JP2022175528A - 加熱装置、乾燥装置、液体を吐出する装置 - Google Patents

加熱装置、乾燥装置、液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】乾燥効率を向上する装置を提供する。【解決手段】液体が付与されたシート材Pを加熱する第1加熱手段301と、第1加熱手段301よりシート搬送方向下流側に配置された第2加熱手段302と、第2加熱手段302に対向してシート材Pを搬送する吸引搬送機構部303とを備え、吸引搬送機構部303の搬送ベルト331の第2加熱手段302より上流側の部分で第2加熱手段302向けてシート材Pを移送する移送手段を兼ねており、シート材Pに関する情報に基づき、第1加熱手段301により、移送手段(搬送ベルト331)よりも上流側のシート材P、又は、搬送ベルト331の移送手段を兼ねている部分で移送しているシート材Pを選択的に加熱させる加熱制御手段901を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は加熱装置、乾燥装置、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する手段を備える装置において、液体が付与されたシート材(被付与部材)を加熱する加熱手段を含む乾燥装置を備えるものがある。
従来、液体が付与されたシート材を加熱する第1加熱手段と、第1加熱手段を通過したシート材を吸引して搬送する吸引搬送手段と、吸引搬送手段で搬送されるシート材を加熱する第2加熱手段とを備えたものが知られている(特許文献1)。
特開2021-035761号公報
ところで、特許文献1に開示のような装置にあっても、更なる乾燥効率の向上が求められているという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、乾燥効率を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る加熱装置は、
液体が付与されたシート材を加熱する第1加熱手段と、
前記第1加熱手段よりシート搬送方向下流側に配置された第2加熱手段と、
前記第2加熱手段に向けて前記シート材を移送する移送手段と、
前記シート材に関する情報に基づき、前記第1加熱手段により、前記移送手段よりも上流側の前記シート材、又は、前記移送手段で移送している前記シート材を選択的に加熱させる手段と、を備えている
構成とした。
本発明によれば、乾燥効率が向上する。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置の概略説明図である。 同印刷装置の吐出ユニットの一例の平面説明図である 本発明の第1実施形態に係る加熱装置の側面説明図である。 搬送ベルトの異なる例の斜視説明図である。 本発明の第1実施形態に係る加熱装置における加熱制御に係る部分のブロック図である。 記憶手段に格納されたテーブルの一例の説明図である。 加熱制御手段による第1加熱手段の加熱方向(姿勢)制御の説明に供するフロー図である。 第1加熱手段の加熱方向とシート材上の液体(インク)の温度推移の関係の一例の説明に供するシート材搬送位置におけるインク温度の推移の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置の概略説明図である。 本発明の第2実施形態に係る加熱装置における加熱制御に係る部分のブロック図である。 記憶手段に格納されたテーブルの一例の説明図である。 加熱制御手段による第1加熱手段の加熱方向(姿勢)制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態に係る加熱装置の説明に供する説明図である。 本発明の第4実施形態に係る加熱装置の側面説明図である。 本発明の第5実施形態に係る加熱装置の第1加熱手段の部分の側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同印刷装置の概略説明図、図2は同印刷装置の吐出ユニットの一例の平面説明図である。
印刷装置1は、搬入部10と、印刷部20と、乾燥部30と、搬出部40とを備えている。印刷装置1は、搬入部10から搬入されるシート材Pに対し、印刷部20で液体を付与して所要の印刷を行い、乾燥部30でシート材Pに付着した液体を乾燥させた後、シート材Pを搬出部40に排出する。
操作部80は印刷装置1に対する印刷条件等の入力を行う。制御装置90の制御部91は、操作部80からの入力と記憶部92に格納された設定内容に対する動作のテーブル等に基づいて印刷動作等の制御を行う。
搬入部10は、複数のシート材Pが積載される搬入トレイ11と、搬入トレイ11からシート材Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12とを備えている。
