JP2022175646A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装袋において緩衝性を高める。【解決手段】包装袋10は、外装袋1と、外装袋1に内装されたシート状の緩衝体2とを備える。外装袋1は、厚さ方向D3において互いに対面する一対の面部3,4と、面部3,4どうしを幅方向D2の両側でそれぞれ連結する一対の側部5と、面部3,4どうしを長さ方向D1の一側で連結する底部6とを有する。緩衝体2には、所定方向に延びる複数の切れ込み部21が千鳥状に設けられている。緩衝体2は、長さ方向D1に伸張可能となるように、切れ込み部21の延びる所定方向が長さ方向D1と交差する姿勢で面部3,4の間に懸架されるとともに側部5の間に配置される。外装袋1における側部5の各々と未伸張状態の緩衝体2における幅方向D2の端部25とは、底部6に近づくほど近接して設けられている。【選択図】図1

Description

本件は、物品を包装するための包装袋に関する。
包装資材の一つとして、クッションペーパーやハニーペーパーとも称されるシート材が知られている。このシート材は、複数の切れ込み部が千鳥状に設けられたシート状の緩衝体であって、切れ込み部の延びる方向と交差する方向に引っ張られて伸長した状態では、ハニカム状の立体的なセル構造が出現することで衝撃を緩和する機能を発揮する。そこで、上記のシート材を外装袋に内装させた包装袋が提案されている(特許文献1参照)。
特開2017-193376号公報
特許文献1に記載のような包装袋では、シート材が伸長していない状態(未伸張状態)と伸長した状態(伸張状態)とで、シート材の形状が変化することから外装袋に対するシート材の位置関係も変化する。このため、仮に未伸張状態のシート材のみを考慮して各種寸法や配置を設定すると、外装袋の内部でシート材が伸張状態となった場合に物品の一部がシート材で覆われなくなり、緩衝性が確保されなくなる虞がある。よって、包装袋の緩衝性を高めるうえで改善の余地がある。
本件の包装袋は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、緩衝性を高めることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
本件の包装袋は、厚さ方向において互いに対面する一対の面部と、前記面部どうしを幅方向の両側でそれぞれ連結する一対の側部と、前記面部どうしを長さ方向の一側で連結する底部と、を有する外装袋と、所定方向に延びる複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記長さ方向に伸張可能となるように前記所定方向が前記長さ方向と交差する姿勢で前記面部の間に懸架されるとともに前記側部の間に配置され、前記外装袋に内装されたシート状の緩衝体と、を備え、前記外装袋における前記側部の各々と未伸張状態の前記緩衝体における前記幅方向の端部とが前記底部に近づくほど近接して設けられたことを特徴としている。
本件の包装袋によれば、緩衝性を高められる。
実施形態に係る包装袋の斜視図であり、未伸張状態の緩衝体を示している。 平面状に折り畳まれた図1の包装袋の平面図であり、未伸張状態の緩衝体を示している。 伸長状態の緩衝体の要部を拡大した斜視図である。 図1の包装袋の模式的な横断面図であり、(a)は図1のA-A断面を示し、(b)は図1のB-B断面を示し、(c)は図1のC-C断面を示している。 図1の包装袋の斜視図であり、伸張状態の緩衝体を示している。 第一変形例に係る包装袋の平面図(図2に対応する図)である。 第二変形例に係る包装袋の平面図(図2に対応する図)である。
図面を参照して、実施形態としての包装袋について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。下記の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
<包装袋>
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る包装袋10は、物品を包装する袋である。包装袋10は、物品を収容する容器状の外装袋1(本体袋)と、外装袋1に内装され、物品を保護するシート状の緩衝体2(緩衝部)とを備えている。外装袋1及び緩衝体2に用いられる材料は、紙、樹脂シート及びこれらの積層物から選ばれる。中でも外装袋1及び緩衝体2が、紙、樹脂シートといった同一の材料から形成されることが好ましい。ただし、外装袋1及び緩衝体2のそれぞれは、異なる材料から形成されてもよい。
