JP2022173842A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shinya Ogawa
剛 新田
Takeshi Nitta
康之 藪内
Yasuyuki Yabuuchi
聡志 坡山
Satoshi Hayama
慎一 橋本
Shinichi Hashimoto
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Abstract

【課題】メモリー利用の実態に合わせた調整を可能として、メモリー配分を更に最適化する。【解決手段】メ画像形成装置1は、モリーと、メモリーの割り当てを処理の種類に応じて行うことにより、メモリーから複数のメモリー領域を形成するメモリー管理部101と、メモリー管理部101により形成されたメモリー領域を使用してジョブを実行する制御部100と、ジョブの実行に必要なメモリー量をメモリー領域毎に算出する算出部102と、を備える。メモリー管理部101は、更に、算出部102による算出結果に基づいた、ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となるメモリー領域が存在すると判断した場合、当該メモリー領域とは異なる他のメモリー領域から、使用されない一部領域を一時的に解放し、当該解放した一部領域を、メモリー不足となるメモリー領域に一時的に割り当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、メモリーを使用する画像形成装置に関する。
下記の特許文献1には、画像形成装置において、画像メモリーの割り当てを役割(スキャナーによる読み込み、データの受信、画像データの編集、描画データの生成)に応じて行うことにより、画像メモリーから複数のメモリー領域を形成することが記載されている。また、下記の特許文献2には、画像形成装置において、ジョブを実行する際に、当該ジョブの実行に必要となる最低メモリー量を確保することが記載されている。
特開2011-250210号公報 特開平11-205493号公報
上記の特許文献1に記載されているように、メモリーの割り当てを役割に応じて行うことにより、メモリーから複数のメモリー領域を形成すれば、メモリーをより有効的に使用することが可能になる。ところが、各メモリー領域に対して、割り当てられているメモリー量を上回るメモリー量を必要とするジョブが発生した場合、メモリー不足となり、当該ジョブを適切に実行することが困難になる可能性がある。
上記の特許文献2には、ジョブを実行する際に、当該ジョブの実行に必要となる最低メモリー量を確保することは記載されているが、上記の特許文献2に記載された発明は、メモリーから複数のメモリー領域を形成するものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、メモリー利用の実態に合わせた調整を可能として、メモリー配分を更に最適化することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、メモリーと、前記メモリーの割り当てを処理の種類に応じて行うことにより、前記メモリーから複数のメモリー領域を形成するメモリー管理部と、前記メモリー管理部により形成された前記メモリー領域を使用してジョブを実行する制御部と、前記ジョブの実行に必要なメモリー量を前記メモリー領域毎に算出する算出部と、を備え、前記メモリー管理部は、更に、前記算出部による算出結果に基づいた、前記ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となる前記メモリー領域が存在すると判断した場合、当該メモリー領域とは異なる他の前記メモリー領域から、使用されない一部領域を一時的に解放し、当該解放した一部領域を、メモリー不足となる前記メモリー領域に一時的に割り当てる。
本発明によれば、ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となるメモリー領域が存在する場合、当該メモリー領域とは異なる他のメモリー領域からメモリーが一時的に融通され、メモリー不足が解消されるので、メモリー利用の実態に合わせた調整を可能として、メモリー配分を更に最適化することができる。これにより、メモリー不足による画像形成装置の性能の低下を防ぐことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 メモリー内に形成されているメモリー領域を模式的に示す図である。 メモリー内のメモリー領域の割り当てが変更された様子を模式的に示す図である。 メモリー不足解消の処理を示すフローチャートである。 使用実績記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。
画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、記憶装置8、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91を含んで構成されている。
