JP2022166621A - シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022166621A
JP2022166621A JP2021071954A JP2021071954A JP2022166621A JP 2022166621 A JP2022166621 A JP 2022166621A JP 2021071954 A JP2021071954 A JP 2021071954A JP 2021071954 A JP2021071954 A JP 2021071954A JP 2022166621 A JP2022166621 A JP 2022166621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet feeding
feeding device
placing
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021071954A
Other languages
English (en)
Inventor
竜文 渥美
Tatsufumi Atsumi
晴久 古本
Haruhisa Furumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2021071954A priority Critical patent/JP2022166621A/ja
Publication of JP2022166621A publication Critical patent/JP2022166621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】シート供給部材からの加重を逃げ難くすることができ、これにより、シート供給部材を安定的に押圧することができ、ひいては、シートの供給性を向上させることができるシート供給装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】シート供給装置は、シートPが載置されるシート載置部材211と、シート供給部材(221)とを備えている。シート載置部材211はシート供給方向Hに直交する幅方向に沿った回動軸線回りに回動する。シート載置部材211は、シート載置部材本体部211bと、シート載置部材本体部211bの先端部からシートPの載置面であるシート載置面211b1とは反対側に屈曲した屈曲部211cとを有している。シート載置部材211には、屈曲部211cの少なくとも一部を覆うようにシート載置部材本体部211bのシート載置面211b1に沿って延びる弾性部材230が設けられている。【選択図】図6B

Description

本発明は、シートが載置されるシート載置部材を備えたシート供給装置及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
画像形成装置に備えられるシート供給装置におけるシート載置部材は、載置されるシートを持ち上げてシート供給部材(例えば呼込ローラ)との接触を確保する役割を有し、例えば、シートが供給されるシート供給方向に直交する幅方向に沿った回動軸線回りの回動によりシートを持ち上げるものが知られている。
このようなシート供給装置では、シート載置部材に載置されるシートの積載量が多い場合には、最上位のシートが水平に近いが、シートの積載量が少ない場合には、水平に対するシートの角度が大きくなり、シート供給方向が上側に向いてしまう。そうすると、シート供給部材のシート供給性が悪化し易い。
そこで、シートの積載量が少ない場合での最上位のシート供給方向を調整するために、従来のシート供給装置として、図8A及び図8Bに示すようなシート載置部材本体部11Xと屈曲部12Xとを有するシート載置部材10Xを備えたものがある。
図8A及び図8Bは、それぞれ、シート載置部材本体部11Xと屈曲部12Xとを有するシート載置部材10Xを備えた従来のシート供給装置1Xにおいて所定の坪量以下のシートP(Pa)及び所定の坪量を超えるシートP(Pb)がシート載置部材10Xに載置された場合での不都合を説明するための説明図である。
図8A及び図8Bに示す従来のシート供給装置1Xは、シート載置部材10Xを備えている。シート載置部材10Xは、シート載置部材本体部11Xと屈曲部12Xとを有している。シート載置部材本体部11Xは、シートPの載置面であるシート載置面112Xを有している。屈曲部12Xは、シート載置部材本体部11Xの先端部(シート供給方向Hにおける下流側の端部)からシート載置面112Xとは反対側に屈曲している。
このような従来のシート供給装置1Xでは、普通紙、薄紙等の所定の坪量以下のシートP(Pa)がシート載置部材10Xに載置されている場合は(図8A参照)、シートP(Pa)の先端部P1が屈曲部12Xに沿った状態で屈曲部12Xと接触する。そうすると、シート供給部材13X(例えば呼込ローラ)の押圧力を安定させることができ、ひいては、シートP(Pa)の供給性を向上させることができる。
