JP2022191633A - 蓄電装置、及び、蓄電装置の制御方法 - Google Patents

蓄電装置、及び、蓄電装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制すること。【解決手段】車両2と接続されている蓄電装置1は、複数の蓄電セル30Aと、各蓄電セル30Aを個別に放電させるバランサ回路38と、各蓄電セル30Aの電圧を検出する電圧センサ35と、管理部37と、を備え、管理部37は、蓄電セル30A間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、車両2に蓄電装置1の充電を要求する要求処理(S103)と、車両2によって蓄電装置1が充電された後、電圧センサ35によって各蓄電セル30Aの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じてバランサ回路38の動作時間を変更することにより、蓄電セル30A間の電気量の差を低減する低減処理(S106)と、を実行する。【選択図】図8

Description

本発明は、蓄電装置、及び、蓄電装置の制御方法に関する。
複数の蓄電セルを備える蓄電装置は、長期間放置されると蓄電セル間の自己放電電気量[Ah]の違いによって蓄電セル間の電気量[Ah]の差が大きくなる。このため、従来、蓄電装置が充電されたときに各蓄電セルの電圧[V]を検出し、検出した電圧に応じてバランサ回路を動作させることによって蓄電セル間の電気量の差を低減することが行われている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1には、組電池を構成する複数のセルの電圧を均等化する電圧均等化回路によって充電時のセルバランスを揃えることが記載されている。
特開2009-71936号公報(段落0026)
従来、車両に搭載される蓄電装置は車両発電機(所謂オルタネータ)によって充電される。蓄電装置を高い充電状態で使用すると車両の回生充電を受け入れられず、燃費が悪化することから、近年は回生電流の受け入れ余地を残すために充電状態(SOC:State Of Charge)が70%前後に抑えられることが多い。車両は、蓄電装置を定期的に高SOCにまで充電するが、その時間間隔が1週間などのように長くなる傾向がある。
車両は、1~2カ月などの長期間にわたり駐車されることもある。車両が駐車されている間は車両発電機が動作しないことから、車両が長期間駐車されることによって蓄電装置が高SOCにまで充電される時間間隔が長くなる。
従来は、車両発電機などの充電装置が蓄電装置を高SOCにまで充電する時間間隔が長くなることによって生じる課題について十分に検討されていなかった。
本明細書では、蓄電セル間の電気量のばらつきが大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる技術を開示する。
充電装置と接続されている蓄電装置は、複数の蓄電セルと、各前記蓄電セルを個別に放電させるバランサ回路と、各前記蓄電セルの電圧を検出する電圧センサと、管理部と、を備え、前記管理部は、前記蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、前記充電装置に当該蓄電装置の充電を要求する要求処理と、前記充電装置によって当該蓄電装置が充電された後、前記電圧センサによって各前記蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じて前記バランサ回路の動作時間を変更することにより、前記蓄電セル間の電気量の差を低減する低減処理と、を実行する。
上記構成により、蓄電セル間の電気量のばらつきが大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる。
実施形態1に係る車両及び蓄電装置の模式図 車両の電源システムの模式図 蓄電装置の分解斜視図 蓄電セルの平面図 図4Aに示すA-A線の断面図 蓄電装置の電気的構成を示すブロック図 CC-CV充電によって蓄電装置を満充電するときの電流及び電圧の変化を示すグラフ 蓄電セル間の残存電気量の差の低減を説明するためのグラフ QFの時間的変化を示すグラフ QFに基づいて蓄電セル間の残存電気量の差を低減する処理のフローチャート プラトー領域の一例を示すグラフ プラトー領域を有する2つの蓄電セルを充電したときの電圧の時間的変化を示すグラフ 蓄電装置が満充電されるときの電圧の変化を示すグラフ(蓄電セル間の電気量の差が50mAhである場合) 蓄電装置が満充電されるときの電圧の変化を示すグラフ(蓄電セル間の電気量の差が200mAhである場合)
[本開示の実施形態の概要]
(1)本発明の一局面によれば、蓄電装置は、充電装置と接続されている蓄電装置であって、複数の蓄電セルと、各前記蓄電セルを個別に放電させるバランサ回路と、各前記蓄電セルの電圧を検出する電圧センサと、管理部と、を備え、前記管理部は、前記蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、前記充電装置に当該蓄電装置の充電を要求する要求処理と、前記充電装置によって当該蓄電装置が充電された後、前記電圧センサによって各前記蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じて前記バランサ回路の動作時間を変更することにより、前記蓄電セル間の電気量の差を低減する低減処理と、を実行する。
上記の「充電装置」は「上位装置」と言い換えることもできる。あるいは、「充電装置」は「充電制御装置」と言い換えることもできる。
上記の「電気量」は蓄電セルの残存電気量であってもよい。あるいは、蓄電セルの満充電容量(言い換えると満充電時の残存電気量)と現在の残存電気量との差をその蓄電セルの残りの充電可能な電気量と定義した場合、上記の「電気量」は蓄電セルの残りの充電可能な電気量であってもよい。
残存電気量の差を低減することは下合わせと称され、残りの充電可能な電気量の差を低減することは上合わせと称されることもある。例えば蓄電セル間で満充電容量に差がある場合やSOCが高いときに電気量の差を低減する場合は上合わせによって電気量の差を低減し、蓄電セル間で満充電容量に差がない場合やSOCが低いときに電気量の差を低減する場合は下合わせによって電気量の差を低減してもよい。
