JP2022099189A - 車両用報知制御装置および車両用報知装置 - Google Patents

車両用報知制御装置および車両用報知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の衝突などの事故が発生したとき、発見者に事故に対するより詳細な情報を報知して、発見者がいかなる処置をとるべきであるか、より適切かつ速やかに判断することができるようにする。【解決手段】車両用報知制御装置2は、車両の事故を検出するイベント検出部129と、イベント検出部129がイベントとして車両の事故を検出したとき、事故車両の発見者が事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知部3に出力させる報知制御部136と、を備える。報知情報は、事故の発生日時の情報、事故が発生した旨が通信により外部に通報済みであるか否かの情報および車室内に要救助者がいるか否かの情報を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用報知制御装置および車両用報知装置に関する。
従来、車両に衝突事故が発生したときに周囲に報知する技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両に対する衝突によるエアーバッグシステムの作動に連動させて、バルーンを膨らませて車両外に放出し、後続車両に事故車両であることを報知する事故車両の追突防止装置が記載されている。
特開2009-116728号公報
ところで、車両の衝突などの事故が発生した後、車両の搭乗者以外の人が事故車両を発見するまでに時間を要することがある。例えば、人通りの少ない山道等で事故が発生した場合、通りがかった人に発見されるまでに時間を要する可能性がある。また、事故車両の搭乗者が車内に残ったまま気を失うなど声を出せないような状況にあることもある。この場合、事故車両の発見者は、事故がいつ発生したものであるか、警察や救急といった必要な外部機関に通報がすでに行われているのか否かといった、事故に関する詳細な情報を事後に知ることが困難であった。そのため、事故車両の発見者がいかなる処置をとるべきであるか、判断することができない可能性がある。車両の衝突などの事故としては、車両同士の衝突事故、単独の衝突事故、障害物や人物との接触事故など様々である。以下、車両の衝突などの事故は、「車両の事故」あるいは単に「事故」と表記する場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の衝突などの事故が発生したとき、発見者に事故に対するより詳細な情報を報知して、発見者がいかなる処置をとるべきであるか、より適切かつ速やかに判断することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用報知制御装置は、車両の事故をイベントとして検出するイベント検出部と、前記イベント検出部が前記イベントとして前記車両の事故を検出したとき、前記事故にあった車両の発見者が前記事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知部に出力させる報知制御部と、を備える。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用報知装置は、前記報知情報を車両の周囲にいる人に対して報知する報知部と、上記車両用報知制御装置と、を備える。
本発明にかかる車両用報知制御装置および車両用報知装置は、車両の事故が発生したとき、発見者に事故に対するより詳細な情報を報知して、発見者がいかなる処置をとるべきであるか、より適切かつ速やかに判断することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる車両用報知装置の一例を示す概略構成図である。 図2は、実施形態に係る車両用報知制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、報知情報が表示された表示部の一例を示す説明図である。 図4は、報知情報が表示された表示部の一例を示す説明図である。
以下に、本発明にかかる車両用報知制御装置および車両用報知装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
<車両用記録装置10の構成>
図1は、実施形態にかかる車両用報知装置の一例を示す概略構成図である。実施形態において、車両用報知装置1は、車両に搭載された車両用記録装置10である。車両用報知装置1として機能する車両用記録装置10は、車両の事故を検出したとき、事故車両の発見者が事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知する。
車両用記録装置10は、いわゆるドライブレコーダである。車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。車両用記録装置10は、第一カメラ200と、第二カメラ210と、マイクロフォン220と、記録部230と、操作部240と、表示部250と、スピーカ260と、加速度センサ270と、GPS(Global Positioning System)受信部280と、通信部290と、実施形態にかかる車両用報知制御装置2として機能する車両用記録制御装置100と、を備える。
