JP2022175745A - 物品検査装置 - Google Patents

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Shigeo Arai
英治 谷口
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貴志 鈴木
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Abstract

【課題】長時間の検査でも検査対象物の特性を正しく評価できる物品検査装置を提供すること。【解決手段】検査用の錠剤Wを収容溝12Bに収容して物品検査位置P5に搬送する外側搬送部12と、物品検査位置P5に搬送された錠剤Wに光を照射する光源31と、錠剤Wを透過した光を検出する受光部32と、受光部32が検出した光の分光特性に基づいて錠剤Wの品質を検査する物品検査部3と、光源31からの光を信号に変換して出力する光検出部41と、光検出部41の出力する信号から光源31の光量の変動を検知し、光量の変動量に応じて光源31の光量を調整する光量変動受光部42と、を備え、光量変動による誤検出を回避することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、物品検査装置に関する。
特許文献1には、錠剤に光源から光を照射し、錠剤の一点から出た透過光の分光特性に従って錠剤の良否を検査する錠剤検査装置が記載されている。
特開2020-60536号公報
このように、光源からの光によって物品の検査をする場合、光源としてハロゲンランプなどが使用される。
しかしながら、光源の光量は時間とともに変化することに加え、長時間使用した場合は、フィラメントの劣化などによって光量が一時的に変動し、検査対象物の特性を正しく評価できない場合がある。
そこで、本発明は、長時間の検査でも検査対象物の特性を正しく評価できる物品検査装置を提供することを目的としている。
本発明の物品検査装置は、検査用の物品を物品検査位置に搬送する搬送部と、前記物品検査位置に搬送された前記物品に光を照射する光源と、前記物品を透過または反射した光を検出する受光部とを有し、前記受光部が検出した光の分光特性に基づいて前記物品の品質を検査する物品検査部と、を備える物品検査装置であって、前記光源の出力光の一部を検出し信号に変換して出力する光検出部と、前記光検出部の出力する信号から前記光源の光量の変動を検知し、光量の変動量に応じて前記光源の光量を調整する光量変動受光部と、を備えるものである。
この構成により、光源の光量の変動量に応じて光源の光量が調整される。このため、光源の光量を一定に保つことができ、長時間の検査でも検査対象物の特性を正しく評価できる。
また、本発明の物品検査装置において、前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値を平均化した値により光量の変動量を算出するものである。
この構成により、光源の光量の値を平均化した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源の光量が調整され、光源の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、本発明の物品検査装置において、前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値をフィルタ処理した値により光量の変動量を算出するものである。
この構成により、光源の光量の値をフィルタ処理した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源の光量が調整され、光源31の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、本発明の物品検査装置において、前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値を統計的処理した値により光量の変動量を算出するものである。
この構成により、光源の光量の値を統計的処理した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源の光量が調整され、光源31の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、本発明の物品検査装置において、前記光源の光量の変動値が所定の閾値を超えているときに測定した前記物品を未判定品とする光量変動判断部を備えるものである。
