JP2022158892A - 放射線撮影システム、放射線撮影方法、及び、プログラム - Google Patents

放射線撮影システム、放射線撮影方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 自動露出制御を用いた放射線撮影において採光野に必要な線量が当たっているかを操作者が適切に判断可能な放射線撮影システムを提供する。【解決手段】 本発明に係る放射線撮影システムは、放射線を照射する放射線発生装置と、放射線に基づき放射線画像を生成する放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置と通信し、放射線画像の受信および動作制御を行う制御装置と、を含む放射線撮影システムにおいて、放射線に基づいて得られる放射線画像を取得する取得手段と、前記放射線画像から、複数の線量指標値を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線撮影システム放射線撮影方法、及び、プログラムに関する。
X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮影装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチと光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を有する放射線撮影装置が実用化されている。
近年、放射線撮影装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射を停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能になる。
特許文献1では、放射線の照射をモニタする画素を有する放射線撮影装置、放射線源、撮影制御装置で構成される放射線撮影システムが開示されている。当該放射線撮影システムは、照射を停止すべきタイミングを検知すると、放射線撮影装置より放射線発生装置へ照射停止信号が送信される。特許文献1では、具体的な制御信号の開示が無いが、既存の放射線露出制御はイオンチャンバやフォトタイマなどの放射線受光部分よりアナログ信号にて放射線発生装置内部の露出制御部分へ入力される。その後、アナログ信号積分などの積算値が所定の閾値を超えることを検知して放射線を停止することにより自動露出制御(AEC)を行うことにより線量制御を行う。
一方、撮影後に放射線画像を解析して、GUI上に放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値を算出することが行われている。
線量指標は、例えば、ExposureIndex(EI)である。線量指標は、放射線撮影に用いられた線量を評価するための値である。EIは、国際電気標準会議(International_Electric_Conference:IEC)にてIEC62494-1として規格化された指標である。具体的には、放射線画像内でEI値を算出する領域を定め、算出領域の画素の画素値から代表値を抽出する。そして、抽出した代表値を所定の変換を行って線量指標値として表示する。また、医療施設ではEIの情報を管理し、放射線画像の最適線量(例えば、画質が良好、かつ、最少線量)と判断したEI値を目標値EIt(Target Exposure Index)として独自に設定する。そして、算出したEI値とEItの偏差DI(Deviation Index)によって線量の過不足を認識し、最適な撮影を行えるようにするために役立てている。
特許4217505号公報
例えば、肺野の撮影で自動露出制御(AEC)を使用する場合、両肺に採光野を設定して放射線撮影を行うことが一般的である。この場合、両肺に最適線量が到達した時点で放射線照射を止めることにより低線量化が図れる。そのため、EI値及び目標値EItも採光野に基づいた表示、あるいは設定がなされることが望ましい。
しかしながら、現状の装置では、放射線画像全体の線量指標としてEI値を表示、及び目標値EItを設定しているため、自動露出制御の採光野に必要な線量が当たっているか数値から判断できない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、自動露出制御を用いた放射線撮影において採光野に必要な線量が当たっているかを操作者が適切に判断可能な放射線撮影システムを提供することを目的の一つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本明細書の開示の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本発明に係る放射線撮影システムは、放射線を照射する放射線発生装置と、放射線に基づき放射線画像を生成する放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置と通信し、放射線画像の受信および動作制御を行う制御装置と、を含む放射線撮影システムにおいて、放射線に基づいて得られる放射線画像を取得する取得手段と、前記放射線画像から、複数の線量指標値を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、自動露出制御を用いた放射線撮影において採光野に必要な線量が当たっているかを操作者が適切に判断できる。
放射線撮影システムの一例を示す図 放射線撮影装置の一例を示す図 採光野配置と撮影領域配置の一例を示す図 採光野配置と撮影領域配置の一例を示す図 放射線撮影装置内の撮影装置制御部の一例を示す図 放射線撮影システム内の制御装置の一例を示す図 EI値を算出するフローチャートの一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 放射線撮影システムの動作例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 放射線撮影システムの動作例を示す図
[実施形態]
[第1実施形態]
以下に、図面を参照しながら、実施形態の放射線撮影システムについて説明する。図1は、実施形態に係る放射線撮影システムを示す図である。
図1に示すように、放射線撮影システム10は、放射線照射による放射線撮影を行う放射線室1及び、放射線室1の近傍に設置される制御室2に設けられる。
放射線室1は、放射線撮影システム10として、放射線撮影装置300、立位スタンド302、第1の通信ケーブル307、アクセスポイント(AP)320、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325、第2の通信ケーブル326、第3の通信ケーブル327を備える。
制御室2は、放射線撮影システム10として、制御装置310、照射スイッチ311、入力装置313、表示装置314、院内LAN315、第4の通信ケーブル316を備える。
なお、放射線室1と制御室2に設置される各装置の構成は上記に限定されず、放射線撮影システム10として機能する構成であればよい。
