JP2022160057A - エネルギー消費向上用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】非運動性身体活動(日常生活程度の身体活動)でのエネルギー消費向上用組成物、酸素摂取量向上用組成物、二酸化炭素排出量向上用組成物を提供する。【解決手段】葛花抽出物を配合することにより、非運動性身体活動(日常生活程度の身体活動)での酸素摂取量や二酸化炭素排出量が増加し、エネルギー消費量を向上させる組成物を得ることができる。【選択図】なし

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 発行者名:ライフサイエンス出版株式会社,刊行物名:薬理と治療,巻数:第48巻,号数:第5号,第835~841頁,発行年月日:2020年5月20日 掲載年月日:2020年9月23日,発行物名:NEWS RELEASE「東洋新薬「葛の花由来イソフラボン」が「日常生活活動時や運動時のエネルギー消費を高める」旨のSRで機能性表示食品を届出」,発行者名:株式会社東洋新薬,掲載アドレス https://www.toyoshinyaku.co.jp/kuzunohananews200923/
本発明は、葛花を含有するエネルギー消費向上用組成物に関する。
肥満は、高血糖、脂質代謝異常、血圧高値のリスクを引き起こし、生活習慣病の発症との関連が知られており、肥満の予防は健康の維持及び増進に重要と言える。また、肥満は、体脂肪が過剰に蓄積した状態を表し、エネルギー摂取とエネルギー消費のバランスが崩れることで生じるため、肥満の予防にはこのバランスを保つことが重要とされる。
肥満の予防及び改善方法として、ランニングやエクササイズなどの運動をすることが挙げられる。運動は、エネルギー代謝を活性化させることでエネルギー消費を増加させるため、肥満の予防及び改善に効果的な方法である。近年では、カプシノイドなどの食品成分がヒトにおいてエネルギー消費を効率よく高めることが明らかにされている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、日常生活の中で運動に使うことのできる時間は限られており、定期的に運動を続けることは難しい。そのため、ランニングやエクササイズなどの運動とは異なる、家事などの非運動性身体活動、すなわち、日常生活程度の身体活動において、エネルギー消費量を向上させる方法が望まれていた。
特開平11-246478
本発明の課題は、エネルギー消費向上用組成物を提供することにある。また、本発明の課題は、非運動性身体活動におけるエネルギー消費向上用組成物を提供することにある。また、本発明の課題は、酸素摂取量向上用組成物を提供することにある。また、本発明の課題は、二酸化炭素排出量向上用組成物を提供することにある。
本出願人は、上記課題を解決するために種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、驚くべきことに、葛花がエネルギー消費を向上させることを見出した。また、本出願人は、上記課題を解決するために種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、驚くべきことに、葛花が非運動性身体活動においてエネルギー消費を向上させることを見出した。また、本出願人は、上記課題を解決するために種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、驚くべきことに、葛花が酸素摂取量を向上させることを見出した。また、本出願人は、上記課題を解決するために種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、驚くべきことに、葛花が二酸化炭素排出量を向上させることを見出した。本発明は、かかる知見に基づき完成された発明である。
本願発明の概要は、以下の通りである。
[1]葛花を含有することを特徴とする、エネルギー消費向上用組成物。
[2]エネルギーが、非運動性身体活動におけるエネルギーであることを特徴とする、[1]に記載のエネルギー消費向上用組成物。
[3]葛花を含有することを特徴とする、酸素摂取量向上用組成物。
[4]酸素摂取量向上が、非運動性身体活動における酸素摂取量向上であることを特徴とする、[3]に記載の酸素摂取量向上用組成物。
[5]葛花を含有することを特徴とする、二酸化炭素排出量向上用組成物。
[6]二酸化炭素排出量向上が、非運動性身体活動における二酸化炭素排出量向上であることを特徴とする、[5]に記載の二酸化炭素排出量向上用組成物。
[7]葛花の抽出物であることを特徴とする、[1]乃至[6]に記載の組成物。