第一カメラ200は、車両の外部を撮影するカメラである。第一カメラ200は、車両の前方の一方向を向いた単数のカメラを用いて説明するが、複数のカメラ群であってもよい。第一カメラ200は、例えば、車両の車室内前方における車両の前方を撮影可能な位置に配置されている。第一カメラ200は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり、車両が動作している間は、映像を常時撮影する。第一カメラ200は、車両のアクセサリ電源がONである間、映像を常時撮影する。第一カメラ200は、車両のアクセサリ電源がONである間であっても、イベントが検出されることで、映像の撮影を開始することとしてもよい。第一カメラ200は、アクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中、イベントが検出されると、映像の撮影を開始する。第一カメラ200は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120に出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
第二カメラ210は、車両の運転者を含む範囲を撮影するカメラである。第二カメラ210は、例えば、車両の車室内前方における車両の車室内を撮影可能な位置に配置されている。第二カメラ210は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が動作している間は、映像を常時撮影する。第二カメラ210は、車両のアクセサリ電源がONである間、映像を常時撮影する。第二カメラ210は、車両のアクセサリ電源がONである間であっても、イベントが検出されることで、映像の撮影を開始することとしてもよい。第二カメラ210は、アクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中、イベントが検出されると、映像の撮影を開始する。第二カメラ210は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
マイクロフォン220は、車両の車室内の音声を収音し音声データとして出力する。例えば、マイクロフォン220は、車両用記録装置10を構成する筐体内に配置される。また、マイクロフォン220は、他の車載ナビゲーションシステムの図示しない表示部の近傍に配置されていてもよい。マイクロフォン220は、収音した車室内の音声データを音声データ取得部121に出力する。
ここで、車両用記録装置10は、車両の車室外の音声の音声データを取得する図示しない第二マイクロフォンを備えてもよい。第二マイクロフォンは、複数配置されていてもよい。例えば、第二マイクロフォンは、運転席のドアミラーの近傍、運転席のドアの近傍、車両のフロントバンパ、または、車両のフロントグリルに配置されていてもよい。第二マイクロフォンは、収音した車室外音声データを音声データ取得部121に出力してもよい。
記録部230は、車両用記録装置10におけるデータの記憶などに用いられる。記録部230は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどである。また、記録部230は、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部230は、車両用記録制御装置100の記録制御部124から出力された制御信号に基づいて、イベント記録データまたはループ記録データを記録する。イベント記録データまたはループ記録データについては後述する。
操作部240は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部240は、撮影した映像データを記録部230に手動で記録する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、記録部230に記録したイベント記録データおよびループ記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、記録部230に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部240は、操作情報を車両用記録制御装置100の操作制御部126に出力する。
表示部250は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部250は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部250は、車両用記録制御装置100の表示制御部127から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部250は、第一カメラ200が撮影している映像、第二カメラ210が撮影している映像、または、記録部230に記録された映像を表示する。また、本実施形態において、表示部250は、後述する報知制御部136による報知情報を出力する報知部3として機能する。また報知部3は、表示部250とは独立した表示部としてもよく、出力した報知情報を車外から視認性をよくする目的で表示面を車外へ向くように配置してもよい。
スピーカ260は、一例としては、車両用記録装置10に固有の音声出力装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した音声出力装置などである。スピーカ260は、車両用記録制御装置100の音声出力制御部128から出力された音声信号に基づいて、音声を出力する。