以下、物品を出し入れするための開口11が上向きに配置された状態の包装袋10について述べる。ここでは重力の作用方向を下方とし、その反対方向を上方とする。
本実施形態では、包装袋10について、上下方向を長さ方向D1ともいい、長さ方向D1に直交する左右方向を幅方向D2ともいい、長さ方向D1及び幅方向D2のいずれにも直交する前後方向を厚さ方向D3ともいう。このように、長さ方向D1と幅方向D2と厚さ方向D3とは、相互に直交する。長さ方向D1は、詳細を後述するように、緩衝体2が伸長する方向として予め設定された方向である。
また、以下の説明では、長さ方向D1の寸法を長さ寸法と略称し、幅方向D2の寸法を幅寸法と略称し、厚さ方向D3の寸法を厚さ寸法と略称する。
<外装袋>
図1に示すように、外装袋1は、厚さ方向D3において互いに対面する一対の面部3,4を有する。一対の面部3,4は、いずれも長さ方向D1及び幅方向D2に延在し、互いに等しい形状をなす。ここでは矩形状をなす面部3,4を例示する。
外装袋1は、面部3,4どうしを幅方向D2の両側(左右)でそれぞれ連結する一対の側部5と、面部3,4どうしを長さ方向D1の一側(下側)で連結する底部6とを有する。外装袋1の長さ方向D1の他側(上側)には、開口11が設けられる。開口11は、面部3,4における長さ方向D1の他側(上側)の縁部31,41(以下、開口縁部31,41ともいう)で区画されている。このように、外装袋1では、開口11及び底部6が長さ方向D1において互いに反対側に位置する。
本実施形態の外装袋1は、包装袋10の使用時に底部6を下側にして自立するスタンディングパウチであり、上記のとおり開口11が底部6よりも上側に位置する姿勢で配置される。ここでは、側部5がガセット(マチ)無しの構造をなし、底部6がガセット有りの構造をなす外装袋1を例示する。すなわち、一対の面部3,4は、幅方向D2の両側では側部5により直接的に連結されるのに対し、長さ方向D1の一側では底部6を介して間接的に連結されている。
図2に示すように、本実施形態の外装袋1は、包装袋10の幅方向D2の中心線CLに対して対称(左右対称)に形成されている。このため、幅方向D2の両側に設けられる一対の側部5は、互いに対称(左右対称)な構造をなす。
本実施形態の側部5は、面部3,4の幅方向D2の端部32,42(以下、幅端部32,42ともいう)どうしを貼り合わせることで形成されており、幅端部32,42の幅方向D2の内縁部をなす。詳細に言えば、側部5は、一方の面部3の幅端部32が他方の面部4の幅端部42にそれぞれ直接的に貼り合わせられることで形成されている。このように形成された側部5は、長さ方向D1に延びる線状をなし、面部3,4どうしを直接連結する。なお、このような面部3,4の幅端部32,42どうしの貼り合わせには、公知の粘着剤や接着剤(例えば、ヒートシール接着剤や糊)を適用してもよいし、ステープルなどの手段を適用してもよい。また、外装袋1に樹脂シートが用いられる場合には、面部3,4の幅端部32,42どうしを融着させてもよい。
一対の側部5は、底部6側に向けて互いに近づくように、長さ方向D1に対して傾斜して設けられている。換言すれば、一対の側部5は、下側に向けて窄まるテーパー状をなす。したがって、側部5間の幅寸法は、底部6に近づくほど小さくなる。
ここでは、面部3,4の長さ方向D1の全長にわたって傾斜する直線状の側部5を例示する。本実施形態では、このように側部5が長さ方向D1に対して傾斜することに伴い、面部3,4において互いに貼り合わせられた幅端部32,42の各々が、下側にいくほど幅寸法が拡大された直角台形状をなす。
図1に示すように、本実施形態の底部6は、幅方向D2及び厚さ方向D3に延びる面状をなし、面部3,4の間に介在する。ここでは、厚さ寸法が幅方向D2の外側に向けて(側部5に近づくに連れて)次第に小さくなる紡錘形の底部6を例示する。底部6は、包装袋10の未使用時(図2参照)には面部3,4の間に折り畳まれ、包装袋10の使用時(図1参照)には面状に展開されるガセット(マチ)をなす。詳細に言えば、底部6は、幅方向D2に延びる折畳線9において上側(開口11側)に凸をなすように折り畳み可能に形成される。
なお、外装袋1では、開口11を開閉するフラップ7が一方(図1では奥側)の面部3から上方へ突設されている。フラップ7は、外装袋1の封緘時に、他方(図1では手前側)の面部4に重ねられたうえで貼り付けられる。
<緩衝体>