本発明によれば、葛花を含有することにより、非運動性身体活動であっても効率的に、エネルギーを消費することができる。また、本発明によれば、葛花を含有することにより、酸素摂取量を向上させることができる。また、本発明によれば、葛花を含有することにより、二酸化炭素排出量を向上させることができる。
実施例1の運動負荷時の対照食品群と被験食品群のエネルギー消費量のグラフを示す。 実施例1の運動負荷時の対照食品群と被験食品群の酸素摂取量のグラフを示す。 実施例1の運動負荷時の対照食品群と被験食品群の二酸化炭素排出量のグラフを示す。
以下、本発明の組成物について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
[1.葛花]
本発明の組成物は、葛花を含有することを特徴とする。葛花は、葛植物の花部である。葛植物は、通常知られているとおりのマメ科クズ属のつる性多年生植物であり、日本、中国、台湾、東南アジアなどに分布することが知られている。葛植物の種類としては、プエラリア・トムソニイ(Pueraria thomsonii)、プエラリア・ロバータ(Pueraria lobata)、プエラリア・スンバーギアナ(Pueraria thunbergiana)などが挙げられる。本発明においては、葛植物のどのような種のものを用いてもよく、特に制限はないが、非運動性身体活動時のエネルギー消費向上、酸素摂取量向上、二酸化炭素排出量向上の観点から、プエラリア・トムソニイ(Pueraria thomsonii)を用いることが好ましい。
葛花には、カッカライド、カッカリドン、イリソリドン、バイオカニンA、6-ヒドロキシビオカニンA-6,7-ジ-O-グルコシド、ゲニステイン、ゲニスチン、6-ヒドロキシゲニステイン-6,7-ジ-O-グルコシド、グリシテイン、グリシチン、テクトリゲニン、テクトリジン、テクトリゲニン-7-O-キシロシルグルコシド、ダイゼイン又はダイジンなどのイソフラボン及びその配糖体又は誘導体を含むイソフラボン類、ソヤサポゲノールB、ソファラジオールなどのサポニン及びその配糖体又は誘導体を含むサポニン類、トリプトファン配糖体、糖質、脂肪族有機酸、芳香族有機酸、糖アルコール、水溶性食物繊維、ビタミン類などが含有されている。本発明で用いる葛花は、イソフラボン及びその配糖体又は誘導体を含むイソフラボン類、サポニン及びこれらの配糖体又は誘導体を含むサポニン類から選ばれる少なくとも1種の成分が含まれる花部の一部又は全体であればよく、いかなる開花の段階で採集された葛花であってもよいが、例えば、上記成分の含有量が多いことから、全開する前の蕾の段階で採集された葛花であることが好ましい。
本発明に用いられる葛花の形態は、通常飲食品として使用される形態であれば特に制限されない。葛花としては、例えば、葛花の生花、葛花に加工を施した葛花処理物などが挙げられ、これらの中で、特に葛花処理物が好ましい。本願において葛花処理物とは、葛花に乾燥処理、粉砕処理、及び抽出処理のうちの少なくとも1種の処理を施して得られるものをいう。本願において用いられる葛花処理物としては特に制限されないが、エネルギー消費向上、酸素摂取量向上、二酸化炭素排出量向上作用の観点から、葛花抽出物又は葛花乾燥物が好ましく、葛花抽出物が特に好ましい。
本願において葛花乾燥物と記載する場合は、葛花を乾燥して得られた物、葛花を乾燥後破砕して得られた乾燥粉末(葛花乾燥粉末)を意味し、以下の葛花抽出物を含まない。また、本願において葛花抽出物と記載する場合は、葛花の搾汁、葛花から抽出された抽出液、これらの搾汁又は抽出液を濃縮した濃縮液、これらの搾汁又は抽出液を乾燥して得られる乾燥粉末(抽出物粉末)をいう。
以下、葛花処理物である葛花乾燥物及び葛花抽出物の調製方法について説明する。
葛花乾燥物は、葛花を乾燥して得られる物であり、例えば、葛花自体を乾燥したもの、葛花自体を乾燥後破砕して得られるものなどが挙げられる。葛花乾燥物を得るための葛花の乾燥手段は特に限定されないが、例えば、全開する前の蕾の段階で採集された葛花を、日干しや熱風乾燥などにより乾燥することにより葛花乾燥物を得ることができる。乾燥の程度は、葛花の水分含有量が十分に低下したことが確認されるまでの程度であればよく、例えば、水分含有量が10質量%又はそれ以下となるまでの程度であることが好ましい。
葛花乾燥物は、必要に応じて粉末とすることができる。葛花乾燥物の粉末を得る場合、その方法としては、例えば、当業者が通常用いる方法であるボールミル、ハンマーミル、ローラーミルなどにより、葛花乾燥物を粉砕又は粉末化する方法が挙げられるが、これらに限定されない。乾燥と粉末化の順序を入れ替えて、乾燥前の葛花をマスコロイダー、スライサー、コミトロールなどで予め粉砕しておき、この粉砕物を乾燥して葛花乾燥物の粉末とすることもできる。
