JP2022167243A - バッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】袋本体の開口端縁に小袋を設ける手間を軽減することができるバッグを提供すること。【解決手段】シート体11によって形成されて物品を収納可能な袋本体20と、袋本体20の開口端縁21からシート体11を伸長して形成されると共に、重なり合う一対のポケット片30とを有している。そして、一対のポケット片30は、先端部30a及び両側部30bが接合されて袋形状を呈している。また、一対のポケット片30aには、シート体11を貫通する第1貫通孔31及び第2貫通孔32が形成され、一方のポケット片30Aは、第1貫通孔31と開口端縁21との間の第1連結領域36が切断可能である。【選択図】図1

Description

本開示は、物品を収納可能なバッグに関するものである。
従来、物品を収納可能な袋本体の開口端縁に、一対の封止片が形成された不織布製のバッグが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、袋本体の開口端縁の内側に小袋(内ポケット)を設け、折り畳んだ袋本体を小袋に収納可能なバッグが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003-137304号公報 実用新案登録第3143071号 特開2008-23305号公報
ところで、従来の不織布製のバッグは、不織布製のシート体を打ち抜いて外形を形成し、適宜縫製して袋状に仕立てる。しかしながら、折り畳んだ袋本体を収納可能な小袋を袋本体の開口端縁に設けるには、袋本体とは別体で形成した小袋を、袋本体の開口端縁に縫製等で固定する必要があり、手間がかかってしまうという課題がある。
本開示は、上記問題に着目してなされたもので、袋本体の開口端縁に小袋を設ける手間を軽減することができるバッグを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本開示のバッグは、シート体によって形成されて物品を収納可能な袋本体と、袋本体の開口端縁からシート体を延在して形成されると共に、重なり合う一対のポケット片とを有している。そして、一対のポケット片は、先端部及び両側部が接合されて袋形状を呈している。また、一対のポケット片には、シート体を貫通する貫通孔が形成され、一方のポケット片は、貫通孔と開口端縁との間の連結領域が切断可能である。
よって、本開示のバッグでは、袋本体の開口端縁に小袋を設ける手間を軽減することができる。
実施例1のバッグを示す平面図である。 図1におけるA-A断面図である。 図1におけるB部の拡大図である。 実施例1のバッグの製造手順を示す説明図であり、シート体を畳んだ状態を示す。 実施例1のバッグの製造手順を示す説明図であり、シート体を打ち抜いた状態を示す。 実施例1のバッグの収納手順を示す説明図であり、取っ手部を畳んだ状態を示す。 実施例1のバッグの収納手順を示す説明図であり、袋本体を幅方向に三つ折りする状態を示す。 実施例1のバッグの収納手順を示す説明図であり、袋本体を上下方向に三つ折りする状態を示す。 実施例1のバッグの収納手順を示す説明図であり、袋本体の収納直前状態を示す。 実施例1のバッグの収納手順を示す説明図であり、袋本体を収納した状態を示す。 実施例1のバッグをペットボトルに装着した状態を示す説明図である。 実施例1のバッグの使用手順を示す説明図であり、一方のポケット片を切断した状態を示す。 実施例1のバッグの使用手順を示す説明図であり、ポケット片を袋本体に折り込んだ状態を示す。 実施例1のバッグの第1変形例を示す平面図である。 実施例1のバッグの第2変形例を示す平面図である。 第2変形例のバッグにおいて袋本体を収納した状態を示す説明図である。 第1貫通孔を形成する位置の第1の変形例を示す説明図である。 第1貫通孔を形成する位置の第2の変形例を示す説明図である。 実施例1のバッグの第3変形例を示す平面図である。 第3変形例のバッグにおいて袋本体を収納した状態を示す説明図である。
本開示によるバッグを実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1のバッグ10は、重ねられた二枚の不織布製のシート体11(図2参照。以下、適宜「一方のシート体11A」、「他方のシート体11B」ともいう)の周縁部が適宜接合されることで形成されている。図1に示すように、バッグ10は、袋本体20と、一対のポケット片30(図2参照。以下、適宜「一方のポケット片30A」、「他方のポケット片30B」ともいう)と、一対の取っ手部40とを備えている。なお、以下の説明では、バッグ10において、袋本体20から物品を出し入れする方向を上下方向X(物品を収納する方向を下方、物品を取り出す方向を上方とする)とし、二枚のシート体11が重ねられた方向を厚さ方向Zとし、上下方向X及び厚さ方向Zに直交する方向を幅方向Yとする。
