JP2022159703A - 車両用緊急通報装置、車両用緊急通報方法、及びプログラム - Google Patents

車両用緊急通報装置、車両用緊急通報方法、及びプログラム Download PDF

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崇 日昔
Takashi Hiseki
文彦 横山
Fumihiko Yokoyama
康夫 杉田
Yasuo Sugita
吉春 孝治
Yoshiharu Kouji
学 唐沢
Manabu Karasawa
智浩 松岡
Tomohiro Matsuoka
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Abstract

【課題】緊急通報が不要な場合に誤通報を抑制できること。【解決手段】車両用緊急通報装置は、所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定部と、無効条件判定部によって無効条件が満たされていると判定された場合に、車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用緊急通報装置、車両用緊急通報方法、及びプログラムに関する。
ドライブレコーダには、緊急時に通報を行うための緊急通報ボタンが搭載されているものがある。緊急時でない場合に緊急通報ボタンが押下されて誤って通報が行われてしまうことがある。そのような誤通報を防止する誤通報防止手段として、一定以上の衝撃を検知した場合のみ緊急通報ボタンの押下を有効にする手段が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005-112043号公報
しかしながら、上述した手段では衝撃が検知されない場合に緊急通報を行いたいときに緊急通報ができないことになる。例えば、走行中に後続車から煽られている場合、急な体調不良により停止した場合、または事故を目撃し救助のため停止した場合などにおいては、一定以上の衝撃が車体に与えられることは無いと考えられる。上述した手段では、それらの場合に、緊急通報ボタンを押下できない(押下が無効になる)ということになる。
また、この問題を回避するために緊急通報ボタンを常時押下できるようにした場合、子供等が悪戯で押下した場合の誤作動(誤通報)が増加する可能性がある。誤通報の増加は、コールセンターの繋がり難さ等のサービスの低下につながる。
同様に、緊急通報ボタンを子供の力で押下できないような硬さ(押下するためにある一定以上の力が必要)にした場合、その力に満たないユーザは緊急通報ボタンを使用できないという問題が発生し、使いにくさにつながる。
緊急通報が不要な場合に誤通報を抑制できることが求められていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、緊急通報が不要な場合に誤通報を抑制できる車両用緊急通報装置、車両用緊急通報方法、及びプログラムを提供する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定部と、前記無効条件判定部によって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御部と、を備える車両用緊急通報装置である。
また、本発明の一態様は、上記の車両用緊急通報装置において、前記無効条件判定部はユーザによって自装置が操作されている場合に、前記無効条件が満たされていると判定する。
また、本発明の一態様は、上記の車両用緊急通報装置において、前記緊急通報ボタンが無効になっている場合に、次の(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の条件のうち少なくとも1以上の有効条件を判定する有効条件判定部と、
(イ)特定の語句による発話が行われること;
(ロ)所定の物理的な操作が行われること;
(ハ)ソフトウェア的に実現されるボタンについて所定の操作が行われること;
(ニ)撮影部の画角内に特定の物体、またはジェスチャーが撮影されること;
をさらに備え、前記緊急通報ボタン制御部は、前記有効条件判定部によって少なくとも1以上の前記条件が満たされていると判定された場合、前記緊急通報ボタンを有効にする。
また、本発明の一態様は、上記の車両用緊急通報装置において、前記緊急通報ボタン制御部は、前記無効条件判定部によって前記無効条件が満たされていると判定され、かつ前記緊急通報ボタンが押下された場合、所定時間後に外部装置への通報を通報部に実行させる。
また、本発明の一態様は、所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定ステップと、前記無効条件判定ステップによって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御ステップと、を有する車両用緊急通報方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定ステップと、前記無効条件判定ステップによって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、緊急通報が不要な場合に誤通報を抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係るドライブレコーダの外観の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るドライブレコーダのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るドライブレコーダの機能構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る緊急通報ボタン制御処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る緊急通報ボタン押下時処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るドライブレコーダの機能構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る音声認識による緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る音声認識による緊急通報処理の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るドライブレコーダの機能構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る音声認識とロック機構との組み合わせによるロック機構解除処理の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係るドライブレコーダ1の外観の一例を示す図である。ドライブレコーダ1は、例えば、主に車両3(不図示)のダッシュボードまたはフロントガラスに設置される。
ドライブレコーダ1は、緊急通報ボタン2を備える。緊急通報ボタン2は、緊急時に通報を行うためのボタンである。緊急通報ボタン2が押下されると、ドライブレコーダ1からサーバ4(不図示)に緊急時であることの通報が行われる。後述するように、ドライブレコーダ1では、緊急通報が不要な場合には誤通報を抑制し、必要な時に緊急通報が可能とするための機能である誤通報防止の機能を有する。
ここで緊急通報ボタン2は、ドライブレコーダ1が車両3に設置されることによって、車両3に搭載される。
ここで図1では一例として、ドライブレコーダ1の本体部分の形状が直方体の場合を示しているが、ドライブレコーダ1の本体部分の形状は直方体に限られない。緊急通報ボタン2は、一例として、ドライブレコーダ1の前面に備えられる。なお、緊急通報ボタン2は、ドライブレコーダ1の上面、底面、側面、または後面に備えられてもよい。