葛花抽出物は、葛花の含有成分が抽出された物であれば特に限定されず、例えば葛花を圧搾して得られる搾汁や、葛花から溶媒を用いて抽出して得られた抽出液などが挙げられる。また、葛花抽出物は、搾汁や抽出液の溶媒希釈物、濃縮物や乾燥物であってもよく、例えば、液状、ペースト状、粉末状、細粒状、顆粒状、ペレット状、錠状などの固体状であってもよい。いずれの場合も葛花抽出物のみでもよいし、例えば液状、ペースト状の場合は溶媒などと混合状態でもよい。また、固体状の場合は賦形剤と混合したもの、さらに賦形剤や結合剤とともに成型したものでもよい。
葛花抽出物を得る際に使用する溶媒としては、例えば、水、有機溶媒、含水有機溶媒などが挙げられる。有機溶媒としては、抽出処理に通常用いられる有機溶媒であれば特に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、n-ブタノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、1,1,1,2-テトラフルオロエタン、1,1,2-トリクロロエテンなどが挙げられる。上記溶媒のうち、イソフラボン類を効率よく抽出することができるものであることから、水、極性有機溶媒又はその混合溶媒が好ましく、水、エタノール、n-ブタノール、メタノール、アセトン、プロピレングリコール、酢酸エチル又はその混合溶媒がより好ましく、水、エタノール又はその混合溶媒がさらに好ましい。
葛花抽出物を得る際は、加温せずに抽出することもできるが抽出効率の観点から加温することが好ましい。加温抽出手段としては、例えば、加熱還流などの加温抽出法や超臨界抽出法などが挙げられ、場合によっては加圧して加温する手段を採用することができる。加温抽出での抽出温度は、使用する溶媒の沸点以下の温度であれば特に制限はない。抽出温度は、用いる溶媒によっても異なるが、一般に4℃~150℃である。抽出に用いる溶媒が揮発することを防ぐために、加温温度の上限値を、例えば、150℃以下、好ましくは130℃以下と設定するのがよい。本発明においては、水、エタノール又はその混合溶媒を沸点以下の高温とした熱水、熱エタノール、熱エタノール水溶液を使用するのが好ましい。
抽出時間は、イソフラボン類などの可溶性成分が葛花から十分に抽出される時間で、抽出温度などに応じて適宜設定すればよく、例えば、数分から数十時間であり、加温条件や撹拌条件によっては30分~48時間とすることができる。なお、加温せずに抽出する場合、又は、50℃未満で抽出する場合は、例えば、抽出時間を6時間~48時間とすることができ、50℃以上で加温する場合は、例えば、抽出時間を30分~24時間とすることができる。抽出時間、すなわち抽出の開始から終了までの時間は、各種条件に依存するが、例えば、可溶性成分の濃度を経時的に測定し、これらの濃度が最大濃度でプラトーになった時間をもって抽出終了時間とすることができる。
葛花抽出物は、例えば、溶媒や不純物などを除去するために、抽出操作を経た抽出液を減圧濃縮や凍結乾燥などの濃縮や乾燥に供したものであってもよい。
本発明で使用する葛花は、イソフラボン類を含有しているものを使用するのが好ましい。例えば、葛花乾燥物に含有されるイソフラボン類は、葛花乾燥物の乾燥質量に対して0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上であり、さらに好ましくは2.5質量%以上であり、特に好ましくは5質量%以上である。また、葛花抽出物に含有されるイソフラボン類は、葛花抽出物の乾燥質量に対して1質量%以上、より好ましくは3質量%であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、特に好ましくは10質量%以上である。
本発明における葛花の摂取量としては特に制限はないが、その作用を一層高める点から、葛花処理物が葛花抽出物である場合、葛花抽出物の配合量は、成人一日あたりの摂取量として下限値を乾燥質量で、5mg以上となるように摂取することが好ましく、10mg以上となるように摂取することがより好ましく、50mg以上となるように摂取することがさらに好ましい。また、成人一日あたりの摂取量として上限値を乾燥質量で、例えば、3,000mg以下、好ましくは1,000mg以下となるように設定することができる。
本発明における葛花処理物が葛花乾燥粉末の場合、葛花乾燥粉末の配合量は、特に限定されないが、一般には、食品全量に対して、例えば0.01~100重量%であり、1~95重量%であることが好ましく、3~90重量%であることがより好ましく、5~85重量%であることがさらに好ましい。また、粉末飲料やティーバッグ飲料として用いる場合には、葛花乾燥粉末の含有量は、5重量%以上であることが好ましく、10重量%以上であることが好ましく、20重量%以上であることがさらに好ましい。また、葛花乾燥粉末をティーバッグ飲料として用いる場合には、葛花乾燥粉末のみを含むティーバッグ飲料であってもよい。
