JP2022188373A - 情報処理装置、色管理方法および色管理プログラム - Google Patents

情報処理装置、色管理方法および色管理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022188373000001
【課題】 複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にする。
【解決手段】 色管理サーバーは、カラーエキスパートによる指示に従って、複数の印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録部251と、パッチ画像および/または色管理設定情報を1以上のオペレータがアクセス可能に設定する共有設定部255と、複数のオペレータのいずれかからの要求に応じて、要求したオペレータにアクセス可能に設定されているパッチ画像および/または色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御部261と、を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、情報処理装置、色管理方法および色管理プログラムに関し、特に、複数の印刷装置それぞれで印刷される画像の色を管理する情報処理装置、その情報処理装置で実行される色管理方法およびその色管理方法をコンピューターに実行させる色管理プログラムに関する。
商用の印刷装置は、顧客に要求される色で印刷することが必要である。印刷装置で印刷される画像は、その印刷装置を構成する部品の劣化度などの状態、印刷で用いられるインクの種類、印刷される記録媒体の種類など、種々の条件により変動する。このため、印刷装置で顧客に要求される色で印刷することができるように、印刷装置を設定する必要がある。この印刷装置の設定は、通常は、カラーエキスパートと呼ばれる専門的な知識を有する者により行われる。
しかしながら、一人のカラーエキスパートが複数台の印刷装置を管理する場合に、カラーエキスパートの負荷が増大してしまう。このため、カラーエキスパートの作業の一部を、印刷装置を操作するオペレータが実行することで、カラーエキスパートの負荷を低減するシステムが提案されている。例えば、特開2019-146038号公報には、それぞれが少なくとも一つの印刷装置を含む複数の印刷拠点のそれぞれを管理する情報処理装置を有し、各印刷拠点での印刷装置で印刷される画像の色を管理する色管理システムであって、前記情報処理装置は、色管理設定の設定の変更を受付けると前記印刷装置に通知し、前記印刷装置は、前記色管理設定に従ってチャート画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段により印刷された画像を測色する測色手段と、前記色管理設定に従って、前記測色手段による測色の結果と目標値との差分を取得し、前記印刷手段により印刷されたチャート画像の測色の結果が予め設定された判定基準を満たすか否かを判定し、前記判定基準を満たさない場合には色調整処理の実行を指示する指示手段と、前記色管理設定の設定の変更が第一の設定に関する変更を含むか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段が、前記色管理設定の設定の変更が前記第一の設定に関する変更を含むと判定すると、当該設定の変更での印刷が可能か判定する第2判定手段と、前記第2判定手段が印刷が可能でないと判定すると警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする色管理システムが記載されている。
特開2019-146038号公報に記載の色管理システムにおいては、カラーエキスパートにより生成された色管理設定が印刷装置に通知されるので、カラーエキスパートによるオペレータへの指示が簡便になる。しかしながら、カラーエキスパートによる作業はこれにとどまらず、特に色管理設定に関する情報の管理等の他の処理があり、カラーエキスパートの負荷の低減がさらに望まれる。
特開2019-146038号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした情報処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした色管理方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした色管理プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明のある局面によれば、情報処理装置は、複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の印刷装置のうち少なくとも1つの印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置であって、カラーエキスパートによる指示に従って、複数の印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録手段と、パッチ画像および/または色管理設定情報を1以上のオペレータがアクセス可能に設定する共有設定手段と、複数のオペレータのいずれかからの要求に応じて、要求したオペレータにアクセス可能に設定されているパッチ画像および/または色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御手段と、を備え、共有設定手段は、パッチ画像または色管理設定情報を、それにアクセスするカラーエキスパートまたはオペレータにより指定された1以上のオペレータがアクセス可能に設定する。
この局面に従えば、複数の印刷装置のいずれかに対応するパッチ画像および/または色管理設定情報を、その印刷装置を操作可能なオペレータがアクセス可能になる。また、カラーエキスパートは、複数の印刷装置に同一のパッチ画像および/または色管理設定情報を適用する場合に、複数のオペレータごとにパッチ画像および/または色管理設定情報を登録する必要がなく操作が簡便になる。その結果、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、共有設定手段は、パッチ画像および/または色管理設定情報を、それにアクセスするカラーエキスパートまたはオペレータにより指定された1以上のオペレータがアクセス可能に設定する。
この局面に従えば、オペレータが他のオペレータをアクセス可能に設定する場合は、カラーエキスパートが操作することなく、複数のオペレータ間でパッチ画像および/または色管理設定情報が共有されるので、カラーエキスパートの負担を軽減することができる。
好ましくは、共有設定手段は、パッチ画像または色管理設定情報にアクセスするカラーエキスパートまたはオペレータにより指定された1以上の共有先オペレータにより所定の操作が受け付けられなければ、共有先オペレータをパッチ画像または色管理設定情報にアクセス可能に設定しない。
この局面に従えば、共有先オペレータは、共有元オペレータにより指定される場合であっても所定の操作をしなければ、パッチ画像および/または色管理設定情報にアクセス可能に設定されない。このため、オペレータが、アクセス可能となるパッチ画像および/または色管理設定情報を選択することができる。
好ましくは、カラーエキスパートによる指示に従ってパッチ画像および/または色管理設定情報を削除する削除手段を、さらに備え、削除手段は、複数のオペレータのいずれかによる指示に従ってパッチ画像および/または色管理設定情報を削除しない。
この局面に従えば、オペレータによる指示によってパッチ画像および/または色管理設定情報が削除されないので、カラーエキスパートにより使用される可能性のあるパッチ画像および/または色管理設定情報が削除されないようにできる。
好ましくは、複数のパッチ画像のいずれかを複数の色管理設定情報の少なくとも1つと関連付ける関連付手段を、さらに備え、共有設定手段は、複数の色管理設定情報のうちの共有設定情報が複数のオペレータのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、共有設定情報と関連付けられたパッチ画像を許可オペレータによるアクセスを可能に設定する。
この局面に従えば、色管理設定情報へのアクセスが許可された許可オペレータが、色管理設定情報に関連付けられたパッチ画像にアクセス可能になるので、色管理設定情報と関連付けられたパッチ画像を許可オペレータがアクセス可能にする操作が不要となる。
好ましくは、複数のパッチ画像のいずれかを複数の色管理設定情報の少なくとも1つと関連付ける関連付手段と、複数の色管理設定情報のいずれかと複数の印刷装置の少なくとも1つとを関連付けたトラッキング情報を生成する生成手段と、をさらに備え、共有設定手段は、トラッキング情報が複数のオペレータのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、トラッキング情報で印刷装置に関連付けられる色管理設定情報がパッチ画像と関連付けられている場合、色管理設定情報および色管理設定情報に関連付けられたパッチ画像を許可オペレータによるアクセスが可能に設定する。
この局面に従えば、トラッキング情報へのアクセスが許可された許可オペレータが、トラッキング情報で関連付けられる色管理設定情報およびその色管理設定情報に関連付けられたパッチ画像にアクセス可能になるので、色管理設定情報およびパッチ画像を許可オペレータがアクセス可能にする操作が不要となる。
好ましくは、複数のオペレータそれぞれがアクセス可能に設定されている1以上のパッチ画像のリストを示す一覧画面を生成する画面生成手段をさらに備え、一覧画面は、1以上のパッチ画像それぞれに対して他のオペレータがアクセス可能か否かを示す印を含む。
この局面に従えば、パッチ画像のリストが表示され、パッチ画像それぞれに対して他のオペレータによるアクセスが可能か否かが示される。このため、一覧画面を見るオペレータは、他のオペレータに共有すべきパッチ画像の選択が容易になる。
好ましくは、複数のオペレータのいずれかにより、オペレータが操作可能な少なくとも1つの印刷装置のいずれかで色管理設定情報に従ってパッチ画像の画像が印刷される場合、印刷結果物を測色して得られる測色結果を取得する測色結果取得手段と、測色結果を、測色結果が得られた印刷装置、色管理設定情報およびパッチ画像と関連付ける結果関連付手段と、をさらに備える。
この局面に従えば、測色結果が、印刷装置、色管理設定情報およびパッチ画像と関連付けられるので、測色結果に対応する印刷装置、色管理設定情報およびパッチ画像の閲覧が容易になる。
この発明の他の局面によれば、色管理方法は、複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の印刷装置のうち少なくとも1つの印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置で実行される色管理方法であって、カラーエキスパートによる指示に従って、複数の印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録ステップと、パッチ画像および/または色管理設定情報を1以上のオペレータがアクセス可能に設定する共有設定ステップと、複数のオペレータのいずれかからの要求に応じて、要求したオペレータにアクセス可能に設定されているパッチ画像および/または色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御ステップと、を含む。
この局面に従えば、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした色管理方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、色管理プログラムは、複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の印刷装置のうち少なくとも1つの印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置を制御するコンピューターで実行される色管理プログラムであって、カラーエキスパートによる指示に従って、複数の印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録ステップと、パッチ画像および/または色管理設定情報を1以上のオペレータがアクセス可能に設定する共有設定ステップと、複数のオペレータのいずれかからの要求に応じて、要求したオペレータにアクセス可能に設定されているパッチ画像および/または色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、複数の印刷装置の色を管理するための操作を簡便にした色管理方法を提供することができる。