この構成により、光源の光量の変動値が所定の閾値を超えているときに測定した物品が未判定品とされる。このため、光源の光量が一時的に変動して検査対象物の特性を正しく評価できない場合に測定した検査対象物を除外して、検査対象物の特性を正しく評価できる場合のみの測定結果とすることができ、検査対象物の特性を正しく評価できる。
本発明は、長時間の検査でも検査対象物の特性を正しく評価できる物品検査装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の概略平面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の供給容器を図1のII-II方向で切った断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の外側搬送装置の溝部および収容部の一部分の拡大図である。 図4は、図3のIV-IV方向矢視断面図である。 図5は、図3のV-V方向断面を斜め上方から見た図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の物品検査位置に設けられた物品検査部のブロック図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の物品検査部のランプ寿命などに起因する光源異常が起きた場合における光源の光出力の時間変化を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る物品検査装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る物品検査装置1は、検査対象の物品を整列して単品搬送させながら所定の物品検査位置で光を照射し、この光の照射に伴って物品を透過した光の分光特性に基づいて物品の品質を検査する。
検査対象である物品は、光の照射領域が検査対象の物品に光を照射する照射口の径に比較的近い小径の物品であり、非包装で単品搬送が可能な外径φ:数mm~数十mmの物品、一口サイズの物品の他、既存の製造設備や検査機能を持たない製造設備で製造された所定形状の物品や成形品、特に搬送過程で形が変化しない物品を含む。
該当する物品としては、例えば錠剤、カプセル剤、トローチ剤、ドロップ剤などの製剤、飴、チョコレートなどがある。以下、検査対象の物品として、平面視で円形とされ、その直径に比して高さ(厚さ)の小さい側面視が略円柱状の錠剤Wを例にとって説明する。本実施形態の錠剤Wは、物品を構成する。
図1に示すように、物品検査装置1は、錠剤Wを円周状の搬送コースに沿って搬送する物品搬送装置2と、搬送コースの途中の物品検査位置P5で錠剤Wの検査を行なう物品検査部3とを備えている。
図2に示すように、供給容器10は、上面が開放され、上面から下方に向かって断面積が漸次小さくなる円形形状に形成されている。供給容器10は、上面の開口部10aに全周にわたって所定幅で設けられた水平な環状のフランジであり、錠剤Wの搬送経路となる外側搬送部12と、一部分に貫通孔13bを有し、外側搬送部12よりも直径が小さい円形の底壁13と、外側搬送部12と底壁13をつなぐ筒状の側壁14とを備えている。
本実施形態の内側搬送部11は、外側搬送部12の径方向内方に設けられている。換言すれば、外側搬送部12は、物品搬送装置2の上面視で内側搬送部11の周囲を取り囲むように内側搬送部11の径方向外方に設けられている。
供給容器10は、図示しない本体フレームに回転自在に取付けられている。供給容器10の回転軸は、底壁13の中心を通り、底壁13に垂直な線に一致する。供給容器10の底壁13の下面には、底壁13に中心を一致させて環状の内歯ギア10bが固定されている。
本体フレームには第1のモータ21が取付けられており、第1のモータ21の駆動軸21aに設けられたピニオン22が内歯ギア10bに噛み合っている。第1のモータ21が駆動されると、供給容器10(外側搬送部12)は、その回転中心軸の周りを回転方向A(図1参照)に向けて回転する。本実施形態においては、物品搬送装置2の平面視で供給容器10の回転方向Aは、反時計回転方向である。
図1、図2に示すように、内側搬送部11は、供給容器10の内部において傾斜して配置されている。内側搬送部11の直径は、供給容器10の底壁13の直径よりも大きいので、内側搬送部11を供給容器10内に傾斜して収容できる。すなわち、供給容器10は、上面が開放され、上面から底壁13に向かって断面積が小さくなる円形形状に形成されているので、内側搬送部11を供給容器10に傾斜して収容できる。
