JP2022172547A - アスファルトプラント - Google Patents

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【課題】 バグフィルタを効率よく加熱保温できて結露の発生を効果的に抑制可能なアスファルトプラントを提供する。【解決手段】 複数のフロア5a~5dを有する高架台6上に、ミキサ7、骨材計量槽8、骨材貯蔵ビン9及び振動篩10を階層状に搭載して成るプラント本体2と、このプラント本体2側部に配置される骨材加熱用のドライヤ3と、このドライヤ3から導出される排ガスよりダストを捕集するバグフィルタ4とを備える。また、前記バグフィルタ4は、前記プラント本体2の高架台6上に搭載し、かつ前記バグフィルタ4のバグフィルタ本体25側壁面を前記骨材貯蔵ビン9の側壁面と対向させて密着または近接配置とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、道路舗装材であるアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントに関する。
道路舗装材であるアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントは、複数のフロアを有する高架台上に、ミキサ、骨材計量槽、骨材貯蔵ビン及び振動篩を下層側から順に階層状に搭載して成るプラント本体と、該プラント本体側部の地表部に配置される骨材加熱用のロータリーキルン方式のドライヤと、該ドライヤから導出される排ガスよりダストを捕集するバグフィルタ等を備えている。
そして、前記アスファルトプラントにてアスファルト混合物を製造するときには、前記ドライヤのドラム本体に投入した骨材をドラム本体の回転に伴って転動流下させながらバーナからの熱風に晒して約160~170℃程度に加熱乾燥した後、垂直搬送装置にて前記プラント本体最上部の振動篩まで送り込み、該振動篩にて篩い分けて下位の骨材貯蔵ビンに粒径別に貯蔵しておく。次いで、前記骨材貯蔵ビンに貯蔵している各粒径の加熱骨材を、製造予定のアスファルト混合物の配合に応じて所定量ずつ下位の骨材計量槽にて累積計量して最下層のミキサへと投入する一方、前記配合に応じた所定量の溶融アスファルトをアスファルト計量槽にて、また石粉、及び前記バグフィルタにて捕集したダストを石粉計量槽にてそれぞれ計量し、前記ミキサ内の加熱骨材に対して添加混合して所望のアスファルト混合物を製造している。
ところで、従来、アスファルトプラントにおいては、省エネルギー化、CO2の排出量抑制等の観点から、ドライヤの加熱効率をできるだけ向上させるように追求した結果、ドライヤから導出される排ガス温度は露点温度付近まで低下し、場合によってはドライヤ下流側に設置されるバグフィルタ内で結露現象が生じ、ろ布(フィルタ)の目詰まりや、腐食等の不具合を招く可能性が生じていた。そこで、このような問題に対し、本出願人は特許文献1(実開昭59-156909号公報)に示されるように、バグフィルタをドライヤの上位に配置し、ドライヤ(ドラム本体)表面からの放散熱を有効利用してバグフィルタを加熱保温することでもって結露の抑制を図ったアスファルトプラントを提案している。
実開昭59-156909号公報
しかしながら、ロータリーキルン方式を採用する前記ドライヤにあっては、ドラム本体が回転を伴う装置構造であるため、その上位に配置されるバグフィルタとは必然的にある程度の隙間間隔を設ける必要があり、ドラム本体からの放散熱を有効利用する上では幾分か不利な面がある。加えて、近年においては、更なる省エネルギー化、CO2の排出量抑制が求められる中、例えば、骨材の加熱温度が通常よりも約30℃程度も低い中温化合材と呼ばれるアスファルト混合物を製造する機会も増えつつあり、その場合にはドラム本体からの放散熱も当然低下することから、離間した位置にあるバグフィルタを結露防止できる程度に十分に加熱保温することが難しい場合もあるものと予想される。
