JP2022180898A - 枠体 - Google Patents

枠体 Download PDF

Info

Publication number
JP2022180898A
JP2022180898A JP2021087657A JP2021087657A JP2022180898A JP 2022180898 A JP2022180898 A JP 2022180898A JP 2021087657 A JP2021087657 A JP 2021087657A JP 2021087657 A JP2021087657 A JP 2021087657A JP 2022180898 A JP2022180898 A JP 2022180898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side portion
adhesive
fuel cell
membrane electrode
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021087657A
Other languages
English (en)
Inventor
健介 土井
Kensuke Doi
洋志 堀内
Hiroshi Horiuchi
豪人 森下
Takehito Morishita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2021087657A priority Critical patent/JP2022180898A/ja
Publication of JP2022180898A publication Critical patent/JP2022180898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】接着部に対して接着剤をスクリーン印刷によって精度よく塗布することができる枠体を提供する。【解決手段】枠体19は、燃料電池11の四角板状をなす膜電極接合体20の周縁を支持するとともに合成樹脂によって構成されている。枠体19は、中央部に形成された四角形状の開口部22と、開口部22の周縁部を構成し且つ膜電極接合体20の周縁を接着可能な四角環状の接着部23と、接着部23よりも外周側に配置されて一対のセパレータ14によって挟まれ且つ接着部23よりも厚肉に形成された四角環状の外周部21と、を備えている。接着部23を構成する四つの辺部のうちの少なくとも一つには、外周部21側に向かうに連れて厚肉に形成された傾斜部41が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池の膜電極接合体を支持する枠体に関する。
従来、燃料電池として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。こうした燃料電池は、複数積層されて例えば車載用燃料電池スタックを構成する。燃料電池は、段差電解質膜・電極構造体を支持した樹脂製枠部材と、これらを挟持する第1セパレータ及び第2セパレータと、を備えている。段差電解質膜・電極構造体は、固体高分子電解質膜と、固体高分子電解質膜を挟持するアノード電極及びカソード電極と、を備えている。
樹脂製枠部材は、段部を介して最外周部よりも薄肉に形成されて内側に突出する内周突部を有している。段差電解質膜・電極構造体は、外周縁部に段差部を有している。そして、樹脂製枠部材の内周突部の内側平面に接着剤を塗布した後、樹脂製枠部材の段部に段差電解質膜・電極構造体の段差部を重ね合わせることにより、樹脂製枠部材に段差電解質膜・電極構造体が接着される。
特開2014-137936号公報
ところで、上述のような樹脂製枠部材では、接着剤を塗布する内周突部の内側平面と、段部とのなす角度が直角になっている。このため、内周突部の内側平面にスクリーン印刷によって接着剤を塗布する場合には、印刷版を樹脂製枠部材に対して沿わせることが困難になる。したがって、樹脂製枠部材の内周突部の内側平面にスクリーン印刷によって接着剤を塗布することが困難になる。