JP2022159844A - 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、識別情報を有していない原稿であっても、その原稿から読み取った画像データと、対応する他の画像データとを好適に紐付ける仕組みを提供する。また、紐づけた画像データ間の差分を合成する。【解決手段】本画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナを備え、スキャナによって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち比較元となる原稿の画像データを特定する。また、本画像形成装置は、特定した比較元の画像データと、読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出し、抽出された差分を、比較元の画像データに合成して合成画像を作成する。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像形成装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
特定の原稿に対し、それを複製した原稿を複数のユーザに配布し、書き込みを行わせ、読み取り機能を備えた画像形成装置で読み取ることで、元の原稿との差分となる書き込み部分を元の原稿の画像データに反映する技術が知られている。例えば、特許文献1では、識別情報を有する画像データ及び原稿を使用し、画像形成装置で読み取った原稿の画像データから識別情報を抽出し、識別情報が一致する画像データとの差分を、当該画像データに合成することが提案されている。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。上記従来技術では、1つの原稿に対する複数の原稿との差分を抽出して合成する制御において、画像間の紐付けに識別情報が用いられている。したがって、識別情報を有していない原稿に対しては、画像間の差分を抽出して差分を合成することができない。つまり、上記従来技術では、画像形成装置で読み取った画像データと、他の画像データとを識別情報に基づいて紐付けることができるが、識別情報を有していない原稿を読み取った画像データに対しては、対応する他の画像データを紐づけることができない。
本発明は、上述の課題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、識別情報を有していない原稿であっても、その原稿から読み取った画像データと、対応する他の画像データとを好適に紐付ける仕組みを提供する。また、他の目的として、紐づけた画像データ間の差分を合成することにある。
本発明は、原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち比較元となる原稿の画像データを特定する特定手段と、前記特定した比較元の画像データと、前記読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出する抽出手段と、前記抽出された差分を、前記比較元の画像データに合成して合成画像を作成する作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、識別情報を有していない原稿であっても、その原稿から読み取った画像データと、対応する他の画像データとを好適に紐付けることができる。また、紐づけた画像データ間の差分を合成することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。第1乃至第3の実施形態の差分は後述する図3、図6の説明であり、それ以外の説明は各実施形態とも共通の説明となる。また、共通の構成や制御については第1の実施形態で説明し、他の実施形態では説明を省略する。
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。第1乃至第3の実施形態の差分は後述する図3、図6の説明であり、それ以外の説明は各実施形態とも共通の説明となる。また、共通の構成や制御については第1の実施形態で説明し、他の実施形態では説明を省略する。
<画像形成装置の構成>
まず、図1を参照して、画像形成装置の構成例について説明する。ここでは、画像形成装置の一例として複合機100を用いて説明する。なお、本発明を限定する意図はなく、原稿を読み取る読取機能を備える画像形成装置であれば本発明を適用することができる。
まず、図1を参照して、画像形成装置の構成例について説明する。ここでは、画像形成装置の一例として複合機100を用いて説明する。なお、本発明を限定する意図はなく、原稿を読み取る読取機能を備える画像形成装置であれば本発明を適用することができる。
複合機100は、主なハードウェア構成として、CPU101、ROM102、DRAM103、操作部104、スキャナ105、プリンタ106、通信部107、及び画像処理部108を備える。CPU101はシステムの制御部であり、装置全体を制御する。また、CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムを読みだして実行する。ROM102はeMMCなどのフラッシュメモリで構成されており、CPU101の制御プログラムを格納する。その他にも電源OFF時に消失してはならない設定値や画像データなどの格納も行う。DRAM103はプログラム制御変数等を格納するためのものであり、処理する画像データなどを一時的に保存できる揮発性メモリである。