本発明は上記の点に鑑み、バグフィルタを効率よく加熱保温できて結露の発生を効果的に抑制可能なアスファルトプラントを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、アスファルトプラントには、前記ドライヤ以外にも熱放散の多い構造物として、プラント本体に搭載される骨材貯蔵ビンがあることに着目した。前記骨材貯蔵ビン内には、通常のアスファルト混合物の製造時にあっては約160~170℃程度の加熱骨材が、また中温化合材と呼ばれるアスファルト混合物の製造時にあっても約130~140℃程度の加熱骨材が貯蔵されている。そして、前記骨材貯蔵ビン内の加熱骨材は、プラント運転時には投入と排出を繰り返して比較的短時間で入れ替わることが多く、貯蔵中に大幅に温度低下するようなことも少ないことから、通常、骨材貯蔵ビンの外周面にはコストアップに繋がるような断熱材等は貼付されておらず、その結果、骨材貯蔵ビン表面からは絶えず相当量の熱放散があるものと予想される。また、前記骨材貯蔵ビンでは、前記ドライヤのような回転を伴う装置構造を有していないことから、隙間間隔を設ける必要も無く、バグフィルタを密着または近接配置でき、それであればバグフィルタを加熱保温する上で十分に有効利用することができると考え、本発明をなすに至ったものである。
即ち、本発明に係る請求項1記載のアスファルトプラントでは、複数のフロアを有する高架台上に、ミキサ、骨材計量槽、骨材貯蔵ビン及び振動篩を階層状に搭載して成るプラント本体と、該プラント本体側部に配置される骨材加熱用のドライヤと、該ドライヤから導出される排ガスよりダストを捕集するバグフィルタとを備えたアスファルトプラントにおいて、前記バグフィルタを前記プラント本体の前記高架台上に搭載し、かつ前記バグフィルタのバグフィルタ本体側壁面を前記骨材貯蔵ビンの側壁面と対向させて密着または近接配置としたことを特徴としている。
また、請求項2記載のアスファルトプラントでは、前記バグフィルタ本体下端部に具備される捕集ダスト排出用のスクリューフィーダの排出側端部を前記プラント本体に具備される石粉計量槽に臨ませたことを特徴としている。
また、請求項3記載のアスファルトプラントでは、前記プラント本体の外周面を前記バグフィルタごと外装材にて被覆して保温構造としたことを特徴としている。
また、請求項4記載のアスファルトプラントでは、前記バグフィルタのバグフィルタ本体の上面部を前記高架台の前記振動篩を搭載するフロア面と略面一に構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項1記載のアスファルトプラントによれば、バグフィルタをプラント本体の高架台上に搭載し、かつ前記バグフィルタのバグフィルタ本体側壁面を前記プラント本体の骨材貯蔵ビンの側壁面と対向させて密着または近接配置としたので、骨材貯蔵ビンからの放散熱を利用してバグフィルタを効率よく加熱保温でき、結露の発生を効果的に抑制することができる。
また、請求項2記載のアスファルトプラントによれば、バグフィルタ本体下端部に具備される捕集ダスト排出用のスクリューフィーダの排出側端部をプラント本体に具備される石粉計量槽に臨ませたので、加熱骨材温度と略同程度に保温されたバグフィルタ内の捕集ダストをアスファルト混合物の素材として使用でき、捕集ダスト使用時におけるアスファルト混合物の温度低下を抑制できて品質面での向上が期待できる。
また、請求項3記載のアスファルトプラントによれば、プラント本体の外周面をバグフィルタごと外装材にて被覆して保温構造としたので、バグフィルタ本体からの熱放散を軽減できると共に、骨材貯蔵ビンからの放散熱を外装材の内方に留めてバグフィルタをより効率よく加熱保温できる。