図1に示すように、緩衝体2は、所定方向に沿って延在する複数の切れ込み部21が千鳥状に設けられたシート材であり、クッションペーパーやハニーペーパーとも称される。緩衝体2は、切れ込み部21の延びる所定方向と交差する方向(以下、交差方向ともいう)に引っ張られた場合に、切れ込み部21に対応する目が開くことで交差方向に伸長してネット状(マット状)に変形する。このように、緩衝体2は、交差方向に伸長可能であり、交差方向に伸長してネット状に変形した状態では、衝撃を緩和する機能を発揮する。
以下、緩衝体2が交差方向に伸長しておらずシート状をなす状態を「未伸張状態」ともいい、緩衝体2が交差方向に伸長してネット状をなす状態を「伸張状態」ともいう。
図3に示すように、伸長状態の緩衝体2では、切れ込み部21周辺の片部22がシート厚方向(所定方向と交差方向との何れにも直交する方向)に立ち上がることで、ハニカム状の立体的なセル構造23が出現する。内装材20は、このようなセル構造23の出現により、シート厚方向に緩衝代が形成されたネット状に変形する。
図1に示すように、緩衝体2は、包装袋10の長さ方向D1に伸長可能となるように、切れ込み部21の延びる所定方向が長さ方向D1と交差する姿勢で面部3,4の間に懸架される。ここでは、所定方向が長さ方向D1と直交する(所定方向が幅方向D2と一致する)姿勢で配置された緩衝体2を例示する。
緩衝体2は、底部6側に凸をなすように二つ折りにされた状態で、面部3,4の開口縁部31,41の間に架け渡されている。本実施形態の緩衝体2は、平面に展開された状態では矩形状をなし、二つ折りにされた状態では、展開された状態の半分のサイズの矩形状をなす。
緩衝体2は、例えば、上記のような二つ折り状態で互いに対向する一対の上縁部24が、面部3,4の開口縁部31,41に内側からそれぞれ貼り付けられることにより、外装袋1に組み付けられる。緩衝体2において一対の上縁部24間に延びる本体部26は、外装袋1のいずれの部位にも貼り付けられずに設けられる。本体部26は、開口11から包装袋10に入れられた物品が載せられることで、この物品の自重によってあるいは物品が押し込まれることで長さ方向D1に伸張する。
面部3,4の間に懸架された未伸張状態の緩衝体2は、外装袋1の底部6と非接触に設けられる。すなわち図2に示すように、未伸張状態の緩衝体2の長さ寸法L1は、面部3,4の開口縁部31,41から底部6までの長さ寸法L2よりも小さく設定される(L1<L2)。
緩衝体2は、一対の側部5の間に配置される。本実施形態では、未伸張状態の緩衝体2における幅方向D2の端部25(以下、側端部25ともいう)が、長さ方向D1に沿って互いに平行に延びている。このように、本実施形態の包装袋10では、外装袋1の側部5が上記のとおり底部6側に向けて互いに近づくように長さ方向D1に対して傾斜して設けられるのに対し、未伸張状態の緩衝体2の側端部25が長さ方向D1に沿って互いに平行に設けられている。
したがって、包装袋10では、外装袋1の側部5の各々と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とが、底部6に近づくほど近接して設けられている。ここでは、未伸張状態の緩衝体2の側端部25が、外装袋1の側部5に対して非接触に設けられた例を示す。すなわち、外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25との間には、長さ方向D1の全域にわたって隙間12が設けられている。
上記の隙間12は、底部6に近づくほど幅寸法が縮小する。具体的には図4(a),(b)に示すように、隙間12は、比較的上側の位置における幅寸法W1〔図4(a)に示すA-A断面参照〕と比べて、比較的下側の位置における幅寸法W2〔図4(b)に示すB-B断面参照〕のほうが小さくなる(W2<W1)。ここで、隙間12の幅寸法W1,W2は、長さ方向D1の任意の位置において、側部5間の幅寸法W3から未伸張状態の緩衝体2の幅寸法W4を引いた値の半分の長さ〔(W3-W4)/2〕に相当する。なお、本実施形態では、未伸張状態の緩衝体20の幅寸法W4が長さ方向D1のいずれの位置においても一様である。
図4(c)は、未伸張状態の緩衝体2よりも底部6側で包装袋10を幅方向D2に切断した場合の横断面図(図1のC-C断面図)である。図4(c)に示すように、本実施形態では、未伸張状態の緩衝体2よりも底部6側の所定範囲において、側部5間の幅寸法W3が未伸張状態の緩衝体2の幅寸法W4よりも小さく設定されている(W3<W4)。
