JP2022171274A - 計数充填装置および計数充填方法 - Google Patents

計数充填装置および計数充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022171274A
JP2022171274A JP2021077832A JP2021077832A JP2022171274A JP 2022171274 A JP2022171274 A JP 2022171274A JP 2021077832 A JP2021077832 A JP 2021077832A JP 2021077832 A JP2021077832 A JP 2021077832A JP 2022171274 A JP2022171274 A JP 2022171274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counting
conveying
passage
endless belt
tablets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021077832A
Other languages
English (en)
Inventor
章 石塚
Akira Ishizuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Bio Research Co Ltd
Original Assignee
Unitec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitec Co Ltd filed Critical Unitec Co Ltd
Priority to JP2021077832A priority Critical patent/JP2022171274A/ja
Publication of JP2022171274A publication Critical patent/JP2022171274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】計数材料に対して汎用性に優れる計数充填装置及びその方法を提供することを課題とする。【解決手段】計数充填装置100は、計数材料Wを収納する収納ホッパ5と、収納ホッパ5内の前記計数材料Wの姿勢を揃えて送り出す姿勢調整機構10と、姿勢を揃えて送り出される計数材料Wを搬送する搬送ベルト機構20と、搬送ベルト機構20で搬送される計数材料Wを整列させる整列機構300と、整列機構300で整列させた計数材料Wを搬送ベルト機構20の搬送終端から落下させ計数する構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、錠剤、カプセル剤、錠剤型材料、カプセル剤型材料、ビタミン剤、健康固形食品、乾燥剤、グミ、ドロップ、飴等である計数材料を搬送して計数し容器に充填するための計数充填装置および計数充填方法に関する。
一般に、計数材料の代表的な一つである錠剤を計数して充填する計数充填装置は、振動搬送機構、あるいは、振動搬送機構及び螺旋溝棒による搬送機構を用いて錠剤を搬送して計数するものが知られている(非特許文献1、特許文献1参照)。
また、従来、螺旋溝棒による搬送機構を用いて錠剤を搬送する計数充填装置が提案されている(特許文献2参照)。この錠剤計数充填装置の搬送機構は、ホッパから供給される錠剤を、モータにより回転する螺旋溝棒と、その螺旋溝棒の左右に位置するガイド棒の間となる螺旋溝位置にて受け取り、回転する螺旋溝棒により、搬送方向に搬送するものである。
特開昭53-96176号公報 特開2010-208676号公報
http://www.ishida.co.jp/products/280.php(株式会社イシダ:チュアブル錠剤対応型錠剤計数器JZ33-15K型[2013年2月25日現在])
しかし、従来の計数充填装置では、以下に示すような改善する余地が残されていた。
計数充填装置では、計数される対象となる計数材料の種類が増え、計数材料の形状や大きさ等が変わると対応できない場合が発生している。
本発明は、前記した問題を解決するために創案されたものであり、計数材料に対して汎用性に優れる計数充填装置及びその方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る計数充填装置は、計数材料を収納する収納ホッパと、前記収納ホッパ内の前記計数材料の姿勢を揃えて送り出す姿勢調整機構と、姿勢を揃えて送り出される前記計数材料を搬送する搬送ベルト機構と、前記搬送ベルト機構で搬送される前記計数材料を整列させる整列機構と、前記整列機構で整列させた前記計数材料を前記搬送ベルト機構の搬送終端から落下させ計数する計数充填装置である。そして、前記計数充填装置では、前記姿勢調整機構は、前記計数材料が通過する通路の間隔を、前記計数材料の揃える向きにおける厚みに合わせて設置する回転ローラと、前記回転ローラを前記計数材料の送り出し方向とは反対方向に回転させる第1駆動部と、を有している。さらに、前記計数充填装置では、前記搬送ベルト機構は、前記計数材料の複数を載置して搬送する網目状の無端ベルトと、前記無端ベルトの搬送終端側に配置される第1回転軸と、搬送始端側に設置される第2回転軸と、前記第1回転軸及び前記第2回転軸を回転させる第2駆動部と、を有している。また、前記充填計数装置では、前記整列機構は、前記無端ベルトに対面して搬送方向に長尺側を向けて配置される複数の通路規制体と、前記通路規制体のそれぞれを上方から支持する支持部と、前記支持部を予め設定された移動範囲で搬送方向及び搬送方向とは反対方向に移動させる移動機構とを有している。さらに、前記計数充填装置では、前記複数の通路規制体は、前記計数材料を通過させる幅に前記無端ベルトの幅方向に間を空けて配置されると共に、隣り合う前記複数の通路規制体の一方と他方が交互に前記搬送方向及び前記逆搬送方向に移動する構成としている。
また、前記課題を解決するために本発明に係る計数充填方法は、前記計計数充填装置により計数材料を計数する計数充填方法であって、収納ホッパ内の前記計数材料の姿勢調整機構を介して姿勢を揃えて搬送ベルト機構の網目状の無端ベルトに送り出す工程と、姿勢を揃えて送り出された前記計数材料を前記無端ベルトに載置して搬送すると共に、搬送される前記計数材料を整列機構により予め設定された列数に整列させる工程と、前記整列された計数材料を無端ベルトの搬送終端から落下させ計数する工程とを含み、前記整列させる工程は、前記整列機構の通路規制体が前記無端ベルトに対面して前記計数材料の通過する通路の幅を規制するように配置されると共に、前記整列機構の移動機構により前記複数の通路規制体を予め設定された範囲で前記計数材料の搬送方向と搬送方向とは反対方向とに交互に移動させながら前記計数材料を前記無端ベルトに載置して前記通路規制体の間となる通路を通過させることとした。
本発明に係る計数充填装置および計数充填方法は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
計数充填装置及び計数充填方法では、収納ホッパから網目状の無端ベルトに姿勢を揃えて送り出し調整機構で計数材料を整列させて搬送するので、計数材料の大きさや形状等に対応して整列して搬送し計数することができ、汎用性に優れる。
