JP2022163420A - 内燃機関のローリング振動低減装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主慣性系と副慣性系との間に設けられている歯車機構における歯面分離を確実に回避もしくは抑制できる装置を提供する。【解決手段】内燃機関の回転数を求め(ステップS1)、内燃機関の回転数に基づいて主慣性系のトルクを求め(ステップS4)、副慣性系のトルクであって、かつ発電電動機が内燃機関に対して負荷となる、予め定めた定常回転状態であるときの内燃機関の正回転を止める方向の負荷トルクを求め、主慣性系のトルクが、定常回転状態であるときの副慣性系による負荷トルクよりも正回転の方向で見て小さくなることを判定し(ステップS6)、判定が成立した場合には、副慣性系による内燃機関の正回転を止める方向の負荷トルクが主慣性系の正回転の方向で見たトルク以下となるように発電電動機のトルクを制御する(ステップS9,S13)。【選択図】図6
Description
本発明は、燃料もしくはその混合気の間欠的な燃焼に起因して内燃機関のトルクが変動することによるローリング振動を低減する装置に関し、特に副慣性系の発電電動機を内燃機関に連結している歯車における歯同士の離隔を抑制する制御装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された装置は、トルクが変動する回転動力源に、歯車機構を介して、負荷としての発電電動機を連結して構成されている。したがって、回転動力源が出力するトルクによって発電電動機を回転動力源とは反対方向に回転させ、発電電動機を含む慣性系が回転動力源に対する負荷として機能することにより、ローリング振動を低減もしくは抑制するようになっている。回転動力源のトルクは、燃料もしくはその混合気の間欠的な燃焼によって変動もしくは脈動するから、歯車機構における歯面でのトルクも大小に変化し、そのために歯の噛み合いが反転し、互いに接触していた歯面が離れて、反対側の歯面で接触する場合がある。そのような場合における歯面の接触による衝撃を緩和するために、特許文献1に記載された装置では、反対側の歯面が接触(もしくは当接)する際の歯面での駆動トルクを求め、発電電動機によるトルク(歯面でのいわゆる制御トルク)が、その求められた駆動トルクに一致するように制御している。
また、特許文献2には、上記の特許文献1と同様に、内燃機関のローリング振動を抑制するために、内燃機関にギヤ機構を介して慣性系を連結し、その慣性系を内燃機関とは反対の方向に回転させるように構成した装置が記載されている。その慣性系は、スタータジェネレータを主体として構成されており、特許文献2に記載の装置では、内燃機関のトルクの変動に応じてスタータジェネレータでの発電およびその停止を制御することにより、ギヤ機構での歯面同士が離れないように制御している。
内燃機関を主体とする主慣性系と、ローリング振動を抑制するための発電電動機を主体とする副慣性系とを連結している歯車機構では、その歯面に掛かるトルクが内燃機関のトルクの変動に起因して繰り返し変化する。その歯面でのいわゆる歯打ち音は、互いに接触していた歯面同士が一旦離れ、その後に再度接触することにより生じる。特許文献1に記載されている装置では、そのような歯面同士の再度の接触の際のトルクあるいは歯同士の相対速度をゼロにするように制御している。しかしながら、特許文献1に記載されている装置は、ローリング振動の抑制のためにトルクを伝達していた歯面同士が離れた後にトルクの制御を行うように構成されていて、歯面同士の当接自体を回避もしくは抑制するものではないので、歯面同士の当接による歯打ち音や衝撃を防止もしくは抑制するためには改善の余地がある。
また、特許文献1に記載された装置は、目的とするトルクになるまでの時間を線形近似によって推定しており、またそのトルクが一定であるとの仮定の下に制御を行い、さらには角度の検出のためのセンサとしてパルス間隔を利用するセンサを用いているなど、誤差要因の大きい制御を行っているので、歯打ちを確実に防止もしくは回避することは困難である。
また一方、特許文献2に記載された装置では、クランクシャフトが1回転する間の回転速度の変化に基づいて駆動トルクの大小を判定し、その判定の結果に基づいてスタータジェネレータでの発電およびその停止の制御を行っている。したがって、特許文献2に記載された装置では、駆動トルクの変化が生じた後に、スタータジェネレータによる発電およびその停止の制御を行うことになるので、既に発生している駆動トルクの変化によって歯面同士が離れてしまい、その後に歯面同士が再度接触するなどの事態が生じ、必ずしも歯面同士の離隔や再度の接触による歯打ち音を防止もしくは抑制できない可能性がある。