本発明における葛花処理物が葛花乾燥物で、そのまま摂取する食品の場合は、葛花乾燥物の配合量は、特に限定されないが、成人一日あたりの摂取量として下限値を乾燥質量で、0.1mg以上となるように摂取することが好ましく、10mg以上となるように摂取することがより好ましく、50mg以上となるように摂取することがさらに好ましい。また、成人一日あたりの摂取量として上限値を乾燥質量で50g以下となるように摂取することが好ましく、30g以下となるように摂取することがより好ましく、10g以下となるように設定することがさらに好ましい。
ティーバッグ飲料のように葛花乾燥粉末をお湯等によって抽出して摂取する食品の場合には、成人の1日当たり、葛花乾燥粉末の摂取量(ティーバッグに含まれる量)が、0.1mg以上となるように摂取することが好ましく、1mg以上となるように摂取することがより好ましく、100mg以上となるように摂取することがさらに好ましい。
本発明の組成物は、必要に応じて、葛花以外の他の成分を添加して、公知の方法によって製造することができる。葛花以外の他の成分としては、例えば、水溶性ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB13、ビタミンB15、ビタミンB17、ビオチン、コリン、葉酸、イノシトール、PABA、ビタミンC、ビタミンP)、油溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)などのビタミン類;カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル類;タウリン、ニンニクなどに含まれる含硫化合物;ヘスペリジン、ケルセチンなどのフラバノイド或いはフラボノイド類;コラーゲンなどのタンパク質;ペプチド;アミノ酸;動物性油脂;植物性油脂;動物・植物の粉砕物又は抽出物などを挙げることができる。
本発明の組成物は、経口や、皮膚や頭皮に適用する、非経口、外用剤として用いることができる。例えば、医薬品(医薬部外品を含む)や、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品などの所定機関より効能の表示が認められた機能性食品などのいわゆる健康食品や、化粧品などとして用いることができる。
以下、本発明の組成物について、その好ましい実施形態に基づいて説明する。本発明の組成物が経口の場合、「経口用組成物」、「経口剤」、「飲食用組成物」、「飲食用剤」、「飲食品」のいずれにも当てはまり、本発明の効果を得ることができる「エネルギー消費向上用組成物」、「エネルギー代謝向上用組成物」、「酸素摂取量向上用組成物」、「二酸化炭素排出量向上用組成物」のいずれにも当てはまる。
本発明の経口組成物は、優れたエネルギー消費向上作用を有する。また、本発明によれば、葛花処理物を摂取することにより、酸素摂取量と二酸化炭素排出量を向上させることにより、エネルギー消費を向上させることができるため、酸素摂取量の維持又は向上用組成物、二酸化炭素排出量の維持又は向上用組成物、エネルギー消費の維持又は向上用組成物を提供することができる。
本発明の経口組成物は、エネルギー消費向上に有用であり、医薬品及び飲食品に好適に利用され得る。
本発明の経口組成物の形態としては、例えば、錠状、カプセル状、ソフトカプセル状、粉末状、顆粒状、液状、粒状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、ペースト状、クリーム状、カプレット状、ゲル状、チュアブル状、スティック状などを挙げることができる。これらの中でも、製造性及び摂取のしやすさの観点から、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状、ペースト状、ゼリー状の形態が特に好ましい。具体的には、サプリメントや、ペットボトル、缶、瓶などに充填された容器詰飲料や、水、湯、牛乳、果汁、青汁などに溶解して飲むためのインスタント飲料(粉末飲料)やティーバッグ(本発明の粉末状又は顆粒状の組成物を不織布に充填し、水、湯によって抽出して摂取するものを意味する。)、食品添加剤を例示することができる。これらは食事の際などに手軽に飲用しやすく、また嗜好性を高めることができるという点で好ましく、錠剤や粉末飲料、ティーバッグの形態は特に好ましい。