[ドライブレコーダの構成]
図2は、本実施形態に係るドライブレコーダ1のハードウェア構成の一例を示す図である。ドライブレコーダ1は、加速度センサ10と、GPS受信部11と、カメラ12と、スピーカ13と、ディスプレイ14と、操作ボタン15と、マイク16と、タイマー17と、CPU18と、ROM19と、RAM110と、通信モジュール111と、車両信号ケーブル112とを備える。加速度センサ10、GPS受信部11、カメラ12、スピーカ13、ディスプレイ14、操作ボタン15、マイク16、タイマー17、CPU18、ROM19、RAM110、通信モジュール111、及び車両信号ケーブル112は、互いに信号線によって接続される。
加速度センサ10は、車両3の加速度を測定する。
GPS受信部11は、GPS(Global Positioning System)を利用して車両3の現在位置を示す情報を取得する。
カメラ12は、車両3の走行中の動画像を撮影、及び録画する。
スピーカ13は、音声による警告音を出力する。
ディスプレイ14は、各種の画面を表示する。ディスプレイ14は、例えば、液晶ディスプレイ、または有機エレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence)ディスプレイなどである。
操作ボタン15は、ユーザがドライブレコーダ1を操作するためのボタンである。操作ボタン15は、図1に示した緊急通報ボタン2を含む。
なお、ディスプレイ14は、タッチパネルであってもよく、その場合、操作ボタン15はディスプレイ14と一体となって構成されてもよい。または、操作ボタン15の一部がディスプレイ14と一体となって構成されてもよい。本実施形態では、ディスプレイ14が、タッチパネルであって、操作ボタン15のうち緊急通報ボタン2以外のボタンがディスプレイ14と一体となって構成されている場合の一例について説明する。
マイク16は、ユーザの音声を収音する。
タイマー17は、計時を行う。
CPU18は、ROM19からプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従って各種の制御を実行する。CPU18は、レジスターなどの内部記憶媒体を複数内蔵している。CPU18は、ROM19から内部記憶媒体にデータを一時的に記憶し、これを演算処理する。CPU18は、演算結果をレジスターに出力し、さらにレジスターからRAM110や外部の記憶媒体に出力させる。
ROM19は、CPU18が各種演算や制御を行うための各種プログラム、データ及びパラメーターなどを格納した主記憶装置である。ROM19は、ROM19に供給される電力がゼロの状態でも記憶内容を保持できる。
RAM110は、CPU18にワーキングメモリーとして使用される主記憶装置である。RAM110は、CPU18により、プログラムやデータなどの書き込み及び消去が行われる。RAM110は、例えば、半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。
通信モジュール111は、無線ネットワークNWを介して、各種の情報の送信及び受信を行う。通信モジュール111は、通信インターフェース(I/F)を備える。
車両信号ケーブル112は、車両3から車両信号を取得する。車両信号は、車両3の状態を示す信号である。車両信号ケーブル112は、車両3のECU(Electronic Control Unit)から各種の車両信号を取得する。各種の車両信号には、例えば、イグニッションスイッチ信号、車速信号などが含まれる。
なお、本実施形態では、図2に示したドライブレコーダ1のハードウェア構成から、マイク16は省略されてもよい。
図3は、本実施形態に係るドライブレコーダ1の機能構成の一例を示す図である。ドライブレコーダ1は、制御部20と、速度取得部21と、車両信号取得部22と、衝撃検知部23と、位置取得部24と、撮影部25と、計時部26と、操作部27と、音声出力部28と、表示部29と、通信部210と、記憶部211とを備える。
制御部20は、ドライブレコーダ1についての各種の制御を行う。制御部20は、例えばCPUを備えており、種々の演算や情報の授受を行う。制御部20が備える各機能部は、CPUがROMからプログラムを読み込んで処理を実行することにより実現される。制御部20が備える各機能部については後述する。制御部20は、図2に示したCPU18、ROM19、及びRAM110を含む。
速度取得部21は、車両3の速度を取得する。速度取得部21は、取得した速度に基づいて、速度データA1を生成する。速度データA1は、車両3の速度を示す。速度取得部21は、一例として、GPS受信部11から車両3の位置を所定の周期において取得し、当該周期の間に車両3の位置が変化した距離に基づいて、車両3の速度を算出することによって車両3の速度を取得する。
車両信号取得部22は、車両3の車両信号を取得する。車両信号取得部22は、取得した車両信号に基づいて、車両信号データB1を生成する。車両信号データB1は、イグニッションのオンまたはオフを示す。車両信号取得部22は、図2に示した車両信号ケーブル112を含む。
なお、車両3がトンネルを走行中の場合には、GPS受信部11が受信する車両3の現在位置を示す情報の精度は、十分に高くない場合がある。速度取得部21は、車両信号取得部22が取得する車両信号に含まれる車速信号を取得することによって車両3の速度を取得してもよい。
また、速度取得部21は、カメラ12によって撮影される動画に基づいて車両3の速度を算出してもよい。
衝撃検知部23は、車両3に加わる衝撃を検知する。衝撃検知部23は、検知結果に基づいて、衝撃検知データC1を生成する。衝撃検知データC1は、ドライブレコーダ1に加わる衝撃について、少なくとも大きさ、または向きのうち少なくとも一方を示す。衝撃検知部23は、図2に示した加速度センサ10を含む。
位置取得部24は、車両3の位置を取得する。位置取得部24は、取得した位置に基づいて、位置データD1を生成する。位置データD1は、車両3の位置を示す。なお、ドライブレコーダ1は車両3に搭載されているため、車両3の位置と、ドライブレコーダ1の位置とは同じである。位置取得部24は、図2に示したGPS受信部11を含む。
撮影部25は、動画を撮影する。撮影部25は、撮影の結果、画像データE1を生成する。画像データE1は、カメラ12によって常時録画される映像を示す。また、撮影部25は、事故時などに衝撃が検知された時点の前後の所定の長さの期間に動画を撮影する。撮影部25は、図2に示したカメラ12を含む。
計時部26は、各種の計時を行う。計時部26は、制御部20からの信号に応じて計時の開始及び停止を行う。計時部26が行う計時には、タイマーの機能が含まれる。計時部26は、計時の結果、計時データF1を生成する。計時データF1には、例えば、制御部20から計時開始の信号を取得してから計時停止の信号を取得するまでに経過した時間が含まれる。または、計時データF1には、計時部26がタイマー機能としての計時を行う場合には、タイマーの残りの時間が含まれる。計時部26は、複数の計時を並行して行う場合がある。複数の計時が並行して行われる場合には、計時データF1には、それら複数の計時の結果が含まれる。また、計時データF1には、現在時刻が含まれてもよい。計時部26は、図2に示したタイマー17を含む。
操作部27は、ドライブレコーダ1のユーザによって各種の操作が行われる。操作部27は、図1に示した緊急通報ボタン2と、解除ボタン271と、メニュー操作ボタン272とを備える。解除ボタン271は、緊急通報ボタン2が無効になっている場合に、当該緊急通報ボタン2を有効にするためのボタンである。メニュー操作ボタン272は、ユーザがドライブレコーダ1を操作するためのボタンである。
