JP2022181656A - 海苔束回転昇降装置 - Google Patents

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Taiji Yoshimaru
郁郎 吉丸
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Abstract

【課題】 1系統の選別機、海苔束回転昇降装置、整列機、折曲機及び結束機を用いて、処理枚数を12000枚/時以上とすること及び12000枚/時程度の処理能力を保持しつつ、海苔束回転昇降装置に整列機の機能も付加すること。【解決手段】 枠に固定されているカム円筒12、カム円筒12の内面に沿って上下動する昇降軸11、昇降軸11の頂部に固定されている受け板10、昇降軸11を支持する昇降軸支持体13、昇降軸支持体13に形成されている環状溝14、インバータモータ15の回転軸16に接続されたクランク17、クランク17の先端に枢着されているくの字形リンク18、18の操作軸及びくの字形リンク18、18の他端に設けられ環状溝14内で転動するローラ19、19を備え、インバータモータ15を、受け板10の下降時には低速度から中速度で、受け板10の上昇時には高速度で回転させる海苔束回転昇降装置。【選択図】図5

Description

本発明は、海苔製造ラインにおいて、選別機により良品と判断された海苔を複数枚重ねて形成された海苔束について、長辺側を前にして折曲機及び結束機に送り込むために、90度回転させながら下降及び整列させる海苔束回転昇降装置に関する。
図1に示すように、海苔製造ラインの一形態として、海苔乾燥機から2ラインで搬出される海苔を2つの方向転換機を利用して1ラインとした後、選別機で海苔の異物や破れなどが検査され、不良品は系外のボックスに回収し、良品のみをカウントして10枚重ねて海苔束を形成し、この海苔束を海苔束回転昇降装置によって90度回転させながら下降及び整列させた上で、長辺側を前にして折曲機及び結束機に送り込むものがある。
このような海苔製造ラインに利用される海苔束回転昇降装置の先行技術としては、特許文献1(特開昭63-27373号公報)に記載されている集束海苔搬送装置や本出願人の出願に係る特許文献2(特開2008-230675号公報)に記載されている海苔束90度回転・整列装置等が挙げられる。
そして、海苔製造ラインの処理枚数は、海苔束回転昇降装置の処理能力で決まるところ、従来の海苔束回転昇降装置においては、7200枚/時程度の処理能力のものが多く、処理能力を向上させた特許文献2の海苔束90度回転・整列装置においても、10000枚/時が限度であった(特許文献2の段落0006及び0012を参照)。
ところが、最近は海苔乾燥機の進歩等により、海苔製造ラインの処理枚数を12000枚/時程度まで上げることが求められるようになってきている。
これに対して、特許文献3(特開2004-329121号公報)や特許文献4(特開2015-84689号公報)のように、海苔乾燥機から2ラインで搬出される海苔を、それぞれ別のラインで選別、回転、整列、折り曲げ、結束する装置が提案されており、これらの装置によれば、処理枚数を12000枚/時以上に上げることが可能である。
しかし、特許文献3及び4に記載されている装置は、選別機、収束機、海苔束回転昇降装置、整列機、折曲機及び結束機を2台ずつ用いるため、装置コストが高くなり、設置面積も広くなってしまうという問題があった。
特開昭63-27373号公報 特開2008-230675号公報(特許第4875524号公報) 特開2004-329121号公報 特開2015-84689号公報(特許第6363831号公報)
本発明は、上記の問題を解決し、海苔乾燥機から2ラインで搬出される海苔を2つの方向転換機を利用して1ラインとした後、1系統の選別機、海苔束回転昇降装置、整列機、折曲機及び結束機を用いて、処理枚数を12000枚/時以上とすることを第1の課題としている。
また、12000枚/時程度の処理能力を保持しつつ、海苔束回転昇降装置に整列機の機能も付加することを第2の課題としている。
請求項1に係る発明の海苔束回転昇降装置は、
所定枚数の海苔が重ねられた海苔束を載置可能な受け板と、
該受け板を上死点と下死点の間で昇降させるとともに、下降中及び上昇中に前記受け板を、それぞれ90度回転させることのできる受け板回転昇降機構と、
該受け板回転昇降機構を駆動する可変速モータと、
該可変速モータの始動、停止及び回転速度を制御する可変速モータ制御手段と、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する途中で、前記受け板に載置されている前記海苔束が積載され、前記受け板が前記下死点から上昇する前に、前記海苔束を下流側に搬送する搬送コンベアと、を備えている海苔束回転昇降装置であって、
