JP2022177615A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部材を規制状態にする際、操作音を抑制することができるレンズ鏡筒及び撮像装置を提供する。【解決手段】 レンズ鏡筒は、撮像光学系の光学機能を調節するダイヤル操作部材24と、解除位置から規制位置に向かう移動方向に対して傾斜する第1傾斜面を有する規制操作部材25と、規制操作部材25とダイヤル操作部材24との間に設けられ、第2傾斜面を有するカム部材33とを備える。規制操作部材25が解除位置に移動した場合に、ダイヤル操作部材24を解除状態とし、カム部材33は、規制操作部材25が規制位置にある場合、ダイヤル操作部材24を規制状態にする。【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
特許文献1には、ズーム操作環の回転位置を固定するズームロック機構について記載され、ズームロック機構は、任意の位置で操作摘みを操作することにより、2つの保持部材がズーム操作環に設けたフランジ部を挟み込み、ズーム操作環を固定保持することが可能となっている。
特許文献2には、レンズ群を焦点調節やズーム調節のために光軸方向に移動するオート駆動系及びマニュアル駆動系を有する撮影レンズのオート/マニュアル切換装置について記載され、固定鏡筒の外周面の外側から内側に往復移動可能に設けた操作部材と、操作部材の往復移動に連動してオート駆動系とマニュアル駆動系を交互に作動状態に切り換える連動機構とを備えている。
特開2016-157029号公報 特開平9-15481号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態は、操作部材を規制状態にする際、操作音を抑制することが可能なレンズ鏡筒及び撮像装置を提供する。
本開示の技術に係る一つの態様のレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒と、操作部材と、第1部材と、第2部材とを備える。レンズ鏡筒は、光学系を保持する。操作部材は、レンズ鏡筒の周囲に設けられ、光学系の光学機能を調節する。第1部材は、規制位置と解除位置との間で移動自在に設けられ、解除位置から規制位置に向かう移動方向に対して傾斜する第1傾斜面を有する。第2部材は、第1部材と操作部材との間に設けられ、第2傾斜面を有する。
第1部材は、第1傾斜面を含み、移動方向と交差する厚み方向の断面形状がテーパー状であり、第2部材は、第2傾斜面を含み、厚み方向の断面形状がテーパー状であることが好ましい。
第1傾斜面と第2傾斜面とは係合することが好ましい。第2傾斜面は、第1部材と対面する位置に配置されることが好ましい。
第1部材が解除位置に移動した場合に、操作部材を解除状態とすることが好ましい。第2部材は、第1部材が規制位置にある場合、操作部材を規制状態とすることが好ましい。
第2部材は、第1部材が規制位置にある場合、第1部材から押圧を受け、操作部材は、第1部材が規制位置にある場合、第2部材を介して第1部材からの押圧を受けることにより移動が規制される規制状態となることが好ましい。第2部材は、操作部材を摩擦係止して規制状態とし、第1部材からの押圧が解除されることにより解除状態とすることが好ましい。
第1部材は、第1厚肉部と、第1厚肉部よりも移動方向と交差する厚み方向の寸法が小さい第1薄肉部とを有し、第2部材は、第2厚肉部と、第2厚肉部よりも厚み方向の寸法が小さい第2薄肉部とを有し、第1部材は、規制位置に移動した場合に、第1厚肉部と第2厚肉部とが接することにより第2部材を操作部材側に押圧することが好ましい。
第1部材は、解除位置に移動した場合、第1厚肉部と第2薄肉部とが対面し、且つ第2厚肉部と第1薄肉部とが対面して第2部材に対する押圧を解除し、第2部材は、第1部材からの押圧が解除されることにより操作部材との間が離間することが好ましい。
操作部材は、レンズ鏡筒の外周面に正接する正接面又は外周面から凹んでいる面である取付面と対面することが好ましい。操作部材は、正接面内で回動する回動部材であることが好ましい。操作部材は、取付面と直交する回動軸の回りを回動する回動部材であることが好ましい。
第1部材は、操作部材と同軸上、且つ規制位置と解除位置との間で回動自在に設けられていることが好ましい。第2部材及びレンズ鏡筒の一方は、回動軸と並列方向に延在する凹部を有し、第2部材及びレンズ鏡筒の他方は、凹部とスライド自在に嵌合する凸部を有することが好ましい。
第1傾斜面は、第1部材に複数設けられ、第2傾斜面は、第2部材に第1傾斜面と同数設けられることが好ましい。
第1傾斜面は、回動軸の回りに等角度間隔で設けられ、第2傾斜面は、回動軸の回りに等角度間隔で設けられることが好ましい。第1傾斜面及び第2傾斜面は、回動軸の回りに180°間隔で配されていることが好ましい。
操作部材は、レンズ鏡筒の外周面に正接する正接面又は外周面から凹んでいる面である取付面と対面し、第1部材は、解除位置と規制位置との間をスライドするスライド部材であることが好ましい。
操作部材は、レンズ鏡筒の外周面に正接する正接面又は外周面から凹んでいる面である取付面と対面し、正接面又は取付面と交差する取付軸に沿って進退する押圧ボタンであることが好ましい。
レンズ鏡筒は、カメラ本体と着脱可能であり、操作部材及び第1部材は、カメラ本体のグリップ部の逆側のレンズ鏡筒の周囲に設けられることが好ましい。操作部材及び第1部材は、レンズ鏡筒の周囲における鉛直方向上方の位置を基準位置とし、かつ光学系の光軸方向におけるレンズ鏡筒のカメラ本体側を背面側、カメラ本体側とは反対側の被写体側を前面側とした場合、基準位置を基点としてレンズ鏡筒の周囲における左側面側に設けられることが好ましく、操作部材及び第1部材は、基準位置を基点として光学系の光軸の回りに0°~90°の範囲内に配されていることがさらに好ましい。
本発明の撮像装置は、上記のレンズ鏡筒と、カメラ本体とを有する。
操作部材による操作に応じて実行する機能を切り替えるプロセッサを備え、プロセッサは、カメラ本体にレンズ鏡筒が装着された場合、操作部材による操作に応じて、光学機能の調節に代えて、カメラ本体を動作させる制御を行うことが好ましい。
デジタルカメラの分解斜視図である。 デジタルカメラの側面図である。 デジタルカメラの正面図である。 レンズ鏡筒の正面図である。 操作部材及び第1部材周辺の拡大図であり、第1部材の解除位置(A)及び規制位置(B)を示す拡大図である。 操作部材及び規制機構の分解斜視図である。 第1部材及び第2部材の斜視図である。 第1部材の正面図である。 図8のIX-IX線に沿って切断した要部断面図である。 第2部材の正面図である。 図10のXI-XI線に沿って切断した要部断面図である。 取付片等を省略し、第1部材及び第2部材の動作を説明する説明図であり、解除状態(A)及び規制状態(B)を示す外観図である。 第1部材及び第2部材の動作を説明する説明図であり、解除状態(A)及び規制状態(B)を示す要部断面図である。 デジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 変形例の構成を示す操作部材周辺の正面図である。 第2実施形態における第1部材及び第2部材の動作を説明する説明図であり、解除状態(A)及び規制状態(B)を示す要部断面図である。 第3実施形態における第1部材及び第2部材の動作を説明する説明図であり、解除状態(A)及び規制状態(B)を示す要部断面図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、デジタルカメラ10は、カメラボディ11、交換式のレンズ鏡筒12を備える。カメラボディ11は特許請求の範囲におけるカメラ本体に相当する。カメラボディ11の前面にはレンズマウント13、及びレリーズスイッチ14、電源スイッチ(図示せず)等が設けられている。レンズマウント13は円形状の撮像開口13Aを有する。レンズマウント13には、レンズ鏡筒12が着脱可能に装着される。デジタルカメラ10は、本発明に係る撮像装置の一例である。
