JP2022185770A - 電力変換装置及び電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自立運転時に単相3線出力を提供する電力変換装置において、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現する。【解決手段】交流電路に交流出力を提供するインバータの直流側にあって、電位順に、第1線、中間電位線、及び、第2線を有し、第1線及び第2線がインバータへの直流入力線となり、中間電位線が交流電路の中性線と接続されるDCバスと、第1線と中間電位線との間に設けられた第1のコンデンサと、中間電位線と第2線との間に設けられた第2のコンデンサと、直流電源からの入力電圧に基づいて第1の直流電圧を生成し、第1線と第2線との線間に出力する第1のDC/DCコンバータと、直流電源からの入力電圧を第2の直流電圧に変換して第1線及び第2線のいずれか一方と中間電位線との線間に出力する第2のDC/DCコンバータと、を備えた電力変換装置である。【選択図】図2

Description

本開示は、電力変換装置及び電源装置に関する。
従来、太陽光発電パネルに接続された電力変換装置(パワーコンディショナ)では、系統連系時は単相2線で200Vを出力し、自立運転時は専用の自立出力コンセントから単相2線で100Vを出力するのが一般的であった。
一方、近年、太陽光発電パネルのみならず蓄電池にも接続できる高機能なハイブリッド型の電力変換装置が登場し、系統連系時でも自立運転時でも、単相3線200/100Vの出力ができるようになってきた。
単相3線式の自立出力を提供することができる電力変換装置が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1の電力変換装置は、直流電源に接続されたDC/DCコンバータと、DCバスの中点電位を調節するコンバータと、直流/交流の変換を行うインバータと、を含むものである。DCバスの中点電位を制御するコンバータは、DCバスの2線間に接続した一対のコンデンサの直列体における相互接続点の電位が、DCバスの2線間の電位の中間になるように制御する。この相互接続点は、単相3線の中性線と直結されている。
特開2014-87160号公報(図1)
特許文献1のような電力変換装置では、直流電源に接続されたDC/DCコンバータは、交流200Vのピーク電圧より高い例えば350Vの直流電圧を2線で出力する。直流電源の電圧が交流200Vのピーク電圧より低い場合は、必ず、このDC/DCコンバータが必要になる。DCバスの中点電位を制御するコンバータは、350Vの中点電位である175Vを維持するよう動作する。
この場合、全ての直流電力が一旦350Vへの昇圧過程を経て供給されるので、DC/DCコンバータのリアクトルも相応に大型になる。また、一旦350Vの電圧を生じさせた後、中点電位の175Vを生じさせる、という昇圧及び降圧が行われるので、スイッチングによる電力損失が大きい。さらに、DC/DCコンバータ内のスイッチング素子は、350V以上の耐圧性能を有することが必要である。耐圧性能が大きいほど、スイッチングによる電力損失も大きくなる。
本開示は、自立運転時に単相3線出力を提供する電力変換装置において、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することを目的とする。
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は特許請求の範囲によって定められるものである。
開示するのは、直流電源と単相3線式の交流電路との間に設けられる電力変換装置であって、
前記交流電路に交流出力を提供するインバータと、
前記インバータの直流側にあって、電位順に、第1線、中間電位線、及び、第2線を有し、前記第1線及び前記第2線が前記インバータへの直流入力線となり、前記中間電位線が前記交流電路の中性線と接続されるDCバスと、
前記第1線と前記中間電位線との間に設けられた第1のコンデンサと、
前記中間電位線と前記第2線との間に設けられた第2のコンデンサと、
前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧に基づいて第1の直流電圧を生成し、前記第1線と前記第2線との線間に出力する第1のDC/DCコンバータと、
前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧を第2の直流電圧に変換して前記第1線及び前記第2線のいずれか一方と前記中間電位線との線間に出力する第2のDC/DCコンバータと、
前記インバータ並びに前記第1のDC/DCコンバータ及び前記第2のDC/DCコンバータを制御する制御部と、
を備えた電力変換装置である。
電源装置としては、上記のような電力変換装置と、直流電源とを含むものである。
本開示によれば、自立運転時に単相3線出力を提供する電力変換装置において、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。
図1は、本開示の電力変換装置及び電源装置の基本コンセプトを示す接続図である。 図2は、第1実施形態に係る電力変換装置及び電源装置の回路図である。 図3は、第2実施形態に係る電力変換装置及び電源装置の回路図である。 図4は、第3実施形態に係る電力変換装置及び電源装置の回路図である。 図5は、第4実施形態に係る電力変換装置及び電源装置の回路図である。 図6は、第5実施形態に係る電力変換装置及び電源装置の回路図である。 図7は、参考のために、1台のDC/DCコンバータと、インバータとにより、単相2線の自立出力をそのまま単相3線のU線-W線間に出力してU相(U線-O線)、W相(W線-O線)で極端に不平衡となる負荷に給電した場合の電圧及び電流を示すグラフである。 図8は、第1実施形態(図2)の電力変換装置を用いて、自立出力を単相3線のU線-W線間に出力してU相(U線-O線)、W相(W線-O線)で極端に不平衡となる負荷に給電した場合の電圧及び電流を示すグラフである。 図9は、第1実施形態の電力変換装置を用いて、自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。 図10は、第1実施形態の電力変換装置を用いて、図9とは異なる電圧目標値の制御に基づく自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。 図11は、第5実施形態(図6)の電力変換装置を用いて、自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。 図12は、第2実施形態(図3)の変形例ともいえる電力変換装置及び電源装置の回路図である。
[本開示の実施形態の説明]