加速度センサ270は、車両に加わる加速度を検出するセンサである。加速度センサ270は、検出結果を車両用記録制御装置100のイベント検出部129に出力する。加速度センサ270は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向および上下方向である。3軸方向の加速度によって、車両に対する衝撃が検出可能である。
GPS受信部280は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部280は、受信した電波の信号を車両用記録制御装置100の位置情報取得部130に出力する。
通信部290は、ネットワークを介して、外部の装置と通信を行う。通信部290は、例えば、ネットワークを介して、図示しないサーバと通信を行う。通信部290は、例えば、ネットワークモジュールなどで実現することができる。また、通信部290は、無線通信を行うための送信部と受信部を備えるように構成しても良い。
(車両用記録制御装置100の構成)
本実施形態において、車両用記録制御装置100は、実施形態にかかる車両用報知制御装置2として機能する。車両用記録制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。車両用記録制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両用記録制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両用記録制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。
車両用記録制御装置100は、バス110に接続された、映像データ取得部120と、音声データ取得部121と、バッファメモリ122と、映像データ処理部123と、記録制御部124と、再生制御部125と、操作制御部126と、表示制御部127と、音声出力制御部128と、イベント検出部129と、位置情報取得部130と、通信制御部132と、画像判定部134と、報知制御部136と、を有する。
映像データ取得部120は、車両の周辺を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、第一カメラ200および第二カメラ210が出力した映像データを取得し、バッファメモリ122に出力する。
音声データ取得部121は、車両の車室内の音声である音声データを取得する。音声データ取得部121は、車両の車室外の音声である車室外音声データを取得してもよい。より詳しくは、音声データ取得部121は、マイクロフォン220および第二マイクロフォンから車室内の音声データおよび車室外音声データを取得して、バッファメモリ122に出力する。
バッファメモリ122は、車両用記録制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に保存するメモリである。バッファメモリ122は、音声データ取得部121が取得した一定時間分の音声データを、更新しながら一時的に保存するメモリである。
映像データ処理部123は、バッファメモリ122が一時的に保存している映像データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部123は、バッファメモリ122が一時的に保存している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部123は、バッファメモリ122が一時的に保存している映像データを、記録順に60秒間の映像データを1ファイルとして生成する。映像データ処理部123は、生成した映像データを記録制御部124に出力する。また、映像データ処理部123は、生成した映像データを表示制御部127に出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、第一カメラ200が撮影した映像に加えて、第二カメラ210が撮影した映像およびマイクロフォン220が収音した音声が含まれたデータであってもよい。
記録制御部124は、映像データ処理部123でファイル化した映像データを、記録部230に記録させる制御を行う。記録制御部124は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間とし、常時撮影している映像を映像データ処理部123でファイル化した映像データを、上書き可能なループ記録データとして、記録部230に記録する。より詳しくは、記録制御部124は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部123が生成した映像データを所定期間毎にファイル化したループ記録データとして記録部230に記録し続ける。所定期間の例としては60秒であるが、これに限定されない。記録部230の容量が一杯になった場合には、最も古いループ記録データに新しいループ記録データを上書きして記録する。ループ記録データは常時記録データとも呼ぶ。
また、記録制御部124は、イベント検出部129が車両に対するイベントを検出した場合に、映像データ処理部123でファイル化した映像データを、上書き禁止のイベント記録データとして記録部230に記録する。なお、記録制御部124は、映像データに加えて、車室内の音声データおよび車室外音声データに含めてイベント記録データまたはループ記録データを記録してもよい。
再生制御部125は、選択されたイベント記録データまたはループ記録データを再生する。再生制御部125は、操作制御部126から出力された選択操作および再生操作の制御信号に基づいて、記録部230に記録されたイベント記録データまたはループ記録データを再生するよう制御する。