すなわち、樹脂製枠部材の内周突部の内側平面に対して接着剤をスクリーン印刷によって精度よく塗布することができないという問題がある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する枠体は、燃料電池の四角板状をなす膜電極接合体の周縁を支持する合成樹脂製の枠体であって、中央部に形成された四角形状の開口部と、前記開口部の周縁部を構成し、且つ前記膜電極接合体の周縁を接着可能な四角環状の接着部と、前記接着部よりも外周側に配置されて一対のセパレータによって挟まれ、且つ前記接着部よりも厚肉に形成された四角環状の外周部と、を備え、前記接着部を構成する四つの辺部のうちの少なくとも一つには、前記外周部側に向かうに連れて厚肉に形成された傾斜部が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、スクリーン印刷によって接着剤を接着部に塗布する場合に、スクリーン版を枠体に対して容易に沿わせることができる。このため、接着部に対して接着剤をスクリーン印刷によって精度よく塗布することができる。
一実施形態の燃料電池の分解斜視図。 図1の燃料電池の発電ユニットを示す分解斜視図。 図1の燃料電池の平面模式図。 図3の4-4線矢視断面図。 (a)は実施例の枠体の接着部にスクリーン印刷によって接着剤を塗布する際のスクリーン版の枠体に対する接触状態を示す断面模式図、(b)は比較例の枠体の接着部にスクリーン印刷によって接着剤を塗布する際のスクリーン版の枠体に対する接触状態を示す断面模式図。
以下、枠体の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、燃料電池11は、矩形板状をなし、複数積層されて燃料電池スタックを構成するものである。なお、以下の説明においては、燃料電池11の長辺方向をX方向、燃料電池11の短辺方向をY方向、燃料電池11の厚さ方向をZ方向とする。X方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交する方向である。
燃料電池11は、矩形板状の発電ユニット12と、発電ユニット12を挟む矩形板状をなす一対のガス拡散層13と、発電ユニット12及び一対のガス拡散層13を挟む矩形板状をなす一対の金属製のセパレータ14と、を備えている。すなわち、燃料電池11は、一対のガス拡散層13と、発電ユニット12と、一対のセパレータ14とを積層した構造になっている。
一対のガス拡散層13のうち、一方(カソード側)は第1ガス拡散層15とされ、他方(アノード側)は第2ガス拡散層16とされている。一対のセパレータ14のうち、一方(カソード側)は第1セパレータ17とされ、他方(アノード側)は第2セパレータ18とされている。
図1及び図2に示すように、発電ユニット12は、矩形板状をなす合成樹脂製の枠体19と、枠体19に支持される矩形板状(四角板状)をなす膜電極接合体20(MEA:Membrane Electrode Assembly)とを備えている。枠体19の中央部には、矩形状(四角形状)の開口部22が形成されている。
枠体19の第1ガス拡散層15側の面における開口部22の周縁部には、他の部位よりも薄肉に形成されて膜電極接合体20の周縁を支持した状態で接着可能な矩形環状(四角環状)の接着部23が形成されている。すなわち、接着部23は、開口部22の周縁部を構成して膜電極接合体20の周縁を支持している。
枠体19は、接着部23よりも外周側に、接着部23よりも厚肉に形成された矩形環状の外周部21を備えている。すなわち、外周部21は、枠体19における接着部23よりも外周側に配置されて一対のセパレータ14によって挟まれている。
図1~図4に示すように、第1ガス拡散層15は、X方向及びY方向の長さが開口部22よりも若干長くなっている。第2ガス拡散層16は、X方向及びY方向の長さが開口部22と同じになっている。一対のセパレータ14は、一対のガス拡散層13の外側から発電ユニット12をZ方向に挟んでいる。
燃料電池11は、膜電極接合体20のZ方向の一方側(カソード側)の部分に酸素を含む発電用のガスの一例としての酸化剤ガスが供給され且つ膜電極接合体20のZ方向の他方側(アノード側)の部分に水素を含む燃料ガスが供給される。これにより、燃料電池11は、酸化剤ガス及び燃料ガスの膜電極接合体20での電気化学反応に基づき発電を行う。
燃料電池11におけるY方向の両端部、すなわち枠体19及び一対のセパレータ14における開口部22をY方向に挟んだ両端部には、酸化剤ガス孔26がX方向に並んで2つずつ貫通して形成されている。燃料電池11におけるY方向の両端部のうち、一方の端部に形成された酸化剤ガス孔26は酸化剤ガス供給孔27とされ、他方の端部に形成された酸化剤ガス孔26は酸化剤ガス排出孔28とされている。
