JP2022123254A - 眼鏡 - Google Patents

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Kenji Nakai
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Abstract

【課題】装着感、フィット感に優れており、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない上、装着した際の外観が良好な眼鏡を提供する。【解決手段】眼鏡Gのフレーム1は、レンズL1,L2を保持するためのレンズ保持部2と、そのレンズ保持部2の左右の両端から後方に伸張したテンプル部3a,3bと、それらのテンプル部3a,3bの各後端際に設けられたモダン部4a,4bとによって構成されている。そして、各モダン部4a,4bが、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように円弧状になっているとともに、各テンプル部3a,3bを装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、各モダン部4a,4bと各テンプル部3a,3bとの接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態になっている。【選択図】図1

Description

本発明は、視力を矯正する目的や日差しを遮断する目的の他、ファッションアイテムとしても用いられる眼鏡に関するものである。
一般的な眼鏡は、左右一対のレンズを保持するためのフロント部分(所謂、ワタリ部分)と、フロント部分の左右両端から延びるテンプル部分と、テンプル部分の後方に連続的に設けられるモダン部分とを有している。そして、装着時にフロント部分がずれ落ちる事態を防止するために、鼻の付け根に当接させるための鼻パッド(あるいは鼻当て)がフロント部分の中央に設けられている。ところが、そのように鼻パッドを設けた眼鏡は、長時間に亘って装着していると、鼻の付け根にフロント部分の荷重が加わり続けるために、装着者に不快感を与えてしまうことがある。その上、取り外したときに、鼻の付け根に鼻パッドの装着痕が形成されてしまうこともあり、美容の面でも問題がある。
そのような問題に鑑み、フロント部分に鼻パッドを設けず、テンプル部の内側に装着者のこめかみに当接させるテンプルパッドを突設し、当該テンプルパッドによってフロント部分の荷重を支えるように構成された眼鏡が開発されている(特許文献1)。
特開2020-95243号公報
しかしながら、こめかみは、装着者が口を開ける動作を行う際に筋肉が大きく動く部分であるため、特許文献1の如きこめかみに当接させるテンプルパッドによってフロント部分の荷重を支える眼鏡は、装着感が良好であるとは言い難い。また、装着者が口を開ける動作を繰り返す毎にずれ落ちてしまい易い。さらに、特許文献1の如き眼鏡は、テンプルパッドの内側への突出度合いやテンプルパッドの特性(弾性等)によっては、装着者に痛みを与えてしまったり、反対に、装着強度が不十分となってずれ落ちてしまったりする。加えて、特許文献1の如き眼鏡においては、フロント部分の荷重をテンプルパッドで安定的に支えるためにはテンプルパッドを大きくせざるを得ず、そのようにテンプルパッドを大きくすると、装着した際の外観の悪化を引き起こしてしまう。
本発明の目的は、上記特許文献1の如き従来の眼鏡が有する問題点を解消し、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、装着感、フィット感に優れており、装着者に痛みを感じさせたりせず、頭部への装着強度(ずれ落ちにくさ)が高く、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、フロント部の位置ずれを発生させたりしない上、装着した際の外観が良好で実用的な眼鏡を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、左右一対のレンズを保持するためのレンズ保持部と、そのレンズ保持部の左右の両端から後方に伸張したテンプル部と、それらのテンプル部の各先端際に設けられたモダン部とを有する眼鏡であって、前記各モダン部が、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように円弧状になっているとともに、前記各テンプル部を装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、前記各モダン部と前記各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態(すなわち、各モダン部の基端際(前端際)が各テンプル部の直線状の部分に対して上方へ折れ曲がった状態)になっていることを特徴とするものである。
