JP2022161613A - 瓶型容器支持部材および包装箱 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022161613000001
【課題】耐衝撃性に優れ、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷付くのを防止する。
【解決手段】瓶型容器支持部材20は、天板21にそれぞれ連続して形成され天板21の下方に配置される枠体22を備える。枠体22は、一端側板23と、底板24と、他端側板25と、内側天板26と、内側天板26の下方において一端側板23から枠体22の内空に張り出し瓶型容器Bの下部B1に対向する支持面を形成する支持片29を有する。包装箱1は、瓶型容器支持部材20と、瓶型容器Bを収容可能な箱体2と、箱体2の上部内側に配置され瓶型容器Bの上部を支持する上部保持部材30と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、瓶型容器の下部を支持する瓶型容器支持部材および包装箱に関する。
従来、酒類等の飲料を封入した瓶型容器を包装箱に収容する場合に、輸送時等の衝撃を緩衝して瓶型容器を保護する支持部材が使用されている。
そのような支持部材の例として、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の支持部材は、1枚のブランクシートを罫線に沿って山折りまたは谷折りすることで形成される。
特許第348444号公報
特許文献1の支持部材は、折り目に沿って形成された稜線部や切欠きの端部により、瓶型容器の下部側面と底面とを支持する構造である。このため、特許文献1の支持部材は、上下方向の衝撃と左右方向の衝撃とが瓶型容器に直接伝わるという問題があった。
また、特許文献1の支持部材は、稜線部や切欠きの端部が瓶型容器にそれぞれ線接触する構造であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけるおそれがあった。
本発明は、前記した問題を解決し、耐衝撃性に優れるとともに、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷付くことを防止できる瓶型容器支持部材及び包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の瓶型容器支持部材は、瓶型容器を収容する箱体の下部内側に配置され、前記瓶型容器の下部が挿通される孔部が上面の中央に形成された直方体形状の瓶型容器支持部材である。瓶型容器支持部材は、前記上面をなす天板と、前記天板の左右方向の一端縁部に連続して形成され、前記天板の下方に配置される直方体形状の枠体と、を備えている。前記枠体は、前記天板の一端縁部に連続して下方へ延在する一端側板と、前記一端側板の下縁部に連続して他端へ延在する底板と、前記底板の他端縁部に連続して上方へ延在する他端側板と、前記他端側板の上縁部に連続して一端へ延在する内側天板と、前記内側天板の一端縁部に連続して下方へ延在する内側側板と、前記内側側板の下縁部に連続して他端へ延在する内側底板と、前記内側天板の下方において前記内側側板から前記枠体の内空に張り出し、前記瓶型容器の底部に対向する支持面を形成する支持片と、を備える。
本発明の瓶型容器支持部材では、支持片が他端側板と内側底板との間に隙間を有して配置される。そして、天板の孔部を通じて支持片に支持された瓶型容器は、左右の他端側板及び内側側板から間隔を空けて配置される。これにより、一端側板、他端側板を介して入力される左右方向の衝撃、及び底板を介して入力される上下方向の衝撃が支持片に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、一端側板の内側に内側側板が配置され、底板の内側に内側底板が配置されるので、耐衝撃性に優れるとともに、枠体の形状安定性に優れる。
また、支持片は、瓶型容器の下部にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルに傷が付き難い。
また、前記支持片は、前記内側側板から前記枠体の内空に張り出す底支持片と、前記底支持片の他端縁部に連続して上方へ延在する立上り支持片と、を備えていることが好ましい。この場合、前記内側天板は、前記他端側板の上縁部から一端へ延在する基部と、前記基部の一端縁部から前記他端側板に向けて延在する前後一対の梁部と、を有し、前記立上り支持片の上縁部は前記基部に連続していることが好ましい。