本発明に係る計数充填装置を模式的に示す側面図である。 本発明に係る計数充填装置を模式的に示す正面図である。 本発明に係る計数充填装置を模式的に示す平面図である。 本発明に係る計数充填装置の姿勢調整機構を模式的に示す模式図である。 本発明に係る計数充填装置の搬送ベルト機構及び姿勢調整機構を模式的に示す平面図である。 本発明に係る計数充填装置の搬送ベルト機構を模式的に示す平面図である。 本発明に係る計数充填装置の整列機構を模式的に示す斜視図である。 図7の整列機構を模式的に示す分解斜視図である。 本発明に係る計数充填装置の整列機構の一部を省略して示す平面図である。 本発明に係る計数充填装置の整列機構の一部を省略して示す断面図である。 本発明に係る計数充填装置の通路規制体及び搬送ガイドを示し、(a)は、搬送ガイドと通路規制体を模式的に示す斜視図、(b)、(c)は、搬送ガイドの段差ガイド部と通路規制体の段差部の状態を部分的に拡大して模式的に示す側面図である。 (a)~(d)は、本発明に係る計数充填装置の整列機構の通路規制体における動作を模式的に示す模式図である。 本発明に係る計数充填装置の姿勢調整機構の変形例を模式的に示す模式図である。
以下、本発明に係る計数充填装置及び計数充填方法について図面を参照して説明する。
なお、各図面では、計数材料の一例として円板型の錠剤を計数充填装置で計数する構成について説明する。さらに、計数充填装置の各構成と、使用する錠剤との大きさの関係、あるいは錠剤の位置については、適宜デフォルメあるいは模式的に示して図面に記載している場合がある。また、図面上、装置の構成を説明し易くするため、上下左右前後の方向を示すが絶対的なものではない。
図1乃至図3に示すように、計数充填装置100は、錠剤Wを搬送しながら予め設定された数量を計数して容器Bに充填するものである。この計数充填装置100は、錠剤Wを収納する収納ホッパ5と、収納ホッパ5内の錠剤Wの姿勢を揃えて送り出す姿勢調整機構10と、姿勢を揃えて送り出される錠剤Wを搬送する搬送ベルト機構20と、搬送ベルト機構20で搬送される錠剤Wを整列させる整列機構300と、を備え、ここでは、整列機構300で整列させた錠剤Wを搬送ベルト機構20の搬送終端から落下させ計数する計数装置60とを備えている。
また、計数充填装置100は、搬送ベルト機構20で搬送して計数装置60で計数した錠剤Wを充填する容器Bを高さを調整して載置する載置台70を備えている。さらに、計数充填装置100は、ここでは、搬送ベルト機構20の無端ベルト21の下方に錠剤Wから発生する粉体を吸引する集塵ホッパ81及び内部集塵ダクト82を装置内に有する集塵機構80を備えている。
計数充填装置100で計数される対象である計数材料は、円板型の錠剤Wを一具体例とするが、その他の種類、形状、大きさ、表面状態(糖衣錠や素錠)の計数される固形のものが対象となる。なお、錠剤Wは、カプセル型のように計数材料を平面視したときに長尺となり一方に長い形状となるものは、長い形状が搬送方向に直交する状態で搬送されることになる。
図1乃至図3に示すように、計数充填装置100の躯体フレーム1の上面に段差部2を設けてその段差部2の上側に収納ホッパ5を配置し、段差部2から一段下がった躯体フレーム1の上面3側に搬送ベルト機構20を配置し、搬送ベルト機構20の両側に沿ってガイドフレーム3Aが配置されている。さらに、躯体フレーム1では、搬送端側で錠剤Wが落下する位置となる躯体フレーム1の正面側に載置台70を配置している。また、躯体フレーム1の正面側に前方に突出して支持テーブル4を配置し、支持テーブル4に操作及びモニタ用の操作パネル90を設置している。なお、収納ホッパ5の下方に設置される姿勢調整機構10は、フレーム体11の一部に取付板を介して監視センサSE1を配置し、錠剤Wの密度や流れの状態を監視し、姿勢調整機構10の動作を制御装置を介して制御するように構成されている。
図1及び図4に示すように、収納ホッパ5は、投入された錠剤Wを収納し姿勢調整機構10に錠剤を供給するものである。この収納ホッパ5は、上方が広く開口した投入口5aと、投入口5aから下方に向かって開口面積が徐々に狭くなるように絞って形成された収納部5bと、収納部5bの下方で姿勢調整機構10の回転ローラ12の上方に落下させるように形成した落下口5cと、を備えている。そして、収納ホッパ5の落下口5cは、姿勢調整機構10の回転ローラ12と所定の間隔を隔てて錠剤Wを搬送ベルト機構20に送り出す通路5dに連続している。
通路5dは、姿勢調整機構10の回転ローラ12と共に予め設置された条件に合う姿勢の錠剤Wを通過することができるように形成されている。通路5dは、姿勢調整機構10の回転ローラ12の位置を予め移動させて調整することで錠剤Wが通過できる通路の間隔を設定している。通路5dは、回転ローラ12の形状に沿って円弧状となるように形成されている。
図1及び図4に示すように、姿勢調整機構10は、錠剤Wの姿勢を揃えて通路5dから同じ姿勢にした錠剤Wを搬送ベルト機構20の無端ベルト21に供給するものである。姿勢調整機構10は、収納ホッパ5の落下口5cの下方に位置する回転ローラ12と、この回転ローラ12を回転駆動する第1駆動部13と、第1駆動部13の駆動力を伝達する第1駆動ベルト14と、回転ローラ12及び第1駆動部13の間に錠剤Wが落下しないように配置される案内板15と、回転ローラ12、第1駆動部13、案内板15を支持し落下口5c側及び通路5d側を開放するフレーム体11とを備えている。回転ローラ12及び第1駆動部13の回転軸は、フレーム体11の外側に突出する長さを備え、回転軸の端部にプーリを介して第1駆動ベルト14をかけ渡している。そして、フレーム体11は、躯体フレーム1の上面3側に設けたガイドフレーム3Aから上方に向かって配置した支持フレーム3Bにスライド自在に間隔調整機構16を介して支持されている。
間隔調整機構16は、操作ネジと、この操作ネジに直交方向で螺合する送りネジと、送りネジを回転自在に支持する取付部を備え、取付部がフレーム体11に固定されている。そのため、操作ネジを回転操作することで送りネジを回転させ、この送りネジの回転によりフレーム体11の位置を支持フレーム3Bに沿って前後(上下)方向にスライドさせることで、回転ローラ12と通路5dとの間を通過できる錠剤Wの厚みの幅D1を調整し錠剤Wの姿勢を揃えるように構成されている。
姿勢調整機構10は、第1駆動部13の駆動により第1駆動ベルト14を介して回転ローラ12を錠剤Wの落下方向とは反対方向になるように回転させている。回転ローラ12は、ローラ表面にらせん状の溝が形成され、通路5dと共に錠剤Wの姿勢を揃えて搬送ベルト機構20に錠剤Wを送り出している。回転ローラ12は、ローラ表面にらせん状の溝を形成していることで、錠剤Wの姿勢を整えやすくなっている。また、姿勢調整機構10は、監視センサSE1と連携して搬送ベルト機構20へ錠剤Wを、供給及び供給の停止を行うように制御装置を介して制御されている。
つまり、監視センサSE1により、無端ベルト21上に姿勢を揃えて供給されている錠剤Wの密度が高い場合や流れが遅い場合に、姿勢調整機構10の監視センサSE1からの信号により第1駆動部13の動作を停止することで回転ローラ12の回転を止めて、錠剤Wの無端ベルト21への供給を一旦停止あるいは減少させるように構成されている。また、姿勢調整機構10は、監視センサSE1からの信号により錠剤Wの密度が高すぎる状態や流れが遅い状態が解消されたことがわかる信号あるいは一定時間が経過したことで、第1駆動部13の駆動を再開させ回転ローラ12により錠剤Wの姿勢を揃えて無端ベルト21に錠剤Wの供給を再び行うようにしている。なお、回転ローラ12が錠剤Wの落下方向とは反対方向に回転しないことで、錠剤Wの姿勢が揃っていない錠剤Wが通路5dに詰まり、他の錠剤Wがそこに重なることで、通路5dを通過できなくなり無端ベルト21への錠剤Wの供給が徐々に停止することになる。
図3乃至図6に示すように、搬送ベルト機構20は、姿勢の揃った錠剤Wを受け取り、受け取った錠剤Wを搬送端まで搬送する。この搬送ベルト機構20は、網目状の無端ベルト21と、無端ベルト21の搬送終端側に配置される第1回転軸22と、無端ベルト21の搬送始端側に配置される第2回転軸23と、第1回転軸22及び第2回転軸23を回転させる第2駆動部24と、を備え、ここでは、第2駆動部24は、無端ベルト21が駆動ベルトとして機能して第1回転軸22及び第2回転軸23を回転させている。無端ベルト21は、金属や樹脂の網目状に形成した帯状の端部を連結して無端となるように形成されている。この無端ベルト21の網目の大きさは、錠剤Wの直径よりも小さく形成されている。無端ベルト21は、ベルト面に錠剤Wが載置されたときに錠剤Wの姿勢を維持することができる網目の大きさに形成されていることが望ましい。