放射線撮影装置300は、バッテリ等で構成される電源制御部301、有線通信部303、無線通信部304を備える。放射線撮影装置300は、被検者306を透過した放射線を検出して、放射線画像を生成する。なお、本実施形態における画像は、表示部に表示されている状態だけでなく画像データとしてデータベースや記憶部に記憶されている状態も含む。
有線通信部303は、例えば所定の取り決めを持つ通信規格、もしくはイーサネット(登録商標)などの規格を用いたケーブル接続により、情報のやり取りを可能とする。
無線通信部304は、例えばアンテナと通信用IC(Integrated Circuit)などを備える回路基板により構成する。通信用ICなどを備える回路基板はアンテナを介して無線LANに基づいたプロトコルの通信処理を行う。なお、無線通信における無線通信の周波数帯、規格や方式には特に限定無くNFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)などの近接無線やUWB(Ultra Wide Band)などの方式を使用してもよい。また、無線通信部は複数の無線通信の方式を有し、適宜選択して通信を行っても良い。
立位スタンド302は、放射線撮影装置300を装着して立位での放射線画像撮影が可能な架台である。放射線撮影装置300は立位スタンド302に着脱可能であり、装着した状態及び取り出した状態どちらでも撮影可能である。
第1の通信ケーブル307は、放射線撮影装置300と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
アクセスポイント320は、放射線撮影装置300と無線通信を行う。例えば、放射線撮影装置300を立位スタンド302から取り出して使用する際に放射線撮影装置300と、制御装置310及び放射線発生装置324と、の通信を中継するために用いられる。図1ではアクセスポイント320を介して通信する例を示したが、アクセスポイント320を介することなく、放射線撮影装置300か通信制御装置323のいずれかがアクセスポイントになって直接通信を行っても良い。
通信制御装置323は、アクセスポイント320、放射線発生装置324、制御装置310それぞれが通信できるように制御する。
放射線発生装置324は、所定の照射条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する。
放射線源325は、放射線発生装置324の制御に従って被検者306に放射線を照射する。
第2の通信ケーブル326は、アクセスポイント320と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
第3の通信ケーブル327は、放射線発生装置324と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、通信制御装置323を介して、放射線発生装置324及び放射線撮影装置300と通信し、放射線撮影システム10を統括制御する。
照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。
入力装置313は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。
表示装置314は、画像処理された放射線画像やGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。
院内LAN315は、院内の基幹ネットワークである。
第4の通信ケーブル316は、制御装置310と放射線室1内の通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
図2は、放射線撮影装置300を示す図である。図2に示すように、放射線撮影装置300は、放射線検出器100を有する。放射線検出器100は、照射された放射線を検出する機能を備える。放射線検出器100は、複数の行及び複数の列を構成するように配列された複数の画素を有する。以下の説明では、放射線検出器100における複数の画素が配置された領域を検出領域とする。該複数の画素は、放射線画像、あるいは、照射情報を取得するための撮影画素101と、暗電流成分やクロストーク成分を除去するための補正用画素121とを含む。
撮影画素101は、本実施形態では照射情報を取得する用途に関して説明するため以降、検出画素101と記述する。なお、検出画素101は、放射線画像を取得する用途にのみ用いられてもよいし、照射情報を取得する用途にのみ用いられてもよい。さらに、放射線画像と照射情報の両方を取得してもよい。すなわち、検出画素101は、放射線画像と照射情報のうち少なくともいずれか一方の情報を取得する構成であればよい。
検出画素101は、放射線を電気信号に変換する第1変換素子102と、列信号線106と第1変換素子102との間に配置された第1スイッチ103とを含む。
第1変換素子102は、放射線を光に変換するシンチレータ及び光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成される。シンチレータは、一般的には、検出領域を覆うようにシート状に形成され、複数の画素によって共有される。あるいは、第1変換素子102は、放射線を直接に光に変換する変換素子で構成される。
第1スイッチ103は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコン(好ましくは多結晶シリコン)などの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含む。
照射情報取得のための検出画素101及び補正用画素121の配されたエリアは、放射線撮影装置300の検出領域のうち任意の位置に配置される。例えば従来の別体のAECセンサと同様に、図3のAからC、あるいは、図4のKからOで示すような複数の領域に配置されてもよい。
放射線撮影装置300は、複数の列信号線106及び複数の駆動線104を有する。
各列信号線106は、検出領域における複数の列のうちの1つに対応する。各駆動線104は、検出領域における複数の行のうちの1つに対応する。
各駆動線104は、駆動用回路221によって駆動される。
第1変換素子102及び第2変換素子122の第1電極は、第1スイッチ103及び第2スイッチ123の第1主電極に接続され、第1変換素子102及び第2変換素子122の第2電極は、バイアス線108に接続される。ここで、1つのバイアス線108は、列方向に延びていて、列方向に配列された複数の変換素子102及び122の第2電極に共通に接続される。
バイアス線108は、素子用電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。バイアス電圧Vsは、素子用電源回路226から供給される。
電源制御部301は、バッテリ、DCDCコンバータ等で構成される。電源制御部301は、素子用電源回路226を含み、アナログ回路用電源と駆動制御や通信等を行うデジタル回路用電源を生成する。