蓄電セルの電圧と電気量とには比較的精度の良い相関関係がある。このため、従来、蓄電セルの電圧から電気量を推定し、推定した電気量に応じてバランサ回路を動作させることによって蓄電セル間の電気量の差を低減することが行われている。
しかしながら、蓄電セルの中には電圧が低いときは電気量を精度よく推定できないものがある。蓄電セルは充電されると電圧が上昇する。このため、このような蓄電セルを備える従来の蓄電装置は、充電装置によって当該蓄電装置が充電されたときに各蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧に応じてバランサ回路を動作させることによって蓄電セル間の電気量の差を低減していた。
本願発明者らは、鋭意検討の結果、電圧が低いときは電気量を精度よく推定できない蓄電セルを備える蓄電装置について、充電装置が蓄電装置を充電する時間間隔が長いと以下のような課題があることを見出した。
充電装置が蓄電装置を充電する時間間隔が長いとその間に各蓄電セルの自己放電電気量の違いによって蓄電セル間の電気量の差が大きくなるため、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用される可能性がある。蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されると電気量が最も少ない蓄電セルの影響によって早い時点で本来の性能を発揮できなくなる。
上記の蓄電装置によると、蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立すると充電装置に充電を要求するので、充電装置が定期的に充電するだけの場合に比べて蓄電装置が充電される機会を増やすことができる。このため上記の蓄電装置によると、電圧が低いときは電気量を精度よく推定できない蓄電セルを備える蓄電装置について、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる。
(2)前記管理部は、前記電圧センサによって検出した電圧の差から前記蓄電セル間の電気量の差を推定できない場合は、推定できる場合に比べて次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くしてもよい。
電圧センサによって検出した電圧の差から蓄電セル間の電気量の差を推定できない場合は、検出した電圧の差に応じてバランサ回路の動作時間を変更しても、蓄電セル間の電気量の差を十分に低減できない可能性がある。蓄電セル間の電気量の差を十分に低減できないと、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用される。
上記の蓄電装置によると、電圧センサによって検出した電圧の差から蓄電セル間の電気量の差を推定できない場合は、推定できる場合に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる。
(3)前記蓄電セルは、当該蓄電セルの充電状態の変化に対する電圧の変化が小さいプラトー領域を有し、前記管理部は、当該蓄電装置が充電された後のいずれかの前記蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合は、いずれの前記蓄電セルの電圧もプラトー領域の上限電圧より高い場合に比べて次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くしてもよい。
図10に示すように、蓄電セルの中には充電状態(SOC)の変化に対する蓄電セルの開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)の変化が小さいプラトー領域を有するものがある。プラトー領域は、具体的には例えばSOCの変化量に対するOCVの変化量が2[mV/%]以下の領域である。図10において電圧Vpはプラトー領域の上限電圧である。プラトー領域を有する蓄電セルは、電圧がプラトー領域にあるときはSOCが大きく変化しても電圧の変化が小さいため、電圧から電気量を精度よく推定できない。このため、従来、プラトー領域を有する蓄電セルを備える蓄電装置は、充電されたときに電圧を検出して蓄電セル間の電気量の差を低減していた。
本願発明者らは、プラトー領域を有する蓄電セルを備える蓄電装置は、充電される時間間隔が長いと以下のような課題があることを見出した。
図11はプラトー領域を有する2つの蓄電セルを充電したときの電圧の時間的変化の一例を示している。図11において実線101は比較的電圧が高い蓄電セルの電圧の変化を示しており、実線102は比較的電圧が低い蓄電セルの電圧の変化を示している。図11に示すように、蓄電セル間の電圧の差(言い換えると電気量の差)が大きいと、蓄電装置を充電してもいずれかの蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧Vpより高くならないことがある。言い換えると、いずれかの蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下のことがある。電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下のときは電圧から蓄電セルの電気量を精度よく推定できないため、バランサ回路を動作させても蓄電セル間の電気量の差を十分に低減できない。
1回のバランサ回路の動作だけでは蓄電セル間の電気量の差を十分に低減できなくても、バランサ回路の動作が繰り返されるといずれ電気量の差が低減される。しかしながら、近年は充電装置が蓄電装置を充電する時間間隔が長くなる傾向があるため、バランサ回路が短い時間間隔で動作せず、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用される可能性がある。
上記の蓄電装置によると、蓄電装置が充電された後のいずれかの蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は、いずれの蓄電セルの電圧も上限電圧Vpより大きい場合に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、次回のバランサ回路の動作までの時間が短くなる。このため、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる。