操作制御部126は、操作部240が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部126は、映像データを手動で保存する操作を示す保存操作情報、映像データの選択操作を示す選択操作情報、映像データの再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部126は、ループ記録を終了する操作、つまりは車両用記録装置10の利用を終了することを示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。また、例えば、操作制御部126は、後述する報知制御部136による報知情報の出力を行っているときに、操作部240がなんらかの操作を受け付けた場合に、報知制御部136による報知情報の出力を解除するための制御信号を出力する。
表示制御部127は、再生制御部125からの制御信号に基づいて、表示部250における映像データの表示を制御する。表示制御部127は、映像データを表示部250に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部127は、第一カメラ200が撮影している映像、第二カメラ210が撮影している映像、または、再生制御部125が再生する記録部230に記録されたイベント記録データ若しくはループ記録データを表示部250に表示させる。また、表示制御部127は、報知制御部136から出力される報知情報を報知部3として機能する表示部250に表示させる。
音声出力制御部128は、選択されたイベント記録データまたはループ記録データに対応する音声データをスピーカ260から出力させる音声信号を出力する。音声出力制御部128は、操作制御部126から出力された選択操作および再生操作の制御信号に基づいて、記録部230に記録されたイベント記録データまたはループ記録データに対応する音声データをスピーカ260から出力させる音声信号を出力する。
イベント検出部129は、車両に対するイベントを検出する。イベント検出部129が車両に対するイベントを検出する方法は任意であるが、一例として、イベント検出部129は、加速度センサ270の検出結果に基づいて、イベントを検出する。この場合には、イベント検出部129は、加速度センサ270が検出した加速度における所定の第一閾値以上の加速度が検出されると、車両の事故をイベントとして検出する。所定の第一閾値は、事故などの車両に対する衝撃が検出されるような閾値が設定される。なお、ここでの事故は、車両が自走不能・搭乗者が意識不明になり得る程度の事故を想定している。
また、イベント検出部129は、例えば、第一カメラ200で撮影された映像データまたは第二カメラ210で撮影された映像データ内の水平レベルに基づいて、車両の事故をイベントとして検出してもよい。この場合には、イベント検出部129は、映像データ取得部120から各映像データを取得し、各映像データの水平レベルの予め定められた水平線に対するずれ量が、所定の第二閾値以上であると検出されると、車両の事故をイベントとして検出する。所定の第二閾値は、事故などの車両に対する衝撃により各映像データ内の水平線のずれが検出されるような閾値が設定される。
また、イベント検出部129は、例えば、第一カメラ200または第二カメラ210の傾きに基づいて、車両の事故をイベントとして検出してもよい。この場合には、イベント検出部129は、第一カメラ200または第二カメラ210の動作を制御する図示しない制御部から、第一カメラ200または第二カメラ210の傾きを取得し、第一カメラ200または第二カメラ210の傾きの設定に対するずれ量が、所定の第三閾値以上であると検出されると、車両の事故をイベントとして検出する。所定の第三閾値は、事故などの車両に対する衝撃により第一カメラ200または第二カメラ210の傾きのずれが検出されるような閾値が設定される。
なお、イベント検出部129は、加速度による判定、各映像データの水平レベルによる判定および第一カメラ200または第二カメラ210の傾きによる判定のすべてを行ってもよいし、いずれか一つの判定のみを行ってもよい。
位置情報取得部130は、GPS受信部280が受信した電波に基づいて、車両の現在の位置情報や現在の日時の情報等を公知の方法によって算出する。位置情報取得部130が算出した位置情報等は、イベント記録データまたはループ記録データとともに多重化などして記録してもよい。
通信制御部132は、車両用記録装置10と外部の装置との間の通信を制御する。通信制御部132は、例えば、通信部290を制御して、車両用記録装置10と図示しないサーバとの間の通信を制御する。本実施形態において、通信制御部132は、車両に事故が発生したときに、通信部290を制御して、外部機関の通信端末へと通信により事故の情報を通報させる。外部機関は、例えば警察、消防、車両の所有者が契約している保険会社といった機関である。また、その他に、車両に事故が発生したときに通報される第三者の通信端末に事故の情報を伝達してもよい。事故の情報は、例えば、事故のイベントが発生したときの日時の情報を含む。
画像判定部134は、映像データに含まれる車室内映像データから搭乗者を認識して、搭乗者の安否を判定する。より詳しくは、画像判定部134は、イベント検出部129により車両の事故が検出されたとき、第二カメラ210により撮影された車室内の映像データについて画像解析を施し、車室内の搭乗者が要救助状態であるか否かを判定する。画像解析は、周知の画像解析手法により実施されればよい。車室内の搭乗者が要救助状態である場合は、例えば、搭乗者が一定時間にわたって動作していない場合や、搭乗者の表情から意識がないと認識される場合等を含む。画像判定部134は、上記のケースにおいて車室内の搭乗者が要救助状態であると判定する。