前記可変速モータ制御手段は、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の前期において、前記受け板を低速で回転及び下降させるため、前記回転速度を低速度に制御し、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期において、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階において、前記受け板を高速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を高速度に制御することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の海苔束回転昇降装置において、
前記可変速モータ制御手段は、
前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階の初期から最終期までの間、前記受け板を高速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を高速度に制御し、
前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階の最終期から上死点に達するまでの間、前記受け板を低速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を低速度に制御することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、本願請求項1又は2に記載の海苔束回転昇降装置において、
前記海苔束回転昇降装置は、
下降した状態にある前記受け板の四方に起倒可能に設けられている整列羽及び該整列羽を起倒させる整列羽起倒手段を、さらに備え、
前記可変速モータ制御手段は、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるまでの間、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるときにおいて、前記受け板を一旦停止させるため、前記可変速モータの回転を停止し、
前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が一旦停止してから下死点に達するまでの間、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
前記整列羽起倒手段は、前記受け板を一旦停止させると同時に前記整列羽が起立状態となるように、前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるまでの間に、前記整列羽を倒れた状態から起立した状態に姿勢制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明の海苔束回転昇降装置は、受け板が上死点から下死点まで下降する段階の前期において、受け板を低速で回転及び下降させ、受け板が上死点から下死点まで下降する段階の後期において、受け板を中速で回転及び下降させ、受け板が下死点から上死点まで上昇する段階において、受け板を高速で回転及び上昇させるので、海苔束を処理する1サイクルとなる受け板が上死点から下死点まで下降し、その後下死点から上死点に達するまでの時間を2.5秒程度に短縮でき、処理枚数を14000枚/時程度まで上げることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の海苔束回転昇降装置による効果に加えて、受け板が下死点から上死点まで上昇する段階の初期から最終期までの間、受け板を高速で回転及び上昇させ、受け板が下死点から上死点まで上昇する段階の最終期から上死点に達するまでの間、受け板を低速で回転及び上昇させるので、受け板が上死点をオーバーランして回転しすぎることを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の海苔束回転昇降装置より遅くなるものの、海苔束を処理する1サイクルを2.8秒程度にできるので、処理枚数を12000枚/時程度にすることができる。
また、海苔束の回転、昇降及び整列をまとめて実施でき、整列機を別途設ける必要がなくなるので、海苔製造ライン全体をコンパクト化でき、設置面積を小さくすることができ、さらに、海苔が結束される前に通過する経路が短くなるので、引っ掛かり等に伴う海苔の姿勢乱れが発生する頻度を低くすることができる。
海苔製造ラインの概要を示す図。 上死点における海苔束回転昇降装置及び整列機の側面図と平面図。 下死点における海苔束回転昇降装置及び整列機の側面図と平面図。 上昇中における海苔束回転昇降装置及び整列機の側面図と平面図。 上死点付近における海苔束回転昇降装置の状態を示す斜視図と側面図。 下死点における海苔束回転昇降装置の状態を示す斜視図。 海苔束回転昇降装置の動作及び制御状態を示すフロー図。 実施例2に係る海苔束回転昇降装置及び整列機の側面図。 実施例2に係る整列機の動作及び制御状態を示すフロー図。
以下、実施例1及び2によって本発明の実施形態を説明する。
図1は、実施例1に係る海苔束回転昇降装置1が適用される海苔製造ラインの概要を示す図であり、図2は、海苔束回転昇降装置1及び整列機2の側面図(a)と平面図(b)であって、海苔束回転昇降装置1の受け板10が上死点にある状態を示している。