(4)前記管理部は、前記蓄電セル間の電気量のばらつき度合いに相関する相関値に、時間経過に応じて第1の所定値を加算する加算処理と、前記低減処理の後に、前記相関値から第2の所定値を減算する減算処理と、を実行し、前記所定の条件は前記相関値が所定の閾値に達したことであり、前記管理部は、前記減算処理において、当該蓄電装置が充電された後のいずれかの前記蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合は、いずれの前記蓄電セルの電圧もプラトー領域の上限電圧より高い場合に比べて前記第2の所定値を小さくしてもよい。
上記の「相関値」は、例えばある時点における蓄電セル間の電気量のばらつき度合いを100%とした場合の現在のばらつき度合いを%で表す値であってもよいし、蓄電セル間の電気量のばらつき度合いを表す絶対的な値(例えば標準偏差や分散、あるいは蓄電セル間の電気量の差)の推定値であってもよい。あるいは、相関値は前回バランサ回路を動作させたときからの経過時間であってもよい。
上記の「第1の所定値」は正の値であってもよいし、負の値であってもよい。負の値を加算することは、正の値を減算することと言い換えることができる。すなわち、相関値は電気量のばらつき度合いと正の相関があってもよいし、負の相関があってもよい。言い換えると、相関値は所謂アップカウンタであってもよいし、ダウンカウンタであってもよい。第1の所定値が正の値である場合は第2の所定値も正の値となり、第1の所定値が負の値である場合は第2の所定値も負の値となる。負の値を減算することは、正の値を加算することと言い換えることができる。
上記の蓄電装置によると、当該蓄電装置が充電された後のいずれかの蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合は、いずれの蓄電セルの電圧もプラトー領域の上限電圧より高い場合に比べて第2の所定値を小さくするので、次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。
(5)前記管理部は、当該蓄電装置が充電された後の前記蓄電セル間の電圧の差が大きいほど次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くしてもよい。
上記の「蓄電セル間の電圧の差」は、電圧が最も高い蓄電セルの電圧と電圧が最も低い蓄電セルの電圧との差のことをいう。
図12A及び図12Bは、4つの蓄電セルを充電したときの電圧の時間的変化の一例を示している。図12A及び図12Bにおいて実線103は充電電流のグラフであり、それ以外は各蓄電セルの電圧のグラフである。図12Aは蓄電セル間の電気量の差が50mAhである場合を示しており、図12Bは蓄電セル間の電気量の差が200mAhである場合を示している。
例えば前回のバランサ回路の動作が、車両(充電装置)が長期間駐車された後に何度もバランサ回路が動作した後の動作であった場合は、図12Aに示すように、充電された後の蓄電セル間の電圧の差は比較的小さくなる。これに対し、前回のバランサ回路の動作が、車両が長期間駐車された後の最初のバランサ回路の動作であった場合は、前回のバランサ回路の動作で蓄電セル間の電圧の差が十分に低減されていない可能性がある。この場合は、図12Bに示すように、充電された後の蓄電セル間の電圧の差が比較的大きくなる。
本願発明者らは、蓄電装置が充電された後の蓄電セル間の電圧の差が大きい場合は、電圧の差が小さい場合に比べて蓄電セル間の電気量の差の推定精度が低下することを見出した。具体的には、図12Aに示すように、充電された後の電圧の差が小さい場合は、充電初期から充電末期まで電圧の差が概ね一定であるので、充電された後の電圧から電気量の差をある程度精度よく検出できる。これに対し、図12Bに示すように、充電された後の電圧の差が大きい場合は、充電初期と充電末期とで電圧の差が変化するため、電圧の差から電気量の差を推定しようとしても一意に決めることができず、推定される電気量の差がある程度の誤差を持つ。このためバランサ回路を動作させても蓄電セル間の電気量の差を十分に低減できない可能性がある。
上記の蓄電装置によると、充電された後の蓄電セル間の電圧の差が大きいほど次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、電圧の差が大きい場合は電圧の差が小さい場合に比べて次回のバランサ回路の動作までの時間が短くなる。このため、蓄電セル間の電気量の差が大きいままで蓄電装置が使用されることを抑制できる。
(6)前記管理部は、前記蓄電セル間の電気量のばらつき度合いに相関する相関値に、時間経過に応じて第1の所定値を加算する加算処理と、前記低減処理の後に、前記相関値から第2の所定値を減算する減算処理と、を実行し、前記所定の条件は前記相関値が所定の閾値に達したことであり、前記管理部は、前記減算処理において、当該蓄電装置が充電された後の前記蓄電セル間の電圧の差が大きいほど前記第2の所定値を小さくしてもよい。
上記の蓄電装置によると、当該蓄電装置が充電された後の蓄電セル間の電圧の差が大きいほど第2の所定値を小さくするので、電圧の差が大きいほど次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。
(7)前記管理部は、前記加算処理において、前記蓄電セルの温度及び当該蓄電装置の充電状態の少なくとも一方に応じて前記第1の所定値を決定してもよい。
蓄電セル間の電気量のばらつき度合いの単位時間当たりの変化幅は蓄電セルの温度や蓄電装置の充電状態(SOC)によって異なる。上記の蓄電装置によると、蓄電セルの温度及び蓄電装置のSOCの少なくとも一方に応じて第1の所定値を決定するので、実際の蓄電セル間の電気量のばらつき度合いが相関値により精度よく反映される。このため蓄電セル間の電気量の差を低減すべきか否かをより適切に判断できる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本開示の実施形態は、装置、方法、これらの装置または方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現できる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。以降の説明では同一の構成要素には一部を除いて図面の符号を省略している場合がある。
(1)蓄電装置
図1に示すように、実施形態1に係る蓄電装置1は自動車などの車両2(充電装置の一例)に搭載されるものである。
