JP2022161546A - 配車システム、配車方法、及び通信機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ユーザへのモビリティの配車を実行する配車システム、配車方法、及び通信機に関する。
従来、車両の乗車を予約したユーザに対して車両を配車する配車システムが周知である(特許文献1等参照)。この配車システムでは、例えば、ユーザが所持する端末装置に車両指定条件を入力し、この条件をサーバに送信する。サーバは、受信した車両指定条件に基づいて、ユーザが乗車する車両を決定し、この車両をユーザに対して配車する。
ところで、この種の配車システムでは、指定した乗車位置に、目的地が異なる乗車予定以外の車両が到着することも想定される。この場合、ユーザが目的地の異なる車両に乗車してしまう可能性あるので、何らかの対策が必要とされていた。
前記課題を解決する配車システムは、端末でモビリティの利用手続きがとられた場合に、前記利用手続きがとられた前記モビリティがユーザの付近に至り、かつ前記モビリティの通信機から定期送信されるアドバタイズに前記端末が応答して前記端末が無線通信によって認証されると、前記モビリティの利用を許可して前記モビリティをユーザに利用させる構成であって、前記通信機が前記アドバタイズを送信する場合に、前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信させる設定部と、前記利用手続きした前記端末のみ前記固有アドバタイズに応答するように、受信した前記アドバタイズを前記端末において識別する識別部とを備えている。
前記課題を解決する配車方法は、端末でモビリティの利用手続きがとられた場合に、前記利用手続きがとられた前記モビリティがユーザの付近に至り、かつ前記モビリティの通信機から定期送信されるアドバタイズに前記端末が応答して前記端末が無線通信によって認証されると、前記モビリティの利用を許可して、ユーザによる前記モビリティの利用を可能にする方法であって、前記通信機が前記アドバタイズを送信する場合に、前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信させることと、前記利用手続きした前記端末のみ前記固有アドバタイズに応答するように、受信した前記アドバタイズを前記端末において識別することとを前記モビリティの配車を管理する配車システムに実行させる。
前記課題を解決する通信機は、アドバタイズを定期送信するようにモビリティに搭載され、前記モビリティの利用手続きがとられた端末が前記アドバタイズに応答してきた場合に、前記モビリティの利用可否を判定するために、無線通信によって前記端末を認証する構成であって、前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信する。
本発明によれば、配車されるモビリティへの乗車間違いを生じ難くできる。
以下、配車システム、配車方法、及び通信機の一実施形態を説明する。
図1に示すように、複数のユーザによって共用される共用物として、例えば、ユーザを乗車させて目的地まで運ぶモビリティ1がある。モビリティ1は、例えば、乗用車、タクシー、バス、電車などが挙げられる。モビリティ1は、例えば、無人自動運転車であることが好ましい。モビリティ1は、無人式の場合、例えば、無人自動運転バス、無人タクシー、無人シェアリングカー、無人レンタカーなどが挙げられる。
図1に示すように、複数のユーザによって共用される共用物として、例えば、ユーザを乗車させて目的地まで運ぶモビリティ1がある。モビリティ1は、例えば、乗用車、タクシー、バス、電車などが挙げられる。モビリティ1は、例えば、無人自動運転車であることが好ましい。モビリティ1は、無人式の場合、例えば、無人自動運転バス、無人タクシー、無人シェアリングカー、無人レンタカーなどが挙げられる。
ユーザへのモビリティ1の配車は、配車システム2によって管理されている。本例の場合、配車システム2は、ユーザが端末3を介して乗車の利用手続きを実行し、この利用手続き時に入力された予約情報Dbkに基づいて、モビリティ1をユーザに配車する。配車システム2は、モビリティ1を利用予約したユーザの端末3に鍵情報Dkを付与し、モビリティ1の利用時、鍵情報Dkをモビリティ1との間で認証して、モビリティ1の利用を許可するシステムであることが好ましい。
モビリティ1は、モビリティ1を利用する際にユーザを認証する認証機能としてデジタルキーシステム4を備えている。デジタルキーシステム4は、キー機能が別途登録された端末3をモビリティ1のキーとして使用するシステムである。端末3は、例えば、多機能端末であって、例として、高機能携帯電話が挙げられる。端末3は、外部(例えば、サーバ5)から鍵情報Dkが付与されることにより、モビリティ1のキー、すなわちデジタルキー6となる。
デジタルキーシステム4は、近距離無線通信によってデジタルキー6を認証する通信機10を備えている。通信機10は、モビリティ1に設けられている。通信機10は、モビリティ1に予め備え付けられていてもよいし、或いはモビリティ1に後付けされてもよい。通信機10は、近距離無線通信を実行するアンテナ11と、デジタルキー6を認証する認証部12とを備えている。認証部12は、アンテナ11を介した近距離無線通信によって、デジタルキー6を認証する。