これに対し、厚紙等の所定の坪量を超える(腰の強い)シートP(Pb)がシート載置部材10Xに載置されている場合には(図8B参照)、シート供給部材13XのシートP(Pb)への押圧にも拘わらず、シートP(Pb)の先端部P1が屈曲部12Xから浮いてシートP(Pb)の先端部P1と屈曲部12Xとの間に隙間SPが生じ、屈曲部12Xとの接触を確保できないといった不都合を招く。そうすると、隙間SPにシートP(Pb)が沈み込み、シート供給部材13Xからの加重が逃げてしまう。従って、シート供給部材13Xの押圧力が不安定となり、ひいては、シートPの供給性が悪化し易い。さらに言えば、シートP(Pb)の先端部P1がシート載置部材本体部11Xと屈曲部12Xとの境目111Xを支点にシートP(Pb)の後端側P2が浮き上がる可能性もある。この場合も、隙間SPにシートP(Pb)が沈み込み、シート供給部材13Xとの接触が安定し難くなる。
この点に関し、特許文献1には、給紙ローラと対峙する位置に配置された補助支持板を、付勢力に抗して給紙ローラの回転駆動力により、載置板の表面に対して後退移動可能に構成した構成が記載されている。
特開2003-285936号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、補助支持板の載置板の表面に対する後退の規制を板バネ手段によって行っているだけなので、この構成においても、シート供給部材(給紙ローラ)からの加重が逃げ易く、それだけ、シート供給部材の押圧力が不安定となり、シートの供給性の悪化を招く。
そこで、本発明は、シート供給部材からの加重を逃げ難くすることができ、これにより、シート供給部材を安定的に押圧することができ、ひいては、シートの供給性を向上させることができるシート供給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るシート供給装置は、シートが載置されるシート載置部材と、前記シート載置部材に載置される前記シートを供給するためのシート供給部材とを備え、前記シート載置部材は前記シートが供給されるシート供給方向に直交する幅方向に沿った回動軸線回りに回動するシート供給装置であって、前記シート載置部材は、シート載置部材本体部と、前記シート載置部材本体部の先端部から前記シートの載置面であるシート載置面とは反対側に屈曲した屈曲部とを有し、前記シート載置部材には、前記屈曲部の少なくとも一部を覆うように前記シート載置部材本体部の前記シート載置面に沿って延びる弾性部材が設けられていることを特徴とする。また、本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係るシート供給装置を備えたことを特徴とする。
本発明によると、シート供給部材からの加重を逃げ難くすることができ、これにより、シート供給部材を安定的に押圧することができ、ひいては、シートの供給性を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を透視的に示す正面図である。 シート供給装置におけるシート供給部を正面側の斜め上方から視た斜視図である。 シート収容装置におけるシート載置部材を昇降させるための構成を模式的に示す正面図であって、シート載置部材が最も下降している状態を示す図である。 シート収容装置におけるシート載置部材を昇降させるための構成を模式的に示す正面図であって、シート載置部材が最も上昇している状態を示す図である。 シート収容装置においてシート載置部材に弾性部材が設けられる様子を示す分解斜視図である。 シート収容装置においてシート載置部材に弾性部材が設けられた様子を示す斜視図である。 図4Bに示すγ部分を拡大して示す拡大斜視図である。 本実施の形態に係るシート供給装置において所定の坪量以下のシートがシート載置部材に載置された場合での弾性部材の動作を説明するための説明図であって、シートが呼込ローラに押圧されていない状態を示す図である。 本実施の形態に係るシート供給装置において所定の坪量以下のシートがシート載置部材に載置された場合での弾性部材の動作を説明するための説明図であって、シートが呼込ローラに押圧されている状態を示す図である。 本実施の形態に係るシート供給装置において所定の坪量を超えるシートがシート載置部材に載置された場合での弾性部材の動作を説明するための説明図であって、シートが呼込ローラに押圧されていない状態を示す図である。 本実施の形態に係るシート供給装置において所定の坪量を超えるシートがシート載置部材に載置された場合での弾性部材の動作を説明するための説明図であって、シートが呼込ローラに押圧されている状態を示す図である。 所定の坪量を超えるシートPがシート載置部材に載置されている場合におけるシートの供給遅れ時間を弾性部材がない場合と弾性部材がある場合とで比較した度数分布を示すグラフである。 シート載置部材本体部と屈曲部とを有するシート載置部材を備えた従来のシート供給装置において所定の坪量以下のシートがシート載置部材に載置された場合での不都合を説明するための説明図である。 シート載置部材本体部と屈曲部とを有するシート載置部材を備えた従来のシート供給装置において所定の坪量を超えるシートがシート載置部材に載置された場合での不都合を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100の概略構成を透視的に示す正面図である。なお、図において、符号X,Y,Zは、それぞれ、画像形成装置100の左右方向、奥行方向及び上下方向を示している。