本実施の形態における色管理システムの全体概要の一例を示す図である。 色管理サーバーのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における色管理サーバーが備えるCPUが有する機能の一例を示す図である。 関連レコードのフォーマットの一例を示す図である。 トラッキング情報レコードのフォーマットの一例を示す図である。 パッチ画像共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。 色管理共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。 トラッキング情報共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。 測色結果関連レコードのフォーマットの一例を示す図である。 登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 パッチ画像登録画面の一例を示す図である。 パッチ画像生成画面の一例を示す図である。 関連付処理の流れの一例を示すフローチャートである。 トラッキング情報生成画面の一例を示す図である。 共有設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 パッチ画像一覧画面の一例を示す第1の図である。 共有オペレータ設定画面の一例を示す図である。 共有申請画面の一例を示す図である。 リンクキー受付画面の一例を示す図である。 共有受付画面の一例を示す図である。 パッチ画像一覧画面の一例を示す第2の図である。 アクセス制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 削除処理の流れの一例を示すフローチャートである。 削除確認画面の一例を示す図である。 削除承認画面の一例を示す図である。 測色処理の流れの一例を示すフローチャートである。 測色指示画面の一例を示す図である。 変形例における色管理システムの全体概要の一例を示す第1の図である。 変形例における色管理システムの全体概要の一例を示す第2の図である。
以下、本発明の実施の形態における色管理システムについて図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態における色管理システムの全体概要の一例を示す図である。色管理システム1は、色管理サーバー200と、端末装置100,100A~100Cと、印刷装置101~106と、を含む。色管理サーバー200は、一般的なコンピューターであり、情報処理装置として機能する。端末装置100,100A~100Cそれぞれは、一般的なコンピューターである。印刷装置101~106は、インクジェットプリンタ、または、電子写真方式で画像を形成するプリンタ等の画像形成装置である。印刷装置101~106それぞれは、測色計を備えている。印刷装置101~106それぞれは、画像が印刷された記録媒体を測色計で計測し、記録媒体に形成された画像の色を示す測色データを出力する。
色管理サーバー200、端末装置100,100A~100Cそれぞれは、ネットワーク5に接続され、互いに通信可能である。色管理サーバー200および端末装置100,100A~100Cは、サーバークライアントシステムを構成し、色管理サーバー200がサーバーとして機能し、端末装置100,100A~100Cそれぞれがクライアントとして機能する。ネットワーク5は、インターネットである。なお、ネットワーク5は、インターネットに限られず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、ローカルエリアネットワーク等であってもよい。色管理サーバー200、端末装置100,100A~100Cのネットワーク5への接続形態は、有線または無線を問わない。
端末装置100Aおよび2つの印刷装置101,102は、拠点Aに配置される。端末装置100Aおよび2つの印刷装置101,102は、LAN(ローカルエリアネットワーク)3等のネットワーク5に接続されており、端末装置100Aから2つの印刷装置101,102それぞれを制御可能である。
端末装置100Bおよび2つの印刷装置103,104は、拠点Aと異なる拠点Bに配置される。端末装置100Bおよび2つの印刷装置103,104は、LAN3に接続されており、端末装置100Bから2つの印刷装置103,104それぞれを制御可能である。
端末装置100Cおよび2つの印刷装置105,106は、拠点Aおよび拠点Bと異なる拠点Cに配置される。端末装置100Cおよび2つの印刷装置105,106は、LAN3に接続されており、端末装置100Cから2つの印刷装置105,106それぞれを制御可能である。
カラーエキスパートが使用する端末装置100が配置される場所は任意の場所であればよく、拠点A、拠点Bおよび拠点Cと異なる場所であってもよいし、拠点A、拠点Bおよび拠点Cのいずれかであってもよい。
本実施の形態においては、端末装置100をカラーエキスパートが使用し、端末装置100Aを拠点Aで作業するオペレータAが使用し、端末装置100Bを拠点Bで作業するオペレータBが使用し、端末装置100Cを拠点Cで作業するオペレータCが使用する例が示される。カラーエキスパートは、印刷装置101~106で形成される画像の色を管理するための専門的な知識を有し、印刷装置101~106で形成される画像の色を管理する。
オペレータAは、印刷装置101,102それぞれを使用する権限が与えられたユーザーであり、端末装置100Aを操作して、印刷装置101,102それぞれを制御することができる。オペレータBは、印刷装置103,104それぞれを使用する権限が与えられたユーザーであり、端末装置100Bを操作して、印刷装置103,104それぞれを制御することができる。オペレータCは、印刷装置105,106それぞれを使用する権限が与えられたユーザーであり、端末装置100Cを操作して、印刷装置105,106それぞれを制御することができる。オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれは、カラーエキスパートによる指示に従って、印刷装置101~106のうち担当する印刷装置に対して、その印刷装置で画像形成される画像の色を調整する色調整作業を実行する。色調整作業は、プロファイル情報を設定する作業、トナーまたはインクを装着する処理、画像が形成される記録媒体を装着する処理を含む。
ここで、色管理の基本的な工程の流れについて説明する。
<第1工程>
カラーエキスパートが、顧客から受け付けた印刷の依頼に基づいて、印刷装置、ターゲットコンフィグレーションおよびパッチ画像を決定する。ターゲットコンフィグレーションは、色管理設定情報とも呼ばれ、プロファイル情報と、測色条件と、を含む。プロファイル情報は、色変換テーブルを含む。色変換テーブルは、例えば、RGB表色系で表される色のデータとL*a*b表色系で表される色のデータとを関連付けた第1色変換テーブルと、L*a*b表色系で表される色のデータとCMYK表色系で表される色のデータとを関連付けた第2色変換テーブルと、を含む。測色条件は、印刷装置で印刷されたパッチ画像の色を計測するための条件であり、例えば、測色器および照明条件を含む。
パッチ画像は、カスタムウェッジとも呼ばれ、複数種類の色で表された画像である、パッチ画像は、例えば、複数の矩形の領域を含み、複数の領域それぞれに複数種類の色が割り当てられた画像である。カラーエキスパートは、印刷の目的となる画像に表された色を含むパッチ画像を決定する。カラーエキスパートは、パッチ画像データを決定することによりパッチ画像を決定する。パッチ画像データは、過去にカラーエキスパートにより生成されて格納された画像データであってもよいし、カラーエキスパートにより新たに生成される画像データであってもよい。
カラーエキスパートは、ターゲットコンフィグレーションと、パッチ画像と、印刷装置と、を指定して、その印刷装置の操作を担当するオペレータに調整作業を依頼する。ターゲットコンフィグレーションと印刷装置とを関連付けた情報をトラッキング情報という。ここでは、カラーエキスパートが印刷装置101を指定して、エキスパートAに調整作業を依頼する場合が例として説明される。
<第2工程>
オペレータAが、カラーエキスパートによる指示に基づいて、印刷装置101を操作して、パッチ画像を印刷させ、印刷されたパッチ画像を測色させる。オペレータAは、端末装置100Aを操作して、印刷装置101に印刷および測色させてもよい。具体的には、オペレータAは、端末装置100Aを操作して、カラーエキスパートにより指定された印刷装置101を制御する。オペレータAは、ターゲットコンフィグレーションで定められるプロファイル情報を印刷装置101に設定し、ターゲットコンフィグレーションで定められるパッチ画像を、印刷条件で印刷装置101に印刷させる。印刷装置101は、記録媒体に印刷されたパッチ画像の色を測色し、測色結果を出力する。
<第3工程>
カラーエキスパートは、印刷装置101が出力する測色結果を、パッチ画像と比較して、調整する。例えば、パッチ画像と測色結果とを比較して、両者の差が所定範囲内となるようにプロファイル情報および/または測色条件を変更する。
本実施の形態における色管理システム1は、印刷装置101~106で印刷される画像の色を管理するために、エキスパートを支援する。本実施の形態においては、色管理サーバー200で色管理処理が実行され、カラーエキスパートが端末装置100を操作して色管理サーバー200にログインすることにより色管理サーバー200からサービスが提供され、オペレータA~Cがそれぞれ端末装置100A~100Cを操作して色管理サーバー200にログインすることにより色管理サーバー200からサービスが提供される。
図2は、色管理サーバーのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、色管理サーバー200は、演算処理を行うコンピューターであり、色管理サーバー200の全体を制御するための中央演算装置(CPU)201と、CPU201が実行するためのプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)202と、CPU201の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)203と、データを不揮発的に記憶するHDD204と、CPU201をネットワーク5に接続する通信部205と、情報を表示する表示部206と、ユーザーの操作の入力を受け付ける操作部207と、外部記憶装置210と、を含む。
通信部205は、色管理サーバー200をネットワーク5に接続するためのインターフェースである。このため、CPU201は、通信部205を介して、ネットワーク5に接続された端末装置100,100A~100Cと通信可能である。
CPU201は、ネットワーク5に接続されたコンピューターからプログラムをダウンロードしてHDD204に記憶する。また、ネットワーク5に接続されたコンピューターがプログラムをHDD204に書込みする場合に、HDD204にプログラムが記憶される。CPU201は、HDD204に記憶されたプログラムをRAM203にロードして実行する。
外部記憶装置210は、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)211が装着される。本実施の形態においては、CPU201は、ROM202またはHDD204に記憶されたプログラムを実行する例を説明する。CPU201は、外部記憶装置210を制御して、CD-ROM211からCPU201が実行するためのプログラムを読出し、読み出したプログラムをRAM203に記憶して実行してもよい。
なお、CPU201が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、CD-ROM211に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の半導体メモリ等の媒体でもよい。ここでいうプログラムは、CPU201により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
HDD204は、CPU201が実行するプログラムの他、色管理に用いられる種々のデータを記憶する。色管理に用いられる種々のデータは、印刷装置101~106に関する情報、パッチ画像を示すパッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーション、トラッキング情報、を含む。