本発明は、上記の技術的課題に着目して成されたものであって、内燃機関のローリング振動を低減するにあたって、歯車機構における歯打ち音や衝撃の原因となる歯面同士が離れることを防止もしくは抑制することのできる装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、内燃機関の出力軸に、所定のバックラッシをもって噛み合う歯車を含む伝動機構を介して発電電動機が連結されている、内燃機関のローリング振動低減装置において、前記発電電動機のトルクを制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記内燃機関の回転数を求め、前記内燃機関の回転数に基づいて、前記伝動機構における前記内燃機関と共に回転する第1歯車から前記内燃機関までの回転部材を主体とする主慣性系のトルクを求め、前記伝動機構における前記発電電動機と共に回転しかつ前記第1歯車に噛み合う第2歯車から前記発電電動機までの他の回転部材を主体とする副慣性系のトルクであって、かつ前記発電電動機が前記内燃機関に対して負荷となる、予め定めた定常回転状態であるときの前記内燃機関の正回転を止める方向の負荷トルクを求め、前記主慣性系のトルクが、前記定常回転状態であるときの前記副慣性系による前記内燃機関の正回転を止める方向の前記負荷トルクよりも前記内燃機関の正回転の方向で見て小さくなることを判定し、前記判定が成立した場合には、前記副慣性系による前記内燃機関の正回転を止める方向の前記負荷トルクが前記主慣性系の前記内燃機関の正回転の方向で見たトルク以下となるように前記発電電動機のトルクを制御することを特徴としている。
本発明においては、主慣性系に対して副慣性系が逆方向に回転して、そのトルクが負荷として作用して内燃機関のローリング振動が低減される。その主慣性系のトルクは、内燃機関の回転数に基づいて求められ、そのトルクが副慣性系のトルクを下回ることが判定される。ここで、定常回転状態では、主慣性系のトルクは副慣性系を回転させるように作用し、これに対して副慣性系のトルクは主慣性系の定常回転状態での正回転を止める方向に作用し、主慣性系に対する負荷トルクとなる。内燃機関の定常回転状態における回転方向のトルクを正のトルクとすると、主慣性系のトルクはエンジンでの間欠的な爆発的燃焼や往復慣性力を要因とする変動で低下し、さらには一時的に負のトルクに低下する。一方、副慣性系のトルクは、主慣性系の前記定常回転状態での正のトルクを減殺する方向のトルクであるから、主慣性系に対しては(エンジンあるいは主慣性系から見て)負のトルクとして作用している。したがって、エンジンでの間欠的な爆発的燃焼や往復慣性力を要因とする変動によって、主慣性系のトルクが負のトルクとなった場合、主慣性系のトルクの作用方向と副慣性系のトルクの作用方向とが同じ(負方向)になり、その状態で主慣性系のトルクが更に小さくなると(負方向に大きくなると、あるいは絶対値が大きくなると)、主慣性系のトルクが副慣性系のトルクより小さくなる(負方向では大きくなる、あるいは絶対値が大きくなる)ことがある。主慣性系の「トルクが副慣性系のトルクを下回る」とはこのようなトルクの大小関係であり、主慣性系から見た場合の、主慣性系の負方向のトルクが、副慣性系の負方向のトルクよりも大きくなることである。
上記の判定が成立した場合には、副慣性系のトルクが主慣性系のトルク以下となるように、すなわち副慣性系の負方向のトルクが主慣性系の負方向のトルクよりも負方向に大きくなるように、発電電動機のトルクを主慣性系の正トルクの方向で低下させる(副慣性系による負のトルクとしては増大させる)。したがって、主慣性系のトルクが大小に変動もしくは脈動するとしても、主慣性系のトルクが上述した正のトルクの方向において、常時、副慣性系のトルク以上になるので、第1歯車から第2歯車に向けてトルクを伝達する状態、すなわち第1歯車と第2歯車との歯面の接触状態が維持され、それらの歯面が離隔することが回避もしくは防止される。
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態はこの発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、この発明を限定するものではない。
