部材32bの前端の内側には、レンズ保持部2の左右のヨロイ部7a,7bに設けられたヒンジ8,8と回動可能に結合させるためのヒンジ片9,9が固着されている。加えて、各テンプル部3a,3bの後側部材32a,32bの後端際の部分は、それぞれ、上向きに屈曲してモダン部4a,4bの芯体11を構成した状態になっている。
一方、左右のモダン部4a,4bは、左右のテンプル部3a,3bの後端から一体的に伸張した芯体11の外側に、合成樹脂(ポリアミド系樹脂)を被覆することによって形成されており、側面視で上向きに凸の円弧状に屈曲した状態になっている(図4参照)。また、左右のモダン部4a,4bの基端際(すなわち、テンプル部3a,3bとの接続部分)は、それぞれ、約150°の角度を成すように下向きの凸状に屈曲した状態になっている(屈曲点P)。そして、眼鏡Gの左右において、モダン部4a(4b)とテンプル部3a(3b)との接続部分における各屈曲点Pとモダン部4a(4b)の最上位置Sとの高さの差Dが約25mmになっている。
図6は、人の頭蓋骨の構造を模式的に示したものであり、頬骨弓Cは、頬骨Aの側頭突起と側頭骨Bの頬骨突起とからなる横方向に伸びた弓状の骨(骨部)のことであり、側頭骨Bの下端際に位置している。眼鏡Gの左右のテンプル部3a,3bは、図6に破線で示したように、当該頬骨弓Cの上縁に沿うように配置させるためのものである。
また、上記の如く、左右のモダン部4a,4bは、上向きの凸状に大きく屈曲した状態になっており、装着した場合に、装着者の耳輪の付け根の周囲の部分(すなわち、耳輪の付け根の後側の部位(わずかに窪んだ部位)から耳輪の付け根の最上部を通って耳輪の付け根の前側の部位(頬骨弓Cの後端際の上部)に至るまでの略円弧状の部分)にフィットするようになっている。
そして、左右のモダン部4a,4bの基端際の前下がりに傾斜した部分には、それぞれ、装着者の頬骨弓の後端際の上部を押圧するための半円柱状の押圧突起13が形成された状態になっている。図7(a)は、右側のモダン部4bの押圧突起13の設置部分の鉛直断面(長手方向に対して直交した鉛直断面)を示したものであり、図7(b)は、モダン部4bの押圧突起13の設置部分以外の部分の鉛直断面を示したものである。左右のモダン部4a,4bの基端際の部分は、それぞれ、テンプル部3a,3bの先端の芯体11に対して、他の部分よりも所定の長さ(図6におけるd)だけ内向き(装着者の側頭骨Bの方向)に膨出するように形成されており、その膨出部分が押圧突起13として機能するようになっている。加えて、左右のモダン部4a,4bは、装着者の後頭部の形状に沿うように(フィットするように)、前端(基端)から後端にかけて、平面視で内向きに若干湾曲した状態になっている。
さらに、図3の如く、左右のテンプル部3a,3bの連結部材33a,33bの内側には、それぞれ、装着者の頬骨弓Cの前端際(図6におけるα部分)の外側に当接させるための当接部14a,14bが固着されている。それらの当接部14a,14bは、装着時に、眼球の位置に対してレンズL,Lの表面を適正なアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)に配置する機能と、可能な限り眼球に近い位置でレンズL,Lの荷重を支える機能とを奏するものである。
図8は、右側の当接部14bを示したものであり、当接部14bは、半透明状で柔軟性(弾性)を有するシリコン系ゴムによって、コーナーを丸く面取りした前後に長い直方体状(前後の長さ×左右の幅×高さ=15.0mm×5.0mm×5.0mm)に一体的に形成されている。また、当接部14bの本体部15の前方には、ネジ溝を螺刻した金属製のナット16が軸方向を本体部15の内面と直交させた状態で固着されており、本体部15の後方には、先端を大径にした円柱状の係合孔17が、本体部15の内面と直交するように穿設されている。一方、図5の如く、右側の連結部材33bの内面の前側には、ボルト18が内向きに突出するように設置されており、連結部材33bの内面の後側には、先端を大径にした円柱状の係合体19が内向きに突出するように設けられている。
そして、当接部14bは、前側のナット16に、連結部材33bのボルト18を螺合させるとともに、弾性を利用して、後側の係合孔17に、テンプル部3bの連結部材33bの係合体19を挿入して係合させる(着脱自在に係合させる)ことによって、連結部材33bの内面に固着されている。それゆえ、ナット16とボルト18との螺着度合いを調整することによって、内側への突出量(図5(a)における矢印方向への突出量)を調整することができるようになっている。なお、左側の当接部14aも、上記した右側の当接部14bと同様な構造によって、左側のテンプル部3aに左右対称に固着されており、内側への突出量を調整可能になっている。
<眼鏡の利用方法および作用>