画像形成装置100は、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を有する複合機である。画像形成装置100は、画像形成装置本体101と、画像読取装置102とを備えている。画像形成装置本体101は、シート供給装置200(給紙装置)と、画像形成部110と、排出部120とを備えている。
画像読取装置102は、原稿の画像を読み取るものであり、原稿搬送部102aと、原稿読取部102bとを備えている。画像読取装置102は、原稿搬送部102aにて原稿Gを搬送しつつ原稿Gの画像を原稿読取部102bで読み取るか、又は、原稿読取部102bの原稿台上に載置された原稿Gを原稿読取部102bでスキャンして読み取る。シート供給装置200は、記録用紙等のシートPを画像形成部110に向けて供給する。画像形成部110は、シート供給装置200から送られてきたシートPに画像データに基づいて画像を形成(印刷)する。排出部120は、画像形成部110にて画像形成したシートPを排出する。
画像形成部110は、光走査装置1、現像装置2、感光体ドラム3(感光体)、ドラムクリーニング装置4、帯電器5、中間転写装置6、定着装置7、排出トレイ8(胴内排出トレイ)を備えている。
画像形成装置100では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、又は、単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成装置100の画像形成部110には、4種類のトナー像を形成するために、現像装置2、感光体ドラム3、ドラムクリーニング装置4及び帯電器5が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ及びイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdが構成されている。
光走査装置1は、感光体ドラム3の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置2は、感光体ドラム3の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム3の表面にトナー像を形成する。ドラムクリーニング装置4は、感光体ドラム3の表面の残留トナーを除去及び回収する。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。前述した一連の動作によって、各感光体ドラム3の表面に各色のトナー像が形成される。
中間転写装置6は、中間転写ローラ61、無端状の中間転写ベルト62、転写駆動ローラ63、転写従動ローラ64及びベルトクリーニング装置65を備えている。中間転写ローラ61は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するようにそれぞれ4つずつ中間転写ベルト62の内側に設けられている。中間転写ローラ61は、感光体ドラム3の表面に形成された各色のトナー像を矢印Mの方向へ周回移動する中間転写ベルト62に転写する。
中間転写ベルト62は、転写駆動ローラ63及び転写従動ローラ64に張架されている。画像形成装置100では、各感光体ドラム3の表面に形成された各色のトナー像を順次転写して重ね合わせて、中間転写ベルト62の表面にカラーのトナー像を形成する。ドラムクリーニング装置4は、中間転写ベルト62に転写されずに感光体ドラム3の表面に残った廃トナーを除去及び回収する。
2次転写装置9の転写ローラ9aは、中間転写ベルト62との間にニップ部が形成されており、シート搬送路11を通じて搬送されてきたシートPをニップ部に挟み込んで搬送する。シートPは、ニップ部を通過する際に、中間転写ベルト62の表面のトナー像が転写されて定着装置7に搬送される。ベルトクリーニング装置65は、シートPに転写されずに中間転写ベルト62の表面に残った廃トナーを除去及び回収する。
定着装置7は、シートPを挟んで回転する定着ローラ7a及び加圧ローラ7bを備えている。定着装置7は、定着ローラ7a及び加圧ローラ7bの間にトナー像が転写されたシートPを挟み込んで加熱及び加圧し、トナー像をシートPに定着させる。
