JP2022168391A - 乗用型苗植機 - Google Patents

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毅 荒井
Takeshi Arai
義治 田井
Yoshiharu Tai
宏太 金井
Kota Kanai
仁史 山崎
Hitoshi Yamazaki
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Abstract

【課題】従来、水田圃場を走行しながら苗を植え付ける乗用型苗植機において、走行車体の前部側方に予備苗載台を設けたものがある。乗用型苗植機の前部を畦や道路に着けて、畦又は道路から乗用型苗植機へ育苗した苗箱を供給する作業及び乗用型苗植機から空の苗箱を取り出す作業は、作業性及び作業効率が悪いものであった。そこで、作業性及び作業効率を向上させることができる乗用型苗植機を提供する。【解決手段】走行車体2の後部に苗植付部30を装着し、走行車体2の前部に予備苗載部50を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部50の上方に空の苗箱Nを載置する空箱載部64を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、走行車体に苗植付部を装着した乗用型苗植機に関する。
従来、水田圃場を走行しながら苗を植え付ける乗用型苗植機において、走行車体の前部側方に予備苗載台を設けたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2019-176792号公報
乗用型苗植機の前部を畦や道路に着けて、畦又は道路から乗用型苗植機へ育苗した苗箱を供給する作業及び乗用型苗植機から空の苗箱を取り出す作業は、作業性及び作業効率が悪いものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業性及び作業効率を向上させることができる乗用型苗植機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体2の後部に苗植付部30を装着し、走行車体2の前部に予備苗載部50を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部50の上方に空の苗箱Nを載置する空箱載部64を設けた乗用型苗植機である。
請求項1記載の発明によれば、予備苗載部50の上方に空の苗箱Nを載置する空箱載部64を設けたので、畦又は道路からの乗用型苗植機1への育苗した苗箱Nの供給及び乗用型苗植機1から空の苗箱Nの取り出しが作業性及び作業効率良く行なえる。また、予備苗載部50の上方空間部を活用して空箱載部64を配置することができ、機体の左右方向の別機材への悪影響や側方を通る作業者の移動空間を狭くするような悪影響もなく、機体左右幅を広めることなくコンパクトに構成できる。
請求項2記載の発明は、予備苗載部50の複数の上積載台51Uと下積載台51Dが上下複数段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uが下積載台51Dの前方に移動した上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え自在であって、上積載台51Uの上方に空箱載部64を設けた請求項1に記載の乗用型苗植機である。
請求項3記載の発明は、空の苗箱Nを縦置きにして載置する空箱載部64である請求項1又は請求項2に記載の乗用型苗植機である。
請求項4記載の発明は、空箱載部64に空の苗箱Nを支持する左右側枠68aと前後枠68bを設け、前後枠68bの高さH1,H2を左右側枠68aの高さH3よりも低く形成した請求項3に記載の乗用型苗植機である。
請求項5記載の発明は、空箱載部64を予備苗載部50の上方に高く突出した作業位置と低く位置した収納位置に切り換え自在に設けた請求項1~請求項4の何れか1項に記載の乗用型苗植機である。
本発明の実施形態にかかる乗用型苗植機の側面図である。 同乗用型苗植機の要部の正面図である。 同要部の正面図である。 同要部の斜視図である。 同要部の背面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部の斜視図である。 本発明の第3実施形態を示す要部の側面図である。 同第3実施形態を示す要部の正面図である。 同第3実施形態を示す要部の平面図である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する乗用型苗植機の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<全体構成>