操作部104は機器内の情報を表示するユーザとのインタフェース部である。スキャナ105は画像データを読み取り、バイナリデータに変換する装置であり、これを用いて画像送信機能の原稿読み取りを行なうものである。プリンタ106は定着温調制御を行って画像データを記録紙等のシートに定着させ、出力する装置である。通信部107は機器と外部通信網とのインタフェース部であり、ネットワークへのインタフェースであるネットワーク通信部を含む。画像処理部108は入力及び出力画像データに対し解像度変換、圧縮伸長、及び回転などの画像処理を行うASICで構成される。それぞれの制御部はデータバス109を介して相互にデータを送受することができる。
<ホーム画面>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る操作部104に表示されるホーム画面200の一例について説明する。主に複合機100の起動直後に操作部104に表示され、ユーザはホーム画面200に表示されるアイコンをタップすることで、アイコンに登録された画面を表示させることができる。さらに、表示された画面で様々な設定などを行うことにより、複合機100に搭載された様々な機能を実行することが可能となる。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る操作部104に表示されるホーム画面200の一例について説明する。主に複合機100の起動直後に操作部104に表示され、ユーザはホーム画面200に表示されるアイコンをタップすることで、アイコンに登録された画面を表示させることができる。さらに、表示された画面で様々な設定などを行うことにより、複合機100に搭載された様々な機能を実行することが可能となる。
本発明で提案する機能はスキャンと画像の合成機能を有するアプリケーション(以下、アプリと略記する。)201に搭載される。ユーザは、アプリ201を選択することにより、当該機能の設定画面に遷移させて種々の設定を行うことができ、複合機100に対して載置した、読み取り対象となる複数枚の原稿(原稿束とも称する。)の読み取りを開始させることができる。これにより、複合機100は、設定内容に従って、載置された複数枚の原稿をスキャナ105で読み取って、読み取った各原稿の差分を抽出して合成画像を生成する。なお、複合機100は、生成した合成画像をプリンタ106によってシートに形成してもよいし、対応する画像データを通信部107によって外部装置へ送信してもよい。また、複合機100は、生成した合成画像を操作部104にサムネイル表示して、ユーザに確認させてもよい。その際に、複合機100は、複数の読取画像に加えて、合成画像をサムネイル表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは差分が合成されているかを容易に確認することができる。
<画面遷移>
次に、図3は、スキャンと画像の合成機能を持ったアプリ201の処理を実行した際の画面の遷移を示す図である。ここでは、本実施形態に係る画面遷移として、図3(a)を一例に説明する。また、図3(a)は後述する第3の実施形態にも対応する図である。図3(b)については後述する第2の実施形態で説明する。
次に、図3は、スキャンと画像の合成機能を持ったアプリ201の処理を実行した際の画面の遷移を示す図である。ここでは、本実施形態に係る画面遷移として、図3(a)を一例に説明する。また、図3(a)は後述する第3の実施形態にも対応する図である。図3(b)については後述する第2の実施形態で説明する。
まず、ホーム画面200からユーザによってアプリ201が選択されると、図3(a)に示す画面300Aに遷移し、後述する図4に示す処理S401が開始される。画面300Aはアプリ201の処理を実行中であることを示す画面である。
その後、アプリ201の処理が完了すると、画面310Aに遷移する。画面310Aはアプリ201の処理が完了したことを示す。画面310Aには画面を遷移させるためのアイコン311A(OKボタン)があり、アイコン311Aが選択された場合、ホーム画面200に遷移する。
<処理手順>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る複数の画像を読み取って差分を合成する処理手順について説明する。本フローチャートはスキャンと画像の合成機能を持ったアプリ201の処理の全体を示す。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。アプリ201は、操作部104のホーム画面200からユーザによってアプリ201が選択されることで処理を開始する。アプリ201の処理は、以下で説明する3つの処理、原稿のスキャン処理、スキャン画像の紐付け処理、及び画像の合成処理から構成される。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る複数の画像を読み取って差分を合成する処理手順について説明する。本フローチャートはスキャンと画像の合成機能を持ったアプリ201の処理の全体を示す。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。アプリ201は、操作部104のホーム画面200からユーザによってアプリ201が選択されることで処理を開始する。アプリ201の処理は、以下で説明する3つの処理、原稿のスキャン処理、スキャン画像の紐付け処理、及び画像の合成処理から構成される。