図9、図10は、眼鏡Gを使用者に装着させた状態を示したものである。眼鏡Gは、円弧状に形成された左右のモダン部4a,4bを、装着者の耳の後側から耳珠の上側の前方の部分まで沿わせて(すなわち、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接させて)装着する。そのように、左右のモダン部4a,4bを装着者の耳の上側の略半分を沿わせるようにして装着すると、左右のモダン部4a,4bの後端が、耳の後ろの骨の窪みに嵌まり込んだ状態になるとともに、左右のモダン部4a,4bの前端(基端)の押圧突起13,13が、装着者の頬骨弓Cの後端際の上部(すなわち、耳珠の上側の前方)を押圧した状態で固定される(位置決めされる)。そのため、左右のモダン部4a,4bが、装着者の耳の周囲で動かないように拘束される。
そして、そのように眼鏡Gが装着されると、左右のテンプル部3a,3bが略水平状になって装着者の頬骨弓Cの上端縁に沿うように配置され(図6参照)、左右のテンプル部3a,3bの先端側(後端側、すなわち、図4、図10における右側)の部分が装着者の側頭部で動かないように拘束される。
加えて、左右のテンプル部3a,3bの略中央(前後方向における略中央)に内向きに突設された当接部14a,14bが、装着者の頬骨弓Cの前端際の外側に当接した状態となる。そのため、左右のテンプル部3a,3bの基端側(前端側、すなわち、図4、図10における左側)の部分が装着者の側頭部で動かないように拘束されるとともに、レンズ保持部2が動かないように拘束される。また、眼鏡Gは、レンズ保持部2に鼻に当接させるためのパットが設けられていないため、左右のレンズの下端は、装着者の皮膚と接触しない状態で保持される。
上記の如く、眼鏡Gは、左右のモダン部4a,4b全体、および、当接部14a,14bの部分において、装着者の頭部の皮膚に当接した状態で装着されるため、高い装着強度(装着時の固定強度)を発現することができる。
<眼鏡の効果>
眼鏡Gは、上記の如く、各モダン部4a,4bが、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように上向きの凸状(上向きの凸の円弧状)に屈曲しているとともに、各モダン部4a,4bの基端側に、装着者の頬骨弓Cの後端際の上部を押圧するための押圧突起13が設けられている。それゆえ、眼鏡Gは、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、非常にフィット性が高く、装着者が開口動作を繰り返した場合でも装着感が良好である上、ずれ落ちにくい。また、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない。
また、眼鏡Gは、各モダン部4a,4bと各テンプル部3a,3bとの接続部分が下向きの凸状に屈曲しており、装着時に各テンプル部3a,3bが装着者の頬骨弓Cの上縁に沿うように配置されるとともに、各テンプル部3a,3bの内側に当接部14a,14bが形成されており、装着時に、それらの当接部14a,14bが装着者の頬骨弓Cの前端際(図6におけるα部分)の外側に当接した状態となるため、左右のレンズL,Lの位置を保持する機能に優れており、左右のレンズL,Lを正しいアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)でずれないように保持することができる。その上、長期間に亘ってメンテナンスをすることなく、そのフィット性を持続させることができる。
さらに、眼鏡Gは、押圧突起13,13が各モダン部4a,4bの長手方向に沿って内向きに突出した略半円柱状体であり、装着者の頬骨弓の後端際の上部を広い面積で押圧するので、装着者の耳輪の付け根の周りに係止された各モダン部4a,4bの基端際(前端際)の部分が高い拘束力で位置決めされる。そのため、眼鏡Gは、きわめてフィット性が高く、非常にずれ落ちにくい。また、それにもかかわらず、押圧突起13,13が外部から見えにくいため、デザイン性に優れている。
加えて、眼鏡Gは、各モダン部4a,4bが、上向きに凸な円弧状に形成されているとともに、左右のテンプル部3a,3bが左右のモダン部4a,4bの基端と、左右のレンズL,Lを保持した保持枠6a,6bの外側の中央より上側とを繋ぐように配置されており、当接部14a,14bがテンプル部3a,3bと同じ高さ位置において外部から目立たないように設置されているため、装着時の外観が非常に良好である。
また、眼鏡Gは、左右の当接部14a,14bが、内側への突出量を調整可能に設けられているため、当接部14a,14bの側頭部への押圧強度(すなわち、フィット性)を(装着者自身が)容易に調整することができる。加えて、眼鏡Gは、左右のテンプル部3a,3bが、前後方向に長さ調節可能になっているので、頭部の形状に合わせて(装着者自身が)当接部14a,14bの当接位置等を容易に調節することができる。
<眼鏡の変更例>