先ず、エンジン1を主体とする主慣性系2と、発電電動機3を主体とする副慣性系4との構成について説明する。これら主慣性系2および副慣性系4は、要は、主慣性系2に対して副慣性系4が逆回転してローリング振動を抑制するように作用する構成であればよく、例えば特開2012-207601号公報や特許第6194746号公報に記載されている構成であってよい。一例を模式的に示すと、図1のとおりである。エンジン1は3気筒エンジンなど、燃料もしくは混合気が間欠的に燃焼することにより出力トルクが変動する内燃機関であり、発電電動機3は永久磁石式の同期電動機や従来知られているスタータジェネレータがその例であって、回転中心軸線をエンジン1の回転中心軸線と平行にして配置されている。エンジン1の出力軸(クランクシャフト)5が伝動機構6を介して発電電動機3(より具体的にはロータ軸3a)に連結されている。その伝動機構6は図1に示す例では遊星歯車機構によって構成されており、リングギヤ6rがエンジン1の出力軸5に連結され、サンギヤ6sが発電電動機3のロータ軸3aに連結され、さらにキャリヤ6cはケーシングなどの所定の固定部に連結されて固定されている。この伝動機構6では、リングギヤ6rとサンギヤ6sとが互いに反対方向に回転するから、エンジン1に対して発電電動機3が逆方向に回転する。したがって、図1に示す例では、リングギヤ6rもしくはキャリヤ6cに保持されているピニオンギヤ6pからエンジン1までの回転部材を主体として主慣性系2が構成され、リングギヤ6rもしくはキャリヤ6cに保持されているピニオンギヤ6pが本発明の第1歯車に相当している。また、サンギヤ6sもしくはキャリヤ6cに保持されているピニオンギヤ6pから発電電動機3までの回転部材を主体として副慣性系4が構成され、サンギヤ6sもしくはキャリヤ6cに保持されているピニオンギヤ6pが本発明の第2歯車に相当している。
そして、本発明に係るローリング振動低減装置は、上記の発電電動機3のトルクを制御するコントローラ7を備えている。ここで説明している例では、コントローラ7は、マイクロコンピュータを主体とした電子制御装置や発電電動機3の電流などを制御するインバータ、発電電動機3に接続された蓄電装置(それぞれ図示せず)を有しており、図示しないセンサによって検出したデータや予め記憶しているデータあるいはマップなどを使用して演算を行い、その演算の結果を発電電動機3を制御する指令信号として出力するように構成されている。
その検出されるデータは、エンジン回転数Neやエンジン1の駆動要求量(アクセル開度)、吸入空気量、クランク角度などであり、また予め記憶しているデータは、主慣性系2の慣性モーメント、副慣性系4の慣性モーメント、これらの慣性モーメントの比率であるイナーシャ比ir、伝動機構6の減速比grなどである。さらに、予め記憶しているマップは、エンジン回転数Neと出力トルク(駆動トルク)と要求駆動力(スロットル開度)との関係を定めてあるマップである。
また、発電電動機3の制御は、発電電動機3を発電機として機能させ、あるいはモータとして機能させる制御およびそれぞれの場合におけるトルクの制御を含む。したがって、発電電動機3の発電のタイミングや発電量を制御できるように構成されている。
本発明を適用できる主慣性系2および副慣性系4の他の例を図2に示してあり、ここに示す例は、伝動機構6を歯車機構8と巻き掛け伝動機構9とによって構成した例である。歯車機構8は、エンジン1の出力軸5に取り付けられた駆動ギヤ8aと、出力軸5と平行な軸線を中心にして回転する偶力バランサ10に取り付けられかつ駆動ギヤ8aに噛み合っている従動ギヤ8bとを備えている。また、巻き掛け伝動機構9は、偶力バランサ10に取り付けられた駆動プーリ10aと、発電電動機3のロータ軸に取り付けられた従動プーリ10bと、これらのプーリ10a,10bに巻き掛けられたベルトやチェーンなどの伝動帯10cとを備えている。
したがって、図2に示す構成では、エンジン1の回転方向に対して偶力バランサ10が逆方向に回転し、その偶力バランサ10と発電電動機3とは巻き掛け伝動機構9によって連結されているので、発電電動機3は偶力バランサ10と同方向、すなわちエンジン1とは逆方向に回転する。ここで、回転方向について説明すると、エンジン1が定常的に回転している状態(定常回転状態)でのエンジン1の回転方向(図2では時計方向)を正回転方向とする。偶力バランサ10や発電電動機3は、エンジン1の回転を止める方向のトルク(負荷トルク)をエンジン1に作用させ、したがって定常回転状態ではエンジン1によって強制的に回転させられ、その回転方向はエンジン1の回転方向とは逆方向であり、エンジン1の回転方向を正方向としたことにより、エンジン1から見て負方向になる。