図1の左上側には海苔乾燥装置があり、海苔乾燥装置から2ラインで搬出されてくる長方形の海苔は、それぞれ2つの方向転換機3、4を利用して1ラインとされた後、右側に搬送されつつ選別機5によって1枚ずつ良品か不良品か判別される。
そして、選別機5で不良品と判別された不良海苔は不良品バケット(図示せず)に集積され、良品と判別された海苔は集束機6へ搬送され、適宜の手段でカウントされながら重ねられ、所定枚数(通常は10枚)カウントされる度に落とされて、図2(a)に示すように、上死点にある状態で待機している受け板10の上に海苔束8が載置される。
図3は、図2と同様、海苔束回転昇降装置1及び整列機2の側面図(a)と平面図(b)であって、海苔束回転昇降装置1の受け板10が下死点にある状態を示している。
受け板10に海苔束8が載置され第1所定時間(海苔束8の動揺が収まるまでの時間)経過してインバータモータ15が始動すると、受け板10は90度回転しながら下降し、下死点に達する直前に海苔束8が停止している搬送コンベア9の上に積載される。
そして、受け板10が下死点に達すると、搬送コンベア9が始動して、第5所定時間経過するまでに海苔束8を下流側に搬送して、整列機搬送コンベア27に積載させ、海苔束8が整列機搬送コンベア27で搬送され始めると搬送コンベア9は停止し、受け板10は下死点から上昇を開始する。
すなわち、図2(b)及び図3(b)から分かるように、海苔束8の長辺(図2の矢印Aに平行な辺)は、海苔束8が受け板10に載置された時点では搬送方向と平行であるが、搬送コンベア9へ積載された時点では搬送方向と垂直になる。
そのため、海苔束8をそのまま搬送コンベア9で下流側に搬送すれば、整列機2で整列させた後に長辺側を前にして折曲機及び結束機7に送り込むことができるので、スムーズに海苔束8を二つ折りにし、二つ折りされた10帖分(通常は計100枚)を1束にして紙テープで結束し、箱詰めして出荷できる状態にすることができる。
図4は、図2、3と同様、海苔束回転昇降装置1及び整列機2の側面図(a)と平面図(b)であって、海苔束回転昇降装置1の受け板10が上昇中の状態を示している。
上述のとおり、海苔束8は受け板10が下死点にある状態で下流側(整列機2のある側)に搬送され、図4に示すように、受け板10の上昇中に整列機2に到達すると、整列機搬送コンベア27は一旦停止し、四方にある整列用羽28が起立し四辺が断続的に叩かれるので、四辺が揃った整列状態となる。
海苔束8を整列させた後に、整列用羽28が整列機搬送コンベア27の下に倒れると、整列機搬送コンベア27は再度始動し、整列状態の海苔束8は下流側に搬送され、折曲機搬送コンベア31に乗り移り、折曲機及び結束機7に送り込まれる。
図5は上死点付近における海苔束回転昇降装置1の状態を示す斜視図(a)と側面図(b)であり、図6は下死点における海苔束回転昇降装置1の状態を示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、受け板10は、カム円筒12内で上下動するとともに回転する垂直な昇降軸11の頂部に固定されている。
なお、カム円筒12は図示しない枠に固定されている。
カム円筒12の底部を通って延びる昇降軸11の下端には、昇降軸11を支持する昇降軸支持体13が設けられ、昇降軸支持体13には環状溝14が形成されている。また、昇降軸支持体13には、図示しない圧縮バネが取り付けられ、昇降軸支持体13の下降時に伸び、下死点から上昇する際に縮んで反時計回りに90度回転させる回転力を付与する。
昇降軸11を上下動させるため、インバータモータ15の回転軸16に接続されたクランク17の先端が、昇降軸支持体13の両側に配置されているくの字形リンク18、18の一端に設けてある操作軸の中央に枢着されており、くの字形リンク18、18の他端には昇降軸支持体13の環状溝14内で転動するローラ19、19が設けられている。
すなわち、図5の状態からインバータモータ15の回転軸16が時計回りに回転するとクランク17は左側に引き込まれ、180度回転すると図6の状態となる。そして、回転軸16がさらに時計回りに回転するとクランク17は右側に押し出され、180度回転すると図5の状態に戻る。このようなクランク17の動きによって、くの字形リンク18、18の一端に設けてある操作軸は往復動し、その往復動によって環状溝14内に配置されているローラ19、19は、図5の状態と図6の状態との間で上下動する。このようなローラ19、19の上下動によって、昇降軸支持体13が上下動すると、昇降軸11はカム円筒12の内面に沿って昇降するので、受け板10が昇降することとなる。
昇降軸11の下降に伴って受け板10を90度回転させ、その後昇降軸11の上昇に伴って受け板10を90度回転させて元の位置に戻す機構は、昇降軸11に直交して固定されているカムローラ支持棒20の先端に回転可能に支持されているカムローラ21と、カム円筒12の壁を切り欠いて形成されている傾斜カム面22によって構成されている。