まず、S401でCPU101は、原稿のスキャン処理を実行する関数を呼び出す。原稿のスキャン処理は、ユーザによって複合機100に載置された複数枚の原稿に対して、スキャナ105によるスキャンを実施し、原稿の全枚数分の画像データを取得する。なお、S401の詳細な処理は図5を用いて後述する。
次に、S402でCPU101は、スキャン画像の紐付け処理を実行する関数を呼び出す。スキャン画像の紐づけ処理は、前述した原稿のスキャン処理で取得した各画像データに対して属性を付与する。ここで、画像データに付与する属性は、画像データ同士を比較する際の比較の元とする画像であることを示す属性(以後、比較元属性と称する。)と、比較元画像との比較を行う対象の画像であることを示す属性(以後、比較対象属性と称する。)の2種類から成る。なお、比較元属性は取得した画像データのうち、1枚の画像データにのみ付与され、比較対象属性は比較元属性が付与された画像データ以外のすべての画像データに付与される。つまり、S402では、スキャン画像のうち比較元画像を特定する処理となる。S402の詳細な処理については図6を用いて後述する。
最後に、S403でCPU101は、画像の合成処理を実行する関数を呼び出す。画像の合成処理は属性付与済みの画像データの属性を参照し、比較元属性を持つ画像(以後、比較元画像と称する。)と各比較対象属性を持つ画像(以後、比較対象画像と称する。)を比較して、各画像間の差分を抽出する。さらに、抽出した各画像間の差分(以後、差分画像と称する。)を比較元画像のコピー(以後、合成用ベース画像と称する。)にそれぞれ合成した画像(以後、合成結果画像と称する。)を生成する。なお、S403の詳細な処理は図7を用いて後述する。
また、合成結果画像の出力はプリンタ106による印刷や通信部107により外部装置へ送信する、などの様々な方法により出力を行うことが可能である。上述したように、出力する前に複合機100の操作部104にサムネイル表示して、ユーザに確認させてもよい。
<原稿のスキャン処理>
次に、図5を参照して、図4で説明した、原稿のスキャン処理(S401)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、載置された原稿をスキャナ105によって読み込み、原稿束に含まれる全ての原稿について画像データ化を行う。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
次に、図5を参照して、図4で説明した、原稿のスキャン処理(S401)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、載置された原稿をスキャナ105によって読み込み、原稿束に含まれる全ての原稿について画像データ化を行う。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S501でCPU101は、スキャナ105から画像データを取得し、DRAM103に格納する。なお、ここで格納する画像データは、読み取る原稿束に関連付けて格納される。つまり、1つの原稿束に含まれる複数の原稿から読み取った画像データはそれぞれ互いに対応付けて格納される。また、これらの格納する画像データには、何ページ目に読み取ったかの情報が含まれる。続いて、S502でCPU101は、画像データを未取得の原稿があるかどうかを判断する。スキャナ105が未取得の原稿を検知している場合はS501へ処理を戻し、そうでない場合は処理を終了する。
<スキャン画像の紐付け処理>
次に、図6を参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、スキャンした原稿の各画像データに比較元属性、比較対象属性のどちらか一方の属性を付与し、図7を用いて後述する画像の合成処理における各画像データの役割を決定する。また、スキャン画像の紐づける方法は3つあり、本実施形態では1つ目の方法を図6Aで説明し、その他の方法を第2の実施形態で図6Bを用いて、第3の実施形態で図6Cを用いてそれぞれ説明する。図6Aで説明する方法は、スキャン画像の一枚目に比較元属性を付与し、それ以外の各スキャン画像に比較対象属性を付与する方法である。つまり、ユーザは原稿束の1枚目を比較元画像に対応する原稿にして、当該原稿束を複合機100にセットし、スキャナ105に読み込ませる。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
次に、図6を参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、スキャンした原稿の各画像データに比較元属性、比較対象属性のどちらか一方の属性を付与し、図7を用いて後述する画像の合成処理における各画像データの役割を決定する。また、スキャン画像の紐づける方法は3つあり、本実施形態では1つ目の方法を図6Aで説明し、その他の方法を第2の実施形態で図6Bを用いて、第3の実施形態で図6Cを用いてそれぞれ説明する。図6Aで説明する方法は、スキャン画像の一枚目に比較元属性を付与し、それ以外の各スキャン画像に比較対象属性を付与する方法である。つまり、ユーザは原稿束の1枚目を比較元画像に対応する原稿にして、当該原稿束を複合機100にセットし、スキャナ105に読み込ませる。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S601AでCPU101は、DRAM103から1枚の原稿分の画像データを読み出す。続いて、S602Aにて、CPU101はS601Aで読み出した画像データが1枚目であるか否かを判断し、1枚目の画像データである場合にはS603Aへ進み、そうでない場合はS605Aへ進む。