給送装置12には、ローラやコロを用いた装置や、エアー吸引を利用した装置など、あらゆる給送装置を用いることが可能である。給送装置12により搬入トレイ11から送り出されたシート材Pは、印刷部20へ送り出される。
印刷部20は、搬入部10から送り出されたシート材Pが到達した後、所定のタイミングで駆動しシート材Pを送り出すレジストローラ対21を備えている。
また、印刷部20は、シート材Pを搬送するシート搬送装置22を備えている。シート搬送装置22は、シート材Pを周面に担持して回転する担持部材(回転部材)であるドラム23と、ドラム23の周面に吸引力を生じさせる吸引手段である吸引装置24などを有している。
また、印刷部20は、シート搬送装置22のドラム23に担持されて搬送されるシート材Pに向けて液体を吐出して付与する液体吐出部25を備えている。
また、印刷部20は、送り込まれたシート材Pを受け取ってドラム23との間でシート材Pを渡す渡し胴26と、ドラム23によって搬送されるシート材Pを乾燥部30へ受け渡す受け渡し胴27を備えている。
搬入部10から印刷部20へ搬送されてきたシート材Pは、レジストローラ対21により所定のタイミングで渡し胴26に送られ、渡し胴26に設けられた把持手段(グリッパ)によって先端が把持され、渡し胴26の回転に伴って搬送される。渡し胴26により搬送されたシート材Pは、ドラム23との対向位置でドラム23へ受け渡される。
ドラム23の表面には、把持手段(グリッパ)が設けられており、シート材Pの先端がグリッパによって把持される。ドラム23の表面には、複数の吸引穴が分散して形成されている。吸引装置24によってドラム23の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴26からドラム23へ受け渡されたシート材Pは、グリッパによって先端が把持されるとともに、吸引装置24による吸い込み気流によってドラム23上に吸着担持され、ドラム23の回転に伴って搬送される。
液体吐出部25は、液体付与手段である吐出ユニット28(28A~28F)を備えている。例えば、吐出ユニット28Aはブラック(K)の液体を、吐出ユニット28Bはシアン(C)の液体を、吐出ユニット28Cはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット28Dはイエロー(Y)の液体を、それぞれ吐出する。
また、吐出ユニット28E、28Fは、YMCKのいずれか、或いは、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出に使用する。さらに、表面コート液などの処理液を吐出する吐出ユニットを設けることもできる。
吐出ユニット28は、例えば、図2に示すように、複数のノズルを配列したノズル列101を有する複数の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)100をベース部材102に配置したフルライン型ヘッドである。
液体吐出部25の各吐出ユニット28は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。
ドラム23に担持されたシート材Pが液体吐出部25との対向領域を通過するときに、吐出ユニット28から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
液体吐出部25によって液体が付与されたシート材Pは、ドラム23の表面から受け渡し回転体である受け渡し胴27に送り出される。
受け渡し胴27の表面にもシート材Pの先端を把持する把持手段(グリッパ)が設けられており、ドラム23のグリッパから受け渡し胴27のグリッパへとシート材Pの先端が掴み替えられることで、シート材Pはドラム23の表面から受け渡し胴27に受け渡される。
そして、シート材Pは受け渡し胴27の回転によって受け渡し胴27の周面(受け渡し経路)を経て乾燥部30の吸引搬送機構部33に渡される。
ここで、印刷部20と乾燥部30との間には、シート材Pを乾燥する第1乾燥手段31が配置され、印刷部20でシート材P上に付着した液体を第1乾燥手段31で加熱して乾燥できるようになっている。
乾燥部30は、シート材P上の液体を加熱して乾燥させる第2乾燥手段32と、印刷部20の受け渡し胴27から渡されるシート材Pを吸引した状態で搬送する(吸引搬送する)搬送手段である吸引搬送機構部33とを備えている。
印刷部20で液体が付与されたシート材Pは、受け渡し胴27によって吸引搬送機構部33に渡されるとき第1乾燥手段31によって加熱され、更に、吸引搬送機構部33で搬送されながら第2乾燥手段32によって加熱され、搬出部40へ送られる。なお、受け渡し胴27の内部が空洞又は網状になっていることで、第1乾燥手段31の加熱により、液体が付与されたシート材Pを直接乾燥できてもよい。