図2に示すように、蓄電装置1は車両2が備えるエンジン始動装置10(スタータモータ)や各種の補機類12(電動パワーステアリング、電動ブレーキ、ヘッドライト、エアコンなど)に電力を供給する。蓄電装置1は車両発電機13(オルタネータ)によって充電される。蓄電装置1はブレーキ時の回生充電によって充電されてもよい。
エンジン始動装置10、補機類12、車両発電機13及び蓄電装置1は通信ケーブルを介して車両ECU(Engine Control Unit)14と通信可能に接続されている。
(2)蓄電装置の構成
図3に示すように、蓄電装置1は収容体71を備える。収容体71は合成樹脂材料からなる本体73と蓋体74とを備えている。本体73は有底筒状である。本体73は底面部75と4つの側面部76とを備えている。4つの側面部76によって上端部分に上方開口部77が形成されている。
収容体71は複数の蓄電セル30Aからなる組電池30と回路基板ユニット72とを収容する。蓄電セル30Aは繰り返し充放電可能な二次電池であり、具体的には例えばリチウムイオン二次電池である。回路基板ユニット72は組電池30の上部に配置されている。
蓋体74は本体73の上方開口部77を閉鎖する。蓋体74の周囲には外周壁78が設けられている。蓋体74は平面視略T字形の突出部79を有する。蓋体74の前部のうち一方の隅部に正極外部端子80Pが固定され、他方の隅部に負極外部端子80Nが固定されている。
図4A及び図4Bに示すように、蓄電セル30Aは直方体形状のケース82内に電極体83を非水電解質と共に収容したものである。ケース82はケース本体84とその上方の開口部を閉鎖する蓋85とを有している。
電極体83は、詳細については図示しないが、銅箔からなる基材に負極活物質を塗布した負極要素と、アルミニウム箔からなる基材に正極活物質を塗布した正極要素との間に多孔性の樹脂フィルムからなるセパレータを配置したものである。これらはいずれも帯状であり、セパレータに対して負極要素と正極要素とを幅方向の反対側にそれぞれ位置をずらした状態で、ケース本体84に収容可能となるように扁平状に巻回されている。
正極要素には正極集電体86を介して正極端子87が接続されており、負極要素には負極集電体88を介して負極端子89が接続されている。正極集電体86及び負極集電体88は平板状の台座部90とこの台座部90から延びる脚部91とからなる。台座部90には貫通孔が形成されている。脚部91は正極要素又は負極要素に接続されている。正極端子87及び負極端子89は、端子本体部92と、その下面中心部分から下方に突出する軸部93とからなる。そのうち、正極端子87の端子本体部92と軸部93とは、アルミニウム(単一材料)によって一体成形されている。負極端子89においては、端子本体部92がアルミニウム製で、軸部93が銅製であり、これらを組み付けたものである。正極端子87及び負極端子89の端子本体部92は、蓋85の両端部に絶縁材料からなるガスケット94を介して配置され、このガスケット94から外方へ露出されている。
図4Aに示すように、蓋85は圧力開放弁95を有している。圧力開放弁95は正極端子87と負極端子89の間に位置している。圧力開放弁95はケース82の内圧が制限値を超えた時に開放してケース82の内圧を下げる。
(3)蓄電装置の電気的構成
図5に示すように、蓄電装置1は組電池30、BMU31(管理装置の一例)及び通信コネクタ32を備えている。
組電池30はパワーライン34Pによって正極外部端子80Pに接続されており、パワーライン34Nによって負極外部端子80Nに接続されている。組電池30は12個の蓄電セル30Aが3並列で4直列に接続されている。便宜上、図5では並列に接続された3つの蓄電セル30Aを1つの電池記号で表している。蓄電セル30Aは、具体的には例えば正極活物質にLiFePO(リン酸鉄リチウム)が含有され、負極活物質にGr(グラファイト)が含有されたLFP/Gr系(所謂鉄系)のリチウムイオン二次電池である。LFP/Gr系(所謂鉄系)のリチウムイオン二次電池はプラトー領域を有する蓄電セルの一例である。
BMU31は電流センサ33、電圧センサ35、温度センサ36、バランサ回路38及び管理部37を備えている。
電流センサ33は組電池30の負極側に位置し、負極のパワーライン34Nに設けられている。電流センサ33は組電池30の充放電電流[A]を検出して管理部37に出力する。
電圧センサ35は信号線によって各蓄電セル30Aの両端にそれぞれ接続されている。電圧センサ35は各蓄電セル30Aの電池電圧[V]を検出して管理部37に出力する。組電池30の総電圧[V]は直列に接続された4つの蓄電セル30Aの合計電圧である。
温度センサ36は接触式あるいは非接触式であり、蓄電セル30Aの温度[℃]を検出して管理部37に出力する。図5では省略しているが、温度センサ36は2つ以上設けられている。各温度センサ36は互いに異なる蓄電セル30Aの温度を検出する。管理部37は、例えば2以上の温度センサ36から出力された温度の平均値を蓄電装置1の温度とする。
バランサ回路38は各蓄電セル30Aを個別に放電させることによって蓄電セル30A間の電気量の差を低減するパッシブ方式のバランサ回路である。バランサ回路38は蓄電セル30A毎に放電抵抗38Aとスイッチ素子38Bとを有している。放電抵抗38Aとスイッチ素子38Bとは直列に接続されており、対応する蓄電セル30Aと並列に接続されている。スイッチ素子38Bは管理部37によって通電状態と遮断状態とが切り替えられる。スイッチ素子38Bが通電状態になると対応する蓄電セル30Aが放電抵抗38Aによって放電される。
管理部37はCPUやRAMなどが1チップ化されたマイクロコンピュータ37A、記憶部37B及び通信部37Cを備える。マイクロコンピュータ37Aは記憶部37Bに記憶されている管理プログラムを実行することによって蓄電装置1を管理する。記憶部37Bはデータを書き換え可能な記憶媒体であり、管理部37によって実行される管理プログラムや後述する各種のデータが記憶されている。通信部37Cはマイクロコンピュータ37Aが車両ECU14と通信するための回路である。
通信コネクタ32はBMU31が車両ECU14と通信するための通信ケーブルが接続されるコネクタである。
(4)蓄電装置の満充電
図6を参照して、蓄電装置1の満充電(充電の一例)について説明する。ここではCC(Constant Current)-CV(Constant Voltage)充電を例に説明する。図6において実線120は充電電流の変化を示しており、点線121は電圧の変化を示している。CC-CV充電では、蓄電セル30Aの電圧が所定値に達するまでは蓄電装置1が定電流充電され、電圧が所定値に達すると定電圧充電に切り替えられる。定電圧充電では電流値が徐々に低下し、電流値が所定の閾値Ithまで低下すると満充電となる。