シート供給装置200は、シート収容装置210(給紙カセット)と、シート供給部220とを備えている。シート収容装置210は、画像形成に使用するシートPを蓄積しておくためのものである。シート収容装置210は、この例では、画像形成部110の下側に上下2段設けられている。この例では、シート供給装置200が2段とされているが、これに限定されず、1段又は3段以上であってもよい。シート収容装置210は、シート載置部材211(具体的にはシート載置板)を備えている。シート載置部材211は、シートPが載置される。シート供給部220は、シート載置部材211上に載置されたシートPをシート搬送路11に供給する。シートPは、シート供給部220の呼込ローラ221(ピックアップローラ)によってシート載置部材211から引き出されて、シート搬送路11に供給される。シート搬送路11に搬送されたシートPは、2次転写装置9や定着装置7を経由し、排出ローラ12に搬送され、排出部120における排出トレイ8に排出される。シート搬送路11には、搬送ローラ13、レジストローラ14及び排出ローラ12が配置されている。搬送ローラ13は、シートPの搬送を促す。レジストローラ14は、シートPを一旦停止させて、シートPの先端を揃える。レジストローラ14は、一旦停止したシートPを中間転写ベルト62上のカラートナー像のタイミングに合わせて搬送する。中間転写ベルト62上のカラートナー像は、中間転写ベルト62と転写ローラ9aとの間のニップ部でシートPに転写される。
また、画像形成装置100は、シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPを排出ローラ12からシート反転搬送路11rに逆方向に搬送する。画像形成装置100は、逆方向に搬送されたシートPの表裏をシート反転搬送路11rで反転し、レジストローラ14に再度導く。また、画像形成装置100は、レジストローラ14に導かれたシートPを表面と同様にして裏面に画像形成し、排出トレイ8に搬出する。なお、シートPは、感光体ドラム3の回転軸線方向(奥行方向Y)において画像形成装置本体101の中央を基準(センター基準)にしてシート搬送路11に沿って搬送される。
[シート供給装置]
図2は、シート供給装置200におけるシート供給部220を正面側の斜め上方から視た斜視図である。図3A及び図3Bは、シート収容装置210におけるシート載置部材211を昇降させるための構成を模式的に示す正面図である。図3Aは、シート載置部材211が最も下降している状態を示しており、図3Bは、シート載置部材211が最も上昇している状態を示している。
シート供給部220は、呼込ローラ221(ピックアップローラ)(シート供給部材の一例)と、供給ローラ222(給紙ローラ)と、分離部材〔分離ローラ又は分離パッド(この例では分離ローラ223)〕と、支持部材224と、供給駆動伝達機構225とを備えている。
呼込ローラ221は、シート載置部材211上に載置されたシートPのうち最上位のシートPを押圧しつつ回転して呼び込む。供給ローラ222及び分離ローラ223は、呼込ローラ221にて呼び込んだシートPを1枚ずつ分離搬送する。供給ローラ222は、呼込ローラ221にて呼び込んだシートPを分離ローラ223と共に1枚ずつシート搬送路11に向けてシートPが供給されるシート供給方向Hに搬送する。分離ローラ223は、供給ローラ222に対向して配設されている。分離ローラ223は、シート載置部材211上に載置されるシートPのうちの上から2枚目以降のシートPのシート供給方向Hへの搬送を規制する。
支持部材224は、呼込ローラ221及び供給ローラ222を回転自在に支持する。供給ローラ222は、図示を省略した供給駆動部からの回転駆動力が図示を省略した搬送駆動伝達機構を介して伝達される。供給駆動伝達機構225は、ギヤ列又はタイミングプーリー及びタイミングベルト(この例では、図2に示すように、タイミングプーリー225a,225b及びタイミングベルト225c)で構成されている。供給駆動伝達機構225は、供給ローラ222に送られてきた回転駆動力を呼込ローラ221に伝達する。支持部材224は、図示を省略した巻きばね等の付勢部材の下方への付勢力により呼込ローラ221側が下方に回動するように付勢されている。
<シート載置部材の昇降>
図3に示すように、シート載置部材211は、昇降可能に回動する構成とされている。シート載置部材211は、シート供給方向Hに直交する奥行方向Y(幅方向)に沿った第1回動軸線α回りに(回動軸211aを支点として)回動自在にシート収容装置210のシート収容容器212(図1参照)に設けられている。シート収容容器212は、シートPがシート載置部材211に載置されて収容される。
シート供給装置200は、昇降駆動部250(ステッピングモータ)と、昇降駆動伝達機構260とをさらに備えている。昇降駆動部250は、昇降駆動伝達機構260を介してシート載置部材211を駆動する。