第2乾燥手段32を通過するとき、第1乾燥手段31による加熱(プレ加熱)がなされたシート材P上の液体には更に加熱処理が施される。
これにより液体中の水分等の液分が蒸発し、シート材P上に液体中に含まれる着色剤が確実に定着し、また、シート材Pのカールが抑制される。
搬出部40は、複数のシート材Pが積載される搬出トレイ41を備えている。乾燥部30から搬送されてくるシート材Pは、搬出トレイ41上に順次積み重ねられて保持される。
ここで、印刷装置1で使用している液体としてのインクについて説明する。
本実施形態のインクは水性インクであり、有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤を含む。
<インク>
以下、インクに用いる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
<有機溶剤>
有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料が使用される。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、顔料として、混晶を使用しても良い。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、
定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
次に、本発明の第1実施形態に係る加熱装置について図3及び図4を参照して説明する。図3は同実施形態に係る加熱装置の側面説明図、図4は搬送ベルトの異なる例の斜視説明図である。
加熱装置300は、乾燥装置を兼ねており、第1加熱手段301と、第1加熱手段301よりもシート材搬送方向下流側に配置された第2加熱手段302と、移送手段及び搬送手段としての吸引搬送機構部303とを備えている。
第1加熱手段301は、例えば、輻射伝熱可能な赤外線ヒータと送風手段を含む1又は複数の温風吹き出し手段311を備えている。なお、第1加熱手段301は、温風吹き出し手段311に限るものではなく、IRヒータなどの赤外線照射手段、近赤外線照射手段、あるいは、これらを組み合わせたものなどを使用することができる。第1加熱手段301は、第1乾燥手段31となる。
第2加熱手段302は、例えば、ハウジング320内に搬送沿って配置された1又は複数の温風吹き出し手段321を備えている。第2加熱手段302は、第2乾燥手段32となる。第2加熱手段302は、IRヒータなどの赤外線照射手段、近赤外線照射手段、紫外線照射手段、あるいは、これらを組み合わせたものなどを使用することができる。
吸引搬送機構部303は、受け渡し胴27から渡されるシート材Pを吸着して搬送する搬送ベルト331を備えている。搬送ベルト331は、駆動ローラ332と従動ローラ333との間に掛け回され、駆動ローラ332を駆動することで周回移動する。
本実施形態では、吸引搬送機構部303の搬送ベルト331は、受け渡し胴27から第2加熱手段302に跨って配置されている。これにより、搬送ベルト331は、第2加熱手段302に対向してシート材Pを搬送する搬送手段と、第2加熱手段302より上流側の部分で搬送手段に対してシート材Pを移送する移送手段とを兼ねている。
ここで、搬送ベルト331は、その表面に複数の貫通孔(吸引孔)が分散して開口した通気構造を有する。また、搬送ベルト331の内側には吸引機構としての吸引チャンバ334が配置され、吸引チャンバ334内を吸引することでシート材Pが搬送ベルト331に吸着される。
搬送ベルト331には例えばガラス繊維のメッシュベルトを使用することができる。メッシュベルトは、例えば、図4(a)に示すように線状部材が網目状に配置されているものである。メッシュベルトを使用することで、温風吹き出し手段321により吹き付けられる温風の跳ね返りによるシート材Pのばたつきを低減することができる。
また、搬送ベルト331は、表面に吸引孔(吸引用開口)が形成されているものであればよく、図4(b)に示すように複数の支持ワイヤ331aでシート材Pを支持する構成や、多孔質状部材であってもよい。また、吸気用開口は矩形状に限られず、円形などであってもよい。
なお、第2加熱手段302によってシート材Pに与える熱量は第1加熱手段301によってシート材Pに与える熱量よりも多くしている。
このように、第1加熱手段301で加熱されたシート材Pを、第2加熱手段302で更に加熱することによって、シート材Pに付与された液体を確実に乾燥することがでる。
そして、第1加熱手段301は、加熱方向(第1加熱手段301からの輻射熱の吹き出し方向)を変更可能に配置している。つまり、第1加熱手段301は、図3(a)に示すように加熱方向がA方向となる姿勢(図1の実線図示の姿勢)と、図3(b)に示すように加熱方向がB方向となる姿勢(図1の仮想線図示の姿勢)とに変更可能である。