所定の閾値Ithは適宜に決定できる。例えばSOCが95%のときの電流値を予め実験によって求め、求めた電流値を閾値Ithとしてもよい。この場合はSOCが95%に達したときに満充電となる。
実施形態1では以下の3つの充電タイミング(充電タイミングA、B,C)で蓄電装置1が満充電される。以下の3つは満充電されるタイミングの一例であり、満充電されるタイミングは以下の3つに限定されない。
充電タイミングA:定期的な満充電
車両ECU14は1週間毎などのように定期的に蓄電装置1を満充電する(以下、定期満充電という)。以降に説明する充電タイミングBや充電タイミングCで満充電された場合は、前回の定期満充電から一定時間が経過したときではなく、充電タイミングBや充電タイミングCで満充電されたときから一定時間が経過したときに満充電してもよい。
充電タイミングB:SOCの推定値を満充電リセットするとき
管理部37は電流積算法によって蓄電装置1のSOCを推定する。電流積算法は、電流センサ33によって所定の時間間隔で電流値を検出し、検出した電流値を初期値に加減することによってSOCを推定する方法である。電流積算法では電流センサ33の検出誤差が蓄積されることによってSOCの推定値が次第に不正確になる。このため、管理部37はSOCの推定値を満充電リセットする。
具体的には、蓄電装置1の開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)とSOCとには比較的精度の良い相関関係がある。このため、管理部37は電流積算法によって推定されているSOCを、OCVから推定されるSOCで更新する。ただし、プラトー領域を有する蓄電装置1は電圧が低いとOCVからSOCを精度よく推定できない。このため、管理部37はSOCの推定値をリセットすべき所定の条件が成立した場合に車両ECU14に蓄電装置1の満充電を要求し、蓄電装置1が満充電された後に電圧センサ35によってOCVを検出する。OCVは回路が完全に開放されたときの電圧に限定されず、回路が開放されていると見做せる程度に小さい電流が流れているときの電圧であってもよい。
充電タイミングC:後述する指標値(QF:Quarity Factor)が100%(所定の閾値の一例)に達したとき
詳しくは後述するが、管理部37は蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いに相関する指標値(以下、QFという)に基づいて、蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減すべきか否かを判断する。QFは相関値の一例である。管理部37は、残存電気量の差を低減すべきと判断した場合は車両ECU14に蓄電装置1の満充電を要求し、蓄電装置1が満充電された後にバランサ回路38を動作させて蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減する。
(5)バランサ回路の動作
図7を参照して、バランサ回路38によって蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減する動作について説明する。ここでは下合わせによって低減する場合を例に説明する。便宜上、ここでは4つの蓄電セル30Aに30A-1~30A-4の符号を付している。
管理部37は、蓄電装置1が満充電されると電圧センサ35によって各蓄電セル30Aの電圧を検出し、検出した電圧から残存電気量を推定する。管理部37は最も電圧が低い蓄電セル30A(ここでは蓄電セル30A-4)を基準とし、他の3つの蓄電セル30A(ここでは蓄電セル30A-1,30A-2,30A-3)のそれぞれについて、基準とする蓄電セル30A-4の残存電気量と他の蓄電セル30Aの残存電気量との差から放電時間(動作時間の一例)を決定する。管理部37は、他の蓄電セル30Aについてそれぞれ決定した放電時間だけバランサ回路38を動作させることにより、蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減する。
検出した電圧の差に応じて残存電気量の差を低減する方法はこれに限られない。例えば検出した電圧から推定される残存電気量が最も多い蓄電セル30Aは18mAh、2番目に多い蓄電セル30Aは12mAh、3番目に多い蓄電セル30Aは6mAhなどのように、放電する電気量(あるいは放電時間)が順位に応じて予め決められていてもよい。
順位に応じて予め決められている電気量(あるいは放電時間)はバランス量とも称される。管理部37は、検出した電圧の差に応じてバランス量を変更してもよい。例えば電圧の差が小さい場合はバランス量を18mAh、12mAh、6mAhとし、電圧の差が大きい場合はバランス量を24mAh、18mAh、6mAhなどに変更してもよい。
(6)充電タイミングC
図8を参照して、充電タイミングCについて具体的に説明する。前述したように管理部37は充電タイミングCをQF[%]に基づいて決定する。QFは以下のように定義される。
0%:蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いが小さく、残存電気量の差を低減する必要がない状態。具体的には例えば、電圧が最大の蓄電セル30Aの残存電気量と電圧が最小の蓄電セル30Aの残存電気量との差が35mAh以下の状態。
100%:蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いが大きく、残存電気量の差を低減すべき状態。具体的には例えば、電圧が最大の蓄電セル30Aの残存電気量と電圧が最小の蓄電セル30Aの残存電気量との差が300mAh以上の状態。
蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いは時間の経過に伴って大きくなる。このため、管理部37は一定時間ごとにQFに第1の所定値[%]を加算し、QFが100%に達すると車両ECU14に満充電を要求する。第1の所定値は正の値である。QFが100%に達したことは、蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件の一例である。