図2に示すように、内側搬送部11の傾斜方向の上端部11bは、供給容器10の側壁14の上縁に対峙しており、内側搬送部11の周方向について上端部11bとは180°反対側に位置する傾斜方向の下端部11cは、供給容器10の側壁14の下縁に対峙している。
すなわち、内側搬送部11の傾斜方向の下端部11cは、供給容器10の側壁14の下縁に対峙している部分が最も低く、内側搬送部11の傾斜方向の上端部11bは、供給容器10の側壁14の上縁に対峙している部分が最も高い。内側搬送部11の下面の中央には駆動軸11a(図2参照)が内側搬送部11に対して垂直に固定されており、駆動軸11aは、傾斜した状態で供給容器10の底壁13の貫通孔13bを挿通して第2のモータ23(図2参照)に連結されている。
第2のモータ23は、供給容器10を支持する本体フレームに取付けられており、第2のモータ23が駆動されると、供給容器10の内部において内側搬送部11は、駆動軸11aの周りを回転方向B(図1参照)に回転する。内側搬送部11の回転方向Bと外側搬送部12の回転方向Aは同一方向である。
図1に示すように、物品搬送装置2は、物品供給部24を備えており、物品供給部24は、物品搬送装置2の上方に設置されている。物品供給部24は、例えば、既存の製造設備や検査機能を持たない製造設備で製造された成形品の錠剤Wが投入されると、投入された錠剤Wを蓄積するとともに、蓄積された錠剤Wを排出口24aから物品投入位置P1に排出し、物品投入位置P1で内側搬送部11に供給する。
物品供給部24は、投入された錠剤Wを内側搬送部11に搬送するもので、例えば、直進フィーダやコンベアなどから構成されている。
物品供給部24は、内側搬送部11と外側搬送部12が錠剤Wを搬送する能力に合わせて錠剤Wを供給する機能を有している。換言すれば、物品供給部24は、物品搬送装置2が錠剤Wを搬送する能力(例えば単位時間当たりの錠剤Wの搬送数など)に合わせて内側搬送部11に対する錠剤Wの供給量が設定される。
物品搬送装置2において、物品供給部24から内側搬送部11に錠剤Wを投入しつつ、第1のモータ21と第2のモータ23を同方向に同速度または速度を違えて駆動し、内側搬送部11と供給容器10を、同速度で回転方向Aと回転方向Bにそれぞれ回転させると、物品供給部24の最も低い部分(傾斜方向の下端部11c側)に落下した錠剤Wは、内側搬送部11の回転に伴い、内側搬送部11の最も高い部分(傾斜方向の上端部11b側)まで移動し、外側搬送部12に載る。
図1、図3に示すように、外側搬送部12には溝部12Aと収容溝12Bが設けられている。図4、図5に示すように、溝部12Aは、外側搬送部12の上面12aから下方に窪んでおり、外側搬送部12の径方向に延在している。本実施形態の収容溝12Bは、収容部を構成する。
溝部12Aは、外側搬送部12の周方向に等間隔に複数並んで設けられており、外側搬送部12の周方向にこれら複数の溝部12Aが外側搬送部12の上面12aを挟んで隣接している。
図3に示すように、溝部12Aは、外側搬送部12の径方向の内端部12nから外端部12mに向かうに従って周方向の幅が漸次狭くなるように形成されている。溝部12Aの内端部12nの周方向の幅は、錠剤Wを周方向に2つに並べたときの幅、すなわち、錠剤Wの直径の2倍の幅よりも小さく(あるいは2つの錠剤Wを周方向に縦向きと横向きにして並べたときの幅よりも小さく)形成されており、錠剤Wが同時に2つ侵入し難い形状に形成されている。
内側搬送部11の回転によって外側搬送部12に乗り上げた錠剤Wは、溝部12Aの径方向の内端部12nから溝部12Aに入り込み、外側搬送部12の回転による遠心力と、後述する物品案内部27によって、溝部12Aから収容溝12Bに案内されて収容溝12Bに収容される。
図3、図4に示すように、収容溝12Bは、溝部12Aに対して外側搬送部12の径方向外方に位置している。収容溝12Bは、平面視で錠剤Wよりも少しだけ大きい円形に形成されており、溝部12Aの底面12bよりも下方に窪んでいる、または、溝部12Aと同一高さとしてもよい。
具体的には、収容溝12Bは、溝部12Aの底面12bよりも下方に位置する環状の載置面12dを有する底壁12Cを備えている。底壁12Cには載置面12dの内方に位置し、検査用の光が通過する円形の開口部12cが形成されている。すなわち、載置面12dは、円形の開口部12cを取り囲むように開口部12cの径方向外方に設けられており、環状の載置面12dには開口部12cを上方から閉止するように錠剤Wが載置される。