このように構成することによって、支持片の底支持片が内側底板との間に隙間を有して配置され、支持片の立上り支持片が他端側板との間に隙間を有して配置される。したがって、一端側板、他端側板を介して入力される左右方向の衝撃、及び底板を介して入力される上下方向の衝撃が支持片に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、支持片の構成要素は、瓶型容器の下部にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけない。
さらに、立上り支持片の上縁部が天板壁部に連続しているので、支持片の支持強度を高めることができる。
また、前記支持片は、前記内側底板へ接続される支持足を備えることが好ましい。この構成により、支持片を内側底板に直接支持できるので、支持片の強度を確保できる。
また、本発明の包装箱は、前記した瓶型容器支持部材と、瓶型容器を収容可能な前記箱体と、前記箱体の上部内側に配置され瓶型容器の上部を支持する上部保持部材と、を備える包装箱である。包装箱は、前記箱体の下部内側に前記瓶型容器支持部材を配置することで、前記孔部を通じて挿入された前記瓶型容器の下部を前記支持片で支持するように構成されている。
本発明では、瓶型容器支持部材により、箱体の内面との間に隙間が形成されるように瓶型容器の下部を箱体内に配置することが可能となる。したがって、耐衝撃性に優れる包装箱が得られる。
また、瓶型容器の下部に支持片が面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルに傷が付き難い。
本発明の瓶型容器支持部材及び包装箱では、耐衝撃性に優れるとともに、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷付くことを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る瓶型容器支持部材を用いた包装箱を内部が見える状態で示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る瓶型容器支持部材を用いた包装箱の構成要素を分解して示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の箱体のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る瓶型容器支持部材を示した拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る瓶型容器支持部材のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の上部保持部材のブランクシートを示した図である。 図1のVII-VII線に沿う断面図である。 図1のVIII-VIII線に沿う断面図である。 (a)(b)は第1実施形態の瓶型容器支持部材を組み立てる際の折り手順を示した斜視図である。 (a)(b)は第1実施形態の瓶型容器支持部材を組み立てる際の折り手順を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る瓶型容器支持部材を示した拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る瓶型容器支持部材のブランクシートを示した図である。 (a)(b)は第2実施形態の瓶型容器支持部材を組み立てる際の折り手順を示した斜視図である。 瓶型容器支持部材の天板の変形例を示したブランクシートの部分拡大平面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、一端側を右側、他端側を左側として説明するが、前後左右の方向は、瓶型容器支持部材及び包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の瓶型容器支持部材及び包装箱の構成を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1に示すように、包装箱1は、商品である瓶型容器(以下、「瓶」と称する。)Bを縦置きで2本収容可能な大きさの箱体2を備えている。箱体2は、外形状が直方体形状を呈している。包装箱1は、さらに、各瓶Bの下部B1を支持する瓶型容器支持部材20と、各瓶Bの首部(上部)B2を支持する上部保持部材30と、を備えている(図2参照)。各瓶Bの胴部(瓶Bの下部を含む大径の部分)には、商品名を表示するラベル(不図示)が貼り付けられている。また、各瓶Bの上端部はキャップCで封止されている。
箱体2(図1中二点鎖線で図示)は、前後一対の側壁3a,3bおよび左右一対の端壁4a,4bからなる角筒状の胴部5と、胴部5の下側開口部を閉じている底壁6と、胴部5の上側開口部を閉じている頂壁7と、を備えている。
箱体2は、図3に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSH1を各罫線(折線、線状の溝)において山折りまたは谷折りすることで形成される。図3のブランクシートSH1は内面側が見えるように配置されている。
なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSH1を折り曲げ易くなる。
側壁3a,3bおよび端壁4a,4bは、それぞれ四角形に形成されている。後側壁3bには、左端壁4aに対して接着剤によって接合される接合片8が連設されている。
底壁6は、前後一対の底外フラップ6a,6aと、左右一対の底内フラップ6b,6bと、によって構成されている。頂壁7は、前後一対の外フラップ7a,7aと、左右一対の内フラップ7b,7bと、によって構成されている。
瓶型容器支持部材20は、図1に示すように、箱体2の下部内側に配置される部材である。図1では箱体2の下部内側の左右に、瓶型容器支持部材20を左右対称に2つ並べている。瓶型容器支持部材20は、図4に示すように、外形状が直方体形状を呈している。瓶型容器支持部材20は、上面をなす天板21と、天板21に連続された枠体22と、を備えている。枠体22は、外形状が直方体形状を呈している。
瓶型容器支持部材20は、図5に示すように、帯状のブランクシートSH2を各罫線(折線、線状の溝)において山折りまたは谷折りすることで形成される。ブランクシートSH2は、一枚の段ボール製のシートを型抜きして形成される。図5のブランクシートSH2は内面側が見えるように配置されている。ブランクシートSH2の各罫線(折線)は、ブランクシートSH2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSH2を折り曲げ易くなる。
ブランクシートSH2は、略四角形状(正方形状)の天板21をシートの端部に備えている。天板21には、罫線を介して枠体22をなす構成要素が連設されている。天板21の中央部には、瓶Bの下部B1(図4参照)が挿入される孔部21aが形成されている。孔部21aは、小フラップ21b、中フラップ21c及び大フラップ21dによって全体が閉じられている。小フラップ21b、中フラップ21c及び大フラップ21dのそれぞれは、切込線を介して相互に分離されている。
小フラップ21bは、孔部21aの左右中心を通る上下方向の基準線(不図示)を基準として、左右対称に計4個形成されている。各小フラップ21bは、孔縁を介して天板21の下方へそれぞれ折り込み可能である(図4参照)。
中フラップ21cは、小フラップ21bよりも大きい面積を有している。中フラップ21cは、左右方向に一対形成されている。各中フラップ21cは、罫線L1を介して孔縁を跨ぐように孔部21a内に延在し、罫線L1を介して孔部21aの下方へそれぞれ折り込み可能である(図4参照)。
大フラップ21dは、中フラップ21cよりも大きい面積を有している。大フラップ21dは、前後方向に一対形成されており、その先端部同士が孔部21a内の前後方向の中央部で突き合わされている。各大フラップ21dは、罫線L2を介して孔縁を跨ぐように孔部21a内に延在し、罫線L2を介して孔部21aの下方へそれぞれ折り込み可能である(図4参照)。
天板21の左端部には、左側方に突出する係合片21fが形成されている。係合片21fは、内側天板26の左縁部に形成された後記する係合溝部26cに係合している。
枠体22は、図4,5に示すように、一端側板23と、底板24と、他端側板25と、内側天板26と、内側側板27と、内側底板28とを備えている。
一端側板23は、四角形状を呈しており、天板21の右縁部に罫線を介して連設されている。一端側板23は、天板21の右縁部から下方に向けて延びている。一端側板23は、天板21に対して直角である。
底板24は、四角形状を呈しており、一端側板23の下縁部に罫線を介して連設されている。底板24は、一端側板23の下縁部から他端側となる左方に向けて延びている。底板24は、一端側板23に対して直角に形成されている。底板24の左縁部には、略楕円形状の係合穴24aが形成されている。係合穴24aは、底板24の左縁部に沿って前後方向の中央部に形成されている。係合穴24aは、底板24と他端側板25との左隅部に位置している。
他端側板25は、四角形状を呈しており、底板24の左縁部に罫線を介して連設されている。他端側板25は、底板24の左縁部から上方に向けて延びている。他端側板25は、底板24に対して直角に形成されている。
内側天板26は、他端側板25の上縁部に罫線を介して連設され、天板21の下側に配置されている。内側天板26は、他端側板25の上縁部から右方に向けて延びている。内側天板26は、他端側板25に対して直角に形成されている。内側天板26は、他端側板25の上縁部に連続する基部26aと、基部26aの右縁部から一端側板23に向けて延在する前後一対の梁部26b,26bとを有している。基部26aの左縁部には、係合溝部26cが形成されている。係合溝部26cは、基部26aの左縁部に沿って前後方向の中央部に形成されている。係合溝部26cは、他端側板25と内側天板26との左隅部に位置している。