この図2に示す構成では、駆動ギヤ8aからエンジン1までの回転部材を主体として主慣性系2が構成され、その駆動ギヤ8aが本発明の第1歯車に相当している。また、従動ギヤ8bから発電電動機3までの回転部材を主体として副慣性系4が構成され、その従動ギヤ8bが本発明における第2歯車に相当している。なお、図2には特には示していないが、上述したコントローラ7と同様のコントローラが設けられている。
エンジン1は、燃料もしくは混合気の間欠的な燃焼によって動力を発生するから、その出力トルクは大小に変動(脈動)し、燃焼が生じる毎にピークとなる。そのような出力トルクに対して主慣性系2での慣性力や副慣性系4での慣性力ならびにトルクが負荷として作用し、出力トルクの変動に起因するローリング振動が抑制される。そのような出力トルクの変動が生じる主慣性系2と副慣性系4との間でのトルクや力のバランスを示すと図3のとおりである。図3は本発明における第1歯車と第2歯車との間でのトルクや力のバランスを模式的に示してあり、各記号が示す物理量は図3に併記してあるとおりである。
なお、以下の説明においては、トルクの正および負、あるいは大小を、エンジン1が発生するトルクあるいは回転方向を正トルクあるいは正方向として説明する。したがってエンジン1あるいは主慣性系2が正方向に回転して正方向にトルクを出力している定常回転状態でのトルクを正のトルクとし、そのトルクが低下もしくは小さくなるとは、正方向のトルクが小さくなること、および負方向のトルク(絶対値)が増大することである。また、発電電動機3もしくは副慣性系4は、エンジン1や主慣性系2の正トルクを減殺する方向のトルク(いわゆる負荷となるトルク)を発生するから、そのトルクは、発電電動機3もしくは副慣性系4としては正のトルクであるが、エンジン1もしくは主慣性系2から見た場合には負荷としてのトルクであるから、負のトルクであり、その作用方向はエンジン1もしくは主慣性系2にとっては負回転方向である。したがって、ここで説明している実施形態では、発電電動機3や副慣性系4のトルクやその作用方向は、エンジン1もしくは主慣性系2を基準とすれば、発電電動機3や副慣性系4のトルクは「負トルク」であり、そのトルクが大きくなるとは、絶対値が小さくなることであり、小さくなるとは、エンジン1あるいは主慣性系2の正方向とは逆の負方向にトルクが大きくなる(絶対値が大きくなる)ことである。
(6)式はギヤの歯面で生じる力を表しており、その値が「正」、「負」に変化すると、各ギヤの噛み合いの状態が反転することになり、接触していた歯面同士が離れ、それとは反対側の歯面で接触が生じる。すなわち、歯面分離と歯面の当接とが生じる。その状態を図4の(A)および(B)に模式的に示してある。なお、図4において符号G1は第1歯車を示し、符号G2は第2歯車を示す。
(7)式において、副慣性系トルクTgの係数のうち、「rg/re」は第1歯車と第2歯車との減速比であり、「Je/Jg」は主慣性系イナーシャと副慣性系イナーシャとのイナーシャ比である。これらの比が互いに等しいとした場合に、
Te<-Tg
となると歯面分離が生じる。副慣性系トルクTgを所定の一定値に維持する一般的な制御では、周期的に変化する主慣性系トルクTeが副慣性系トルクTgを下回る状態が生じ、これを図5に模式的に示してある。すなわち、主慣性系トルクTeは、ピーク値から次第に低下し、「0」を超えて負トルクに低下する。これに対して副慣性系トルクTgは負トルクとして一定値に維持されていれば、主慣性系トルクTeが最も低下した(負方向に増大した)状態では、一定値に維持されている副慣性系トルクTgより小さくなる(負方向に大きくなる)。このように主慣性系トルクTeが副慣性系トルクTgより小さくなった状態(負方向に大きくなった状態)が、図5に示す例ではΔtの間継続し、その間に歯面分離が生じるとともに、反対側の歯面で歯打ちが生じ、さらにその反対側の歯面からの分離ならびにその後の歯打ちが生じる。
Te<-Tg
となると歯面分離が生じる。副慣性系トルクTgを所定の一定値に維持する一般的な制御では、周期的に変化する主慣性系トルクTeが副慣性系トルクTgを下回る状態が生じ、これを図5に模式的に示してある。すなわち、主慣性系トルクTeは、ピーク値から次第に低下し、「0」を超えて負トルクに低下する。これに対して副慣性系トルクTgは負トルクとして一定値に維持されていれば、主慣性系トルクTeが最も低下した(負方向に増大した)状態では、一定値に維持されている副慣性系トルクTgより小さくなる(負方向に大きくなる)。このように主慣性系トルクTeが副慣性系トルクTgより小さくなった状態(負方向に大きくなった状態)が、図5に示す例ではΔtの間継続し、その間に歯面分離が生じるとともに、反対側の歯面で歯打ちが生じ、さらにその反対側の歯面からの分離ならびにその後の歯打ちが生じる。