収容溝12Bは、底壁12Cから上方に延在し、錠剤Wの外周側面Waを取り囲む周壁12Dを備えており、収容溝12Bには錠剤Wが嵌まった状態で収容される。
具体的には、溝部12Aの底面12bと収容溝12Bの載置面12dの段差と、溝部12Aの上面12aと収容溝12Bの載置面12dの段差とによって収容溝12Bの周壁12Dが形成されている。
開口部12cは、外側搬送部12の平面視において錠剤Wの外径よりも小径に形成されているので、収容溝12Bに錠剤Wが収容された状態では開口部12cが上方から目視不能となり、錠剤Wが開口部12cから落下することを防止できる。
外側搬送部12の回転中心軸から全ての収容溝12Bの中心部までの距離は、同一の距離となっており、錠剤Wが収容溝12Bに収容された状態において、錠剤Wは、外側搬送部12の回転方向に一列に整列される。すなわち、収容溝12Bの中心部(開口部12cの中心部)を回転方向に結んだ線は円となる。これにより、外側搬送部12が回転すると、収容溝12Bに収容された錠剤Wは、外側搬送部12の回転方向に一列に整列される。
また、錠剤Wが収容溝12Bに収容された状態においては錠剤Wの外周側面Waと周壁12Dの隙間が極小となる。これにより、錠剤Wと周壁12Dの隙間から光が漏出することや、錠剤Wと周壁12Dの隙間に光が入り込むことを防止できる。すなわち、周壁12Dは、錠剤Wの外周側面Waから後述する受光部32に入射する光を遮る。本実施形態の周壁12Dは、遮光部を構成し、錠剤Wの外周側面Waは、物品の外周側面を構成する。
なお、錠剤Wの外周側面Waと周壁12Dの隙間と、錠剤Wの外周側面Waと底壁12Cの隙間とは、周壁12Dによって錠剤Wの外周側面Waから光が漏れることや外周側面Waから光が入り込むことを防止でき、錠剤Wが収容溝12Bに確実に収容される隙間に設定されていることを条件とする。
図4に示すように、収容溝12Bに錠剤Wが収容された状態において、錠剤Wの高さ方向の寸法a、すなわち、収容溝12Bの載置面12dから錠剤Wの上面までの寸法aは、収容溝12Bの載置面12dから溝部12Aの上面12aの高さ方向の寸法bよりも大きい。
これにより、収容溝12Bに錠剤Wが収容された状態において、錠剤Wの上面は、溝部12Aの上面12aよりも上方に突出している。
なお、収容溝12Bに錠剤Wが収容された状態において、錠剤Wの高さ方向の寸法aを収容溝12Bの載置面12dから溝部12Aの上面12aまでの高さ方向の寸法bよりも小さくしてもよい。この場合、収容溝12Bに錠剤Wが収容された状態において、錠剤Wの上面は、溝部12Aの上面12aよりも下方に位置する。
図1に示すように、物品搬送装置2には、物品規制部25が設けられている。物品規制部25は、錠剤Wが溝部12Aに1つだけ供給されるように錠剤Wの供給数を規制し、錠剤Wを外側搬送部12の回転方向に1例に整列させる。
物品規制部25は、外側搬送部12の回転方向に一定の長さで湾曲して延在し、かつ、上下方向に延在するガイド板から構成されており、供給容器10を支持する本体フレームに固定されている。
物品規制部25は、物品投入位置P1に対して外側搬送部12の回転方向の下流側の規制位置P2に設けられている。換言すれば、物品投入位置P1は、物品搬送装置2の平面視で物品規制部25に対して上流側に設置されている。ここで、外側搬送部12の回転方向と錠剤Wの搬送方向は、同一方向である。
内側搬送部11から溝部12Aの径方向の内端部12nを通して溝部12Aに1つの錠剤Wが供給されると、物品規制部25には錠剤Wの径方向の外端部が接触する。すなわち、物品規制部25と溝部12Aの内端部12nにおける外側搬送部12の径方向の寸法は、錠剤Wが溝部12Aから内側搬送部11に落ちないように、錠剤Wの直径と同じ寸法、錠剤Wの直径よりも少し大きい寸法、または錠剤Wの直径よりも少し小さい寸法に設定されている。これにより、物品規制部25によって溝部12Aに錠剤Wが1つだけ供給されるように錠剤Wの供給数が規制される。
また、溝部12Aに1つだけ供給された錠剤Wは、物品規制部25によって外側搬送部12の径方向外方に移動することが規制され、外側搬送部12の回転方向に一列に整列した状態で物品検査位置P5に向かって搬送される。本実施形態の外側搬送部12は、搬送部を構成する。