本開示の実施形態には、その要旨として、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、直流電源と単相3線式の交流電路との間に設けられる電力変換装置であって、前記交流電路に交流出力を提供するインバータと、前記インバータの直流側にあって、電位順に、第1線、中間電位線、及び、第2線を有し、前記第1線及び前記第2線が前記インバータへの直流入力線となり、前記中間電位線が前記交流電路の中性線と接続されるDCバスと、前記第1線と前記中間電位線との間に設けられた第1のコンデンサと、前記中間電位線と前記第2線との間に設けられた第2のコンデンサと、前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧に基づいて第1の直流電圧を生成し、前記第1線と前記第2線との線間に出力する第1のDC/DCコンバータと、前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧を第2の直流電圧に変換して前記第1線及び前記第2線のいずれか一方と前記中間電位線との線間に出力する第2のDC/DCコンバータと、前記インバータ並びに前記第1のDC/DCコンバータ及び前記第2のDC/DCコンバータを制御する制御部と、を備えた電力変換装置である。
このような電力変換装置では、第1のDC/DCコンバータ及び第2のDC/DCコンバータがそれぞれ所定の直流電圧を出力することにより、DCバスの3線(第1線、中間電位線、第2線)の相互間の電位差を所望の値に維持して、自立運転時にも安定した単相3線出力を提供することができる。第2のDC/DCコンバータは、第1のDC/DCコンバータより低い電圧を出力するので、電圧が低い分だけ、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。こうして、自立運転時に単相3線出力を提供する電力変換装置において、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。
(2)前記(1)の電力変換装置において、例えば、自立運転時の前記制御部は、前記第1線と前記第2線との間に前記第1の直流電圧が出力されるように前記第1のDC/DCコンバータを定電圧制御し、かつ、前記中間電位線と前記第2線又は前記第1線との間に前記第2の直流電圧が出力されるように前記第2のDC/DCコンバータを定電圧制御する。
この場合、第1のDC/DCコンバータの電圧目標値は、第1線と第2線との間の第1の直流電圧である。第2のDC/DCコンバータの電圧目標値は、中間電位線と第2線との間の第2の直流電圧である。
(3)前記(1)の電力変換装置において、例えば、自立運転時の前記制御部は、前記第1線と前記中間電位線との間に前記第1の直流電圧と前記第2の直流電圧との差電圧が出力されるように前記第1のDC/DCコンバータを定電圧制御し、かつ、前記中間電位線と前記第2線との間に前記第2の直流電圧が出力されるように前記第2のDC/DCコンバータを定電圧制御する。
この場合、第1のDC/DCコンバータの電圧目標値は、第1線と第2線との間の第1の直流電圧と、中間電位線と第2線との間の第2の直流電圧との、差電圧である。第2のDC/DCコンバータの電圧目標値は、第2の直流電圧である。
(4)前記(1)から(3)の電力変換装置において、前記第1のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とする回路構成としてもよい。
第1の直流電圧をV、第2の直流電圧をV、直流電源の電源電圧をVとした場合に、V<V<Vの関係であれば、第1のDC/DCコンバータ及び第2のDC/DCコンバータは共に電源電圧Vを昇圧して、第1の直流電圧V及び第2の直流電圧Vを得ることができる。
(5)前記(1)から(3)の電力変換装置において、前記第1のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を降圧して前記第2の直流電圧とする回路構成としてもよい。
第1の直流電圧をV、第2の直流電圧をV、直流電源の電源電圧をVとした場合に、V<V<Vの関係であれば、第1のDC/DCコンバータは電源電圧Vを昇圧して第1の直流電圧Vとし、第2のDC/DCコンバータは電源電圧Vを降圧して第2の直流電圧Vとすることができる。
(6)前記(1)から(3)の電力変換装置において、前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とし、前記第1のDC/DCコンバータは、前記第2の直流電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とする回路構成としてもよい。
第1の直流電圧をV、第2の直流電圧をV、直流電源の電源電圧をVとした場合に、V<V<Vの関係であれば、第2のDC/DCコンバータは電源電圧Vを昇圧して第2の直流電圧Vとし、第1のDC/DCコンバータは第2の直流電圧をさらに昇圧して第1の直流電圧Vとすることができる。
(7)前記(1)から(3)の電力変換装置において、前記直流電源は、第1の直流電源と、第2の直流電源とを含むものであって、前記第1の直流電源の電圧は、前記第2の直流電源の電圧より高い場合に、前記第1のDC/DCコンバータは前記第1の直流電源に接続され、かつ、前記第2のDC/DCコンバータは第2の直流電源に接続され、前記第1のDC/DCコンバータは、前記第1の直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、前記第2のDC/DCコンバータは、前記第2の直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とする回路構成であってもよい。
第1の直流電圧をV、第2の直流電圧をV、第1の直流電源の電圧をVSA、第2の直流電源の電圧をVSBとした場合に、第1のDC/DCコンバータ及び第2のDC/DCコンバータはそれぞれ、電圧VSA及び電圧VSBを昇圧して、第1の直流電圧V及び第2の直流電圧Vを得ることができる。
(8)前記(7)の電力変換装置において、前記第1の直流電圧をV、前記第2の直流電圧をV、前記第1の直流電源の電源電圧をVSA、前記第2の直流電源の電源電圧をVSBとした場合に、例えば、
SB<VSA<V<V、又は、VSB<V<VSA<V
の関係にあることが、電圧の高低関係として好適である。
この場合、第1のDC/DCコンバータ及び第2のDC/DCコンバータのそれぞれの昇圧比を抑制し、電力損失を低減することができる。
(9)前記(1)から(8)のいずれかの電力変換装置において、前記第2の直流電圧は、許容範囲として、前記第1の直流電圧の(50±10)%である。
第2の直流電圧は、第1の直流電圧の50%であることが望ましいが、単相3線の交流電圧の許容範囲を考慮すれば、(50±10)%であればよいと考えられる。
(10)電源装置としては、前記(1)から(9)のいずれかの電力変換装置と、前記直流電源とを含むものである。
このような電源装置は、自立運転で単相3線出力を安定して提供することができ、また、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