すなわち、カムローラ21が転動する傾斜カム面22は螺旋状に形成されており、上死点(図5の状態)から昇降軸支持体13及び昇降軸11が下降すると、カムローラ21は圧縮バネの付勢力に逆らって傾斜カム面22に沿って上方から見て時計回りに移動させられ、昇降軸11は下死点(図6の状態)に達するまでに90度回転することとなる。逆に下死点から昇降軸支持体13及び昇降軸11が上昇すると、カムローラ21は圧縮バネの付勢力を受けて傾斜カム面22に沿って上方から見て反時計回りに移動するので、昇降軸11は上死点に達した時点で90度回転し元の状態に戻るようになっている。
そのため、昇降軸11の頂部に固定されている受け板10も、上死点から下死点まで下降する間に、上方から見て時計回りに90度回転し、下死点から上死点まで上昇する間に、上方から見て反時計回りに90度回転することとなる。
なお、受け板10が90度回転した後にそのまま搬送コンベア9の下にある下死点まで垂直に下降できるように、また、受け板10が回転することなく下死点から搬送コンベア9のすぐ上まで上昇できるようにするため、傾斜カム面22の末端(2箇所)には、カムローラ21が鉛直方向に上下動可能な垂直溝23が形成されている。
インバータモータ15は、上死点において受け板10に海苔束8が載置され第1所定時間経過するまで、昇降軸11を待機させ下降させないようにするため、また、下死点において搬送コンベア9が始動し第5所定時間経過するまで、昇降軸11を待機させ上昇させないようにするため、間欠運転できるようになっている。
さらに、インバータモータ15は、受け板10に海苔束8が載置された状態でスムーズかつ迅速に昇降軸11を下降及び回転できるようにするため、また、受け板10が下死点にある状態(図6の状態)から、できる限り短時間のうちに昇降軸11を上昇及び回転させて受け板10を上死点にある状態(図5の状態)に戻せるようにするため、始動、停止及び回転速度を制御することのできるインバータモータ制御手段を有している。
また、受け板10が上死点及び下死点に達した時に、インバータモータ15を確実に停止させることができるようにするため、インバータモータ15の回転軸16及びその近傍に、それぞれ回転カム24及びモータ停止用スイッチ25を設けてあり、モータ停止用スイッチ25は、回転カム24に接しモータ停止用スイッチ25を作動させることのできるモータ停止用カムローラ26を有している。
次に、実施例1に係る海苔束回転昇降装置1における受け板10の昇降及び回転並びに搬送コンベア9の動作等について説明する。
図7は海苔束回転昇降装置1の動作及び制御状態を示すフロー図であり、左端には回転カム24の状態を表示し、その右側にはカムローラ21と傾斜カム面22(展開図)との位置関係を合わせて表示してある。
(1)動作開始
海苔束回転昇降装置1の動作開始前において、カムローラ21は傾斜カム面22の90度の箇所に位置しており、受け板10及び昇降軸11は上死点にあって、海苔束8が載置されるのを待機している。
海苔束回転昇降装置1の動作は、海苔束8を落下させるために集束機6が備えているクラッチの動作に起因して開始されるが、クラッチが動作してから第1所定時間(受け板10に海苔束8が載置された後、海苔束8の動揺が収まり静止するまでの時間)経過するまではインバータモータ15を停止したままとする。
そのため、クラッチ動作信号を受信してから第1所定時間が経過すると、インバータモータ15の始動信号を出力する第1タイマー(図7では「タイマー1」)を有している。
(2)低速動作(旋回/受け板が上死点から下死点まで下降する段階の前期)
第1タイマーから始動信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を始動させ、海苔束8が受け板10の上で滑らないようにするため、低速度で回転するように制御し、始動から第2所定時間が経過するまでは、インバータモータ15が低速度で回転し、受け板10及び昇降軸11が、低速で回転しながら下降する。
そのため、始動信号を受信してから第2所定時間が経過すると、インバータモータ15の加速信号を出力する第2タイマー(図7では「タイマー2」)を有している。
(3)中速動作(海苔搬送位置へ/受け板が上死点から下死点まで下降する段階の後期)
第2タイマーから加速信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を中速度で回転するように制御し、モータ停止用スイッチ25がオン(図7では「センサーON」)になるまで中速度で回転させる。
そうすると、受け板10は、90度回転した後に垂直方向へ下降するが、垂直方向への下降途中において、海苔束8は停止している搬送コンベア9(図7では「Vベルト」)の上に積載される。
その後、受け板10が搬送コンベア9より下側にある下死点まで下降すると、モータ停止用スイッチ25がオンになり、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を停止させる。
(4)停止(海苔搬送)
インバータモータ15が停止すると搬送コンベア9が始動し、第5所定時間経過するまでに海苔束8を下流側に搬送して整列機搬送コンベア27に積載させ、海苔束8が整列機搬送コンベア27で搬送され始めると搬送コンベア9は停止する。なお、整列機2のストッパ29は、海苔束回転昇降装置1の動作開始時から起立して待機している。