1つの列を構成する複数の検出画素101の第1スイッチ103及び補正用画素121の第2スイッチ123の第2主電極は、1つの列信号線106に接続される。1つの行を構成する複数の検出画素101の第1スイッチ103及び補正用画素121の第2スイッチ123の制御電極は、1つの駆動線104に接続される。複数の列信号線106は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の検知部132と、マルチプレクサ134と、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器)136とを含む。
複数の列信号線106のそれぞれは、読出し用回路222の複数の検知部132のうち対応する検知部132に接続される。ここで、1つの列信号線106は、1つの検知部132に対応する。
検知部132は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ134は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択した検知部132からの信号をAD変換器136に供給する。
AD変換器136は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
信号処理部224は、読出し用回路222(AD変換器136)の出力に基づいて、放射線撮影装置300に対する放射線の照射を示す情報を出力する。具体的には、信号処理部224は、例えば、補正用画素を用いた放射線撮影装置300の暗電流成分やクロストーク成分を除去する特性補正処理や放射線の照射検知、放射線の照射量及び積算照射量の演算等を行う。
撮影装置制御部225は、信号処理部224からの情報や制御装置310からの制御コマンドに基づいて、駆動用回路221及び読出し用回路222等を制御する。
図5は、放射線撮影装置300の撮影装置制御部225を示す図である。図5に示すように、撮影装置制御部225は、駆動制御部400、CPU401、メモリ402、発生装置制御部403、画像制御部404、通信切換え部405を備える。
駆動制御部400は、信号処理部224からの情報や制御装置310からコマンドに基づいて、駆動用回路221及び読出し用回路222を制御する。また、放射線撮影装置300と通信し、放射線画像の受信および動作制御を行う。
CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、放射線撮影装置300全体の制御を行う。
メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。各種データには、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像も含まれる。
発生装置制御部403は、信号処理部224からの情報や駆動制御部400からの情報に基づき、放射線発生装置324との通信を制御する。
発生装置制御部403と放射線発生装置324は、放射線発生装置の制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、停止の通知、放射線の照射量、積算照射量等)のやり取りを行う。
発生装置制御部403は、放射線の照射量をモニタする放射線検知領域(採光野)における放射線照射量が基準閾値(目標積算照射量)に達した場合に、放射線発生装置の制御に関する情報のうち停止の通知を放射線発生装置324に通知する。採光野とは、例えば、図3のAからC、あるいは、図4からKからOで示す領域である。すなわち、放射線検知領域(採光野領域)に含まれる検出画素101は、放射線照射中に到達線量を検出する線量検出手段の一例に相当する。放射線発生装置制御部403は、採光野に入射した放射線を検出画素101で検出し、信号処理部224で所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。
発生装置制御部403は、モニタする対象として選択された採光野の放射線照射量が基準閾値に達したときに停止を通知する(以下、到達線量監視機能と記述する)。なお、モニタする対象として採光野が複数選択されている場合は、例えば、制御方式には、次の3つの方式が挙げられる。OR制御方式の場合、発生装置制御部403は、選択された採光野のうちいずれか1つの採光野の積分値が目標積算照射量に達したとき、停止を通知する。あるいは、AVERAGE制御方式の場合、発生装置制御部403は、複数の採光野の積分値の平均値が設定された目標積算照射量に達したとき、停止を通知する。あるいは、AND制御方式の場合、発生装置制御部403は、複数の採光野の積分値の全てが設定された目標積算照射量に達したとき、停止を通知。なお、上記以外の制御方式でもよく、これらを複数組み合わせて演算してもよい。
例えば、図11において、採光野を4つ(R1、R2、R4、R5)選択した場合、放射線撮影装置が回転して使用されることを考慮すると、並列する2つの採光野に放射線が目標値分照射されればよいと判断できる。この場合、(R1ANDR2)OR(R2ANDR5)OR(R5ANDR4)OR(R4ANDR1)というような演算子の組み合わせを指定し、最初に目標値に到達した2つの採光野に基づいて停止を通知してもよい。
なお、例としてOR制御方式、AVERAGE制御方式、AND制御方式を挙げたがこれら以外の制御方式・演算子(NAND・NOR・XORなど)を組み合わせても構わない。すなわち、自動露出制御の制御方式は、AND方式、OR方式、AVERAGE方式、NAND方式、NOR方式、及び、XOR方式の少なくともいずれか1つの演算子を用いた制御方式であればよい。
また、発生装置制御部403が停止を通知するモードは、例えば放射線撮影装置300、放射線発生装置324、制御装置310のいずれかによって設定される。また、到達した放射線照射量により放射線照射を停止しないモードを有してもよく、放射線撮影装置300の外部に不図示の一般的露出制御用センサ(イオンチャンバ/フォトタイマなど)を取り付け、放射線照射量により放射線照射を停止するシステムでもよい。さらに、本実施形態では発生装置制御部403を設けたが、放射線発生装置324と通信せず信号処理部224により放射線の照射を検知して放射線撮影を行う構成でもよい。
画像制御部404は、読出し用回路222からの画像をメモリ402に保存すると共に、制御装置310との通信を制御する。画像制御部404と制御装置310は、放射線画像や制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを行う。
通信切換え部405は、有線ケーブル322が放射線撮影装置300に接続されたときに有線通信部303による通信を有効にし、有線ケーブル322が放射線撮影装置300から外されたときに無線通信部304による通信を有効にするように通信部の切換えを行う。
図6は、制御装置310を示す図である。図6に示すように、制御装置310は、決定部501、算出部502、表示制御部503を備える。