S603AでCPU101は、1枚目の画像データに対して比較元属性を付与し、画像データをDRAM103に格納する。つまり、原稿の1枚目の画像データに比較元属性を付与するということであり、元の原稿画像であることを示す。一方、S605AでCPU101は、1枚目以外の画像データに対して比較対象属性を付与し、画像データをDRAM103に格納して処理をS604に進める。つまり、原稿の1枚目以外の画像データに比較対象属性を付与するということである。
S604AでCPU101は、DRAM103から読み出していない画像があるか否か判断し、読み出していない画像がある場合はS601Aへ進み、そうでない場合は処理を終了する。このように、スキャン画像の紐づけ処理では、1つの画像データに対して比較元属性を付与し、比較元画像を特定するものであり、当該処理は原稿束から読み取った複数の画像データのうち、比較元画像となる画像データを特定する処理といえる。
<画像の合成処理>
次に、図7を参照して、図4で説明した、画像の合成処理(S403)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、取得した各画像データの属性を参照し、画像データの属性が比較元属性である場合には画像データをコピーすることで合成用ベース画像を生成する。一方、画像データの属性が比較対象属性である場合には比較元画像との差分を抽出し、取得した各差分画像を合成用ベース画像に合成し、合成結果画像を生成する。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
次に、図7を参照して、図4で説明した、画像の合成処理(S403)の詳細な処理手順について説明する。本処理は、取得した各画像データの属性を参照し、画像データの属性が比較元属性である場合には画像データをコピーすることで合成用ベース画像を生成する。一方、画像データの属性が比較対象属性である場合には比較元画像との差分を抽出し、取得した各差分画像を合成用ベース画像に合成し、合成結果画像を生成する。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S701でCPU101は、DRAM103から1枚分の画像データを読み出す。なお、読み出す画像データは図6のスキャン画像の紐づけ処理(S402)において属性が付与された画像データである。続いて、S702でCPU101は、S701で取得した画像データに付与された属性が比較対象属性であるか否かを判断し、比較対象属性である場合にはS705に進み、そうでない場合はS703に進む。
S703でCPU101は、比較元画像をコピーし、合成用ベース画像を作成する。続いて、S704でCPU101は、DRAM103から読み出していない画像があるか否か判断し、読み出していない画像がある場合はS701へ処理を戻し、そうでない場合は処理を終了する。なお、読み出していない画像がない場合は、CPU101は、合成用ベース画像を合成結果画像として扱い、印刷、保存、及び外部への送信などの出力処理で使用する。
一方、S705でCPU101は、処理対象の画像データが比較対象の画像であると判断し、比較元画像と比較対象画像の差分画像を取得する。なお、画像間の差分を取得する方法は両画像データを画素ごとに減算して差分を取得する、などの公知の技術を用いる。続いて、S706でCPU101は、S705で取得した差分画像をS703で作成した合成用ベース画像に合成する。画像を合成する方法は取得した画素の差分を加算することで画像を重ね合わせる、などの公知の技術を用いる。また、本ステップは一度のアプリ201の処理実行につき、比較対象画像の枚数分実行され、実行のたびに合成用ベース画像に差分画像が合成され、更新される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナを備え、スキャナによって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち、比較元となる原稿の画像データを特定する。より具体的には、本画像形成装置は、スキャナによって読み取った原稿束のそれぞれの原稿の読取順序(最初又は最後に読み取った原稿)に基づいて、比較元となる原稿の画像データを特定する。また、本画像形成装置は、特定した比較元の画像データと、読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出し、抽出された差分を、比較元の画像データに合成して合成画像を作成する。これにより、識別情報を有していない原稿であっても、その原稿から読み取った画像データと、対応する他の画像データとを好適に紐付けることができる。また、紐づけた画像データ間の差分を合成することができる。さらに、本発明によれば、比較元画像の画像データを予め保持しておく必要がなく、読み取った原稿束に含まれる何れかの原稿を比較元画像として取り扱うことができる。