緊急通報ボタン2、解除ボタン271、及びメニュー操作ボタン272は、図2に示した操作ボタン15に含まれる。上述したように、本実施形態では、操作ボタン15のうち緊急通報ボタン2以外のボタンがディスプレイ14と一体となって構成されているため、解除ボタン271、及びメニュー操作ボタン272は、ディスプレイ14と一体となって構成されている。
音声出力部28は、各種の音声を出力する。音声出力部28が出力する音声には、例えば、衝撃検知時の警告音として出力する音声が含まれる。なお、音声出力部28が出力する音声には、緊急通報ボタン2が押下されて通報が行われたことをユーザに報知する音声が含まれてもよい。また、音声出力部28が出力する音声には、無効になっていた緊急通報ボタン2が有効になったことをユーザに報知する音声が含まれてもよい。音声出力部28は、図2に示したスピーカ13、及びRAM110を含む。RAM110には、音声データが記憶される。
表示部29は、各種の画面を表示する。表示部29が表示する画面には、ユーザがドライブレコーダ1を操作するためのメニュー操作画面が含まれる。表示部29が表示する画面には、例えば、衝撃検知時の警告として表示される警告画面が含まれる。表示部29は、図2に示したディスプレイ14、及びRAM110を含む。RAM110には、警告画面の画像データが含まれる。
通信部210は、外部装置と通信を行う。通信部210が通信を行う外部装置には、サーバ4(不図示)が含まれる。サーバ4には、緊急通報ボタン2が押下された場合の緊急通報、または衝撃検知時にドライブレコーダ1からイベントファイルが送信される。通信部210は、図2に示した通信モジュール111を含む。
記憶部211は、各種の情報を記憶する。記憶部211が記憶する情報には、走行記録情報G1が含まれる。走行記録情報G1は、例えば、車両3の位置情報の履歴を示す。当該履歴では、時刻と、当該時刻における車両3の位置とが対応づけられている。なお、走行記録情報G1は、カメラ12によって常時録画される映像であってもよい。走行記録情報G1は、車両3の位置情報の履歴と、カメラ12によって常時録画される映像との両方が含まれてもよい。
記憶部211は、衝撃検知時に生成されるイベント情報H1を記憶する。イベント情報H1は、衝撃が検知された時刻と、衝撃検知データC1とが対応づけられた情報である。イベント情報H1には、事故時などに衝撃が検知された時点の前後の所定の長さの期間に動画が含まれてもよい。記憶部211は、図2に示したRAM110を含む。
ここで制御部20が備える各機能部について説明する。制御部20は、取得部200と、操作受付部207と、衝撃検知処理部2011と、画像記録部2012と、表示制御部2013と、通報部2014と、誤通報防止処理部300とを備える。
取得部200は、各種の情報を取得する。取得部200は、速度データ取得部201と、車両信号データ取得部202と、衝撃検知データ取得部203と、位置情報取得部204と、撮影画像取得部205と、計時データ取得部206とを備える。
速度データ取得部201は、速度取得部21から速度データA1を取得する。
車両信号データ取得部202は、車両信号取得部22から車両信号データB1を取得する。
衝撃検知データ取得部203は、衝撃検知部23から衝撃検知データC1を取得する。
位置情報取得部204は、位置取得部24から位置データD1を取得する。
撮影画像取得部205は、撮影部25から画像データE1を取得する。
計時データ取得部206は、計時部26から計時データF1を取得する。
操作受付部207は、操作部27に行われた各種の操作を受け付ける。操作受付部207は、緊急通報受付部208と、解除受付部209と、メニュー操作受付部2010とを備える。
緊急通報受付部208は、緊急通報の操作を受け付ける。緊急通報受付部208は、緊急通報ボタン2が押下されたことを検知することによって当該操作を受け付ける。
解除受付部209は、緊急通報ボタン2が無効になっている(緊急通報ボタン2がロックされている)場合に、当該緊急通報ボタン2を有効にする(緊急通報ボタン2のロックを解除する)操作を受け付ける。解除受付部209は、解除方法が実行されたことを検知することによって当該操作を受け付ける。解除方法が実行されるとは、例えば、解除ボタン271が押下されることである。
メニュー操作ボタン272は、メニューの操作を受け付ける。メニュー操作ボタン272は、メニュー操作ボタン272が押下されたことを検知することによって当該操作を受け付ける。
衝撃検知処理部2011は、衝撃検知部23によって所定の大きさ以上の衝撃が検知された場合に、所定の処理である衝撃検知時処理を行う。衝撃検知時処理には、音声出力部28に警告音を出力させる処理、表示部29に警告画面を表示させる処理が含まれる。また、衝撃検知時処理には、イベント情報H1を生成して、記憶部211にイベント情報H1を記憶させる処理が含まれる。
画像記録部2012は、画像データE1を記憶部211に記憶させる。なお、画像記録部2012は、ドライブレコーダ1が動作している間、画像データE1を記憶部211に記憶させ続ける。
表示制御部2013は、表示部29を制御して、表示部29に各種の画面を表示させる。
通報部2014は、通信部210を介してサーバ4に通報を送信する。通報部2014は、緊急通報ボタン2が有効となっており、かつ緊急通報受付部208が緊急通報の操作を受け付けた場合に通報を送信する。または、通報部2014は、緊急通報受付部208が緊急通報の操作を受け付けた後に、緊急通報ボタン2が有効にされた場合に通報を送信する。通報部2014が送信する通報には、例えば、位置データD1が示す車両3の位置、画像データE1が示すカメラ12によって録画された映像、またはユーザ識別番号のうち少なくとも1以上の情報が含まれる。
ここでユーザ識別番号とは、例えば、ドライブレコーダ1に紐づけられている識別子、ドライブレコーダ1のユーザに紐づけられている識別子、ドライブレコーダ1が通報を行うための通報サービスのユーザに紐づけられている識別子、車両3に紐づけられている識別子のうち少なくとも1以上である。
なお、通報部2014は、ドライブレコーダ1の構成から省略されてドライブレコーダ1とは別体の機器に備えられてもよい。その場合、制御部20は、通信部210を介して別体の機器に備えられる通報部2014に通報を実行させる。
誤通報防止処理部300は、誤通報防止処理を実行する。誤通報防止処理とは、緊急通報が不要な場合には誤通報を抑制し、必要な時に緊急通報が可能とするための処理である。誤通報防止処理部300は、無効条件判定部301と、緊急通報ボタン制御部302と、有効条件判定部303とを備える。
無効条件判定部301は、無効条件が満たされているか否かを判定する。無効条件とは、所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうちいずれか1以上である。
本実施形態では、無効条件は、一例として、走行中でないこと、所定時間以内の走行記録がないこと、及び所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはメニューの操作中でないことである。
緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2の制御を行う。緊急通報ボタン2の状態には、有効の状態と、無効の状態とがある。
有効の状態では、上述したように緊急通報ボタン2が押下されると、通報部2014によって緊急通報が行われる。
一方、無効の状態では、緊急通報ボタン2が押下されても通報部2014によって緊急通報は行われない制御が行われるか、または緊急通報ボタン2が物理的に押下できない状態になっている。緊急通報ボタン2が物理的に押下できない状態とは、例えば、押下防止機構によって実現される。押下防止機構の具体例については後述する。
緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定された場合に、緊急通報ボタン2を無効にする。本実施形態では、一例として、緊急通報ボタン2が無効の状態とは、緊急通報ボタン2が押下されても通報部2014によって緊急通報は行われない制御が行われる状態である。
有効条件判定部303は、緊急通報ボタン2が無効になっている場合に、次の(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の条件のうち少なくとも1以上の条件である有効条件を判定する。
(イ)特定の語句による発話が行われること;
(ロ)所定の物理的な操作が行われること;
(ハ)ソフトウェア的に実現されるボタンについて所定の操作が行われること;
(ニ)撮影部25の画角内に特定の物体、またはジェスチャーが撮影されること;
以下の説明では、有効条件が満たされて緊急通報ボタン2を有効にする(緊急通報ボタン2のロックを解除する)方法を、解除方法ともいう。本実施形態では、有効条件とは、一例として、解除ボタン271が押下中であることである。つまり、本実施形態では、解除ボタン271が押下されながら緊急通報ボタン2が押下された場合に緊急通報が実行される。換言すれば、緊急通報を実行するために、緊急通報ボタン2と解除ボタン271との複数のボタンが押下されることが必要とされる。このように、本実施形態では、有効条件とは、上記の条件のうち所定の物理的な操作が行われることである。
[緊急通報ボタン制御処理]
次に図4から図7を参照しドライブレコーダ1による緊急通報ボタン制御処理について説明する。図4は、本実施形態に係る緊急通報ボタン制御処理の一例を示す図である。図4に示す緊急通報ボタン制御処理は、制御部20によって実行される。制御部20は、例えば、ドライブレコーダ1の電源がオンになっている間、図4に示す緊急通報ボタン制御処理を繰り返し実行する。
図4に示すステップS10、ステップS20、ステップS40、またはステップS50の処理によって、無効条件が判定される。本実施形態では、無効条件は、メニュー操作が行われていること、車両3が駐車中であることに対応する。
ステップS10:無効条件判定部301は、メニューの操作中であるか否かを判定する。301は、メニュー操作受付部2010からメニュー操作ボタン272が押下されたことを示す信号を取得した場合、メニューの操作中であると判定する。
無効条件判定部301がメニューの操作中であると判定した場合(ステップS10;YES)、誤通報防止処理部300はステップS60の処理を実行する。一方、無効条件判定部301は、メニューの操作中でないと判定した場合(ステップS10;NO)、ステップS20の処理を実行する。
ステップS20:無効条件判定部301は、車両3が走行中であるか否かを判定する。無効条件判定部301は、速度データ取得部201から速度データA1を取得する。無効条件判定部301は、取得した速度データA1が示す速度が所定の速度以上である場合、車両3が走行中であると判定する。
無効条件判定部301は車両3が走行中であると判定した場合(ステップS20;YES)、誤通報防止処理部300は、ステップS30の処理を実行する。一方、無効条件判定部301は、車両3が走行中でないと判定した場合(ステップS20;NO)、ステップS40の処理を実行する。
ステップS30:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2を有効にする。その後、制御部20は緊急通報ボタン制御処理を終了する。
ステップS40:無効条件判定部301は、所定時間以内の走行記録があるか否かを判定する。無効条件判定部301は、記憶部211から走行記録情報G1を読み出す。また無効条件判定部301は、計時データ取得部206から計時データF1を取得する。無効条件判定部301は、読み出した走行記録情報G1と、取得した計時データF1が示す現在時刻とに基づいて、所定時間以内の走行記録があるか否かを判定する。ここで所定時間とは、例えば、10秒である。
無効条件判定部301が所定時間以内の走行記録があると判定した場合(ステップS40;YES)、誤通報防止処理部300はステップS30の処理を実行する。一方、無効条件判定部301は、所定時間以内の走行記録がないと判定した場合(ステップS40;NO)、ステップS50の処理を実行する。
ステップS50:無効条件判定部301は、所定時間以内に衝撃が検知されているか否かを判定する。無効条件判定部301は、記憶部211からイベント情報H1を読み出す。また無効条件判定部301は、計時データ取得部206から計時データF1を取得する。無効条件判定部301は、読み出したイベント情報H1と、取得した計時データF1が示す現在時刻とに基づいて、所定時間以内に衝撃が検知されているか否かを判定する。ここで所定時間とは、例えば、10秒である。
無効条件判定部301が、所定時間以内に衝撃が検知されていると判定した場合(ステップS50;YES)、誤通報防止処理部300は、ステップS30の処理を実行する。一方、無効条件判定部301が、所定時間以内に衝撃が検知されていないと判定した場合(ステップS50;NO)、誤通報防止処理部300は、ステップS60の処理を実行する。
ステップS60:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2を無効にする。ここで緊急通報ボタン制御部302は、一例として、緊急通報ボタン2が押下されても通報部2014に緊急通報を行わせないように制御することによって、緊急通報ボタン2を無効にする。
その後、誤通報防止処理部300は、緊急通報ボタン制御処理を終了する。
以上で、制御部20は、緊急通報ボタン制御処理を終了する。
[緊急通報ボタン押下時処理]
図5は、本実施形態に係る緊急通報ボタン押下時処理の一例を示す図である。図5に示す緊急通報ボタン押下時処理は、制御部20によって実行される。制御部20は、例えば、ドライブレコーダ1の電源がオンになっている間、図5に示す緊急通報ボタン押下時処理を繰り返し実行する。
ステップS110:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が押下されたか否かを判定する。緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報受付部208から緊急通報ボタン2が押下されたことを示す信号を取得した場合、緊急通報ボタン2が押下されたと判定する。
緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が押下されたと判定した場合(ステップS110;YES)、ステップS120の処理を実行する。一方、緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が押下されていないと判定した場合(ステップS110;NO)、緊急通報ボタン押下時処理を終了する。
ステップS120:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が有効であるか否かを判定する。
緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が有効であると判定した場合(ステップS120;YES)、ステップS130の処理を実行する。一方、緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2が無効であると判定した場合(ステップS120;NO)、緊急通報ボタン押下時処理を終了する。
ステップS130:緊急通報ボタン制御部302は、通報部2014に緊急通報を実行させる。通報部2014は、通信部210を介してサーバ4に通報を送信する。
以上で、制御部20は、緊急通報ボタン押下時処理を終了する。
[緊急通報ボタン切替処理]