袋本体20は、開口端縁21が開放して物品を収納可能な袋形状を呈している。また、袋本体20は、下端縁20a及び開口端縁21に直交する幅方向Yの両側縁20bが内側に折り込まれ、両側縁20bにマチ部22を有している。
一対のポケット片30は、袋本体20の開口端縁21に設けられている。ここで、ポケット片30は、袋本体20を形成する不織布製のシート体11を、袋本体20の開口端縁21から伸長することで形成されている。つまり、袋本体20を形成するシート体11と、一対のポケット片30を形成するシート体11とは、一体的に連続しており、袋本体20と一対のポケット片30とは、同一のシート体11で一体的に形成されている。また、一対のポケット片30は、開口端縁21の所定の二カ所からそれぞれ伸長しており、図1及び図2に示すように、マチ部22を折り込んだときに重なり合う。
一対のポケット片30は、先端部30a及び両側部30bが溶着(ヒートシール)され、袋形状を呈している。なお、一対のポケット片30の両側部30bは、先端部30aからほぼ全長に亘って溶着されている。また、一対のポケット片30によって形成される小袋は、後述するように、折り畳んだ袋本体20を収納可能な大きさに設定されている。そして、一対のポケット片30には、重なり合う二枚のシート体11を貫通する第1貫通孔31(貫通孔)、第2貫通孔32(貫通孔)、第3貫通孔33、第4貫通孔34と、先端部30aの一部を開放する開口部35と、が形成されている。ここで、第1貫通孔31(貫通孔)、第2貫通孔32(貫通孔)、第3貫通孔33、第4貫通孔34は、いずれも一対のポケット片30の先端部30aと、袋本体20の開口端縁21との間に形成されている。
第1貫通孔31は、幅方向Y、つまり袋本体20の開口端縁21に沿った長孔形状を呈し、一対のポケット片30には、図3に示すように、第1貫通孔31の長手方向の両端部31aと、開口端縁21との間に、ポケット片30と袋本体20とを繋ぐ第1連結領域36(連結領域)が形成されている。ここで、第1貫通孔31は、ポケット片30と袋本体20との境界、つまり開口端縁21の近傍位置に形成されている。なお、「ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)の近傍位置」とは、開口端縁21を中心とした上下方向Xの所定範囲である。実施例1のバッグ10では、図3に拡大して示すように、第1貫通孔31の全体が一対のポケット片30に形成されると共に、第1貫通孔31の縁部31cと、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)とが上下方向Xで一致している。
また、第1連結領域36は、第1貫通孔31から開口端縁21までの最短長さが調整され、ポケット片30と袋本体20とを繋ぐ連結強度が、人の力によって切断可能な程度に設定されている。なお、一方のポケット片30Aに形成された第1貫通孔31の両側に形成された第1連結領域36は、実施例1のバッグ10を使用するときに切断される。
第2貫通孔32は、第1貫通孔31と先端部30aとの間に形成されている。ここで、第2貫通孔32は、後述するように、折り畳んだ袋本体20を一対のポケット片30の間に収納したとき、第2貫通孔32を介して袋本体20が一対のポケット片30の間から突出しない位置に形成されている。また、第2貫通孔32は、幅方向Y、つまり袋本体20の開口端縁21に沿った長孔形状を呈している。そして、一対のポケット片30には、図3に示すように、第2貫通孔32の長手方向の両端部32aと、ポケット片30の両側部30bとの間に、第2連結領域37が形成されている。第2連結領域37は、第2貫通孔32から両側部30bまでの最短長さが、第1貫通孔31から開口端縁21までの最短長さよりも長く設定され、第1連結領域36の方が第2連結領域37よりも弱い連結強度に設定されている。すなわち、第2貫通孔32の幅方向Yの長さは、第1貫通孔31の幅方向Yの長さよりも短くなっている。
第3貫通孔33は、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間に形成されている。また、第3貫通孔33は、例えばペットボトルのボトル口を挿入可能な大きさの円形を呈している。