決定部501は、放射線撮影装置300が生成した放射線画像において、線量指標値を算出する領域(関心領域)を決定する。ここで、線量指標値を算出する領域は、図3のAからC、あるいは、図4のKからOに示すような採光野と、図3のP、図4のQに示すような予め定められた領域に大別される。後者の領域は、放射線画像の全領域、操作者が指定した領域、撮影部位に応じた領域などの任意の領域である。なお、上記は一例であってこれに限定されない。
また、本実施形態では、例えば、図8に示すように線量指標値を算出する領域を矩形で表現しているがこれに限定されず。例えば、円形や台形などの任意の図形であってよい。
決定部501により決定された領域において算出される線量指標値とは、例えばEI値がある。本実施形態では線量指標値としてEI値を用いているが、線量指標全般に同様の技術が適用可能である。また、線量指標値は、放射線画像の画素値に対して比例関係にある値でもよく、反比例関係にある値でもよい。
算出部502は、決定部501で決定した領域の線量指標値を算出する。また、領域ごとに、最適線量と判断できる線量指標目標値(例えば、EIt)が設定され、偏差指標(例えば、DI)を算出してもよい。目標線量指標であるEItと偏差指標であるDIは、IEC62494-1として規格化された指標である。具体的には、偏差指標DIは、下記式によって算出される。
DI=10 log10(EI/EIt)
一般的に、偏差指標DIが0より大きい場合は通常より線量が高い、偏差指標DIが0より小さい場合は通常より線量が低いとみなされる。
なお、設定される線量指標目標値は、必ずしも領域ごとに設定される必要はない。例えば、第1の領域、第2の領域、及び、第3の領域において線量指標目標値を設定する場合に、第1の領域と第2の領域に共通の第1の線量指標目標値を設定し、第3の領域に第2の線量指標目標値を設定する構成でもよい。
表示制御部503は、算出部502で算出された線量指標値、線量指標目標値、偏差指標のうち少なくともいずれか一つの指標を表示装置314に表示する。なお、表示装置314に表示する指標の表示方法は撮影の条件に応じて変更してもよい。
また、本実施形態では、決定部501、算出部502、表示制御部503を、制御装置310が備える機能として記載しているが、放射線撮影装置300が決定部501、算出部502、表示制御部503の機能を備える構成でもよい。すなわち、制御装置310と放射線撮影装置300の少なくともいずれかが決定部501、算出部502、表示制御部503に相当する機能を備えていればよい。
図7のフローチャートを用いて、算出部502が画像からEI値を算出する手順を説明する。
(S701:照射領域外の除去)
まず、ステップS701において、決定部501は、撮影画像から放射線を照射していない、診断画像の関心領域外の領域をEI値算出エリアから除外する。除外する方法としては、例えば、コリメータ情報や管球-FPD間距離(FDD)情報などを元に算出する方法、事前の各撮影部位情報などを利用して画像から照射や領域を抽出する方法、あるいは、機械学習による判定などの方法が用いられる。
(S702:直接線相当領域の除去)
次に、ステップS702において、決定部501は、直接線領域を特定して関心領域外の領域をEI値算出領域から除外する。除外する方法としては、例えば、経験に基づいた固定閾値法、モード法、微分ヒストグラム法、pタイル法、あるいは、判別分析法などがある。
(S703:金属等不要領域の除去)
さらに、ステップS703において、決定部501は、関心領域内ではあるが通常の診断画像としては関心領域の線量指標として用いるべきではない低線量領域をEI値算出エリアから除外する。除外する方法としては、例えば、領域成長法、snake法などを使用する。
予め決定部501が決定した線量指標値を算出する領域に対して適用するか、ここまでの処理を画像全体に適用した上で、決定部501が決定した線量指標値を算出する領域を切り出してEI値算出のための領域を決定する。
なお、上記のS701からS703の処理は選択的に行ってもよいし、行わなくてもよい。また、処理の順序は上記に限定されず、例えば、S703の除去処理をS702の除去処理の前に行ってもよい。
(S704:抽出領域の代表値を算出)
次に、ステップS704において、算出部502は、ステップS701からS703の処理を経て決定された放射線画像の関心領域における代表値を算出する。代表値は、例えば、平均値、中央値あるいは最頻値等の画素値である。なお、このとき、採光野が複数設定されているなどの関心領域が複数ある場合には、それぞれの関心領域について、代表値を算出する。これにより、それぞれの関心領域における線量値を操作者は認識できる。
(S705:代表値をEI値へ変換)
最後に、S705において、算出部502は、既知となっている入射線量と画素値との関係に基づいて、代表値を線量に換算する。そして、換算された線量に定数を乗じて、線量指標値を算出する。より具体的には、代表値を100=1μGyとなるように変換を行って線量指標値(EI値)を算出する。同時に目標線量指標値EItからの偏差指標DIを算出し、その放射線画像撮影が想定通りの放射線量による撮影が実施されたかを操作者は確認する。
次に、図8、9を用いて、表示装置314に線量指標値を表示する際の表示例を説明する。
表示制御部503は算出部502が算出した線量指標値を表示装置314に表示する。
線量指標値は、図8(a)に示すように放射線画像の端にアノテーションとして表示してもよいし、図8(b)に示すように線量指標値を算出した画像領域に重畳して表示してもよい。さらに、放射線画像とは別に表示されてもよい。例えば、図8(c)に示すように、放射線画像に隣接するように表示する。また、図8(d)に示すように放射線画像を伴わずに表示されてもよい。さらに、図9(a)に示すように、線量指標値をグレースケール(またはカラースケール)化して放射線画像上に表示してもよいし、図9(b)に示すようにグレースケース(またはカラースケール)のみ別に表示をしてもよい。また、図9(c)に示すように組み合わせてもよい。すなわち、算出部502が算出した値に関する少なくとも2つ以上の情報を色及び濃淡の少なくともいずれか一方を異ならせて表示してもよい。
なお、図8(a)から(d)、図9(a)から(c)では線量指標値を文字や色で表示する例を示したが、表示方法は、文字、記号、図、大きさ、色、形状など識別可能な表現のうち任意の組合せで定義される。さらに、表示制御部503は線量指標目標値、偏差指標値を、線量指標値とともに表示してもよい。線量指標目標値と偏差指標は線量指標値と同じ表示方法で表示してもよいし、異なる任意の表示方法で表示してもよい。また、線量指標値や偏差指標値そのものを表示せず、例えば予め定めた閾値以上の場合に警告のダイアログを表示するでもよい。それらの閾値は1つでもよいし、線量指標値を算出する各領域に設けられてもよい。
また、表示制御部503は、放射線照射の停止を通知した際に、最終的に放射線を停止する判断に用いた1つ以上の採光野がどれであったかが把握可能なように表示装置314に明示してもよい。制御方式がAND方式の場合は、最後に目標線量に到達した1つ以上の採光野を明示する。あるいは、制御方式がOR方式の場合は、最初に閾値に到達した採光野を明示する。あるいは、制御方式がAVERAGE方式の場合は、全ての採光野を明示する。明示する方法は、例えば、文字情報として明示しても構わないし、画像上の採光野を示す表示を強調表示するなどでもよい。また、最終的に放射線を停止する判断に用いた採光野の情報のみ線量指標を表示してもよいし、全ての採光野の線量指標を表示し、その中で最終的に放射線を停止する判断に用いた採光野のみ目印をつけるなどでもよい。