図1乃至図5に示すように、乗用型苗植機1は、水田圃場を走行可能な走行車体2を備える。走行車体2は、左右一対の前輪3と、左右一対の後輪4とを備える。なお、走行車体2は、前輪3及び後輪4が駆動する四輪駆動車である。
走行車体2の後部には、昇降装置20によって昇降駆動される苗植付部30が装着されている。また、走行車体2後上部には、施肥装置40の本体部が装着されている。
走行車体2前部の左右両側には、右予備苗載部50Rと左予備苗載部50Lよりなる予備苗載部50が設けられている。
<走行車体2>
走行車体2は、機体フレーム5と、機体フレーム5上に設けられたエンジンEと、エンジンEで発生した動力を前後輪3,4、苗植付部30及び施肥装置40に伝達する動力伝達装置6とを備える。すなわち、動力源であるエンジンEで発生した動力は、走行車体2を前進または後進させるために使用されるだけでなく、苗植付部30及び施肥装置40を駆動するためにも使用される。
エンジンEは、左右方向における走行車体2の中央部で、走行車体2に搭乗した作業者が足を載せるフロアステップ7よりも上方に突出した位置に配置される。なお、エンジンEとしては、ディーゼル機関やガソリン機関などの熱機関が用いられる。フロアステップ7は、前後方向において、走行車体2の前部に設けられる。フロアステップ7は、走行車体2の前部からエンジンEの後部にかけて設けられる。
フロアステップ7は、機体フレーム5上に取り付けられる。フロアステップ7のうち、たとえば、後述する操縦席9付近の一部などは作業者の靴などに付着した泥などを水田圃場に落とせるように、平面視において格子状に形成される。また、フロアステップ7の前部には、フロントステップが設けられ、フロアステップ7の左右外側には左右拡張サイドステップが設けられている。なお、フロアステップ7の後部には、後輪4のフェンダを兼ねるリヤステップ7Rが設けられ、左右拡張サイドステップの外側部には、作業者が車体に乗降する乗降ステップ7Jが設けられている。
エンジンEは、エンジンカバー8に覆われている。エンジンカバー8の上方には操縦席9が設けられる。動力伝達装置6は、エンジンEから動力が伝達されるベルト式動力伝達部6aと、エンジンEからベルト式動力伝達部を介して伝達される動力を変速する変速装置である静油圧式無段変速機HSTと、ミッションケース6bとを備える。
静油圧式無段変速機HSTは、主変速レバーが操作されることで、出力(回転速度)と出力方向(回転方向)とを変更可能である。すなわち、静油圧式無段変速機HSTは、回転速度や回転方向を変更することで、走行車体2の前後進や走行速度を変更可能である。
ミッションケース6bには、静油圧式無段変速機HSTによって変速されたエンジンEからの動力を各部に伝達する伝動装置が設けられる。ミッションケース6bは、走行時や作業時における走行速度を切り替える副変速機構を備える。ミッションケース6bは、副変速レバーが操作されると、走行車体2の走行速度を、植付作業時における苗植付速度と苗植付速度よりも高速な路上走行速度に切り替える。
走行車体2は、フロアステップ7上に操縦席9を備える。操縦席9は、作業者が操縦時に着席する座席である。走行車体2は、操縦席9の前方に、ステアリングハンドル10や植付レバーなどを備える。ステアリングハンドル10は、走行車体2のボンネット11上部に設けられ、作業者に操作されることで、走行車体2を操舵するものである。なお、植付レバーは、ボンネット11に設けられ、苗植付部30を昇降させたり、苗植付部30による苗の植え付けを開始及び停止させるために操作するレバーである。
また、走行車体2は、主変速レバーと副変速レバーとを備える。主変速レバーは、静油圧式無段変速機HSTを変速操作して走行車体2の前後進及び走行速度を変更する場合に操作されるレバーである。副変速レバーは、走行車体2の走行速度を、走行する場所(水田圃場や路上)に応じた速度に切り替える場合に操作されるレバーである。
また、ボンネット11は、フロアステップ7から上方に突出して設けられ、フロントカバー11aに覆われている。ボンネット11上部には、表示部(メータパネル)が設けられる。表示部は、操縦席9に着席して前方を向いた作業者と対面するように、後下がりに傾斜した表示面を有する。