図3は、本実施の形態における色管理サーバーが備えるCPUが有する機能の一例を示す図である。図3に示す機能は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。図3を参照して、CPU201は、登録部251と、削除部253と、共有設定部255と、関連付部257と、アクセス制御部261と、パッチ画像編集部263と、指示部265と、測色結果取得部267と、結果関連付部269と、を含む。
アクセス制御部261は、通信部205を制御して、端末装置100,100A~100Cのいずれかを操作するユーザーを認証する。アクセス制御部261は、例えば、端末装置100からログイン要求を受け付け、認証情報の送信を要求する。端末装置100は、それを操作するユーザーによる入力される認証情報を返信する。アクセス制御部261は、端末装置100から受信される認証情報に基づいて、端末装置100を操作するユーザーを認証する。認証情報は、限定するものではないが、ユーザーIDとパスワードとの組である。アクセス制御部261は、認証情報に基づきユーザーを認証する場合はそのユーザーを特定し、その後に端末装置100から受信する要求に対して、ユーザーに対して予め定められた権限の範囲内で要求に応答する。予め定められた範囲については後述する。
登録部251は、色管理に用いられる各種のデータを登録する。登録部251は、カラーエキスパートによる指示に従って、各種のデータを登録する。色管理に用いられる各種のデータは、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を含む。具体的には、登録部251は、カラーエキスパートにより入力される各種データを登録する指示を受け付けると、それらをHDD204に格納する。HDD204に記憶されるパッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報は、それらを識別するための識別情報が付される。
登録部251は、パッチ画像データをHDD204に記憶する場合、そのパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報を含むパッチ画像共有レコードを生成し、HDD204に記憶されているパッチ画像共有テーブルに追加する。登録部251は、ターゲットコンフィグレーションをHDD204に記憶する場合、そのターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報を含む色管理共有レコードを生成し、HDD204に記憶されている色管理共有テーブルに追加する。登録部251は、トラッキング情報をHDD204に記憶する場合、そのトラッキング情報を識別するためのトラッキング識別情報を含むトラッキング情報共有レコードを生成し、HDD204に記憶されているトラッキング情報共有テーブルに追加する。
関連付部257は、第1関連付部281と、第2関連付部283と、生成部285と、を含む。第1関連付部281は、カラーエキスパートにより入力される指示に従って、パッチ画像をターゲットコンフィグレーションと関連付ける。パッチ画像およびターゲットコンフィグレーションそれぞれが複数ある場合がある。第1関連付部281は、複数のパッチ画像のいずれかを複数のターゲットコンフィグレーションの少なくとも1つと関連付ける。1つのパッチ画像に対して複数のターゲットコンフィグレーションが関連付けられる場合があり、複数のパッチ画像に対して1つのターゲットコンフィグレーションが関連付けられる場合がある。具体的には、第1関連付部281は、パッチ画像とターゲットコンフィグレーションとを関連付ける場合、そのパッチ画像を示すパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報とターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報とを含む関連レコードを生成し、HDD204に記憶された関連テーブルに追加する。
第2関連付部283は、カラーエキスパートによる指示に従って、ターゲットコンフィグレーションと印刷装置とを関連付ける。ターゲットコンフィグレーションおよび印刷装置それぞれが複数ある場合がある。第2関連付部283は、複数のターゲットコンフィグレーションのいずれかを複数の印刷装置の少なくとも1つと関連付ける。1つのターゲットコンフィグレーションに対して複数の印刷装置が関連付けられる場合があり、複数の印刷装置に対して1つの印刷装置が関連付けられる場合がある。
生成部285は、第2関連付部283により関連付けられたターゲットコンフィグレーションと印刷装置とに基づいてトラッキング情報を生成する。トラッキング情報は、ターゲットコンフィグレーションと印刷装置とを関連付けた情報である。生成部285は、第2関連付部283によりターゲットコンフィグレーションと印刷装置とが関連付けられる場合、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報と印刷装置を識別するための装置識別情報とを含むトラッキング情報を生成し、HDD204に記憶する。具体的には、生成部285は、トラッキング情報を識別するためのトラッキング識別情報とトラッキング情報とを含むトラッキング情報レコードを生成し、HDD204に記憶されたトラッキング情報テーブルに追加する。第2関連付部283によって、1つのターゲットコンフィグレーションに対して複数の印刷装置が関連付けられる場合があり、この場合には、生成部285は、複数の印刷装置の数と同じ数のトラッキング情報レコードをトラッキング情報テーブルに追加する。第2関連付部283によって複数のターゲットコンフィグレーションに対して1つの印刷装置が関連付けられる場合があり、この場合には、生成部285は、複数のターゲットコンフィグレーションと同じ数のトラッキング情報レコードをトラッキング情報テーブルに追加する。
図4は、関連レコードのフォーマットの一例を示す図である。図4を参照して、関連レコードは、色管理設定情報の項目と、パッチ画像の項目と、を含む。色管理設定情報の項目には、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定される。パッチ画像の項目には、パッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。
図5は、トラッキング情報レコードのフォーマットの一例を示す図である。図5を参照して、トラッキング情報レコードは、トラッキング情報の項目と、色管理設定情報の項目と、印刷装置の項目と、を含む。トラッキング情報の項目には、トラッキング情報を識別するためのトラッキング識別情報が設定される。色管理設定情報の項目には、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定される。印刷装置の項目には、印刷装置101~106のいずれかを識別するための装置識別情報が設定される。
図3に戻って、共有設定部255は、ユーザーがHDD204に記憶された各種データにアクセスすることのできる権限を設定する。具体的には、共有設定部255は、カラーエキスパート、オペレータA~Cそれぞれに対して各種データごとに権限を設定する。共有設定部255が設定する各種データは、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を含む。
共有設定部255は、エキスパート設定部271と、オペレータ設定部273と、関連設定部275と、を含む。エキスパート設定部271は、カラーエキスパートにより入力される共有設定指示に従って、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を対象に、オペレータA~Cごとに権限を設定する。共有設定指示は、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報のいずれかを特定する対象データ特定情報と、オペレータA~Cの少なくとも一人を特定するオペレータ特定情報と、を含む。エキスパート設定部271は、共有設定指示に含まれる対象データ特定情報で特定されるデータを、対象データ特定情報で特定されるオペレータがアクセス可能な状態に設定する。
HDD204に、パッチ画像共有テーブル、色管理共有テーブルおよびトラッキング情報共有テーブルが記憶される。パッチ画像共有テーブルには、登録部251によってパッチ画像が登録される段階で、そのパッチ画像のパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報を含むパッチ画像共有レコードが追加される。色管理共有テーブルには、登録部251によってターゲットコンフィグレーションが登録される段階で、そのターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報を含む色管理共有レコードが追加される。トラッキング情報共有テーブルには、生成部285によってトラッキング情報が生成される段階で、そのトラッキング情報を識別するためのトラッキング識別情報を含むトラッキング情報共有レコードが追加される。
図6は、パッチ画像共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。図6を参照して、パッチ画像共有レコードは、パッチ画像の項目と、カラーエキスパートの項目と、オペレータAの項目と、オペレータBの項目と、オペレータCの項目と、を含む。パッチ画像の項目には、パッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。カラーエキスパートの項目は、カラーエキスパートに対応し、カラーエキスパートがパッチ画像にアクセス可能か否かが設定される。オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目は、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれに対応し、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれがパッチ画像にアクセス可能か否かを示す記号が設定される。アクセス可能か否かを示す記号は、例えば、アクセス可能な場合に「1」であり、アクセス不可能な場合に「0」である。登録部251によってパッチ画像が登録される段階で、そのパッチ画像共有レコードは、エキスパートの項目が「1」に設定され、オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目それぞれは、「0」に設定される。
図7は、色管理共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。図7を参照して、色管理共有レコードは、色管理設定情報の項目と、カラーエキスパートの項目と、オペレータAの項目と、オペレータBの項目と、オペレータCの項目と、を含む。色管理設定情報の項目には、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定される。カラーエキスパートの項目は、カラーエキスパートに対応し、カラーエキスパートがターゲットコンフィグレーションにアクセス可能か否かが設定される。オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目は、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれに対応し、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれがターゲットコンフィグレーションにアクセス可能か否かを示す記号が設定される。アクセス可能か否かを示す記号は、例えば、アクセス可能な場合に「1」であり、アクセス不可能な場合に「0」である。登録部251によってターゲットコンフィグレーションが登録される段階で、その色管理共有レコードは、エキスパートの項目が「1」に設定され、オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目それぞれは、「0」に設定される。
図8は、トラッキング情報共有レコードのフォーマットの一例を示す図である。図8を参照して、トラッキング情報共有レコードは、トラッキング情報の項目と、カラーエキスパートの項目と、オペレータAの項目と、オペレータBの項目と、オペレータCの項目と、を含む。トラッキング情報の項目には、トラッキング情報を識別するためのトラッキング報識別情報が設定される。カラーエキスパートの項目は、カラーエキスパートに対応し、カラーエキスパートがトラッキング情報にアクセス可能か否かが設定される。オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目は、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれに対応し、オペレータA、オペレータBおよびオペレータCそれぞれがトラッキング情報にアクセス可能か否かを示す記号が設定される。アクセス可能か否かを示す記号は、例えば、アクセス可能な場合に「1」であり、アクセス不可能な場合に「0」である。生成部285によってトラッキング情報が登録される段階で、そのトラッキング情報共有レコードは、エキスパートの項目が「1」に設定され、オペレータAの項目、オペレータBの項目およびオペレータCの項目それぞれは、「0」に設定される。