発電ユニット12と第1セパレータ17との間には、酸化剤ガス供給孔27から供給された酸化剤ガスを、開口部22を通過させて酸化剤ガス排出孔28へ流す酸化剤ガス流路29が形成されている。酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路29は、Y方向に延びている。すなわち、酸化剤ガス流路29における酸化剤ガスの流れ方向は、Y方向における酸化剤ガス供給孔27から酸化剤ガス排出孔28へ向かう方向となる。
燃料電池11におけるX方向の両端部、すなわち枠体19及び一対のセパレータ14における開口部22をX方向に挟んだ両端部には、燃料ガス孔30及び冷却媒体孔31がY方向に並んで貫通して形成されている。つまり、燃料電池11における開口部22をX方向に挟んだ両端部のうち、一方の端部には1つの燃料ガス孔30及び1つの冷却媒体孔31がY方向に並んで形成され、他方の端部には1つの燃料ガス孔30及び1つの冷却媒体孔31がY方向に並んで形成されている。
燃料電池11における開口部22をX方向に挟んだ両端部において、燃料ガス孔30と冷却媒体孔31とのY方向における並び順は互いに逆になっている。燃料電池11におけるX方向の両端部のうち、一方の端部に形成された燃料ガス孔30及び冷却媒体孔31はそれぞれ燃料ガス供給孔32及び冷却媒体供給孔33とされ、他方の端部に形成された燃料ガス孔30及び冷却媒体孔31はそれぞれ燃料ガス排出孔34及び冷却媒体排出孔35とされている。
発電ユニット12と第2セパレータ18との間には、燃料ガス供給孔32から供給された燃料ガスを、開口部22を通過させて燃料ガス排出孔34へ流す燃料ガス流路36が形成されている。燃料電池11を複数積層した場合における第1セパレータ17と第2セパレータ18との間には、冷却媒体供給孔33から供給された冷却媒体を冷却媒体排出孔35へ流す冷却媒体流路(図示略)が形成される。なお、枠体19における酸化剤ガス孔26、燃料ガス孔30、及び冷却媒体孔31は、全て外周部21に形成されている。
図2~図4に示すように、枠体19における接着部23は、矩形環状をなしているため、四つの辺部によって構成されている。これら四つの辺部は、第1辺部37、第2辺部38、第3辺部39、及び第4辺部40とされている。第1辺部37は、酸化剤ガス供給孔27側に位置してX方向に延びている。第2辺部38は、酸化剤ガス排出孔28側に位置してX方向に延びている。
第3辺部39は、燃料ガス供給孔32及び冷却媒体供給孔33側に位置してY方向に延びている。第4辺部40は、燃料ガス排出孔34及び冷却媒体排出孔35側に位置してY方向に延びている。第1辺部37と第2辺部38とは、対をなしており、開口部22を挟んでY方向で互いに対向している。第3辺部39と第4辺部40とは、対をなしており、開口部22を挟んでX方向で互いに対向している。
したがって、接着部23は、互いに異なる方向で対向する二対の辺部によって構成されている。そして、本実施形態では、第1辺部37と第2辺部38とが対向する方向であるY方向が酸化剤ガスの流れ方向となっている。第1辺部37及び第2辺部38には、外周部21側に向かうに連れて厚肉に形成された傾斜部41がそれぞれ設けられている。
すなわち、傾斜部41は、第1辺部37及び第2辺部38のそれぞれにおける外周部21側の端部に設けられている。つまり、傾斜部41は、第1辺部37と外周部21との間と、第2辺部38と外周部21との間と、にそれぞれ配置されている。傾斜部41は、接着部23からの高さが外周部21側に向かうに連れて高くなる傾斜面42を有している。
第1辺部37と傾斜面42とのなす角度Aは、鈍角になっている。第2辺部38と傾斜面42とのなす角度も角度Aと同じになっている。本実施形態における角度Aは、一例として、135°程度に設定されている。第3辺部39及び第4辺部40には、傾斜部41が設けられていない。
膜電極接合体20の周縁は、第1辺部37、第2辺部38、第3辺部39、及び第4辺部40によって支持された状態で、第1辺部37及び第2辺部38に対して接着剤Sによって接合されている。この場合、接着剤Sは、第1辺部37及び第2辺部38に対してスクリーン印刷によって塗布される。
次に、第1辺部37及び第2辺部38に対して接着剤Sをスクリーン印刷によって塗布する際の作用について説明する。