図5に示すように、伸張状態の緩衝体2の側端部25は、外装袋1の側部5に当接する。詳細に言えば、緩衝体2は、伸張状態となった場合に側端部25の下端部が外装袋1の側部5と干渉するように設けられる。このように、伸張状態の緩衝体2の側端部25と外装袋1の側部5とが当接する構造は、例えば、未伸張状態の緩衝体2の長さ寸法L1や幅寸法W4、緩衝体2の伸長特性(切れ込み部21のサイズや数や配置)、外装袋1の側部5の傾斜角度(側部5間の幅寸法)などを適宜設定することにより実現できる。なお、伸張状態の緩衝体2の側端部25のうち、外装袋1の側部5に当接する下端部以外の部分は、外装袋1の側部5との間に隙間13をあけて(側部5と非接触に)設けられる。
また、伸張状態の緩衝体2は、外装袋1の底部6と非接触に設けられる。すなわち、緩衝体2は、伸張状態における長さ寸法L3が面部3,4の開口縁部31,41から底部6までの長さ寸法L2よりも小さくなる(L3<L2となる)ように、伸び代を見越して形成される。
[2.作用及び効果]
図5に示すように、伸張状態の緩衝体2は、未伸張状態の緩衝体2(図1参照)と比べて、本体部26が底部6側(長さ方向D1)に伸長するとともに幅方向D2にやや収縮する。より具体的にいえば、伸張状態の緩衝体2は、底部6に近づくほど幅寸法が小さくなる傾向にある。
したがって、仮に、外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とがいずれも長さ方向D1に沿って平行に延設された(底部6に近づくほど近接しないで設けられた)包装袋では、緩衝体2が伸長状態となった場合に、外装袋1の側部5と緩衝体2の側端部25との隙間13の幅寸法が底部6に近づくほど大きくなる。隙間13では緩衝体2の機能が発揮されないため、隙間13の拡大は包装袋の緩衝性の低下を招く虞がある。また、緩衝体2の本体部26に載せられた小さな物品が隙間13を通じて底部6へと落下する虞もある。
これに対し、上記の包装袋10では、外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とが底部6に近づくほど近接して設けられている。このため、緩衝体2が底部6側への伸長に伴い幅方向D2に収縮しても、外装袋1の側部5と緩衝体2の側端部25との隙間13の幅寸法の拡大を抑えられる。したがって、包装袋10に包装された物品の一部が隙間13にはみ出て配置されることや、小さな物品が隙間13から底部6へ落下することを抑制できる。よって、包装袋10の緩衝性を高められる。これにより、包装袋10で包装される物品の保護性を高められる。
図2に示すように、外装袋1の側部5が底部6側に向けて互いに近づくように長さ方向D1に対して傾斜して設けられ、未伸張状態の緩衝体2の側端部25が長さ方向D1に沿って互いに平行に延びていれば、上記のように外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とを底部6に向けて近接させつつも、緩衝体2をシンプルな形状にできる。このため、上記のように包装袋10の緩衝性を高められることに加えて、緩衝体2の製造コストを抑制できるとともに、緩衝体2の製造容易性を高められる。
伸張状態の緩衝体2の側端部25が外装袋1の側部5に当接すれば、これらの側端部25と側部5とが当接する部分において隙間13が埋まるため、物品の緩衝体2からのはみ出しや底部6への落下を更に抑えられる。よって、包装袋10において緩衝性を更に高められるとともに物品の保護性を更に高められる。
外装袋1の側部5が、長さ方向D1に延びる線状をなし、面部3,4どうしを直接連結すれば、外装袋1が側部5にガセットを有しない構造となるため、側部5の厚さ寸法を抑えられる。これにより、側部5が面状をなす(側部5が厚み方向D3に広がる)場合と比べて、幅方向D2の両側からも物品を緩衝体2で包み込みやすくなるため、緩衝性をより高められる。また、外装袋1の内部において側部5に隣接する部分の緩衝性の低下を抑えられる。
外装袋1の底部6が、厚さ方向D3及び幅方向D2に延びる面状をなし、面部3,4どうしの間に介在すれば、底部6が線状をなす(底部6が面部3,4どうしを直接連結する)場合と比べて、底部6の厚さ寸法を確保できる。このため、厚み寸法の大きい物品を包装袋10に収容しやすくなるとともに、包装袋10が底部6を下側にして自立しやすくなる。よって、包装袋10の利便性を高められる。
底部6がガセットをなし、外装袋1がスタンディングパウチであれば、包装袋10の使用時には底部6を面状に展開することで上記のとおり厚み寸法の大きい物品の収容性と包装袋10の自立性とを確保でき、包装袋10の未使用時には底部6を面部3,4の間に折り畳むことで包装袋10の嵩張りを抑制できる。よって、包装袋10の利便性を更に高められる。