各モダン部と各テンプル部との接続部分における屈曲形状(下向きの凸状の屈曲形状)は、装着者の頭部の形状や大きさにより違いがあるが、屈曲点(屈曲の中心部分)と各モダン部の最上位置との高さの差(すなわち、変曲点同士の上下差)が15mm以上40mm以下になるように調整するのが好ましい。各モダン部と各テンプル部との接続部分をそのように屈曲させることにより、各テンプル部をより正確に装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させることが可能となる。各モダン部と各テンプル部との接続部分における屈曲点と各モダン部の最上位置との高さの差が20mm以上30mm以下になるように調整するとより好ましい。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記各テンプル部の内側に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または2に記載された発明において、前記当接部の装着者の頬骨弓の前端際の外側との当接面が、前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の眼鏡は、各モダン部が、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように円弧状になっているため、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、フィット性に優れており、装着者が開口動作を繰り返した場合でも装着感が良好である上、ずれ落ちる事態が生じにくい。また、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない。さらに、請求項1に記載の眼鏡は、各モダン部と各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲しており、装着時に各テンプル部が装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置されるため、各テンプル部の内面に突起体を内向きの水平状に突出するように(すなわち、左右のテンプル部を含む水平面内において内向きに突出するように)設けて、それらの突起体の先端を装着者の頬骨弓の上縁に押し当てるように構成することによって、容易にフィット性を向上させることができる。その上、各テンプル部の内面に突起体を内向きの水平状に突出するように設けて装着者の頬骨弓の上縁に押し当てるように構成することによって、それらの突起体が変形しにくいものとなるので、長期間に亘ってメンテナンスをすることなく、そのフィット性を持続させることが可能となる。
請求項2に記載の眼鏡は、装着時に、当接部が装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接した状態となるため、左右のレンズを保持する機能に優れており、左右のレンズを正しいアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)でずれないように保持することができる。
請求項3に記載の眼鏡は、当接部の装着者の側頭部(頬骨弓の前端際の外側)との当接面が前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっており、当接部を広い面積で装着者の側頭部に当接させることができるので、装着者に強い刺激を与えることなく、左右のレンズを正しいアイポイントでずれないように強固に保持することができる。
眼鏡を示す説明図(正面図)である。 眼鏡を示す説明図(平面図)である。 眼鏡を示す説明図(右側面図)である。 頭部の骨の構造の概要を示す説明図(側面図)である。 当接部を示す説明図である(aは正面図であり、bは平面図であり、cは右側面図である)。 装着者が眼鏡を装着した状態を示す説明図(平面図)である。 装着者が眼鏡を装着した状態を示す説明図(右側面図)である。 眼鏡の変更例を示す説明図である(aは当接部の設置部分の平面図であり、bは当接部の設置部分をテンプル部の内側から見た側面図である)。 眼鏡の変更例を示す説明図(第二当接部の設置部分の平面図)である。 眼鏡の変更例を示す説明図(当接部および第二当接部の設置部分の平面図)である。 眼鏡の変更例を示す説明図(モダン部の右側面図)である。
以下、本発明に係る眼鏡の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
<眼鏡の構造>
図1~図3は、それぞれ、眼鏡の正面、平面および右側面を示したものであり、眼鏡Gは、左右一対のレンズL,Lとそれらを保持するためのフレーム1とによって構成されている。そして、フレーム1は、レンズL,Lを保持するためのレンズ保持部2と、そのレンズ保持部2の左右の両端から後方に伸張したテンプル部3a,3bと、それらのテンプル部3a,3bの各後端際に設けられたモダン部4a,4bとによって構成されている。
