JP2022163674A - ポリエステル組成物およびその調製方法、製品ならびに用途 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリエステル組成物およびその調製方法、製品ならびに用途を提供することを課題とする。【解決手段】 本発明は、ポリエステル組成物およびその調製方法、並びに前記ポリエステル組成物を含む製品およびその用途に関する。前記ポリエステル組成物は、脂肪族ポリエステル、チタンおよびジルコニウムを含み、ここで、チタン/ジルコニウムの重量比が0.05より大きい。本発明のポリエステル組成物は、特定のチタン/ジルコニウム重量比範囲を有し、工程時間を短縮する効果を奏し、より低い酸価を有する生分解性組成物を得ることができる。【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリエステル組成物および前記ポリエステル組成物の調製方法、ならびに前記ポリエステル組成物を含む製品およびその用途に関し、特に、前記ポリエステル組成物が特定のチタン/ジルコニウムの重量比を有することに関する。
ポリブチレンサクシネート(Poly(butylene succinate)、PBS)は、主にコハク酸とブチレングリコールの溶融重合反応によって得られ、土壌中の微生物によって二酸化炭素と水に分解されることができ、生分解可能性(本明細書において生分解とも呼ばれる)を持っている。
本発明者は、現在ポリブチレンサクシネートが触媒としてチタン酸テトラブチル(TBT)のみを使用して重合するのが短時間で目標粘度および低酸価の最終製品を得ることができないことを見出した。
従来のポリエステルの最終製品が所望の粘度に達することができず、酸価が高く、重合反応時間が長いことに着目し、工程時間を短縮し、より低い酸価の生分解性組成物を得ることについて当技術分野には持続的需要がある。
本発明は、脂肪族ポリエステル、チタンおよびジルコニウムを含み、チタン/ジルコニウムの重量比が0.05より大きいポリエステル組成物に関する。いくつかの好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物は、生分解性組成物である。本発明の別の態様において、上記のようなポリエステル組成物の調製方法を提供する。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記脂肪族ポリエステルは、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールのエステル化重合によって形成される。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記C2~12脂肪族ジカルボン酸は、マロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、3-メチルグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸(brassylic acid)、テトラデカン二酸、3,3-二メチルグルタル酸、フマル酸、2,2-二メチルグルタル酸、脂肪酸二量体、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸(itaconic acid)およびマレイン酸からなる群から選択される。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記C2~12脂肪族ジオールは、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ペンタンジオール、2,4-ジメチル-2-エチルヘキサン-1,3-ジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-イソブチル1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,6-ペンタンジオール、シクロペンタンジオール、1,4-シクロペンタンジオール、1,2-シクロヘキサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタンジオールから成る群から選択される。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記チタン含有量は、15~130ppmである。いくつかの好ましい実施形態において、前記チタンは、チタン系化合物に由来し、前記チタン系化合物がTi(OR)であり、ここで、RはC1~C6のアルキルである。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記ジルコニウム含有量は、2~250ppmである。いくつかの好ましい実施形態において、前記ジルコニウムは、ジルコニウム系化合物に由来し、前記ジルコニウム系化合物が酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコン(zircon)から成る群から選択される。
なお、少なくとも1つの実施形態によれば、前記ポリエステル組成物は、20meqKOH/g未満の酸価を有する。場合によっては、前記ポリエステル組成物の色度は、55未満である。いくつかの好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物の色度は30未満である。場合によっては、前記ポリエステル組成物は、約1~30の溶融指数(MI)を有する。いくつかの好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物は、1~15の溶融指数(MI)を有する。
少なくとも1つの実施形態によれば、前記ポリエステル組成物の調製方法は、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールとのエステル化反応を起こす工程(1)と、ジルコニウム系化合物およびチタン系化合物を触媒(前記触媒内のチタン/ジルコニウムの重量比は0.05より大きい)として予備重縮合反応を起こして前記ポリエステル組成物を得る工程(2)と、を含む。
追加または代替として、本発明はまた、上記のようなポリエステル組成物を含む製品に関する。別の態様において、本発明は、上記のような製品を包装分野、単回使用器材分野、農業分野および/または医療分野に応用するポリエステル組成物の用途を提供する。
本発明者は、ポリエステル組成物中のチタンとジルコニウムの重量比の範囲を制御(例えばチタン/ジルコニウムの重量比を0.05より大きくする)することにより、ポリエステル組成物の工程時間を効果的に短縮でき、酸価が低い生分解性組成物を得ることができると考えている。