表示部は、たとえば、水田圃場面に直進の目安となる進行基準線を形成する後述する線引きマーカが走行車体の左右側部に出ていることを検知するマーカセンサ、植付レバーの操作位置を検知する植付レバーポジションセンサ、施肥装置40の貯留ホッパ41に貯留された肥料が所定量を下回ったことを検知する肥料切れセンサ、貯留ホッパ41から送られた肥料が供給経路に詰まったことを検知する肥料詰まりセンサなどの各種センサ類からの情報を表示する。
乗用型苗植機1は、昇降装置20と、苗植付部30とを備える。昇降装置20は、昇降リンク21を備える。昇降リンク21は、走行車体2の後部と苗植付部30とを連結する平行リンクであり、走行車体2の後部のリンクフレームと苗植付部30とのそれぞれに対して上下方向に回動自在に連結されることで、走行車体2に対して苗植付部30を昇降可能に連結する。
また、昇降装置20は、油圧式の昇降シリンダ22を備える。昇降シリンダ22は、植付レバーが操作されて油圧バルブが切り替えられることで、伸縮動作する。昇降シリンダ22は、伸縮動作することで昇降リンク21を駆動して、苗植付部30を昇降させる。すなわち、昇降シリンダ22は、植付レバーが操作されることで、苗植付部30を上昇させた非作業位置、苗植付部30を下降させた対地作業位置(植付位置)に切り替える。
<苗植付部30>
苗植付部30は、上記したように、昇降リンク21を介して走行車体2の後部に取り付けられる。苗植付部30は、たとえば、複数の列(条)で苗を植え付けることが可能である。苗植付部30は、苗載置台31と、フロート32と、植付装置33とを備える。
苗載置台31は、機体の左右方向において、植付条数分の苗載せ面を有する。各苗載せ面は、上下方向に複数枚のマット状土付苗を載置可能な後下がりの傾斜面である。フロート32は、走行車体2の移動に伴い水田圃場の泥面上を滑走しながら整地する。フロート32は、機体の左右方向において、機体中央部に配置されるセンターフロートと、センターフロートを挟んで左右方向の外側に配置されるサイドフロートとを備える。なお、図示の例では、乗用型苗植機1は、整地装置である整地ロータ13をさらに備える。
フロート32(センターフロート及びサイドフロート)は、水田圃場面の凹凸に応じて前部が上下動するように、走行車体2に後部が回動自在に取り付けられ、センターフロート前部の上下動を迎角制御用の回動センサで検知する。苗植付部30では、植付作業時にはセンターフロートの前部の上下動が回動センサによって検知され、回動センサの検知結果に応じて制御部によって昇降シリンダ22の伸縮動作を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部30を昇降させ、苗の植え付け深さを自動制御で調節することができる。
植付装置33は、苗載置台31の植付支持フレームによって支持されることで、苗載置台31の下方に配置される。植付装置33は、苗載置台31に載置されたマット状土付苗を水田圃場に植え付ける。植付装置33は、植込杆331と、ロータリーケース332と、植付ケース333とを備える。植込杆331は、苗載置台31に載置されたマット状土付苗から一株分の苗をとって水田圃場面に植え付ける。
ロータリーケース332は、植付ケース333を回転可能に支持する。ロータリーケース332には、植込杆331の回転速度を変化させながら植込杆331を回転させることが可能な不等速伝動機構が設けられる。植込杆331は、ロータリーケース332に対する回転角度によって回転速度を変えながら回転する。
<施肥装置40>
乗用型苗植機1は、施肥装置40を備える。施肥装置40は、水田圃場に肥料を散布する装置である。乗用型苗植機1においては、苗植付部30によって水田圃場に苗を植え付けながら、施肥装置40によって水田圃場に肥料を散布する。
施肥装置40は、走行車体2の後部上方であり操縦席9の後方に設けられた肥料を貯留する貯留ホッパ41、該貯留ホッパ41から肥料を繰り出す繰り出し部42、該繰り出し部42から繰り出された肥料を電動ブロア43の風力で移送する肥料パイプ44、該肥料パイプ44で移送された肥料を苗植付位置の側方に作溝して溝内に散布する作溝器45を備える。
<予備苗載部50>
乗用型苗植機1は、走行車体2の前側における左右両側に右予備苗載部50Rと左予備苗載部50Lよりなる予備苗載部50を備える。