レンズ保持部2は、所謂、ワタリとして機能するものであり、金属(チタン)によって形成されている。そして、連結アーム5、左右のレンズL,Lを保持するためのリムである保持枠6a,6b、左右のテンプル部3a,3bと連結させるためのヨロイ部7a,7b、左右のテンプル部3a,3bを折り曲げ可能に保持するためのヒンジ8,8等によって構成されている。
連結アーム5は、中央部分を前方へ膨出させた湾曲した棒状に形成されている。また、保持枠6a,6bは、各レンズL,Lの上端縁および左右の端縁の上側の部分に沿うように屈曲した形状を有しており、連結アーム5の左右に固着された状態になっている。そして、それらの保持枠6a,6bおよびワイヤ(図示せず)によって、レンズL,Lの外周縁が保持されている(なお、各保持枠6a,6bの外側の下端は、それぞれ、左右のレンズL,Lの高さ方向の中央に位置した状態になっている)。さらに、各保持枠6a,6bの外側の下端際に、略くの字状に屈曲したヨロイ部7a,7bが連設されており、それぞれの先端が後方へ突出した状態になっている。そして、それらのヨロイ部7a,7bの内側に、ヒンジ8,8が固着されている。
また、左右のテンプル部3a,3bは、金属(チタン)によって略直線状に形成されている。また、前側の部分は、上下に幅広な帯状になっており、後側の部分は、前側の部分よりも上下幅の狭い棒状になっている。そして、各テンプル部3a,3bの前端の内側には、レンズ保持部2の左右のヨロイ部7a,7bに設けられたヒンジ8,8と回動可能に結合させるための略U字状に湾曲した連結部材10,10が固着されており、後端には、モダン部4a,4bが連設された状態になっている。
一方、左右のモダン部4a,4bは、金属(チタン)からなる左右のテンプル部3a,3bの後端に一体的に形成された芯体11の外側に、合成樹脂を被覆することによって形成されており、側面視で上向きに凸の円弧状に屈曲した状態になっている。また、左右のモダン部4a,4bの基端際(すなわち、テンプル部3a,3bとの接続部分)は、それぞれ、約150°の角度を成すように下向きの凸状に屈曲した状態になっている(屈曲点P)。そして、眼鏡Gの左右において、モダン部4a(4b)とテンプル部3a(3b)との接続部分における各屈曲点Pとモダン部4a(4b)の最上位置Sとの高さの差Dが約25mmになっている。
図4は、人の頭蓋骨の構造を模式的に示したものであり、頬骨弓Cは、頬骨Aの側頭突起と側頭骨Bの頬骨突起とからなる横方向に伸びた弓状の骨(骨部)のことであり、側頭骨Bの下端際に位置している。眼鏡Gの左右のテンプル部3a,3bは、図4に破線で示したように、当該頬骨弓Cの上縁に沿うように配置させるためのものである。また、上記の如く、左右のモダン部4a,4bは、上向きの凸状に大きく屈曲した状態になっており、側面視で上向装着者の耳の後側(僅かに窪んだ部分)から耳の付け根の最上部を通って側頬骨弓Cの上縁付近まで至っている。さらに、左右のモダン部4a,4bは、装着者の後頭部の形状に沿うように(フィットするように)、前端(基端)から後端にかけて、平面視で内向きに湾曲した状態になっている。
さらに、左右のテンプル部3a,3bの先端の屈曲点P,Pより前方(約10.0mm前方)の内側には、それぞれ、装着者の頬骨弓Cの前端際(図4におけるα部分)の外側に当接させるための当接部14a,14bが固着されている。図5は、右側の当接部14bを拡大して示したものであり、当接部14bは、半透明状のシリコン系ゴムによって一体的に形成されており、テンプル部3bに固定するための係止体12の後ろ寄りの内側に、装着者の頭部(頬骨弓Cの前端際の外側)に当接させるための当接体13が設けられている。係止体12は、前後に長い肉厚な平板状(前後上下の稜線を面取りした平板状)に形成されており、鉛直断面(長手方向に沿った鉛直断面)が楕円状になっている。さらに、係止体12の内側の端縁際(当接体13と隣接した部分)には、長手方向に沿って係合溝19が周状に刻設されている。
一方、当接体13は、下向きに傾斜した先細の舌片状に形成されており、前後の面が係止体12の長手方向に対して直交した状態になっている(すなわち、突出方向に対して一定幅になっている)。また、当接体13の基端には、係止体12の長手方向に沿った鉛直面が形成されている。さらに、当接体13の先端には、前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状の当接面Tが形成されている。なお、右側の当接部14aは、右側の当接部14bと左右対称な形状を有している。