一方、インバータモータ15は、第5所定時間経過するまでは停止したままとする。
そのため、モータ停止用スイッチ25のオン信号を受信してから第5所定時間が経過すると、インバータモータ15の再始動信号を出力する第5タイマー(図7では「タイマー5」)を有している。
(5)高速動作(上昇/受け板が下死点から上死点まで上昇する段階の初期から最終期)
第5タイマーから再始動信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を再始動させ、高速度で回転するように制御し、再始動から第6所定時間が経過するまでは、インバータモータ15が高速度で回転し、受け板10及び昇降軸11が高速で逆回転しながら上死点の直前まで上昇する。
そのため、再始動信号を受信してから第6所定時間が経過すると、インバータモータ15の減速信号を出力する第6タイマー(図7では「タイマー6」)を有している。
(6)低速動作(終了位置/受け板が下死点から上死点まで上昇する段階の最終期以降)
第6タイマーから減速信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、オーバーランを防止するため、インバータモータ15を低速度で回転するように制御し、モータ停止用スイッチ25がオフ(図7では「センサーOFF」)になるまで低速度で回転させる。
その後、受け板10が逆方向に90度回転した位置となる上死点まで上昇すると、モータ停止用スイッチ25がオフになり、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を停止させる。
また、上記(4)において整列機搬送コンベア27で搬送され始めた海苔束8は、その後、整列機2の中央に進入し、ストッパ29に当たって停止すると、進入センサ30が作動して、整列機搬送コンベア27も一旦停止する。整列機搬送コンベア27が一旦停止した後に、ストッパ29が整列機搬送コンベア27の上面より下側に倒れ、四方の整列用羽28が起立して、海苔束8の四辺を断続的に叩くので、四辺が揃った整列状態となる。
海苔束8を整列させた後に、整列用羽28が整列機搬送コンベア27の下に倒れると、整列機搬送コンベア27は再度始動し、海苔束8はさらに下流側に搬送され、折曲機搬送コンベア31に乗り移り、折曲機及び結束機7に送り込まれる。
(7)終了
受け板10及び昇降軸11は上死点で停止して、上記(1)で説明した動作開始前の状態に戻り、次の海苔束8が載置されるのを待機する状態となる。
そして、上記(1)~(7)は海苔束回転昇降装置において10枚の海苔束8を処理する1サイクルであるが、海苔製造ラインの処理枚数は、海苔束回転昇降装置の処理能力、すなわち、1サイクルに要する時間で決まるところ、従来は(3)及び(5)についても低速で動作させていたため、受け板10の下降及び上昇に時間がかかり、1サイクルに要する時間が3.5秒程度であった。
そのため、処理枚数が10000枚/時程度に抑えられていたが、実施例1によれば、1サイクルを2.5秒程度に短縮できるので、処理枚数を14000枚/時程度まで上げることが可能となった。
なお、海苔束8を搬送コンベア9で送り出してから整列機2によって整列させるまでの時間も2.5秒以下に短縮させる必要があるが、その処理は海苔束8の平行移動とストッパ29及び整列用羽28の起倒動作だけなので、搬送コンベア9、整列機搬送コンベア27及び折曲機搬送コンベア31の移動速度を調整するだけで容易に制御可能である。
図8は、実施例2に係る海苔束回転昇降装置の側面図であり、海苔束8を載置した受け板10が上死点から下降する途中、90度回転した直後における様子を示している。
実施例2に係る海苔束回転昇降装置は、実施例1の海苔束回転昇降装置1に、整列羽32を組み合わせたものであり、実施例1の海苔束回転昇降装置1より複雑な構造となり、受け板10の昇降及び回転の制御も複雑になる。
しかし、海苔束8の回転、昇降及び整列をまとめて実施でき、整列機2を別途設ける必要がなくなるので、海苔製造ライン全体をコンパクト化でき、設置面積を小さくすることができるとともに、海苔束8が結束される前に通過する経路が短くなるので、引っ掛かり等に伴う海苔束8の姿勢乱れが発生する頻度を低くすることができる。
そして、実施例2に係る海苔束回転昇降装置を用いて海苔製造ラインを構成する場合、図1~4に示す整列機2は不要となるが、その他の構成は下降した状態にある受け板10の四方に整列羽32を起倒可能に設ける点と、制御用のタイマーを複数追加する点が異なるだけなので、受け板10及び昇降軸11を昇降させる機構の説明(図5及び図6に関する説明)は省略し、共通する構成に関しては実施例1と同じ番号を用いて説明する。
実施例2に係る海苔束回転昇降装置における受け板10の昇降及び回転、搬送コンベア9の停止及び始動動作並びに整列羽32の起倒等について説明する。
図9は実施例2に係る海苔束回転昇降装置の動作及び制御状態を示すフロー図であり、回転カム24の状態やカムローラ21と傾斜カム面22(展開図)との位置関係を合わせて表示してある点は、図7と同様である。