近距離無線通信は、PAN(Personal Area Network:パーソナルエリアネットワーク)通信、LAN(Local Area Network)通信、又は、短距離無線通信のいずれでもよい。パーソナルエリアネットワーク通信には、例えば、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信、UWB(Ultra Wide Band)通信などがある。ブルートゥース通信は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)であることが好ましい。LAN通信には、例えば、Wi-Fi(登録商標)通信などがある。短距離無線通信には、RFIDの一種として、例えば、NFC(Near Field Communication)などがある。
デジタルキー6は、デジタルキー6の作動を制御する端末制御部14と、ネットワーク通信を実行するネットワークモジュール15と、近距離無線通信を実行する通信モジュール16と、データの記憶が可能なメモリ17と、画面を表示する表示部18とを備えている。デジタルキー6は、通信モジュール16を介して、通信機10と近距離無線通信を実行する。表示部18は、例えば、タッチパネルであることが好ましい。
デジタルキー6は、近距離無線通信による認証で使用される鍵情報Dkがメモリ17に登録されている。デジタルキー6は、例えば、サーバ5からのダウンロード、マスターキーからの無線による取得、コード情報の画像読み取りなどの各種方式によって、鍵情報Dkをダウンロードすることが好ましい。鍵情報Dkは、例えば、モビリティ1の利用者が予約手続き時に入力した予約情報Dbkを含む。鍵情報Dkは、外部からデジタルキー6にダウンロードされてもよいし、出荷時に予め書き込まれていてもよい。認証部12(通信機10)は、デジタルキー6に登録された鍵情報Dkの認証によって、モビリティ1の利用可否を判定する。
デジタルキー6は、デジタルキー6をモビリティ1のキーとして作動させる際に必要なアプリケーション19がメモリ17に登録されている。アプリケーション19は、例えば、外部媒体(サーバ5など)などからネットワーク通信を通じて取得されて、メモリ17に書き込み保存される。デジタルキー6にアプリケーション19を登録することにより、デジタルキー6への鍵情報Dkのダウンロードや、デジタルキー6でのモビリティ1の操作が可能となる。
モビリティ1は、通信機10の認証部12の認証結果に基づき機器22を制御する制御装置23を備えている。制御装置23は、モビリティ1に設けられた通信線24を介して機器22と接続されている。通信線24は、例えば、CAN(Controller Area Network)、又はLIN(Local Interconnect Network)であることが好ましい。機器22は、例えば、モビリティ1のドア25の施解錠を切り換えるドアロック装置や、エンジン(図示略)を制御するエンジン制御装置などがある。制御装置23は、認証部12の認証結果に基づき、これら機器22を作動させる。
モビリティ1は、ネットワーク通信を実行するネットワークモジュール26を備えている。ネットワークモジュール26は、制御装置23に接続されている。制御装置23は、例えば、ネットワークモジュール26を介してサーバ5とネットワーク通信する。
モビリティ1は、車内に乗車したユーザが安全に着座しているか否かを検出するセンサ27と、モビリティ1の周囲(車内外を含む)を監視する周囲監視装置28とを備えている。センサ27及び周囲監視装置28は、制御装置23に接続されている。センサ27は、例えば、座席に設けられた着座センサ27aや、シートベルトのバックルセンサ27bなどが挙げられる。周囲監視装置28は、例えば、カメラやセンサ類などが挙げられる。制御装置23は、センサ27から入力するセンサ信号Saに基づき、乗車したユーザの安全な着座を監視する。制御装置23は、周囲監視装置28から入力する検出信号Sbに基づき、周囲の安全状態を監視する。
配車システム2は、端末3及び通信機10の間で実行される通信の電波の受信信号強度を測定する測定部31を備えている。本例の場合、測定部31は、通信機10に設けられている。測定部31は、端末3及び通信機10が通信状態となった後、端末3及び通信機10の間でやり取りされる電波で受信信号強度を測定することが好ましい。測定部31は、測定した受信信号強度の測定データDdを制御装置23に出力する。
配車システム2は、端末3及び通信機10の間で無線通信により実行される認証の認証結果に基づいてモビリティ1の機器を制御するシステム制御部32を備えている。本例の場合、システム制御部32は、制御装置23に設けられている。本例のシステム制御部32は、測定部31から入力する受信信号強度の測定データDdに基づき、モビリティ1に対する端末3の位置を判定する。本例の場合、システム制御部32は、例えば、端末3の正否を確認する認証結果と、電波の受信信号強度を用いた端末位置の判定結果とに基づき、機器22の作動を制御する。システム制御部32が制御する機器22は、例えば、モビリティ1のドア25やエンジン(図示略)などがある。