本発明は、ポリエステル組成物、好ましくは生分解性組成物を提供する。具体的にポリエステル組成物は、脂肪族ポリエステル、チタンおよびジルコニウムと、を含み、チタン/ジルコニウムの重量比は0.05より大きいことが好ましい。好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物は、脂肪族ポリエステル、チタンおよびジルコニウムを含み、チタン/ジルコニウムの重量比が0.05より大きく、チタン元素含有量が15~130ppmであり、ジルコニウム元素含有量が2~250ppmである。追加または代替として、本発明はまた、ポリエステル組成物の調製方法を提供する。前記のチタン/ジルコニウムの重量比について、例えば0.05より大きい、0.10より大きい、0.15より大きい、0.20より大きい、0.25より大きい、0.30より大きい、0.35より大きい、0.40より大きい、0.45より大きい、0.50より大きい、0.55より大きい、0.60より大きい、0.65より大きい、0.70より大きい、0.75より大きい、0.80より大きい、0.85より大きい、0.90より大きい、0.95より大きい、1より大きい、2より大きい、3より大きい、4より大きい、5より大きい、10より大きい、15より大きい、20より大きい、25より大きい、または30より大きいことが限定されない。
場合によっては、前記脂肪族ポリエステルは、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールのエステル化重合によって形成され、ここで前記C2~12脂肪族ジカルボン酸はマロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、3-メチルグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸(brassylic acid)、テトラデカン二酸、3,3-二メチルグルタル酸、フマル酸、2,2-二メチルグルタル酸、スベリン酸、脂肪酸二量体、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸(itaconic acid)およびマレイン酸から成る群から選択されることができる。
場合によっては、前記脂肪族ポリエステルは、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールのエステル化重合によって形成され、ここで前記C2~12脂肪族ジオールはエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ペンタンジオール、2,4-ジメチル-2-エチルヘキサン-1,3-ジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-イソブチル1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,6-ペンタンジオール、シクロペンタンジオール、1,4-シクロペンタンジオール、1,2-シクロヘキサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタンジオールから成る群から選択されることができる。
好ましい実施形態において、前記脂肪族ポリエステルは、コハク酸とブチレングリコールのエステル化重合によって形成される。別の好ましい実施形態において、前記脂肪族ポリエステルは、コハク酸、アジピン酸およびブチレングリコールのエステル化重合によって形成された。別の好ましい実施形態において、前記脂肪族ポリエステルは、アジピン酸とブチレングリコールのエステル化重合によって形成される。
本明細書で述べる「チタン(Titanium、Ti)」は、チタン原子の含有量に基づいており、例えば誘導結合プラズマ発光分光装置(ICP-OES)でチタン原子の含有量を分析して得ることができる。前記チタンは、チタン系化合物に由来し、前記チタン系化合物がTi(OR)であり、ここでRはC1~C6のアルキルである。好ましい実施形態において、前記チタン系化合物は、チタン酸テトラブチルである。前記チタン含有量は、15~130ppmであることが好ましく、例えば15~130ppm、15~115ppm、15~100ppm、15~85ppm、15~70ppm、15~55ppm、15~40ppm、15~25ppm、20~130ppm、20~115ppm、20~100ppm、20~85ppm、20~70ppm、20~55ppm、20~40ppm、20~25ppm、30~130ppm、30~115ppm、30~100ppm、30~85ppm、30~70ppm、30~55ppm、40~130ppm、40~115ppm、40~100ppm、40~85ppm、40~70ppm、40~55ppm、50~130ppm、50~115ppm、50~100ppm、50~85ppm、50~70ppm、60~130ppm、60~115ppm、60~100ppm、60~85ppm、60~70ppm、70~130ppm、70~115ppm、70~100ppm、70~85ppm、80~130ppm、80~115ppm、80~100ppm、90~130ppm、90~115ppm、90~100ppm、100~130ppmまたは100~115ppmであるが限定されない。
本明細書で述べる「ジルコニウム(Zirconium、Zr)」は、ジルコニウム原子の含有量に基づいており、例えば誘導結合プラズマ発光分光装置でジルコニウム原子の含有量を分析して得ることができる。前記ジルコニウムは、ジルコニウム系化合物に由来し、前記ジルコニウム系化合物は酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコン(zircon)から成る群から選択される。いくつかの実施形態において、前記ジルコニウムは、ジルコニウム系化合物に由来し、前記ジルコニウム系化合物は酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコンから成る群から選択されるいずれか1種である。別の実施形態において、前記ジルコニウムは、ジルコニウム系化合物に由来し、前記ジルコニウム系化合物は酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコンから成る群から選択されるいずれか2種以上である。好ましい実施形態において、前記ジルコニウム系化合物は、オクタン酸ジルコニウムである。