(A)動作開始<整列羽32の制御以外は実施例1の(1)と同じ>
海苔束回転昇降装置の動作開始前において、カムローラ21は傾斜カム面22の90度の箇所に位置しており、受け板10及び昇降軸11は上死点にあって、海苔束8が載置されるのを待機している。
海苔束回転昇降装置の動作は、海苔束8を落下させるために集束機6が備えているクラッチの動作に起因して開始されるが、クラッチが動作してから第1所定時間(受け板10に海苔束8が載置された後、海苔束8の動揺が収まり静止するまでの時間)経過するまではインバータモータ15を停止したままとする。
また、インバータモータ15の始動後、受け板10が90度回転したと同時に整列羽32が閉まった状態となるように制御する。
そのため、クラッチ動作信号を受信してから第1所定時間が経過すると、インバータモータ15の始動信号を出力する第1タイマー(図9では「タイマー1」)と、クラッチ動作信号を受信してから第10所定時間が経過すると、整列羽32を起倒させる回動モータへの起立信号を出力する第10タイマー(図9では「タイマー10」)を有している。
(B)低速動作(旋回)<実施例1の(2)と同じ>
第1タイマーから始動信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を始動させ、海苔束8が受け板10の上で滑らないようにするため、低速度で回転するように制御し、始動から第2所定時間が経過するまでは、インバータモータ15が低速度で回転し、受け板10及び昇降軸11が、低速で回転しながら下降する。
そのため、始動信号を受信してから第2所定時間が経過すると、インバータモータ15の加速信号を出力する第2タイマー(図9では「タイマー2」)を有している。
(C)中速動作(整列位置へ/受け板が上死点から下死点まで下降する段階の後期のうち、受け板が90度回転した状態となるまでの間)
第2タイマーから加速信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を中速度で回転するように制御し、加速開始から第3所定時間が経過するまでは中速度で回転させる。
そうすると、受け板10及び昇降軸11は中速で回転しながら下降し、第3所定時間が経過した時点では、受け板10が90度回転した状態となる。
また、受け板10及び昇降軸11が中速で回転しながら下降している途中に、第10タイマーから起立信号が出力されて整列羽32が閉まり始め、受け板10が90度回転したと同時に整列羽32が閉まった状態となり、第11所定時間(約0.1秒)が経過するまで閉状態を継続させる。このような整列羽32の動作によって、ほとんど時間をロスすることなく海苔束8の四辺を整列状態とすることができる。
そのため、加速信号を受信してから第3所定時間が経過すると、インバータモータ15の一旦停止信号を出力する第3タイマー(図9では「タイマー3」)と、一旦停止信号を受信してから第11所定時間が経過すると、整列羽32を倒すための倒伏信号を出力する第11タイマー(図9では「タイマー11」)を有している。
(D)停止(整列/受け板が上死点から下死点まで下降する段階の後期のうち、受け板が90度回転した状態となるとき)
第3タイマーから一旦停止信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を停止させ、第4所定時間が経過するまで停止を継続させるので、受け板10は上死点から90度回転した状態で一旦停止する。
そのため、信号を受信してから第4所定時間が経過すると、インバータモータ15の再回転信号を出力する第4タイマー(図9では「タイマー4」)を有している。
(E)中速動作(海苔搬送位置へ/受け板が上死点から下死点まで下降する段階の後期のうち、受け板が一旦停止してから下死点に達するまでの間)
第4タイマーから再回転信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を中速度で再回転させ、モータ停止用スイッチ25がオン(図9では「センサーON」)になるまで中速度で回転させる。
そうすると、受け板10は垂直方向へ下降するが、垂直方向への下降途中において、海苔束8は停止している搬送コンベア9(図9では「Vベルト」)の上に積載される。
そして、モータ停止用スイッチ25がオンになり、かつ、回動モータが整列羽32を倒しだしてから第20所定時間が経過すると、搬送コンベア9が始動し、第5所定時間経過するまでに海苔束8を下流側に搬送して折曲機搬送コンベア31に積載させ、海苔束8が折曲機搬送コンベア31で搬送され始めると搬送コンベア9は停止する。
その後、受け板10が搬送コンベア9より下側にある下死点まで下降すると、モータ停止用スイッチ25がオンになり、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を停止させる。
(F)停止(海苔搬送)