伸張状態の緩衝体2が外装袋1の底部6と非接触に設けられていれば、包装袋10に包装された物品と外装袋1の底部6との接触(底付き)が抑制されるため、物品の保護性を更に高められる。
外装袋1及び緩衝体2が同一の材料から形成されていれば、使用後の包装袋10の処理性を高められる。例えば、包装袋10を再生利用(リサイクル)又は廃棄する際に、材料ごとに分別する必要がなく、処理作業性を向上させられる。特に外装袋1及び緩衝体2がいずれも紙製であれば、使用後の包装袋10を古紙回収や可燃ごみにそのまま出せるため、使用後の包装袋10の処理性を一層高められるとともに、プラスチックの廃棄物を削減できる(いわゆる「脱プラ」を実現できる)。
[3.変形例]
以下、上記の実施形態の変形例について述べる。以下の説明では、上記の実施形態の要素と同一又は対応する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[3-1.第一変形例]
図6に示すように、第一変形例に係る包装袋10では、外装袋1の構成が上記の実施形態と異なる。具体的に言えば、本変形例の外装袋1は、一対の面部3,4において互いに貼り合わせられる幅端部32,42に代えて、一方の面部3から幅方向D2の両側に突設された一対の糊代片33を有する。
本変形例の外装袋1では、各々の糊代片33が他方の面部4に重ねられたうえで貼り付けられることにより、側部5が形成される。このように形成された側部5は、一方の面部3から糊代片33が折り返された部分に相当し、外装袋1の幅方向D2の縁部をなす。なお、本変形例でも、一対の側部5は底部6側に向けて互いに近づくように長さ方向D1に対して傾斜して設けられている。また、緩衝体2は、上記の実施形態と同様に構成されている。
本変形例の外装袋1によれば、側部5が外装袋1の幅方向D2の縁部をなすことから、外装袋1の幅寸法が側部5間の幅寸法に一致する。このため、上記の実施形態と比べて、外装袋1の内部空間のサイズを維持しつつも、幅端部32,42が省略された分だけ外装袋1の幅寸法を小さくできる。よって、スペース効率のよい包装袋10を提供できる。
また、本変形例の包装袋10によれば、上記の実施形態の同様の構成からは、同様の作用及び効果を得られる。
[3-2.第二変形例]
図7に示すように、第二変形例に係る包装袋10では、外装袋1の一対の側部5が長さ方向D1に沿って互いに平行に設けられている。これに伴い、一対の面部3,4では、互いに貼り合わせられた幅端部32,42の各々が矩形状をなす。
一方、本変形例では、未伸張状態の緩衝体2の側端部25が、外装袋1の底部6側に向けて互いに離れるように長さ方向D1に対して傾斜している。すなわち、未伸張状態の緩衝体2の側端部25は、下側に向けて広がるテーパー状をなす。したがって、未伸張状態の緩衝体2の幅寸法は、底部6に近づくほど大きくなる。
ここでは、未伸張状態の緩衝体2の側端部25が、長さ方向D1の全長にわたって傾斜する直線状をなす例を示す。本変形例の緩衝体2は、このように未伸張状態における側端部25が長さ方向D1に対して傾斜することに伴い、二つ折りの状態(面部3,4間に懸架された状態)で台形状をなし、平面に展開された状態で六角形状をなす。
本変形例では、上記のように構成された外装袋1及び緩衝体2により、外装袋1の側部5の各々と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とが、底部6に近づくほど近接して設けられている。
本変形例の包装袋10によれば、外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25とを底部6に向けて近接させつつも、外装袋1をシンプルな形状にできる。このため、上記の実施形態と同様に包装袋10の緩衝性を高められることに加えて、外装袋1の製造コストを抑制できるとともに外装袋1の製造容易性を高められる。
また、本変形例の包装袋10によれば、上記の実施形態の同様の構成からは、同様の作用及び効果を得られる。
[3-3.その他]
外装袋1の側部5と未伸張状態の緩衝体2の側端部25との相対的な配置は、上記の例に限定されない。これらの側部5と側端部25とは、底部6に近づくほど近接して設けられればよく、例えば、これらの各々が長さ方向D1に対して傾斜していてもよいし、緩やかな曲線状に設けられてもよい。
第一変形例で示した糊代片33は、第二変形例で示した外装袋1に設けられてもよい。すなわち、第二変形例で示したように一対の側部5が長さ方向D1に沿って互いに平行に設けられた外装袋1において、一方の面部3から突設された糊代片33が他方の面部4に重ねられたうえで貼り付けられることにより、側部5が形成されてもよい。