配車システム2は、通信機10から送信されるアドバタイズを、利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズに設定する設定部34を備えている。本例の場合、設定部34は、通信機10に設けられている。設定部34は、通信機10がアドバタイズを送信する場合に、利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信させる。本例の場合、設定部34は、ユーザが入力した予約情報Dbk、或いは予約情報Dbkに紐付いたビット情報などに基づき、ユーザの利用予約に応じた固有アドバタイズを設定する。
配車システム2は、端末3が自身に対応する固有アドバタイズのみを受信するように受信アドバタイズを識別する識別部35を備えている。本例の場合、識別部35は、端末3の端末制御部14に設けられている。識別部35は、通信機10から送信される固有アドバタイズを、モビリティ1の利用手続きを実行した端末3でのみ取得するように、受信したアドバタイズを端末3において識別する。本例の識別部35は、モビリティ1の利用手続き時に入力された予約情報Dbkに基づき、受信するアドバタイズを識別することが好ましい。
配車システム2は、乗車場所に停車したモビリティ1にユーザが乗車したか否かを判定する乗車判定部36を備えている。本例の場合、乗車判定部36は、モビリティ1の制御装置23に設けられている。本例の乗車判定部36は、電波の受信信号強度(測定データDd)を基に判定された端末3の現在位置や、モビリティ1に設けられたセンサ27のセンサ信号Saを基に、ユーザがモビリティ1に乗車したか否かを判定する。センサ27は、例えば、モビリティ1のシートへの着座の有無を検知する着座センサであることが好ましい。システム制御部32は、ユーザがモビリティ1に乗車したと乗車判定部36によって判定された場合に、ドア25を閉操作して、モビリティ1を発進させる。
配車システム2は、目的地に到着したモビリティ1からユーザが降車したか否かを判定する降車判定部37を備えている。本例の場合、降車判定部37は、モビリティ1の制御装置23に設けられている。本例の降車判定部37は、モビリティ1が目的地に到着してドア25が開状態となった後に降車判定を実行する。降車判定部37は、電波の受信信号強度(測定データDd)を基に判定された端末3の現在位置や、モビリティ1に設けられたセンサ27のセンサ信号Saを基に、ユーザがモビリティ1に降車したか否かを判定する。システム制御部32は、ユーザがモビリティ1から降車したと降車判定部37によって判定された場合に、モビリティ1のドア25を閉操作して、モビリティ1を次の目的地に発進させる。
次に、本実施形態の配車システム2の作用について説明する。
図2に示すように、モビリティ1を利用する場合、モビリティ1の利用手続きをとる。本例の場合、モビリティ1の利用手続きは、利用予約であって、端末3を用いて実行する。利用予約として、まず端末3でアプリケーション19を起動して、端末3の表示部18に予約画面40を立ち上げる。予約画面40には、例えば、乗車時刻入力欄41、乗車場所入力欄42、及び目的地入力欄43などがある。乗車時刻入力欄41には、モビリティ1の乗車予定時刻に係る時刻情報Dp1が入力される。乗車場所入力欄42には、モビリティ1の乗車場所が何処であるのかを示す乗車場所情報Dp2が入力される。目的地入力欄43には、移動の目的地が何処かに係る目的地情報Dp3が入力される。乗車時刻入力欄41、乗車場所入力欄42、及び目的地入力欄43は、数字や文字を直接入力する方式、或いは複数の選択肢から所定のものを選ぶ方式のいずれでもよい。
図2に示すように、モビリティ1を利用する場合、モビリティ1の利用手続きをとる。本例の場合、モビリティ1の利用手続きは、利用予約であって、端末3を用いて実行する。利用予約として、まず端末3でアプリケーション19を起動して、端末3の表示部18に予約画面40を立ち上げる。予約画面40には、例えば、乗車時刻入力欄41、乗車場所入力欄42、及び目的地入力欄43などがある。乗車時刻入力欄41には、モビリティ1の乗車予定時刻に係る時刻情報Dp1が入力される。乗車場所入力欄42には、モビリティ1の乗車場所が何処であるのかを示す乗車場所情報Dp2が入力される。目的地入力欄43には、移動の目的地が何処かに係る目的地情報Dp3が入力される。乗車時刻入力欄41、乗車場所入力欄42、及び目的地入力欄43は、数字や文字を直接入力する方式、或いは複数の選択肢から所定のものを選ぶ方式のいずれでもよい。
このように、利用手続き時には、乗車するモビリティ1を判別することが可能な指定情報Dpが入力される。本例の場合、指定情報Dpは、時刻情報Dp1、乗車場所情報Dp2、及び目的地情報Dp3のうち、少なくとも目的地情報Dp3を含むことが好ましい。また、指定情報Dpは、乗車場所情報Dp2及び目的地情報Dp3の両方を含むことが一層好ましい。
図3に示すように、端末3は、予約決定ボタン44が選択操作されると、予約画面40に入力された予約情報Dbkを、ネットワーク通信によってサーバ5に送信する。サーバ5は、端末3から予約情報Dbkを取得すると、モビリティ1に乗車する際に必要となる鍵情報Dkを生成する。鍵情報Dk、いわゆるワンタイムキーは、例えば、予約情報Dbk、端末ID、所定のセッション鍵などを、所定の暗号鍵によって暗号化することにより生成されることが好ましい。サーバ5は、生成した鍵情報Dkを、ネットワーク通信によって端末3に送信する。端末3は、サーバ5から送信された鍵情報Dkを受信すると、これをメモリ17に保存する。