<第2の実施形態>
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、以下で説明する図3(b)、図6Bで説明する内容に関して上記第1の実施形態と差異があり、差異のある図3(b)、図6Bに関してのみ説明し、それ以外の説明は第1の実施形態に準ずるため説明を省略する。
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、以下で説明する図3(b)、図6Bで説明する内容に関して上記第1の実施形態と差異があり、差異のある図3(b)、図6Bに関してのみ説明し、それ以外の説明は第1の実施形態に準ずるため説明を省略する。
<画面遷移>
まず図3(b)を参照して、本実施形態に係る画面遷移について説明する。図3(b)に示す矢印の付与したステップ番号を画面遷移の順序を示すものであり、S1、S2、S3、S4の順で遷移することを示す。
まず図3(b)を参照して、本実施形態に係る画面遷移について説明する。図3(b)に示す矢印の付与したステップ番号を画面遷移の順序を示すものであり、S1、S2、S3、S4の順で遷移することを示す。
まず、ホーム画面200からユーザによってアプリ201が選択されると、図3(b)に示す画面300Bに遷移し、図4に示すスキャン処理(S401)が開始される。画面300Bはアプリ201の処理を実行中であることを示す画面である。続いて、図4に示すスキャン処理が完了すると、S1で画面310Bに遷移し、図6Bに示す操作部104に表示した画像のユーザによる選択を操作部104から受け付ける処理S601Bを開始する。
画面310Bはスキャン処理で取得した画像の一覧をサムネイル表示する画面であり、複数の選択画像として、画像311B、312B、313Bそれぞれの左側にユーザによる画像の選択状況を示すチェックボックス314B、315B、316Bを表示する。いずれの画像も選択されていない場合はユーザによる処理の開始指示を受け付けるアイコン317Bはグレーアウトされ、ユーザによる開始指示を受け付けないようにしている。なお、画面310Bでは画像311B、312B、313Bのいずれもユーザによる選択が行われておらず、選択された場合はチェックボックスにチェックマークが入る。さらに、画像の選択は1枚のみに対して可能であり、1枚選択されたら他のチェックボックスはグレーアウトされ、他の画像の選択を受け付けず、アイコン313Bのグレーアウトが解除される。また、チェックマークの入ったチェックボックスを選択すると、チェックマークが外れ、他のチェックボックスのグレーアウトが解除され、アイコン313Bがグレーアウトされ、再度ユーザによる画像の選択を受け付ける。
ユーザによる選択を受け付けると、S2で画面320Bに遷移し、図6Bに示すユーザによる処理の開始指示を操作部104から受け付ける処理S602Bを開始する。画面320Bはユーザによる画像の選択状況が更新されたことを示す。画面320Bでは画像321B、322B、323Bのうち画像322Bが選択されており、チェックボックス325Bにチェックマークが入っている。さらに、グレーアウトされたその他のチェックボックス324B、326Bと、グレーアウトが解除された、ユーザによる処理の開始指示を受け付けるアイコン327Bを表示している。
ユーザによる処理の開始指示を受け付けると、S3で画面300Bに遷移し、図6Bに示すスキャン画像の紐づけ処理S603Bが開始される。前述したように、画面300Bはアプリ201の処理を実行中であることを示す画面である。アプリ201の処理が完了すると、S4で画面330Bに遷移する。画面330Bはアプリ201の処理が完了したことを示す。画面330Bには画面を遷移させるためのアイコン331Bがあり、アイコン331Bが選択された場合、ホーム画面200に遷移する。
<スキャン画像の紐付け処理>
図6Bを参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細について説明する。本処理は、図5で前述したスキャン処理によって取得した画像を操作部104に表示し、ユーザによる比較元画像の指定を受け付け、指定された画像に比較元属性、その他の画像に比較対象属性を付与する方法である。つまり、上記第1の実施形態とは異なり、ユーザはスキャナ105で読み込む原稿の順序を意識せずにアプリ201の処理を開始し、処理の途中で操作部104から比較元画像を指定することでスキャンした画像間の紐付けを行うことができる。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
図6Bを参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細について説明する。本処理は、図5で前述したスキャン処理によって取得した画像を操作部104に表示し、ユーザによる比較元画像の指定を受け付け、指定された画像に比較元属性、その他の画像に比較対象属性を付与する方法である。つまり、上記第1の実施形態とは異なり、ユーザはスキャナ105で読み込む原稿の順序を意識せずにアプリ201の処理を開始し、処理の途中で操作部104から比較元画像を指定することでスキャンした画像間の紐付けを行うことができる。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S601BでCPU101は、DRAM103から全枚数分の画像データを読み出し、操作部104上に画像データの一覧を表示する。なお、この画面は画面310Bに相当するものであり、サムネイル表示である。DRAM103から読み出した画像データにはそれぞれ何枚目の原稿の画像データであるかを示す情報が付与されている。続いて、S602BでCPU101は、ユーザによる画像データの選択が操作部104上で実行されたか否かを判断し、実行された場合はS603Bへ進み、そうでない場合はS601Bへ進む。なお、S602Bの処理で選択が実行されたと判断される場合は、例えば画面320Bのユーザによる画像の選択によりチェックボックス325Bにチェックマークが入った状態でアイコン327Bが選択される場合である。S602Bで選択された画像が後述するS606Bにて比較元画像となる。