昇降駆動伝達機構260は、複数のギヤ(この例では第1ギヤ261、第2ギヤ262、円弧状ギヤ263)からなるギヤ列と、シート載置部材211を押し上げる押し上げ部材264(押し上げレバー)とで構成されている。押し上げ部材264は、奥行方向Yに沿った第2回動軸線β回りに(回動軸264aを支点として)回動自在にシート収容装置210のシート収容容器212に設けられている。これにより、押し上げ部材264は、第2回動軸線β回りに回動することによりシート載置部材211を下側から押し上げることができる。第1ギヤ261は、昇降駆動部250の回転軸250aに固定されている。第2ギヤ262は、第1ギヤ261及び円弧状ギヤ263と噛み合い第1ギヤ261からの回転駆動力を円弧状ギヤ263に伝達する。円弧状ギヤ263は、押し上げ部材264の回動軸264aに固定されている。昇降駆動部250は、シート供給装置200の本体フレーム201に設けられている。回動軸264aは、シート収容装置210のシート収容容器212側と、シート供給装置200の本体フレーム201(図1参照)側とに分割されている。回動軸264aは、シート収容装置210がシート供給装置本体200aから離脱されるときには第2回動軸線β方向に分離する一方、シート収容装置210がシート供給装置本体200aへ装着されるときには第2回動軸線β回りに互いに回動可能に係合するようになっている。これにより、昇降駆動部250が回転駆動することにより昇降駆動伝達機構260を介して押し上げ部材264を第2回動軸線β回りに回動させることができ、ひいては押し上げ部材264によりシート載置部材211を第1回動軸線α回り昇降させることができる。
シート載置部材211は、シート載置部材本体部211bと、シート載置部材本体部211bの先端部(シート供給方向Hにおける下流側の端部)からシートPの載置面であるシート載置面211b1とは反対側に屈曲した屈曲部211cとを有している。詳しくは、シート載置部材211は、1枚の板状部材を折り曲げ加工することにより、シート載置部材本体部211b及び屈曲部211cを形成している。
ここで、シート載置部材211が最も上に上がっているときのシート載置部材本体部211bの水平に対する角度θ1(図3B参照)としては、それには限定されないが、10度~30度程度を例示できる。屈曲部211cのシート載置部材本体部211bに対する角度θ2(図3A参照)は、それには限定されないが、10度未満を例示できる。
ところで、図8Bに示すように、従来のシート供給装置1Xでは、厚紙等の所定の坪量を超える(腰の強い)シートP(Pb)がシート載置部材10Xに載置されている場合には、シートP(Pb)の先端部P1と屈曲部211cとの間に生じる隙間SPにシートP(Pb)が沈み込み、シート供給部材13Xからの加重が逃げてしまい、シート供給部材の押圧力が不安定となり、ひいては、シートPの供給性が悪化し易い。さらに言えば、シートP(Pb)の先端部P1がシート載置部材本体部11Xと屈曲部12Xとの境目111Xを支点にシートP(Pb)の後端側P2が浮き上がる可能性もある。この場合も、隙間SPにシートP(Pb)が沈み込み、シート供給部材13Xとの接触が安定し難くなる。
この点、本実施の形態に係るシート供給装置200では、次のような構成を備えている。
図4Aは、シート収容装置210においてシート載置部材211に弾性部材230が設けられる様子を示す分解斜視図である。図4Bは、シート収容装置210においてシート載置部材211に弾性部材230が設けられた様子を示す斜視図である。また、図4Cは、図4Bに示すγ部分を拡大して示す拡大斜視図である。
図4Aから図4Cに示すように、シート載置部材211には、弾性部材230が設けられている。弾性部材230は、屈曲部211cの少なくとも一部を覆うようにシート載置部材本体部211bのシート載置面211b1に沿って延びている。
図5A及び図5Bは、本実施の形態に係るシート供給装置200において所定の坪量以下のシートP(Pa)がシート載置部材211に載置された場合での弾性部材230の動作を説明するための説明図である。図5Aは、シートP(Pa)が呼込ローラ221に押圧されていない状態を示している。図5Bは、シートP(Pa)が呼込ローラ221に押圧されている状態を示している。
図6A及び図6Bは、本実施の形態に係るシート供給装置200において所定の坪量を超えるシートP(Pb)がシート載置部材211に載置された場合での弾性部材230の動作を説明するための説明図である。図6Aは、シートP(Pb)が呼込ローラ221に押圧されていない状態を示している。図6Bは、シートP(Pb)が呼込ローラ221に押圧されている状態を示している。
図5Aに示すように、普通紙、薄紙等の所定の坪量(例えば100[g/m]又は)以下のシートP(Pa)がシート載置部材211に載置されている場合は(図5A参照)、シートPの先端部P1が弾性部材230に沿った状態で弾性部材230と接触する。このとき、シートPの先端部P1は、シート載置面211b1に沿っている。そして、シートP(Pa)を供給するにあたり、図5Bに示すように、シート供給部材(この例では呼込ローラ221)〔以下、単に、シート供給部材(221)と称する。〕がシートPの先端部P1を押圧すると、弾性部材230は、シート供給部材(221)のシート載置部材211への押圧により屈曲部211cに向けて弾性変形する。そうすると、呼込ローラ221は、弾性部材230を介してシートP(Pa)を屈曲部211cに押圧することができる。これにより、シート供給部材(221)の押圧力を安定させることができ、ひいては、シートP(Pa)の供給性を向上させることができる。