前記ジルコニウムの含有量は、2~250ppmであることが好ましく、例えば2~250ppm、2~230ppm、2~210ppm、2~190ppm、2~170ppm、2~150ppm、2~130ppm、2~110ppm、2~90ppm、2~70ppm、2~50ppm、2~30ppm、2~10ppm、5~250ppm、5~230ppm、5~210ppm、5~190ppm、5~170ppm、5~150ppm、5~130ppm、5~110ppm、5~90ppm、5~70ppm、5~50ppm、5~30ppm、5~10ppm、10~250ppm、10~230ppm、10~210ppm、10~190ppm、10~170ppm、10~150ppm、10~130ppm、10~110ppm、10~90ppm、10~70ppm、10~50ppm、10~30ppm、30~250ppm、30~230ppm、30~210ppm、30~190ppm、30~170ppm、30~150ppm、30~130ppm、30~110ppm、30~90ppm、30~70ppm、30~50ppm、50~250ppm、50~230ppm、50~210ppm、50~190ppm、50~170ppm、50~150ppm、50~130ppm、50~110ppm、50~90ppm、50~70ppm、70~250ppm、70~230ppm、70~210ppm、70~190ppm、70~170ppm、70~150ppm、70~130ppm、70~110ppm、70~90ppm、90~250ppm、90~230ppm、90~210ppm、90~190ppm、90~170ppm、90~150ppm、90~130ppm、90~110ppm、110~250ppm、110~230ppm、110~210ppm、110~190ppm、110~170ppm、110~150ppm、110~130ppm、130~250ppm、130~230ppm、130~210ppm、130~190ppm、130~170ppm、130~150ppm、150~250ppm、150~230ppm、150~210ppm、150~190ppm、150~170ppm、170~250ppm、170~230ppm、170~210ppm、170~190ppm、190~250ppm、190~230ppm、190~210ppm、210~250ppm、210~230ppmまたは230~250ppmであるが限定されない。
前記ポリエステル組成物は、より低い酸価(Acid Value)を有することが好ましい。前記ポリエステル組成物の酸価は、酸価試験によって評価することができる。場合によっては、前記ポリエステル組成物は酸価を有し、前記酸価は20meqKOH/g未満であることが好しく、例えば19meqKOH/g、18meqKOH/g、17meqKOH/g、16meqKOH/g、15meqKOH/g、14meqKOH/g、13meqKOH/g、12meqKOH/g、11meqKOH/g、10meqKOH/g、9meqKOH/g、8meqKOH/g、7meqKOH/g、6meqKOH/g、5meqKOH/g、4meqKOH/g、3meqKOH/g、2meqKOH/gまたは1meqKOH/gであり得る。
前記ポリエステル組成物は、より低い色度(YI)を有することが好ましい。前記ポリエステル組成物の色度は、色度試験によって評価することができる。場合によっては、前記ポリエステル組成物は、色度を有し、前記色度は55未満であることが好しく、例えば55未満、50未満、45未満、40未満、35未満、30未満、25未満、20未満、15未満、10未満、5未満、または3未満であり得る。好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物の色度は、30未満である。
前記ポリエステル組成物は、所望の粘度を有することが好ましい。前記ポリエステル組成物の粘度は、溶融指数(MI)試験によって評価することができる。一般的には、溶融指数が大きいほど流動性は良くなることを示し;それと対照して流動性が悪くなることを示す。場合により、前記ポリエステル組成物が溶融指数を有し、前記溶融指数は、1~30であることが好ましく、例えば1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、1~5、2~30、2~25、2~20、2~15、2~10、2~5、3~30、3~25、3~20、3~15、3~10、3~5、4~30、4~25、4~20、4~15、4~10、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、10~30、10~25、10~20または10~15であり得る。好ましい実施形態において、前記ポリエステル組成物は、1~15の溶融指数を有する。
前記ポリエステル組成物の調製方法は、好ましい実施形態において、ポリエステル組成物の調製方法は、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールとのエステル化反応を起こす工程(1)と、ジルコニウム系化合物およびチタン系化合物を触媒(前記触媒内のチタン/ジルコニウムの重量比は0.05より大きい)として予備重縮合反応を起こして前記ポリエステル組成物を得る工程(2)と、を含む。前記ポリエステル組成物を調製するための適切な方法および設備は、当業者が容易に理解する方法および設備を含み得る。
別の態様において、本発明は、以下の工程(1)~(2)を含むことによって製造されるポリエステル組成物を提供する。C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールとのエステル化反応を起こす工程(1)と、ジルコニウム系化合物およびチタン系化合物を触媒として予備重縮合反応を起こして前記ポリエステル組成物を得る(前記触媒内のチタン/ジルコニウムの重量比は0.05より大きく、チタン元素含有量が15~130ppmであり、ジルコニウム元素含有量が2~250ppmである)工程(2)と、を含む。
追加または代替として、前記ポリエステル組成物の調製方法は、場合によっては、チェーンエクステンダー(鎖延長剤とも呼ばれる)を添加して鎖延長反応を起こす工程(3)をさらに含み得る。本発明の方法によれば、チェーンエクステンダーを使用せずに所定の重合度を達成することができるが、当業者は、必要に応じてチェーンエクステンダーを使用することもできる。前記チェーンエクステンダーは、ジイソシアネート化合物,カーボネート化合物またはジオキサゾリン化合物などであり得、好ましくはジイソシアネート化合物である。
前記ジイソシアネート化合物は、例えばトルエン2,4-ジイソシアネート、トルエン2,6-ジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートと2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートおよびメチレンビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)ジイソシアネートであるが、これらに限定されない。好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアネートである。