図6は、本実施形態に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。図6に示す緊急通報ボタン切替処理は、制御部20によって実行される。制御部20は、例えば、ドライブレコーダ1の電源がオンになっている間、図6に示す緊急通報ボタン切替処理を繰り返し実行する。
ステップS210:有効条件判定部303は、解除方法が実行されているか否かを判定する。有効条件判定部303は、例えば、解除受付部209から解除ボタン271が押下中であることを示す信号を取得した場合に、解除方法が実行されていると判定する。
有効条件判定部303が、解除方法が実行されていると判定した場合(ステップS210;YES)、緊急通報ボタン制御部302は、ステップS220の処理を実行する。一方、有効条件判定部303が、解除方法が実行されていないと判定した場合(ステップS210;NO)、緊急通報ボタン制御部302は、ステップS230の処理を実行する。
図6に示すステップS220、及びステップS230の各処理については、図4に示したステップS30、及びステップS60の各処理とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
以上で、制御部20は、緊急通報ボタン切替処理を終了する。
なお、本実施形態では、有効条件が、解除ボタン271が押下中であることである場合の一例について説明したが、これに限られない。有効条件として、他の所定の物理的な操作が用いられてもよい。例えば、有効条件は、緊急通報ボタン2が無効の状態において解除ボタン271が押下されることであってもよい。
また、有効条件は、複数のボタンが所定の順番で押下されることであってもよい。当該複数のボタンは、例えば、複数の解除ボタンである。また、当該複数のボタンは、緊急通報ボタン2と、1以上の解除ボタンとから構成されてもよい。
また、無効の状態において、押下防止機構によって緊急通報ボタン2が物理的に押下できない状態になっている場合、有効条件は、押下防止機構を解除するものであってもよい。押下防止機構は、例えば、緊急通報ボタン2が有効であるか無効であるかに応じて、制御部20によって電気的に制御される。なお、押下防止機構は、緊急通報ボタン2を有効とするために、ユーザが手動で解除可能なものであってもよい。
押下防止機構とは、例えば、緊急通報ボタン2をロックするロック機構である。ロック機構は、例えば、ストッパー部材である。押下防止機構は、緊急通報ボタン2を保護する蓋やシャッターなどの保護部材であってもよい。保護部材が用いられる場合、ユーザが緊急通報ボタン2に触ること自体が抑止される。
押下防止機構が用いられる場合の例については、第3の実施形態において後述する。
また、有効条件は、ソフトウェア的に実現されるボタンについて所定の操作が行われることであってもよい。例えば、ディスプレイ14と操作ボタン15とがタッチパネルとして一体となってドライブレコーダ1に備えられている場合に、タッチパネルに表示されるボタンについて所定の操作が行われた場合に、緊急通報ボタン2は無効の状態から有効の状態へと制御されてもよい。
例えば、タッチパネルに表示されるボタンは、解除用のボタンとして表示される。または、タッチパネルに複数のボタンが表示されて、それらが同時に押下されること、または複数のボタンのうち特定のボタンが押下されることが有効条件とされてもよい。また、タッチパネルに表示される複数のボタンが所定の順番で押下されることが有効条件とされてもよい。また、タッチパネルに緊急通報ボタン2を有効とするためのパスワードの入力フォームが表示されてもよい。
また、有効条件は、撮影部25の画角内に特定の物体、またはジェスチャーが撮影されることであってもよい。特定の物体とは、例えば、ドライブレコーダ1が搭載される車両3のキー、ユーザの顔などである。なお、上述したように撮影部25の機能は、カメラ12によって実現されている。カメラ12は、ドライブレコーダ1においてディスプレイ14が設けられる正面と反対側の面である背面に備えられている。そのため緊急通報ボタン2を有効とするために、特定の物体や自身の手などが、当該背面の側に位置するようにして撮影を行う。またはユーザは、ドライブレコーダ1の向きを変えてカメラ12を自身の方へ向けて撮影を行ってもよい。
(変形例)
なお、図4に示した緊急通報ボタン制御処理において、ステップS10、ステップS20、ステップS40またはステップS50の無効条件のうち省略されるものがあってもよい。つまり、無効条件は、ステップS10、ステップS20、ステップS40、ステップS50のうち少なくとも1以上の条件を含めばよい。
また、図4に示した緊急通報ボタン制御処理において、無効条件として、ステップS40において、所定時間以内の走行記録がないという条件の代わりに、イグニッションオンから所定時間以内であるという条件が判定されてもよい。
なお、無効条件として、ドライブレコーダ1が搭載される車両3の位置が所定の場所に含まれてもよい。その場合、無効条件判定部301は、位置情報取得部204から位置データD1を取得する。無効条件判定部301は、取得した位置データD1に基づいて、車両3の位置が所定の場所に含まれているか否かを判定する。所定の場所とは、例えば、駐車場である。
(変形例1)
次に図7を参照し、緊急通報ボタン切替処理の変形例について説明する。図7は、本変形例に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。図7に示す緊急通報ボタン切替処理は、制御部20によって実行される。制御部20は、例えば、ドライブレコーダ1の電源がオンになっている間、図7示す緊急通報ボタン切替処理を繰り返し実行する。
ステップS310:有効条件判定部303は、解除方法が実行されているか否かを判定する。有効条件判定部303は、例えば、解除受付部209から解除ボタン271が押下されたことを示す信号を取得した場合に、解除方法が実行されていると判定する。
有効条件判定部303は、解除方法が実行されていると判定した場合(ステップS310;YES)、ステップS320の処理を実行する。一方、有効条件判定部303は、解除方法が実行されていないと判定した場合(ステップS310;NO)、誤通報防止処理部300は、緊急通報ボタン切替処理を終了する。
ステップS320:有効条件判定部303は、計時を開始する。有効条件判定部303は、計時部26に計時を開始させるための信号を出力する。計時部26は、当該信号を取得すると、計時を開始する。
ステップS330:有効条件判定部303は、緊急通報ボタン2が押下されたか否かを判定する。有効条件判定部303は、緊急通報受付部208から緊急通報ボタン2が押下されたことを示す信号を取得した場合、緊急通報ボタン2が押下されたと判定する。
有効条件判定部303は、緊急通報ボタン2が押下されたと判定した場合(ステップS330;YES)、ステップS340の処理を実行する。一方、有効条件判定部303は、緊急通報ボタン2が押下されていないと判定した場合(ステップS330;NO)、ステップS330の処理を再度実行する。
ステップS340:有効条件判定部303は、計時を開始してから所定時間以内であるか否かを判定する。有効条件判定部303は、計時データ取得部206から計時データF1を取得する。有効条件判定部303は、取得した計時データF1に基づいて計時を開始してから所定時間以内であるか否かを判定する。ここで所定時間とは、例えば、60秒である。
有効条件判定部303が、計時を開始してから所定時間以内であると判定した場合(ステップS340;YES)、緊急通報ボタン制御部302は、ステップS350の処理を実行する。一方、有効条件判定部303は、計時を開始してから所定時間以内でないと判定した場合(ステップS340;NO)、ステップS370の処理を実行する。
ステップS350:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2を有効にする。