カメラボディ11には撮像素子16が内蔵されている。撮像素子16は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、又は、有機薄膜撮像素子等である。レンズマウント13は、撮像開口13Aの内側にレンズ鏡筒12と電気的に接続して通信を行うためのボディ側信号接点17(図10参照)が設けられている。また、カメラボディ11は、正面視における左側(カメラボディ11を把持するユーザに対して右側)から前方に膨らんだグリップ部11Aを有する。
図2に示すように、レンズ鏡筒12は、レンズ鏡筒本体21と、撮像光学系22と、フォーカスリング23と、ダイヤル操作部材24と、規制操作部材25と、モード切替操作部材26とを備える。レンズ鏡筒本体21は、円筒形状で内部に撮像光学系22を保持し、後端にレンズマウント27及びレンズ側信号接点28(図14参照)が設けられている。撮像光学系22は、レンズ鏡筒12がカメラボディ11に装着された場合、撮像素子16に被写体光を結像する。
レンズ鏡筒本体21の外周には、フォーカスリング23が、撮像光学系22の光軸Oの回りに回動自在に設けられている。フォーカスリング23は、撮像者が手動で回動操作することにより、後述するフォーカスレンズ22aを移動させて撮像光学系22のフォーカス調節を可能とする。
ダイヤル操作部材24は、レンズ鏡筒本体21の周囲に設けられており、具体的には、レンズ鏡筒本体21の外周面に設けられている。ダイヤル操作部材24は、特許請求の範囲における操作部材及び回動部材に相当する。ダイヤル操作部材24は、撮像光学系22の光軸Oと交差する回動軸CL1を中心に回動可能に支持されている。なお、回動軸CL1は、光軸Oと直交することが好ましい。ダイヤル操作部材24は、撮像光学系22の光学機能としてシャッタスピードを調節する。シャッタスピードを含む光学機能を調節する具体例については後述する。
モード切替操作部材26は、レンズ鏡筒本体21の周囲に設けられており、具体的には、レンズ鏡筒本体21の外周面に設けられている。モード切替操作部材26は、複数のモードのうち、ユーザが選択するいずれか1つのモードに切り替えるモード切り替えスイッチである。モード切替操作部材26は、回動軸CL1とは異なる回動軸を中心に回動可能に支持されている回動部材である。
図3に示すように、ダイヤル操作部材24及び規制操作部材25は、カメラボディ11のグリップ部11Aの逆側のレンズ鏡筒12の周囲に設けられる。さらに詳しくは、図4に示すように、ダイヤル操作部材24及び規制操作部材25は、レンズ鏡筒本体21の周囲における鉛直方向上方の位置を基準位置P0とし、かつ光軸方向OAにおけるレンズ鏡筒本体21のカメラボディ11側を背面側、カメラボディ11側とは反対側の被写体側を前面側とした場合、基準位置P0を基点としてレンズ鏡筒本体21の周囲における左側面側の範囲E1内に設けられることが好ましい。
この場合、ユーザの右手でカメラボディ11を把持し、ユーザの左手でレンズ鏡筒12を把持することを想定している。これにより、ユーザは、左手の指(例えば、親指)だけを用いて、ダイヤル操作部材24及び規制操作部材25の操作を容易に行うことができる。なお、ダイヤル操作部材24及び規制操作部材25は、基準位置P0を基点として撮像光学系22の光軸Oの回りに0°~90°の範囲E2内で配することがさらに好ましい。
規制操作部材25は、後述する規制機構29を構成する。規制操作部材25は、特許請求の範囲における第1部材に相当する。規制操作部材25は、ダイヤル操作部材24の回動軸CL1を中心に解除位置(図5(A)に示す位置)と規制位置(図5(B)に示す位置)との間で回動自在に設けられている。なお、「規制位置」と「解除位置」との位置の違いは、第1部材の3次元における位置が異なる場合だけではなく、本実施形態のダイヤル操作部材24のように、「規制位置」と「解除位置」の回転位置のみが異なる場合についても含むものとする。規制操作部材25を回動させることにより、ダイヤル操作部材24を規制する規制状態と、規制状態を解除した解除状態とを切り替えることができる。すなわち、規制操作部材25が規制位置にある場合、規制機構29がダイヤル操作部材24を規制する規制状態となり、規制操作部材25が解除位置にある場合、規制機構29が規制状態を解除し、ダイヤル操作部材24の回動を許容する解除状態となる。なお、「規制」とは、ダイヤル操作部材24が、後述するカム部材33を介して規制操作部材25からの押圧を受けることをいう。
図6に示すように、ダイヤル操作部材24は、操作部材本体24Aと、雄ネジ24Bと、目隠し部材24Cとから構成される。操作部材本体24Aは、中央に雌ネジ孔24Dを有する。ダイヤル操作部材24は、軸部材31を介して取付片32に取り付けられる。取付片32は、例えば、ネジ止めにより固定されてレンズ鏡筒本体21の一部を構成する。
規制機構29は、規制操作部材25と、軸部材31と、取付片32と、カム部材33とを備える。取付片32は、レンズ鏡筒本体21の外周面21A(図3及び図4参照)と連続する円弧状に形成されている。取付片32は、凹部32Aと、取付面32Bと、貫通孔32Cと、突条部32Dと、キー突起32Eとを有する。キー突起32Eは、特許請求の範囲における凸部に相当する。
凹部32Aは、外周面21Aに対して凹んでいる部分である。規制操作部材25は、凹部32Aの内部に配される。取付面32Bは、凹部32Aの内部に形成され、外周面21Aから凹んでいる平面であり、回動軸CL1と直交する面である。
貫通孔32Cは、取付片32を貫通する円形状の貫通孔である。貫通孔32Cは、取付面32Bと連通する。突条部32Dは、取付面32Bの周囲に沿って円弧状に形成され、外周面21Aに対して径方向外側に突出する。
キー突起32Eは、突条部32Dの内周面に複数設けられている。キー突起32Eは、回動軸CL1と並列方向に延在し、後述するカム部材33のキー溝39と嵌合する。図6に示す例では、キー突起32Eは、突条部32Dの内周面に3個形成され、回動軸CL1の回りに120°間隔で配されている。また、キー突起32Eは、規制操作部材25の外側に位置しており、規制操作部材25の移動を妨げない。