次に、図10を用いて、撮影時の放射線撮影システム10の動作について説明する。
放射線撮影システム10に電源が投入され、放射線撮影装置300の電源がONになると、初期設定を行い、制御装置310と通信可能となる。
(S101:被検者情報・撮影情報を入力)
まず、ステップS101において、放射線撮影システム10は、制御装置310に被検者306のID、名前、生年月日等の被検者情報を設定する。また、放射線撮影システム10は、被検者306の撮影部位、採光野、線量指標目標値等の撮影情報を設定する。被検者情報や撮影情報は、例えば、院内LAN315を介して受信した検査オーダを選択することで自動的に設定してもよい。また、撮影情報は、操作者312が、予め設定された撮影プロトコルを選択することで設定してもよい。あるいは、被検者情報や撮影情報は操作者312が直接入力して設定してもよい。放射線撮影システム10は、入力された情報に基づいて、放射線撮影装置300の採光野を設定する。操作者312は、被検者306の情報や撮影部位の情報が制御装置310へ設定された後、被検者306の姿勢及び放射線撮影装置300を固定する。さらに操作者312は制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、部位情報、採光野、線量指標目標値などを入力する。制御装置310は、入力された放射線の照射条件、部位情報、採光野、線量指標目標値などを、放射線撮影装置300及び放射線発生装置324へ送信する。なお、入力は放射線発生装置324へ行い、制御装置310及び放射線撮影装置300へ情報を通知するシステムでもよい。ここで、制御装置310は、被検者情報及び撮影情報の少なくともいずれか一つの情報に関連づけて管理されている情報を取得してもよい。部位情報に関連づけて管理されている情報には、例えば、AECの採光野の選択情報、複数の採光野が選択された場合の自動露出の制御方式(例えば、AND方式など)、及び、放射線を停止する閾値となる目標積算照射量も含まれる。すなわち、制御装置310は、被検者情報及び撮影情報の少なくともいずれか一つの情報に関連付けられた自動露出制御の制御方式に関する情報を取得することができる。具体的には、例えば、部位情報が胸部正面の場合は、両肺野に対応して採光野右側と採光野左側(図4K、L)が選択された選択情報と、自動露出の制御方式としてAND方式が関連付けて管理されている。あるいは、部位情報が、胸部側面の場合は、採光野中央(図4M)が選択された選択情報が関連付けて管理されている。なお、本実施形態では、S702において、制御装置310は入力もしくは通知された部位情報に関連づけて管理されている情報を取得する例を示しているが、これらの情報は、部位情報とは異なる被検者情報あるいは撮影情報毎に管理されていてもよい。例えば、撮影手技、撮影姿勢、撮影方向、グリッドの有無、あるいは、放射線撮影装置の種類などに関連付けて管理されていてもよい。
(S102:撮影)
撮影準備が完了すると、ステップS102において、操作者312は、照射スイッチ311を押下する。照射スイッチ311が押下されると、放射線源325から被検者306に向かい放射線が照射される。その際、放射線撮影装置300は、放射線発生装置324と通信を行い、放射線照射開始の制御を行う。被検者306に照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮影装置300に入射する。放射線撮影装置300は、到達線量監視機能を使用する設定の場合、採光野に入射した放射線を検出画素101で検出し、信号処理部224で所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。撮影装置制御部225は、信号処理部224からの積算照射量情報と操作者312が入力した部位情報や撮影条件等から基準閾値を算出し、発生装置制御部403に設定されるモードに従い、放射線照射停止タイミングを決定する。放射線撮影装置300は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、第1の通信ケーブル307、通信制御装置323、及び、第3の通信ケーブル327を介して放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮影装置300は、放射線を検出した検出結果として、放射線照射の停止を通知しているがこれに限らない。放射線撮影装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324が、当該到達線量の積算値を算出する構成であってもよい。放射線照射停止後、放射線撮影装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。放射線撮影装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換して放射線画像を得る。
(S103:放射線画像を受信)
ステップS103において、放射線撮影システム10は、得られた放射線画像を、放射線撮影装置300から制御装置310へ第1の通信ケーブル307及び通信制御装置323、第3の通信ケーブル327を介して転送する。制御装置310は、受信したデジタル放射線画像を画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像を表示装置314に表示する。制御装置310は、画像処理装置及び表示制御装置としても機能する。
(S104:到達線量監視機能)
ステップS104において、制御装置310は、到達線量監視機能が有効か否かを判断する。到達線量監視機能が有効である場合(S104/Yes)、ステップS105に処理を進める。一方、到達線量監視機能が有効でない場合(S104/No)、ステップS106に処理を進める。
(S105:採光野を算出領域とする)
S105において、決定部501は、S101において設定された採光野を放射線の照射量を算出する算出領域として決定する。例えば、肺野の撮影の場合には、両肺に採光野を設定して放射線撮影を行うことが多い。この場合、放射線の照射領域を算出する算出領域は、両肺に設定された採光野となる。なお、S105において、決定部501により決定される算出領域は、採光野と必ずしも一致していなくてもよく、例えば、図7に示した処理により得られるような採光野に基づいた領域であればよい。
(S106:予め定められた算出領域とする)
S106において、決定部501は、予め定められた領域を放射線の照射量を算出する算出領域として決定する。予め定められた領域は、例えばS101において操作者312が設定する。なお、画像の全領域など、撮影情報や操作者312の設定に依らず決定できる領域を予め定められた領域として設定する場合には、必ずしも操作者312が設定しなくてもよい。また、撮影後に操作者312が変更できる構成でもよい。