物品搬送装置2には物品調整部26が設けられている。物品調整部26は、物品規制部25に対して外側搬送部12の回転方向の下流側の物品調整位置P3に設けられており、溝部12Aに正規の姿勢で位置していない錠剤Wを溝部12Aで正規の姿勢に戻すとともに、溝部12Aからはみ出している錠剤Wを溝部12Aから除去する。ここで、錠剤Wの正規の姿勢とは、例えば、溝部12Aから収容溝12Bに円滑に移動して収容溝12Bに横向きで収容可能な姿勢である。
物品調整部26は、ブラシやエアー、排除板などから構成されており、溝部12Aに供給された錠剤Wが外側搬送部12の上面12aに乗り上げた場合に、錠剤を溝部12Aにおいて正常な姿勢となるように調整し、または溝部12Aから排除する。
また、1つの錠剤Wが姿勢不良(縦向き)になったときに、当該錠剤Wを溝部12Aから排除する。溝部12Aから排除された錠剤Wは内側搬送部11に戻される。
具体的に、物品調整部26は、溝部12Aで正常な姿勢となる錠剤Wの上面よりも上方に錠剤Wが位置している場合には、錠剤Wの上面よりも上方にエアー供給することや、排除板を作用させることにより、姿勢不良となる錠剤Wを調整(姿勢矯正または排除)する。
物品搬送装置2には物品案内部27が設けられている。物品案内部27は、物品調整部26に対して外側搬送部12の回転方向の下流側の物品案内位置P4に設けられており、溝部12Aに供給された錠剤Wを溝部12Aに沿って収容溝12Bに案内する。物品案内部27は、外側搬送部12の回転方向に一定の長さで湾曲して延在し、かつ、上下方向に延在するガイド板から構成されており、供給容器10を支持する本体フレームに固定されている。
物品案内部27は、外側搬送部12の回転方向において溝部12Aの内端部12nから外端部12mに向かうように一定の長さで延在し、かつ上下方向に延在するガイド板から構成されている。物品案内部27は、上流端部27aが外側搬送部12の径方向で溝部12Aの内端部12nよりも内側搬送部11側に位置しており、下流端部27bが外側搬送部12の径方向で収容溝12Bよりも溝部12Aの内端部12n側に位置し、かつ、溝部12Aの外端部12m付近に位置している。
物品案内部27は、規制位置P2において収容溝12Bの内端部12n側で外側搬送部12の回転方向に一列に整列された錠剤Wを、外側搬送部12の回転に伴って溝部12Aに沿って収容溝12B側に移動させ、収容溝12Bに収容する。
収容溝12Bに収容された錠剤Wは、外側搬送部12の回転によって物品検査部3に搬送される。図1に示すように、物品検査部3は、外側搬送部12の回転方向で物品案内位置P4よりも下流側の物品検査位置P5に設けられている。
物品搬送装置2には物品阻止部28が設けられている。物品阻止部28は、物品案内部27の外側搬送部12の回転方向の途中から外側搬送部12の回転方向で物品検査位置P5よりも下流側まで設けられている。
物品阻止部28は、外側搬送部12の回転方向に湾曲して一定の長さで延在し、かつ、上下方向に延在するガイド板から構成されており、供給容器10を支持する本体フレームに固定されている。
物品阻止部28は、物品案内部27によって収容溝12Bに収容された錠剤Wが外側搬送部12の回転による遠心力によって収容溝12Bから径方向外方に移動することを阻止する。
図6に示すように、物品検査部3は、光源31と、受光部32と、測定部33と、正常測定判定部34と、光検出部41と、光量変動受光部42と、光量変動値蓄積部43と、光量変動判断部44と、を含んで構成される。
光源31は、検査対象の錠剤Wに広帯域の光を照射するため、例えばハロゲンランプから構成されている。
受光部32は、錠剤Wを透過した光を分光し、分光特性の信号を出力する。
測定部33は、受光部32の出力する分光特性の信号を処理して出力する。
正常測定判定部34は、測定部33の処理した結果から錠剤Wの品質の良否判定を行なう。
光検出部41は、光源31の出力光の一部を検出し、電気信号などに変換して出力する。光検出部41は、例えば、光源31の光量を示す信号を出力する。これにより、光検出部41は、光源31の光出力の相対値を出力することが可能となる。
光量変動受光部42は、光検出部41の出力する信号から光源31の光量の変動を検知する。
光量変動値蓄積部43は、光量変動受光部42が検知した光量の変動値を蓄積する。
光量変動判断部44は、光量変動値蓄積部43に蓄積されている光量の変動値から、変動許容閾値45及び光量限界値46に記憶された閾値に基づいて光量の変動量の異常を判断する。
図1に示すように、物品検査位置P5よりも外側搬送部12の回転方向の下流側にはNG品回収部35、全品回収部36およびOK品回収部37が外側搬送部12の回転方向に所定の間隔をおいて設けられている。