図3に戻って、エキスパート設定部271は、共有設定指示が対象データ特定情報としてパッチ画像識別情報を含む場合、パッチ画像共有レコードを特定する。エキスパート設定部271は、パッチ画像共有テーブルを参照して、共有設定指示に含まれるパッチ画像識別情報が設定されたパッチ画像共有レコードを特定する。そして、エキスパート設定部271は、パッチ画像共有レコードの共有設定指示に含まれるオペレータ特定情報で特定されるオペレータに対応する項目をアクセス可能であることを示す記号「1」に変更する。
エキスパート設定部271は、共有設定指示が対象データ特定情報として色管理識別情報を含む場合、色管理共有レコードを特定する。エキスパート設定部271は、色管理共有テーブルを参照して、共有設定指示に含まれる色管理識別情報が設定された色管理共有レコードを特定する。そして、エキスパート設定部271は、色管理共有レコードの共有設定指示に含まれるオペレータ特定情報で特定されるオペレータに対応する項目をアクセス可能であることを示す記号「1」に変更する。
エキスパート設定部271が、共有設定指示が対象データ特定情報としてトラッキング識別情報を含む場合、トラッキング情報共有レコードを特定する。エキスパート設定部271は、トラッキング情報共有テーブルを参照して、共有設定指示に含まれるトラッキング識別情報が設定されたトラッキング情報共有レコードを特定する。そして、エキスパート設定部271は、トラッキング情報許裕宇レコードの共有設定指示に含まれるオペレータ特定情報で特定されるオペレータに対応する項目をアクセス可能であることを示す記号「1」に変更する。
オペレータ設定部273は、オペレータにより入力される共有設定要求に従って、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を対象に、オペレータA~Cのいずれかに権限を設定する。共有設定要求は、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報のいずれかを特定する対象データ特定情報と、オペレータA~Cの少なくとも一人を特定するオペレータ特定情報と、を含む。オペレータ設定部273は、共有設定要求に含まれる対象データ特定情報で特定されるレコードを処理対象に設定する。オペレータ設定部273が処理対象とするレコードは、共有設定要求を入力するオペレータがアクセス可能に設定されたレコードである。
オペレータ設定部273により実行される共有設定処理は、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報それぞれについて同じなので、ここでは、パッチ画像を処理対象データとする場合を例に、オペレータAがオペレータBに共有設定する場合を例に説明する。この場合、共有設定要求がオペレータAにより入力され、その共有設定要求は、対象データ特定情報としてパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報と、オペレータ特定情報としてオペレータBを識別するためユーザー識別情報を含む。
オペレータ設定部273は、オペレータAにより共有設定要求が入力されるとオペレータBに、パッチ画像へのアクセスの許可を求める。例えば、オペレータ設定部273は、許可要求画面をオペレータBが操作する端末装置100Bに送信し、端末装置100BからオペレータBにより入力された許可または拒否のいずれかを示す情報を受信する。具体的には、端末装置100Bは、色管理サーバー200から受信される許可要求画面を表示し、オペレータBが許可要求画面に従って許可または拒否のいずれかの入力を受け付ける。端末装置100Bは、許可または拒否のいずれかを示す情報を色管理サーバー200に返信する。許可要求画面は、パッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報を少なくとも含む。許可要求画面は、パッチ画像を含んでもよい。オペレータ設定部273は、端末装置100Bから受信する情報が許可を示す場合に、共有設定要求に従って共有設定する。具体的には、オペレータ設定部273は、パッチ画像共有テーブルを参照し、共有設定要求に含まれるパッチ画像識別情報が設定されたパッチ画像共有レコードを処理対象に特定する。そして、オペレータ設定部273は、パッチ画像共有レコードの共有設定要求に含まれるユーザー識別情報で特定されるオペレータBに対応する項目をアクセス可能であることを示す記号「1」に変更する。オペレータ設定部273は、端末装置100Bから受信する情報が拒否を示す場合に、パッチ画像共有レコードを変更することなく、オペレータAが操作する端末装置100AにオペレータBにより共有が拒否されたことを通知する情報を送信する。
関連設定部275は、エキスパート設定部271およびオペレータ設定部273のいずれかによってターゲットコンフィグレーションが共有設定される場合、そのターゲットコンフィグレーションが第1関連付部281によってパッチ画像と関連付けられているならばそのパッチ画像を許可オペレータにアクセス可能に設定する。許可オペレータは、ターゲットコンフィグレーションにアクセス可能に設定されたオペレータである。
例えば、ターゲットコンフィグレーションAとパッチ画像Aとが第1関連付部281によって関連付けられている状態で、ターゲットコンフィグレーションAがエキスパート設定部271およびオペレータ設定部273のいずれかによってオペレータAによるアクセスが可能に設定される場合について説明する。この場合、オペレータAが許可オペレータであり、オペレータAがパッチ画像Aにアクセス可能に設定される。
具体的には、関連設定部275は、エキスパート設定部271およびオペレータ設定部273のいずれかによって共有設定される場合、HDD204に記憶された関連テーブルを参照して、共有設定されたターゲットコンフィグレーションの色管理識別情報を含む関連レコードを特定する。関連設定部275は、その関連レコードを特定する場合、HDD204に記憶されているパッチ画像共有テーブルを参照し、その関連レコードに設定されているパッチ画像識別情報を含むパッチ画像共有レコードを特定する。そして、関連設定部275は、そのパッチ画像共有レコードのオペレータAに対応する項目をアクセス可能な情報「1」に変更する。
なお、関連設定部275は、エキスパート設定部271およびオペレータ設定部273のいずれかによってパッチ画像が共有設定される場合、そのパッチ画像が第1関連付部281によってターゲットコンフィグレーションと関連付けられているならばそのターゲットコンフィグレーションを許可オペレータにアクセス可能に設定してもよい。
アクセス制御部261は、データにアクセスするアクセス指示がカラーエキスパートまたはオペレータにより入力される場合、そのカラーエキスパートまたはオペレータがアクセス可能ならばアクセスを許可する。以下、データにアクセスする指示を入力するユーザーをアクセスユーザという。アクセスユーザは、カラーエキスパートおよびオペレータを含む。具体的には、アクセス制御部261は、アクセスユーザからパッチ画像が要求される場合、HDD204に記憶されたパッチ画像共有テーブルを参照して、そのアクセスユーザがアクセス可能か否かを判断する。例えば、パッチ画像の一覧が要求される場合、アクセス制御部261は、パッチ画像共有テーブルでアクセスユーザがアクセス可能に設定されているパッチ画像共有レコードを抽出し、抽出された1以上のパッチ画像共有レコードで定められるパッチ画像データの一覧を、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。また、パッチ画像識別情報を含む送信要求を受信する場合、アクセス制御部261は、パッチ画像共有テーブルを参照して、そのパッチ画像識別情報を含み、かつ、アクセスユーザに対してアクセス可能に設定されているパッチ画像共有レコードを抽出し、抽出されたパッチ画像共有レコードで定められるパッチ画像データを、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。
アクセス制御部261は、アクセスユーザからターゲットコンフィグレーションが要求される場合、HDD204に記憶された色管理共有テーブルを参照して、そのアクセスユーザがアクセス可能か否かを判断する。例えば、ターゲットコンフィグレーションの一覧が要求される場合、アクセス制御部261は、色管理共有テーブルでアクセスユーザがアクセス可能に設定されている色管理共有レコードを抽出し、抽出された1以上の色管理共有レコードで定められるターゲットコンフィグレーションの一覧を、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。また、色管理識別情報を含む送信要求を受信する場合、アクセス制御部261は、色管理共有テーブルを参照して、その色管理識別情報を含み、かつ、アクセスユーザに対してアクセス可能に設定されている色管理共有レコードを抽出し、抽出された色管理共有レコードで定められるターゲットコンフィグレーションを、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。
アクセス制御部261は、アクセスユーザからトラッキング情報が要求される場合、HDD204に記憶されたトラッキング情報共有テーブルを参照して、そのアクセスユーザがアクセス可能か否かを判断する。例えば、トラッキング情報の一覧が要求される場合、アクセス制御部261は、トラッキング情報共有テーブルでアクセスユーザがアクセス可能に設定されているトラッキング情報共有レコードを抽出し、抽出された1以上のトラッキング情報共有レコードで定められるトラッキング情報の一覧を、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。また、トラッキング識別情報を含む送信要求を受信する場合、アクセス制御部261は、トラッキング情報共有テーブルを参照して、そのトラッキング識別情報を含み、かつ、アクセスユーザに対してアクセス可能に設定されているトラッキング情報共有レコードを抽出し、抽出されたトラッキング情報共有レコードで定められるトラッキング情報を、アクセスユーザが操作する端末装置に送信する。
パッチ画像編集部263は、パッチ画像を生成および変更する。パッチ画像編集部263は、パッチ画像を表示する編集画面を端末装置に送信し、端末装置から受信される指示に基づいてパッチ画像を編集する。パッチ画像編集部263は、編集後のパッチ画像を示すパッチ画像データをHDD204に記憶する。パッチ画像編集部263は、カラーエキスパートにより入力される指示のみを受け付け、オペレータA~Cによる指示を受け付けない。パッチ画像編集部263は、HDD204に記憶されているパッチ画像データを読み出して、パッチ画像を編集してもよい。パッチ画像編集部263によって新たなパッチ画像に対応するパッチ画像データがHDD204に記憶される場合、登録部251によって新たなパッチ画像が登録される。
削除部253は、HDD204に記憶されたパッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を削除する。削除部253は、カラーエキスパートにより入力される削除指示に従って、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を削除する。削除指示は、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報のいずれか1つを特定する情報を含む。また、削除部253は、オペレータA~Cのいずれかにより削除指示が入力される場合は、カラーエキスパートにより削除が許可されることを条件に、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報を削除する。オペレータA~Cそれぞれは、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報のうちアクセスが許可されるデータが限定されている。このため、オペレータA~Cそれぞれは、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーションおよびトラッキング情報のうちアクセスが許可されるデータを特定するための情報を含む削除指示を入力することができる。