また、本実施形態では到達線量監視機能の有効・無効で表示領域を決定しているが、その限りではない。
(S107:各領域の線量指標値を算出)
ステップS107において、制御装置310は、受信したデジタル放射線画像を算出部502に転送する。そして、算出部502が受信した放射線画像から、先に決定された算出領域に対して線量指標値を算出する。このとき、例えば、両肺に設定された採光野それぞれにおいて線量指標値を算出する。
(S108:各領域の偏差指標値を算出)
ステップS108において、算出部502は、偏差指標値を算出する。なお、本実施形態では制御装置310で線量指標、偏差指標の算出を行っているが、放射線撮影装置300で実施してもよいし、不図示の別の演算装置により実施されてもよい。
(S109:算出した値を表示)
ステップS109において、制御装置310は、算出部502が算出した線量指標、偏差指標を表示制御部503に転送し、表示制御部503は、例えば、図11のような表示を行う。図11は、到達線量監視機能を有効にし、図11(b)で示すR1及びR2の両肺領域を採光野とした肺野領域の撮影において、図11(a)や(c)のように、それぞれの領域に対して線量指標や偏差指標を表示する例を示している。
また、表示装置314へ表示するかどうかの設定は、撮影前になされてもよいし、撮影後に操作者312によってなされてもよい。また、到達線量監視機能の設定によって表示設定を変更してもよい。他にも、受信した線量指標、偏差指標が特定の条件を満たした場合に、不図示のアイコンやダイアログのような表示をするように制御してもよい。特定の条件とは例えば、線量指標や偏差指標が予め定めた値よりも大きい場合などがあげられる。
なお、本実施形態では撮影した直後の画像に対して言及しているが、過去に撮影した画像を表示する場合も同様に表示してよい。また、実際に到達線量監視機能で使用した採光野を放射線撮影装置300から取得し、表示内容に反映させてもよい。例えば、放射線を停止した際に、最終的に放射線を停止する判断に用いた1つ以上の代表採光野がどれであったかを表示装置314に表示することができる。すなわち、制御装置310は、制御方式に基づいて放射線を停止する判断に用いた1つ以上の代表採光野を明示して表示部に表示することができる。制御方式が、AND方式の場合は最後に目標線量に到達した1つ以上の採光野、OR方式の場合は最初に閾値到達した1つ以上の採光野、AVERAGE方式の場合は採光野全てを明示することができる。また、明示する方法としては文字情報として明示しても構わないし、画像上の採光野の場所に明示しても構わない。これにより、どの採光野に基づいて放射線の照射を停止したかを操作者は容易に認識できる。また、どの採光野に基づいて放射線の照射を停止したか、および、その採光野における線量指標の数値を操作者は容易に認識できる。
以上により、放射線撮影システム10の一連の処理が実施される。
上記によれば、放射線撮影において自動露出制御の採光野に必要な線量が当たっているかを操作者が適切に判断できる。
また、採光野が複数設定されているなどの複数の関心領域が存在する撮影において、操作者312は表示装置314に表示されたそれぞれの線量指標値や偏差指標値を確認することで、各関心領域に照射された線量が適切であったかを判断できる。例えば、到達線量監視機能を用いて撮影線量を低減できた場合に、各関心領域に適切な線量が当たっていることを確認できれば、当該撮影は適切に行われたと容易に判断できるようになる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、予め定められた領域と自動露出制御の採光野のそれぞれについて線量指標値を算出し、表示する放射線撮影システム10の構成を説明する。これにより、操作者は、予め定められた領域と自動露出制御の採光野のそれぞれに対して必要な線量が当たっているかを適切に判断できる。
以下、図12から図14を用いて本実施形態に係る放射線撮影システムの処理を説明する。機能的構成については、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
まず、図12、13を用いて、表示装置314に線量指標値を表示する際の表示例を説明する。
表示制御部503は、算出部502が算出した第1の線量指標値と第2の線量指標値を表示装置314に表示する。第1の線量指標値と第2の線量指標値は、図12(a)に示すように放射線画像の端にアノテーションとして表示してもよいし、図12(b)に示すように第1の線量指標値を放射線画像上の任意の位置に、第2の線量指標値を放射線画像上の線量指標値を算出した採光野の位置に、それぞれ重畳して表示してもよい。さらに、図12(c)に示すように、放射線画像とは別に表示されてもよいし、図12(d)に示すように放射線画像を伴わずに表示されてもよい。他にも図13(a)に示すように、線量指標値をグレースケール(またはカラースケール)化して放射線画像と放射線画像上の採光野の位置の相対位置を表現するように表示してもよいし、図13(b)に示すようにグレースケース(またはカラースケール)のみ別に表示をしてもよい。また、図13(c)に示すように組み合わせてもよい。すなわち、算出部502が算出した値に関する少なくとも2つ以上の情報を色及び濃淡の少なくともいずれか一方を異ならせて表示してもよい。
なお、図13(a)から(d)、図13(a)から(c)では線量指標値を文字や色で表示方法の例を示したが、表示方法は、文字、記号、図、大きさ、色、形状など識別可能な表現のうち任意の組合せで定義される。さらに、表示制御部503は第1の線量指標目標値、第1の偏差指標値、第2の線量指標目標値、第2の偏差指標値を、第1の線量指標値、第2の線量指標値とともに表示してもよい。第1の線量指標目標値と第1の偏差指標値は第1の線量指標値と、第2の線量指標目標値と第2の偏差指標値は第2の偏差指標値と、それぞれ同じ表示方法で表示してもよいし、異なる任意の表示方法で表示してもよい。また、第1の線量指標値、第1の偏差指標値、第2の線量指標目標値、第2の偏差指標値そのものを表示せず、例えば予め定めた閾値以上の場合に警告のダイアログを表示するでもよい。
次に、図14を用いて、第2実施形態における撮影時の放射線撮影システム10の動作について説明する。
(S1401:被検者情報・撮影情報を入力)
まず、ステップS1401において、放射線撮影システム10は、制御装置310に被検者306のID、名前、生年月日等の被検者情報を設定する。また、放射線撮影システム10は、被検者306の撮影部位、採光野、線量指標目標値等の撮影情報を設定する。被検者情報や撮影情報は、例えば、院内LAN315を介して受信した検査オーダを選択することで自動的に設定してもよい。また、撮影情報は、操作者312が、予め設定された撮影プロトコルを選択することで設定してもよい。あるいは、被検者情報や撮影情報は操作者312が直接入力して設定してもよい。放射線撮影システム10は、入力された情報に基づいて、放射線撮影装置300の採光野を設定する。操作者312は、被検者306の情報や撮影部位の情報が制御装置310へ設定された後、被検者306の姿勢及び放射線撮影装置300を固定する。さらに操作者312は制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、部位情報、採光野、線量指標目標値などを入力する。制御装置310は、入力された放射線の照射条件、部位情報、採光野、線量指標目標値などを、放射線撮影装置300及び放射線発生装置324へ送信する。なお、入力は放射線発生装置324へ行い、制御装置310及び放射線撮影装置300へ情報を通知するシステムでもよい。