前記カーボネート化合物は、例えばジフェニルカーボネート、キシレニルカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m-トルエンカーボネート、ジナフチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート、エチレンカーボネートジペンチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートであるが、これらに限定されない。なお、フェノール類およびアルコール類のようなヒドロキシ化合物から誘導される、同種、または異種のヒドロキシ化合物からなるカーボネート化合物が使用可能である。
前記ジオキサゾリン化合物は、例えば2,2′-ビス(2-オキサゾリン)、ビス(2-オキサゾリニル)メタン、1,2-ビス(2-オキサゾリニル)エタン、1,3-ビス(2-オキサゾリニル)プロパンまたは1,4-ビス(2-オキサゾリニル)ブタン、特に、1,4-ビス(2-オキサゾリニル)ベンゼン、1,2-ビス(2-オキサゾリニル)ベンゼンまたは1,3-ビス(2-オキサゾリニル)ベンゼンであるが、これらに限定されない。その他の実施例は、2,2′-ビス(2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-メチル-2-オキサゾリン)、2,2’-ビス(4,4′-ジメチル-2-オキサゾリン)、2,2’-ビス(4-エチル-2-オキサゾリン),2,2′-ビス(4,4’-ジエチル-2-オキサゾリン),2,2′-ビス(4-プロピル-2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-ブチル-2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-ヘキシル-2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-フェニル-2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-シクロヘキシル-2-オキサゾリン)、2,2′-ビス(4-ベンジル-2-オキサゾリン)、2,2′-p-フェニレンビス(4-メチル-2-オキサゾリン)、2,2′-p-フェニレンビス(4,4′-ジメチル-2-オキサゾリン)、2,2′-m-フェニレンビス(4-メチル-2-オキサゾリン)、2,2’-m-フェニルビス(4,4′-ジメチル-2-オキサゾリン)、2,2′-ヘキサメチレンビス(2-オキサゾリン)、2,2′-オクタメチレンビス(2-オキサゾリン)、2,2′-デカメチレンビス(2-オキサゾリン)、2,2′-エチレンビス(4-メチル-2-オキサゾリン)、2,2′-テトラメチレンビス(4,4′-ジメチル-2-オキサゾリン)、2,2’-9,9′-ジフェノキシエタンビス(2-オキサゾリン)、2,2’-シクロヘキシリデンビス(2-オキサゾリン)および2,2′-ジフェニレン(2-オキサゾリン)がある。
別の態様において、本発明は上記のようなポリエステル組成物を含む製品を提供する。なお、本発明は、上記のような製品を包装分野、単回使用器材分野、農業分野および/または医療分野に応用するポリエステル組成物の用途も提供する。
前記用途は、ポリエステル組成物を含む製品を包装分野(例:包装フィルム、袋、ケース、化粧品用ボトルおよび医薬品用ボトル、電子デバイスなどの包装)、単回使用器材分野(例えば、使い捨て食器、単回使用医療用品)、農業分野(例:農業用フィルム、農薬グレード化学肥料の徐放性材料など)、医療分野(例:生物医学用高分子材料)などの基本的な材料に応用することを意味する。
特定の理論に拘束されないが、本発明者は、触媒のチタンおよびジルコニウムの重量比が所望の範囲内および/またはチタンおよび/または得られたポリエステル組成物中のチタンおよびジルコニウム重量比が所望の範囲内にあるように予備重縮合反応を制御する限り、工程時間を短縮させることができ(例:<600分)、得られたポリエステル組成物は、生分解性組成物であるだけでなく、より低い酸価および/または所望の粘度および/またはより低い色度を有すると考えている。
本発明の様々な態様の以下の非限定的な実施例は、主に、本発明の様々な態様および奏する効果を説明するために提供される。
以下は、ポリエステル組成物の非限定的な調製方法を提供する。以下に開示する方法と似ている方法に従って、14つの非限定的な実施例のポリエステル組成物(実施例1~14)および3つの比較例のポリエステル組成物(比較例1~3)を調製した。しかしながら、実施例1~14および比較実施例1~3を調製する具体的方法は、一般に、1つまたは複数の態様で以下に開示される方法とは異なる。
ポリエステルの調製プロセス
エステル化反応:脂肪族二塩基酸(例:コハク酸)と脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール)を、180~220℃の温度、50~100kPaの圧力で2~3時間エステル化反応を行う。
予備重縮合反応:工程(1)エステル化物を予備縮合ケトルに移して反応させ、予備縮合ケトルの反応温度は200~260℃であり、反応時間は4.5~6時間であり、圧力は0.1kPa未満である。予備重縮合前反応過程で、触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物およびチタン系化合物である。
鎖延長反応(これは任意の工程である):予備重縮合反応後、180~220℃の温度でヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)をプレポリマーに添加し、均一に撹拌し、0.5~1時間滞留する。
最終製品の収集:最後に、造粒プロセスを通じて、得られた脂肪族ポリエステル(例:PBS)の溶融指数は、約1~30である。
(実施例1)
工程(1):撹拌装置、窒素ガス吹込口、加熱装置、温度検出器および減圧排気口を備えた反応器に次の原料である脂肪族二塩基酸(例:コハク酸50重量部)および脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール49.8重量部)を投入して、減圧・脱酸素を行い、窒素ガスを吹き込んで再び大気圧に戻せ、これを3回繰り返して実施して、システムに窒素ガスを充満させた。
工程(2):次に、窒素ガス、68rpmの撹拌条件下で、システムの温度を180~220℃に上げ、脱水反応のためこの温度下で2時間反応させた。
工程(3):工程(2)のエステル化物を縮合ケトルに移して反応させ、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は485分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:250ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:16.5ppm)であった。