上記した当接部14a,14bは、それぞれ、合成樹脂の弾性を利用して、左右のテンプル部3a,3bに穿設された横長な楕円状の係止孔18に、係止体12を挿入することによって(係止体12の係合溝19に係止孔18の周囲を係合させることによって)、当接体13の基端の鉛直面をテンプル部3a,3bの内面の係止孔18の周囲に当接させた状態で、取り外し可能に固着(係着)されている。そして、そのように左右のテンプル部3a,3bの内側に固着された当接部14a,14bにおいては、当接体13の内面(傾斜面T)が、傾斜状(前方から後方にかけて外向きで、各テンプル部3a,3bの内面と約45°の角度を成した傾斜状)に配置された状態になっている。それらの当接部14a,14bは、装着時に、眼球の位置に対してレンズL,Lの表面を適正なアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)に配置する機能と、可能な限り眼球に近い位置でレンズL,Lの荷重を支える機能とを奏する。
<眼鏡の利用方法および作用>
図6、図7は、眼鏡Gを使用者に装着させた状態を示したものである。眼鏡Gは、円弧状に形成された左右のモダン部4a,4bを、装着者の耳の後側から耳珠の上側の前方の部分まで沿わせるようにして(すなわち、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接させるようにして)装着する。そのように、左右のモダン部4a,4bを装着者の耳の上側の略半分を沿わせるようにして装着すると、左右のモダン部4a,4bの後端が、耳の後ろの骨の窪みに嵌まり込んだ状態になる。そのため、左右のモダン部4a,4bが、装着者の耳の周囲で動かないように拘束される。
そして、そのように眼鏡Gが装着されると、左右のテンプル部3a,3b(図3、図7におけるβ部分)が略水平状になって装着者の頬骨弓Cの上端縁に沿うように配置され(図4参照)、左右のテンプル部3a,3bの先端側(図3、図7における右側)の部分が装着者の側頭部で動かないように拘束される。
加えて、左右のテンプル部3a,3bの略中央(前後方向における略中央)に内向きに突設された当接部14a,14bが、装着者の頬骨弓Cの前端際の外側に当接した状態となる。そのため、左右のテンプル部3a,3bの基端側(図7における左側)の部分が装着者の側頭部で動かないように拘束されるとともに、レンズ保持部2が動かないように拘束される。また、眼鏡Gは、レンズ保持部2に鼻に当接させるためのパットが設けられていないため、左右のレンズの下端は、装着者の皮膚と接触しない状態で保持される。
上記の如く、眼鏡Gは、左右のモダン部4a,4b全体、および、当接部14a,14bの部分において、装着者の頭部の皮膚に当接した状態で装着されるため、高い装着強度(装着時の固定強度)を発現することができる。
<眼鏡の効果>
眼鏡Gは、上記の如く、各モダン部4a,4bが、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように円弧状になっているため、鼻パッドが設けられていないにも拘わらず、フィット性に優れており、装着者が開口動作を繰り返した場合でも装着感が良好である上、ずれ落ちる事態が生じにくい。また、長時間に亘って装着した場合や装着者が運動した場合でも、装着者に痛みを感じさせたり、フロント部の位置ずれを発生させたりしない。
また、眼鏡Gは、各モダン部4a,4bと各テンプル部3a,3bとの接続部分が下向きの凸状に屈曲しており、装着時に各テンプル部3a,3bが装着者の頬骨弓Cの上縁に沿うように配置されるとともに、各テンプル部3a,3bの内側に当接部14a,14bが形成されており、装着時に、それらの当接部14a,14bが装着者の頬骨弓Cの前端際(図4におけるα部分)の外側に当接した状態となるため、左右のレンズL,Lの位置を保持する機能に優れており、左右のレンズL,Lを正しいアイポイント(通常、レンズの内面が眼球面から12mmの距離となる位置)でずれないように保持することができる。その上、長期間に亘ってメンテナンスをすることなく、そのフィット性を持続させることができる。
さらに、眼鏡Gは、各モダン部4a,4bが、上向きに凸な円弧状に形成されているとともに、左右のテンプル部3a,3bが左右のモダン部4a,4bの基端と、左右のレンズL,Lを保持した保持枠6a,6bの外側の下端(レンズL,Lの高さの略半分の高さ位置)とを繋ぐように配置されており、当接部14a,14bがテンプル部3a,3bと同じ高さ位置において外部から目立たないように設置されているため、装着時の外観が非常に良好である。
加えて、眼鏡Gは、当接部14a,14bの装着者の側頭部(頬骨弓の前端際の外側)との当接面(当接面T)が、前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっているため、当接部14a,14bを広い面積で装着者の側頭部に当接させることができるので、装着者に強い刺激を与えることなく、左右のレンズL,Lを正しいアイポイントでずれないように強固に保持することができる。
<眼鏡の変更例>