無端ベルト21は、錠剤Wを載置して搬送する中央のベルト載置面21Aと、ベルト載置面21Aの両端側の網目を塞ぐように樹脂が塗られているベルト被覆面21Bとを備えている。そして、無端ベルト21は、その直下に、後記する集塵機構80の集塵ホッパ81が対向して配置されており、錠剤Wを搬送するときに発生する粉体を集塵することができるようになっている。なお、集塵機構80の吸引動作が行われている場合には、無端ベルト21に載置されている錠剤Wは、無端ベルト21側に吸引された状態となっている。
第1回転軸22は、無端ベルト21に接触する直径が太いベルト接触軸部22aと、無端ベルト21に接触しないように直径が細い細径軸部22bとを交互に備えている。ベルト接触軸部22aは、無端ベルト21の幅方向の中央と、幅方向の両端に配置され、細径軸部22bは、ベルト接触軸部22aの間に配置されている。なお、細径軸部22bの位置は、無端ベルト21で錠剤Wの列を調整して整列させた位置に対応するようになっている。つまり、無端ベルト21で搬送される錠剤Wは、ここでは一例として、整列機構300により2列に整列されて搬送終端まで搬送されることとしており、その2列の位置に細径軸部22bの位置が対応するように設置されている。また、第2回転軸23は、同じ直径に形成されて無端ベルト21の幅において接触するように形成されている。なお、無端ベルト21は、一例として、第1回転軸22及び第2回転軸23の間において、ベルトが弛まないようにテンションローラを設置しても構わない。また、第1回転軸22及び第2回転軸23は、ガイドフレーム3Aに配置される軸受27によりそれぞれ回動自在に支持されている。
さらに、第2駆動部24は、この種の構成に使用されるサーボモータ等の駆動モータが用いられている。第2駆動部24は、第2回転軸23に係合して第2回転軸23を回転させることで、無端ベルト21を搬送方向に送り、無端ベルト21の搬送方向の移動に伴って第1回転軸22が従動するように構成されている。なお、無端ベルト21は、その中央のベルト載置面21Aの両端側の所定幅において樹脂等が被覆されているベルト被覆面21Bが形成されている。このベルト被覆面21Bは、第1回転軸22及び第2回転軸23との密着性を増して空回りの防止をすると共に、集塵機構80からの集塵力を中央のベルト載置面21Aで発揮しやすくしている。なお、第2駆動部24は、錠剤Wが予め設定された数を計数装置60で計数して設定数に到達する直前では、第2駆動部24の駆動モータの回転を、後記する計数装置60からの信号により制御装置を介して緩やかになるように構成されている。駆動モータの回転が緩やかになることで、予め設定した錠剤Wの数が計数されて容器Bに収納されやすくなる。また、無端ベルト21で搬送されている錠剤Wは、後記する集塵機構80の吸引動作により無端ベルト21の搬送端までベルト載置面に吸引された状態で搬送される。
また、図5に示すように、無端ベルト21の上方には、姿勢調整機構10の回転ローラ12の直下から整列機構300の通路規制体30の位置まで錠剤Wに接触しないように近接させて配置した搬送路カバー26をここでは備えている。この搬送路カバー26は、錠剤Wを2個の厚みを重ねることができない間隔となるように無端ベルト21からの高さに配置されている。また。搬送路カバー26は、錠剤Wの状態が確認できるように透光性の樹脂或いはガラスで形成されていることが望ましい。さらに、搬送路カバー26は、ここでは通路規制体30で形成される2つの第1整列通路R1及び第2整列通路R2の上方も覆うように形成されている。つまり、搬送路カバー26は、通路規制体30までの範囲は、錠剤Wを載置するベルト載置面の全体を覆う大きさに形成され、通路規制体30の第1整列通路R1及び第2整列通路R2の位置では、その通路幅となる大きさに形成されている。なお、搬送路カバー26は、図面上では通路規制体30の他端側までの範囲を覆うように示しているが、錠剤Wの搬送終端までの上面を覆う位置まで形成しても構わない。
図1に示すように、集塵機構80は、錠剤Wからの摩耗粉等を吸引して集塵し除去するものである。集塵機構80は、無端ベルト21の下方に対向して配置した集塵ホッパ81と、集塵ホッパ81に接続される内部集塵ダクト82とを備えている。そして、内部集塵ダクト82には、装置の外部に設置される集塵モータに外部ダクト83を介して接続されている。また、集塵機構80の集塵モータにより吸引されて集塵する際に、無端ベルト21に載置している錠剤Wは、常に下方(吸引方向)に付勢されている。錠剤Wは、無端ベルト21のベルト載置面に吸引されることで整列された状態を維持し易くなる。なお、図4に示すように、無端ベルト21の第1回転軸22は、集塵ホッパ81の一側のホッパ上端部81aが、ベルト接触軸部22aの中心高さまで下方から覆うように配置されている。そのため、無端ベルト21のベルト載置面に載置して搬送されている錠剤Wは、ホッパ上端部81aの位置で吸引が解除されるため、搬送速度がある程度早くても、自重と併せて下方に落下する方向に送り出されることになる。
集塵モータは、集塵するときに吸引用として使用される、例えば、真空モータ等であり、計数充填装置100の外部に設置されて外部ダクト83を内部集塵ダクト82に接続して錠剤Wの粉体を装置外部で集塵するように設定されている。
図5、図7乃至図10に示すように、整列機構300は、姿勢を揃えて搬送されてくる錠剤Wを予め設定された列数に整列させるものである。整列機構300は、無端ベルト21に対面して搬送方向に長尺側を向けて配置される通路規制体30と、通路規制体30を上方から支持する支持部40と、支持部40を予め設定された移動範囲で搬送方向及び搬送方向とは反対方向に移動させる移動機構50と、を有している。なお、整列機構300の通路規制体30の搬送端側の一端には、搬送ガイド7を備えていることが好ましい。
通路規制体30は、複数を備える一例の構成として、錠剤Wが整列されて通過する第1整列通路R1及び第2整列通路R2を、中央部規制体31と、中央部規制体31の両側に配置される側部規制体32及び側部規制体33とで形成している。
中央部規制体31は、直方体形状の長尺状に形成され、長尺状の本体部の一端部に平面視において中央から両側面に向かって傾斜する傾斜部31cを備えている。また、中央部規制体31は、搬送終端側の他端部に厚みを変えた段差部31dを備えている。さらに、中央部規制体31は、長手方向の中央に平面視において上面から下面に向かって凹部31aを形成し、凹部31a内の2箇所に磁石31bを設置している。中央部規制体31は、一側の側面及び一方の傾斜部31cが第1整列通路R1を形成する一方の側面を構成している。そして、中央部規制体31は、他側の側面及び他方の傾斜部31cが第2整列通路R2を形成する一方の側面を構成している。
また、図8及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、段差部31dは、上面及び側面が、中央部規制体31の本体部分に連続する平面を有し、下面が無端ベルト21の上面から間隔を空けて段差を有するように形成されている。この段差部31dは、下面が搬送ガイド7の段差ガイド部7aの上面に対面するように設置されている。段差部31dは、中央部規制体31が後記するように前後に移動したときに、搬送ガイド7の段差ガイド部7aと上下方向において重なり対面している長さに形成されている。また、段差部31dは、錠剤Wの搬送されるときの姿勢において、その錠剤Wの1/3以上2/3以下の厚みとなるように、無端ベルト21の上面からの間隔が空く段差に形成されている。段差部31dの厚みが、前記したような範囲において形成されることで、錠剤Wが段差部31dと無端ベルト21との間に入り込むことがなく、段差部31dの側面により搬送方向に案内することができる。