このような歯面分離およびその後の歯打ちが異音や衝撃の原因となるので、本発明では、歯面分離を生じさせないように制御を行う。(7)式から知られるように、歯面分離を生じさせないためには、上記の減速比およびイナーシャ比ならびに副慣性系トルクを調整すればよく、本発明では、副慣性系トルクを制御する。なお、その場合、回転数を維持するために、副慣性系トルクとエンジン1の平均トルクとの間に下記の(8)式が成立するように制御する。
図6はその制御の一例を説明するためのフローチャートであって、上述したコントローラ7で実行される。なお、図6の各ステップは、制御の順序を必ずしも示すものではなく、同時並行的に実行できる制御や、実行順序を図6に示す順序とは入れ替えてもよい制御がある。
図6に示す制御例では、先ず、エンジン回転数(Eng回転数)Neが計算される(ステップS1)。つぎに、エンジン(Eng)爆1周期teをエンジン回転数Neの実測値から計算する(ステップS2)。ここでエンジン爆1周期teは、例えばエンジン1での爆発的な燃焼によってトルクがピークとなる時点同士の時間間隔であり、そのピークは、例えばエンジン回転数が増大から低下に変化する時点としてエンジン回転数Neに基づいて検出できる。
そのエンジン爆1周期teの逆数である爆1周波数(1/te)がインバータ応答周波数より小さいか否かが判断される(ステップS3)。このステップS3で肯定的に判断された場合には、エンジン回転数Neに基づいて主慣性系トルクTeが求められる(ステップS4)。このステップS4の制御は、エンジントルクを実測して取得する制御ではなく、予め用意してあるマップから取得する制御である。エンジン回転数Neとトルクと出力との関係は、マップとして予め定めておくことができ、また主慣性系2のイナーシャはパワートレーンの構成に基づいて定まっているから、それらのマップや既知のデータに基づいて主慣性系トルクTeを求めることができる。
また一方、伝動機構6において互いに接触している歯面での副慣性系4側のトルクを計算する(ステップS5)。具体的には、
(実測の副慣性系トルクTg×イナーシャ比ir×減速比gr)
で算出される。なお、副慣性系トルクTgは、発電電動機3によるトルクであり、定常的なローリング振動低減制御での定常回転状態では、発電電動機3のトルク(エンジントルクに対する負のトルク)は所定の一定値に維持するから、ステップS5ではその定常的な制御において一定に維持されるトルクを算出することになる。
(実測の副慣性系トルクTg×イナーシャ比ir×減速比gr)
で算出される。なお、副慣性系トルクTgは、発電電動機3によるトルクであり、定常的なローリング振動低減制御での定常回転状態では、発電電動機3のトルク(エンジントルクに対する負のトルク)は所定の一定値に維持するから、ステップS5ではその定常的な制御において一定に維持されるトルクを算出することになる。
ついで、ステップS4で求めた主慣性系トルクTeがステップS5で求めた副慣性系4側のトルク(Tg×ir×gr)より小さくなる(負トルクとしては大きくなる)瞬間が、ステップS2で求めたエンジン爆1周期teの間にあるか否かが判断される(ステップS6)。このステップS6で肯定的に判断された場合は、歯面分離を回避するための制御を行うことになるので、その制御の実行時間やタイミングを決めるために、ステップS6での肯定的な判断が成立するタイミングtaと、その肯定的な判断が成立する状態の持続時間tbとが推定される(ステップS7)。すなわちステップS7では、エンジン1での間欠的な爆発的燃焼や往復慣性力を要因とする変動によって次第に低下して負トルクとなった主慣性系トルクTeが、負トルクとして制御されている副慣性系4側のトルク以下(負トルクとしては負方向に大きくなることであるから「以上」)になるタイミングtaとそのようなトルク状態の持続時間tbとが推定される。
主慣性系トルクTeは、エンジントルクの変動に準じて変動する。そのエンジントルクの変動あるいは変動波形は、例えば図7に模式的に示すように予め求めておくことができるので、エンジントルクは、エンジン回転数Neやクランク角度などに基づいて推定できる。したがって、これと同様に、主慣性系トルクTeを推定できる。このようにして推定できる主慣性系トルクTeが副慣性系4側のトルク以下(負トルクとしては負方向に大きくなることであるから「以上」)になる時点が、上記のステップS6での肯定的な判断が成立するタイミングtaであり、またそのタイミングtaから、主慣性系トルクTeが正方向に増大して副慣性系4側のトルク以上(負トルクとして「以下」)になるまでの時間が上記の持続時間tbであり、これらのいずれも、上記のように推定できる主慣性系トルクTeの変化と副慣性系4側のトルクとの比較に基づいて求めることができる。