S603BでCPU101は、ユーザによって選択された画像が何枚目であったかを示す枚数nをDRAM103に格納する。続いて、S604BでCPU101は、DRAM103から1枚の原稿分の画像データを読み出す。さらに、S605BでCPU101は、DRAM103よりnの値を読み出し、画像がn枚目の画像であるか否か、つまりユーザに選択された画像であるか否かを判断する。選択された画像である場合はS606Bへ進み、選択された画像でない場合はS608Bへ進む。S606B乃至S608Bまでの処理は、順に図6AのS603A乃至S605Aのそれぞれと共通であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、スキャナによって読み取った各原稿の画像データの一覧を表示部に選択可能にサムネイル表示し、ユーザによって選択された原稿の画像データを、比較元となる原稿の画像データとして特定する。本実施形態によれば、上記第1の実施形態と異なり、ユーザはスキャナ105で読み込む原稿の順序を意識せずにアプリ201の処理を開始することが可能となる。また、より確実にユーザが所望する合成画像を作成することができる。なお、本実施形態は他の実施形態と組み合わせて実施することが可能である。
<第3の実施形態>
以下では、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は図6Cで説明する内容に関して上記第1の実施形態と差異があり、差異のある図6Cに関してのみ説明し、それ以外の説明は上記第1の実施形態に準ずるため説明を省略する。
以下では、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は図6Cで説明する内容に関して上記第1の実施形態と差異があり、差異のある図6Cに関してのみ説明し、それ以外の説明は上記第1の実施形態に準ずるため説明を省略する。
<スキャン画像の紐付け処理>
図6Cを参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細について説明する。本処理は、各スキャン画像に対して色情報を取得し、色情報が最も小さい画像に比較元属性を付与し、それ以外の画像に比較対象属性を付与する方法である。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
図6Cを参照して、図4で説明した、スキャン画像の紐づけ処理(S402)の詳細について説明する。本処理は、各スキャン画像に対して色情報を取得し、色情報が最も小さい画像に比較元属性を付与し、それ以外の画像に比較対象属性を付与する方法である。以下で説明する処理は、例えばCPU101がROM102等のメモリに予め格納された制御プログラムをDRAM103に読み出して実行することにより実現される。
S601CでCPU101は、DRAM103から1枚分の画像データを読み出す。続いて、S602CでCPU101は、S601Cで読み出した画像データの色情報を取得する。ここでは、色情報として、画像データの各画素のRGB値を取得し、画素をいくつかの色に分類した際の色の数とする、などの公知の手法を用いる。
次に、S603CでCPU101は、S602Cで取得した色情報が現在の色情報の最小値以下であるかを判断し、現在の色情報の最小値以下である場合はS604Cへ進み、そうでない場合はS606Cへ進む。なお、色情報の最小値の初期値は設定しうる最大の値に設定しておくものとする。続いて、S604CでCPU101は、色情報の最小値をS602Cで取得した値に更新する。さらに、S605CでCPU101は、色情報が現状で最小である画像が何枚目の画像であるかを示す値nをDRAM103に格納する。ここでは、色情報として、画像データの画素をいくつかの色に分類した際の色の数とした場合を想定している。したがって、本実施形態では、色数が最小となる画像が比較元画像に設定される。例えば白と黒の2色から成る画像データとその画像データに赤色で書き込みをした3色から成る画像データでは、色の数が最小である2色から成る画像データが比較元画像となる。