報知制御部136は、イベント検出部129がイベントの一つとして車両の事故を検出したとき、事故車両の発見者が事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知部3に出力させる。報知情報は、例えば、事故の発生日時の情報、事故が発生した旨が通信により外部に通報済みであるか否かの情報および車室内に要救助者がいるか否かの情報を含む。事故が発生した旨が通信により外部に通報済みである旨の情報は、通信制御部132から取得される。報知情報は、例えば、文字または画像で表される。報知制御部136は、報知情報を文字または画像で表す場合、報知部3としての表示部250に報知情報を表示させるように表示制御部127から報知情報を出力させる。
報知制御部136は、所定の解除条件が成立した場合に、発見者が事故に関して処置すべき内容をすでに実行した旨を含む情報を報知部3に出力させる。なお、報知制御部136は、所定の解除条件が成立した場合に、報知情報の出力を解除、すなわちオフにしてもよい。所定の解除条件は、例えば、車両の運転に関わる操作を再開したことを含んでもよい。車両の運転に関わる操作は、例えば、車両のアクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル等のペダルが踏み込まれる操作や、シフトレバー操作や、エンジンスタート/ストップ操作等を含む。また、所定の解除条件は、例えば、車両に搭載された機器、装置が操作されたことを含んでもよい。車両に搭載された機器、装置が操作されたことは、例えば、車両のウィンカーやライト、ホーンボタン、ハザードランプボタンなど車両の補機類が操作されたこと、車両に搭載された空調装置が操作されたこと、車両に搭載されたナビゲーションシステムが操作されたこと、車両に搭載された車両用記録装置10の操作部240が操作されたこと、エンジンスタートのボタンが操作されたこと、アクセサリ電源がONになるように操作されたこと等である。また、所定の解除条件は、例えば、車両が移動させられたことを含んでもよい。報知制御部136は、例えば図示しない情報取得部を介して、これらの情報を車両の制御装置、車両用記録装置10の操作制御部126または位置情報取得部130や加速度センサ270から、取得する。
車両の各種操作が行われた場合は、事故時の搭乗者あるいは発見者等の他の人間が、事故後の車両を運転するなど処置を行う状態であり、発見者に対して事故の情報を報知する必要がなくなったと推定することができる。また、車両が移動させられたとは、例えば車両がけん引されたり、他の車両に搭載されたりして移動したことを意味する。この場合には、すでに事故後の車両に対する処置が始まっており、発見者に対して事故の情報を報知する必要がなくなったと推測することができる。なお、車両が移動させられたことは、例えば位置情報取得部130による車両の現在の位置情報や加速度センサ270の値の変化に基づいて取得することができる。
<車両用記録制御装置100における情報処理>
次に、図2を用いて、車両用報知制御装置2における処理の流れについて説明する。図2は、実施形態に係る車両用報知制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。図2に示す処理は、報知制御部136により、車両のアクセサリ電源がONである間、実行される。
報知制御部136は、イベント検出部129により、イベントの一つとして、車両の事故が検出されたか否かを判定する(ステップS1)。より詳しくは、イベント検出部129は、上述したように、加速度センサ270が検出した加速度、第一カメラ200または第二カメラ210で撮影された各映像データ内における水平レベル、第一カメラ200または第二カメラ210の傾きに基づいて、車両の事故を検出する。報知制御部136は、イベント検出部129により車両の事故を検出したと判定されない場合(ステップS1でNo)、ステップS1の処理を繰り返し実行する。報知制御部136は、イベント検出部129により車両の事故を検出したと判定された場合(ステップS1でYes)、ステップS2に進む。
次に、報知制御部136は、車両用記録装置10が通信型であるか否かを判定する(ステップS2)。より詳しくは、報知制御部136は、車両用記録装置10が通信部290を備え、車両用記録制御装置100が通信制御部132を備えるものであるか否かを判定する。報知制御部136は、車両用記録装置10が通信型であると判定した場合(ステップS2でYes)、ステップS3に進む。通信型であるか否かの判定は、通信部290を備えている場合には、さらに外部機関との通信が正しく行われたか否かで判定してもよく、例えば周辺の電波状況が悪く通信が正しくできなかった場合は否と判定する。一方、車両用報知制御装置2は、車両用記録装置10が通信型でないと判定した場合(ステップS2でNo)、ステップS3を省略し、ステップS4に進む。
次に、報知制御部136は、通信制御部132により通信部290から外部機関の通信端末へと通信により事故の情報を通報させる(ステップS3)。外部機関は、上述したように、例えば警察、消防、車両の所有者が契約している保険会社といった機関である。また、その他に、車両に事故が発生したときに通報される第三者の通信端末に事故の情報を伝達してもよい。ここでの事故の情報は、上述したように、例えば事故の発生日時の情報等を含む。報知制御部136は、通信部290を介して事故の情報を通報すると、ステップS4に進む。なお、ステップS3の処理は、報知制御部136ではなく、車両用記録制御装置100に含まれる他の制御部、例えば通信制御部132により実行されてもよい。