第1加熱手段301を加熱方向がA方向となる姿勢にしたとき、移送手段を兼ねる搬送ベルト331よりも上流側でシート材Pを加熱する。つまり、受け渡し胴27から搬送ベルト331の移送手段となる部分に渡される前のシート材Pを加熱する。
また、第1加熱手段301を加熱方向がB方向となる姿勢にしたとき、受け渡し胴27から搬送ベルト331に渡され、第2加熱手段302に対向する前のシート材Pを加熱する。つまり、第2加熱手段302の入口より手前で、搬送ベルト331の移送手段となる部分で移送されているシート材Pを加熱する。
次に、本発明の第1実施形態に係る加熱装置における加熱制御に係る部分について図5及び図6を参照して説明する。図5は同制御に係る部分のブロック図、図6は記憶手段に格納されたテーブルの一例の説明図である。
操作手段801は、シート材Pの坪量又は厚みの情報を入力することができる。これらのシート材Pの坪量又は厚みの情報はシート材Pに関する情報である。
なお、操作手段801は、例えば、印刷装置1に備えられた操作部80の操作パネル(操作画面)、あるいは、印刷装置1に接続された印刷指示端末(例えばコンピュータ)によって構成することができる。
記憶手段902には、図6に示すように、シート材Pの坪量又は厚みの情報と第1加熱手段301の加熱方向との関係をテーブル化したテーブルが格納されている。
本実施形態では、シート材Pの坪量が所定値以下の場合を坪量が「小さい」とし、坪量が所定値を超える場合を坪量が「大きい」とする。例えば、シート材Pの坪量が150gsm以下の場合を坪量が小さいとし、坪量が150gsmを超える場合を坪量が大きいとする。また、シート材Pの厚さを基準とする場合は、例えば、厚さ0.17mm以下の場合を「薄紙」とし、厚さ0.17mmを超える場合を「厚紙」とする。
そして、坪量が小さい(薄紙)のとき、第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)を搬送ベルト331に渡される前のシート材を加熱するA方向とし、坪量が大きい(厚紙)のとき第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)を第2加熱手段302の入口の手前であって搬送ベルト331で搬送されるシート材を加熱するB方向とする。
加熱制御手段901は、操作手段801から入力されるシート材Pの坪量又は厚みの情報に基づいて記憶手段902のテーブルを読み出して、加熱方向駆動部315を駆動制御して、第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)を制御する。つまり、加熱制御手段901は、シート材Pに関する情報に基づき、第1加熱手段301により、移送手段となる搬送ベルト331よりも上流側のシート材P、又は、移送手段で移送しているシート材Pを選択的に加熱させる手段となる。
加熱制御手段901は、第1加熱手段301によるシート材Pの加熱及び第2加熱手段302によるシート材Pの加熱も制御する。
次に、加熱制御手段901による第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)制御について図7のフロー図を参照して説明する。
操作者はシート材Pの坪量又は厚さを操作手段801で設定する(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する。)。なお、図7ではシート材Pの厚さで表記している。
加熱制御手段901は、操作手段801で設定されたシート材Pの坪量又は厚みの情報を取り込み、記憶部92に格納されているテーブルを読み込む(S2)。
そして、加熱制御手段901は、読み込んだテーブルに基づき、加熱方向駆動部315を駆動制御して第1加熱手段301の加熱方向の切り替えを行う。
つまり、加熱制御手段901は、シート材Pが薄紙か厚紙かを判別する(S3)。
ここで、シート材Pが薄紙であるときには、加熱制御手段901は、第1加熱手段301の加熱方向をA方向、即ち、搬送ベルト331に渡される前のシート材Pを加熱する方向とする(S4)。
これに対し、シート材Pが厚紙であるときには、加熱制御手段901は、第1加熱手段301の加熱方向をB方向、即ち、第2加熱手段302の入口の手前であって、搬送ベルト331で搬送されるシート材Pを加熱する方向とする(S5)。
次に、第1加熱手段の加熱方向とシート材上の液体温度(ここでは、インク温度)の推移の関係の一例について図8を参照して説明する。図8は同説明に供するシート材搬送位置におけるインク温度の推移の説明図である。
まず、第1加熱手段301の加熱方向をA方向としたときのインク温度の推移は、図8に一点鎖線で示すようになる。