軸部材31は、円柱状に形成され、取付片32の貫通孔32Cと回動自在に嵌合する。軸部材31の先端部は、雌ネジ孔31Aを有する。操作部材本体24Aは、雌ネジ孔24Dに雄ネジ24Bが螺合する。雄ネジ24Bは、軸部材31の雌ネジ孔31Aに締結固定される。これにより、軸部材31は、ダイヤル操作部材24と結合する。すなわち、軸部材31は、ダイヤル操作部材24と一体となって回動する。また、操作部材本体24Aの先端面には、例えば、接着剤が塗布されることにより目隠し部材24Cが貼り付けられる。これにより、雄ネジ24Bが目隠し部材24Cによって覆い隠される。
軸部材31の基端部31Bは、Dカット形状に形成されている。基端部31Bは、レンズ鏡筒本体21の内側に位置する回転量検出センサ34に接続される。回転量検出センサ34は、周知の光学式又は接点式のセンサ等であり、軸部材31を介してダイヤル操作部材24の回転量を検出する。回転量検出センサ34は、図示しない基板などを介して、レンズ鏡筒本体21の内部に取り付けられている。また、軸部材31は、回動軸CL1に沿った移動が規制されている。
規制操作部材25は、凹部32Aの内部、且つ取付面32Bと対面する位置に配される。規制操作部材25は、第1カム部36と、指掛け部37とを有する。ユーザは、規制操作部材25を操作する際、指掛け部37に指を掛けて規制操作部材25を回動させる。第1カム部36は、ダイヤル操作部材24より外径が小さい円板状に形成されている。第1カム部36の中央には、貫通孔36Aが形成されている。貫通孔36Aは、軸部材31と嵌合する。これにより、規制操作部材25は、回動軸CL1の回りに回動自在に支持される。すなわち、規制操作部材25は、ダイヤル操作部材24と同軸上に設けられる。なお、以下では、規制操作部材25が解除位置から規制位置に向かう方向を移動方向R1とし、規制操作部材25が規制位置から解除位置に向かう方向を移動方向R2とする。
指掛け部37は、規制操作部材25が回動することにより、凹部32Aの内部を移動する。規制操作部材25は、解除位置(図5(A)に示す位置)及び規制位置(図5(B)に示す位置)にある場合、指掛け部37が凹部32Aの端部に当接する。これにより、規制操作部材25は、回動軸CL1を中心に解除位置と規制位置との間で回動自在となっている。
図7に示すように、第1カム部36は、2つの第1傾斜面36Bを有する。第1傾斜面36Bは、移動方向R1に対して傾斜する傾斜面である。第1傾斜面36Bは、回動軸CL1の回りに180°間隔で設けられている。なお、第1傾斜面36Bの個数及び配置はこれに限るものではなく、第1傾斜面36Bは、第1カム部36に複数設けられ、回動軸CL1の回りに等角度間隔で配置することが好ましい。
図8及び図9に示すように、第1カム部36は、第1傾斜面36Bを含み、厚み方向の断面形状がテーパー状となっている。さらに具体的には、第1カム部36は、第1傾斜面36Bを含む部分が、移動方向R1に向けて厚み方向の寸法が漸減するテーパー状である。なお、ここでいう厚み方向とは、移動方向R1と直交し、回動軸CL1と平行な方向である。このように第1カム部36は、テーパー状となっているため、第1厚肉部36Cと、第1厚肉部36Cよりも厚み方向の寸法が小さい第1薄肉部36Dとを有する。
カム部材33は、特許請求の範囲における第2部材に相当する。カム部材33は、規制操作部材25とダイヤル操作部材24との間に設けられている。カム部材33は、第2カム部38と、キー溝39とを有する。キー溝39は、特許請求の範囲における凹部に相当する。第2カム部38は、ダイヤル操作部材24より外径が小さい円板状に形成されている。第2カム部38の中央には、貫通孔38Aが形成されている。貫通孔38Aは、軸部材31と嵌合する。キー溝39は、第2カム部38の外周面にキー突起32Eと同数形成され、回動軸CL1と並列方向に延在する。図6に示す例では、キー溝39は、第2カム部38の外周面に3個形成され、回動軸CL1の回りに120°間隔で配されている。
図7に示すように、第2カム部38は、2つの第2傾斜面38Bを有する。第2傾斜面38Bは、規制操作部材25と対面する位置に配置され、移動方向R1に対して傾斜する傾斜面である。第2傾斜面38Bは、回動軸CL1の回りに180°間隔で設けられている。なお、第2傾斜面38Bの個数及び配置はこれに限るものではなく、例えば、第2傾斜面38Bは、第1傾斜面36Bと同数設けられ、回動軸CL1の回りに等角度間隔で配置することが好ましい。
図10及び図11に示すように、第2カム部38は、第2傾斜面38Bを含み、厚み方向の断面形状がテーパー状となっている。さらに具体的には、第2カム部38は、第2傾斜面38Bを含む部分が、移動方向R1に向けて厚み方向の寸法が漸増するテーパー状である。このように第2カム部38は、厚み方向の断面形状がテーパー状となっているため、第2厚肉部38Cと、第2厚肉部よりも厚み方向の寸法が小さい第2薄肉部38Dとを有する。
キー突起32Eは、キー溝39とスライド自在に嵌合する。これにより、カム部材33は、回動軸CL1の回りに回動することが規制され、且つ回動軸CL1に沿ってスライド自在に取り付けられる。
図12及び図13を参照して規制操作部材25及びカム部材33の動作について説明する。ユーザがダイヤル操作部材24の回動を規制したい場合、すなわち、ダイヤル操作部材24の位置を固定したい場合、本実施形態では、ダイヤル操作部材24を操作してユーザの所望するシャッタ速度となった場合、ユーザは、規制操作部材25を移動方向R1に向けて操作してダイヤル操作部材24を解除状態から規制状態とする。なお、図12においては、規制操作部材25及びカム部材33の動作を分かり易くするために、取付片32及び回転量検出センサ34などの図示を省略している。操作部材本体24A、規制操作部材25及びカム部材33は、押圧を受けて互いに接した場合、互いの接触面に摩擦係止を生じる材料から形成されている。例えば、操作部材本体24A及び規制操作部材25はポリカーボネート樹脂、カム部材33は、ポリオキシメチレン樹脂から形成されていることが好ましい。なお、これに限らず、金属材料及び樹脂材料などで摩擦係止を生じる材料であればよい。
上述したように、ネジ止めにより軸部材31と結合し、取付片32に取り付けられることによって、ダイヤル操作部材24は、取付面32Bとの間隔L0が一定に保持される。間隔L0は、厚み方向、すなわち回動軸CL1と平行な方向における寸法である。
図12(A)及び図13(A)に示すように、規制操作部材25が解除位置にある場合、第1厚肉部36Cと第2薄肉部38Dとが対面し、且つ第2厚肉部38Cと第1薄肉部36Dとが対面する。このため、規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L1(図12(A)参照)が間隔L0よりも小さい。これにより、規制操作部材25は、カム部材33に対する押圧を解除した状態となっている。カム部材33は、規制操作部材25からの押圧が解除されることによりダイヤル操作部材24との間が離間する。すなわち、規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L1が、間隔L0よりも小さい分、カム部材33は、ダイヤル操作部材24との間に隙間D1を有する。よって、ダイヤル操作部材24は、カム部材33により摩擦係止されることが無く、回動自在となっている。