第1の所定値は、例えば蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いが0%の蓄電装置1を放置してからばらつき度合いが100%になるまでの時間に基づいて決定される。この時間は予め実験によって決定される。例えばばらつき度合いが0%から100%になるまでの時間が1000時間であったとする。この場合、例えば1時間毎にQFに0.1%を加算すると1000時間後にQFが100%になる。このため、例えば1時間ごとに第1の所定値を加算する場合は第1の所定値として0.1%を加算することになり、2時間ごとに加算する場合は第1の所定値として0.2%を加算することになる。何時間ごとに第1の所定値を加算するかは適宜に決定できる。
図8を参照して、QFの時間的変化の一例について説明する。以降の説明ではバランサ回路38を動作させることをバランサ動作という。図8において時点T0はQFが0%である時点である。時点T1は充電タイミングC以外の充電タイミング(すなわち充電タイミングAあるいはB)である。蓄電装置1は時点T1で満充電が開始される。時点T2は満充電が完了した時点である。
管理部37は満充電が完了するとバランサ動作を開始する。時点T3はバランサ動作が完了した時点である。バランサ回路38を動作させると蓄電セル30A間の残存電気量の差(言い換えると残存電気量のばらつき度合い)が小さくなるため、管理部37はバランサ動作が完了するとQFから第2の所定値[%]を減算する。第2の所定値も正の値である。第2の所定値についての説明は後述する。
時点T4はQFが100%に達したタイミング(すなわち充電タイミングC)である。管理部37はQFが100%に達すると車両ECU14に満充電を要求する。時点T5は満充電が完了した時点である。管理部37は満充電が完了するとバランサ動作を開始する。時点T6はバランサ動作が完了した時点である。管理部37はバランサ動作が完了するとQFから第2の所定値を減算する。
(7)第2の所定値の決定
バランサ回路38を動作させると蓄電セル30A間の残存電気量の差が小さくなるので、基本的には第2の所定値は現在のQFと同じ値に決定される。このため第2の所定値を減算した後のQFは0%となる。しかしながら、以下に説明する(a)及び(b)の場合はバランサ回路38を動作させても残存電気量の差が十分に低減されないことがある。このため、管理部37は、これらの場合は次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするため(言い換えると次回のバランサ回路38の動作までの時間を短くするため)に第2の所定値を現在のQFより小さくする。
(a)蓄電装置が満充電された後の蓄電セル間の電圧の差が大きい場合
管理部37は、蓄電装置1が満充電された後(より具体的には蓄電装置1が満充電された後、バランサ回路38が動作する前)の蓄電セル30A間の電圧の差が大きいほど第2の所定値を小さくする。電圧の差に対応する第2の所定値は予め実験によって決定されて記憶部37Bに記憶されている。管理部37は電圧の差に対応する第2の所定値を記憶部37Bから読み出すことによって第2の所定値を決定する。
第2の所定値を小さくすると次回QFが100%に達するまでの時間が短くなるので、第2の所定値を小さくしない場合(すなわち蓄電セル30A間の電圧の差が小さい場合)に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。言い換えると、次回のバランサ回路38の動作までの時間が短くなる。
(b)蓄電装置が満充電された後のいずれかの蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合
管理部37は、蓄電装置1が満充電された後(より具体的には蓄電装置1が満充電された後、バランサ回路38が動作する前)のいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は、いずれの蓄電セル30Aの電圧もプラトー領域の上限電圧Vpより高い場合に比べて第2の所定値を小さくする。
具体的には例えば、管理部37は、いずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は第2の所定値を0%に近い値(例えば0%~5%)に決定する。このためQFがほとんど小さくならず、いずれの蓄電セル30Aの電圧もプラトー領域の上限電圧Vpより高い場合に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。
(8)QFに基づいて蓄電セル間の残存電気量の差を低減する処理
図9を参照して、QFに基づいて蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減する処理のフローについて説明する。本処理は所定の時間間隔で繰り返し実行される。
S101では、管理部37はQFに第1の所定値を加算する(加算処理の一例)。蓄電装置1の使用が開始される時点のQFは0%であるとする。
S102では、管理部37はQFが100%以上であるか否か(すなわち蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減すべき所定の条件が成立したか否か)を判断する。管理部37は、QFが100%以上である場合はS103に進み、100%未満である場合は本処理を終了する。
S103では、管理部37は車両ECU14に蓄電装置1の満充電を要求する(要求処理の一例)。
S104では、管理部37はQFに第1の所定値を加算する。
S105では、管理部37は満充電が完了したか否かを判断する。管理部37は、満充電が完了した場合はS106に進み、完了していない場合はS104に戻って処理を繰り返す。
S106では、管理部37はバランサ動作を開始する(低減処理の一例)。
S107では、管理部37はQFに第1の所定値を加算する。
S108では、管理部37はバランサ動作が完了したか否かを判断する。管理部37は、バランサ動作が完了した場合はS109に進み、完了していない場合はS107に戻って処理を繰り返す。
S109では、管理部37はQFから第2の所定値を減算する(減算処理の一例)。前述したように第2の所定値は蓄電装置1が満充電された後の蓄電セル30A間の電圧の差に応じて決定される。満充電された後のいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は、第2の所定値は0%に近い値に決定される。