上述のようにして推定された持続時間tbに予め定めてある時間バッファαを加算した値が、エンジン爆1周期teより短いか否かが判断される(ステップS8)。ここで、時間バッファαは、図7に示す上記のタイミングtaに先立つ所定の時間幅α1と、上記の継続時間Tb後の所定の時間幅α2とを加算した時間幅(α=α1+α2)である。
ステップS8で肯定的に判断された場合には、エンジン回転数Neを維持することが可能であるから、ステップS9に進んで、歯面分離を防止するのに必要な回避トルクTaを算出する。脈動するエンジントルクの下限値に基づいて主慣性系トルクTeの下限値を知ることができる。その下限値と定常的なローリング振動低減制御での副慣性系4のトルクとの差Ta0に、所定の係数を掛け、もしくは加減算して、歯面分離が生じる境界となるトルクより僅かに小さいトルクを求め、これを回避トルクTaとすればよい。そして、その回避トルクTaが、副慣性系4側のトルクの上限値以下か否かが判断される(ステップS10)。副慣性系4のトルクは、発電電動機3が発電することに伴うトルクによって増減し、発電量を多くすることにより副慣性系4のトルクが、エンジン1に対する負荷として(負トルクとして)大きくなる。したがって、例えば蓄電残量が既に多くなっている場合には、発電による充電を行い得ないので、このような事態となっているか否かが、ステップS10で判断される。
ステップS10で肯定的に判断された場合には、回転数維持ならびに発電量維持のための復帰トルクTrが求められる(ステップS11)。上述した回避トルクTaは、定常的なローリング振動低減制御での副慣性系4のトルクを、発電電動機3による発電量を増大させて、エンジン1の回転数を低下させる方向のトルク(負トルク)を増大させたトルクである。したがって回避トルクTaを作用させるとすれば、その分、エンジン回転数Neが低下し、また発電量が増大してしまうことになるので、そのような回転数低下や発電量増大を是正するように、副慣性系4のトルクを低減する。すなわち負トルクとしての絶対値を小さくする。その低減のためのトルクが復帰トルクTrである。これを、図7に上記の回避トルクTaと併せて記載してある。そして、歯面分離の防止のための副慣性系4のトルクの制御を行った場合と、その制御を行わない定常回転状態の場合との発電量を均衡させるために、復帰トルクTrの継続時間を求める。これは、図7において、ハッチングを付してある箇所の面積を等しくする制御であり、具体的には回避トルクTaとその継続時間(Tb+α)との積と、復帰トルクTrとその継続時間(te-tb-α)との積が等しくなるように復帰トルクTrの継続時間(te-tb-α)を設定する。
そして、復帰トルクTrを出力しているタイミングにおいても主慣性系トルクTeが副慣性系4側のトルク以上となるか否かが判断される(ステップS12)。ローリング振動低減制御を成立させるためであり、したがってステップS12で肯定的に判断された場合には、回避トルクTaと復帰トルクTrとを順に出力する(ステップS13)。回避トルクTaの出力のタイミングは、図7に示すように、主慣性系トルクTeが副慣性系4側のトルク以下(負トルクとしては「以上」)になるタイミングtaから所定の時間幅α1だけ手前のタイミングであり、復帰トルクTrに切り替えるタイミングは、上記のタイミングtaから前述した持続時間tbおよび所定の時間幅α2が経過したタイミングである。さらに、復帰トルクTrを終了する時点は制御を開始した時点taからエンジン爆1周期teが経過した時点である。
ステップS13に続けて、エンジン1の停止を判断し(ステップS14)、エンジン1が駆動し続けることによりステップS14で否定的に判断された場合には、ステップS1に戻って図6に示す制御を継続する。これとは反対にステップS14で肯定的に判断された場合には、図6に示す制御を終了する。
なお、前述したステップS3で否定的に判断された場合、すなわちエンジン爆1周期teの逆数である爆1周波数(1/te)がインバータ応答周波数以上の場合には、発電電動機3の制御を行い得ないので、エンジン爆1周期te分スキップし(ステップS15)、前述したステップS14に進む。
また、前述したステップS6で否定的に判断された場合、すなわちステップS4で求めた主慣性系トルクTeがステップS5で求めた副慣性系4側のトルク(Tg×ir×gr)より小さくなる(負方向には大きくなる)瞬間が、ステップS2で求めたエンジン爆1周期teの間に無い場合には、その時点では歯面分離を回避する制御が必要ではないので、ステップS15に進む。