前後一対の梁部26b,26bは、左右方向に長い略四角形状を呈している。各梁部26bの左右方向の中央部には、天板21の孔部21aとの干渉を回避するための湾曲状の凹部26eが形成されている。
内側側板27は、上側から下側に向けて前後の中央部が凹む凹形状を呈している。内側側板27は、内側天板26の梁部26b,26bの右縁部に罫線を介して連設されている。内側側板27は、内側天板26の右縁部から下方に向けて延びている。内側側板27は、内側天板26に対して直角に形成されている。内側側板27は、梁部26b,26bの右縁部から底板24に向けて延在する前後一対の柱部27a,27aと、両柱部27a,27aの下端同士を繋ぐ四角形状の繋ぎ部27bとを有している。前後一対の柱部27a,27aは、上下方向に長い略四角形状を呈している。
内側底板28は、内側側板27の下縁部に罫線を介して連設され、底板24の上側に配置されている。内側底板28は、内側側板27の下縁部から左方に向けて延びている。内側底板28は、内側側板27に対して直角に形成されている。内側底板28の左端部には、左側方に突出する突出片28aが形成されている。突出片28aは、左隅部の係合穴24aに係合している。
内側天板26の下方には、図4に示すように、支持片29が設けられている。支持片29は、内側側板27から枠体22の内空に張り出しており、瓶Bの下部に対向する支持面を形成して瓶Bの下部を支持する支持部として機能するものである。
支持片29は、底支持片29aと、立上り支持片29bとを有している。底支持片29aは、内側側板27の繋ぎ部27bの上縁部に罫線L5を介して連設されている。底支持片29aは、繋ぎ部27bの上縁部から左方に向けて延びている。底支持片29aは、繋ぎ部27bに対して直角、かつ、内側底板28に対して平行に形成されている。
立上り支持片29bは、底支持片29aの左縁部に罫線L3を介して連設されている。立上り支持片29bは、底支持片29aの左縁部から上方に向けて延びている。立上り支持片29bの上縁部は、内側天板26の基部26aの右縁部に罫線L6を介して連続している。立上り支持片29bは、底支持片29aに対して直角、かつ、他端側板25に対して平行に形成されている。罫線L3には、切れ込みが形成されている。
底支持片29aと立上り支持片29bとの隅部(角部)には、前後方向の中央部において罫線L3を跨ぐように丸孔29cが形成されている。丸孔29cにより、底支持片29aと立上り支持片29bとが折れ曲がり易くなっている。
このような支持片29は、内側側板27の下部における前後方向の中央部から、内側側板27に連続する内側天板26の左部における前後方向の中央部に至るように形成されている。支持片29は、図5に示すブランクシートSH2において、短手方向に間隔を空けて形成された一対の切込線L4,L4と、一対の切込線L4,L4の一端同士をつなぐ罫線L5(繋ぎ部27bの上縁部)と、一対の切込線L4,L4の他端同士をつなぐ罫線L6(基部26aの右縁部)と、により略四角形状に区画されてなる。
支持片29は、底支持片29aを罫線L5で谷折りするとともに、立上り支持片29bを罫線L6で谷折りし、かつ、底支持片29aと立上り支持片29bとを罫線L3で山折りすることにより、枠体22の内空に張り出すように構成されている。底支持片29aは、内側底板28との間に隙間を有して配置されており、また、立上り支持片29bは、他端側板25との間に隙間を有して配置されている。
上部保持部材30は、図1に示すように、左右方向に長い長方形状を呈する保持部材基部31と、保持部材基部31の前縁部及び後縁部に罫線を介してそれぞれ連設された板部32,32と、を備えている。
保持部材基部31には、瓶Bの首部B2が挿通される左右一対の保持孔33,33が形成されている。各保持孔33の孔縁には、複数の小フラップ34がそれぞれ形成されている。
前側の板部32は、保持部材基部31の前縁部に罫線を介して連設されている。前側の板部32は、保持部材基部31の前縁部から上方に向けて延びている。前側の板部32は、保持部材基部31に対して直角に形成されている。
後側の板部32は、保持部材基部31の後縁部に罫線を介して連設されている。後側の板部32は、保持部材基部31の後縁部から上方に向けて延びている。後側の板部32は、保持部材基部31に対して直角に形成されている。
次に、瓶型容器支持部材20をブランクシートSH2から組み立てる際の手順について説明する。初めに、図9(a)に示すように、内側天板26に対して内側側板27を谷折りする。これとともに、支持片29の底支持片29aを罫線L5で谷折りし、立上り支持片29bを罫線L6で谷折りする。そして、底支持片29aと立上り支持片29bとを罫線L3で山折りする。これにより、内側天板26と内側側板27との内側に、底支持片29a及び立上り支持片29bが突出する。