また、請求項4記載のアスファルトプラントによれば、バグフィルタのバグフィルタ本体の上面部を高架台の振動篩を搭載するフロア面と略面一に構成したので、振動篩の直下に位置する骨材貯蔵ビンとバグフィルタのバグフィルタ本体とを水平に並べた状態で一体に構成しやすく、バグフィルタのバグフィルタ本体は骨材貯蔵ビンからの放散熱を効率よく受熱することが可能となって効果的に加熱保温できる。
本発明に係るアスファルトプラントの一実施例を示す概略正面図である。 同上の概略背面図である。 同上の概略平面図である。
本発明のアスファルトプラントにあっては、複数のフロアを有する高架台上に、ミキサ、骨材計量槽、骨材貯蔵ビン及び振動篩を下層側から順に階層状に搭載して成るプラント本体と、該プラント本体側部の地表部に配置される骨材加熱用のロータリーキルン方式のドライヤと、該ドライヤから導出される排ガスよりダストを捕集するバグフィルタ等を備える。また、前記バグフィルタを前記プラント本体の前記高架台上に搭載し、かつ前記バグフィルタのバグフィルタ本体側壁面を前記骨材貯蔵ビンの側壁面と対向させて密着または近接配置とする。これにより、前記骨材貯蔵ビンからの放散熱を有効に利用してバグフィルタを効率よく加熱保温でき、結露の発生を効果的に抑制することができるものとなる。
また、好ましくは、前記バグフィルタ本体下端部に具備される捕集ダスト排出用のスクリューフィーダの排出側端部を前記プラント本体に具備される石粉計量槽内に臨ませるとよい。これにより、加熱骨材温度(例えば、通常のアスファルト混合物製造時であれば約160~170℃、中温化合材製造時であれば約130~140℃)と略同程度に加熱保温されたバグフィルタ内の捕集ダストをアスファルト混合物の素材として使用でき、その結果、捕集ダスト使用時におけるアスファルト混合物の温度低下(或いは温度変動)を抑制できて品質面での向上が期待できるものとなる。また、従来装置のように、プラント本体側部に離間して配置されるドライヤ上位のバグフィルタから、プラント本体の計量槽に向けて捕集ダストをエア圧送するのに必要とされる、例えば長尺の圧送配管や送風機等のエア圧送用の設備が不要となってコストダウンを図れると共に、搬送経路も短くて済むため、搬送時における捕集ダストの温度低下や圧送配管内壁への付着等の不具合も極力抑制できて好適なものとなる。
更に、好ましくは、前記プラント本体の外周面を前記バグフィルタごと外装材にて被覆して保温構造とするとよい。これにより、バグフィルタ本体からの熱放散を軽減できると共に、骨材貯蔵ビンからの放散熱を前記外装材の内方に留めてバグフィルタをより効率よく加熱保温することができるものとなる。また、バグフィルタの周囲を外装材で囲うことで、バグフィルタ本体内に内装するろ布(フィルタ)の交換作業時における周辺への粉塵飛散を抑制できると共に、外観もすっきりして周辺環境に対して好適なものとなる。
また更に、好ましくは、前記バグフィルタのバグフィルタ本体の上面部を、前記高架台の振動篩を搭載するフロア面と略面一に構成するとよい。これにより、前記振動篩の直下に位置する骨材貯蔵ビンとバグフィルタのバグフィルタ本体とを水平に並べた状態で一体に構成しやすく、バグフィルタのバグフィルタ本体は骨材貯蔵ビンからの放散熱を効率よく受熱することが可能となって効果的に加熱保温できるものとなる。また、プラント作業者はプラント本体の振動篩が搭載される、比較的広いフロア上に居ながらにしてバグフィルタ本体のろ布の交換作業等を行え、足下の不安定な高所での作業を強いられる、従来のドライヤ上位に設置されたバグフィルタの場合と比較して、メンテナンス性、作業安全性等において有利なものとなる。