本発明の組成物が非経口の場合、「非経口用組成物」、「非経口剤」、「外用剤」のいずれにも該当し、その形態としては、例えば、ローション状、乳液状、ゲル状、クリーム状、軟膏状、粉末状、顆粒状などを挙げることができる。具体的には、化粧水、化粧クリーム、乳液、クリーム、パック、ヘアトニック、ヘアクリーム、シャンプー、ヘアリンス、トリートメント、ボディシャンプー、洗顔剤、石鹸、ファンデーション、白粉、口紅、リップグロス、頬紅、アイシャドー、整髪料、育毛剤、水性軟膏、油性軟膏、目薬、アイウォッシュ、シップ、ジェルなどが挙げられる。また、口腔へ適用する場合は、歯磨剤、マウスウォッシュ、スプレーなどが挙げられる。
本発明の組成物の形態としては、経口組成物、非経口組成物、外用剤のいずれでも良いが、食品として摂取できることや、エネルギー消費向上の効果を高める観点から、経口組成物であることが好ましい。
本発明の組成物における葛花の含有量としては、その効果の奏する範囲で適宜含有させればよい。
一般的には、本発明の組成物が錠状、錠剤状などのサプリメントや医薬品の場合には、葛花処理物が組成物全体の0.01~100質量%含まれていることが好ましく、0.1~75質量%含まれていることがより好ましく、1~50質量%含まれていることがさらに好ましい。
また、本発明の組成物が青汁やスムージーなどのインスタント飲料である場合には、葛花処理物が組成物全体の0.01~100質量%含まれていることが好ましく、0.1~80質量%含まれていることがより好ましく、1~60質量%含まれていることがさらに好ましい。
また、本発明の組成物をティーバック飲料のように葛花乾燥粉末をお湯などによって抽出して摂取する場合、葛花乾燥粉末が組成物全体の0.01質量%以上含まれていることが好ましく、0.1質量%以上含まれていることがより好ましく、1質量%以上含まれていることがさらに好ましい。
また、本発明の組成物が液状の容器詰め飲料の場合には、葛花処理物が組成物全体の0.001~70質量%含まれていることが好ましく、0.01~50質量%含まれていることが好ましく、0.03~30質量%含まれていることがさらに好ましい。
本発明の組成物の摂取量としては特に制限はないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、成人の1日当たり、葛花乾燥粉末の摂取量が、0.1mg以上となるように摂取することが好ましく、10mg以上となるように摂取することがより好ましく、50mg以上となるように摂取することがさらに好ましい。その上限は、例えば、5000mgであり、好ましくは3000mgであり、より好ましくは2000mgである。ティーバッグ飲料のように葛花乾燥粉末をお湯等によって抽出して摂取する食品の場合には、成人の1日当たり、葛花乾燥粉末の摂取量(ティーバッグに含まれる量)が、0.01mg以上となるように摂取することが好ましく、1mg以上となるように摂取することがより好ましく、100mg以上となるように摂取することがさらに好ましい。その上限は、例えば、5000mgであり、好ましくは3000mgであり、より好ましくは2000mgである。
本発明の組成物は、一般的な食品、食品添加剤、飼料などの他、例えば、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品などの所定機関より効能の表示が認められた機能性食品などのいわゆる健康食品や、医薬品(医薬部外品を含む)として用いることができる。
本発明のエネルギー消費向上用組成物は、いわゆる健康食品や医薬品などのエネルギー消費向上用組成物として用いることができ、かかるエネルギー消費向上用組成物としては、葛花を含有し、エネルギー消費向上に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに、エネルギー消費向上の機能がある旨を表示したものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明のエネルギー消費向上用組成物は、製品の包装などに、葛花がエネルギー消費向上の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、特定の素材を有効成分として表示したものであってもよい。
本発明の酸素摂取量向上用組成物は、いわゆる健康食品や医薬品などの酸素摂取量向上用組成物として用いることができ、かかる酸素摂取量向上用組成物としては、葛花を含有し、酸素摂取量向上に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに、酸素摂取量向上の機能がある旨を表示したものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の酸素摂取量向上用組成物は、製品の包装などに、葛花が酸素摂取量向上の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、特定の素材を有効成分として表示したものであってもよい。