一方、図6Aに示すように、厚紙等の所定の坪量(例えば100[g/m])を超える(腰の強い)シートP(Pb)がシート載置部材211に載置されている場合には、図6Bに示すように、シート供給部材(221)がシートP(Pb)の先端部P1を押圧すると、シートP(Pb)の先端部P1が屈曲部211cから浮いていても弾性部材230と接触し、弾性部材230により下から支えられた状態となる。このため、シートP(Pb)の先端部P1と屈曲部211cとの間にたとえ隙間SPが生じたとしても、シートP(Pb)の先端部P1の弾性部材230との接触を確保することができる。これにより、シートP(Pb)の先端部P1を弾性部材230により下から支えた状態にすることができ、シート供給部材(221)からの加重が逃げてしまうことを抑制することができる。従って、シート供給部材(221)の押圧力を安定させることができ、ひいては、シートPの供給性の悪化を効果的に防止することができる。さらに言えば、シートP(Pb)の先端部P1を弾性部材230により下から支えた状態にすることができるので、シートP(Pb)の先端部P1がシート載置部材本体部211bと屈曲部211cとの境目211dを支点にシートP(Pb)の後端側P2が浮き上がることを回避することができる。なお、シートP(Pb)の腰によっては、シートP(Pb)の先端部P1と屈曲部211cとの間に隙間SPが生じた状態でシートP(Pb)が供給される場合があるが、シートP(Pb)は腰が強いことから、シート供給性に対する影響はない或いは殆どない。
(第1実施形態)
本実施の形態において、弾性部材230は、屈曲部211cの少なくともシート供給部材(221)がシートPに当接する当接部に対応する当接対応箇所δ1(図4C参照)を覆っている。この例では、弾性部材230は、シート供給方向Hにおいて当接対応箇所δ1を含む所定の領域を覆っている。
こうすることで、弾性部材230が当接対応箇所δ1で所定の坪量を超えるシートP(Pb)を支えることができる。これにより、シート供給部材(221)の押圧力をさらに安定させることができ、ひいては、シートPの供給性の悪化をさらに効果的に防止することができる。
(第2実施形態)
本実施の形態において、弾性部材230は、薄紙等の所定の坪量(例えば100[g/m])以下のシートP(Pa)がシート載置部材211に載置される場合に、シート供給部材(221)のシート載置部材211への押圧により屈曲部211cに当接する。ここで、弾性部材230の弾性力は、シート供給部材(221)の押圧力よりも小さい。
こうすることで、所定の坪量以下のシートP(Pa)がシート載置部材211に載置される場合に、シート供給部材(221)の押圧力を安定させることができ、ひいては、シートPの供給性の悪化を効果的に防止することができる。従って、シートP(Pa)をシート供給部材(221)により安定的に供給することができる。
(第3実施形態)
本実施の形態において、弾性部材230は、金属材料からなる板状の部材である。この例では、弾性部材230は、厚さ0.2mm程度のステンレス鋼(SUS)からなる板状部材であり、板バネを形成している。但し、それに限定されるものではない。
こうすることで、弾性部材230の耐久性を向上させた状態で、シート供給部材(221)の押圧力を安定させることができ、ひいては、シートPの供給性の悪化を長期にわたって効果的に防止することができる。
(第4実施形態)
本実施の形態において、弾性部材230は、所定の固定手段によりシート載置面211b1の先端側の所定の固定箇所δ2(図4B、図4Cの斜線部分)に固定されている。この例では、弾性部材230の固定箇所δ2は、シート載置面211b1の第1回動軸線αの方向である第1回動軸線方向(奥行方向Y)における中央部の箇所である。弾性部材230の固定箇所δ2は、奥行方向Yにおいて少なくとも当接対応箇所δ1に対応する箇所を含んでいる。
こうすることで、シートP(Pb)の先端部P1を弾性部材230により確実に支えることができ、それだけシート供給部材(221)からの加重が逃げてしまうことを抑制することができる。従って、シート供給部材(221)の押圧力をさらに安定させることができ、ひいては、シートPの供給性の悪化をさらに効果的に防止することができる。
ところで、1回動軸線方向(奥行方向Y)において弾性部材230のサイズd1(図4C参照)がシート供給部材(221)のサイズd2(図2、図4C参照)よりも小さいと、シート供給部材(221)が弾性部材230を押さえ付けられたときに、シート供給部材(221)が弾性変形して、シート供給部材(221)と弾性部材230との間に供給されるシートPに弾性部材230の凹み跡が付き易い。このことは、所定の硬度よりも柔らかいシートPにおいて特に顕著となる。