さらに、ステップS8で否定的に判断された場合、すなわち回避トルクTaの継続時間がエンジン爆1周期te以上になる場合には、副慣性系4側のトルクを過度に低下させる(負トルクとしては「増大させる」)ことになってエンジン回転数Neを維持できない事態が生じるので、ステップS15に進み、この時点では、回避トルクTaによる制御は行わない。
そして、上述したステップS10で否定的に判断された場合、すなわち上述した回避トルクTaを副慣性系4で出力することができない場合には、歯面分離の防止のためのトルク制御が不可能であるから、ステップS15に進む。
またさらに、ステップS12で否定的に判断された場合、すなわち復帰トルクTrの継続中に主慣性系トルクTeが副慣性系4側のトルクを下回る場合すなわち主慣性系トルクTeが低下して負トルクとなって、負トルクである副慣性系4側のトルクより大きい負トルクとなる場合には、エンジン回転数Neを過度に引き下げてしまうことになるので、歯面分離の防止のためのトルク制御を行わずにステップS15に進む。
なお、本発明は、歯面分離を防止するために、副慣性系4側のトルクを主慣性系トルクTeの低下(正トルクとしての絶対値の低下および負トルクとしての絶対値の増大)に応じて低下(負トルクとしての絶対値を増大)させる制御を実行する装置であるから、図6に示す制御のうち、ステップS11~S13における復帰トルクTrの制御を行わずに、回避トルクTaのみのトルク制御を行うように構成してよい。
本発明の装置による効果の一例を次に示す。直列3気筒エンジンにヘロンバランサを設けて上述した制御を行った。エンジン瞬時トルクを図8に線Leで示し、本発明に係る制御を行った場合の発電電動機トルクを図8に線Lg1で示し、上述した制御を行わない定常的な状態での発電電動機トルクを図8に線Lg0で示してある。エンジン爆1周期teの範囲内で、エンジン瞬時トルクが下限値になる時点を挟んだ前後所定の時間幅の中で発電機トルクを回避トルクTa分、低下させ、その後、復帰トルクTr分増大させたトルクに変化させている。
エンジン回転数Neの測定結果を図9に示してある。図9で実線は本発明に係る装置による制御を行った場合のエンジン回転数Neの変化を示し、破線は本発明に係る装置による制御を行わなかった場合すなわち定常的なローリング振動低減制御を継続した場合のエンジン回転数Neの変化を示している。本発明に係る装置による制御では、前述したように、副慣性系4側のトルクをエンジン1の回転数を減殺する方向に一時的に増大させるので、エンジン回転数Neが低下するが、その量は僅かであり、また図6に示す制御では、復帰トルクTr分、副慣性系4側のトルクを低下させるので、それに応じてエンジン回転数Neが増大するが、その量は僅かである。結局は、本発明に係る装置での制御を行ってもエンジン回転数Neを、歯面分離防止のための制御を行わない場合とほぼ同様に維持できる。
また、噛み合っている歯車でのバックラッシの変化を図10に示してある。なお、図10では、バックラッシを角度に換算して示してある。図10で実線は本発明に係る装置による制御を行った場合のバックラッシの変化を示し、破線は本発明に係る装置による制御を行わなかった場合すなわち定常的なローリング振動低減制御を継続した場合のバックラッシの変化を示している。図10に示すように、本発明に係る装置による制御では、バックラッシを所定値以上に維持でき、歯面分離を回避できる。これに対して、本発明に係る装置による制御を行わなかった場合には、バックラッシが周期的に小さくなり、歯面分離が生じている。
さらに、パワープラント全体に入力されるローリングトルクを測定した結果を図11に示してある。図11で実線は本発明に係る装置による制御を行った場合のローリングトルクの変化を示し、破線は本発明に係る装置による制御を行わなかった場合すなわち定常的なローリング振動低減制御を継続した場合のローリングトルクの変化を示している。本発明に係る装置では、副慣性系4側のトルクを大小に変化させるが、その影響は図11に示すように、ローリングトルクを低下させるように現れ、ローリング振動を改善できることが認められる。