工程(4):200~260℃でポリエステルを反応器の底からストランド状に抽出し、10℃の水に浸し、ペレタイザーでペレット化して、最終的なペレット状ポリエステルを得た。このポリエステルの溶融指数は、約1.19であった。
(実施例2)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例2を調製した。ただし、実施例2調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は330分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:225ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:40ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約1.75であった。
(実施例3)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例3を調製した。ただし、実施例3調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は305分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:225ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:70ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約1.53であった。
(実施例4)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例4を調製した。ただし、実施例4調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は320分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:120ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:40ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約2.21であった。
(実施例5)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例5を調製した。ただし、実施例5調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は300分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:120ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:70ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約3.1であった。
(実施例6)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例6を調製した。ただし、実施例6調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は480分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:120ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:25ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約1.5であった。
(実施例7)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例7を調製した。ただし、実施例7調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は540分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:50ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:25ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約4.54であった。
(実施例8)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例8を調製した。ただし、実施例8調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は305分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:100ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:100ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約2.87であった。
(実施例9)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例9を調製した。ただし、実施例9調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は320分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:50ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:100ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約4.82であった。
(実施例10)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例10を調製した。ただし、実施例10調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は365分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:20ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:100ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約3.59であった。
(実施例11)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例11を調製した。ただし、実施例11調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は470分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:10ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:100ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約4.31であった。
(実施例12)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例12を調製した。ただし、実施例12調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は345分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:5ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:125ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約4.85であった。
(実施例13)
実施例1と類似の製造工程を使用して、実施例13を調製した。ただし、実施例13調製の工程(3)では、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は315分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:2ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:90ppm)であった。このポリエステルの的溶融指数は、約4.39であった。
(実施例14)
工程(1):撹拌装置、窒素ガス吹込口、加熱装置、温度検出器および減圧排気口を備えた反応器に次の原料である脂肪族二塩基酸(例:アジピン酸55.36重量部)および脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール44.37重量部)を投入して、減圧・脱酸素を行い、窒素ガスを吹き込んで再び大気圧に戻せ、これを3回繰り返して実施して、システムに窒素ガスを充満させた。
工程(2):次に、窒素ガス、68rpmの撹拌条件下で、システムの温度を180~220℃に上げ、脱水反応のためこの温度下で2時間反応させた。
工程(3):工程(2)のエステル化物を縮合ケトルに移して反応させ、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は475分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:100ppm)およびチタン系化合物(Ti原子の含有量:100ppm)であった。
工程(4):200~260℃でポリエステルを反応器の底からストランド状に抽出し、10℃の水に浸し、ペレタイザーでペレット化して、最終的なペレット状ポリエステルを得た。このポリエステルの溶融指数は、約14.2であった。
比較例1
工程(1):撹拌装置、窒素ガス吹込口、加熱装置、温度検出器および減圧排気口を備えた反応器に次の原料である脂肪族二塩基酸(例:コハク酸50重量部)および脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール49.8重量部)を投入して、減圧・脱酸素を行い、窒素ガスを吹き込んで再び大気圧に戻せ、これを3回繰り返して実施して、システムに窒素ガスを充満させた。
工程(2):次に、窒素ガス、68rpmの撹拌条件下で、システムの温度を180~220℃に上げ、脱水反応のためこの温度下で2時間反応させた。
工程(3):工程(2)のエステル化物を縮合ケトルに移して反応させ、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は540分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpm、52rpm、32rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子の含有量:300ppm)であった。
工程(4):200~260℃でポリエステルを反応器の底からストランド状に抽出し、10℃の水に浸し、ペレタイザーでペレット化して、最終的なペレット状ポリエステルを得た。このポリエステルの溶融指数は、約4.45であった。
比較例2
工程(1):撹拌装置、窒素ガス吹込口、加熱装置、温度検出器および減圧排気口を備えた反応器に次の原料である脂肪族二塩基酸(例:コハク酸50重量部)および脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール49.8重量部)を投入して、減圧・脱酸素を行い、窒素ガスを吹き込んで再び大気圧に戻せ、これを3回繰り返して実施して、システムに窒素ガスを充満させた。
工程(2):次に、窒素ガス、68rpmの撹拌条件下で、システムの温度を180~220℃に上げ、脱水反応のためこの温度下で2時間反応させた。
工程(3):工程(2)のエステル化物を縮合ケトルに移して反応させ、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は600分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、チタン系化合物(Ti原子含有量:100ppm)であった。600分以内に高粘度の最終製品が得られなかった。
工程(4):200~260℃で反応器の底から排出させ、10℃の水に浸して冷却させて、試料を得た。
比較例3
工程(1):撹拌装置、窒素ガス吹込口、加熱装置、温度検出器および減圧排気口を備えた反応器に次の原料である脂肪族二塩基酸(例:コハク酸50重量部)および脂肪族ジオール(例:ブチレングリコール49.8重量部)を投入して、減圧・脱酸素を行い、窒素ガスを吹き込んで再び大気圧に戻せ、これを3回繰り返して実施して、システムに窒素ガスを充満させた。
工程(2):次に、窒素ガス、68rpmの撹拌条件下で、システムの温度を180~220℃に上げ、脱水反応のためこの温度下で2時間反応させた。
工程(3):工程(2)のエステル化物を縮合ケトルに移して反応させ、縮合ケトルの反応温度は200~260℃、反応時間は600分、圧力は0.1kPa未満であった。粘度が高くなるにつれて、撹拌装置の回転数は、68rpmに低下した。重縮合反応過程で触媒を適量添加して触媒反応を行い、このような触媒は、ジルコニウム系化合物(Zr原子含有量:250ppm)およびチタン系化合物(Ti原子含有量:5ppm)であった。600分以内に高粘度の最終製品が得られなかった。