一方、図12(B)及び図13(B)に示すように、規制操作部材25が規制位置に移動した場合、第1厚肉部36Cと第2厚肉部38Cとが接する。この場合、カム部材33は、規制操作部材25から押圧を受けてダイヤル操作部材24の側に移動する。すなわち、規制操作部材25からダイヤル操作部材24に押圧を受けることにより、第1傾斜面36Bと第2傾斜面38Bとが係合した状態になる。
第1厚肉部36Cと第2厚肉部38Cとが接することにより、規制操作部材25が解除位置にある場合よりも規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L2(図12(B)参照)が間隔L0以上になる。これにより、カム部材33と、ダイヤル操作部材24との間の隙間が無くなる。このため、ダイヤル操作部材24は、カム部材33を介して規制操作部材25からの押圧を受ける。すなわち、ダイヤル操作部材24は、カム部材33により摩擦係止されて、回動が規制される規制状態となる。
また、ユーザがダイヤル操作部材24の規制を解除させたい場合、ユーザは、規制操作部材25を移動方向R2に向けて操作して、ダイヤル操作部材24を規制状態から解除状態とする。図12(A)及び図13(A)に示すように、規制操作部材25が解除位置に移動した場合、上述したように、カム部材33は、規制操作部材25からの押圧が解除されることによりダイヤル操作部材24との間が離間する。よって、ダイヤル操作部材24は、カム部材33により摩擦係止されることが無く、回動自在となる。
図14に示すように、レンズ鏡筒12は、撮像光学系22、フォーカスリング23、ダイヤル操作部材24、モード切替操作部材26等の他、レンズ制御部51、モータドライバ52、手振れ検出センサ53、モータ54~57などを備える。
レンズ制御部51は、CPU(Central Processing Unit)と、このCPUで使用されるプログラムやパラメータを記憶したROM(Read Only Memory)と、CPUのワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)(いずれも図示せず)などを備えたマイクロコンピュータからなり、レンズ鏡筒12の各部を制御する。レンズ制御部51には、フォーカスリング23、ダイヤル操作部材24、モード切替操作部材26、モータドライバ52、手振れ検出センサ53が接続されている。
レンズ制御部51は、フォーカスリング23、ダイヤル操作部材24、モード切替操作部材26の操作による信号、及び後述するカメラボディ制御部61からの制御信号に基づき、絞りユニット58、フォーカスレンズ22a、ズームレンズ22b、及び手振れ補正レンズ22cを制御する。
撮像光学系22は、フォーカスレンズ22a、ズームレンズ22bを含む複数のレンズ、絞りユニット58などを備える。フォーカスレンズ22aは、モータ54の駆動により光軸方向OAに移動し、撮像距離を調節する。レンズ制御部51は、図示しない回転量検出部の信号に基づき検出したフォーカスリング23の回転方向及び回転量に応じてフォーカスレンズ22aを移動させる制御信号をモータドライバ52に送信する。モータドライバ52は、制御信号に基づいてモータ54を駆動させる。
ズームレンズ22bは、モータ55の駆動により、光軸方向OAに移動し、撮像光学系22の画角を変倍する電動のズーム機構を構成する。このズーム機構は、例えば、カメラボディ11側の操作に応じてズームレンズ22bの移動量、移動方向が決定される。ズームレンズ22bが移動することによって撮像光学系22の画角を変倍することができる。
絞りユニット58は、モータ56の駆動により複数枚の絞り羽根58aを移動させ、撮像素子16への入射光量を変化させる。手振れ検出センサ53は、レンズ鏡筒12の手振れ方向及び手振れ量を検出する。手振れ検出センサ53で検出された手振れ方向及び手振れ量は、手振れ検出信号としてレンズ制御部51に出力される。レンズ制御部51は、手振れ検出信号に基づいてモータ57の駆動を制御し、手振れ補正レンズ22cを移動させることによって手振れを補正する。モータドライバ52は、レンズ制御部51の制御に基づき、モータ54~57の駆動を制御する。
カメラボディ制御部61は、CPUと、このCPUで使用されるプログラムやパラメータを記憶したROMと、CPUのワークメモリとして使用されるRAM(いずれも図示せず)などを備えている。カメラボディ制御部61は、カメラボディ11と、カメラボディ11に接続されたレンズ鏡筒12の各部を制御する。カメラボディ制御部61には、レリーズスイッチ14からレリーズ信号が入力される。また、カメラボディ制御部61には、ボディ側信号接点17が接続されている。
レンズ側信号接点28は、レンズ鏡筒12のレンズマウント27がカメラボディ11のレンズマウント13に装着された際にボディ側信号接点17と接触し、レンズ鏡筒12とカメラボディ11とを電気的に接続する。
シャッタユニット62は、いわゆるフォーカルプレーンシャッターであり、レンズマウント13と撮像素子16との間に配置されている。シャッタユニット62は、撮像光学系22と撮像素子16との間の光路を遮断可能に設けられており、開口状態と閉口状態との間で変化する。シャッタユニット62は、ライブビュー画像及び動画撮影時に開口状態とされる。シャッタユニット62は、静止画撮影時には、開口状態から一時的に閉口状態になる。このシャッタユニット62は、シャッタモータ73により駆動される。モータドライバ63は、シャッタモータ73の駆動を制御する。
撮像素子16は、カメラボディ制御部61により駆動制御される。撮像素子16は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)により構成された受光面を有している。各画素は、光電変換素子を含んでおり、レンズ鏡筒12により受光面に結像された被写体像を光電変換して撮像信号を生成する。
また、撮像素子16は、ノイズ除去回路、オートゲインコントローラ、A/D変換回路等の信号処理回路(いずれも図示せず)を備える。ノイズ除去回路は、撮像信号にノイズ除去処理を施す。オートゲインコントローラは、撮像信号のレベルを最適な値に増幅する。A/D変換回路は、撮像信号をデジタル信号に変換して撮像素子16からバスライン65に出力する。撮像素子16の出力信号は、画素ごとに1つの色信号を有する画像データ(いわゆるRAWデータ)である。
画像メモリ64は、バスライン65に出力された1フレーム分の画像データを格納する。画像データ処理部66は、画像メモリ64から1フレーム分の画像データを読み出し、マトリクス演算、デモザイク処理、γ補正、輝度・色差変換、リサイズ処理などの公知の画像処理を施す。
LCDドライバ67は、画像データ処理部66で画像処理された1フレーム分の画像データを順次に画像表示部68に入力する。画像表示部68は、例えば、カメラボディ11の背面に設けられ、ライブビュー画像を一定の周期で順次に表示する。カードI/F(Interface)69は、カメラボディ11に設けられたカードスロット(図示せず)内に組み込まれており、カードスロットに挿入されたメモリカード71と電気的に接続する。カードI/F69は、画像データ処理部66で画像処理された画像データをメモリカード71に格納する。また、メモリカード71に格納されている画像データを再生表示する際には、カードI/F69は、メモリカード71から画像データを読み出す。