原稿給送部6は、原稿読取部5の上面に図略のヒンジ等によって開閉可能に構成され、原稿給送部6は、図略のプラテンガラス上に載置された原稿を読み取る場合に原稿押さえカバーとして機能する。また、原稿給送部6は、ADF(Auto Document Feeder)やDP(Document Processor)と呼ばれる自動原稿送り装置であり、図略の原稿載置トレイを備え、原稿載置トレイに載置されている原稿を原稿読取部5へ供給する。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により原稿読取部5へ供給された原稿、又は上記プラテンガラス上に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、ネットワーク接続された外部装置(図示せず)としてのコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての用紙にトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された用紙を加熱及び加圧して、トナー像を用紙に定着させるものであり、定着処理が施された用紙は図略の排出トレイに排出される。給紙部14は、給紙カセットを備える。
記憶装置8は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置であり、各種の制御プログラム等を記憶すると共に、使用実績記憶部81を備える。使用実績記憶部81については、後で詳しく説明する。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。また、操作部47は、表示部473が有するタッチパネルを介して、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザーによる操作(タッチ操作)や物理キーに対するユーザーによる操作に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。
表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる。表示部473は、タッチパネルを備えている。操作者は画面表示されるボタンやキーに触れる操作を行うと、タッチパネルにより、タッチ操作された位置に対応付けられた指示が受け付けられる。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/複合化、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網等を用いてファクシミリの送受信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置(例えば、パソコン)と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、メモリー管理部101と、算出部102と、を備えている。なお、制御ユニット10を構成する上記RAMは、特許請求の範囲におけるメモリーの一例である。
制御ユニット10は、記憶装置8に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部100、メモリー管理部101、及び算出部102として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、記憶装置8、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。例えば、制御部100は、画像形成部12等の動作を制御して、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿画像を、記録媒体としての用紙に形成させる。
メモリー管理部101は、図2Aに例を示すように、メモリーM1(上記RAM)の割り当てを処理の種類に応じて行うことにより、メモリーM1から複数のメモリー領域M11乃至M13を作成する。メモリー領域M11乃至M13の合計量である総メモリー量は固定である。
メモリー領域M11は、例えば、印刷対象の画像データを印刷に適したラスターイメージに変換するRIP(Raster Image Processor)処理に必要な領域である。メモリー領域M11は、「プリンターRIP処理用領域」である。メモリー領域M12は、例えば、ジョブの実行処理に必要な作業領域である。メモリー領域M12は、「ジョブ実行用領域」である。そして、メモリー領域M13は、例えば、印刷対象の画像データや処理済みの画像データなどを一時保持するための領域である。メモリー領域M13は、「画像蓄積用領域」である。
メモリー管理部101は、画像形成装置1の初期状態では、メモリー領域M11,M12には、それぞれの領域に最低限必要な、予め定められたメモリー量を割り当て、残りをメモリー領域M13に割り当てる。
制御部100は、メモリー管理部101により形成されたメモリー領域M11乃至M13を使用してジョブを実行する。例えば、コピージョブの要求が発生した場合、制御部100は、「ジョブ実行用領域」であるメモリー領域M12と、「画像蓄積用領域」であるメモリー領域M13と、を使用して、当該コピージョブを実行する。
例えば、制御部100は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを一時保持するために必要なメモリー量の領域をメモリー領域M13から確保すると共に、コピー動作の作業に必要なメモリー量の領域をメモリー領域M12から確保し、確保した領域を使用して、コピージョブを実行する。
プリンタージョブの要求が発生した場合、制御部100は、メモリー領域M12,M13だけでなく、「プリンターRIP処理用領域」であるメモリー領域M11も使用する。