つまり、第1加熱手段301の加熱方向をA方向としたときには、シート材Pは搬送ベルト331の上流側で受け渡し胴27を通過するときに加熱される。したがって、シート材Pが受け渡し胴27を通過するときにインク温度が上昇し、受け渡し胴27を通過して搬送ベルト331に渡された後、第2加熱手段302の入口手前までにインク温度が一旦低下する。その後、シート材Pが搬送ベルト331で第2加熱手段302に対向して搬送されることで、インク温度が上昇し、第2加熱手段302出口付近にてピーク温度に達する。
このように、シート材Pが搬送ベルト331に載る前に第1加熱手段301で加熱し、インク温度が一旦低下した状態で第2加熱手段302による加熱を行っている。
ここで、搬送ベルト331は、温風吹付け手段321に対向しているため、ベルト表面(シート材Pと接触する面)の温度が上昇するが、搬送ベルト331の吸気用開口は空間であるためにベルト表面のように温度が上昇しない。
したがって、水系の液体(インク)があまり乾いていない状態で搬送ベルト331のベルト表面にシート材Pが載ると、ベルト表面と吸気用開口との温度差に起因して、シート材P上のインク中の顔料が流動し、例えばメッシュベルトの網の形状に相当する模様(色むら)が画像に表れる。特に、シート材Pの厚さが薄い、又は、坪量が小さいコート紙(表面に塗料を塗布し平滑さを高めたシート)で色むらが発生する。
そこで、本実施形態のように、搬送ベルト331上での第2加熱手段302による加熱(本乾燥)の前に、第1加熱手段301による加熱(プレ乾燥)を行うことで、インクの流動を抑制することができる。これにより、搬送ベルト331の吸引孔などの吸引用開口の跡(例えばメッシュの網跡)が画像に表れてしまう異常画像を防止できる。
つまり、水系の液体(インク)をシート材に付与し、かつ、シート材Pを、吸引用開口を有するメッシュベルトなどの搬送ベルトで吸着搬送しながら乾燥を行うとき、搬送ベルトにシート材Pを載せる前にプレ乾燥を行うことにより、異常画像の発生を防止できる。
次に、第1加熱手段301の加熱方向をB方向としたときのインク温度の推移は、図8に実線で示すようになる。
つまり、第1加熱手段301の加熱方向をB方向としたときには、シート材Pが受け渡し胴27を通過して、搬送ベルト331に渡されて第2加熱手段302の入口手前まで搬送されるときにインク温度が上昇する。そして、インク温度が上昇した状態のシート材Pが搬送ベルト331で第2加熱手段302に対向して搬送されることで、インク温度が更に上昇し、第2加熱手段302出口付近にてピーク温度に達する。
このように、第2加熱手段302に入るときにシート材Pのインク温度が上昇していることで、第2加熱手段302の出口付近におけるインク温度のピーク温度は、第1加熱手段301の加熱方向をA方向にした場合のピーク温度に比べて高くなる。これにより、第1加熱手段301の加熱方向をB方向にしたときにはA方向にした場合に比べて、水分の蒸発がより促進される。
ここで、第1加熱手段301の加熱方向とシート材の坪量又は厚さとの関係において、シート材Pが厚紙であるときには、シート材Pの裏面でのベルト表面と吸引用開口との温度差が、シート材Pの表面のインク層に伝わる前に均一化される。
したがって、シート材Pの表面でのインクの流動は発生しないため、第1加熱手段301によるA方向での加熱は必要ない。そこで、蒸発を促進できる第1加熱手段301によるB方向での加熱により、ヒータ数を増やさずに、省スペースで、厚紙の乾燥が可能となる。なお、シート材Pが薄紙であるときには、厚紙ほど熱量が必要ではないので、第2加熱手段302による加熱のみでも乾燥可能である。
このように、搬送ベルト331の温度ムラがシート材P上のインクに伝わりやすい薄紙(加熱ムラの影響による色ムラが発生するシート材P)に対しては、第1加熱手段301をA方向にしてシート材Pの加熱(プレ乾燥)を行う。
薄紙については、シート材Pが搬送ベルト331に載る前に、第1加熱手段301による加熱を行うことにより、シート材Pの印刷用液体が付与された面での顔料の移動に起因する乾燥ムラや光沢ムラ、画像ムラを抑制することができる。
一方、搬送ベルト331に温度ムラがあっても、シート材Pを伝熱する間に温度差が緩和され、シート材Pのインクに温度差が加わりにくい厚紙(加熱ムラの影響による色ムラが発生しないシート材P)に対しては、第1加熱手段301をB方向にして加熱を行う。
シート材Pに対して第1加熱手段301で加熱を行った直後に第2加熱手段302での加熱を行うことで、インクのピーク温度を上げられ、乾燥を促進させることができる。このように、シート材が厚紙の場合(坪量が大きいの場合)には、第1加熱手段301の加熱を利用することにより、第2加熱手段302のヒータ数を増やさずに、省スペースで厚紙を効率的に乾燥することができ、厚紙に対する乾燥効率が向上する。
次に、第1加熱手段の加熱方向と第1加熱手段による加熱後第2加熱手段による加熱が開始されるまでのシート材の搬送距離について前述した図3を参照して説明する。
