JP2022159293A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 建築物の仕切り部である壁面に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部を防火構造とする区画貫通処理構造であって、
   前記仕切り部である壁面に設けられるシート状部材と、
   前記挿通体に一周以上巻き付けて配置されるテープ状部材とを備え、
   前記シート状部材は、前記挿通体及び前記仕切り部の外面に接し、かつ外部から視認可能な前記シート状部材を固定する固定部材によって前記仕切り部の外面に固定され、
   前記テープ状部材は、前記仕切り部に対して、前記シート状部材よりもさらに外側に配置され、前記テープ状部材の少なくとも一部が前記シート状部材と接し、
   前記シート状部材及び前記テープ状部材の両方が、耐火材層を有し、
   前記耐火材層は、熱膨張性黒鉛を含む熱膨張性部材であり、
   前記テープ状部材が、前記テープ状部材を固定する固定部材によって前記挿通体に固定される、区画貫通処理構造。
2. 前記シート状部材及び前記テープ状部材が、外部から視認可能である請求項１に記載の区画貫通処理構造。
3. 前記区画貫通部の内部に挿通体以外に、何も設けられない、請求項１又は２に記載の区画貫通処理構造。
4. 前記シート状部材が、前記仕切り部の外側から前記間隙を覆うように配置される請求項１～３のいずれか１項に記載の区画貫通処理構造。
5. 前記シート状部材及びテープ状部材の少なくともいずれかが不燃材料層と前記耐火材層とを有する多層構造を備え、前記不燃材料層がアルミガラスクロスである、請求項１～４のいずれか１項に記載の区画貫通処理構造。
6. 前記テープ状部材を固定する固定部材が、外部から視認可能である、請求項１～５のいずれか１項に記載の区画貫通処理構造。
7. 前記テープ状部材を固定する固定部材が、前記テープ状部材の外周側から巻かれた紐状部材である、請求項１～６のいずれか１項に記載の区画貫通処理構造。
8. 前記シート状部材が、前記区画貫通部の開口と前記挿通体との間の間隙の少なくとも一部を塞ぐ、請求項１～７のいずれか１項に記載の区画貫通処理構造。
9. 建築物の仕切り部である壁面に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部を防火構造とする区画貫通処理構造の施工方法であって、
   前記仕切り部である壁面に設けられるシート状部材を設置する工程と、
   前記挿通体に一周以上テープ状部材を巻き付ける工程とを備え、
   前記シート状部材は、前記挿通体及び前記仕切り部の外面に接し、かつ外部から視認可能な前記シート状部材を固定する固定部材によって前記仕切り部の外面に固定され、
   前記テープ状部材は、前記仕切り部に対して、前記シート状部材よりもさらに外側に配置され、前記テープ状部材の少なくとも一部が前記シート状部材と接し、
   前記シート状部材及び前記テープ状部材の両方が、耐火材層を有し、
   前記耐火材層は、熱膨張性黒鉛を含む熱膨張性部材であり、
   前記テープ状部材が、前記テープ状部材を固定する固定部材によって前記挿通体に固定される、区画貫通処理構造の施工方法。