カメラボディ制御部61は、フォーカスリング23の回転方向及び回転量の情報、又はオートフォーカス機能により計測した被写体距離の情報に応じてフォーカスレンズ22aを移動させる制御をレンズ制御部51に対して行う。
カメラボディ制御部61は、後述するAE(Automatic Exposure;自動露出)処理部72により算出した露出情報に応じて絞りユニット58を動作させ、絞り径を変更するための制御信号をレンズ制御部51に送信する。レンズ制御部51は、制御信号に基づいてモータドライバ52を制御し、絞り径を変更する。レンズ制御部51は、制御信号に基づいてモータドライバ52を制御し、AE処理部72により算出した絞り値が得られるように絞りユニット58の絞り径を制御する。
カメラボディ制御部61は、回転量検出センサ34の信号に基づき検出したダイヤル操作部材24の回転方向及び回転量に応じてシャッタ速度を可変させる制御信号をモータドライバ63に送信する。モータドライバ63は、ダイヤル操作部材24の回転方向及び回転量に応じたシャッタ速度が得られるようにシャッタモータ73の駆動を制御する。
AE処理部72は、1フレーム分の画像データから、各色信号の積算値を算出する。カメラボディ制御部61は、1フレーム分の画像ごとに算出される積算値に基づき適正露出値を算出し、ダイヤル操作部材24の回転方向及び回転量に応じたシャッタ速度に対して算出した適正露出値となるように絞り値を決定する。カメラボディ制御部61は、制御信号をレンズ制御部51に送信する。レンズ制御部51は、制御信号に基づいてモータドライバ52を制御し、決定した絞り値が得られる絞り径に絞りユニット58を動作させる。
本実施形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。撮像者であるユーザにより電源スイッチ(図示せず)が操作されて電源がオン状態になるとデジタルカメラ10の各部に電源電圧が供給される。ユーザは、例えば、モード切替操作部材26を操作して動画撮像モード、静止画撮像モードを切り替える。
ユーザは焦点距離、及びシャッタ速度等を調節しながら、動画撮像又は静止画撮像を行う。上述したように、ユーザは、ダイヤル操作部材24を操作して所望するシャッタ速度となった場合、規制操作部材25を操作してダイヤル操作部材24を規制状態とする。これにより、ユーザが知らないうちにシャッタ速度の設定値が変更することがない。
上述したように本実施形態では、規制操作部材25及びカム部材33を備えているため、規制操作部材25を解除位置から規制位置に回動するだけで、ダイヤル操作部材24が規制状態となる。この場合、第1傾斜面36Bと第2傾斜面38Bとが当接しながら、徐々に係合した状態になり、ダイヤル操作部材24を規制状態にするため、操作音が小さい。さらに、ダイヤル操作部材24は、カム部材33により摩擦係止されて、回動が規制されるため、従来のレンズ鏡筒のように操作部材をクリック機構などで係止する必要が無い。すなわち、本実施形態のレンズ鏡筒12では、ダイヤル操作部材24を解除状態から規制状態、及び規制状態から解除状態にする際の操作音が小さい。
このように規制操作部材25を操作する際に操作音が小さいことは、特に動画撮像時に効果的である。また、従来のレンズ鏡筒のように、規制状態にする際に押込み式のボタンを使用する構成ではないため、動画撮影時に規制操作部材25を操作しても撮像光学系22の光軸Oがぶれることがなく、動画撮像時の画面のゆれを防止することができる。
また、レンズ鏡筒12では、規制操作部材25及びカム部材33という少ない部品だけでダイヤル操作部材24を規制状態とする規制機構29を動作させている。このため、部品が外周面21Aから突出する高さを小さく抑制することが可能となり、ひいては、レンズ鏡筒12の小型化とデザインの自由度の向上に寄与することができる。特に、2つの保持部材が操作環に設けたフランジ部を挟み込む構造を有する特許文献1のような構成に比べて厚み方向(レンズ鏡筒の径方向)の寸法が抑制される。
また、規制操作部材25は、撮像光学系22の光軸Oと交差する回動軸CL1を中心に回動可能となっている。よって、ユーザが目視しなくても、光軸Oの回りに回動自在に設けられているフォーカスリング23などと、規制操作部材25とを間違える誤操作を防ぐことができる。
なお、上記第1実施形態では、ダイヤル操作部材24は、外周面21Aから凹んでいる取付面32Bと対面し、取付面32Bと直交する回動軸CL1の回りを回動する回動部材であるが、本発明はこれに限らず、図15に示すように、ダイヤル操作部材24は、レンズ鏡筒12の外周面21Aに正接する正接面21B(2点鎖線で示す面)と対面し、正接面21B内で回動する回動部材であってもよい。この場合、規制操作部材25及びカム部材33は、上記第1実施形態よりもレンズ鏡筒12の径方向内側に位置することが好ましい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、回動軸CL1の回りに回動自在に設けられたダイヤル操作部材24に対して規制状態とする例を示しているが、本発明はこれに限らず、操作部材として、取付軸に沿って進退する押圧ボタンに対して規制状態としてもよい。なお、操作部材としての押圧ボタン81、規制機構83、スイッチ88の構成以外は上記第1実施形態のレンズ鏡筒12と同様であり、同様の部品については同符号を付して説明を省略する。
押圧ボタン81は、上記第1実施形態のダイヤル操作部材24と同様に、撮像光学系22の光学機能を調節するための操作部材である。押圧ボタン81は、取付片82に取り付けられる。取付片82は、上記第1実施形態の取付片32と同様に、レンズ鏡筒本体21の一部を構成する。
規制機構83は、取付片82と、規制操作部材25と、カム部材33とを備える。取付片82は、レンズ鏡筒本体21の外周面21Aと連続する円弧状に形成されている。取付片82は、凹部82Aと、取付面82Bと、貫通孔82Cと、突条部82Dと、キー突起(図示せず)とを有する。凹部82Aは、外周面21Aに対して凹んでいる部分である。規制操作部材84は、凹部82Aの内部に配される。取付面82Bは、凹部82Aの内部に形成され、外周面21Aから凹んでいる平面である。
突条部82Dは、取付面82Bの周囲に沿って円弧状に形成され、外周面21Aに対して径方向外側に突出する。キー突起は、突条部32Dの内周面に複数設けられている。キー突起は、後述する取付軸86Aと並列方向に延在し、カム部材33のキー溝39と嵌合する。
押圧ボタン81は、ボタン本体86と、バネ部材87とを備える。ボタン本体86は、取付軸86Aと、被押圧部86Bとを有する。取付軸86Aは、円柱状に形成され、取付片82の貫通孔82Cと嵌合する。これにより、押圧ボタン81は、レンズ鏡筒本体21に対して、取付面82Bと交差する取付軸86Aに沿って進退する。被押圧部86Bは、取付軸86Aよりも外径が大きい円板状に形成され、取付面82Bと対面する。
バネ部材87は、押圧ボタン81をレンズ鏡筒本体21の径方向外側に付勢する。バネ部材87は、取付軸86Aに外嵌され、取付軸86Aと取付片82との間に配されたコイルバネである。なお、バネ部材87は、これに限らず、押圧ボタン81を付勢するものであればよく、例えば、板バネでもよい。
