JP2022164505A5 - - Google Patents

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たとえば、特許文献1には、疎水性有機表面処理された微粒子無機粉体(A)、HLBが9.5以下のポリグリセリン脂肪酸エステル等の界面活性剤(B)、水系増粘剤を含有する水中油型乳化化粧料が開示されている(請求項1参照)。この発明は、HLBが9.5以下、好ましくは8~9.5の特定の界面活性剤を使用することにより疎水性化微粒子無機粉体を水相に安定に配合可能としたものである(段落0014参照)。そして、界面活性剤としてジステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-10などを用いた日焼け止めO/Wクリームが開示されている(実施例1~16参照)が、そのほとんどは予め微粒子無機体を水性媒体中に分散させた水分散体を用いている。このように微粒子無機粉体を水媒体中に分散させた化粧料の場合には、塗布中に水分が蒸発するため微粒子無機粉体の凝集が起こりやすく、白浮き(肌に塗布したときに不自然に白くなる現象)が生じるという問題がある。唯一、実施例15に記載されている日焼け止めO/Wクリームは、微粒子無機粉体を予め水媒体に分散させることなくセスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB:4.5)、イソステアリン酸PEG-12(HLB:12)などの他の成分と混合することによって調製されている。この実施例15には具体的な調製法についての記載がなく、微粒子無機粉体が水相、油相のいずれに分散しているのかは明らかではないが、発明の技術的特徴が「疎水性有機表面処理された微粒子無機粉体を水相に含む水中油型乳化化粧料」(段落0001参照)であることから、実施例15の化粧料もほかの実施例と同様に微粒子無機粉体を水相に含むものと考えられる。
一方、疎水性有機表面処理された微粒子無機粉体を油相に分散させた水中油型乳化化粧料も知られており、たとえば、特許文献2には、(a)酸化亜鉛、(b)アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマーおよび/またはアクリロイルジメチルタウリンナトリウムコポリマー、(c)HLB10以上の非イオン性界面活性剤および/または親水性界面活性剤、(d)水ならびに(e)シリコーン油を含み、(a)酸化亜鉛が(e)シリコーン油を含む油系に分散された水中油型乳化化粧料が開示されている。この化粧料は、酸化亜鉛を油相に含んでおり、保存安定性(経時安定性)に優れ、使用感、耐水性に優れている(段落0011)。そして、この化粧料における良好な保存安定性は酸化亜鉛を油系、すなわち、油相に分散させることにより得られることが記載されている(段落0033参照)。しかし、この化粧料の場合、油分の少なくとも一部としてシリコーン油を含むことが必須であり、流動パラフィンのような他の油分を使用すると良好な結果を得られない旨記載されており(表3の比較例3、段落0055参照)、また、酸化亜鉛等の無機微粒子は一般に粒子間の凝集力が高く油相の粘度を上昇させるため、油相を微細に水相に分散させることが難しいという問題があった。
また、特許文献3には、(a)カルボキシル基、アミド基、ピロリドンカルボキシル基、エステル基、グリセリン基、ポリグリセリン基のいずれかによって変性されるHLB8以下のシリコーン活性剤(b)低粘度シリコーンオイル、(c)疎水化処理無機粉体からなる紫外線散乱剤、(d)水溶性高分子化合物、(e)HLB10以上の非イオン性界面活性剤、および(f)水を含有し、(c)成分が実質的に油相に分散されている水中油型日焼け止め化粧料が開示されている(請求項2参照)。この化粧料の場合、(a)成分を(c)成分の分散剤として配合することにより紫外線散乱剤の油相中での分散性を改良している。しかし、この化粧料の調製には特定のシリコーン活性剤と低粘度シリコーンオイルを用いることが必要なため原料面での制約があり、また、乳化剤としてHLB10以上の非イオン性界面活性剤も用いているために使用感が十分でないという問題があった(後出の比較例3参照)。
実施例1~3及び比較例1~
<日焼け止め乳液>
表1に示す日焼け止め乳液を下記の製造手順(D相乳化法)に従って調製し、上記の評価方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。なお、比較例3では、油相の調製に際して親水性界面活性剤であるラウリン酸ポリグリセリル-10を1.00%使用している(成分番号15)が、乳化物を調製した時点では、ラウリン酸ポリグリセリル-10は油相中には存在しないと考えられるので、その量は水相量の一部として扱われている。
(製造手順)
(1)成分1~3を混合してD相(a)を調製する。
(2)成分4~15を混合して油相(b)を調製する。
(3)成分16~22を混合して水相(c)を調製する。
(4)常温にて、D相(a)に油相(b)を少量ずつ混合し、ゲル状乳化物のO/D相(e)を調製する。
(5)上記O/D相(e)に上記水相(c)を混合して化粧料を調製する。
試料3-6 ポリイソブテン(炭化水素油、商品名:パールリーム24、日油社製)
実施例
<化粧下地>
表2に示す処方の化粧下地を上記と同様の製造手順(D相乳化法)で調製し、上記の評価方法により評価した。その結果を処方と併せて表2に示す。なお、表2中の成分番号6~9は着色用の顔料である。

Claims (6)

  1. 下記(B)、(C)、(D)および(E)成分を含む油相が、下記(A)および(F)成分を含む水相中に分散した乳化物であり、油相中の(B)成分の含有率が40~70質量%であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。
    (A)2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸またはその塩を構成単位として含む水性高分子:0.1~3質量%
    (B)トリアルコキシアルキルシランで疎水化処理された無機粉体からなる紫外線散乱剤:10~40質量%、
    (C)ポリヒドロキシステアリン酸:0.1~5質量%、
    (D)HLB値が5~8のポリグリセリン脂肪酸エステル:0.1~5質量%
    (E)液状油:7~40質量%
    (F)水:30~80質量%
  2. 油相の含有量が20~70質量%、水相の含有量が30~80質量%である請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
  3. 有機紫外線吸収剤を実質的に含有しない請求項1または2に記載の水中油型乳化化粧料。
  4. さらに、(G)親水性界面活性剤0.1~3質量%を含有する請求項1~3のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
  5. さらに、(H)多価アルコール2~30質量%を含有する請求項1~4のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
  6. 前記ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLB値が、6~8である請求項1~5のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
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