(S1402:撮影)
撮影準備が完了すると、ステップS1402において、操作者312は、照射スイッチ311を押下する。照射スイッチ311が押下されると、放射線源325から被検者306に向かい放射線が照射される。その際、放射線撮影装置300は、放射線発生装置324と通信を行い、放射線照射開始の制御を行う。被検者306に照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮影装置300に入射する。放射線撮影装置300は、到達線量監視機能を使用する設定の場合、採光野に入射した放射線を検出画素101で検出し、信号処理部224で所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。撮影装置制御部225は、信号処理部224からの積算照射量情報と操作者312が入力した部位情報や撮影条件等から基準閾値を算出し、発生装置制御部403に設定されるモードに従い、放射線照射停止タイミングを決定する。放射線撮影装置300は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、第1の通信ケーブル307、通信制御装置323、及び、第3の通信ケーブル327を介して放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮影装置300は、放射線を検出した検出結果として、放射線照射の停止を通知しているがこれに限らない。放射線撮影装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324が、当該到達線量の積算値を算出する構成であってもよい。放射線照射停止後、放射線撮影装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。放射線撮影装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換して放射線画像を得る。
(S1403:放射線画像を受信)
ステップS103において、放射線撮影システム10は、得られた放射線画像を、放射線撮影装置300から制御装置310へ第1の通信ケーブル307及び通信制御装置323、第3の通信ケーブル327を介して転送する。制御装置310は、受信したデジタル放射線画像を画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像を表示装置314に表示する。制御装置310は、画像処理装置及び表示制御装置としても機能する。
(S1404:関心領域の線量指標値を算出)
ステップS1404において、制御装置310は受信したデジタル放射線画像データを算出部502に転送する。算出部502は受信した放射線画像データに基づいて複数の関心領域の線量指標値を算出する。より具体的には、算出部502は受信した放射線画像データに基づいて生成される放射線画像の予め定められた領域から第1の線量指標値を算出する。以下では、予め定められた領域は放射線画像全体として説明するが、これに限定されない。また、算出部502は受信した放射線画像データに基づいて生成される放射線画像から採光野に基づいて第2の線量指標値を算出する。
(S1405:関心領域の偏差指標値を算出)
ステップS1405において、算出部502は、偏差指標値を算出する。本実施形態では制御装置310で線量指標、偏差指標値の算出を行っているが、放射線撮影装置300で実施してもよいし、不図示の別の演算装置により実施されてもよい。
(S1406:算出した値を表示)
ステップS1407において、算出部502は、第1の線量指標値、第2の線量指標値、第1の線量指標目標値、第1の偏差指標値、第2の線量指標目標値、第2の偏差指標値を表示制御部503に転送し、表示制御部503は、例えば、図12のような表示を行う。すなわち、表示制御部503は、算出部502が算出した値に関する情報を表示部に表示する。
図12は、到達線量監視機能を有効にし、図12(b)で示すK及びLの両肺領域を採光野とした肺野領域の撮影において、図12(a)や(c)のように、放射線画像全体とモニタする採光野それぞれの領域に対して線量指標値(第1の線量指標値と第2の線量指標値)や偏差指標(第1の偏差指標値と第2の偏差指標値)を表示する例を示している。
このように、放射線画像全体とモニタする採光野それぞれの領域に対して線量指標値(第1の線量指標値と第2の線量指標値)や偏差指標(第1の偏差指標値と第2の偏差指標値)を表示することで、放射線画像の関心領域と、モニタする対象として設定した採光野に対する線量が適切であったかを確認することができる。表示装置314へ表示するかどうかの設定は、撮影前になされてもよいし、撮影後に操作者312によってなされてもよい。また、到達線量監視機能の設定によって表示設定を変更してもよい。他にも、第1の線量指標値、第2の偏差指標値、第1の偏差指標値、第2の偏差指標値が特定の条件を満たした場合に、不図示のアイコンやダイアログのような表示をするように制御してもよい。特定の条件とは例えば、第1の線量指標値、第2の偏差指標値、第1の偏差指標値、第2の偏差指標値のいずれかの指標値が予め定めた値よりも大きい場合などがあげられる。
なお、本実施形態では撮影した直後の画像に対して言及しているが、過去に撮影した画像を表示する場合も同様に表示してよい。このとき第2の線量指標算出部502は第2の線量指標値を算出するために、到達線量監視機能で使用した採光野を放射線撮影装置300や画像データ制御部404から取得し、表示内容に反映させてもよい。
以上により、第2実施形態における放射線撮影システム10の一連の処理が実施される。
上記によれば、操作者は、操作者312は表示装置314に表示された第1の線量指標値と第2の線量指標値を確認することにより、予め定められた領域と自動露出制御の採光野のそれぞれに対して必要な線量が当たっているかを適切に判断できる。例えば予め定められた領域が画像の全領域の場合、後段の工程において、全領域に照射された線量指標と、採光野に照射された線量指標の両方を操作者は確認できる。
そして、例えば、到達線量監視機能を用いて撮影線量を低減できた場合に、放射線画像の関心領域とそれぞれの採光野に適切な線量が当たっていることを確認できれば、当該撮影は適切に行われたと容易に判断できるようになる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路によっても実現可能である。