第4貫通孔34は、第3貫通孔33と第2貫通孔32との間に形成され、第3貫通孔33と第4貫通孔34とは、ポケット片30の伸長方向に沿って並んでいる。また、第4貫通孔34は、第3貫通孔33と同一形状を呈し、例えばペットボトルのボトル口を挿入可能な大きさの円形を呈している。
さらに、第3貫通孔33と第4貫通孔34とは、後述するように、袋本体20を折り畳み、一方のシート体11Aに形成された第2貫通孔32を介して折り畳んだ袋本体20を一対のポケット片30の間に収納した状態で、重なり合う位置に形成されている。
開口部35は、一対のポケット片30の先端部30aに形成されている。ここで、一対のポケット片30の先端部30aは溶着されており、先端部30aは塞がれている。開口部35を先端部30aに形成したことで、一対のポケット片30の先端部30aは、一部が開放される。また、開口部35は、一対のポケット片30の間に指先を挿入可能にしつつ、一対のポケット片30の間に収納された袋本体20を脱落させない程度の大きさに設定されている。
一対の取っ手部40は、袋本体20の開口端縁21に設けられている。ここで、取っ手部40は、袋本体20を形成する不織布製のシート体11を、袋本体20の開口端縁21から伸長することで形成されている。つまり、袋本体20を形成するシート体11と、一対の取っ手部40を形成するシート体11とは、一体的に連続しており、袋本体20と一対の取っ手部40とは、同一のシート体11で一体的に形成されている。また、一対の取っ手部40は、ポケット片30の両側に位置している。
以下、実施例1のバッグ10の製造手順について、図4A及び図4Bに基づいて説明する。
実施例1のバッグ10を製造するには、まず、不織布製のシート体11を丸め、重なった端部を接合して筒状に形成する。そして、図4Aに示すように、筒状に形成されたシート体11の長さ方向(上下方向X)に沿った両側部を内側に折り込んでから、扁平に折り畳む。これにより、筒状のシート体11は、マチ部22が形成された状態で、二枚のシート体11(11A、11B)が重なった状態となる。なお、「長さ方向」とは、不織布製のシート体11が筒状に形成されたときの軸方向を意味し、バッグ10の上下方向Xとなる方向である。
次に、図4Bに示すように、扁平に折り畳まれたシート体11を、バッグ10の形状に打ち抜くと同時に、長さ方向の両端部α、β及び一対のポケット片30の両側部30bを溶着する。
すなわち、一方の端部αは、幅方向Yに沿って打ち抜かれ、溶着されることで袋本体20の下端縁20aとなる。また、他方の端部βは、幅方向Yに沿って打ち抜かれ、溶着されると共に、他方の端部βからシート体11の長さ方向(上下方向X)に延びる一対の裁断領域S(図4Bにおいて粗いドットを付した領域)が打ち抜かれ、一対の裁断領域Sの間の領域の両側部(一対のポケット片30の両側部30b)が溶着される。これにより、一対の裁断領域Sの間の領域がポケット片30になり、各裁断領域Sの幅方向Yの外側の領域が取っ手部40になり、一対の裁断領域S(図1に示す開口端縁21)から一方の端部αまでの領域が袋本体20になる。
さらに、一対の裁断領域Sの間の領域であるポケット片30には、第1貫通孔31、第2貫通孔32、第3貫通孔33、第4貫通孔34、開口部35が打ち抜かれる。なお、図4Bでは、第1貫通孔31、第2貫通孔32、第3貫通孔33、第4貫通孔34、開口部35として打ち抜かれる領域に、細かいドットを付している。
このように、実施例1のバッグ10は、筒状に形成された不織布製のシート体11を扁平に折り畳んでから、バッグ10の形状に打ち抜くと同時に、長さ方向の両端部α、β及び一対のポケット片30の先端部30a及び両側部30bを溶着することで形成することができる。
以下、実施例1のバッグ10の収納手順について、図5A~図5Eに基づいて説明する。
実施例1のバッグ10は、袋形状を呈する一対のポケット片30の間に袋本体20を収納し、コンパクト化することが可能である。袋本体20を収納するには、予め、マチ部22を折り込んで、袋本体20を扁平に折り畳んでおく(図1参照)。そして、まず、図5Aに示すように、一対の取っ手部40を根元から袋本体20に向かって谷折りし、一対の取っ手部40を袋本体20に重ねる。次に、図5Bに示すように、袋本体20の幅方向Yの右側約三分の一の位置を谷折りし、続いて袋本体20の幅方向Yの左側約三分の一の位置を谷折りする。これにより、袋本体20は、幅方向Yの寸法が約三分の一になるように重ねられる。
袋本体20を幅方向Yに三つ折りしたら、図5Cに示すように、袋本体20の上下方向Xの下側約三分の一の位置を谷折りし、さらに袋本体20の上下方向Xの上側約三分の一の位置で谷折りする。これにより、図5Dに示すように、袋本体20は、広げた状態の約九分の一の大きさとなる。