工程(4):200~260℃で反応器の底から排出させ、10℃の水に浸して冷却させて、試料を得た。
結果
実施例1~14および比較例1~3を評価して、これらのポリエステル組成物の特性を判断した。上記のように、上記実施例1に記載される方法と類似の方法で実施例2~14および比較例1~3を調製した。しかしながら、調製されたポリエステル組成物は、工程反応時間、C2~12脂肪族ジカルボン酸の種類、ジルコニウム原子の含有量、チタン原子の含有量およびチタン/ジルコニウムの重量比の点で異なる。
さらに、ポリエステル組成物について、溶融指数、酸価、色度、ジルコニウム原子の含有量、チタン原子の含有量およびチタン/ジルコニウムの重量比の分析を評価した。表1に実施例1~14および比較例1~3の工程条件といくつかの物性試験データを示す。
Figure 2022163674000001
Figure 2022163674000002
実施例1~14および比較実施例1~3の溶融指数(MI)を評価するため、溶融指数試験を実施し、これを以下に説明する。
1.機器およびそのブランド:メルトインデクサ、型番LMI5000。
2.試料の調製方法:試料を熱風循環オーブン(80±2℃×4時間)に入れて、被験試料に水が付着しないよう確保する。
3.試験規格:ISO 1133-1:2011(E)に準拠した。
4.試験条件:温度(190±2℃)および総荷重(圧縮ロッドを含む)重量2.16kg。
5.試験プロセス:乾燥された被験試料4~8gを190℃の加熱管に入れ、予熱後に分銅を加え、被験試料の溶融指数試験を開始し、10分間カウントして試料を取って秤量し、各試料が2回試験され、その平均値を計算した。
実施例1~14および比較実施例1~3の酸価(Acid Value、AV)は、酸価試験により評価され、これを以下に説明する。
1.機器およびそのブランド:METROHM 725 DOSIMAT。
2.試料の調製方法:約0.4~0.6gの被験試料を取って事前に乾燥させた100c.c.の試料ビンに入れ、30~50mlのo-クレゾールを加え、試料ビンを加熱撹拌器に置き、完全に溶解するまで110±5℃で30分加熱撹拌し、溶液を室温まで冷却し、滴定の準備をする。
3.試験条件:0.03NKOHで溶解した被試試料を電位差滴定する。
4.試験プロセス:0.01N KCl 3mlを試験溶液に加え、約1分間撹拌し、滴定溶液の濃度、ブランク値および滴定パラメータを確認して機器に設定し、その後電極を被験溶液に浸し、スイッチを押して滴定を開始する。滴定器における結果はmeqKOH/gで表される。
実施例1~14および比較実施例1~3の色度(YI)は、色度試験により評価され、これを以下に説明する。
1.機器およびそのブランド:NIPPON DENSHOKU 300a、ZE-2000。
2.試料の調製方法:被験試料約20~40gの粉末/粒子を取り、四角形石英セル(Quartz Cell)に入れるか、または適用される作製済み色板を使用する。
3.試験プロセス:「EZMQC」分析ソフトウェアを選択して、まず白色校正板とカラー標準板を校正し、試料を反射光試験領域の試験点に置き、固定してから試験を3回繰り返して実施し、試験完了後に画面上の読取値(L*、a*、b*、YI)を平均して記録する。
実施例1~14および比較実施例1~3のチタンおよびジルコニウムの含有量について、チタンおよびジルコニウムの原子含有量を分析し、これを以下に説明する。
1.機器およびそのブランド:誘導結合プラズマ発光分光装置(ICP-OES)、型番CEM-MARS 6。
2.試料の調製方法:生分解組成物0.2gを量り、硝酸9mL/塩酸3mLを加え、マイクロ波分解フラスコに密封し、室温から210℃まで30分昇温し、マイクロ波分解の温度を30分間保持し、60℃に冷却した後、超純水を加えて30mLに希釈し、孔径11um、厚さ0.18mmのろ紙でろ過する。
3.試験プロセス:元素のジルコニウムおよびチタンを検出するための標準溶液を調製し、元素の検量線を確立し、マイクロ波分解後の被験試料をICP-OESで試験する。
結果は、実施例1~14が0.05より大きいチタン/ジルコニウムの重量比を有し、実施例1~14の工程時間が600分未満であり、酸価が20meqKOH/g未満であることを示している。二酸の種類、チタン含有量およびジルコニウム含有量がどのように変化しても、ポリエステル組成物中のチタン/ジルコニウムの重量比が0.05より大きい限り、所望の効果が奏することができることを示している。
対照的に、比較例1は、ジルコニウムのみを含有し、チタンを含有しない。工程時間は600分未満であるが、酸価が20.55meqKOH/gと高い。比較例2は、チタンのみを含有し、ジルコニウムを含有せず、その工程時間が600分を超え、所望の高粘度の最終製品を得ることができない。比較例3はチタンおよびジルコニウムを含有するが、チタン/ジルコニウムの重量比が0.05以下であり、その工程時間が600分を超えており、目標粘度の最終製品が得られない。
なお、実施例1~14のポリエステル組成物はまた、所望の粘度(溶融指数1~30)および優れた色度(55未満)を有する。
上記をまとめると、特定の理論に拘束されないが、本発明者は、触媒のチタンおよびジルコニウムの重量比が所望の範囲内および/またはチタンおよび/または得られたポリエステル組成物中のチタンおよびジルコニウム重量比が所望の範囲内にあるように予備重縮合反応を制御する限り、工程時間を短縮させることができ(例:<600分)、得られたポリエステル組成物は、生分解性組成物であるだけでなく、より低い酸価および/または所望の粘度および/またはより低い色度を有すると考えている。
本明細書において提供されるすべての範囲は、所定の範囲内の各特定の範囲、および所定の範囲間のサブ範囲の組み合わせを含むことが意図されている。また、本明細書に明確に記載されるあらゆる範囲は、特に明示されていない限り、その終点を含む。したがって、1~5の範囲には、特に1、2、3、4、および5と、2~5、3~5、2~3、2~4、1~4などのサブ範囲が含まれる。
本明細書で引用されるすべての刊行物および特許出願は、参照により本明細書に組み込まれ、ありとあらゆる目的のために、各個々の刊行物または特許出願は、参照により本明細書に組み込まれることが具体的かつ個別に示されている。本明細書と、参照により本明細書に組み込まれている刊行物または特許出願との間に矛盾がある場合、本明細書が優先される。
本明細書で使用される「備える」、「有する」および「含む」という用語は、オープンエンドで非限定的な意味を有する。「1つの」および「この」という用語は、文脈上明らかに単数形であることが示されない限り、複数形も同様に含むことを意図する場合がある。「1つ以上」という用語は、「少なくとも1つ」を意味し、したがって、単一の特徴または混合物/組み合わせを含むことができる。