指示部265は、カラーエキスパートにより入力される測色指示を受け付け、オペレータに測色指示を通知する。測色指示は、ターゲットコンフィグレーション、パッチ画像および印刷装置それぞれを特定する情報を含む。測色指示は、ターゲットコンフィグレーションおよび印刷装置に代えて、トラッキング情報を識別する情報を含んでもよい。指示部265は、測色指示を受け付けることに応じて、測色指示に含まれる印刷装置を識別するための装置識別情報に基づいて、その印刷装置の操作を担当するオペレータを特定する。オペレータA~Cそれぞれに対して、そのオペレータが操作を担当する印刷装置を関連付けたテーブルが予め準備されるようにすればよい。
ここでは、測色指示により印刷装置101が特定される場合を例に説明する。この場合、指示部265は、印刷装置101の操作を担当するオペレータAを特定し、オペレータAに測色指示を通知する。指示部265は、オペレータAがシステムにログインしている場合には、オペレータAが操作する端末装置100Aに測色指示を送信する。指示部265は、オペレータAがシステムにログインしていない場合には、オペレータAがシステムにログインすることに応じて、オペレータAが操作する端末装置100Aに測色指示を送信する。また、オペレータA~Bの電子メールアドレス等の送信先情報が予め登録されている場合には、指示部265は、その送信先情報で定まる送信方法で測色指示をオペレータAに送信してもよい。
オペレータAは、測色指示の通知を受けると、測色指示に従って測色作業を実行する。具体的には、オペレータAは、測色指示で特定される印刷装置101に、測色指示で特定されるパッチ画像を印刷させる。印刷装置101は、記録媒体に印刷されたパッチ画像を印刷装置101が備える測色計に測色させ、測色計が出力する測色データを色管理サーバー200に送信する。
測色結果取得部267は、印刷装置101により送信される測色データを通信部205が受信する場合、その測色データを測色結果として取得する。測色結果取得部267は、測色データをHDD204に識別情報を付して記憶する。
結果関連付部269は、測色指示と測色結果とを関連付ける。具体的には、結果関連付部269は、測色指示に含まれるトラッキング情報およびパッチ画像と測色結果とを関連付けた測色結果関連レコードを生成し、HDD204に記憶された測色結果関連テーブルに追加する。
図9は、測色結果関連レコードのフォーマットの一例を示す図である。図9を参照して、測色結果関連レコードは、トラッキング情報の項目と、パッチ画像の項目と、測色データの項目と、を含む。トラッキング情報の項目には、トラッキング情報を識別するためのトラッキング報識別情報が設定される。パッチ画像の項目は、パッチ画像を識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。測色データの項目には、測色データを識別するための測色データ識別情報が設定される。カラーエキスパートが測色結果関連レコードを参照することにより、パッチ画像、ターゲットコンフィグレーションを修正することができる。
図10は、登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。登録処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。CPU201は、システムにログインしたユーザーがカラーエキスパートの場合に、カラーエキスパートにより入力される指示に従って登録処理を実行する。例えば、カラーエキスパートが端末装置100を操作してシステムにログイン後に、端末装置100から受信される指示に従って登録処理を実行する。
図10を参照して、CPU201は、パッチ画像が格納されたか否かを判断する(ステップS01)。カラーエキスパートが新たなパッチ画像を生成または既存のパッチ画像を編集して新たなパッチ画像を生成する場合、新たなパッチ画像がパッチ画像データとしてHDD204に格納される。新たなパッチ画像がHDD204に格納される場合に、処理はステップS02に進むが、そうでなければ処理はステップS03に進む。
ステップS02においては、パッチ画像共有レコードが生成され,処理はステップS03に進む。図6に示されるフォーマットのパッチ画像共有レコードが生成される。この段階で、カラーエキスパートの項目にアクセス権限が付与されていることを示す記号「1」が設定され、オペレータA~オペレータCの項目それぞれは、アクセス権限が付与されていないことを示す記号「0」が設定される。生成されたパッチ画像共有レコードは、HDD204に記憶されたパッチ画像共有テーブルに追加される。
ステップS03においては、ターゲットコンフィグレーションが格納されたか否かが判断される。カラーエキスパートが新たなターゲットコンフィグレーションを生成または既存のターゲットコンフィグレーションを編集して新たなターゲットコンフィグレーションを生成する場合、新たなターゲットコンフィグレーションがHDD204に格納される。新たなターゲットコンフィグレーションがHDD204に格納される場合に、処理はステップS04に進むが、そうでなければ登録処理は終了する。
ステップS04においては、色管理共有レコードが生成され,登録処理は終了する。HDD204に記憶された色管理共有テーブルに、生成された色管理共有レコードが追加される。図7に示されるフォーマットの色管理共有レコードが生成される。この段階で、カラーエキスパートの項目にアクセス権限が付与されていることを示す記号「1」が設定され、オペレータA~オペレータCの項目それぞれは、アクセス権限が付与されていないことを示す記号「0」が設定される。生成された色管理共有レコードは、HDD204に記憶された色管理共有テーブルに追加される。
図11は、パッチ画像登録画面の一例を示す図である。ここでは、パッチ画像は、カスタムウェッジという。図11を参照して、パッチ画像登録画面は、カスタムウェッジ名の欄、CMYKリファレンスの欄およびコメントの欄と、インポートの文字が表されたボタンと、を含む。カスタムウェッジ名の欄は、パッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。CMYKリファレンスの欄は、CMYK表色系で表されたパッチ画像の色をRGB表色系に変換する値を定めたリファレンスのCMYKリファレンス名が設定される。コメントの欄は、任意の文字列が設定される。インポートの文字が表されたボタンが指示されることに応じて、カスタムウェッジ名の欄に設定されたパッチ画像識別情報で特定されるパッチ画像データが登録される。
図12は、パッチ画像生成画面の一例を示す図である。図12を参照して、パッチ画像生成画面は、カスタムウェッジ名の欄と、カスタムウェッジ情報の領域と、を含む。カスタムウェッジ名の欄は、パッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。カスタムウェッジ情報の領域は、2行10列に配列された20個のパッチの行および列を指定する配列指定領域と、20個のパッチを2行10列に配列して表示する表示領域と、パッチの色を設定する設定領域と、を含む。表示領域において第1行第4列に位置するパッチが処理対象に選択されている状態が示される。設定領域においてC、M,Yの値として0が設定され、Kの値が設定途中の状態が示される。設定領域の最も左の枠には、設定されたCMYKそれぞれの値で定まる色が表示される。また、それと同じ色が、表示領域の第1行第4列に位置するパッチの部分に表示される。OKの文字が表されたボタンが指示されることに応じて、カスタムウェッジ名の欄に設定されたパッチ画像識別情報が付与されたパッチ画像データがHDD204に記憶される。
図13は、関連付処理の流れの一例を示すフローチャートである。関連付処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。CPU201は、システムにログインしたユーザーがカラーエキスパートの場合に、カラーエキスパートにより入力される指示に従って関連付処理を実行する。
図13を参照して、CPU201は、パッチ画像関連付指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS11)。CPU201は、パッチ画像関連付指示を受け付けたならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS13に進める。パッチ画像関連付指示は、ターゲットコンフィグレーションとパッチ画像とを関連付ける指示であり、ターゲットコンフィグレーションおよびパッチ画像それぞれが特定される。例えば、パッチ画像関連付指示は、色管理識別情報と、パッチ画像識別情報とを含む。
ステップS12においては、関連レコードが生成され、処理はステップS13に進む。パッチ画像関連付指示に含まれる色管理識別情報およびパッチ画像識別情報に基づいて、図4に示されるフォーマットの関連レコードが生成される。生成された関連レコードは、HDD204に記憶された関連テーブルに追加される。
ステップS13においては、印刷装置関連付指示が受け付けられたか否かが判断される。印刷装置関連付指示が受け付けられたならば処理はステップS14に進むが、そうでなければ関連付処理は終了する。印刷装置関連付指示は、ターゲットコンフィグレーションと印刷装置とを関連付ける指示であり、ターゲットコンフィグレーションおよび印刷装置それぞれが特定される。例えば、印刷装置関連付指示は、色管理識別情報と、装置識別情報とを含む。
ステップS14においては、トラッキング情報が生成され、処理はステップS15に進む。トラッキング情報は、ターゲットコンフィグレーションと印刷装置とを関連付ける情報である。印刷装置関連付指示に含まれる色管理識別情報と装置識別情報とに基づいて、トラッキング情報が生成される。生成されたトラッキング情報は、HDD204にトラッキング識別情報を付して記憶される。
ステップS15においては、トラッキング情報共有レコードが生成され、登録処理は終了する。図8に示されるフォーマットのトラッキング情報共有レコードが生成される。この段階で、カラーエキスパートの項目にアクセス権限が付与されていることを示す記号「1」が設定され、オペレータA~オペレータCの項目それぞれは、アクセス権限が付与されていないことを示す記号「0」が設定される。生成されたトラッキング情報共有レコードは、HDD204に記憶されたトラッキング情報共有テーブルに追加される。
図14は、トラッキング情報生成画面の一例を示す図である。図14を参照して、トラッキング情報生成画面は、左右の2つの領域で構成され、左側の領域にトラッキング名の欄と、ターゲットコンフィグレーションの欄と、を含み、右側の領域は印刷装置を特定する領域である。トラッキング名の欄には、トラッキング情報に付されるトラッキング識別情報が設定される。ターゲットコンフィグレーションの欄には、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定される。
右側の領域は、部門の欄と、プリンタ名の欄と、プリンタモデルの欄と、プリンタシリアル番号の欄と、を含む。部門の欄は、印刷装置を管理する範囲が設定される。印刷装置を管理する範囲は、組織における複数人の集合体で示される範囲であってもよいし、地理的な範囲であってもよい。ここでは、プリンタ名の欄には、印刷装置を識別するための装置識別情報が設定される。プリンタモデルの欄には、印刷装置の種類が設定される。プリンタシリアル番号の欄には、印刷装置の製造番号が設定される。なお、部門の欄、プリンタモデルの欄およびプリンタシリアル番号の欄へのデータの設定は任意である。OKの文字が表されたボタンが指示されることに応じて、ターゲットコンフィグレーションの欄に設定された色管理識別情報で特定されるターゲットコンフィグレーションと、プリンタ名の欄に設定された印刷装置とを関連付けたトラッキング情報が生成される。生成されたトラッキング情報は、トラッキング名の欄に設定されたトラッキング識別情報が付されて、HDD204に記憶される。
図15は、共有設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。共有設定処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。
図15を参照して、CPU201は、パッチ画像が選択されたか否かを判断する。パッチ画像が選択されたならば処理はステップS22に進むが、そうでなければ処理はステップS26に進む。例えば、カラーエキスパートおよびオペレータA~Cのいずれかが、パッチ画像の一覧からパッチ画像を選択する場合に、パッチ画像が選択されたことが判断される。オペレータA~Cそれぞれは、アクセスが許可されたパッチ画像にのみアクセスが許可されるので、アクセスが許可されたパッチ画像を選択することができる。