側部規制体32は、直方体形状の長尺状に形成された本体部の一端部に、一方の側面(外側面)から他方の側面(内側面)に向かって傾斜面となるように形成した傾斜部32cを備えている。また、側部規制体32は、搬送端側の他端部に厚みを変えた段差部32dを備えている。さらに、側部規制体32は、長手方向の中央に長手方向に直交する幅方向に亘って両側面を貫通する凹溝32aを形成している。そして、凹溝32aの溝底面には磁石32bが2箇所に設けられている。側部規制体32は、一側の側面及び傾斜部32cが中央部規制体31の一側と第1整列通路R1を形成する他方の側面を構成している。また、段差部32dは、図8及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、前記した段差部31dと同じように形成され、側部規制体32に対応して構成されている。
側部規制体33は、直方体形状の長尺状に形成された本体部の一端部に、一方の側面(外側面)から他方の側面(内側面)に向かって傾斜面となるように形成した傾斜部33cを備えている。また、側部規制体33は、搬送端側の他端部に厚みを変えた段差部33dを備えている。さらに、側部規制体33は、長手方向の中央に長手方向に直交する幅方向に亘って両側面を貫通する凹溝33aを形成している。そして、凹溝33aの溝底面には磁石33bが2箇所に設けられている。側部規制体33は、一側の側面及び傾斜部33cが中央部規制体31の他側と第2整列通路R2を形成する他方の側面を構成している。また、段差部33dは、図8及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、前記した段差部31dと同じように形成され、側部規制体33に対応して構成されている。
中央部規制体31、側部規制体32,33は、錠剤Wを受け入れる側の一端部に、それぞれ傾斜部31c,32c,33cが向くように配置されている。そのため、中央部規制体31の一方の傾斜部31cと、側部規制体32の傾斜部32cとにより、第1整列通路R1に導く受け口側の通路を広くして徐々に整列させて一列になるように第1整列通路R1を、中央部規制体31と、側部規制体32とで形成している。また、中央部規制体31の他方の傾斜部31cと、側部規制体33の傾斜部33cとにより、第2整列通路R2の他方に導く受け口側の通路を広くして徐々に整列させて一列になるように第2整列通路R2を、中央部規制体31と、側部規制体33とで形成している。
また、図11(a)(b)(c)に示すように、中央部規制体31、側部規制体32,33の他端部側には、錠剤Wを案内する搬送ガイド7がそれぞれ配置されている。
搬送ガイド7は、一例として、搬送方向に沿って並列して3つのものが無端ベルト21上面に対向するように支持バー8を介して設置されている。搬送ガイド7は、中央部規制体31、側部規制体32,33の他端部に隣り合い配置されることで錠剤Wを搬送端まで案内するように配置されている。搬送ガイド7は、中央と一方の搬送ガイド7の対向する側面により第1整列通路R1の錠剤Wを案内し、中央と他方の搬送ガイド7の対向する側面により第2整列通路R2の錠剤Wを案内するように形成さている。搬送ガイド7は、ガイド本体部7bと、ガイド本体部7bの搬送端とは反対側となる一端側に形成した段差ガイド部7aと、を備えている。
ガイド本体部7bのそれぞれは、一例として、中央部規制体31、側部規制体32,33と同じ幅で同じ厚みとなるように形成されている。ガイド本体部7bは、ここでは、錠剤Wの搬送される姿勢における厚みの2/3を超えるように形成されている。ガイド本体部7bは、その上面中央に凹部7cが形成され、凹部7c内に設けた金属面又は磁石面の一方が露出するように形成されている。そして、この凹部7c内の金属面又は磁石面のいずれか一方に磁着するように支持バー8に金属支柱又は磁石支柱のいずれか他方が設けられている。従って、側部規制体32,33を錠剤Wの形状や大きさに合わせて、中央部規制体31からの距離を調整する場合、ガイド本体部7bの支持される位置も調整することで、中央の搬送ガイド7の側面と、両側の搬送ガイド7,7の側面までとの距離を調整することができる。
三つの搬送ガイド7のそれぞれの段差ガイド部7aは、中央部規制体31の段差部31d、側部規制体32,33の段差部32d、33dとそれぞれ対面するように配置されている。段差ガイド部7aの厚みは、無端ベルト21の上面から錠剤の搬送されるときの姿勢において当該錠剤Wの厚みの1/3以上2/3以下となるように形成されている。段差ガイド部7aは、前記した所定の厚みを備えることで、錠剤Wを案内するときに錠剤Wが段差ガイド部7aの上に乗り上げることを防止する。
図7乃至図10に示すように、中央部規制体31、側部規制体32,33は、それぞれが支持部40により着脱自在に支持されている。
支持部40は、中央支持部41と、その両側に配置される側部支持部42,43とを備え、支持筐体44を介して移動機構50に保持されている。中央支持部41、側部支持部42,43は、同じ形状で同じ素材で形成されている。すなわち、中央支持部41及び側部支持部42,43は、凹部31a、凹溝32a、33a内にそれぞれ嵌り合う大きさの金属磁着部41a、42a,43aと、金属磁着部41a、42a、43aの上面に設けた支持柱41b,42b,43bとを備えている。そして、支持柱41b,42b,43bは、後記する移動機構50により保持されている。移動機構50は、支持柱41b,42b,43bを移動させる際に予め設定された範囲を移動するように形成されたガイド穴45を有する支持筐体44と、支持筐体44の上部側に設けた軸受47(47A,47B,47C)を取り付ける取付板46とを備える支持機構(不図示)に設置されている。さらに、支持機構は、躯体フレーム1の上面3に支持部材(不図示)を介して無端ベルト21を跨ぐように設置されている。
中央支持部41及び側部支持部42,43の金属磁着部41a、42a,43aのそれぞれは、中央部規制体31の凹部31a、側部規制体32,33の凹溝32a,33aに嵌り合うと共に、それぞれの磁石31b,32b,33bに磁着することで、中央部規制体31、側部規制体32,33を支持している。金属磁着部41a、42a,43aのそれぞれは、支持柱41b,42b,43bのそれぞれを介して移動機構50に接続され保持されている。また、支持柱41b,42b,43bのそれぞれは、支持筐体44の底板に設けたガイド穴45に挿通された状態で移動機構50の保持部51A、51B,51Cに保持されている。支持柱41b,42b,43bは、長孔であるガイド穴45に沿って、ガイド穴45の長手方向の範囲において移動機構50を介して移動するようになっている。そのため、支持柱41b,42b,43bの移動に伴って中央部規制体31及び側部規制体32,33が予め設定された範囲で移動することができるようになっている。なお、中央部規制体31及び側部規制体32,33の移動する状態の説明は後記する。
また、中央部規制体31及び側部規制体32,33は、凹部31aの磁石31b、あるいは、凹溝32a,33aの磁石32b,33bにより、それぞれ金属磁着部41a,42a,43aに磁着している。そのため、中央部規制体31、側部規制体32,33は、互いの間隔を調整して計数材料の大きさに対応して磁着位置を調整することができる。つまり中央部規制体31に対して側部規制体32,33の位置を自在に調整して第1整列通路R1及び第2整列通路R2の通路幅を調整することが錠剤Wの大きさによって自在に設定することができる。そして、通路規制体30は、サイズの異なる錠剤(計数材料)Wの計数充填を行う場合に、大きさに対応するための別ユニットに交換する必要もないので、更なる汎用性に優れ、また、部品管理も容易となる。なお、搬送ガイド7も後記するように同等の構成を備え、第1整列通路R1及び第2整列通路R2の幅を調整できるようになっている。