次に、報知制御部136は、車内カメラがあるか否かを判定する(ステップS4)。より詳しくは、報知制御部136は、車両用記録装置10が車室内を撮影する第二カメラ210を備えているか否かを判定する。報知制御部136は、第二カメラ210があると判定した場合(ステップS4でYes)、ステップS5に進む。一方、報知制御部136は、第二カメラ210がないと判定した場合(ステップS4でNo)、ステップS5を省略し、ステップS6に進む。
次に、報知制御部136は、第二カメラ210で撮影される映像データに基づいて、車室内にいる搭乗者の状態を検出する(ステップS5)。上述したように、車室内に要救助者がいるか否かは、画像判定部134によって、第二カメラ210により撮影される車室内の映像データに周知の画像解析を施して判定することができる。報知制御部136は、画像判定部134から車室内に要救助者がいるか否かの判定結果を取得し、取得した判定結果により車室内にいる搭乗者の状態を検出すると、報知情報に搭乗者の状態に関する情報を含ませる。すなわち、報知制御部136は、車室内に要救助者がいる場合には、車室内に要救助者がいる旨を報知情報に含ませ、車室内に要救助者がいない場合には、車室内に要救助者がいる旨を報知情報から省略する。
次に、報知制御部136は、報知情報を報知させる(ステップS6)。より詳細には、報知制御部136は、報知情報として、事故の発生日時の情報および事故が発生した旨が車両用記録装置10により外部に通報済みであるか否か、車室内に要救助者がいるか否かの情報を表示部250に表示させる。図3および図4は、報知情報が表示された表示部の一例を示す説明図である。図3は、一例として、事故が発生した旨が車両用記録装置10により外部に通報済みであり、かつ、車室内に要救助者がいない場合の報知情報の報知例を示している。図示するように、車両用記録装置10の表示部250に、事故の発生日時、事故に関する情報が通報済みであること、車室内に要救助者がいないことが報知情報として表示される。より詳しい情報として、図中に“詳しくは”以下に黒色の四角形状を並べて示した部分に、例えば事故に関する情報を通報した外部機関の連絡先といった情報を表示してもよい。一方、図4は、一例として、事故が発生した旨が車両用記録装置10により外部に通報済みではなく、かつ、車室内に要救助者がいる場合の報知情報の報知例を示している。図示するように、車両用記録装置10の表示部250に、事故の発生日時、事故に関する情報が通報前であること、車室内に要救助者がいることが報知情報として表示される。なお、図4に示す例は、車両用記録装置10が通信部290を備えず、事故発生後に外部に事故の情報が通報されない場合の例を示すものである。
次に、報知制御部136は、報知解除操作が行われたか否かを判定する(ステップS7)。より詳しくは、報知制御部136は、報知情報の出力を解除するための所定の解除条件が成立したか否かを判定する。所定の解除条件は、上述したように、例えば、車両の運転に関わる操作を再開したこと、車両に搭載された機器、装置が操作されたこと、車両が移動させられたこと等を含んでもよい。
報知制御部136は、報知解除操作が行われていない場合、すなわち、所定の解除条件が成立していないと判定した場合(ステップS7でNo)、事故に対する処置が行われていないと推定されるため、ステップS4以降の処理を再び実行する。一方、報知制御部136は、報知解除操作が行われた場合、すなわち、所定の解除条件が成立したと判定した場合(ステップS7でYes)、事故に対する処置が行われていると推定されるため、報知情報を「通報済み」に変更する(ステップS8)。この場合、例えば、車両用記録装置10が通信部290を備えていない場合であっても、図3に示すように、事故に関する情報が通報済みであることが報知情報として表示される。なお、上述したように、報知制御部136は、所定の解除条件が成立した場合(ステップS7でYes)、報知情報の出力を解除、すなわちオフにしてもよい。所定の解除条件の判定は事故を検出してから、少し経過したのちに判定を開始するようにしてもよい。そうすることで事故の発生直後の解除条件の誤判定を抑制できる。
以上説明したように、実施形態にかかる車両用報知制御装置2は、車両の事故を検出するイベント検出部129と、イベント検出部129がイベントとして車両の事故を検出したとき、事故車両の発見者が事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知部3に出力させる報知制御部136と、を備える。
この構成により、車両の事故が発生した後、車両の搭乗者以外の人が事故車両を発見するまでに時間を要した場合であっても、発見者が報知情報を確認することで、事故に関して処置すべき内容を把握することができる。したがって、実施形態によれば、車両の衝突事故が発生したとき、発見者に事故に対するより詳細な情報を報知して、発見者がいかなる処置をとるべきであるか、より適切かつ速やかに判断することが可能となる。