右予備苗載部50Rは、2つの上積載台51Uと下積載台51Dを備える。上積載台51Uと下積載台51Dは、パレット状であり、一対の側壁と、底面とを備える。右予備苗載部50Rは、上積載台51Uと下積載台51Dが上下2段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態とに切り替え可能に構成される。
即ち、走行車体2の機枠に基部を固定した右苗台フレーム52R上端部に下載台フレーム53Dを固定し、該下載台フレーム53Dに下積載台51Dが固定されている。
そして、下載台フレーム53Dに基部が枢支された前後平行リンク54F,54Rの上端部に上載台フレーム53Uを枢支し、該上載台フレーム53Uに上積載台51Uが固定されている。
従って、上載台フレーム53Uの前後に固定された前後把持部55F,55Rの何れかを把持して前後平行リンク54F,54Rを回動させて上積載台51Uを平行移動させることにより、上下2段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態とに切り替えることができる。
そして、上載台フレーム53Uには、空箱載台56の支持フレーム57基部が溶接固定されている。支持フレーム57には、上端部に断面コ字状の上支持台58Uと中段位置に平板状の下支持台58Dが溶接固定されている。上支持台58Uの前後中央部には、上面にノブボルト59が挿通されナットで螺合固着する固定孔60が設けられ、側面にはピン孔61が設けられている。下支持台58Dの前後中央部には、上面にノブボルト59が挿通されナットで螺合固着する固定孔60が設けられている。
空箱載台56は、空箱載フレーム62と該空箱載フレーム62端部に溶接固定された断面L字状の取付部63と2つの空の苗箱Nを横長で縦置きにして並べて収納する空箱載部64からなる。
取付部63の前後中央部には、上面にノブボルト59が挿通される孔65が設けられ、側面にはピン66が設けられている。
従って、空箱載台56を上支持台58Uに取付ける場合には、取付部63側面のピン66を上支持台58U側面のピン孔61に嵌め込み、取付部63上面の孔65と上支持台58U上面の固定孔60にノブボルト59を挿通して螺合して固定する。よって、ノブボルト59の締め付けと謂う簡潔な手法で空箱載台56を上支持台58Uに強固に取付けることができる。
また、空箱載台56を下支持台58Dに取付ける場合には、取付部63上面の孔65と下支持台58D上面の固定孔60にノブボルト59を挿通して螺合して固定する。
空箱載部64は、横長で縦置きにした空の苗箱Nの下端部を受けるレール状樹脂製の受台67を2つ前後方向に長い状態で空箱載フレーム62に並列して固定し、該受台67の上方に向けて立ち上がり空の苗箱Nの底面及び上面と前後面を受ける受枠68を設けている。
受枠68は、基部を空箱載フレーム62に溶接固定した杆体(鉄製丸棒)を折り曲げて形成した枠体で、左右側枠68aと前後枠68bと中仕切り枠68cから構成される。
機体内方の左側枠68a及び中仕切り枠68cは、機体内方に傾斜して設け、機体外方の右側枠68aは略直立して設けている。
従って、空箱載部64に載せた2つの空の苗箱Nは、横長で縦置きにして機体内方に傾斜した姿勢で載せられ、安定した載置状態となる。よって、苗植付け作業中に機体が走行で振動し、あるいは強い風が吹いても、空箱載部64に載置した空の苗箱Nの落下を防止することができる。
なお、中仕切り枠68cには、左右並列して載置した空の苗箱Nが隣の受台67に移動しないように縦の仕切り杆68c’が2つ設けられている。
前枠68bの高さH1及び後枠68bの高さH2は、左右側枠68aの高さH3よりも低く形成し、空の苗箱Nを機体前後方向から空箱載部64に載せたり取り出したりする作業が容易に行なえるようになっている。また、後枠68bの高さH2は、前枠68bの高さH1よりも低く形成し、機体上で上積載台51Uと下積載台51Dから苗を育苗した苗箱Nを取り出して苗植付部30の苗載置台31に苗供給して空の苗箱Nを空箱載部64に載置すると謂う忙しい作業を行なう機体上の作業者がより容易に空の苗箱Nを機体後方向から空箱載部64に載せる作業を行なえるようになっている。
支持フレーム57には、合成樹脂製のドリンクホルダー69が設けられている。
左予備苗載部50Lは、走行車体2の機枠に基部を固定した左苗台フレーム52L上部に3つの上積載台51Uと中積載台51Cと下積載台51Dを備える。上積載台51Uと中積載台51Cと下積載台51Dは、パレット状であり、一対の側壁と底面とを備え、各々苗を育苗した苗箱Nを載置できる。