図7乃至図10に示すように、移動機構50は、支持部40を移動範囲に合わせて形成された長孔であるガイド穴45を介して保持する保持部51(51A,51B,51C)と、保持部51の上面に形成した溝部52(52A,52B,52C)と、に沿って移動する案内部53(53A、53B,53C)と、案内部53(53A、53B,53C)を有するクランクシャフト54(54A,55A、54B,55B,54C,55C)と、クランクシャフト54を伝達機構を介して回転させる第3駆動部59(59A,59B)と、を備えている。
保持部51A,51B,51Cのそれぞれは、上面に溝部52A,52B,52Cをそれぞれ形成し、下面に支持柱41b,42b,43bをそれぞれ保持する直方体形状に形成されている。そして、保持部51A,51B,51Cは、溝部52A,52B,52Cが直線的に並ぶように隣接して配置され、支持筐体44の底板にガイド穴45に沿ってスライド自在に設置されている。
案内部53A,53B,53Cは、保持部51A,51B,51Cの溝部52A,52B,52Cに係合して、それぞれが溝部52A,52B,52Cに沿って移動できるように設けられている。案内部53A,53B,53Cは、円柱形状あるいは円筒形状に形成されており、それぞれのクランクシャフト54のクランク部54A,54B,54Cに設けられている。クランク部54A,54B,54Cは、それぞれがシャフト部55A,55B,55Cに連続して設けられている。そして、クランク部54A,54B,54Cは、案内部53A,53B,53Cと、シャフト部55A,55B,55Cとがそれぞれ対向しない位置となるように、直方体形状のクランク部の上面と下面に設けられている。シャフト部55A,55B,55Cは、支持筐体44に設けた取付板46の軸受47A,47B,47Cに回動自在に支持されている。シャフト部55A,55B,55Cは、その上端側に伝達機構を介して第3駆動部59からの駆動力により回転するように設けられている。なお、図9及び図10に示すように、案内部53Aの溝部52Aにおける位置と、案内部53B,53Cの溝部52B,52Cにおける位置とは、左右が反対となるように配置されている。
図10に示すように、第3駆動部59は、駆動モータ59B及び駆動モータ59Bの駆動軸59Aを備えている。そして、第3駆動部59は、駆動軸59Aとシャフト部55Aとを軸線上となるように配置している。また、駆動軸59Aは、伝達機構のプーリと第3駆動ベルトとを介してシャフト部55A,55B,55Cを回転させるように構成されている。
伝達機構は、シャフト部55A,55B,55Cの上端側に設けたプーリ56A1,56A2,56B,56Cと、プーリ56A1及びプーリ56Bにかけ渡される駆動ベルト57(第3駆動ベルト)と、プーリ56A2及びプーリ56Cにかけ渡される駆動ベルト58(第3駆動ベルト)と、を備えている。そして、プーリ56A1,56A2は、駆動軸59Aと同軸上で回転するように設置されている。
そのため、移動機構50により通路規制体30は、以下のような動作を行う。
移動機構50の第3駆動部59が駆動すると駆動軸59Aを回転させ、伝達機構を介してクランクシャフト54を回転させる。クランクシャフト54は、回転すると先端に設けた案内部53を保持部51の溝部52に沿って往復移動させながら一定の円軌道となるように移動させる。そして、案内部53は、中央の案内部53Aと、左右の案内部53B,53Cとが予め180度異なる位置に設置されている。そのため、案内部53A,53B,53Cが溝部52に沿って円軌道を描くように移動するために、図12(a)(b)(c)(d)に示すように、中央の保持部51Aは、始めに後方に移動し、続けて前方に移動し、また、左右の保持部51B,51Cは、はじめに前方に移動し続けて後方に移動する。そして、保持部51A,51B,51Cは、その動作を連続して行う。
保持部51A,51B,51Cの前後の移動は、支持筐体44のガイド穴45にそれぞれ保持されている支持柱42A,42B,42Cが挿通しているので、ガイド穴45の長手方向に規制されている。そして、保持部51Aに支持部40を介して支持されている中央部規制体31は、保持部51及び支持部40の動作に伴って、前記したように後方に移動し続けて前方に移動しその動作を連続する。また、保持部51B、51Cに支持部40を介して支持されている側部規制体32.33は、前記したように前方に移動し続けて後方に移動する動作を連続する。そのため、保持部51は、中央の保持部51Aと左右の保持部51B,51Cとが互い違いに交互に前後して、中央部規制体31と、側部規制体32,33と、を交互に互い違いに前後するように移動させるようにしている。
なお、中央部規制体31と、側部規制体32,33が前後に移動するときに、それぞれの他端部に配置されている搬送ガイド7,7,7とは、段差部31d,32d,33dと段差ガイド部7a,7a,7aとが互いに少なくとも一部が対面した状態で維持するようになっている。つまり、中央部規制体31と、側部規制体32,33と、搬送ガイド7,7,7とにより錠剤Wの第1整列通路R1及び第2整列通路R2を形成している。そして、段差部31d,32d,33dと段差ガイド部7a,7a,7aとが対面して配置されることで、中央部規制体31,側部規制体32,33が前後に移動できると共に、錠剤Wを第1整列通路R1及び第2整列通路R2から逸脱させることなく案内することができる。
整列機構300は、移動機構50により中央部規制体31と、側部規制体32,33とを交互に前後させることで、無端ベルト21により搬送されてくる錠剤Wを2列に整列させている。図1及び図2に示すように、整列機構300により2列に整列した錠剤Wは、無端ベルト21の搬送端まで搬送ガイド7により案内されて搬送され吸引が解除されることで、自重で落下して計数されて収納ボトルに収納されることになる。つまり、搬送ベルト機構20の第1回転軸22は、細径軸部22bが整列している2列の位置に対応して形成されており、集塵ホッパ81のホッパ上端部81aが第2回転軸23の中央まで形成されている。そのため、錠剤Wは、ホッパ上端部81a近傍で吸引が解除され、無端ベルト21の湾曲面の位置及び自重により、予め設定されている軌道の範囲で落下する。
図2及び図3に示すように、計数装置60は、搬送されて送り出される錠剤Wを計数するものである。この計数装置60は、整列される錠剤Wの列ごとに配置され、錠剤Wが落下することで光が遮断された状態を判断して計数することができる光センサを用いている。従って、計数装置60は、ここでは、第1整列通路R1からの錠剤Wを計数する第1計数装置61と、第2整列通路R2からの錠剤Wを計数する第2計数装置62とを備えている。第1計数装置61及び第2計数装置で使用される光センサは、錠剤Wを計数するときに使用される一般的なセンサが用いられている。なお、光センサを使用する場合には、光照射部および光受光部において、錠剤Wが落下する位置から光照射部および光受光部までの間に体積が徐々に小さくなる空気室を2つ以上配置するように構成している(詳細は特許第3041343号参照)。そのため、計数装置60は、錠剤Wの落下に伴い錠剤Wから発生する粉体が落下している状態であっても、粉体が受光面等に付着し難く、計数の精度が低下することがない。
錠剤Wは、予め設定されている経路を落下して、載置台70に載置されている容器Bに収納される。錠剤Wが落下する経路は、錠剤Wを計数して容器Bに収納させるための通路である。この経路は、ここでは、上方の錠剤Wを受け入れる開口から計数装置60を通過して容器Bの供給する供給口まで経路が分離独立して形成され、搬送終端から落下した錠剤Wが、載置台70に載置される容器Bに収納できるように筒状に構成されている。また、錠剤Wのそれぞれの落下経路は、ここでは上方から下方に向かって徐々に狭くなるようにテーパー状に設けられている。