ステップS360:有効条件判定部303は、緊急通報ボタン2が押下されてから計時された時間を初期化する。
ステップS370:緊急通報ボタン制御部302は、緊急通報ボタン2を無効にする。その後、誤通報防止処理部300は、ステップS360の処理を実行する。
以上で、誤通報防止処理部300は、緊急通報ボタン切替処理を終了する。
(変形例2)
なお、緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定され、かつ緊急通報ボタン2が押下された場合、所定時間後に通報部2014に外部装置への通報を実行させてもよい。外部装置とは、例えば、サーバ4である。一方、緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていないと判定された場合には、緊急通報ボタン2が押下された場合、即時に通報部2014に外部装置への通報を実行させる。
無効条件が満たされている場合には、緊急通報ボタン2が押下されても、緊急通報が実行されるまでの所定時間の間であれば、緊急通報を中止できる。例えば、誤操作や子供の悪戯によって緊急通報ボタン2が押下されてしまった場合であっても、ユーザは所定時間の間であれば、緊急通報を中止できる。緊急通報を中止する方法は、例えば、緊急通報ボタン2を所定の時間以上押下し続ける(長押しする)ことである。また、緊急通報を中止する方法は、中止ボタンを押下することであってもよい。その場合、当該中止ボタンは、操作部27に備えられる。
また、緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定された場合であっても、走行速度に応じて、緊急通報ボタン2が押下された場合に通報部2014に所定時間後にサーバ4に通報を送信させる制御を行ってもよい。
(第2の実施形態)
以下、図8及び図9を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。
上記第1の実施形態では、緊急通報ボタン2が押下された場合に緊急通報が実行される場合について説明をした。本実施形態では、ドライブレコーダが音声認識の機能を有して、特定の語句による発話が行われた場合に緊急通報が実行される場合について説明をする。
本実施形態に係るドライブレコーダをドライブレコーダ1aという。
なお、上述した第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、同一の構成及び動作についてはその説明を省略する場合がある。
[ドライブレコーダの構成]
図8は、本実施形態に係るドライブレコーダ1aの機能構成の一例を示す図である。ドライブレコーダ1aは、制御部20aと、速度取得部21と、車両信号取得部22と、衝撃検知部23と、位置取得部24と、撮影部25と、計時部26と、操作部27と、音声出力部28と、表示部29と、通信部210と、記憶部211と、収音部212aとを備える。本実施形態に係るドライブレコーダ1a(図8)と第1の実施形態に係るドライブレコーダ1(図3)とを比較すると、ドライブレコーダ1a(図8)は、制御部20a、及び収音部212aを備える点がドライブレコーダ1(図3)とは異なる。
収音部212aは、ユーザの音声を収音する。収音部212aは、収音した結果、音声データJ1を生成する。収音部212aは、図2に示したマイク16を含む。
ここで制御部20aが備える各機能部について説明する。制御部20aは、取得部200aと、操作受付部207と、衝撃検知処理部2011と、画像記録部2012と、表示制御部2013と、通報部2014と、誤通報防止処理部300aとを備える。
取得部200aは、速度データ取得部201と、車両信号データ取得部202と、衝撃検知データ取得部203と、位置情報取得部204と、撮影画像取得部205と、計時データ取得部206と、音声データ取得部2020aとを備える。
音声データ取得部2020aは、収音部212aから音声データJ1を取得する。
誤通報防止処理部300aは、音声認識による誤通報防止処理を実行する。誤通報防止処理部300aは、無効条件判定部301と、緊急通報ボタン制御部302と、有効条件判定部303aと、音声認識緊急通報制御部304aとを備える。
有効条件判定部303aは、緊急通報ボタン2が無効になっている場合に、音声認識によって有効条件が満たされているか否かを判定する。本実施形態において、有効条件とは、特定の語句による発話が行われることである。なお音声認識によって有効条件が判定される場合、語句が識別されればよく、音声の主体は識別されなくてよい。
音声認識緊急通報制御部304aは、音声認識によって緊急通報を制御する。音声認識緊急通報制御部304aとは、音声データ取得部2020aが取得する音声データJ1が特定の音声を示す場合に通報部2014に緊急通報を実行させる。
[音声認識による緊急通報ボタン切替処理]
図9は、本実施形態に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。図9に示す緊急通報ボタン切替処理は、制御部20aによって実行される。制御部20aは、例えば、ドライブレコーダ1aの電源がオンになっている間、図9に示す緊急通報ボタン切替処理を繰り返し実行する。
なお、図9に示す緊急通報ボタン切替処理の開始時には、緊急通報は無効となっている。緊急通報が無効の場合には、緊急通報キーワードが発話された場合であっても、緊急通報は実行されない。一方、緊急通報が有効の場合、緊急通報キーワードが発話された場合に、緊急通報が実行される。
ステップS410:有効条件判定部303aは、所定時間以内に解除キーワードを認識したか否かを判定する。有効条件判定部303aは、音声データ取得部2020aから音声データJ1を取得する。有効条件判定部303aは、取得した音声データJ1が解除キーワードを示す場合、解除キーワードを認識したと判定する。解除キーワードは、例えば、「カイジョ」である。
有効条件判定部303aが、解除キーワードを認識したと判定した場合(ステップS410;YES)、誤通報防止処理部300aはステップS420の処理を実行する。一方、有効条件判定部303aは、解除キーワードを認識していないと判定した場合(ステップS410;NO)、誤通報防止処理部300aは、ステップS430の処理を実行する。
ステップS420:音声認識緊急通報制御部304aは、緊急通報を有効にする。音声認識緊急通報制御部304aは、音声データ取得部2020aから音声データJ1を取得する。音声認識緊急通報制御部304aは、取得した音声データJ1が緊急通報キーワードを示す場合、緊急通報キーワードを認識したと判定する。緊急通報キーワードは、例えば、「キンキュウツウホウ」である。
ステップS430:音声認識緊急通報制御部304aは、緊急通報を無効にする。
以上で、制御部20aは、緊急通報ボタン切替処理を終了する。
なお、図9に示した緊急通報ボタン切替処理が開始される前に、音声認識モードを開始するための処理が行われてもよい。その場合、音声認識緊急通報制御部304aは、音声認識キーワードを認識したか否かを判定する。音声認識緊急通報制御部304aは、音声データ取得部2020aから音声データJ1を取得する。音声認識緊急通報制御部304aは、取得した音声データJ1が音声認識キーワードを示す場合、音声認識キーワードを認識したと判定する。音声認識キーワードは、例えば、「ハイ、ドライブレコーダ」である。
音声認識緊急通報制御部304aは、音声認識モードを開始する。音声認識モードでは、音声認識による緊急通報を有効にすることが可能となる。
なお、図9に示した緊急通報ボタン切替処理は省略されてもよい。つまり、緊急通報キーワードが認識された場合に、即時に緊急通報が実行されてもよい。ここで図10を参照し、緊急通報キーワードが認識された場合に即時に緊急通報が実行される緊急通報処理について説明する。図10は、本実施形態に係る音声認識による緊急通報処理の一例を示す図である。