図5(a)に示すように、第1辺部37及び第2辺部38に対して接着剤Sをスクリーン印刷によって塗布する場合には、枠体19の真上にスクリーン版43を張った状態で枠体19に対向して配置する。スクリーン版43は、例えば合成樹脂製の糸をメッシュ状に編んだものによって構成される。スクリーン版43は、第1辺部37及び第2辺部38と対応する領域以外の網目が塞がれている。
そして、スクリーン版43の上面に接着剤Sを供給した後、スキージ(へら)をスクリーン版43の上面に押し付けながら移動させる。すると、スクリーン版43における第1辺部37及び第2辺部38と対応する領域の網目のみを接着剤Sが通過するため、第1辺部37及び第2辺部38にのみ接着剤Sが塗布される。
このとき、図5(a)に示すように、上述した実施例(本実施形態)の枠体19の第1辺部37及び第2辺部38のそれぞれには、傾斜部41が設けられている。このため、スキージ(へら)をスクリーン版43の上面に押し付けながら移動させる際には、スクリーン版43が第1辺部37、第2辺部38、傾斜部41、及び外周部21のそれぞれの形状に対して追従する。
したがって、枠体19の第1辺部37及び第2辺部38に対して接着剤Sが確実且つ精度よく塗布される。この結果、実施例の枠体19では、第1辺部37及び第2辺部38に対して膜電極接合体20の周縁を接着剤Sによって接合した際における第1辺部37及び第2辺部38のそれぞれと膜電極接合体20の周縁との間のシール性が十分に確保される。
因みに、実施例(本実施形態)の枠体19から傾斜部41を省略した構成である比較例の枠体では、図5(b)に示すように、傾斜部41が存在しないため、第1辺部37及び第2辺部38と、外周部21と、のそれぞれの間に直角の段差44が形成される。このため、上述した実施例の枠体19と同様にして比較例の枠体の第1辺部37及び第2辺部38にスクリーン印刷によって接着剤Sを塗布しようとしても、直角の段差44の存在によりスクリーン版43が第1辺部37及び第2辺部38に対して追従できなくなる。
したがって、比較例の枠体では、スクリーン印刷によって第1辺部37及び第2辺部38に対して接着剤Sを塗布することが困難になる。この結果、比較例の枠体では、第1辺部37及び第2辺部38に対して膜電極接合体20の周縁を接着剤Sによって接合した際における第1辺部37及び第2辺部38のそれぞれと膜電極接合体20の周縁との間のシール性が十分に確保されなくなってしまう。
次に、燃料電池11の作用について説明する。
図1~図4に示すように、燃料電池11によって発電が行われる場合には、酸化剤ガス供給孔27から酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給孔32から燃料ガスが供給される。
燃料電池11において酸化剤ガス供給孔27から酸化剤ガスが供給されると、当該酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路29を通って酸化剤ガス排出孔28へ流れる過程で第1ガス拡散層15によって拡散されながら膜電極接合体20のカソード側の面に供給される。このとき、枠体19における第3辺部39及び第4辺部40には、傾斜部41が設けられていない。
このため、膜電極接合体20における酸化剤ガスの流れ方向(図3における上から下に向かう方向)の両側部(図3における左右の両端部)と、外周部21との間に隙間が形成されない。このため、酸化剤ガス流路29を流れる酸化剤ガスが膜電極接合体20の脇を流れることがなくなる。すなわち、酸化剤ガス流路29を流れる酸化剤ガスは、膜電極接合体20の存在しない領域を流れることなく酸化剤ガス排出孔28へ向かって流れる。
一方、燃料電池11において燃料ガス供給孔32から燃料ガスが供給されると、当該燃料ガスは、燃料ガス流路36を通って燃料ガス排出孔34へ流れる過程で第2ガス拡散層16によって拡散されながら膜電極接合体20のアノード側の面に供給される。
そして、燃料電池11では、膜電極接合体20におけるカソード側の面に供給された酸化剤ガスと、膜電極接合体20におけるアノード側の面に供給された燃料ガスとの膜電極接合体20での電気化学反応に基づいて発電される。この場合、上述したように、酸化剤ガス流路29を流れる酸化剤ガスが膜電極接合体20から外れて流れることがないので、燃料電池11によって効率よく発電がなされる。
因みに、枠体19における第3辺部39及び第4辺部40に傾斜部41を設けると、次のようになる。すなわち、膜電極接合体20における酸化剤ガスの流れ方向(図3における上から下に向かう方向)の両側部(図3における左右の両端部)と、第3辺部39及び第4辺部40に設けたそれぞれの傾斜部41(傾斜面42)との間に隙間ができてしまう。