なお、錠剤Wの落下経路には、経路切換フラップ(図視せず)が設けられ、落下する錠剤Wを計数経路の良品経路又は不良品排出路に振り分けることができるようにしている。この経路切換フラップは、整列した錠剤Wをカメラで認識し、予め設定した条件を満たしていない錠剤Wを制御手段の制御により経路を切換えて排除できるように構成されている。なお、カメラの設置位置は、整列機構300で整列した錠剤Wが搬送終端までの間で錠剤Wを撮像できる位置であることが好ましい。
図1及び図2に示すように、容器Bを載置する載置台70は、支持テーブル4の下方側に設けた昇降機構により容器Bを載置する高さを自在に調整できるように設置されている。また、容器Bは、予め設定された数の錠剤Wを収納するものである。この容器Bは、その形状、大きさ、材質および色等については、特に限定されるものではない。なお、容器Bを載置している載置台は、作業者が手動で容器Bを取り替えることで足りる構成とすることや、あるいは、搬送コンベアと連動して予め設定された数量(充填数量:容器に収納したい数値)が充填されると移動する構成としても構わない。
操作パネル90は、電源のスイッチのオンオフ、計数する錠剤Wの種類や、搬送速度や、計数する数等を入力することや、搬送経路に沿って配置しているカメラで撮影した錠剤Wの状態を表示するものである。この操作パネル90により計数充填装置100の操作や制御を行うことができるように設定されている。
なお、計数充填装置100において、直接、錠剤Wと接触する部材、例えば、回転ローラ12等は、ここでは、金属よりも柔らかいシリコンゴム、樹脂(ポリアセタール、超高分子量ポリエチレン)等の弾性部材で形成されている。また、金属で形成された部材であってもその表面に前記した弾性部材を被覆するように構成しても構わない。
つぎに、計数充填装置100を用いた計数充填方法について適宜複数の図を参照して説明する。
計数充填方法は、収納ホッパ内の錠剤の姿勢調整機構を介して姿勢を揃えて搬送ベルト機構の網目状の無端ベルトに送り出す工程(送り出し工程)と、姿勢を揃えて送り出された錠剤を無端ベルトに載置して搬送すると共に、搬送される錠剤を整列機構により予め設定された列数に整列させる工程(搬送整列工程)と、整列された錠剤を無端ベルトの搬送端から落下させ計数する工程(計数工程)とを含むこととする。そして、整列させる工程は、整列機構の通路規制体が前記無端ベルトに対面して錠剤の通過する通路の幅を規制するように配置されると共に、整列機構の移動機構により複数の通路規制体の一方と他方を予め設定された範囲で錠剤の搬送方向と搬送方向とは反対方向とに交互に移動させながら錠剤を無端ベルトに載置して通路規制体の間となる通路を通過させることとしている。
計数充填方法は、はじめに錠剤Wを投入する工程(投入工程)を行う。
投入工程は、計数する錠剤Wを収納ホッパ5に投入する工程である。この工程では、作業者や投入装置(図示せず)により錠剤Wを収納ホッパ5に投入する。この工程で投入された錠剤Wは、収納ホッパ5の落下口5cから自重で降下して、姿勢調整機構10の回転ローラ12側に落下する。
送り出し工程は、錠剤Wを予め設定した姿勢に揃えて搬送ベルト機構20の無端ベルト21に送り出す工程である。この工程では、姿勢調整機構10の回転ローラ12が、錠剤Wの落下とは反対方向に回転しているため、錠剤Wの姿勢が通路5dを通ることができる姿勢でないと、回転ローラ12により上方に、一旦持ち上げられることで、錠剤Wの姿勢の向きが変えられる。回転ローラ12と通路5dとの間は、予め設定した厚みの範囲である姿勢になったときに通過することができるようになっている。ここでは、回転ローラ12と通路5dとの間隔を、錠剤Wの円板状の厚みの範囲で通過できるように設定している。そのため、この工程では、錠剤Wが搬送ベルト機構20に円板状の平面が対面する姿勢で回転ローラ12と通路5dとの間を通過することで姿勢の揃った錠剤Wを無端ベルト21に送り出している。
搬送整列工程は、搬送ベルト機構20の無端ベルト21上に姿勢を揃えて送り出された錠剤Wを、無端ベルト21により搬送終端に向かって搬送すると共に、予め設定された列数に整列する工程である。この工程では、無端ベルト21に載置された錠剤Wは、集塵機構80の吸引により無端ベルト21の表面に吸引された状態となり、錠剤Wの姿勢を維持し易くなって搬送されている。
なお、この工程では、錠剤Wの搬送状態を監視センサSE1で検出しており、錠剤Wの密度が予め設定された状態を越えた場合や、錠剤Wの搬送速度が予め設定された状態よりも遅い場合には、信号を制御装置に送り制御装置から姿勢調整機構10の回転ローラ12を停止するように制御することが好ましい。回転ローラ12が停止すると、通路5dとの間を通過することができない姿勢の錠剤Wにより回転ローラ12と通路5dとの間が徐々に塞がり錠剤Wの送り出しを抑制する。回転ローラ12は、錠剤Wの密度や送り速度が解消されたことを検出した監視センサSE1の信号により作動する。
この搬送整列工程では、錠剤Wは、整列機構300の中央部規制体31の一側及び側部規制体32により形成する第1整列通路R1と、中央部規制体31の他側及び側部規制体33により形成する第2整列通路R2により整列して搬送される。この工程では、無端ベルト21上において中央から左側よりの錠剤Wは、中央部規制体31の一方の傾斜部31cと側部規制体32の傾斜部32cとにより第1整列通路R1側に誘導されて、徐々に一列に整列する。また、この工程では、無端ベルト21上において中央から右側よりの錠剤Wは、中央部規制体31の他方の傾斜部31cと側部規制体33の傾斜部33cとにより第2整列通路R2側に誘導されて、徐々に一列に整列する。
中央部規制体31及び側部規制体32,33は、無端ベルト21の上面において、錠剤Wの搬送方向と搬送方向とは反対方向とに交互に所定範囲で移動機構50により移動している。そのため、この工程では、無端ベルト21のベルト面に吸引されている錠剤Wは、中央部規制体31及び側部規制体32,33の移動により、徐々に第1整列通路R1及び第2整列通路R2のいずれかに誘導されるように移動することができる。また、この工程では、無端ベルト21上には、搬送路カバー26が設置されているので、錠剤Wが通路規制体30の動作により重なるような状態になろうとしても、搬送路カバー26により重なることができないように規制される。そして、この搬送整列工程では、整列機構300の通路規制体30で第1整列通路R1及び第2整列通路R2に整列された錠剤Wが、搬送ガイド7に沿って案内されながら無端ベルト21の搬送終端まで搬送される。
計数工程では、搬送した錠剤Wを計数する工程である。この工程では、搬送端から送りだされた錠剤Wが、計数される経路に向かって落下し、落下する経路中において計数装置60により計数される。この工程では、無端ベルト21において、最終的に2列で整列しているので、計数装置60は、第1計数装置61及び第2計数装置62により錠剤Wを計数している。そして、この工程では、予め設定された数量に到達する直前に計数装置60から信号を送ることで制御装置により無端ベルト21の搬送速度を緩めて、予め設定された数量を容器Bに確実に充填することができるようにしている。
なお、無端ベルト21により搬送されている錠剤Wは、無端ベルト21の搬送速度が変わっても、集塵機構80によりベルト面に吸引されているので、姿勢を慣性により乱されることはない。また、錠剤Wは、容器Bが交換されるときに搬送が停止した状態でとなるが、移動の停止によってもベルト面に吸引されているので姿勢を乱すことがない。容器Bは、空のものと交換されると、容器Bを載置している載置台70に設けたセンサから信号が送られ、再度、第3駆動部59に信号が送られて錠剤Wの搬送動作が再開する。
また、錠剤Wは、搬送終端までに、撮像手段を設けることで撮像した画像のデータが制御装置に送られて錠剤Wの欠け等の不良が判断でき、かつ、欠けた錠剤Wを選別できるように構成することができ、不良の錠剤Wが、落下中に容器Bに収納される前に排除することができる。
計数充填装置100では、以上のように動作するので、錠剤Wを正確に計数して容器Bに高速で充填することができる。また、計数充填装置100では、回転ローラ12と通路5dとの間隔を予め設定して錠剤の姿勢を揃え網目状の無端ベルトで搬送整列することができるので、粉体が少ない糖衣錠や、粉体が多く発生する錠剤、形状は異なるが厚みの条件が同じ計数材料を、汎用性に対応して計数充填することができる。