図4に示すように、サーバ5は、通信機10から送信されるアドバタイズの内容(パラメータ)を設定するのに必要な設定情報Dstを、ユーザが予約をとった乗車位置に運行予定のモビリティ1に対し、ネットワーク送信する。具体的には、サーバ5は、ユーザが予約した乗車場所へ乗車時刻までに到達できるモビリティ1を探索し、そのモビリティ1に対し、設定情報Dstをネットワーク送信することが好ましい。設定情報Dstは、例えば、予約情報Dbk自体でもよいし、或いは予約情報Dbkに紐付くビット列のデータなど、利用予約をしたユーザを特定できる情報やデータであればよい。また、モビリティ1は、決められた路線を走行する路線バス式、或いは、ユーザ指定の地点間を移動するタクシー式のいずれでもよい。
モビリティ1は、サーバ5から送信された設定情報Dstをネットワークモジュール26によって受信すると、設定部34によって通信機10のアドバタイズパラメータを設定する。本例の場合、サーバ5から送信された設定情報Dstは、ネットワークモジュール26を介して制御装置23に取得される。そして、設定部34は、制御装置23から設定情報Dstを取得し、この設定情報Dstに基づき、通信機10から送信されるアドバタイズ(固有アドバタイズ)のパラメータを設定する。
図5に、アドバタイズのパケット構造を示す。アドバタイズは、例えば、プリアンブル(Preamble)、アクセスアドレス(Access Address)、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)、及びCRCを含むデータ構造をとる。プロトコルデータユニットは、例えば、ヘッダ(Header)、及びペイロード(Payload)を含む。本例の場合、設定部34は、ペイロード内のアドバタイズ送信先を設定するパラメータを、予約受け付けをしたユーザに応じた内容に書き換えることにより、通信機10のアドバタイズパラメータを設定する。
一方、端末3は、端末3に入力された予約情報Dbkに応じた固有アドバタイズのみ受信する状態に設定される。これにより、端末3は、ユーザが乗車予定のモビリティ1の通信機10から送信される固有アドバタイズにのみ反応することになる。なお、端末3は、乗車時刻の所定時間前になった時点からスキャン処理を開始することが好ましい。スキャン処理は、アドバタイズを受信して読み取り、周囲に通信できる通信機10が存在するか否かを確認する処理である。
図6に示すように、モビリティ1は、ユーザが指定した乗車位置に向かう際、ユーザの予約情報Dbkに基づいて設定された固有アドバタイズ、すなわちユニークなアドバタイズを通信機10から定期送信する状態をとって走行する。モビリティ1がユーザの乗車位置に近づいた場合、端末3は、モビリティ1に搭載された通信機10から定期送信される固有アドバタイズを受信する状態をとる。このとき、端末3は、スキャン開始の状態をとっていれば、受信した固有アドバタイズに応答する。一方、端末3は、予約情報Dbkに紐付かない別のアドバタイズを受信した場合には、これに応答せず、他のアドバタイズの探索を継続する。
図7に、端末3(デジタルキー6)を認証する手順を図示する。
ステップ101において、通信機10は、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。なお、アドバタイズは、例えば、パケットデータの一種であって、通信機10から常時、定期的に送信されている。
ステップ101において、通信機10は、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。なお、アドバタイズは、例えば、パケットデータの一種であって、通信機10から常時、定期的に送信されている。
ステップ102において、端末3は、通信機10から送信されるアドバタイズを受信すると、スキャン処理を実行する。なお、端末3は、例えば、アドバタイズを受信したときの受信信号強度が規定値以上となったときに、スキャン処理を開始することが好ましい。このとき、端末3は、スキャン処理後、近距離無線通信の詳細に係る提供の要求として、接続要求を通信機10に送信する。
ステップ103において、端末3及び通信機10は、以上のやり取りを遂行すると、近距離無線通信が接続された状態、すなわち通信接続の状態に移行する。
ステップ104において、端末3及び通信機10は、近距離無線通信が通信接続の状態に移行すると、端末3の認証を実行する。本例の場合、例えば、端末3は、通信機10からの要求に応答して、メモリ17に登録されている鍵情報Dkを、近距離無線通信によって通信機10に送信する。通信機10が鍵情報Dkを受信すると、認証部12は、端末3から受信した鍵情報Dkの認証を実行する。本例の場合、認証部12は、鍵情報Dkを正しく復号できるなどして、鍵情報Dkの認証が成立に移行した場合、例えば、モビリティ1の予約時間(利用開始時間)、以降の近距離無線通信で使用するセッション鍵、端末3の固有のIDである端末IDなどを取得することができる。一方、認証部12は、鍵情報Dkが正しくなければ、処理を強制終了して、モビリティ1の使用を許可しない。