その後、図9(b)に示すように、内側側板27に対して内側底板28を谷折りする。続いて、図10(a)に示すように、他端側板25に対して内側天板26を谷折りし、内側底板28の突出片28aを底板24の左縁部の係合穴24aに係合する。そして、底板24に対して他端側板25を谷折りし、底板24の上面に内側底板28の下面を重ねる(図10(b)参照)。
その後、図10(b)に示すように、底板24に対して一端側板23を谷折りするとともに、一端側板23に対して天板21を谷折りする。そして、最後に、天板21の係合片21fを内側天板26の左縁部の係合溝部26cに差し込んで係合する。これにより、瓶型容器支持部材20が組み立てられる。なお、孔部21aの小フラップ21b、中フラップ21c及び大フラップ21dは、瓶Bの下部B1を直接押し当てることにより折り込んでもよい。
包装箱1に瓶型容器支持部材20を挿入して瓶Bを支持する場合には、図2に示すように、箱体2の上部開口を開いて、上部開口から箱体2の下部内側に瓶型容器支持部材20を挿入する。そして、瓶型容器支持部材20の孔部21aに瓶Bの下部B1を押し込んで、瓶型容器支持部材20に瓶Bを縦置きに支持する。その後、上部開口から上部保持部材30を箱体2の内側に挿入し、瓶Bの首部B2を上部保持部材30で保持する。
以上説明した本実施形態では、支持片29の底支持片29aが内側底板28との間に隙間を有して配置され、支持片29の立上り支持片29bが他端側板25との間に隙間を有して配置される。そして、天板21の孔部21aを通じて支持片29に支持された瓶型容器Bは、左右の他端側板25及び内側側板27から間隔を空けて配置される。これにより、一端側板23、他端側板25を介して入力される左右方向の衝撃、及び底板24を介して入力される上下方向の衝撃が支持片29に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、一端側板23の内側に内側側板27が配置され、底板24の内側に内側底板28が配置されるので、耐衝撃性に優れるとともに、枠体22の形状安定性に優れる。
また、支持片29は、瓶型容器Bの下部B1にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器Bに貼り付けられたラベルに傷が付き難い。
また、立上り支持片29bの上縁部が内側天板26の基部26aに連続しているので、支持片29の支持強度を高めることができる。
また、本発明の包装箱1は、瓶型容器支持部材20により、箱体2の内面との間に隙間が形成されるように瓶Bの下部B1を箱体2内に配置することが可能となる。したがって、耐衝撃性に優れる包装箱1が得られる。
また、瓶Bの下部B1に支持片29が面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶Bに貼り付けられたラベルに傷が付き難い。
(第2実施形態)
図11~図13を参照して第2実施形態の瓶型容器支持部材について説明する。本実施形態の瓶型容器支持部材20Aが前記した第1実施形態のものと異なるところは、支持片29Aに支持足29dを設けた点にある。
支持片29Aは、図12に示すように、前後の罫線L3,L3とU字形状の切込線L7とによって、底支持片29aと立上り支持片29bとに区画されている。切込線L7は、支持片29Aの短手方向の中央部に形成されており、切込線L7の一端が一方の罫線L3に接続され、切込線L7の他端が他方の罫線L3に接続されている。これにより、立上り支持片29bには、切込線L7で切り離される略台形状の支持足29dが一体的に備わる。
支持足29dの下端部29eは、図11に示すように、内側底板28の対応する位置に形成された差込穴28eに差し込み可能である。
なお、底板24の係合穴24aは、支持足29dの下端部29eの突出を逃がすことができるように、第1実施形態のものに比べて左右方向に幅広に形成されている。
次に、瓶型容器支持部材20AをブランクシートSH2Aから組み立てる際の手順について説明する。初めに、図13(a)に示すように、内側天板26に対して内側側板27を谷折りする。これとともに、支持片29Aの底支持片29aを罫線L5で谷折りし、立上り支持片29bを罫線L6で谷折りする。そして、底支持片29aと立上り支持片29bとを罫線L3,L3で山折りする。そうすると、支持足29dが切込線L7により底支持片29aから切り離され、立上り支持片29bと面一に直立する状態となる。
その後、図13(b)に示すように、内側側板27に対して内側底板28を谷折りし、内側底板28の差込穴28eに支持足29dの下端部29eを差し込む。これにより、支持片29Aが内側底板28に接続される。その後、第1実施形態と同様に、順次各部を谷折りして重ね、天板21の係合片21fを内側天板26の係合溝部26cに差し込んで係合することにより、瓶型容器支持部材20Aが組み立てられる。