ステップS510:音声認識緊急通報制御部304aは、緊急通報キーワードを認識したか否かを判定する。音声認識緊急通報制御部304aは、緊急通報キーワードを認識したと判定した場合(ステップS510;YES)、ステップS520の処理を実行する。一方、音声認識緊急通報制御部304aが、緊急通報キーワードを認識していないと判定した場合(ステップS510;NO)、誤通報防止処理部300aは、音声認識による緊急通報処理を終了する。
ステップS520:音声認識緊急通報制御部304aは、通報部2014に緊急通報を実行させる。
以上で、制御部20bは、音声認識による緊急通報処理を終了する。
なお、緊急通報キーワードによる緊急通報が可能な場合に、緊急通報ボタン2が押下されることによる緊急通報の機能は有効とされてもよいし、無効とされてもよい。
なお、音声認識キーワード、解除キーワード、または緊急通報キーワードはそれぞれ、日常の会話で誤って発話されてしまわないキーワードであることが好ましい。音声認識キーワード、解除キーワード、または緊急通報キーワードはそれぞれ、緊急時の操作性の観点から文字数は最大でも10文字程度であることが好ましい。また、音声認識キーワード、解除キーワード、または緊急通報キーワードはそれぞれ、ドライブレコーダ1の製造時に予め設定されてもよいし、ドライブレコーダ1が使用され始めてからユーザによって設定、変更されてもよい。
図9に示したステップS410、ステップS420、図10に示したS510の各処理における音声認識による判定では、音声の主体が識別されてもよい。例えば、ドライブレコーダ1のユーザは、自身の声をマイク16に収音させて、声紋を登録しておく。有効条件判定部303a、及び音声認識緊急通報制御部304aは、各キーワードを認識したか否かについての判定とともに、登録された声紋と、音声データ取得部2020aから取得した音声データJ1が示す声紋とが一致するか否かを判定する。
(第3の実施形態)
以下、図11及び図12を参照しながら本発明の第3の実施形態について詳しく説明する。
上記第2の実施形態では、ドライブレコーダが音声認識の機能を有して、緊急通報を実行するために特定の語句による発話が用いられる場合について説明した。本実施形態では、緊急通報ボタン2がロック機構によってロックされている場合について説明をする。
本実施形態に係るドライブレコーダをドライブレコーダ1bという。
なお、上述した第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、同一の構成及び動作についてはその説明を省略する場合がある。
[ドライブレコーダの構成]
図11は、本実施形態に係るドライブレコーダ1bの機能構成の一例を示す図である。ドライブレコーダ1bは、制御部20bと、速度取得部21と、車両信号取得部22と、衝撃検知部23と、位置取得部24と、撮影部25と、計時部26と、操作部27bと、音声出力部28と、表示部29と、通信部210と、記憶部211と、収音部212aとを備える。本実施形態に係るドライブレコーダ1b(図11)と第2の実施形態に係るドライブレコーダ1a(図8)とを比較すると、ドライブレコーダ1b(図11)は、制御部20b、及び操作部27bとを備える点がドライブレコーダ1a(図8)とは異なる。
操作部27bは、緊急通報ボタン2と、ロック機構273bと、メニュー操作ボタン272とを備える。
ロック機構273bは、緊急通報ボタン2が無効となっている場合に、緊急通報ボタン2をロックする。緊急通報ボタン2をロックするとは、当該緊急通報ボタン2が押下されることを抑止することである。ロック機構273bでは、制御部20bによる電気的な制御によって、緊急通報ボタン2をロックする状態と、ロックを解除した状態とが切り替えられる。ロック機構273bは、例えば、ストッパー部材である。
なお、ロック機構273bは、ストッパー部材が取り外されるなどユーザによって直接操作が行われて解除されてもよい。また、ロック機構273bは、メニュー操作ボタン272から操作が行われて解除されてもよい。メニュー操作ボタン272は、例えば、タッチパネルによって実現される。
ここで制御部20bが備える各機能部について説明する。制御部20bは、取得部200aと、操作受付部207bと、衝撃検知処理部2011と、画像記録部2012と、表示制御部2013と、通報部2014と、誤通報防止処理部300bとを備える。
操作受付部207bは、緊急通報受付部208と、メニュー操作受付部2010とを備える。なお、操作受付部207bの構成からは、図3または図8に示した操作受付部207に備えられていた解除受付部209が省略されている。これは、上述したように、ロック機構273bは、制御部20bによって解除されるためである。
誤通報防止処理部300bは、無効条件判定部301と、緊急通報ボタン制御部302bと、有効条件判定部303aと、音声認識緊急通報制御部304aとを備える。
緊急通報ボタン制御部302bは、ロック機構273bの制御を行う。緊急通報ボタン制御部302bは、音声認識緊急通報制御部304aによる音声認識に基づいてロック機構273bの制御を行ってもよいし、メニュー操作ボタン272からの操作に基づいてロック機構273bの制御を行ってもよい。
[音声認識とロック機構との組み合わせによる緊急通報ボタン切替処理]
図12は、本実施形態に係る緊急通報ボタン切替処理の一例を示す図である。図12に示す緊急通報ボタン切替処理は、制御部20bによって実行される。制御部20bは、例えば、ドライブレコーダ1bの電源がオンになっている間、緊急通報ボタン切替処理を繰り返し実行する。
また、図12に示す音声認識による緊急通報ボタン切替処理の開始時には、緊急通報ボタン2はロック機構273bによってロックされている。当該ロックは、図4に示したステップS60において、緊急通報ボタン2を無効にする処理において、緊急通報ボタン制御部302bによって実行される。
ステップS610:緊急通報ボタン制御部302bは、解除方法が実行されているか否かを判定する。緊急通報ボタン制御部302bは、例えば、音声データ取得部2020aが取得した音声データJ1がロック機構273bを解除するための解除キーワードを示す場合、解除方法が実行されていると判定する。また、緊急通報ボタン制御部302bは、メニュー操作受付部2010がロック機構273bを解除するための操作を受け付けた場合、解除方法が実行されていると判定する。
緊急通報ボタン制御部302bは、解除方法が実行されていると判定した場合(ステップS610;YES)、ステップS620の処理を実行する。一方、緊急通報ボタン制御部302bが、解除方法が実行されていないと判定した場合(ステップS610;NO)、緊急通報ボタン制御部302は、ステップS630の処理を実行する。
ステップS620:緊急通報ボタン制御部302bは、ロック機構273bを解除する。
ステップS630:緊急通報ボタン制御部302bは、ロック機構273bによって緊急通報ボタン2をロックする。
以上で、制御部20bは、緊急通報ボタン切替処理を終了する。
なお、上述した各実施形態においては、緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定されて緊急通報ボタン2を無効にした後、有効条件判定部303によって有効条件が満たされていると判定された場合、緊急通報ボタン2を有効にする場合の一例について説明したが、これに限られない。緊急通報ボタン制御部302は、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定された場合、緊急通報ボタン2を無効のままにしてもよい。この場合、例えば、車両3が駐車中である場合には、緊急通報ボタン2は無効となる。