《電力変換装置及び電源装置の構成》
以下、本開示の電力変換装置及びこれを含む電源装置の具体例について、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の電力変換装置及び電源装置の基本コンセプトを示す接続図である。図において、電力変換装置1は、直流電源2と、単相3線の交流電路3との間に設けられている。電力変換装置1は、直流電源2と共に、電源装置100を構成する。電力変換装置1は、第1のDC/DCコンバータ11と、第2のDC/DCコンバータ12と、高電位側コンデンサ13と、低電位側コンデンサ14と、インバータ15とを備え、これらは図示のように接続されている。直流電源2は、例えば、蓄電池の他、太陽光発電パネル等の再生可能エネルギー源、又は燃料電池であってもよい。
DCバス16は、電位の異なる3線より構成されている。例えば、上の第1線16aは350V、中間電位線16cは175V、下の第2線16bは0Vである。なお、電圧値は説明上の一例に過ぎないので、これらの数値に限定するものではない(以下同様。)。第2のDC/DCコンバータ12は直流電源2からの入力電圧を175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2からの入力電圧を350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の第1線16aと中間電位線16cとの線間、及び、中間電位線16cと第2線16bとの線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、175Vの出力を行っている。
インバータ15は、第1線16aと第2線16bとから入力される350Vの電圧から交流電圧波形を作り出し、単相3線の電圧線であるU線、W線の2線間に出力する。DCバス16の中間電位線16cは、インバータ15を素通りして中性線のO線と互いに直結されている。系統連系時にはO線は接地されており、0Vである。従って、DCバス16の中間電位線16cも0Vとなる。この場合、第1線の電位は175V、第2線の電位は-175Vとなる。自立運転時は、電力変換装置1内又は交流電路3にある分電盤、切替器等の内部でO線が接地される。
以下、電力変換装置1の、より具体的な実施形態について説明する。なお、各実施形態の開示は、部分的に組み合わせることもできる。
電力変換装置1は、系統連系運転又は自立運転が可能であるが、以下の開示では主として自立運転時の動作について説明する。また、電力変換装置1は双方向性があり、直流電源2から交流電路3への出力又は、交流電路3(若しくはDCバス16)から直流電源2の充電も可能である。但し、以下の開示では主として直流電源2から交流電路3への出力について説明する。
(第1実施形態:昇圧2組)
図2は、第1実施形態に係る電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図2において、第1のDC/DCコンバータ11は、直流電源2の両端に接続されている。第2のDC/DCコンバータ12も、直流電源2の両端に接続されている。直流電源2の両端の電圧Vは、175Vより低い。例えば電圧Vは、100Vとする。
第1のDC/DCコンバータ11は、直流リアクトル110と、ハイサイドのスイッチング素子111と、ローサイドのスイッチング素子112とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ12は、直流リアクトル120と、ハイサイドのスイッチング素子121と、ローサイドのスイッチング素子122とを備え、これらは図示のように接続されている。
DCバス16は、電位の異なる3線より構成されている。上の第1線16aは350V、中間電位線16cは175V、下の第2線16bは0Vである。第1線16aと中間電位線16cとの間には、高電位側コンデンサ13が接続されている。中間電位線16cと第2線16bとの間には、低電位側コンデンサ14が接続されている。第1線16aと第2線16bとの間には、電圧センサ17が接続されている。中間電位線16cと第2線16bとの間すなわち低電位側コンデンサ14の両端には、電圧センサ18が接続されている。
インバータ15は、フルブリッジ回路を構成する4つのスイッチング素子151,152,153,154と、U線に至る電路に設けられた交流リアクトル155と、W線に至る電路に設けられた交流リアクトル156と、U線-O線間に設けられたコンデンサ157と、O線-W線間に設けられたコンデンサ158とを、図示のように接続して構成されている。DCバス16の中間電位線16cは、インバータ15を素通りして中性線のO線と互いに直結されている。
上記スイッチング素子111,112,121,122,151~154は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)であり、制御部21により制御される。但し、MOSFETに代えてIGBTを用いることもできる。第2実施形態以降のスイッチング素子も同様である。電圧センサ17,18の検出信号は、制御部21に送られる。
制御部21は、例えばコンピュータを含み、コンピュータがソフトウェア(コンピュータプログラム)を実行することで、必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、制御部21の記憶装置(図示せず。)に格納される。
図2において、第2のDC/DCコンバータ12は直流電源2からの入力電圧を昇圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2からの入力電圧を昇圧して350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。
自立運転時、制御部21は、電圧センサ18が検出する第2のDC/DCコンバータ12の実際の出力電圧が、電圧目標値と一致するように第2のDC/DCコンバータ12を定電圧制御する。第1のDC/DCコンバータ11の制御の仕方は2種類ある。
第1の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
第2の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
ここで、第2のDC/DCコンバータ12は、100Vから175Vへの昇圧で足りるので、100Vから350Vへの昇圧に比べると直流リアクトル120の小型化が可能であり、これにより、電力変換装置1のコンパクト化が可能である。また、スイッチング素子121,122に印加され得る最大電圧が175Vとなるので、スイッチング素子121,122の耐圧を、175V以上で350Vより低くすることができる。これにより、スイッチングによる電力損失を低減し、部品のコストも低減することができる。