最後に、折り畳まれた袋本体20を、一方のシート体11Aに形成された第2貫通孔32を介して一対のポケット片30の間に収納する。このとき、開口部35から一対のポケット片30の間に指先を差し込み、袋本体20を一対のポケット片30の内側から開口部35を使って引っ張ることで、折り畳まれた袋本体20を一対のポケット片30の間に引き込むことができ、袋本体20を容易に収納することができる。
この結果、図5Eに示すように、袋形状を呈する一対のポケット片30が、袋本体20を収納する小袋となり、袋本体20をコンパクトに収納して容易に持ち運ぶことが可能となる。なお、実施例1では、袋本体20を折り畳んでから一対のポケット片30の間に収納しているが、袋本体20は必ずしも畳まなくてもよい。例えば、袋本体20を幅方向Yに三つ折りしてから、下側から上方に向かって丸めたロール状にして一対のポケット片30の間に収納してもよい。さらに、折り畳む際も、三つ折りに限らず、一対のポケット片30の間に収納可能であれば、任意の形状に折り畳むことができる。
また、袋本体20を一対のポケット片30の間に収納すると、ポケット片30に形成された貫通孔である第1貫通孔31と第2貫通孔32との間の領域が半分に折り曲げられる。このため、ポケット片30の伸長方向に並んだ第3貫通孔33と第4貫通孔34とが重なり合う。これにより、例えば図6に示すように、第3貫通孔33及び第4貫通孔34にペットボトルPのボトル口Bを差し込むことで、袋本体20を収納した状態のバッグ10を、ペットボトルPに装着し、バッグ10を販促品とすることができる。
また、実施例1のバッグ10を使用するときには、袋本体20を袋形状の一対のポケット片30の間から引き出し、展開する(図1参照)。そして、一方のポケット片30Aの第1貫通孔31の両側に形成された第1連結領域36、つまり同じ一方のシート体11Aの両端の第1連結領域36をそれぞれ切断する。これにより、一方のポケット片30Aは、袋本体20から分離され、図7Aに示すように、袋本体20の開口端縁21が開放される。これにより、バッグ10を使用することが可能となる。なお、このとき、他方のポケット片30Bに形成された第1貫通孔31の両側の第1連結領域36は切断されず、他方のポケット片30は袋本体20に連結されている。
そして、袋形状の一対のポケット片30は、一方のポケット片30Aが袋本体20から切り離されたものの、他方のポケット片30Bが袋本体20に連結された状態になっている。そのため、図7Bに示すように、一対のポケット片30を袋本体20の内部に折り込むことで、第2貫通孔32を開口とした内ポケットとして一対のポケット片30を利用することができる。なお、一対のポケット片30の先端部30aには、袋本体20を引き込むための開口部35が形成されている。このため、一対のポケット片30を内ポケットとして利用する場合、開口部35よりも大きい物品を収納することで、内ポケットからの物品の脱落を防止できる。また、他方のポケット片30Bの第1連結領域36が切断されないため、使用した袋本体20を再度折り畳んで、一対のポケット片30の間に収納することができる。つまり、袋本体20の収納と展開を繰り返すことができるので、バッグ10が使い捨てされることがなく、いわゆる「捨てきれない状態」とすることができる。これにより、経済的な負担を軽減するだけでなく、環境負荷を低減することができる。
このように、実施例1のバッグ10は、シート体11によって形成されて物品を収納可能な袋本体20と、袋本体20の開口端縁21からシート体11を伸長して形成されると共に、重なり合う一対のポケット片30とを有している。そして、一対のポケット片30は、先端部30a及び両側部30bが接合されて袋形状を呈する。さらに、一対のポケット片30には、シート体11を貫通する貫通孔である第1貫通孔31及び第2貫通孔32が形成され、少なくとも一方のポケット片30Aは、第1貫通孔31と開口端縁21との間の第1連結領域36が切断可能に設定されている。
このため、袋本体20と同一のシート体で一体的に形成される一対のポケット片30を、袋本体20の開口端縁21に設けられた収納用の小袋とすることができる。これにより、袋本体20の開口端縁21に、袋本体20と別体で形成された小袋を、袋本体20の製造工程とは別の工程で取り付ける必要がなく、袋本体20を形成すると同時に、袋本体20の開口端縁21に小袋を設けることができる。この結果、袋本体20の開口端縁21に小袋を設ける手間を軽減することができる。