ステップ104において、端末3及び通信機10は、近距離無線通信が通信接続の状態に移行すると、端末3の認証を実行する。本例の場合、例えば、端末3は、通信機10からの要求に応答して、メモリ17に登録されている鍵情報Dkを、近距離無線通信によって通信機10に送信する。通信機10が鍵情報Dkを受信すると、認証部12は、端末3から受信した鍵情報Dkの認証を実行する。本例の場合、認証部12は、鍵情報Dkを正しく復号できるなどして、鍵情報Dkの認証が成立に移行した場合、例えば、モビリティ1の予約時間(利用開始時間)、以降の近距離無線通信で使用するセッション鍵、端末3の固有のIDである端末IDなどを取得することができる。一方、認証部12は、鍵情報Dkが正しくなければ、処理を強制終了して、モビリティ1の使用を許可しない。
ステップ105において、端末3及び通信機10は、鍵情報Dkが認証された場合、認証成立を認識した認証完了状態となる。認証完了状態とは、端末3及び通信機10の双方が互いに共通のセッション鍵や端末IDを知る状態をいう。これにより、モビリティ1の作動(ドアロック施解錠、ドア開閉、エンジン始動など)が可能となる。
ステップ106において、端末3及び通信機10は、認証完了状態に移行後、近距離無線通信の確立が維持されているか否かの確認の通信を実行する。本例の場合、端末3及び通信機10の各々は、所定の周期の間隔(コネクションインターバル)で周期電波を送信し、この周期電波に対する応答を受信できるか否かを確認することにより、通信確立が維持されているか否かを監視する。すなわち、端末3が所定の周期間隔で周期電波を送信し、この周期電波に対する応答を受信できれば、通信確立が維持されていると判断され、同様の処理が通信機10でも実行される。
端末3は、自身が送信する周期電波に対する応答を通信機10から受信できなくなると、通信を切断する。また、通信機10は、自身が送信する周期電波に対する応答を端末3から受信できなくなると、通信を切断する。
図8に示すように、モビリティ1は、減速しながら乗車位置に近づき、乗車位置で停車する。このとき、端末3は、通信機10との間で実行する近距離無線通信の電波の受信信号強度を監視し、モビリティ1がユーザに十分近づいたか否かを判定する。受信信号強度の測定は、認証完了状態後の所定のコネクションインターバルの間隔で実行される通信の電波を用いて実行することが好ましい。また、受信信号強度の測定は、例えば、端末3及び通信機10のどちらで実行してもよい。
端末3は、測定された受信信号強度が閾値以上となることを確認すると、通信モジュール16からドア開要求S1を近距離無線通信によって通信機10に送信する。ドア開要求S1は、例えば、ドア開を要求するコマンド、端末ID、所定のセッション鍵を含む信号であることが好ましい。
図9に示すように、モビリティ1は、端末3から送信されたドア開要求S1を通信機10で受信すると、ドア開要求S1に基づいて作動することにより、ドア25を解錠して開状態にする。本例の場合、端末3から送信されたドア開要求S1を通信機10が受信すると、ドア開要求S1を受信した旨の通知を通信機10から制御装置23に出力して、制御装置23にドア25の解錠及び開操作を実行させる。これにより、ユーザがモビリティ1の車内に乗車することが可能となる。
図10に示すように、ユーザは、モビリティ1の車内に乗車後、座席に着座し、シートベルトを締める。本例の場合、乗車判定部36は、通信機10との間で実行する近距離無線通信の電波の受信信号強度を監視し、ユーザが車内に乗車したか否かを判定する。受信信号強度の測定は、認証完了状態後の所定のコネクションインターバルの間隔で実行される通信の電波を用いて実行することが好ましい。また、受信信号強度の測定は、例えば、端末3及び通信機10のどちらで実行してもよい。
また、乗車判定部36は、着座センサ27aのセンサ信号Saに基づき、座席への着座有無を監視する。乗車判定部36は、バックルセンサ27bのセンサ信号Saに基づき、シートベルトが締められたか否かを監視する。乗車判定部36は、電波の受信信号強度(測定データDd)を用いた判定によって端末3が車内に位置することを確認し、かつ、ユーザが座席に着座してシートベルトを締めていることを確認できれば、乗車完了通知をシステム制御部32に出力する。システム制御部32は、乗車完了通知を入力すると、ドア25を閉状態にするとともに、端末3及び通信機10の近距離無線通信を切断して、モビリティ1を目的地に向けて発進させる。
図11に示すように、モビリティ1は、目的地に近づくと、目的地に到着する前に、通信機10からアドバタイズが送信する状態を再開させる。これにより、モビリティ1に乗車したユーザが所持する端末3と、モビリティ1の通信機10との間の近距離無線通信が再度接続される。
モビリティ1は、目的地に到着して停車すると、例えば、車載された周囲監視装置28を用いて、周囲の状況を確認する。本例の場合、周囲状況の確認は、システム制御部32が実行することが好ましい。システム制御部32は、周囲監視装置28の検出信号Sbに基づき、モビリティ1の周囲の安全を確認できた場合、ドア25を開状態にする。これにより、モビリティ1内のユーザは、車外に降車可能となる。
図12に示すように、ドア開後、降車判定部37は、通信機10との間で実行する近距離無線通信の電波の受信信号強度を監視し、ユーザがモビリティ1から十分に離れたか否かを判定する。受信信号強度の測定は、認証完了状態後の所定のコネクションインターバルの間隔で実行される通信の電波を用いて実行することが好ましい。また、受信信号強度の測定は、例えば、端末3及び通信機10のどちらで実行してもよい。