本発明の二酸化炭素排出量向上用組成物は、いわゆる健康食品や医薬品などの二酸化炭素排出量向上用組成物として用いることができ、かかる二酸化炭素排出量向上用組成物としては、葛花を含有し、二酸化炭素排出量向上に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに、二酸化炭素排出量向上の機能がある旨を表示したものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の二酸化炭素排出量向上用組成物は、製品の包装などに、葛花が二酸化炭素排出量向上の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、特定の素材を有効成分として表示したものであってもよい。
具体的に、いわゆる健康食品においては、「エネルギー消費量を増やす」、「エネルギー消費量を増やす作用をサポートする」、「日常生活でのエネルギー消費量を上げる」、「酸素の摂取量を増やす」、「酸素摂取量を増やす作用をサポートする」、「酸素アップ」、「二酸化炭素の排出量を増やす」、「二酸化炭素排出量を増やす作用をサポートする」などを表示したものを例示することができる。本発明の組成物は、上記の効果が気になる人であれば性別や年齢に関係なく摂取することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<葛花抽出物摂取による代謝試験>
健常成人に対する葛の花摂取によるエネルギー代謝に与える影響を、2群からなるプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験により調査した。
[1.試験食品]
被験食品には、プエラリア・トムソニイ(Pueraria thomsonii)の花部の熱水抽出物である葛の花エキス(東洋新薬)に、還元麦芽糖、ショ糖脂肪酸エステル、二酸化ケイ素、セルロースを混合し、打錠したものを使用した。対照食品には、被験食品中の葛の花エキスを還元麦芽糖に置き換え、さらに外観で被験食品との区別がつかないようにするため、カラメル色素を加えたものを使用した。被験食品及び対照食品ともに1日摂取目安量(0.25g×2粒)を無地アルミ個包装とし、被験者及び介入実施者への盲検性を確保した。なお、被験食品に含まれる葛の花由来イソフラボンの含有量は、1日摂取目安量あたり35mgと算出された。
[2.被験者]
被験者は有償ボランティアを公募し、以下の選択基準を満たし、かつ除外基準に抵触しない男性80名を、試験被験者として組み入れた。
選択基準:
(1)同意取得時の年齢が30歳以上40歳未満の健常な男性。
(2)スクリーニング検査時のBMIが20以上25未満の者。
(3)試験の目的・内容について十分な説明を受け、同意能力があり、よく理解した上で自発的に参加を志願し、書面で試験参加に同意した者。
除外基準:
(1)慢性疾患を有し、治療を行っている者。
(2)重篤な肝・腎疾患、消化器疾患、心疾患、呼吸器疾患、内分泌疾患、甲状腺疾患、副腎疾患、その他代謝性疾患の既往歴・現病歴がある者。
(3)スクリーニング検査で糖尿病型、高血圧、貧血症状を有すると判断された者。
(4)試験食品の成分に対してアレルギーを有するとの申告があった者。
(5)試験期間中にエネルギー代謝に影響を及ぼす可能性がある医薬品・医薬部外品・サプリメント・健康食品(特定保健用食品・機能性表示食品を含む)の摂取を止めることが出来ない者。
(6)純アルコール換算約60g/日を超える過度のアルコール摂取、又は週5日以上飲酒する習慣がある者。
(7)薬物依存、アルコール依存の既往歴・現病歴がある者。
(8)スクリーニング検査・運動負荷試験2日前からの禁酒が出来ない者。
(9)喫煙習慣がある者。
(10)消化吸収に影響を与える消化器疾患及び消化器の手術歴がある者。
(11)スクリーニング検査から、試験責任医師が被験者として不適当と判断した者。
(12)交代勤務者、深夜勤務者。
(13)日常的に週2回以上の定期的な運動を行っている者。
(14)同意取得日から遡って1ヵ月以内に200mL又は3ヵ月以内に400mLを超える採血、成分献血をした者。
(15)他の食品の摂取や医薬品を使用する試験、化粧品及び医薬品などを塗布する試験に参加中の者、同意取得1ヵ月以内に他の臨床試験に参加していた者、参加の意思がある者。
(16)その他、試験責任医師が被験者として不適当と判断した者。