本発明に係る眼鏡は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、レンズ、レンズ保持部(連結アーム、保持枠)、テンプル部、当接部、モダン部、押圧突起等の形状、構造、材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、レンズ保持部およびテンプル部が金属によって形成されているものに限定されず、レンズ保持部が金属によって形成されおり、テンプル部が合成樹脂によって形成されたものや、レンズ保持部およびテンプル部が合成樹脂によって形成されたもの等でも良い。また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、モダン部がテンプル部の後方に連続的に形成されたもの(金属製の左右のテンプル部の後端に一体的に形成された芯体の外側に合成樹脂を被覆することによってモダン部が形成されたもの)に限定されず、モダン部とテンプル部とが別個に設けられたもの等でも良い。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、当接部がシリコーンゴムによって形成されているものに限定されず、当接部の材質を、必要に応じて適宜変更することができる。さらに、当接部は、上記実施形態の如く、前後に長い直方体状に形成されたものに限定されず、円錐状(先端を丸く面取りしたもの)、円錐台状、楕円柱状や三角柱状に形成されたもの(高さ方向をテンプル部の長手方向と直交するように配置させたもの)や、内向きに突出した先細な舌片状のもの等でも良い。なお、上記実施形態の如く、当接部を前後に長い直方体状に形成されたものとした場合には、当接部を前後に長い領域において装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させることによって(不用意に動かないように)強固に固定し易い、というメリットがある。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、当接部の装着者の側頭部(頬骨弓の前端際の外側)との当接面がテンプル部の内面と略平行になっているものに限定されず、当該当接面が傾斜状(たとえば、前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状)であるもの等に変更することも可能である。加えて、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のテンプル部に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための左右一組の当接部を設けたものに限定されず、同様な機能を奏する左右二組以上の当接部を設けたものでも良い。
さらに、当接部は、上記実施形態の如く、ボルト・ナットによるネジ止め等の方法によってテンプル部に固定されたもの(着脱自在に固定されたものを含む)に限定されず、合成樹脂の弾性(変形後の復元性)を利用してテンプル部に固定されるもの(着脱自在に固定されるものを含む)でも良い。なお、当接部を、着脱自在に固定されるものとした場合には、当接部のサイズが装着者に合致しないときに、別のサイズのものと容易に交換することができる、というメリットがある。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のテンプル部の内側に当接部を直接的に固着させたものに限定されず、針金等の金属製のアームを利用して、当接部を左右のテンプル部の内側に間接的に固着させたもの等でも良い。図11は、当接部を左右のテンプル部の内側に間接的に固着させた一例を示したものであり、当接部14b’は、金属製の固着部材21を介してテンプル部3bの内側に螺着されている。固着部材21は、先端に設けられた楕円形のリング体22と楕円形の板状のベース部23とをU字状に屈曲した針金状のアーム24によって連結したものであり、ベース部23がテンプル部3bの内側に螺着されている。そして、弾性材料(シリコーンゴム等)によって扁平な楕円状に形成された当接部14b’が、固着部材21の先端のリング体22に嵌め込まれており、当接部14b’の内面(当接面)が前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっている(なお、左側のテンプル部3aにも対称形状の当接部14a’が同様に固着されている)。かかる構成を採用した場合には、固着部材21のアーム24の屈曲角度を変えることによって当接部14b’の側頭部への押圧強度を容易に調整することができる、というメリットがある。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、当接部が、内側への突出量を調節可能であるものに限定されず、内側への突出量が変化しないものでも良い。加えて、当接部は、後側に設けられた係合孔をテンプル部の内面に?設された係合体に係合させることによってテンプル部の内側に固着(係着)されるものに限定されず、他の係着機構によってテンプル部の内側に固着されるものでも良い。