規制操作部材25及びカム部材33は、上記第1実施形態と同様の形状である。規制操作部材25は、凹部82Aの内部、且つ取付面82Bと対面する位置に配される。規制操作部材25は、取付軸86Aの回りに回動自在に支持される。カム部材33は、規制操作部材25と、押圧ボタン81の被押圧部86Bとの間に設けられている。カム部材33は、取付軸86Aの回りに回動することが規制されている。
取付軸86Aの基端部は、スイッチ88と対面する。スイッチ88は、例えば、周知のタクトスイッチであり、押圧されるとオン状態なり,押圧が解除されるとオフ状態になる。スイッチ88は、図示しない基板などを介して、レンズ鏡筒本体21の内部に取り付けられている。
押圧ボタン81が押圧を受けていない場合、バネ部材87により押圧ボタン81が径方向外側に付勢されているため、取付軸86Aがスイッチ88と接触しない(図16(A)の実線で示す位置)。よって、スイッチ88はオフ状態である。一方、押圧ボタン81が押圧を受けている場合、バネ部材87の付勢に抗して、押圧ボタン81が取付軸86Aに沿って移動し、取付軸86Aがスイッチ88と接触する(図16(A)の2点鎖線で示す位置)。よって、スイッチ88は押圧ボタン81により押圧されてオン状態となる。
取付片82に取り付けられ、バネ部材87に付勢されることによって、被押圧部86Bは、取付面82Bとの間隔L0が一定に保持される(押圧ボタン81がユーザから押圧を受けていない場合)。間隔L0は、厚み方向、すなわち回動軸CL1と平行な方向における寸法である。
図16(A)に示すように、規制操作部材25が解除位置にある場合、第1厚肉部36Cと第2薄肉部38Dとが対面し、且つ第2厚肉部38Cと第1薄肉部36Dとが対面する。このため、規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L1が間隔L0よりも小さい。これにより、規制操作部材25は、カム部材33に対する押圧を解除した状態となっている。カム部材33は、規制操作部材25からの押圧が解除されることにより被押圧部86Bとの間が離間する。すなわち、規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L1が、間隔L0よりも小さい分、カム部材33は、被押圧部86Bとの間に隙間D1を有する。よって、押圧ボタン81は、カム部材33により摩擦係止されることが無く、ユーザから押圧を受けることが可能となっている。
一方、図16(B)に示すように、規制操作部材25が規制位置に移動した場合、第1厚肉部36Cと第2厚肉部38Cとが接する。この場合、カム部材33は、規制操作部材25から押圧を受けて押圧ボタン81の側に移動する。第1厚肉部36Cと第2厚肉部38Cとが接することにより、規制操作部材25が解除位置にある場合よりも規制操作部材25とカム部材33とを足した厚み方向の寸法L2が間隔L0以上になる。これにより、カム部材33と、押圧ボタン81との間の隙間が無くなる。このため、押圧ボタン81は、カム部材33を介して規制操作部材25からの押圧を受ける。すなわち、押圧ボタン81は、カム部材33により摩擦係止されて、進退が規制される規制状態となる。
上記第1実施形態と同様に、規制操作部材25を解除位置から規制位置に回動するだけで、押圧ボタン81が規制状態となり、押圧ボタン81を解除状態から規制状態、及び規制状態から解除状態にする際の操作音が小さい。すなわち、上記第1実施形態のレンズ鏡筒12と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
上記第1及び第2実施形態では、規制操作部材25(第1部材)が、操作部材と同軸上、且つ規制位置と解除位置との間で回動自在に設けられている構成を例示しているが、本発明はこれに限らず、第1部材は、解除位置と規制位置との間をスライドする構成でもよい。なお、操作部材としての押圧ボタン、スイッチ、規制機構の構成以外は上記第1及び第2実施形態と同様の構成であり、同様の部品については同符号を付して説明を省略する。
規制機構91は、取付片92と、規制操作部材93と、カム部材94とを備える。本実施形態の規制機構は、押圧ボタン81の進退を規制状態にする。押圧ボタン81は、上記第2実施形態と同様の構成である。
上記第2実施形態と同様に、押圧ボタン81が押圧を受けていない場合、取付軸86Aがスイッチ88と接触しない(図17(A)の実線で示す位置)。よって、スイッチ88はオフ状態である。一方、押圧ボタン81が押圧を受けている場合、取付軸86Aがスイッチ88と接触する(図17(A)の2点鎖線で示す位置)。よって、スイッチ88は押圧ボタン81により押圧されてオン状態となる。
取付片92は、凹部92Aと、取付面92Bと、貫通孔92Cと、突条部92Dとを有する。凹部92Aは、外周面21Aに対して凹んでいる部分である。規制操作部材93は、凹部92Aの内部に配される。取付面92Bは、凹部92Aの内部に形成され、外周面21Aから凹んでいる平面である。突条部92Dは、取付面92Bの周囲に沿って円弧状に形成され、外周面21Aに対して径方向外側に突出する。
規制操作部材93は、第1カム部96と、指掛け部97とを有する。ユーザは、規制操作部材93を操作する際、指掛け部97に指を掛けて規制操作部材93をスライドさせる。第1カム部96は、取付軸86Aに対して交差する方向にスライド自在に支持される。すなわち、本実施形態では、規制操作部材93が解除位置から規制位置に向かう移動方向R1、及び規制操作部材25が規制位置から解除位置に向かう移動方向R2は、取付軸86Aと交差する方向である。第1カム部96は、移動方向R1に延在する矩形板状である。
第1カム部96は、第1傾斜面96Aを有する。第1傾斜面96Aは、移動方向R1に対して傾斜する傾斜面である。第1カム部36は、第1傾斜面96Aを含み、厚み方向の断面形状がテーパー状となっている。さらに具体的には、第1カム部36は、第1傾斜面96Aを含む部分が、移動方向R1に向けて厚み方向の寸法が漸減するテーパー状である。
カム部材94は、特許請求の範囲における第2部材に相当する。カム部材94は、規制操作部材93と押圧ボタン81の被押圧部86Bとの間に設けられている。カム部材94は、第2カム部98を有する。第2カム部98は、被押圧部86Bより外径が小さい円板状又は矩形板状に形成されている。
第2カム部98は、第2傾斜面98Aを有する。第2傾斜面98Aは、規制操作部材93と対面する位置に配置され、移動方向R1に対して傾斜する傾斜面である。第2カム部38は、第2傾斜面98Aを含み、厚み方向の断面形状がテーパー状となっている。さらに具体的には、第2カム部98は、第2傾斜面98Aを含む部分が、移動方向R1に向けて厚み方向の寸法が漸増するテーパー状である。
取付片92に取り付けられ、バネ部材87に付勢されることによって、被押圧部86Bは、取付面92Bとの間隔L0が一定に保持される(押圧ボタン81がユーザから押圧を受けていない場合)。間隔L0は、厚み方向、すなわち回動軸CL1と平行な方向における寸法である。