以上説明した本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。加えて、本実施形態では、支持足29dを介して支持片29Aを内側底板28に直接支持できるので、支持片29Aの強度を確保できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、支持片29,29Aは、ブランクシートSH2,SH2Aの状態で略長四角形状を呈するものについて説明したが、これに限られることはなく、瓶Bの下部B1を支持可能な平らな面を備えるものであれば、種々の形状のものを採用できる。
また、第2実施形態で説明した支持足29dは、罫線L3に接続される切込線L7により形成したが、これに限られることはなく、底支持片29aの左右方向の中央部等に切込線により形成してもよい。また、支持足29dは、複数形成してもよい。
また、孔部21aのフラップの形状は、前記実施形態で説明したものに限られることはなく、種々の形状のものを採用することができる。例えば、図14に示すように、大フラップ21eを孔部21aの周方向に等間隔で3個配置し、その間に小フラップ21bを配置するように構成してもよい。
また、支持片29,29Aは、底支持片29aと、立上り支持片29bとの2つの片から構成したが、これに限られることはなく、1つの片や3つ以上の片から構成してもよい。
また、立上り支持片29bの上縁部が基部26aに連続しているものを示したが、これに限られることはなく、これ以外の他の部分に連続するように構成してもよい。
また、天板21の内側天板26への係合、内側底板28の他端側板25への係合、及び支持足29dの内側底板28への係合は、実施形態のものに限られることはなく、種々の係合構造を採用し得る。
本実施形態のブランクシートSH1,SH2,SH2A,SH3は段ボール製であるが、各種公知の板紙によってブランクシートを形成してもよい。
1 包装箱
2 箱体
20 瓶型容器支持部材
20A 瓶型容器支持部材
21 天板
21a 孔部
22 枠体
23 一端側板
24 底板
25 他端側板
26 内側天板
26a 基部
26b 梁部
27 内側側板
28 内側底板
29 支持片
29A 支持片
29a 底支持片
29b 立上り支持片
29d 支持足
30 上部保持部材
B 瓶型容器
B1 下部

Claims (4)

  1. 瓶型容器を収容する箱体の下部内側に配置され、前記瓶型容器の下部が挿通される孔部が上面の中央に形成された直方体形状の瓶型容器支持部材であって、
    前記上面をなす天板と、
    前記天板の左右方向の一端縁部に連続して形成され、前記天板の下方に配置される直方体形状の枠体と、を備え、
    前記枠体は、
    前記天板の一端縁部に連続して下方へ延在する一端側板と、
    前記一端側板の下縁部に連続して他端へ延在する底板と、
    前記底板の他端縁部に連続して上方へ延在する他端側板と、
    前記他端側板の上縁部に連続して一端へ延在する内側天板と、
    前記内側天板の一端縁部に連続して下方へ延在する内側側板と、
    前記内側側板の下縁部に連続して他端へ延在する内側底板と、
    前記内側天板の下方において前記内側側板から前記枠体の内空に張り出し、前記瓶型容器の底部に対向する支持面を形成する支持片と、を備えることを特徴とする瓶型容器支持部材。
  2. 前記支持片は、前記内側側板から前記枠体の内空に張り出す底支持片と、前記底支持片の他端縁部に連続して上方へ延在する立上り支持片と、を備えており、
    前記内側天板は、前記他端側板の上縁部から一端へ延在する基部と、前記基部の一端縁部から前記一端側板に向けて延在する前後一対の梁部と、を有し、
    前記立上り支持片の上縁部は前記基部に連続していることを特徴とする請求項1に記載の瓶型容器支持部材。
  3. 前記支持片は、前記内側底板へ接続される支持足を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の瓶型容器支持部材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の瓶型容器支持部材と、瓶型容器を収容可能な前記箱体と、前記箱体の上部内側に配置され瓶型容器の上部を支持する上部保持部材と、を備える包装箱であって、
    前記箱体の下部内側に前記瓶型容器支持部材を配置することで、前記孔部を通じて挿入された前記瓶型容器の下部を前記支持片で支持することを特徴とする包装箱。
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