なお、電圧センサの設け方としては、図2の配置の他、第1線16aと第2線16bとの間の電圧を検出する電圧センサと、第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧を検出する電圧センサであってもよい。また、第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧を検出する電圧センサと、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧を検出する電圧センサであってもよい。要するに、3線中の異なる組み合わせの2線間の電圧を検出すれば、いずれの線間の電圧も取得することができる。他の実施形態でも同様である。
なお、第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧を検出する電圧センサ、及び、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧を検出する電圧センサを設ける場合、それぞれの電圧センサの基準電位に共通性がないため、互いに独立して設けることが必要となる。これは、配線の容易さの観点からは、やや複雑で面倒である。これに対して、図2のように電圧センサ17,18を設けると、基準電位(第2線16b)が共通になるので、配線が容易になる利点がある。
インバータ15は、DCバス16の第1線16aと第2線16bとから入力される350Vの電圧から交流電圧波形を作り出し、単相3線の電圧線であるU線、W線の2線間に出力する。なお、実際にはインバータ16の交流側にも電流センサ及び電圧センサが設けられるが、本開示の主要部ではないので、ここでは説明を省略する。
系統連系時にはO線は系統側で接地されており、電位は0Vである。従って、DCバス16の中間電位線16cも0Vとなる。この場合、第1線の電位は175V、第2線の電位は-175Vとなる。自立運転時は、電力変換装置1内又は交流電路3にある分電盤内等でO線が接地されるので、同様の電位となる。
なお、系統連系時は、交流電路3の単相3線の電圧(電位)が商用電力系統によって支配され、所定値に維持された状態となるため、電力変換装置1は、電流制御を行う。この場合、インバータ15は、DCバス16の定電圧制御を行う。第1のDC/DCコンバータ11は、定電流制御を行う。第2のDC/DCコンバータ12は、動作する必要は無く、停止していることになる。
(第2実施形態:昇圧と降圧)
図3は、第2実施形態に係る電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図3において、第1のDC/DCコンバータ11は、直流電源2の両端に接続されている。第2のDC/DCコンバータ22も、直流電源2の両端に接続されている。この実施形態では、第1の直流電圧をV、第2の直流電圧をV、直流電源の電源電圧をVとした場合に、V<V<Vの関係である。すなわち、直流電源2の両端の電圧V[V]は、175<V<350の関係にある。例えば電圧Vは200Vであるとする。
第1のDC/DCコンバータ11は、直流リアクトル110と、ハイサイドのスイッチング素子111と、ローサイドのスイッチング素子112とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ22は、直流リアクトル220と、ハイサイドのスイッチング素子221と、ローサイドのスイッチング素子222とを備え、これらは図示のように接続されている。
DCバス16、高電位側コンデンサ13、低電位側コンデンサ14、電圧センサ17,18、及び、インバータ15については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図3において、第2のDC/DCコンバータ22は直流電源2からの入力電圧を降圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2からの入力電圧を昇圧して350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ22は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。
自立運転時、制御部21は、電圧センサ18が検出する第2のDC/DCコンバータ22の実際の出力電圧が、電圧目標値と一致するように第2のDC/DCコンバータ22を定電圧制御する。第1のDC/DCコンバータ11の制御の仕方は2種類ある。
第1の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
第2の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
ここで、第2のDC/DCコンバータ22は、200Vから175Vへの少しの降圧で足りるので、直流リアクトル220の小型化が可能であり、これにより、電力変換装置1のコンパクト化が可能である。また、スイッチング素子221,222に印加され得る最大電圧が175Vとなるので、スイッチング素子221,222の耐圧は、175V以上であればよく、350Vと比べて低い耐圧で足りる。これにより、スイッチングによる電力損失を低減し、部品のコストも低減することができる。
(第3実施形態:2段昇圧)
図4は、第3実施形態に係る電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図4において、第2のDC/DCコンバータ32は、直流電源2の両端に接続されている。第1のDC/DCコンバータ31の入力側は、第2のDC/DCコンバータ32の出力線となる中間電位線16cに接続されている。第1のDC/DCコンバータ31の出力側は、第1線16aに接続されている。第1のDC/DCコンバータ31の入出力共通線は第2線16bとなっている。直流電源2の電圧は例えば50Vである。
第1のDC/DCコンバータ31は、直流リアクトル310と、ハイサイドのスイッチング素子311と、ローサイドのスイッチング素子312とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ32は、直流リアクトル320と、ハイサイドのスイッチング素子321と、ローサイドのスイッチング素子322とを備え、これらは図示のように接続されている。
DCバス16、高電位側コンデンサ13、低電位側コンデンサ14、電圧センサ17,18、及び、インバータ15については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図4において、第2のDC/DCコンバータ32は直流電源2からの入力電圧を昇圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ31は中間電位線16cからの入力電圧を昇圧して第2線16bを基準とすれば350Vで出力し、中間電位線16cを基準とすれば175V昇圧して出力する。第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。