本発明に係る眼鏡は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、レンズ、レンズ保持部(連結アーム、保持枠)、テンプル部、モダン部、当接部等の形状、構造、材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、レンズ保持部およびテンプル部が金属によって形成されているものに限定されず、レンズ保持部が金属によって形成されおり、テンプル部が合成樹脂によって形成されたものや、レンズ保持部およびテンプル部が合成樹脂によって形成されたもの等でも良い。また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、モダン部がテンプル部の後方に連続的に形成されたもの(金属製の左右のテンプル部の後端に一体的に形成された芯体の外側に合成樹脂を被覆することによってモダン部が形成されたもの)に限定されず、モダン部とテンプル部とが別個に設けられたもの等でも良い。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、当接部がシリコーンゴムによって形成されているものに限定されず、当接部の材質を、必要に応じて適宜変更することができる。加えて、当接部は、上記実施形態の如く、下向きに傾斜した先細の舌片状の当接体を係止板の内面に突設した形状のものに限定されず、楕円柱状や三角柱状のもの(高さ方向をテンプル部の長手方向と直交するように配置させたもの)等でも良い。なお、上記実施形態の如く、当接部を“先端際を下向きに屈曲させたL字状の当接体を係止板の内面に突設した形状”とした場合には、平板状の係止板の内面あるいは外面をテンプル部の外面あるいは内面に当着させることによって(不用意に動かないように)強固に固定し易い、というメリットがある。
さらに、当接部は、上記実施形態の如く、合成樹脂の弾性(変形後の復元性)を利用してテンプル部に着脱自在に固定されるものに限定されず、ネジ止め等の方法によってテンプル部に固定されるもの(着脱自在に固定されるものを含む)でも良い。なお、当接部を、合成樹脂の弾性を利用してテンプル部に着脱自在に固定されるものとした場合には、当接部のサイズが装着者に合致しないときに、別のサイズのものと容易に交換することができる、というメリットがある。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、当接部の装着者の側頭部(頬骨弓の前端際の外側)との当接面が傾斜状(前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状)であるものに限定されず、当該当接面がテンプル部の内面と略平行になっているものでも良い。なお、上記実施形態の如く、当接部の装着者の側頭部との当接面を傾斜状(テンプル部の内面との成す角度が20~70°である傾斜状)とした場合には、非常に良好な装着感、フィット感、きわめて高い装着強度を発現させることが可能となる。
また、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のテンプル部の内側に当接部を直接的に固着させたものに限定されず、針金等を利用して、当接部を左右のテンプル部の内側に間接的に固着させたもの等でも良い。図8は、当接部を左右のテンプル部の内側に間接的に固着させた一例を示したものであり、当接部14b’は、金属製の固着部材21を介してテンプル部3bの内側に螺着されている。固着部材21は、先端に設けられた楕円形のリング体22と楕円形の板状のベース部23とをU字状に屈曲した針金状のアーム24によって連結したものであり、ベース部23がテンプル部3bの内側に螺着されている。そして、弾性材料(シリコーンゴム等)によって扁平な楕円状に形成された当接部14b’が、固着部材21の先端のリング体22に嵌め込まれており、当接部14b’の内面(当接面)が前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっている(なお、左側のテンプル部3aにも対称形状の当接部14a’が同様に固着されている)。かかる構成を採用した場合には、固着部材21のアーム24の屈曲角度を変えることによって当接部14b’の側頭部への押圧強度を容易に調整することができる、というメリットがある。
さらに、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、各テンプル部の内側に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部を設けたものに限定されず、当該当接部とともに、あるいは、当該当接部の代わりに、装着者の耳珠の上側の前方に当接させるための第二当接部を設けたもの等に変更することも可能である。図9は、第二当接部を固着部材を介して間接的にテンプル部の内側に固着させた一例を示したものである。固着部材31は、先端に設けられた楕円形のリング体32と楕円形の板状のベース部33とをへの字状に屈曲したアーム34によって連結したものであり、ベース部33がテンプル部3bの内側に螺着されている。そして、弾性材料によって扁平な楕円状に形成された第二当接部19bが、固着部材31の先端のリング体32に嵌め込まれており、第二当接部19bの内面(当接面)が後方側を前方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっている(なお、左側のテンプル部3aにも対称形状の第二当接部19aが同様に固着されている)。そのように第二当接部19a,19bを設けた場合には、装着者の耳の周囲のフィット感の調整が容易になる、というメリットがある。