また、実施例1のバッグ10では、袋本体20が、マチ部22及び一対のポケット片30の両側に形成された一対の取っ手部40を有している。そのため、一対のポケット片30の先端部30aに小袋を設けつつも、袋本体20にマチ部22及び一対の取っ手部40を、手間を掛けずに設けることができる。また、袋本体20の収納量を増大させると共に、袋本体20を持ち運びしやすくできる。すなわち、バッグ10の使い勝手を向上させることができる。
また、実施例1のバッグ10では、一対のポケット片30に形成された貫通孔が、袋本体20と一対のポケット片30との境界の近傍位置に形成された第1貫通孔31と、第1貫通孔31と一対のポケット片30の先端部30aとの間に形成された第2貫通孔32とを有している。そして、第1貫通孔31と開口端縁21との間の第1連結領域36は、第2貫通孔32とポケット片30の両側部30bとの間の第2連結領域37よりも、弱い連結強度に設定されている。
これにより、バッグ10の使用時に、一方のポケット片30Aを容易に切断可能にすると共に、袋本体20を一対のポケット片30の間に収納する際、第2連結領域37が切れてしまうことを抑制できる。すなわち、一方のポケット片30Aを袋本体20から切断する切断性を向上しつつ、一対のポケット片30によって形成された小袋の強度低下を抑えることができる。
また、実施例1のバッグ10では、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間に、シート体11を貫通する第3貫通孔33及び第4貫通孔34が、一対のポケット片30の伸長方向に並んで形成されている。そして、第3貫通孔33と第4貫通孔34とは、折り畳んだ袋本体20を、第2貫通孔32を介して一対のポケット片30の間に収納した状態で、重なり合う位置に形成されている。
これにより、図6に示すように、第3貫通孔33及び第4貫通孔34を利用して、袋本体20を収納した状態のバッグ10を他の物品(例えばペットボトルP等)に装着したり、フック等に引っ掛けて持ち歩いたりすることができる。なお、バッグ10をペットボトルP等に装着することで、バッグ10を販促品として活用することが可能となる。
さらに、実施例1のバッグ10では、先端部30a及び両側部30bが接合されて袋形状を呈した一対のポケット片30の先端部30aに、開口部35が形成されている。これにより、折り畳んだ袋本体20を一対のポケット片30の間に収納する際、開口部35から指先を差し込み、一対のポケット片30内側で袋本体20をつまんで引っ張ることができる。これにより、開口部35を利用して袋本体20を一対のポケット片30の間に引き込むことができ、容易に収納することができる。
以上、本開示のバッグを実施例1に基づいて説明したが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1のバッグ10は、一対のポケット片30に形成された貫通孔が、第1貫通孔31と第2貫通孔32とを有すると共に、その間に第3貫通孔33と第4貫通孔34とが形成された例を示した。しかしながら、これに限らず、図8に示す第1変形例のバッグ10Aのように、一対のポケット片30に、シート体11を貫通する一つの貫通孔50を形成したものであってもよい。この場合、折り畳んだ袋本体20は、一方のポケット片30Aに形成された貫通孔50を介して、一対のポケット片30の間に収納される。また、一方のポケット片30Aに形成された貫通孔50と袋本体20の開口端縁21との間の連結領域51を切断することで、袋本体20が開放可能となる。
また、第1変形例のバッグ10では、貫通孔50が袋本体20とポケット片30との境界の近傍位置に形成されており、貫通孔50の縁部は、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)に上下方向Xで一致している。これにより、ポケット片30が不要に長くなることを防止すると共に、連結領域51を切断しやすくできる。
なお、貫通孔50は、一対のポケット片30の先端部30aと袋本体20の開口端縁21との間に形成されていればよく、図8に示す位置よりも、先端部30aに近い位置に貫通孔50を形成してもよい。さらに、貫通孔50は、ポケット片30と袋本体20との境界、つまり開口端縁21を跨ぐ位置に形成されていてもよい。
そして、一対のポケット片30に貫通孔50を一つだけ形成した場合では、一対のポケット片30を袋本体20の中に折り込んで内ポケットとして使用するとき、内ポケットの開口となる貫通孔50の位置が、袋本体20の開口端縁21の近傍に位置する。これにより、袋本体20の奥まで手を差し込まなくても、一対のポケット片30によって形成される内ポケットに手を入れやすくなる。このため、一対のポケット片30によって形成される内ポケットの使い勝手を良くできる。