インバータモータ15が停止し、かつ、回動モータが整列羽32を倒しだしてから第20所定時間が経過すると、搬送コンベア9が始動し、第5所定時間経過するまでに海苔束8を下流側に搬送して折曲機搬送コンベア31に積載させ、第21所定時間が経過して海苔束8が折曲機搬送コンベア31で搬送され始めると搬送コンベア9は停止する。
一方、インバータモータ15は、第5所定時間経過するまでは停止したままとする。
そのため、モータ停止用スイッチ25のオン信号を受信してから第5所定時間が経過すると、インバータモータ15の再始動信号を出力する第5タイマー(図9では「タイマー5」)と、倒伏信号を受信してから第20所定時間が経過すると、搬送コンベア9を始動させるためのコンベア始動信号を出力する第20タイマー(図9では「タイマー20」)と、コンベア始動信号を受信してから第21所定時間が経過すると、搬送コンベア9を停止させるためのコンベア停止信号を出力する第21タイマー(図9では「タイマー21」)を有している。
(G)高速動作(上昇)<実施例1の(5)と同じ>
第5タイマーから再始動信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を再始動させ、高速度で回転するように制御し、再始動から第6所定時間が経過するまでは、インバータモータ15が高速度で回転し、受け板10及び昇降軸11が高速で逆回転しながら上死点の直前まで上昇する。
そのため、再始動信号を受信してから第6所定時間が経過すると、インバータモータ15の減速信号を出力する第6タイマー(図9では「タイマー6」)を有している。
(H)低速動作(終了位置)<実施例1の(6)とほぼ同じ>
第6タイマーから減速信号が出力されると、インバータモータ制御手段は、オーバーランを防止するため、インバータモータ15を低速度で回転するように制御し、モータ停止用スイッチ25がオフ(図7では「センサーOFF」)になるまで低速度で回転させる。
その後、受け板10が逆方向に90度回転した位置となる上死点まで上昇すると、モータ停止用スイッチ25がオフになり、インバータモータ制御手段は、インバータモータ15を停止させる。
また、上記(F)において折曲機搬送コンベア31で搬送され始めた海苔束8は、折曲機及び結束機7に送り込まれる。
(I)終了
受け板10及び昇降軸11は上死点で停止して、上記(A)で説明した動作開始前の状態に戻り、次の海苔束8が載置されるのを待機する状態となる。
そして、上記(A)~(I)は海苔束回転昇降装置において10枚の海苔束8を処理する1サイクルであるが、海苔製造ラインの処理枚数は、海苔束回転昇降装置の処理能力、すなわち、1サイクルに要する時間で決まるところ、実施例1における1サイクル(2.5秒程度)より時間はかかるものの、実施例1の(3)中速動作(海苔搬送位置へ)の処理が、(C)中速動作(整列位置へ)、(D)停止(整列)及び(E)中速動作(海苔搬送位置へ)の処理に変わるだけであり、また、上記(D)に記載したとおり、ほとんど時間をロスすることなく海苔束8の四辺は整列状態となるため、実施例2においても、1サイクルを2.8秒程度とすることができ、処理枚数を12000枚/時程度まで上げることが可能となった。
実施例の海苔束回転昇降装置に関する変形例を列記する。
(1)実施例1及び2においては、受け板10及び昇降軸11を90度回転させながら昇降させるために、カム円筒12、昇降軸支持体13、環状溝14、インバータモータ15、クランク17、くの字形リンク18、18、ローラ19、19及び図示しない圧縮バネを用いたが、このような機構に代えて、受け板10が頂部に固定されている螺旋軸の下部を軸周りに回動可能に支持し、螺旋溝に係合する突起を有する円筒の内壁に沿って上下動可能な螺旋軸をインバータモータ15等の可変速モータによって昇降させる機構としても良く、棒状体の頂部に受け板10を回動可能に取り付け、受け板10を第1可変速モータによって90度ずつ回転できるようにするとともに、棒状体を第2可変速モータによって昇降させる機構としても良い。
そして、後者の代替機構においては、受け板10を下降時と上昇時で同じ方向に90度ずつ回転させても良いし、逆方向に90度ずつ回転させても良い。
そのため、特許請求の範囲においては、「受け板を上死点と下死点の間で昇降させるとともに、下降中及び上昇中に前記受け板を、それぞれ90度回転させることのできる受け板回転昇降機構」と表現している。
(2)実施例1及び2においては、受け板10及び昇降軸11を逆回転させながら上昇させるときに、オーバーランを防止するため、上死点の直前までは高速で、それ以降は低速で回転及び上昇させたが(実施例1における動作(5)及び(6)並びに実施例2における動作(G)及び(H)の説明を参照)、予めオーバーランを見込んで少し早いタイミングで第6タイマーから停止信号が出力されるようにすれば、途中から低速で回転及び上昇させる必要はなく、そうした方が、1サイクルに要する時間をより短縮できる。
また、そうする場合には、カムローラ21が傾斜カム面22の90度の箇所で停止するように、傾斜カム面22の上面に突出部を設けるとより良い。