[3.試験デザイン]
本試験は、前観察期間(1週間)、摂取開始時検査(0週検査)、摂取期間(8週間)、摂取後検査(8週検査)からなるプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験(割付け比;1:1)として実施した。試験責任医師が選択基準及び除外基準に従い組入れを行い、統計解析責任者が年齢、身長、BMI、体脂肪率、推定筋肉量を調整因子としたブロックランダム化法にて割振りを行った。割振りした2群を、試験に直接関係のないコントローラーが被験食品群と対照食品群に割り付けた。さらにコントローラーは割付け結果を記載した表(キーコード)を作成及び封緘し、解析対象者決定後にキーコードを開示するまで密封保管することで、盲検性を確保した。
試験期間中は、1日摂取目安量である1日1回、1袋(2粒)の試験食品(被験食品群には被験食品、対照食品群には対照食品)を水又はぬるま湯とともに摂取させた。
試験期間における注意事項として、本試験における注意事項を除き試験開始前と同様の生活を送ること、多量のアルコールを摂取しないこと、エネルギー代謝に影響を及ぼす可能性のある健康食品類などの使用を避けること、摂取開始日の1週間前から大量のカフェインを含む飲料や食品の摂取を避けること、他の試験への参加を避けること、各検査2日前からアルコール摂取を避けること、各検査前日は日常生活以外の自発運動を避けることなどを、被験者に説明した。
[4.評価方法]
0週検査と8週検査の各検査では、運動負荷試験を行い呼気代謝測定によりエネルギー代謝に関する評価を行った。
各検査前日の夕食は支給された統一食を22時までに摂取させ、指定の宿泊施設に宿泊させた。なお、統一食摂取後は、検査当日の朝食摂取までは水以外の一切の飲食を禁止することとした。
各検査当日は、被験者へ、運動負荷開始1時間半前に朝食(塩にぎり1個)を摂取させた後、被験食品又は対照食品を摂取させた。運動負荷開始前に呼気代謝測定用マスクと胸部に心拍数計測用の電極を装着し、15分間の坐位安静の後、40分間の運動負荷を行い、さらに15分間の座位安静を保った。呼気代謝測定は生体ガス分析用質量分析装置(AE-300S、ミナト医科学)を用いて、ブレス・バイ・ブレス法で行った。検査における運動負荷は自転車エルゴメーター(エアロバイク 75XLII、コンビウェルネス)を用いたペダリング運動で、ウォーミングアップを兼ねて15wattで2分、25wattで2分、その後は35wattで36分一定負荷を続け、計40分間で終了とした。ペダルの回転数はいずれの負荷においても60rpmとした。
なお測定は、恒温湿部屋にて実施し、室温20±2℃、湿度48±5%に設定した。測定中の飲食は禁止とした。測定前と測定後には、問診、血圧・脈拍数測定、体温測定により体調の確認を行った。
エネルギー代謝に関する評価項目は、呼気代謝測定によって測定された酸素摂取量、二酸化炭素排出量より以下の式を用いて算出した、エネルギー消費量(EE)、呼吸商(RQ)とした。
EE(KJ/DAY)=(3.9×VO+1.1×VCO)×4.184×60×24/1000
RQ=VCO/VO
本試験の試験計画は、大学病院医療情報ネットワークセンターが運営する臨床試験登録システムに登録されており、登録IDはUMIN000036693(試験登録名:植物抽出物含有食品のエネルギー代謝に対する効果確認試験-プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較法-)である。本試験は「日本橋循環器科クリニック試験審査委員会」(委員長:西牟田守)の審議・承認(承認日:2019年4月25日)を得た上で、「ヘルシンキ宣言」(2013年10月WMA フォルタレザ総会(ブラジル)修正)及び「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年12月22日、平成29年2月28日一部改正)に準拠し、医師の管理の下に実施された。被験者には、試験開始前に、試験に関する内容について十分な説明を行った後に、文書による同意を得た。
[5.統計解析]
主要評価項目は、エネルギー代謝とした。解析対象集団はPPS(Per-protocol Set)とし、群間比較は、対応のない二元配置の経時測定データに対する混合モデルによる解析を行い、検査毎に対応のないt検定を行った。群内比較は、検査毎に対応のあるt検定を行った。いずれの検定も有意水準は両側検定で5%とし、統計解析は統計解析ソフト(IBM:PASW Statistics18)を使用して行った。また、欠損データは欠損値として扱い、統計データについては平均値±標準誤差で示した。
[6.結果]
結果を図1、図2、図3に示す。