プロセッサまたは回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサまたは回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、またはニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
上述の各実施形態における放射線撮影システムは、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。放射線撮影システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば静止画撮影だけでなく動画の撮影にも適応可能であるなど、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明の実施形態に含まれるものである。
10 放射線撮影システム
300 放射線撮影装置
301 電源制御部
302 立位スタンド
303 有線通信部
304 無線通信部
306 被検者
307 第1の通信ケーブル
310 制御装置
311 照射スイッチ
312 操作者
313 入力装置
314 表示装置
315 院内LAN
316 第4の通信ケーブル
320 アクセスポイント
323 通信制御装置
324 放射線発生装置
325 放射線源
326 第2の通信ケーブル
327 第3の通信ケーブル

Claims (20)

  1. 放射線を照射する放射線発生装置と、放射線に基づき放射線画像を生成する放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置と通信し、放射線画像の受信および動作制御を行う制御装置と、を含む放射線撮影システムにおいて、
    放射線に基づいて得られる放射線画像を取得する取得手段と、
    前記放射線画像から、複数の線量指標値を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記算出手段は、複数の関心領域においてそれぞれ線量指標値を算出することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 放射線照射中に到達線量を検出する線量検出手段と、
    前記到達線量が所定の閾値以上に到達した場合に、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知する通知手段と、
    をさらに備え、
    前記算出手段は、前記放射線画像の前記線量検出手段に基づいた少なくとも2つ以上の領域における線量指標値をそれぞれ算出することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記通知手段は、被検者情報及び撮影情報の少なくともいずれか一つの情報に関連付けられた自動露出制御の制御方式に基づいて、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記通知手段は、複数の線量検出手段のうち、いずれか1つの線量検出手段における到達線量が所定の閾値以上に到達した場合に、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記通知手段は、複数の線量検出手段における到達線量の平均値が所定の閾値以上に到達した場合に、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記通知手段は、複数の線量検出手段のうち、全ての線量検出手段における到達線量が所定の閾値以上に到達した場合に、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記算出手段は、前記放射線画像の所定の領域における線量指標値を算出することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記線量指標値は、前記放射線画像の画素値に対して比例関係にある値であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記複数の線量指標値は、前記放射線画像の画素値に対して反比例関係にある値であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記複数の線量指標値に対応する線量指標目標値を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記算出手段は、前記線量指標値と前記線量指標目標値から複数の偏差指標値を算出することを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影システム。
  13. 前記算出手段が算出した値に関する情報を表示部に表示する表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  14. 前記表示制御手段は、前記算出手段が算出した値に関する情報を、文字、色、記号、図、大きさ、及び、形状のうち少なくとも1つの識別可能な表現で表示部に表示することを特徴とする請求項13に記載の放射線撮影システム。
  15. 前記表示制御手段は、前記算出手段が算出した値に関する情報を前記放射線画像に重畳させて表示することを特徴とする請求項13または14に記載の放射線撮影システム。
  16. 前記表示制御手段は、前記算出手段が算出した値に関する情報を前記放射線画像とは異なる領域に表示することを特徴とする請求項13または14に記載の放射線撮影システム。
  17. 被検者情報及び撮影情報の少なくともいずれか一つの情報に関連付けられた自動露出制御の制御方式に関する情報を取得する取得手段を備えることを特徴とする制御装置。
  18. 放射線を照射する放射線発生装置と、放射線に基づき放射線画像を生成する放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置と通信し、放射線画像の受信および動作制御を行う制御装置と、を含む放射線撮影システムによる放射線撮影方法であって、
    放射線に基づいて得られる放射線画像を取得する取得工程と、
    前記放射線画像から、複数の線量指標値を算出する算出工程と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影方法。
  19. 線量検出手段により放射線照射中に到達線量を検出する線量検出工程と、
    前記到達線量が所定の閾値以上に到達した場合に、前記放射線発生装置の放射線照射の停止を通知する通知工程と、
    をさらに備え、
    前記算出工程は、前記放射線画像の前記線量検出手段に基づいた少なくとも2つ以上の領域における線量指標値をそれぞれ算出することを特徴とする請求項17に記載の放射線撮影方法。
  20. 請求項18または19に記載の放射線撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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