算出部102は、ジョブの実行に必要なメモリー量をメモリー領域M11乃至M13毎に算出する。ジョブの実行に必要なメモリー量(すなわち、ジョブの実行で消費されるメモリー量)は、ジョブの種類はもちろん、ジョブに含まれる様々な要因によって異なる。当該要因としては、ジョブの種類の他に、用紙サイズ、カラー/モノクロ、解像度、ファイル形式、印刷ページ数、読み取り原稿枚数、プリンターエミュレーションの有無などが考えられる。算出部102は、ジョブの実行に必要なメモリー領域毎の基本メモリー量をジョブの種類別に予め記憶し、上記要因毎に必要なメモリー領域毎のメモリー量を予め記憶している。当然ではあるが、用紙サイズが大きくなれば、メモリー消費量は多くなり、モノクロよりもカラーの方が、メモリー消費量は多くなる。算出部102は、実行されるジョブの種類に応じた基本メモリー量に、実行されるジョブに含まれる各要因のメモリー量を加算することにより、ジョブの実行に必要なメモリー量を、メモリー領域M11乃至M13毎にそれぞれ算出する。
メモリー管理部101は、更に、算出部102による算出結果に基づいた、ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となるメモリー領域が存在すると判断した場合、当該メモリー領域とは異なる他のメモリー領域から、使用されない一部領域を一時的に解放し、当該解放した一部領域を、メモリー不足となるメモリー領域に一時的に割り当てることにより、メモリー不足を解消する。すなわち、当該開放される一部領域が、メモリー不足となるメモリー領域として割り当てられる。
例えば、あるジョブの実行時に、メモリー領域M12にメモリー不足が発生するが、メモリー領域M13に余裕がある場合、図2Bに示すように、メモリー管理部101は、メモリー領域M13の一部領域を一時的に解放し、当該解放した一部領域をメモリー領域M12に割り当てる。これにより、メモリー不足を解消する。
次に、上記したようなメモリー不足解消の処理を、図3に示すフローチャートなどを参照して説明する。
ジョブの要求が発生すると、算出部102は、当該ジョブの実行に必要なメモリー量をメモリー領域M11乃至M13毎に算出する(S1)。メモリー管理部101は、メモリー領域M11乃至M13のこの時点での割り当て状態と、メモリー領域M11乃至M13のこの時点での使用状況と、算出部102による算出結果とに基づいて、当該ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となるメモリー領域が存在するかを判断する(S2)。
メモリー管理部101は、メモリー不足となるメモリー領域は存在しないと判断した場合(S2でNO)、制御部100は、算出部102による算出結果に基づいて、メモリー領域M11乃至M13毎に当該ジョブの実行に必要なメモリー量の領域を確保する(S3)。
制御部100は、確保した領域を使用して、ジョブを実行する(S4)。当該ジョブの実行が完了すると、制御部100は、当該ジョブの実行のために確保した領域を解放する(S5)。この後、処理は終了する。
一方、メモリー管理部101は、メモリー不足となるメモリー領域が存在すると判断した場合(S2でYES)、このメモリー不足となるメモリー領域の当該時点での使用状況(空き状況)と、算出部102による算出結果(必要なメモリー量)とに基づいて、不足分Lを算出する(S6)。
メモリー管理部101は、算出部102により算出された当該ジョブの実行のために必要なメモリー量を確保しても、不足分L分の余裕があるメモリー領域を特定し、当該特定したメモリー領域の一部領域(不足分L)を一時的に解放し(S7)、当該解放した一部領域をメモリー不足のメモリー領域に一時的に割り当てる(S8)。そして、制御部100は、算出部102による算出結果に基づいて、このように一部領域が割り当てられた後のメモリー領域M11乃至M13のそれぞれから、当該ジョブの実行に必要なメモリー量の領域を確保する(S9)。なお、制御部100は、一部領域が解放されたメモリー領域の使用を制限する。例えば、制御部100は、一部領域が解放されたメモリー領域を使用する新たなジョブの実行をしない、或いは、新たなジョブの実行時に、一部領域が解放されたメモリー領域で実行可能な分しか、当該メモリー領域を使用する処理を実行しない。
制御部100は、メモリー領域M11乃至M13のそれぞれから確保した領域を使用してジョブを実行する(S10)。当該ジョブの実行が完了すると、制御部100は、当該ジョブの実行のために確保した領域を解放し(S11)、メモリー管理部101は、一時的に別のメモリー領域に割り当てた領域を元のメモリー領域に割り当て直す(S12)。すなわち、メモリー管理部101は、メモリー領域M11乃至M13の状態を、上記割り当てを行う前の状態に戻す。この後、処理は終了する。
次に、記憶装置8が備える使用実績記憶部81について説明する。使用実績記憶部81は、メモリー領域M11乃至M13に対する過去の使用実績を記憶するものである。図4に例を示すように、使用実績記憶部81には、各機能に対応付けて、使用されるメモリー領域と、当該機能を動作させるのに必要となるメモリー量と、当該メモリー領域が当該機能によって使用された回数とが記憶される。
制御部100は、メモリー領域M11乃至M13のいずれかを使用すると、使用状況に基づいて、使用実績記憶部81に記憶される情報を更新する。例えば、制御部100は、「A3判サイズのカラーコピー」のジョブを実行する場合、図4に示した「コピーカラーモード対応」という機能、及び「画像処理A3サイズ」という機能を利用するので、当該ジョブを実行した場合、これら機能に対する使用回数のカウントアップを行い、使用実績記憶部81に記憶される情報を更新する。