図12は、上記実施形態とは異なる係着機構によってテンプル部の内側に固着される当接部の一例を示したものである。テンプル部3b(3a)には、ボルト41が内向きに突出するように設置されているとともに、後側を開いた二股状の係合体42が、テンプル部3bの内面との間に隙間を形成した状態で固着されている。また、当接部14b”(14a”)は、シリコン系ゴム等によって扁平な略楕円柱状に一体的に形成されており、前方に、扁平な板状の係合部43が、連結部44を介して、本体45の内面との間に隙間を形成した状態で付設されている。また、本体45の後方の内面には、ネジ溝を螺刻したナット46が固着されている。上記の如く構成された当接部14b”(14a”)も、上記実施形態の当接部と同様に、ナット46とボルト41との螺着度合いを調整することによって、内側への突出量(図12(b)における矢印方向への突出量)を調整することができ、所望の突出量において、係合部43の前端際を、テンプル部3bの内面に固着された係合体42に係合させることによってテンプル部3bの内側に固定することができる。かかる構成を採用した場合も、上記実施形態の眼鏡と同様に、当接部14b”(14a”)の側頭部への押圧強度を(装着者自身が)容易に調整することが可能となる。
加えて、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のモダン部と左右のテンプル部との接続部分を、それぞれ、150°の角度を成すように下向きの凸状に屈曲させた形状としたものに限定されず、左右のモダン部と左右のテンプル部との接続部分における屈曲角度を必要に応じて適宜変更することができる。なお、当該屈曲角度を概ね100°~165°の範囲に調整すると、各テンプル部を(ずれないように)十分な押圧力を発現可能な長さで装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置することが可能となるので好ましく、120°~155°の範囲に調整するとより好ましい。
また、左右のモダン部は、円弧状(側面視で上向きに凸の円弧状)であれば良く、上記実施形態の如く、上向きに凸の略半円弧状(略逆U字状)に屈曲させたものに限定されず、図13の如く、上向きに凸な約1/4の円弧状(への字状)に屈曲させて、先端際の水平線に対する傾斜角度を小さくしたもの(傾斜角度を0°~20°程度にしたもの)等に変更することも可能である。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のモダン部の基端側に、装着者の頬骨弓の後端際の上部を押圧するための押圧突起を設けたものに限定されず、押圧突起のないものでも良い。さらに、上記実施形態の如く、左右のモダン部の基端側に押圧突起を形成する場合には、押圧突起は、上記実施形態の如く、左右のモダン部に一体的に形成されたものに限定されず、左右のモダン部と別個に形成されて左右のモダン部の基端側に付設されたもの等でも良い。加えて、押圧突起は、上記実施形態の如く、他の部分より左右に幅広に(大径に)なるように膨出した形状を有するもの(すなわち、略半円柱状のもの)に限定されず、円錐状(先端を丸く面取りしたもの)や円錐台状に形成されたもの等でも良い。さらに、押圧突起の高さ(内側への突出量)は、特に限定されないが、3.0~6.0mmの範囲内に調整すると、装着者のこめかみの部分を押圧度合いが良好なものとなり、装着者の耳部への左右のモダン部の拘束力がきわめて高いものとなるので好ましい。
本発明に係る眼鏡は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、視力を矯正する目的、日差しを遮断する目的や、ファッションアイテムとして、好適に用いることができる。
G・・眼鏡
1・・フレーム
2・・レンズ保持部
3a,3b・・テンプル部
4a,4b,4b’・・モダン部
13・・押圧突起
14a,14b,14b’,14b”・・当接部
P・・下向きに凸状の屈曲部分

Claims (3)

  1. 左右一対のレンズを保持するためのレンズ保持部と、そのレンズ保持部の左右の両端から後方に伸張したテンプル部と、それらのテンプル部の各先端際に設けられたモダン部とを有する眼鏡であって、
    前記各モダン部が、装着者の耳輪の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように上向きの凸状に屈曲しており、
    前記各テンプル部を装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、前記各モダン部と前記各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態になっているとともに、
    前記各モダン部の基端側に、装着者の頬骨弓の後端際の上部を押圧するための押圧突起が設けられていることを特徴とする眼鏡。
  2. 前記押圧突起が、前記各モダン部の長手方向に沿って内向きに突出した略半円柱状体であることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記各テンプル部の内側に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部が形成されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の眼鏡。
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