加えて、上記の如く、本発明に係る眼鏡を、各テンプル部の内側に装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部と、装着者の装着者の耳珠の上側の前方に当接させるための第二当接部とを設けたものとする場合には、当接部と第二当接部とを単一の固着部材によって各テンプル部の内側に間接的に固着させたものとすることも可能である。図10は、当接部および第二当接部を単一の固着部材によって各テンプル部の内側に固着させた一例を示したものである。固着部材41は、前後両端に設けられた楕円形の2つのリング体42a,42bと楕円形の板状のベース部43とをへの字状に屈曲したアーム44a,44bによって連結したものであり、ベース部43がテンプル部3bの内側に螺着されている。そして、弾性材料によって扁平な楕円状に形成された当接部14b”および第二当接部19b’が、それぞれ、固着部材41の前後のリング体42a,42bに嵌め込まれており、当接部14b”の内面(当接面)が前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっており、第二当接部19b’の内面(当接面)が後方側を前方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっている(なお、左側のテンプル部3aにも対称形状の当接部14a”および第二当接部19a’が同様に固着されている)。そのように、当接部14a”(14b”)および第二当接部19a’(19b’)を単一の固着部材41によって各テンプル部3a,3bの内側に固着させることによって、部品点数を減らして製造コストを安価にすることが可能となる。
加えて、本発明に係る眼鏡は、上記実施形態の如く、左右のモダン部と左右のテンプル部との接続部分を、それぞれ、150°の角度を成すように下向きの凸状に屈曲させた形状としたものに限定されず、左右のモダン部と左右のテンプル部との接続部分における屈曲角度を必要に応じて適宜変更することができる。なお、当該屈曲角度を概ね100°~165°の範囲に調整すると、各テンプル部を(ずれないように)十分な押圧力を発現可能な長さで装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置することが可能となるので好ましく、120°~155°の範囲に調整するとより好ましい。
また、左右のモダン部は、円弧状(側面視で上向きに凸の円弧状)であれば良く、上記実施形態の如く、上向きに凸の略半円弧状(略逆U字状)に屈曲させたものに限定されず、図11の如く、上向きに凸な約1/4の円弧状(への字状)に屈曲させて、先端際の水平線に対する傾斜角度を小さくしたもの(傾斜角度を0°~20°程度にしたもの)等に変更することも可能である。
本発明に係る眼鏡は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、視力を矯正する目的、日差しを遮断する目的や、ファッションアイテムとして、好適に用いることができる。
G・・眼鏡
1・・フレーム
2・・レンズ保持部
3a,3b・・テンプル部
4a,4b,4b’・・モダン部
9・・下向きに凸状の屈曲部分
14a,14b,14b’,14b”・・当接部
P・・屈曲点

Claims (3)

  1. 左右一対のレンズを保持するためのレンズ保持部と、そのレンズ保持部の左右の両端から後方に伸張したテンプル部と、それらのテンプル部の各先端際に設けられたモダン部とを有する眼鏡であって、
    前記各モダン部が、装着者の耳介の付け根の後方側から前方側までの部分と当接するように円弧状になっているとともに、
    前記各テンプル部を装着者の頬骨弓の上縁に沿うように配置させるために、前記各モダン部と前記各テンプル部との接続部分が下向きの凸状に屈曲した状態になっていることを特徴とする眼鏡。
  2. 前記各テンプル部の内側に、装着者の頬骨弓の前端際の外側に当接させるための当接部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記当接部の装着者の頬骨弓の前端際の外側との当接面が、前方側を後方側よりも内側へ突出させた傾斜状になっていることを特徴とする請求項1、または2に記載の眼鏡。
JP2021020444A 2021-02-12 2021-02-12 眼鏡 Pending JP2022123254A (ja)

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