メモリー管理部101は、更に、上記役割に応じたメモリーM1の割り当てを、メモリー領域M11乃至M13に対する過去の使用実績に基づいて変化させる。例えば、画像形成装置1の電源投入直後やスリープ状態からの復帰直後に、メモリー管理部101は、使用実績記憶部81に記憶されている情報(過去の使用実績)を参照し、ある機能の使用頻度が予め定められた閾値を上回ったと判断した場合、当該機能で使用されるメモリー領域に、当該機能を動作させるのに必要となるメモリー量を追加する。すなわち、メモリー領域M11乃至M13の割り当てが変更され、変更されたメモリー領域M11乃至M13の状態が再形成される。これにより、メモリーM1利用の実態に合わせた割り当て調整が可能となり、メモリー配分が従来よりも最適化される。
例えば、「コピーカラーモード対応」の機能の使用回数が上記閾値を上回った場合、メモリー管理部101は、「画像蓄積用領域」と呼ぶメモリー領域M13から「2MB」のメモリー量の領域を解放し、解放した領域を「ジョブ実行用領域」と呼ぶメモリー領域M12に追加する。
メモリー管理部101が、メモリー領域M11ではなく、メモリー領域M13から領域を解放するのは、画像形成装置1の初期状態で、メモリー領域M11,M12には、それぞれの領域に最低限必要なメモリー量しか割り当てず、残りをメモリー領域M13に割り当てているからである。
なお、別の実施形態として、メモリー管理部101は、画像形成装置1の初期状態で、メモリー領域M11,M12に、それぞれの領域に最大必要なメモリー量を割り当て、残りをメモリー領域M13に割り当てるようにしてもよい。その場合、メモリー管理部101は、ある機能の使用頻度が予め定められた閾値を下回ったと判断した場合、当該機能で使用されるメモリー領域から、当該機能を動作させるのに必要となるメモリー量を解放する。
このように、メモリーM1の割り当てを、メモリー領域M11乃至M13に対する過去の使用実績に基づいて変化させることで、メモリーM1の配分を更に最適化することが可能になる。これにより、あるジョブの実行時に、メモリーM1を当該ジョブの実行に必要な各処理に配分するバランスがよくなり、パフォーマンスの向上を図ることができる。
メモリーM1の割り当ての最適化の結果、従来とは異なるかたちでのメモリー不足となるメモリー領域が発生する可能性があるが、その場合、当該メモリー領域とは異なる他のメモリー領域からメモリーが一時的に割り当てられてメモリー不足が解消されるので、メモリー不足による性能の低下を防ぐことが可能になる。
例えば、「高圧縮PDF」という機能の使用頻度が低くなれば、その分のメモリー量がメモリー領域M12から解放される。そのような状態のときに、メモリー領域M12を使用する「送信(Send)」ジョブが発生すると、メモリー不足が発生する可能性がある。
メモリー管理部101は、「送信」ジョブが発生したときに、メモリー領域M12にメモリー不足が生じると判断した場合、「送信」ジョブではメモリー領域M11を使用しないので、メモリー領域M11の一部領域を一時的に解放し、それをメモリー領域M12に割り当てる。このとき、制御部100は、一部領域が解放されたメモリー領域M12の使用を制限する。例えば、制御部100は、新たなプリンタージョブを受け付けないなど、プリンタージョブを制限する。
また、「プリンタージョブ」が発生したときに、メモリー管理部101は、メモリー領域M11にメモリー不足が生じると判断した場合、例えば、メモリー領域M13の一部領域を一時的に解放し、それをメモリー領域M11に割り当てる。この場合、制御部100は、読み取り可能なページ数を減らすなどして、メモリー領域M13の使用を制限する。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、例えば、コピー機能やプリンター機能を有した他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図4を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
100 制御部
101 メモリー管理部
102 算出部

Claims (3)

  1. メモリーと、
    前記メモリーの割り当てを処理の種類に応じて行うことにより、前記メモリーから複数のメモリー領域を形成するメモリー管理部と、
    前記メモリー管理部により形成された前記メモリー領域を使用してジョブを実行する制御部と、
    前記ジョブの実行に必要なメモリー量を前記メモリー領域毎に算出する算出部と、を備え、
    前記メモリー管理部は、更に、前記算出部による算出結果に基づいた、前記ジョブの実行に必要なメモリー量を確保できずにメモリー不足となる前記メモリー領域が存在すると判断した場合、当該メモリー領域とは異なる他の前記メモリー領域から、使用されない一部領域を一時的に解放し、当該解放した一部領域を、メモリー不足となる前記メモリー領域に一時的に割り当てる画像形成装置。
  2. 前記制御部は、一部領域が解放された前記メモリー領域の使用を制限する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記メモリー管理部は、更に、前記処理の種類に応じた前記メモリーの割り当てを、前記メモリー領域に対する過去の使用実績に基づいて増減させる請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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