(9)実施形態の効果
蓄電装置1によると、QFが100%に達すると車両2に満充電を要求するので、充電タイミングAのときにだけ満充電する場合(あるいは充電タイミングAやBのときにだけ満充電する場合)に比べて蓄電装置1が満充電される機会を増やすことができる。このため蓄電装置1によると、電圧が低いときは残存電気量を精度よく推定できない蓄電セル30Aを備える蓄電装置1について、車両2が蓄電装置1を満充電する時間間隔が長くても蓄電セル30A間の残存電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
蓄電装置1によると、電圧センサ35によって検出した電圧の差から蓄電セル30A間の電気量の差を推定できない場合(例えばいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合や、蓄電セル30A間の電圧の差が大きい場合)は、推定できる場合(いずれの蓄電セル30Aの電圧もプラトー領域の上限電圧Vpより大きい場合や蓄電セル30A間の電圧の差が小さい場合)に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、蓄電セル30A間の電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
蓄電装置1によると、蓄電装置1が満充電された後のいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は、いずれの蓄電セル30Aの電圧も上限電圧Vpより大きい場合に比べて次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、次回のバランサ回路38の動作までの時間が短くなる。このため、蓄電セル30A間の残存電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
蓄電装置1によると、蓄電装置1が満充電された後のいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は、いずれの蓄電セル30Aの電圧もプラトー領域の上限電圧Vpより高い場合に比べて第2の所定値を小さくするので、次回QFが100%に達するまでの時間が短くなる。言い換えると、次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。このため、車両2が蓄電装置1を満充電する時間間隔が長くても蓄電セル30A間の残存電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
蓄電装置1によると、満充電された後の蓄電セル30A間の電圧の差が大きいほど次回所定の条件が成立するまでの時間を短くするので、蓄電セル30A間の残存電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
蓄電装置1によると、満充電された後の蓄電セル30A間の電圧の差が大きいほど第2の所定値を小さくするので、電圧の差が小さい場合に比べて次回QFが100%に達するまでの時間が短くなる。言い換えると、次回所定の条件が成立するまでの時間が短くなる。このため、蓄電セル30A間の残存電気量の差が大きいままで蓄電装置1が使用されることを抑制できる。
<実施形態2>
実施形態2は実施形態1の変形例である。
蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いは蓄電セル30Aの温度や蓄電装置1のSOCによっても異なる。このため、実施形態2に係る管理部37は、一定時間ごとにQFに第1の所定値を加算するとき、蓄電セル30Aの温度や蓄電装置1のSOCに応じて第1の所定値を決定する。具体的には、管理部37は、蓄電セル30Aの温度が高い場合は温度が低い場合に比べて第1の所定値を大きくする。あるいは、管理部37は、蓄電装置1のSOCが高い場合はSOCが低い場合に比べて第1の所定値を大きくする。蓄電セル30Aの温度や蓄電装置1のSOCに応じて第1の所定値をどれだけ大きくするかは実験などによって適宜に決定できる。
実施形態2に係る蓄電装置1によると、蓄電セル30Aの温度及び蓄電装置1のSOCの少なくとも一方に応じて第1の所定値を決定するので、実際の蓄電セル30A間の残存電気量のばらつき度合いがQFにより精度よく反映される。このため蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減すべきか否かをより適切に判断できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では充電として満充電を例に説明したが、充電は満充電に限られない。例えば、充電は蓄電セル30A間の電気量の差を検出できる領域までの充電であってもよい。ただし、その領域まで充電してもいずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下であったり蓄電セル30A間の電圧の差が大きかったりすることによって電気量の差を精度よく検出できないこともある。
(2)上記実施形態では、満充電された後の蓄電セル30A間の電圧の差が大きいほど第2の所定値を小さくし、更に、いずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合は第2の所定値を0%に近い値にする場合を例に説明した。これに対し、満充電された後の蓄電セル30A間の電圧の差が大きいほど第2の所定値を小さくするだけであってもよい。あるいは、いずれかの蓄電セル30Aの電圧がプラトー領域の上限電圧Vp以下である場合に第2の所定値を0%に近い値にするだけであってもよい。
(3)上記実施形態では蓄電装置1の電気量として残存電気量を例に説明したが、蓄電装置1の電気量は残りの充電可能な電気量であってもよい。上記実施形態では下合わせによって蓄電セル30A間の残存電気量の差を低減する場合を例に説明したが、蓄電装置1の電気量が残りの充電可能な電気量である場合は上合わせによって電気量の差を低減してもよい。
(4)上記実施形態では相関値としてQFを例に説明したが、相関値はQFに限られない。例えば、相関値は蓄電セル30A間の電気量のばらつき度合いを表す絶対的な値(例えば標準偏差や分散)の推定値であってもよい。あるいは、相関値は前回蓄電装置1を満充電したときからの経過時間であってもよい。