外装袋1は、上記のようなスタンディングパウチに限定されない。外装袋1では、側部5及び底部6の双方が面状をなしてもよいし、側部5及び底部6の双方が線状をなしてもよい。あるいは、側部5が面状をなすとともに底部6が線状をなしてもよい。なお、面状をなす側部5及び底部6は、包装袋10の未使用時に面部3,4の間に折り畳まれるガセットをなしてもよいし、折り畳まれない(ガセット無しの)構造をなしてもよい。また、外装袋1では、フラップ7が省略されてもよいし、開口11を開封自在にシールするジッパーが設けられてもよい。
緩衝体2の切れ込み部21は、緩衝体2が長さ方向D1に伸長可能となるように、長さ方向D1に対して交差する方向に延びていればよく、上記のような幅方向D2に延びる配向に限られない。また、未伸張状態の緩衝体2の側端部25は、その下端部が外装袋1の側部5に当接してもよいし、伸張状態の緩衝体2の側端部25は、その下端部が外装袋1の側部5に当接しなくてもよい。
1 外装袋
2 緩衝体
3 面部
4 面部
5 側部
6 底部
7 フラップ
8 所定領域
9 折畳線
10 包装袋
11 開口
12 隙間
13 隙間
21 切れ込み部
22 片部
23 セル構造
24 上縁部
25 側端部
26 本体部
31 開口縁部
32 幅端部
41 開口縁部
42 幅端部
CL 中心線
D1 長さ方向
D2 幅方向
D3 厚さ方向
L1 未伸張状態の緩衝体2の長さ寸法
L2 面部3,4の開口縁部31,41から底部6までの長さ寸法
L3 伸張状態の緩衝体2の長さ寸法
W1 隙間12の幅寸法
W2 隙間12の幅寸法
W3 側部5間の幅寸法
W4 緩衝体2の幅寸法

Claims (8)

  1. 厚さ方向において互いに対面する一対の面部と、前記面部どうしを幅方向の両側でそれぞれ連結する一対の側部と、前記面部どうしを長さ方向の一側で連結する底部と、を有する外装袋と、
    所定方向に延びる複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記長さ方向に伸張可能となるように前記所定方向が前記長さ方向と交差する姿勢で前記面部の間に懸架されるとともに前記側部の間に配置され、前記外装袋に内装されたシート状の緩衝体と、を備え、
    前記外装袋における前記側部の各々と未伸張状態の前記緩衝体における前記幅方向の端部とが前記底部に近づくほど近接して設けられた
    ことを特徴とする包装袋。
  2. 前記側部は、前記底部側に向けて互いに近づくように前記長さ方向に対して傾斜して設けられ、
    前記未伸張状態の前記緩衝体における前記幅方向の端部は、前記長さ方向に沿って互いに平行に延びる
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 伸張状態の前記緩衝体の前記端部は、前記側部に当接する
    ことを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記側部は、前記長さ方向に沿って互いに平行に設けられ、
    前記未伸張状態の前記緩衝体における前記幅方向の端部は、前記底部側に向けて互いに離れるように前記長さ方向に対して傾斜する
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  5. 前記側部は、前記長さ方向に延びる線状をなし、前記面部どうしを直接連結する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の包装袋。
  6. 前記底部は、前記厚さ方向及び前記幅方向に延びる面状をなし、前記面部どうしの間に介在する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の包装袋。
  7. 前記底部は、未使用時に前記面部の間に折り畳まれ、使用時に面状に展開されるガセットをなし、
    前記外装袋は、使用時に前記底部を下側にして自立するスタンディングパウチである
    ことを特徴とする請求項5を引用する請求項6に記載の包装袋。
  8. 伸張状態の前記緩衝体は、前記底部と非接触に設けられた
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の包装袋。
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