このように、上記アスファルトプラントによれば、プラント運転中に高温の加熱骨材を貯蔵する骨材貯蔵ビンの側部に、バグフィルタのバグフィルタ本体を密着または近接配置することにより、前記バグフィルタ本体は勿論、バグフィルタ本体内の捕集ダストも含めて効率よく加熱保温でき、結露の発生を効果的に抑制できると共に、捕集ダストをアスファルト混合物の素材として好適に使用することが可能となる。また、アスファルトプラントでは出荷要請に応じてプラントを運転するため、ドライヤは間欠運転とならざるを得ず、ドライヤ停止中には熱放散が無く(或いは少なく)、ドライヤの上位にバグフィルタを配置した従来装置では十分に受熱できないとき(タイミング)があるものの、本発明の装置では、ドライヤ停止時においても加熱処理を終えた高温の加熱骨材が骨材貯蔵ビン内に貯蔵されているため、その側部に配置されるバグフィルタは絶えず受熱することができ、より安定した結露の抑制効果が期待できるものとなる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中の1は本発明に係るアスファルト混合物製造用のアスファルトプラントであって、プラント本体2と、骨材加熱用のドライヤ3と、ダスト捕集用のバグフィルタ4等を主体に構成している。前記プラント本体2は、複数のフロア5a~5dを有する高架台6を、アスファルト混合物の運搬車両Tの進入通路Aを跨がせた状態で設置していると共に、前記高架台6上には、ミキサ7、骨材計量槽8、骨材貯蔵ビン9、振動篩10等を下層側から順に階層状に搭載している。
図中の11はアスファルトタンク(図示せず)から供給される溶融アスファルトを計量するアスファルト計量槽、12は石粉サイロ(図示せず)から供給される石粉を計量する石粉計量槽であって、何れも前記プラント本体2内に骨材計量槽8と並べて備えている。また、前記アスファルト計量槽11の下端部には計量した溶融アスファルトを前記ミキサ7内に圧送供給する供給配管13を、前記石粉計量槽12の下端部には計量した石粉を前記ミキサ7内に供給するスクリューフィーダ14をそれぞれ具備している。
前記ドライヤ3は、前記プラント本体2側部の地表部に配置されるロータリーキルン方式の骨材加熱装置であって、内壁面に骨材掻き上げ用の複数の掻き上げ羽根(図示せず)を周設した円筒状のドラム本体15を基台16上に回転自在に傾斜支持し、駆動装置(図示せず)により所定の速度で回転する構成としている。
また、傾斜支持した前記ドラム本体15の低位側一端部には、前記ドラム本体15内に熱風を供給するバーナ17と、前記ドラム本体15内を通過して加熱処理を経た高温の加熱骨材を排出する排出シュート18とを具備したホットホッパ19を備えている一方、前記ドラム本体15の高位側他端部には前記ドラム本体15内に骨材を供給する供給コンベヤ20を具備したコールドホッパ21を備えている。また、前記排出シュート18の排出端と、前記プラント本体2最上部に備えた振動篩10とをバケットエレベータ等の垂直搬送装置22にて連結しており、前記ドライヤ3にて加熱処理した加熱骨材を前記振動篩10へと順次持ち上げて供給可能としている。
前記バグフィルタ4は、前記ドライヤ3から導出される排ガスよりダストを捕集する集塵機であって、(排ガスの流向から見て)その上流側に位置する、主に排ガス中の粗粒ダスト(例えば、約0.1mm~1mm粒径程度)を一次集塵する慣性集塵部23と、下流側に位置する、主に排ガス中の微粒ダスト(例えば、約0.1mm粒径未満程度)を複数のろ布(フィルタ)24にて二次集塵するバグフィルタ本体25とから構成している。
また、前記バグフィルタ4は、前記プラント本体2の高架台6上に(前記骨材貯蔵ビン9を搭載したフロア5b~5cに亘って)搭載し、かつ前記バグフィルタ本体25の側壁面を、前記高架台6上に同様に搭載した前記骨材貯蔵ビン9の側壁面と対向させた状態で密着または近接配置しており、前記骨材貯蔵ビン9の側壁面から発せられる放散熱をバグフィルタ本体25の側壁面全体でもって効率よく受熱して内部の捕集ダストまで効果的に加熱保温可能な構成としている。
なお、前記バグフィルタ4は、前記のように、慣性集塵部23とバグフィルタ本体25とから構成され、慣性集塵部23の側壁面も含めて前記骨材貯蔵ビン9の側壁面と対向させて密着または近接配置するようにしてもよいが、通常、バグフィルタ4の長手サイズの方が骨材貯蔵ビン9の長手サイズよりも大きい場合が多いため、結露発生時にろ布24の目詰まり等の影響を受けやすいバグフィルタ本体25の方を優先し、少なくともバグフィルタ本体25の方を骨材貯蔵ビン9の側壁面と対向させた状態で密着または近接配置するようにするとよい。