(5)上記実施形態ではバランサ回路38としてパッシブ方式のバランサ回路を例に説明した。これに対し、バランサ回路38は電圧が高い蓄電セル30Aによって電圧が低い蓄電セル30Aを充電することによって差を低減するアクティブ方式のバランサ回路であってもよい。
(6)上記実施形態ではプラトー領域を有する蓄電セル30AとしてLFP/Gr系(所謂鉄系)のリチウムイオン二次電池を例に説明したが、プラトー領域を有する蓄電セル30Aはこれに限られない。
(7)上記実施形態では蓄電装置1が車両(移動体)に搭載される場合を例に説明したが、蓄電装置1は航空機や船舶などの移動体に搭載されてもよい。その場合は航空機や船舶などが充電装置の一例である。
(8)上記実施形態では蓄電セル30Aとしてリチウムイオン二次電池を例に説明したが、蓄電セル30Aは電気化学反応を伴うキャパシタであってもよい。
(9)蓄電装置は、以下のように構成されてもよい。
充電装置と接続されている蓄電装置であって、
複数の蓄電セルと、
各前記蓄電セルを個別に放電させるバランサ回路と、
各前記蓄電セルの電圧を検出する電圧センサと、
管理部と、
を備え、
前記管理部は、
前記蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、前記充電装置に当該蓄電装置の充電を要求する要求処理と、
前記充電装置によって当該蓄電装置が充電された後、前記電圧センサによって各前記蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じて前記バランサ回路を動作させることにより、前記蓄電セル間の電気量の差を低減する低減処理と、
を実行する、蓄電装置。
1:蓄電装置
2:車両(充電装置の一例)
30A:蓄電セル
35:電圧センサ
37:管理部
38:バランサ回路
Vp:上限電圧

Claims (8)

  1. 充電装置と接続されている蓄電装置であって、
    複数の蓄電セルと、
    各前記蓄電セルを個別に放電させるバランサ回路と、
    各前記蓄電セルの電圧を検出する電圧センサと、
    管理部と、
    を備え、
    前記管理部は、
    前記蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、前記充電装置に当該蓄電装置の充電を要求する要求処理と、
    前記充電装置によって当該蓄電装置が充電された後、前記電圧センサによって各前記蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じて前記バランサ回路の動作時間を変更することにより、前記蓄電セル間の電気量の差を低減する低減処理と、
    を実行する、蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記管理部は、前記電圧センサによって検出した電圧の差から前記蓄電セル間の電気量の差を推定できない場合は、推定できる場合に比べて次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くする、蓄電装置。
  3. 請求項2に記載の蓄電装置であって、
    前記蓄電セルは、当該蓄電セルの充電状態の変化に対する電圧の変化が小さいプラトー領域を有し、
    前記管理部は、当該蓄電装置が充電された後のいずれかの前記蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合は、いずれの前記蓄電セルの電圧もプラトー領域の上限電圧より高い場合に比べて次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くする、蓄電装置。
  4. 請求項3に記載の蓄電装置であって、
    前記管理部は、
    前記蓄電セル間の電気量のばらつき度合いに相関する相関値に、時間経過に応じて第1の所定値を加算する加算処理と、
    前記低減処理の後に、前記相関値から第2の所定値を減算する減算処理と、
    を実行し、
    前記所定の条件は前記相関値が所定の閾値に達したことであり、
    前記管理部は、前記減算処理において、当該蓄電装置が充電された後のいずれかの前記蓄電セルの電圧がプラトー領域の上限電圧以下である場合は、いずれの前記蓄電セルの電圧もプラトー領域の上限電圧より高い場合に比べて前記第2の所定値を小さくする、蓄電装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の蓄電装置であって、
    前記管理部は、当該蓄電装置が充電された後の前記蓄電セル間の電圧の差が大きいほど次回前記所定の条件が成立するまでの時間を短くする、蓄電装置。
  6. 請求項5に記載の蓄電装置であって、
    前記管理部は、
    前記蓄電セル間の電気量のばらつき度合いに相関する相関値に、時間経過に応じて第1の所定値を加算する加算処理と、
    前記低減処理の後に、前記相関値から第2の所定値を減算する減算処理と、
    を実行し、
    前記所定の条件は前記相関値が所定の閾値に達したことであり、
    前記管理部は、前記減算処理において、当該蓄電装置が充電された後の前記蓄電セル間の電圧の差が大きいほど前記第2の所定値を小さくする、蓄電装置。
  7. 請求項4又は請求項6に記載の蓄電装置であって、
    前記管理部は、前記加算処理において、前記蓄電セルの温度及び当該蓄電装置の充電状態の少なくとも一方に応じて前記第1の所定値を決定する、蓄電装置。
  8. 充電装置と接続されている蓄電装置の制御方法であって、
    前記蓄電装置は、
    複数の蓄電セルと、
    各前記蓄電セルを個別に放電させるバランサ回路と、
    各前記蓄電セルの電圧を検出する電圧センサと、
    を備え、
    当該制御方法は、
    前記蓄電セル間の電気量の差を低減すべき所定の条件が成立した場合に、前記充電装置に前記蓄電装置の充電を要求する要求工程と、
    前記充電装置によって前記蓄電装置が充電された後、前記電圧センサによって各前記蓄電セルの電圧を検出し、検出した電圧の差に応じて前記バランサ回路の動作時間を変更することにより、前記蓄電セル間の電気量の差を低減する低減工程と、
    を含む、蓄電装置の制御方法。
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