ステップS22においては、共有設定指示が受け付けられたか否かが判断される。共有設定指示は、共有先オペレータを識別するためのユーザー識別情報を含む。共有先オペレータは、アクセスが許可される予定のオペレータである。共有設定指示が受け付けられたならば処理はステップS23に進むが、そうでなければ処理はステップS26に進む。ステップS23においては、共有設定指示を入力したユーザーがカラーエキスパートか否かが判断される。カラーエキスパートならば処理はステップS25に進むが、オペレータA~Cのいずれかならば処理はステップS24に進む。
ステップS24においては、共有先オペレータによる許可が受け付けられたか否かが判断される。共有先オペレータにより許可されるならば処理はステップS25に進むが、そうでなければ処理はステップS26に進む。共有先オペレータに、共有元オペレータからパッチ画像にアクセス権限が付与されることを通知する。共有元オペレータは、共有設定指示を入力したオペレータである。共有先オペレータがその通知に対して承諾する応答をする場合に、共有先オペレータにより許可されたと判断する。共有先オペレータが通知に応答しない場合、または通知に対して否定する応答をする場合、共有先オペレータにより許可されないと判断する。
ステップS25においては、共有設定され、処理はステップS26に進む。HDD204に記憶されているパッチ画像共有テーブルに含まれるパッチ画像共有レコードが更新される。具体的には、パッチ画像共有テーブルが参照され、ステップS21において選択されたパッチ画像を識別するためのパッチ画像識別情報が設定されたパッチ画像共有レコードが抽出される。そして、そのパッチ画像共有レコードの共有先オペレータに対応する項目にアクセスが許可されることを示す記号「1」が設定される。共有先オペレータは、共有設定指示に含まれるユーザー識別情報で特定される。
ステップS26においては、ターゲットコンフィグレーションが選択されたか否かが判断される。ターゲットコンフィグレーションが選択されたならば処理はステップS27に進むが、そうでなければ共有設定処理は終了する。例えば、カラーエキスパートおよびオペレータA~Cのいずれかが、ターゲットコンフィグレーションの一覧からターゲットコンフィグレーションを選択する場合に、ターゲットコンフィグレーションが選択されたと判断される。オペレータA~Cそれぞれは、アクセスが許可されたターゲットコンフィグレーションにのみアクセスが許可されるので、アクセスが許可されたターゲットコンフィグレーションを選択することができる。
ステップS27においては、共有設定指示が受け付けられたか否かが判断される。共有設定指示は、共有先オペレータを識別するためのユーザー識別情報を含む。共有先オペレータは、アクセスが許可される予定のオペレータである。共有設定指示が受け付けられたならば処理はステップS28に進むが、そうでなければ共有設定処理は終了する。ステップS28においては、共有設定指示を入力したユーザーがカラーエキスパートか否かが判断される。カラーエキスパートならば処理はステップS30に進むが、オペレータA~Cのいずれかならば処理はステップS29に進む。
ステップS29においては、共有先オペレータによる許可が受け付けられたか否かが判断される。共有先オペレータにより許可される場合に処理はステップS30に進むが、そうでなければ共有設定処理は終了する。共有先オペレータに、共有元オペレータからターゲットコンフィグレーションにアクセス権限が付与されることを通知する。共有元オペレータは、共有設定指示を入力したオペレータである。共有先オペレータがその通知に対して承諾する応答をする場合に、共有先オペレータにより許可されたと判断する。共有先オペレータが通知に応答しない場合、または通知に対して否定する応答をする場合、共有先オペレータにより許可されないと判断する。
ステップS30においては、共有設定され、処理はステップS31に進む。HDD204に記憶されている色管理共有テーブルに含まれる色管理共有レコードが更新される。具体的には、色管理共有テーブルが参照され、ステップS26において選択されたターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定された色管理共有レコードが抽出される。そして、色管理共有レコードの共有先オペレータに対応する項目にアクセスが許可されることを示す記号「1」が設定される。共有先オペレータは、共有設定指示に含まれるユーザー識別情報で特定される。
ステップS31においては、ターゲットコンフィグレーションがパッチ画像と関連付けられているか否かが判断される。パッチ画像と関連付けられているならば処理はステップS32に進むが、そうでなければ共有設定処理は終了する。HDD204に記憶されている関連テーブルが参照され、ステップS26において選択されたターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定された関連レコードが抽出される。そのような関連レコードが抽出される場合に、そのターゲットコンフィグレーションがパッチ画像と関連付けられると判断する。
ステップS32においては、ターゲットコンフィグレーションと関連付けられたパッチ画像が共有設定され、共有設定処理は終了する。HDD204に記憶されているパッチ画像共有テーブルに含まれるパッチ画像共有レコードが更新される。具体的には、パッチ画像共有テーブルが参照され、ステップS31においてターゲットコンフィグレーションと関連付けられていると判断されたパッチ画像を識別するためのパッチ画像識別情報が設定されたパッチ画像共有レコードが抽出される。そして、パッチ画像共有レコードの共有先オペレータに対応する項目にアクセスが許可されることを示す記号「1」が設定される。共有先オペレータは、共有設定指示に含まれるユーザー識別情報で特定されるユーザーである。
図16は、パッチ画像一覧画面の一例を示す第1の図である。図16を参照して、パッチ画像一覧画面は、パッチ画像データごとに1行のレコードを含む。図16においては、7つのパッチ画像データにそれぞれ対応する8つのレコードが表示される。パッチ画像一覧画面に表示されるレコードは、共有の項目と、使用中の項目と、カスタムウェッジの項目と、所有会社の項目と、作成/インポート日時の項目と、コメントの項目と、を含む。カスタムウェッジの項目にはパッチ画像識別情報が設定される。所有会社の項目にはパッチ画像データを生成したカラーエキスパートを識別するためのユーザー識別情報が設定される。ここでは、カラーエキスパートのユーザー識別情報を、カラーエキスパートが所属する会社の名称としている。作成/インポート日時の項目は、パッチ画像データが作成された日時またはシステムに登録された日時が設定される。コメントの項目は、任意の文字列が設定される。
共有の項目に<…>の画像が設定されるレコードは、そのレコードに対応するパッチ画像が共有設定されていることを示す。共有設定とは、複数のオペレータがアクセス可能に設定されている状態を示す。図16においては、第3行~第6行のレコードに対応する4つのパッチ画像が共有設定されていることが示される。
また、第1行のレコードの左側のチェックボックスに印が付されるとともに、レコード全体が反転表示される。ユーザーは、チェックボックスに印を付すことによりレコードを処理対象に選択することができ、反転表示により第1行のレコードのパッチ画像が処理対象であることが示される。
図17は、共有オペレータ設定画面の一例を示す図である。図17を参照して、共有オペレータ設定画面は、カスタムウェッジ名の項目と、画面の左右に2つの領域を含む。カスタムウェッジの項目は、処理対象となるパッチ画像のパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が表示される。2つの領域は、左側が候補領域であり、右側が許可領域である。候補領域は、アクセスを許可する候補となるオペレータを識別するためのユーザー識別情報が表示される。許可領域は、アクセスが許可されるオペレータのユーザー識別情報が表示される。候補領域と許可領域との間の矢印が指示される場合、選択されたユーザー識別情報が候補領域と許可領域との間で移動する。許可領域に表示されたユーザー識別情報で特定されるオペレータに対して、カスタムウェッジの項目に表示されたパッチ画像識別情報のパッチ画像データに対応するパッチ画像がアクセス可能な状態に設定される。
図18は、共有申請画面の一例を示す図である。共有申請画面は、オペレータが図16に示したパッチ画像一覧画面でパッチ画像を選択した後に、図17に示した共有オペレータ設定画面を用いて、別のオペレータを共有先オペレータとして指示した場合に表示される画面である。図18を参照して、共有申請画面は、電子メールアドレスを入力する入力領域と、確認領域と、を含む。入力領域は、アクセスを許可する予定の共有先オペレータに割り当てられた電子メールアドレスが入力される領域である。確認領域は、入力領域に入力された電子メールアドレスと同じ電子メールアドレスが入力される。入力領域と確認領域とが一致する場合、入力領域に入力された電子メール宛てに、共有申請電子メールが送信される。共有申請電子メールは、アクセスを許可する予定の共有先オペレータがパッチ画像のアクセスを可能な状態するためのリンクキーを含む。リンクキーは、アクセスが許可される予定の共有先オペレータを認証するための情報である。リンクキーは、任意の文字列を用いることができる。
図19は、リンクキー受付画面の一例を示す図である。リンクキー受付画面は、アクセスが許可される予定の共有先オペレータがシステムにログインしている場合、または、システムにログインした後に表示される。図19を参照して、リンクキー受付画面は、リンクキーが入力される領域を含む。アクセスが許可される予定の共有先オペレータは、システムから送信される電子メールを受信している。その電子メールには、リンクキーが含まれる。アクセスが許可される予定の共有先オペレータは、リンクキーをリンクキー受付画面に入力すると、共有受付画面が表示される。
図20は、共有受付画面の一例を示す図である。図20を参照して、共有受付画面は、カスタムウェッジ名の項目と、リンクキーの項目と、共有元の項目と、を含む。カスタムウェッジ名の項目は、パッチ画像を識別するためのパッチ画像識別情報が表示される。リンクキーの項目は、リンクキーが表示される。共有元の項目は、アクセスの許可を申請した共有元オペレータのユーザー識別情報が表示される。アクセスが許可される予定の共有先オペレータにより受付の文字が表されたボタンが指示される場合、カスタムウェッジ名の項目に表示されたパッチ画像識別情報で特定されるパッチ画像を共有先オペレータがアクセス可能な状態に設定される。
図21は、パッチ画像一覧画面の一例を示す第2の図である。図21を参照して、第1行のレコードにおいて、共有の項目に、共有設定されていることを示す記号<…>が追加されている。このため、図21に示すパッチ画像一覧画面がカラーエキスパートにより閲覧されるパッチ画像一覧画面である場合は、第1行のレコードのパッチ画像が複数のオペレータがアクセス可能な状態に設定されていることが示される。また、図21に示すパッチ画像一覧画面がオペレータにより閲覧されるパッチ画像一覧画面の場合は、第1行のレコードのパッチ画像が別のオペレータがアクセス可能な状態に設定されていることが示される。
図22は、アクセス制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。アクセス制御処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。
図22を参照して、CPU201は、ユーザーを認証し(ステップS41)、処理をステップS42に進める。この段階で、システムにログインが許可されたユーザーが特定される。
ステップS42においては、データへのアクセス要求が受け付けられたか否かが判断される。データへのアクセス要求を受け付けるまで待機状態となり(ステップS42でNO)、データへのアクセス要求を受け付けたならば(ステップS42でYES)、処理はステップS43に進む。データは、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーション、トラッキング情報のいずれかである。また、アクセス要求は、データを指定する要求であってもよいし、一覧による表示の要求であってもよい。
ステップS43においては、共有テーブルが決定される。パッチ画像に対してパッチ画像共有テーブル、ターゲットコンフィグレーションに対して色管理共有テーブル、トラッキング情報に対してトラッキング情報共有テーブルが定められているので、ステップS42においてアクセス要求のあったデータに対応する共有テーブルが決定される。
ステップS44においては、アクセスが許可されているか否かが判断される。ステップS43において決定された共有テーブルを参照して、ステップS41において認証されたユーザーが、ステップS42において指定されたデータにアクセス可能か否かが判断される。アクセスが許可されているならば処理はステップS45に進むが、そうでなければアクセス制御処理を終了する。アクセス要求がデータの一覧の表示を要求する場合、共有テーブルからステップS41で認証されたユーザーに対してアクセスが許可されたレコードが1つでも存在すれば、アクセス可能と判断される。