また、報知情報は、事故の発生日時の情報、事故が発生した旨が通信により外部に通報済みであるか否かの情報および車室内に要救助者がいるか否かの情報を含む。この構成により、事故車両の発見者は、事故がいつ発生したものであるか、事故がすでに警察や消防といった外部機関等に通報されているか、車室内に要救助者がいるかを把握することができる。したがって、発見者がとるべき処置をさらに適切に、かつ、速やかに判断することができる。なお、車室内に要救助者がいるか否かは、上述したように車両の車室内を撮影する撮影部としての第二カメラ210からの映像データに基づいて判定すればよい。
また、報知情報は、発見者が事故に関して処置すべき内容を把握可能な情報であれば、上記内容に限らない。報知情報は、例えば、車両の燃料漏れの発生に関する情報を含んでもよい。車両の燃料漏れの発生に関する情報とは、燃料漏れに起因した車両火災や爆発が起こる可能性を示唆するための情報であり、燃料漏れが発生している場合に出力される。燃料漏れの発生は、例えば車両に設けられたガスセンサで検出してもよいし、水滴落下音により検出してもよい。燃料漏れの発生に関する情報は、図示しない車両の制御装置から取得されればよい。
また、報知情報は、例えば、車両のバッテリの漏電の危険性に関する情報を含んでもよい。車両のバッテリの漏電の危険性に関する情報とは、バッテリの漏電に起因した感電、車両火災や爆発が起こる可能性を示唆するための情報であり、バッテリの漏電が発生していると推定される状態が検出された場合に出力される。バッテリの漏電が発生していると推定される状態とは、例えば事故の発生直後のバッテリの急激な電圧低下に基づいて検出することができる。バッテリの電圧の情報は、図示しない車両の制御装置から公知の方法で取得されればよい。報知情報がバッテリの漏電の危険性に関する情報を含むことは、特に、車両がEV車である場合に好適である。これにより、事故車両の発見者が車両に近づいた状態であっても感電等の危険がないかを、適切に判断することができる。
なお、報知制御部136は、車室内に要救助者がいるか否かに応じて、出力する報知情報を変更してもよい。例えば、報知制御部136は、車室内に要救助者がいない場合には、発見者の安全を優先するために、燃料漏れやバッテリの漏電を報知情報として優先して出力することが好ましい。すなわち、燃料漏れやバッテリの漏電の発生の旨を発見者がより確認しやすいような態様で報知することが好ましい。一方、車室内に要救助者がいる場合には、救助を優先させるために、要救助者がいる旨を報知情報として優先して出力することが好ましい。すなわち、要救助者がいる旨を発見者がより確認しやすいような態様で報知することが好ましい。
なお、本実施形態では、報知制御部136が車両用記録制御装置100に含まれるものとしたが、報知制御部136は、車両用記録制御装置100とは別の制御装置に設けられてもよい。
また、イベント検出部129は、車両に加わる加速度の大きさ、車両の周囲を撮影する撮影部としての第一カメラ200で撮影される映像データの水平レベル、車室内を撮影する撮影部としての第二カメラ210で撮影される映像データの水平レベル、撮影部としての第一カメラ200または第二カメラ210の傾きの少なくともいずれか一つに基づいて、車両の事故を検出する。この構成により、車両に対する衝突事故を適切に検出することができる。
また、報知制御部136は、所定の解除条件が成立した場合に、発見者が事故に関して処置すべき内容をすでに実行した旨を含む情報を報知部3に出力するか、または、報知情報の出力を解除する。所定の解除条件は、車両の運転に関わる操作を再開したこと、車両が移動されたこと、車両に搭載された機器、装置が操作されたことの少なくとも一つを含んでもよい。この構成により、すでに事故に対する処置が開示され、発見者に対して事故の情報を報知する必要がなくなったと推定することができる場合に、その旨を発見者に報知することができる。また、報知情報の出力を解除することで、余計な電力使用を抑制することができる。
また、報知制御部136は、事故後に車両に人が接近したことを検出した場合に、報知情報を報知部3に出力させてもよい。この構成により、車両に人が接近したことを検出した場合にのみ報知情報を出力させることで、電力使用を抑え、報知情報を出力可能な状態を長く維持することが可能となる。なお、車両に人が接近したことは、カメラで撮影した車両の外部の映像データを公知の方法で画像解析して検出してもよいが、例えば車両に搭載された近接センサにより検出されれば電力使用をより抑えられ好適である。
また、本実施形態において、報知情報は、文字または画像により、報知部3としての車両用記録装置10の表示部250に出力されるものとしたが、他の方式により出力されてもよい。報知情報は、文字、画像、音声、車両に搭載されるコンビネーションランプの点灯パターン、車両に搭載されるホーンからの音発信パターンおよび他の機器で読み取り可能な識別子の少なくともいずれか一つであってもよい。
報知情報が文字または画像である場合、例えば、車両用記録装置10の表示部250に代えて、または、表示部250に加えて、報知部3を車両に搭載されたナビゲーションシステムのディスプレイ、または、デジタルナンバーディスプレイといった他の表示機器としてもよい。この場合、他の表示機器は、図示しない制御部を介して制御されればよい。これにより、車両用記録装置10の表示部250以外の他の表示機器を利用して、発見者に報知情報をわかりやすく提示することができる。また、表示中の電力をほぼ消費しない電子ペーパーなどを報知部3として用いることで、極めて長時間にわたって報知情報の表示を行うことが可能となる。