本試験で組み入れられた被験者数は男性80名で、ランダム化後の脱落例はなく80名で試験を開始した。試験期間中,被験食品群の2名が試験食品と関連のない理由による辞退のため脱落し試験完了被験者数は78名となった。さらに、棄却基準に該当した被験者が17名認められたため、61名を解析対象とした。
EE、酸素摂取量、二酸化炭素排出量の実測値について、交互作用が認められた(p < 0.05)。摂取8週間後のEEの変化値(8週検査-0週検査)において、被験食品群で対照食品群と比較して有意な増加が認められた(p < 0.05)。摂取8週間後の酸素摂取量の変化値において、被験食品群で対照食品群と比較して有意な増加が認められた(p < 0.05)。摂取8週間後の二酸化炭素排出量の変化値において、被験食品群で対照食品群と比較して有意な増加が認められた(p < 0.05)。以上の酸素摂取量の向上作用及び二酸化炭素排出量の向上作用より、本願発明の組成物は優れたエネルギー消費向上作用を有することが示唆された。
以下に本発明の種々の態様の例を挙げるが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されない。
<処方例1、2>
下記表1の配合にて、葛花を配合した後、打錠装置を用いて成形することによって錠剤を製造した(1粒あたり250mg)。得られた錠剤を摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000001
<処方例3、4>
下記表2の配合にて、葛花抽出物を配合して、ゼラチンを含む被膜に充填することによってハードカプセルを製造した(1粒あたり350mg)。得られたハードカプセルを摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000002
<処方例5、6>
下記表3の配合にて、葛花抽出物を配合して、均一になるように混合した後、被膜で被包することによってソフトカプセルを製造した(1粒あたり300mg)。得られたソフカプセルを摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000003
<処方例7、8>
下記表4の配合にて、葛花抽出物を配合して、均一になるように混合することによって粉末(飲料用)を製造した。得られた粉末(飲料用)3gを150mLの水と混合し、飲用したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000004
<処方例9、10>
下記表5の配合にて、葛花抽出物と大麦若葉粉末を配合して、均一になるように混合することによって粉粉末状青汁を製造した。得られた粉末状青汁3gを100mLの水と混合し、飲用したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000005
<処方例11、12>
下記表6の配合比に従って原料を混合してティーバッグを製造した(1包あたり2g)。得られたティーバッグを用いた飲料を摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000006
<処方例13、14>
下記表6の配合にて、葛花抽出物を配合した後、流動層造粒機に投入し、数分間気流で混合し、これに、水60Lを1分間に2000mL噴霧することにより造粒を行った。つづいて、得られた造粒物を30メッシュの篩いにて篩別し顆粒を製造した。得られた顆粒を摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000007
<処方例15、16>
下記表7の配合比に従って原料を混合して飲料を製造し、500mlの容器に充填した。得られた飲料を摂取したところ、エネルギー消費向上効果、酸素摂取量向上効果、二酸化炭素排出量向上効果が高かった。
Figure 2022160057000008
本発明によれば、葛花抽出物を含有することにより、非運動性身体活動(日常生活程度の身体活動)でのエネルギー消費量、酸素摂取量、二酸化炭素排出量を高めることができる。

Claims (4)

  1. 葛花を含有することを特徴とする、エネルギー消費向上用組成物。
  2. エネルギーが、非運動性身体活動におけるエネルギーであることを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー消費向上用組成物。
  3. 葛花を含有することを特徴とする、酸素摂取量向上用組成物。
  4. 葛花を含有することを特徴とする、二酸化炭素排出量向上用組成物。
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