物品搬送装置2は、物品検査部3が錠剤Wを不良品(NG品)と判定すると、当該不良品と判定された錠剤Wが物品検査部3に対して外側搬送部12の回転方向の下流側のNG品選別位置P6まで搬送されてきたときに、例えば、外側搬送部12の径方向の内側から錠剤Wにエアーを吹き付けて収容溝12BからNG品回収部35に排出する。なお、NG品選別位置P6で外側搬送部12の径方向外方から錠剤Wを吸引して収容溝12BからNG品回収部35に排出してもよい。
一方、物品検査部3が錠剤Wを正常品(OK品)と判定すると、当該正常品と判定された錠剤WがNG品選別位置P6からOK品選別位置P7まで搬送されてきたときに、例えば、外側搬送部12の径方向の内側から錠剤Wにエアーを吹き付けて収容溝12BからOK品回収部37に排出する。なお、OK品選別位置P7で外側搬送部12の径方向外方から錠剤Wを吸引して収容溝12BからOK品回収部37に排出してもよい。
全品回収部36は、外側搬送部12の回転方向でNG品選別位置P6とOK品選別位置P7の間の全排出位置P8に設けられている。
全品回収部36は、物品検査装置1の運転開始時や、非常停止後の復帰動作後や、NG排出を失敗した錠剤Wなど、正常な検査ができなかった、または、排出を失敗した錠剤Wなどを回収するものであり、例えば、外側搬送部12の径方向の内側から錠剤Wにエアーを吹き付けて収容溝12Bから全品回収部36に排出する。
なお、全排出位置P8で外側搬送部12の径方向外方から錠剤Wを吸引して収容溝12Bから全品回収部36に排出してもよい。
また、外側搬送部12の回転方向でNG品回収部35の下流側の確認位置P9に確認センサ38を設け、確認センサ38によってNG品選別位置P6で不良品が排出されたか否かを確認してもよい。このようにすれば、不良品の選別の信頼性を向上できる。
本実施形態において、物品検査部3の光源31の光量は、時間とともに変化する。また、長時間使用した場合は、フィラメントの劣化などによって、図7に示すように、光量が一時的に変動し(図の0.6[min]付近)、錠剤Wの品質の判定を正しくできない場合がある。
本実施形態の物品検査部3は、光源31の光量を監視し、光源31の光量が一定になるように光源31の光量を調整する。具体的には、光量変動受光部42は、光源31の光量の変動を検知すると、光量の変動量に応じて光源31の光量を調整する。
光源31の光量の変動はゆっくり起こるため、検知した光量の変動を光源31にフィードバックする場合も、ゆっくりと変化するように実施する。このようにしないと、錠剤Wを測定している間の光量の変動が大きくなりすぎ、測定条件変動による光源31の変動を光量変動受光部42が検知してしまう。
フィードバック量を決めるための光量は、平均化やフィルタ及び統計的処理により導き出された値を使用することにより、急激な変動を含まないデータを基にする。光量変動受光部42は、フィードバックにより、光源31となるハロゲンランプの電圧をPID(Proportional-Integral-Differential)制御などの手法により補正する。
また、受光部32において、光量変動受光部42で検知した光量の変動量に応じて、測定結果を補正してもよい。
例えば、光源31の光量が低下した場合は、受光部32での受光量も低下するため、受光部32で低下分を補正し、測定部33に出力する。
このようにすることで、光源31の光量変動による、測定部33に入力される分光特性の測定結果への影響を抑えることができる。
本実施形態の物品検査部3は、光量の閾値により、光量の変動量が大きい場合に、その間に測定した錠剤Wを測定条件変動による未判定品として排出または再測定とする。光量の閾値は、絶対値でもよいし、測定開始時からの変動幅、割合などの相対的な値でもよい。
具体的には、光量変動判断部44は、光量変動値蓄積部43に蓄積されている光量の変動値と、変動許容閾値45に記憶された閾値と、を比較し、光源31の光量の変動値が閾値を超えているときに測定した錠剤Wを未判定品とする。
また、光量変動判断部44は、光量変動値蓄積部43に蓄積されている光量の値が、光量限界値46に記憶された限界値を超えているときに測定した錠剤Wを未判定品とする。
変動許容閾値45及び光量限界値46に記憶する値は、上限値と下限値を記憶するようにしてもよいし、絶対値として記憶するようにしてもよい。
未判定品は、例えば、全品回収部36(図1参照)、あるいは図示しない未判定品回収部にて回収される。このようにすることで、光量変動時の正常品が、品質異常による不良品との区別がつかずに不良品と判定されることを回避することができる。