計数充填装置100では、回転ローラ12と通路5dとの間隔を間隔調整機構16を介して自在に設定できるので、さらに、計数材料の種類に対応することができる。また、通路規制体30は、中央部規制体31及び側部規制体32,33の間隔を変更することができるので、より多くの種類の計数材料に対応することができる。
計数充填装置100では、集塵機構80を介して計数材料の粉体の回収と共に搬送中の計数材料をベルト面に吸引することができるので、搬送姿勢が安定して搬送速度が速くても正確な計数を行うことができる。また、計数充填装置100では、通路規制体30の中央部規制体31及び側部規制体32,33が計数材料の搬送方向及び反対方向に交互に移動しているため、ベルト面に吸引されている計数材料に接触しながら徐々に第1整列通路R1及び第2整列通路R2に誘導して整列させることができる。
なお、計数充填装置100は、整列させる列の数を1列あるいは3列以上とするようにしてもよい。整列させる列の数は、通路規制体の数の増減により構成することができる。さらに、計数充填装置100は、搬送ベルト機構20の搬送速度を調整することで多くの計数材料を計数して短時間で充填することができる。
そして、計数充填装置100では、図13に示すように、姿勢調整機構10Bのように構成してもよい。姿勢調整機構10Bでは、2つの回転ローラ12、12を対向して配置し、互いに反対方向に回転する回転ローラ12、12の間を通過させることで錠剤Wの姿勢を揃えることとしている。この姿勢調整機構10Bでは、例えば、フレーム体11に駆動モータである第1駆動部13と、回転ローラ12,12と、回転ローラ12,12に回転力を伝達する複数のプーリ及び複数の第1駆動ベルト14が回転自在に支持されている。そして、回転軸の回転方向に回る歯車と、回転軸とは反対方向に回転するように設けた歯車とを介して、複数のプーリ及び複数の第1駆動ベルト14により回転ローラ12,12が互いに反対方向に回転するように設置されている。
なお、2つの回転ローラ12,12の回転数が略同じになるように、複数のプーリの直径が適宜調整されている。さらに、2つの回転ローラ12,12の間隔を調整する間隔調整機構(図4参照)を備え、一方の回転ローラ12が他方の回転ローラに近接或いは離間するようにすることで、錠剤Wの種類によって間隔を調整できるように構成されている。なお、回転ローラ12は、ローラ表面にらせん状の溝が形成され、姿勢が整っていない錠剤Wの姿勢を変えやすくなるように構成されている。また、姿勢調整機構10は、前記したと同様に監視センサSE1(図4参照)と連携して搬送ベルト機構20へ錠剤Wを、供給及び供給の停止を行うように制御装置を介して制御されていることが望ましい。姿勢調整機構10Bのように2つの回転ローラ12,12を用いることで、短時間で計数材料の姿勢を調整することができる種類を増やすことが可能となる。
また、計数充填装置100で取り扱うことができる錠剤W等である計数材料の種類は、例えば、円環状の錠剤であるものや、三角おむすび形状の錠剤であっても搬送することができる。また、計数材料は、錠剤以外の菓子、サプリメント、乾燥剤、機械部品、半導体部品等、計数する必要があるものであれば、特に限定されるものではない。なお、計数材料が長尺状の形状であれば、姿勢調整機構では、長手方向を搬送方向とは直交する方向で通過させ、整列機構では、長手方向を搬送方向に沿って整列させて搬送する構成とすることが好ましい。
さらに、計数充填装置100では、搬送ガイド7を備える構成として説明したが、例えば、取り扱う計数材料の平面面積が大きな円板型錠剤や乾燥剤等であれば、搬送ガイド7を設置しなくてもよい。つまり、計数材料が、網目状の無端ベルトの下方から吸引されることで整列した整列通路に沿って搬送終端まで搬送することができる場合は、搬送ガイド7を設置する必要がない。
また、中央部規制体31、側部規制体32,33は、それぞれ段差部31d,32d,33dが、搬送ガイド7,7,7の段差ガイド部7a,7a,7aと係合して、中央部規制体31、側部規制体32,33をスライド自在になるように構成しても構わない。段差部31d,32d,33dと、段差ガイド部7a,7a,7aとが係合することで、支持バー8は、中央部規制体31,側部規制体32,33に連続する搬送ガイド7,7,7を個別に支持し、側部規制体32,33の移動に連動して搬送ガイド7,7が錠剤Wの搬送方向に直交する方向に移動できるように構成されることが望ましい。
1 躯体フレーム
2 段差部
3 上面
3A ガイドフレーム
3B 支持フレーム
4 支持テーブル
5 収納ホッパ
5a 投入口
5b 収納部
5c 落下口
5d 通路
7 搬送ガイド
7a 段差ガイド部
7b ガイド本体部
7c 凹部
10 姿勢調整機構
11 フレーム体
12 回転ローラ
13 第1駆動部
14 第1駆動ベルト
15 案内板
16 間隔調整機構
20 搬送ベルト機構
21 無端ベルト
21A ベルト載置面
21B ベルト被覆面
22 第1回転軸
22a ベルト接触軸部
22b 細径軸部
23 第2回転軸
24 第2駆動部
26 搬送路カバー
30 通路規制体
31 中央部規制体
31a,32a,33a 凹部
31b,32b,33b 磁石
31c,32c,33c 傾斜部
32,33 側部規制体
40 支持部
41 中央支持部
41a 金属磁着部
41b 支持柱
42 側部支持部
42A 支持柱
44 支持筐体
45 ガイド穴
46 取付板
47 軸受
50 移動機構
51,51A,51B,51C 保持部
52,52A,52B,52C 溝部
53,53A,53B,53C 案内部
54 クランクシャフト
54A,54B,54C クランク部
55A,54B,54C シャフト部
56A1,56A2,56B,56C プーリ
57,58 駆動ベルト
59 第3駆動部
59A 駆動軸
59B 駆動モータ
60 計数装置
61 第1計数装置
62 第2計数装置
70 載置台
80 集塵機構
81 集塵ホッパ
81a ホッパ上端部
82 内部集塵ダクト
83 外部ダクト
90 操作パネル
100 計数充填装置
300 整列機構
B 容器
R1 第1整列通路
R2 第2整列通路
SE1 監視センサ
W 錠剤(計数材料)

Claims (10)

  1. 計数材料を収納する収納ホッパと、前記収納ホッパ内の前記計数材料の姿勢を揃えて送り出す姿勢調整機構と、姿勢を揃えて送り出される前記計数材料を搬送する搬送ベルト機構と、前記搬送ベルト機構で搬送される前記計数材料を整列させる整列機構と、前記整列機構で整列させた前記計数材料を前記搬送ベルト機構の搬送終端から落下させ計数する計数充填装置であって、
    前記姿勢調整機構は、前記計数材料が通過する通路の間隔を、前記計数材料の揃える向きにおける厚みに合わせて設置する回転ローラと、前記回転ローラを前記計数材料の送り出し方向とは反対方向に回転させる第1駆動部と、を有し、
    前記搬送ベルト機構は、前記計数材料の複数を載置して搬送する網目状の無端ベルトと、前記無端ベルトの搬送終端側に配置される第1回転軸と、搬送始端側に設置される第2回転軸と、前記第1回転軸及び前記第2回転軸を回転させる第2駆動部と、を有し、
    前記整列機構は、前記無端ベルトに対面して搬送方向に長尺側を向けて配置される複数の通路規制体と、前記通路規制体のそれぞれを上方から支持する支持部と、前記支持部を予め設定された移動範囲で搬送方向及び搬送方向とは反対方向に移動させる移動機構とを有し、
    前記複数の通路規制体は、前記計数材料を通過させる幅に前記無端ベルトの幅方向に間を空けて配置されると共に、隣り合う前記複数の通路規制体の一方と他方が交互に前記搬送方向及び前記反対方向に移動する計数充填装置。