ステップS45においては、アクセスが許可されたデータが出力され、アクセス制御処理は終了する。ステップS41において認証されたユーザーが操作する端末装置にデータが出力される。アクセス要求がデータの一覧の表示を要求する場合、共有テーブルからステップS41で認証されたユーザーに対してアクセスが許可されたレコードそれぞれで特定されるデータが出力される。
図23は、削除処理の流れの一例を示すフローチャートである。削除処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。
図23を参照して、CPU201は、削除対象となるデータを選択し(ステップS51)、処理をステップS52に進める。ユーザーにより指定されたデータが削除対象とされる。削除対象となるデータは、パッチ画像データ、ターゲットコンフィグレーション、トラッキング情報のいずれかである。また、オペレータA~Cそれぞれは、アクセスが許可されたデータにのみアクセスが許可されるので、アクセスが許可されたデータを削除対象として指定できる。
ステップS52においては、削除指示が受け付けられたか否かが判断される。削除指示が受け付けられたならば処理はステップS53に進むが、そうでなければ削除処理は終了する。ステップS53においては、削除指示を入力したユーザーがオペレータか否かが判断される。オペレータならば処理はステップS54に進むが、そうでなければ処理はステップS57に進む。
ステップS54においては、カラーエキスパートにより削除が許可されたか否かが判断される。カラーエキスパートにより削除が許可される場合に処理はステップS55に進むが、そうでなければ削除処理は終了する。カラーエキスパートに、削除指示を入力したオペレータからデータが削除される要求があったことが通知される。例えば、カラーエキスパートが操作する端末装置100で削除承認画面が表示される。そして、カラーエキスパートがその通知に対して承諾する応答をする場合に、カラーエキスパートにより許可されたと判断される。一方、カラーエキスパートが通知に応答しない場合、または通知に対して否定する応答をする場合、カラーエキスパートにより許可されないと判断される。カラーエキスパートにより削除が許可されない場合は、そのデータは削除されない。これにより、カラーエキスパートがそのデータをその後使用できる状態が維持される。
ステップS55においては、削除対象のデータが他のオペレータがアクセス可能に設定されているか否かが判断される。データに対応する共有テーブルが参照され、削除指示を入力したオペレータとは別のオペレータがアクセス可能に設定されているか否かが判断される。他のオペレータがアクセス可能に設定されているならば処理はステップS56に進むが、そうでなければ処理はステップS57に進む。ステップS56においては、削除対象のデータに対して削除指示を入力したオペレータのアクセス権限がなしに変更され、削除処理は終了する。具体的には、共有テーブルに含まれる削除対象に対応するレコードについて、削除指示を入力したオペレータに対応する項目にアクセスすることができないことを示す記号「0」が設定される。
ステップS57においては、削除対象となるデータに対する関連データが存在するか否かが判断される。関連データとは、そのデータに関連付けられたデータである。削除対象となるデータがパッチ画像またはターゲットコンフィグレーションの場合、一方が他方に関連付けられる場合がある。HDD204に記憶されている関連テーブルが参照され、削除対象となるデータのデータ識別情報を含む関連レコードが存在するならば処理はステップS58に進むが、そうでなければ処理はステップS59に進む。ステップS58においては、HDD204に記憶されている関連テーブルから削除対象となるデータのデータ識別情報を含む関連レコードが削除され、処理はステップS59に進む。
ステップS59においては、削除対象となるデータに対応するトラッキング情報が存在するか否かが判断される。削除対象となるデータがターゲットコンフィグレーションの場合、トラッキング情報レコードが存在する場合がある。HDD204に記憶されているトラッキング情報テーブルを参照して、削除対象となるデータであるターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報を含むトラッキング情報レコードが存在するか否かが判断される。トラッキング情報レコードが存在するならば処理はステップS60に進むが、そうでなければ処理はステップS62に進む。
ステップS60においては、トラッキング情報レコードが削除され、処理はステップS61に進む。HDD204に記憶されているトラッキング情報テーブルが参照され、削除対象となるデータであるターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報を含むトラッキング情報レコードが削除される。ステップS61においては、トラッキング情報共有レコードが削除され、処理はステップS62に進む。HDD204に記憶されているトラッキング情報共有テーブルが参照され、削除対象となるデータであるターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報を含むトラッキング情報共有レコードが削除される。
ステップS62においては、共有レコードが削除され、処理はステップS63に進む。削除対象となるデータに対応する共有テーブルが参照され、削除対象となるデータに対応する共有レコードが削除される。ステップS63においては、削除対象となるデータが削除され、削除処理は終了する。HDD204に記憶されている削除対象となるデータが消去される。
図24は、削除確認画面の一例を示す図である。削除確認画面は、カラーエキスパートを識別するためのユーザー識別情報を含み、削除を依頼するか否かを確認するための画面である。OKの文字が表されたボタンが指示されると、カラーエキスパートに削除の許可が求められる。
図25は、削除承認画面の一例を示す図である。削除承認画面は、カラーエキスパートがシステムにログインしている場合、または、システムにログインした後に表示される。図25を参照して、削除承認画面は、削除対象となるパッチ画像を識別するためのパッチ画像識別情報を含み、そのパッチ画像を削除または共有先オペレータによるアクセスを許可しない設定を入力することが可能な画面である。
図26は、測色処理の流れの一例を示すフローチャートである。測色処理は、色管理サーバー200が備えるCPU201が、ROM202、HDD204またはCD-ROM211に記憶された色管理プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。CPU201は、システムにログインしたユーザーがカラーエキスパートの場合に、カラーエキスパートにより入力される指示に従って測色処理を実行する。
図26を参照して、CPU201は、ターゲットコンフィグレーションの指定を受け付け(ステップS71)、処理をステップS72に進める。カラーエキスパートにより指定されるターゲットコンフィグレーションが特定される。
ステップS72においては、印刷装置の指定が受け付けられ、処理はステップS73に進む。カラーエキスパートにより指定される印刷装置が特定される。なお、カラーエキスパートによりトラッキング情報が指定される場合、トラッキング情報で定められたターゲットコンフィグレーションおよび印刷装置が特定されてもよい。この場合は、ステップS71およびステップS72は不要である。ステップS73においては、パッチ画像の指定が受け付けられ、処理はステップS74に進む。カラーエキスパートにより指定されるパッチ画像が特定される。
ステップS74においては、測色指示が送信される。ステップS72において指定された印刷装置を操作するオペレータに対して測色指示が送信される。測色指示は、ステップS71~ステップS73において指定された、ターゲットコンフィグレーション、印刷装置およびパッチ画像それぞれを特定する情報を含む。印刷装置を操作するオペレータがシステムにログインしている場合は、そのオペレータに測色指示が通知される。印刷装置を操作するオペレータがシステムにログインしていない場合は、そのオペレータがログインした時点で測色指示が通知されてもよいし、オペレータの宛先が予め定められている場合には、その宛先に測色指示が送信されてもよい。
測色指示が通知されるオペレータは、測色指示に従って測色作業を実行する。具体的には、オペレータは、測色指示で特定される印刷装置に、測色指示で特定されるパッチ画像を印刷させる。印刷装置は、用紙等の記録媒体に印刷されたパッチ画像を印刷装置が備える測色計に測色させ、測色計が出力する測色データを色管理サーバー200に送信する。
次のステップS75においては、印刷装置から送信される測色データが受信されるまで待機状態となり(ステップS75でNO)、測色データが受信されると(ステップS75でYES)、処理はステップS76に進む。ステップS76においては、測色結果関連レコードが生成され、色管理処理は終了する。トラッキング情報と、パッチ画像と、測色データとを関連付けた測色結果関連レコードが生成され、HDD204に記憶された測色結果関連テーブルに追加される。図9に示されるフォーマットの測色結果関連レコードが生成される。
図27は、測色指示画面の一例を示す図である。図27を参照して、測色指示画面は、左側から順に、ターゲットコンフィグレーション設定領域、許容範囲設定領域およびデバイス設定領域が配置される。
ターゲットコンフィグレーション設定領域は、ターゲットコンフィグレーションの項目、基本設定の項目および測定条件の項目を含む。ターゲットコンフィグレーションの項目は、ターゲットコンフィグレーションを識別するための色管理識別情報が設定される。基本設定の項目は、ウェッジ選択の項目と、ターゲットプロファイルの項目とを含む。ウェッジ選択の項目は、パッチ画像に対応するパッチ画像データを識別するためのパッチ画像識別情報が設定される。ターゲットプロファイルの項目は、プロファイル情報を識別するためのプロファイル識別情報が設定される。
測色条件の項目は、測器選択の項目と、照明条件の項目と、プロファイリングチャートの項目と、測色回数の項目と、を含む。測器選択の項目は、色検証またはプロファイルの作成で使用する測色器を識別するための測色器識別情報が設定される。照明条件の項目は、測色器の照明条件を識別するための識別情報が設定される。プロファイリングチャートの項目は、プロファイル作成時に使用するチャートを識別するための識別情報が設定される。チャートは、色検証の結果が不良の場合に実行されるプロファイル作成に用いられる。測色回数の項目は、測色時に同じパッチ画像を測色する回数が設定する。複数回選択することで、測色結果の信頼性が高くなる。なお、ターゲットコンフィグレーションが指定されることにより、プロファイル情報および測色条件が設定されてもよい。
許容範囲設定領域は、規格で定められている許容値またはユーザーが任意に定めた許容値が設定される。測色結果が許容値を超える場合に、不良と判断される。デバイス設定領域は、印刷装置の印刷条件、各種プロファイル、インクまたはトナーの量が設定される。
<変形例>
上述した実施の形態においては、色管理サーバー200がインターネットであるネットワーク5に接続される例を示したが、図28に示されるように、色管理サーバー200、端末装置100,100A~100Cが同一のローカルエリアネットワーク5Aに接続されてもよい。
また、図29に示されるように、色管理サーバー200の機能を、端末装置100Aが備えるようにし、端末装置100Aに端末装置100Bおよび端末装置100Cが直接接続されてもよい。
以上説明したように本実施の形態における色管理システム1において、色管理サーバー200は、印刷装置101~106で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが印刷装置101~106のうち少なくとも1つを操作可能なオペレータA~Cとがアクセス可能な報処理装置である。この色管理サーバー200は、カラーエキスパートによる指示に従って、印刷装置101~106のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または印刷装置に印刷させる条件を定めたターゲットコンフィグレーションを登録し、パッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを1以上のオペレータがアクセス可能に設定し、オペレータA~Cのいずれかからの要求に応じて、要求したオペレータにアクセス可能に設定されているパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションのアクセスを許可する。このため、印刷装置101~106のいずれかに対応するパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを、その印刷装置を操作可能なオペレータがアクセス可能になる。また、カラーエキスパートは、印刷装置101~106の複数に同一のパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを適用する場合に、オペレータA~Cごとにパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを登録する必要がないので、操作が簡便になる。