明細書記載の実施例以外で、または特に明記されていない限り、成分の量および/または反応条件を表すすべての数値は、すべての場合に「約」という用語で修飾できる。これは、示された数値の±5%以内を意味する。本明細書で使用する場合、「基本的に含まない」または「実質的に含まない」という用語は、特定の特徴が約2%未満であることを意味する。本明細書に明確に記載されているすべての要素または特徴は、特許請求の範囲から否定的に除外することができる。

Claims (21)

  1. 脂肪族ポリエステル、チタンおよびジルコニウムを含み、チタン/ジルコニウムの重量比が0.05より大きいポリエステル組成物。
  2. 前記脂肪族ポリエステルは、C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールのエステル化重合によって形成される請求項1に記載のポリエステル組成物。
  3. 前記C2~12脂肪族ジカルボン酸は、マロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、3-メチルグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸(brassylic acid)、テトラデカン二酸、3,3-二メチルグルタル酸、フマル酸、2,2-二メチルグルタル酸、脂肪酸二量体、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸(itaconic acid)およびマレイン酸から成る群から選択される請求項2に記載のポリエステル組成物。
  4. 前記C2~12脂肪族ジオールは、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ペンタンジオール、2,4-ジメチル-2-エチルヘキサン-1,3-ジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-イソブチル1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,6-ペンタンジオール、シクロペンタンジオール、1,4-シクロペンタンジオール、1,2-シクロヘキサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタンジオールから成る群から選択される請求項2に記載のポリエステル組成物。
  5. 前記チタン含有量は、15~130ppmである請求項1に記載のポリエステル組成物。
  6. 前記チタンは、チタン系化合物に由来し、前記チタン系化合物がTi(OR)であり、ここで、RはC1~C6のアルキルである請求項1に記載のポリエステル組成物。
  7. 前記ジルコニウム含有量は、2~250ppmである請求項1に記載のポリエステル組成物。
  8. 前記ジルコニウムは、ジルコニウム系化合物に由来し、前記ジルコニウム系化合物が酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコン(zircon)から成る群から選択される請求項1に記載のポリエステル組成物。
  9. 生分解性組成物である請求項1~8のいずれ一項に記載のポリエステル組成物。
  10. 20meqKOH/g未満の酸価を有する請求項1~8のいずれ一項に記載のポリエステル組成物。
  11. 55未満の色度(YI)を有する請求項10に記載のポリエステル組成物。
  12. 30未満の色度を有する請求項10に記載のポリエステル組成物。
  13. 1~30の溶融指数(MI)を有する請求項10に記載のポリエステル組成物。
  14. 1~15の溶融指数(MI)を有する請求項10に記載のポリエステル組成物。
  15. 以下の工程(1)~工程(2)を含むポリエステル組成物の調製方法。
    C2~12脂肪族ジカルボン酸とC2~12脂肪族ジオールとのエステル化反応を起こす工程(1)、
    ジルコニウム系化合物およびチタン系化合物を触媒(前記触媒内のチタン/ジルコニウムの重量比は0.05より大きい)として予備重縮合反応を起こして前記ポリエステル組成物を得る工程(2)。
  16. 前記C2~12脂肪族ジカルボン酸は、マロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、2-メチルグルタル酸、3-メチルグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸(brassylic acid)、テトラデカン二酸、3,3-二メチルグルタル酸、フマル酸、2,2-二メチルグルタル酸、スベリン酸、脂肪酸二量体、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸(itaconic acid)およびマレイン酸から成る群から選択される請求項15に記載の調製方法。
  17. 前記C2~12脂肪族ジオールは、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ペンタンジオール、2,4-ジメチル-2-エチルヘキサン-1,3-ジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-イソブチル1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,6-ペンタンジオール、シクロペンタンジオール、1,4-シクロペンタンジオール、1,2-シクロヘキサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2,4,4-テトラメチル-1,3-シクロブタンジオールから成る群から選択される請求項15に記載の調製方法。
  18. 前記チタン系化合物がTi(OR)であり、ここで、RはC1~C6のアルキルである請求項15に記載の調製方法。
  19. 前記ジルコニウム系化合物は、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、オクタン酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ジルコン酸アルカリ土類金属塩、ジルコン酸希土類金属塩およびジルコン(zircon)から成る群から選択される。請求項15に記載の調製方法。
  20. 請求項1~14のいずれか一項に記載のポリエステル組成物を含む製品。
  21. 請求項20に記載の製品を包装分野、単回使用器材分野、農業分野および/または医療分野に応用するポリエステル組成物の用途。
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