<苗植付け作業>
空箱載台56を右予備苗載部50Rの上支持台58Uに取付け、上載台フレーム53Uの前後に固定された前後把持部55F,55Rの何れかを把持して前後平行リンク54F,54Rを回動させて上積載台51Uを前方に平行移動させて、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替える。
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着ける。
畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させる。
機体に搭乗している作業者は、下積載台51Dまでスライド移動した苗箱Nを取り上げて、苗箱Nからマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給する。そして、空の苗箱Nを空箱載部64に載置する。
畦又は道路にいる作業者は、空箱載部64に載置された空の苗箱Nを取り出して畦又は道路に置き、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させる。
このようにして、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開した上積載台51U・下積載台51D及び空箱載部64を用いて効率良く作業性良く容易に苗植付部30の苗載置台31に供給することができる。
そして、苗植付部30の苗載置台31への苗供給作業を終えると、畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させ、次いで、上積載台51Uにも育苗した苗箱Nを載置する。また、左予備苗載部50Lの上積載台51Uと中積載台51Cと下積載台51Dにも育苗した苗箱Nを載置する。
また、畦又は道路に置いてある肥料袋を取り上げて施肥装置40の貯留ホッパ41に運んで、肥料を供給する。
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して圃場内を所定の順路で進行し、各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
苗植付部30の苗載置台31に載置したマット状土付苗が残り少なくなると、機体を停止し、右予備苗載部50Rや左予備苗載部50Lに載置されている苗箱Nを取り上げて、苗箱Nからマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給し、空の苗箱Nを空箱載部64に載置する。そして、再び機体を進行させて各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
そして、苗植付部30の苗載置台31のマット状土付苗が残り少なくなり、右予備苗載部50Rや左予備苗載部50Lの予備苗も無くなると、乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着けて、前述の要領で苗植付部30の苗載置台31にマット状土付苗を供給し、右予備苗載部50R及び左予備苗載部50Lに育苗した苗箱Nを載置する。また、施肥装置40の貯留ホッパ41内の肥料が少なくなっていれば、貯留ホッパ41に肥料も供給する。
そして、圃場での作業が終了して、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合には、上載台フレーム53Uの前後に固定された前後把持部55F,55Rの何れかを把持して前後平行リンク54F,54Rを回動させて上積載台51Uを後方に平行移動させて、上積載台51Uと下積載台51Dが上下2段となる平面視で重複した積層状態に切り替える。そして、空箱載台56を右予備苗載部50Rの下支持台58Dに取付ける。
すると、図3に示すように、空箱載台56の上端が左予備苗載部50Lの上端と同等高さ又は低くなり、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合にコンパクトに積込みや格納が行なえる。