次に、S606CでCPU101は、DRAM103から読み出していない画像があるか否か判断し、読み出していない画像がある場合はS601Cへ進み、そうでない場合はS607Cへ進む。S607C乃至S611Cの処理は、上記第2の実施形態の図6BのS604B乃至S608Bまでの説明と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、スキャナによって読み取った各原稿の画像データの色情報に基づいて、比較元となる原稿の画像データを特定する。本実施形態によれば、上記第1の実施形態と異なり、ユーザはスキャナ105で読み込む原稿の順序を意識せずにアプリ201の処理を開始することが可能となる。また、図6Cの方法は上記第2の実施形態と異なり、ユーザから操作部104における比較元画像の指定を行わず、読み込んだ画像の色情報が最小のものを比較元画像とすることが可能である。つまり、ユーザが選択する手間を削減することができる。また、図6Cの方法は色情報が最小である画像データを割り出して比較元画像を決定する。しかしながら、この方法以外に画像データの各画素のRGB値を取得し、特定のRGB値(所定の濃度値)を超える画素の数が最小である画像データを比較元画像とする方法を用いてもよい。なお、本実施形態は他の実施形態と組み合わせて実施することが可能である。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。上記実施形態では、比較元画像を特定する手法について原稿の読取順序や、ユーザによる読取画像の選択、読取画像の色情報による特定など種々の手法について説明した。しかし、これらの手法を上述した構成や制御に限定する意図はなく、原稿に識別情報が含まれない場合であっても比較元画像を特定できる手法の範囲内で変形が可能である。
本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。上記実施形態では、比較元画像を特定する手法について原稿の読取順序や、ユーザによる読取画像の選択、読取画像の色情報による特定など種々の手法について説明した。しかし、これらの手法を上述した構成や制御に限定する意図はなく、原稿に識別情報が含まれない場合であっても比較元画像を特定できる手法の範囲内で変形が可能である。
例えば、上記第1の実施形態では原稿束をまとめて読み取り、1枚目を比較元画像と特定する例について説明したが、当該実施形態ではユーザが確実に1枚目に読み込まれるように原稿をセットする必要がある。即ち、ユーザが比較元画像の原稿が1枚目に読み込まれるように原稿束をセットしたつもりであっても、誤って設定されている可能性もある。このようケースに対処するため、例えば、まず比較元画像となる原稿をユーザに対して要求し、複合機に載置された1枚の原稿を読み込ませて、比較元画像の画像データとして取得してもよい。この場合、その後に比較対象となる1以上の原稿(つまり、比較元となる原稿以外の他の原稿)を要求して、複合機に載置された1以上の原稿を読み込んで比較対象画像の画像データを取得する。これにより、ユーザによる誤操作を低減することができ、より正確に比較元画像を特定することができる。また、上記第1の実施形態では、1枚目に読み込まれた原稿を比較元画像と特定したが、最後に読み込まれた原稿を比較元画像と特定してもよい。
また、上記第2の実施形態ではユーザが比較元画像を選択する構成について説明したが、比較元画像を選択した後に、複数の比較対象画像のうち差分を合成する画像を選択できるようにしてもよい。つまり、上記第2の実施形態では、複数の比較対象画像の全ての差分を合成する例について説明したが、一部の比較対象画像の差分のみを合成するようにしてもよい。なお、比較対象画像の選択については、上記第1及び第3の実施形態に対しても適用可能である。
また、上記第3の実施形態では色情報(例えば、色数)に基づいて比較元画像を特定する手法について説明したが、この場合、原稿の読み取りをカラーで読み込む必要がある。したがって、モノクロで読み込む設定が行われた場合においては、上記第3の実施形態に係る手法を実施できないため、その旨をユーザに通知して設定をカラー読み込みに変更するよう促してもよい。また、色情報に基づいて比較元画像を特定する際に、複合機に載置された原稿束がモノクロの原稿のみの場合には比較元画像を特定することができない。このような場合には、色数の差が生じないため比較元画像を特定できない旨のメッセージを提示し、さらには、後述するように、ユーザに対して他の特定手法を選択するよう促してもよい。
また、色情報のうち、画素ごとの濃度値に基づいて比較元画像を特定してもよい。この場合、CPU101は、所定の濃度値を設定し、当該所定の濃度値を超える画素数をカウントする。さらに、CPU101は、所定の濃度値を超える画素数がもっと少ない原稿を比較元画像と特定する。この特定手法では、上記色数で特定する方法とは異なり、モノクロ画像の原稿のみで構成される原稿束にも採用することができる。
上記第1乃至第3の実施形態や上記変形例として種々の異なる比較元画像の特定方法を説明したが、これらの手法のうちいずれの手法を用いて合成画像を作成するかを、図2のホーム画面200でアプリ201が選択された後にユーザ入力に従って選択してもよい。例えば、原稿がモノクロのみの場合には上記第2の実施形態の手法では相性が悪いため、ユーザは他の手法を選択することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:アプリケーションサーバ、150:MFP、205:証明書管理モジュール(アプリケーションサーバ)、206:設定管理モジュール(アプリケーションサーバ)、207:セキュリティ監視モジュール、208:レポーティングモジュール、700:証明書の更新履歴管理モジュール(アプリケーションサーバ)、231:証明書管理モジュール(MFP)、232:設定管理モジュール(MFP)、710:更新履歴管理モジュール(MFP)