また、降車判定部37は、着座センサ27aのセンサ信号Saに基づき、座席に対する着座有無を監視する。降車判定部37は、バックルセンサ27bのセンサ信号Saに基づき、シートベルトが外されたか否かを監視する。降車判定部37は、電波の受信信号強度(測定データDd)を用いた判定によって端末3がモビリティ1から十分に離れたことを確認し、かつ、ユーザが座席に着座しておらずシートベルトも締められていないことを確認できれば、降車完了通知をシステム制御部32に出力する。システム制御部32は、降車完了通知を入力すると、ドア25を閉状態にするとともに、端末3及び通信機10の近距離無線通信を切断して、モビリティ1を次の目的地に向けて発進させる。
上記実施形態の配車システム2によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本例の配車システム2の場合、端末3でモビリティ1の利用手続きがとられた場合に、利用手続きがとられたモビリティ1がユーザの付近に至り、かつモビリティ1の通信機10から定期送信されるアドバタイズに端末3が応答して端末3が無線通信によって認証されると、モビリティ1の利用を許可してモビリティ1をユーザに利用させる。配車システム2が備えている設定部34は、通信機10がアドバタイズを送信する場合に、利用手続きを実行したユーザに応じた固有のアドバタイズを設定して送信させる。配車システム2が備えている識別部35は、利用手続きした端末3のみ固有のアドバタイズに応答するように、受信したアドバタイズを端末3において識別する。
(1)本例の配車システム2の場合、端末3でモビリティ1の利用手続きがとられた場合に、利用手続きがとられたモビリティ1がユーザの付近に至り、かつモビリティ1の通信機10から定期送信されるアドバタイズに端末3が応答して端末3が無線通信によって認証されると、モビリティ1の利用を許可してモビリティ1をユーザに利用させる。配車システム2が備えている設定部34は、通信機10がアドバタイズを送信する場合に、利用手続きを実行したユーザに応じた固有のアドバタイズを設定して送信させる。配車システム2が備えている識別部35は、利用手続きした端末3のみ固有のアドバタイズに応答するように、受信したアドバタイズを端末3において識別する。
本例の構成によれば、ユーザがモビリティ1の利用予約をして乗車する場合には、ユーザが所持する端末3とモビリティ1の通信機10との間で無線通信による認証が実行される。本例の場合、ユーザが所持する端末3は、ユーザが利用予約して乗車する予定のモビリティ1の通信機10とのみ通信が確立する。よって、ユーザがモビリティ1の利用予約をして乗車する場合に、乗車間違いを生じ難くすることができる。
(2)利用手続き時には、乗車するモビリティ1を判別することが可能な指定情報Dpが入力される。設定部34は、指定情報Dpに応じた固有のアドバタイズを設定する。この構成によれば、モビリティ1の利用手続き時に入力された指定情報Dpを用いて、ユーザが乗車を予定するモビリティ1を、精度よく特定することができる。
(3)指定情報Dpは、ユーザによって入力された目的地情報Dp3を含む。この構成によれば、利用手続きに指定した目的地と合致するモビリティ1の通信機10とのみ端末3の通信が確立する。よって、別の目的地に向かうモビリティ1に、ユーザが誤って乗車してしまう状況を生じ難くすることができる。
(4)モビリティ1は、無人自動運転車である。この構成によれば、無人自動運転車を利用する利便さと、乗車間違いの回避とを両立することができる。
(5)利用手続き後、端末3には、利用手続きごとに生成される鍵情報Dkが配信される。端末3及び通信機10の間で実行される認証は、鍵情報Dkの認証である。この構成によれば、利用手続き後に端末3に配信される鍵情報Dkによって、端末3の認証を精度よく行うことができる。
(5)利用手続き後、端末3には、利用手続きごとに生成される鍵情報Dkが配信される。端末3及び通信機10の間で実行される認証は、鍵情報Dkの認証である。この構成によれば、利用手続き後に端末3に配信される鍵情報Dkによって、端末3の認証を精度よく行うことができる。
(6)配車システム2が備えている測定部31は、端末3及び通信機10の間で実行される通信の電波の受信信号強度を測定する。配車システム2が備えているシステム制御部32は、端末3及び通信機10の間で無線通信によって実行される認証の認証結果を基に、モビリティ1の機器22を制御する。システム制御部32は、端末3の正否を確認する認証結果と、受信信号強度を用いた端末位置の判定結果とに基づき、機器22の作動を制御する。この構成によれば、端末3の認証成立のみならず、モビリティ1に対する端末3の位置も考慮して、機器22の作動を制御することが可能となる。よって、ユーザの意図に沿った機器22の作動が実現できる。
(7)システム制御部32は、乗車位置にいるユーザがモビリティ1に乗車する場合に、端末3の正否を確認する認証結果と、かつ受信信号強度を用いた端末位置の判定結果とに基づき、機器22としてのドア25を開操作する。この構成によれば、正規のユーザがモビリティ1に十分に近づいたという適切な状態下で、ドア25を開状態に切り換えることができる。