また、前記バグフィルタ本体25の上面には、図3に示すように、ろ布24の取り出し口26を開閉自在に備えている。前記ろ布24は、ろ過面積をかせぐために、図2に示すように、バグフィルタ本体25の高さ方向に沿って固定される長尺構造をしており、前記ろ布24の交換時には、前記取り出し口26を開放した上で使用済みのろ布24を上方へと抜き取り、新規のろ布24を挿入して固定する構成としている。したがって、ろ布24を交換するにあたっては、バグフィルタ本体25の上位にそれなりの作業スペースを必要とする。
ここで、本実施例の前記バグフィルタ4にあっては、バグフィルタ本体25の上面部を、前記高架台6の振動篩10を搭載したフロア5d面と略面一に構成しており、これによって前記振動篩10の直下に位置する骨材貯蔵ビン9とバグフィルタ4のバグフィルタ本体25とを水平に並べた状態で一体に構成しやすいものとなっている。その結果、前記バグフィルタ本体25が前記骨材貯蔵ビン9からの放散熱をより効率よく受熱可能としていると共に、前記ろ布24の交換時においても、プラント作業者は高架台6上の前記振動篩10を搭載するフロア5d上に居ながらにして比較的楽にかつ安全に交換作業を行え、メンテナンス性、並びに作業安全性において好適なものとなっている。
また、前記バグフィルタ4のバグフィルタ本体25の下端部には、捕集した微粒ダストを排出する二本のスクリューフィーダ27、28を、平面視で略L字形状に連結していると共に、後段側のスクリューフィーダ28の排出側端部28aを前記プラント本体2に具備した前記石粉計量槽12に臨ませている。これにより、前記バグフィルタ本体25にて捕集した微粒ダストを前記スクリューフィーダ27、28を乗り継いで前記石粉計量槽12へと直接送り出し、該石粉計量槽12にて計量した上で下位のミキサ7へと投入してアスファルト混合物の素材として(石粉の一部に代えて)有効に使用可能としている。
また、前記バグフィルタ4上流側の慣性集塵部23と、前記ドライヤ3のコールドホッパ21とを排気ダクト29aにて連結している一方、前記バグフィルタ4下流側のバグフィルタ本体25にも排気ダクト29bを連結し、該排気ダクト29bには途中に排風機(図示せず)を介して末端部を煙突(図示せず)に連結している。
図中の30は、前記プラント本体2の高架台6の外周面を前記バグフィルタ4ごと被覆して保温並びに防塵構造とする、例えばスレートや化粧鉄板等の外装材であり、前記高架台6の最下層のフロア5aから最上層のフロア5dの外周面、及び天井面に亘って前記外装材30で被覆している。なお、前記外装材30内部には断熱材を内蔵して保温効果を高めており、これによって前記バグフィルタ本体25からの熱放散を軽減可能としていると共に、並設する前記骨材貯蔵ビン9からの放散熱を前記外装材30の内方側に留めてバグフィルタ4をより効率よく加熱保温可能としている。
そして、前記アスファルトプラント1を使用してアスファルト混合物を製造するときには、先ず、前記ドライヤ3にて骨材を加熱乾燥し、加熱骨材は垂直搬送装置22、振動篩10を経て、骨材貯蔵ビン9に粒径別に貯蔵する。次いで、製造予定のアスファルト混合物の配合に応じ、前記骨材貯蔵ビン9から各粒径の加熱骨材を所定量ずつ骨材計量槽8へと払い出して累積計量した後、アスファルト計量槽11にて計量した溶融アスファルトや、石粉計量槽12にて計量した石粉等と共に最下層のミキサ7に投入して混合し、所望のアスファルト混合物を製造する。一方、前記ドライヤ3から導出される排ガスは、排気ダクト29aを通じ、前記プラント本体2内に組み込んだ前記バグフィルタ4へと導入し、排ガス中に含まれるダストを捕集して清浄化した後、排気ダクト29b、煙突を通じて大気中へと放出する。