第1のDC/DCコンバータ11は、50Vを175Vまで昇圧する。第2のDC/DCコンバータ12は、第1のDC/DCコンバータ11から入力される電圧175Vを350Vまで昇圧する。この場合、第1のDC/DCコンバータ11は125V昇圧することになり、第2のDC/DCコンバータ12は、175V昇圧することになる。
自立運転時、制御部21は、電圧センサ18が検出する第2のDC/DCコンバータ12の実際の出力電圧が、電圧目標値と一致するように第2のDC/DCコンバータ12を定電圧制御する。第1のDC/DCコンバータ11の制御の仕方は2種類ある。
第1の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ31を定電圧制御する。
第2の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように制御部21は、第1のDC/DCコンバータ31を定電圧制御する。
上記のような2段昇圧を行うことにより、直流電源2の電圧を一気に350Vまで昇圧する場合と比べると、各段の昇圧比が低下する。そのため、直流リアクトル310,320の小型化が可能であり、これにより、電力変換装置1のコンパクト化が可能である。また、スイッチング素子321,322に印加され得る最大電圧が175Vとなるので、スイッチング素子321,322の耐圧は175V以上であればよく、350Vと比べて低い耐圧で足りる。これにより、スイッチングによる電力損失を低減し、部品のコストも低減することができる。
(第4実施形態:直流電源が2個)
図5は、第4実施形態に係る電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図5において、直流電源2は、直流電源2Aと、直流電源2Bとにより構成されている。第1のDC/DCコンバータ11は、直流電源2Aの両端に接続されている。第2のDC/DCコンバータ12は、直流電源2Bの両端に接続されている。直流電源2Bの両端の電圧VSB[V]は、VSB<175の関係にある。例えば電圧VSBは100Vである。直流電源2Aの両端の電圧VSA[V]は、VSA<350の関係にある。例えば電圧VSAは200Vである。
第1のDC/DCコンバータ11は、直流リアクトル110と、ハイサイドのスイッチング素子111と、ローサイドのスイッチング素子112とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ12は、直流リアクトル120と、ハイサイドのスイッチング素子121と、ローサイドのスイッチング素子122とを備え、これらは図示のように接続されている。
DCバス16、高電位側コンデンサ13、低電位側コンデンサ14、電圧センサ17,18、及び、インバータ15については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図5において、第2のDC/DCコンバータ12は直流電源2Bからの入力電圧を昇圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2Aからの入力電圧を昇圧して350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。
自立運転時、制御部21は、電圧センサ18が検出する第2のDC/DCコンバータ12の実際の出力電圧が、電圧目標値と一致するように第2のDC/DCコンバータ12を定電圧制御する。第1のDC/DCコンバータ11の制御の仕方は2種類ある。
第1の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
第2の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
ここで、電圧目標値になるべく近い電圧の直流電源2A,2Bを用いれば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、昇圧比を低減することができる。昇圧比を低減できれば、直流リアクトル110,120の小型化が可能であり、これにより、電力変換装置1のコンパクト化が可能である。また、スイッチング素子121,122に印加され得る最大電圧が175Vとなるので、スイッチング素子121,122の耐圧は175V以上であればよく、350Vより低い耐圧で足りる。これにより、スイッチングによる電力損失を低減し、部品のコストも低減することができる。
一般化して表現すれば、第1線16aと第2線16bとの線間電圧の電圧目標値である第1の直流電圧をV、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧の電圧目標値である第2の直流電圧をV、そして、第1の直流電源2Aの電源電圧をVSA、第2の直流電源2Bの電源電圧をVSBとした場合に、
SB<VSA<V<V、又は、
SB<V<VSA<V
の関係にある場合に図5の回路構成が好適である。この場合、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12のそれぞれの昇圧比を抑制し、電力損失を低減し、また、直流リアクトル110,120を小型化することができる。
(第5実施形態:他の直流電源との組み合わせ)
図6は、第5実施形態に係る電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図6において、第1のDC/DCコンバータ11は、蓄電池である直流電源2の両端に接続されている。第2のDC/DCコンバータ12も、直流電源2の両端に接続されている。直流電源2の両端の電圧V[V]は、V<175の関係にある。例えば電圧Vは100Vであるとする。
第1のDC/DCコンバータ11は、直流リアクトル110と、ハイサイドのスイッチング素子111と、ローサイドのスイッチング素子112とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ12は、直流リアクトル120と、ハイサイドのスイッチング素子121と、ローサイドのスイッチング素子122とを備え、これらは図示のように接続されている。
太陽光発電パネル19は、逆流防止用のダイオード20を介して、第3のDC/DCコンバータ23と接続されている。第3のDC/DCコンバータ23は、直流リアクトル230と、ハイサイドのスイッチング素子231と、ローサイドのスイッチング素子232と、平滑用のコンデンサ233とを備え、これらは図示のように接続されている。第3のDC/DCコンバータ23の出力は、DCバス16の第1線16a及び第2線16bの線間に接続されている。その他の回路構成は、図2と同様であるので、説明を省略する。