(8)配車システム2は、乗車場所に停車したモビリティ1にユーザが乗車したか否かを判定する乗車判定部36を備えている。システム制御部32は、ユーザがモビリティ1に乗車したと乗車判定部36によって判定された場合に、ドア25を閉操作して、モビリティ1を発進させる。この構成によれば、正規のユーザがモビリティ1の車内に乗車したという適切な状態下で、ドア25を閉状態に切り換えることができる。
(9)システム制御部32は、ユーザを乗せたモビリティ1が目的地に到着する際、端末3及び通信機10の無線通信による認証を再実行し、モビリティ1が目的地に到着した際、端末3の認証が成立となっていれば、機器22としてのドア25を開操作して、ユーザの降車を可能とする。この構成によれば、正規のユーザが乗車するモビリティ1が目的地に到着して停車したという適切な状態下で、ドア25を開状態に切り換えて、ユーザを降車に導くことができる。
(10)配車システム2は、目的地に到着したモビリティ1からユーザが降車したか否かを判定する降車判定部37を備えている。システム制御部32は、ユーザがモビリティ1から降車したと降車判定部37によって判定された場合に、ドア25を閉操作して、モビリティ1を次の目的地に発進させる。この構成によれば、正規のユーザがモビリティ1から降車して十分に離れたという適切な状態下で、モビリティ1のドア25を閉状態に切り換えて、次に目的地に発進させることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・目的地が異なる複数のユーザが同じ乗車位置に存在する場合、各ユーザに応じた個別のアドバタイズを通信機10から順次切り替えて送信するようにしてもよい。
・目的地が異なる複数のユーザが同じ乗車位置に存在する場合、各ユーザに応じた個別のアドバタイズを通信機10から順次切り替えて送信するようにしてもよい。
・通信機10は、ある固有アドバタイズの送信中に設定情報Dstを受け付けた場合、送信中の固有アドバタイズに基づく乗車処理が済んでから、次の乗車位置に基づく固有アドバタイズ送信を開始することが好ましい。
・ユーザの利用シーンは、先にユーザが乗車位置で待機しているパターンに限定されない。例えば、乗車場所に先にモビリティ1が先着しており、そこにユーザが到着する利用シーンでも同様に適用可能である。
・ドア開時、端末3からドア開要求S1が送信される動作をとることに限定されない。例えば、この送信処理を省略し、ドア25を開けてもよいとモビリティ1自身が判定した際に、モビリティ1が自らドア25を開作動させる動作をとってもよい。
・降車後のドア閉作動は、例えば、端末3から指示を送信することで実現してもよい。
・乗車判定は、受信信号強度による判定、及びセンサ27の出力を用いた判定を含む処理に限定されない。例えば、乗車するユーザをカメラ等で撮影し、その撮影データから、ユーザが乗車したことを確認できれば、乗車ありと判定する処理としてもよい。これは、降車判定でも同様である。
・乗車判定は、受信信号強度による判定、及びセンサ27の出力を用いた判定を含む処理に限定されない。例えば、乗車するユーザをカメラ等で撮影し、その撮影データから、ユーザが乗車したことを確認できれば、乗車ありと判定する処理としてもよい。これは、降車判定でも同様である。
・周囲監視装置28は、例えば、シフトレバー装置を含んでもよい。この場合、降車時のドア開の条件に、シフトレバーがパーキング位置にあることも含んでもよい。
・認証機能は、デジタルキーシステム4に限定されず、ユーザが所持する端末3を認証する機能であればよい。
・認証機能は、デジタルキーシステム4に限定されず、ユーザが所持する端末3を認証する機能であればよい。
・アドバタイズは、例えば、ユーザによって入力された目的地のみをパラメータとして設定されてもよい。このように、指定情報Dpは、目的地情報Dp3のみを含む情報でもよい。
・アドバタイズは、例えば、ユーザが乗車するモビリティ1の走行ルートをパラメータとして設定されてもよい。このように、指定情報Dpは、モビリティ1の走行ルートに係る情報としてもよい。
・指定情報Dpは、利用手続き時に入力されたデータ自体に限定されず、例えば、利用手続き時に入力されたデータから導かれた情報としてもよい。
・予約情報Dbkを端末3からモビリティ1に直接送信して、この予約情報Dbkに基づき、通信機10にアドバタイズパラメータを設定させてもよい。
・予約情報Dbkを端末3からモビリティ1に直接送信して、この予約情報Dbkに基づき、通信機10にアドバタイズパラメータを設定させてもよい。
・制御される機器22は、走行系機器であるドア25に限定されず、アクセサリ系機器としてもよい。
・システム制御部32、設定部34、識別部35、乗車判定部36、及び降車判定部37の各々は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用(又は専用)のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・システム制御部32、設定部34、識別部35、乗車判定部36、及び降車判定部37の各々は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用(又は専用)のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・システム制御部32、設定部34、識別部35、乗車判定部36、及び降車判定部37の各々は、独立したプロセッサから構成されてもよいし、機能の一部分が共用のプロセッサから構築されてもよい。このように、システム制御部32、設定部34、識別部35、乗車判定部36、及び降車判定部37は、独立した機能ブロックに限らず、1つの機能ブロックから構成されてもよいし、一部分が共用された機能ブロックから構成されてもよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…モビリティ、2…配車システム、3…端末、10…通信機、22…機器、25…ドア、31…測定部、32…システム制御部、34…設定部、35…識別部、36…乗車判定部、37…降車判定部、Dp…指定情報、Dp3…目的地情報、Dk…鍵情報。