なお、制御部20は、ドライブレコーダ以外の種類の車両3に搭載される機器の機能として備えられてもよい。当該機器は、例えば、カーナビゲーション装置である。または、制御部20は、緊急通報に特化した車両用緊急通報装置として車両3に搭載されてもよい。
以上に説明したように、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)は、無効条件判定部301と、緊急通報ボタン制御部302、302bとを備える。
無効条件判定部301は、所定時間以内に車両3に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する。
緊急通報ボタン制御部302、302bは、無効条件判定部301によって無効条件が満たされていると判定された場合に、車両3に搭載された緊急通報ボタン2を無効にする。
この構成により、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)では、駐車中など無効条件が満たされている場合には、緊急通報ボタン2を無効にすることができるため、緊急通報が不要な場合には誤通報を抑制できる。
従来技術においては、煽り運転や体調不良等の何らかのトラブルが発生した場合に、ユーザが緊急通報ボタンを押下することによって、ドライブレコーダからの通報が外部サーバに送信される。しかしながら、緊急通報ボタンの押下というワンタッチの操作で即時に通報が送信されてしまう場合がある。従来技術では、子供の悪戯で押下された際にも通報が送信されてしまい、不要な通信量の増加、不要なサーバ負荷の増加が問題となっていた。
一方、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置では、駐車中など無効条件が満たされている場合には、緊急通報ボタン2が押下されても通報の送信は行われない。
また、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)では、無効条件判定部301はユーザによって自装置が操作されている場合(上述した各実施形態において、メニュー操作ボタン272が操作されている場合)に、無効条件が満たされていると判定する。
この構成により、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)では、メニュー操作が行われている最中には、緊急通報ボタン2が押下されても通報の送信は行われない。したがって、メニュー操作中に、車両3の車体が揺れて誤って緊急通報ボタン2が押下されてしまうことを抑止できる。
また、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)は、有効条件判定部303、303aをさらに備える。
有効条件判定部303、303aは、緊急通報ボタン2が無効になっている場合に、次の(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の条件のうち少なくとも1以上の有効条件を判定する有効条件判定部303、303aと、
(イ)特定の語句(第2の実施形態において、解除キーワード)による発話が行われること;
(ロ)所定の物理的な操作(第1の実施形態において、解除ボタン271が押され続けること)が行われること;
(ハ)ソフトウェア的に実現されるボタンについて所定の操作が行われること;
(ニ)撮影部25の画角内に特定の物体、またはジェスチャーが撮影されること;
緊急通報ボタン制御部302、302bは、有効条件判定部303、303aによって少なくとも1以上の条件が満たされていると判定された場合、緊急通報ボタン2を有効にする。
この構成により、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置(上述した各実施形態において、ドライブレコーダ1、1a、1b)では、緊急通報ボタン2が無効になっている場合であっても、解除ボタン271の押下など有効条件が満たされれば、緊急通報ボタン2を有効にできるため、緊急通報が不要な場合には誤通報を抑制し、必要な時に緊急通報を実行可能とすることができる。換言すれば、上述した各実施形態に係る車両用緊急通報装置は、2段階の手順によって緊急通報を行うものである。
なお、上述した実施形態におけるドライブレコーダ1、1a、1bの一部、例えば、誤通報防止処理部300、300a、300bをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ドライブレコーダ1、1a、1bに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるドライブレコーダ1、1a、1bの一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。ドライブレコーダ1、1a、1bの各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1a、1b…ドライブレコーダ、2…緊急通報ボタン、3…車両、301…無効条件判定部、302、302b…緊急通報ボタン制御部

Claims (6)

  1. 所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定部と、
    前記無効条件判定部によって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御部と、
    を備える車両用緊急通報装置。
  2. 前記無効条件判定部はユーザによって自装置が操作されている場合に、前記無効条件が満たされていると判定する
    請求項1に記載の車両用緊急通報装置。
  3. 前記緊急通報ボタンが無効になっている場合に、次の(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の条件のうち少なくとも1以上の有効条件を判定する有効条件判定部と、
    (イ)特定の語句による発話が行われること;
    (ロ)所定の物理的な操作が行われること;
    (ハ)ソフトウェア的に実現されるボタンについて所定の操作が行われること;
    (ニ)撮影部の画角内に特定の物体、またはジェスチャーが撮影されること;
    をさらに備え、
    前記緊急通報ボタン制御部は、前記有効条件判定部によって少なくとも1以上の前記条件が満たされていると判定された場合、前記緊急通報ボタンを有効にする
    請求項1または請求項2に記載の車両用緊急通報装置。
  4. 前記緊急通報ボタン制御部は、前記無効条件判定部によって前記無効条件が満たされていると判定され、かつ前記緊急通報ボタンが押下された場合、所定時間後に外部装置への通報を通報部に実行させる
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用緊急通報装置。
  5. 所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定ステップと、
    前記無効条件判定ステップによって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御ステップと、
    を有する車両用緊急通報方法。
  6. コンピュータに、
    所定時間以内に車両に加わる衝撃が検知されていないこと、またはイグニッションオンから所定時間以内であることのうち少なくとも1以上の無効条件が満たされているか否かを判定する無効条件判定ステップと、
    前記無効条件判定ステップによって前記無効条件が満たされていると判定された場合に、前記車両に搭載された緊急通報ボタンを無効にする緊急通報ボタン制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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