図17(A)に示すように、規制操作部材93が解除位置にある場合、規制操作部材93とカム部材94とを足した厚み方向の寸法L1(図17(A)参照)が間隔L0よりも小さい。これにより、規制操作部材93は、カム部材94に対する押圧を解除した状態となっている。カム部材94は、規制操作部材93からの押圧が解除されることにより被押圧部86Bとの間が離間する。すなわち、規制操作部材93とカム部材94とを足した厚み方向の寸法L1が、間隔L0よりも小さい分、カム部材94は、被押圧部86Bとの間に隙間D1を有する。よって、押圧ボタン81は、カム部材94により摩擦係止されることが無く、押圧を受けることが可能となっている。
一方、図17(B)に示すように、規制操作部材93が規制位置に移動した場合、カム部材33は、規制操作部材25から押圧を受けて押圧ボタン81の側に移動する。規制操作部材25が解除位置にある場合よりも規制操作部材93とカム部材94とを足した厚み方向の寸法L2(図17(B)参照)が間隔L0以上になる。これにより、カム部材94と、押圧ボタン81との間の隙間が無くなる。このため、押圧ボタン81は、カム部材94を介して規制操作部材93からの押圧を受ける。すなわち、押圧ボタン81は、カム部材94により摩擦係止されて、進退が規制される規制状態となる。
上記第1及び第2実施形態と同様に、規制操作部材93を解除位置から規制位置にスライドするだけで、押圧ボタン81が規制状態となり、押圧ボタン81を解除状態から規制状態、及び規制状態から解除状態にする際の操作音が小さい。すなわち、上記第1及び第2実施形態のレンズ鏡筒12と同様の効果を得ることができる。
上記第3実施形態では、操作部材として押圧ボタン81の進退を規制操作部材93及びカム部材94より規制状態とする例を示しているが、本発明はこれに限らず、操作部材としてダイヤル操作部材24などの回動部材に、規制操作部材93及びカム部材94を組み合わせて、回動部材の回動を規制状態にする構成でもよい。
上記第2及び第3実施形態では、押圧ボタン81は、外周面21Aから凹んでいる取付面82B、92Bと対面し、取付面82B、92Bと交差する方向に進退する押圧ボタンであるが、本発明はこれに限らず、レンズ鏡筒12の外周面21Aに正接する正接面21B(図15参照)と対面し、正接面21Bと交差する方向に進退する押圧ボタンであってもよい。
上記各実施形態では、ダイヤル操作部材24又は押圧ボタン81などの操作部材により調節を行う撮像光学系22の光学機能としては、シャッタ速度の変更を例示しているが、本発明は、これに限らず、撮像光学系22の光学機能に関する調節であればよく、例えば、撮像光学系22の絞り、手振れ補正量、画角変倍のいずれかでもよい。
また、上記各実施形態では、ダイヤル操作部材24又は押圧ボタン81などの操作部材により撮像光学系22の光学機能を調節する例を示しているが、本発明はこれに限らず、例えば、レンズ制御部51又はカメラボディ制御部61が、操作部材による操作に応じて実行する機能を切り替える制御を行う。そして、レンズ制御部51又はカメラボディ制御部61は、カメラボディ11にレンズ鏡筒12が装着された場合、ダイヤル操作部材24又は押圧ボタン81による操作に応じて、撮像光学系22の光学機能の調節に代えて、カメラボディ11を動作させる制御を行うようにしてもよい。さらに、この場合、規制操作部材25、93を操作して操作部材を規制状態にした際、レリーズロック状態、カメラボディ11の電源オン/オフ切り替え、電源スリープモードへの移行などを行うことが好ましい。
なお、上記各実施形態では、第1部材及び第2部材をテーパー状にすることにより厚肉部と薄肉部とを有しているが、これに限るものではなく、少なくとも第1部材は移動方向に厚みの異なる部分を有し、厚み方向における第1部材の寸法と第2部材の寸法の和の最小値が間隔L0よりも小さく、厚み方向における第1部材の寸法と第2部材の寸法の和の最大値が間隔L0以上となるような構成であればよい。これにより、上記各実施形態と同様に第1部材を規制状態及び解除状態とすることができる。
上記各実施形態において、レンズ制御部51、カメラボディ制御部61のような各種の処理を実行する処理部のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサである。各種のプロセッサには、ソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるPLD(Programmable Logic Device)、各種の処理を実行するために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ、又はCPUとGPUの組み合わせ等)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、SoC(System On Chip)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた形態の電気回路(circuitry)である。
なお、本発明は、デジタルカメラ以外に、スマートフォン、ビデオカメラ等の撮像装置に適用可能である。
10 デジタルカメラ
11 カメラボディ
11A グリップ部
12 レンズ鏡筒
13 レンズマウント
13A 撮像開口
14 レリーズスイッチ
16 撮像素子
17 ボディ側信号接点
21 レンズ鏡筒本体
21A 外周面
21B 正接面
22 撮像光学系
22a フォーカスレンズ
22b ズームレンズ
22c 手振れ補正レンズ
23 フォーカスリング
24 ダイヤル操作部材
24A 操作部材本体
24B 雄ネジ
24C 目隠し部材
24D 雌ネジ孔
25、93 規制操作部材
26 モード切替操作部材
27 レンズマウント
28 レンズ側信号接点
29 規制機構
31 軸部材
31A 雌ネジ孔
31B 基端部
32 取付片
32A 凹部
32B 取付面
32C 貫通孔
32D 突条部
32E キー突起
33 カム部材
34 回転量検出センサ
36 第1カム部
36A 貫通孔
36B 第1傾斜面
36C 第1厚肉部
36D 第1薄肉部
37 指掛け部
38 第2カム部
38A 貫通孔
38B 第2傾斜面
38C 第2厚肉部
38D 第2薄肉部
39 キー溝
51 レンズ制御部
52 モータドライバ
53 手振れ検出センサ
54~57 モータ
58 絞りユニット
58a絞り羽根
61 カメラボディ制御部
62 シャッタユニット
63 モータドライバ
64 画像メモリ
65 バスライン
66 画像データ処理部
67 ドライバ
68 画像表示部
69 カードI/F(Interface)
71 メモリカード
72 AE(Automatic Exposure;自動露出)処理部
73 シャッタモータ
81 押圧ボタン
82 取付片
82A 凹部
82B 取付面
82C 貫通孔
82D 突条部
83 規制機構
84 規制操作部材
86 ボタン本体
86A 取付軸
86B 被押圧部
87 バネ部材
88 スイッチ
91 規制機構
92 取付片
92A 凹部
92B 取付面
92C 貫通孔
92D 突条部
93 規制操作部材
94 カム部材
96 第1カム部
96A 第1傾斜面
97 指掛け部
98 第2カム部
98A 第2傾斜面
CL1 回動軸
D1 隙間
E1 範囲
E2 範囲
L0 間隔
L1 寸法
L2 寸法
O 光軸
OA 光軸方向
P0 基準位置