図6において、第2のDC/DCコンバータ12は直流電源2からの入力電圧を昇圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第2線16bとの線間電圧を低電位側コンデンサ14が平滑する。第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2からの入力電圧を昇圧して350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。第3のDC/DCコンバータ23は、太陽光発電パネル20から出力される発電電圧を350Vに昇圧して、DCバス16の第1線16aと第2線16bとの線間に供給する。
制御部21は、電圧センサ18が検出する第2のDC/DCコンバータ12の実際の出力電圧が、電圧目標値と一致するように第2のDC/DCコンバータ12を制御する。第1のDC/DCコンバータ11の制御の仕方は2種類ある。
第1の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を制御する。
第2の制御方法では、電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を制御する。
さらに、図6の回路構成の場合、第3のDC/DCコンバータ23からDCバス16に供給される電力を、インバータ15に接続された負荷に供給することができる。インバータ15に接続された負荷との関係で余剰電力が生じる場合は、第3のDC/DCコンバータ23から出力される電力を用いて、第1のDC/DCコンバータ11を降圧チョッパとして逆方向動作させ、蓄電池である直流電源2を充電することができる。
なお、DCバス16には、直流負荷を接続することもできる。
《検証》
(参考例)
図7は、参考のために、1台のDC/DCコンバータと、インバータとにより、単相2線の自立出力をそのまま単相3線のU線-W線間に出力してU相(U線-O線)、W相(W線-O線)で極端に不平衡となる負荷に給電した場合の電圧及び電流を示すグラフである。負荷は、U相に抵抗負荷を接続し、W相には抵抗とコンデンサの並列体にダイオードを直列接続したもの、を接続している。直流電源の電圧は200Vであり、これをDC/DCコンバータにより350Vに昇圧する。DCバスの中間電位線はDCバスの2線間に一対のコンデンサの直列体を配置し、その相互接続点を中間電位線とした。すなわち、DCバスの3線の電位は、上から順に、350V、175V、0Vである。交流の目標出力電圧はU線-W線間で200V(実効値)である。上段、中段、下段の3つのグラフの横軸は共通の時間軸であり、交流(50Hz)の3サイクル(0.06秒)に相当する。
上段のグラフにおけるVdc1は、DCバスの第1線と中間電位線との間の電圧、Vdc2は、中間電位線と第2線との間の電圧である。理想的にはどちらも175Vとなるべきであるが、双方とも175Vから大きく乖離している。
中段のグラフにおけるVuoはU相電圧、VwoはW相電圧である。Vuo,Vwo共に、振動の中心が0から乖離している。
下段のグラフにおけるIuは、U線に流れる電流、IwはW線に流れる電流である。Iu,Iw共に、振動の中心が0から乖離している。
(第1実施形態(図2)の電力変換装置)
次に、実施形態の代表として、第1実施形態の電力変換装置について、検証する。
図8は、第1実施形態(図2)の電力変換装置1を用いて、自立出力を単相3線のU線-W線間に出力してU相(U線-O線)、W相(W線-O線)で極端に不平衡となる負荷に給電した場合の電圧及び電流を示すグラフである。負荷は、上記の参考例と同様に、U相に抵抗負荷を接続し、W相には抵抗とコンデンサの並列体にダイオードを直列接続したもの、を接続している。直流電源の電圧は100Vであり、これを第1,第2のDC/DCコンバータ11,12により350V/175Vに昇圧する。交流の目標出力電圧はU線-O線間に100V(実効値)、W線-O線間に100V(実効値)である。上段、中段、下段の3つのグラフの横軸は共通の時間軸であり、交流(50Hz)の3サイクル(0.06秒)に相当する。
図8において、上段のグラフにおけるVdc1は、DCバス16の第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧、Vdc2は、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧である。双方とも概ね175Vに制御されている。
中段のグラフにおけるVuoはU相電圧、VwoはW相電圧である。Vuo,Vwo共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
下段のグラフにおけるIuは、U線に流れる電流、IwはW線に流れる電流である。Iuは振動の中心が0の正弦波となっている。Iwはダイオードの存在のため、半サイクルごとの波形となるが、0を振動の中心とする正弦波の半波整流波形となっていることがわかる。
上記のように、好適な結果が得られており、他の実施形態についても同様に好適な結果が得られる。
(電圧目標値の設定の仕方について)
次に、電圧目標値の設定の仕方による違いについて検証する。上記各実施形態で述べたように、電圧目標値の設定の仕方は、以下の2種類がある。
(a)電圧センサ17の検出する電圧が、電圧目標値(350V)と一致するように、制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
(b)電圧センサ17の検出する電圧と、電圧センサ18の検出する電圧との差電圧が、電圧目標値(175V)と一致するように制御部21は、第1のDC/DCコンバータ11を定電圧制御する。
図9は、第1実施形態の電力変換装置1を用いて、上記(a)の制御を行って自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。上段、中段、下段の3つのグラフの横軸は共通の時間軸であり、交流の3サイクル(0.06秒)に相当する。上段のグラフは、縦軸のスケールを拡大して変動を誇張したものである。
図9において、上段のグラフにおけるVdc1は、DCバス16の第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧、Vdc2は、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧である。双方とも175Vを中心に変動している。3サイクルなので変動が顕著に現れているが、もっと長い期間で平均すれば特に問題は無い。
中段のグラフにおけるVuoはU相電圧、VwoはW相電圧である。Vuo,Vwo共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
下段のグラフにおけるIuは、U線に流れる電流、IwはW線に流れる電流である。Iu、Iw共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
図10は、第1実施形態の電力変換装置1を用いて、上記(b)の制御を行って自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。上段、中段、下段の3つのグラフの横軸は共通の時間軸であり、交流(50Hz)の3サイクル(0.06秒)に相当する。上段のグラフは、縦軸のスケールを拡大して変動を誇張したものである。