図3(a)に示すように、第1加熱手段301をA方向にして加熱を行う場合には、第1加熱手段301で加熱された後に第2加熱手段302で加熱されるまでのシート材Pの搬送距離は、例えば、受け渡し胴27からの受け渡し位置から第2加熱手段302の最上流の温風吹き出し手段321で加熱される位置までの距離となる。
一方、図3(b)に示すように、第1加熱手段301をB方向にして加熱を行う場合には、第1加熱手段301で加熱された後に第2加熱手段302で加熱されるまでのシート材Pの搬送距離は、例えば、第1加熱手段301の最下流の温風吹き出し手段311で加熱される位置から第2加熱手段302の最上流の温風吹き出し手段321で加熱される位置までの距離となる。
つまり、第1加熱手段301によるシート材Pの加熱を、移送手段より上流側で開始する場合には、移送手段でシート材を移送し始めた後に開始する場合よりも、シート材Pが第1加熱手段301で加熱された後に第2加熱手段302で加熱されるまでの搬送距離が長くなる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置について図9を参照して説明する。図9は同印刷装置の概略説明図である。
本実施形態の印刷装置1では、前記第1実施形態の印刷装置1の構成に加えて、シート材Pに対して処理液を塗布する液体塗布手段としての前処理部50を印刷部20の搬送経路上流側に配置している。
前処理部50は、処理液54を収容する処理液収容器55と、処理液54を汲み上げる汲み上げローラ51と、シート材Pに処理液54を塗布(付与)する塗布ローラ52と、塗布ローラ52にシート材Pを挟んで対向する対向ローラ53とを備えている。処理液54としては、液体と反応して滲みを抑制するための処理液などが挙げられる。
塗布ローラ52によりシート材Pの下面に処理液54が塗布された後、シート材Pは上下を反転し、レジストローラ対21に搬送される。レジストローラ対21を通過したシート材Pは、処理液54が付与された面が吐出ユニット28に対向して搬送され、吐出ユニット28から液体が付与される。
次に、本発明の第2実施形態に係る加熱装置における加熱制御に係る部分について図10及び図11を参照して説明する。図10は同制御に係る部分のブロック図、図11は記憶手段に格納されたテーブルの一例の説明図である。
本実施形態では、操作手段801は、前記第1実施形態と同様に、使用するシート材Pの坪量又は厚さ情報を入力する。
液塗布設定手段802は、前処理部50による処理液の塗布(塗布の有無、塗布量)を設定する。本実施形態では、塗布設定手段802で設定された処理液54の塗布の有無に関する情報がシート材Pに関する情報として加熱制御手段901に与えられる。
記憶手段902には、図11に示すように、シート材Pに対する処理液54の塗布の有無と、シート材Pの坪量又は厚みの情報と、第1加熱手段301の加熱方向に関する情報とをテーブル化したテーブルが記憶されている。
本実施形態では、塗布無しのときは、前記第1実施形態と同様に、坪量小さい(薄紙)場合に第1加熱手段301の加熱方向をA方向とし、坪量大きい(厚紙)場合に第1加熱手段301の加熱方向をB方向とする。塗布有りのときは、坪量(厚さ)に関係なく、第1加熱手段301の加熱方向をB方向とする。
加熱制御手段901は、操作手段801から入力されるシート材Pの坪量又は厚みの情報と塗布設定手段802から入力される塗布有無の情報に基づいて記憶手段902のテーブルを読み出して、加熱方向駆動部315を駆動制御して第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)を制御する。
加熱制御手段901は、第1加熱手段301によるシート材Pの加熱及び第2加熱手段302によるシート材Pの加熱も制御する。
塗布制御手段903は、塗布設定手段802の設定に従って、処理液54の塗布を行うときには塗布手段501(前処理部50)による塗布動作を制御する。
次に、加熱制御手段901による第1加熱手段301の加熱方向(姿勢)制御について図12のフロー図を参照して説明する。
操作者は塗布の有無を塗布設定手段802で設定する(S11)。そして、操作者はシート材Pの坪量又は厚さを操作手段801で設定する(S12)。
加熱制御手段901は、塗布設定手段802で設定された塗布有無の情報と、操作手段801で設定されたシート材Pの坪量又は厚みの情報を取り込み、記憶部92に格納されているテーブルを読み込む(S13)。
そして、加熱制御手段901は、読み込んだテーブルに基づき、加熱方向駆動部315にて第1加熱手段301の加熱方向の切り替えを行う。
つまり、加熱制御手段901は、塗布有無を判別する(S14)。
このとき、塗布無であれば、シート材Pが薄紙か厚紙かを判別する(S15)。
ここで、シート材Pが薄紙であるときには、加熱制御手段901は、第1加熱手段301の加熱方向をA方向、即ち、搬送ベルト331に渡される前のシート材Pを加熱する方向とする(S16)。