また、色管理サーバー200は、カラーエキスパートまたはオペレータA~Cのいずれかによりアクセスされたパッチ画像またはターゲットコンフィグレーションを、アクセスしたカラーエキスパートまたはオペレータにより指定された1以上のオペレータがアクセス可能に設定する。このため、オペレータが他のオペレータをアクセス可能に設定する場合は、カラーエキスパートは他のオペレータをアクセス可能に設定する操作が不要となり、操作が簡便になる。カラーエキスパートが操作することなく、オペレータA~C間でパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションが共有されるので、カラーエキスパートの負担を軽減することができる。
色管理サーバー200は、パッチ画像または色管理設定情報にアクセスするカラーエキスパートまたはオペレータにより指定された1以上の共有先オペレータにより所定の操作が受け付けられなければ、共有先オペレータをパッチ画像または色管理設定情報にアクセス可能に設定しない。このため、共有先オペレータが、アクセス可能となるパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを選択することができる。
また、色管理サーバー200は、カラーエキスパートによる指示に従ってパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを削除するが、オペレータA~Cのいずれかによる指示に従ってパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションを削除しない。このため、カラーエキスパートにより使用される可能性のあるパッチ画像および/またはターゲットコンフィグレーションが削除されないようにできる。
また、色管理サーバー200は、複数のパッチ画像のいずれかを複数のターゲットコンフィグレーションの少なくとも1つと関連付け、複数のターゲットコンフィグレーションのうちの共有設定情報がオペレータA~Cのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、共有設定情報と関連付けられたパッチ画像を許可オペレータによるアクセスを可能に設定する。このため、ターゲットコンフィグレーションと関連付けられたパッチ画像を許可オペレータがアクセス可能にする操作が不要となる。
また、色管理サーバー200は、複数のパッチ画像のいずれかを複数のターゲットコンフィグレーションの少なくとも1つと関連付け、複数のターゲットコンフィグレーションのいずれかと印刷装置101~106の少なくとも1つとを関連付けたトラッキング情報を生成し、トラッキング情報がオペレータA~Cのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、トラッキング情報で印刷装置に関連付けられるターゲットコンフィグレーションがパッチ画像と関連付けられている場合、ターゲットコンフィグレーションおよびそのターゲットコンフィグレーションに関連付けられたパッチ画像を許可オペレータによるアクセスが可能に設定する。このため、ターゲットコンフィグレーションおよびパッチ画像を許可オペレータがアクセス可能にする操作が不要となる。
また、色管理サーバー200は、オペレータA~Cそれぞれがアクセス可能に設定されている1以上のパッチ画像のリストを示し、1以上のパッチ画像それぞれに対して他のオペレータがアクセス可能か否かを示す印を含むすパッチ画像一覧画面を生成する。このため、パッチ画像一覧画面を見るオペレータは、他のオペレータに共有すべきパッチ画像の選択が容易になる。
また、色管理サーバー200は、オペレータA~Cのいずれかにより、オペレータが操作可能な少なくとも1つの印刷装置のいずれかでターゲットコンフィグレーションに従ってパッチ画像の画像が印刷される場合、記録媒体に印刷されたパッチ画像を測色して得られる測色結果を取得し、測色結果を、測色結果が得られた印刷装置、ターゲットコンフィグレーションおよびパッチ画像と関連付ける。このため、測色結果に対応する印刷装置、ターゲットコンフィグレーションおよびパッチ画像の閲覧が容易になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 色管理システム、5 ネットワーク、5A ローカルエリアネットワーク、100,100A,100B,100C 端末装置、101~106 印刷装置、200 色管理サーバー、201 CPU、202 ROM、203 RAM、204 HDD、205 通信部、206 表示部、207 操作部、210 外部記憶装置、211 CD-ROM、251 登録部、253 削除部、255 共有設定部、257 関連付部、261 アクセス制御部、263 パッチ画像編集部、265 指示部、267 測色結果取得部、269 結果関連付部、271 エキスパート設定部、273 オペレータ設定部、275 関連設定部、281 第1関連付部、283 第2関連付部、285 生成部。

Claims (10)

  1. 複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の前記印刷装置のうち少なくとも1つの前記印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置であって、
    前記カラーエキスパートによる指示に従って、複数の前記印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または前記印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録手段と、
    前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報を1以上の前記オペレータがアクセス可能に設定する共有設定手段と、
    複数の前記オペレータのいずれかからの要求に応じて、要求した前記オペレータにアクセス可能に設定されている前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御手段と、を備えた、情報処理装置。
  2. 前記共有設定手段は、前記パッチ画像または前記色管理設定情報を、それにアクセスする前記カラーエキスパートまたは前記オペレータにより指定された1以上の前記オペレータがアクセス可能に設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記共有設定手段は、前記パッチ画像または前記色管理設定情報にアクセスする前記カラーエキスパートまたは前記オペレータにより指定された1以上の共有先オペレータにより所定の操作が受け付けられなければ、前記共有先オペレータを前記パッチ画像または前記色管理設定情報にアクセス可能に設定しない、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記カラーエキスパートによる指示に従って前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報を削除する削除手段を、さらに備え、
    前記削除手段は、複数の前記オペレータのいずれかによる指示に従って前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報を削除しない、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 複数の前記パッチ画像のいずれかを複数の前記色管理設定情報の少なくとも1つと関連付ける関連付手段を、さらに備え、
    前記共有設定手段は、複数の前記色管理設定情報のうちの共有設定情報が複数の前記オペレータのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、前記共有設定情報と関連付けられた前記パッチ画像を前記許可オペレータによるアクセスを可能に設定する、請求項1~4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 複数の前記パッチ画像のいずれかを複数の前記色管理設定情報の少なくとも1つと関連付ける関連付手段と、
    複数の前記色管理設定情報のいずれかと複数の前記印刷装置の少なくとも1つとを関連付けたトラッキング情報を生成する生成手段と、をさらに備え、
    前記共有設定手段は、前記トラッキング情報が複数の前記オペレータのうちの許可オペレータによるアクセスが許可される場合、前記トラッキング情報で前記印刷装置に関連付けられる前記色管理設定情報が前記パッチ画像と関連付けられている場合、前記色管理設定情報および前記色管理設定情報に関連付けられた前記パッチ画像を前記許可オペレータによるアクセスが可能に設定する、請求項1~4のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 複数の前記オペレータそれぞれがアクセス可能に設定されている1以上の前記パッチ画像のリストを示す一覧画面を生成する画面生成手段をさらに備え、
    前記一覧画面は、1以上の前記パッチ画像それぞれに対して他の前記オペレータがアクセス可能か否かを示す印を含む、請求項1~6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 複数の前記オペレータのいずれかにより、前記オペレータが操作可能な少なくとも1つの前記印刷装置のいずれかで前記色管理設定情報に従って前記パッチ画像の画像が印刷される場合、印刷結果物を測色して得られる測色結果を取得する測色結果取得手段と、
    前記測色結果を、前記測色結果が得られた前記印刷装置、前記色管理設定情報および前記パッチ画像と関連付ける結果関連付手段と、をさらに備える、請求項1~7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の前記印刷装置のうち少なくとも1つの前記印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置で実行される色管理方法であって、
    前記カラーエキスパートによる指示に従って、複数の前記印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または前記印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録ステップと、
    前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報を1以上の前記オペレータがアクセス可能に設定する共有設定ステップと、
    複数の前記オペレータのいずれかからの要求に応じて、要求した前記オペレータにアクセス可能に設定されている前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御ステップと、を含む、色管理方法。
  10. 複数の印刷装置で印刷される画像の色を管理するカラーエキスパートと、それぞれが複数の前記印刷装置のうち少なくとも1つの前記印刷装置を操作可能な複数のオペレータとがアクセス可能な情報処理装置を制御するコンピューターで実行される色管理プログラムであって、
    前記カラーエキスパートによる指示に従って、複数の前記印刷装置のいずれかに印刷させるためのパッチ画像および/または前記印刷装置に印刷させる条件を定めた色管理設定情報を登録する登録ステップと、
    前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報を1以上の前記オペレータがアクセス可能に設定する共有設定ステップと、
    複数の前記オペレータのいずれかからの要求に応じて、要求した前記オペレータにアクセス可能に設定されている前記パッチ画像および/または前記色管理設定情報のアクセスを許可するアクセス制御ステップと、を前記コンピューターに実行させる、色管理プログラム。
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