なお、副慣性系4側のトルクを前述した回避トルクTaと復帰トルクTrとに変化させる場合、そのトルクは、図7あるいは図8に示すように矩形波状に変化させる必要は特にはないのであり、必要に応じて適宜に変化させてよく、要は、回避トルクTaを継続することによる発電量の増大を、復帰トルクTrによって副慣性系4側のトルクを減少させることによる発電量の減少で相殺するように制御すればよい。その例を図12に模式的に示してあり、ここに示す例では、回避トルクTaを主慣性系トルクTeの変化に追従して変化させ、これに対して復帰トルクTrは、エンジン爆1周期teの範囲内で滑らかに増大かつ低下させ、図12にハッチングを付した箇所の面積が等しくなるように制御してよい。なお、符号Tgは、本発明による制御を行わずに一定値に維持した副慣性系4側のトルクを示す。この図12に示すように副慣性系4側のトルクを変化させれば、主慣性系2に作用する負荷あるいはエンジン回転数Neを低下させる方向の負荷としてのトルクの変化が滑らかになるので、エンジン回転数Neの変動を小さくすることができる。
また、図13に他の例を模式的に示してあり、ここに示す例は、回避トルクTaおよび復帰トルクTrの両方を、主慣性系トルクTeの変化に追従させて変化させる例である。この例においても、図13にハッチングを付した箇所の面積が等しくなるように制御される。そして、図13に示す例では、互いに接触している歯面に掛かる力が、発電電動機3の平均トルクに基づく力の程度に安定する。そのため、歯車機構あるいは装置全体の強度に対して有利に作用し、耐久性などを向上させることができる。
1 エンジン
2 主慣性系
3 発電電動機
4 副慣性系
6 伝動機構
7 コントローラ
8 歯車機構
10 偶力バランサ
G1 第1歯車
G2 第2歯車
2 主慣性系
3 発電電動機
4 副慣性系
6 伝動機構
7 コントローラ
8 歯車機構
10 偶力バランサ
G1 第1歯車
G2 第2歯車
Claims (1)
- 内燃機関の出力軸に、所定のバックラッシをもって噛み合う歯車を含む伝動機構を介して発電電動機が連結されている、内燃機関のローリング振動低減装置において、
前記発電電動機のトルクを制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記内燃機関の回転数を求め、
前記内燃機関の回転数に基づいて、前記伝動機構における前記内燃機関と共に回転する第1歯車から前記内燃機関までの回転部材を主体とする主慣性系のトルクを求め、
前記伝動機構における前記発電電動機と共に回転しかつ前記第1歯車に噛み合う第2歯車から前記発電電動機までの他の回転部材を主体とする副慣性系のトルクであって、かつ前記発電電動機が前記内燃機関に対して負荷となる、予め定めた定常回転状態であるときの前記内燃機関の正回転を止める方向の負荷トルクを求め、
前記主慣性系のトルクが、前記定常回転状態であるときの前記副慣性系による前記内燃機関の正回転を止める方向の前記負荷トルクよりも前記内燃機関の正回転の方向で見て小さくなることを判定し、
前記判定が成立した場合には、前記副慣性系による前記内燃機関の正回転を止める方向の前記負荷トルクが前記主慣性系の前記内燃機関の正回転の方向で見たトルク以下となるように前記発電電動機のトルクを制御する
ことを特徴とする内燃機関のローリング振動低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021068337A JP2022163420A (ja) | 2021-04-14 | 2021-04-14 | 内燃機関のローリング振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021068337A JP2022163420A (ja) | 2021-04-14 | 2021-04-14 | 内燃機関のローリング振動低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022163420A true JP2022163420A (ja) | 2022-10-26 |
Family
ID=83742308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021068337A Pending JP2022163420A (ja) | 2021-04-14 | 2021-04-14 | 内燃機関のローリング振動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022163420A (ja) |
-
2021
- 2021-04-14 JP JP2021068337A patent/JP2022163420A/ja active Pending
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