例えば、報知情報を音声で出力する場合、車両用記録装置10のスピーカ260は、報知部3として機能させてもよい。この場合、報知制御部136は、報知部3としてのスピーカ260から報知情報を音声で出力するように、音声出力制御部128から報知情報を出力させる。また、報知情報が音声である場合、車両に搭載されたオーディオシステムやナビゲーションシステム等に含まれる他のスピーカを報知部3として使用してもよい。これにより、報知情報を表示部250のような表示機器に表示させる場合に比べて、電力使用を抑え、長時間にわたって報知を行うことが可能となる。
例えば、報知情報が車両に搭載されるコンビネーションランプの点灯パターンである場合、コンビネーションランプが報知部3として機能する。コンビネーションランプの点灯パターンとしては図形や記号、あるいは文字情報などを含んでよい。また、例えば、報知情報が車両に搭載されるホーンからの音発信パターンである場合、ホーンが報知部3として機能する。例えば、車両の燃料漏れやバッテリの漏電といった、発見者が車両に近づくことで危険がある場合に、予め危険を知らせる点灯パターンや音発信パターンを設定しておき、報知することが考えられる。
また、例えば、報知情報は、他の機器で読み取り可能なQRコード(登録商標)といった識別子で出力して案内してもよい。他の機器は、例えば発見者が所有するスマートフォンやタブレットコンピュータ等の通信端末機器であればよい。例えば図3および図4に示すような報知情報の文字または画像等に加えて、あるいは置き換えてQRコード(登録商標)等を表示すればよい。これにより、例えば表示部250のような表示機器が車室内にあり、報知情報を直接的に出力しても発見者が見づらい場合や情報が多い場合に、発見者が所有する通信端末機器を利用してQRコード(登録商標)等からリンク先をたどるなどしてより多くの情報をわかりやすく得ることが可能となる。
また、報知制御部136は、車両のアクセサリ電源に用いるバッテリの充電率に応じて、報知情報を出力する報知部3を変更してもよい。報知制御部136は、例えば、車両のアクセサリ電源に用いるバッテリの充電率が所定値以上である場合、車両用記録装置10の表示部250や、表示部250以外の上記他の表示機器を報知部3として使用してもよい。すなわち、バッテリの充電率が所定値以上であり、十分な電力使用が可能であることから、ディスプレイを用いた報知を常に表示することができる。一方、報知制御部136は、当該バッテリの充電率が所定値未満である場合、ディスプレイを用いた報知を間欠表示としてもよく、車両用記録装置10のスピーカ260や、車両に搭載された他のスピーカやホーンなどを報知部3とし、報知情報を間欠的に音声で出力させてもよい。すなわち、バッテリの充電率が所定値未満であり、十分な電力使用が可能でないと考えられる場合には、間欠的な表示や音声による出力を行うことで、できる限り長時間にわたって報知情報の出力を行うことができる。
また、報知情報は、例えば、車両の搭乗者が意図的に車両から離れた場合、その旨を含むものであってもよい。当該情報は、例えば、車両用記録装置10の操作部240を介して入力されればよい。これにより、搭乗者が一時的に車両から離れた場合など、事故に起因して車両が放置されているものではないことを発見者に報知することができる。
また、報知情報は、例えば、車両に搭乗者がいない駐車中において、他の車両に衝突された場合に、その旨を含むものであってもよい。それにより、搭乗者が車両に戻ってきた場合に、衝突事故があった旨を知ることができる。この場合、例えば搭乗者が有する電子キーなどの無線タグに含まれるID情報に基づいて、搭乗者が車両に近づいた場合にのみ、報知情報を報知させるものとしてもよい。また、この場合、イベント検出部129による事故の検知は、車両が自走不能・搭乗者が意識不明になり得る程度の事故よりも、軽微な事故を想定してもよい。すなわち、加速度による判定の所定の第一閾値、映像データによる判定の所定の第二閾値、第一カメラ200または第二カメラ210の傾きによる判定の所定の第三閾値を、実施形態で説明した値よりも緩やかな閾値として設定してもよい。
1 車両用報知装置
2 車両用報知制御装置
3 報知部
10 車両用記録装置
100 車両用記録制御装置
129 イベント検出部
136 報知制御部

Claims (5)

  1. 車両の事故をイベントとして検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部が前記イベントとして前記車両の事故を検出したとき、前記事故にあった車両の発見者が前記事故に関して処置すべき内容を把握可能な報知情報を報知部に出力させる報知制御部と、
    を備える車両用報知制御装置。
  2. 前記報知情報は、前記事故の発生日時の情報、前記事故が発生した旨が通信により外部に通報済みであるか否かの情報、車室内に要救助者がいるか否かの情報、前記車両の燃料漏れの発生に関する情報および前記車両のバッテリの漏電の発生に関する情報の少なくともいずれか一つを含む請求項1に記載の車両用報知制御装置。
  3. 前記報知制御部は、前記事故後に前記車両に人が接近したことを検出した場合に、前記報知情報を前記報知部に出力させる請求項1または請求項2に記載の車両用報知制御装置。
  4. 前記報知情報を車両の周囲にいる人に対して報知する報知部と、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用報知制御装置と、
    を備える車両用報知装置。
  5. 前記報知部は、前記車両に搭載されたナビゲーションシステムのディスプレイ、デジタルナンバーディスプレイ、および、電子ペーパーの少なくともいずれか一つである請求項4に記載の車両用報知装置。
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