このように、上述の実施形態では、光量変動受光部42は、光検出部41の出力する信号から光源31の光量の変動を検知し、光量の変動量に応じて光源31の光量を調整する。
これにより、光源31の光量の変動量に応じて光源31の光量が調整される。このため、光源31の光量を一定に保つことができ、長時間の検査でも検査対象物の特性を正しく評価できる。
また、光量変動受光部42は、光源31の光量の値を平均化した値により光量の変動量を算出する。
これにより、光源31の光量の値を平均化した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源31の光量が調整され、光源31の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、光量変動受光部42は、光源31の光量の値をフィルタ処理した値により光量の変動量を算出する。
これにより、光源31の光量の値をフィルタ処理した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源31の光量が調整され、光源31の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、光量変動受光部42は、光源31の光量の値を統計的処理した値により光量の変動量を算出する。
これにより、光源31の光量の値を統計的処理した値により光量の変動量が算出される。このため、急激な変動を含まないデータにより光源31の光量が調整され、光源31の光量の急激な変化を抑えることができる。
また、光量変動判断部44は、光源31の光量の変動値が所定の閾値を超えているときに測定した錠剤Wを未判定品とする。
これにより、光源31の光量の変動値が所定の閾値を超えているときに測定した錠剤Wが未判定品とされる。このため、光源31の光量が一時的に変動して検査対象物の特性を正しく評価できない場合に測定した検査対象物を除外して、検査対象物の特性を正しく評価できる場合のみの測定結果とすることができ、検査対象物の特性を正しく評価できる。
なお、本実施形態においては、光源31の光を錠剤Wに透過させ、透過した光の分光特性に基づいて錠剤Wの品質を検査する場合について示したが、光源31の光を錠剤Wに反射させ、反射した光の分光特性に基づいて錠剤Wの品質を検査する場合でも同様に適用することができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 物品検査装置
2 物品搬送装置
3 物品検査部
12 外側搬送部(搬送部)
12B 収容溝
31 光源
32 受光部
33 測定部
34 正常測定判定部
41 光検出部
42 光量変動受光部
43 光量変動値蓄積部
44 光量変動判断部
45 変動許容閾値
46 光量限界値

Claims (5)

  1. 検査用の物品(W)を物品検査位置(P5)に搬送する搬送部(12)と、
    前記物品検査位置に搬送された前記物品に光を照射する光源(31)と、前記物品を透過または反射した光を検出する受光部(32)とを有し、前記受光部が検出した光の分光特性に基づいて前記物品の品質を検査する物品検査部(3)と、を備える物品検査装置(1)であって、
    前記光源からの光を信号に変換して出力する光検出部(41)と、
    前記光検出部の出力する信号から前記光源の光量の変動を検知し、光量の変動量に応じて前記光源の光量を調整する光量度変動受光部(42)と、を備える物品検査装置。
  2. 前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値を平均化した値により光量の変動量を算出する請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値をフィルタ処理した値により光量の変動量を算出する請求項1に記載の物品検査装置。
  4. 前記光量変動受光部は、前記光源の光量の値を統計的処理した値により光量の変動量を算出する請求項1に記載の物品検査装置。
  5. 前記光源の光量の変動値が所定の閾値を超えているときに測定した前記物品を未判定品とする光量変動判断部(44)を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の物品検査装置。
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