これに対し、シート材Pが厚紙であるときには、加熱制御手段901は、第1加熱手段301の加熱方向をB方向、即ち、第2加熱手段302の入口の手前であって、搬送ベルト331で搬送されるシート材Pを加熱する方向とする(S17)。
また、塗布有であれば、ステップS17に移行して、加熱制御手段901は、第1加熱手段301の加熱方向をB方向、即ち、第2加熱手段302の入口の手前であって、搬送ベルト331で搬送されるシート材Pを加熱する方向とする。
このように、塗布有りの場合には、シート材Pの坪量又は厚みがいずれであっても、第1加熱手段301の加熱方向をB方向にする。
つまり、処理液54が塗布される場合、シート材P上に付与されたインクが流動しにくくなる特性があるため、厚紙、薄紙のいずれであっても前述した色ムラが発生しない。その代わり、処理液54が塗布されている分、シート材P上の液体量が増えるために、乾燥熱量が増加する傾向がある。
そこで、第1加熱手段301の加熱方向をB方向にして、第2加熱手段302の入口手前で、搬送ベルト331で搬送されるシート材Pを加熱した直後に第2加熱手段302での加熱を行えるようにしている。これにより、インクのピーク温度を上げられ乾燥を促進させることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る加熱装置について図13を参照して説明する。図13は同加熱装置の説明に供する説明図である。
本実施形態では、第2加熱手段302に対向してシート材Pを搬送する搬送手段としての搬送ベルト331と、搬送ベルト331にシート材搬送方向上流側で、シート材Pを搬送ベルト331に向けて移送する移送手段304とを備えている。
移送手段304は、受け渡し胴27と搬送ベルト331との間に配置された受け渡し搬送手段としての受け渡し搬送ベルト341を備えている。受け渡し搬送ベルト341は、駆動ローラ342と従動ローラ343との間に掛け回され、駆動ローラ342を駆動することで周回移動する。受け渡しベルト341は、シート材Pを吸引又は吸着して搬送することができる。また、受け渡しベルト341は、搬送ベルト331と同じ構成としてもよい。
そして、本実施形態でも、第1加熱手段301は、加熱方向(第1加熱手段301からの輻射熱の吹き出し方向)を変更可能に配置している。つまり、第1加熱手段301は、図13(a)に示すように加熱方向がA方向となる姿勢(図1の実線図示の姿勢)と、図13(b)に示すように加熱方向がB方向となる姿勢(図1の仮想線図示の姿勢)とに変更可能である。
第1加熱手段301を加熱方向がA方向となる姿勢にしたとき、移送手段304よりも上流側でシート材Pを加熱する。つまり、受け渡し胴27から移送手段304に渡される前のシート材Pを加熱する。
また、第1加熱手段301を加熱方向がB方向となる姿勢にしたとき、受け渡し胴27から移送手段304の受け渡し搬送ベルト341に渡され、第2加熱手段302に対向する前のシート材Pを加熱する。つまり、第2加熱手段302の入口より手前で、移送手段304で移送されているシート材Pを加熱する。
次に、本発明の第4実施形態に係る加熱装置について図14を参照して説明する。図14は同加熱装置の側面説明図である。
加熱装置300は、第2加熱手段302として、熱照射部302Aと、紫外線照射部302Bを有している。
熱照射部302Aは、ハウジング320A内に、IRヒータで構成した複数の熱照射手段322Aが搬送方向に沿って配置されている。熱照射手段322Aは、吸引搬送機構部303で搬送されるシート材Pに対して赤外線を照射して加熱する。熱照射部302Aは、熱照射手段322Aの温度を検知する温度検知手段323Aを備えている。
紫外線照射部302Bは、ハウジング320B内に、複数の紫外線照射手段322Bが搬送方向に沿って配置されている。紫外線照射手段322Bは、吸引搬送機構部303で搬送されるシート材Pに対して紫外線を照射して加熱する。
このように、シート材Pの搬送方向において、熱照射手段322Aが上流側に配置され、紫外線照射手段322Bが下流側に配置されている。
次に、本発明の第5実施形態に係る加熱装置について図15を参照して説明する。図15は同加熱装置の第1加熱手段の部分の側面説明図である。
第1加熱手段301の温風吹き出し手段311は、輻射伝熱可能な赤外線ヒータ312と、ファンなどの送風手段313と、吹き出し口を形成する送風ガイド314とを備えている。
送風ガイド314は、実線図示の位置と仮想線図示の位置とで変位可能であり、送風ガイド314を実線図示の位置にしたときには加熱方向(温風吹き出し方向)がA方向となり、仮想線図示の位置にしたときには加熱方向(温風吹き出し方向)がB方向となる。
つまり、本実施形態では、第1加熱手段301全体の姿勢を変更することに代えて、送風ガイド(吹き出し案内手段)314による温風吹き出し方向を変えて加熱方向を切り替えるようにしている。