図10において、上段のグラフにおけるVdc1は、DCバス16の第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧、Vdc2は、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧である。双方とも175Vを中心に変動している。図9と同様に、3サイクルなので変動がやや顕著に現れているが、もっと長い期間で平均すれば特に問題は無い。図9との比較で言えば、図10の方が、変動が抑制されている。
中段のグラフにおけるVuoはU相電圧、VwoはW相電圧である。Vuo,Vwo共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
下段のグラフにおけるIuは、U線に流れる電流、IwはW線に流れる電流である。Iu、Iw共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
(充電を併用した場合)
図11は、第5実施形態(図6)の電力変換装置1を用いて、自立運転により、単相3線の交流出力を平衡負荷に提供した場合の電圧及び電流を示すグラフである。上段、中段、下段の3つのグラフの横軸は共通の時間軸であり、交流(50Hz)の3サイクル(0.06秒)に相当する。
図10において、上段のグラフにおけるVdc1は、DCバス16の第1線16aと中間電位線16cとの間の電圧、Vdc2は、中間電位線16cと第2線16bとの間の電圧である。双方とも175Vを中心に僅かに変動している程度で、ほとんど一定に維持されていることがわかる。
中段のグラフにおけるVuoはU相電圧、VwoはW相電圧である。Vuo,Vwo共に、振動の中心が0の正弦波となっている。
下段のグラフにおけるIuは、U線に流れる電流、IwはW線に流れる電流、Ibatは直流電源2への充電電流である。充電をマイナスで表している。若干、プラス側にも振れているが、実質的には、脈動する直流である。脈動は、交流の影響を受けて商用交流の2倍の周期となっている。
(第6実施形態:変形例)
なお、第1~第5実施形態ではいずれも、2つのDC/DCコンバータによって、第2線16bから見た第1線16aの電圧と中間電位線16cの電圧とを出力しようとするが、第1線16aから見た第2線16bの電圧と中間電位線16cの電圧とを出力してもよい。
図12は、第2実施形態(図3)の変形例ともいえる電力変換装置1及び電源装置100の回路図である。図12において、第1のDC/DCコンバータ11は、直流電源2の両端に接続されている。第2のDC/DCコンバータ42は、第1線16aと直流電源2のプラス側端子との間に接続されている。第1線16aと直流電源2のプラス側端子との間にはコンデンサ43が設けられ、第1線16aと直流電源2のプラス側端子との間の電圧を安定させている。直流電源2の両端の電圧Vは、例えば100Vである。
第1のDC/DCコンバータ11は、直流リアクトル110と、ハイサイドのスイッチング素子111と、ローサイドのスイッチング素子112とを備え、これらは図示のように接続されている。第2のDC/DCコンバータ42は、直流リアクトル420と、ハイサイドのスイッチング素子421と、ローサイドのスイッチング素子422とを備え、これらは図示のように接続されている。
DCバス16、高電位側コンデンサ13、低電位側コンデンサ14、電圧センサ17,18、及び、インバータ15については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図12において、第1のDC/DCコンバータ11は直流電源2からの入力電圧を昇圧して350Vで出力し、第1線16aと第2線16bとの線間電圧を高電位側コンデンサ13及び低電位側コンデンサ14が平滑する。第2のDC/DCコンバータ42は、第1線16aと直流電源2のプラス側端子との差電圧(250V)を降圧して175Vで出力し、中間電位線16cと第1線16aとの線間電圧を高電位側コンデンサ13が平滑する。DCバス16の3線の線間で見れば、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ22は共に、中間電位線16cとの間に、175Vの出力を行っている。
自立運転時の制御については、第2実施形態と同様である。
第2のDC/DCコンバータ42は、250Vから175Vへの降圧で足りるので、直流リアクトル420の小型化が可能であり、これにより、電力変換装置1のコンパクト化が可能である。また、スイッチング素子421,422に印加され得る最大電圧が250Vとなるので、スイッチング素子421,422の耐圧は250V以上であればよく、350Vより低い耐圧で足りる。これにより、スイッチングによる電力損失を低減し、部品のコストも低減することができる。
《開示のまとめ》
以上、開示したのは、直流電源2と単相3線式の交流電路3との間に設けられる電力変換装置1である。この電力変換装置1は、交流電路3に交流出力を提供するインバータ15と、インバータ15の直流側にあって、電位順に、第1線16a、中間電位線16c、及び、第2線16bを有し、第1線16a及び第2線16bがインバータ15への直流入力線となり、中間電位線16cが交流電路3の中性線(O線)と接続されるDCバス16と、第1線16aと中間電位線16cとの間に設けられた高電位側コンデンサ13と、中間電位線16cと第2線16bとの間に設けられた低電位側コンデンサ14と、直流電源2とDCバス16との間に設けられた第1のDC/DCコンバータ11(31)と、直流電源2とDCバス16との間に設けられた第2のDC/DCコンバータ12(22,32,42)と、インバータ15並びに第1のDC/DCコンバータ11(31)及び第2のDC/DCコンバータ12(22,32,42)を制御する制御部21と、を備えている。
そして、第1のDC/DCコンバータは、直流電源2からの入力電圧に基づいて第1の直流電圧(例えば350V)を生成し、第1線16aと第2線16bとの線間に出力する。第2のDC/DCコンバータは、直流電源2からの入力電圧を第2の直流電圧(例えば175V)に変換して第1線16a及び第2線16bのいずれか一方と中間電位線16cとの線間に出力する。
このような電力変換装置1では、第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12がそれぞれ所定の直流電圧を出力することにより、DCバス16の3線(第1線16a、中間電位線16c、第2線16b)の相互間の電位差を所望の値に維持して、自立運転時にも安定した単相3線出力を提供することができる。第2のDC/DCコンバータ12は、第1のDC/DCコンバータ11より低い電圧を出力するので、電圧が低い分だけ、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。こうして、自立運転時に単相3線出力を提供する電力変換装置1において、電力損失の抑制とコンパクト化とを実現することができる。