(3)実施例1及び2においては、インバータモータ15を確実に停止させることができるようにするため、インバータモータ15の回転軸16及びその近傍に、回転カム24及びモータ停止用スイッチ25を設けたが、このような構成に代えて、回転軸16、クランク17、くの字形リンク18、18、昇降軸11及び受け板10のいずれかについて、特定箇所の位置を検知し、受け板10又は昇降軸11が上死点及び下死点に位置しているときにインバータモータ15を停止させる停止信号を出力できる検知器を設けても良い。
(4)実施例2においては、整列羽32を起倒させるために回動モータを用いたが、整列羽32を倒れた状態と起立した状態との間で姿勢制御することができれば、回動モータに限らず、ソレノイド等の直線運動機構とリンク機構を用いても良い。
そのため、特許請求の範囲においては、「整列羽を起倒させる整列羽起倒手段」と表現している。
1:海苔束回転昇降装置 2:整列機 3、4:方向転換機 5:選別機
6:集束機 7:折曲機及び結束機 8:海苔束 9:搬送コンベア
10:受け板 11:昇降軸 12:カム円筒 13:昇降軸支持体
14:環状溝 15:インバータモータ 16:回転軸 17:クランク
18:くの字形リンク 19:ローラ 20:カムローラ支持棒
21:カムローラ 22:傾斜カム面 23:垂直溝
24:回転カム 25:モータ停止用スイッチ 26:モータ停止用カムローラ
27:整列機搬送コンベア 28:整列用羽 29:ストッパ
30:進入センサ 31:折曲機搬送コンベア 32:整列羽

Claims (3)

  1. 所定枚数の海苔が重ねられた海苔束を載置可能な受け板と、
    該受け板を上死点と下死点の間で昇降させるとともに、下降中及び上昇中に前記受け板を、それぞれ90度回転させることのできる受け板回転昇降機構と、
    該受け板回転昇降機構を駆動する可変速モータと、
    該可変速モータの始動、停止及び回転速度を制御する可変速モータ制御手段と、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する途中で、前記受け板に載置されている前記海苔束が積載され、前記受け板が前記下死点から上昇する前に、前記海苔束を下流側に搬送する搬送コンベアと、を備えている海苔束回転昇降装置であって、
    前記可変速モータ制御手段は、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の前期において、前記受け板を低速で回転及び下降させるため、前記回転速度を低速度に制御し、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期において、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
    前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階において、前記受け板を高速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を高速度に制御する
    ことを特徴とする海苔束回転昇降装置。
  2. 前記可変速モータ制御手段は、
    前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階の初期から最終期までの間、前記受け板を高速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を高速度に制御し、
    前記受け板が前記下死点から前記上死点まで上昇する段階の最終期から上死点に達するまでの間、前記受け板を低速で回転及び上昇させるため、前記回転速度を低速度に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の海苔束回転昇降装置。
  3. 前記海苔束回転昇降装置は、
    下降した状態にある前記受け板の四方に起倒可能に設けられている整列羽及び該整列羽を起倒させる整列羽起倒手段を、さらに備え、
    前記可変速モータ制御手段は、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるまでの間、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるときにおいて、前記受け板を一旦停止させるため、前記可変速モータの回転を停止し、
    前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が一旦停止してから下死点に達するまでの間、前記受け板を中速で回転及び下降させるため、前記回転速度を中速度に制御し、
    前記整列羽起倒手段は、前記受け板を一旦停止させると同時に前記整列羽が起立状態となるように、前記受け板が前記上死点から前記下死点まで下降する段階の後期のうち、前記受け板が90度回転した状態となるまでの間に、前記整列羽を倒れた状態から起立した状態に姿勢制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の海苔束回転昇降装置。
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