このようにすれば、加熱方向の切替えを容易に行うことができる。
1 印刷装置
10 搬入部
20 印刷部
21 シート搬送装置
25 液体吐出部
27 受け渡し胴
28 吐出ユニット
30 乾燥部
31 第1乾燥手段(第1加熱手段)
32 第2乾燥手段(第2加熱手段)
33 吸引搬送機構部
300 加熱装置
301 第1加熱手段
302 第2加熱手段
303 吸引搬送機構部
304 移送手段
331 搬送ベルト

Claims (14)

  1. 液体が付与されたシート材を加熱する第1加熱手段と、
    前記第1加熱手段よりシート搬送方向下流側に配置された第2加熱手段と、
    前記第2加熱手段に向けて前記シート材を移送する移送手段と、
    前記シート材に関する情報に基づき、前記第1加熱手段により、前記移送手段よりも上流側の前記シート材、又は、前記移送手段で移送している前記シート材を選択的に加熱させる手段と、を備えている
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記移送手段は、前記シート材を前記第2加熱手段に対向して搬送する搬送手段が兼ねている
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記移送手段は、前記シート材を前記第2加熱手段に対向して搬送する搬送手段のシート材搬送方向上流側で、前記シート材を前記搬送手段に向けて搬送する受け渡し搬送手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記シート材に関する情報は、前記シート材の厚さ又は坪量である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記シート材に関する情報は、前記シート材に対する処理液の付与の有無に関する情報である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱装置。
  6. 前記処理液が付与されているとき、前記第1加熱手段により、前記移送手段で移送している前記シート材を加熱し、
    前記処理液が付与されないときは、前記第1加熱手段により、前記シート材の厚さ又は坪量に基づき、前記移送手段よりも上流側の前記シート材、又は、前記移送手段で移送しているシート材を加熱する
    ことを特徴とする請求項5に記載の加熱装置。
  7. 前記第1加熱手段は、姿勢を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の加熱装置。
  8. 前記第1加熱手段は、発熱手段と、送風手段と、を備え、吹き出し方向を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の加熱装置。
  9. 前記選択的に加熱させる手段は、前記第1加熱手段による前記シート材の加熱を、前記移送手段より上流側で開始するか、前記移送手段で前記シート材を移送し始めた後に開始するかを、前記シート材に関する情報に基づいて変更することで、選択的に加熱させる
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の加熱装置。
  10. 前記第1加熱手段による前記シート材の加熱を、前記移送手段より上流側で開始する場合は、前記第2加熱手段に移送されるまでに前記シート材の液体温度が一旦低下する
    ことを特徴とする請求項9に記載の加熱装置。
  11. 前記第1加熱手段による前記シート材の加熱を、前記移送手段で前記シート材を移送し始めた後に開始する場合は、前記第2加熱手段による加熱後の前記シート材の液体温度が、前記移送手段より上流側で開始する場合に比べて高くなる
    ことを特徴とする請求項10に記載の加熱装置。
  12. 前記第1加熱手段による前記シート材の加熱を、前記移送手段より上流側で開始する場合には、前記移送手段で前記シート材を移送し始めた後に開始する場合よりも、前記シート材が前記第1加熱手段で加熱された後に前記第2加熱手段で加熱されるまでの搬送距離が長くなる
    ことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の加熱装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の加熱装置を備えている
    を特徴とする乾燥装置。
  14. シート材の液体を付与する液体塗布手段と、
    請求項1ないし2のいずれかに記載の加熱装置、又は、請求項13に記載の乾燥装置と、を備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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