以上要するに、右予備苗載部50Rに複数の(2つの)上積載台51Uと下積載台51Dを備え、上積載台51Uと下積載台51Dが上下2段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uが下積載台51Dの前方に移動した上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え可能に構成され、上積載台51Uの上方に空の苗箱Nを載置する空箱載部64を設けたので、乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着けて、上積載台51Uが下積載台51Dの前方に移動した上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態にすれば、畦又は道路からの乗用型苗植機1への育苗した苗箱Nの供給及び乗用型苗植機1から空の苗箱Nの取り出しが効率良く作業性良く行なえる。
また、空箱載部64を右予備苗載部50Rの上積載台51Uの上方に設けることにより、上積載台51Uの上方空間部を活用して空箱載部64を配置することができ、機体の左右方向の別機材への悪影響や側方のフロアステップ7を通る作業者の移動空間を狭くするような悪影響もなく、機体左右幅を広めることなくコンパクトに構成できる。
(別実施形態)
(1)上記第1実施形態では、空箱載部64の左側枠68a及び中仕切り枠68cを機体内方に傾斜して設けた例を示したが、左右側枠68a及び中仕切り枠68cを直立して設け、空箱載部64に載せた2つの空の苗箱Nが横長で縦置きにして直立状の姿勢で載せられようにしても良い。
(2)図6は、空箱載部64の第2実施形態を示し、中仕切り枠68cの仕切り杆68c’を前後方向に横に設けた例を示す。
(3)図7~図9は、空箱載部64の第3実施形態を示す。
即ち、第3実施形態の空箱載部64は、上積載台51Uに基部を固定した支持脚70の上部に設けた前後方向の左右レール部71と、該左右レール部71を前後方向にスライド移動し空の苗箱Nを積重ねて水平状に載置する空箱載枠72で構成される。
空箱載枠72には、側面視でコ字状の前後受杆73を載置した空の苗箱Nの前後を受止めるように立ち上がった受止め状態と前後を開放し倒した非作用状態に回動自在に設けている。
そして、該前後受杆73には、前後に杆体よりなる前後把持部73F,73Rが設けられており、該前後把持部73F,73Rの何れかを作業者が把持して前後受杆73を受止め状態と非作用状態に姿勢変更し、且つ、空箱載枠72を前後方向にスライド移動する。
2 走行車体
30 苗植付部
50 予備苗載部
51U 上積載台
51D 下積載台
64 空箱載部
68a 左右側枠
68b 前後枠
H1 前枠68bの高さ
H2 後枠68bの高さ
H3 左右側枠68aの高さ
N 苗箱

Claims (5)

  1. 走行車体(2)の後部に苗植付部(30)を装着し、走行車体(2)の前部に予備苗載部(50)を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部(50)の上方に空の苗箱(N)を載置する空箱載部(64)を設けたことを特徴とする乗用型苗植機。
  2. 予備苗載部(50)の複数の上積載台(51U)と下積載台(51D)が上下複数段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台(51U)が下積載台(51D)の前方に移動した上積載台(51U)と下積載台(51D)が前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え自在であって、上積載台(51U)の上方に空箱載部(64)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗植機。
  3. 空箱載部(64)は、空の苗箱(N)を縦置きにして載置する空箱載部(64)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗用型苗植機。
  4. 空箱載部(64)に空の苗箱(N)を支持する左右側枠(68a)と前後枠(68b)を設け、前後枠(68b)の高さ(H1,H2)を左右側枠(68a)の高さ(H3)よりも低く形成したことを特徴とする請求項3に記載の乗用型苗植機。
  5. 空箱載部(64)を予備苗載部(50)の上方に高く突出した作業位置と低く位置した収納位置に切り換え自在に設けたことを特徴とする請求項1~請求項4の何れか1項に記載の乗用型苗植機。
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