また、図9Aに示す第2変形例のバッグ10Bのように、一対のポケット片30に、第1貫通孔31及び第2貫通孔32を形成する一方、第1貫通孔31及び第2貫通孔32の間の領域52に第3貫通孔33及び第4貫通孔34を形成しなくてもよい。この場合、一対のポケット片30の間に折り畳んだ袋本体20を収納した際、図9Bに示すように、ポケット片30の第1貫通孔31と第2貫通孔32との間の領域52に例えば印刷を施し、領域52をタグとして利用することができる。また、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間の領域52に名刺等の紙片やポケットティッシュ等の物品を取り付けることができる。
また、実施例1のバッグ10では、第1貫通孔31の縁部31cと、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)とが上下方向Xで一致する位置に第1貫通孔31を形成した例を示した。しかしながら、第1貫通孔31は、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)の近傍位置に形成されていればよい。
そのため、例えば、図10Aに示すように、第1貫通孔31は、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)を上下方向Xに跨ぐ位置に設けられてもよい。つまり、第1貫通孔31は、一部が袋本体20に形成されていてもよい。また、第1貫通孔31は、図10Bに示すように、全体が一対のポケット片30に形成されると共に、ポケット片30と袋本体20との境界(開口端縁21)に対して、縁部31cが上方にずれた位置に形成されていてもよい。
また、実施例1のバッグ10は、不織布製のシート体11によって形成されている。そのため、繰り返し使用しても破損しにくく、実施例1のバッグ10をエコバッグやレジ袋として活用することが可能である。また、不織布製のシート体11には、任意の着色や印刷等を施すことができるため、実施例1のバッグ10に任意のデザインを容易に施すことができる。さらに、不織布製のシート体11は通気性が高いので、袋本体20を折り畳む際、袋本体20内の空気が抜けて折り畳みやすい。なお、シート体11は不織布に限らず、ポリプロピレン等の合成樹脂や布帛等によって形成されてもよい。また、不織布も、綿や麻等の天然素材や、合成繊維、再生繊維、紙の原料であるパルプ等、任意の素材によって形成されたものでもよい。
また、袋本体20は、マチ部22や取っ手部40を必ずしも有していなくてもよい。さらに、一対のポケット片30の先端部30aに形成した開口部35も、必ずしも形成する必要はない。なお、開口部35を形成しない場合、一対のポケット片30によって形成された小袋は、袋本体20の内側に設けられた内ポケットとして活用することができる。
そして、実施例1のバッグ10では、第1貫通孔31から開口端縁21までの最短長さや、第2貫通孔32から両側部30bまでの最短長さを調整することで、第1連結領域36及び第2連結領域37の連結強度を設定している。しかしながら、これに限らず、例えば、第1連結領域36や第2連結領域37の両端や中央部に適宜切込みや、ミシン目、切り取り線等を形成することで、任意の連結強度を設定してもよい。さらに、一方のポケット片30Aのみに切込みやミシン目等を形成するなどして連結強度を弱め、一方のポケット片30Aの第1連結領域36と、他方のポケット片30Bの第1連結領域36との間で、連結強度に差をつけてもよい。
また、実施例1のバッグ10では、一対のポケット片30の両側部30bは、先端部30aからほぼ全長にわたって溶着されている。しかしながら、一対のポケット片30の両側部30bは、折り畳んだ袋本体20を一対のポケット片30の間に収納する領域が溶着されていればよい。このため、例えば一対のポケット片30の先端部30aから第2貫通孔32の側方までの領域を溶着し、第2貫通孔32の側方から袋本体20の開口端縁21までの間は溶着されていなくてもよい。この場合、第1連結領域36を切断した後、例えば一方のポケット片30Aの第2連結領域37を切断することで、袋本体20から分離した一方のポケット片30Aを取り外すことができる。