R1 移動方向
R2 移動方向

Claims (25)

  1. 光学系を保持するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の周囲に設けられ、前記光学系の光学機能を調節する操作部材と、
    規制位置と解除位置との間で移動自在に設けられ、前記解除位置から前記規制位置に向かう移動方向に対して傾斜する第1傾斜面を有する第1部材と、
    前記第1部材と前記操作部材との間に設けられ、第2傾斜面を有する第2部材とを備えるレンズ鏡筒。
  2. 前記第1部材は、前記第1傾斜面を含み、前記移動方向と交差する厚み方向の断面形状がテーパー状であり、
    前記第2部材は、前記第2傾斜面を含み、前記厚み方向の前記断面形状が前記テーパー状である請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とは係合する請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2傾斜面は、前記第1部材と対面する位置に配置される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1部材が前記解除位置に移動した場合に、前記操作部材を解除状態とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記第2部材は、前記第1部材が前記規制位置にある場合、前記操作部材を規制状態とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第2部材は、前記第1部材が前記規制位置にある場合、前記第1部材から押圧を受け、
    前記操作部材は、前記第1部材が前記規制位置にある場合、前記第2部材を介して前記第1部材からの押圧を受けることにより移動が規制される前記規制状態となる請求項6記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記第2部材は、前記操作部材を摩擦係止して前記規制状態とし、前記第1部材からの押圧が解除されることにより解除状態とする請求項6又は7に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記第1部材は、第1厚肉部と、前記第1厚肉部よりも前記移動方向と交差する厚み方向の寸法が小さい第1薄肉部とを有し、
    前記第2部材は、第2厚肉部と、前記第2厚肉部よりも前記厚み方向の寸法が小さい第2薄肉部とを有し、
    前記第1部材は、前記規制位置に移動した場合に、前記第1厚肉部と前記第2厚肉部とが接することにより前記第2部材を前記操作部材側に押圧する請求項6ないし8のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記第1部材は、前記解除位置に移動した場合、前記第1厚肉部と前記第2薄肉部とが対面し、且つ前記第2厚肉部と前記第1薄肉部とが対面して前記第2部材に対する押圧を解除し、
    前記第2部材は、前記第1部材からの押圧が解除されることにより前記操作部材との間が離間する請求項9記載のレンズ鏡筒。
  11. 前記操作部材は、前記レンズ鏡筒の外周面に正接する正接面又は前記外周面から凹んでいる面である取付面と対面する請求項1ないし10のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  12. 前記操作部材は、前記正接面内で回動する回動部材である請求項11記載のレンズ鏡筒。
  13. 前記操作部材は、前記取付面と直交する回動軸の回りを回動する回動部材である請求項11記載のレンズ鏡筒。
  14. 前記第1部材は、前記操作部材と同軸上、且つ前記規制位置と前記解除位置との間で回動自在に設けられている請求項12又は13に記載のレンズ鏡筒。
  15. 前記第2部材及び前記レンズ鏡筒の一方は、前記回動軸と並列方向に延在する凹部を有し、
    前記第2部材及び前記レンズ鏡筒の他方は、前記凹部とスライド自在に嵌合する凸部を有する請求項12ないし14のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  16. 前記第1傾斜面は、前記第1部材に複数設けられ、
    前記第2傾斜面は、前記第2部材に前記第1傾斜面と同数設けられる請求項12ないし15のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  17. 前記第1傾斜面は、前記回動軸の回りに等角度間隔で設けられ、
    前記第2傾斜面は、前記回動軸の回りに前記等角度間隔で設けられる請求項16に記載のレンズ鏡筒。
  18. 前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面は、前記回動軸の回りに180°間隔で配されている請求項16又は17記載のレンズ鏡筒。
  19. 前記操作部材は、前記レンズ鏡筒の前記外周面に正接する前記正接面又は前記外周面から凹んでいる面である前記取付面と対面し、
    前記第1部材は、前記解除位置と前記規制位置との間をスライドするスライド部材である請求項1ないし11のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  20. 前記操作部材は、前記レンズ鏡筒の前記外周面に正接する前記正接面又は前記外周面から凹んでいる面である前記取付面と対面し、前記正接面又は前記取付面と交差する取付軸に沿って進退する押圧ボタンである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  21. 前記レンズ鏡筒は、カメラ本体と着脱可能であり、
    前記操作部材及び前記第1部材は、前記カメラ本体のグリップ部の逆側の前記レンズ鏡筒の周囲に設けられる請求項1ないし20のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  22. 前記操作部材及び前記第1部材は、前記レンズ鏡筒の周囲における鉛直方向上方の位置を基準位置とし、かつ前記光学系の光軸方向における前記レンズ鏡筒の前記カメラ本体側を背面側、前記カメラ本体側とは反対側の被写体側を前面側とした場合、前記基準位置を基点として前記レンズ鏡筒の周囲における左側面側に設けられる請求項21に記載のレンズ鏡筒。
  23. 前記操作部材及び前記第1部材は、前記基準位置を基点として前記光学系の光軸の回りに0°~90°の範囲内に配されている請求項22に記載のレンズ鏡筒。
  24. 請求項1ないし23のいずれか1項記載のレンズ鏡筒とカメラ本体とを有する撮像装置。
  25. 前記操作部材による操作に応じて実行する機能を切り替えるプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、前記カメラ本体に前記レンズ鏡筒が装着された場合、前記操作部材による操作に応じて、前記光学機能の調節に代えて、前記カメラ本体を動作させる制御を行う請求項24記載の撮像装置。
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