Claims (12)
- 端末でモビリティの利用手続きがとられた場合に、前記利用手続きがとられた前記モビリティがユーザの付近に至り、かつ前記モビリティの通信機から定期送信されるアドバタイズに前記端末が応答して前記端末が無線通信によって認証されると、前記モビリティの利用を許可して前記モビリティをユーザに利用させる配車システムであって、
前記通信機が前記アドバタイズを送信する場合に、前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信させる設定部と、
前記利用手続きした前記端末のみ前記固有アドバタイズに応答するように、受信した前記アドバタイズを前記端末において識別する識別部と
を備えた配車システム。 - 前記利用手続き時には、乗車する前記モビリティを判別することが可能な指定情報が入力され、
前記設定部は、前記指定情報に応じた前記固有アドバタイズを設定する
請求項1に記載の配車システム。 - 前記指定情報は、ユーザによって入力された目的地情報を含む
請求項2に記載の配車システム。 - 前記モビリティは、無人自動運転車である
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の配車システム。 - 前記利用手続き後、前記端末には、前記利用手続きごとに生成される鍵情報が配信され、
前記端末及び前記通信機の間で実行される認証は、前記鍵情報の認証である
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の配車システム。 - 前記端末及び前記通信機の間で実行される無線通信の電波の受信信号強度を測定する測定部と、
前記端末及び前記通信機の間で無線通信によって実行される認証の認証結果を基に、前記モビリティの機器を制御するシステム制御部とを備え、
前記システム制御部は、前記端末の正否を確認する認証結果と、前記受信信号強度を用いた端末位置の判定結果とに基づき、前記機器の作動を制御する
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の配車システム。 - 前記システム制御部は、乗車位置にいるユーザが前記モビリティに乗車する場合に、前記端末の正否を確認する認証結果と、前記受信信号強度を用いた端末位置の判定結果とに基づき、前記機器としてのドアを開操作する
請求項6に記載の配車システム。 - 乗車場所に停車した前記モビリティにユーザが乗車したか否かを判定する乗車判定部を備え、
前記システム制御部は、ユーザが前記モビリティに乗車したと前記乗車判定部によって判定された場合に、前記ドアを閉操作して、前記モビリティを発進させる
請求項7に記載の配車システム。 - 前記システム制御部は、ユーザを乗せた前記モビリティが目的地に到着する際、前記端末及び前記通信機の無線通信による認証を再実行し、前記モビリティが前記目的地に到着した際、前記端末の認証が成立となっていれば、前記機器としてのドアを開操作して、ユーザの降車を可能とする
請求項6~請求項8のいずれか一項に記載の配車システム。 - 前記目的地に到着した前記モビリティからユーザが降車したか否かを判定する降車判定部を備え、
前記システム制御部は、ユーザが前記モビリティから降車したと前記降車判定部によって判定された場合に、前記ドアを閉操作して、前記モビリティを次の目的地に発進させる
請求項9に記載の配車システム。 - 端末でモビリティの利用手続きがとられた場合に、前記利用手続きがとられた前記モビリティがユーザの付近に至り、かつ前記モビリティの通信機から定期送信されるアドバタイズに前記端末が応答して前記端末が無線通信によって認証されると、前記モビリティの利用を許可して、ユーザによる前記モビリティの利用を可能にする配車方法であって、
前記通信機が前記アドバタイズを送信する場合に、前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信させることと、
前記利用手続きした前記端末のみ前記固有アドバタイズに応答するように、受信した前記アドバタイズを前記端末において識別することと
を前記モビリティの配車を管理する配車システムに実行させる配車方法。 - アドバタイズを定期送信するようにモビリティに搭載され、前記モビリティの利用手続きがとられた端末が前記アドバタイズに応答してきた場合に、前記モビリティの利用可否を判定するために、無線通信によって前記端末を認証する通信機であって、
前記利用手続きを実行したユーザに応じた固有アドバタイズを設定して送信する通信機。
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