また、実施例1のバッグ10では、第1貫通孔31及び第2貫通孔32が、幅方向Y(袋本体20の開口端縁21)に沿った長孔形状を呈する例を示した。しかしながら、これに限らない。第1貫通孔31は、一対のポケット片30に形成され、少なくとも一方のポケット片30Aの第1連結領域36を切断可能にする貫通孔であればよい。また、第2貫通孔32は、一対のポケット片30に形成され、袋形状の一対のポケット片30の開口となる貫通孔であればよい。そのため、第1、第2貫通孔31、32は、楕円形や円形等任意の形状に設定することができる。また、第1貫通孔31と第2貫通孔32の形状が全く異なる形状であってもよい。
また、実施例1では、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間に、一対のポケット片30の伸長方向に並ぶ第3貫通孔33及び第4貫通孔34を形成し、袋本体20を一対のポケット片30の間に収納した際、第3貫通孔33と第4貫通孔34とを重ならせる例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、図11Aに示す第3変形例のバッグ10Cのように、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間の領域52に、一対のポケット片30を貫通する第3貫通孔33のみを形成してもよい。この場合、図11Bに示すように、第1貫通孔31と第2貫通孔32との間の領域52に形成された第3貫通孔33を利用してタグTを取り付けたり、第3貫通孔33にフックを引っ掛けたりすることが可能となる。
なお、実施例1では、袋本体20の下端縁20aや一対のポケット片30の先端部30a等を溶着(ヒートシール)によって接合した例を示したが、これに限らない。縫製等によって接合してもよい。
また、本開示のバッグでは、一対のポケット片30の第1連結領域36がいずれも切断され、袋本体20とポケット片30とが分離しても、袋本体20に物品を収納するというバッグ10の本来の機能が損なわれることはない。
10 バッグ
20 袋本体
30 ポケット片
31 第1貫通孔(貫通孔)
32 第2貫通孔(貫通孔)
33 第3貫通孔
34 第4貫通孔
35 開口部
36 第1連結領域
37 第2連結領域
40 取っ手部

Claims (6)

  1. シート体によって形成されて物品を収納可能な袋本体と、
    前記袋本体の開口端縁から前記シート体を伸長して形成されると共に、重なり合う一対のポケット片とを有し、
    前記一対のポケット片は、先端部及び両側部が接合されて袋形状を呈すると共に、前記シート体を貫通する貫通孔が形成され、
    少なくとも一方のポケット片は、前記貫通孔と前記開口端縁との間の連結領域が切断可能である
    ことを特徴とするバッグ。
  2. 請求項1に記載されたバッグにおいて、
    前記袋本体は、マチ部及び前記ポケット片の両側に形成された一対の取っ手部を有する
    ことを特徴とするバッグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたバッグにおいて、
    前記貫通孔は、前記袋本体と前記一対のポケット片との境界の近傍位置に形成された第1貫通孔と、前記第1貫通孔と前記一対のポケット片の先端部との間に形成された第2貫通孔とを有し、
    前記第1貫通孔と前記開口端縁との間の第1連結領域は、前記第2貫通孔と前記ポケット片の両側部との間の第2連結領域よりも、弱い連結強度に設定されている
    ことを特徴とするバッグ。
  4. 請求項3に記載されたバッグにおいて、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間には、前記シート体を貫通する第3貫通孔が形成されている
    ことを特徴とするバッグ。
  5. 請求項4に記載されたバッグにおいて、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間には、前記シート体を貫通すると共に、前記一対のポケット片の伸長方向に前記第3貫通孔と並ぶ第4貫通孔が形成され、
    前記第3貫通孔と前記第4貫通孔とは、折り畳んだ前記袋本体を、前記第2貫通孔を介して前記一対のポケット片の間に収納した状態で、重なり合う位置に形成されている
    ことを特徴とするバッグ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたバッグにおいて、
    先端部及び両側部が接合されて袋形状を呈した前記一対のポケット片の前記先端部には、開口部が形成されている
    ことを特徴とするバッグ。
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