この点、本実施の形態では、第1回動軸線方向(奥行方向Y)において弾性部材230のサイズd1がシート供給部材(221)のサイズd2と等しいか或いはシート供給部材(221)のサイズd2よりも(所定量だけ)大きい。
こうすることで、シート供給部材(221)が弾性部材230を押さえ付けられたときに、たとえシート供給部材(221)が弾性変形しても、シート供給部材(221)と弾性部材230との間に供給されるシートPに弾性部材230の凹み跡が付き難くすることができる。このことは、所定の硬度よりも柔らかいシートPにおいて特に有効となる。
ところで、弾性部材230の先端231が突き出過ぎると、シート載置部材211が下降する際に、シート収容容器212におけるシート載置部材211の先端側の壁部212a(図5Aから図6B参照)に当接してしまう。
この点、本実施の形態において、弾性部材230の先端231は、シート載置部材211のシート収容容器212におけるシート載置部材211の先端側の壁部212aよりも第1回動軸線α側に退避している。
こうすることで、シート載置部材211が下降してもシート収容容器212における壁部212aに当接することを回避することができる。
弾性部材230をシート載置面211b1の固定箇所δ2に固定する固定手段としては、両面粘着シート(所謂両面テープ)や接着剤等の接着部材を用いる接着手段や、溶接、カシメ、圧着等の接合手段を例示できる。
なお、第1実施形態から第4実施形態では、シート載置部材211に積載されたシートP~Pを1枚ずつ呼び込む呼込ローラ221が設けられているが、呼込ローラ221を設けずに供給ローラ222が呼び込みローラを兼ねるようにしてもよい。
(実施例)
次に、厚紙等の所定の坪量(この例では200[g/m])を超えるシートP(Pb)がシート載置部材211に載置されている場合において弾性部材230がない場合と弾性部材230がある場合とのシートPの供給遅れを調べたので、それについて以下に説明する。
図7は、所定の坪量を超えるシートP(Pb)がシート載置部材211に載置されている場合におけるシートPの供給遅れ時間を弾性部材230がない場合と弾性部材230がある場合とで比較した度数分布を示すグラフである。図7において、「基準範囲」は、計算上遅れがない理想的なシートP(Pb)の供給時間の範囲(具体的には-0.1[秒]以上0.3[秒]未満)を表している。
図7に示すように、弾性部材230がない場合には、29回のシートP(Pb)の供給においてシートP(Pb)の供給遅れ時間が基準範囲を超える回数が16回であり、シートPの供給性が悪化している。これに対し、弾性部材230がある場合には、30回のシートP(Pb)の供給においてシートP(Pb)の供給遅れ時間が基準範囲を超える回数が0回であり、シートP(Pb)の供給性が向上していることが分かった。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
11 シート搬送路
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
110 画像形成部
200 シート供給装置
200a シート供給装置本体
201 本体フレーム
210 シート収容装置
211 シート載置部材
211a 回動軸
211b シート載置部材本体部
211b1 シート載置面
211c 屈曲部
211d 境目
212 シート収容容器
212a 壁部
220 シート供給部
221 呼込ローラ(シート供給部材の一例)
222 供給ローラ
223 分離ローラ
224 支持部材
225 供給駆動伝達機構
230 弾性部材
231 先端
250 昇降駆動部
260 昇降駆動伝達機構
212 シート収容容器
212a 壁部
G 原稿
H シート供給方向
P シート
P1 先端部
P2 後端側
SP 隙間
α 第1回動軸線(回動軸線の一例)
β 第2回動軸線
δ1 当接対応箇所
δ2 固定箇所
θ1 角度
θ2 角度

Claims (6)

  1. シートが載置されるシート載置部材と、前記シート載置部材に載置される前記シートを供給するためのシート供給部材とを備え、前記シート載置部材は前記シートが供給されるシート供給方向に直交する幅方向に沿った回動軸線回りに回動するシート供給装置であって、
    前記シート載置部材は、シート載置部材本体部と、前記シート載置部材本体部の先端部から前記シートの載置面であるシート載置面とは反対側に屈曲した屈曲部とを有し、
    前記シート載置部材には、前記屈曲部の少なくとも一部を覆うように前記シート載置部材本体部の前記シート載置面に沿って延びる弾性部材が設けられていることを特徴とするシート供給装置。
  2. 請求項1に記載のシート供給装置であって、
    前記弾性部材は、前記屈曲部の少なくとも前記シート供給部材が前記シートに当接する当接部に対応する箇所を覆っていることを特徴とするシート供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置であって、