このため、酸化剤ガス流路29を流れる酸化剤ガスの一部は、膜電極接合体20の存在しない上記隙間を流れる。上記隙間を流れる酸化剤ガスは燃料電池11の発電に寄与しないので、燃料電池11の発電効率が低下してしまう。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)枠体19は、燃料電池11の矩形板状をなす膜電極接合体20の周縁を支持するとともに合成樹脂によって構成されている。枠体19は、中央部に形成された矩形状の開口部22と、開口部22の周縁部を構成し且つ膜電極接合体20の周縁を接着可能な矩形環状の接着部23と、矩形環状の外周部21と、を備えている。外周部21は、接着部23よりも外周側に配置されて一対のセパレータ14によって挟まれ且つ接着部23よりも厚肉に形成されている。接着部23を構成する第1辺部37、第2辺部38、第3辺部39、及び第4辺部40のうちの少なくとも一つには、外周部21側に向かうに連れて厚肉に形成された傾斜部41が設けられている。
この構成によれば、スクリーン印刷によって接着剤Sを接着部23に塗布する場合に、スクリーン版43を枠体19に対して容易に沿わせることができる。このため、接着部23に対して接着剤Sをスクリーン印刷によって精度よく塗布することができる。
(2)枠体19は、第1辺部37及び第2辺部38が互いに対向するY方向が燃料電池11の酸化剤ガスの流れ方向である場合、互いにX方向で対向する第3辺部39及び第4辺部40に傾斜部41を設けない。
この構成によれば、膜電極接合体20における酸化剤ガスの流れ方向の両側部(X方向の両端部)と傾斜部41との間に隙間が形成されないので、酸化剤ガスが膜電極接合体20の脇を流れることを抑制できる。このため、酸化剤ガスが膜電極接合体20の脇を流れることに起因する燃料電池11の発電効率の低下を抑制できる。
(3)枠体19において、傾斜部41は、互いに対向する第1辺部37及び第2辺部38にそれぞれ設けられている。
この構成によれば、第1辺部37及び第2辺部38に対してスクリーン印刷によってそれぞれ接着剤Sを精度よく塗布できるので、接着部23に対して膜電極接合体20をバランスよく接合することができる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・傾斜部41は、必ずしも接着部23を構成する四つの辺部における互いに異なる方向で対向する二対の辺部のうちのいずれか一方の一対の辺部に設けられている必要はない。すなわち、傾斜部41は、互いに対向せずに隣り合う二つの辺部に設けるようにしてもよい。例えば、傾斜部41は、第1辺部37及び第4辺部40にそれぞれ設けるようにしてもよいし、第2辺部38及び第3辺部39にそれぞれ設けるようにしてもよい。
・第1辺部37及び第2辺部38が互いに対向するY方向が燃料電池11の酸化剤ガスの流れ方向である場合に、互いにX方向で対向する第3辺部39及び第4辺部40に傾斜部41を設けるようにしてもよい。あるいは、例えば、第3辺部39及び第4辺部40が互いに対向するX方向が燃料電池11の酸化剤ガスの流れ方向である場合に、互いにY方向で対向する第1辺部37及び第2辺部38に傾斜部41を設けるようにしてもよい。
・傾斜部41は、第1辺部37及び第2辺部38に設けずに、第3辺部39及び第4辺部40に設けるようにしてもよい。
・傾斜部41は、第1辺部37、第2辺部38、第3辺部39、及び第4辺部40のうち、全てに設けるようにしてもよいし、いずれか三つに設けるようにしてもよいし、いずれか二つに設けるようにしてもよいし、いずれか一つに設けるようにしてもよい。
11…燃料電池
12…発電ユニット
13…ガス拡散層
14…セパレータ
15…第1ガス拡散層
16…第2ガス拡散層
17…第1セパレータ
18…第2セパレータ
19…枠体
20…膜電極接合体
21…外周部
22…開口部
23…接着部
26…酸化剤ガス孔
27…酸化剤ガス供給孔
28…酸化剤ガス排出孔
29…酸化剤ガス流路
30…燃料ガス孔
31…冷却媒体孔
32…燃料ガス供給孔
33…冷却媒体供給孔
34…燃料ガス排出孔
35…冷却媒体排出孔
36…燃料ガス流路
37…第1辺部
38…第2辺部
39…第3辺部
40…第4辺部
41…傾斜部
42…傾斜面
43…スクリーン版
44…段差
A…角度
S…接着剤

Claims (3)