Claims (14)
- 原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち比較元となる原稿の画像データを特定する特定手段と、
前記特定した比較元の画像データと、前記読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出する抽出手段と、
前記抽出された差分を、前記比較元の画像データに合成して合成画像を作成する作成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記特定手段は、前記読取手段によって読み取った原稿束のそれぞれの原稿の読取順序に基づいて、前記比較元となる原稿の画像データを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記読取順序が最初の原稿又は最後の原稿の画像データを、前記比較元となる原稿の画像データとして特定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記読取手段によって読み取った各原稿の画像データの一覧を表示部に選択可能にサムネイル表示し、ユーザによって選択された原稿の画像データを、前記比較元となる原稿の画像データとして特定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記読取手段によって読み取った各原稿の画像データの色情報に基づいて、前記比較元となる原稿の画像データを特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、色数が最も少ない画像データを、前記比較元となる原稿の画像データとして特定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記色情報に基づいて前記比較元となる原稿の画像データを特定する場合であって、かつ、前記原稿束がモノクロのみの原稿を含む場合に、色数の差が生じないため前記比較元となる原稿の画像データを特定できない旨のメッセージを表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記読取手段によって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち、所定の濃度値を超える画素数が最も少ない画像データを、前記比較元となる原稿の画像データとして特定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記比較元となる原稿のみを前記読取手段に読み取らせるように表示部にメッセージを表示し、前記比較元となる原稿の読み取りが終了すると、前記比較元となる原稿以外の他の原稿を前記読取手段に読み取らせるように前記表示部にメッセージを表示する手段をさらに備え、
前記特定手段は、前記比較元となる原稿を読み取った際の画像データを、前記比較元となる原稿の画像データとして特定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記特定手段による前記比較元となる原稿の画像データを特定する手法を、ユーザ入力に従って選択する選択手段をさらに備え、
前記特定手段は、前記選択手段によって選択された手法に従って、前記比較元となる原稿の画像データを特定することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記作成した合成画像をシートに形成する画像形成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記作成した合成画像の画像データを外部装置へ送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 原稿を読み取る読取手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
特定手段が、前記読取手段によって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち比較元となる原稿の画像データを特定する特定工程と、
抽出手段が、前記特定した比較元の画像データと、前記読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出する抽出工程と、
作成手段が、前記抽出された差分を、前記比較元の画像データに合成して合成画像を作成する作成工程と
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 原稿を読み取る読取手段を備える画像形成装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
特定手段が、前記読取手段によって読み取った原稿束に含まれる原稿の画像データのうち比較元となる原稿の画像データを特定する特定工程と、
抽出手段が、前記特定した比較元の画像データと、前記読み取った原稿束のうち他の原稿の画像データとをそれぞれ比較して差分を抽出する抽出工程と、
作成手段が、前記抽出された差分を、前記比較元の画像データに合成して合成画像を作成する作成工程と
を含むことを特徴とするプログラム。
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