    前記弾性部材は、所定の坪量以下の前記シートが前記シート載置部材に載置される場合に、前記シート供給部材の前記シート載置部材への押圧により前記屈曲部に当接することを特徴とするシート供給装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記弾性部材は、金属材料からなる板状の部材であることを特徴とするシート供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記弾性部材は、前記シート載置面の先端側の所定の固定箇所に固定されていることを特徴とするシート供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1つに記載のシート供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2021071954A 2021-04-21 2021-04-21 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2022166621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021071954A JP2022166621A (ja) 2021-04-21 2021-04-21 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021071954A JP2022166621A (ja) 2021-04-21 2021-04-21 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022166621A true JP2022166621A (ja) 2022-11-02

Family

ID=83851535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021071954A Pending JP2022166621A (ja) 2021-04-21 2021-04-21 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022166621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7605954B2 (en) Original feeding apparatus, original reading apparatus, and image forming apparatus
JP5412398B2 (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007099480A (ja) 画像形成装置
JP2009216965A (ja) 画像形成装置
JP2006065188A (ja) 画像形成装置
JP4160086B2 (ja) 原稿搬送装置及びそれを用いた画像読取り装置
JP5771590B2 (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP7358092B2 (ja) 画像形成装置
JP2022166621A (ja) シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2006056685A (ja) シート供給装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2010023956A (ja) 給紙装置
JP2008100824A (ja) 給紙機構及びそれを備えた画像形成装置
JP2006240801A (ja) 画像形成装置
JP2004323155A (ja) シート供給装置及び画像処理装置
JP5854851B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2011042455A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2024008606A (ja) 原稿読取装置、及び画像形成装置
JP4119741B2 (ja) 給紙装置
JP6520794B2 (ja) シート搬送装置、及び画像処理装置
JP2006016176A (ja) 給紙装置
JP2023069375A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2006044830A (ja) 給紙装置
JP6271894B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2020203771A (ja) シート給送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2019220774A (ja) シート搬送装置、画像読取り装置および画像形成装置