  2. 前記移動機構は、前記移動範囲に合わせて形成された長孔を介して前記支持部を保持する保持部と、前記保持部の上面に形成した溝部に沿って移動する案内部を有するクランクシャフトと、前記クランクシャフトを回転させる第3駆動部と、を備える請求項1に記載の計数充填装置。
  3. 前記計数材料が通過する第1整列通路及び第2整列通路を、前記無端ベルトの幅方向において中央及びその中央の両側に配置する前記複数の通路規制体により形成する請求項1又は請求項2に記載の計数充填装置
  4. 前記第1整列通路及び前記第2整列通路の計数材料の受け入れ側が前記計数材料の1つの幅よりも広くなるように、前記複数の通路規制体のいずれか一つ以上の一端部に傾斜部を備える請求項3に記載の計数充填装置。
  5. 前記支持部は、前記通路規制体と接触する部分が磁着する金属又は磁石の一方で形成された金属磁着部を備え、
    前記通路規制体は、前記金属磁着部に磁着する磁石又は金属の他方を前記支持部の金属磁着部に対面する側に備える請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の計数充填装置。
  6. 中央の前記通路規制体の両側に位置する前記通路規制体が、長尺方向における中央に前記長尺方向に直交する幅方向に亘って両側面を貫通する凹溝を備えると共に前記磁石又は前記金属の他方を前記凹溝の溝底面に配置し、
    前記支持部は、前記凹溝に収納される大きさで形成されると共に、金属磁着部が前記凹溝の溝底面に設けた磁石又は前記金属の他方と対面する位置に形成される請求項5に記載の計数充填装置。
  7. 前記姿勢調整機構は、前記計数材料の厚みに対応して前記収納ホッパの内側面との間隔を着脱自在に調整できるように前記収納ホッパの対向する内側面に設けられている請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の計数充填装置。
  8. 前記無端ベルトに対向する下方には、ベルト載置面に対向して下方に行くに従って開口面積が小さくなる集塵ホッパと、前記集塵ホッパに連続して外部の集塵モータに外部ダクトを介して接続される内部集塵ダクトとを備える請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の計数充填装置。
  9. 前記通路規制体は、搬送端側の他端部に、厚みを変えた段差部を備え、
    前記通路規制体の一端側に離間して連続すると共に前記無端ベルトに対面するように設置される搬送ガイドとを備え、
    前記搬送ガイドは、前記無端ベルトの上面に対面して前記計数材料を案内するガイド本体部と、前記ガイド本体部の一端側に形成され、前記計数材料を案内する側面を有すると共に前記通路規制体の段差部に対面する段差ガイド部とを有し、
    前記ガイド本体部は、前記計数材料の搬送されるときの姿勢において当該計数材料の厚みの2/3を超える厚みで形成され、
    前記段差部又は前記段差ガイド部のそれぞれは、前記計数材料の搬送されるときの姿勢において当該計数材料の厚みの1/3以上2/3以下の厚みで形成されている請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の計数充填装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項の計数充填装置により計数材料を計数する計数充填方法であって、
    収納ホッパ内の前記計数材料の姿勢調整機構を介して姿勢を揃えて搬送ベルト機構の網目状の無端ベルトに送り出す工程と、
    姿勢を揃えて送り出された前記計数材料を前記無端ベルトに載置して搬送すると共に、搬送される前記計数材料を整列機構により予め設定された列数に整列させる工程と、
    前記整列された計数材料を無端ベルトの搬送終端から落下させ計数する工程とを含み、
    前記整列させる工程は、前記整列機構の通路規制体が前記無端ベルトに対面して前記計数材料の通過する通路の幅を規制するように配置されると共に、前記整列機構の移動機構により前記複数の通路規制体を予め設定された範囲で前記計数材料の搬送方向と搬送方向とは反対方向とに交互に移動させながら前記計数材料を前記無端ベルトに載置して前記通路規制体の間となる通路を通過させる計数充填方法。
JP2021077832A 2021-04-30 2021-04-30 計数充填装置および計数充填方法 Pending JP2022171274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021077832A JP2022171274A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 計数充填装置および計数充填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021077832A JP2022171274A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 計数充填装置および計数充填方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022171274A true JP2022171274A (ja) 2022-11-11

Family

ID=83945982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021077832A Pending JP2022171274A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 計数充填装置および計数充填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022171274A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10457473B2 (en) Methods and apparatus for dispensing solid articles
JP6438659B2 (ja) 計数充填装置および計数充填方法
WO2018128133A1 (ja) 薬剤フィーダ
WO2015011890A1 (ja) 薬剤フィーダ
JP6921673B2 (ja) ピックアップ方法及びピックアップ装置
KR101801442B1 (ko) 약제 충전 장치
CN109152700B (zh) 药剂分发装置
KR101462675B1 (ko) 높이 조절 기능을 갖는 알약 포장장치
KR101533976B1 (ko) 방향성 부품의 공급을 위한 피더 및 그의 공급 방법
KR101652847B1 (ko) 평판형 부품의 2중 겹침 방지 및 자동정렬공급장치
US6585477B1 (en) Counter-stacker for flat food products
JP6641239B2 (ja) 計数充填装置および計数充填方法
JP5822755B2 (ja) 調剤監査支援装置
JP2022171274A (ja) 計数充填装置および計数充填方法
JP2002265039A (ja) 振分装置およびそれを備える箱詰システム
JP3626059B2 (ja) 錠剤の自動高速計数装置
JP2018197159A (ja) 袋搬送方法及び袋搬送機構
KR101490978B1 (ko) 알약이송공급장치
JP2014181058A (ja) 計数充填装置および計数充填方法
JP2005035736A (ja) 搬送機構及び定量充填機
JP2010208676A (ja) 錠剤計数充填装置および錠剤計数充填方法
KR20150005271A (ko) 알약 이송장치
JP2015040051A (ja) 計数充填装置および計数充填方法
JP2003206018A (ja) 物品整送装置
KR101557051B1 (ko) 부품 공급 호퍼