  1. 燃料電池の四角板状をなす膜電極接合体の周縁を支持する合成樹脂製の枠体であって、
    中央部に形成された四角形状の開口部と、
    前記開口部の周縁部を構成し、且つ前記膜電極接合体の周縁を接着可能な四角環状の接着部と、
    前記接着部よりも外周側に配置されて一対のセパレータによって挟まれ、且つ前記接着部よりも厚肉に形成された四角環状の外周部と、
    を備え、
    前記接着部を構成する四つの辺部のうちの少なくとも一つには、前記外周部側に向かうに連れて厚肉に形成された傾斜部が設けられていることを特徴とする枠体。
  2. 四つの前記辺部における互いに異なる方向で対向する二対の前記辺部のうちの一方の一対の前記辺部同士が対向する方向が前記燃料電池の発電用のガスの流れ方向である場合には、他方の一対の前記辺部に前記傾斜部を設けないことを特徴とする請求項1に記載の枠体。
  3. 前記傾斜部は、四つの前記辺部における互いに異なる方向で対向する二対の前記辺部のうちのいずれか一方の一対の前記辺部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の枠体。
JP2021087657A 2021-05-25 2021-05-25 枠体 Pending JP2022180898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021087657A JP2022180898A (ja) 2021-05-25 2021-05-25 枠体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021087657A JP2022180898A (ja) 2021-05-25 2021-05-25 枠体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022180898A true JP2022180898A (ja) 2022-12-07

Family

ID=84327758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021087657A Pending JP2022180898A (ja) 2021-05-25 2021-05-25 枠体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022180898A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5227543B2 (ja) 燃料電池
JP2019153585A (ja) 枠付き電解質膜・電極構造体及びその製造方法並びに燃料電池
JP2019114509A (ja) 発電セル
CN110277570B (zh) 燃料电池组的制造方法
JP5786419B2 (ja) 燃料電池セル
JP2019121559A (ja) 発電セル
JP6859823B2 (ja) 燃料電池セル
JP2016146313A (ja) バイポーラプレート及びダイレクトメタノール型燃料電池
JP5741920B2 (ja) 燃料電池セル
JP2022180898A (ja) 枠体
JP2017126448A (ja) 発電モジュール
JP2013258097A (ja) 電解質膜・電極構造体及びその製造方法
JP2013161550A (ja) 燃料電池スタック
JP7183328B2 (ja) 発電セル及び樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
JP2013157093A (ja) 燃料電池
CN112397742B (zh) 带框的电解质膜-电极结构体以及燃料电池
JP2018045882A (ja) 燃料電池スタック
JP2021181106A (ja) レーザ加工方法
JP2010015939A (ja) 燃料電池
JP2017016758A (ja) 燃料電池
JP2022134383A (ja) 接合構造
JP2023077628A (ja) 燃料電池
JP2019204698A (ja) 燃料電池用ターミナルプレート
JP7480216B2 (ja) 燃料電池用セパレータ及び発電セル
US11444291B2 (en) Gas diffusion layer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231012