第1のDC/DCコンバータ11の制御については、第1の直流電圧の検出値を電圧目標値(例えば350V)に合わせるフィードバック制御を行うか、または、第1の直流電圧と第2の直流電圧との差電圧を電圧目標値(例えば175V)に合わせるフィードバック制御を行うことができる。
第1のDC/DCコンバータ11及び第2のDC/DCコンバータ12の回路構成は、直流電源2の電圧との関係で種々のバリエーションが可能である。前述のように、昇圧2組(図2)、昇圧と降圧(図3)、2段昇圧(図4)、直流電源を個別に設ける昇圧(図5)が可能である。その他、直流電源の電圧が高い場合には降圧2組もあり得る。直流電源を個別に設ける場合には一方が昇圧、他方が降圧、ということもあり得る。
なお、DCバス16に関して、上記各実施形態では電位の高い方から順に、第1線、中間電位線、第2線としたが、「第1線」、「第2線」は便宜上の呼称であり、逆に、電位の低い方から順に、第1線、中間電位線、第2線と考えてもよい。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電力変換装置
2,2A,2B 直流電源
3 交流電路
11 第1のDC/DCコンバータ
12 第2のDC/DCコンバータ
13 高電位側コンデンサ
14 定電位側コンデンサ
15 インバータ
16 DCバス
16a 第1線
16b 第2線
16c 中間線
17,18 電圧センサ
19 太陽光発電パネル
20 ダイオード
21 制御部
22 第2のDC/DCコンバータ
23 第3のDC/DCコンバータ
31 第1のDC/DCコンバータ
32 第2のDC/DCコンバータ
42 第2のDC/DCコンバータ
43 コンデンサ
100 電源装置
110 直流リアクトル
111,112 スイッチング素子
120 直流リアクトル
121,122 スイッチング素子
151,152,153.154 スイッチング素子
155,156 交流リアクトル
157,158 コンデンサ
220 直流リアクトル
221,222 スイッチング素子
230 直流リアクトル
231,232 スイッチング素子
233 コンデンサ
310 直流リアクトル
311,312 スイッチング素子
320 直流リアクトル
321,322 スイッチング素子
420 直流リアクトル
421,422 スイッチング素子

Claims (10)

  1. 直流電源と単相3線式の交流電路との間に設けられる電力変換装置であって、
    前記交流電路に交流出力を提供するインバータと、
    前記インバータの直流側にあって、電位順に、第1線、中間電位線、及び、第2線を有し、前記第1線及び前記第2線が前記インバータへの直流入力線となり、前記中間電位線が前記交流電路の中性線と接続されるDCバスと、
    前記第1線と前記中間電位線との間に設けられた第1のコンデンサと、
    前記中間電位線と前記第2線との間に設けられた第2のコンデンサと、
    前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧に基づいて第1の直流電圧を生成し、前記第1線と前記第2線との線間に出力する第1のDC/DCコンバータと、
    前記直流電源と前記DCバスとの間に設けられ、前記直流電源からの入力電圧を第2の直流電圧に変換して前記第1線及び前記第2線のいずれか一方と前記中間電位線との線間に出力する第2のDC/DCコンバータと、
    前記インバータ並びに前記第1のDC/DCコンバータ及び前記第2のDC/DCコンバータを制御する制御部と、
    を備えた電力変換装置。
  2. 自立運転時の前記制御部は、
    前記第1線と前記第2線との間に前記第1の直流電圧が出力されるように前記第1のDC/DCコンバータを定電圧制御し、かつ、
    前記中間電位線と前記第2線又は前記第1線との間に前記第2の直流電圧が出力されるように前記第2のDC/DCコンバータを定電圧制御する、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 自立運転時の前記制御部は、
    前記第1線と前記中間電位線との間に前記第1の直流電圧と前記第2の直流電圧との差電圧が出力されるように前記第1のDC/DCコンバータを定電圧制御し、かつ、
    前記中間電位線と前記第2線との間に前記第2の直流電圧が出力されるように前記第2のDC/DCコンバータを定電圧制御する、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、
    前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とする、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、
    前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を降圧して前記第2の直流電圧とする、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第2のDC/DCコンバータは、前記直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とし、
    前記第1のDC/DCコンバータは、前記第2の直流電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とする、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記直流電源は、第1の直流電源と、第2の直流電源とを含むものであって、前記第1の直流電源の電圧は、前記第2の直流電源の電圧より高い場合に、
    前記第1のDC/DCコンバータは前記第1の直流電源に接続され、かつ、前記第2のDC/DCコンバータは第2の直流電源に接続され、
    前記第1のDC/DCコンバータは、前記第1の直流電源の電圧を昇圧して前記第1の直流電圧とし、
    前記第2のDC/DCコンバータは、前記第2の直流電源の電圧を昇圧して前記第2の直流電圧とする、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1の直流電圧をV、前記第2の直流電圧をV、前記第1の直流電源の電源電圧をVSA、前記第2の直流電源の電源電圧をVSBとした場合に、
    SB<VSA<V<V、又は、
    SB<V<VSA<V
    の関係にある請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記第2の直流電圧は、前記第1の直流電圧の(50±10)%である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電力変換装置と、前記直流電源とを含む電源装置。
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