このとき、前記ドライヤ3から導出される排ガスの温度は露点温度付近となっているものの、前記バグフィルタ4のバグフィルタ本体25は高温の加熱骨材を貯蔵する前記骨材貯蔵ビン9と密着または近接配置しているため、前記骨材貯蔵ビン9からの放散熱でもって効率よく加熱保温され、結露の発生を効果的に抑制することができる。なお、前記ドライヤ3での骨材の加熱処理がないとき(タイミング)においても、前記骨材貯蔵ビン9内には加熱骨材が貯蔵されているため、前記バグフィルタ4は前記骨材貯蔵ビン9からの放散熱を絶えず受熱でき、安定した結露抑制効果が期待できるものとなる。
また、前記バグフィルタ4のバグフィルタ本体25にて捕集した微粒ダストについては、スクリューフィーダ27、28にてプラント本体2に具備した石粉計量槽12に適宜送り出し、該石粉計量槽12にて計量してアスファルト混合物の素材として(石粉の一部に代えて)有効に使用する。このとき、前記バグフィルタ4のバグフィルタ本体25にて捕集した微粒ダストは、並設した骨材貯蔵ビン9からの放散熱によって加熱骨材温度(例えば、通常のアスファルト混合物製造時であれば約160~170℃、中温化合材製造時であれば約130~140℃)と略同程度に加熱保温されており、捕集ダスト使用時におけるアスファルト混合物の温度低下(或いは温度変動)を抑制できて品質面での向上が期待できるものとなっている。また、スクリューフィーダ27、28にて石粉計量槽12へと直ぐに送り出せるため、搬送中の温度低下も抑えられて品質面において一層好ましいものとなっている。
このように、上記アスファルトプラント1によれば、プラント運転中に高温の加熱骨材を貯蔵する骨材貯蔵ビン9の側部に、バグフィルタ4のバグフィルタ本体25を密着または近接配置することにより、前記バグフィルタ本体25は勿論、バグフィルタ本体25内の捕集ダストも含めて効率よく加熱保温でき、結露の発生を効果的に抑制できると共に、捕集ダストをアスファルト混合物の素材として好適に使用することが可能となる。
本発明は、アスファルトプラントのバグフィルタにおいて広く利用することができる。
1…アスファルトプラント 2…プラント本体
3…ドライヤ 4…バグフィルタ
5a~5d…フロア(高架台) 6…高架台
7…ミキサ 8…骨材計量槽
9…骨材貯蔵ビン 10…振動篩
11…アスファルト計量槽 12…石粉計量槽
15…ドラム本体 17…バーナ
22…垂直搬送装置 23…慣性集塵部(バグフィルタ)
24…ろ布
25…バグフィルタ本体(バグフィルタ)
26…取り出し口 27、28…スクリューフィーダ
29a、29b…排気ダクト 30…外装材

Claims (4)

  1. 複数のフロアを有する高架台上に、ミキサ、骨材計量槽、骨材貯蔵ビン及び振動篩を階層状に搭載して成るプラント本体と、該プラント本体側部に配置される骨材加熱用のドライヤと、該ドライヤから導出される排ガスよりダストを捕集するバグフィルタとを備えたアスファルトプラントにおいて、前記バグフィルタを前記プラント本体の前記高架台上に搭載し、かつ前記バグフィルタのバグフィルタ本体側壁面を前記骨材貯蔵ビンの側壁面と対向させて密着または近接配置としたことを特徴とするアスファルトプラント。
  2. 前記バグフィルタ本体下端部に具備される捕集ダスト排出用のスクリューフィーダの排出側端部を前記プラント本体に具備される石粉計量槽に臨ませたことを特徴とする請求項1記載のアスファルトプラント。
  3. 前記プラント本体の外周面を前記バグフィルタごと外装材にて被覆して保温構造としたことを特徴とする請求項1または2記載のアスファルトプラント。
  4. 前記バグフィルタのバグフィルタ本体の上面部を前記高架台の前記振動篩を搭載するフロア面と略面一に構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のアスファルトプラント。
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